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【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ18

39名無しの紳士提督:2015/10/23(金) 21:22:24 ID:Qcyibm.2
「……以上が報告になります、何かご不明な点は?提督。」

帝国海軍鎮守府、士官用の執務室にて……加賀は所属する艦隊の提督に作戦の報告を行っていた最中であった。
報告を終えて直立する加賀が視線を向けた先、執務机に腰かけた人影は――


「うん、ゴクロー様!みんなにゆっくり入渠するように伝えてよ!あ、それからその後は空いてる?ねぇ加賀さん!」
「……。」

提督という役職名に明らかに不釣り合いな少年、その無邪気な笑顔を目にしながら報告を終えた加賀は小さく溜息を吐く。
海軍では有能な人材は出自を問わず取り立てると聞いてはいたが、幾らなんでも問わなすぎる……初対面の時の加賀の偽らざる感想がそれであった。

「ねえねえ、ボクもっと加賀さんと親しくなりたいんだよー。ねえ、今晩どう?予定の都合つかない?」
「夜戦はお断りです。失礼します。」

作戦報告書を机に投げ置いて駆けてくる小柄な少年。加賀の体に伸ばしてきた両腕を避けて身を翻すと、一瞥もせず退出する。
執務室の扉を閉めるとそのまま廊下を足早に去ろうとする、が……その後ろで扉が開く音と続く姦しい声。

「えー、いいじゃない。ボクさー加賀さんのこと大好きなんだもーん。ねえ、スキンシップしよ?」
「何度言われてもお断りです。あまりのしつこさにさすがに気分が滅入ります。」

にべも無く断る加賀とそれでも折れずに人懐こく後をついてくる少年。
司令官と所属艦というより歳の離れた姉弟のような姿を目にした通行人は肩をすくめながら通り過ぎる。


「まーたやっとるで、あのジャリンコ。乳が恋しいガキンチョが提督とは鎮守府の先行きも暗いなあ。」
「恋しがられない私達は面倒がないと喜べばいいのか、それとも嘆けばいいのか……」
「ちゃうねん、ウチはまだ成長期や。これから絶賛恋しがられること間違いなしなんやで。ホンマやで。」

2人の姿を後目に、呆れた様子の会話を口にしながら通り過ぎる鎮守府の住人。
傍目には幼さを隠さぬ奔放な子供と呆れる保護者という仲にしか見えぬ2人であった。
そう、傍目には――




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