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【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ18
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「あの深海棲艦が鎮守府を攻めようと迫っていた日、
私は傷付き疲れ果てていて、艤装もほとんど破壊されていました。
それでも……傷付いた艦娘達の中では私が唯一戦える力を持っていました。
だから無傷だった他の艦娘達と共に深海棲艦を迎えうったのです。
司令官さんの引き止めも無視して……」
「そうだ。君が傷付いた体で出撃して、もし何かがあったらと思ったらつい……」
「そして私は奮戦したもののあと一歩というところで沈んでしまった……」
「あの時は本当にもう終わりだと思ったよ……」
「私もそう思いました。
でも…………薄れゆく意識の中、私の脳裏に様々なものが浮かんできたのです。
司令官さんの姿……それも司令官さんの小さかった頃の姿が。
そして司令官さんがたくさんの人達と楽しく遊んでいた思い出が……
その中で一際大きく鮮やかに輝いていた、私に似た少女の笑顔……………………」
「…………」
「その時…出撃前に司令官さんから言われた言葉が頭に響きました」
「……確か………『大切な人をもう二度と失いたくない』って、あの時君に言ったんだったな……」
「ええ。その言葉と…私の脳裏に浮かんだ、私に似た少女の姿…その二つが結び付き……
どんな事情だったのかわからないけど、
あなたは昔好きだった人と一緒になれなくて、その事が心残りとなっていて、
もし私まであなたと永遠に別れてしまう事になってしまったら…………
そう思うととても悲しい気分になり、ある思いが芽生えました。
この人を支えたい……悲しませたくない………もう独りにしたくない…………」
落ち着きながら喋っていた鳥海だったが、その声に徐々に感情的になっていった。
「そう思っていたら…私の傷付いた身体が癒され、壊れた艤装も蘇りました。
そして、改二になれなかった私が、ほんのひと時とはいえ改二になれた……
もしかしたら、あなたへの想いが、きっと奇跡を起こしたのかもしれません」
「……確かにあの時の事は本当に奇跡だったのかもしれないな」
「私も驚きました。あんなことが起こったことに……
でもあなたへの想いが私を再び蘇らせ、深海棲艦を打ち倒させてくれた。
そして深海棲艦との戦いを終わらせてくれた……
そう、あなたが私を…いえ、世界中の人々を救ったんです」
世界中の人々を救ったのはあくまで結果論だ。
鳥海があのまま沈んでいても、他の艦娘が深海棲艦を倒していただろう。
だけど鳥海を救った事……それは間違いなく俺が救ったと言えるのかもしれない。
「だから私は救いたい。私を、世界を救ってくれたあなたの心を……
あなたの心の中にいる大切な人……その人と出来なかったこと、やり残したこと……
その未練のすべてを私が受け止め、再び立ち上がらせてあげたい。
人ならざるものだった私が人の……女性の身体を持ってこの時代に蘇った。
それも、あなたの心の中にいる大切な人の面影を持つ少女として……
それが私に与えられたもう一つの運命なのかもしれません」
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