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【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ18

388ここにいる理由:2015/12/25(金) 22:21:40 ID:F.hV5l7U
あの時の俺は他人を助けたというよりも半ば死に急いでいたという感じがした。
もちろん死にたいと思ってやったわけではない。
今まで人の役に立てた記憶がなかったから、
死ぬとしてもそれが他人の為になるなら、って感じだった。
実際鳥海を助けた理由も好きだった人に似てたからではなく、
深海棲艦を倒した彼女が無事なら彼女が深海棲艦を倒し、
生き残っていた者達や、世界を助けられるかもしれない、
だから自分が犠牲になる事になっても構わないと思ったからだ。
鳥海を庇って深手を負う事になった俺は、
鳥海が深海棲艦の生き残りを撃破したのを見てそう思って意識を手放した。
まあ幸いにも命に別状はなかったらしく俺は何とか生き延びた。
しばらく安静にしていれば動けはする状態だったからまた戦場に送られるのだろうと思っていたが、
俺達が鳥海と出会った前後に各地で他の艦娘と邂逅したとの報告が多数あり、
その艦娘達が集まって艦隊を結成し、人間ではなく艦娘が戦いの主役になった。
艦娘の運用は人間達の艦隊の運用とは勝手が違う為、
指揮経験を持った者と素人との差がほとんどない状況だった。
俺は他の者達と共に艦娘の指揮方法を模索しつつ猛勉強した。
結果、俺は艦娘を指揮する『提督』になった。
そして俺は艦娘や世界中の人々の命を預かる者の一人として深海棲艦と戦ったのだった。

「だからさ、あの時は互いに助け合っていた形だから、俺だけが君を助けたなんて…」
「……深海棲艦との最後の戦いの日、私は命を落としかけました」
「え?ああ……」

いきなりの言葉に俺は思わず驚いた。




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