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【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ18
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「確かに経験はないがそれくらいで怖じけづいたりはしないさ。
それくらいで君とするのを諦めたりはしない」
「じゃあ私としてくれないのは私が人間じゃないからですか……?」
人間じゃない…………
そう、鳥海は人間ではない。艦娘という存在である。
艦娘…………それはかつての世界大戦を戦った軍艦が悠久の時を越えて蘇った存在である。
なぜ人間の女の姿になったのか、それはわからない。
だが、なぜこの時代に蘇ったのか……それは深海棲艦という存在を討ち滅ぼす為と言えるだろう。
深海棲艦は艦娘が現れる少し前に突如現れた存在である。
深海棲艦は艦娘とは違い、人間の姿だけではなく、不気味な化け物の姿をしたものもあった。
その力は恐ろしいものだった。破壊力こそ70年前の兵器レベルであったが、
軍艦とは違い人間とほとんど変わらぬ大きさでそれ程の破壊力を持つ存在は脅威であった。
だが深海棲艦の一番恐ろしいところは我々のあらゆる攻撃が通用しない事だった。
破壊力で勝る近代兵器も精々相手を吹き飛ばしたり足止めをしたりするのが精一杯で、
深海棲艦に傷を付ける事は不可能であった。
そして人類は制海権も制空権も失い、
生まれ育った大地すらも深海棲艦によって破壊されていった。
そんな絶望の中、艦娘は現れた。
彼女達は70年前の艦船の生まれ変わりを自称していた。
人間達も最初は彼女達の事を信じられなかったが、
人類に対して敵意を持つ者はなく、
70年前の戦争を生きた人間達の証言等も彼女達の語った事と同じ部分があった為、
彼女達に対し訝しがれど悪意を持つ者はいなかった。
もっとも、それは深海棲艦を唯一討ち滅ぼせる存在である事が一番の理由かもしれない。
深海棲艦を討ち滅ぼし続ける彼女達を見てそんな事言ってる暇なんてないと思うだろう。
かくして、艦娘と人類の連携によって深海棲艦は完全に滅びた。
だが深海棲艦が滅びた事により艦娘達はその存在理由を失ってしまったかもしれない。
そして深海棲艦と戦う為に現れた艦娘は、
深海棲艦滅亡と共にこの世界から消えるのではないか……
確かな答えこそなかったが、そう考える人間も艦娘もたくさんいたのだった…………
「それも違う………とは言い切れないかもしれない。
心のどこかでそう思っているかもしれないから。
けどそれも違う。俺が君の誘いに応えられないのも…
…俺が君を愛していいのかと不安になってしまうのも…」
「不安?どういう意味ですか?
別に誰かが誰かを愛することは、
迷惑さえかけなければいいんじゃないんですか?」
「…………」
口が滑った…かもしれないけど、喋らなかったところで複雑な想いを抱いたまま生きていき、
いずれすれ違いの元になってしまい、悲しい事になるだろう。だから俺は覚悟を決めた。
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