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【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ13 (避難所2)

493名無しの紳士提督:2014/08/07(木) 21:46:13 ID:z.NGNCSI
≪出撃と同時に単縦陣展開。対空警戒を厳とせよ!……健闘を祈る。生きて帰れ≫
全員の耳に緊張した声が届くと、鳥海を先頭にした単縦陣が伝えられた方位に向かって一直線に向かっていく。

≪敵影捕捉。空母1、軽空母1、重巡1、軽巡1、駆逐2≫
「対空警戒!対空警戒!」
無線の直後、鳥海の妖精が遠くに蚊柱のような影を認めて後続に伝える。

やがて蚊柱は黒い雨雲となり、低いエンジン音の雨が彼女らの頭に降り注ぐ。
回避行動をとる彼女達の航跡が無数の輪を描き、花火のように機銃や高角砲が煌めく。
雨を掻い潜り、または追い散らし、またはそれを浴びながら、無数の輪は少しずつ雨雲の向こうへと近づいていく。

「左舷砲雷撃戦、用意!」
「あはははっ。砲雷撃戦始めるね」
雨が止んだ途端、それまでのうっ憤を晴らすようにそれぞれの主砲が敵艦隊に襲いかかる。

鳥海と龍田の砲弾がヌ級を包み込み、若葉の砲弾がニ級に突き刺さる。
負けじと敵艦隊も応戦するも、1隻、また1隻と動きを止めてゆく。

日が傾き、西の空がオレンジから紫に変わり始めるころ、ついに1発の砲弾がヲ級を捉えた。
それを皮切りにいくつかの方向から次々と命中弾が送り込まれ、ヲ級の姿が爆炎と水柱の向こうへと消える。
その水柱に吸い寄せられるように幾条もの白線が伸びていき、また大きな水柱が上がる。

唐突に轟音が響いた。
同時に一際大きな水柱が上がり、それを囲むように小さな水柱が無数に誕生と消滅を繰り返す。

≪反応消滅を確認。敵空母撃沈に成功した!繰り返す、敵空母を落とした!≫

無線の声に艦娘達の歓声が上がる。
最早大勢は決した。
敵艦隊は正規空母、軽空母、駆逐艦2隻を失い、重巡と軽巡は浮いているのがやっとの有様だ。
対する艦娘側は鳥海が小破、電が中破した以外は大きな被害は出ていない。

圧勝である。
まだ創設から日が浅く、空母や戦艦がいないこの艦隊にとってはまさに大金星と言ってよかった。




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