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【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ13 (避難所2)

2122-683 大井:2014/07/27(日) 12:31:02 ID:XEpNpUlY
やや疑問形となっているモノローグを、碌に変換もせず口にしてしまうのだった。
自分からの提案なのに、赤城に丸投げしてどうするのだ。馬鹿か。
一方赤城は、瞬き一つして顎をほんの少し上げただけで、特に呆れたような様子はない。
寧ろ、先より葉書五枚程は大きく開かれているようなその目は呆れたものとかではなく、
例えるならば、飛行甲板に降ってきた牡丹餅に嬉しくも驚いているかのようで……。

「なんでもいいんですか?」

「出来る範囲内ならな」

すかさず釘を刺しておいたが、赤城はまるでその部分だけ聞こえていなかったかのように、饒舌にこう続けた。

「では、提督の膝を」

私の膝は私の物なのだが。

「今日は貸して下さらないのですか?」

この用件を持ち出される時、大人のような雰囲気を醸す赤城もまた、
この鎮守府の艦娘の一人なのだと再認識させられる。
恐らく上官として信頼されている事の顕れに間違いないと思う。
これを理由に休憩してもいいだろうと、照れを溜息で誤魔化すことにする。
筆や書類やらを置いたまま炬燵を部屋の隅にずらし、空いた部屋の中央に膝を折り曲げて座る。

「これでいいかな?」

「はい、では失礼して……」

正座で向かい合ったままの赤城は、間の抜けたように四つん這いで寄って来て、膝に寝転んだ。
それなりの重みが膝に預けられる。
垢抜けた赤城の顔をぼうっと見下ろすと、物足りなさげにむっとした顔をする。
最早恐縮した様子はなく、素直に欲を示すいつもの赤城が戻ってきたらしい。

「手……」

「……はいはい」

ここまで来ると、赤城が駆逐艦等にするそれと寸分の違いもなくなってしまうのだが、
手を頭頂部に置いて撫でてやると表す、戦いに身を束縛される事から解放されたように安らぐその顔は、何の違和感も感じる事はない。
一方の自分はと言えば、赤城のボリュームあるふんわりした髪の手触りを、
労りの気持ち百……ではなく、労り七十程、自分の楽しみ三十程の気持ちで感じていた。
鬱陶しくはない程度の厚みと、背中にかかる程の長さがある癖に、指が引っかからない事について、
ドックでどのような修復をされているのか、教えてくれた事はない。
指が引っかからない事については、自分だけでなく赤城にとっても快感のようで、
普段より三割増の小さな笑みをもって不満がないことを表明してくれる。




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