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ξ゚⊿゚)ξ街角絵本と奇譚のようです
2
:
ブーン系の名無しさん
:2014/03/23(日) 23:04:16 ID:sK2TgTl2
`
興味を惹かれる本は幾つもあった。
読み終えては次のものへと手を伸ばして、今読み終えたのでちょうど3冊目である。
片づけようと思い手に取ると、表紙が目に入った。
【
http://livedoor.blogimg.jp/colored_pencil/imgs/5/8/58c25c4f.jpg
】
「黄昏色の夜明け」という翻訳小説だ。
著者は異質な世界感を描き出すことで有名なモラル・ララードである。
表紙の、着ぐるみの頭だけを被ったモララーという青年と少女ヘリカルの二人が、
互いを信じ、その分だけ疑いながらも同じ目的に向けて手を取り合うさまをそれぞれの視点から巧みに描き出した作品だ。
舞台となる夕焼けの街はモラル・ララードが若い頃住んでいたというアスキーがモチーフとなっているらしい。
だからだろうか、一部ではこの作品の主人公であるモララーは若年のララードの投影であり、
ヘリカルは成人前に病死した彼の妻なのではないかという噂がまことしやかに流れている。
と、解説に書いてあったのを早月は思い出した。
書架へ本を戻し、そのまま帰ろうとしてふと違和感に襲われる。
なんだか、軽いわ。
すぐにその原因へ行き着いた早月は窓際へ足を向けた。
ξ゚⊿゚)ξ「やっぱり」
机に置きっぱなしになっていたスマートフォンを手に取りほっとする。
よくやってしまうのだ。
大概気付くからまだいいようなものの、一度電車に鞄を置いてきてしまった時は目も当てられなかった。
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