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ミセ*゚ー゚)リ奏者Мのレクイエムのようです

12ブーン系の名無しさん:2014/03/16(日) 23:52:05 ID:3TTuD58w

―――――――






「………」

強調された沈黙と下ろされた指揮棒。
また私は強く“冷”の音を鳴らしてしまったようだった。


いつも私に向けられる、先生の言葉を皆が黙って待っていた。
しかし、先生は視線を私に向けず、小さく開いた口から、

(‘_L’)

(‐_L‐)「………お前の兄は優秀な奏者だった」

とだけ言った。
私は返事が出来なかった。


ξ;゚⊿゚)ξ「フィレンクト先生、彼女は……!」

(‘_L’)「続ける。二小節前から」

ツンが何か訴えようとした声を、先生は遮るように指示を出し、下ろしていた指揮棒を上げた。

ミセ* ‐ )リ

私は吹き口に唇を当てたが、吹くことが出来なかった。
先生はそれに気が付いて私の方を一瞥したが、練習の終わりまで一度も何も言わなかった。


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