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ぷちます!いじめ・虐待専用スレの避難所 十二匹目
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ぷちますキャラ(ぷちます版アイドル・P含む)の精神的・身体的・性的ないじめ、虐待、陵辱、拷問、虐殺、四肢切断、スカトロなどなど、
本スレ、キャラスレ、エロパロスレに書けないような妄想を垂れ流す隔離系スレッド(通称:ぷ虐スレ)の避難所です。
虐待以外のぷちますSSは事前にスレ住人と相談の上で投下の可否を決めてください。
虐待ネタが嫌いな方は見ないで下さい。
気に入らないネタがあっても非難せずにスルーしてやって下さい。
ぷちます以外のアイマス系いじ虐の話題は別スレで。
盗作君が出現しているのでSS作者はトリップ推奨。
書き溜めは可能な限り。他人の投下中の割り込みは避けましょう。
ぷちます! 隔離スレ・SSまとめwiki
ttp://putimaskakuri.wiki.fc2.com/m/
ぷちます!隔離スレ まとめwiki (消滅?)
ttp://putimasisolation.wiki.fc2.com/
本スレ
ぷちます! いじめ・虐待専用 十五匹目 [転載禁止]������������������������������������������������2ch.net (dat落ち)
ttp://peace.2ch.net/test/read.cgi/motenai/1416056096/
個別スレ
ゆきぽ いじめ・虐待専用スレ 二匹目
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16471/1419767659/
前スレ
ぷちます!いじめ・虐待専用スレの避難所 十一匹目
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16471/1481888999/
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スレ立て乙です。ぷちますは連載100回を達成しましたが、ぷ虐の方も900作品が見えてきましたね。
前スレのss・小ネタ・画像
やよと募金 やよをもふもふ 隔離スレチャンネル『ぷちどると麻薬・危険ドラッグ』 ぷ虐大全・2017年版 ちひゃーのイラスト(◆1xTf8phKwwさん作) レイパーゆきぽ 百年たってもやよいおり(笑) ぷちます!最終回2 SCP-765-PM シムゆきぽ2 〜太陽のゆきぽ〜 ベビゆきぽ「ポエー♪」 やよ「うー!うっうー!」 嵐を呼ぶ昔話 お家に帰ろ ゆきぽとちひゃーが777をゲットだよ(仮) Yストーリー ベビゆきぽを泣かせたい(仮) 対双子説教法 うささん 害獣処分録チッチャン
計20作品(もれがあったらすいません)
前スレと同じくらいのペースなら年末ごろには900の大台にのりそうですね。
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ぷちますはオリジナルアニメDVD付き限定版コミックスの発売も予定されているみたいだけどみんなは3期は来て欲しい?
俺は来て欲しいかな、オリジナル回で新しいネタができそうだし。
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>>3 来て欲しいけど、正直実現は厳しそうだよね
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もうアイドルマスター自体、346やシンデレラガールズのほうに力入れてるからな・・・
CMで中居くんだけでなく、市村正親さんまで出ちゃうし
まさにぷちます原作通りのホワイトボード真っ白状態
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新スレ乙です。
マオウ見てたらあの幽霊めっちゃ良い乳してるやん。
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最近のワンピで四皇ビッグマムの過去編あったけど
なぜか、ゆきぽを思い出してしまった
多分だけど、ゆきぽが人間クラスの大きさでババアになるまででかくなったらあんな感じになるんかな?
あと穴掘りは「堀り患い」という病気だったり、マムの食い患いみたく
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>>5
なんだか寂しいですね。
ゆきぽ「ぷぃー・・・」
最近誰にも可愛がられず寂しいようです。
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ワンチャンVRでぷちますとか・・・
近くをよちよち歩きするゆきぽ、体を登って来て頭を撫でるゆきぽ
すっげー腹立つw
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>>9
顔にへばりついてくる発情期あふぅや頭を叩いてくるちひゃー、歌()を熱唱するちひゃー、穴に埋まるゆきぽとかもありそうですね。
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せめてアプリで何か出ないかなぁ
去年のポケモンGOの頃もぷちますGO的なゲームが出てこないか期待してたけど
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やよ「うぅー;;」
ゆきぽ「ぽえー;;」
新スレではもう虐めないでと嘆願しているようです。
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>>12
無理だなwww
ドカッ(けり入れる音)
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>>12
あふぅ「ナノー、ハンッ」(自分らはもう完全にセーフっス)
ちひゃー「くっくー♪」(日ごろの行いの差ですよね♪)
ここ最近虐められていないので調子にのっているようです
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>>13
ゆきぽ「ぽぎゃっ!」
やよ「うびゃん!」
>>14
残念、お前らもセーフではないんだよな、というわけで蹴られてもらう
あふぅ「ナビャッ!」
ちひゃー「くぎゃあ!」
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>>14
あふぅの場合、更正したチンピラが始めから真面目な人より偉くみえる感じのプラス補正はかかってますよね。ちひゃーは飼い主の千早の方がだんだんちひゃーに適応してきて、初期に比べたらほぼ無害化してしまった感があります。割れ鍋に綴じ蓋的な関係になったと言うか…
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>>16
あふぅは確かにそんな感じですね、最近はタヌキモグラの行動に振り回されてる感すらありますもんね。
千早がなれたおかげでちひゃーは救われましたね。
この2匹はかなり無害化した感じがします。
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>>17
あふぅとちひゃーが無害化した事で、腹黒さと電波化が増したやよがその分虐められるようになったのかも。タヌキモグラはただでさえ害獣なのに、ふてぶてしさが増してまさに無双状態だけど
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>>18
やよは腹黒になりましたからね、ただ虐められるのは大体初期の設定のやよだって言うのは不思議なところですね。
タヌキモグラはもはや被虐王って感じですね。
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初期の何考えてるか分からないぬぼーっとした表情のやよを理不尽に虐めて泣かせるのも楽しいけど、最近の腹黒やよを虐待で因果応報な目に合わせるのも好き
一粒で二度おいしい害獣
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>>20
一粒で二度おいしい害獣はいいですよね。
他には初期のゆきぽと今のゆきぽとかあふぅと夏毛あふぅも一粒で二度おいしいですね。
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あふぅ「はぁに!はぁにぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
あふぅが本格的な発情期に入ったようです
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あふぅは最近発情期でさえ理性的だからなぁ…聞き分けはよくなったけど、初期のやんちゃぶりがなくなってきてしまったペットを見るような寂しさを感じなくもない
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>>23
最近のあふぅを見ると、私は何故か野球の落合の息子の福嗣くんが頭に浮かびますね。あんなワガママでヤンチャだったのに割と立派に育ったなぁ、みたいな
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あふぅはもうそろそろクズ四天王を卒業しそうですね。
ゆきぽは逆の意味で卒業しそう。
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本編にあわせてssも変わってきてるからね。少し前の作品だとぷちとの意思疎通に通訳とか電子機器の端末とか使ってたけど、本編で人間とぷちが普通に会話するようになってからそういう描写もなくなってきたし
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ゆきぽ「ぽぇぇぇぇぇぇぇぇ♪」
シンガーソングライターゆきぽ(笑)が歌を歌っています。
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エジプトの神様にメジェド様っているんだけど
この神様、布みたいなのを頭からすっぽりかぶって足だけ出しており
しかもビームをぶっぱするらしい
確か、いおは、守り神とか言われて祀られてたし、みうらさんもピラミッドの中に封印(居住?)されてた
つまり、ぷちどるの正体は動物ではなく、神なのでは・・・(一部は邪神だろう
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>>28
大胆で、それでいて説得力のある考察ですね。
って事はいお虐は神を虐待しているという事になりますね・・・
クズ四天王は邪神でしょうけどw
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ゆきぽ「ぽえっ!ぽえぽーえ!」
穴を掘ってもすぐ戻るから大丈夫だよ!だってメカ春香さんが床を壊したときもすぐ治ったでしょ!
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>>30
お前は何回も掘ってるだろうが。死ねよ。
ガスバーナーで鉄パイプをあぶってゆきぽの体にあちこち押し付ける。
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>>31
P「まずはスコップを持ってる腕!」
ジュウウ
ゆきぽ「ぷぎゃああああああああ」
P「次に足!」
ジュウウウ
ゆきぽ「ぽぅあゃぁぁぁ〜〜!!」
P「次は頭だ」
ジュー
ゆきぽ「ぴぎゃあああああああ」
P「最後はなぜか生えてる尻尾!」
ジュウー
ゆきぽ「ぽんぎゃあああああああああああああ!」
P「まったく・・お前の穴掘りは迷惑に決まってるだろ」
ゆきぽ「ぷぃー!ぷぃー!」
ひどいよ!ゆきぽよりちっちゃんやぴよぴよの方が迷惑だよ!
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>>32
は?じゃあぴよぴよがいなくなってもいいんだな?
そしたら誰がポットにお湯入れてくれるんだろうな?お前自分ではできねぇだろ?
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>>33
ゆきぽ「ぱうー・・・。ぷいー!ぽえぽーえ!ぱうー!ぽんがあー!」
できない。でもぴよぴよったら酷いんだよ!最近ラッパ吹いても来てくれないし!
ちっちゃんだってよくハリセンで叩いてくるしまさに害獣だよ!
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>>34
そうか。じゃあ、俺達とお前が言う害獣のちっちゃんとぴよぴよをつれて
ここ(事務所)を出て行く。それでいいんだろ?あ、備品は全部持っていくからな。
欲しければ自分で探して来いよ。
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>>35
ゆきぽ「ぽえっ!?ぷぃー」イヤイヤ
P「意地悪な人間と害獣たちは出て行くからあとはお前1人でなんとかやれ」
ゆきぽ「ぱうっ!ぱうー!」
置いてかないで!
P「嫌だね」
ゲシッ
ゆきぽ「ぷぎゃっ!」
P「じゃあな、お前はちっちゃん、ぴよぴよを害獣と言っていたが、俺にとってはずっとお前がNO1の害獣だよ」
ゆきぽ「ぱうー!」
置いてかないで!
P「じゃあな」
バタン
ゆきぽ「ぽぇぇぇぇぇん;;ひっぐ;;ぷわぁぁぁぁぁぁぁぁん;;」ピーピー
ひとりぼっちになってしまったゆきぽは泣き出してしまいました
そこにたるき亭の人たちが現れました
店長「さあ、どうしてやろうか・・・」
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>>36
他の社員も連れてきてリンチ開始
社員A「これはお前が上から穴空けて落ちてきた分!!」
蹴り連打
社員B「これはその時居たお客さんからの苦情を受けた分」
ボウガンの矢を胸とケツと尻尾に突き刺す
店長「最後にこれは、貴様のせいで倒産寸前まで追い込まれたこの俺の怒りだああああああ」
顔面にボクシンググローブの中にお玉を入れて殴る
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>>37
げしげしげしげし
ゆきぽ「ぷぎゃ!ぽぎゃ!ぴぎぃ!ぽがぁ!」イタイヨー
ブスブスブス
ゆきぽ「ぷぎゃあ!ぽぎゃあ!ぽぎゃああああああああ」
ボコッバキッドゴッ
ゆきぽ「ぽがああああああああ!ぷがああああああああ!ひぃうううううううううう!」
一旦みなの攻撃がやみました
ゆきぽ「ぐすっ;;ひっぐ;;ぷぇぇぇぇぇぇん;;ぷわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん;;」
ゆきぽは大泣きしています
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投下します
前回「やよと募金」を投下した者です
結構長くなってしまったのですが、切りのいい場所が見つからないので一気に投下させていただきます
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ゆきぽ「ぷえ〜〜〜♡」ニヘラ
子ゆきぽ「ぽぅー…♪」
仲良しゆきぽ親子が公園で一家団欒を楽しんでいます。一家団欒といっても母親であるゆきぽと子ゆきぽの二匹しかいないのですが。
今は幸せの真っただ中といったようすのゆきぽ親子。ですが、このゆきぽ親子は始めから幸せだったわけではないのです。
実は元々はこのゆきぽには子供が沢山いました。それこそ大家族といって差し支えないほどに。
しかし、ゆきぽの大家族が生きていけるほど世界はぷちどるという存在に優しくはありませんでした。
一匹は交通事故に。一匹は人間に虐待されて。一匹は野生動物の餌食に。一匹は必要な栄養を摂ることが出来なくて。一匹は雨風が防げないせいで病気になって。
そうやって目の前で何度も何度も自分の子供を失っていき、その度に母ゆきぽは何度も泣きわめき嘆き悲しみました。
こうした何度もの絶望を味わった末の最後の一匹の自分の子供です。可愛がらない訳がありません。
この子だけは守り抜く!絶対に死なせない!とゆきぽは心に強く強く誓い、必死に食事を探しに行き、外敵から守り続け、今はようやくべビゆきぽから子ゆきぽへと成長してきた頃です。
ゆきぽの甲斐甲斐しい愛情たっぷりの子育てにより、その子は甘ったれではありますが元気に成長することが出来ました。
しかし、二匹になってしまったとはいえ毎日食事を用意するのは簡単なことではありません。
朝早く自分の住処であるボロボロの段ボールから出て行き、何時間も生ごみや木の実を探してようやく食事を用意することが出来るのです。
食って寝て遊べ、が信条であるぷちどるがこうして何時間も働くことが出来るのは偏にわが子への愛情の為でしょう。
もちろん、この母ゆきぽは最初からこのように勤勉に働いていたわけではありません。
子供たちが何匹も生きていたころ、本当に最初の頃は一日中自分の子達を可愛がって過ごしていました。
普通の生き物ならば食べるものが無くなった時点で危機感を覚えるものです。子供たちに食べさせるものがないのなら尚更に。
しかし、さすがはゆきぽ。一切食べる物が無くなっても微塵も焦りだしませんでした。それは何故なのか?
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自然と食べ物が集まってくるはずだと信じていたのです。
こんなにこの子達は可愛いんだから皆食べ物をくれるはずでしょ?むしろ、食べ物をくれるのは義務でしょ?という風に。
ですが、無情にもゆきぽ達大家族の元へ食べ物が恵まれることはありませんでした。
そうやって現れるはずのない食べ物を待ち続ける間に可愛いわが子たちはどんどんと衰弱していきます。
その様子を見て、このままではいけない!とようやくゆきぽは行動を始めましたが、大家族を養えるだけの食糧を見つけることはゆきぽ一匹では不可能でした。
それどころか食事を探しに住処を留守にしている間に、段ボールの住処に取り残されたべビゆきぽ達は人間の虐待や、鳥や野良ネコ達の餌食になってしまい、命を着々と落としていきました。
また、その場ではどうにか殺されずに済んだべビゆきぽ達も間近で人間や野生動物に殺される様子を見てしまったことによって精神的に弱っていってしまいました。
そんな弱っているべビゆきぽ達に吹き付ける雨や風、照りつける太陽。濡れたまま体を冷やし風邪を引いて命を落とすべビゆきぽもいれば、一日中水分を摂れず熱中症で命を落とすべビゆきぽもいました。
少ない食料をどうにか探し出して我が家へと辿り着くたびに数を減らしていく自分の子供たち。
ゆきぽは涙を流して、天の神様を恨みました。
どうしてこんな酷いことをするの?ゆきぽもゆきぽの子たちもこんなに可愛いのに…と。
このような辛い日々を越えてようやくゆきぽは自分と最後の我が子の為に長時間働くという習慣を身に着けることが出来たのです。
我が子の為、こうしてゆきぽは毎日朝から働きます。ですが、一匹で段ボールに残される子ゆきぽはそれが不満でした。
遊び盛りの子ゆきぽには前述のとおり姉妹(?)も失っているために母ゆきぽが出かけてしまっては遊ぶ相手が居ません。
段ボールの外へ出て遊びに行くことは母ゆきぽに野生動物や人間から守るために禁止されています。
その為、子ゆきぽは母ゆきぽが出かけてしまうのが不満でした。
母ゆきぽもこのことには気づいてはいたのです。そして自分だって出来ることなら一日中子ゆきぽを構っていてあげたい。可愛がっていてあげたい。と、そう思っていました。が、それが叶わないことは失われてしまった他の子たちの命が教えてくれました。
だからゆきぽは断腸の思いで毎朝食料を探しに行っていました。
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そんなある朝のことです。
ゆきぽの前に一人の男が立ちふさがりました。
「やあ、おはよう。ゆきぽちゃん」
ゆきぽ「ぽ…ぽえ…?」ビクビク
ビクつきながら男の顔を見上げるゆきぽ。人間という存在が自分たちにどれだけ脅威なのかは認識していました。なので警戒心はMAXです。
「君のこと数日前から見てたんだけどさあ、偉いよね。毎日毎日、自分の子の為に食料を探しに働いてるんでしょ?」
ゆきぽ「ぱぅ…」ビクビク
「中々できることじゃないよねえ。ぷちどるが、それもゆきぽが何時間も勤勉に働きつづけるなんてさあ。僕、感動しちゃったよ。親の愛情とはこうも深いものなのか…ってね。偉い、あんたは偉いよ!母親の鑑だよ!」
ゆきぽ「ぷ…?…ぷへへへ…///」
男に褒められた途端に警戒心を緩めるゆきぽ。基本的には根っからの甘ったれなので褒められると弱いのです。特に、母親としての在り方については自分でも誇りに思っている部分ですから。
「うんうん、偉いよねえ………だからさあ!」
ゆきぽ「ぽえっ…!?」ビクッ!
突然大声を出して顔を近づけてくる男。その様子にゆきぽは警戒心を緩めていただけにより一層ビクつきます。
「感動したからさあ。僕が君たちに出来ること、何か無いかなあ?」
ゆきぽ「ぽ…ぽぉ…?」ビクビク
「見守るだけじゃいられなくてさあ。君たち親子が不憫で不憫で。だから、何かしてあげられないかなあ?」
グイグイ近づいて来る男の態度にゆきぽは緩めていた警戒心を再び高めます。ジリジリと後退して行き逃げる準備を始めました。
「力になりたいんだよ。助けてあげたいんだ。君たちみたいな親子が苦しんで良いはずがないからさあ。」
ゆきぽ「ぱぅ…ぽ、ぽえ!」ダッ
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話のボルテージが上がっていく男から少しずつ距離を取って、ゆきぽが逃げようと走り出したその瞬間でした。
「あっ!そうだ!ご飯をいっぱい用意してあげるよ!どうかな?」
ゆきぽ「ぽえ…!?」ピタッ
ご飯。それも人間が用意してくれるご飯。その言葉にゆきぽの足が止まります。
毎日ゆきぽが子ゆきぽの為に用意できる食事は主に人間が捨てる生ごみで成り立っています。
酷いものになると腐ってしまい虫が沸いている原形をとどめていないようなドロドロの生ごみ。ですが、運が良ければ賞味期限が少し過ぎただけのような野良のぷちどるにとってはご馳走中のご馳走である生ごみを手にすることが出来るのです。
そんな極上の生ごみを手に入れ持ち帰った時は子ゆきぽは大喜びをします。その様子を見て母ゆきぽもニッコリ。
しかし、そんな極上の生ごみが手に入るようなことは滅多にありません。毎日働くようになってからゆきぽがそんな生ごみに巡り合えたのはほんの数回です。
そんな極上の生ごみ、いいえ人間が用意してくれるのですからそれはもう生ごみではありません。人間が食べるような、極上の生ごみを超える食べ物を用意してくれる、と。そう目の前の男は言っているのです。
その甘言にゆきぽの頭はグルグルと回ります。
本当に信じてもいいのか、危険は無いのか。どれだけの量をくれるのか。どんな物をくれるのか。いつ、どこでくれるのか。そこに罠は無いのか。
そんなことをゆきぽが考えてると再び男が話し始めました。
「あっ、君さあ…人間の出してる生ごみをビニール袋から取り出して集めてるだろう?」
ゆきぽ「ぽ…?…ぽえ」コクン
「いや、僕は良いと思うんだよ?仕方がないことだしねえ…でも、そう思わない人もいるんだよねえ」
ゆきぽ「ぷぅ…?」
「あのね、君がビニール袋を破くなりして中身を取り出すだろう?そうすると、せっかくまとめたゴミがばら撒かれちゃうわけだ。ゴミ置き場にね。それも一度や二度じゃない、何度も荒らされている…と。そうなるとねそのゴミを出している人やそのゴミ置き場にゴミを出しに来る人は非常に不快な気持ちになるんだ」
ゆきぽ「ぱうぅ…」
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そんなことを言われたって仕方がないじゃないか、そんな風にゆきぽは思います。こっちだって必死にご飯を探しているんだ、そうしなきゃ死んじゃうんだ。それなのにもう捨てたものをちょっと取られただけで怒り出すなんてなんて人間は心が狭いんだろう、とも。
思わず、不満そうな表情を浮かべてしまうゆきぽ。そんなゆきぽの様子を見ながら男は話を続けます。
「でも僕は君がそんなに悪いことをしているとはもちろん思っちゃいないよ?…ただ、皆が皆そう思う訳じゃないっていう話でね。だから、かなり頭に来ちゃってる人もいてねえ…」
「君って結構何度も同じゴミ置き場からゴミを漁ってるだろう?それでゆきぽが、つまり君がゴミを荒らしてるってばれちゃったみたいでね。こないだ町内会議で議題に上がってたんだ。で、そこでなんて言ってたっけなあ…」
ゆきぽ「ぽ…!?ぽぇ…!?」ビクビク
自分の存在が人間にばれてしまった。それもかなりの人数に認識されてしまったらしい、ということを知りゆきぽは戦々恐々です。先程のご飯を貰うかどうかなんて考えは既にどこかへ飛んで行ってしましました。
しかし、そんなゆきぽに男は恐ろしい言葉をさらに投げかけます。
「あっ、そうだそうだ。最終的に結論が出たんだ。次に被害が出たら、つまり君が次にゴミを漁りに来たら、町内中ぷちどる一斉駆除だ…ってね」
ゆきぽ「ぷぇ…?」ビクビク
「あぁ、一斉駆除って言葉が分からないかな?分かりやすく言うとねこの町にいる野良のぷちどるを一匹残らず殺すってこと。…もちろん君たち親子もね」
ゆきぽ「ぽぇ…?…ぽぇ!?」
「…髪をむしり取る。爪を剥ぐ。腕を千切る。足を折る。目を穿り出す。腹を裂く。殴って殺す。蹴って殺す。踏みつけて殺す。鈍器で殺す。刃物で殺す。毒で殺す。燃やして殺す。電気ショックで殺す。考えうる限りの暴力と侮辱を味あわせて殺す」
ゆきぽ「ぷぇ…!ぷ…ぁ…ぷやぁぁぁぁぁ…ッ!!」イヤイヤ
男の口から話される残虐な言葉、これから自分の身に起こるかもしれない悲劇の言葉にゆきぽは耐えきれず頭を振りながら悲鳴を上げます。
「一匹のところを殺す。集めて殺す。………親子で殺す。一斉駆除っていうのはこういうことなんだけど」
ゆきぽ「ぽ…っ」ピタッ
親子で殺す、その言葉にゆきぽの動きが止まります。
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その言葉で自分だけでなく自分の可愛い子供も危険に晒されてしまうことが理解できました。自分の子に降りかかる災厄を想像してしまい、青ざめた顔でゆきぽはそれだけは絶対に避けなければならないと考えます。
でも、どうやって?
人間が本気でゆきぽ達を殺しに来たらゆきぽにはなす術はありません。
ゆきぽ「ぽえ…!?ぷぅぅぅぅ…!?」
どうしようどうしようどうしよう!?必死に考えますが何もいい考えは思いつきません。
ゆきぽが涙を浮かべて頭を抱えたその時です。
「で、ここで僕がご飯を君たちにあげれば問題は解決するわけなんだけどなあ?」
ゆきぽ「ぽ…ぇ…?」
「だからさあ、僕が君たちに食べる物を上げると君たちは食べる物が手に入るからゴミを漁る必要がない。ゴミが漁られなければ被害が出ないから町中でのぷちどる一斉駆除も行われない。…ほら、万事解決だろう?」
ゆきぽ「ぷぅ…?…ぽえ…!ぽえぇ…!」
男の言葉を徐々に理解して行きゆきぽは涙がいっぱい溜まった大きな瞳を明るくしていきます。
「分かってくれたかなあ?僕からご飯を受け取るメリット。…で、どうかなあ?僕からの好意、受け取ってくれるかなあ?」
ゆきぽ「ぽっ…。ぽえー…」ウーン
自分が今置かれている状況の危険性についてはよく分かり、男からご飯を貰えればその状況が解決できるということも理解できましたが、それでもまだゆきぽは男の言葉に頷きません。
まだ警戒心が少し残っているようです。男が、ゆきぽを抵抗しないように効率よく殺す為に現れた町内会の人間でゆきぽに渡すご飯に毒を盛る可能性だってありますしね。…まぁ、ゆきぽはそこまで考えているわけではありませんが。
「あっ、もちろん後でこのことを持ち出して何かをやらせたりはしないよ?僕がやりたくてやることなんだしね。君たちみたいな可愛いのに可哀想なゆきぽ親子にご飯を上げることは…そう、言うならば義務みたいなものさ」
ゆきぽ「ぽ…!」
どうしようか考え込んでいたゆきぽでしたが、義務という男の言葉に心を打たれます。
『可愛いゆきぽ達親子には食べ物を渡すのが義務』。それは過去に自分が思っていたことです。
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何匹もの子供たちを失って、それは間違いだったのでは…?と思っていましたが、男のこの言葉で、やっぱり間違いじゃなかったんだ!義務なんだ!とゆきぽは思い直します。
「どうする、ゆきぽちゃん?僕からの君へのご褒美だと思って受け取ってくれないかなあ?」
ゆきぽ「ぷえ!ぽぷぅー!」コクン
男の『義務』という言葉にすっかり心を打たれ、可愛いけど可哀想なゆきぽ親子という言葉に酔ってしまったゆきぽはあっさりと男からご飯を受け取ることを承諾しました。
「!本当かい!それは良かった!…じゃあ、早速だけどご飯を持っていくために君の家まで案内してくれるかな?」
ゆきぽ「ぽーえ!」
元気よく返事をするゆきぽ。そして、ゆきぽは男に自分の家を案内し、その後に沢山のご飯を用意してもらいました。
そうした経緯によって、ご飯が支給されるようになったので毎日何時間も働く必要もなくなり、ゆきぽは子ゆきぽを一日中構ってやることが出来るようになりました。
そんな何一つ不自由のない一日中遊んで暮らす生活をし始めて一週間。冒頭の家族団欒の場面に戻ります。
子ゆきぽ「ぽぉ〜えっ♪ぽえぽえ〜♫ぽっぽぽぅ〜♪」
ゆきぽ「ぽえー!」パチパチパチ
子ゆきぽ「ぽへへ…♪」
今はお歌の時間のようです。子ゆきぽの歌にゆきぽは大絶賛。惜しみのない拍手を送ります。その拍手に子ゆきぽは嬉しそうな表情を浮かべていますね。
何にも代えがたい幸せな時間。しかし、そんな時間を手に入れたにも関わらずゆきぽには一つだけ不満がありました。
それは…
子ゆきぽ「!…ぽえー!」トテトテ
ゆきぽ「ぽ…!ぱう…」
ゆきぽに甘えていた子ゆきぽが何かを察して段ボールから外へと走って行きました。
子ゆきぽが走って行って先には、
「おー、子ゆきぽちゃん。お出迎えかい?ありがとうねえ」
ご飯を提供してくれた男が立っていました。
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子ゆきぽ「ぽぇ♪ぽぉ〜♪」スリスリ
「ははは、そんなに僕が来たのが嬉しいのかい?甘えてきちゃって、可愛い奴だなあ」
ゆきぽ「ぷえ…」
ゆきぽの抱える不満。それは子ゆきぽがすっかり男に懐いてしまった、ということでした。
もう既に男に対して警戒心を抱えてはいませんでしたが、それとこれとは話が別です。
せっかく愛娘の子ゆきぽをずっと可愛がっていられると思った矢先に子ゆきぽが男に懐いてしまったのでゆきぽとしては面白くないのでした。
「さぁ、今日も美味しいご飯を持ってきたよー」
子ゆきぽ「ぽぉえー!」ヨロコビノポーズ
ゆきぽ「!ぽぇー!」ヨロコビノポーズ
男がバッグからゆきぽ親子の一日のご飯を取り出していきます。その様子を見て子ゆきぽは勿論、少し不機嫌になっていたゆきぽも両手を上げて喜びのポーズを取ります。
男はゆきぽに初めて話しかけた日から毎日一日分のご飯を朝の決まった時間に持ってきていました。その結果、最初は少し怯えていた子ゆきぽもご飯をくれて可愛がってもくれる男に少しずつ心を開いていったという訳です。
さて、いつもはご飯を渡した後にちょっとの間ゆきぽ親子とスキンシップをとって去っていく男ですが、今日は違いました。
「はぁ…。子ゆきぽちゃんは本当に可愛いなあ」
子ゆきぽ「ぽぅー///]
「うーん。可愛い。…ね、ゆきぽちゃん?子ゆきぽちゃんを僕の家に連れ帰っちゃダメかなあ?」
子ゆきぽ「ぽぇー?」
ゆきぽ「ぽえ!?」
「一日だけ!今日一日だけだから!独り暮らしの身で寂しいんだよねえ…」
ゆきぽ「ぷぇえ…?」
男の急な提案に対して訝しむゆきぽ。警戒心は無くなったとはいえ、人間に一日自分の子供を預けるというのには抵抗があるようです。
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「あっ、ちゃんとお世話はするからそこは心配しなくていいよ!ご飯だってもっと出来立ての温かい美味しいものを用意してあげれるし、寝る場所だって柔らかいフッカフカの毛布を用意してあげるんだけどなあ…」
子ゆきぽ「ぷわぁぁ…!」キラキラ
ゆきぽ「ぽうぅ…!」キラキラ
男の口から出てくる魅力的な条件に子ゆきぽは、そして何故かゆきぽも目を輝かせます。
ゆきぽ「ぷぅ〜…。…ぽ!ぽえ!ぽーえ!」
ゆきぽはその条件を聞き少し考え込んだ後に、男にこう提案しました。
ゆきぽも連れてってくれるなら良いよ!…と。
確かにゆきぽも一緒について行けば子ゆきぽを預けなければならないという不安を解消できますし、男の言う温かく美味しいご飯とフッカフカの毛布をゆきぽも堪能することが出来ます。
ゆきぽ「ぽぉ〜…♪」
なんて名案なんだろう…!とゆきぽが男の家での生活に思いをはせていると、男が少しばつが悪そうに返答します。
「あー…。今回は連れて行けるのは一匹だけが良いかなぁ。ほら、僕今まで家でちゃんとぷちどるのお世話をした経験とかないから一気に複数の面倒見れるか自信無いんだよねえ。」
ゆきぽ「ぽ…」
「で、どっちを連れて行くかって言ったら子ゆきぽちゃんを一匹でこの段ボールに残していくわけにいかないから必然的に連れて行くのは子ゆきぽちゃんってことになるんだけど…。ほら、これで今日連れ帰ってみて大丈夫そうだったら次は二匹とも家に招待してあげるからさ!」
ゆきぽ「ぷぅー…」
「どうかなぁ…?子ゆきぽちゃんも僕の家に来てみたいよね?」
子ゆきぽ「ぽえ!ぽーえ!」ウンウン
ゆきぽ「ぽえ…。…ぽぉ。ぷえ」コクン
男の家でのご飯や毛布などの話を聞いてすっかり目を輝かせた子ゆきぽが男の言葉に大きく頷いているのを見て、この子が美味しいご飯と温かい毛布が貰えるなら…とゆきぽも渋々ながら頷きました。
「よっし、決まりだね!じゃあ、早速だけど子ゆきぽちゃん。僕の家に行こうか?」
子ゆきぽ「ぽえ〜♪」
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ゆきぽ「ぽぉー…。…ぷ!ぽえぽーえ!」
ゆきぽの同意を得たので早速子ゆきぽを連れて家に向かおうとする男に、何かを思い出したのかゆきぽが引き留めます。
「ん?どうかしたの?」
ゆきぽ「ぽぉ…。ぱぅー…?」ゴソゴソ
子ゆきぽ「ぽぇー?」
ゆきぽ「ぷぅー…。…ぽ!ぽえー!」
何やら段ボールの奥の方を探し始めたゆきぽでしたがお目当てのものを見つけて、子ゆきぽに渡します。
子ゆきぽ「ぽ?…ぽわぁー…!」
それはゆきぽがご飯を自分で探しに行っていたときにたまたま拾った小さなビー玉の1つ付いたブレスレットでした。
ゆきぽは人間の手が入った綺麗な物など見たことがない根っからの野良ゆきぽです。このブレスレットを拾った時ゆきぽは何か御利益のある宝物に違いない、と考えて段ボールの奥底に家宝として仕舞い込んでおいたのでした。
そんな家宝であるブレスレットをゆきぽは、危険から守るお守りとして子ゆきぽに持たせようと考えたのでした。
子ゆきぽ「ぽぉ〜…♪」キラキラ
「へえ。そんなの持ってたんだ。結構綺麗な状態で保管できてるねえ。…よし、じゃあもう大丈夫かな?今度こそ僕の家に向かおうか」
子ゆきぽ「ぽ!ぽぇ!」イッテキマス
ゆきぽ「ぽえ!」イッテラッシャイ
お宝である綺麗なブレスレットを受け取りご満悦の子ゆきぽはゆきぽに手を振りながら男に連れて行かれました。
その様子をゆきぽは子ゆきぽが見えなくなるまで手を振り続けて見送っていました。
* * * * *
そして翌日。
いつものご飯を男が渡しに来る時間にゆきぽが段ボールの前で子ゆきぽの帰りを待っています。
ゆきぽ「ぽぉ…。ぷぇー…」ソワソワ
-
そわそわとゆきぽが待っているといつもの時間通りに男が現れました。
「お。ゆきぽちゃん、子ゆきぽちゃんが心配でわざわざ外で待ってたの?そんなに心配しなくても大丈夫だよ。…ねえ、子ゆきぽちゃん?」
男はゆきぽの近くまでくるとゆきぽにそう話しかけ、そして抱っこしていた子ゆきぽに同意を求めます。
子ゆきぽ「ぷーえ!」
ゆきぽ「ぽっ、ぽえぇぇぇぇぇぇっ!?」
男に抱きかかえられていた子ゆきぽが元気よく返事をします。しかし、その子ゆきぽを見てゆきぽは驚愕の声を上げました。
それもそのはず。
ふんわりとしてそれでして整っている茶色がかったおかっぱ頭。白くてスベスベでモチモチとした血色のいい肌、ほっぺ。清潔感があり眩しいほどの純白のワンピース。
どこを見ても前日までの子ゆきぽとは別人、いや別ぷちに子ゆきぽは大変身していました。
それこそ本当に別ぷちなのでは、と思ってしまう程に。
ゆきぽ「ぽ、ぽぉ…!?ぱうぅ…!?」
「何をそんなに驚いてるんだい?子ゆきぽちゃんは元々これだけ可愛くなるだけの素質はあったよ?」
ゆきぽ「ぷ、ぷえぇ…?」
男にそう言われてもゆきぽは困惑の表情を浮かべずにはいられませんでした。それほどに大きな変化なのです。
「どうしたんだい、ゆきぽちゃん?可愛いわが子と一日ぶりの再会だというのに、そんな疑いの眼差しで子ゆきぽちゃんを見て。…まさか、この子はこんなに可愛い子じゃないとでも?もっとブサイクで可愛くなかったはずだとでも言いたいのかい?」
子ゆきぽ「ぷ…?ぷえぇ…?」ウルウル
男がゆきぽにそう疑問を投げかけると、男に抱き上げられていた子ゆきぽが大きな瞳を潤ませてゆきぽを見つめます。
ゆきぽ「ぽ!?ぽえぽーえ!ぷうー!」
その男の言葉と子ゆきぽの様子を見て、ゆきぽは慌てて弁解しました。
子ゆきぽがあまりにも可愛くなってたからちょっとビックリしちゃっただけだよ!大丈夫だよ!…と。
|
|
-
子ゆきぽ「ぱぅー…?」
ゆきぽ「ぽえ!ぽおー!」
本当?と涙で潤んだ顔でゆきぽの方を見る子ゆきぽに、ゆきぽは本当だよ!おいで!と腕を広げました。
子ゆきぽ「ぷぅ…!ぷえー!」ダッ
ゆきぽ「ぽえー!」
その広げられたゆきぽの胸元に向かって子ゆきぽは男に地面に下ろしてもらうと飛び込みました。ゆきぽは自分の胸の中に飛び込んできたゆきぽを強く強く抱きしめます。
気分は感動の再開です。
ゆきぽ「ぽえぇ…!」
どうしてこんなに可愛いわが子のことを一瞬でも別ぷちではないか、などと疑ってしまったのだろう。このキラキラした大きな瞳も、さらさらおかっぱ頭も、ぷにぷにすべすべ手足も、天使のようなソプラノボイスも、全部全部全部!世界で一番可愛い自分の子じゃないか!
自分に抱き着いてきた子ゆきぽの顔を見てゆきぽはそう思いました。
子ゆきぽ「ぷえ〜…♪」スリスリ
ゆきぽ「ぽぉ〜…♫」ナデナデ
そして二匹は子ゆきぽは頬をゆきぽに摺り寄せ、ゆきぽは子ゆきぽの頭を撫でてやり、二匹はスキンシップを楽しみ始めました。
その時です。
ポエェェェン…!ポエェェェン…!
遠くから何やら鳴き声のようなものが聞こえてきました。
ゆきぽ「…ぽぉー?」
その泣き声の方をゆきぽが見てみると…
汚い子ゆきぽ(便宜上以降、汚ゆきぽ)「ぽえぇぇぇぇぇんっ!!ぽえぇぇぇぇぇぇんっ!!ぽぉえぇぇぇぇぇぇぇぇんっっっ!!!!」ダダダダダッ!!
汚ゆきぽがこちらに泣きながら走ってくるではありませんか。
汚ゆきぽ「ぽわぁぁぁんっ!…ぽ!?ぽえーーーーっ!」ダッ
-
泣きながら走ってきた汚ゆきぽは、ゆきぽの存在に気付くと一目散にゆきぽの元へ向かってきました。
ゆきぽ「ぽ、ぽえっ…!?」
汚ゆきぽ「ぽえー!ぽぉーーーっ!」ベチャッ
向かってくる汚ゆきぽを見てゆきぽは驚き体が硬直します。しかし、汚ゆきぽはゆきぽの元へ辿り着く直前に転んでしまいました。
汚ゆきぽ「ぽ…、ぽぇ…、ぽえぇぇぇぇぇぇんっっ!!!!」
転んでしまった汚ゆきぽは大声で泣き出します。
ゆきぽ「ぽ…ぽえぇ…?」オロオロ
「あーあ、転んじゃったねえ。…しかし、すごい声量だなあ。こんなに大きい声で泣いてると町内会の人が騒音問題として…一斉駆除、始めちゃうかもなあ」
ゆきぽ「ぽえっ!?」
目の前で泣き出し始めた汚ゆきぽを見てオロオロしていたゆきぽでしたが、男の言葉を聞き慌てて汚ゆきぽを慰め始めます。
ゆきぽ「ぽ、ぽえー…?」
汚ゆきぽ「ぽわぁぁぁん!!ぽえぇぇぇん!!」ベチャッ
ゆきぽ「ぷひっ!?」
慰めるために近づいてきたゆきぽに汚ゆきぽは泣きながら抱き付きました。その拍子に汚ゆきぽに付着していた汚れがゆきぽにも付きます。
汚ゆきぽ「ぽえぇぇぇぇ!ぽえぇぇぇぇん!!」グリグリ
ゆきぽ「ぽひぃぃぃぃ…!」
汚ゆきぽは抱き付いたままゆきぽに甘えるように頬ずりをします。それによってゆきぽに付着する汚れ。ゆきぽは引きつった顔で悲鳴を上げています。
しかし、見れば見るほどに汚らしい子ゆきぽです。
髪はぼさぼさ、ワンピースも所々破けています。そして、なにより全身にこびりついている悪臭のする泥のような汚れ。よく見ると擦り傷のような怪我もしているようですがあまりにも汚れが付着しているのでよく分かりません。
汚ゆきぽ「ぽえぇぇぇぇん…!…ぽぇえ…?」ウルウル
-
ずっと泣きつづけていた汚ゆきぽでしたが、悲鳴を上げて仰け反るばかりで一向に慰めてくれないゆきぽを涙を浮かべて見上げます。
ですが、つい先ほどにあり得ないほど綺麗になった子ゆきぽを目の当たりにしたからでしょうか。涙を浮かべて自分を見上げる汚ゆきぽのことを非常にブサイクだとゆきぽは思いました。
そんな思いが顔に出てしまったのでしょう。ゆきぽは眉間にしわを寄せて不快感を露わにしてしまいました。
汚ゆきぽ「ぽ…ぽえ…?ぽぉ…?」
そのゆきぽの顔を見て汚ゆきぽはこう言いました。
どうしてそんな嫌そうな顔をするの…?お母さん…?…と。
ゾワリ、とゆきぽの全身に鳥肌が立ちます。
全く自分と関係がない筈の子ゆきぽ、それも全身が悪臭まみれになるほど汚れていて見るに堪えないほどのブサイクな子ゆきぽにお母さんと呼ばれることに生理的嫌悪を覚えたからでした。
ゆきぽ「ぽぉえッ!」ドンッ
汚ゆきぽ「ぽ…ぇ…?」
あまりの嫌悪感にゆきぽは抱き付いてきていた汚ゆきぽを突き飛ばしました。突き飛ばされた汚ゆきぽは何が起こったのか分からない、といった表情です。
汚ゆきぽ「ぽ…ぉ………。っぽえええええええええぇぇぇぇんんんんっっ!!!!」
少しのタイムラグの後、自分がゆきぽに突き飛ばされたという事実を認識した汚ゆきぽは今まで以上の声量で泣きわめきだしました。
「うっわあ。すごい声量だなあ…。…しかし、今この子、ゆきぽちゃんのこと『お母さん』って呼んだのかい?どういうことなんだろうねえ?…もしかしてゆきぽちゃん、この子のお母さんなの?」
ゆきぽ「ぽ!?ぽえー!」フルフル
冗談じゃない、という様子でゆきぽが男の言葉を否定します。
自分の子はあの可愛くて綺麗になって帰ってきたあの子だけだ。こんなブサイクな子は知らない!とゆきぽは思い、大きく横に首を振り続けました。
汚ゆきぽ「ぽえぇぇぇぇぇんっ!!…ぽ!?ぽぉ!?ぽえぇ!?ぽえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇんっっ!!!!」ジタバタ
汚ゆきぽはそのゆきぽの反応にさらにショックを受けたようで、泣きながら地面をジタバタと転がりまわります。
-
何で!?どうして!?どうしてそんなこと言うのお母さん!…そんなことを泣き叫びながら汚ゆきぽは転がりまわっています。
ゆきぽ「ぽぉー…」イラッ
その駄々をこねているような行動と、自分のことを母親だと言い続けてくることにゆきぽは少々イラつき始めてしまったようです。
自分の子はお前みたいにブサイクじゃないし、そんなみっともなく駄々をこねるような子じゃない。そう思いながらゆきぽは嫌悪の眼差しを汚ゆきぽに向けました。
その様子を見ていた男が口を開きます。
「もしかしてさあ、この汚い子ゆきぽ…君たちが僕からご飯を貰ってるのを見て羨ましくなったんじゃないかなあ?君たち、今となっては野良としてはありえないほどの充実した食生活なわけだし」
ゆきぽ「ぷぇ…?」
「だから、羨ましくなったから君たちに近づいて食べ物を分けて貰おうとか考えたんじゃないの?でも、普通に食料を分けて貰えるとは思えなかったからゆきぽちゃんの子供の振りをしようと考えたのかなあ。…あわよくば本物の子ゆきぽちゃんに成りすまそうと考えてたりしてね」
ゆきぽ「ぽえぇぇぇぇぇぇっ!?」
男の説明にゆきぽは驚愕の声を上げます。そんなことを考える存在がいるなんて思いもしなかったのです。
ゆきぽ達は特別可愛くて、なのに特別可哀想だったから、特別にご飯が貰えるのであって、こんなブサイクで汚い子ゆきぽがご飯が貰えるわけないし、分けるつもりも全くない。そんな風にゆきぽは思いました。
ゆきぽ「ぷっ…ぷふふふふふ!」クスクス
最初は驚いたゆきぽでしたが、だんだん可笑しくなってきました。
こんなブサイクな子がうちの子ゆきぽに成りすます?成功するわけがない!そもそも全く可愛くなくて汚らしいくせにご飯を分けて貰おうだなんて、どれだけ身の程知らずなんだろう!
そう思ってゆきぽは地面に這いつくばっている汚ゆきぽをクスクスと嘲笑いはじめました。
「そうだよねえ。全く笑える話だよねえ。こんな汚い子ゆきぽが成りすまそうだなんてねえ」
ゆきぽ「ぷっくくくくく!ぽほほほほほほ!」ゲラゲラ
汚ゆきぽ「ぽぇ…!?…ぽぉ!?」
ゆきぽは汚ゆきぽの滑稽さ、惨めさが可笑しくて可笑しくて、いよいよお腹を抱えて笑い出しました。
-
自分のことを見ながらゲラゲラと笑うゆきぽを見て汚ゆきぽは涙を瞳いっぱいに溜めて困惑の表情を浮かべています。
「だって、本物の子ゆきぽちゃんはそこにいるあんなに可愛い子なのにねえ」
ゆきぽ「ぷっほほほほほほ!!ぷえ!ぷえぇ!」ウンウン
男が、汚ゆきぽが現れてからゆきぽに構ってもらえなくて段ボールの中に入ってしまっていた子ゆきぽを指さしそう言うと、その言葉にゆきぽはお腹を抱えて爆笑しながら大きく頷きます。
汚ゆきぽ「ぽ…ぇ…?」
その言葉を聞き、泣いていた汚ゆきぽは男の指さす方向にいる子ゆきぽに目を向けます。初めて子ゆきぽの存在に気付いたようでした。
子ゆきぽ「ぱうぅ…Zzz」
段ボールの中で幸せそうに眠ってしまった子ゆきぽ。そんな様子を汚ゆきぽは見つめています。
その時でした。
汚ゆきぽ「ぽ…ぉ…!…ぽぉえぇぇぇぇぇぇッ!!!!」ダッ
這いつくばっていた汚ゆきぽが泣き顔を突然怒りに満ちた表情に豹変させて立ち上がると、子ゆきぽの方へ駆けだしたのです。
ゆきぽ「ぱっふふふふふ…ぷぇ!?」
汚ゆきぽのことを嘲笑っていたゆきぽでしたが、汚ゆきぽの突然の行動に驚きます。慌てて汚ゆきぽを止めようとしますが呑気に爆笑していたせいで間に合いません。
汚ゆきぽ「ぽぉえッ!!」ドカッ
子ゆきぽ「Zzz…ぷえっ!?」
気持ちよさそうに寝ていた子ゆきぽでしたが、汚ゆきぽが頭を殴ってきたことで飛び起きます。
汚ゆきぽ「ぽぉッ!ぽえッ!ぽぉああッ!!」
子ゆきぽ「ぷ!?ぷぇ!?」
大振りで力任せに殴ってくる汚ゆきぽに、子ゆきぽは何が起こっているのか分からないという風な驚きの入り混じった悲鳴を上げます。
子ゆきぽ「ぷぁ…ぷえぇぇぇぇぇん!!」
汚ゆきぽ「フーッ…フーッ…!ぽぉ…!」ゴソゴソ
-
突然の暴力に驚き、泣き出してしまった子ゆきぽ。しかし、その様子を見ても汚ゆきぽの怒りは全く収まっていません。
何やら自分の背中をまさぐり始めたかと思えば、なんとゆきぽなら必ず持っているマイスコップを取り出しました。そのスコップを振り上げ泣いている子ゆきぽに向かって…
汚ゆきぽ「ぽぇええええええッ!!!!」
ゆきぽ「ぽぉッらぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッ!!!!」
汚ゆきぽ「ぽげぇッ!!??」
まさに汚ゆきぽのスコップが子ゆきぽの脳天に直撃するその瞬間、ゆきぽが汚ゆきぽに思いっきりタックルしました。危機一髪です。
子ゆきぽ「ぷぇ…?…ぷわぁぁぁぁぁん!!」
ゆきぽ「ぽぇ!ぽー・・・!」ヨシヨシ
怖かったよー!と泣きながら抱き付いてくる子ゆきぽの頭を撫でてやりながら、もう大丈夫だよとゆきぽは言います。
汚ゆきぽ「ぽえぇ…!」
ゆきぽ「ぽー!」キッ
ゆきぽのタックルで吹っ飛ばされた汚ゆきぽが呻きながら立ち上がります。その様子を見て子ゆきぽをかばうように前にでてゆきぽは汚ゆきぽを睨み付けます。
汚ゆきぽ「ぽ…ぉ…!」
ゆきぽに睨まれ少し怯んだ汚ゆきぽは、どうしてそいつをかばうの…!とでも言いたげな泣きそうな顔をしました。
ゆきぽ「ぽおぉぉぉぉ!!」ダッ
汚ゆきぽ「ぽ…!?…ぽっぎゃ!?」
しかし、ゆきぽはお構いなしです。汚ゆきぽに向かって駆け出すと体重を乗せた一撃をお見舞いしてやりました。
ゆきぽ「ぽぉッ!ぽぇッ!ぷあァッ!!」
汚ゆきぽ「ぽげぇ!ぽぎッ!?ぽっぎゃぁ!!」
重い一撃を食らい怯んだ汚ゆきぽをゆきぽは殴り続けます。
汚ゆきぽは短い悲痛な鳴き声を上げてされるがままです。最初の一撃で戦意を喪失してしまったのか反撃しようともしません。
-
汚ゆきぽ「ぽぎぃぃぃ…。ぽぐぅぅぅぅ…っ!」
ゆきぽ「ぽぉ…!フーッ…フーッ…。ぽえ!」フンス
何度も殴られて大きなダメージを受けた汚ゆきぽが呻きながら地面にうずくまると、その様子を見てゆきぽは満足したかのように鼻息を荒げながらドヤ顔で汚ゆきぽを見下ろしました。
ゆきぽ「ぽえぽーえ!ぷぅー!」
汚ゆきぽ「ぽぐぅ…。…ぽぉー…」シクシク
これに懲りたらもう二度とうちの可愛い子に手を出さないでね!
そんなことをゆきぽはうずくまって泣いている汚ゆきぽに言いました。
無抵抗の相手を殴ってすっかりすっきりしたゆきぽはこれで満足のようです。
泣いている汚ゆきぽをその場に置いて段ボールへと帰ろうとしています。
しかし、汚ゆきぽに背を向けて歩き出したゆきぽに男が言いました。
「おいおい、もう許しちゃうのかい?ちょっと甘いんじゃないの?」
ゆきぽ「ぽえっ?」
「だってそうだろう?その子は君の大事な大事な子ゆきぽちゃんを傷つけようとしたんだよ?スコップまで持ち出してどこまで傷つけようとしていたのかなあ…。運が悪ければ子ゆきぽちゃん、殺されてたかもなあ…」
ゆきぽ「ぷえ!?」
「それに今はこうしてこの汚い子ゆきぽは抵抗する様子もなく大人しくしているけど、いつまた襲撃しにくるか分からないしねえ…」
ゆきぽ「ぱぅ…」
「ね、…ここで殺しちゃったほうが安心じゃないかなあ?」
ゆきぽ「ぽ!?」
男の暴力的な提案にゆきぽが驚きます。殺すという選択肢はゆきぽの頭に微塵も浮かんでいませんでした。
「君がいつだって子ゆきぽちゃんから目を離さずにいられる保証はどこにもないんだよ?ちょっと目を離したすきに君の目の届かない場所で子ゆきぽちゃんがひどい目にあわされるかもしれない。まさに、この汚い子ゆきぽに!」
ゆきぽ「ぽぇ…!」ブルッ
-
男の口から告げられた恐ろしい未来の可能性にゆきぽは身震いをしました。
そんなこと、絶対にさせない…!
そう思ったゆきぽに覚悟の意志が灯ります。
「分かってくれたかい?」
ゆきぽ「ぽえ!」
「…じゃあ、子ゆきぽちゃんに手を出したらどうなるのかしっかりと刻み込んでやるんだ!文字通りその身にね!」
ゆきぽ「ぷえー!」
男の激励を受けたゆきぽは今もなお蹲る汚ゆきぽに向かって駆け出しました。その手にはいつの間にかマイスコップが握られています。
ゆきぽ「ぽぉうっらぁぁぁぁ!!」
汚ゆきぽ「…ぽ!?ぽげぶっ!?!?」
怒声を発しながら向かってくるゆきぽに気付き顔を上げた汚ゆきぽは、その顔にブンッと音を唸らせるスコップをめり込まされました。
汚ゆきぽ「ぽっぎゃアァァァァァァァァッッッ!?!?」ジタバタ
さっきまでとは別次元の痛みに汚ゆきぽは絶叫しながらのたうちまわります。
ですが、ゆきぽは容赦なく追撃を食らわせます。
ゆきぽ「ぽおっ…えっ!!」
汚ゆきぽ「ぼッ…〜〜〜〜ッ!!??」
のたうちまわる汚ゆきぽの動きに合わせて器用に鳩尾にスコップを食らわせました。汚ゆきぽは痛みに声も出ないようです。
汚ゆきぽ「…ッ!…ッ!!」
ゆきぽ「ぽぇー…」フーッ
「そうだ!腕とか折るのはどうだろう?うちのかわいい子ゆきぽちゃんに暴力を振るったのはこの腕か!ってね」
ゆきぽ「ぽぉ!」コクン
声も無く痛みに苛まれている汚ゆきぽを見て一息をついているゆきぽに、男が助言をします。
-
助言を受けゆきぽは、それだ!というような顔でうなずくと再び汚ゆきぽへと近づきます。
ゆきぽ「ぽ!」グッ
汚ゆきぽ「…ぽっ…げッ…!…ぽッ…!?」
ようやく普段通りの呼吸を取り戻しつつある汚ゆきぽの腕をゆきぽは両手で持ちました。
ゆきぽ「ぷぅぅぅぅぅぅぅ!!」グググググッ
汚ゆきぽ「ぽぎぎぎぎぎ!?…ぽぇ!?ぽぉ!ぽやぁ…!ぽぉ!」イヤイヤ
ゆきぽが両手で持った汚ゆきぽの腕に別方向の力を加えていきます。
最初は鈍い悲鳴を上げていた汚ゆきぽですが、ゆきぽがこれから何をしようとしているのか察すると涙を浮かべて、やめてくれ嫌だ嫌だ、と懇願し始めました。
が、ゆきぽの力は強まるばかりです。
ゆきぽ「ぽっ…!ぽぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
汚ゆきぽ「ぽぐぅぐぐぐぐぐぐぐ!!??」
顔を真っ赤にして力を込めるゆきぽ。対照的に汚ゆきぽの腕は真っ青になっていきます。
そして…
ポキンッ!!
と、拍子抜けするような軽い音が鳴って、その後に
汚ゆきぽ「ぽォんッぎャあァァァァァァァッァァァッァァァァァ!!!???」
と、汚ゆきぽの今日一番の絶叫が鳴り響きました。
ゆきぽ「ぽえ〜〜〜♪」
その絶叫を聞いてゆきぽはご満悦。段々楽しくなってきてしまったようです。
「おっ!ノってきたねー、ゆきぽちゃん!」
ゆきぽ「ぽぉ♪ぽえっ♪」シッポフリフリ
男の言葉に鼻歌交じりで返事をするゆきぽ。楽しくて尻尾もゆらゆら揺れてしまっています。
「よし、じゃあどんどんいこうか!」
ゆきぽ「ぱう〜〜〜♪」
-
興が乗ってきたゆきぽは男が出すアイディアを次々に実行していきました。
「目をくりぬいちゃおう!」
ゆきぽ「ぽえっ♪」ズブリッ
汚ゆきぽ「ぽぐっ…ぎィア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァァァァァァァッ!!」
ゆきぽ「ぽ〜えっぽえっ♪」グリグリ
汚ゆきぽ「ぽぎぎぎぎぎ…ア゛ッ…ギッ…ィ!!」ボトリ・・・
汚ゆきぽの両目を手でつかみ取るとグリグリと掻きまわし反応を楽しんでから目をくりぬくゆきぽ。
「尻尾を切り落としちゃおう!」
ゆきぽ「ぷっぷぇ〜♪」
汚ゆきぽ「ぽ…ぇ…ぽぉ…!」ズリズリ
ゆきぽ「ぷ〜…えっ!」ザンッ
汚ゆきぽ「ぽぎッ!?…ぽ…ぽぇ…?…ぽ!?ぽやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!??」
ゆきぽ「ぷえ〜〜〜♪」
失明してしまいズリズリと地を這っている汚ゆきぽの尻尾をスコップで切り落とすゆきぽ。
瞬間的な痛みにビクリと身を振るわせた後に徐々に何が起きたのか汚ゆきぽは察しました。単純な痛みで、というよりは自慢の尻尾が失われてしまったという悲しみから悲痛な泣き声をあげます。
その悲鳴を聞いてゆきぽは心の底から楽しそうに笑いました。
こうして、その後も、ズリズリと這う汚ゆきぽを木の枝で執拗に突いてビクリと汚ゆきぽが反応しながら逃げ惑う様子を楽しんだり、ゴロゴロと蹴り転がして汚ゆきぽを球として球遊びをしたり、空いてしまった目の空洞に木の枝を突っ込んで反応を楽しんだり、糞尿をかけて笑いながら汚ゆきぽのことを侮辱したり…これでもかというほどの恥辱・虐待を味あわせました。
ゆきぽは思います。
思えばゆきぽはずっと弱い立場にいた。ずっと世界から虐められてたんだ。でも今この場所では違う。ここではゆきぽは強い立場にいる存在なんだ!ゆきぽが最強なんだ!強い立場で弱者を虐めるのはなんて楽しいんだろう!
そう思い、満面の笑みで心の底から汚ゆきぽを虐待することを楽しみました。
ですが、楽しい時間にはいずれ終わりが訪れます。
-
汚ゆきぽ「ぽ…ぉ…ぇ…」ピクピク
ゆきぽ「ぷぅ…」
もうほとんど動かなくなってしまった汚ゆきぽ。その命が風前の灯火なのは誰の目から見ても明らかです。
その様子を見て、この楽しい時間がもうすぐ終わってしまうことを理解したゆきぽは残念そうな声を漏らします。
「…もう、終わりかな」
ゆきぽ「ぽぉー…」
「最後に…ゆきぽちゃん気付いてるかい?その汚い子ゆきぽがずっと大事そうに懐に何かを隠し持っていたことに」
汚ゆきぽ「ぉ…ッ…」ビクッ
ゆきぽ「ぽえ?」
男の指摘に瀕死の汚ゆきぽがビクリと震えました。ゆきぽはそのことに気付いていなかったようで小首をかしげます。
「一番最期にこの大事そうに持っている何かを奪ってから殺すのが一番気持ち良い終わらせ方だと思うんだけど、どうかなあ?」
ゆきぽ「ぽー!…ぽえ〜…♪」
男の提案にゆきぽは大賛成です。最期の最期に一番大事な宝物を奪われて終わる。そんなとき汚ゆきぽはどんなリアクションを見せてくれるのでしょうか?そのことを考えゆきぽはワクワクしてきました。
「よし、じゃあ僕がこの子が隠し持ってる何かを奪い上げるから、奪い取った瞬間にゆきぽちゃんはこの子の首をスコップで刎ねるって作戦で良いかい?」
ゆきぽ「ぱうー!」
「じゃあ、行くよー!」
男はそう言ってビクビクと震えながら地に伏せている汚ゆきぽの懐をまさぐり、大事そうに持っているものを取り上げようとします。
汚ゆきぽ「ぉ…!…ぉぉぉぉぉぉぉ…ッ!…ぽ…ぉ…あッ!ぽおォォォォォォォォォォ…ッ!!!!」
「うお…瀕死の子ゆきぽとは思えない凄い抵抗だ!くっ…でも…!…よし!取ったぞ!!」
汚ゆきぽ「…ぽ…あっ…!ぽ…やぁ…ッ!」
-
汚ゆきぽ最期の抵抗虚しく、男に取り上げられてしまいました。
取り上げられたとき、汚ゆきぽは本当に泣きそうな…まるで、最後の望みが絶たれてしまったかのような、そんな絶望の表情を浮かべました。
そして、その瞬間にゆきぽのスコップが汚ゆきぽの首へと迫り…
ザシュッ!!
汚ゆきぽの首と胴体が離れ、汚ゆきぽは絶命しました。
ゆきぽ「〜〜〜〜〜!!っぽえ〜〜〜♡」
最高に絶望に染めて汚ゆきぽを殺したことによりゆきぽの気分は最高潮でした。快感すら感じているようです。
「やったねえ!ゆきぽちゃん!愛しい子ゆきぽちゃんに害をなす存在は死んだよ!」
ゆきぽ「ぽっ?…ぽぉ!ぽえぽーえ!」
男の言葉にゆきぽは一瞬キョトンとした顔をした後に同意します。途中から完全に汚ゆきぽを虐待することが楽しくなりそちらが気持ち的にメインになってしまったため当初の目的を忘れてしまっていたようです。
「あっ!そうだ!ゆきぽちゃんも最後にあの子ゆきぽが大事そうにしてた物がなんなのか知りたい?」
ゆきぽ「ぷ?…ぷぇ!」コクン
正直そこまで興味はありませんでしたが一応見ておこうかな…。どうせとっておいた食べ物か何かだろう。
それぐらいの気持ちでゆきぽは頷きました。
「これなんだけど…何だと思う?」
ゆきぽ「ぽー…?…ぽ…え…?」
男が先ほど汚ゆきぽから取り上げた何かをゆきぽの目の前に出します。
最初は、予想していた食べ物などではなかったため怪訝そうな顔でそれを見ていたゆきぽでしたが、それがなんなのか認識するとゆきぽの顔が固まりました。
男が手に持つそれは、汚ゆきぽから取り上げたもので…
でもそれは、汚ゆきぽの持っているはずのないもので。
それは………小さなビー玉の一つ付いた ブ レ ス レ ッ ト ?
-
ゆきぽ「ぽ??ぽえ????」
意味が分かりませんでした。汚ゆきぽが何故このブレスレットを持っていたのか。
だって、それは子ゆきぽが無事帰ってくるために子ゆきぽに渡した家宝です。似ているだけの別物ではありません。何度見ても間違えなく子ゆきぽに渡した物です。
ゆきぽ「ぱうー?」
ゆきぽ「ぷぇ?ぷう…?」
ゆきぽ「ぽぉ…。………っ!?」
しばらく首をかしげながら疑問の声を上げていたゆきぽでしたが、ある瞬間に何かに気付きます。
まさか…。
そんな風に思いながらゆきぽは段ボールの中にいる愛しいわが子の元へ駆け寄りました。
ゆきぽ「ぽえ!ぽぉ!」
子ゆきぽ「Zzz…。…ぷぇ…?」
随分と長い間、汚ゆきぽを虐めていたのでその間に再び段ボールの中で眠ってしまっていた子ゆきぽ。
スヤスヤと幸せそうに眠っている子ゆきぽの元へ走るとゆきぽは子ゆきぽを揺さぶって無理やり起します。
普段ならば眠っている子ゆきぽを無理やり起こすなんてことは絶対にゆきぽはしません。慈しむように寝顔を眺めつづけるのです。ですが、今は焦った表情で子ゆきぽのことを揺さぶります。今はそんなことをしている場合じゃない、と。
ゆきぽ「ぽぉ!ぷぅーっ!?」
子ゆきぽ「ぷぅ…ぷえー…?」
ゆきぽ「ぽーっ!ぽぉえっ!!」
揺すられて目を開けた子ゆきぽにゆきぽは焦った表情で一つの質問を投げかけます。
お守り!お守り持ってる!?…と。
しかし、子ゆきぽはまだ眠いのか返事が要領を得ません。
その様子にさらにゆきぽは焦ると、言葉を加えて再び質問をします。
キラキラした石が付いたお守りだよ!出かける前に渡したでしょ!?…と。
-
どうか勘違いであってくれ…。単にすごく似ているだけの物を汚ゆきぽが持っていただけであってくれ…。
そんな風に心の中で思いながらゆきぽは子ゆきぽの返答を待ちます。子ゆきぽがブレスレットを当たり前のように懐から取り出してくれるのを心の底から願いながら。
ですが、子ゆきぽの返答は…
子ゆきぽ「ぷー?ぷぇ??」
お守り?そんなの知らないよ??
そうキョトンとした顔で当たり前のように言う子ゆきぽ。
その言葉にゆきぽの希望はあっさりと打ち砕かれ、代わりにある疑念が胸の中で大きく膨らんでいきます。
まさか…。まさかまさかまさか・・・!?
その時でした。
「そんなにその子に詰め寄っても無駄だよ?ゆーきぽちゃん?」
男がそう言ってゆきぽの背後に立ちます。
ゆきぽ「ぽ…ぇ…?」
ギギギ…とゆっくりと後ろを振り返るゆきぽ。嫌な予感が止まらなくて、男の口から決定的な何かが発されてしまいそうで、それで後ろを振り返って男の顔を見るのが怖くてたまらないのです。
やっとのことで振り返って見た男から出た言葉は嫌な予感通りの言葉でした。
「その子にそんな質問したって分からないよ?………だって、その子、ゆきぽちゃんの子供じゃないもん」
ゆきぽ「ぷ………ぇ…?」
別ぷちのように変わって帰ってきた子ゆきぽ、自分のことをお母さんと呼ぶ汚い子ゆきぽ、汚い子ゆきぽが大事そうに持っていたブレスレット。
それらの要因が導きだす答えは一つ。
「もう君も気付いているんじゃないかい?ただ、それを事実だって認めたくないから気付かないふりをしているだけで」
ゆきぽ「ぽ…ッ…!?」ビクリ
「君が気付かないふりを続けるなら…僕がしっかりと事実を突き付けてあげるよ」
-
ゆきぽ「ぽ…ぽやぁ…!」イヤイヤ
「この子ゆきぽが君のゆきぽちゃんの子供じゃないなら、本当の君の子供の方の子ゆきぽちゃんは今どこで何をしているのかなあ?…もう会えないだろうねえ。だって…」
ゆきぽ「ぷやぁ!やあぁぁぁぁッ…!」
「さっき君が…その手で、まさにその手で!楽しんで、暴力の限りを尽くして、屈辱の限りを味あわせて、虐待しつくした、あの子が!!あの子こそが!!!本当の君の子供なんだから!!!!」
ゆきぽ「ぷ…ぁ………あぁッ!!ぽぁああッ…!!あ…あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッッッッ!!!!????」
嫌だ、嘘だ、そんな…そんなッ!!あり得ないッ!!嘘だ嘘だ嘘だッ!!!!
そんな風に必死に頭の中で否定の言葉を浮かべますが、いくら他の可能性を考えても全く思いつくことが出来ないのです。
さっきの汚ゆきぽが、本物の子ゆきぽだった。
そう考えるのが最も辻褄の合う答えなのです。
「僕はねえ、子ゆきぽちゃんを昨日家に連れて帰ってちゃんとお世話をしたよ。温かい美味しいご飯もあげたし、温かい寝場所も用意した。連れて行く前に言ったことは全部してあげた。でもねえ、今日になってここへ連れてくるときになって、急に気になったんだ」
「物凄く醜悪な状態になった子ゆきぽちゃんと、この子ゆきぽちゃんに物凄く似ているけど綺麗で可愛い子ゆきぽを連れて行ったらゆきぽちゃんは本物の自分の子供を判断できるんだろうか…てね」
「そう思いついてからは行動は早かったねえ。子ゆきぽちゃんにそっくりの子をぷちどるショップから買ってきて、その子と子ゆきぽちゃんを連れてここへ向かい始めたんだ。その道中で道路の側溝に子ゆきぽちゃんを落としてきたんだよ」
「この町の道路の側溝はあまり管理が行き届いてなくてね、汚物で詰まっちゃうことがよくあるんだ。そんな場所に落ちちゃったからもちろん子ゆきぽちゃんは汚物まみれさ」
「そこで泣いて助けを求める子ゆきぽちゃんにこう言ったんだ」
「そこから自力で元の住処まで戻ってこれたら、これからずっと僕の家で飼ってあげるよ。…ってね」
「それからは君も知っている通りさ。可愛い方の子ゆきぽちゃんを君に見せて、子ゆきぽちゃんが大変身を遂げたと勘違いするように誘導した…と」
現実を受けいることが出来ないでいるゆきぽに淡々と説明します。
ゆきぽ「ぽ…ぁ…あああ………ッ!!」
-
「…でも、僕は信じてたんだけどねえ…。ゆきぽちゃんならあっさりと見破ってくれるって。母親の愛情の素晴らしさを僕に見せてくれるってねえ。そしたら、本当に君たち親子を僕の家で飼ってあげようと思ってたんだけどねえ」
ゆきぽ「ぽ…っ」
「だからさあ…がっかりだよねえ…」
ゆきぽ「ぽ…ぽぇえ…」
「偽物の子ゆきぽをあっさりと信じて!自分の本当の子供に嫌悪感を示して!それどころか、虐待までして!挙句の果てにはその手で殺しちゃうなんてさあ!」
ゆきぽ「ぽっ…ぽやぁああああああああああああああああ!!!」イヤイヤ
「君、明らかに途中から楽しんでたよねえ?えぇ?自分の子供の腕を折って、目をくりぬいて、尻尾を切り落として!楽しかった?ねえ、楽しかったんだ?」
ゆきぽ「ぷっ…げぇぇえええ!!ぽぉおぇっ!!ゲホッゴホッ!!」
男の言葉に自分が子ゆきぽにしてきたことを改めて認識し、ゆきぽは吐いてしまいます。
ついさっきまでの虐待行為が気持ち悪くて。手に残る感触が気持ち悪くて。
何より、楽しんでいた自分が気持ち悪くて気持ち悪くて気持ち悪くて。
「最後なんて快感すら覚えてたみたいに見えたけど?気持ちよかった?自分の子供の首を斬って気持ちよくなってたんだ?」
ゆきぽ「ぽぉげえッ!!げぇええッ!!おえぇぇぇ…ッ!!」
「…子ゆきぽちゃんは最初から最後まで助けを求めてたのにねえ」
ゆきぽ「…ぷ…え…っ」
「お母さんお母さんって呼んでさ、泣いてたのに。どうして、やめて許してって懇願してたのに。君のことを最後まで殴りもしなかったのに。…最期の最期まで君から貰ったお守りを、まるで君との繋がりの証のように大切に持ち続けてたのに」
ゆきぽ「ぽぁ…あ………ッ!ぁ…ぷぁあああああああああああああああああああああああああああッッッッ!!!!」ガンガンガンッ
子ゆきぽの助けを求める声に、自分のことを信じ続けていた態度に、今更気付いて後悔の絶叫をするゆきぽ。あまりの公開に自分の頭を地面に叩きつける自傷行為をし始めました。
ゆきぽ「ぽぉあああああああああああああああッ!!ぷやぁああああああああああああ…ッ!!…ひぐっ…えぐっ…ぽえぇぇぇぇぇぇん…ぷえぇぇぇぇぇぇぇぇぇん…!」ガンガンガンッ…シクシク
-
ゆきぽは自傷行為をしながらの絶叫をし疲れたのか、今度はシクシクと静かに泣いています。
その様子を見て再び男が口を開きます。
「…でも、過ぎたことをずっと気にしていてもしょうがないのかもねえ?」
ゆきぽ「ひっく…ひぐっ…ぽ…ぇ…?」シクシク
「もう子ゆきぽちゃんは君のその手で死なされてしまった。この事実はどうにもならない。…でも、ここで悲しみ続けることは子ゆきぽちゃんも望んでいないと思うんだ」
ゆきぽ「ぱ…う…?」
「君が今すべきことは何か?…それは、あのダンボールの中にいる偽物だった子ゆきぽちゃんをしっかりと育て上げることなんじゃないかなあ?」
ゆきぽ「…ぽ…?」
「確かに本物の自分の子じゃないかもしれない。でも、親子の絆っていうのは本当に血がつながっているかどうかってところにあるわけじゃないんじゃないかなあ?」
ゆきぽ「ぽ………!」
「本物の愛情を持って、あの子ゆきぽを育てること。それがせめてもの償いじゃないかい?」
ゆきぽ「…ぽぇ…!」
その男の言葉により、泣いていたゆきぽの目に確固たる意志が宿ります。
守る。あの子だけは何に代えても絶対に守り抜く。必ず。今度は絶対に失敗しない。
ゆきぽはそう心に強く強く誓います。
「その様子なら、もう大丈夫そうだね」
ゆきぽ「ぽぉ…!」
「よし!子ゆきぽちゃん、こっちにおいで!お母さんとハグだ!」
子ゆきぽ「ぱぅ…?…ぷえー!」トテトテ
先程までのゆきぽを段ボールの中から心配そうに見ていた子ゆきぽですが、男の言葉でもう大丈夫みたいだと分かり、嬉しそうにトテトテとゆきぽに向かって歩き出します。
ゆきぽ「ぽえー!」バッ
ゆきぽが子ゆきぽに向かって腕を広げました。抱き合う準備は万端です。
-
子ゆきぽ「ぷぅー!」ダッ
その仕草を見て子ゆきぽもゆきぽに向かって駆け出しました。
二匹の距離が近づいていきます。
そして、子ゆきぽがついにゆきぽのすぐ目の前までやってきて…
ゆきぽ「ぽぅー!」
子ゆきぽ「ぷえー!…プギゲッ!」
グチャッ…!
と肉のつぶれる音とともに子ゆきぽの姿が見えなくなりました。
ゆきぽ「…ぽぇ………?」
ゆきぽの目の前にはゆきぽの二回りもある大きな石が置いてあるだけです。
あれ?子ゆきぽは?どこに行っちゃったの?…とゆきぽはキョロキョロと辺りを見回します。まるで現実から目を背けるかのように。
「ふぅー…。いやあ、重かった重かった」
ゆきぽの後ろで男が言いました。
ゆきぽ「ぽ…?」
「ん?何、不思議そうな顔をしてるんだい?…あぁ、子ゆきぽちゃん?子ゆきぽちゃんならこの下さ」
そう言って男は目の前の石を指さします。
ゆきぽ「ぽ…ぇ…ぁ…?ぷぇ…?」
ジワリジワリと赤い染みが目の前の石の下から広がっていくのを見て、ゆきぽは段々と理解していきます。
子ゆきぽは男が振り下ろしたこの大きな石の下敷きになって死んでしまったのだと。
ゆきぽ「ぱぅ…あ…あぁ…!」ガタガタ
「…大体さぁ、都合良すぎだよねえ。愛情を持って別の子ゆきぽを育てることが償い?本気でそんな言葉で納得してたの?」
目の前で起きた事態を理解しガタガタと震えはじめるゆきぽに男がそう話しかけます。
ゆきぽ「ぷ…ぁ…?」
-
「償いになるわけないじゃん。赤の他人を代わりに育てることなんて微塵も望んじゃいないだろうなあ、君に殺された子ゆきぽちゃんは」
ゆきぽ「ぽぉ…。ぽぁあああああ…」
「その手で自分の子供を殺したくせにちょっとそれっぽい言葉を言われただけですぐに納得しちゃって新しく子育て?神経疑っちゃうよね」
ゆきぽ「ぷぇ…!ぷああああああ…!!」
自分の浅はかな思考と行動を指摘されゆきぽはガタガタと震えながらうめき声を上げています。
「結局、君は自分の子供を愛してたんじゃないんだよ。…健気に子育てを頑張る自分を愛してたんだ」
ゆきぽ「ぽ…っ!?」
「本当は子供なんてどうでもいいんだよねえ?子供の為に頑張る自分の姿が大好きなだけなんだろう?」
ゆきぽ「ぽぉ…!ぽおぉ…!」フルフル
「実際に君は子供を亡くしてまだ10分も経っていなかったにも関わらず、あっさりと他の子供を育てることを決意してしまったじゃないか。…要するに、育てる対象が何かなんて関係ないんだろう?子育てを頑張る自分が好きで、逆境にも負けずに頑張る自分が大好きで、褒めてほしくて認めてほしくて仕方がないだけなんだろう?」
ゆきぽ「ぷ…ぷやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」イヤイヤ
「死んでしまった子供のことはさっさと忘れて、新しい子育てを頑張るゆきぽちゃん可愛い!…とでも言われると思ってたのかい?…どう考えても可愛くなんてないね。虫唾が走るよ?そんな下種行為」
ゆきぽ「ぽっ…あぁぁぁ…!あぁぁぁぁぁぁ………っ」
「…もう死ねよ。クズ野郎」
ゆきぽ「ぽやぁあああああああああああ…!あ…ぁあ…ぷぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛…っ!!!!」
自分でも気づいていなかった自分の汚い部分を認識させられて絶叫するゆきぽ。
激しい自己嫌悪に苛まれて、苦悶の表情を浮かべ涙を流しながらゆきぽは泣き叫び続けました。
何十分も、何時間も。
-
そして、ようやくゆきぽが泣き止んだ頃、辺りはすっかり暗くなりいつの間にか男の姿も見えなくなっていました。
ゆきぽ「………」
しかし、完全に放心状態のゆきぽはそんなことは気にしていませんでした。
ゆきぽ「………ぽえ」
死のう。
そう一言呟くとゆきぽは立ち上がりスコップを取り出しました。
絶望しきったゆきぽに明日を生きる気力はもう残っていません。
取り出したスコップを自分のお腹の前に持っていき、深々と刺そうとして力を入れます。
それから、まさにスコップの先がゆきぽのお腹に到達するその瞬間。
町の住民「いたぞ!ゆきぽだ!」
ゆきぽ「ぽっ!?」
町の住民「捕まえろ!」
急に鳴り響く怒声に驚きゆきぽが体を固まらせていると何人もの町の住民がゆきぽの周りに集まりました。
どうやら他のゆきぽがゴミ置き場から生ゴミを荒らしたため、男の言っていた町内会による野良ぷちどる一斉駆除が始まってしまったようです。
ゆきぽ「ぷえっ!?ぽ、ぽえっ!?」キョロキョロ
町の住民「こいつがゴミ置き場を荒らすクソタヌキモグラか…」
町の住民「散々煮え湯を飲まされたからな…。ま、せいぜい楽しませてもらおうや」
周囲を取り囲む人間達に対しておびえた様子でゆきぽが顔を窺っていると、後ろから抱きかかえられました。
ゆきぽ「ぱぅっ!?ぽえっ!ぽやぁあっ!!」ジタバタ
町の住民「このっ…大人しくしてろ!」
ゆきぽ「ぷぎィっ!?」
抱きかかえられてしまったゆきぽは何とか人間の手から逃れようとその状態で抵抗しましたが、すぐに周囲の別の人間に顔を殴られ抵抗を抑えつけられます。
-
町の住民「まぁそんなに慌てるなよ…。こっちは毎日毎日ゴミ置き場を荒らされて腸煮えくりかえってんだよ。心配しなくてもたぁっぷり可愛がってやるよ。皆で…な」
ゆきぽ「ぽ…!?」ゾクリ
町の住民「さぁて、こいつが恐らく最後の一匹だ!皆、いよいよストレス発散タイムとしようぜ!!」
「「「「「「よっしゃーーーーーーっ!!!!!」」」」」」
ゆきぽ「ぷやああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
こうしてゆきぽは町内会の人間に虐待しつくされ、死んだ方がマシだと思えるほどの生き地獄をこれでもかと味あわされた後に、死にました。
-
以上で終了になります
-
ちなみに次回はやよ虐、はるかさん虐、ゆきぽ虐のどれかにしようと考えているんですが、どれが一番需要高いですかね?
-
>>73
乙です、素晴らしい大作でした、ゆきぽは子供を愛してるのではなく健気に子育てを頑張る自分を愛してた。
僕もそう思います。
今回のゆきぽ虐が素晴らしかったのでまたゆきぽ虐が見たいです。
-
>>73
乙です。とことん調子に乗る害獣の本性の醜さは本当に不快ですね。個人的にはぷ虐の裾野を拡げる意味で、はるかさん虐を希望しますが…作者様のお好きなぷちをお好きに虐待するのが一番だと思います。次回作、気長に待っています
-
>>73
乙であります。やよ虐を希望するであります!
wikiへの掲載ですが、一本にまとめようとするとエラーが発生するので、前半後半で分けて収録させてもらいました
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>>38
店長「もういいだろう殺すぞ」
A「尻尾をちぎるとショックで死ぬって聞いた事があるのでやってみましょう」
B「それいいですね」
ゆきぽ「ぽえっ!?ぷやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ;;」イヤイヤ
店長「よし捕まえるぞ」
ガシッ
ゆきぽ「きゅいいいいいいい!きゅいいいいいいいい!」オカアサーン
A「こいつ親に助けを求めてやがる、そんな奴はこねえよ」
ゆきぽ「きゅいいいいいい!きゅいいいいいいいいいい!」ジタバタ
店長「よーし引っ張るぞ」
B「はい」
ミチミチミチミチ
ゆきぽ「ぽやぁぁぁぁぁぁぁぁ;;ぽやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ;;」イヤダヨー
店長「嫌だ?俺らも営業停止になるのは嫌だったよ!」
ブチブチブチブチブチィ!
ゆきぽ「ぽんぎゃああああああああああああああああああああ!」
A「いやー、スッキリする声ですね」
店長「そうだな」
B「もう死んでますね」
ゆきぽ「」
店長「じゃあ今日は害獣を駆除した事だしパーッと飲みに行くか!」
A,B「はい!」
こうしてたるき亭の3人は街へと意気揚々と歩いていった、害獣の死体を残して
ゆきぽ「」
終わり
-
>>73 力作大変乙でした
親ゆきぽの自己愛から来る歪んだ愛情の表現とそれに対する因果応報な精神的苦痛の虐待、素晴らしかったです
自分的にはまた書いていただけるなら何虐でも嬉しいですが、強いて言うならやよ虐ですかね
-
>>73
乙です
ゆきぽ以外で書いてほしいです
-
前スレで、やよ虐ネタが入ったので投下します。コピペ利用すみません
ぷちます総選挙(仮)
※2017年7月現在
司会「えー、AKB総選挙の時期は過ぎたのですが、それに被せた特番企画です。
ゲストに、ぷ虐博士をお呼びしています。今日はよろしくお願いします」
ぷ虐博士「よろしくお願いします」
司会「しかし、どのぷちどるが人気があるのか調べる選挙は、意味無いと思うのですが。
大体、ちっちゃんやぴよぴよ、みうらさんといった『無害で有益』なぷちが挙げられますから」
博士「そうですね。純粋な人気投票ではその三匹がカタいでしょう。
ですが、ここはぷ虐スレです。『虐待的な意味』での人気は、また違ってきます」
司会「その場合も、結果は見えている気がしますが。何せぷ虐スレにおいては、
他の追随を許さない圧倒的な虐待数を誇る、絶対王者のぷちどるがいますから」
ポエーッ!
博士「おっしゃる通りです。ところが最近、気になるデータも現れたのです。
こちらをご覧ください」
司会「これは……前スレの書き込みをまとめたものですね?」
博士「有志の方々が行なった『選挙』の模様です。ここで得られた結果を、
今回そのまま反映させたいと思います」
931: 名無しさん :2017/05/30(火) 21:13:12 ID:pRrvLZBI
みんなが一番嫌いなぷちは誰?俺は最近のやよかな、可愛げが無くなってしまった。
932: 名無しさん :2017/05/30(火) 22:22:20 ID:ubo8oIzk
俺はちひゃー
なんかむかついちゃうんだよな
933: 名無しさん :2017/05/31(水) 01:14:11 ID:i5HAWSL.
はるかさん一択
顔も仕草も鳴き声も何もかもむかつく
分裂させて一生苦しめてやりたい
934: 名無しさん :2017/05/31(水) 06:04:17 ID:aEGvVODY
>>931
やよだな
ゆきぽは殺したくなるけど嫌いではないという不思議
やよの図々しさはほんと嫌い
935: 名無しさん :2017/05/31(水) 14:52:06 ID:UJpHSovE
>>931
ゆきぽですね。行動はもちろんですが、顔がむかつきます。よく見るとゆきぽとたかにゃだけ瞳の下の方の色が薄い(外のぷちは上の方が薄い)のが関係してるのかも知れません。ゆきぽは垂れ目だから(たかにゃの目の形は平行四辺形)余計に目が虚ろに見えて、そこがむかつくんじゃないかと思います。
ちなみに、一番嫌いな表情は眉毛が上がったちょっと強気っぽい表情です
936: 名無しさん :2017/05/31(水) 15:21:06 ID:/vhZJHhs
このスレに常駐してるとやよにイラっとするようになった
反対にあふぅはかわいいと思うようになった
939: 名無しさん :2017/06/01(木) 19:54:42 ID:OmGBVviE
やよがムカつく
知能犯ぶった池沼みたいで
―――――――――――――――――――――――――――――
-
やよ 4票
ちひゃー 1票
はるかさん 1票
ゆきぽ 1票
博士「――ざっと集計して、こうなりました。嫌いなぷちというのは、
より虐待したいという意味であると、捉えています」
司会「意外と言えば意外な結果ですね」
博士「総じて害獣達なのですが、これまでその一角とされていた、
あふぅが含まれていない点にも注目しておきたいです」
司会「しばしば話題に上りますが、最近のあふぅは確かに『許された』感がありますね」
あふぅ「ハンッ!」
博士「特にいいこともしませんが、悪いこともしなくなりましたからね。
クズ四天王の一席から卒業あるいは引退の噂まで流れています」
司会「現状を見るに、そうなってもおかしくありませんが……」
あふぅ「はあにぃぃぃぃっ!!」クンニシロオラア
司会「って、調子に乗んな! 出て行け!」ドンッ
ビャー!
博士「あふぅ虐は根強い人気があると思ってましたが……ちひゃーの方が上かもしれないですね」
司会「ちひゃーやはるかさんは、安定してムカつかれている、と」
博士「とはいえ、首位には及びません。本日の主役の登場です」
ジャジャーン!
やよ「うっうー!」ζ* ゚ヮ゚)ζ
博士「今回の総選挙ナンバーワンです。しかも二位以下は横並び」
司会「あくまで一端ですが、それでもこの結果は無視できませんね。
クズトリオを抑えて、やよがぶっちぎりでトップでした」
-
やよ「うー?」ζ* ゚0゚)ζ
博士「おい、やよ。一位を記念して、おまえにいいものやるぞ」
やよ「うっう〜♪」
博士「私じゃなくて、友達から手渡してもらえ。本日の準主役だ」
ゆきぽ「ぽえーっ!」ジャーン
司会「おお。いつもなら、ゆきぽが真打なんですけどね。
表彰状みたいなものを手に持っていますが?」
ゆきぽ「ぽぇ!」スッ やよ「う……?」
博士「えー、やよに贈られる賞状は、名作『ゆきぽの賞状伝達』でゆきぽが受け取った、
『皆から一番嫌われているで賞』です。この度、めでたく受賞者交代となりました」
やよ「うーっ!? うう〜〜っ!?」ζil ゚o゚)ζ
博士「嫌いなぷち選挙一位なんですから、文句はありませんね。
これまで破られることのなかったゆきぽの牙城が、ついに崩された様子です」
ゆきぽ「ぽっへ、ぽっへ〜♪」ニヤニヤ
司会「うわ! こいつめっちゃ嬉しそう!」
やよ「うう〜〜! うっう〜〜!!」ζ* T0゚)ζ
司会「それにしても、なぜやよはこんなにも嫌われるようになってしまったのでしょうか?」
博士「投票理由にも挙げられていますが、図々しくなり過ぎたんですね。
ぷちどるの可愛さ(笑)をカサに着て、やりたい放題になりましたから」
司会「ゆきぽがふてぶてしいなら、やよは図々しい、と」
博士「ぷ虐スレで池沼と蔑まれるぷちは、はるかさんとやよですが、
はるかさんに比べてまだ知恵が回る分、やよは性質が悪いとされています。
我々は原作で甘やかされてお咎めなしのゆきぽとやよに、現実の痴漢でっち上げ犯や、
暴れても無罪になる池沼を見るような胸糞さを感じているのでしょう」
やよ「うー! うっうー!」ζ# ゚o゚)ζ
博士「私はいい子にしている? だったら、嫌いなぷち一位に選ばれるわけないだろ。
おまえは嫌われてるんだよ、嫌われ者。事実に気づかない腐れ脳ミソが」
やよ「う゛ぅ〜〜!!」ζil ToT)ζ
-
司会「ゆきぽのように実害を及ぼしてなくとも、ここまで嫌われるものなんですね?」
博士「ぷちどるにイラッとするのは、ぷちが人間でも動物でもないからかもしれません。
そしてやよの場合は、それが顕著に表れるのだと思います」
司会「人間と同じ待遇を要求しておきながら、動物じみている点がムカつくのでしょうか」
博士「例えば原作9巻でも、やよは水族館の魚を見て、食べることしか考えていませんでした。
動物ならその考えで正しいのですが、人間的には問題があります。
そうした微妙な『ズレ』が、イライラさせられる要因でもあるのです」
司会「確かにやよは、魚を食べ物としか見ていないようですね」
博士「SSの題材にもされていますが、やよなら平気で禁漁中の魚も獲りそうです。
原作のような優しい世界()なら、泣き落としで恵んでもらえるのでしょうが、
現実ではぶん殴られ、ぷ虐スレでは細切れにされて魚のエサになります」
ボグシャ!!
やよ「う゛うぅっ!!」≡⊃:)TQ゙)ζ,',:'
司会「無自覚に、人間と動物両方のエゴが丸出しなのが、いけないんでしょうね。
あんまり多用したくない言葉ですが、一種のサイコパスとも言えますか」
博士「サイコパスなのかバカなのか微妙なところですが、やよには可愛げがないですね。
悪知恵を働かせたり哲学者ぶったりしていますが、自身の行動を顧みる知性はありません。
同じく9巻で、やよはちひゃーといお両方に、生命の危機を感じさせてもいます。
ちひゃーを助けたのは……意外なぷちでした」
司会「そんなこんなで、今一番嫌われているぷちがわかったわけですが」
博士「イコール一番虐待したいぷち、一番殺したいと思われているぷちです。
記念に殺してやるから、遠慮なく殺されろよ、やよ」
やよ「うう〜〜!? うううう゛!!」
博士「ちょうど今時期は夏、花火の季節です。トップ祝いに、でかい玉を上げましょう。
空を飛びたい()とかいう妄想を抱いていたこいつを、花火玉にくくり付けます」グルグル
やよ「う゛ぅぅ〜〜っ!!」ζil TO゚)ζ
-
司会「ぷちの重量が加わりますが、打ち上げられるものなんですか?」
博士「『四尺玉』という花火は、直径が1メートルを越え、重さも400キロ以上になります。
そんなデカブツを発射できるんですから、ぷち一匹加えても問題ありません。
さあ、外に出てスタンバイしましょう……」
やよ「うぅぅぅ!! うぅぅぅぅっ!!」
ガチャガチャ……
博士「準備完了、ですね。離れて離れて」
やよ「うぅぅぅぅぅ!!」ζil TQT)ζ
博士「もっと喜べよ、空を飛べるんだから。次の瞬間、星になるけどな」
※花火用の火薬を星と呼びます。
3、2、1、ボンッ!! ヒューーーーン!!
やよ「うぅーーーーーーーーっ!!」ζli 。Q゚)ζ
ドカーーーーーーーーーーンッ!!
やよ「っ……」ζil ゙o;.;∴;.
博士「たーまや〜」
パラパラパラ
司会「花火の破片と一緒に、肉片がそこかしこに振り落ちてますね」
ゆきぽ「ぽぇ〜♪ ぽぇっへっへ♪」ペンパイナッポー
司会「こちらは大はしゃぎです。自分が虐待されない立場だと、呑気なものですね」
ゆきぽ「ぽえっ! ぽえぽーえ!」センセイ
司会「えっ? 『今回の選挙結果を受けまして、私ゆきぽはぷ虐スレを卒業いたします。
これからはもう虐めないでくださいね』? 何言ってんだこいつ」
博士「これで終わりのわけないんですけどね? 次はおまえの番だぞ、ゆきぽ」
ゆきぽ「ぽぉっ!? ぽぇえっ!?」
-
博士「いや、当たり前だろ。一番嫌われているぷちはやよだけど、
一番虐待されているぷちは相変わらずおまえで、許される気配もまったくないんだから。
七冠王が六冠に減ったぐらいのもので、総合的なトップは依然としておまえだぞ」
司会「ぶっちゃけ卒業なんて不可能ですよね」
ゆきぽ「ぽぇっ!? ぽぇぇえ!!」
博士「四尺玉に劣らぬ花火を用意しました。椅子に47本の特製ロケット花火を取り付けています。
ここに座って点火すれば、宇宙まで飛んで行くという装置です」
司会「何ですかその宇宙的発想は」
博士「火薬の発明国とされる中国に、ワン・フーという人物の伝説があるそうです」
「16世紀の初め、ワンは中国の進んだロケットと花火の技術を使って宇宙へ行くことを決心した。彼は恐らく、47本のロケットをつけた椅子を用意したのだろう。打ち上げの日、ワンはきらびやかな服を着て、椅子に座った。47人の従者がロケットに点火し、身を守るために急いで椅子から離れた。大きな爆発があり、煙が晴れると、彼と椅子はどこにも見当たらなかった。その後、彼の姿を見たものはいない」
※ウィキペディアより
司会「昔からあの国は加減を知らないんですね」
博士「これは伝説に過ぎないと言われてますが、実際はもっとひどい事故が多発してたと思います。
だって中国ですし。人間大砲ぐらいは平気で試していたでしょう」
司会「それで、今からゆきぽに伝説を再現してもらうんですね?」
博士「はい。まあ安価なソユーズロケットでも、一度の打ち上げに約50億かかりますし、
こんなクソみたいな仕かけで宇宙行けりゃ世話ないんですけどね。
でも、ゆきぽ。初めて宇宙に行ったぷちどるになれるチャンスだぞ」
ゆきぽ「ぽ、ぽぇぇえ!?」
-
博士「大丈夫。ぷちます原作のノリなら大気圏ぐらいまでは行けるから。
椅子に縛りつけて、と……。導火線を使って一気に全部点火するようにします」シュボッ
ゆきぽ「ぽぉぉお!! ぽぇえええ!!」
博士「準備完了。早いとこ逃げましょう」ダッ
シュウウウウウウ……
ゆきぽ「ぽゃぁあああああああっ!!」ジタバタ
シュウウウウ……ズドドーーーーーンッ!!
ゆきぽ「ぽっ……」
モクモクモク……
司会「……煙が晴れてきました。残骸が飛び散ってますね」
博士「きっと、宇宙に行けたんですよ。そう信じましょう」
司会「まあ、法則をねじ曲げて宇宙でも生きて行けるかもしれませんね。
何せぷちどるは、エイリアンという説もありますから」
博士「あのまま故郷の星に帰れるといいですね」
司会「さて次の選挙では、どのぷちに(土に)還ってもらうことになるのでしょうか。
ともあれ、本日はありがとうございました」
ゆきぽ「」
終わり
-
早いもので、ぷ虐スレに参加してから四年が経ちました
私生活では変化が続いておりますが、ぷ虐スレは不変のホームです
-
乙です
永世被虐王ゆきぽが逃れられるはずもなかった
-
>>87
乙です
何かにつけ、やよは魚を食べたがりますよね。うなぎとか
意地汚いのがムカつくんでしょう
-
乙です
やよ虐が一番好きな身としては人気投票1位になった勢いでやよ虐ssが増えてくれると嬉しいなぁ
まぁ、もっとしっかり人気投票したらゆきぽにもかなり票は集まりそうな気はしますが。リレーssもほとんどゆきぽですし
-
>>87
乙です。
最近のやよの意地汚さはちょっと・・・って思ってたのでスッキリしました。
そしてゆきぽ勝手に卒業しようとするなw
-
やよ「うっうー♪」
いお「もっもー♪」
やよといおが2人で楽しそうに歩いています。
-
ぽええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュリ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリィリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!)
-
う゛ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュリ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリィリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!!)
-
害獣二大巨頭による脱糞ショーは汚すぎる
-
この動画、ゆきぽでやったら楽しいんだろうなー
ttps://youtu.be/1H6FFlEMBOM
-
すっかり、やよとゆきぽが害獣ツートップなんですね
やよ虐好きな作者さん達の尽力のおかげか、やよの自業自得か
-
>>97
そのどちらもあると思います。
やよ虐好きな作者さんが名作を作り続けた事もありますし、やよが原作で図々しい行動を取ってるのもありますね。
-
>>96 巣からキューキューぽえぽえ泣きながらわらわらと出てくるゆきぽを追い回して虐める...最高だな!
-
>>97 特に最近やよ虐は名作増えましたからー
これからもゆきぽと共にぷ虐界のスポットライトを一身に浴び続けてもらいたいものです
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