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【魔術師】老いぼれ狼は昔を語るようです【ベルガラス】第6夜

1センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 20:02:34 ID:KMtPnhjo0



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                  【魔術師】老いぼれ狼は昔を語るようです【ベルガラス】第5夜



   ここはデイヴィッド&リー・エディングス著 「魔術師ベルガラス」を原作とするやる夫スレです。
   おおむね原作に忠実に行くつもりですが、多少アレンジが入ります。


   ・ ネタバレ禁止(『ベルガラス』『ポルガラ』は良識の範囲でヨロ。)
   ・ 荒らしはスルー
   ・ 雑談自由突っ込み歓迎、酉付きOK脱線上等。投下中でなければAA張りも自由、ただし展開予想は勘弁な!
   ・ ポルおばさんは>>1の嫁


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   |: : : : : : : : :| :|: : : : : : : : :|: : : :.//>'"└'´           入 j: :|
   }: : : : : : : : :! :|: : : : : : : : :|: : /                   /: :`|: |
__」.: .: : : : : : :. :|: : : : : : : : :レ´       、       /   : : : :レ′   新シリーズになってからわらわの出番が少ないのう。
    ト: : : : : : : : -l: : : : : :.l: : |     _... 、`ヽ-'    /z=rゝ,': : : : |
    | }: : : : : :/ ,-|: : : : : :.l:.l:.| -≠ァ=¬=z      イム。ノ /: : : : :|     もっとアピールシーンを作ってもよいのじゃぞ?
__ | |: : : : : :{  l: :|: : : ::|:ハ:|  弋辷ヘノ       └'′/l、: : : :.|
    | l: : : : : :.', {`ヽ_: : |ハ|                /v|∧ハ/
    | |: : : : : : :\`丶 \|                  ヽ  /: :/
    | ハ: : : : : : : `ヽ- 、                    ` ノ: :/
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.  /: : : : : : 入/   ヘ \  ヽ、         /   K――、
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./: :./      \   \     > 、」/   | |    l |    |



          ____
        /_ノ  ヽ、\
      /(●)  (● ).\        いや、回想話だし・・・
     /   (__人__)  u \
    n|i 7    ` ⌒´      n|       やる夫達なんて、生まれたところで話が終わるんだお?
  l^l | | l ,/)      U  l^l.| | /)
  ', U ! レ' /   ー‐    | U レ'//)
  {    〈         ノ    /
  ..i,    ."⊃    rニ     /
   ."'""⌒´       `''""''''




まとめサイト(現在事情により更新停止)。
http://faldor.blog.fc2.com/blog-entry-1.html

2センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 20:03:30 ID:KMtPnhjo0

前スレ

【魔術師】老いぼれ狼は昔を語るようです【ベルガラス】第5夜
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1432722939/



ベルガラス1夜(誕生〜神々の戦)

第一話 「始まり」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1418649757/9
第二話「荷車に乗った老人」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1418649757/155
第三話「兄弟達」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1418649757/338
第四話「《アルダーの珠》」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1418649757/533
第五話「ある黄金色の午後」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1418649757/695
第六話「世界が割れた日」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1418649757/868


ベルガラス第2夜(結婚〜チェレクたち襲来)

第七話「変わりゆく世界」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1421843127/21
第八話「君去りて後」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1421843127/218
第九話「魔術師の結婚」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1421843127/384
第十話「ベルガラス、東奔西走」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1421843127/556
第十一話「《熊の背》、来たる」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1421843127/708
第十二話「モリンドランドの悪魔合戦」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1421843127/877


ベルガラス第3夜(《珠》奪還〜ポレドラ死去)

第十三話「裏切り者」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1425471469/28
第十四話「永遠の夜の都」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1425471469/141
第十五話「《珠》の守護者」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1425471469/282
第十六話「《風の島》」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1425471469/467
第十七話「《リヴァ王の剣》」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1425471469/610
第十八話「放浪」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1425471469/830


ベルガラス第4夜(放浪〜ベルダラン出産)

第十九話「西方諸国隠密御用旅」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1429102011/26
第二十話「十二年間の休暇」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1429102011/207
第二十一話「魔術師の娘」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1429102011/382
第二十二話「ベルダランの結婚」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1429102011/558
第二十三話「ポルガラ勉強する」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1429102011/791
第二十四話「初孫」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1429102011/973


ベルガラス第5夜(ムリンの予言者〜マラゴー、ボー・ワキューン滅亡)

第二十五話「家族旅行」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1432722939/141-
第二十六話「赤ちゃんはどこから来るの?」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1432722939/297-
第二十七話「BLOODY STREAM」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1432722939/409-
第二十八話「どうしてぼくなんだ?」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1432722939/528-
第二十九話「ベルダラン逝く」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1432722939/701-
第三十話「エラト公爵夫人」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1432722939/814-
第三十一話「歴史のうねり」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1432722939/929-

3センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 20:04:21 ID:KMtPnhjo0


過去スレ

ベルガリ1〜25巻(〜モリンドランド)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1310566281/25

同26〜33巻(連合軍砦に集結〜決着)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1326293435/23

ベルガリ34巻〜マロリオン42巻(エピローグ〜ゲラン誘拐)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1343818138/2

マロリオン43巻〜49巻(レオン攻略〜ウルギット覚醒)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1355927565/2

マロリオン50巻〜54巻(チャバト悪魔召喚〜ザカーズ登場)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1364381857/2

マロリオン55巻〜59巻(ザカーズ暗殺未遂〜マル・ゼス脱出)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1372551792/2

マロリオン60巻〜64巻(アシャバ〜ビタ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/16270/1381315813/2

マロリオン65巻〜69巻(メルセネ〜ダーシヴァ)
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1394620448/2

マロリオン70巻〜74巻(ダラシア〜コリム)
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1408532624/2

マロリオン75〜79巻(コリム)
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1418649757/2




ゲームレポシリーズ

【FF】 やる夫はソーサリーを操る様です 01巻 【タイタン】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1429400395/


【死んで】T&T ソロ・アドベンチャーリプレイ 第一巻【覚えろ】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1381622383/2


【人生】T&T ソロ・アドベンチャーリプレイ 第2巻【屍山血河】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1393717387/2


【己の屍を】T&Tソロアドベンチャーリプレイ第3巻【越えてゆけ】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1404001116/2


【命の】T&Tソロアドベンチャーリプレイ第4巻【価値は】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1417909925/2


【ノルマを】T&Tソロアドベンチャーリプレイ第5巻【果たせ】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1417909925/931



全裸クエストⅢ 〜そして伝説へ〜

ウィッチクエスト 〜血だまりの魔女たち〜

やる夫のシグルイゼーション


http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1416394083/4

4センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 20:04:48 ID:KMtPnhjo0

年表


5355年

 《エラスタイド》(新年の祭り)にやる夫生まれる。


5369年 やる夫14歳

 晩秋、やる夫達がファルドー農園を旅立つ。
 センダリアを回った後チェレクで大立ち回り。


5370年 やる夫15歳

 アレンディアからトルネドラ、ニーサ、アルダー谷、ウルゴと西方諸国をめぐり、
 タール経由でマーゴのラク・クトルに。クトゥーチクから《珠》を取り戻してリヴァへ。
 この間文庫本で1400ページほどあるが省略。


5371年 やる夫16歳

 《エラスタイド》にリヴァ王=やる夫が帰還する。

 春 セ・ネドラと《婚約の謁見》をしたり、オルバンに短剣を投げつけられたりする。
    ベルガラスとシルクを連れて、《城塞》を抜け出す。
    抜け出した後の《城塞》がポルガラによって世紀末と化す。

 夏 やる夫達、ドラスニアからナドラクを抜けてモリンドランドを旅する。
    セ・ネドラ、軍隊を集めて進軍。タール・マードゥの会戦で囚われの身に。

 秋 やる夫達は北から、セ・ネドラ達は南からクトル・ミシュラクに到達。
    《宿命の対決》。やる夫トラクを倒す。
    チェレクの船団と共に、西方諸国へと帰還。連合軍も解散する。
    レルグとタイバの結婚式。《旅の仲間》解散する。

 初冬 この頃までに全連合軍は祖国へ帰還。リヴァも冬の嵐で出入りできなくなる。


5372年 やる夫17歳

 春 ようやく海が落ち着き、航海できるようになる。
 春 やる夫とセ・ネドラ、ポルガラとダーニクが結婚。(ここまでベルガリアード物語)


 春 ポルガラ達《アルダー谷》に帰る。(131話)
 冬 エランドが冬の川にソリでダイビング。(132話)


5373年 やる夫18歳

 春 ベルガラスとエランドが《谷》に行く。エランド、アルダーと会う。(133話)
 秋 ベルガラスとベルディンが旅立つ。
 冬 エランドが謎の少女シラディスに会う。(134話)


5374年 やる夫19歳

 春、エランドがやる夫の手紙の事を話す。一家、リヴァへ。やる夫達仲直り。(134〜135話)
    《珠》が赤く光り、《予言》がザンドラマスの名を語る。(136話)
    黒い影がエランドと接触する。(137話)


5375〜5376年 やる夫20〜21歳

 エランド、皿洗いマシーンと化す。自由時間は馬と遊ぶ。(138話)


5377年 やる夫22歳

 春 ローダー崩御。ケヴァ戴冠(139話)
 夏 ベルガラス、エランドを伴ってウルゴへ(140話)


5378年 やる夫23歳

 夏 アレンディアで内乱が起こりかける。マンドラレンとネリーナ結婚(141話)
 秋 セ・ネドラの父ラン・ボルーン23世崩御。ヴァラナ戴冠(143〜144話)
 冬 後継者問題が浮上。ポルガラがリヴァに来る(145話)


5379年 やる夫24歳

 冬 クセラが《ドリュアドの森》の壌土と水を運んでくる(145話)
 春 ポルガラ、セ・ネドラ、クセラの三人が「婚姻の木」に不可思議な儀式を行う(146話)
    ベルガラス襲来。二千年間天候操作禁止(146話)
    セ・ネドラ懐妊(146話)
 秋 シルク来訪。セ・ネドラ暗殺未遂。


5380年 やる夫25歳

 冬 セ・ネドラ、ゲラン王子を出産。(148話)
 夏 やる夫、ムリンのほこらで予言書の原本を見る。(150話)
    ブランド殺害さる。(151話)
 秋 アローン会議開催。ジャーヴィクショルムへ侵攻。(153話)
    直後、ゲラン誘拐事件発生。
    レオンへ進攻、陥落。シラディスが現れ、予言を告げる(155〜161話)
 冬 プロルグへ。ゴリムと会見。エランドがエリオンドにジョグレス進化(162話)
    プロルグ山中でドラゴンと戦う。(163話)
    謎のグロリム、銀目のナラダスの追跡。トルネドラでリセルが仲間になる(166話)

5センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 20:04:59 ID:KMtPnhjo0

5381年 やる夫26歳

 冬 ドリュアドの森西端でゲランの足取りを発見、ニーサへ(167話)
    ニーサでサディが仲間に。サルミスラと接触、情報を得る(168〜169話)

 春(南半球なので作中の気候は秋)
    クトル・マーゴスに入国。暗殺集団と接触(170〜171話)
    ラク・ウルガのトラク神殿で、エリオンドが生贄の火を消し、騒動を起こす(172〜173話)
    ドロジム宮殿へ。ウルギットとの交流。(174〜175話)
    ウルギットがシルクの弟であることが発覚。チャバトが悪魔を召喚する(176〜177話)
    ラク・クタカへ向け出航、難破。ウルギットと別れる(178〜181話)
    森で食屍鬼に追いかけられる。ヴァーカト島、予言者の村で「いにしえの書」ゲット(183〜184話)
    トスの行為によりマロリー軍に捕縛。ラク・ハッガへ(186〜187話)
    ザカーズとの会見。ザカーズ暗殺未遂も「アダーのバラ」により一命を取り留める(188〜189話)
    シラディス、ザカーズを説得。一行、『東の大海』を渡り、マル・ゼスへ(191〜193話)

 夏 一行、マル・ゼスで暗躍(194〜197話) マル・ゼスで疫病が流行(198話)
    マル・ゼスを脱出、アシャバへ(199-203話)、ザンドラマスが〈アシャバの神託〉を毀損(204話)
    ウルヴォン、ナハズ、メンガと交戦。メンガ死亡、他二者は逃走。(205〜206話)
    カランダを東へ横断(207-210話)、ザマドの湖畔でザンドラマスと対峙(211話)、西方諸国大会議(212-214話)

 秋 ジャロットに到着(217話)、メルセネに渡航、オトラス大公夫人から情報を得る(218〜219話)
    メルセネ大学でエビ足のセンジに会いアシャバの神託を入手。ペルデインへ(221〜226話)
    バラク達が陰謀を企む(226話) 再びドラゴンと戦う(228話) マガン川を渡河、マロリー軍に捕まる(230話)
    シラディスの説得により、ザカーズが仲間になる(232話) 子連れの母狼が一行に加わる(235話)
    シルクがキャブリオレーをセ・ネドラに強奪される(236話) ダーニクがウルトラマンティガになり魔神ナハズを撃破(237話)

 冬 バラク達が出奔(241話) やる夫達ケルに到着、〈対決〉の場所を知る(242〜243話) アガチャク、ザンドラマスに殺される(245話)


5382年 やる夫27歳

 冬 ペリヴォー到着(247〜248話) ドラゴンを撃退(250話) ナラダス死亡、〈対決〉の場所を知られてしまう(251話)
    コリムへ出航(254話) コリムに上陸(257話)
    神殿にてザンドラマスとの対決。悪魔の大侵攻。セ・ネドラとザカーズの演説。死者と神々の降臨。ザンドラマスと共闘。
    バラク達がモージャの不死身のカラクリを暴く。モージャを倒す。地獄の王降臨、《珠》と神々の力でこれを退ける。
    《光》と《闇》の《対決》。シラディス、《光》を選択、《闇の予言》とサルディオン飛び去る。ザンドラマス、地上に残る。(258話)
    《ダル・ペリヴォー講和条約》締結。エリオンド、ザカーズとともにマロリーへ。やる夫達は西方に帰る。

 春 各地での友との別れの後、アルダー谷へ。しばらく逗留した後、セ・ネドラ、レルドリン、ザンドラマスを伴ってリヴァへ帰還。
 夏 アローン会議。各国の国王と王妃がだべる。子供たちは《城塞》を探険する。
 秋 晩秋、ザカーズからの手紙が届く。
 冬 セ・ネドラ、ベルダランを出産。ポルガラ、双子を出産。

    大団円。マロリオン物語完(266話)

    ベルガラス、やる夫達に真情を吐露する


5382年 やる夫27歳

 春 《旅の仲間》、ベルダランの出生祝いにリヴァに集まる
    ベルガラス、やる夫とエリオンドにはめられ、渋々ながら昔の事を語り始める。


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6センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 20:23:19 ID:KMtPnhjo0

過去年表

紀元前2000年ごろ ベルガラス生まれる。故郷の村を出奔、西へ旅をする。
            《神無き民》に逢い、一冬過ごす。
            《アルダー谷》へ。十ヶ月を木と対話して過ごす。
            アルダーの塔に住み着く。
五年後        岩を動かし、アルダーの弟子になる。
二十年後      ウルゴで初代ゴリムと会談。

紀元前1500年ごろ ベルゼダー、アルダーの弟子になる。
不明          この間、ベルティラ、ベルキラ、ベルマコー、アルダーの弟子になる。
紀元前1000年ごろ ベルサンバー、アルダーの弟子になる。
紀元前950年ごろ? ベルガラスたち、自分の塔を作り始める。
紀元前900年ごろ? ベルディン、アルダーの弟子になる。
紀元前700年ごろ? ベルガラス達、総出でベルディンの塔を作る。
紀元前500年ごろ  ベルディン、変身の秘密を発見する。ベルガラス達、各地を偵察に出る。
紀元前数年ごろ   トラク、《珠》を奪う。
紀元元年       ほぼ全ての人類を巻き込んだ戦争が勃発する。アンガラク人が一方的に劣勢になる。
               トラク、《珠》を用いて世界を割る。ウルゴ人、洞窟へ。
紀元20年ごろ     弟子たち、世界の様子を探りに各地へ飛ぶ。
             ベルガラス、結婚斡旋を盛んに行う。トラク、使徒を選ぶ。
紀元125年ごろ    .ベルサンバー、消滅。
紀元1000年ごろ   ベルガラス、雌狼が年を取らないのに気付く。
紀元1000年代前半  トルネドラ「帝国」建国さる。またアレンディア内戦勃発する。
紀元1500年ごろ    アンガラク人、カランダとダルを征服するも、メルセネに敗北。
              雌狼、姿を消す。
数年後         ベルガラス、モリンドランドで呪術修行。帰り道でポレドラに遭遇、半年後、結婚
二年後         熊神派誕生。アローンの部族戦争を収める。
紀元1900年代半ば  マラグ人ニーサに攻め込む。サルミスラを脅しつけて戦争を終結させる。
紀元2000年ごろ    《熊の背》チェレク、息子たちを伴ってアルダー谷に。
              モリンドランドでモリンド人に囲まれ、幻術と魔神召喚で難を切り抜ける。
              ベルゼダーの裏切り発覚。
              クトル・ミシュラクで《珠》を奪還する。
              アロリア分割、リヴァの建国に協力し、《リヴァ王の剣》を鍛える。
              ポレドラ死去、双子誕生。狂気に陥る。一年後、《谷》を出奔、カマールで酒びたりに。
二年後         アルダーの叱責。西方を歩き回る。ニーサの変わり種サルミスラと謁見。
一年後         マラゴーに居着く。このころ、大陸東部にナドラク、タール、マーゴ人が定着。
九年後         ベルディンの訪問。喧嘩の末、ベルガラスを谷に連れて帰る。娘たちとの再会。喧嘩したり銀の護符を作ったり。
三年後         ベルダラン結婚する。ポルガラ、女性らしさと勉強の必要性に目覚める。第一回アローン会議。
二年後         ダラン王子誕生。ポルガラ変身術を会得。ダリネとムリンの予言者に会う。クトゥーチクとの接触。
七年後         第一回アローン会議開催。ベルガラス、ダランと城を抜け出して遊ぶ。
数年後         ベルガラス、ボルーン大公の息子とドリュアドの女王ソリアをめあわせる。ベルダラン死去。
紀元2115年      マラゴーの虐殺。マラゴー、幽霊の地となる。チェレク人、トルネドラ沿岸への襲撃を開始。
25世紀の初め頃   ポルガラ、アレンディアで「初仕事」を行う。ベルガラス、犬になってついていく。
しばらく後       ゼダー、アシャバを出る。ナドラク人、ドラスニアに侵入。壊滅的打撃を受ける。ポルガラ、エラト公爵夫人に。

7センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 20:54:56 ID:KMtPnhjo0

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  !...,';;;;;;;;;;;;;;;レ;|!'´テ。≧、ヽ\{   ∨;;`;;ー.=.|  |= 彡;;;;
  |. l;;;;;;',;;;;;;;;; i;|'、{l;;;う;;;jl} ’      __、;;;;;;;;;; .;!  |;;;;;;;;;;;;;;;ハ          聞こえたでしょう?
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  |;;;; ;∧;;;; ; ',;!              ,イう;卞、; ! /;;; ;/.;∧;;;; ',         《谷》には行かないわ。
  |;;;; ;┐',;;;; .弋;;;       ,    {;;∪;j! 》j /;;;/.;/∧∨.;',
  ;;;; ;|ヾ - 、;;;;ト、.      {;     ` ー´ヘ斗..≦/.;///∧∨;',        わたしはここに住むつもりよ。
  |;;;;;;| .ト   ヽ! \  ` ノ'        /l///イ////∧∨',
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        ,. ---‐… ''¨ ̄
     /    l ll    / /
  _,,.ィ l    リ リ / // /
  i l  '、    / /.、/‐‐く //
  ヽ_\ ヽ / ' _ `¨}  フ‐く
  `ヽ`¨ニ二゙  ´ l / ,.ィ.>"
  \| i l  i    j //ニ、         お前にはやらねばならない仕事があるんだぞ、ポル?
    \ ヽ 、〉!i _ノ ,イ'"i沙
     ト-ニ⊥!l,レ_' 、`¨ ̄          
      ヽ.¨ィ弋タ  ` \_,,.
 ..    ハ ¨フ!_⊥.,_/
       ',ー' ヽ、 /、、、
       ', ,.ィ T⊥ ┴ヽ\
        V ll/,. ''" ̄ ̄¨ }
        Vハ  ,.ニニミ、、、
     .    V//l  li ヽ \
         |.i l l  リ  l
         ヽゝi.._
         /´--──

8センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 20:55:32 ID:KMtPnhjo0

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           |;/ ;;;;;;;;;;;;;i|忙う气.. \! \∧|_|/斗 从;;;;;;;;.\ ` 丶   おあいにくさま、一人でやるしかなさそうね、老いぼれ狼。
.         / ;;;;;;;;;;;;;;;.i|,弋汐.        忙气イ /;;;i;;;;;;;;;;;;;;.
        /;;;;;;;;;i ;;;;;;;;;;i| ´¨        .弋汐 .} /;;;;;|\;;;;;;;;;.l      塔に帰って、大事な《予言》に首まで浸かってればいいのよ。
.       / 斗. ; ト ;;;;;;;;;i|.       i  ´¨´ .|;;;;;;;;;|;;;.iハ;;;;.l
      //| {; . | |;;;;;;;;;i|       ′     ハ;;;;;;;|;;; | ハ ;l      もうおしまいよ、これで終わり。
       .′ | ;',;; | ;;丶 . ;i|.      _      /;|;;;;;/;;;;;;;|  ;;l
        |;;;;;;;;;l ;;;;;;;;;`トi|    ´   `    .イ ;.|;./;;;;;;;;; |   !      さっさと帰って、もう私を悩まさないでちょうだい。
         |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;lヘ        イ ;| ;;.!;;;;;;;;;;;;;;;.|
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     , ´ ̄ ̄ ̄  /  |        /      |    丶 ̄ ̄ ̄`ヽ
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  //   / ̄  ///ミ==く   //フ  Y   !―‐   `ー、  /_/ / /
  \   |  .///ヽ、ミ三= ヾ、// /    |   |__  、_ノ O  O
    \ \/// \ノス、ミ>-   }   /
     \/'./:::|.   \ `ー、三ス  /      \/ l ̄  (⌒   /〉/〉
      / /!ヽ:::ノ_ノ  ミ\ '゙  \\_|       |.  |二 、__)  o`o`
.      / /:::|t }  /`l__  ミノ::::   / ̄ !
    /イ:__ヘ ヽ.{=├' ヽ/::: /     .|       Y E S !!
.   //´  V ノ .|⌒/:::/l_   __!
          {    .V_/ , '  ̄   / \   ゙ OH MY GOD "
         `ヽ__ノ- '´―--、_ノ    \____
      , -‐  ̄    ̄`ヽ`ヽ、         |   |
      / , -――― -、.  \ \        |  !
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9センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 20:56:50 ID:KMtPnhjo0

『言い争っても無駄な事は分かっていた。わしも一度は通った道だったからな。

 もちろん様子を窺っておく必要はあった――遠くから。

 ポルはアレンディアで数百年を過ごしていたし、アレンディアの貴婦人はちょっとしたことで自殺するので有名だ。

 ほんの些細な失望が切っ掛けで、ナイフや毒を持ち出したり、川べりや高い塔から身を投げたりするのだ。

 最終的には乗り越えるにしても、目は光らせて置く必要があった』



                   ___
                      \ ` 、、
                      \ \\
                      \ \\
                            \ \\
                            \ \\
                            \ \\
                                  \   入_ ___
                                ヽ{ oY´ / \
                                >┴┤/  ヽ
                                 { ┬'/ /´ ,  }
                                \  しし<⌒{
                                    iヽ _\ \\_
                                       {`ー―\ o |
                                  ト、    |`ー′
                                  |/`Y 彡ヘ
                                   j      丿

10センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 20:57:47 ID:KMtPnhjo0

『わしは谷に戻り、双子の協力を取り付けた。

 ベルディンも使いたいところだったが、マロリーへ行ったきりだった。

 我々はその後の五、六年、ポレドラの小屋のそばの茂みから、交代でポルを見張り続けた。

 はじめ、娘は崩れかけた小屋に寝泊まりするだけだったが、やがて小屋を修理し、畑も作るようになった。

 良い傾向だった。ホッとしたよ。が、見張りはやめなかった』




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ィi| |l  _,,|: .: .: .: .: .: .: | |l: .: .: .: .::{三三}:{三 | |l{三三}: .: .: .: : .|  | |l   ,ィ彡!l,イ/L   .,,, ..,.,.,   ,,.
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11名無しさん:2015/07/15(水) 20:59:41 ID:F1D4lZcU0
ポルガラの性格なら
予言が成ったになら問題ないでしょ って感じで
殺傷はしないけど、以後、滅ぼした国を忘れられない程の目にあわせに行っても
おかしくなかったと思ったわw

12センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 20:59:46 ID:KMtPnhjo0

『暦が三千年を越えて最初の数世紀、トル・ホネスでは第一次ボルーン王朝がまだ権力を握っており、

 専門的な外交サービスを展開していた――アレンディアに外交的ちょっかいをかけ続けたと言うことさ。

 トルネドラは、北部国境に統一されたアレンディアが存在するのを何が何でも阻止したかったのさ。

 貿易のもうけを吸い上げられてしまうからな』



.r‐、、             'i、: チェレク : ,,!    ドラスニア      ,!∧∧     ガール・オグ・ナドラク
.゙ル: .\,、        !、:  : : .,i´`'! コトゥ             ,i∧∧∧//////////////////////////   至マロリー→
  |∧∧ヽ、       `>: : :i.'"   ゙○    ◎            ゙l∧∧∧///┗┫┃┣┛/ナドラクの森///
  ヽ,,、∧: ゙l         ゙l,,,,-:     .'1: :  ボクトール       |∧∧///////┗╋┛/////////////.,,、
   l″: : : .゙゙l          ,-ー,    .l゙: ,_、      _     : |             ◎ ヤー・ナドラク,.'"`
   `゚'ll,、◎| リヴァ   ._./: : ○'y. _,ノ`: `゙゙゙゙" ̄ ̄ ̄  ゙̄^'''-∧∧∧       ┃  : : _,,/^
 リヴァ ゚'lq、.゙!,、   ‘-,、 ダリネ: : : │: :               : |∧∧        ┃ : : ,,i´
 (風の島) ゙゙!*″             7               |∧∧        ┃ ,i´
                ,l゙: :  ミュロス,,/゚i、              |∧∧_,,,,,,,,,,,vv,---'i、○/ ヤー・マラク
       ,,,,,,,-、,,..,,,,{,,,,__.,_,○j'“`∧│  アルガリア     │∧∧          ゙l: 、"
      ,i´: : : : :ボー・ワキューン,∧ウ∧|              |∧∧         ○/ タール・ゼリク
     ,/: :        ×   |∧ル∧|              |∧∧       : : '|
    ,/: : :            l∧ゴ∧ l               |∧∧ ミシュラク・:〔
   .イヽヽ,: :  アレンディア  l゙∧ ラ∧ヽ                要塞∧ アク・   : : |
       ヽ: :          ゙l∧ ン ∧l、 ◎ 「砦」      |○∧ タール  : : .l゙
        \、: :        |∧ ド ∧│              ,i∧∧ ━━◎━━゙i、 マードゥ川
         ボー・ミンブル ◎ ゙L∧∧ ∧∧         ,/∧∧  タール・マードゥ /
              ヽ: :   ,,--ー'''''゚゙゙゙゙゙゙゙゙′∧∧  アルダー谷.,/∧∧        : : : ,i´  ※ナドラク、タール、マーゴ、
            "..,/          ∧∧-,、 ○/∧∧          : : |、    マロリーはアンガラク人の国
             ‘!:             ∧∧∧∧∧∧___         : : .l゙
                |:   トルネドラ           |      `゙゙゙゙"ー-,,,__,,,,,,/
  西の海          、|: :   ◎      ∧∧∧∧∧|               ○`く
                 ,!: : トル・ホネス  .○ マー・テリン   ∧∧∧∧∧∧   ラク・ゴスカ│
              │:        .丿         |∧    ∧∧       : : │   東の海
                 ゙ァ―――・^¨゙~'i、 マラゴー /∧    ∧∧        : : │
              i、: :        l∧∧∧∧∧∧ラク・クトル∧∧        : : : .ヽ
              ,":         l∧∧∧∧∧∧  ○  ∧∧         : : : ‘-.
                 ',: :  ニーサ  .ミ:   ∧∧   ∧∧∧∧             : : : : `ヽ,,_
                 ,、:        │  ∧∧∧∧      クトル・マーゴス    `: : : : `'-,,__

13センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:00:50 ID:KMtPnhjo0

『トルネドラの大使たちがチェレクやドラスニアに飛び、たちまち交易が行われるようになった。

 ドラスニアはナドラクと注意深く接触を再開し、毛皮の交易が始まった。

 チェレク人も否応なしに巻き込まれた。

 チェレク・ボアを越えられるのは世界で彼等だけだったからな』



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-'゛  _..-'´   ._,, -''"゛   _,,.. -‐'''"゙,゙.. -‐'''"´  ._,,,.. -ー'''''"゙´   _____,,;;;;;;;;ニニニニニニニニニニ二二二三三 ̄ ̄ ̄
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'´ ._..-'"゛ _.. -''″._,, ‐''"  _,, ー''"゛ .... -‐''二 -ー''''^゙ ̄´                 ̄ ゙゙゙̄'''''''―-- ....,,,,_、
‐'´  : -'"゛ _.. -''"  ._.. -''"゛   . _,,.. -‐''"゛        _,,,,,,..........----―一――――――----..........,,,,,_. `゛
    _..-'"゛  .,..-'"゛       ´    ._,,._,,,.. -ー'''''^____-‐===ニニ二二二二¨¨¨¨¨"''''''¬―- ....,,,,_、
.._..-'″   ,..-'´   /     _,,.yr=≦~"_ ;;;才ニニニ”'" ̄ ¨¨¨¨¨¨¨¨¨ ̄ ゙̄¨≦-=ニ二二三≧s,、    . `゙"''
゛   ... ,/   . /    _..;;=`-゙´ .,.. -''',゙ンニ彡″                       `ミx、  `゙'''ー ..,,_`゙''ー ..,、
   /"    ./    /    .,/″ ,/゛ ./゛                         ,j}/  \     `'ミx   \ 
l、  .ヽ    ! l|  ./    ./    ./゛   {l                     _..彡イ' lj{   j}      j}     ヽ
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ミx,  `'''ー- ℡ヽミx℡  \ヽ、   _゙''―--  ゙̄二二ニ二二ニニ==-s≦才´ _,, -''"   /    . /
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三二二ニニニ=--―¬'''''゙゙ ̄´    ‘ ̄        . _,,,.. -ー'''"゛   ._.. -'''"   _.. .      _,, ‐'"     ,
_______z--―¬''二ニ --ー丶  _,,,.. -ー''''"´    . _,,.. -''''"゛  ._,,.. -'''"゛   . _,,, -'''"゛     ._..-‐″
三二二ニニニニ=--―''''''"゙´_,,,,.... -―''''"゙´      ._,,.. -‐'''"´  ._,,.. -‐''"゛  . ,,.. -‐'''"´      _.. -'''"
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三二二ニニニニニニ========-------――ーニニ二二二 --―''''''''゙゙゙´   .__,,,.... -―'''''"´ .__,,.... --ー'''"゙´
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三三三二二二二二ニニニニ二二ニ二二_ニニ二二ニニ--―ー¬''''''゙゙゙゙゙___,,.. --ー¬''"゙ ̄_,,,.... -ー''''''゙゙_,,,,.....

14センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:01:46 ID:KMtPnhjo0

『しかし、《風の島》が不可侵であることは、なぜかボルーン一族をいたく逆上させた。

 チェレクの海上封鎖は島にある莫大な富を隠すためだと思い込み、

 何が何でもそれを手に入れようと行動を開始したのだ。

 ヒステリックにそう信じ込んでいる連中の目をさまさせる唯一の方法は、真実を見せる事だ。

 リヴァの孤立が気になり始めていたのもある。わしはマラゴーの教訓をしっかり覚えていたのさ』




      _,,-―- 、__              >>3 ねえ・・・
    _,,/;;;;;;ヾヾ 、,;;;;;;;;''ヽ_              >>4 開国してください
   ノ;_;,-―--''''゙゙ ̄ フ::::;;:'-、          >>5 開国してくださいよー
  //          l、::::::: l、          >>6 このチョンマゲ!!
 (ヾ:::l            |::::::、::、::::.ヽ,        >>7 いーじゃない開国。
、ノ:::::.| _,,、   ,、、__  |:::::::::::ゝ::::::>         >>8 あなた尊皇派?攘夷派?
ゝ:::::::|''=・-`l ト'=・=ー` ヽ:::::::::::ゞ:::ゝ       >>9 シカトですか?
  ヽ.| `     ー   ,ヽ::,-;:::;;::/        >>10 そんなに黄色くないのネ日本人て
   |    、_,、,`       l/6l::::ノ           >>11 ペリーね、この間孫が生まれたの。
   |     !      , , l_ ノ:/           >>12 「R」と「L」の発音の区別もできないくせに!
   __|   -'ー-ヽ   / /`)              >>13 お茶もださないの?
  ヽ  | ,  ̄    __l_/,,-'=i______  >>14 寝ましょか?ここで?
__,,\`、_ ー-―' _//='''_-;;;;;;(( oo((    )) >>15 風呂桶がぬるぬるする〜
;;;;;;;;;;○>\ ̄ ̄//○'.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|l |l |l |l |l || >>16 外人ナメると後がコワイヨ〜?

15センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:03:31 ID:KMtPnhjo0

『そこで、ヴァル・アローンに行き、チェレク人達に封鎖を少しゆるめるよう命令した。

 トルネドラ人は何かにつけ条約を結びたがるから、ヴァル・アローン協定が成立した。

 そしてほとんど間を置かずに、トルネドラの商人たちはリヴァを目指し、大挙して出航した』



                                .         ムェ=ヽ. ,'.=キtオ ,ィ'1ゝ
                                       ,{_,![..!,.{ ,!7ムェ{ ヤムォェ、
                                     /'!'][,~i V'{´ゝ_!__ v´ハヤ,ォ
                       _         _r!    /.ムィ_ニトェ-キォ=-#='7'7=ェュ〉!
                     ,1、 ,'+、'~|     __,.ムゥ /  f,!、ィォ'ィオ´.,! ノ.  /. ,!´ ./.!{
                   f=キ r´`{"~!_,     ムレ/ ,.ィ´!ヤ,+fL_  kヘ.  / . ,!,..._!_,!ヤrlェ      _,.
                   ,.ィ_,.、ヤ{_ェュ.〉ェf,!     `_!ェ≦=ェrい=,/=、__|ヤ_,..ムェ_!ヽ||=キキイ1    ~|. ,.!、'l
            ィ ,1 '! ~| ,/,.{´ ̄f,{イ ,!=ト,r,'1    ,ォ,.ハ`!´へェ_fラェェェュ_,ェェェラメメメ彡キキニ゙i   .{_,!{,-vヘ
     .r,i.,、._ノ{:{,{:{,イl、`>そ_}ェ=ゝゞ=ェX'´三〉   _ノィ~{"Y|:{ `ヽ.f三#三≡≡≡≡≡≡ニニ,イ ーォ{_,_{_,_,{,トャ、
ーーー>-≦‐>≡≡ィー‐`´゙>-=ニニニニニニ)ーー≧=ニニェソー‐!、ム=ニェ三三三三三二ニ=キー‐`゙)======f'ー
'~`,、_〜'~`,、_〜'~`,、_〜'~`,、_〜'~`,、_〜'~`,、_〜'~`,、_〜'~`,、_〜'~`,、_〜'~`,、_〜'~`,、_〜'~`,、_〜'~`,、_〜'~`,、_〜'~`,、
'~`,、_〜'~`,、_〜'~`,、_〜'~`,、_〜'~`,、_〜'~`,、_〜'~`,、_〜'~`,、_〜'~`,、_〜'~`,、_〜'~`,、_〜'~`,、_〜'~`,、_〜'~`,、_〜'~`,、

16名無しさん:2015/07/15(水) 21:04:05 ID:F/aH5SPo0
最近の選挙は何時でしたか?
今朝だね。

17センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:04:52 ID:KMtPnhjo0

『・・・が、ここでちょっとしたすれちがいが生じた。

 わしは、ヴァル・アローン協定についてチェレク王がリヴァ王に伝えるだろうと思っていたんだが、

 彼は今のところ最後になるチェレクでの氏族戦争で頭がいっぱいで、それをうっかり伝え忘れたんだ。

 従って、リヴァに到着したトルネドラ商人たちに対し、リヴァ人は城門を開けなかった。

 商人たちは海岸で店開きをしようとしたが、大風で天幕を飛ばされた。それでもリヴァ人は出て来なかった』



                                       ,   、  |
                            、  入  t 、_,,'、::::::゙、:::: '、 |
      ,   ....;r ヽ::ヽ ll リ: |  ( _ノ~~ `'='ヘ.','''~:::'、 ::'、 ,,,, ',''''" ', j   聞  あ
        i ,r、iヽ::l   |:::リ ((: l|,、ゝ==ヽ_,,,、-' ノ)::::::ヽ'、  ゙ァ''''::',:::::::'、:::: '、〉.  こ  ∫
    .  |;rf | |::ヽ、ノ レ;;r='";,,::、-z,::::::::ヽ、,,,,,,,,,、-'"〉:::::ヽ.',"~::'、 ::'、::::::'t:~~ 〈.   え  ∫
 .      l|:i :|: ヽ::t::;;彡;シ::::::彡'´⌒:::;;、-ー''::、,,,,_ ,ノ :l,rーヽ', ,,,、:'ー '"~''"''ー- ヽ  ん  ∫
  .   .」tヽヽYr'''__Y'")::::::ノ":::(::::::::::t ~' 、,     リ|  ','{ ::::::::i}:::::{{、:::::、、 ノ   な  ∫
      t::〉r'";r;杉"j:: {:::::;;; 、;;::::::、、、;;;t~' 、,,~'' ー―'"リ   }ヽ~''''""""""~~~ ヽ   //
 .      ::::tilゝ'r;;;''";;(ヽ,,)";;;;`- '~、、、ァ、' 、_,,、、-―'''゙、 ー'")ノ,,ゝ"""´::::::ノ;;":::|  ・・
        ―',tr'ヽ'":::,、-''iiiiii乂、-ー''ニ";;;;ヽ::;;;从;;;;;;;:::: ミ'、 ノ::::~'' 、,~'::、::;;;;;":::::: '-、_____/
   .      ゙、:::::ヽ;;;( ::,r、''彡'''~´;;;;;;;;、;;、;;;t:::从从;;;;;;;;:: ミ', {::::::::::  ヽ::::;;;;;;::::::::::::  ヽ;;;;;;;/ ̄
 .       .t:::::::〉;;'ミ;t、、;;;;;;;;;、::'''/'''  );}从从;;从;;;;::: ミ;'、::::::::::::::  il:;;;;;;;::::::::   ノ:: ヽ、\_
          ヽ(;;;}ff;ヽiiiヽ;;;( ;;::"::: _,,,、rリ:j从从从从、、 ミ'ー、, ::::::::::"::;;;;;;;;;;;;::::  ::::::: リ();;;;;;;;
       .    `ーi ll|从|li:';r 、,、r-ョ,、- '"ノ;}リlll从从: : : : ミ;;;;::::ヌ'ー、;;、'ヽ~'ーー ''",,、-'~ろ::ヽ;;;;;;
             ノイ リリ:l|:t`'ー ''"´,、-ー'~::::::リ:::::::从: : : : :ミ;;;;::;<'",、 t~''ー--ーー ''"彡彡彡、:::ヽ;;
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18センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:05:52 ID:KMtPnhjo0

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           |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ト ハ土_ヽ∨ ;;ト;;;;;;;;|;;;ハ |-|  l;;;;;; \   \
           |;/ ;;;;;;;;;;;;;i|忙う气.. \! \∧|_|/斗 从;;;;;;;;.\ ` 丶    それはどう考えてもおとうさんが悪いんじゃない?
.         / ;;;;;;;;;;;;;;;.i|,弋汐.        忙气イ /;;;i;;;;;;;;;;;;;;.
        /;;;;;;;;;i ;;;;;;;;;;i| ´¨        .弋汐 .} /;;;;;|\;;;;;;;;;.l       確かに海上封鎖はリヴァじゃなくてチェレクの仕事だけど、
.       / 斗. ; ト ;;;;;;;;;i|.       i  ´¨´ .|;;;;;;;;;|;;;.iハ;;;;.l
      //| {; . | |;;;;;;;;;i|       ′     ハ;;;;;;;|;;; | ハ ;l       リヴァ抜きでそうした問題を話し合うのは非常識よ。
       .′ | ;',;; | ;;丶 . ;i|.      _      /;|;;;;;/;;;;;;;|  ;;l
        |;;;;;;;;;l ;;;;;;;;;`トi|    ´   `    .イ ;.|;./;;;;;;;;; |   !       そもそも彼等をその場に呼んでないことを問題にすべきだわ。
         |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;lヘ        イ ;| ;;.!;;;;;;;;;;;;;;;.|
.        |;;;;;;;;;;;;;.i;;;;;;;;;;;;.l.  `  ー <  |\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.|
.          | . ;;;;;;;;;.|;;;;;;;;;/.l        .|) \;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.|
         | . ;;;;;;;;;.|;.i;._/ l          /    |ヽ ;;;;;;;;;;;;;;;.|
.        | . ;;;;;;;;;/ /  .|         ./     .|  \ ;;;;;;;;;;.|
     , ´ ̄ ̄ ̄  /  |        /      |    丶 ̄ ̄ ̄`ヽ
   /        /    |       ./       .|             \
 /          ./    .|\    /        |              \



     |: :|: : : : : :|: : : : :.:./ .|:l: : : : : : :∨ : :.:.ヽヘ|: : : : : : : : :l: | : : : : : : : :.|
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     | :|´: :',                    \ : :|: : : : : : : : :|: | : : : : : .:.:.:.{
     ヽ|: .:.:.:.   \        /     ヾ|: : : : : : : : :|: | : : : : : : :.:.|、___
      | : : : :', <、=zヘ    `ー'´,  ._      | : :l: : : : : : l-、: : : : : : ,r|        そーじゃそーじゃ。
      | : : : :.ヘ八 。心      z=r‐ =ミ≠- |.:l.:l.: : : : : : -,ヘ: : : : : :.{ |
      |.: : : : ,lヘ `ー '       乂辷r。ノ  |:ハ:|: : : :.|: :|  }: : : : : :| |___     そうしてれば、その後の展開も
      Vヽハ.|∧                 |ハ| : :_Y´ } ノ: : :. .:.:.| |
          ∨:ヘ  ノ                    |/ 〃´/: : : : : .:.:| |         もう少しマシになったじゃろうに。
.            ∨:ヘ `                , - '´ : : : : : : : ハ |
             ∨::ゝ                    /  V : : : : : : : :ハ: :ヘ
            ∨:l \ ` 、__             ./{―- : : : :ノ ヘ: :.八
        , -―‐〉.|  \          , イ   / ,ノ|   \人 : : : : : :ヘ
        ノ   ハ    |> _  ,  < , -‐'"´  l/   / ゙'-<: : : :\
       .l    | l    | .|   ヘ l_, <     ./   /        \:. : :`ヽ

19センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:07:02 ID:KMtPnhjo0

  /⌒i  / / //⌒j  ./ヽ  /
 . l   l /__/ // _  ./  .l /
 . l   ノ/ / .!.._/ r┐/ /.
 .._ ¨´       / └' ¨´
  つ --‐─…─-、,、ミ ̄/`
 /  /7 ./¨ヽ-゙‐'"^! i/
   /ノ .l !      //i
  、.._ U ヽ!  ,. 、  r レ'/
  ...,,二ニ ‐- ==ィ_jノ/f        ええい、ユニゾンで責めるな!
   '"ィ三ミ、ヽTニ(. tィタ!、
  ヒ.  _,二/ ̄i ト-イ \      大体わしだって話し合いにリヴァの代表を呼ぼうとは言ったんじゃ。
  >==" ', ,.  i. 「.フ
   i U    ヽ‐-ソ/          チェレク王が「大丈夫」というから信じて任せたんだよ!
  //,ム-、∠,.,.二, /`丶、
  ///‐l.‐r ヽ--〈 /   /ヽ,      その結果がこのザマじゃ!
  l i ヽ-'"´ ̄ ̄ r'   .// /
  l lヾヽ. ´/ ̄ヽ i   / //       まったく、これだからアローン人は!
  ド、l i | i l l ノ   /、//
     ヽ-、、,.,.ノハ /  `'



      ;i' ,;i"/i";'/ハ/ハli'i'  彡 彡;-ー        ゞ,"ン、
       .'ヽi,/ ll ;;i' ;il 'i; ' 彡 彡彡           ミ< ゝ
         /ヽ"' 'i,  ヽ ' 彡 彡            彡>">
       .'l';;;iii;;;;;;;;;,,,,、   ""ヾ、ミ、          ,ミ ,,ゝ
      /"::..,;,,,,,,_ ..::::.      "';; "ヾ,,,.-、      ミ >      あーいやその・・・・すんません。
     ./    ,,..゚.>.::..      彡  /,,ヽ.:l      ゝ,,ゝ
   ./"''       ::::::.     ミ  /= )'ハ:'l    <彡/'
  .("   ..      :::   U  彡:/ヽ ) ノ,l   ,,ゞ "ゝ
    "'ー-;:'      .::      ;;;/)丿 ...::/    _,,> i"
      .く             .:;/_,r‐l'"    ミ /"
     ..r' ̄"ヽ        ...::/;l:: .::::l "ヾ;'i ミ"i'
      "i''          ..:::/;;l:: ..:::l   ''"ヾ''iヽ
      /          ..:::/;;;l:: .:::::l:.    ..::'l
      i,_   _,,... -―'''" ̄:::;;;;;l::  .:::l::.   ..:::::'l,,..,_
       "'''""rー'i, 'i,      l  ..::::l:::.  ..:::::::::'i,;=:,"''ヽ



 /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...:.ヽ
 iイ.:.:.:.:iヘ_トィ_廴,,i:.:.}
 トlr:l:r.l -ー   -、 レ.!      さすがにこれはふぉろーできんな!
 ヾ(6'     |  |ノ
   .`i     '  /
    |─┐ ̄ , '
  ,,rへ ?Aヽ 〔´ゝ
/l: : : : : : : |〆i゙ー、
: : |: : : : : : : | / : : :\
.: : : : : : : : : | |: :@ : : :|

20センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:08:11 ID:KMtPnhjo0

『当時ボルーン朝は衰退の極みにあり、皇帝ラン・ボルーン二十四世は明らかに低能で、

 豪商たちの主張する、単純で直接的すぎる解決策を実行したのさ。

 つまり、軍団兵を派遣したんだ。

 わしは商業の専門家ではないが、客に剣を突きつけて店に連れてくるのは

 褒められた商売ではないと思うね』



                 \               |        /
                   \             |        /
                             , -──- 、
                               /r-、 ∧  \
                            / 乂ノ / `  rz l
                 \           /   〈\_,/  U.|     _/\/\/\/|_
                  \       /     \/.     |     \          /
                            人    从从    !     <   バーカ!  >
             .           /   ゞュ      从从     /          \
                       爪>-=z 八从从从ゞ´  \     ̄|/\/\/\/ ̄
                       _人 {     |     `Y´ヾ ,t=}
              ---   {   乂__,人___人  入 八_
                     _ノ 八.人|   l         乂  /   }     ----
                  /`ヽr'" j.∧   |        〉>  人|
             .    〈_/ 入/r{ \ .!       /〈{ / .リ
       タンブラー →  \/  .〉. \ `Zz──一'" ,/!   .人
                   /\/ ./  `>=z____,/r'"   /  \       _, -z
             .     / =ニ三}{王王王王王≧三ニ{__,j_j_i_j二二二二二二二{ニ三三}
                 〈 _人  /:::::::::::::::::::::::::::!  ヽ、_   人   /        `ー‐'"
             .     \_ /:::::::::::::::::::::::::: : \    `Y`  ソ /   \
                   /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\__.   弋.   /     \
                   `ー<二三三三三三二>‐’   {. 〈         \
                       く_,,ノ               〈  人         \
                                      `ー'ー'゙

                        怒れるトルネドラ皇帝

21センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:08:57 ID:KMtPnhjo0

『リヴァ人は当然予期できる方法で応じた。

 城門は開いたが、それは気前の良い散財のためではなく、

 トルネドラの軍団兵を一掃するためだったのだ。

 彼等は軍団兵を一蹴し、港の店と船を――帰るための一隻を残して――全て焼き払った』



                                   、_人_从_人__/
                                   _)
 ,..r;;:  (  人)  ) ,;`ー、          | ヽ丶       _) 消  汚
 ヾゞ、  ゞ'´   '`´   `ヾ、     ─|─           _) 毒   物
          -‐':、ゞ'``  ,l      / | ヽ            _) だ  は
ヾ、 ゞ;;.  ,r-、   `ヾ、    ヽ、                   _)  l
, rヾ    ,r!/r'ヽ    '`      \      _|_      _) っ
   _,,,.,ノ、_ ヽ,       `ゞ;;    ;:、    /|        `) !
,r‐'''" ,.r ,イ彡ミミヾ、      ``  ´;;i             V^V⌒W^Y⌒
__,.;;,ィ'´ ,:;;;;彳彡ミ;j`、        `i;:、      オ
;; ヾ、彡;;;ノリ;jjjjj;;;jr' i   . ノ;;:'' `゙`、 ``ー、                   ,ィ
彡冫;;il;;;ミ;;;;;y;レ  ,t'´           ,.、ー、  ゝ     ォ             i|l;
;'イ;;;'ヾ``ヽ、ィ;;i ,ri'´    ヽ ヾノ ,ry' il'Y゙r    ヽ、            ,j|l;;
j'´ '´ '´/ゞ';;::`´ヽ    ``´ー  ゙i ;;: ,r'      )  ,r、       ,rヾlir'ミ,
  / ,;:' '´/ ー≡;i{、      /ヾr'´  ,.   '`;;:、 〉ゝ  r-ー-、_ ,{i=i= }i、
ーr-、j ,! ,;',;'ィ;;:イ''``ゞ、_,、-‐'´ヽ:;/ 、 ``ヽ  ;:、 `' (´  `ゞ、;;;;'',,fi、,≡:;イ==、
,,:'  ``ゞ、,;;ゞ、 "´イ ,... `'彡 ,/´  `ヾ、ヾ   '    ー、  ii;j `i;;!'´ニil';;;;ゞr、_,r'ミ
'   ー‐─ ,rー'゙ー─-、_j;:r'´     ヾ,ゞ         、 ゞ,ミ;:l;;l  ,!  ,!,i;;'´¨/
;.   r-‐;;'"}            ``ヾ、  ノ       ,;;;: (i,;)))、,,:;!、__,:};!_,.、l
....   _,,,ィ、 i        'ヾ人  、}( /     ノ   ,r'i  r'"ヾ-‐i‐-:;イ, / ヾ
    ,.r'´,ィ'l、   _ィ;;、   、,.ミミ'´ ,;:'´ハ   '´  ,j ,r'  }ミ,r;}ゞ‐'─l:::.i  ,jl
,l:.   ヾ;'´イ'´ト、_  j (_,r'´(`'´`ー'´,ノ  i; l  (`'´ Y´     ,イ≡=‐-ゞ、,r'
キ:.  ,.彡;:、    }ヽ、'´ `   、,;{   ゙レ   ,ゝ'        i;;;:: ,;:li三ミ;}jlK
'i   ,r'"´,;ゞ、_,.イレ'゙、         ,.{ i'   )        ,イ ;;;;;;jk三ミ}゙kiヾ、

22センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:09:46 ID:KMtPnhjo0

『当然ながらラン・ボルーン二十四世は大激怒した。

 帝国を上げて《風の島》に進撃する用意をしていたが、

 在チェレク大使より届いた手紙が彼を思いとどまらせた』



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、
    /::::::::::::::::::::ii/||||iiiiiiiiiiiii|||i:::::::::::::::::::::::::::::|
   /::::::::::::::::::::::::!|||!!!!!!!!!!!!!!:::::::::::::::::::::::::::::::|
   .|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
   |:::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::,::::::::::/i:::::::/ヽ:::::::::|
   |:::::::::::i 、::/||::::::/||::::::/.|::::::/.||::::/  .|:::::::::|      『皇帝陛下におかれましては、出戦のよし、何とぞ思いとどまりくださいますよう。
   .|::::::::/ヽ!::|| .|:::/ ||::::/| .|:::/ .||::/   .|:::::::::|
 i' `!::::::/  `!! ` |/ .||/ .! .|:/ '/'    .|::::, -.|       アローンの国々はリヴァへの侵攻を決して許しません。
 | n `、| ,,-====-、ハ .,,;;-==''''-  |:/ /i |、
-'ヽ| |、||   -─--、 |   _,,, ---   .|| /| | |` 、    森の木々ほどもあるマストを立てたチェレクのいくさ船が我が艦隊を撃滅し、
  |`|- `   -.,,__・_,, .|   __,・_,,,   '' う'./ |
  .| `    、     .i      、    ' / , --     軍団兵は西の大海の魚の餌となりましょう。
  |` 、,i、  し'    /       | , ┌- ' `--.'
 /   !、      (__       `.'  |      |     ドラスニアの長槍兵とアルガリアの騎兵が北と東から侵攻し、
./    ヽ       ~`       /      | 
|      ヽ、    ∈iニニ-、    ./       .|    都市は包囲され、田園は炎に包まれましょう』
      ヽヽ     .、     //        .|
       ヽ` 、   !-'   , ' /         .|
        ヽ  `------ '   /          |

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

23センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:10:49 ID:KMtPnhjo0

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        _____ __
        /        Y   \
     ./              ヽ
.     /                 |
.    |                .|
.    | /\/\/\/\/\  |
     Y _/   \___  Y ̄l       『繰り返し申し上げます、リヴァに侵攻する事だけはしてはなりません。
    | __\   __  |9l
    |  ・   )   ・   |y         さすればアローンの民はこぞっていくさを仕掛け、
    |  ̄ ̄ /    ̄ ̄  |
    |∪   <       ∪|          陛下の命はなきものとなり、帝国もまた共に消えるでしょう。
    |    r─‐- 、  ∪ |
     \    ヽ-‐─     /_          そのこと、よくよくご了承下さいますよう』
   ──\_______/ \ ヽ──
     \    \ <_>\/  /
      \   ヽ/ | /  /

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



  __,冖__ ,、  __冖__   / //
 `,-. -、'ヽ' └ァ --'、 〔/ /
 ヽ_'_ノ)_ノ    `r=_ノ    /
  __,冖__ ,、   ,へ    /  ,ィ  _ -―'''´  ̄'''―- _
 `,-. -、'ヽ'   く <´   7_///           `ヽ
 ヽ_'_ノ)_ノ    \>     /       }∩{     }∩{
   n     「 |      /       }∪{     }∪{     『こうして、トルネドラとアロリアの全面戦争は回避されたのさ』
   ll     || .,ヘ   /           ,.. -―‐-..,  !
   ll     ヽ二ノ__  {         i     ・ ・`ヽ
   l|         _| ゙っ  ̄フ      l  r'-,,    ノ
   |l        (,・_,゙>  /        l  /''"´ `、//
   ll     __,冖__ ,、  >        |  !    i {
   l|     `,-. -、'ヽ'  \ l  l     l |     | !
   |l     ヽ_'_ノ)_ノ   トー-.  !    |. | ,. -、,...、| :l
   ll     __,冖__ ,、 |      l   l i   i  | l
   ll     `,-. -、'ヽ' iヾ  l    l   l |  { j {
   |l     ヽ_'_ノ)_ノ  {   |.    ゝ  i `''''ー‐-' }
. n. n. n        l  |     \ ヽ、_    ノ
  |!  |!  |!         l  |       `ー-`ニ''ブ
  o  o  o      ,へ l             |
           /   ヽ

24名無しさん:2015/07/15(水) 21:11:40 ID:F/aH5SPo0
常識的なアローン人が胃を痛める構図。

25センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:11:48 ID:KMtPnhjo0

          ,  -─ - 、
       , -'´     l、   ` 、
     /       ノ ヽ    ヽ
    冫  ノ彡,ィ/    ヽ.   l
     7  l       _,. l!   l       しかし意外だな。
     レ'、r l=-、;__,r-=、_ l,_  ノ
      ヽlー─'l  ー‐' `lノ /        トルネドラは一度チェレクの侵攻をはね返しているのだろう?
       ',   `     /,ノ
        ヽ  -─-  ノi'           手紙など気にせずに進軍してもよさそうなものだが。
        lヽ、__ / _l、
     _,r '゙|ニ= 、 , 一' ´ ,ト 、 _
-‐'.´ ̄/;;;;;;;;|>/ヽ二二´ノ;;;;;;;;;;;;ヽ`'';;;;
;;;;;;;;;;;;<;;;;;;;;//l  :: ヽ /;;;;;;;;;;;_ - ';;;;;;;;
;;;;;;;;;;/;;;< / /   ::. ヾ;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;



                 /l_ ,、_ノヽ/レ'↑、 ,、
           lヽ  l^ヾv';;;;;r;;;;;';;;;;;;;;;;;;;;レノ;;;l/_,イ
        lヾ、/;;;;\j;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,;';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;イ;;;;;;;;レ'レフ
        _ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;lヽ;;;;;;;i!;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〃;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;と_,
       ゞ;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ`  ヾ;;;;;;;/ ;;;;;;ノ1;;;;;;;ノ';;;;;;;;;;;r'´;;;;;;;;;;;;;;レ
      ヾ`;;;;;;;;;;;;;;;;z'` ヽ  ゞ;;;! l;;;ノ /;;;;レ”;;;;;;;;〃;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;<_
     ヾ;;;;;;;;\;;;;;;;;;`ヾ ;;;;;;;;;;;v ;;;l_イ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彡;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;7
      >;;;;;;;;;;;ヾ;;;;;;;;;;;;`;;;;;;;;;;;;ゞ;;;;r;;;;;;<`ヾ;;;;;ヾ~ヾ;;;;;;;;;;彡三;;;;そ
     <;;;;;;;;;;;;f'"ゝ;;;;;;;;/i;;;;;;i;;;l;;/l;;;| ヾ;;;;1 i;;;!`y  ゞ;;;;三;;;;;;;イ、
      つ;;;;;/;;:: l;;;/l;;;' j;;リ;;;l' j;;l'  }'ヾ! |/     };;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ゝ
      >;;;;;i;;:: |/ Y ヾ;;!ヽl  ヾ    l       };;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ゝ
     ∠;;;;;;l;;::      `  ヾ/ _,ー―-- ;;;;;;;- 、 j;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∠
      /;;;;;;1;;::__, -- 、!  }! j;;;;;_,- ―'" ̄`ー ゞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;イ     そりゃ勘違いってもんだぜ、レルグよ。
      フ;;ゞ;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ゞ  ヾ`:::f ァー==ー 、   ヾ;;;;;;;;;;;;;;;イ
       ヾ;;!;;::ヾ ̄ ̄`ヾ;;;i!    ` ´_て_)_ソ    ヾ;;;;/./l )     トルネドラが撃退したのは、あくまで陸上での、散発的な掠奪行為さ。
       , ゝ;;::::i::_,,-ー''フ;;l!_       ̄ ̄       ヾi / 1
       j^ヾ;;;::::'´    ::;;;l ̄ヾ             〃lr'- i )     連中が海の上でチェレク人に勝ったことは一度もねえ。
       ゞ;;;i;;;i!::     ::;,;            、    ゝ-'_ /
       l;;;;ゝ;;::    :::;;i!             `ヾ   _y'  /
       ヾ;;;;;;;::::   ::;イ   r 、_,             i  イゝ
        ヾ;;;::::    ;;` =  ̄             ト-';;;;ト
         `;、:::   ;:::::; -           ヽ  l' /`y
          ヾ;;::   ::,..--‐ー=- _、        /  i  l、
           l、;;::::::::: `ー '''"´ ̄        /  '  1
           l ;、:::::::ヾ 二ニ´        /      l!
           l!;;;ヾ;;:::::'            /    /    _1
           〉;;;;;;ヽ;;:::     ヾ     /    /   -=;;l
           l;;;;;;;;;;;ヽ、      _, - '" ,  _ i    _,=!
           |;;;::::::::::::::ー―― " ´

26センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:12:46 ID:KMtPnhjo0

             /Yヽ_ノ⌒ヘ,、
        __ノ⌒Y´ヘ/i ソ i ! 〃 /⌒)ゝ
       ノ\ヽ∨>:.┴:.:ー、|._,,i_////人
      (ゝ、_/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.:.:.、ノ_/ゝ
      くヽ ./::::::: :::::::::: :::::::::::::::: :::: :::::: ::: :ヽ//(
     く>/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨(
      ≧i::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::iヘ
       /!::i::!∧::::|::::!i::::::!:::::::::i::::;::::;:::i:::::::::::::::!/
      {{k∨∧,,!レ,,、ヘ!i l | i !::/:/::/::/:::/::::::/       付け加えて申し上げますならば、
       ∨'il{ `弋モラゝ`)!∧/i/!ノノノノリ/:/ 
          〉jl'ヽ     , '⌒'! 弋シゞソノノノ         本気のアルガリアやドラスニアと戦った経験もね。
       〈:::::,  `   ´   i ヽ   ,/;ノ
       /::::∧   、  '   ` ´/:::∟、
        〈::::::::::::i.、   `   -    イ::::::::::::∟_
      ノ:::::::/,,|  .、      / ヽ;;;;_/ヽ;;;ソ⌒\
      (::::::::::i.|i´`ー-、,,_-_,,<,,;ゞi  / /     ヘ
    ..ノ::::::::/ノ::::::::::::::::::(.)::::::::::::::|、_/  /   _   __/ ̄ ̄ヽ



     __―― ̄ ̄ ̄ヽ
    /          \
   ノ            ヽ
   )  _     ______    |
   | / _\___/    )    |
   | // ヽ ー-、__ /    |
   | | /`ヽ |^`ヽ  < へ /        ドラスニアは長槍兵だから、まだ数や戦術で対抗できるだろうが、
   )> ゝ(_|  |_) ノ  | |r |/
   |,|   く   ~″ /ト_/          トルネドラの騎兵にアルガリアの騎馬戦士を捉えることはできねえし、
    |________________ノ /ヘ/
    ヽ  〟   // |           ましてや海の上でチェレクのいくさ船には勝てねぇーって。
     \     /~   |ヽ
 ,―――-ヽ___イ______/ | \
/       /  | (  ヽ  |  |\_______
       /   |冫-く  /   |     \
      |   ||   | /   |      \



           /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::;;ィ"ッ/ノノノ ゙i:::::::::l
         /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::/::;ィ:/~ ⌒ノ ノノ   l:::::::::l
         /ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::/'´  `´          i':::::::::ji
         /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::/ -‐-_,,,,___          i:::::i::ノ
          {;;;;;;;;;;;;;_;;;;;;;::i_,,-‐l ̄   `'t-__' ,,,___-‐- i:::ノ'´      なるほどな。
         l;;;;;;;;;/ ヽ;;:i   i     ノ  {    ゙̄l
         ヽ;;;;;;l i ) V    `'‐--─"   l、__  ,ノ、         それこそ、トラクの侵攻と同じと言う訳か。
          \ヽ ゝゝ          ,  〉  ̄ }ノ
            ヽ\     ,          /ノ
             \ト-i     `''‐- 、,,,_    /‐'
              l ヽ       _  ̄ ノ
              l゙  ゙i           /
             _,l    ヽ         /
           ,r'´ .l ,r‐- 、,_`'‐-─-- ,,_,,ィl` >
      _   \ l/r'     ̄``'''─--─'´ノ-、
  _,,-‐''"´ _,,二ニニ=-、______,,,,,--‐ッ‐'  ``‐、,,_

27名無しさん:2015/07/15(水) 21:13:01 ID:F1D4lZcU0
つぅか、今でもトルネドラとの交渉ってイヤがられてんのに
当時なんてそれこそ……だろw

28センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:13:43 ID:KMtPnhjo0

          /    /´ -‐…‐- .`\
        /     /´    i   !`ヽト、
.    ,ヘ  ,'   i    !  !  | |i  |ハ i ヽ
   /  ゝ!  ノ|  ! !::__!::ノ ´  ̄  i::.i |!
   \  .| .:i i :i i |´   ノ   ヽ  `!、ハ:!
      `ヽi  从 i i |           !:::::|       あれと一緒にされるのはさすがに忸怩たる物があるが、
.       |  YハiハN ニニ`  ´ニニ '::::N
.       |  ヽゝ u ´         `ハ!`        実際にやったらそうなっておったじゃろうなあ・・・。
.       |∧   Ⅵ!        ′ ,':::|
       j/∧  _!::} 、   ⊂' ..イ:::::|         史実のローマ帝国も騎兵や海戦にはかなり苦労したし・・・
      ///∧´ ∨  `  ,.... ィ´゙Y:::::|
.     /////∧ ヽ    {ト、∧ |::::::!
     ,< ̄ ̄∧  } `ヽ  >''} { ̄`ヽ
.    /   `ヽ:::::::::Y´ヽ      i´`∨::::∧
   /      ∨:::::| .:: !       i .:.: !::::/ i



 /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...:.ヽ
 iイ.:.:.:.:iヘ_トィ_廴,,i:.:.}
 トlr:l:r.l -ー   -、 レ.!       はいそこ、メタらない!
 ヾ(6'     |  |ノ
   .`i     '  /
    |─┐ ̄ , '
  ,,rへ ?Aヽ 〔´ゝ
/l: : : : : : : |〆i゙ー、
: : |: : : : : : : | / : : :\
.: : : : : : : : : | |: :@ : : :|

29センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:14:49 ID:KMtPnhjo0

『ともかく、これが北におけるトルネドラの脅威に終止符を打った。

 ボルーンの法律家たちは、すぐさまヴァル・アローン協定に抜け穴はないかと目を皿のようにして探し回ったが、

 見つかったのはわしが挿入した故意に曖昧な条項だった。

 「しかしアロリアはリヴァを維持し、無傷のまま保つ」とな。

 チェレクとドラスニアはトルネドラに戦争を仕掛けないことに同意していたが、アロリアは違った、というわけさ』



                         )
           _ ,, -ー=- 、    ヽ 異議なし!!
           ゝ、ニ 二 _ ミミV,    )
           マ二 ニ、 r' ..,,_ ヽソ,   `v'⌒ヽ/⌒ヽ/          ,. ‐- .. _
           `ヽ-l ミノ。'.  i'テ`' ,ノ                   , -'´ 、 ____ 、_  `  ‐、
             lミ!'`i  u   . ヽ                _ /フ´   '-、ミli`´`、'' '―'’
            .l'   !、.   ― 、l´              , -  l i 、      ヽ__..ノ
            ノ    ` 、..__.ノ_, -テ- 、_   __.......  'フ/   、\`>ニ二=、_イ...ノ
          _,ノl_〉,.... -‐フ´.`/'´  /    `'''´            ゝミ_-シ//
      _, -'´//l' `'l  ./  .l   /                   `''-ニ/
     ./ /  /_,-l 〉_ノ| /-、_, - '   l                  _, - ' ´ ̄
     / /  フ' l'./ .l .y   。`、   |              __, - '´
   / .l  .〈.  |'  l/   /    l         __, --' ´
  .ノ  l'   l  | /  _,/,----、  ヽ     , - '´
  /   |   | .|./ _/         ゝ_ _/
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│ ナルホド |o              /
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30センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:15:36 ID:KMtPnhjo0

『さて、遅まきながらわしがリヴァ王に事情を話した後、彼は制限をやや緩め、

 商人たちが海岸に村を作るのを許した。

 あまり利益は上がらなかったようだが、トルネドラ人達を狂気の縁からすくい上げる役には立ったな』



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田  田田   田田   ||「」 「」 「」l|l─────┴‐ \\-─    ̄_ -=ニ二三三三 l ̄ ̄ |丁二二二二匕ィァ…| ̄..|
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二二二二|三三|-r彡  .l   |XXXミx‐┘ 斗t≦ >匕  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄      {-----' ̄ ̄:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:....
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31センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:16:47 ID:KMtPnhjo0

『さて、ラン・ボルーン二四世は子を残さぬまま死に、またしても政治の季節が訪れ、

 お決まりの見せ物――贈収賄、ナイフ、毒、そうしたものが溢れかえった。

 様々な候補者たち、そして諮問委員会のメンバーは身をもって毒の効き目を味わう羽目になったよ』



   /ヽヽ     /
   \        L_
   七_       /
   (乂 )    /                    _人_人_/ト
   七_     l                     ).     (|
   (乂 )   /              ,へ            |  う   |
        l_           -‐ ´: : \         |  ぐ   {
  | | ._ゝ'      ': : : : : : : >< ` 、      |   っ  ゝ
  | | 「    /: : : : : : , ' 〈(  \ ヽ     ) !! (
   o  o   ヽ  /: : : : : / ´   )〉  ヽ ∧    へwへイ
⌒レ'⌒ヽ厂 ̄  /: : : : : /  -‐‐‐'  ‐- ‘, ∧
         /: : : : : /  ,<二フ、 ヽ弋フ ハ ∧
       . /: : : : : : i ノL   , '、__,ム   {::∨ ,
       . 〈: : : : : : : { ⌒  /;;;;;;;;;;;;;;ヽ ,:::::∨ ,
       . ∨: : : : : ‘,  i  |:i:i:i:i:i:i:|∴: :;::::} ,'
         〉‐-: : : : ` ‐- i   izzzzzノ∵∴゛;.
       . イ: : : : : : : : : : : : :` ‐----‐´ :-=ニ〈
    . x<´: : : : : : : , -=、__,=ー 、: : : : : : :   ヽ
  ./: : : : : : : : : : : :/ : ..  : : : ...  .ヽ      ‘,
       : : : :   i :. : ... :. ::.     / : . . . . : : : : i
        ...::ヽ\: : `ー='ニニニ=ー‐' : : : : : : : : : : 〉
  : : : : : : : : : : : \: : : : : : / / /: : : : : : : : : : : : : : ∧
  : : : : : : : : : : : : , ‐- _: : :i ゙ ゙ノ : : : : : : / (\: : : : : :∧
   : : : : : , ‐- ,′, _つ//´: : : \| // \ヽ: : : : :∧
    : : :/: : : 'i´ _´ ̄'}//: : : > と二二二'`  \: : : : ,

32センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:17:50 ID:KMtPnhjo0

     ____
   /      \
  /         \
/           \
|     \   ,_   |       今も昔も変わんねぇなあ、ホント・・・
/  u  ∩ノ ⊃―)/
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
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   /      !   │     :|   i |:1
    i   !   .1   |l    /|   | | |
    |  i|  / |   l||___i ー─ー┘ー─
    |  l|_./   ̄ ̄            /
    l.. 斗ヘ\             /
     | .ハ___`ーヘ     ゙ ー‐一,,.. -==ォ…     うん、まぁ、これについては
     | ∧¨`トミ.       ´{ん-ハリ
     | il从 . 弋ノ|         、ゞ==彡       わらわもフォローできんわ。
      }八 ∧` ̄リ         ̄
         i  /
          ヽ           し
.        .ゝ   \
           、        __
            i\  ーt ´  __ノ
           l.  丶
     .        l    \
           .! /:.:.:.:..  ー‐<
        .    川:.:.:.:.:.:.:.:.:./  〃 \
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           |;:;:;:;:;:〃‐- __//ヽ}
            ヽ;:;:;/ ____,, / 。ヽ/        別にそんな卑屈になることはないんだぜ、セ・ネドラ?
           {⌒l;| " (  ゚ ) iゝ "|^l
           ヽ t|;|      〈    |ノ        トルネドラはいい国だよ――少なくとも退屈だけはしない。
            ゝiヾ r     >  ト、__
          _,,-''7 ト、 ゙''‐‐- .,,__ノ/i ヽ ` ‐- 、
        _,,-'"  / |;:;:\  -‐  /;:;|  ヽ   ` ‐- 、__
   _,,. -''´    /  |;:;:;:ヾ\,,__/;:;:;:|  `、       `ヽ
  {          {   |;:;:;:;:\ >;:;:;:;:;:;:;|   }         }
  |        |   |;:;:;:;:;:;< ̄ ヽ;:;:;:;:|   |       / /



. ヘ  | |  |  |    | |   |  \ ヽ' /   |   | |   |  |  | |  _
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    | |    | |   /,.ホミ::、_        _,彡ホミ:ハ   /     ト- '       んなフォローはいらんわ!
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33センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:18:50 ID:KMtPnhjo0

『最後に勝ち残ったのはホネス一族だった――票を買い、毒を買うための資金の差が出たんだな。

 しかしながら、ホネス朝の後継者は急速に無能に成り下がっていき、

 彼等が権力を握っていたのは、ありがたいことに300年ほどでしかなかった。

 その後は再びボルーン一族が皇帝の位に就いたのさ』



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  , -‐'''   > |  |―‐z__,r:、__)  , -‐'''   > |  |―‐z__,r:、__)   , -‐'''   > |  |―‐z__,r:、__)
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  /   ,. -‐''' >―-、__ノr    /   ,. -‐''' >―-、__ノr    /   ,. -‐''' >―-、__ノr
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  ヽ.| |              ヽ   ヽ.| |              ヽ   ヽ.| |              ヽ
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34センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:19:52 ID:KMtPnhjo0

『第二次ボルーン朝も至って短命だったが、成し遂げたことは数多かった。

 まずトルネドラ本土に街道を網の目のように張り巡らせ、

 20の軍団兵を「善意のしるし」として現在のセンダリアに派遣した。

 センダー、カマール、ミュロス、ダリネを結ぶ街道を建設するためだ。

 無論商売のためにな』



        .'ヽ           ,/
         ゙l, チェレク ,/`
         `i、    ,,/`
             'ヽ,,,-v┘
 風         ☆  チェレク・ボア
            : ,,ュ,、
 の          ,i´` .},
            ,r'"   `'''''i、        チェレク湾
 海     ./        l゙
       │        ミ、
       丿         ゙゙l,、          至ドラスニア→
       〔            `゙'i、
    : ,--'''′               }   ,,,、
 ,/^                    ゙l`_,,i´ `i、
.ヘ-,_                     ○ `   ゙!
   `i、                 ダリネ     ゙l、
   .゙lr〟                     : ゙l、.__,-i、
      |                      `゛  ..゙l    ,,,r,,、
      ゙|: .,_、                        ヽ  ,/ :|`'く,,,,-
      `"゙゙l、センダー                       ゙'ー"  |
         ゙''ヽ,◎                          │
              ,/                          │
          ,i´                             |
            ,i´                           │  アルガリア
           ,i´                            |
        /     セ ン ダ リ ア                |
       .,i"                                |:
      │                                _゙l:
      |                        : ,,∧∧∧∧: ゙l
      |              ミュロス: ,,―-,/∧∧∧     ∧|
     .|                 ○,r'"   |∧           ∧゙l、  ※ ∧は山地
     l○ カマール          ,i´     l∧           ∧|
.,,-,,、,,,,,,,,У、、               i'"     |∧           ∧|
         "---..-..,-,,,,,,.,,--'''''″     |∧             ∧|
                              |∧             ∧l
    ア レ ン デ ィ ア           |∧ ウルゴランド   ∧|
                            |∧           ∧|

35センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:20:31 ID:KMtPnhjo0

『トルネドラ商人たちはチェレク・ボアを通らずに、つまり、チェレク人の手を借りずに

 大量の商品を陸路でドラスニアからトルネドラまで運べるようになったわけだ。

 チェレク人はこれが気に入らなかったようだ。

 これによって海運業者としてのチェレク人の価値は大きく下がったわけだからな。

 もちろん、どうしようもなかったが』



  i⌒i⌒i⌒i⌒i⌒i⌒i⌒i⌒i⌒i⌒i⌒i´ ̄`i
  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |ニ二⊃                   ,、
  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |,, ゚Д)              _〈 i、
  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |'~フ∞、 _ ___ __ _    _、シ从ヾ、
  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |/_,ハ       _  ̄_,,シ:'「|ヽ.・ヽヽ
  |_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|三}、_)./7   /⌒  ̄||    |.|_ へ.、。_)
  |三三三三三三三三三三三三三三三}/ノ   ,イ{   ノ ||(   ,U
  |三/´|`ヾ三三三三三/´|`ヾ三三三レ'ニニニニニニニ0ニコ/
  └゙(─@─)========(─@─)=┘         /| |    } j{
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36センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:22:55 ID:KMtPnhjo0

『先ほど言ったように、第二次ボルーン朝はあまり長命ではなく、十二代で終わった。

 しかし、最後の皇帝は後継者選定において、周囲をあっと言わせた。

 子供のいない彼は、ホーブ一族の人間を直接後継者に指名したのさ。

 諮問委員会は全く賄賂を貰えなかったし、ホネス一族とヴォードゥ一族も、互いに毒を盛りあって、

 事態を複雑化させるチャンスを与えられなかったことを、さぞ嘆いたことだろう』



                lゞゞゞ|     __           lゞゞゞ|
                   ヽゞゞ|  /__  ヽ      ヽゞゞ|
      _________.ヽー|. .:< 帝 /  ,| _____,ヽー|_______
      _;;__!__l;_.. ノー|  <(゚Д゚,,)./o>_l__i_|;.ノー|l__il__il__i
      __!__ __l_ /l !l!  と|  ヾ丶´;|.;._i__ !_ /li l_i__ !_i__ !
      __i___.i ./〈 l!/ Π.|  ノ;; ヽム:  /  /〈 l |  /|__i__
             /  / / 〈_〉.しん〜´ー' /  // .ー‐ //
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          |二二二 ,l===l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
                   んソ[l゚):.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    /ギ~l).:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
             /../   l.:.:.:.:.:.:.:/
            /:.:..んγ〜ゝ..::.:/
           /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/

37センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:23:53 ID:KMtPnhjo0

     ____
   /      \
  /  _ノ  ヽ__\       後継者がいないのがわかってるなら、
/    (─)  (─) \
|       (__人__)    |      毎回そうやって決められないのかお?
./     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |        新しい皇帝一族に貸しも出来るし、いいことだと思うんだけど。
.\ “  /__|  |
  \ /___ /



    |  |  | ハ__リ__ハ  V  |!
    ,'|  |,.-'"__ノ   ヽ、_ ヽ|!  |!
    |',  | __、     ,__ | ,'|        そのへん厄介でのー。
 _,.-"| ',ヽ| ´弋_:ソ     弋:ソ リイ ト、_,
\_イ|ヾ|`   ̄   l     ̄  /} } ト、_/     たとえば単にボルーン大公家と言っても、やたら支族や分家があるわけじゃ。
    ', ヽ-',            /_ノ/
    | | ハ    ⊂ニ⊃    // |         皇帝家が代わるというのはその大公家一族に、今皇帝家を務める特定の家系以外、
    | ト、 ヘ         ,イ ,  |
    | | }ー| \     ィ´ }-/   !         力を持ってる家がない、ふさわしい人物がいない、ちゅうことでな。
    | | ',  ', | ` ー  |、/ /|  |
    | |  ', ! `ー┬┬‐'" / |  |         そうでなきゃ養子なりなんなりで王朝が続くからの。
    | |-'"|⌒!二二{::}二/⌒|ヽ、 |
 /`ヽ_,|__|  |ァ /  \|  ト、|ー-、_,、

38センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:24:45 ID:KMtPnhjo0

        ,. ---‐… ''¨ ̄
     /    l ll    / /
  _,,.ィ l    リ リ / // /
  i l  '、    / /.、/‐‐く //
  ヽ_\ ヽ / ' _ `¨}  フ‐く
  `ヽ`¨ニ二゙  ´ l / ,.ィ.>"
  \| i l  i    j //ニ、      つまり、皇帝家に直接の後継者がおらず、
    \ ヽ 、〉!i _ノ ,イ'"i沙
     ト-ニ⊥!l,レ_' 、`¨ ̄        同じ大公家の一族に諮問委員会が認めるような人物がいない場合、
      ヽ.¨ィ弋タ  ` \_,,.
 ..    ハ ¨フ!_⊥.,_/          皇帝位の委譲が行われるんじゃ。
       ',ー' ヽ、 /、、、
       ', ,.ィ T⊥ ┴ヽ\       が、当然ながら諮問委員会の判断は様々な要素によって左右される。
        V ll/,. ''" ̄ ̄¨ }
        Vハ  ,.ニニミ、、、      皇帝位が移動しそうな時でも、同じ大公家から再び皇帝が出る可能性はゼロでは無いわけだ。
     .    V//l  li ヽ \
         |.i l l  リ  l
         ヽゝi.._
         /´--──



   i|  |   |   |   l|    ll   l    ! i  l|
   i|  |__」!_,斗'LニニlL二ニlト―-┴-ニ.」! l  .!!
   ハ i |                     | !  i|
  八 ! |   ――-      -――   | j! イト、
   ゝ,ト l       _       _     | l! /、|、     だから、大概の場合はワンチャン賭けて養子を取ったり
  ∨入レ  z==≡ミ     ィ≡==x j人∧}
    i レう                      イソ.イ      一族の人間が再び皇帝に指名されるのに期待する訳じゃ。
    ヽ ゞ          i         /ノノl|
    |` 圦                  レ1| l|       当てにならない恩義と引き替えによそに皇帝位を渡すよりは、
    |  |∧        _  _       ,イ| .!| i|
    |  ト、丶     ∨    /    ∧ ! .i! i|       自分とこで握ってたほうがいいに決まっとる。
    |  | ヽ,ハ.\   ` ー  '   , く _i ノ|  |! i!
    |  | 「 Ⅵ 1 、       . イ|川´ Y;i!  |! |!
    |  | ∧  ∨|   >-<   |Ⅳ  | i!  |! |!
    |  |  ヘ  ∨         ヾ!  l 八. i! |!
   ノィ个:、 _j__,>            ト、ノ ,、 ヽ i! |!
  /.:.:.:.:.'v'´ l´ i`ヽ         / 1`y':`丶i八
/ .:.:.:.:.:.:∧  ! i  l          ,/  .i| /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ゞ爪 ! 厂`   ´ ̄7   jlレ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:

39センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:25:50 ID:KMtPnhjo0

′ ./l::::::/   \  }::::::/⌒\〉
  / l|/ .:/⌒`   /⌒\    :.:\
 ././  ./:.:.    ′/    \  ‘,.‘,
.:/   .:./:     :/   /      ‘,. ‘,: i
′   .:/:.:.    .:|   {        |:.  ‘,|
:. .:| :/ /   .:.:| .:|:.      |  :.:.   \
:. .:|:.| ハ:..:.:/ ハ |:.:   .:|: .:| :l:.:.:. :.  \
.. ∨∨≠==ミx ハ、  .:|: .:| .|:.:.:. .:.:.   ‘,
:. l .:| ',ヌ示示ミ   ヽ:. :/x==ミ.:|.::.:.:.:. .:. ‘,:.|      ・・・確かにトルネドラは楽しい所ね。
:. l .:|. 癶 に v′癶  .}ノr示テミ|ノ .:.l.:.:.: /| .:.:)ノ
.: l. ‘, ‘`^^         に:v′癶.:.:| :.:/ .|/        退屈だけはしそうにないわ。
.: |:. ‘, ‘,       ``^   ハノ/‘,
./|:. .:| |  .:|.      {     /i:.‘,:.:.:.:.‘,
.ノ   :| |  .{     ' ′  / :l:.:.:‘,:.:.:.:.‘,
.:    |ノ ..:ノ ー--- ,   イ.:.:.:l:.:.:.:.‘,:.:.:.:.‘,
    .:|.イヽ.   `二´   イ.:.l.:.:.:.l:.:.:.:.:..l|:.:.:.:.:.:l|
  .:.:.:ノ   \_  . イ .:.:l.:.:| .:.:.|:.:.:.:.:.:l|.:.:.:.:.:.l|
..::.:イ       {___|.:.:.:. :.:| .:.::|:.:.:.:.:..:|.:.:.:.:.:.:|
´|、         \__|:.:.:.: .:.| .:.:.|\___ |.:.:.:.:.:.:|
. |  ̄ ̄`ヽ   , -〕:.:.:. :.:‘,.:|: : : : \ .:.:.: |\
./.             ‘,.:.:.:.:.‘ :|: .: : : : .:\ :.|:.:.:.\
′                ‘,:.:.:.:.:‘,: : : : .:]: :∨:.:.:.:.:.:.\
              ‘,:.:.:.:.:.:\: : :/ : : |\ :.:.:.:.:.: \



                     ...-─-...
              /::::::::::::::::::::::ヽ
                  /::::::::::::::::::::::::::::::::::.
              /:::::::/´\::::::::::::::::::::l
                〈:::::::/   \::::r‐く:::|
                Y´   /⌒ 〈::::l´) l::       だろ? だろ?
                ヽ、_/「 o  i:::レ' ノ:{
                 ) ー'   L厂 ヾ!
              〈_    7 ミ l  人_
                    ーr     ///   > -‐ 、
                  }   / /   /      \
                 r =ー チ´-‐          l|
                  /   \              ||



       ____
      /      \
    / ─    ─ \
  / -=・=-   -=・=-. \       (この人もやっぱりドラスニア人か)
  |  u ,  (__人__)  U |
  \    ..` ⌒´   .〆ヽ
   /          ヾ_ノ
  /rー、           |
 /,ノヾ ,>         | /
 ヽヽ〆|         .|

40センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:26:41 ID:KMtPnhjo0

.     }  \          〈   /  /   \ \   // \   \
     〈\  \___       \{   {'゙^⌒''^\ \/´    ∧
     |         /        〉   〉     \}ハz_ニ二 ∧   〉
     |      ___彡  〈乂__,/   /⌒\        \   ∧  {
     l \      /\________/r =ミx \         }\_ \_〉
     {   \__  /////|       、 VうNx \_ } /  { \__/      ところで、実際にそうして同じ家が
.      \       〈//////|          ̄ ̄    /ィf⌒ 〉___/
         \     ∨////|             {ィりフ/           皇帝位を維持し続けたことはあるのですか?
           ∨   /∨///|                /
.           ∨ハ/  ∨/八                 〉 /
         /⌒}′    `〈  \              / ,
      [ ̄\ /      \  \   `ー―‐- 、  ′
      /: :\ \       \  \_   `⌒  
       : : : . \ \       \____[__フ   /
      : : : :  \ \________    \   ______,/\
        : : : .     \_______ }       /  \_ \
       : : : : .       / /^Y⌒厂\/⌒\ //   \
       : : : : : .     / /  j{  {    〉   }'/       \



    / / / ハ     | |  ゙,.     |
  | l  il |レ|___    |l|  |     |
.  ;L┴r" ̄ ´   ̄ `ゞ!'‐ 、|      !
.  ´ `-{ ,r '" ̄`      }   , /|
     '  _,,;ニ= 、     / , / / l |      んー、確か二例ほどあったはずじゃ。
     ノ,  |l゚r| /     / / / /,r,二
     ノ  ゞ-´       ン/,イノ}/ h       いずれの場合も、百年持たずに結局別の家に移ったがの。
    ,r´               r')ノ
   ヽ               r '^ /      じゃがまあ、数十年皇帝の冠を維持できたなら
    ゙,              7 ´|
     丶_            ∧ l |       御の字と言ったところじゃろうな。
     ヽ              ソ∧
      丶         ,     // ,!
.       !、     , '     /⌒〈
.       | l t‐ r≦、、    /   ,!
.       | l |ヽ|   |!    /   ./
       | l l | V   ||   /   ./
      | ,l l ト./   |.|  /   /
     ノ/!./ レ   レ| ノ‐ 、  /

41センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:28:13 ID:KMtPnhjo0

              /,.                      ヽ
             .ィ'                        ヽ
            //  /      ,   ,              ',
            ,' .ィ     / 从イ  ハ   ,           .l
            l /,'     イ /-、l ./ |  ハ ハ  ,       |
            !' .{ ,  、i! ,リ==ミ!/`  | /-‐∨‐! /       |
              !.ハ 八 ',`' iト-'}リ   V z==テVイ /   !   |       どうせ混乱するのが分かってるんだから、
              '  .〉 , ヽ', `= ' ,     iト‐'::ノ '' リ   .l  ハ
                  /イ  !`    /     ` ̄´ /    l  ハ|       すっぱり渡してしまえと思うけどなあ。
              /イ   ',    `       ./,.   イ/  ト
               { イ   \   _       /イ    ハ!  |
               !ハ   ト/ \  `     .,. ィ  / / ! ト .l
               /'从  ハ「<!ヽ、_  -‐ ' /'  イ /   { ヽ!
               ∠ イ', | }  `` ‐ 、   ,' / リ'  ト  i  ヽ
                /,.> '}      |   ,//    .| \ ',
      _,.... -─ ' ´ ̄: : : : 〈 ヽ、   .|  / イ`ヽ、_ .|  ヾ、
     /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ',   `丶 | / ノ |: : : : : :`` ─- ..._
    /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ',     `}   .|: : : : : : : : : : : : : :',
   〈: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :',      l   .|: : : : : : : : : : : : : : }
    ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ',     }   |: : : : : : : : : : : : : .i



             /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\;;;;;;;.l
         ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;.l
          /;;;;;;;;;;;;.i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;.l ;;;;|
         ./;;;;;;;;;;;;;;∧;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;|;;;;;;;;l;;;;;|
       ;;;;;;;;;;;;;;;/ ∧;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;.|;;;;;;;;};;;;;|
       .{;;;;;;;;;;;;/_ ∧ i\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;};;;;;;;;|;;;;;;;;|;;;;;|
        ;;;;;;;;;i _`ヽ 、.\;;;;;;;;|\ \;;;l;;;;;;;;|;;;;;;;;l;;;;;|     あなたならそう言うと思ったわ。
       乂;;;;;;.l〃它`ヾ \ へ l二\ \;;;;;;;|;;;;;;.l;;;;;.|
         i;;;;\.| 弋゚リ   `  ´它气ゞ! l;;;;;;|、/;;;;;;;.|      でも、トルネドラ人にとっての権益は、
          l;;;;i;;;;;;!         弋゚リ | l;;;;;.| };;;;;;;;;;;.|
         |;;;;|\|     、       /_ノl;;;;;!/;;;;;;;;;;;;|      アレンド人にとっての名誉と同じくらい大切な物なのよ。
          .!;;;;l;.人    _        .ノ;;;;;;l;;;;. ;;;;;;;;;;;;;;|
         ;;;;|          ̄     イ;;;;;;;;;i ./ ;;;;;;;;;;;;;;;.|
        ヽl     lヽ     < | ;|;;;;;;;;;.l/;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;|
         .- 、! _ _ l ` ´     \ ;;;;;;;.| . ;;;;;;;|;;;;;;;;;;|
     ./   / /   .|           .\ ; ;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;|
     /   ./ /            ノ       \ _ _|;;;;;;;;;;|
    .{   / /   \ )            / / ̄ヽ |
    .| \ l  l         ー―        / /    .\
    ./  / /                  / /      }
    |  / /                    l  l ヽ       |

42センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:29:08 ID:KMtPnhjo0

『言い得て妙だね。ともあれ、ホーブ一族を選んだのは先見の明があった。

 ラン・ホーブ一世も有能だったが、息子のラン・ホーブ二世はそれに輪を掛けて英明だった。

 恐らく、トルネドラ史上最も有能な皇帝だっただろう。

 彼の偉業は驚異の一言に尽きる』



             ,__,=,-==////!/!//////ヽヽ\ト,|ヽトヽ\\
            /////////////, ANヽトハV ヽ\\\ヽ
              '//// //  / ' ' ///〃N/ ィ iV リ |i\lヽ\\\`
             _//////////   /////| | /{ |/レ∧ヽトヽi|\\\\ 、
         ` ̄´千///////l/l/l /V/////////7///公ヽViヽ|\\\\`
            ̄////////l////////l///レ/////i/ //// | i .\\\\
           ,,////////∧\//| / ///!///〃〃〃! //// / / \\\ヽ
            7 ////イi!i|1!N≧≡ヾ//ノ!/ // ////N ∠/≦ハ! \ \\\
 ,,-――-、       レY〃 i|il|!!||iト〃 .Y_,':`::、j从V/乂ィトi,ィチテ'l/ 〃/ //l| | `' `
       \      /乂 i |ヽリ|. \ ゝ::::'",ヘ\   ,ィf'"ヽ:::'"乂//// /リ/
        ヽ       ,/! ∧ `ヽ `= ='´-‐"´   ``‐ '=' ='" イ//!/ //
         |      ^'\ハ ヽ       / |         ' /`_/
           ' ,___    , V>∧      ヽ:j           /∧!'
: : : : : : :   レ , >'"    ` 、   ,- i-!ヽ    、‐------- ‐,   イヘ! i|
: : : : : : : :   、  . . : : : : . .  \/  |: `∧、_  ` 二二二 ´  / ̄/ ヽ
: : : : : : : : : : : >: : : : : : : : : : .   /  ヽ: : :ヽ :`ヽ 、   , , .::':: i: :/   |
: : : /:! : : : :∠/ ̄ ̄` ヽ、: : : /    ヽ: /、: : : :  ̄ ´ : : : : !/     |_.  /
: : {: : |: : : /    : : : : : : ヽ /      \: :/: : : : : : : /: : l<      | `´、::..
: : :\ヽ/      : : : : : : :./      /: : /_ -_: : : : : :/: : : :|: \    !  //
: : :、 /        , : : r: : /    //: : :/二: : > ̄<、 ー:/: : : >    |: : : !': : : :
: : : /          ヽ、: :/  // <: :!: {: : : : / ̄ ̄\`7": /: ::\ .|: i: <: : : : :
: : / /三三三=ヽ    V/: : /: : ヽ: \ヾ/: : : : : : : : ヽ|: :|: : : : : ∧!: :!: ヽ: : : :      ラン・ホーブ二世 (高嶺清麿/金色のガッシュ!!)
  /// ̄ ̄` ヽ   ヽ //> ――- '=ヽ_: : : : :/∧: :ヽ: : : /ヾ: :/: : >ー
///: : : : : : : : : :\: : : : Y: : : :         ` ‐‐ -==-  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
//: : :        ヽ: : : : : : : : : : . . . .           ` .:.、       \
 ヽ;: : : :  . . . : _ , :- -!- -!、: : : : : : : : : : : : . . . .   : : : : : 、. . . . ` : : : :    \
  /    .:::/          `` 、: : : : : : : : : : : : . . .   : ` 、. : : . . .
 ,'   ..::/      . . . . : : : : : : : : :`ヽ:: : : : : : : : : : : : . . .   : : `、: : : . . . .

43センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:29:59 ID:KMtPnhjo0

『まず彼はミンブレイトを支援してアレンディアの日常化した戦争にケリを付けた。

 3822年、ボー・アスターが破壊されてアストゥリア人達が森の中に逃げ込んだ時、

 わしもポルもさして悲しまなかった。

 あまり褒められた態度ではなかったが、ボー・ワキューンのことをまだ忘れてなかったのさ』



│  .ヽ   .ヽ .l                     |   ./            从   リ       .|./
 !   .\、  ヽ.!                     |  /          /  l
 .!  {ヽ,\   ヽ                       ,! ./             !   l
∨    l  `'Λ                         | l         │  │         i′
    .l   ゙'レ    |.l                 リ l             lr'゙、Х.!        .il|
     !    `    从                 l,!            〈`.|リ       /!  ./ |
    .!         l l                  リ             /\.     l |しイ {
     l,   |.l     .! .l                            //.:::.:.::〉     .!   /
     .\ ゙l l   .、│ . l                         〉へ::.:/ヌ/〉    l  /
      `''″゙ヽ  廴)  .ヽ                       /'个y´ ̄Lム、  . │ /
              l  ! ノ⌒i 廴                ノ|       |:.'.;| [] . :::.ヒ!  .│ {
           l  ...l .!. ._.、 そ               l゙ .l゙      |;'.:.| . : : : :ロ.::|.   ノ イ il゙        ノ/
              !  ヽ|../:/\..ヽ           ! .,!       |.:::;|.: :.: :.:.::.:.::.:|. ./  し' {        ,ノ./
              ┌个┐| | .:_|___.    .i   | .l,〃     |_.' |.::.:..:.[]::.:.::.:|  `Y    l      /./
              | .:|...:|/:/...:.:|..: : : : : :.:`L..r─┬i.  /  て.ト、  ...//| |.: :.: :.:.:.:.:..::|   }   .|     ノ ./
\             | └┴┬i::::|==========|: : ://__....  .l. ノ (.rr┴' | |.:.::.[]:.:: : : :|./  /    .ヽ,   ./ ./
:::...>、        .|[]..::[]. 〈〈::::|::::::[]::::.:.:[]..r、.、   ,    `Y   |.]:]:: : | | :.:: ::..::.::.:::.|. ┌::、  ...../〉../  {  /
‐く.:〈     ,、   |. : : : :.: :\:|:::::::::::::::::::::/. ,ノ) : :〉〉   .!.|   人.:: : :| | : :.::.::.:::..::.:|-┘:::L、r‐//┐ ,、.廴ィ
.: ::L└i   _ .||_ | : : : : : :、 〉.,./〉::::::;;:.`Y´(: : :〈 '    ..,/    く、::..::.::_|:::/Tl::::;二/ム、|  || _r─.   {
::.: :└i:| //\| ::::ト、__ : : :||_'/ヽ、 ∥::..|  ) 、..〉.  /       }.:./rへ/レ.丿).:>┘/ト┘.//::::.`L「|-┘ 、.トyィ
工エ::「 /〈. ::〈|-、_/::::::..\r':.|.::[,.__,ノ ) ' / (_,ノ)  (::::::::::::::::::::::  \ノ!.__./ (.L:冂_|.ノ!.  .::::::ir==| |.::,ノ)[]:}il|{´
: :∠7ヘlコ:::|:.:..|-i_::_r√ソ\> (.  (_,/     (__)    ::::::::::::::::::::::ゝ/  ,).|_...| \.==l|_..`Y´(.─|i|l|
: :|ェ| .:::::|:.:.|:::..|::::.|\.::::》: :::L;:..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::        :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::       ルヘ:

44センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:30:49 ID:KMtPnhjo0

      ___
    /       \
   /          \
 /   ノ  ヽ、_    \      んー、そういやラン・ホーブ二世って 
 |   ( ●) (● ).     |
 \ l^l^ln__人__)     /      どこかで聞いた事あるような・・・
  /ヽ   L⌒ ´
      ゝ  ノ



.        , ´ ... -――--...、` .、
.       / /´.. - ―― --、ヘ.  ヽ
.     /   /´    | i    :.ハ   ',
.     ,'   |   !   | |  i|  .:.:|    :.
    i    i:.: ∧,-‐'  ̄ `ヽ! : :!   .!
    |:   |/´  ノ     ゝ `ヽ|  !  |ヘ.
.  .へ..|i   !               |: |.| |  >
. く   || : | __、     ,_ |; | ノ ! /       あー、そりゃあれじゃろ、わらわが結婚前に贈った指輪。
  ` ー|l_i N ,〃⌒     ´ ̄`メイハ、 i´
    | {`ト!       '       / ノ |         あれがラン・ホーブ二世の物じゃ。
    |:.:.ヽ、_    、__ ... __,     ,'イ∧.|
    |:.:.:.:i {ヘ          / .!:.:.:.:|
    |:.:.:.ハ__∨`ト...    ..イ:::.}___|:.:.:.:.!
    |:.:.:.ハ ∨.:.:) `  _ .{ !::.,'  ,'.:.:.:.:|
   /へ ̄`i  {7´,.く`ー'。∨`7 / ̄ ̄ト、
.  /   ヽ ! /´三ミ、===彡三∨    ,' ヽ
  {    ∨!|  i´川メメメ7  /    /   !
  |     |.:i.!  ノ:メメメメメメ{  .!   ./   |



        ____
      /      \
     /⌒  ⌒    \
   /( ・ ) ( ・ )    \     あー。
    |   (__          |
   \   _l        /
   /  ー        \



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 > ベルガリアード第七十八話 「恋の呪文はスキトキメキトキス」




             ┌、、+
          , -―-l、_) +
         ((__))
          `''ー―´





          ´: /二二二二二`丶
        /: : :.:/ : : : : : : : : : : : : : : : \
      /: : : : :/: :/: :/: : : : ハ: : :ヽ: :\: \
.     /: : : : :,' : /: : {: : : : :ノ:ハ : : }: : : } : : ヽ
     ': : :i: : :{__/ー┘ ̄ ̄    ̄`ヽノ:j: : : : '
      |: : :l: : :|    _ノ~   ヽ    Ⅳ: : : : |
 ∧___j: : :| : l:| ___..二     ニ.._ !: : : !:Ⅳ     トルネドラでも最も偉大な皇帝に数えられる、
 |    | .: ;レ:.八  弋::::ノ    弋::ノ `ハ: : :N         ラン・ホーブ二世の指輪じゃ。
 `ー一'| : { ( ̄    ¨       ¨   ': :レ'┘
      |: :{\ノ           '    {: :|         これを付けていればお主もちっとは王らしく見えるじゃろうて。
     |: :\: ーヘ.   r、___    ,' : |
     |: : : :Y⌒゙ト 、  `ー -'´  イ: : :|  ヒッヒッヒ
.      ,': : : /|  |  >  __ , イ  .|l : : |
     /: : : /│  |      /: : |   |: ∧|
.   /: : :_/ -|  |       {rヘ|   |:│ |
   /x<::::::::::L___j _      \{__ト│ |
  /  ヽ ::::::| : : |   ヽ.  /  ̄|: : :|:::}`\
. /      Y⌒| : : |〜ー─-〜─|: : :|ー|  ヽ



         ____
       /       \
      / u. ─     ―        言いたい事は色々あるけどありがとうだお。
    /     ( ー)  (ー)'
    |         (__人__)  |       (見た目に関しては反論できないしねー)
    \        ` ⌒´ /
    /       ー‐  '

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45名無しさん:2015/07/15(水) 21:31:23 ID:F1D4lZcU0
あ、これは凄いですわw

46センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:31:42 ID:KMtPnhjo0

『アレンディアを平定したラン・ホーブ二世は続けて行動に移った。

 《西の大街道》の建設だ。

 これによりセンダリアからアレンディアを貫いて、トル・ホネスまでを一本で繋ぐ大街道が生まれたのだ。

 これはただの道ではなく、軍団兵によって絶えずメンテナンスされ、治安が守られる画期的なシステムだった。

 この石畳の道を旅する限り、通行止めや山賊の心配はほぼしなくて済む。

 それがいかに人や物の流れに影響を与えたか、考えてみるまでもあるまい』



ゞヾ;ヾゞ:ヾ ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ;'   {;.: :.:;ヾヾ`ゞヾ;ヾゞ:ヾ ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;
ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;;ヾ ;ゞ ;ヽ   ゞ:.:.ヾ.;;; "ゞ;ヾゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ;
ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ;;  ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.: メ  (: ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;  ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ;
:ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;:_/ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;""ゞ;  :ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;:_ヽゞ ;"
"ゞ ; ;";;;;""ゞヾ:;;_;_;/"ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ;ヽ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ;\:__;;ゞ; ; ; ゞゞ; ゞ;
 ;;;;;; ; ;ゞ;;ノ;ノ″ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ;;" ゞ゛);ヾ ; ;ゞ ;"ゞゞゞ; ; ; ヽ;;ゞ; ; ; ゞゞ
:;;; ;;;;.....:::/ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ;;" "ゞ; ; ゞ(.ノゞ ゛ ; ;ヾ ;ゞ\:::; ;;;ゞ゛;;ヾゞ ; ;
;....;;;::::;i;..ii|ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ;" "ゞ; ;ゞゞ (ゞゞ ; ; ゞ゛;ヾ ; ;ゞ;iii;;i;;;:.,,;;:.:::,,,
:::: ;;;..;.ii:i| ; ;";;;;"ゞヾ:;;__;/"ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ; ( ゞ ; ;ゞゞ ;" "ゞ; ; .ノゞ;;ヾ;;|ii::i;;....:....:::... ..
::..;;;.::.. :ii| ;; ;ゞ;;ノ;ノ″" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ;;;)`(ゞ;ゞ ; ;ヾ (;ヾ ;;ゞゞ;";ゞ;\:__;::;;;..::.;; :::...;...; :
:::.::;.;;;.:i;:iii|;;;.....:::/ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ;" ノヾ ;ゞ ;" ":ゞ;;ゞ ; ;ゞ( ;;"\:__;;ゞ;|ii;;;iiii;;.|iiii.i....:::. ;::::,,,
:;;.:. ..;;.ii;i|;;..;;.ii;i|;ノ;ノゞ゛;ゞ:.y.ゞ ; ;); ;ゞ ;"; ;ゞ: ;" "ゞ; (ゞ ; ;ヾ ; ;;ゞ|ii::i;ii;;.|ii::i;ii;...::,,,;;. .;;
;;;....;;::;...;;ii|;;.;;ii:i;i|.;;ゞ:/ノ;ノゞ゛;ゞノ:.y.ゞ ; ;ゞ)メ:(;;ヾゞゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ゞ|ii;|ii::i;;ii;.|i..iiii.:::. ;;;..::,,,;
::;...;;:..;i...iii|;;.;;ii;;:;i|i;;;;i|.;;i| ノ;ノゞ ; ; ;ゞゞ;;ヾ )' .(ゞ; ; ゞ;ゞ;; ,|ii|iii;|ii;;|ii;i|.ii;ii;..:|ii::i;:...:::::,,,;;;::..
:..;;;.;;;.:;:;i.;ii|;;.;;i;;:;i|;ii:;i|.;;i|;i|;i|.;;.i./  ; ;      .:;ヘ;;.,ヾi,;;|;i|i;|i;i|ii;i|ii;;|ii;i.ii;;:|ii.iii,,;;:.:::,,,;;..,.:
;;;....;;::;...;;.ii|;;.;;ii::;ili;;iii|.;;i|;;|;i|ii|/ : : : :´: ::: : : :: ;: :`: .: : .:,.:.lii|;i|;;i|i;;;;|ii;;|ii;ii;;;i.|.iii::. ;...;;;...:::. ;
::;...;;.;;ii:i;;;:;i|;;.;;ii::i|;;i:ii|;i;i|ii|;;|イ; /  .,,,.   ,.., ,.,   、   .|;;|ii;|ii:;;|ii:i;|;;ii:i;;.;|ii:::i;;;:;i;...;::;.;;..
::;...;;.;;;;ii:i;:;i|.;...;iiii|;;i:ii|i;;i|iii.ィ/..,.  , ,.    .,.  ,..,,, ` , .,,.,.iii|i;i;;|iii;;|.;;ii:i;;;|ii:i;;;:;i::;...;::;.;;..
::;...;;.;;ii:i;;;:;i|i;;i:i:;ii|i;;iii|;iii,/': ,.. ,.,../        ,,,.,. ,.. ,,,ヽ ; ii:ii|ii;.i|i;;iii:i;:|i:;.i:i;;;:;i:..;;.;;:::;;
::;.;;:..;;.;;ii:i;;i|;;i:iii;ii|;ii;iii/´   ,,.. ,     . ,.. , . ,..    \. iii;iii|ii:i;;;:;i|i:i;;;:;i::;...;::;.;;...
.;... .;;:.;:;iii;i|;;i:iiiii;i/ ´,,.. ,..`  /,.,...          ,,,.,.` ,..,,, `\ ii:iiiii;i|iii;i.;...;;.;;:.; ::;;;;;
iii;;ii:i;;i:i;:;iii;;ii ,,//. ,.,...  ,,,..,           ,..,,,    .,,.\\ .,, iii;;ii:i;;i:i;:;iii;;iii;;i
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47センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:32:47 ID:KMtPnhjo0

『ついでながら、ラン・ホーブ二世は3827年にセンダリア王国を建国した。

 条約によって街道の敷設権とトルネドラ軍団兵の駐屯権を確保した上でな。

 これらが手中に有る限り、センダリアはセンダリアの人間に治めさせるのが有益だと、

 彼はそう考えたのさ』



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 > ベルガリアード第六話「魔術師ベルガラス、女魔術師ポルガラ」

             ____
           /@ @ @ @ヽ
           /@/ ̄ ̄ ̄`ヽ@ヽ
          / /         |  |
          | /  ⌒  ⌒   | @| /ヽ
          || (●) (●)   | | /   ヽ     『みなのもの』と王は言った。
          /         |@| ヽ/〉 ノヽ
         /          | | //ヽノ /    『服に気をつけるが良いぞ』
        {           / /|//   `
         ヽ、       ノ / //         『おまえたちがひざまずいたそこには
         ヽ``ー――‐''"ノx//x|         たっぷりこやしをやったばかりなのじゃ』
            ̄/○\ ̄x //x| |
          | 〈__/y/ヽ__〉x//ヽ,|x|
          .|x x // x x(⌒  /x |
          .|=====//'ー'==|
          !、###〈/###/
           ヽ、######/、
            ヽ、#、##/ヽ.ヽ、
             _|#_|_#_|   ヽ.ヽ、      センダリア初代国王ファンドー一世 (ノーミン/ムーミン)
            (Y^ヽ(Y^ヽ|     ヽ、ニ三

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48センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:33:54 ID:KMtPnhjo0

『さらに彼はアルガリアの族長チョ・ダン、ドラスニア王モーナーと協定を結び、

 ミュロスからアルガリアを経由し、湿地帯を貫いてボクトールに至る街道を建設した。

 これが《北の大街道》だ。

 これは《北の隊商道》と繋がってナドラクとの交易を更に活発化させた』



.r‐、、             'i、: チェレク : ,,!    ドラスニア      ,!∧∧     ガール・オグ・ナドラク
.゙ル: .\,、        !、:  : : .,i´`'! コトゥ             ,i∧∧∧//////////////////////////   至マロリー→
  |∧∧ヽ、       `>: : :i.'"   ゙○ ┏━●━━━━━┓゙l∧∧∧///┗┫┃┣┛/ナドラクの森///
  ヽ,,、∧: ゙l         ゙l,,,,-:     .'1: ┃ ボクトール      ┃ |∧∧///////┗╋┛/////////////.,,、
   l″: : : .゙゙l          ,-ー,    .l゙: ,┃      _     ┗━━━━━━━● ヤー・ナドラク,.'"`
   `゚'ll,、◎| リヴァ   ._./: : ○'y. _,ノ`┃゙゙゙" ̄ ̄ ̄  ゙̄^'''-∧北の隊商道     ┃  : : _,,/^
 リヴァ ゚'lq、.゙!,、   ‘-,、 ダリネ: : : │:┃北の大街道      : |∧∧        ┃ : : ,,i´
 (風の島) ゙゙!*″     センダリア ┏┛              |∧∧        ┃ ,i´
                ,l゙: :   ┏━┛゚i、              |∧∧_,,,,,,,,,,,vv,---'i、○/ ヤー・マラク
       ,,,,,,,-カマール,{●_.,_,●ミュロス│  アルガリア     │∧∧          ゙l: 、"
      ,i´: : : : :   ┃   ,∧ウ∧|              |∧∧         ○/ タール・ゼリク
     ,/: :       ┃    |∧ル∧|              |∧∧       : : '|
    ,/: : :       ┃    l∧ゴ∧ l               |∧∧ ミシュラク・:〔
    アレンディア   ┃    l゙∧ ラ∧ヽ                要塞∧ アク・   : : |
       ヽ: :      ┃   ゙l∧ ン ∧l、 ◎ 「砦」      |○∧ タール  : : .l゙
        \、: :    ┃   |∧ ド ∧│              ,i∧∧ ━━◎━━゙i、 マードゥ川
       西の大街道 ┃ ◎ボー・ミンブル          ,/∧∧  タール・マードゥ /
              ヽ: :   ┃-ー'''''゚゙゙゙゙゙゙゙゙′∧∧  アルダー谷.,/∧∧        : : : ,i´ 
            "..,/ ┃        ∧∧-,、 ○/∧∧          : : |、
             ‘!:  ┃ トルネドラ  ∧∧∧∧∧∧___         : : .l゙
                |:  ┃       ┏━━━━━━━┓南の隊商道 ,,,,,,/
  西の海          、|: :   ●━━━┛ ∧∧∧∧∧|   ┗━━━━━━●`く
                 ,!: : トル・ホネス  .○ マー・テリン   ∧∧∧∧∧∧   ラク・ゴスカ│
              │:        .丿         |∧    ∧∧       : : │   東の海
                 ゙ァ―――・^¨゙~'i、 マラゴー /∧    ∧∧        : : │
              i、: :        l∧∧∧∧∧∧ラク・クトル∧∧        : : : .ヽ
              ,":         l∧∧∧∧∧∧  ○  ∧∧         : : : ‘-.
                 ',: :  ニーサ  .ミ:   ∧∧   ∧∧∧∧             : : : : `ヽ,,_
                 ,、:        │  ∧∧∧∧      クトル・マーゴス    `: : : : `'-,,__

49センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:34:54 ID:KMtPnhjo0

『更に彼はニーサとの交易を正常化し、

 晩年にはマーゴ人との間に協定を結んで、ラク・ゴスカへ至る《南の隊商道》を建設した。

 西方大陸を貫く大動脈を、彼は一人で作ってしまったわけさ。

 それもこれも、究極的にはチェレクの支配を脱するためだった。

 海を介して交易する限り、トルネドラはチェレク人の影響下に置かれ続ける事を、

 彼ははっきりと理解していたんだ』



                     fゝ
                     ||
                 __||__    fゝ
              λ     ヽ.    ||
 ────────‐r }      ハ.‐, ' || ' ,────────────
          ヽ.   l! .,!         ヤ'''''''''''''''ヾ
              l \ l!/   _,,...  、 |.!     .ハ
          、  !  _/,,ィ'夭=孑-''ズリ        !
            l\l  ヽ           /    ,,... .,, ,!
          l ,iィマl!        _/,.ィ壬=-‐' 寸
:...         ハ !    `!       ''ハ"~       ゙!
: :゙:゙:':.:.:..,.    卞l.    リ  ,. -rヒ"~-゙'''!       ,!
: : : : : :.:.:;:;:;:,:,,, λヒ,,、 ="‐'''"~       l   _,,.. -,,='
;:.:.:.: : : : : :.:.: :.:.ャキ、 ゙f''ヽ         _ノ,,.孑‐''"~ λ
'':;;:.::::.:.:.:.:.: : : :.:ヾ.ヽヽヾ7ハ       ゙ム       i
  "''':;;;;;;,:,:, : : : :\゙ヽ〈,'λ _,. ォ''千州、       ノ
       ""''''''::;:.;'.''\ ゙ヾ.'"<,_ ィ゙ォ州;=゙! ,,.,,ッャ゙
          ""''':゙\ 、゙'' ,_`ケ卅三"三彡ヘ、,,,,,......  _--‐'゙,,ェェェェュ
                 ~"`''<,''<二_'---〉ゝ≡≡三云孑'"¨~/
                  `''<_ `"""_,二仄 ̄  }゙  ,/
                      ̄ ~~ -'゙     /_,..ィ´
                                   ̄

50センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:35:28 ID:KMtPnhjo0

『もちろん、これらの事業がラン・ホーブ二世の存命中に全て完成したわけではない。

 ラン・ホーブ朝滅亡までの長い期間をかけた大事業だった。

 しかし、これらの事業の過程で、今我々の知る近代世界が徐々に形成されていったんだ』



            _Y_
              r'。∧。y.
           ゝ∨ノ                           ,,,ィf...,,,__
            )~~(                         _,,.∠/゙`'''t-nヾ ̄"'''=ー-.....,,,
           ,i   i,                        ,z'"    ̄ ̄ /n゙゙''''ー--...
           ,i>   <i     文明はどんどん発達し    r”^ヽ      く:::::|::|:::〔〕〔〕
           i>   <i.     ていく・・・・・・。      入_,..ノ ℃      ̄U ̄_二ニ=
  `=.,,ー- ...,,,__  |,r'''"7ヽ、|  __,,,... -ー,,.='             >ーz-,,,...--,‐,‐;;:'''""~
    ~''':x.,,  ~"|{ G ゝG }|"~  ,,z:''"                      ___
        ~"'=| ゝ、.3 _ノ |=''"~      <ー<>         /  l ̄ ̄\
          .|))    ((|        / ̄ ゙̄i;:、      「 ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| ̄ ̄ ̄\
               ))|       r'´ ̄「中] ̄`ヾv、   `-◎──────◎一'
                     ├―┤=├―┤ |li:,
                     |「 ̄ |i ̄i|「.//||「ln|:;
                     ||//__|L_」||__.||l」u|:;
                     |ニ⊃|  |⊂ニ| || ,|/
                     |_. └ー┘ ._| ||/
                     ヘ 「 ̄ ̄ ̄| /

51センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:36:49 ID:KMtPnhjo0

『街道は言うまでもなく旅を楽にしてくれたが、ラン・ホーブ二世に対してわしが感謝している主な理由は、

 センダリア王国を無造作に建国してくれた事による。

 『ムリン古写本』や『ダリネの書』には、のちのちわしがセンダリアを必要とすることが

 はっきり書かれていたからだ』



        .'ヽ           ,/
         ゙l, チェレク ,/`
         `i、    ,,/`
             'ヽ,,,-v┘
 風         ☆  チェレク・ボア
            : ,,ュ,、
 の          ,i´` .},
            ,r'"   `'''''i、        チェレク湾
 海     ./        l゙
       │        ミ、
       丿         ゙゙l,、          至ドラスニア→
       〔            `゙'i、
    : ,--'''′               }   ,,,、
 ,/^                    ゙l`_,,i´ `i、
.ヘ-,_                     ○ `   ゙!
   `i、                 ダリネ     ゙l、
   .゙lr〟                     : ゙l、.__,-i、
      |                      `゛  ..゙l    ,,,r,,、
      ゙|: .,_、                        ヽ  ,/ :|`'く,,,,-
      `"゙゙l、センダー                       ゙'ー"  |
         ゙''ヽ,◎                          │
              ,/                          │
          ,i´                             |
            ,i´                           │  アルガリア
           ,i´                            |
        /     セ ン ダ リ ア                |
       .,i"                                |:
      │                                _゙l:
      |                        : ,,∧∧∧∧: ゙l
      |              ミュロス: ,,―-,/∧∧∧     ∧|
     .|                 ○,r'"   |∧           ∧゙l、  ※ ∧は山地
     l○ カマール          ,i´     l∧           ∧|
.,,-,,、,,,,,,,,У、、               i'"     |∧           ∧|
         "---..-..,-,,,,,,.,,--'''''″     |∧             ∧|
                              |∧             ∧l
    ア レ ン デ ィ ア           |∧ ウルゴランド   ∧|
                            |∧           ∧|

52センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:37:53 ID:KMtPnhjo0

『彼等の業績を考えると、ラン・ホーブ朝が150年しか存続しなかったのは悲しむべきことと言える。

 ラン・ホーブ十一世は高齢の時に息子を海難事故でなくしてしまい、跡継ぎがいなかったのだ。

 その後を継いだのは不運なレイン一族で、彼等は90年しか玉座を維持できなかった。

 レイン家の皇帝たちは何を成し遂げる暇もなく、遺伝的疾病によって次々と打ち倒されてしまったんだ。

 そして、今に至るもその後遺症から脱し切れていない』



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 > マロリオン第百四十一話『帝国万歳』

       _,ィ‐┬──、
      イ| _i!_;:ft;;;;;;;;;;;;;ヽ
      ,'、,r'´ノ丿ゞヽ;;;;;;;;;;;;;!
    {/彡ソ  : :: ;;;;;;;;;;;;;r'
     i!9}''´ ィ;ェッri;;;;;;;;;/'       (どうせうち弱小だしな・・・帝位争いとか関係ないし・・・
     ヾ,ヽ ...::::'' , i;;;;;;;} 
       i!、 .::::,__ri;;;;;/         早く終わらないかなー)
      |;;ヽ、::::=;;;;/
     -' ::: :::`ー;;;;;ト-、

レイン大公 (パスオ・シエロ/架空偉人AA)

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53センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:38:48 ID:KMtPnhjo0

『やがて4001年にヴォードゥ一族が皇帝の冠を手にした。

 トル・ヴォードゥが港町であることから、彼等はラン・ホーブの作った街道システムを放棄し、

 海運業に力を入れ始めた――もちろん、これは大いなる過ちだった。

 彼等がそれに気付くまで、何隻の船がチェレクのいくさ船に沈められたか、数える気にもならんよ』



                          、__人_从_人__/し、_人_入__
                         、_)               (_
                         _)  ゆっくりしていってね! (
                          `)              (
                         '´⌒V^'^Y⌒V^V⌒W^Y⌒⌒

      ,,、,、、,,,';i;'i,}、,、               ,,、,、、,,,';i;'i,}、,、               ,,、,、、,,,';i;'i,}、,、
       ヾ、'i,';||i !} 'i, ゙〃             ヾ、'i,';||i !} 'i, ゙〃              ヾ、'i,';||i !} 'i, ゙〃
        ゙、';|i,!  'i i"i,               ゙、';|i,!  'i i"i,               ゙、';|i,!  'i i"i,
         `、||i |i i l|,                `、||i |i i l|,               `、||i |i i l|,
          ',||i }i | ;,〃,,                ',||i }i | ;,〃,,               ',||i }i | ;,〃,,
          .}.|||| | ! l-'~、ミ              .}.|||| | ! l-'~、ミ              .}.|||| | ! l-'~、ミ
         ,<.}||| il/,‐'liヾ;;ミ            ,<.}||| il/,‐'liヾ;;ミ            ,<.}||| il/,‐'liヾ;;ミ
        .{/゙'、}|||//  .i| };;;ミ           .{/゙'、}|||//  .i| };;;ミ           .{/゙'、}|||//  .i| };;;ミ
        Y,;-   ー、  .i|,];;彡           Y,;-   ー、  .i|,];;彡           Y,;-   ー、  .i|,];;彡
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54センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:39:41 ID:KMtPnhjo0

『だが、どうにも気になる事があった。

 「ムリン古写本」の非常に曖昧な一節だ。

 やる夫は知っての通り、予言は過去現在未来がごちゃごちゃになって記されている。

 時間軸が一定していないんだ。

 どの順番でどの出来事が起こるか分からないのに、何が予言と言えるんだろうね』



     :::;;;;;;,-''''''''-;;;,;;;;;;
    ;;;;;;;;;;i´    `i;;;;;::::
   ;;;;;;;;┌'      'ヘ;;:        (〜♪)
   ;;;;;;;;;)ュ,      ,r(;;;
    :;;;;;;;;;>、   ,ノヾ;;;;;;;
   ;;;:,チ''゛  :`::::::':':   ゙゙Y;;;;::::
 ::;;;;y'´   ,        `{;;;;;:::::
 ::;;;.(,   ″        '(;;;::
  ;;;;;:`,ll'-〟      ll  |:::
   ::::|   ゙;,_ ,:     ゙  i;;;;,,,,,,,,,
   :::::i   ::::          .'-、;;;;;;;;;;;:::::
  ;;;;;;;;ハ  i:::::    ....::::''   `'<;;;;;::::
   ::;;;;;.ハ  '(i|||||lllllllliiii=''′  .,};;;;''''
 _,,,,,lllllllシ  ,,illllllllll″ ,__,,,,,,,,,iiillllllllllllll)
.(lllllllllllll、,,,ィ'illlllllllllllli, ゙lllllllllllllllll!゙゙゙゙゙゙
  `”゙゙゙゙゙゙llllllllllllllllllllllュ,,j'lllll゙

55センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:40:49 ID:KMtPnhjo0

『わしはすんでの所でそれを読み落とすところだった。

 ヴォードゥ一族にあれほどうんざりしていなければ、読み飛ばしてしまっていたろう。

 それを見つけたのは、その時街道のことを考えて、恐ろしくむしゃくしゃしていたせいなのだ』



           /⌒ソ/⌒ヽ、
        . /  //    ..\      ._,
        /  //      .`ヽ,.._,ィ''´  `'ー- 、      /i
        /  //                  \,.   _..ノ .|
    .   /  //                     ⌒´   .|
      /  //                          |
      /  //                           |
    . /  //                            .|
    /  //  .                          |
    /  //                             .|
   ./  //                            . |
  /  //                               |
 ッ芝ヾシ⌒ヽ、                           |
 .ヾニジ    \      ._,.イ⌒ヽ               |
          `ヽ,.._,ィ''´      `'ー- 、        .  |
                         .\,.   _., 、  . .リ
                            ⌒´   \._,ノ



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

『まっすぐであった物が曲がる時、健やかなる物が腐る時、

 それはそなたへの警告となるであろう、愛されし長老よ。

 用心せよ、かの地には蛇がおり、彼※が《番人》を衰えさせる。

 《番人》は老齢にあえぎ、蛇は気付かれることなく忍びよりて、

 その毒液をもってして《番人》とその子等の心臓全てを止めるであろう。

 《番人》の血筋は風前の灯、全てを失わぬためにも《番人》を救うべし。

 さもなくば、闇が永遠に支配するであろう』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

56センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:42:06 ID:KMtPnhjo0

『まっすぐであった物が曲がる、健やかなる物が腐る・・・そこにわしの目は吸い寄せられた。

 放置されたトルネドラの街道は腐り始め、人々はそこを迂回していた。

 まっすぐであった物が曲がり始めたんだ』



........................................,、;"'´ヾ、 〃"`ゝ、'..............................゛ヾ'"`,....................................................
.............................................`.`.-"....´..´.,,、__.....................................´´.....................................................
..........................................................,,r''`",、-、,"`-、_..................................................................................
__...............,,,......................,,、'"`""-''"´..: .::...::`-、:.``丶-''"`-ヾ、-、、_.................................,、,、、
、、`:-""'´:ヽ从,,,、、""__,,-"´=´´´ミミ:::::::::::::::::`ヽ_,,-"``ミ:.:.:.:.ヾ__,、``丶、___,,、-〃":.:.:."
:::.:.:`:`:ヾ-"":.:.:.i;:;:;:;:;:;:;゛ミ";:;:.;:.;:.;:.゛゛.:.:.:.゛゛:.:.:;./\:;.:;.:..:;.:;.:;.ミミヾリヾ``丶-、_,,、-""从:
:;.:;...::;;..:.....:::;;.:;;.、、ミミゞ-、;;;;--?Gミミヾ、、:.:.:.:.:.:.:""``ヾ从从ミミ〃f\゛:.;:.;:;:从从.:.:从:;.:;.:;.:
;.;.;.;.;.;.;.ヾ"、、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:;:;:;:;:;:;:ゞゞ;;:;:;;ミ,,:;...;;;..:ミ≧"繁从从Yゞ、、ヾ,,、彡ミミヾヾゞ":.:.:
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ゞゞヾミミミミミミミミミミミミミミミミゞ、,=;;=;;=;;=;;=;;,,,,!!,:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:'、''、':;:;:;:;:;:;:ミゞゞミミリゝミ:;.:;.____
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;;;;;;;;;;;〃巛从;:;:;:;:;:;:;:;:;..................゛  ;;:;:.;:.;:.;:.ミ   ;;:.;:.;;;......;;.;:.;:ミ从ゞ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.;
ゞゞ〃从〃;.:;.:;.;:.;:.;:.ヾ..;:.;:.;:.;:.゛.  ;:;.:;.:;.:;.:;.:;ミ   ;;.:;.:;.:;ゝ...;:.;:.;:.ミ从ミ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
ゝミソYミ;.:;.;:;.;:;:.;:.;:;.:;.:;.:;.:;.:;.:;゛   ;:;.:;.:;.:;,,、、,,〃   ';.:;.:;.:;....;:.;...;;;;;.....ミYミヾ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:

57名無しさん:2015/07/15(水) 21:42:43 ID:fyVKDeVY0
センダリアに自分達の神を押し付けなかったのもポイント高いな>ラン・ホーブ朝
アルダーへの信仰がここに残ってなかったら、最後の戦いでアルダーは実体を持って現れることが出来なかったかもしれない

58センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:42:48 ID:KMtPnhjo0

『わしは勢い込んで次の下りを呼んだが、最初は意味が分からなかった。

 しかし、日の光にかざして良く見てみると「彼女」を消して「彼」にした後があった。

 恐らく筆記者の間で議論が起こり、彼女と主張した方が押し切られたのだ。

 しかし、それが正しかったとしたら?

 我々の世界で「女の蛇」といったら、サルミスラのことだ』



                             ─━━… ミ
               {!        __ / ィニニニニ 、 \           \   _
           (     、       `¨¨7 /        \  、          l}  \  、
        -===ミ    \____ -=彳/                l  、       /     )  }/
      /   \ ≧========./     |l      // ハ   \  l !   \___/}   ./  廴_.. -=====ミ
      __ _____ _\ ___ .イ      |i   | |///イ |\  | l| l|   _____ノ_/  / /
  x≦__       \____         |l   | |ト吉トVイ台刈 从|               /二二二二二 ヽ
/    .>=====---           / Ⅵ | ≧=-  -=彡 /  |         ---===<__ノ /__ ___ \
    /                  /  .ィ::从(_圦    ,   レ(__)父ドミ _ .ィ               / { \
.-==彡 厂 }           .才::::7/ヾ:::イ   |:::.、乂_.ヌ イ::′    \ ̄}::::川、              {  、
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   イ  l./  .′      //::::::∧{ フ/|l   |¨¨}:::::::::::{¨|     Y. \ } }::::::}!      __       {  ∨
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. /  .′  .イ   / }    ノ⌒  {i/ \.|l   |l::::::::::::::::::: | l   | l|/    -=彳   _ \   、 ノ |  |
/  !    { 、 .イ  /  /          |i l | |ヽ:::::::::::::::: | /   川   /     \  {  \ \  \ │  |
  ./     》’   .イ-=≦、         .从八 V |:::::::::::::::: |′/} イ          \.ヽ   \ }   ヽ !   |
  ,}    /  /  / /       __{   \ l::::::::::::::::〈/   }¨¨\          ̄\  \      イ
  /        --==彡 / _    イ¨    \   }::::::::::::::::{   /    、        { ̄ ̄` \       ト、
. イ          イ¨´ /=≦ /  /   }¨¨¨¨  ̄ ̄ ̄¨¨¨¨{     |  |\      ⌒ヽ             |
∧\          --==彡’   ./  /     》     |i     《    |  |  ≧=ミ       ̄`ト     .ノ
  \ 、___/}    /    ,/  /  ____}i\     |l    /l{__   |       \      く ≧==≦   /
 /  ≧== ≦ ノ  .イ     /   ハ /廴l::::ト  ___|l___.. イ::::lヽ__\.从       .父ト _____\       /
./   /   /   ̄  |   .イ   }/〃   .八:::}            {::::八    ヽ. \       |   \    ¨¨¨¨´

59センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:44:02 ID:KMtPnhjo0

『わしは慄然として最後の文章を読み上げた。

 「《番人》は老齢にあえぎ、蛇は気付かれることなく忍びよりて、

 その毒液をもってして《番人》とその子等の心臓全てを止めるであろう」

 現在の珠の守護者である賢王ゴレクは相当な高齢であり――もはや疑う余地は無かった』



               ________
            , ':::::::::::::::::::::::::::::::\
             /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
          イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
         /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
           l:::::::::::::::::::::::__:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: \
        __ }:::::::::::::::::::/  \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\__
        /   ヽ:::::::: /     \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
      l r‐‐, }:::::l 、     \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
      l l  { l::::/   \      \::::::::::::::::::::::::::/
    , ‐‐ l ',   レ.  ´ rc\      \::r ⌒l::::<_
____/ l   l ヽ__     ヽ    ヽ      }::l   l:::/l::}
     l  lヽ  l      ヽ__ ヘ __, /レ__,レ l/
     l  l   l             ィc У
     l  l   l             ├ ' /
     l  ヽ   ',            |__/
     l   \       ____ ハ_l
     l     ヽ ヽ   /:::::::::/ l::}   `ヽ
     l       ',  \ `  ̄´ -‐ィヽ     \
     l         \__ ,\   //   \   \          賢王ゴレク (毛利小五郎/名探偵コナン)
     l      /::::::::V ` ̄ /      >    \
     l     /l:::::::::::::::}    /    /      l

60センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:44:35 ID:KMtPnhjo0

『極めて脆弱な根拠だと言われればその通りだ。

 だが、わしには奇妙な――そして恐ろしい確信があった。

 それらの言葉が頭の中で鳴り響き、わしは島の階段を一度に四つずつ駆け下りた。

 《風の島》へ行かねばならなかった』




                                                      |! .|  /ト、  | .∧_
                                                       ∧/!:| \|/|  ト
                                                      / |  !\ / | ./
                                                     : ト、/\!/ .」   |/
                                                     :.:|/ .// ̄! ̄!  /
                                                      :|/ /、__/\」/\
       |||||||||||||||||                                        ,′/ト、」 .ヽ ヽ _/
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61センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:44:46 ID:KMtPnhjo0





            第三十一話「歴史のうねり」 終わり

            第三十二話「リヴァ王家無残」 に続く


.



第三十一話キャスト

ベルガラス ジョセフ・ジョースター/ジョジョの奇妙な冒険
少年期ベルガラス イシドロ/ベルセルク
青年期ベルガラス ジョセフ・ジョースター(若)/ジョジョの奇妙な冒険

ポルガラ 戦場ヶ原ひたぎ/化物語
ベルダラン アンネローゼ・フォン・グリューネワルト/銀河英雄伝説
少女ポルガラ 贄波生煮/めだかボックス
少女ベルダラン フェイト・テスタロッサ/魔法少女リリカルなのは

ベルティラとベルキラ モハメド・アブドゥル/ジョジョの奇妙な冒険
ベルマコー ジョルノ・ジョバァーナ/ジョジョの奇妙な冒険
ベルサンバー ナランチャ・ギルガ/ジョジョの奇妙な冒険
ベルディン 風待将監/バジリスク



ラン・ヴォードゥ20世 ウプレカス/架空偉人AA
ホネス大公 ググレカス/架空偉人AA
海賊 トルケル/ヴィンランド・サガ
恋愛中 野崎君と千代ちゃん/月刊少女野崎くん
オントローズ伯爵 阿良々木暦/化物語
開国 マシュー・カルブレイス・ペリー/実在人物
伝達ミス ウイグル獄長/北斗の拳
ラン・ボルーン二十四世 デスタンブラー/FF14
在チェレクトルネドラ大使 灰原/ナニワ金融道
法律の専門家 ナルホドくん/逆転裁判
ラン・ホーブ二世 高嶺清麿/金色のガッシュ!!
センダリア初代国王ファンドー一世 ノーミン/ムーミン
賢王ゴレク 毛利小五郎/名探偵コナン



神々の父ウル 碇ゲンドウ/新世紀エヴァンゲリオン
魔術師の神アルダー ジョージ・ジョースター卿/ジョジョの奇妙な冒険
マラグ人の神 マラ 前原圭一/ひぐらしのなく頃に
ニーサ人の神イサ 富野由悠季/実在人物
トルネドラ人の神ネドラ 両津勘吉/こち亀
アレンド人の神 チャルダン セイバー/Fate/stay night
アローン人の熊神ベラー 雲のジュウザ/北斗の拳

アンガラク人の神トラク ディオ・ブランドー/ジョジョの奇妙な冒険
ゼダー 虹村億康/ジョジョの奇妙な冒険
クトゥーチク カーズ/ジョジョの奇妙な冒険
ウルヴォン バレンタイン大統領/ジョジョの奇妙な冒険

「熊の背」チェレク 範馬勇次郎/グラップラー刃牙
「猪首」ドラス ラオウ/北斗の拳
「駿足」アルガー トキ/北斗の拳
「鉄拳」リヴァ ケンシロウ/北斗の拳

サルミスラ カテジナ・ルース/機動戦士Vガンダム

オントローズ伯爵 阿良々木暦/化物語




ガリオン(ベルガリオン) やる夫/2chAA
セ・ネドラ ナギ/かんなぎ
レルドリン カガリ・ユラ・アスハ/機動戦士ガンダムSEED
ザンドラマス 水銀燈/Rozen Maiden
ゲラン やる太/2chAA

ベルガラス ジョセフ・ジョースター/ジョジョの奇妙な冒険
ポレドラ ホロ/狼と香辛料
ポルおばさん(ポルガラ) 戦場ヶ原ひたぎ/化物語
ダーニク やらない夫/2chAA

アンガラク人の神エリオンド 主人公/ペルソナ4

バラク ガッツ/ベルセルク
ヘター ロベルタ/Black Lagoon
マンドラレン ジェレミア・ゴットバルト/コードギアス
レルグ ムスカ/天空の城ラピュタ
タイバ タマ姉たまんねぇ/To Heart2 X-Rated
シルク ルパン三世/ルパン三世
リセル シェリル・ノーム/マクロスフロンティア
サディ 祈堂鞠也/まりあ†ほりっく
ザカーズ 新城直衛/皇国の守護者
シラディス イリヤスフィール・フォン・アインツベルン/Fate/stay night

バラクの息子ウンラク グリフィス/ベルセルク
アダー 蒼星石/ローゼンメイデン
《リヴァの番人》カイル ウォーズマン/キン肉マン


《珠》 美嶋玲香/ラーゼフォン
《予言》 真理/鋼の錬金術師

62センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 21:44:59 ID:KMtPnhjo0

はい、今回はこれにて終了です。
おつきあいありがとうございました。


次回は水曜の20:00か日曜の18:00 投下予定。







たった一話で歴史がえらい事に。
ベルガラス達にとってはそうしたものなのでしょうが、
実際に見て来たことをこれだけざっくりと話せてしまえるのは、
ある意味とんでもない事なのかなあと。




.

63名無しさん:2015/07/15(水) 21:46:12 ID:F1D4lZcU0


これから、リヴァにとっての長い長い冬の時代が来るんだなぁ……

64名無しさん:2015/07/15(水) 21:48:12 ID:b4wW6tvE0
それらの言葉が頭の中で鳴り響き、わしは島の階段を一度に四つずつ駆け下りた。


そして着地したと思ったら年でもろくなっていた骨を折ってしまったんだ!

65名無しさん:2015/07/15(水) 21:50:55 ID:F/aH5SPo0
乙でした。
これはまた、毒に弱そうな王様だ。

66名無しさん:2015/07/15(水) 21:57:10 ID:fyVKDeVY0
乙です

……怒って魔術で暴れまくり局所的に破壊の限りを尽くす女と結婚生活を送ろうとする男はそうはいないだろうなあ
ダーニクの果たした偉業について、義母側からのコメントもいただきたいものであります

67名無しさん:2015/07/15(水) 22:53:23 ID:Tq5lT/5M0
乙!
ラン・ホーブ二世はすげえな。
恐ろしく有用な物と判るのは後世だからであって、当時から見れば経済や運輸の常識を破壊するような行為だろうし、
恐らく、色々と周囲からも反対されたんじゃなかろうか。

68センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 23:32:08 ID:KMtPnhjo0

http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1432722939/950
        _.. -‐ ─- 、
   ,. -‐ ニ¨-‐ ¨  ̄ ̄¨ノ ノ!
   ヽ\        /  l |
   〈ヽ ゙丶、..__ ,,. イ /  l l
    } l    、   /    jノl   ____
    .! i     i  /   ,.ィ::::/¨ ̄  /¨/
    .lヽ、..,,__ノ... -‐:::¨::::::;ノ  ,..ィ": :./
    _人:::::::::::::::::::::::_;;.. -''" ,.ィ´',: : :./
 "¨    ̄¨¨ ¨ ̄  ,. ∠.、>!ハi‐'"         そういうこっちゃ。
  ̄ ̄iTニニrt-ァ、TTヽ-Yイ i. レノト、 ニッヒッヒ
 ゙丶、:ヽ',\ .  ̄/ l. ! ト、.__ノ l l i \        ポルが乙女趣味を決定的にこじらせた時期じゃったね。
   / >V,. l`¨'ヽ f¨ソ、、  lll l ソ/l ヽ、
  < /∧V,.   ,.,.`Y_.. -ュ ヽ/ .l// } /\
 -‐ i 、  ', V,.〃‐ ニ二¨ノil/ / i ,へ、
 i  l ll  i ヽ// l ll )ソ ノノ! l /
    l l.l  ハ  \__,,.. イ  // l l/
  ,.-V∧  \/ 、/  // V
  /  l iノ  / /-‐‐=/¨)
  ! _.. i  / ヽ/  ,ィく. /
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.       / 斗. ; ト ;;;;;;;;;i|.       i  ´¨´ .|;;;;;;;;;|;;;.iハ;;;;.l
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       ミヾ.ヾ゙ il!|| il|  j| 〃/ イ
       i ミ   rー;L!|| ||レーv〃 彡
      }ミ リ八i{    ;; 7'ノ ヽ.ミl
       .|、yー-⊥L jー_´∟-ーY;|       まぁその点についてはな。
      _lミi"r五ニ゙テi'Yr五三¨jミ!
     .frヲ:}  -‐''ラ l_j. }`ー- }ドi       長らく仕事をさせすぎたとは思っておったんじゃ。
      !h};{ ッ彡   /小〉     |:l,リ
      .`テj} i}! ,rf;巡巡去ミ:、 l:fく
      .〈リji、l{ 'ル7'"-─‐‐ )}i |jミ}
    r;-‐ヾト.llvリ j{ _,,リハ、、,リレ'ル' ̄ヘ
   _」 ハ |li | `ミ、}l ;i!j } {li ,.イ |/ / l.L
   -U; ヽニL_ミ `ミ'ー- -‐彡 / /'/ニ|」
   ヽ-‐ ` Tヽ\ ミ    r´/∠

69センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 23:32:30 ID:KMtPnhjo0

http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1432722939/963

        ,. -‐''~´   _,/ )          _,. -‐ミミ
       | ̄ ̄ ̄`~/ヽヽ_ノ____,,,._-='_二-ヘミミ/       実際ダーニクは大した男じゃよ。
       ヽ;;;;;;;;;;;;/,_  レ'<弋;;;ッ、 ヽ_,/,./i;;;;;;ラヽ .//|
         `'''''/ `ヽY/  . ̄ ̄/| /ヽ `'―'''´‐ !/ |       揶揄ぬきでな。
         /   ノ! !_   _;;;|  | |  |;';;;  ,| |//./
        l´/´‐'''‐'-‐'''~ヽ' ̄ ヽ__i'''ヽ__ノ   ̄| | |/
       .// (´`´   _,.ノ彡彡 ,`ヾ''´'´ミミ_ / //ミミ
       / /    '‐''~   )/''‐-----‐''~´|川 iミ/川ヽ
      /  /     j‐' _,. く  :;;;,,,,,,,,,,,,,,   /川 /|川
     ./ /        '´  ノ彡〃川川ヽミ川,.-'´/lll/
    / /        )) /ノ〃川川川ヽ,.-'´  |/
  ,.-''''~~~''-、       ノ~´ ヽ,,,,,,__/    /



http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1432722939/967

キャラ的に彼以外の候補はなかったわけですが、そう言う意味ではぴったりだったんですよね。



http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1432722939/973

                  , --、__
               ノ}ノ{ '⌒ =彡-、
             rイ /// / ./´ ̄`ヽ,
            ミミヾillil/////////三ミヽ}
            }lililililil///////--、三'⌒ヽ
              ヽ{⌒ ー '⌒i l} ,-、 ∨三ミハ
               l{ト、     .ノ// l}ニl⌒}li{       誰にだって欠点はあるさ。
               ∧ \{ -イf_赱  }ニ|ノ/l八
              ∧`¨}  ヽ_ノ  |ニ{∧lilili}
                  ', }_     }ニ| }Viノ
                  ゚。lil_ ィlilililiノ∨ /:∧
                 V{ ‐一 ililililili/ /:::: ∧
         f二二二二 ̄`ヽ lililil イ/::::::/ }
        _(二二二     {-<´ イ::::::/ /
   / ̄/ /  ┬__}ー   ∨::::::::::::/   {
  /  / /   _.人__{      {::::::::/   //



http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1432722939/977

  つ --‐─…─-、,、ミ ̄/`
 /  /7 ./¨ヽ-゙‐'"^! i/
   /ノ .l !      //i
  、.._   ヽ!  ,. 、  r レ'/
  ...,,二ニ ‐- ==ィ_jノ/f         じゃろう?
   '"ィ三ミ、ヽTニ(. tィタ!、
  ヒ.  _,二/ ̄i ト-イ \       わしややる夫の気持ちもわかってもらえるんじゃないかな。
  >==" ', ,.  i. 「.フ
   i      ヽ‐-ソ/
  //,ム-、∠,.,.二, /`丶、
  ///‐l.‐r ヽ--〈 /   /ヽ,
  l i ヽ-'"´ ̄ ̄ r'   .// /
  l lヾヽ. ´/ ̄ヽ i   / //
  ド、l i | i l l ノ   /、//
     ヽ-、、,.,.ノハ /  `'



http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1432722939/985

   _,.ィ    /'"    _,,.. -‐:::::::_
   /     ミi、 _,,..<::::::_>''"´
   L     >:':´:::::>''" ,,..-‐ア
    V   /:::>'" /><二ニi
 .   V/:::/  .イ、彡 `ヽ‐ヽ        誰がっ!
     i/ ./,ィリ,/  三   ヒ
    / /、iハ '´i   ノ    ヽ
  / ./゙ヽシ/゙ヽー-‐'ヽ   /
  イ´.: : : :.ハ   /    ノ   /
  .: : : : : :./_,. 'ヲ 、、__ミ、l、 /
 ー‐----一`Yハヽ/‐+ヽヾl, 、
        ヽF´'"¨ ̄´iハヘ !
           ゙v'´ ̄ヽヽソ>
           ハ \ヽ/:::/
         ┌ヾ_∠ム.-<
         l li      ',

70センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 23:32:48 ID:KMtPnhjo0

http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1432722939/989

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          /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;',;;;ヽ
         /ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;';,
         ;;;;;;;;;`;;ー;;;┼ヽ===;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;l  l;;;;i;;;;;;;;';,
         l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∧!\;;;;;;;;;;;;;;;;;;\;;;;;!  l;;!;;!;;;;;;;;;;',
        |;;;;;;;;;;;;;;;;;;/__',;;', 丶 _;;;;;;;;;;;;;;;\!  l`;;;;;;;;;;;;;;
        l;;;;;;l;;;;!;;;;/_ヽ;',    ;ヽ;;_\ !  !;;ヽ;;;;;;;;;;;;',
         ',;;;;l;;;;!;;,' ァテォ \;  ;;rテ武ァ、.l  |;;;;;l;;;;;;;;;;l;/',       ・・・ええ、まったくね。
         ヽ\ヽ 弋cノ'       弋cノ  l  |;;;/;;;;;;;;;;;∨;',
          lヽト-                 ,' ,',';;;;;;;;;, イ,;ヘ;;;;
          ',;;;;;;;;ト     `       ,' ,';;;;;;;;彡;;;;;;!;;;ヘ;;|
            ;;;;;ヽ 、   -;一   ;∠イ;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;ll;;;;;ヘ!
           ヽ;;;ト};;|>;、      イ;;;,';/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l ;ト;;ヽ
            ヽ∨;!;;;} >  <  ;;;;,'/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,' !;;;ヽ;;';,
             X;/ノ       ト/';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/  !;;;;;;}\ヽ
          _, -≦ヘ',     , L;;_ヽト 、;;;;;;;;;;;;;;;/  |;;;;/   \';,
    ──┬  |   `─ヽ-        ll`   ` Tl`ー┌─  、   \
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http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16270/1432722939/997

        ,. ---‐… ''¨ ̄
     /    l ll    / /
  _,,.ィ l    リ リ / // /
  i l  '、    / /.、/‐‐く //
  ヽ_\ ヽ / ' _ `¨}  フ‐く
  `ヽ`¨ニ二゙  ´ l / ,.ィ.>"
  \| i l  i    j //ニ、           ああ。
    \ ヽ 、〉!i _ノ ,イ'"i沙
     ト-ニ⊥!l,レ_' 、`¨ ̄          手放しで称賛できる人間というのは滅多にいないが、
      ヽ.¨ィ弋タ  ` \_,,.
 ..    ハ ¨フ!_⊥.,_/             彼はその数少ない一人だったよ。
       ',ー' ヽ、 /、、、
       ', ,.ィ T⊥ ┴ヽ\
        V ll/,. ''" ̄ ̄¨ }
        Vハ  ,.ニニミ、、、
     .    V//l  li ヽ \
         |.i l l  リ  l
         ヽゝi.._
         /´--──

71センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 23:33:29 ID:KMtPnhjo0

>>11
   .     /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;イ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、
      .,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ |;;;;;!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|  |;;;;;;;、
      /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,;′ ! ;;!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;|  |;;;;;;;;、
     ./;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;!;;; |;;;;;/     !;;|';;;;;;;;;;;;;;;;;;l;|.!;;;;;;;;;;;;;;|  |;;;;;;;;;、
    /;;;;;イ;;;;;;;;;;;;;;;;;;|、/|;;/`丶、  !;|.l;;;;;;;;;;;;;;;; |;! ';;;;;;;;;;;;;|  |;;;;;;;;;;;、
   .,';;;/ / ;;;;;;;;;;;;;;;;;|ア"て`ヽ、、ヽ.!| !;;;;;;;;;;;;;;; |! |;;;;;;;;;;;|  |;;;;;;;;;;;;.、
  ..i;;/ / ;;;;;;;;/!;;;;;;;;lヽ.{:::い:リY   ! ヽ:;;;;;;;;;ム!,,__!;;;;;;;;;;|  |;;;;;;;;;;;;;;;、      あら。
   i/ /;;;;;;;;;人|;;;;;;;;i. ´ ー'       \;//__|;/|;;;/  /;;;;;;;;;;;;;;;;
   ./ ;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;ト、             ,イ:;い リ`ヽイ  /;; ; ; |\; ;、     やってないなんて、誰が言ったかしら?
  . / ;;;;;;;;;;;;;;;; \;;;;l ',              ゝ=シ, 、'" '  /|;;;; ; ;,   \
  /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ハ \          /            /  /; !;;;;;;;,'
  / ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ハ                    /  /;;;',|;;;;;/
. / ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ヘ.     マ_ー_、         <  /;;;;;;;;|;;;ハ
. ――|;;;;;;;;;;;;;;;;「 ̄;|.\     -          .イ;/ ∠-==|/ ̄ `丶
 .::::. : !;;;;;;;;;;;;;;;;|:.:..λ  ヽ       _...:ァ'´:. /ィ":. :. :. :. :/ :. :. :. :. :. \
. : : . :. |:;;;;;;;;;;;;;;;|:.:.:.:.:}.  丶--‐  ´/:.:.:.:.:.:.:.:./ :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. : ヽ
 :.::. :. ヽ;;;;;;;;;;;;;;!:.:.:.: !',         /:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:. :./:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. ヽ
ヽ. :. :. :. ヽ:;;;;;;;;ヽ:.:.: | }       /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:. / :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. ヽ
:. ヽ:. :. :. :.ヽ ;;;;;;;;ヽ:.:l '       /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| /:. :' :. :. :._:._:._:._:._:. :. :. :. :. :. :. :ヽ


>>24
          _,,、_,,.、、,,..,_,、
       ,_ー''"        ゙´`'ー_、
       ミヾ.ヾ゙ il!|| il|  j| 〃/ イ
       i ミ   rー;L!|| ||レーv〃 彡
      }ミ リ八i{    ;; 7'ノ ヽ.ミl
       .|、yー-⊥L jー_´∟-ーY;|
      _lミi"r五ニ゙テi'Yr五三¨jミ!       そんなもの存在するのか?
     .frヲ:}  -‐''ラ l_j. }`ー- }ドi
      !h};{ ッ彡   /小〉     |:l,リ       いるなら死ぬまでに一度お目に掛かってみたいものだね。
      .`テj} i}! ,rf;巡巡去ミ:、 l:fく
      .〈リji、l{ 'ル7'"-─‐‐ )}i |jミ}
    r;-‐ヾト.llvリ j{ _,,リハ、、,リレ'ル' ̄ヘ
   _」 ハ |li | `ミ、}l ;i!j } {li ,.イ |/ / l.L
   -U; ヽニL_ミ `ミ'ー- -‐彡 / /'/ニ|」
   ヽ-‐ ` Tヽ\ ミ    r´/∠



       ._iヽ|`‐┘`"V`;-'`i'、li/i、iヽ,、
     ..>;;;;;;;、ミミヾ`ヽ、\ヾ川|! ノノ_丿
    .._」;;;;;;;;;;ヾ\ミヽ\ヾ、ヾ〃i '~=、
    .>;;;;;;;;;ミ;;;;;-;;;;;;ミ三ミ/::~)ソ ,、ミミ、
    ゞ;;;;;;;三二;;;;; ̄=={  /" !ノi!))
    ..~);;;;;;;:;;;;;;;:__-二三フ   ='`ヾ;; (      俺は十分常識人だと思いますがねえ。
    〈;;;;;;:;;;三/ノ\三'  U  "、__;:"〈
      ノ;;;;;:;;彡!ヽ 〈L'゙ :::::....   ゛ "`-,
     .ノ;;;;;:;;/!/`ヽ-'         r ‐'"
   .ノ /`'"'  ,'   |          __〉
    /;;:  ‐- / i  ヽ_          ,!
   ┐ _,  /  |  ;  ̄_`::..    (
   '  -二{   i  ;   i / ̄` -ー'
   .ノi_ ヽ,ノ\ |  ; ;ノ/



      ____
    /―  ―\
   /  ⌒   ⌒ \           (アローン人の中ではね)
 /    _ノ 、_! ヽ  \
 |      トェェェイ     |
 \     ヽニソ    /

72センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 23:34:13 ID:KMtPnhjo0

>>27
             _______
            /           \
          /              \
         /                 \
         /                   \
         l         / ̄ヽ        |
         l  /\   /     ヽ       |
         | /   \/        ヽ     |
         |/ ━━    ━━━━━   _  |
         |   / ̄\    ( ̄/\  ヽ / \|   いやいや、トルネドラ人との取引は好きだよ?
         il  |  / il    ヽ l  )  V    ヽ
         (ヽ  ヽ_ヽ/ /      ̄ミ ミ   | |/ヽ |   連中ほど手強い相手はなかなかいねえやな。
          |     /           ||ヽ//
          |    ヽ           ||ヽ/
          |    ______,  ///
           |   ´、|  |  | /  ミ |
           i    \.  |  レ     ミ
            l     ヽ┴/     /|
            \    ━     /  |_
              ヽ       _/  ,/|
               ヽ__ /__/  |、
              ///    \.     |
             / / |    / \.   /
             ̄ ̄ /⌒ヽ/   丶/
               /  ヽ



>>45
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ_
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||ii||::::::::::::::::::::::::≡=-
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ||:::::ハ:::::::::::::::ヽ
:::::::::::::::__::::l:|::l:|::::::::| ||::::::ハ::::::::ヽヽ
:::::::::/ ヽ|:|::|:||::` -._!!:::::::ハ:::ヽヾ `        トルネドラ系(釘の出てる作品)で
::::::::|   i' i/リ !!/  f:::ゞ、ハ从}!! `
;;;;;;;;!   /    ヽ  {:::ソ `i            ぱっと見で凄さが分かるキャラを選んだらこうなった、そうだぞ。
   \i       `     i
\   .i            _ ゝ
.  \ .∧       __ _ ノ
   i::::::::\ _ __ ,` '         , ⌒
   |ヽ i \              i   i
.   | | ` !   ヽ           i   i
ヽ  |i |     ∧            |  |
 ヽ.|.| |      i         , -   | ._  、
   |0|    i   |       /  i / `  }
   | |    |   |    i   /  , -  !
.   i |    |   i     | i´ , ・´   i
    i |   .|   ヽ    ゛、` 'i__ _, ・ ´ i
.    i.0|.  |     >    ,ゝ  ヽ__ _ , /
    i |   |   , イ    .|        /

73センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 23:34:27 ID:KMtPnhjo0

>>57
                    `ヽ.  l:,
           `"ー- ――― --  _ヽ.!ハ  / ,
          _,. <///////////////,ゝ'//- 、
    ー― '''"/////////////////////////////ヽ
      , <////////////////////////////////ハ
    ´   /////////////////////ハ.//////////ハ
       ,イ////////l///////////!//{ .}///////////∧
.      />'"///,// .!/ハ//l///// .l/,リ .l//!'/////////ハ
    /   l//,!l/__ l/ V .!////  l/ _l/,..l,l'////////ハゝ、
.        l//,!__二ニ- ! l/ -‐ / ̄__!/.!///////,ハ       そりゃ、アローン人もアレンド人も住んでるし、
         V/,l ̄{.j ̄      ̄Τ! ̄ ̄' j/l//////,lVl
         '" ト、  ノ j    ヽ. `´  ノ  .ソ !//ソj//,l ヾ、      宗教なんざありものでいいだろ?
            l.  ̄  ノ       ̄     .ソノ /.l/ハ
.           ,     ヽ               / ´ ,イ/ハ!        だいいち、そんな事したって金がかかるだけだ。
           、                ハーイハ!
            \                   ハ/}'/
             、 __           /.l/ '
                 \ー`    _. <   |
                      -┬        .ト-、
                   ,.l        _,. '   ',
                /_{.l_   -‐      ヽ
                _ - .//.ハ          /.> 、
.       ,  -‐     /',. 'ニヽ.!          /    > 、



>>63
       っ‐、_‐v、,ハ、
    ,ニ´        ̄ヽ
    Y ,.ィトvテー-, 、  三ミ
   V´'^¨゙" ̄jハ `i 二ミ、
  .  ト、、__,, -‐_ラヒニニミ
    ドシ¨ヽtッラ  jミlハ 〉リ        ・・・・・・・・・。
 .    !く-,ノ`ーr' jミレヘ川
     〈,r盆ヽ i 、ハj .l  ヾj
    ,レハヽノノハヅ" ,'   \
    ヾノノムィ'"  /     l´
      /ト、',    i _,,. ィ
      ヽ_,,.. -‐ ニ¨ -‐



>>65
まぁ数多いCV神谷からそれで選んだわけですしw

74センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/15(水) 23:37:57 ID:KMtPnhjo0
>>66
        イ /|   ll         / |     |       |   |
       / | | |   || ll       / |     |       |   |
      / | |.‐|   | || |  | ll    /  | |    |        |   |
      /  レ  ||ヽ, ト.||_| | | | ll  /   .| .||    |       ||   |
     / _,.=-‐-=.,_レ || |.|ヽ.|| |  |   | | |   /|       | |   |
     /'´ | /::::::::;;`丶  ∥ || ||| .|   |.| | || /_|       / |  /
    /  | | 〜;;;; ○ `  ∥|| |.|   _.||-レノノ | /    /  |  /     いい婿殿でありんすよ?
    /   、弋_ ノ        ∥,. ',.-‐=メ、 | /| /l  /  .| /
    |     ` ‐--         /〜;::: / / >|/////l/   | /       ポルガラの性格に耐えられる殿御など、
   |                   弋_,.シ  / ソ ソ ソ     〃
   |                 l ` ‐  /    |     〃        そうそういるものではありんせんからの。
    |丶                 |     /     |     〃
.   |  丶    丶 .,_   -‐'    イ      |
   |   丶      _  ̄   ,.   '       |
   |     丶     ,.  '     |       |
   |        ‐ ´        |       |



:::::::::i:::|::::|l:::::|:::::::::l:::::|::::|l:::l:::|:::::l:::::|:川:|:::::l  l:::::::::::l
:::::::::i:::{:::八:::{\::::!:::ノ:::八:|:ノ::ノ\:ノ个'|::::l  l::::::::::::l
:::::::::ll=''¨イ≧くミテ`      ィァォ≦Ⅶ::l  l:::::::::::::l
:::::::::l. /..γ::O:::l         テ´_Oヽ ヾl  l:::::::::::::l          おかあさん?!
:::::::::l {..ハ弋::丿..!        {:.:.{:::}:.:.l  l  l::::::::::::::l
:::::::::l.乂 `¨¨´l/         乂'':-:ァ  l  l:::::::::::::::l
:::::::::l   ̄ ̄           `¨´   l  l:::::::::::::::l
:::::::::l           '           |  l::::::::::::::::l
:::::::::l                      ,l  l:::::::::::::::::l
:::::::::l u.                  ,'l  l::::::::::::::::::l
:::::::::l,                  /:::l  l::::::::::::::::::l
::::::::::ト、    (二ニ==ニ)     , イ:::::::::l  l:::::::::::::::::::l



>>67
           ト、     ,ィ
            \`::...、  |:| li
     ____,......-‐':::::::::::::``l::Y:l  /
     ,`ィ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::レ'i__ノ
  _,∠二;::彡.:::::::::::::::::::::::::::li:::::::::::::::::::::::〈´
    /:{イ:::::;;ィ:ィ;:::イイ〃.::::::::::::::::::::::::::',
   /;:::::::.,';イlil.{.li〃.:::::::::/州州:::::::::::::::::::',
  ̄ ̄/::::::/i:::/l:::::::/l:://!;'   .|:|lilili::::::::ミ::',      
   ./.:;イ:i .l/ l|::::/ 'l;'./ |!   .!:::::.ヾiii{ilミト、
   レ' .l:liFf-、l:/ ′__-__ー'!::::::::::::::::ト、:      まぁ必要な事だったからな。
     |!ハ弋!   ' '´、´.じリ´ l:l:l/⌒iハ{
        .l   /     ̄   从Y{リ.lハ!       それに、それをやるだけの貯蓄と状況は
        :、 {          r‐' /
        ヽ           イ、ノ           親父があらかた整えておいてくれたし。
         .\`ヽ    , ' {
          ` 、__  <    |
            }  __  ィ´ \
          ,イl ̄ ̄         ヽ、
         _,ィ/〉l             \
  ――― ´ //::,'
        .〃/ィl

75名無しさん:2015/07/15(水) 23:51:25 ID:fyVKDeVY0
リヴァ人の小話

ベルヤルオン王はリヴァの王にして初めて3人の妻を娶ったので、人々はこう噂した。
「ベルヤルオンの王妃様は、3人でやっと1人前」
それを聞いたアンヘグ王は目の前でそう言った男に鉄拳をくれた後にこうたしなめた。
「夫婦とは互いに補いあうもんだ。
ベルヤルオンは3人分の欠点を補う美点を持っているが、残念ながら欠点を補うのには3人必要だったのさ」

76名無しさん:2015/07/16(木) 00:02:03 ID:zNLn4k9g0
>>75
毎度毎度、この小話シリーズは上手いわ〜w

でも、ベルヤルオンの欠点を補う嫁も居れば
助長してしまう嫁も居るので、四人は上手くバランスとれてるんだろうなぁっと思うw

77名無しさん:2015/07/16(木) 00:03:36 ID:NricFoyM0
>>75に追記

※アンヘグ王の妻のイスレナ王妃はとんでもない問題ばかり起こす王妃として知られている

蛇足だけど、小話としては前提知識は一見さんにもわかりやすくしないとね!

78センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/16(木) 00:15:36 ID:OzPa32ZE0
わろすwww

嫁さんが頭がいいのが一人、真正バカが一人、頭の良いバカが一人と、
バランス取れてるのがいいのかなあw




>>77

                 _,,,,,,,,,,,,,_
              ,r''´; ': : : : : : ¨''-,,_
           _,,-,,i: : : : : : : : : : : : : : :`.、
            / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `.、
         /; ' : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
         !; :i: : :/: :/!: i : : : : : i ト、: i : : : : : : !
         ! :l : : !:_;,l,,!-l、 : : :-il‐l-!;,;ト、: : : : : :!
         レl : : /ヽ! V`、 : : / レ' V ヽ: : : : :!     えー? わたしってほら、小さいときから
          ヽ: l ,,,,,,,,,,, `、/ ,,,,,,,,,,,,,  !f¨¨ヽl
             `l            l lヽ l`      おとなしくて手の掛からない子だしー?
            l ' '      ' '    l/__,ノ
            ヽ、  ヽ¨¨7     /: i i、!
               ヽ、 `、/   _,/ !、;!;!
                  `ー_┬'''´ / `ー-、
               ,,-'''´l l,!  /, ' /  ¨ヽ
              / i  l ; l_,/, ' /    / ヽ
            /  !'′!;/, '_,/    i/  ヽ
              /  /  / , ' /       l    ヽ
           / ', l  /, ' /         l  ,'  ヽ
          /   l,r‐-、/         / , '    ヽ
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    '.,  \        _,'        ハ  ,'
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     `{   _, - ' ´_,  --――- `,_' ー. ,_{
    , .-'‐_'_´, ‐ ' .´ __,   -――--  ,_` '  ミヽ
  ./¨¨´_,  -‐ ' _´,  --――――-   ` ー ,`
_/ニ二´_,ィニ ´――――          `丶、

79名無しさん:2015/07/16(木) 00:56:48 ID:zNLn4k9g0
おう、昔をよく知ってる男と今をよく知ってる男
なんかいえよw

80センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/16(木) 01:34:01 ID:OzPa32ZE0

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          /:::::::::::::::::{::::ト;::| ヾ' ヾ\:::、::::::::::::::::::::::::
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          ,r'::::::::::::::l:::::ト::ハノ::;:<''"7     ヽィ:::/ r''
       '7::;::::::::::::{::::{'リ/:;イr、ヽ !       ヽ| /,r        何を言えと!?
         /:/::::;:::::::::ハ:|/::/ヽー'ノ,/       `! 〉
.        {/|:::;l::::::;/ └'′ `,'"'    u       ノ
          ヽ|ヽ:|ト;:>、   '            {ノ
           ヾヾ{iヽ
              ソ
.              く...    ,. -─‐ヽ
               ヽ`  /  ‐,.二ノ
                 \ ヽr '´         /
                  \          /::..
                   \       /:::::::::::...



          / _ヽ_/ ',
         .ト}'ー',_,=.,'        ああうん、俺は小さいときのことは知らねえからな。
     __, イ { .\__/{
  , <   ',.',',_ヽ //_}`ト.,_      そう言うこともあったのかも知れねえ・・・一回くらいはな。
. , '      ',.',ヽ `´ ,'...,  .丶、
/     ヽ  ヽヽヽ ., ,'  ,  l
 ̄`ヽ ヽ ノ   ヽ`/., ' / _,ノ.ヽ
ト , .',ノ ̄ ̄ , イ, '´  `}´_, --ゝ
   k゙ ',    {.}.{{     〈 , -- ,_}
  ヽ/.',   / /      ',/    }
:.  ',./`¨/ /__   /ヽ',   .,'
::.  ,`ヽ {{//, .', - ,:ヽ¨¨¨',―_/   ,'
ヽ,_',.ヽ }.}ト,.'{::(丶、.'.,:', ´ /  / }
─ '¨¨¨´','.,'.}}:::',`ヽ .,'::{   ヽ(,ノ,ィ_,'
 .{ ̄ ̄ ̄`',':::,' .  }:::', , ' ´}

81名無しさん:2015/07/16(木) 19:51:16 ID:a.P.GDcw0
でも、ポルおばさん(おばさんと呼ぶにはとても抵抗があるが)が夢見る少女趣味になるのは仕方ないだろ。
目の前に少女漫画よろしく白馬の騎士がいて、お姫様してたんだし。

そもそも少女趣味じゃなく、原作準拠なら一瞬で予言崩壊ですわ。

82センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/17(金) 03:03:45 ID:AujwHcjY0
いやいや化物原作でも、あれ意外とロマンチストというか乙女な・・・(サクッ

83名無しさん:2015/07/18(土) 16:33:14 ID:BGo08gzQ0
ここの作者がまとめ募集してるからまとめてやってくれ、頼む
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17195/1436889372/

84名無しさん:2015/07/18(土) 19:47:03 ID:4M2nr1oM0
>>83
他作品の宣伝やめい
それ読んでるけどな
荒れる奴だしいくない
このコメ削除が妥当かと?

85名無しさん:2015/07/18(土) 19:56:59 ID:4M2nr1oM0
おつかれさまです
>>57
そういえばこの作品中ではアルダー実体化していたっけ
そう考えると、そんな前振りにも見えてきた
>>1!恐ろしい子!

いま3回目くらいのまとめ読み返し中でちょうどあの311の震災直後
セネドラとの婚約直後
最後の戦いはリアルタイムで見たっきりで詳しく覚えていないッス
残ちゃんかわいい くらいしか覚えてない
どうしても十回くらい読んだ原作が頭に残ってるからな〜

8684:2015/07/18(土) 19:59:07 ID:4M2nr1oM0
連投すみません
コメ削除云々はよけいな一言でした
申し訳ない

87センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/18(土) 21:46:48 ID:Rz1qdcWI0
> 残ちゃんかわいい

あ、そこだけ覚えてて貰えばおおむねおkです(ぉ

88センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/19(日) 08:32:11 ID:7yT0c.I20

本日のドリーム戦隊プリプリジャー。

めでたく弟子入りを認められた金!
でも我流だから高度な忍術が使えるのに基本的な五遁の術も使えないアンビバレンツ!

新幹部・ラスボスの奥方有明の方。
繰り出す妖怪はバッグと合体したバク。
夢を食われた人は、その夢を忘れてしまうのだ!

赤が忍者辞めて就職雑誌読んでる!
野球少年もプロ野球選手になる夢を捨てた!
なんか一時間くらい出る番組間違えてないかな君は!


そして赤が忍者になって戦わないから、何故か野球勝負に!
でもバット爆弾で相手を爆殺するとか、空を飛んでホームランを取るとか、
ランナーを落とし穴に落とすとか、ウィズボールか何かかこれ!
火の玉魔球がまだかわいく見えるぞ!

・・・・やりたかったのかなあ、忍者野球w


「スターニンジャーに変わりまして、ピッチャー北別府!」

えっ? 赤ヘル?!
って一瞬聞き返しちゃったよw
夢を食われた野球少年が北別府くんなのねwww

ホームラン打球でバックスクリーンに叩きつけられ、怪人死亡!ゲームセット!(まだ死んでないけど)




本日の仮面ライダーハート。

痛み分けのドライブとハート様、会話の応酬!

「・・・お前は人間を滅ぼすつもりはないのか?」
「人類を滅ぼしたら、俺達の強さを見せつけてやれないだろ? それに、お前みたいな面白い奴もいる」
「だったら戦わずに済む方法はないのか!」
「ない。俺達は戦い進化する。人間の歴史と同じ・・・いや、違う。俺は人間を越えるぞ、泊進之介・・・!」

「・・・。前からお前はただの悪党には思えなかった」
「そりゃそうさ。こっちは元から悪のつもりはない――ではまたな、泊進之介」

何この主人公(白い目)


一方ブレインとメディックのお笑いコンビ。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「はーっはっはっは、ハートの信頼を失ってしまったようですねえ!
 さあ、超進化体の私に体を・・・あいたたた痛い痛いやめて握り潰さないでアッー!」

仲いいなあ(明後日の方向)


そしてすっかり忘れてた今回のクッキング怪人!
その正体はレストランのオーナーシェフと、助手の女(こっちが怪人)!

「味の追求に究極なんて無いんだ! 究極の味を作ったと思っても、すぐにその上が欲しくなる! 彼女はその究極をくれた!」
「だからロイミュードの誘惑に屈したのか!」
「惑わされちゃ駄目よ! さあ、私のために戦って!」

あ、完璧にだまされてますわこれ。



案の定、作った超進化液をメディックに渡したらそのまま使い捨ての鉄砲玉にw
だが、そんな犠牲者を助けるべく、あの男が現れる!

「追跡! 撲滅! いずれもマッハ! 仮面ライダァァァァ・・・マッハァッ!」

うわ、なんかすげー久しぶりに聞いた気がするw

結局超進化液は割れて、泣き崩れるメディック!
戦意喪失したメディックにとどめを刺そうとするマッハを、ドライブがかばった!

「何をしているんだ進之介?! こいつを倒せば、敵の復元能力は・・・」
「わかっている! だけど、こいつらにだって誰かを愛する心があるんだ!」
「だが、チェイスとハートやメディックは違う!」
「いいや、違わない!」
「?!」

崖の上から現れるハート!
絶望するメディックをやさしく諭すハート。
おおう、この溢れる主人公力・・・!
おまけに超進化までしちゃったぞ!
何か劇場版への布石も置かれたところで待て次回!

って、ここまでやって、次回はチェイスの運転免許取得話かよ?!

あ、コックのオッサンはロイミュード幇助罪で捕まりました。

そしてソーサリー投下〜。

89センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/22(水) 20:05:24 ID:.zKoY.UM0
そろそろ投下〜

90センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/22(水) 20:05:42 ID:.zKoY.UM0


第三十二話「リヴァ王家無残」 の投下は 7月22日(水) 20:00 からを予定しています。
御用とお急ぎのない方はどうぞお立ち寄り下さい。




                  |⌒ヽ ┌─ |    γ⌒ヽ   /|  | ̄ ̄ヽ  /|  ─┬─│  │
                  |─<  ├─ |    .|  _  / _|. |-ヽ─'. / _|.   │  ├─┤
                  |___) └─ |__ .ヽ___ノ. / ̄ | | ..\ / ̄ |  ..│  │  │


                 ─┬─| . . _     / ̄ ̄  .  .    . . _   .  . _   .
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                   │  |  | ヽ_    __/ヽ__ノ.|   ヽ_, ヽ_ |   ヽ_ |






                           o
                            ゝ;:ヽ-‐―r;;,               。
                        ,,_____冫;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:\      ,,,,,,,, o  /
                        "`ヽ;:;:;;;:::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:从    (;:;:;:;:ヾ-r
                           〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:) 0  ソ;:;:;:;:;:;:;:}
                          ,,__);:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ノ     ゞイ"ヾ,:;:,ソ
                          (;:;:ノr-´^~;;r-ー⌒`    ,.、
                          "  ,,,,      _;:;:⌒ゝソ;:/
                            (;:;:丿    (;:;:;:;:;:;:;:;:;:)
                                    ヾ;;;;;;;;;;;;/; \
                                    ´  /;:ノ 。  。
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91センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/22(水) 20:06:41 ID:.zKoY.UM0


 前回のあらすじ



    『ボー・ワキューン滅亡す!』



             ,/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
           ィ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 丶
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        イ/::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`、
       /::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::|: ハ
       /:::::::::::::::::::::: /::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::: :;;;/::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::l
     /::::::::::::::::::::::/::::;ィ::::::::::::::::; ノ:::::::::::::::::::::::::::::::; ハ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::|
     /;::::/::::::::::::::::/:::::/:::::::::::::;/イ::::::::::::::::/:::::::;ノ |:::::::::::;;::::::::::::::::::::::::::|::::::|
    /::/l::::::::::::::::::/:::;/:::::::;;;/ /:::::::::::::::;ィ'::::::::;/   ∨::::::: ;;::::::::::::::::::::::/:::::|
    // /:::::::::::::::::/::;;;|:::;ィ"シミッ/:::::::::::::;r'/:::;/     ヘ:::::::::::;;:::::::::::::::::/::::::ハ
   / /::::::::::::::::::|,'ヤ"|/゙ぅa、_`|::::::::;/ ,/;ンィヒチヲエ==ー-、V:::::::::ヘ、::::::::∨:::::::|:|    それこそ人が望める最上のことでしょう。
     /::::::::::::::|:::::|ヾ、弋_::::ノ`i.|::::,;イ  /イ  rー'''      }\::::∧\::::∨::::|::|
    /:::::;ハ:::::::ゝ::|  `   ´レ'       ,ア'"丁うぅa、_ |::::ヘ::::::}::::::|\:ヽ:|:::|    私は、我が方の防御を点検しに行かねばなりません。
    /::/ ゝ、ヘ``                  弋_:::_ノ ノ゙ゝ:::::ヘ:::|::::::|::::::i``:::|
   /'     |::\ヽ、       /          ´~ ´ |:::::::::::`::::/|:::::|::::::::|     さらばです、長老ベルガラス。
  .      |::::i ` `       //              /::::;∧::::::/i|:::/::::::::|
        .|:::::!        《             ,;イ/ノ:::://:|/:::::::::::|ヽ、
        |::::: i         `  ''            ∧;//:::::|::::::::::::| ̄ `
       /::::::∧                      ィ'ー∠::::::::::|:::::::∧|
       /:::/ |ヘ     `丶   _           ,イ:::::|::::::::::::::::∧::/. `
     /ィ'´  |::∧         ゛`~       /::::::::::{:::::::::::::/.:_∧
     ´      ヘ:::::へ、             , イ:::::::::::/{::::/、 /.:/: : ∨
           V |. ヽ          , ィ'´ /:::;__;;;;イイ´:V: : `.:/: : : : 〉
             |  ` 、__ _,  -‐ ´ / ̄ ̄: : : : : : : |: : : />: : : ∧
           . __|    ゝ‐-、   /: : : : : ∠____: : : :/: : : ::|: :|
           / ハ      ノ /: : __: ;∠: : : : : : : : :  ̄`ヽ: : : :| ハ
          Y´: :.l: : i     //: : :./: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ハ: : \
          {: : 、ヽ: :.ヘ、    /: : :./ _,r‐‐' ̄: : : : `ヽ、___: : : : |: ヽ: : : }

92センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/22(水) 20:06:52 ID:.zKoY.UM0



    『センダリア建国!』



             ____
           /@ @ @ @ヽ
           /@/ ̄ ̄ ̄`ヽ@ヽ
          / /         |  |
          | /  ⌒  ⌒   | @| /ヽ
          || (●) (●)   | | /   ヽ
          /         |@| ヽ/〉 ノヽ
         /          | | //ヽノ /
        {           / /|//   `
         ヽ、       ノ / // 
         ヽ``ー――‐''"ノx//x| 
            ̄/○\ ̄x //x| |
          | 〈__/y/ヽ__〉x//ヽ,|x|
          .|x x // x x(⌒  /x |
          .|=====//'ー'==|
          !、###〈/###/
           ヽ、######/、
            ヽ、#、##/ヽ.ヽ、
             _|#_|_#_|   ヽ.ヽ、
            (Y^ヽ(Y^ヽ|     ヽ、ニ三



    『《珠の守護者》に危機が迫る!』



                             ─━━… ミ
               {!        __ / ィニニニニ 、 \           \   _
           (     、       `¨¨7 /        \  、          l}  \  、
        -===ミ    \____ -=彳/                l  、       /     )  }/
      /   \ ≧========./     |l      // ハ   \  l !   \___/}   ./  廴_.. -=====ミ
      __ _____ _\ ___ .イ      |i   | |///イ |\  | l| l|   _____ノ_/  / /
  x≦__       \____         |l   | |ト吉トVイ台刈 从|               /二二二二二 ヽ
/    .>=====---           / Ⅵ | ≧=-  -=彡 /  |         ---===<__ノ /__ ___ \
    /                  /  .ィ::从(_圦    ,   レ(__)父ドミ _ .ィ               / { \
.-==彡 厂 }           .才::::7/ヾ:::イ   |:::.、乂_.ヌ イ::′    \ ̄}::::川、              {  、
   ./{  {/ }        //:::::://_/    │::::≧=≦:::/   l\ ≧=彡’::ハ              /\  }
   イ  l./  .′      //::::::∧{ フ/|l   |¨¨}:::::::::::{¨|     Y. \ } }::::::}!      __       {  ∨
  /  /   /        {_.二フ==/ /  |l   |「::::`:::::::´:::|    i|  .x)/ ̄ ̄ヽ}      {  \     \  、
. /  .′  .イ   / }    ノ⌒  {i/ \.|l   |l::::::::::::::::::: | l   | l|/    -=彳   _ \   、 ノ |  |
/  !    { 、 .イ  /  /          |i l | |ヽ:::::::::::::::: | /   川   /     \  {  \ \  \ │  |
  ./     》’   .イ-=≦、         .从八 V |:::::::::::::::: |′/} イ          \.ヽ   \ }   ヽ !   |
  ,}    /  /  / /       __{   \ l::::::::::::::::〈/   }¨¨\          ̄\  \      イ
  /        --==彡 / _    イ¨    \   }::::::::::::::::{   /    、        { ̄ ̄` \       ト、
. イ          イ¨´ /=≦ /  /   }¨¨¨¨  ̄ ̄ ̄¨¨¨¨{     |  |\      ⌒ヽ             |
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93センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/22(水) 20:07:16 ID:.zKoY.UM0




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                     【魔術師】老いぼれ狼は昔を語るようです【ベルガラス】


                           第三十二話「リヴァ王家無残」




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94センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/22(水) 20:07:42 ID:.zKoY.UM0

『階段を下りきらないうちに鷹のイメージを描いていたおかげで、外に飛び出すが早いか、羽が生え始めた。

 飛ぶのは好きではなかったが――今もな――長い年月の間に嫌なことは山ほどしてきた。

 ポルを連れていく必要がある事は一瞬たりとも疑わなかった。

 風の島に着いたら極めて重大な仕事がポルに待っている。

 それが何なのかは分からなかったが、連れていかなければ取り返しがつかないことになるだろう事だけは分かっていた』



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          `丶、 、          }  {. /  /
              `ヽ、` 、     .、 !  V ./
                     `丶.、`丶、_,ヾ    "',,
                   ` ヽ       `--―¬ ̄`¬― _ --―
      ―‐=ニニニ二二二二二ニ゙       、――---- ‐ ´ ̄
                    ´"' ;,    、ヾ``、`丶、
                     / ∧.  i     `丶、` 、
                        /  / l   l        ` 丶、
                    /  /  |   |
                    l ノ   |  |
                   /´    l  l
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                        /).///l
                     ,っ///〈´/‐7
                    / くヽヽ、 丶 ヽ/っ
                     /、ヽ、 ヽ 丶 l ´ l/
                      /  ヽ ', ', ', ll  |
                  // / l ', l l l l
                   /〃 / / 〉l | | } !
                 i 〃、   / / ! | | | l
                /〃ミ  / / l | | }|
               / //ミ   / / / / .}/
               //彡ミミ   ' / ./ ./ ..レ
          ___ノ ∟ミミ、    / ./ / /
        iニ´三彡     `‐、 、 ,/ / /
         \ 〉     ___  `‐、 .ノ ノ
           )、    l「ニ、ヽ、   `‐、
            /l '‐- 、 ` ´ ` '` ‐   ``、 、
          / //巛彡ミ\  \  ニ,-、_  \` ‐、
       //〃《     .i   X´ `‐、‐- 、__ <、、〉` ,‐ 、_
      / /レフ 〉 ヽ ,===´- / /     ` ‐、〈 >ヾ、< /ミ`.i
     / ´'   ,イ ゝ )  〕 l ./        ` <´´ <彡、 ノ
   /ヽ___ __, -/ 〉〈─´> /           ` ‐、,-/
   /、`‐-、__, - l|/´ / _ノ
  ./ 、_`‐- -- < _, -‐´ /´
  7、_ ` ‐- -‐´_, -/
  レ'| フ‐- -‐ ´ /
   | ||ヽl、ヽ、 l´
   `' l .l l !ヽ)
     `' リ  `

95センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/22(水) 20:08:53 ID:.zKoY.UM0

      i         .:          l
      /         :::_,... -‐"""""=‐‐'''''''二i
      l       -‐'"":::::_,. -‐' 二 -‐=ミ´ ̄: :,
      !    i_,::: -‐ '" _,.-._´ィ  ./、 iミl: :/
      !_, -‐'´   _,. -‐´, ='‐ ´`.ミl^i lミl_'_         実をいうとこの件については、やる夫とじっくり話合ってみたいと思ってるんだよ。
       -'" _, 、_-‐ ,_-='r tォ`  、 ミlkノ !.└、\
   ,. ‐' , -‐ '".i '、fォ,.i   、  ̄´ `  .|_ノ、 ミ `l i"\     ある仮説を暖めているんだが、それについて一緒に検討してみたくてな。
. , -' ‐ ´: : : : : : ハ  ̄/l   丶_.ノ  ミ!   \ ノ .! .::|
  ̄ ̄ ̄`,.'""""ヘ. ̄ .!:::.       !   ミ|.   `l |  ::!
    , -'フ , '´.   ',  ヽ._/、、__、-, .!   .l:    ::ノ `、  i
-‐ ' ´./, '     _,V !===-‐ノ リミミ/::   /   !  i`、
 ::. /| ,'    ,-‐'  V/`─‐‐'´  ミ./ ::  ノ     i  y
  / .Y     、 :::  V.  ̄ ̄  ミ/ .::: /    .ノ  '
  .i  !  __i :::::   V/ l  ミ /  _/     /-‐,



         ____
       /       \
      / u. ─     ―
    /     ( ●)  (●)'       へ? やる夫と?
    |         (__人__)  |
    \        ` ⌒´ /
    /       ー‐  '



        ,. -‐''~´   _,/ )          _,. -‐ミミ
       | ̄ ̄ ̄`~/ヽヽ_ノ____,,,._-='_二-ヘミミ/     ああ。他ならぬあの「声」と
       ヽ;;;;;;;;;;;;/,_  レ'<弋;;;ッ、 ヽ_,/,./i;;;;;;ラヽ .//|
         `'''''/ `ヽY/  . ̄ ̄/| /ヽ `'―'''´‐ !/ |     一番長く一緒にいたのはお前だからな。
         /   ノ! !_   _;;;|  | |  |;';;;  ,| |//./
        l´/´‐'''‐'-‐'''~ヽ' ̄ ヽ__i'''ヽ__ノ   ̄| | |/    
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96センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/22(水) 20:09:46 ID:.zKoY.UM0

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          _..L -─   ̄ ______,,、--、 .,___ ̄ ‐- .._
   _,.. -‐ 二 .....::-┬<二,l___に二二 -<ヽ\`ヽ::::::::::::: ̄:::::`ソ      つまりだ、あいつの癖や気まぐれに
     ̄::::::::::::::::::::::∨,ィ弋tタン /ヽ 、弋タ ン, ミ!ヽ\ハ::::::::::::::::: /
    :::::::::::::::::::::::::::::l,   ̄´トへ \` ̄  / ミl-‐、ヽ.}::::::::::::::;.'         一番慣れ親しんでいるのがお前と言うことだ。
     ヽ::::::::::::::::::::::::_l/`ー'´\ソー‐'`ー一' 、.!/ヽ!ミl:::::::::::::/
.     \::::::::::::::/-l/, , ,ィ ll´ ll l゙iト、  l  ミl )ノ,!ヽl::::::::/           ――わしがうつらうつらしてる時に限って、重大な事件が起きる。
        丶、::::{ l l///l, '´ ̄ ̄`゙ヽlヽィ{、ミl(_ノミミ)/
           `¨ \l }リ   ,=- .,__ リl\ヽ,! l| ヽ〈              あいつがタイミングを見計らってるんじゃないかと思えてならんのさ。
             ハ/ /// |l |l llヽl lハミミ/  l|\、}
              〈/|∨l | _リ リ リ川 ll─-- ⊥.__l__
         ┌─---ヽ! \/:::::::`Tフノノl/、 l    ,. -‐‐}
.        ;  l   ノ:!   丶:::::_j;ィ'" //:ヽ. l  /
.        ,'/| l  ./ : |  l  /   /./::::::| l (__ノ
       // l l /: : : l    /  _/ / :..:::| L.___
.       //::::l l_/__-‐┴─=  ̄      ̄
     /:// ̄`ソ´⌒ヽ                   /´ ̄ヽ
        /    |    /─-<          l    {
       f⌒゙ヽ  l    〈    \        |    '、
       |   ∨|    ',     V       ハ.    ヽ
     ,r‐|   l ',j    ',      ト、     / ヽー== 〉
      .│!  _l ト、__ー‐ハー--- ノ、 \   /     `/



     ____
   /      \
  /  _ノ  ヽ__\
/    (─)  (─) \       あー・・・・心当たりがないでもないお。
|       (__人__)    |
./     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

97センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/22(水) 20:10:43 ID:.zKoY.UM0

          _,,、_,,.、、,,..,_,、
       ,_ー''"        ゙´`'ー_、
       ミヾ.ヾ゙ il!|| il|  j| 〃/ イ
       i ミ   rー;L!|| ||レーv〃 彡
      }ミ リ八i{    ;; 7'ノ ヽ.ミl
       .|、yー-⊥L jー_´∟-ーY;|        だろう? それも決まって普通ではない事件で、
      _lミi"r五ニ゙テi'Yr五三¨jミ!
     .frヲ:}  -‐''ラ l_j. }`ー- }ドi        かつ、切っ掛けはごくありふれた何かにしか見えんのだ。
      !h};{ ッ彡   /小〉     |:l,リ
      .`テj} i}! ,rf;巡巡去ミ:、 l:fく 
      .〈リji、l{ 'ル7'"-─‐‐ )}i |jミ}
    r;-‐ヾト.llvリ j{ _,,リハ、、,リレ'ル' ̄ヘ
   _」 ハ |li | `ミ、}l ;i!j } {li ,.イ |/ / l.L
   -U; ヽニL_ミ `ミ'ー- -‐彡 / /'/ニ|」
   ヽ-‐ ` Tヽ\ ミ    r´/∠



       ____
     /_ノ   ヽ_\
   /( ●)( ●)\      でも、それが起きると、頭の中でカチリって音がして、
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \
  |     (  (      |    ぜんまいじかけが動き出すみたいに何もかもが動き始めるんだお?
  \     `ー'      /



  _______
 /イ、           \
 | | |ヽ、__          \
. || | | | | |ヽ   ./ .,,----─'
. j´ヽ_>、||| | ノ//// / ,,
||/ i r、ヾ| | /_ ´イ_// /
_|ハ |/    '´ }  ノ {/,/
.|∧\     /_ノ _ |ン_|       それだよ、それ。
| ´tッ、ヽ|/ /_,,--‐'_) V,, |
f `─´─<ニィ'tァく,  //ノ       正直、チェレクたちと一緒にクトル・ミシュラクに行った時も、
レ `‐{ /、  \`‐' ト //:::|
|   〈-ァ   `ーノ | .|、ノ        その「ぜんまいじかけ」が仕込まれてたんじゃないかと思えてならん。
| ,, ll,,⊥_ll ,,   ./  | | /ヾ-、
K、 `ニ‐、_ュ| 〉ll .||/| |ノ ノ       その時になってみて、自分のやることが正確に分かったんだからな。
| |// `ll、 ,,/_ノ/ // ト、
| ヽ__|_||/::| /

98センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/22(水) 20:11:43 ID:.zKoY.UM0

.          . '   _ 二二 _ .、
          /    /´ -‐…‐- .`\
        /     /´    i   !`ヽト、
.    ,ヘ  ,'   i    !  !  | |i  |ハ i ヽ
   /  ゝ!  ノ|  ! !::__!::ノ ´  ̄  i::.i |!
   \  .| .:i i :i i |´   一  ー  `!、ハ:!
      `ヽi  从 i i | ニニミ    .ニニ !:::::|        のう、ベルガラス、話がそれておるぞ。
.       |  YハiハN  {r::リ`  ´{r::リ '::::N
.       |  ヽゝ   ´´     ``ハ!`         ポルガラの家に駆けつけて、それからどうしたのじゃ?
.       |∧   Ⅵ!        ′ ,':::|
       j/∧  _!::} 、   ⊂' ..イ:::::|
      ///∧´ ∨  `  ,.... ィ´゙Y:::::|
.     /////∧ ヽ    {ト、∧ |::::::!
     ,< ̄ ̄∧  } `ヽ  >''} { ̄`ヽ
.    /   `ヽ:::::::::Y´ヽ      i´`∨::::∧
   /      ∨:::::| .:: !       i .:.: !::::/ i



                     _  ―
                r=ニ二二____
                〈
                |
                 '
                  /    ,ィ彡三三三三
              /ィ´ィ'"三彡'"´
           __, ィニ二_______
.       ,ィ'"´:.:.:.:.:.:.:.:.:.: 7/ィゞ´_ニ二ィ-く
.    〈:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : 〈〈ゞr'"´rぇr‐ァ  ヽ ミ       ふむ、確かにそうじゃな。
     ' ;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:: : ゝ/   .:`7ー'  ヽ  ミ
.        ヽ、:.:.:.:.:.:.:.: : /ノ   r'::l,   ,r〃 ミ       それで?
         `ー ::_:_:ヽ ゝ'´   `ー‐イ'"´ ミ
             /ミミミミミ、ヽ   /   ミミ
             ',7'"´ `ヽミ;`ヽ/  ,ィミミ
.                ゞ'"´ミ、  'ヽイミミミミミ
                 ,'::: ::: :::::ミ::::彡ミミミミミ
                  l:::: ::: ::::: ::ミ::: ::ミミミィ
              \三ミェェュミノ} ̄ ̄ ̄
               __二ニ>'"´ ,'./|
             / r―‐'7::::ィ´// :|
                //::}  /:::::l // . :|
            //:::::| /::::::::ゝ'/  :ヽ_

99センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/22(水) 20:11:55 ID:.zKoY.UM0

          ´: /二二二二二`丶
        /: : :.:/ : : : : : : : : : : : : : : : \
      /: : : : :/: :/: :/: : : : ハ: : :ヽ: :\: \
.     /: : : : :,' : /: : {: : : : :ノ:ハ : : }: : : } : : ヽ
     ': : :i: : :{__/ー┘ ̄ ̄    ̄`ヽノ:j: : : : '
      |: : :l: : :|   ノ :::::::::::::::::::::ヽ  Ⅳ: : : :
 ∧___j: : :| : l:|  ┬┬::::::::::::::::┬┬ !: : : !:Ⅳ
 |    | .: ;レ:.八   t:::ノ ::::::::::: t:::ノ : : : :N        ・・・・・・・うわー、むかつくわー、その顔。
 `ー一'| : { ( ̄      :::::::::;;   ': :レ'┘
      |: :{\ノ           '    {: :|
     |: :\: ーヘ.     , -- 、   ,' : |
     |: : : :Y⌒゙ト 、   ー'⌒ー'  イ: : :|
.      ,': : : /|  |  >  __ , イ  .|l : : |
     /: : : /│  |      /: : |   |: ∧|



;;;l;;;;;;;;;;;| :/|;;;;;;;:/       \ ヽ丶、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.\;;;;;:|   |
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:│;;;;;;;;:′:l;;;;;;厂ヽ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ    _/ 厂 ̄ ̄ .|   |       でしょう?
:人 ;;;;;;;;;;;. ヽ人 ノ       /      ヽノ       /   |
′ '; ;;;;;;;;;;;;;;. ヽ> 、__ /        ` ー <l   /|
   '; ;;;;;;;;;;;;;;;;;. ヽ                         |  //|
、   '; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;. ヽ             ・ ・        |_///l
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;;;;;. >丶;;;;;;;;.\/ ̄`      |ヘ `丶、         /l//
;;;;;;;;;;;:厂 ;;;;;;;;;;.',          ` ー - ′       ,  |/
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;;;;;;;;;;;:|    \;;;;;',>   _            _, イ

100センダリアの皿洗い ◆m1yVu484Hc:2015/07/22(水) 20:12:41 ID:.zKoY.UM0

『わしは一分と掛からずにポレドラの小屋に着いた。

 早春だったが、既にかなり暖かく、ポルは畑を耕していた。

 日よけの麦藁帽子を被っていて、そのせいできのこみたいにみえたよ』



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. j´ヽ_>、||| | ノ//// / ,,
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_|ハ |/    '´ }  ノ {/,/       一緒に来い、ポル。
.|∧\     /_ノ _ |ン_|
| ´tッ、ヽ|/ /_,,--‐'_) V,, |       お前が必要なんだ。
f `─´─<ニィ'tァく,  //ノ
レ `‐{ /、  \`‐' ト //:::|
|   〈-ァ   `ーノ | .|、ノ
| ,, ll,,⊥_ll ,,   ./  | | /ヾ-、
K、 `ニ‐、_ュ| 〉ll .||/| |ノ ノ
| |// `ll、 ,,/_ノ/ // ト、
| ヽ__|_||/::| /



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        / ;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ',
      .../;;;;;;;;;;;;;;;;;ト . ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i ; ;;;;;;;;;;;;;;;l l;;;;;;;;;;;;;; ',
      /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| 丶 . ;;i;;;;;;;;;;;;;;ト;;;;;;;;;;;;;;i;;;;i l;;;;;;;;;;;;;;;..
      ./. ;イ;;;;;;;;;;;;;;;|‐―\|\. ; ;;;|丶从斗ハ;| l;;;;;;;;;; i;;..      わたしも、かつておとうさんが必要だと言ったときがあったわ。
    .// |;;;;;;;;;;;;;;ト! _ _ 丶 \ |  _ _  l l;;;;;;;;;;|;;;;i
   /   | ;;;イ仆ハ 辷=''     .!  辷='/イ ト ; ;;;;|;;;;|      でもあまり興味がないようだったわね。
        |/.|;;;;;;ハ             ノ ハ;;;;;;;;;|ヽ|
          /  .;;;;;;;;;∧       丶      ∠ イ;;;;;;;| ;;;;;!| .!      今がその仕返しをするチャンスじゃないかと思うんだけど、どうかしら。
         / ;;;;;;;;;;;;人           人 |;;;;;;;;| ;/;;;|
        ./ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;丶    ⌒   イ ;;;;;;l ;;i ;;|/;;;;;;|
       /;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;ix==!> 、_  <  |__ ;;;;!;;;| ;;!;;;;i;;;;|
      ./ ;;;;;;;/;;;;;;;;;/ |/         ト、} \ |;;;;;;;;;|;;;;|
      /;;;;;;;;;/ _ /|   |            |  ト 、i ;;|;;;;;|
   _,/; -  '    l    l  ヽ      |  |  ` ー- 、
  /            l     lー-、   / , -‐' l   l       `¨´i
 ./   ヽ       |    |         |  |      /    }


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