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Cry for you
57
:
ちんぱる
:2013/06/01(土) 21:31:22
遥香は風呂から上がり、麻友に下着等を借りた。
「晴人くん」
「ん?」
「お風呂、ありがとねっ」
「お、おう」
笑顔の彼女に、ドキッとしてしまう晴人。
風呂上がりで、髪がまだ少し濡れているせいか、少し色気を感じる。
「何してるの?」
「えっ?ああ、姉ちゃんの明日の弁当作ってんの」
「へぇ〜、晴人くんってホント優しいんだね」
「んなことねえよ、ただ姉ちゃんには、感謝してもしきれねえ恩があるっつうか」
晴人が優子に感謝しているのは、母親代わりに育ててくれたことだけじゃない。
彼が困ったとき、必ず助けてくれたのは姉の優子だった。
「そっか、いいなぁ」
「でも遥香にも弟がいんだろ?」
「うん、歳離れてるけど」
「いくつ?」
「う〜ん、今9歳」
「そっか」
なんてたわいもない話をしてみる。
気付けば、2人きりだった。
テレビでは、ドラマが流れている。
家庭教師が家族を崩壊させるという、なんとも言いようのないドラマだ。
二人はそのドラマには見向きもせず、お互いに見つめ合っていた。
「は、恥ずかしいね…」と遥香は思わず目を逸らした。
実を言うと、晴人達はまだキスもしていない。
お互い恥ずかしがり屋なのだ。
でも、この日の晴人は違う。
「遥香…」
「う、うん…」
「好きだ」
「し、知ってるよ」
「だよな」
「うん」
こんなチャンスはめったには来ない、晴人はこれに懸けていた。
遥香の頭をそっと自分の腕で包み、唇を重ね合わせた。
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