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Cry for you
25
:
ちんぱる
:2013/05/31(金) 00:20:37
大貴と駿太郎と別れた後、晴人は2組にやってきた。
しかしアウェー感が尋常じゃなかった。
やはり違うクラスだからだろうかとも思ったが、どうやら1、2組は頭のいい生徒が集まりやすいクラス編成になっているらしい。
つまり、優等生クラスだ。
そんな事とは知らず、晴人が廊下から遥香の姿を探していると。
「あれ?アナタさっきの!」と聞いたことがある声がした。
晴人が振り返ると、さっきの女教師が立っている。
駿太郎によると、名前は確か小嶋。
「えっと、小嶋先生…?」
「わあ!何で知ってるのぉ?」
確かに自己紹介はされていないため、晴人には説明のしようがなかった。
「いや、ちょっと聞いたんで…」
「そっかぁ。あ、ちなみに私の名前は小嶋陽菜。2組の担任です」
晴人は天然が担任って、遥香さんもかわいそうだなと思った。
「あ、そうなんですか」
「もしかして、島崎さんを待ってるの?」
「えっ!イヤ…別に…」
「島崎さ〜ん!」
「なぜ呼ぶ!?」と心の中で、彼女をツッコんだ。思わず目を大きく見開いてしまった。
「はぁ〜い」と新しく出来たであろう友達との会話を止め、廊下に出てくる。
「何ですかぁ?」
「"髪"山くんが待ってるよ」
「イヤ、だから先生字が間違ってます!」
「何の話?」
自分も何にツッコんでいるのか、分からない晴人だった。
そんな彼の存在に、遥香が気付く。
「あっ…」
「イヤ、別に待ってたってわけじゃ…」
「ゴメン、すぐに準備するから待ってて!」
予想外の返事だった。
彼女はクラスメートに「じゃあね」と言って、クラスを出る。
気付くと、小嶋の姿はいつの間にか無くなっていた。
意外と彼女には、キューピットの素質があるのかもしれない。
「行こっか」
「お、おう…」
今朝あったばかりなのに、2人の距離はすでに近くなっていた。
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