[
板情報
|
R18ランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
タブンネ虐待スレ
356
:
名無しさん
:2015/12/27(日) 21:34:13 ID:wccf9WiIO
こっちにも新作きてた!
監禁ネタだいすき
357
:
牢獄のベビンネ(その9)
:2016/01/27(水) 23:53:10 ID:0jmTazf20
しかし、いくら楽しいからと言っても仕事も生活もある。その晩は多少ベビンネをからかっただけで寝る事にした。
朝、通常より早く目を覚まし、ガレージの様子を見に行ってみた。
音を立てないよう、シャッターではなく後方のドアをそうっと開けて中に入る。
俺が入ってきた事にも気づかず、ベビンネ達はすぅすぅと寝息を立てて眠っている。
コンクリートの地べたでは寒いのだろう、11匹はひしと身を寄せ合っており、少し離れたところに1号の死体が横たわっていた。
しかし、近寄って目を凝らした俺は顔をしかめた。ケージの中のあちこちに糞尿が撒き散らされていたのだ。
ごく当たり前の事に気づかなかった自分に舌打ちする。赤ん坊どもなのだから、先にしつけをしておくべきだった。
幸い、このガレージには側溝が設備されており、水洗いすればその水は側溝から外に流れていく仕組みだ。
しかしただ洗うのでは腹の虫が収まらないので、お仕置きを兼ねることにする。
足音を忍ばせて、ドアから母屋に戻った俺は、台所でヤカン一杯にお湯を沸かした。
さらにバケツにも水を入れ、それらを両手に持ってガレージに引き返した。
ベビンネ達はまだ眠っている。俺はその上からヤカンの熱湯を注いだ。さあ、起きろ!
「ヂビャアアアアアアアア!!」
熱湯を浴びせられたベビンネ達は、たちまち目覚め、コンクリートの上を転がり回って悶絶した。
その滑稽な姿に俺は思わず吹き出す。もう一度全員にまんべんなくお湯を注ぐ。
358
:
牢獄のベビンネ(その10)
:2016/01/27(水) 23:55:52 ID:0jmTazf20
「ヂィィィィーーー!!」
のた打ち回る姿をしばらく堪能してから、本来の目的である掃除に着手した。
糞尿がされた場所にお湯をかけて溶かし、バケツの水をぶっかけて洗い流す。
「ヂギィッ!!」
そのあおりを食らって数匹がケージに叩き付けられ、悲鳴を上げる。
あとは家に戻ってバケツを満たし、水をぶっかける作業を2、3度繰り返した。
熱湯の次は水浸しにされ、ベビンネ達は毛皮がペタンとなって見るも哀れな有様でチィチィ泣いている。
楽しいがさすがに効率が悪い。今日は帰りに長いホースを買ってくるとしよう。
掃除が終わったら、次はしつけだ。トイレというものを教えてやらなくては。
普通なら砂箱でも用意するのだろうが、あいにく庭には砂の部分がない。
とりあえず、比較的乾いた土を集めてきて代用品とした。箱は、もらいものの菓子の空き箱で十分だ。
次に俺はケージの中に入ろうとしたが、またぐには少々高いので、隅の一角の接続用金具を外す。
そこからケージを開いて中に入ると、ベビンネ達は怯えて「チィィィィ!」と悲鳴を上げて逃げ出した。
1匹が転んで逃げ遅れた。こいつは11号か。ではお前が、しつけの講習を代表で受けてもらおうか。
まだ全身ぐしょぐしょの11号を鷲掴みにする。反抗心というより恐怖心で、涙目の11号は手足をバタつかせる。
359
:
牢獄のベビンネ(その11)
:2016/01/27(水) 23:58:01 ID:0jmTazf20
その尻尾を持ち上げて、腹部をぐっと押すと、肛門から糞がにょきりと顔を出す。
そこで俺は11号を叩きつけるようにトイレ箱の中に座らせた。「ヂィッ!」と悲鳴を上げる11号。
乱暴に置かれたショックと恐怖で、軟便がびしゃりと敷き詰めた土の上に飛び散った。
「チィィー!」と11号は泣き出そうとする。だが俺が触角を掴むと、全身を硬直させた。
俺は感情が伝わるように、触角をしっかり掴みながら11号に言い聞かせた。
「いいか、用を足したくなったらここでするんだ。それ以外のところにしてみろ。殺す!
お前の兄弟達にもちゃんと守らせろ。わかったな?」
顔面蒼白の11号は目に涙を浮かべながら「チィ!チィ!」と必死でうなずいている。
残りの連中にも何となく伝わったようで、抱き合ってプルプル震えながら、「チィ!チィ!」と返事していた。
ふと気づくと、ケージの隅で泣いたり震えたりするベビンネ共からちょっと離れたところで、
1匹だけ倒れて動かない奴がいる。ああそうそう、1号はもう死んでたんだっけな。
腐っても面倒なのでポリ袋を持ってきて、ゴミばさみでつまんでその中に放り入れた。
「チ…チィチィ…!」
ベビンネ達は連れて行かないでとばかりに手を伸ばしている。
まあそう嘆き悲しむな。お前らも順々に1号と同じところに送ってやるから。
(つづく)
360
:
名無しさん
:2016/01/28(木) 21:27:40 ID:edB6/VT20
乙です。
楽しみに読ませてもらっています。
気長に続きまっています。
361
:
牢獄のベビンネ(その12)
:2016/02/28(日) 18:24:15 ID:0a49N7L.0
ケージを元通りに金具で接続し、ガレージのシャッターをしっかりとおろして、俺は出勤した。
仕事中もどうやってベビンネどもをいたぶるか想像して、しばしば手が止まる。
これほど終業のチャイムが待ち遠しかったのは久々だ。定時になってそそくさと退社した俺は、またホームセンターに寄った。
今朝買おうと思っていた長いホースを始め、色々買い込んだ。昨日のケージ以上の荷物になる。
ショルダーベルトでカバンは肩に掛け、両手に大きなポリ袋を持った俺はふうふう言いながら家にたどり着いた。
さあ、重い荷物を運んできた分、たっぷりとベビンネ共と遊ばなくてはな。
額の汗を拭って、俺はシャッターを上げた。すると妙な声が聞こえてきた。
「チーィ!チーィ!チーィ!」
ベビンネの声だ。何かの号令か掛け声のように聞こえる。ガレージの中をのぞきこんだ俺はぎょっとなった。
ベビンネ達は運動会の人間ピラミッドのように段々になって積み重なり、その内の1匹を脱出させようとしていたのだ。
逃げ出す役目らしい1匹は、ケージの上部に短い手をかけ、必死によじ登ろうとしている。
腹に書いてある数字は8。昨日、尻尾をちょん切ってやった8号だ。どうやら怪我人を真っ先に逃がそうというつもりらしい。
俺は舌打ちした。甘く見ていた。タブンネという種族はずる賢いと聞いていたが、こんなガキ共でもそこまで知恵が回るとは。
だが、俺が帰って来るまでに逃げられなかったのが運の尽きだ!
「チーィ!チーィ!チ……」
ベビンネ達の掛け声が止んだ。ようやく俺が帰ってきたことに気づいたようだ。俺と視線が合うと、皆そろってプルプル震え始める。
「ふざけんなっ!」「チビィーッ!!」
ケージに蹴りを入れると、ピラミッドはもろくも崩れ、吹っ飛んだベビンネ達はケージの反対側に叩き付けられ、ころころ転がった。
全く油断も隙もない奴らだ。
おや?……よく見ると10匹しかいない。昨日死んだ1号を除けば11匹いるはずなのに。既に1匹は脱出していたようだ。
俺は慌ててシャッターを閉めた。今のどさくさの隙に逃げ出したか?それともガレージのどこかに俺の気づかない穴でもあるのか?
362
:
牢獄のベビンネ(その13)
:2016/02/28(日) 18:29:34 ID:0a49N7L.0
しかし、俺の心配は杞憂に終わった。段ボール箱の陰に、ホイップクリームのような尻尾が見えたのだ。
「見ーつけた♪」「チ、チィーッ!」
意地悪な笑みを浮かべながら、俺はその尻尾を引っ張ってベビンネを引っ張り出した。
尻尾を掴まれて逆さ吊りにされたそのベビンネは、手足をバタつかせて「放せ放せ!」とばかりに暴れる。
触角を切ってやった3号だった。やはりベビンネ共は怪我人の3号、次に8号を逃がそうとしたらしい。
だがケージからは出られたものの、ガレージからの脱出路は見つからず、やむなく段ボールの陰に隠れたというところだろう。
浅知恵を振り絞ってご苦労な事だ。だが3号よ、あいにくそのせいでお前の死期が早まる結果になったぞ。
まず俺は、ホームセンターで買ってきた品々を出して、それが入っていた大き目のポリ袋の中に3号を放り込んで、口を縛った。
もぞもぞ動くポリ袋を尻目に、今日の買い物の主目的であった長いホースを庭の水道の蛇口につなげる。
ケージの側から段ボール箱や可燃物を遠ざけ、古新聞を何枚かに千切って、下準備は完了だ。煙草に火をつけて一服する。
煙を吐いた俺は、縛っていたポリ袋の口をほどいた。
「チィーッ!ムフゥーッ!」
3号は怒りの表情を見せつつ、ぴょんぴょん跳ねて脱出しようとしているが、俺はお構いなしに千切った新聞紙をポリ袋に放り入れる。
「ヂィッ!ヂィッ!」
俺が嫌がらせをしているとでも思ったのか、3号は頭上から降ってくる新聞紙を手で払いのけながら、幼い牙を剥いている。
昨日触角を切り、煙草の火も押し付けて少しは大人しくなったと思ったが、やはりこいつの反抗心は治らないと見える。
「本当に反抗的だなお前は。だから痛い目も見るし、早死にする事になるんだよ」
そう言いながら俺は、吸っていた煙草を3号の額に押し付けた。
363
:
牢獄のベビンネ(その14)
:2016/02/28(日) 18:31:05 ID:0a49N7L.0
「ヂギァァーッ!!」
額を押さえて、ポリ袋の中で3号はのた打ち回る。俺は残りの千切った新聞紙を袋に投げ入れた。
そして仕上げに、まだ火のついた煙草も放り込むと、袋の口を再びきつく縛ってから、ケージの中央に置いた。
「チィチィ!」「チィ?」
3号が入ったもぞもぞ動くポリ袋の周りを、ベビンネ達が取り囲む。助けたいがどうすればよいかわからないのだろう。
ところがすぐに、ポリ袋の動きが激しくなり、中が明るくなってきた。
「ヂッ!ヂッ!ヂィィィ!」
3号の悲鳴が聞こえてくるが、10匹のベビンネはおろおろするばかり。
そして遂に、ポリ袋を溶かして火が現れた。ベビンネ達は怯えて後ずさりする。
「ヂァァァァァ!!!」
その中から、3号が転がり出てきた。既に体の半分が炎に包まれている。
「チィー!」「チィチィッ!」「ヂギャァァーー!!!」
蜘蛛の子を散らすように、ベビンネ達はわらわらと逃げ出した。3号は火だるまになり絶叫しながらその後を追う。
「ヂィー!ヂィィー!」
おそらく「助けて」と必死で訴えているのだろう。しかし他のベビンネ達はケージの中で逃げ惑うばかりだ。
「おいおい3号よ、お前の兄弟は冷たい奴らだな。さっきは懸命にお前を助けようとしてたのにな。
いざとなれば自分の身が可愛いんだってよ、気の毒になあ!」
俺の嘲笑などおそらく聞こえていない3号は、炎に包まれながらヨタヨタと救いを求め続ける。
(つづく)
364
:
名無しさん
:2016/02/29(月) 20:51:07 ID:qlrLjsRk0
続きオツンネ
3号ちゃんが死んだ後の兄弟の反応が楽しみですネ
365
:
牢獄のベビンネ(その15)
:2016/03/26(土) 21:35:50 ID:Lo2lFiE.0
だが、この死の鬼ごっこにもケリがついた。9号が捕まったのだ。
逃げ回るベビンネの中で、疲労か空腹か、それとも元々走るのが苦手だったのか、9号の動きは鈍く、足取りもふらついていた。
うっかりケージの隅の方へ逃げ込んでしまった9号は、炎上するゾンビのように近づいてくる3号をかわす事ができなかった。
「ヂ…ヂィィ……!」「チィッ!チィッ!チィッ!」
涙を流し、来ないでと懇願する9号の上に、3号は倒れ込んだ。
「ヂィィィィィィィ!!」
手足をバタつかせる9号の悲鳴が上がった。3号はもう動かない。ただの炎上する燃料と化している。
はねのけようにも、3号の体とケージのコーナーの間に挟まれ、うまく逃げられない。
「ヂッ!ヂィッ!ヂィィァァーーー………!!」
9号の体にも引火した。激しくもがいていたが、その手足の動きが徐々に弱々しくなってゆく。
ぱたりと手が落ちた。息絶えた2匹の体は地獄の業火のごとく燃え続ける。
「チィ…」「チィチィ……」
その光景を遠巻きに眺めながら、残りの9匹ははらはらと落涙していた。
兄弟を助けられなかった無念か、はたまた火だるまの2匹を見捨てた罪悪感か。
いずれにせよ、その姿は俺の嗜虐心を十二分に満足させるものだった。
しかし、いつまでも楽しんでいる場合ではない。本当に火事になる前に鎮火しなくては。
366
:
牢獄のベビンネ(その16)
:2016/03/26(土) 21:36:36 ID:Lo2lFiE.0
シャッターを開けて庭に出て、ホースをつないだ蛇口をひねり、再び戻ってシャッターを閉めた。
水が流れ出てきたホースの水を、まずはポリ袋と新聞紙に、次に炎上する3号と9号に向けて消火を始める。
煙がそこそこガレージの中に充満したが、ご近所にボヤでも出したと思われては面倒なので、しばらく我慢だ。
「チィ…チィ…」
ベビンネ達はまだ泣いているようだ、この泣き虫共め、肝心なことを忘れてやしないか?
お前らは集団で脱走を試みて、その罰として3号と、道連れで9号が死んだんだからな。
まずは連帯責任で全員懲罰だ。
3号と9号の焼死体があらかた鎮火したのを見計らって、俺はホースの先端を指でつまんで水圧を上げた。
その勢いの水をベビンネ達に向ける。「チィィー!」数匹がなぎ倒され、コンクリートの床に転がった。
逃げ出そうとする連中も、水で狙い撃ちして転ばせ、万遍なく水流を浴びせる。
立ち上がるだけ無駄と悟ってか、ベビンネ達はぺたんと腹這いになって床に伏せ、頭を抱えて震えるばかりだ。
「おい、わかったか?今度脱走しようとか考えてみろ、こんなもんじゃすまさねえぞ!」
俺の怒声と、激しい水流にすっかり怯えきっているのか、ベビンネ達は震えるだけでほとんど悲鳴をあげなかった。
気が済んだし、煙も薄らいできたので、外に出てホースの水を止めた。
ベビンネ達もようやくお仕置きが終わったのはわかったらしいが、まだ何かされるかもと思ったのか、
1匹も起き上がらず、床に伏せたままだった。
「チィ……チィィ……」
どこかからすすり泣きが聞こえた。どいつか知らんが、恐怖と惨めさに耐えかねて泣き出したようだ。
「チィチィ……」「チィィ……」
それはあっという間に伝染し、9匹のベビンネはうつ伏せのまま、めそめそ泣き始めた
367
:
牢獄のベビンネ(その17)
:2016/03/26(土) 21:39:35 ID:Lo2lFiE.0
「おいおい、いつまでも泣いてるんじゃねえぞ。お前らもこうなりたいのか?」
俺はケージの外から手を伸ばし、ゴミばさみで3号と9号の焼死体をつまんで、ベビンネ達の真ん中に放り入れた。
「チッ!?……チィィー!!」
ビクリとしながら、何が降って来たのかと顔を上げた1匹が悲鳴を上げた。
先に炎上した3号はほぼ真っ黒焦げになっていて、目も鼻もわからない有り様だったが、
その3号に道連れにされた9号は、目と口を見開いた恐怖の表情がしっかりと残っていた。
両手はぴんと突っ張った状態になっている。覆い被さった3号を必死で押しのけようとしたまま力尽きたのだろう。
「チビィー!」「ヒィィー!」
ベビンネ達はわらわらと逃げ出し、ケージの隅の方に固まってプルプル震え出した。
俺は容赦せず、黒焦げの3号をもう一度ゴミばさみではさんで、ベビンネの群れに押し付けた。
群れの外側にいて、焼死体を直接押し付けられた10号が「チッヒィー!!」と絶叫する。
「ほれほれ、どうだ?3号が何か言ってるぞ。『熱いよう、助けてよう』って言ってるぞ」
イヤイヤしながら涙を流す10号の足元にチョロチョロと水たまりができた。恐怖で失禁したと見える。
「おいコラ、トイレは砂箱にしろって言っただろうが、ちゃんと掃除しろよ」
俺は3号の焼死体を転がし、代わりにゴミばさみで10号の首根っ子をつかんだ。
「ヂッ!?」
悲鳴を上げる間も与えず、俺は10号の顔面で奴がたった今漏らした小便の上をゴシゴシ拭いた。
「チィィー!!チッピィィーー!!」
雑巾代わりにされて泣き叫ぶ10号の顔は、擦り剥いた傷と涙と小便でグシャグシャだ。
普通の人間だったら、憐れみや同情を感じたかもしれない。だが俺は逆に、背筋がゾクゾクするのを覚えた。
噂に聞くタブ虐の快感と言う奴か。なるほど、確かにこれはやめられない。
(つづく)
368
:
名無しさん
:2016/03/26(土) 22:06:31 ID:qlrLjsRk0
いつもいつも丁寧な虐待描写で、続きが待ち遠しいです
9号が3号に飛びつかれて巻き添えで焼死する様はゾクゾクしました
369
:
名無しさん
:2016/03/28(月) 18:51:38 ID:wccf9WiIO
長くて読みごたえある話すきです
ベビ監禁ネタはいつかやりたいなあ
370
:
名無しさん
:2016/04/13(水) 05:42:21 ID:SMOhGqfY0
てすと
371
:
朱に交わらずとも
:2016/04/13(水) 05:47:25 ID:SMOhGqfY0
こっちは書き込めたのか…
荒らしのようになってしまってすいません
一応作品です
「リリアかわいいなあ」
「えへへぇ」
俺はテールナーの頭を撫でながら草むらを突っ切る。お散歩という奴だ。ちなみに今日は特に用はないが、ビークイン(甘い香り要員)とウルガモス(卵孵化要員)とダークライ(ポケルス伝搬要員)とドレディア(嫁)も連れて来ている。
「ねえ見てあれ」
「ん?げっ!!!」
リリアの指差す先にはピンク色の豚。見つからないように行こう。
「あ!人間さん!」
おーまいがー。あっけなく見つかってしまった。
「ミィは今お腹が空いてるんです!木の実ください!」
「かわいそうだよ、木の実あげて?」
かわいいかわいいテールナーのお願いは無下にできない。
テールナーの頭を優しく撫でながらオボンの実を差し出す。するとタブンネの後ろから小さなタブンネが現れ、それをかっさらわれていった。
「ミハハハ!この世は弱肉強食!」
「ミィがもらったオボン返して!」
タブンネAはタブンネBを威嚇する。そんな暇があるなら追いかけてボコれよ。
「せっかくの飯を返せと言われてはいそうですかと返すバカはいないミィ!」
「ミィのオボンがあああああああああ!!」
「…まあそんなに気を落とすなよ、もいっこやるから」
「そんなどこまでも落ちぶれたことはできないミィ!」
乞食の時点で落ちぶれてるだろ。そう思ったが、普通に考えてタダのタブンネならここでワンモアを要求するはず。どうやら育ちがいいらしい。
「あのタブンネはミィが捕まえてボコボコにして食ってやるミィ!」
「助けない方がよかったね」
テールナーの思いがけない一言に吹き出してしまう。
「まあ乗り掛かった船だ、リリアも力貸せ」
「わかった」
372
:
朱に交わらずとも(2)
:2016/04/13(水) 05:49:06 ID:SMOhGqfY0
タブンネBは案外すぐに見つかった。ハートの肉球型の足跡が見当たればすぐだ。
やはり小さい。子どものようだ。
「見つけたミィ!」
そう叫んだのはタブンネA。
「ミッ!」
Bは驚き、後ろに飛びのいた。その時、嫌な音がする。
肉を強く踏みつけた音。
その時、テールナーが凄く嫌な顔をして鼻をつまんだ。
「くさい」
「うっ…!?なんか腐ってんのか…?」
「ミギャアアアアアァッ!!?」
突進していったAが戻ってきた。
原因はすぐにわかった。
おそらくはBの親であろうタブンネだが、その身はほぼ腐っており、死んでいた。
Bはこの巣で親の死体と離れたくない一心で暮らしているようだ。
「…かわいそうだね」
「野生なんてそんなもんだ」
「…野生野生ってなんだミィ!大体お前みたいなタブンネが飼われてミィが飼われないのはおかしいミィ!」
「ミギャッ!ミィは飼われてないミィ!野生だミィ!」
どうやらBはAを俺に飼われているポケモンで、だからオボンをもらった、そう解釈したらしい。ちなみに悲鳴はBの突進だ。捨て身タックルかもしれない。
こんなことに巻き込まれていい迷惑だぜチクショウ。テールナーの助けない方がよかったね。という一言が頭の中でグルグルと回る。
「…ミィがお母さんになってあげるミィ!」
「ミッ!?」
「…おいで、怖くない、怖くない」
「…ミ…ミビャアアアアァン!!」
なんだこれは。感動物語か何かか?
「…ありがとうございました!トレーナーさん!」
「えっ、あっはい」
唐突の呼びかけに応えてしまう。
それと同時にタブンネAが両手を出す。
「よかったらここでミィんなで暮らしませんかミィ?」
暮らすか!誰が暮らしてやるものか!またもテールナーの助けない方がよかったね。という言葉が頭の中をぐるぐると回り始める。
だがタブンネは歩み寄ってくる。どうしても俺とテールナーと居たいらしい。そのテールナーはさっきから臭いでクラクラしている。仕方ない。
「リリア、死体に火炎放射」
「あい…」
木の枝を一振り、炎が死体を包み、刹那、腐敗した肉から出る…なんだっけ?取り敢えずヤバいガスに引火し、大爆発した。
俺はテールナーを抱えて猛ダッシュで逃げた。途中テールナーが進化しそうだったのでB!B!B!とキャンセルを連呼した。
進化はどうやらしなかったようだ。よかった。
タブンネの巣は大爆発し、AもBも死んだだろう。無駄な時間だった。
「…」
「リリア?どうした?」
「…王子様みたいでカッコよかった…」
ポッ、と頬を赤らめるテールナー。無駄な時間じゃなかったかもしれない。
爆風で吹き飛ばされて少々ダメージを受けたが微々たるものだ。さしたる問題ではない。
373
:
朱に交わらずとも(3)
:2016/04/13(水) 05:50:51 ID:SMOhGqfY0
その後巣のあたり…と言っても爆発で完全に洞穴型の巣は消し飛び更地で尚且つ焦土のようになっていたが…そこらを捜索した。
丸焼きになった大きなタブンネを見つけた。恐らくはAだろう。
「美味しそうだねぇ」
助けて欲しいと言った相手を美味しそうだと形容するテールナー。
「ここポケモン大量にいそうだしここで食うか、ビークイン、甘い香り」
たちまち周囲に立ち込める甘い香り。少し残っていた腐臭を上書きし、ポチエナやジヘッド、その他肉食系のポケモンを中心にゾロゾロとやってきて、そのままみんなでタブンネの丸焼きを食べた。ここのみんなは心がおおらかなようで…というか汚いのはBの方のタブンネくらいのようで、図鑑では恐ろしく凶暴に書かれているジヘッドでさえ、俺の体に頭を擦りつけ、撫でると大喜びするほど穏やかだった。タブンネのページも書いてること嘘ばっかだし図鑑って嘘しか書いてねえな。
研究所に苦情でも入れておこう。イッシュのポケモンばっかりだしアララララ博士でいいだろ。こんなだからシトロンさんをシルププレしてもらえないんだろうなあ。
俺は最後まで愛を忘れなかった心優しき珍しいタブンネAに合掌、黙祷を捧げた。
帰り道にクズなタブンネと出会ったがそらまた別のお話。
374
:
名無しさん
:2016/04/13(水) 20:55:59 ID:oCrPuaQg0
乙
タブンネに優しくしてもろくなことがないという教訓でした
375
:
名無しさん
:2016/04/13(水) 22:31:20 ID:qlrLjsRk0
投稿乙です
376
:
かわいいの定義
:2016/04/16(土) 13:24:46 ID:1KN76k5U0
タブンネを飼っている。かわいい。
そうほざくバカな野郎が俺の友人にいたので見に行った。
何とまあ驚いた。
でっぷり太ってまさに醜悪。太り過ぎで俺のテールナーを見て挨拶しに動こうとしたがソファの上から動けていない。テールナーはキモいと小声で言いながら俺の後ろに隠れた。
「リリア、ご挨拶しなさい」
「さよなら」
「こら待て」
嫌がるテールナーを抱っこして友人に話を聞いた。その間中ずっと正にブタンネな豚はテールナーを見ていた。
「あいつもしかしてオスか?」
「そうだよ、お前のリリアちゃんを狙ってんのかもなw」
それを聞いたと同時に豚が赤面した。テールナーは怒り心頭で顔というか頭全体が真っ赤になる。湯気も出ている。
ブタンネはそれを見てさらに赤面する。テールナーはもう奇声をあげながら床を踏み鳴らしている。発狂だな。
ボールに戻す。ゴージャスボールで捕獲したテールナーの子孫だからボールはゴージャス。素敵だろ。
「リリア、少し頭冷やして」
「わりぃわりぃw俺のせいでw」
友人はそう言ったが、突如友人が凄まじい勢いで倒れこんできた。ってか吹っ飛んできた?俺も巻き込まれて飛ばされる。
犯人はブタンネだった。どうやらテールナーを戻されたのが頭に来るらしい。
「お前のせいだぞバカ」
「リリアちゃん戻すからだろ」
「てめえぶっ殺してやる覚悟しやがれ」
俺はドリボに手をかける。俺の手持ちの切り札が中で元気にしている。
「待て!タイム!タイムだ!やめろ!」
「全く…躾くらいしろっての…」
そう言いながらブタンネを見やる。すると突進の後立ち上がれなかったのか、床をひたすら舐めまわしていた。いや本当に舐めまわしてたわけじゃないよ?あくまで比喩だからね。
「ごめんな、こんななりしてるけどワガママってわけじゃないんだ、俺が餌の配分間違えて太らせてからちょっと機嫌が常に悪くてな」
「普通のポケモンは腹八分目ってんのわかってるけどな」
「…あれ?俺のタブンネダメな子?」
「いや正常。お前が可愛がり過ぎなだけで正常」
ふと思いつき図鑑を開く。
「うっわ!お前の図鑑ボッロ!」
「…てめえ俺がいつから旅してるか知らねえのか」
「イッシュじゃなかったの?」
「ジョウトから旅を始めてホウエンにも最近回って今の所渡航許可が出ている地域は全部潰した、そう言ったろ」
「あれ?そっか、すまん」
気にせず図鑑をブタンネに合わせる。ほんとボロいよなあ。この前里帰りした時にウツギ博士のところに行ったら新米に渡す図鑑がめちゃくちゃグレードアップされてて驚いたもんだ。まあこの図鑑が壊れるまで使うつもりだから羨望の眼差しは向けないが。新型のポケギアは羨ましかった。何で俺の生まれた時代はあんなポケギアだったんだ。
377
:
かわいいの定義(2)
:2016/04/16(土) 13:25:16 ID:1KN76k5U0
読み込み完了。大体の能力値が数値として表される。
スパトレのガンバロメーターを友人に見せてもらう。どうやら沖縄のようだ。それも考慮して測るブタンネとしての能力値は…
「2-0-5-6-4-0、ゴミだな」
「はぁ!?じゃあお前のリリアちゃん見せろよ!」
「リリア」
出すや否や喚き出すリリア。リリアの口に人差し指を突っ込むと、幼くして離れた母親の記憶でも蘇ったのかちゅぱちゅぱ吸い始めた。ほんと天使。まあ今も幼いんだけどね。
「リリアは…31-31-31-31-31-31」
「6Vじゃねえかよおおおおおおおお!!」
当のリリアは眠くなったのかウトウトしている。それをブタンネが見てニヤニヤしている。きめえ。翻訳機忘れたのが俺のミスだ。
「…んー、俺にフォッコのタマゴくれないか?」
「男の子の割合の方が高いけどな、フォッコは、特にタマゴだとどっち産まれるかわかんねえぞ」
「…じゃあ女の子のフォッコを」
「いいけど」
俺はまた図鑑を開く。持っていないポケモンを確認するためだ。友人がポケモンを提案してくる。
「デオキシスとフォッコ交換しないか?」
「デオキシスならレックウザと隕石叩き割ったら出てきた」
「…グラードンを捕まえる権利とフォッコ!」
「俺のグラードンは31-31-30-15-31-0の勇敢だ、そんなもんいらん」
「ぐぬぬ…!ならホウオウ!」
「いらん」
友人は完璧に叩きのめされた、という顔をしていた。
「なら俺をやる!」
「何考えてんだ、俺は正常だ」
どうしてもブタンネの機嫌を取りたいらしい友人は頭を抱えた。
そんな時、ブタンネが俺の抱えるテールナーに手を伸ばしていた。俺は思わず悲鳴をあげて飛び退く。折角腕の中で気持ちよさそうに眠っていたのに起きてしまった。
「何やってんだバカ!起こしちゃダメだろ!」
「ミブゥ!ミブゥゥゥゥゥ!!」
友人とブタンネは取っ組み合いを始めた。何が可愛いんだか。まともに立てないクソデブが足にまとわりつき、友人はその頭をペチペチ叩く。アホなんだろうかこいつら。相撲でも取れそうだ。俺の頭の中では、よくバラエティなんかで太った人を、相撲取りみたいだ、などと冗談でからかった時に使われるカウベルのようなコン、ココンコン、というBGMが流れている。
そういえばリビエールラインの木の実畑どうなったかな。ドレディアとロズレイドにたっぷりご飯の木の実とおやつのポフレ持たせたけどあいつらちゃんとやれてるのかな。
管理人の人に電話かけてみてもらうか。
ポケギアを起動しようとした瞬間目の前のくだらないいざこざに決着がついた。
「タブンネ!寝てるポケモンは起こしちゃダメだ!わかったな!」
「ブヒィ…ブゥブゥ」
完全に豚じゃねえか。腹の底から湧き上がる笑いを抑える。テールナーは大爆笑していた。怒ったり大爆笑したり忙しい奴だ。タブンネという種族そのものが嫌いだしそれだけ面白いのだろう。
「ライブキャスター鳴ってんぜ」
「えっ?ああ、ほんとだ」
俺はライブキャスターを開く。近々スーパーマサラの血を引くサトシさんのドキュメンタリー第十数弾目の映画をやるらしい。見に行けばボルケニオンというポケモンを捕獲できる権利がもらえるとか。ディアンシーの捕獲権利は欲しかったけど時間がなくてダメだったんだよなあ。
「…ディアンシーとフォッコなら交換してくれるか?」
「鮫トレだぞ」
「いいよそれでも!」
「わかった、ポケセン行ってくる」
俺は念願のディアンシーと対面できるとあって、ポケセンまで一気に自転車を飛ばした。
378
:
かわいいの定義(3)
:2016/04/16(土) 13:26:03 ID:1KN76k5U0
「フォッコ〜、君の御主人様だよ」
「ふぉっこ」
「まだ話せないんだな…」
「そりゃ教えてないからな、リリアが話せるのが天啓だとでも?」
「えっへん、リリア頑張ったんだからね」
がっくりと肩を落とす友人。まあそのうち俺が教えに来てやろう。
友人の優しい性格を見抜いたのか、フォッコはもう懐いている。
「…ディアンシー、ごめんな」
ディアンシーはこくん、と頷くと、俺の手元にやってきた。
「鳴かないのな」
「昨日まではかわいく鳴いてくれてたんだけどなあ」
「べーっ!」
ディアンシーは唐突に友人に向かって舌を突き出した。
「タブンネなんかに現を抜かす頭の悪い主人に飼い慣らされて心底うんざりだったわ!これからよろしくね?ご主人様」
俺も友人も絶句した。誰も教えてないのに流暢に人語を話したのだ。俺は急いでボールに戻す。
話した事にはテールナーもビックリ。というかテールナーが一番ビックリしていた。
「…ま、まあいいだろ、それよりフォッコを育てないとな」
「んじゃああのタブンネでも殴らせるか」
友人がそう言い放つ。かわいいタブンネとは一体…うごごご
当のブタンネはどうやったのかまたソファに腰掛けていた。
「気になる?俺のブオーさんに頼んで動かしてもらったんだよ」
「かっこいい豚さんとガチな豚の夢の共演か」
寝室の扉が唐突に開く。
現れたブオーさんがマッソーポーズ。
上腕二頭筋を見せるポーズ。
背筋を見せるポーズ。
胸筋から腹筋までを見せるポーズ。
一頻り決めた後ドアを閉めた。
「なんだ今の」
「あいつかっこいいって聞くとああいうことするんだよ、シャイなんだけどな」
ブタンネはそんなブオーさんを鼻で笑い、眠りについた。
「よーし!フォッコ!初陣だ!鳴き声連発!」
「ふぉっこ!ふぉっこ!ふぉっこ!ふぉっこ!ふぉっこ!ふぉっこ!」
ブタンネのAは限界まで下がる。
ブタンネはぐぅぐぅ眠っている。
「たいあたり!」
「ふぉっこ!」
「ミブゥ!」
ブタンネの腹に埋まるほど強烈な体当たりを決める。31-17-31-31-31-31か、ひかえめなフォッコだしそこまで体当たりの威力はないはずなんだがな。どんだけ弱いんだこのブタンネ。
「続けてたいあたり!」
「ふぉこーっ!」
「ミブゥェッ!」
こうかは ばつぐんだ!
ブタンネはたおれた!
…えっ、いや待てよ、弱過ぎだろ。
しかし経験値タンクとしての役割は果たしたらしい。フォッコの体が光り輝く。
どうやらこのフォッコは素晴らしい遺伝子を受け継いでいたらしい。
凄まじくムッチムチなのだ。
視線を奪われる俺と友人。テールナーにビンタされた。
「俺が好きなのはリリアだけだぞ〜」
「う〜そ〜つ〜き〜」
両足で顔を押さえられる、というご褒美をもらいながら友人を見る。ブタンネのためにてーるなーが欲しかったはずだが、そのてーるなーを自分が一番溺愛しているようだ。
「はぁ〜!かわいい!てーるなーちゃんちゅっちゅ!」
「るなぁ!」
涙目で俺に助けを求めるてーるなー。俺のテールナーがキレ気味に俺を見る。
俺はどちらのテールナーも無視し、ブタンネを見た。
思った通りテールナーではなくムッチムチなてーるなーに視線を奪われていた。汚い女たらし。俺も人の事言えないが。
「なあなあ、うちのてーるなーに名前くれよ、ニックネームなしってのもかわいそうだ」
「ムチムチだしムチりん」
「可哀想だろちゃんと考えろ」
「そんなことないよな〜、ムチりん」
「るなぁ♪」
ムチりんと呼ぶと笑顔で喜ぶ。多分理解できていない。それでも喜ぶので嬉しいのだろう。
「ムチりんか…」
「あのタブンネはブタりんでいいんじゃないか」
テールナーがまたも爆笑しだす。友人もつられて笑う。ついでに寝室からも笑い声がした。ブタンネは赤面して今にも突っ込んでこようとしている。しかし悲しいかな。その体が重過ぎて突進する前にソファから転げ落ちた。
もちろんそれを見た俺たちは大爆笑。友人はふとボールを取り出して笑いながらも言った。
「もっwww戻れブタりんwwwブタりんwww」
ボールに吸い込まれるブタりん。友人は俺を連れて外に出る。
379
:
かわいいの定義(4)
:2016/04/16(土) 13:27:10 ID:1KN76k5U0
「んでどうしようっての」
「おやつちょうだい」
テールナーが話の腰を折る。かわいいので許す。ポケモンキャンデーをあげた。一袋20個入りで4000円の高級菓子、どんなポケモンも2秒で懐くがキャッチフレーズ。テールナーの大好物。
「えーっと…なにしにきたかだっけ?もちろんこのタブンネとお別れだよ」
友人はタブンネのボールの真ん中のスイッチを三回押す。アラートがなるがそのままボールを放り投げる。規定数の回転を確認したボールが開き、逆パカして廃棄物となった。まあ正しくはボールリサイクルに出され再度使用できるよう調整されてまた市場に並ぶ。
「バイバイタブンネ、さよならだ」
「ブッ!?ミブヒィッ!?」
「でも太ったのお前の責任だろ?」
俺は即座に突っ込む。太ったからかわいくないのだろう。そう思ったからだ。
「そうだけどいらないから」
ニカッと笑うその顔は悪意100%の天然産。ムチりん出してたら嫌われたことだろう。
「ブヒッ!!ブヒブヒッ!」
「うるさい!他所様のテールナーを許可もなく娶ろうとするバトルもできない穀潰しはいらないんだよ!」
ガスッ!!という音ともに蹴りが入る。太り過ぎでダメージになってないが。
「ムチりんの経験値にしたら?」
「いいね、リリアの言うとおりにしなよ」
「…よし!行け!ムチりん!」
「るなっ」
スタッ、と緑の草原に人が二人、黄色いキツネが二匹、ピンクデブ一匹。からふる。
「…ムチりんの覚えてる技は火炎放射、サイコキネシス、サイコショック、鬼火、」
「なんで同じような技二つも覚えてんだよ〜、このこの〜」
「るな〜」
ムチりんを見て、やっぱりテールナーはかわいいと再確認する。リリアを抱っこして続きを見物する。
「ムチりん!サイコショック!」
「るなぁ!」
ブタンネの頭上…失礼、ブタりんの頭上に念道力の塊が浮かぶ。それが空中で四散し…
「ミブェッ!!!!」
ブタりんの急所に命中。お見事。
「ムチりん!続けて火炎放射!」
「るなぁ…!るなっ!!」
ほんの一瞬のタメを入れ、枝の先から凄まじい熱量の炎が噴き出る。とは言っても、タブンネ族に恨みのないムチりん。殺す程の火力はなく、バトルで出す時と同じ程度の火力だった。
だがそれは裏を返せば絶望的なダメージになる。ただひたすらに燃やされる。死ぬ事も許されないままに。
なんという生き地獄。我が子ながら天晴。
「トドメだムチりん!サイコキネシス!」
「るぅぅぅっ!なぁぁぁぁっ!!!」
空に飛ばされ、地面に叩きつけられるブタンネ。バキィッ!!という大きな音と共に倒れた。
「…おー、ムチりんのレベルアップすごいな、大文字覚えられるぞ」
「…サイコキネシス忘れて?」
「るな?」
俺は技マシンスペースから伝説のピコピコハンマーを取り出し、てーるなーの頭を1.2の…ポカン!
ムチりんはサイコキネシスを忘れた!
そして…!
ムチりんは大文字を覚えた!
「ねえねえ、こいつ死んでるよ」
テールナーがげしげしけたぐりながら言う。少なからずお前が蹴ってることも関係してるんじゃないのか。本当に死んでるかどうかは知らないけど。
「仕方ねえなあ、ムチりん!大文字で火葬してやれ!」
「リリアも大文字」
二匹のテールナーが放つ大文字によってブタンネは跡形もないまでに燃え尽きる。
ごうごうと燃えるそれはまるで火の神を怒らせたかのよう。
うちのテールナーはバカなのかアホなのか燃やし尽くした後で火を止めておきながら、食べたかったな、と呟いた。骨まで灰にしておいてそりゃないだろう。
380
:
かわいいの定義(おしまい)
:2016/04/16(土) 13:27:48 ID:1KN76k5U0
「結局かわいいタブンネって何だったんだよ」
「昔はかわいかったんだがなあ」
てーるなーを高い高いしながらそういう。まだ産まれたばかりのてーるなーは構ってもらえるだけで嬉しいようで、キャッキャと声を上げながら喜んでいる。
「何で私の妹の方がスタイルいいの…」
「口開けろ」
落ち込むテールナーにポケモンキャンデーをあげる。
「結局、ムチりんが一番かわいくてすごいんだよね」
「黙れ」
俺は友人を勢いのままにブン殴る。涙目のムチりんに止められなかったら今頃殴り殺していただろう。
一番かわいいのはリリアに決まってるだろ。
チクショウが。
381
:
名無しさん
:2016/04/17(日) 12:55:41 ID:4mUrc.yY0
乙です。
ちょっと前によくあった、テンション高く罵声飛び交う虐待劇w
382
:
名無しさん
:2016/04/17(日) 14:25:33 ID:wccf9WiIO
乙でした
俺はテンション高い話考えるといつのまにかジメジメした陰湿になるから見習いたい
383
:
必要なのはヒメリの実
:2016/04/17(日) 17:29:41 ID:AhIzaMds0
俺は道を歩く。宮殿までの道を。手持ちは瀕死になりかけでゼエゼエ言っているミロカロスのみ。
横の草がガサガサ揺れる。来た。
やはりそうだ。タブンネだ。人に媚びることしか知らない豚だ。
ミィミィと鳴いて両手を突き出している。物乞いポーズだ。
「行っておいで、シルク」
「み…みろ…」
今にも倒れそうなほど辛そうなミロカロス。
タブンネはそれを見て好機だとでも思ったのか、助走をつけ始めた。
「アクアリング」
「みろ…」
タブンネの攻撃が当たる。突進か何かか。
ニヤリと笑うタブンネ。しかしミロカロスは倒れない。
それどころか先ほどより少し元気になっている。
「次はどくどくだ」
「ミロ!」
元気を取り戻してきているミロカロスがどくどくを放つ。
タブンネはそれを喰らい息遣いが荒くなる。
それでも突っ込んでくる。
だがしかし、ミロカロスはやはり先程よりも元気になっていた。
種を明かそう。うちのミロカロスはたべのこし+アクアリング+ひかりのかべ+どくどくorねっとうによる火傷によって耐久しながら削り倒すポケモンなのだ。
そんなこともつゆ知らず、ひたすらに向かってくるタブンネ。ミロカロスは何もせずともどんどん元気になっていく。
反対に、攻撃しているはずのタブンネはどんどん体力を削られ、今にも倒れそう。
「ミロ〜♪」
嬉しそうに体をクネクネさせて、完全に体力が戻ったことを教えてくれるミロカロス。
「み…みぃ…」
逆にどくどくで完全に削り殺されたタブンネ。
あなたもポケセン要らずで回復できて尚且つ野生のタブンネをボコボコにできるミロカロスを育ててみてはいかがだろうか。
384
:
名無しさん
:2016/04/20(水) 20:47:35 ID:7V4LyRmU0
タブンネは経験値タンクで他ポケモンの餌、それが基本
385
:
ボトルメール
:2016/04/30(土) 00:57:46 ID:NrqoaOCc0
はーい!今日はマスターに黙って一人で川まで来ましたー!
ていうか住んでるところがコボクタウンなので川はすぐそこでーす!
マスターがくれた私にぴったりのポーチから瓶を出しまーす!
中にいるのはベビンネでーす!
チィチィうるさいです!
なのでこれを川に流します!バイバイ!
チィチィ言いながら瓶の壁を叩いてるよ!ショボいね!ロクな技一つ使えないんだ?
あ!私にベビンネを誘拐された間抜けなタブンネが来たよ!
捨て身タックルしてきたんだ!図々しいね!
ムカついたからサイコキネシスで序でに川に落として流しちゃった!バチャバチャさせながら騒いでてバカみたい!波乗りも使えないんだ?私炎タイプだから使えないけど。
まあそれはともかくとして、親子で同じ岸辺につけるといいね!絶対無理だけど!
はー楽しかった!早く帰ってポケモンキャンデーもーらおっと!
386
:
名無しさん
:2016/04/30(土) 20:47:07 ID:yYxofC1s0
親はどうでもいいが、ベビンネはできる限り追いかけて
徐々に衰弱する様を堪能したいもの
387
:
名無しさん
:2016/05/01(日) 10:37:46 ID:qlrLjsRk0
必死に瓶の壁をたたくベビンネちゃんカワイイ
388
:
牢獄のベビンネ(その18)
:2016/05/01(日) 18:43:51 ID:v5Xjej7E0
解放してやると、10号は顔をさすりながら「チィーーー!」と再び声を上げて泣き出す。
その周りに3匹ほどが集まり、「大丈夫?」とでも言いたげに顔の傷と汚れをペロペロ舐め始めた。
他の連中は、濡れ鼠になった毛皮や尻尾を、それぞれ自分で舐めて毛繕いしている。その顔は一様に暗い。
一息ついた俺は、まだ着替えてすらいない事に今更ながら気づいた。
何しろ、帰宅してガレージのシャッターを開けたら脱走の最中だったのだから、
カッとなって背広を脱ぐのさえ忘れてお仕置きに没頭していたのだ。
ゴミばさみで3号と9号の焼死体を拾って、ゴミ袋に放り入れてから母屋に戻る。
ベビンネ達は俺に目をつけられるのを恐れてか、1号の時のように名残惜しそうな態度をする者はいなかった。
俺の視線を避けるかのように、それぞれ一心不乱に毛繕いに専念していた。
さて、既に3匹の兄弟を失い、連日ずぶ濡れにされたベビンネ達はだいぶ参っていることだろう。
このまま虐待を続けても、恐怖や苦痛に麻痺してしまって無反応になっては面白くない。
やはり『飴と鞭』は必要だ。『飴』を与えて、わずかでも希望や喜びを与えてから、
『鞭』を振るった方がその落差で、より効果があると俺は考えた。着替えながらもついニヤニヤしてしまう。
台所で、昨日と同じく大皿にミルクを用意した。それとオボンの実をミキサーにかけ、そのすりおろしも別の皿に入れる。
ガレージに戻り、無言でケージの中に2つの皿を入れると、少し離れた場所に椅子を置いて腰掛け、しばらく様子を伺う。
案の定ベビンネ達は、俺が近づくのを見るとビクリとして視線を逸らし、毛繕いに没頭しているふりをしていたが、
何もしてこないとわかって、少し警戒を解いたようだ。皿に群がってミルクを舐め始める。
赤ん坊共であるし、毒が入っているかもなどとは想像すらしないのであろう。おめでたい連中だ。
389
:
牢獄のベビンネ(その19)
:2016/05/01(日) 18:44:30 ID:v5Xjej7E0
その内1匹が、オボンのすりおろしの皿に興味を示した。一舐めして「チィ!」とうれしそうな声を上げる。
それを聞くや、他の連中も我先にとオボンに群がり始めた。「チィチィ!」「チィー!」と大はしゃぎだ。
生まれて数日とはいえ、初めて口にする美味にすっかり警戒心など失せてしまったと見える。
微笑ましい光景と言えるかもしれないが、俺にとってはその笑顔をいかに泣き顔に変えるかの方が楽しみなのだ。
俺はチィチィと騒ぐガキ共を観察しつつ、次の獲物はどいつにするか品定めを続ける。
あらかたオボンを平らげ、満腹になったベビンネ達はめいめいくつろぎ始める。
寝転がって早速眠り始める者、じゃれ合う者。しかし毛繕いを再開する者が一番多いようだ。
やはりタブンネにとっては毛並みや尻尾が大切なポイントなのだろう。
真っ先に毛繕いが終わったらしい2号が、「チィチィ♪チィチィ♪」と尻尾を振りながら鼻歌を歌い始めた。
ところが別の1匹が2号に近づくと、「チィチィチィ!」と何やら文句を言い始めた。
尻尾なしの8号だ。「自分は尻尾を切られて辛いのに、見せびらかすな」とでも言いたいのだろうか。
最初は困惑していたらしい2号も頭に来たようで、取っ組み合いの喧嘩が始まった。
他の連中はおろおろしながら、どっちに味方してよいか判断がつかず、見守っているばかりだ。
本当にどうしようもない奴らだ。まあいいだろう、次の処刑はお前ら2匹に決めたぞ。
今日ホームセンターから買ってきた品々の中から、電気式のはんだごてを取り出した。
そして、喧嘩を続ける2匹から、8号の方を引き剥がす。
「チィッ!?」
「反抗に脱走未遂に今度は喧嘩か。普通の刑務所なら懲罰房行きとかだろうがな、ここでは面倒だから死刑だ」
そう言いながら俺ははんだごてを、暴れる8号の肛門に突き刺した。
390
:
牢獄のベビンネ(その20)
:2016/05/01(日) 18:45:07 ID:v5Xjej7E0
「チギャアー!!」と悲鳴を上げる8号をケージの中に放り込み、はんだごてをコンセントに差し込む。
苦悶する8号に数匹が駆け寄ろうとするが、
「おい、手ぇ出すなよ!助けようとした奴は同じ目に遭わせるからな!」
と俺が一喝すると、ビクリとしてそれ以上は近づかなかった。
「チィ!チィ!ヂッ!!ヂィィ!!ヂギィイイイイイ!!」
8号の悲鳴がだんだん激しくなってきた。このはんだごては、短時間で温度が急上昇するタイプであり、最高は500℃。
ケツに突き刺された痛みだけではなく、腹の中から焼かれる地獄の責め苦を味わっているからなのだ。
「ヂィィー!!ヂギャァァァーー!!」
肛門のあたりからはブスブスと煙が立ち上ってくる。涙を流して絶叫する8号は足をバタつかせてもがき、
なんとかはんだごてを抜こうとあがくが、タブンネの短い手ではそこまで届かないし、
少々暴れたくらいでは深々と刺さったはんだごては抜けやしない。
「ヂッ!!……ヂィ!!……ヂィィ……」
8号の全身がビクビクと痙攣し、悲鳴も断続的になってきた。目から涙、口から涎、肛門から血を流し、
助けを求めるかのごとく虚空に伸ばした手が、ぱたりとコンクリートの床に落ちた。くたばったようだ。
「チィィ…」
他のベビンネ達は、また1匹兄弟が死んだ事実を認識し、そろって落涙している。
とりわけ、さっきまで8号と喧嘩していた2号の動揺は激しかった。プルプル震えている。
いくら言い掛かりで喧嘩を売られたとはいえ、まさかその罰が死とは思いもしなかったのであろう。
そう気に病むなよ、2号。次はお前の番なのだから。
(つづく)
391
:
名無しさん
:2016/05/02(月) 02:07:11 ID:NrqoaOCc0
乙です
Wikiでチラ見した時からずっと好きなのでこのまま完結頑張ってください
392
:
名無しさん
:2016/05/02(月) 04:22:37 ID:IleT01kc0
乙です。
読み応えもあって、なにより描写が丁寧で本当好きです。
応援してます。
393
:
名無しさん
:2016/05/02(月) 21:34:19 ID:UCMijUo60
>>391
>>392
ありがとうございます、励みになります。
だいぶスローペースですが、気長にお付き合い下さいませ。
394
:
名無しさん
:2016/05/03(火) 15:46:58 ID:qlrLjsRk0
続き乙です
いやぁ8号ちゃんは随分とエグイ死に方をしましたね
残りのベビンネちゃんの最期も楽しみにしています
395
:
緊張感
:2016/05/08(日) 01:14:16 ID:dcuSS5gE0
ある日の事。道を歩いているとタブンネに木の実を集られた。
無視しているとキレられた。めんどくさい。あちらはすでに戦闘態勢。
「わーったわーった…やるから落ち着けって…」
オボンを指でつまみ揺らす。タブンネは汚い笑顔で腕を伸ばす。
「カエンジシ」
左手でカエンジシを出しながらタブンネに木の実を渡す。
しかしタブンネは、いつまで経ってもその木の実を食べない。
「要らないの?じゃあ返してね、あと俺の時間無駄遣いしたから犯罪ね」
めちゃくちゃな理論をタブンネに擦り付けながらオボンを取り上げる。タブンネはまた戦闘態勢になり、ミィミィ騒いでいる。
「王の判決を言い渡す…死だ!」
左手をタブンネに向けて振ると、カエンジシが大文字でタブンネを焼き払う。
炎が鎮火すると、そこにはプスプスと黒い煙を立ち昇らせる、なんだかよくわからない黒焦げの物体が残った。
396
:
名無しさん
:2016/05/09(月) 00:01:41 ID:NWlWO8.U0
懐かしいキバネタw
「王の判決」だったら、どてっ腹に穴開けて宙吊りにして
苦しむ様を楽しんでから爆殺しないとw
397
:
存在しない理想郷
:2016/05/20(金) 05:08:55 ID:pYojyvK20
私はあるビジネスを思い付いた。
そこで1匹の家族のいるタブンネを捕獲する。
このタブンネに嫌な思いをさせることなく一年間甘やかす。
家族の事も気になるが、それ以上に今の甘い生活を捨てきれないタブンネを生み出す。
そして一年が経った頃。私はこう言い放つ。
「お前、家族とここで暮らしたくは無いかい?」
即答。どこの赤ベコだ、というほどの速度で首を縦に振るタブンネ。
「じゃあ約束だ、外に出す代わりに、この施設の事をタブンネというタブンネに伝えろ。いいな?」
タブンネは首をさらに強く振り、赤ベコからヘッドバンキングにレベルアップした。
そうしてイッシュ地方には私の施設の話が徐々に広まっていった。ああ、タブンネ間だけね。
あれよあれよと集まってくるタブンネの数。私はそれを施設の入り口…言い方こそ入り口ではあるがこの入り口が出口になることは無い。
イメージして欲しいのは外国の洗濯部屋に叩き落とすあのパイプである。
滑り台の如く楽しい構造にしたので入った時点で気付かれることはない。
タブンネ達の楽しい時間は、そこで終わる。
滑り台は敢えて同じ場所をぐるぐる回るようにし、時たま平坦な状態になるようにしている。その平坦な場所に防音扉を付け、その扉を開けさせることによって、さらに滑り台が現れる仕組みだ。
こうすることで地下のスペースが狭くても、この悪夢の施設が建設できる、というわけだ。
3枚ほどある防音扉を抜け、滑り台を滑りきった先。
そこにあるのは巨大なタブンネカッター。とは言ってもタブンネ以外も平然と切り裂いて肉塊にしてしまうただの凶器だ。
眼下に見えるは仲間の無残な姿と悲痛な叫び。
しかし滑り台となっている上に後ろからは仲間がどんどん滑ってきている。逃れられるはずもない。
肉塊になったタブンネは、タブンネ食肉工場に運ばれていく。
このタブンネの良いところは仲間の惨劇を目撃し、尚且つ自分は逃れられないという恐怖。いざ自分の番になってみてわかる、仲間から助けてもらえないという恐怖。
なぜあの時無理矢理にでも助けてやらなかったのか、という後悔。
全てがタブンネの肉に旨味を増す調味料となる。
この施設は未だにイッシュ地方のタブンネの間では話題である。
何より、「誰も戻って来ない」から真相が分からないのである。
真相が分からないという事は、本当にユートピアなのかもしれない、という事。
タブンネの頭では、きっと目の前に釣られた餌がディストピア以上に残酷な世界に繋がるなど考えもしないのだろう。
今日もまた、1匹のタブンネが斬り刻まれて行く。
398
:
名無しさん
:2016/05/20(金) 20:51:13 ID:fqoj6W9w0
食肉加工工場だけど、秘密基地みたいでかっけぇw
399
:
名無しさん
:2016/05/22(日) 02:00:03 ID:qlrLjsRk0
投稿乙です
タブンネをだましてひどい目にあわせる作品もいいですね
400
:
ゴミ袋以下
:2016/06/05(日) 10:20:27 ID:89E0D65w0
「かわいーっ!!」
タブンネはその声に振り向く。
きっと私の事だ。
満面の笑みを浮かべて両手を広げるタブンネ。
しかしその声の主…髪の長いお姉さんは白いレジ袋を追いかけて行った。
白いアブソルか何かの子どもだと思ったらしいです。
401
:
名無しさん
:2016/06/06(月) 01:04:05 ID:BChVU2Ww0
ビニール袋コピペかw
なつかしいw
402
:
勘違いというのもおこがましい
:2016/06/09(木) 11:24:33 ID:SigXh2K.0
「ピンクでー」
「ミィ」
「かわいくてー」
「ミミッ!」
「強いポケモンはだーれだ!」
「ミィミッ♪」ドヤンネー
会場の皆様「色違いのミミロップーーッ!」
「だいせいかーい!ミミロップフェス、はーじまーるよー!!!」
タブンネはその場で暴れたためミミロップのとびひざショーの餌食になって全身粉砕骨折しました。ざまぁ。
403
:
牢獄のベビンネ(その21)
:2016/06/16(木) 00:34:54 ID:aNcMDhuU0
もっとも、今日は3号・9号・8号と一気に3匹やってしまった事だし、2号は明日に回すとしよう。
だが「下ごしらえ」だけはしておこうか。
俺はガムテープを取り出した。引っ越しなどに使う布粘着テープだ。
そして8号を見つめて呆然としている2号にそうっと手を伸ばし、素早く引っ掴む。
「チィッ!?」
「喧嘩両成敗というやつだな。お前にも罰を受けてもらう」
言いながら俺は、抵抗する2号をガムテープでグルグル巻きにした。
2、3周巻いては千切り、また別のところを巻いては千切りを繰り返し、手にも足にも縦横に巻きつける。
適当なところで、仕上げに口にも貼りつけて声を出せないようにしてから、ケージの中に放り入れる。
「ンム〜!ム〜!」
体をよじらせて苦しむ2号を見て、他のベビンネ達はぎょっとするが、すぐ助けようとする者はいない。
それはそうだろう。さっき俺は「8号を助けようとしたら同じ目に遭わせる」と言ったばかりだしな。
しかし、今回はちょっと事情が違う。俺はニヤニヤしながら声をかけた。
「何をボサッとしてるんだ、早く助けてやれよ。苦しんでるじゃないか」
ベビンネ達は、俺の顔と2号を見比べて少々戸惑った様子だったが、すぐに救出にかかった。
「チィ!」「チーィ!」「チィチィ!」
あちこちにあるガムテープの端っこを引っ張って、2号の体からガムテープを引き剥がそうと懸命だ。
しかし、幼いベビンネ達に上手に剥がせる訳がない。
逆に自分の手にくっついてしまったり、別の奴にくっつけたりで、もう大騒ぎだ。
「ング〜!!ングゥ〜!!」
もちろん、2号が涙を流して、くぐもった悲鳴をあげている事など誰も気づいていない。
404
:
牢獄のベビンネ(その22)
:2016/06/16(木) 00:35:38 ID:aNcMDhuU0
読み通りの展開に俺はほくそ笑む。ベビンネ達は2号を必死で助けているつもりなのだろうが、
考えもなしにガムテープを引っ張って剥がそうとする事で、2号の毛皮が毟られる結果になり、
逆に2号に苦痛を与えているという訳だ。
仮に人間なら、地肌を痛めないように毛皮をハサミ等で切りながら、ゆっくり救出するだろうが、
案の定、不器用で知恵の回らないベビンネ達は、力任せに剥がそうとするから、当然こうなる。
「チィー♪」「ングーーー!!」
1匹のベビンネがうれしそうな声を上げた。長めのガムテープが1枚、完全に2号から剥がせたからだ。
しかしそれと引き換えに、ガムテープには大量の毛皮がくっつき、剥がされた部分は毛がハゲてしまった。
「ンッグーーー!!」
もし声を出せていたら、2号は「もうやめて」と訴えていたに違いない。
だが生憎ベビンネ達は、2号の全身に巻きついたガムテープの方を相手にするのに夢中だ。
「チィー!」「チィ!」「ンンムム〜!!」
馬鹿騒ぎを尻目に、はんだごてのコードを手繰って8号の死体を回収するが、ベビンネ達はそれどころではなく、
ガムテープ相手に悪戦苦闘している。魔物でも相手にしているような気分だろう。
「まあ頑張れよ」
俺は笑いながら8号の死体をポリ袋に入れて、母屋に引き上げた。
ポリ袋の中には絞首刑の1号、焼死した3号&9号、そして腹の中から焼かれた8号の、4匹の死体が入っている。
腐敗が始まる前に、そろそろ始末を考えなくてはいけない。さてどうするか。
ゴミの日に捨てれば簡単だが、万一袋が破けでもしたら厄介だ。かと言って、庭に埋めるのも気色が悪い。
肉食ポケモンの餌にしようにも、近場にはそれらが棲んでいそうな場所はない。
となると、やはりあれしかないか。タブ虐の王道・ミキサーだ。
405
:
牢獄のベビンネ(その23)
:2016/06/16(木) 00:37:52 ID:aNcMDhuU0
ホームセンターであれこれ買い込んできた大荷物の中には、もちろんミキサーも含まれている。
台所のテーブルの上に開梱したミキサーをセットし、水を3分の1くらい注いでから、
1号の死体をゴミばさみでつまんでポリ袋から取り出し、ボトルの中に入れた。
つまんだ感触は固そうだった。死亡して24時間以上経過しているのだから、当然死後硬直も進行している。
果たして砕けるかどうか、蓋をしっかり押さえながらスイッチを入れた。
最初は、ガ、ガガガ、という感じでつっかえながら回っているようだったが、一度勢いがつくと、
ガガガガ…!とブレードがどんどん1号の体を砕いてゆく。
そして40秒ほどで、ボトルの中は濁ったピンク色の液体だけになった。成功だ。ミキサーの破壊力恐るべし。
元1号の液体をトイレに流し、軽く水洗いしてから、今度は3号の処理に取り掛かる。
炎上していた時間が長く、だいぶ炭化していた3号は簡単に黒い汚水に姿を変えた。9号も大同小異に片付いた。
その9号の液体を流して戻ってくると、おれの耳に「チィィ……」というかすかな声が聞こえてきた。
見れば、ポリ袋がもぞもぞと動いている。驚くべきことに8号はまだ死んでいなかったのだ。
体内からはんだごてで焼かれて死んだように見えたが、仮死状態に陥っていただけで息を吹き返したというのか。
ポリ袋の口を広げて見ると、8号がのろのろと這い出て来ようとするところだった。大した生命力だ。
「だが残念だったな、せっかく生き返ったところ悪いが、苦痛を味わいながらもう一度死んでもらおう」
俺は8号をボトルにぶち込み、スイッチを入れようとして、ふと思いとどまった。
ただ液体化してしまうのも能がない。せっかくだからもう一工夫して楽しもうじゃないか。
8号をそのまま放置して、俺はすっかり日が暮れた道をひとっ走りしてもう一度ホームセンターに向かった。
目当てはもちろん、2台目のミキサーだ。
購入して戻ると、閉じ込められた8号は弱々しくもボトルの壁面を引っ掻いて、何とか脱出しようとしていた。
もちろん元気な状態であっても無理な話であり、ついさっき蘇生したばかりで内臓はまだボロボロだろうから、
ろくに力も入るまい。壁面に薄い引っ掻き傷をつけるのが精一杯だ。8号に俺は語りかける。
「今夜はそこでおやすみだ、8号。無駄な抵抗はやめて、せいぜい朝までいい夢を見るんだな」
「チィ……」
俺の言葉が聞こえたかどうか、8号は涙を浮かべながら空しく壁面を引っ掻き続けていた。
(つづく)
406
:
名無しさん
:2016/06/16(木) 03:59:49 ID:gaCNDzd60
乙です
>馬鹿騒ぎを尻目に
何故かここがすごくお気に入りになってしまった
407
:
名無しさん
:2016/06/16(木) 21:24:27 ID:qlrLjsRk0
続き来てた!
伝家の宝刀ミキサーの活躍に期待してますw
408
:
名無しさん
:2016/07/07(木) 04:42:14 ID:i5i4wohs0
どかーん!
タブンネの集落が爆発する。大の字になりながら空中に飛ばされるタブンネ達。ブヒブヒとうるさい。
どかーん!どかーん!
そのタブンネ達も大爆発。隣のタブンネが爆発したことに気付いたタブンネ達は逃げようとするがもう遅い。そんなタブンネも大爆発してしまった。
「どかーん!
どかーん!どかーん!
以上!タブンネの集落の現状報告です!!」
「ごめん全く理解できない」
409
:
タブンネカレー
:2016/07/29(金) 02:13:44 ID:1yjAMR7s0
タブンネにカレーをご馳走してやる事にした。感謝しろクソブタ。ぐらしであ。
クソブタはブヒブヒ…言ってないが甘〜いカレーを一瞬で一皿平らげる。
その後、おかわりは当たり前だろ?とでも言うかのように何も載っていない皿を俺に向かって突き出す。
ブチギレて首と体をサヨナラ…!させた後にウチのクソブタ惨殺死体標本とトモダチにする事も考えたが、それじゃあ今回やる事の意味がない。
突き出された皿を力ずくで奪うようにし、クソブタの態勢を崩させながら、飯をよそい、ルーをかける。クソブタは俺を睨みながらも、カレーのおかわりが来ると知って今の態度を不問にしたらしい。殺すぞ。
俺はそんなカレーに粉末唐辛子を見えないように少しだけかける。
かけた俺にも見えない。だが、あまりやりすぎると血の海のようになってしまう。それだけは避けなくてはならない。
それをそのままクソブタに出す。クソブタは何事もなかったかのように平らげ、またも俺に皿を突き出した。
眉間にシワが寄る。こめかみに血管が浮き出ていてもおかしくはないだろう。
クソブタはそんな俺を見てニヤニヤしている。殺す。
俺は皿を奪い、計画を早めるため、ブートジョロキアのペーストとハバネロの粉末を混ぜ、ラー油に3日間漬け込んだ真っ黒な唐辛子をゴリゴリ削りながら前述の粉末と混ぜる。
削るだけでも涙が出そうだ。恐ろしい破壊力。
そして出来上がるヤバすぎる色のペースト。これは少しあとで使う。
飯を少しだけよそい、そこにペーストを載せ、おにぎりの要領で見えなくしてしまう。
カレーにはブートジョロキアのペーストのみを混ぜ込む。そしてそのルーを飯が隠れるほど皿にドバドバかけていく。木を隠すなら森の中。ブートジョロキアでコーティングされた殺人唐辛子にクソブタは気付くだろうか。
クソブタにカレーを見せると、山盛りのカレーに色めき立っていた。俺が至近距離で香辛料を扱っていたせいで涙目なのには全く気付かないらしい。流石食欲しかないゴミだな。生まれてきた事に他者以上に感謝しろ。グラシデア。
クソブタはバカなのか、皿に顔を突っ込んだ。比喩表現などではない。マジに顔を突っ込んだ。こいつは頭がちょっとイカれてやがる。
5秒経ってもクソブタは動かない。死んだか?
そう思った次の瞬間、クソブタは咀嚼し始めた。それも物凄くゆっくり。辛さに耐えているのか?
顔を上げたクソブタの表情を見て笑ってしまった。何処の世界に大泣きしながら山盛りのカレーを食べる者が居る?遭難した人が餓死寸前のところで山盛りの美味しいカレーを出されれば泣くかもしれないか?というかそれは俺でも泣く。
だがしかしクソブタの涙は感動ではなく痛みだろう。ブートジョロキアの破壊力は凄まじい。というかハバネロを超えるとかなんとか聞いた。ヤバすぎる。一世を風靡した最強の唐辛子をも超えるのだ。神か何か?
そんなものを顔面に直接食らってみろ。火傷では済まないだろう。
全ては食欲が生み出した結果。ざまあないぜ。
クソブタは無駄に変な知恵はあるようで、燃え上がるような辛さに包まれた舌をどうにかしたいのか、飯を口の中にかきこんだ。
咀嚼する。だが、三度目の咀嚼で白目を剥き、大量の汗を流しながらフリーズ。ガクンッ、と首が動いたかと思うと、そのまま泡を吹いてしまった。
逝ったか?そんなことを考えつつ脈を測る。
なんとまあ香辛料だけで死んでしまった。しかも食べてたせいで悲鳴も断末魔も遺言も残せない始末。
なんて面白い殺害方法なんだろう。人に転用する事はほぼ不可能だしこれはいいかもしれない。
そんなことを思いつつ、苦しんで死んだであろうこいつの血抜きに取り掛かる。
苦しめば苦しむ程上質になるらしいクソブタの肉。
今頃クソブタは肉は俺が食べる!とでも思っているのかな。違うんだよなあ。
お前が肉になるんだよ。
美味しいカレーにな〜れ☆と思ったけど元がクソブタじゃたかが知れてるか。はぁ。
410
:
名無しさん
:2016/11/07(月) 07:48:20 ID:yRXvyCP.0
牢獄のベビンネちゃん達がじわじわと追い詰められ数を減らして行くのがたまんないですね
続きお待ちしていますね
411
:
名無しさん
:2016/11/19(土) 22:27:51 ID:iepHFTjg0
>>410
いろいろありまして、気がついたら5か月も経過していました。すみません。
一応完結までは頑張りますので、よろしければお付き合いください。
412
:
牢獄のベビンネ(その24)
:2016/11/19(土) 22:29:11 ID:iepHFTjg0
翌朝。今日もまた早く目が覚めてしまった。さて、どんな状況になっているものか。
ガレージ後方のドアをそっと開け、足音を忍ばせてケージに近づいた俺は、ニヤリと笑った。
ゲージの一角にベビンネ達が身を寄せ合って眠っているのは昨日と同じだったが、
反対側のコーナーには、散乱したガムテープと、まだ体の随所にガムテープがくっついたままの2号が横たわっていた。
起きているのか寝ているのかはわからないが、「チィ…チィィ…」とすすり泣きのような声が聞こえる。
ベビンネ達は匙を投げたのだ。いくら剥がしても剥がしきれず、自分達にもくっついてしまうガムテープに手を焼き、
諦めてしまったのだろう。もしかすると、剥がしている最中に「痛いからやめて」と2号が訴えるものだから、
「せっかく助けようとしているのに」と怒って、救出を放棄したのかもしれない。
これは勿体ないことをした。ビデオカメラでも仕掛けておけば、さぞかし面白い顛末が見られただろうに。
いずれにせよ、2号は見捨てられたのだ。兄弟に見捨てられたとあっては、もう生きていても仕方ないな。
そっとケージの中に手を伸ばし、ガムテープごと2号を掴み出す。
「チィ…!」と声を上げかける口を塞ぐと、2号は恐怖で目を見開き、イヤイヤするように首を振っている。
他のベビンネ達は起きる様子はない。おそらくガムテープとの格闘で疲労困憊なのだろう。
そのまま2号を抱きかかえて、再び静かにガレージのドアを閉めると、俺は勝手口から母屋に戻った。
台所のミキサーの中では、ボトルの壁にもたれかかるような格好で8号が眠っていた。
脱出は当然のごとく叶わず、力尽きて眠り込んだのだろう。
「起きろ、朝だぞ」
ボトルの蓋をばちんと手で叩く。ビクッと体を震わせて、8号は目を覚ました。
そしてボトル越しに、まだガムテープまみれの2号を突き付ける。
「よう、お前も大変だったろうが、こいつも大変だったんだぞ。
こんなグルグル巻きにされてな、兄弟達に見捨てられちまったんだ」
「チィ…」「チィィ……」
2号と8号はそれぞれ泣き声を上げる。それぞれ弱々しい泣き声を。
死んだと思っていた8号との感動の再会を喜んで、という感じではなさそうだ。
お互いの悲惨な姿を憐れんでか、それともお前と喧嘩したせいでこんな目に遭ったのだという恨みつらみか。
どっちにしろ元凶は俺なのだが、さすがに俺に逆らう気力も体力も、今のこいつらには無い。
413
:
牢獄のベビンネ(その25)
:2016/11/19(土) 22:30:00 ID:iepHFTjg0
「さて、まずは2号よ。諦めた兄弟どもに代わって、俺が剥がしてやるからな」
そう言って俺は、全く遠慮会釈なく2号のガムテープの1枚を、力任せに引き剥がした。
「ヂィィィー!!」
泣き叫ぶ2号の声を聞いて、8号は思わず耳を塞いだ。
非力なベビンネ達とは違って、人間の力ならこの程度のガムテープは簡単に剥がせる。
ただし、それと比例して、2号の毛皮がガムテープに大量に持っていかれて、皮膚が赤剥けるという訳だ。
「そーれ、そーれ」「ヂィッ!!ヂヒィィー!!」
ガムテープは順調に除去されてゆくが、2号のピンクの毛皮はどんどん失われ、
随所に血が滲む焼け野原になってゆく。
8号はもはや耳を塞いで目も逸らし、ボトルの中でプルプル震えるばかりだ。
ようやく全部のガムテープを取り終え、2号をテーブルの上に転がした。
「チィ、チヒック、チィィ…」
何をやっても全身が痛むだけの2号は、体を丸めて啜り泣く事しかできなかった。
そこで俺は、購入しておいたキズぐすりを取り出して2号に噴霧する。
「チィ…チィ…?」
噴霧された箇所の痛みがすっと引いて行ったのだろう。怪訝そうな声を2号は上げた。
続けて2、3か所に噴霧してやると、「チィチィ♪」と嬉しそうな声になる。
そうか、よかったな。だが勿論、俺がただで怪我を治すわけがないのだ。
俺は噴霧する手を止める。「チィ?」と2号は首を傾げる。
「どうしたの、やめないでもっとやってよ」と言いたげな顔だ。図々しい奴め。
「続きがしてほしいのか?」「チィ♪」
「じゃあやってやろう。その代わり、このボタンを押せ」
俺はそう言うと、8号が入っているミキサーのスイッチを指差した。
2号も、8号もギクリとした表情になる。
414
:
牢獄のベビンネ(その26)
:2016/11/19(土) 22:31:26 ID:iepHFTjg0
それを押せば8号に何かしら良からぬ事が起きるのを察した2号と、
自分に災難が降りかかってくる予感を感じ取った8号は、それぞれ涙目になってイヤイヤをしている。
「いやなのか、それじゃ当分この怪我は治らないぞ」
先程キズぐすりが行き渡らなかった箇所を狙い、俺は2号を突っついた。
「ヂィーッ!」
「ほれほれ、早く押した方がいいんじゃないか」
激痛にのたうち回る2号を突っつきながら、俺は巧みにミキサーの方に追いやってゆく。
「チィ!チィ!」
「わかったからもうやめて」とばかりに、2号は命からがらミキサーのスイッチに手を伸ばす。
「チィーー!!チィィーーー!!」
8号は8号で恐怖に引きつった顔になりながら、ボトルの壁をぺしぺし叩くが、
2号は意を決したかのように、目をつむってスイッチを押した。
ギュイーン!!「ヂィーーーーー!!」
ミキサーがけたたましい音を立てて回転し、中の8号も悲鳴と共に大回転した。
だが俺は2秒ほどでスイッチをオフにした。回転がスローになり、ミキサーは停止する。
「チ、チィィ……」
8号は顔面蒼白で涙を流しながら、ガクガクと震えている。失禁したらしく足元には黄色い水が溜まっていた。
それを見つめる2号も腰が抜けたようになっていたが、俺はキズぐすりを噴霧してやる。
痛みが薄らいだ2号だったが、8号を酷い目に遭わせたという罪悪感のせいか、複雑な表情だ。
そこでまた俺は噴霧する手を止める。
「さあ、もう1回押すんだ。簡単な事だろう?」
415
:
牢獄のベビンネ(その27)
:2016/11/19(土) 22:32:31 ID:iepHFTjg0
「チィ……」その声を聞いた2号は、後ろめたさを含んだ媚びるような目で8号に視線をやった。
「チィィィィ!」8号は泣きながら、冗談じゃないとばかりに必死でボトルの壁を叩く。
「ごめんね、でもぼくもいたいから…ちょっとだけがまんしてね?」
「いやだよ!すごくこわいんだよ!たすけて!おねがい、たすけて!」
きっとこんな感じの会話が2匹の間で交わされているのだろうと想像し、俺はニヤニヤした。
「ほら、早く押せよ。痛いままでいいのか?」
俺の悪魔の囁きに2号は抗しきれなかった。さっきよりはためらいのない手つきでスイッチを押す。
「ヂギャアアアーーーー!!」
もちろん、さっきと違って俺はすぐにスイッチを切らない。
5秒、10秒、高速回転するミキサーの中が赤く染まり、8号のシルエットの背丈がみるみる低くなってゆく。
「チ、チッ……」
この期に及んで2号もようやく気付いたらしい。
8号が閉じ込められていたこの機械はただの牢屋ではなく、処刑装置だったのだと。
そしてそのスイッチを自分が押してしまったのだと。
2号は全身をガクガク震わせながら、ミキサーから後ずさりする。
20秒でスイッチを切る。ボトルの中はピンクと赤の混じった液体でほとんど満たされている。
その液体の上方には、ゆっくり回転する物体が浮いていた。
ゆっくりと回り続けていたその物体はようやく止まった。言うまでもなく8号の首である。
「…………」
驚くべきことにまだ生きているらしい。タブンネの生命力は聞きしに勝るもののようだ。
しかしさすがにもう声すら出せず、虚ろな目と半開きの口がわずかにヒクヒク痙攣するだけである。
「チィィーー!!」
2号は頭を抱えて這いつくばり、号泣した。だが俺は容赦しない。
「死にきれなくて気の毒だろう?お前の手でとどめを刺してやるんだな」
「チッ!?」
そして有無を言わさず2号の手を掴み、その手でミキサーのスイッチを押させた。
ギュイーン!
首だけとなった8号は無言のまま、赤い液体の渦に呑み込まれていった。
416
:
牢獄のベビンネ(その28)
:2016/11/19(土) 22:33:47 ID:iepHFTjg0
「チィィィ!!」
その光景を正視できるはずもなく、2号は再び這いつくばって泣き崩れた。
下腹部のあたりからチョロチョロと水たまりができてゆく。こいつも失禁したらしい。
そんな2号を尻目に、ミキサーの回転音はだんだんと滑らかになってゆく。
中の「固形物」を液体に変え終わったというわけである。俺はスイッチを切った。
2号の泣き声が止まった。ゆっくりと顔を上げ、ぎくしゃくした動きで俺の方を振り向いた。
「チ……チヒヒ……」
泣き濡れた顔に不自然な笑みを浮かべ、愛想を振りまくように尻尾が二度三度と揺れた。
言いたい事は何となくわかる。
「ここまでやったんだから、いたいのなおしてくれるよね?」とでも言いたいのだろう。
涙を流しながらも、無理矢理引きつった笑顔を浮かべ、媚びるような目で2号は訴えかけてくる。
俺はそんな2号に笑みを返しつつ、昨日購入したもう1台のミキサーを箱から取り出した。
「あいにくだったな。スイッチを押したら薬をやるとは確かに約束したが、
その後でお前を生かしておくと言った覚えはないぞ」
「チィーッ!?」
真っ青になった2号はよちよちと逃げ出そうとする。だが狭いテーブルの上、逃げ場など無いも同然だ。
テーブルの淵まで走ってきて立ち止まった2号は、おっかなびっくりと床の方をのぞき込む。
ベビンネの身長とテーブルの高さを人間で換算すれば、ビルの3〜4階あたりから飛び降りるようなもの。
そう簡単にダイブする度胸など、こいつにある訳がない。
もっと安全な逃げ道はないかと右往左往する2号をニヤニヤ眺めながら、俺はミキサーをセットし終えた。
417
:
牢獄のベビンネ(その29)
:2016/11/19(土) 22:35:50 ID:iepHFTjg0
「さて、そろそろ行こうか。8号が早く来いって言ってるぞ」
「チィィィーッ!!チィィィィィィ!!」
狂ったように泣き叫び、暴れる2号を取り押さえ、新しいミキサーのボトルの中にぶち込んだ。
滝のように涙を流し、ぺしぺしとボトルの壁を叩く2号に俺は言う。
「安心しろ、一思いにはやらないから。まずは10秒だな」
「チィィ!……チギャアーーッ!!」
スイッチを入れると同時に、2号の悲鳴はミキサーの回転にかき消された。
高速回転する2号の足元から血しぶきが飛び散り、先程の8号同様に2号の背丈がみるみる低くなってゆく。
10秒数えてスイッチを切った。回転が遅くなり停止すると、飛び散った血で全身が赤く染まった2号が姿を現わした。
ボトルの4分の1くらいが液体で占められ、腰辺りまでが消失している。
「チィ……」
呆然自失の体でボトルの壁にもたれかかっている2号はかすれた声で鳴いた。まだ声が出せるだけ大したものだ。
ボトルの蓋を開けると、覗きこむ俺の顔を見上げて、2号は弱々しく手を伸ばす。
おめでたい奴だ。ここまでした俺が、今更助けるとでも思うのか。
そんな2号の顔面めがけ、俺は8号のミキサーから、元8号だった液体を浴びせた。
「ヂァァァァ!!」
か細い悲鳴を上げて、2号はその液体を撥ね除けようとするが、さすがにもう手を動かすのも精一杯の様子だった。
「さて、いつまでも遊んでいられんからな。あの世では8号と仲良くしろよ」
実際のところ、そろそろ会社に行く準備をしなくてはいけない。俺はとどめを刺すスイッチを入れた。
「チィーーー………」
2号の声はすぐに途絶え、物言わぬ液体へと姿を変えていった。
418
:
牢獄のベビンネ(その30)
:2016/11/19(土) 22:37:56 ID:iepHFTjg0
30分後、パンをかじって簡単に朝食を済まし、身支度を整えた俺は、2つの皿を持ってガレージに入った。
ベビンネ達はまだ眠りこけている。俺はケージの中に両方の皿を置くと、ぱんぱんと手を叩いた。
「おら、起きろ起きろ。飯だぞ」
ビクリとする者、寝ぼけ眼をこする者、ベビンネ達はめいめい目を覚ました。
その内の1匹が、俺の姿よりも先に皿に気づいて、「チィー♪」とうれしそうな声を上げる。
それを合図にしたかのように、全員が片方の皿に群がった。昨日与えたオボンの皿の方だ。
ミルクの方には1匹も行かず、皆オボンのすりおろしに夢中になっている。すっかり味を占めたらしい。
「チィ♪」「チィチィ♪」
反応を見るに、昨日以上に美味しく感じられるようで、ベビンネ達は皆大喜びだ。
それはそうだろう。今日はただのオボンのすりおろしではない。
2号と8号の液体を半分ほどブレンドした特別製なのだから。
極限の恐怖と絶望の中で死んだ2号と8号からは、たっぷりとミィアドレナリンが抽出されている。
それをオボンに混ぜてやったわけだから、さぞかし美味な事であるに違いない。
そんな事は露も知らず、ベビンネ達は兄弟の死体のミックスされた特製オボンを貪っている。
2号の姿や、ガムテープの山が消えている事には、誰も気づいていないようだ。
「じゃあ行ってくるからな、残さず食うんだぞ」
俺はその姿を嘲笑しつつ、ガレージに鍵をかけ、会社に向かうのだった。
(つづく)
419
:
名無しさん
:2016/11/20(日) 05:49:04 ID:L0x.8ykg0
>>411
お待ちしておりました!
残り7匹になりましたね
反抗的で自我の強い子から始末したとなるとあとは無邪気で素直な子ばかり…
これからのさぞ可愛らしいであろう反応に期待が膨らみます。
420
:
名無しさん
:2016/11/20(日) 21:49:40 ID:9Tt/XgM.0
続き待っていました!
相変わらず虐待描写が素晴らしいですね!
421
:
名無しさん
:2017/01/07(土) 03:14:10 ID:/UJwvsAE0
残りは無邪気で素直な子が多いのか・・・
持ち上げて落とす方法が良いかもしれませんね。
422
:
名無しさん
:2017/02/21(火) 22:22:22 ID:CUz1qNa.0
性格のいい子ほど映えるから残りの子に期待ですね
続き楽しみに待ってます
423
:
名無しさん
:2017/06/03(土) 20:52:06 ID:6cDmEWcM0
過疎ってるな…
424
:
アローラは物足りない
:2017/06/04(日) 07:55:37 ID:6cDmEWcM0
「うむむ…」
俺は今悩んでいた。 アローラには何かが足りない。
足りないのは想像力? いや違う、誰かと戦うとかは苦手な俺はパーティーの編成とかはそもそも考えられない。
じゃあ何が足りないのか? 俺は何かを忘れている気がした…
「そんな顔してたらマヒナペよ? マスター? 一体どうしたのよ?」
「あぁ、グランゼーラか…なんかアローラには何かが足りない気がしてな…」
「物足りない? 食べ物かしら?」
「いや違う、どう考えても違うんだ…う〜ん…」
グランゼーラ(ルナアーラ)を尻目にまたしても俺は考え込む… しかし答えが出てくる事は無かった。
「考えすぎはマヒナペよ? 気分転換にテレビでも見たら?」
「そうする…」
グランゼーラに言われた通り、テレビの電源を入れてみた。 すると…
「TBN48、アローラでコンサートをしています! 可愛いですねぇ〜」
そこに映されたのは、48匹のアイドルタブンネが音楽に合わせて歌って踊っている姿であった。
どうやら海外コンサートの真っ最中の様だ…
「なんだこの下品な歌声は、マスターはこんな物が趣味なのか?」
「ダルヴァか、ただテレビを付けたらこんなのがやってただけだ。」
這いずりながらやって来たのはアシレーヌのダルヴァ、美しい見た目とは裏腹にかなり黒い性格をしている。
「こんな物を聞かされては耳が腐る…コイツらは脳みそまで肉なのか?」
相変わらずの毒舌っぷりである。 しかし、このダルヴァの毒舌で俺は何かを思い出したのだ。
(そうだ、アローラにはタブンネが居ない!)
425
:
シンオウ昔話
:2017/07/06(木) 12:18:47 ID:FAVKGQ2s0
ある年 寒さによって農作物がなくなり
ポケモンも人間も困り果ててしまった
そこである若者と何匹かのポケモンでテンガン山に登った
頂上に着くと 全てを創りし者が鎮座していた
若者とポケモンは頼んだ
「どうか食べ物を下さい」と
そこで創造主は目立つピンク色と肉球で居場所をわかりやすくし
木の根でも食べれる消化力と生命力を持った
ポケモンを生み出した
426
:
シンオウ昔話
:2017/07/06(木) 12:25:09 ID:FAVKGQ2s0
それからしばらくするとシンオウには再びみどりが戻り
そのポケモンは食べられつつもより増えた
ある年村の若者は遠く海を越えて新天地を求めた
一方シンオウでは竜が食べ物が増えたことで一気に増え
ピンク色のポケモンはあちこちで襲われた
地中に穴を掘って隠れても意味はなく
水中地中空中あらゆるところから竜は襲いかかり
ついにピンク色のポケモンは姿を消した
427
:
名無しさん
:2017/07/06(木) 13:39:26 ID:pUK3te1Q0
新作乙ですー
牢獄のベビ達も動き無くなっちゃったし
このスレ久々に稼動してるのを見たわ
428
:
アローラは物足りない
:2017/07/06(木) 19:54:20 ID:EXgKXdWk0
「そういえばアローラには居ないマヒナペよねぇ? そんな子達が来るなんて、珍しい事じゃない?」
「あんなふざけた歌にもなってない歌を聞かされるのは、俺としては迷惑極まりない。 さっさとチャンネルを変えるかテレビを切ってくれ。」
ダルヴァはタブンネ達がとことん気に食わない様だ。
しかし、俺の頭の中ではある事がフラッシュバックしていた。
かつてイッシュの地を旅していた頃、散々タブンネを痛め付けていた。
それにより家族は力を強めていたが… アローラはタブンネがおらず、トレーナーも少ない為、訓練には不向きで物足りなさを感じていたのだった…
「グランゼーラ! イッシュだ! イッシュに行こう! あそこなら訓練にもうってつけだ!」
「あら? いきなりじゃない? だけどどうやってイッシュに行くつもりなの? 飛行機に乗るにしても私達アローラのポケモンは入国禁止のはずじゃない。」
「ウルトラホールだ! パラレルのイッシュなら行けるだろ?!」
「マヒナペ! 考えたわねぇ… 確かにパラレルのイッシュなら私達が行けるわ。」
「いきなりだなマスター、何か考えでもあるのか? グランゼーラを使う程なら下らん計画では無いんだろう?」
「あぁ、お前達のストレス発散にも丁度いいかと思ってな… 時には過激なのも欲しいのさ。」
グランゼーラ以外の家族全員をボールにしまい、グランゼーラの背中に乗る。
「準備はマヒナペね? それじゃ行くわよ〜!」
家の中にウルトラホールが開き、不思議な時空の穴目掛けて、飛び出した!
(目指すは懐かしきイッシュの地だ!)
429
:
シンオウ昔話
:2017/07/07(金) 13:34:45 ID:FAVKGQ2s0
サンヨウシティー近辺の夢の跡地から発掘された古い石碑には
古代シンオウ語で新しい土地へ来れたことへの感謝と
食料となったピンク色のポケモンへの感謝
現地の人達との交流とピンク色のポケモンをタブンネと呼び
木の実の少ないこの土地で食料にすることなどが刻まれていた
430
:
シンオウ昔話
:2017/07/07(金) 13:42:47 ID:FAVKGQ2s0
シッポウシティージムリーダーのアロ工と
シンオウチャンピオンのシロナの連名でなされた今回の発表は
イッシュ中を揺るがした
タブンネは食料だという認識が広まった
431
:
シンオウ昔話
:2017/07/07(金) 13:48:46 ID:FAVKGQ2s0
それから約10年未だにタブンネはペットとして人気だ
旅に出る一年前からベビンネ飼うと一年でちょうど食べごろになる
この一年でポケモンの世話の仕方を学ぶのだ
万が一失敗してもタブンネは死ににくいので安心だ
一年飼って食べごろになると
自分でタブンネを殺して食べる
食べ物への感謝をするとともに
旅で食べ物に困った時にタブンネが捌けるようにするためだ
こうして今日もタブンネは食べられていく
それが彼らの定めなのだから
終わり
432
:
名無しさん
:2017/07/11(火) 02:11:11 ID:NWjpPiAU0
おつです
いっしょに旅をしたタブンネを自分の手で捌いて食べる
トレーナーとタブンネそれぞれの気持ちをかんがえるとなんか切なくなりますね
433
:
街のタブンネ
:2017/07/28(金) 12:46:59 ID:FAVKGQ2s0
俺の名はヒロヤ 都市ポケモン対策班の一員だ
都市ポケモン対策班っていうのは
本来都市に生息していないポケモンをもとの生息域に戻すことが任務だ
そして何らかの原因で戻せない時はしかるべき施設に預ける
つまりヤミカラスなんかは対象外で
主な任務は迷い込んできたワルビルをリゾートデザートに戻したり
街に住み着いたヨーテリーの引き取り手を探すことだ
俺の手持ちのブースターは昔ヒウンシティーで拾ったイーブイだ
434
:
街のタブンネ
:2017/07/28(金) 13:02:43 ID:FAVKGQ2s0
俺の名はヒロヤ 都市ポケモン対策班の一員だ
都市ポケモン対策班っていうのは
本来都市に生息していないポケモンをもとの生息域に戻すことが任務だ
そして何らかの原因で戻せない時はしかるべき施設に預ける
つまりヤミカラスなんかは対象外で
主な任務は迷い込んできたワルビルをリゾートデザートに戻したり
街に住み着いたヨーテリーの引き取り手を探すことだ
俺の手持ちのブースターは昔ヒウンシティーで拾ったイーブイだ
435
:
街のタブンネ
:2017/07/28(金) 13:12:58 ID:FAVKGQ2s0
ところが最近困ったことがある
436
:
街のタブンネ
:2017/07/28(金) 13:16:17 ID:FAVKGQ2s0
これまでとある圧力団体のせいで
都市がタブンネの生息地だとされてきたが
最近の見直しで都市はタブンネの生息地でから外れた
437
:
街のタブンネ
:2017/07/28(金) 13:17:37 ID:FAVKGQ2s0
繁殖と捨てであまりにも増えたのでさすがにイッシュ政府も
見過ごせ無くなり街を生息地からはずしたのだ
もっとはやく いや初めから 生息地でなければこんなには増えなかっただろうに
それはともかくイッシュ中のタブンネが俺の仕事になった
438
:
街のタブンネ
:2017/07/28(金) 13:28:20 ID:FAVKGQ2s0
〜サンヨウシティ〜
「地図によればこの辺りだ」
「この裏あたりにいそうだな よし トモキ(同僚の名前)お前は右だ
俺は左から挟み撃ちだ」
「出てこいガブリアス 『ポン 』トモキお前もポケモン出しとけ」
「了解 行くぞキリキザン 『ポン』」
439
:
街のタブンネ
:2017/07/28(金) 13:35:01 ID:FAVKGQ2s0
ミイィィー
「やはりいたか 」
見た所パパンネが四匹ママンネが5匹 子タブンネが十五匹と言ったところか
タブンネだから施設行きなのは確定として
親は消耗雑用タブで子供は生き餌かな
ベビンネがいるかはわからんがフーズにするか
440
:
街のタブンネ
:2017/07/28(金) 13:41:39 ID:FAVKGQ2s0
「ガブリアス見せしめだ右端の一体にドラゴンクロー
手足もぎ取れ それから出てこいサーナイト『ポン』」
ドカッ 状況を理解できずぽかーんとしている
タブンネの一匹の肩にドラゴンクローがヒットし
腕がもげた
ミイイイィィィーー
441
:
街のタブンネ
:2017/07/28(金) 13:50:47 ID:FAVKGQ2s0
その鳴き声を聞くとかけっこのようにいっせいにタブンネが駆け出す
「サーナイト サイコキネシスで子タブンネを持ってきた檻に」
ミィー 出だしの遅い子タブンネが次々と檻にぶち込まれる
ママンネは後ろを向きつつも残った子タブンネの腕を引いて走る
442
:
街のタブンネ
:2017/07/28(金) 13:58:24 ID:FAVKGQ2s0
その時 「キリキザン みねうち」
角から出てきたキリキザンが先頭にいたママンネを吹っ飛ばした
引くも進むもならなくなりタブンネたちの足が止まる
よし今だ
「出てこいジバコイル『ポン』
タブンネどもに電磁波
サーナイトは残った子タブンネをもう1つの檻に
ガブリアスは腕なしを押さえとけ 火炎放射で止血して 死なせんなよ」
443
:
街のタブンネ
:2017/07/28(金) 14:08:07 ID:FAVKGQ2s0
ミイー パパンネ ママンネたちは子タブンネを取られて突進した
が痺れている上に足が短く途中で転んだ
「トモキ頼んだ」
「了解 キリキザン みねうち連打」
ミギャッ ミギェ ミィー
オヤンネと子タブンネのをbgmに
俺とトモキでモンスターボールを投げ
『シュポン』
オヤンネは腕なし以外、捕獲完了
444
:
アローラは物足りない
:2017/07/29(土) 20:15:21 ID:YKArKYyc0
グランゼーラの背中に乗って、次元の穴を通り過ぎると、懐かしきイッシュの地へとやって来た。
「懐かしいなぁ、ここはライモンか。」
「あらぁ、遊園地じゃないの。 こういう所でマヒナペしたいわねぇ…」
しかし、懐かしきライモンは強烈な違和感を感じさせていた。
(遊園地が…動いていない…?)
「グランゼーラ、何かがおかしい。 ここはパラレルの世界なのか?」
「マヒナペ! そんな事はないはずよ?」
グランゼーラの口からでた言葉は、パラレル説を否定した。
どうやら降りてみないとわからなさそうだ。
グランゼーラに命令し、ライモンに着陸する事にしたのだった。
「遊園地が動いていないなんて、何が起こっているんだ?」
「遊園地はしばらく前に厳戒体制になってから、止まっちまってるんだ。 あんたよその国のトレーナーだろ? だったら俺達を助けてくれ!」
街の男に声を掛けられるが、助けてくれと言われて困惑してしまう。
今、イッシュに何が起こっているのか…?
「確かにトレーナーですけど…一体イッシュに何が起こっているんですか?」
「話せば長くなるが…」
445
:
名無しさん
:2018/02/26(月) 08:03:32 ID:RZHPXkC.0
久しぶりのぞいてみたが、もう半年以上なんの書き込みもないのか
タブ虐もすっかり廃れてしまったな
446
:
名無しさん
:2018/11/01(木) 17:30:07 ID:Y1ySWsOA0
ようやくこんなくだらないものが終わったか
447
:
名無しさん
:2020/01/19(日) 05:51:42 ID:sCpqEBYY0
>>446
おまえのKsみたいな人生よりくだらないものはない
448
:
名無しさん
:2020/04/18(土) 01:37:30 ID:4I5EdQ8E0
牢獄のベビンネ達もずっとこのままなら
残りは素直でおとなしめの子ばっかりだし
帰ってこない兄弟がちょっと気にはなるけど
平和にスヤスヤと眠ったままでいられるのにね
449
:
名無しさん
:2020/12/01(火) 06:12:34 ID:AgD31LGQ0
かきこめるかな?
450
:
名無しさん
:2020/12/01(火) 06:14:07 ID:AgD31LGQ0
かきこめた
避難所の方に書き込めないのでこっちに
みぃみぃロダは
虐待アイドル
をコピペしてパスワードのところに貼り付けたら見れるはず
451
:
名無しさん
:2021/10/22(金) 21:39:11 ID:cFkf3XKc0
>>450
遅くなっちゃったけど見れた!ありがとうね
452
:
名無しさん
:2023/12/13(水) 00:10:47 ID:FnrnYPeo0
避難所に書き込もうとしてもずっとホスト規制になってて書き込めんな……
何年ホスト規制するんや……
453
:
名無しさん
:2024/04/01(月) 02:18:52 ID:vQiEB.6Q0
懐かしいなあ
454
:
名無しさん
:2024/05/21(火) 09:36:07 ID:WgxwQCPE0
避難所の方めっちゃ書き込み増えてるやんって思ったらなんだあの流れ
455
:
名無しさん
:2024/05/22(水) 02:09:23 ID:hnZT67hc0
連絡入れてもだめっぽいよ また潰れるのか
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板