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新年も爆発するカフェと魔法検定試験

591小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2017/09/24(日) 00:58:59 ID:T0YCDSjI0
>>590
「食用じゃない実だってそこそこあるさ。果物じゃないがヒョウタンとかの一部な。
本当はきのこが一番かもなぁ、食菌でも生は基本毒だし。能力の管轄外だけど」

どんな罪なのか、知らない。勝手な同情なのだろう。
でもその同情ができる限り、そんな道には堕ちないというのなら、いいのかもしれない。

「俺は、まあ、小松菜って名乗ってる。こっちじゃ本名知ってる奴ほぼゼロだしそれでいい」

思い返すのは、精霊となり行方不明となっている、妹。
妹を止めるために力を得たのに、火の精霊と化した妹に対しより火に弱くなった自分。
妹は、呪われた運命のようにその身を火と化した時、何を考えていたのだろう。

「きっと、満たされたっていいさ。お前がそれを探しちゃいけないなら俺が探してやるよ。片手間でいいならな。
余計なお節介かもしれないけどな」

罪には罰が必要だ。しかもどんな罪なのかも知らない。本来その罰に手を出すべきではないのだろう。
だが罰を受け続ける者の、呪いと化した罰に、同情をしてもいけないのだろうか。ただの一人でさえも。
答えはわからないが、なんとなく償い方も罰もひとつに限らなくていいと思ったのだ。

「なぁ、その名前、気に入ってるか? もしも、その当分って奴が過ぎたら、どんな名前を名乗るんだ?」

自分もまた、本当の名を名乗らなかったというのに。名乗る名があるのに、名乗らなかったというのに。

「、いや、忘れてくれ。まあどうせカフェの住人だろ? 検定でもあれば一緒になることもあるだろうさ。その時はよろしく」




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