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新年も爆発するカフェと魔法検定試験
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>>215>>218
【闘技場】
機を見計らうかのようにベルンの周囲の空間が歪む。
その歪みから、腕が、足が、胸が、顔が、そうしてヒトのカタチが――ゆっくりと姿を現す。
それは少女の姿をしていた。僧衣を纏った褐色の少女。
王の針子、王に傅(かしず)く者。
「我が王、なんてお姿でしょう」
ソレは表情を変えずに鈴のような声で鳴いた。
膝を付き頭を垂れ、その名の通りベルンの側に傅く。
「お戻りが遅いと思い来てみれば――我が王、なんてお姿でしょう」
そのまま口を閉ざすと立ち上がり、今度はトームに向かって一礼する。
「無粋なれどお許しを、私は居ないものとお考え下さい」
少女は両の手を腹のあたりで重ね姿勢を正すと、ベルンの後ろにちょこんと立った。
どうやら話が終われば、ベルンを引きずって連れて帰るらしい。
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