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【カフェは】まほけん本スレ【核の炎に包まれた】
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・荒らしはスルー
・他キャラの向こう側には自キャラと同じようにプレイヤーが居ます、思いやりの心を忘れずに
・自分の不快感は分身である自キャラの不快感、嫌だと思ったらキャラクターの行動として出してみよう
・一人じゃ出来ないと思ったら他のプレイヤーに助力を求めてみよう
・長いイベント、遅いレスは他PCを長期間拘束している事を知っておきましょう、イベントを幾つかに区切るのがお勧めです
・上記のイベント、レスは長期化すればするほどグダグダになりやすいので覚えておきましょう
・カップル成立等キャラ同士の恋愛は禁止していませんが、利用規約の範囲内で、節度を持って行動しましょう
・キャラ、組織は成長します。発生しないことが一番ですが、もし矛盾が生じた場合、後付けの設定を優先します
・疑問に思ったらその時に空気を気にせず聞きましょう。聞かずに禍根を残したり他スレへ行って争う方が空気を悪くしています
まとめwiki:ttp://www40.atwiki.jp/mahoken/
うpろだ:ttp://www6.uploader.jp/home/mahoken/
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/15943/1440852946/
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【崩壊したカフェの瓦礫の中でも意外と無事に残っていたスクリーン】
本日の検定内容_
‘流鏑馬ストラックアウト’
〔ジャンル〕
スポーツ
〔推薦適性値〕
騎乗C
精密射撃A-
〔開催地〕
第二幻獣騎乗用グラウンド
〔概要〕
魔法を使う上で重要な事はもちろん知識ですが、運用もまた大事です。
特に後衛の魔法使いには味方の前衛を避けて敵を攻撃する技術が求められます。
ですが空間指定タイプや対象指定タイプの魔法ばかり使っていられるとは限りません。
今回、その能力を測るため射撃により多くの的を射抜いてもらいます。
ただし、的は動いたり回転したり定期的に遮蔽物に隠れたりと様々な動きを見せます。
そして参加者の皆さんも好きな動物に乗り走りながらの射撃を行っていただきます。
的には数字の書かれたパネルが貼り付けてあります。割ったパネルの数字が得点となります。
〔ヒント、その他〕
用意されている動物は馬、ダチョウ、スライムのみですが自分で乗り物を用意しても構いません。
パネルに書かれている数字は1から9までです。数字の並びはランダムです。
的にあたらない射撃をしてしまった場合は一律で5点減点されます。
450点満点中合格点は100点です。
コースは折り返しがあるので行きと帰りで点数を稼ぎましょう。
〔失格行為〕
・機械等非生物の乗り物に乗っての参加、今回は安定しない場所での射撃を求めています。
・現場を著しく破壊する行為、範囲攻撃などは認められません。
・他の参加者や現地スタッフの妨害行為、これは基本的に認められていません。
〔BOSS〕
・なし
純粋に自分の苦手な部分との戦いです。こういったことが得意な人は幸運だったと喜びましょう。
《PRESENT》
☆竜騎兵のゴーグル☆
分類:装備
科学文化圏のその昔、竜ではなく馬に乗り銃を放つ騎士を竜騎兵と呼んだ国があったそうな。
このゴーグルはその竜騎兵に肖った代物で、騎馬の扱いや射撃が少し上達するおまじないの品。
見事100点を得た参加者にもれなく与えられます。
☆おしゃべりアニマルマスク☆
分類:装備
動物の言葉がわかるようになりたい。そんな願いから生まれた魔導具です。
着用すれば動物の言葉がわかるようになりますが、代わりに着用者は喋ることができなくなります。
こちらは200点を得た参加者に送られます。
☆射撃魔法公式教導資格準一級☆
分類:資格
満点である450点を得た参加者に送られます。
協会活動圏内でなら国家資格として扱われます。素晴らしい実力を称えられるでしょう。
《検定開始時刻》
>>20:00
《終了予定時刻》
>>0:00
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>>2
「国家資格、狙うだけの価値はありますね」
いつになく真剣な眼差しの少女。カフェが完全に倒壊していることには全く動じる様子を見せない。
瓦礫を地属性魔法で退かしながら転送装置を探している。
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>>3
なんとか転送装置を瓦礫の中から引っ張り出した少女は検定に向かう。
【第二幻獣騎乗用グラウンド】
広い芝生の広がるグラウンド。試験官が馬やダチョウやスライムの面倒を見ている。
少女の魔法は地属性。誘導性よりは攻撃の重みを重視した射撃魔法が多い。
特に少女は牽制射撃はサブマシンガンで行っていたものだから余計に射撃の安定性が求められる。
どの動物に乗るべきだろうか。
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>>4
揺れが一番少ないのは、おそらく馬だろうと馬を選択。
ダチョウは二足歩行、スライムは速度を出すため跳ねる。四速歩行の馬がベターだろう。
ゴーレムがありなら蜘蛛のように八本足にして乗れば一番なのだが。
いや、そこまでするなら車輪や無限軌道タイプのゴーレムにするべきか。
「それでも体格的には馬はちょっと大きいですね〜」
用意された馬に跨り調子を確かめている。
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>>5
「的は1〜9までのパネルが計10枚ずつ。準一級資格は一度のミスも許されない……」
基本的に高い点数のパネルほど狙いづらいように設定されているのだろう。
射撃誘導は不得意ではないが、一度のミスも許されないとなると話は違う。
「……いきましょう」
不慣れながらも颯爽と走り出した。
0以外ならまず1のパネル全てを撃ち抜ける
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>>6
砂の鞭から石のダガーを射出するタイプの射撃魔法。
射撃発生地点が砂の鞭であるためにダガーに誘導性をつけなくても命中率を高く保つことができる。
儀式魔法との連動式という面倒なタイプの魔法にはこういったことができるという旨みがあるのだ。
「まずは10点」
0以外なら2のパネル全てを撃ちぬける
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>>7
「これで30点」
順調に点数を稼げている。1〜5までのパネルはそう難しいものではないようだ。
1や2は動かず、3〜5も単純な動きのみであるらしい。
順調にパネルへと石のダガーを叩き込んでいく。
0以外なら3のパネル全てを撃ちぬける。
-
【カフェ跡地】
「へええ、ココが『カフェ』かぁー!」
「……」
「……崩れてる!」
跡地で騒ぐ――オレンジ
オレンジ色のコートがまぶしい、小柄な少女。
黒に近いポニーテールと結びそこねたくせ毛がはねている。
「久しぶりだね、カフェの爆発」
スクリーンからの淡い光で輝く金髪の青年が苦笑した。
***
「えーー!?射撃!?」
「はは、見事に苦手だね」
「でも見て、これで資格取れたらボクとレクに箔がつくんじゃない?」
***
【第二幻獣騎乗用グラウンド】
「それじゃあ……」
少女は高らかに呼んだ。
偶数:「レク!」
奇数:「ダチョウ!」「えっ」
-
「えっ」
「えっ」
「リア、僕じゃないの」
「ノリで」
「ノリ」
「……いや、その、さ?たまにはレクも乗る側練習した方がいいんじゃないかなー、なんて」
「ノリ」
「――すみませんでした」
「あ、ほら見て、もう誰か走ってる。――かっこいいなー!レクも馬で」
「はいはい」
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>>8
「60点!」
まだ余裕を持ってパネルを貫いていく少女。さすがに対応力は高い。
0以外なら4のパネル全てを撃ちぬける。
>>9>>10
試験官がダチョウを一羽つれてくる。なかなか立派なダチョウだ。
馬具ならぬダチョウ具もしっかりついている。リアルチョコボと書かれているが著作権は大丈夫なのだろうか。
そして馬も連れてこられる。タテガミが風になびく黒馬だ。
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「えーっとー?」
青年が馬へと離れていき、一人になった少女。
「『クラック』!」
起動術式と共につま先で地面を蹴ると、蜘蛛の巣状にひびが走る。
「『クラック』『クラック』『クラック』、『クラック』」
こんこんこんこん
ヒビは深くなり数を増やし、――十分な数の、石弾となる。
このくらいあれば大丈夫だろう、と思えば人差し指を立ててくるくると宙をかき混ぜる仕草。
石弾が浮き上がり、少女の周りをくるくると浮遊し、従属する。
そして何とかダチョウに乗ると、その尻を叩いた。
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>>11
先行している少女は100点を無事突破したようだ。
「まだまだ!」
0以外なら5のパネル全てを撃ち抜ける。
>>12
ダチョウはまあまあの速度で走り出す。馬よりは方向転換が簡単に行えそうだ。
しかし安定度と速度ではやはり馬の方が上らしい。強いて言うなら馬よりも度胸はありそうだが。
まずは最初に1のパネルが十枚、次に2のパネルが十枚と並んでいくらしい。
1や2のパネルは動かないようだが、3〜5のパネルは単純な動きを繰り返すようだ。
-
>>11
「すっげ!ダチョウ!だちょ……チョコb……ダチョウ!」
馬でこそないが立派な騎乗獣。
獣の扱いに多少は慣れているのか。二、三度体勢を整えれば、す、と背を伸ばす。
「さあ、行くよ!」
0以外なら1を総て打ち抜く
***
「――」
「〜〜」
「――」
「へえ、君もなかなかいい環境にいるようだね」
青年は何やら馬に語りかけている。
最後にその首元を軽く叩けば。
すらりと伸びた容姿と相まってどこかの王子、とは言わないまでも騎士のようには見えるかもしれない。
しかし困ったことに青年は少女のような急ごしらえでも射撃のスキルを持ち合わせていなかった!
自分が参加することになるとは思っていなかったのだ。
見かねた試験管がアナログな弓矢を持って来る。
まさに流鏑馬だ。
こちらは黒馬が動き出すとわずかにふらつきを見せる。
弓、そもそも武具を持つことさえ初めてかも知れない。
そんな青年の第一矢は
10の位が0なら当たる。一の位が経験値としてカウントされる。
-
>>13
「150、ここからが本番ですね……」
順調に点数を稼いだ少女だが、ここからはパネルが変速したり遮蔽物に隠れたりということをしだすのだろう。
0、5以外なら6のパネル全てを撃ち抜ける。
>>14
幸先よく的を撃ち抜くことができた。心なしかダチョウも当然だと言いたげな表情だ。
馬の方も意外と性に合っていたのか動いていない的とはいえ一射目から命中。早くもコツを掴んだか……?
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>>13
ぽーん、軽快な音をはじめとしたアナウンスが流れ、先行する少女の好調を知る。
少女は楽しそうな笑みを浮かべた。
上下する視界、流れる景色。
少女の瞼が開かれ、微かに紅をはらんだ黒がきゅ、と小さくなる。
右腕を肩の高さで伸ばす。その指先は親指と人差し指だけ立てられている、銃の形。
手首がはねれば、人差し指の方向へ石弾が発射される簡易射撃。
コントロールを付与しない代わりに『とにかく早く飛べ』と、石に命令することになる。
1点のパネルは等間隔で、最後には真ん中に当てることすらできた。
2点は高さや大きさ、距離感に違いがあるようだが、果たして。
0以外なら全て打ち抜く
***
「あ、当たった……」
ビギナーズラック。あるいは
浸る間もなく次が迫る!
10の位が0なら当たる。一の位が経験値としてカウントされる。
-
>>15
「、外しました」
10個のうち一桁部分の数だけ撃ち漏らし。0は10個撃ち漏らした。
0、5以外なら7のパネル全てを撃ち抜ける。
>>16
2のパネルも問題なく全て撃つ事ができた。
これくらいならばまだまだ中心にあてることもそう難しくはないだろう。
続いては単純軌道で動くパネルだ。
残念ながら弓矢は外れる。しかしそのコツを着実に掴んでいる、気がする。
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>>17
視線は前。
法則性を見い出し、タイミングを計る――いや、読む。
指先の方向。
それは修正が簡単に聞くことでもあり油断すればあらぬ方向に飛んでいくことでもある。
これまでの20枚は射撃感覚をつかむためにあると言ってもよかった。
ここからが勝負だ。
0、5以外なら3を全て打ち抜く
0、5の場合10の位の数(0は6)だけ外す
***
(経験値ルールの変更。これまでの発言秒数を記録し、同じ秒数が出たときに強制ヒットとする)
(現在:08、28)
己と的に感覚を尖らせる。
0、5なら当たる。秒数を経験値に記録
-
少女もまた奇妙な経歴の持ち主だ。
荒波に揉まれ馴染もうと足掻いて、生きてきた。
その適応力、訓練された身体能力。
それを試されているような気分になる。
0、5以外なら4を全て打ち抜く
0、5の場合10の位の数(0は6)だけ外す
***
(経験値:0.、16、18)
0、5なら当たる。秒数を経験値に記録
-
>>17
「外した分は帰りに撃ちましょう」
目に見えてテンションが下がっている。
0、5以外なら8のパネル全てを撃ちぬく。
>>18
3のパネルも問題はなかった。調子がいいのかもしれない。
馬の方は未だに苦戦しているようだ。
-
1、4、7以外なら5を全て打ち抜く
外した場合10の位の数(0は6)だけ外す
***
(経験値:08.、16、18、28)
2、5、8なら当たる。秒数を経験値に記録
-
>>20
「次は随分と難関のようですね」
最後の9のパネルは随分と難易度が跳ね上がるようだ。
8のパネルは無事撃ち抜けたが、はたして。
偶数なら9のパネル全部撃ち抜く。
奇数なら半分だけ。
>>21
方や順調に命中させていき、方や中々うまくはいかない。
この検定の難易度は得意な者とそれ以外とで随分と差を生み出してしまうようだ。
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>>22
ぽーん。リアテアが150点を越えたアナウンスが鳴る、も皆的に集中していて聞こえているのか。
パターンが変わる。遮蔽物の方はこなせているようだが、果たして
1、4、7以外なら6を全て打ち抜く
外した場合10の位の数(0は6)だけ外す
***
(経験値:08.、16、18、28、40)
ビギナーズラックなのだろうか。姿勢はいいのだが。
青年の出自を考えれば仕方ないがこのままでは笑われそうだ。
2、5、8なら当たる。秒数を経験値に記録
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>>23
先行していた少女は既に折り返し地点まで到達したようだ。
「ここからは撃ち漏らしのカバーです」
撃ち漏らしたのは9のパネル五枚に5のパネル2枚だ。
偶数なら9を五枚撃てる。
そしてダチョウも慣れたものなのか一定の速度を維持して走ってくれている。
おかげで随分と狙いやすく感じたかもしれない。
一方弓は全然あたらなくなっていた。やはりビギナーズラックだったのだろうか。
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>>24
クオンが折り返しに入ったアナウンスが鳴る。
少女は撃ちながらもそれを聞いていた。
速度が一定なら上下のリズムも一定で。それは少女にとって追い風になっている。
0、3、5、8以外なら7を全て打ち抜く
外した場合10の位の数(0は6)だけ外す
***
(経験値:08.、16、18、28、40、30)
当たらない、その事実に焦りがあるのかもしれない。
馬は走りながらも何か言いたげだ
1、4、6、9なら当たる。秒数を経験値に記録
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>>25
「残り二枚!」
ここで最後の粘りを見せるか。
0以外なら6のパネル二枚を撃ち抜ける。最終得点415点。
0なら最後の最後でミス。最終得点393点。
順調に的を撃ちぬくことができている。心なしかダチョウも誇らしげだ。
そして、ついに一本の矢がパネルを撃ち抜いた! 馬もこれには安堵の表情。
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>>26
シューティングハイになっているのかもしれない。
荒波に揉まれたあと。任務に就いていた頃が懐かしい。
0、3、5、8以外なら8を全て打ち抜く
外した場合10の位の数(0は6)だけ外す
***
(経験値:08.、16、18、28、30、31、40)
やっと小気味のいい音が聞こえる。
この感覚が消えないうちに!
1、4、6、9なら当たる。秒数を経験値に記録
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>>27
どうやら先行していた少女は検定を終えたようだ。スコアである415点がスクリーンに表示されている。
それに負けじとこちらも的を撃つことに集中していく。今のところミスはない。
後方からも弓矢が命中する音が聞こえる。コツがつかめてきたらしい。
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>>28
きりきりと張り詰める意識。
ここまで来たら。むしろ外しては『彼ら』に笑われてしまうかもしれない。
「(――ボクは、一人でも、大丈夫――!)」
偶数なら:……パーフェクト、だと
外した場合10の位の数(0は6)だけ外す
***
(経験値:08.、16、18、19、28、30、31、40)
シュッと短く息を吐く。
二度は偶然でも、三度なら――?
1、4、6、9なら当たる。秒数を経験値に記録
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>>29
しかし、最後の瞬間。跳ねるように遮蔽物に隠れる9のパネルを5つ、見逃してしまった。
後方で響く弓矢の外れた音も響く。さあ折り返しだ。
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>>30
「あああああああー!!!!」
試験会場に響く悔しそうな声。
折り返しにかかるダチョウがきゅい、と鳴いた。
再び的のある地帯に差し掛かる、が少女は魂が抜けたような状態――
――から、ぱん!と跳ね起きて。
0、5以外なら零した5つに当てる
***
(経験値:08.、16、18、19、28、30、31、40、57)
「(うーん、難しいなあ)」
1のパネル、最後の一枚は?
偶数なら当たる
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>>31
無事撃ちぬけるが、外した分の減点により最終得点は425点。
首位ではあるが、国家資格には届かず。先行していた少女も残念そうだ。
残念ながら弓矢はあまり結果が振るわなかった様子。
流鏑馬とはそれなりに難しいものなのだと実感できた。
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>>32
外したのは9のエリアだけだったのでダチョウ乗りを楽しんで戻ってくる少女。
途中で青年と合流してクオンの元へ。
「三枚。三枚ってレク」
「直接攻撃していいなら満点取れるよ」
「ボクだって」
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それぞれの理由で落ち込む少女たち。
おしゃべりしようにもカフェはまだ半分くらい崩れていたので解散する運びとなった。
それでも400点を二人が越えた、という結果はカフェのレベルの高さを思わせた。
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崩壊したカフェの跡地。そこで掘り起こされた転送装置が暗い光を宿した。
【カフェのスクリーン】
本日――――
――山――病を――
――
――
――
不――
――
error
――要――
err――――rr――ro――――
――
――or
〔失――
・時間――によりゲートが閉――
――S――
error
《PRESENT》
☆error☆
種族を滅ぼす力を持っ――――
―――刻》
>>20:30
――
――0
-
「うわぁ〜カフェが爆発してるトコ久しぶりに見たわ〜」
(黒髪で黒いコート、黒いハンチング帽子に紅い瞳をした女が呟く)
(瓦礫の山の中、その辺にあった多分イスだったもの的な何かに腰掛けつつ、スクリーンを見上げる)
「…………」
「せんせー、検定内容が不穏っぽいコトしか分かんなーい」
(誰を先生だと思ってるんでしょうか)
「これはアレなのかしら、取りあえず行ってみろという事なのかしら」
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>>36
カフェのマスターは何も答えず瓦礫の中何故か無事なカウンターでトレーを磨いている。
転送装置は相変わらず仄暗い光を宿し異常な音を立てている。どこかには繋がっているようだが。
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>>37
(どんな状況においても自分の仕事を全うするマスター…)
「やっぱりそーいう事よね。たぶん。ねえ、マスターもそう思うでしょ?」
(でしょ?と言っておきながら、マスターの反応を待たず直ぐに立ち上がった)
(様子のおかしな転送装置を、子どものようにじいーっと凝視したあと)
「……やっぱりあやしーい。そもそもコレ検定なの?」
(訝しげな顔をしたはいいが、転送装置を、あろうことかゴスゴスと踏みつけ出した)
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>>38
転送装置の光が不安定に揺らぐ。恐ろしく不安定な出力だ。
あるいは早めに戻らなければ取り残される、いや、安全装置により強制リタイアで戻されるかもしれない。
つまりは事実上制限時間つき、ということになるのだろう。
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>>39
「…………。」
(唇に人差し指を当て、暫し何かを考えるような仕草)
(不安定な転送装置。表示が綻びているスクリーン。どう見ても、明るい内容が伺えない途切れ途切れの文字)
「--こんなに珍しいイベント事、滅多にある訳ないわよね、そう、今しかないチャンスって感じがする!」
(という、解釈に至ったらしい)
(時限があることを知れば、益々時間を惜しんではいられない、楽しまなくては。と彼女は応えるだろう)
(とん、と軽やかな足音が、転送装置の上に響いた)
-
>>38 >>39
「はん」
「爆発したとは聞いていたが此の様子。店主……」
軽口を叩こうとして、止める女。
表示のおかしなスクリーン、明滅する転送機。
先客に口元だけで笑ってみせた。
「ほら、行くぞ?」
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ミオに次いで、転送された
-
>>40>>41
【どこかの村】
小高い山が見えるのどかな村がそこにあった。
山には竹林があり、山頂の方には沼があるのが麓の小さなこの村からでも窺えた。
この村は、何の村なのだろうか。子供達が手伝いだろうか、せわしなく拙く仕事をしている。
……いや、何故だろうか。この村には子供の姿しか見えない。
転送装置も、ない。そこには不安定な光のゲートのみが存在していた。
-
>>41,42
「ん?……!!」
(光る黒いサングラスを掛けたあなたを見た瞬間、突然ガクゼンとした表情になる)
(わなわなと震えた様子で、短い一声が発せられた)
「……っFカップ……!?」
(すごくしつれいだった)
>>43
(そして)
(表示されていた検定内容の雰囲気とはまた打って変わった、長閑な村の風景を前にした)
「あらー、いいトコじゃない?都会を離れたカントリーライフって感じじゃない?」
(何だそれは)
(転送装置が存在しないことにも気付いているのかいないのか、面白げに辺りを見回している)
-
>>44
周囲を見回していると、一人の子供が遠巻きに話しかけてくる。
「あの、もしかして『実』が欲しくてきた人ですか? ごめんなさい。今は『実』が手に入らないんです」
申し訳なさそうに、少し怯え気味にそう伝えてくる少年。
『実』とは、この村の特産品か何かだろうか。
-
>>44
「……」
「……」
にやっと笑って胸を揺らした。
こいつせいかくわるいぞ!
>>45
「ああ、いや俺達は迷子みたいなものだ」
「『実』とやらが有名なのか?話ができる大人は居るか?」
-
>>46
(わしっ)
(秒速0.001のスピードで、おっぱいをわしづかみした。)
>>45
「迷子でぇーす」
(にこやかに手を振りながら応える女)
「ちなみに、実って何の?食べれるの?」
(しゃがんで少年に視線を合わせつつ)
-
>>47
「それは私の雄っぱいだ」(^ω^ )
トーム 推参
-
>>46
迷子だというと、少し顔を曇らせてから。
「それなら、すぐに村を出た方がいいかも……大人達は皆病気になっちゃったんだ。
今残っているのは『実』の力が沢山残っている子供たちだけなんだ」
大人達は残らず病に倒れている。その異常事態こそが今この村を取り巻いている問題か。
……いや、原因も含めことはそう簡単そうではないようだが。
少なくともこの少年は、いやそれ以外の子供たちも質問には素直に答えてくれそうな雰囲気だ。
この年頃にありそうな、生意気な雰囲気というものが微塵も感じられない。
>>47
「『実』は『実』だよ。『主様』の守っている『実』。食べるとそれだけで病気なんか全部治っちゃうんだ」
それは世界樹の伝説などに数えられるような破格の薬効。このような村には不釣合いなほどに絶大な力を持つ薬だ。
しかしそのようなものがあるならば病など怖くなさそうなものだが。
『実』がとれなくなったのと同時に大人達が全て病に倒れる。そんな偶然があるのだろうか。
>>48
「……おっぱい? あの、もしかして女の人なんですか?」
「おい失礼なこと聞いちゃ駄目だよ」
一人の少女が訊ね、少年がそれを阻止する。何やら要らぬ気遣いをされている気がする。
このままでは女性扱いのままかもしれない。いや、あるいは性同一性障害などの扱いとなるのだろうか。
-
>>49
「確かめてもいいんだよ」(^ω^ )ニコッ
冗談か本気か。区別のつかない台詞を爽やかに言ってのける。
どう思われようと大して気にしていないのかもしれない。
-
>>50
「ほら、気にしてないって」
「それでも失礼な事を訊いたら謝るの!」
「あっ……はい、お姉さんゴメンナサイ……」
話の流れ的にお姉さん扱いとなってしまった。
-
>>47 >>48
「知らない女がトームの乳揉んでる」
>>49
ミオへの返事も聞いていたようで、ふむ、と唸る。
採れない実、病気の大人、主様。
「迷子と言っても、理由がある」
「恐らく……之を解決する為に此処に飛ばされたのだろう」
「病気とは、どんな症状だ?」
「『主様』とは、誰だ?何処に居る?」
-
(わーん名前間違えー)
-
>>48 >>52
「 」
(ミオの サマーソルトキック!▼)
(末尾0ならぱんつが見えた!)
>>49
「ぬしさま?……へえ〜……。」
(子どもの話を、うんうん、と頷きながら聞いている)
「私も知りたいな-。その、ぬしさまとやらの居場所とか?どこの誰とか?」
-
>>52
「えっと、あいつ、あの一番髪の長い女の子が一番詳しくて……おーい!」
少年が少女を呼ぶと、その少女が説明をしにきてくれたのだが、その内容はしどろもどろだ。
どうやら説明に慣れていないのと、大人達が酷い状態過ぎるのとでうまく説明ができないらしい。
「あの、煙が出て、腫れて、臭いドロドロとか、あと熱、苦しそうで、あと変な色に」
>>54
「『主様』は『主様』。沼の主様で『実』を守ってる」
どうやら『主様』という存在は『実』の守り神的な存在であるようだ。
子供たちは解決するため、の言葉を簡単に信じて色々と話してくれるのだが、少々支離滅裂だ。
-
>>52>>54
 ̄ 二─ _
 ̄ 、 - 、
-、\ \
/ \\ \
// \ヾ ヽ ヽ
/// \ ヾ、 | i
/__( |! `i ティウンティウンティウン
<_,へ >- 、 ,.-、_ | |
\ノ人\ / 、 }! \ ◎
\へ〃\/ヾ\_ノ、ノ人 ,.-、 ◎ ◎
\|\rj\ヾ / \_フ ,/ ◎
rm\ノ _ Y Lノ ◎ ◎ ◎
|ヽ-r< ̄`ヾr' ̄ヽ ◎
| └、ノ/ ̄`,-`┐ { ◎ ◎
レ⌒\!_ ー -{ ノ } / / /
 ̄`ー一 '゙ _//_ /
_二─ "
クリティカルヒット!
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>>51>>55
「なぁに。良いってことさ。じゃあ親睦を深める意味でお姉さんと一緒にお風呂にでも…」
弾けたように見えたのは錯覚だったのだろうか。サマソを喰らった男は平然と少女に誘いをかけている。
「…とまぁ冗談はさておいて」(^ω^ )キリッ
(『主と実』ねぇ…なんだか胡散臭い話ばかりだが。随分と厄介そうな感じだな・・・)
ひとまず彼は、おどけた様子を見せながらも話に耳を傾けていた。
-
>>54 >>56
「貴様のことは忘れない……」
>>55
「よく生きていられるな」
わかりやすく顔をしかめた。
「本題だ。お前らが知っているかは解らないが……何故『実』は採れなくなった?」
「沼に行けばわかるか?」
眼下、沼を親指で指さしながら。
-
>>56 >>58
「ふぅ…」
「あっコンティニューされてる」
(トーム様の残機はきっと無限大∞)
>>55
(サマーソルトキック芸なんぞしている内に、非常に深刻なワードが挙がってきてしまっていた)
「ええー、うわー、ドロドロって何それこわーい。」
「……あ、沼なの?沼がある訳なのね?」
「沼ってちなみに、『おとな』は行けないトコだったりするのかしら?『こども』じゃないとダメだったりするの?」
-
>>57
「あっ、そっか! 皆でお風呂に入れば竹炭もあまり作らなくて大丈夫なんじゃない?」
「えっ? ……あ〜、そっか。じゃあ次からは男子女子に分けて全員で入ろうぜ」
ヤダこの子達ピュア。
>>58
「商人さん達がよくしてくれてるから……でも大人達もよくならなくて」
「商人さんたちも無理してもらってるから、このままじゃ……」
あるいは、既に亡くなっている大人がいないことが奇跡なのかもしれない。
「沼にいけなくなっちゃったんだ。『賢者様』が竹林に結界を張って」
「でも『賢者様』も倒れちゃったの。化け物の病気で……」
……? 新たな手がかりが出てきたが、これはどういったことだろうか。
>>59
「うん。『主様』は悪い人が『実』をとらないように守ってるんだ。だから子供しか『実』をとっちゃいけないんだ」
「お母さん達は普段は病気しないから、取れた『実』はみんな私達子供が食べるの」
しかしそれがあだとなり、子供たちだけが残された。
-
>>60
「そうか、……」
「……」
「お前らも辛かったろうに、大人の作業の代わりをして。頑張ったな」
長い髪の少女の頭に手を乗せて。
それは女には珍しい、気遣いと労い。
けんじゃさま、ばけもの
「『賢者様』はな何故結界を張った?」
そして、自分にできることは、――ここだろうか
「化け物を倒せば、治ったりするのか?」
-
>>58>>59>>60
「ロリショタ詰めのお風呂場とか素敵ね」
なんて妄想は閉まっておくとして。
あんまり頭が良くないことを自覚している彼は、質問は二人に任せて暫く聞き役に徹することにしていた。
-
>>61
「ううん、だってお父さんも皆苦しそうだから。元気な私達が頑張らないと」
「竹炭の作り方はちゃんと知ってるんだぜ! 姉ちゃん達にも教えてやるよ!」
子供たちの空元気、実際に元気なのかもしれない。
辛さは、既に皆で分かち合った後なのかもしれない。子供は逞しい。
「『賢者様』は化け物を閉じ込めているの」
「大人達はみんな化け物の煙で病気になっちゃったんだ……」
>>62
段々と情報が出揃ってきた。情報を整理すると、この村の病は化け物がもたらした物。
賢者はその化け物を封じた。しかしそのせいで竹林は閉ざされ沼にいけなくなった。実も取れなくなった。
-
>>60 >>62 >>63
「……なるほどねえ。ところで飴食べる?」
(突然アメちゃん出してきた。話の流れェ!)
「うーん。賢者様とやらにも、会うことも出来ない感じかしら。」
(……あのゲート、まだ通じてると良いんだけど。)
(ちらり、と自分たちがやってきた場所に目をやりつつ)
-
>>59 >>62 >>63
サングラスの奥で、瞳を細めた。
「竹炭か。あれは水が旨くなる」
「お前らなら上手く焼けそうだな」
「化け物が出た、その煙で大人が病に伏した。賢者様とやらが沼ごと封じたが故実をとれなくなった、と」
首を傾げて問いの意を表す。
そしてミオとトームに視線を送る。
「苦しみは此の辺りで絶とうか。どれ、化け物退治だ」
-
>>63>>65
(化物退治……となるんだったら、ぴったりと当てハマる上に俺向きな荒事って訳だが)
「ああ、そうだ。一つ聞いていいか」
ふと思い出したかのような様子で、彼は聞いた。
「今まで病気になったことはないか?大人じゃなくてお前たちのことさ」
話の流れからすると、病気になぞ一度もかかった事がなさそうなものだが、彼なりに何か気になってしまったらしい
>>64
「甘い…」(^ω^( )コロコロ
速攻で口の中に含んでいる
-
>>64>>65
「『賢者様』も病気なの……」
「もう四日も何も食べてないんだって、『賢者様』」
結界を張った当人の意識がないようだ。そして結界は未だ健在。
賢者は自分が病に倒れても結界が持つように、と意図的に結界の種類を選択したらしい。
賢者の名恥じぬ、カフェメンバークラスの実力者なのだろう。
が、それ故に化け物を排除するための道が閉ざされている。これが、真のこの村の問題。
この村は、確実に滅びに向かっている。
「今、皆で少しずつ沼に行くための道を探しているの」
「もしかしたら別の道があるかもしれないって」
飴を、子供たちは遠慮した。大人達に引け目があるのだろう。
>>66
「僕達は大丈夫だよ。『実』の力が残っているんだ」
だが、それがいつまで残っているかもわからない。
少なくとも大人になるまで残っているということはないだろう。
もしそうならば大人達も今頃、元気であるはずだから。
-
>>67
「そうか……そうだよな。さんきゅ」
やはりこれ以上の事は、直接、『実』とやらを見なければ分からないのかもしれない。
そう考えて、彼はこれ以上の質問はやめておくことにした。
(なんか引っかかるんだがな…気のせいだと良いんだが)(^ω^ )
「しかし結界ねぇ。そうなると上空からも地下からも普通は侵入できないっぽいが…」
別の道というのは結界の綻びのことを指すのだろうか。
-
>>64 >>66 >>67
意識がない、それも病によるものだとしたら会話は難しいか。
となるとパスを貰える可能性も低く。
こちらもちゃっかりとミオの飴を貰っている。
ひらひらと包みの端を持って遊ばせていたが、ふと
「ん?喰わないのか?おそらく毒は入ってない」
と、トームを示し、己も続いて包みを開けて頬張った。
「其れとも、外の物を口にしては実の力が薄まるのか?」
どちらにしろ無理強いはしないつもりではあるが。
さて、ここからどうするか。
結界を魔術的に分解して『喰える』か?
それは実物を見てみないとわからないな、と一歩下る。
自分の会話は終わった、とばかりに。
-
>>65 >>66 >>67 >>69
(こっちも人にあげつつ、自分で堂々と頬張っている)
「……。じゃ、おとーさんおかーさん達が元気になった時に、みんなで分けて食べてくれる?
そんなにしばらく寝込んでるんじゃ、きっと起きた時にお腹すいてるでしょ?」
(にっこり、とした顔をしながら、子供たちの手に幾粒かの飴玉を握らせた)
(それをどうするかは、後は君たちに任せるから、とでも言わんばかりだ)
(トモリの化け物退治意見には、賛同のようだ)
「はーい、さんせい〜。……ま、入り方は今のとこ全然わかんないけどー。
どんな性質の結界なのか、行ってみて初めて分かるコトもあるかもだしね。」
-
>>68
「化け物も飛べるみたいだし、土の下からきたら大変だしね」
話のニュアンス的には、結界のある竹林以外のルートから沼へ行く手段ということなのだろうが。
麓から小さく見える沼には、そんなルートがあるようには見えない。
>>69>>70
「いい。お母さん達が元気になってからにする」
「それに商人さんたちもたまに甘いサツマイモを持ってきてくれるから、平気だよ」
子供たちは健気だ。
「でも、ありがとう。賢者様、一番頑張ったから一番美味しい飴は賢者様にあげるんだ」
竹林は、村からそう遠くはないだろう。子供達が案内してくれるだろう。
……仄暗い光が揺らぎ始めた。いつ消えてもおかしくない。
この光が消えた瞬間、自分達は安全装置による強制リタイアでカフェに戻されるだろう。
-
>>69>>70>>71
「そうかい」
とは子供の言葉に頷いて。
「…時間が迫ってるみたいだな。とっとと済ませた方が良さそうだ」
-
>>71
「そうか」
「サツマイモか。焼いても蒸かしても旨いな」
上等上等、と女は笑って。
子供たちの案内に任せるままに歩き始めた。
-
>>71 >>72 >>73
「あら、そーなの?おイモはねー、確かにお腹にたまるから良いわよねー。」
(まるで他愛のない世間話のようだ)
「オッケ〜。」
(てこてこと、子供たちとトーム、黒髪の女の後ろに続いて歩みを進めた)
-
>>72>>73>>74
案内され辿り着いた場所は、たしかに竹林だった。
しかし結界が張られ、その向こうは薄く黄色がかった靄のようなものが漂っている。
触れてみればただ硬質な感触が返ってくるのみ。
近くの竹を切り倒してみると、それは何か聖浄な力で急成長し竹が元に戻る。
竹炭はいくらでも作れそうだ。しかしこの結界は恐ろしく強力だ。人間の妄念、愛、それがこの結界をより強固にしている。
……もしも、このまま化け物を倒すより先に強制帰還されたら、結界から解き放たれた化け物はどうなるだろうか。
しかし安全を期して一度帰還するとなれば、病による死者が出ることは免れないだろう。
結界は、重くそこに存在し続けていた。
-
>>75
「で、どうする?抜け道がないってんなら、壊して作るって手もあるけどよ」
とは言え、これだけの力を持つ結界を壊すとなれば掛かる労力は計り知れないだろうが。
-
>>75 >>74 >>76
「噂の化け物の大きさは解らぬが……この黄色いのが件の煙か?」
左手首のバングルに右手を翳し呪いを唱える。
イレギュラーだからか少々時間はかかったが、検定の時のようにそれは外れた。
そっと固いそれに触れる。まずは掌が当たっている範囲から、『喰う』
――穴は、開くだろうか
-
>>75 >>76 >>77
(何とも、時間との戦いな上にハイリスクな選択肢)
「うーん。ここまで来たら、やっちゃうしかないかなー、みたいなー。
ほら、そこの貴方けっこうガチムチっっぽいし一発行ってみましょ?」
(状況の割には軽口を叩いている、ように見える)
(※ガチムチ=トーム様)
-
>>76>>77>>78
結界にほころびが生じる。それはかすかな綻び。その程度しか喰らう事ができなかった。
だが、煙が、蛆が、膿が、灰が、骨が、蜂が、その綻びから漏れ出てくる。
蛆に見えたものは、人間の膿が腐った物。それが蠢き、孵化し、蜂の姿をした煙となる。
膿が、腐った脂肪が、煙の蜂と混ざり人の形を取る。それは、種を滅ぼす赤い光を宿していた。
――毒煙蜂「BM888」――
蜂の怪は恐ろしい異臭を振りまく。『実』の加護のある子供たちはまだしも、それ以外には脅威となる、病の煙だ。
-
>>77>>78
「俺はそこの貴方なガチムチではない!トームだ!覚えておけ!」(^ω^#)
戦闘前にありがちな、急な自己紹介タイム頂きました。
「そうさな。もし駄目なら穴の一つ、作らせてもらうさ」
手には自らの得物である長槍。
黒髪が穴をあけられなかった時、または抜け道が見つからない場合は宣言通り彼は突撃をかますかもしれない。
>>79
「……おっと!!」
相手が尋常でないものと分かり切っているからか、反応は素早かった。
思わず振るった腕に呼応するように、突風が巻き起こる。
それが現出した煙を吹き飛ばせるかは怪しかったが。
-
>>79 >>80
微かな手ごたえ、と同時に強烈な吐き気。
穴の目の前にいた自分が纏わりつかれる――と思った時にはトームの風を感じて。
汚物の人型に、敵意を向けて振り返った。
-
>>80
「え?ガチトームチさん?」
(難聴かな?)
「あ、ちなみに私のコトはミオって呼んでね、ミオソティスのミオv」
(ばちん、と小さな星が飛びそうなウインクをひとつ飛ばして)
>>79
(ぱりん、と)
(小さく硝子が割れる音が響いた)
(音の正体は、何本かの試験管)
(消毒』の効果を持つ薬品は、ちょうどトームが放った突風と混ざり合って煙と衝突した)
「わたくし実は、少々薬品作りを嗜んでおりまして」
(次の試験管を、両指すべての隙間に8本装備しながら独り言をつぶやいた)
-
>>80>>81>>82
「ひっ――」
子供達が、怯えを隠すことなくあらわにし後ずさる。ここにいさせるのは危険だ。
煙は容易く吹き飛ぶ。しかし、煙は蜂の姿となりまたこの場に舞い戻る。
意志を持ち、病を振りまく煙の魔物。なんと厄介なことだろうか。なんと、醜悪な怪なのだろうか。
煙が消毒の薬品と接触すると、蜂は姿を崩し煙はただの白い煙となった。
しかし薬品は見る見る汚染され、膿の蛆に飲まれ消える。
何故、万病を消し去る『実』の守る地でこれほどの病を振りまく怪が生まれたのか心底疑問に思える程だ。
人型の怪が手を上げる。それだけで悪臭と共に腐った脂肪が滴り落ちる。骨の欠片が擦れ嫌なか細い音を立て、膿の水音にかき消される。
煙の蜂達がまるで射撃魔法のように、放たれた。
-
>>81
「…無事でなにより、ってな」
一応の無事を確認したものの、この際どいタイミングには彼なりにも焦りの色が見られた。
>>82
「ええい、じゃあトームじゃなくて風使いで良いわ!」
「しかし薬品使いとは、こりゃまた色物だな…」
とはいえ、この状況下ではそういうのもまた心強い訳だが。
>>83
「…っんだそりゃあ!!?」
素っ頓狂な声を上げたトームは、舌打ちをしながら、子供の前に陣取るようにして身構える。
攻撃に転じる事をせず、彼はその場の者を守るよう、飛んでくる蜂どもを流すようにして強風を巻き起こす。
サイズが大したことがないのなら、吹き飛ばせる可能性は十分にある筈だった。
-
>>84
煙の蜂は風に流され軌道を変える。迎撃はできる。が、迎撃した蜂も煙だ。
また蜂の姿となり人型に加わる。子供達は守れた。だが、煙以外の膿が、脂肪が、骨片が、蛆となり地を這う。
……あれらも、弾丸として放ってくるつもりなのだろうか。あれらもまた病を撒き散らすものなのだろう。おぞましい事に。
-
>>82 >>83 >>84
自分にたかる煙が晴れては状況の確認をしようとする。
薬品使いのミオ、子供を庇うトーム。
合流とはいかないまでも斜め、誰をも巻き込まない位置へと下がり、
着ぐるみ検定で手に入れた玩具めいた銃を取り出すと、人型へ向けて撃った。
-
>>83 >>84 >>86
「うふ、じゃあ子供たちはお願いね、風使いのトームさんv」
(また軽い口調で、トームへウィンクを飛ばした後)
「……。」
(ともすれば無限に再生し続けそうな、眼前のグロテスクな化物を前にした)
(両手の試験管を、一本ずつ投げつけながら道を作り前へと進むと)
「無いのよね。時間。」
(まるで化物の肉塊の内部へと入り込まんとするべく)
(正面から、飛び込んで行った)
-
>>85>>86>>87
「しゃあねぇか…了解だ、守りは任せろ!」
見方を変えれば、風で相手を吹き飛ばしても相手を拡散させるだけ。
広範囲に吹き飛ばしても逆に脅威が増す可能性もあり、そう見たのならこの相手はトームにとっては厄介な相手だろう。
だからこそ今は子供の守りに徹し、その上で二人へのサポートも視野に入れる。
-
>>86>>87>>88
弾丸が骨片や脂肪を弾き飛ばし腐臭を撒き散らす。
だが、人型は崩れない。これはダメージが通っているのだろうか。
少なくとも魔力的なダメージは負っているだろうが、物理的なダメージは一切認められない。
そして魔法攻撃も、煙や膿という形態が軽減する。
これほどの結界を張ることのできた賢者ほどの実力者が、何故封じるより他に対処できなかったのかがわかった。
この不死性。いや、災害や現象とも思えるこの性質こそがこの死神の恐ろしさだったのだ。
病に対応できない存在が対峙するには、あまりにも危険すぎた。
もはや様子見をしている時間は残されていない。煙を吹き飛ばせなくなった時点で、あるいは意識の隙間を突かれれば、病に倒れてもおかしくない。
攻撃するしかない。一刻も早くこの災害を駆除しなければ、あるいは己の命すら危ぶまれる。
正面から飛び込んだその存在に蛆が集る。濃密な、種を滅ぼす波動が病となり侵蝕してこようとする。
滅ぼし返せ。病に対抗する手段を持ってしても危機感を覚えるほどに、その波動は滅びに近い病そのものであった。
-
>>87 >>88 >>89
「――チッ」
元々小さな個が集まってこの形になったのだ。
効いているようだが何発撃てばいいのか見当もつかない。
と、ミオが動く。
「おい!」
それは咎めるようなものではなく、突破口があるのか、といった感じの、どちらかというと驚いたような声。
銃から片手を離してふるえば、ミオに集らんとする蛆の幾らかが白い炎に包まれるだろう。
-
>>88 >>90
「ごめんねー、集団行動できないタイプなんですー」
「トリは、2人に任せるからv」
(そんな、最後の軽口が聞こえた気がした)
>>89
「ーー貴方が。」
「現象クラスの存在であり、この村の祟りと災厄として存在していることは分かったわ」
(白い肌に、蛆が這う)
「実はね、私、貴方とちょっと似た存在なのよ。まあ、そっちほどじゃないけど。」
「”呪い”、っていう共通項がね、貴方と私は同一なの。分かる?」
(通常の人間なら、1秒と持たず発狂しそうな感触が全身を覆う)
「炎が迫ってくる時にね、炎を自分の周りにばら撒くと、相殺されるらしいんだけど」
「呪いと呪いも、ぶつけたら同じことになるんじゃないかなあ、って。思いつき。」
(ーーーー瞬間)
(黒い光が奔った)
(先程まで女の形をしていたモノが、化物の内部で爆ぜた)
(早い話がーー身を賭した、1打限りの大打撃を放ったのだ)
-
(詠唱している暇がまるでねぇ…!風を切らせればガキ共がやべぇ、
だがこいつを仕留める前に強制帰還なんざ喰らったらもっとやべぇ…!)(^ω^;)ゴクリ
彼は依然と風を巻き起こしながら、或いは手にする得物によって弾きながらどうにか自らと子供を守る。
刻と迫るタイムリミットを意識する。それが彼の焦燥を生む。
(あれを使うか…?いや、失敗すりゃそれこそ…)
どうこう出来ぬ状況に、今の彼は歯噛みしながらその解決をミオという薬品使いに委ねるしかなかった。
>>91
「…あぁ?なんだって?」(難聴系その2)
と、その直後。唐突な爆発が巻き起こったので
_, ._
( ゚ Д゚)
_, ._
(; ゚ Д゚) ・・・!?
驚いた顔を浮かべながらも、風が途切れさせないトームであった。
-
>>90>>91>>92
呪いと呪い。性質は違えど方向性は同じそれらがぶつかり合う。
物質と物質がぶつかり合うように、霊に霊が干渉できるように、魔法と魔法がぶつかるように、それは爆ぜた。
白い炎に物凄い勢いで膿が、脂肪が、骨片が飛び込んでいく。煙は、土煙と共に消え去った。
大ダメージ、といって差し支えないのだろう。その病は腐汁のみがピチピチと跳ねるだけの何かに成り果てていた。
そんな何かに成り果てていても、それは赤い光を宿している。
いや、本当にその赤い光が見える。確認できる。
病の元となった、種を焼き払う波動を放つ赤が、核が見える。
-
>>91 >>92
今の自分には『彼女』のような探知能力はない。
だからこそ、ミオソティスというヒトガタを常人と同じものだと捉えて
その光を見るまでは、いや、見ても。何が起きたのかを知るには時間がかかった。
「――!」
そして彼女がヒトじゃないとわかってもそれが『何』なのかわからない。
彼女は、『 』――?
「っ!」
呆けている時間なんてない。おぞましい色を灼いた黒の後に残された、赤。
体が動いていた。
足は前へ、前へ!
手首を返せば銃が変形し、美しい波紋を見せる刀に。
一閃
-
>>92 >>93 >>94
ーーーー二人とも!
(一体、どこからその声は響いたのだろうか)
(もう口も、喉もないところから発せられた音は)
(”二人とも”、に続く言葉はもう言わなかった)
(もう、伝えた言葉だったからだった)
-
>>93>>94
「何にせよ…今が最大のチャンスって訳か!!」
動揺がなかった訳はない。だが、それでもその好機を見逃せるほど、トームは甘くもない。
手にした槍と共に突撃をかます彼はまさに颶風と化す。巻き起こした風により、瞬間的に加速した彼は、核へと肉薄し―――
「―――逝き曝せッッッ!!!」
一点をただ貫き通す。それが黒髪の女との一撃とほぼ重なった。
-
>>94>>95>>96
光が、揺らぐ。これは、強制リタイアの――届けっ!
その切っ先が何かにあたり、弾く。その感触と共に自らの姿が掻き消えるのを知覚した。
【カフェ】
そこは見慣れた、わけではないが知っている場所。
瓦礫の山の中のカウンターでマスターが紅茶を淹れている。
カラリと、何か硬質なものを感じた。
瓦礫の中に、茶色く光る宝石が見えた。それは種を滅ぼす波動を放っている。
あの最後の瞬間、剣が腐汁の残りを切り払い、槍が核を貫き、腐汁から引き剥がしたのだろう。
それは、病に染まっている。が、今ならば封印状態だ。常人でも触れることができるだろう。
-
>>97
「………はぁ」
どっと疲れた。疲れきった。張り詰めた気をそのまま溶かすように彼は床へと尻をついた。
「…勝った、みたいだな」
沈黙の後で、ようやく発した言葉はそれだった。あの宝石がそうならば、検定はクリアされたのだろう。
それが問題の解決自体に繋がったかどうかまでは分からなかったが。
(奥の手を出す必要がなかったのは良かったが…あいつはどうなったんだ?)
ミオという少女。彼女はいったいどうなったのだろうか。
正直驚きはしたものの、あれは死にゆく者の行動とはとても思えなかった。
-
>>95 >>96 >>97
……声がした。
幻聴だったのかもしれないが、そうは思いたくなかった。
ミオソティスというナニカが、まだ存在することを確信して、
トームと交差するように、駆け抜ければ。
視界がゆがむ。ぶれる、切り替わる。
目よりも鼻で、肌で感じる。カフェ――街だ。
振り返れば、二人の中間地点、から吹き飛ばされたようにやや向こう。
腐臭はない。
どうやら、ギリギリセーフ。
「……はっ」
乾いた声で、哂った。
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>>97 >>98 >>99
【カフェ】
(もう、何の声も音もしなかった)
(まるで、今回の転送装置に乗り込んだのは最初からトモリとトームの2名だけだったような錯覚が過る)
(茶色い宝石の処遇は、無事に生還した2人の判断の自由に委ねられるだろう。)
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