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【毎週土曜】魔法検定試験【稼働中】

1帽子 ◆iG.8/BousI:2015/08/29(土) 21:55:46 ID:NMJ2OxJI0
・荒らしはスルー
・他キャラの向こう側には自キャラと同じようにプレイヤーが居ます、思いやりの心を忘れずに
・自分の不快感は分身である自キャラの不快感、嫌だと思ったらキャラクターの行動として出してみよう
・一人じゃ出来ないと思ったら他のプレイヤーに助力を求めてみよう
・長いイベント、遅いレスは他PCを長期間拘束している事を知っておきましょう、イベントを幾つかに区切るのがお勧めです
・上記のイベント、レスは長期化すればするほどグダグダになりやすいので覚えておきましょう
・カップル成立等キャラ同士の恋愛は禁止していませんが、利用規約の範囲内で、節度を持って行動しましょう
・キャラ、組織は成長します。発生しないことが一番ですが、もし矛盾が生じた場合、後付けの設定を優先します
・疑問に思ったらその時に空気を気にせず聞きましょう。聞かずに禍根を残したり他スレへ行って争う方が空気を悪くしています

まとめwiki:ttp://www40.atwiki.jp/mahoken/
うpろだ:ttp://www6.uploader.jp/home/mahoken/

前スレ
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/15943/1410100599/

2とむ:2015/08/29(土) 22:04:37 ID:J5ZUlMko0
::::::::::::::::::::::::......   ........::::::::::::::::::::::::::: ;;;;;;;::::::::::::::::::
           γ ⌒ ⌒ `ヘ
          イ ""  ⌒  ヾ ヾ    ドガァァァァァァァァン.....
        / (   ⌒    ヽ  )ヽ
        (      、 ,     ヾ )
 ................... .......ゞ (.    .  ノ. .ノ .ノ........... ........
 :::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ、、ゝ.....|  |..., , ノソ::::::::::::::.......::::::
  _ _i=n_ ._ [l_ .._....,,. .-ー;''!  i;;;〜-ヽ_ii_i=n_ [l h__
  /==H=ロロ-.γ ,〜ー'''l ! |'''ーヾ  ヾ 「!=FH=ロロ
  ¶:::-幵-冂::( (    |l  |    )  )=HロΠ=_Π
  Π=_Π「Ⅱヾ、 ⌒〜"""''''''⌒〜'"´ ノ;;'':::日lTΠl:::....
 Д日lTl,,..:''''"   ""'''ー-┬ーr--〜''""   :::Д日lT::::
 FH=n.:::::'            |   |         :::FL日l」:::::
 ロΠ=:::::.:.        ノ 从 ゝ        .::田:/==Д::
 口=Π田:::.                   .::::Γ| ‡∩:::::
 Γ| ‡∩Π::....                ...:::Eヨ::日lTlロ::::
 Д日lTlロ_Π::::.......            ...::::::::田:凵Π_=H:::
 =Hロ凵Π=_Πロ=HロΠ:::.................:::::::::::口ロロH「l.FFl

3とむ:2015/08/29(土) 22:08:28 ID:J5ZUlMko0
前999と1000
ああああああああああ!!!!!(^ω^ )
(酷く見苦しい声が尾を引くようにして、彼の身体は振って来た女に押されるようにして湯船へと叩きつけられた)

4帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/08/29(土) 22:09:18 ID:NMJ2OxJI0
                               ヽ`
                              ´
                               ´.
                           __,,:::========:::,,__
                        ...‐''゙ .  ` ´ ´、 ゝ   ''‐...
                      ..‐´      ゙          `‐..
                    /                    \
        .................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´                       ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
   .......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙       .'                             ヽ      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
  ;;;;;;゙゙゙゙゙            /                           ゙:                ゙゙゙゙゙;;;;;;
  ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............        ;゙                              ゙;       .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;.............................              ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
                ゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
              ノi|lli; i . .;, 、    .,,            ` ; 、  .; ´ ;,il||iγ
                 /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li   ' ;   .` .;    il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
                `;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `,  ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
                 ゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
                    ´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙
                         ´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´

5くろかみ:2015/08/29(土) 22:12:34 ID:eRkB3tXk0
そして家々が爆発していく。

爆風は更なる爆発を呼び検定者を焦がしていく。

そう。水に漬かったトームの首から下以外は焦げていく

6帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/08/29(土) 22:14:55 ID:NMJ2OxJI0
>>1000

「おいおい…子供が挟まれたらどーすんだ」
こういう所抜けてるんだな…
よく見りゃあ緊急停止ボタンとかもねーし

嫌な予感がしたのは、扉に違和感を覚えていたからか…やれやれだ
でもまあ、エレベータ自体は素直に稼働してくれた
ちゃんと5階についている。

「突然エレベータが落ちたりしたらどうしようかと思ったもんだが」
次は5階内部を調べてみるか
と、言っても1階と内装はそう変わらない
用途が同じだからだろう

7クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/08/29(土) 22:19:58 ID:T0YCDSjI0
>>2>>3>>5

 防災設備過剰な住宅は突如爆発に見舞われた。
参加者達は全滅したかに思われた。だが人類は滅んではいなかった!

 住宅の強度は素晴らしく、ダメージを受けながらも参加者たちは必死に生き延びていた。
時に住宅に停めてあったクルマを用いて次の住宅へ向かう彼らは、検定の報酬を求め疾走する彼らは、ハンターと呼ばれた!

 そんなナレーションが頭をよぎった気がした。


>>6

 一階と全然変わらないのは格差を生まないためだろう。
しかし、何故か非常階段が見えるのに非常階段へ向かう扉が全くない。あの非常階段は何なのか。

 この分であれば四階部分と二階部分はそれぞれ同じような内装であるのだろう。
しかし、四階を気にして階段を見てみると、随分と重厚な防火シャッターがあった。なんだか嫌な予感がする。

8とむ(HP:25):2015/08/29(土) 22:25:42 ID:J5ZUlMko0
>>5>>7
(焼けて襤褸切れのようになった服から覗く男の裸体。
そんな彼からはジューシーを通り越した焦げ臭さが立ち上っていた)

(^ω^ )ビクンビクン

9帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/08/29(土) 22:27:55 ID:NMJ2OxJI0
>>7

今度はなんだ
防火シャッター…?

「開けてみようか」
と、その時!!

[爆発音]

[住宅が爆発して帽子が外に吹き飛ばされる音]

「オグッフェエエエエエエエ」
こ…これが欠陥住宅の真骨頂!?…いや、これは違う!この理不尽さは違う!!
「ヌウ…!これはセンロン現象!!!」
知っているのか雷電!!

〔センロン現象〕
―――なんかこう、忘れた頃に突然やってくるドタバタ災害の事―――

「ギャグ補正が無かったら即死だった…」
道路に大の字で寝転がる
幸いにも身体のダメージは頭髪がアフロヘアーになるだけで済んだようだ

10黒髪の女:2015/08/29(土) 22:33:52 ID:eRkB3tXk0
>>8
「何寝てるんだ。この家は報告するとして次行くぞ次」

人差し指のはらを噛む。血がぷくりと涌き出てトームに落とされる。再生能力の高い黒髪の女の血だ。
垂らし終わって指先を舐める頃には傷は塞がっている。

11とむ(HP:200):2015/08/29(土) 22:37:09 ID:J5ZUlMko0
>>10
  ``` ( ^ω^) <あっ、ハイ
 _, ‐'´  \  / `ー、_
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ
{ 、  ノ、    |  _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー〜'´ ̄__っ八 ノ
\ヽ、   ー / ー  〉
  \`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-/
(異常回復したようだ)

12クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/08/29(土) 22:37:55 ID:T0YCDSjI0
>>8>>10

 リタイア用の緊急転送魔導具はまだ発動していない。
どこからか「試合続行だ」という声と「Set! Hut! Hut! Hut!!」という声が聞こえた気がする。

 ともあれ人数が増えた分攻略は捗りそうだ。
次に向かう住宅はどこがいいだろうか。今時珍しい平屋の一軒家だろうか。
それとも一般的に見えて何故か鉄骨を強調したデザインの個性的な一軒家だろうか。
場違いにも何故か作られているどこか漫画で見た覚えのあるアパートだろうか。

>>9

 今の爆発で防火シャッターは完全にスクラップ状態だ。
だというのに階段は全くの無傷。完全に本末転倒な強度である。

 そしてそのシャッターを越え四階に下りても対した欠陥はなかった。
精々がトイレに水が流れないといったところであり、その平和さが逆に苛立ちを煽る。
三階も二階も普通であった。そして相変わらず非常階段へ続く扉はなかった。

13帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/08/29(土) 22:45:47 ID:NMJ2OxJI0
>>12
「非常用階段への扉がないなら直接浮遊して行けばいいじゃない!!」

使用の為に空中浮遊が必要な住宅とは一体…

14黒髪の女:2015/08/29(土) 22:45:51 ID:eRkB3tXk0
>>11 >>12
「此れなら次が在っても無事だろうな」
からからと笑う。何てやつだ。

「さて、次は何処にしようか、ね……」

目についた珍しい家を指差した

奇数 平屋
偶数 鉄骨
5,0 アパート

15とむ(HP:200):2015/08/29(土) 22:46:12 ID:J5ZUlMko0
>>12
  ``` ( ^ω^)<すげえ、鉄骨を強調どころか鉄骨しかねぇ
 _, ‐'´  \  / `ー、_    
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ
{ 、  ノ、    |  _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー〜'´ ̄__っ八 ノ
\ヽ、   ー / ー  〉
  \`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-/
(たぶん爆発で吹っ飛んだんだろう家を発見。勿論、それは論外なのだが。
さてどれを選んだものか、と彼も彼なりに悩む。さっきのようなトラップハウスは御免だ。
まあいつのまにか先導を切っている女性に任せようという結論に至ったようだが)

16とむ(HP:200):2015/08/29(土) 22:50:55 ID:J5ZUlMko0
>>14
元々頑丈だからね、俺(^ω^ )
(それにしても、なんであんな目に遭ったんだっけか…と思い出すことが出来ないことを
歯がゆく思いながらも、黒髪の指さした方向を見据えた時には考えていることすら忘れてしまった)

平屋か…よし、さっそく入ってみるとしよう(^ω^ )
(回復した所為かやけに積極的。男はいきなり平屋の扉へと手をかける)

17クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/08/29(土) 22:55:08 ID:T0YCDSjI0
>>13

 ともかく全てを調べ終わった、と思ったらこの住居どうやら屋上もあるようだ。
階段でのみ上がれるらしく、分厚いアクリル越しに太陽光パネルが敷き詰められている。
そして柵がない。非常階段は地上と屋上の直通に成り果てていた。
これでは非常階段を使って泥棒が入ってきてもおかしくない。しかも危ない。

 だが色々欠陥はあったものの、この家は大体調べつくしたようだ。
屋上からは様々な住宅を見渡すことができて眺めは悪くない。


>>14>>15

 今時珍しい平屋の一戸建て。玄関を見てみればこちらも引き戸。
温かみのある玄関、廊下を見てみると部屋はふすまで仕切られている。
恐らくは部屋も畳の和室で温かみのある部屋なのだろう。

 廊下の上にばっちり見える鋭い棘付きの吊り天井に目を瞑れば。

18とむ(HP:200):2015/08/29(土) 22:58:24 ID:J5ZUlMko0
>>17
問題ない…この程度の罠なら…!(^ω^ )

     §
     §
     §
___  §
←居間|__§_ サッ
 ̄|| ̄ L___(^o^ )
 ||  ▼▼▼≡┃┃
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

     §
     §
     § コレハイケル!
     §(^o^ )┛
___  § ┗┃
←居間|__§__ ヾ\
 ̄|| ̄ L___亅
 ||  ▼▼▼▼
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ティウンティウン  §
   ティウン|§||
    |||§||
   __◎§_◎_
   L__◎__亅
___▼◎▼◎▼◎
←居間|__§__
 ̄|| ̄ L___亅
 ||  ▼▼▼▼

19帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/08/29(土) 22:58:31 ID:NMJ2OxJI0
>>17

「防犯対策とか今更だよなあ」
さっきの黄色い家とかも鍵すらかけられないような感じだったしな!!

「―――この家の欠陥だけ報告して、帰るか…」
もう、あまりにもニッチなツッコミどころと爆発を食らったせいで疲れた…

20黒髪の女:2015/08/29(土) 23:03:11 ID:eRkB3tXk0
>>17 >>18
「此れが……ニンジャヤシキ」

\ティウンティウン/

二重の罠によって潰えたトーム君を僕らは忘れない。三重目が無いことを引き戸を蹴り抜いて(もうこの家は使えないだろうからな、と女は語る)確かめ、居間へと進む。


この時点で大分欠陥が見つかったんだが進むべきか?いや進もう。

21とむ(HP:100):2015/08/29(土) 23:07:08 ID:J5ZUlMko0
>>20
ああ…進むとしよう(^ω^ )
(何食わぬ顔で復活。黒髪の血がなければ危なかった、と彼は後に語る)

22クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/08/29(土) 23:10:45 ID:T0YCDSjI0
>>18>>20

 二重の吊り天井。正に初見殺しと言えるそれは容赦なく牙をむいた。
一応正答としては壁の一部が引き出せるようになっていて、つっかえ棒として機能するようだ。
しかし氷で柱を作るなり、天井が落ちるより速く移動するなり色々突破方法はありそうだ。

 居間へと入るとやはり畳だった。ただし家具の全てが畳のような表面をしていた。
テレビの画面などは普通だが、何故か置いてあるソファも畳っぽい。テーブルも畳っぽい。
というよりも畳だというだけで全然和室ではない。これでは畳風だ。


>>19

 二件の住宅の報告を行うと検定はクリア扱いとなりリフォームの割引券がもらえた。
しかし何かしらのトラブルが起きる物件を見て、住み慣れた家の方がいいだろうなとも思ったかもしれない。
返り際にクオンが軽い回復薬を渡してくれたが、その目はどこか遠いところを見ていた。

23黒髪の女:2015/08/29(土) 23:17:16 ID:eRkB3tXk0
>>21 >>22
正攻法とは。すべてを突き抜けて身を張ったトーム君とは。
初見の来客やはいはいをする赤子に正攻法が伝わるとは思えないのでやはり手直しが必要だろう。

さて、辿り着いた居間では。
再びトーム君を差し向ける……前に自分から畳の空間に入っていく、も

「此れは面白いがクッションがないと使えぬ、な」

ソファーのちぐはぐ感に惹かれ腰を下ろすと眉根を寄せた

24クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/08/29(土) 23:23:21 ID:T0YCDSjI0
>>23

 ソファに腰掛けて天井を見上げてみると天井も畳だった。
それだけであり、この部屋にはそう脅威となる物はなさそうだった。
次の部屋はどんな部屋になっているのか予想がつかなくなってきた。

 廊下は相変わらず吊り天井。しかも今度は吊り天井まで畳風だった。

25とむ(HP:100):2015/08/29(土) 23:24:00 ID:J5ZUlMko0
>>22>>23
黒髪の女が前にいたと思ったら俺がいつの間にか前にいた。
何を言っているか〈ry (^ω^ )

(差し向けられたトームの運命や如何に)
奇数なら無事…だった?
偶数ならおおっと、テレポーター
0なら爆発

26とむ(HP:10):2015/08/29(土) 23:25:41 ID:J5ZUlMko0
            . -‐ニ ̄ニ‐- .
       _/           \_
 =二 ̄ /               ',  ̄二=
     ̄7'' ―― ___ ―― 戈 ̄
――― 从,,i ;         `. 、 .尢r、――――――
      /\じ'jl|此ト=メ i;_,,爻,,i| 刈ゞメ
       ``‐ヾ:;!Iヅ 〃!iメト辷-" ^

27クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/08/29(土) 23:29:21 ID:T0YCDSjI0
>>25>>26

 なんということでしょう! あの陰鬱とした吊り天井の廊下が匠の巻き込まれたたった一度の爆発で、
広々とした空間。天窓から明かりを取り入れる開放感溢れる廊下に早変わり!

28黒髪の女:2015/08/29(土) 23:36:17 ID:eRkB3tXk0
>>25 >>26 >>27

なんと言うことでしょう……本当になんと言うことでしょう……

しかし自分が巻き込まれなかったので黒髪さんは良しとしました。

これは……問題を解決できたのでしょうか

29とむ(HP:10):2015/08/29(土) 23:39:15 ID:J5ZUlMko0
>>27>>28
俺は悪くねぇ!(^ω^;)
(生存者のインタビューより抜粋。頑なに自分の所為であるという事を拒みました)

30クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/08/29(土) 23:40:18 ID:T0YCDSjI0
>>28>>29

 欠陥がこの先どれほど眠っているかは分からない。
しかし、少なくとも廊下の壁や天井が吹き飛んだ家を売るわけにはいかないだろう。
この家は危険性も考慮すると完全解体去れる以外の道がないのではないだろうか。

 報告書にはこう書くべきだろう。勝手に爆発する欠陥がありましたと……

31黒髪の女:2015/08/29(土) 23:44:13 ID:eRkB3tXk0
>>29 >>30

「『一般人には危険な廊下、及び爆発の不具合を確認。売るには危険だと判断する』、と」

さらさらと渡されていた用紙に住所と欠陥を書き付ける。
これを提出すれば問題ないだろう。

なぜトーム君が爆発したのか。それは家の欠陥であったーー

32とむ(HP:10):2015/08/29(土) 23:47:22 ID:J5ZUlMko0
>>30>>31
………任務達成だな!(^ω^;)
(グっ、とガッツポーズをして誤魔化す、チリチリ頭と化した焦げ茶色の何か)

(トーム自身もなぜ爆発したのか、それはわからないままだった。
家に爆発物が仕込まれていたのか?それともトームがいつも通り自爆しただけか?
それは神のみぞ知るである)

33クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/08/29(土) 23:50:20 ID:T0YCDSjI0
>>31>>32

 さあ、そろそろ検定終了時刻が近づいている。
このような住宅からは早く脱出し、そして報酬を受け取ろう。
住宅の大切さというのはもう十分に学んだ。決して同じ失敗はしない。
こんな嫌な住宅には絶対にすまない。リフォームも機能性と安全性を追及しよう。

 脱出を開始する。そこでふと思った。
「あれ? これってカフェでならよくあることじゃ……」と。

34フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/08/29(土) 23:58:33 ID:VpDyFur60
>>987
竜人は眠ってしまっていた。
ついつい眠りやすそうな箱があって、ご自由にお入りくださいとあったのだ。
その中に納まるように体を屈めて入り、そのまま箱の蓋を閉じた。

………………

箱に入って暫く経った後だった。
建物が突如爆発したのだ。
その爆発に乗るように、竜人の入った箱は、某考古学者の入った冷蔵庫の如く打ち上げられ……建物の外へと不時着した。
地面に叩きつけられると共に開かれる蓋。
中から竜人が顔を覗かせ立ち上がる。


「ダンジョン以前に爆発やら全体的におかしかったな……箱に入ってなかったらヤバかった。
もしかしたら、爆発までかアトラクションのビックリハウスなのかもしれないな」

報告書をそれっぽくまとめ、適当に提出することに決めたのだった。

35とむ(HP:10):2015/08/29(土) 23:59:04 ID:J5ZUlMko0
>>33
むしろカフェの方が危険じゃねぇか!!(^ω^;)


【住宅街→カフェ】

     ( \/ / ̄\   <./|   /|       /\___
      ヽ/ /^o^/⌒ヽ  / .| / /     /    //
      / /\/ ,ヘ  i   ̄ > \_/   /____//
      し' \_/    i  />      ̄ ̄ ̄ ̄
         i⌒ヽ  ./   ̄>__         .|| |::   
     /⌒ヽ i  i  \(    .|/  / /\    .|| |::   こんなカフェなんかいられるか!
     i    | /ヽ   ヽ  ∠__/   ̄       .|| |::   俺は帰るぞ!!
     ヽ ヽ| |、 \_ノ  >   <>        || |::
       \|  )  ̄  ./V              ..|| |::
____  .ノ ./⌒)∧ /  ...__________||___
     / し'.ヽ ( .∨    /\________|__|
    //    し'  / /\   ̄::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

36クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/08/30(日) 00:07:11 ID:T0YCDSjI0
>>34

「……」

 報告に行ったらクオンが「分かる、その感覚分かる」と言わんばかりに頷いていた。
調査内容は少なかったものの、おまけで合格になるらしい。

 というよりも企業側が割引券をばらまいて仕事を増やそうとしているのかもしれない。
そんな感想を抱くほどに裁定が甘かった。


>>35

 カフェではマスターがいつものように佇んでいた。
箒とチリトリが手渡された。

37フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/08/30(日) 00:14:20 ID:VpDyFur60
>>36
「あの報告書で大丈夫なのか……裁定甘過ぎな気もするが……」

合格の通知を受け、驚愕。
ちなみに、最初から全身に傷があった理由は、50階分ぶち抜きの落とし穴に引っ掛かったからである。

「おまけとはいえ、合格できたんなら、まぁそれはそれでいいのかな……?」

38クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/08/30(日) 00:18:16 ID:T0YCDSjI0
>>37

「実は私も報酬とは別に割引券渡されたんです」

 救護班のクオンにまで割引券が配られていた。

「あっ、回復の魔法薬いりますか?」

39フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/08/30(日) 00:26:25 ID:bkUzNgys0
>>38
「マジか。
これはもう、ばらまきたいだけなのかもしれんな」

報酬で受け取った割引券を懐にしまう。

「ありがとな。
でも、恐らく大丈夫だ。
よく食べてよく寝れば自然に回復するさ」

そう言って竜人は帰るのだった。
家ではなく、カフェの仮眠室に。

40 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/05(土) 19:55:41 ID:T0YCDSjI0
【カフェのスクリーン】
本日の検定内容_
‘2と1/4番目のトイレ’
〔ジャンル〕
タイムアタック
〔推薦適性値〕
霊能B+
観察C+
生存C
〔開催地〕
元カフェモカ小学校

〔概要〕
私は以前トイレの花子さんに連れ去られた経験があります。
連れ去られた先はまるで天井から雨が降ってくる学校が迷路のようになった世界でした。
あらゆる扉と窓が無茶苦茶な場所に通じていて階段もまともではありませんでした。
冷たい雨で寒くて景色も気持ち悪い校舎を彷徨い続けて気付けば元のトイレで倒れていました。

あの時は怖くて仕方がなかったのですがその後とても奇妙なことがわかったのです。
私が雨の校舎で凍えていた時間、元の世界では大地震があったそうです。
そして丈夫なはずの校舎の一部が崩れて、私の席は瓦礫で潰されていたそうです。
もしも花子さんに連れ去られなかったら私は死んでいたかもしれません。

耐震強度を問題視された学校は廃校となってしまいました。
私も最近知ったのですがこの廃校は近々取り壊されるそうです。
解体工業の人と交渉した結果、少しの間だけトイレの取り壊しを後回しにしてくれるそうです。
今度は私が花子さんを助ける番です。
ですが私にはあの雨の校舎をもう一度彷徨うことはできません。
皆さん私の代わりに花子さんを助けてください。

〔ヒント、その他〕
花子さんを呼び出す儀式は女子トイレの手前から二番目の個室に入る。
次に三番目の個室側の壁に背を向けて座り深呼吸をする。
最後に目を瞑って「明日雨だったらいいのにな」といいます。
本来はここで後ろから肩を掴まれ壁に引きずり込まれます。
ですが今回花子さんの意思を無視して参加する皆様の方から後ろ向きに転がって進入してください。

〔失格行為〕
・雨の校舎以外の場所での迷惑行為、工事の邪魔となりますので自重しましょう。
・花子さんに対する除霊行為、多少の手荒な真似は容認しますが恩返しの対象です。
・花子さん封印の壷の破損、今回はこれに花子さんを封じて脱出することが検定クリア条件です。

〔BOSS〕
・心霊現象
今回は心霊現象に対して積極的に踏み込む検定です。
敵は校舎そのものかもしれませんし七不思議や花子さんが難敵ということもありえます。

《PRESENT》
☆プールの手のミイラ☆
分類:呪物
依頼主が学生時代の花子さん事件後に除霊した七不思議「プールの手」が大量に残した呪物。
指定した水の方へ、その水の量に比例した強さで引き寄せられる力を持ちます。
花子さんを封印した壷が依頼主の手に渡った時に失格となっていなかった人全員が貰えます。

☆箱舟の護符☆
分類:呪物
花子さんの神隠しの後に霊能力に目覚めた依頼主の机の残骸から削りだしたお守り。
花子さんを封印した壷を依頼主に手渡した人が貰えます。

《検定開始時刻》
>>20:30
《終了予定時刻》
>>0:00

41帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/09/05(土) 20:19:11 ID:NMJ2OxJI0
>>40

「この概要はなんだ?稲川淳二視点なのか?」
だが言いたい事はよう分かったぜ
ようは別世界の学校にいる花子さんをツボに拉致して持って帰ってこいって事だな?
だが問題点がある…!

「俺女子トイレ入れねー」
まあ、セーフだと思うがな☆
あと俺、お化けは大丈夫なタチだが霊属性攻撃には弱い
そこらへんも留意しつつ転送っと

42仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/05(土) 20:23:32 ID:T0YCDSjI0
>>40

 トイレの花子さん。それは学校を舞台にした都市伝説でもあり、亡霊でもある存在。
学校を舞台にした怪談というものは心霊現象と都市伝説の両方の側面を持つ。

「へぇ、学校ってこんな感じなのね」

 解体作業中の小学校を興味深そうに眺める仮面の少女。
依頼主から壷を受け取り、少し寄り道のように学校の中を見学していた。


>>41

【元カフェモカ小学校】

 解体現場となっているそこは、それでも案外まだ学校であると分かる程度であった。
昇降口には依頼主の女性が立っていて封印の壷をワゴンにのせて待ち構えている。

43:2015/09/05(土) 20:39:20 ID:KL6S02l60
>>40
検定会場に人語を話す1匹の狐が紛れ込んだ

「よっし いっちょ揉んでやるか!
ほうほう これがその壺ねぇ・・・なんか思ってたのと違う気がするけど・・・」

狐はお札の貼ってある電子ジャーを手に入れた
(これ某緑色の大魔王封印するやつだ・・・!)

44帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/09/05(土) 20:39:33 ID:NMJ2OxJI0
>>42

転送先の校舎前にて
「どーも、依頼主さん」
そのモンスターボールみたいなツボはいくつもあるんだな…
参加者が複数いれば一つくらい壊れてもセーフだと思うんだが、まあ取り扱いに気をつけるに越したことはないか

ところで件の女子トイレって何階にあるんだ?それとも校舎内の女子トイレでさえあれば一定の手順を踏めば別世界に行けるのか?

45仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/05(土) 20:46:25 ID:T0YCDSjI0
>>43

 おそらくは、陶器の壷だと簡単に割れてしまうから丈夫さを求めたのだろう。
そして安く仕入れる。それを両立させるために粗大ゴミとなった電子ジャーを利用したのだろう。
――その割にはデザインが似すぎているが。


>>44

「それが、一度入ると二度とは入れない空間なんですよ。だから私も入れなくて……
報酬目当てに他の参加者の方の壷を奪うタイプの人が出ないようにこういった処置にしているんです」

 一応そんな理由があったらしい。

「例の女子トイレは一階の一番端の方のトイレです。一応入り口には『ここです』という張り紙もしておきました」

46フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/05(土) 20:53:05 ID:heEb2Czw0
>>40
「女子トイレか。女体化しとけば問題はないな。
とりあえず行ってみるか!」

竜人は花子さん属封印の壺を受け取って転送装置に向かう。

「永続罠だからとりあえず伏せて発動でいいのかな?」

47:2015/09/05(土) 20:54:08 ID:KL6S02l60
>>45
依頼主の話は聞いていなかったが全階層を調べるつもりで一階のトイレに来たら早速《ここです》と書いてあるトイレを見つけた

「おいおいいきなりかよ・・・私より先に来たやつの痕跡は・・・ないな」

48帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/09/05(土) 20:54:17 ID:NMJ2OxJI0
>>45

なるほど、だからあんた自身で行くことはできないという訳か
じゃー行ってくるぜ。なあに俺がダメでも他の誰かがきっと取り戻してくれるだろう

【女子トイレ】

なんか入ると物凄くいけない事をしている気分になりますが躊躇無く入る。
「えーと手順はなんだっけ…」
念のためメモしておいた

えーとまず向かって三番目の個室に背を向けて深呼吸します
「俺に女子トイレの空気を深呼吸させるとか何させんねん!!!」
メモを破りたくなったがやります。

次に目を瞑って「明日雨だったらいいのにな」と呟く
「あー明日雨だったらいいのになあ…」
(洗濯物溜まってんだよ!!!頼むから晴れてくれ!!!!)
叫びたくなったが従います。

最後に後ろ向きに転がります


「――――こんな邪念まみれでも入れるんだ…。」
意外とラフだな花子さんの世界!!!!

49仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/05(土) 21:03:12 ID:T0YCDSjI0
>>46

 使い方はどうやら内側に特定の波長の霊を吸引する霊術式が書かれているようなので開けてしめるだけでいいらしい。
女子トイレの場所は一階の端。あとは女子トイレで儀式を行うだけで異空間に突入である。


>>47

「……?」

 仮面の少女が廊下にヒョイと顔を出したが、すぐにどこかへ行ってしまった。
壷を持っているところを見ると参加者だったようだが。

 それはともかく女子トイレの内部は特に変わったところは見受けられない。
二番目のトイレのドアに花子さん異空間への突入方法が書かれたメモが確認用に貼られている程度だ。


>>48

【花子さんの異空間】

 そこは室内であるというのに雨が降っていた。
昇降口だ。しかし天井からは雨のように水が滴っている。
霊的気配というのもあってか肌寒く、小学生がうろつくにはとても厳しい環境に思えた。

 窓や扉に目を向けてみると、そこは男子トイレに繋がっていたり、職員室に繋がっていたり。
あるいは扉の先が階段であったりと空間が滅茶苦茶に繋がっているような歪な世界だった。

50:2015/09/05(土) 21:05:04 ID:KL6S02l60
>>48
「なるほど 指定されたとおりの行動をするとこうなるのか」

4番目のトイレから様子を伺っていたようだ
自分も行動を真似しようとするがついつい好奇心が働いてしまった

「明日晴れらしいよ?」

51仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/05(土) 21:11:22 ID:T0YCDSjI0
>>50

 何もしていないのに、勝手にトイレの水が流れた。どこか泣いているかのような寂しげな流れ方だった。
しかし、晴れるという情報に反応して心霊現象が起きるということは、やはり雨に対して強い思い入れがあるのだろう。
花子さんが霊となった原因となる物語には天気が深く関わっている。そう確信できそうだ。

52フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/05(土) 21:13:54 ID:heEb2Czw0
>>49
「さてさて、儀式を行わなくちゃいけないんだよなぁ。
やり方どうだったっけ?」

女体化して妹に姿がそっくりなった竜人が儀式の内容を思い出そうとする。

「まず、手前から二番目だよな?
そのあと、三番目の方向に背を向けて座って……」

言葉通りに儀式を進めていく。
そして目を瞑り。

「あーあ……明日雨だったらいいのになぁ……」

儀式の呪文を唱え、Zボタンでローリング!
後ろに向かって転がるように異世界へと入ろうとする。
次に目を開けたときにはきっと異世界か知らない天井だろう。

53:2015/09/05(土) 21:16:22 ID:KL6S02l60
「うわっ!なんだ?急に水が流れた!?
どうやら花子さんは天気の話に敏感なようだな」

改めて正しい手順で異世界へ侵入する

54帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/09/05(土) 21:17:44 ID:NMJ2OxJI0
>>49

「傘持ってこればよかったかな」
これ事前情報に書いてあったしな…
それにしてもこんな所に招待された日には風邪引くこと必至だな
どの部屋も、教室も、職員室も、雨が降っていて、開始数分で俺の服はびしょ濡れだ

「不思議と書類とかはあんま濡れてねーな」
まあ、これが不思議空間たる所以なんだろう
長居はしたくないし(体調的な意味で)
さっさと花子さんのいる場所を探そう

「しかし探そうったって何処にいるんだ?」
本当に迷路だ…まず無事に帰れるんかいなこれ

偶数なら廊下の扉の先に繋がっていた教室を探す
奇数なら廊下の扉の先に繋がっていた音楽室を探す
0ならまず検定者を探そう…

55仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/05(土) 21:26:58 ID:T0YCDSjI0
>>52>>53

 【花子さんの異空間】

 大きな傘立てに立ち並ぶ下駄箱。そこは学校の昇降口であろう場所だった。
しかし3つある昇降口の扉は職員室に繋がっていたり、体育館に繋がっていたり、階段につながっていたりする。
近くにある窓などは男子トイレに繋がっていたり、その隣の窓は音楽室に繋がっていたりする。

 そして天井からは絶えず雨が滴る。天井だというのにまるで屋外で雨に降られているのとなんら変わらない。
ただし風だけが存在せず無風状態。もしも風が存在していたら物凄い勢いで体温が奪われていったかもしれない。
少なくとも小学生の体力では長時間いるのは厳しいであろう場所だった。


>>54

 そこは普通の教室なのだろう。机は小ぶりではあるが、壁の上部に張られた習字には高学年の生徒の名前が並ぶ。
習字もやはり水で滲んでいるようには見えない。まるで雨の悪いところの多くが無視されているかのように。

 窓の外はやはり無茶苦茶な場所に繋がっている。
家庭科室であったり、先ほども見た音楽室であったり、あるいは校長室らしい場所や体育倉庫。
もう一つの扉の先などプールの更衣室のロッカーに繋がっているようであった。

 パッと見ではこの教室に手がかりになりそうなものは見つからないが。どうするべきか。

56狐【放送室】:2015/09/05(土) 21:35:35 ID:KL6S02l60
>>55
雨漏り?が激しいが狐の体毛は水を弾き濡れる気配は無い

「ここは放送室か?」

マイクが置いてある
雨に濡れているが動くのだろうか
狐は電源を入れるとマイクに向けて「マイクテスト、マイクテスト、生麦生米生放送」と言ってみた

57帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/09/05(土) 21:41:32 ID:NMJ2OxJI0
>>55

「習字かあ」
やはり濡れていない
花子さんの世界ではハイテクノロジー習字が行われているのか…!?
それとも随分と都合のいい雨なのか

黒板には今日の日直が書かれているが、その二人の名前は後ろの習字の中にはない
給食の献立はマンボウ一匹やらモロヘイヤ炒めビタミン剤風味などシュールな字面が並ぶ

「うーん、手がかりはないね」
というか教室で得られる手がかりってなんだ?
花子さんの在籍していた教室でない限りそんなもの…

―――彼女何年何組なんだろう
依頼者結構大人だったから…ざっと10年くらい前の話なんだろう。
現在の花子さんはどう考えても小学校卒業してると思うんだが…彼女はまだここにいるの?ホントに?怪しくなってきたぞ
見つかったとして昔のままのロリ花子さんが拝めるのか、それとも大人になり成熟した花子さんが拝めるのか…そこらへん乞うご期待だな!なんかやる気出てきたぞ

>>56

「ん?」
教室のスピーカーからなにやら声が!!

『生麦生米生放送』
悪くないフレーズだ!!!
このファンキーさは恐らく花子さんではなく検定者だと思う!!!

「放送室もあるのか…」
次は何処だ

偶数 音楽室
奇数 プール場
0 放送室

58仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/05(土) 21:52:47 ID:T0YCDSjI0
>>56

 どうやら放送自体はできているようだが、放送がスピーカーから聞こえている様子はない。
スピーカーと放送室が繋がっていないのだろうか。
そういえば他の教室も仄かに明るいものの蛍光灯がついている様子はなかった。
電気が繋がっている場所と繋がっていない場所があるのだろうか。
となるとこの放送もどこかのスピーカーには繋がっているのかもしれない。
むしろどこかしらには繋がっているような確信が湧いてくるかもしれない。

 試しに放送室の電灯をつけようとしてみれば普通に点灯するだろう。
この放送室に電気が通っているのは間違いなさそうだ。
感電が起きず機械も正常なところをみると本当に電気で動いているのかは疑問だが。


>>57

 もしもここが花子さんの作り出した空間であるのならば、何かしら花子さんの手がかりがどこかにはあるはず。
きっとここにあるのは花子さんにとって当たり前の事や、強く印象に残ったこと、覚えていること、憧れ……その象徴だ。

 音楽室の内部には楽器がおいてあった。
ピアノは錆び付いておらず、ペダルを踏んで演奏するオルガンも問題なく音がでた。
放置されている一対のトランペットとバイオリンは、花子さんが憧れた楽器なのだろうか。
楽譜は子供向けの童謡などばかり。クラシックはなじみがなかったのかもしれない。
見覚えのない、出鱈目の音符が書かれた楽譜もありタイトルに「牛乳で消した花火」とかかれていたりもしたが。

 しかし、何か手がかりになりそうな、異様な雰囲気を持つ物はなかった。
窓や扉はやはり変な場所にばかり繋がっている。
どこかの教室のロッカー、屋上に続く階段、体育館に女子トイレ。

59帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/09/05(土) 22:02:10 ID:NMJ2OxJI0
>>58

「音楽室…か」
俺は楽譜は読めないし、演奏できる楽器はトライアングルだけだ。

「やはり楽譜は濡れてないな…。何々…?『醤油の中から金魚すくい』」
なるほど!これが花子さんのセンスなんだ!!

あと妙なのは楽器の種類が偏ってたり、
音楽家の肖像画に見た事も無い鳥やセミや信号機が写っているくらいか。確かに音を奏でる者ではあるが…

偶数 窓から体育館へ行く
奇数 窓からプール場へ行く
0 屋上

60狐【体育館】:2015/09/05(土) 22:10:34 ID:KL6S02l60
バスケットボールが散らかっている以外に特に何もない

それにしても対象はどこにいるんだろうか
「おーい花子でてこーい」
なんて独り言を言ってみる

振り返るとバスケットボールが増えているような気がした
きっと気のせいだろう

61仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/05(土) 22:14:28 ID:T0YCDSjI0
>>59

 屋上へと続く階段、その屋上側の扉からでてきた。
おそらく花子さんは封鎖されている学校の屋上に出たことがないのだろう。
しかし、それならば何故屋上へと続く階段がはっきりと音楽室に繋がっていたのだろうか。

 階段を下りると、そこは体育館の二階部分に繋がっていた。
体育館の壁際にある細長い二階部分、何故かその窓の外だけは奇妙な場所には繋がっていなかった。
外は雨の降る校庭。誰もいない雨の校庭だ。窓は開かない、壊れる気配もない。
しかしどの窓からも雨の校庭が見える。これは、花子さんにとって特別大切な光景だったのであろう。

 端にある梯子は空間がねじれていないのか普通に体育館の一回に伸びていて、普通に降りられそうだ。
体育館のステージへと続く小さな階段。その一角だけ雨に降られていない場所があった。
そこには跳ねるボールのような人魂がポツンと浮いている。


>>60

 二階部分を見上げると他の参加者の姿が見える。
彼が姿を現すのと同時に体育館の一部、移動式の小さな階段の部分の雨が止み人魂が現れた。

 バスケットボールはたまに誰もいないのに跳ねる。風が吹き込んできたような気もするし、無風である気もする。

62狐【体育館】:2015/09/05(土) 22:22:55 ID:KL6S02l60
>>61
(なんかある!!)

狐は階段を使わず一飛びで2階の人魂へ辿り着いた

「花子の世界で花子以外の人魂があるわけがねえよな!?おとなしく壺の中に入りやがれ!」

お札の貼られた電子ジャーを床に置いて怒鳴った

63 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/05(土) 22:28:59 ID:T0YCDSjI0
>>62

(「すみません、人魂は階段部分にいます。あと階段は体育館のステージに繋がっています。
二階部分と繋がっているのは梯子です。二階にいるのは帽子さんです。分かりづらい描写で本当にごめんなさい」)

 人魂は話しかけられると小さな男の子の声で答える。

「花子さんはちゃんと女の子の格好をしているよ、狐さん」

 どうやら花子さんではないらしい。そして花子さんは人の姿であるらしい。

「雨が降ると校庭が使えないでしょ? だから体育の時間はよくおしゃべりしてたんだ。僕は体が弱かったから」

 聞いてもいない事を話し始めた。というよりは自我が既に希薄なのだろうか。

64フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/05(土) 22:30:10 ID:heEb2Czw0
>>55
「ここは一体……」

ローリングしてからの記憶が無い。
恐らく気絶していたのだろう。

「とりあえずさまよってみるか」

まずは廊下を適当に練り歩き、思うがままに進んでみようとする。

65帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/09/05(土) 22:30:20 ID:NMJ2OxJI0
>>61

「ここは―――」

屋上という名の音楽室…に続く階段に出たのか。
そのまま降りていくと、体育館に出た

「小学校の体育館って、結構狭いもんだなあ」
大人になると、狭く見えるな…。

窓の外は、普通に校庭が広がっていた。
空は曇天、やはり雨天だ。
このガラスを割れば外に出られるだろうか?
花子もこうやって外に出たりはしないんだろうか?
彼女がここに未だ留まっているとしたら、さぞかし退屈だろう。何に縛られていることやら…?

>>62
お、一階に狐がおる
アレが検定者だとは思えないし、恐らくキーキャラクターか…!?

接触するために一階に続く階段に足をかけた瞬間、階段上から雨が消えさる。
次の瞬間、人魂のようなものが階段の上に現れた。

「あ…アレは一体?」
俺が戸惑っていると、狐が驚異的脚力で人魂の下に跳躍し、電子ジャーを置き…喋った!?

「おいおいあいつも検定者か!!」
しかもアレツボのつもりなのか!!
魔封波で封印するつもりなのか!!!

66狐【体育館】:2015/09/05(土) 22:38:10 ID:KL6S02l60
>>63
「ファック!じゃあどこにいるんだよ?」

(こいつを代わりに封印して提出してもばれないんじゃね?)

「もしかして女子トイレIN女子トイレにいるとかじゃないだろうな?」

前足を揃え、尻尾を立てながら人魂に質問する

67狐【体育館】:2015/09/05(土) 22:44:27 ID:KL6S02l60
>>65
「ぬ?女の子・・・ではないな、検定者か?」

しかし先ほどの人魂が予想を外れていたのだ
目の前のこのおっさんが花子である可能性も・・・

「いや、検定者だな、間違いなく」

これは確信である

68仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/05(土) 22:45:01 ID:T0YCDSjI0
>>64

「……」

 廊下を進んでいくと、どこかで見たことのある仮面を被った少女がいた。
しかしその外見を見ると少し差異がある。ランプは火ではなく純粋な光を放っている。
植物を思わせる翼と尻尾、樹皮のような角。木行竜と呼ばれるこの世界では絶滅した竜の特徴。
だが仮面に髪型、ランプのデザインに服装や雰囲気自体はあの時氷の迷宮でみた彼女と同一であった。
彼女もまた参加者なのだろう。壷を持っている。


>>65

 実際のところ話を聞けば>>63の通り花子さんではないようだが、花子さんの事を知っている人魂であるらしい。
訊ねれば何か重要な情報が返ってくるかもしれない。


>>66

「花子さんは雨が好きだったんだ。というよりも晴れが少し嫌いだったみたい。
僕みたいに体が弱いわけじゃないのに、校庭よりも体育館の方が好きだったんだ。
何でだろうね? ……何か、校庭には嫌なものがあったのかな?」

 長々とマイペースに話す人魂。これは花子さんの居場所を本当に知っているのだろうか。

「たぶん花子さんは明るい場所が苦手だったんだ。でもだから誰にも見つけてもらえなかったんだと思う。
校庭で遊べないから、教室の皆でやった学校でのかくれんぼ……僕ってどうして死んじゃったんだっけ?
トイレの花子さんだからトイレに隠れてたのかな? でもなんで花子さんは死んじゃったんだろう?」

 どうやら暗くてかくれんぼで隠れそうな場所に花子さんはいるらしい。

69帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/09/05(土) 22:53:02 ID:NMJ2OxJI0
>>67

(なんだこの狐―――ものっそい失礼な気配を感じた気が…)
い…いや気のせいだろう!

「おう、検定者だが…」
今は人魂の話を聞くのが先だな

>>63>>68

人魂の話によれば、花子さんは女の子の姿をしているらしい。
女の『子』か!!つまりロリのままの可能性大ってことか!!!

質問していないのに(聞きたいところではあるが)人魂がレコーダーのように花子さんについての知識を語っている
どうやらこいつも、花子さんと仲がよかった生徒の亡霊らしい

「……その電子ジャーを含めればツボは二つあるんだし、こいつも連れ帰ってやれんかなあ…」
―――いや、それが救いになるとは限らないし、何よりいちいち死んだ魂に情けをかけていてはキリが無い
明るくない場所で…、かくれんぼっぽい場所…か
それだけ絞れればなんとかなりそうな気がしてきたぜ!!

70フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/05(土) 23:01:49 ID:heEb2Czw0
>>68
少女の姿を発見すると同時に多少の警戒をする。
ここで他の参加者といきなり出会うとは思ってなかったからだ。
あるいは少女が実は花子さんという可能性もある。
女体化を解いて通常の姿に戻り、普段通りを装いつつも心を引き締め喋りかける。

「他の参加者か?
いやぁ、道に迷ったんだけど、進捗はどんな感じよ?」

以前と多少違いがあることに関しては、気が付いていない模様。

71狐【体育館】:2015/09/05(土) 23:02:31 ID:KL6S02l60
>>69
「待て待て 暗くて隠れられる場所って言われても私たちはここの地形すら把握してないんだぞ
もう少しヒントがないか聞くべきだ」

72仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/05(土) 23:07:49 ID:T0YCDSjI0
>>69

 ただ暗い場所というわけではなく、現実の校舎で暗い場所。
たとえば分厚いカーテンのある一部の特別教室。たとえば倉庫、当時は雨だったことも考慮するべきか。
しかしそれでもある程度は絞り込むことができた。そして音楽室は既に何もない事を確認している。

 特別教室で候補となるのは、理科室か図書室だろうか。
放送室は先ほど放送が流れ、他の参加者が探索したことが分かっているから除外できる。
それ以外では体育館倉庫、あるいは電気が切れていればトイレも暗いだろうか。


>>70

「……なんだか体調が悪い気がするわ。この姿でも過ぎた水は毒のままよ。
どこがどこに繋がっているのかもわからないし、怪奇現象はどうでもいい物ばかりで気が滅入りるわ」

 対応は普通だが、体調はよくなさそうである。

「とりあえず工芸室と家庭科室は何もなかったわ」


>>71

「地形? ごめんね、僕も雨に濡れると消えちゃうから動けないんだ。
けど、花子さんはいつもあの倉庫の扉から遊びに来るよ。帰るときもあそこからなんだ」

73フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/05(土) 23:15:37 ID:heEb2Czw0
>>72
「若干ダルそうだな。傘とか使うか?」

袖口から折り畳みの傘を取り出して差し出す。
雨に長く当たり続けるのは体に悪いと思ってのお節介である。

「じゃあ、その二つを除いた他の場所に行ってみるか。
美術室とか理科室とか」

なにかが起こりそうな気がプンプンである。

74帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/09/05(土) 23:18:53 ID:NMJ2OxJI0
>>71>>72

「地形って言ったってよ…ここの構造は無茶苦茶だし、法則があるならともかく、細かい道は教えられてもどーせ覚え切れん。
それに小学校にある部屋といったら言われなくても大体思いつくだろ―――」
と、言いかけたが、こいつは狐だったな…。人間の常識前提で会話してはいかん

魂も、ここから動けないせいか構造についてはよく知らないらしい。
自力で探すしかないってこったな…

「ありがとよ、少年」
ともかく狙いは絞れた。礼を言うよ

それっぽいところは、理科室、図書室―――あー、そういえば放送室もあったな
「そういえば、さっきの放送って、お前の仕業か?」
狐に問う帽子。
なんかお前の声に聞き覚えがあると思ったんだよなー

「ここで油を売っている訳にもいかんし、花子さんが隠れていそうな場所を探そう。ただの教室でもロッカーの中とかもありえるぞ」
つかの間の晴天から、雨の中へと再び身を投げる
とりあえず、魂が言っていた体育館倉庫の扉を開けてみるか
お前もそこから来たのか?狐ちゃん

75狐【体育館】:2015/09/05(土) 23:26:54 ID:KL6S02l60
>>74
「いかにも マッチョカエルのテーマソングも歌ったんだがよかっただろう?」

その時には電源が落ちていた

「いや、体育倉庫はノーチェックだ
倉庫への扉がそのまま通じていればだが・・・」

帽子と共に倉庫へ進む

76仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/05(土) 23:28:52 ID:T0YCDSjI0
>>73

「ありがとう。葉っぱで傘作ろうにもうまくいかなくてね」

 素直に受け取っている。以前はもっと排他的な感じがしたがそれだけ消耗しているのだろうか。

「とはいっても廊下を見ただけではそのあたりの特別教室は見なかったわ。
他の階か、あるいは他の教室から繋がっているでしょうね」

 とにかくまだ見つけることはできていないが、そのどちらを探すべきだろうか。
見つけたほうから探せばいいのだろうが。どちらを先に見つけるのだろうか。


>>74>>75

 体育館倉庫の先は女子トイレに繋がっていた。見覚えのある、あの女子トイレだ。
一番目の扉は理科室に繋がっている。二番目の扉は開かない、鍵がかかっている。
三番目の扉は体育館に繋がっている、居間出てきた場所だ。掃除用具入れはプールの更衣室に繋がっている。
トイレの入り口は、何やら温かい空気が周辺を覆っている。この扉はこの世界の外に通じていると直感できる。

 どこへ進むべきだろうか。いずれにせよここから通じるどこかが正解であると直感できていい。

77帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/09/05(土) 23:38:55 ID:NMJ2OxJI0
>>75>>76

―――マッチョカエルのテーマってなんだ―――

狐と一緒に倉庫の扉を開ける…と、なんと女子トイレだった。
「なるほど、このゲートで体育館と女子トイレを出入りしている訳だな」
他の扉は理科室、その次の扉は…おい開かねーぞ!?
で、あそこに見えるのが…多分帰る為のゲートか。
クソッ!!コイツのせいで帰るってワードを思い浮かべる度にマッチョカエルが脳裏に浮かぶ!!!

「どうする?」
まあ、理科室に入るしかないな
開くところここしかないし


0ならやっぱり開かない方の扉をブッ壊して中に入る

78:2015/09/05(土) 23:40:48 ID:KL6S02l60
>>76
「こういう場合開かない場所が一番気になるんだよねー」

2番目の扉の下の隙間から中を確認しようとする

何かある場合破壊を試みる

79仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/05(土) 23:48:46 ID:T0YCDSjI0
>>77

 理科室。そこは花子さんと同じように七不思議の題材となりえる場所だ。
どうやら理科準備室への扉は歪んでいないらしく、普通に行き来できるようだ。

 沢山の薬棚に資料やサンプルを収めた棚、様々な実験用の道具。
分厚い黒のカーテン、水道にガス栓。まさに理科室だ。他の場所に比べ奇妙な場所はないように思える。

 だが、何か違和感を感じる。あるはずのものがない。まるで見えないように暗示をかけられているかのようだ。
何が足りないのだろうか? それがわかれば何かがわかるのだろうか。


>>78

 その向こうはどうやら図書室へと通じているらしい。
しかし扉は破壊される気配がない。普通に図書室へと通じているだけにしか見えないのに、通れない。

80帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/09/05(土) 23:56:47 ID:NMJ2OxJI0
>>78>>79

下を覗いてみた狐いわく、開かずの扉の先は本棚がいっぱいの場所―――つまり図書室らしい
軽く扉に攻撃してみたが、全く手応えがない…
なんらかのフラグが立たなければ入れないと見た。まあ、まずは理科室だ。
理科室で花子さんを見つければ問題なかろう

「理科室も普通だな」
雨が降っている以外はな…。実験とかロクにできんだろこれ
放置されたフラスコが雨水で満たされている。

「普通だが、普通なんだが…」
なんか違うな…何がだ?
何かが欠けている気がするんだ
教壇か?黒板か?掃除用具入れロッカーか?くまなく探すぞ

81 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/06(日) 00:06:47 ID:T0YCDSjI0
>>80

 教壇の中には実験用具を一時的に仕舞ったりする引き出しやガス栓と水道がある。
黒板は二枚あり、上の黒板と下の黒板が連動して片方を上げれば片方が下がる、そんな黒板だった。
廊下側の戸棚には何かの液体につけた動物のパーツや三脚に沸騰石にマッチなどの簡単な実験道具が仕舞われていたりする。
掃除用具要れロッカーにもモップと、短いブラシと長い柄のトンボのような箒にバケツ。普通の物だ。

 だが、どこか足りない。こんなにも怪談の舞台となりそうであるというのに、怪談を連想することができない。
そういえば、音楽室も音楽家の肖像画を見かけることがなかった。
体育館の二階から校庭を見たときに、プールも見えたが雨に濡れるだけで何故か水は張っていなかった。
学校のプールというのは火事対策などで冬でも水を貼っていなければならないという決まりがあるというのに。
そして女子トイレの二番目の扉、花子さんの世界の入り口だという場所は図書室に通じていながらも開かない。
……まるで、怪談の舞台になりそうな場所ばかり何かが欠けているかのようだ。

82:2015/09/06(日) 00:07:03 ID:KL6S02l60
>>80
「元々なにがあったのかがわからんからなんとも言えんな」

軽く殴ると人体模型はユラユラと揺れた

「このバーナー火がつくのかな?」

83仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/06(日) 00:18:07 ID:T0YCDSjI0
>>82

(「ごめんなさい、理科室と理科準備室にない物、それで正解です」)

 人体模型、そして骨格標本。それは夜な夜な動き出すなどの怪談が語られる存在。
それは音楽室の音楽家の肖像画の目が光ったり、プールで足をつかまれたり、
あるいはトイレに花子さんが出る、そんな怪談たちと共に七不思議となる存在。

 いつの間にか骨格標本と人体模型はバラバラの状態で床に散らばっていた。
そのすぐ傍には火が消えてガスも止まっているバーナー、そして自分の抱えている壷に書かれた字と同じ筆跡のお札。
何より、すぐ傍には黒く焼け焦げた子供の遺体があった。

 ふと、後ろの方で鍵の開く音が聞こえた。
これは学校のトイレなどでよく見る、スライド式の鍵の開く軽快な音。
脳裏に直接焼きつくように、「今、花子さんを見る資格を得たんだ」というイメージが浮かぶ。
花子さんは、図書室で待っているのだ。

84帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/09/06(日) 00:18:43 ID:NMJ2OxJI0
>>81>>82

「――――七不思議……?」
笑う肖像画、プールの亡霊、花子さんに通じる女子トイレの入り口、歩く人体模型……
この世界から、そういった怪談にありがちな要素が確かにまるごと消えている。


―――狐が人体模型殴ってるけど。
「あ、あ、うん…多分雨の中でも機能すると思うよ。この学校の設備は。」
放送器具だって使えたしな
うーん、となるとまさか花子さんも消えてたりしませんよね?
それにしても夜中に信号機が笑い出したらこえーなー…

85帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/09/06(日) 00:22:00 ID:NMJ2OxJI0
>>83

ってその模型がフラグなんかーい!!!
「狐が人体模型殴って謎解き終了とか世にも奇妙でんな」


「……この焼け焦げた死体は」
うーん、さっきの魂のものか?それとも―――?

……ともあれ、鍵は開いたようだ。
行こう。

86:2015/09/06(日) 00:28:43 ID:KL6S02l60
>>83
「ウェー 焼死体は流石に食えないわ」

目をつぶって舌を出す

「えっ 図書館入れるの?」

尻尾を振りながら帽子についていく

87仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/06(日) 00:29:35 ID:T0YCDSjI0
>>85>>86

 図書室には、一人の女の子が座っていた。
天然なのか三つ編みにしていたのか、それとも焼かれたせいなのか黒いロングの髪は癖っ毛だとわかる。
どこか天邪鬼そうな顔立ち、どこか時代を感じさせる私服。

「……変だよね、気紛れに助けた女の子のおかげで私はまだ消えないんだから」

 頬や腕には酷い火傷の痕がある。いや、一部は炭化していてそれは重度の火傷のままだった。
あの焼かれた遺体はこの少女、花子さんのものだったと確信できる。

 彼女に抵抗する意思はなさそうだ。どこか懐かしむような表情で座っている。

88帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/09/06(日) 00:36:33 ID:NMJ2OxJI0
>>86>>87

「―――お前が、か」

"花子さん"はあそこで焼けて死んだのだろう。
其れを思わせる彼女の火傷痕から覗く彼女の笑顔は、其れを忘れさせる程に綺麗で
ほの暗い土砂降りの図書館の中で、何よりも明るかった。

「―――その女の子の依頼で、あんたを確保するが、いいか?」
彼女から預かった壺を見せる。

89:2015/09/06(日) 00:39:12 ID:KL6S02l60
>>87
「今度こそ花子だな!?手間かけさせやがって」

電子ジャーを向ける

「魔○波!」

90 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/06(日) 00:41:53 ID:T0YCDSjI0
>>88

「大丈夫、このまま成仏するのも悪くないけど少し寂しかったから」

 あっさりと、それを認めた。

「ねぇ、私の死体、あのままじゃヤダから。ちゃんとお墓を作ってほしい。
学校じゃなくて、ちゃんとした場所で」

 彼女はとても七不思議とは思えないほどに、ただただ普通の女の子であった。


>>89

 彼女は、それだけを言い残すと抵抗もなしに吸い込まれて、封印された。
あとは依頼主にそれを渡すだけだ。

91帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/09/06(日) 00:47:36 ID:NMJ2OxJI0
>>90

「分かった。こことは違う世界に埋葬する事になるが、承ろう。」

遺言は聞いた。
それではモンスターボールに封印の刻―――


>>89

「ちょwwwwwおまwwwwwwwwww」
おい!!!今シリアスな展開だったろ!!!
問答無用でピッコロ大魔王みたいな扱い方してんじゃあねーよ!!!

彼女の遺体はカーテンで包み、女子トイレの"入り口"から俺達は帰還した。
―――彼女が入った電子ジャーと共に

92:2015/09/06(日) 00:49:10 ID:KL6S02l60
>>90
「墓か・・」

電子ジャーの蓋を閉じる

「任せておけ 依頼主から追加料金を支払ってもらう」

>>88
「ほれ お前は焼死体を運び出せ
それはそれで何か報酬がもらえるかもしれん
あまり崩すなよ?」






(・・・いやいや ずっと疑問に思ってたけどほんとに電子ジャーでいいのか!?)

93仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/06(日) 00:58:43 ID:T0YCDSjI0
>>91

 現実のトイレに帰還すると、中にいた参加者達がはじき出されるように飛び出してきた。

「痛た……」

 どこかで見たことのある仮面の少女だ。彼女も参加していたらしい。
先にクリアされた事に気がつくと、抱えている遺体に対して何か変な表情を見せる。


>>92

 依頼人はトイレの外で待っていたらしい。
花子さんが封印された電子ジャーを見ると、まさかピンポイントでそれに封印されるとは思っていなかったのか少し動揺を見せる。

「依頼完了を確認しました。皆さん本当にありがとうございます」

 依頼報酬として全員にプールの手のミイラが配られる。
そして、箱舟の護符が一人にだけ与えられる。誰が得るべきだろうか。

94帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/09/06(日) 01:05:47 ID:NMJ2OxJI0
>>92>>93

「お前は…」
ホノカ!?

「ん…?ああ、このカーテン(包み)は…花子の遺体だ。」
…どうかしたか?


「ああ…魔○波で封印したんだ。そこの狐がな」
護符は彼が受け取るべきだろう

それより、彼女が何者だったのか、せめて依頼人に伝えてから、弔ってやろう―――
水浸しの服が、いつのまにか乾いていた。

95:2015/09/06(日) 01:13:17 ID:KL6S02l60
>>93>>94
「私はこんな報酬なぞいらん
代わりにその焼死体の墓を作ってくれ」

後ろ足で首を3回掻くと狐の癖にドヤ顔をしてみせた
どうやら報酬が目当てではなかったようだ

96仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/06(日) 01:17:05 ID:T0YCDSjI0
>>94>>95

「……いえ、なんだか『私と似た気配』だったから気になっただけよ」

 この花子さんと似た気配、何故彼女はそう感じたのだろうか。
明らかに接点はなさそうだが。強いて言うなら焼き殺された死体と、炎を使うホノカとで火に関わる程度か。
あるいは、もっと他に何か似た部分があるのだろうか。

 依頼主は、ただよろしくお願いしますと言い残した。
墓の場所はこの近くの寺がいいだろうと教えてくれる。できれば自分の手で弔いたいともその目が訴えていたが。
待っていてくれた取り壊し工事も再開し、あのトイレは瓦礫の中へと消えていった。

「……誰も要らないなら、心苦しい部分はあるけど私が借りていい? ちょっとだけ、使いたいから」

 仮面の少女が箱舟の護符を指差してそう主張する。

97帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/09/06(日) 01:22:27 ID:NMJ2OxJI0
>>95>>96

「え?でもさっき報酬がどうたらとか…」
いやいいか、おつかれきつね


―――せっかくなら、あんた(依頼者)が弔って欲しいんだが
「霊能者なんだろ?あんたが弔ってくれると心強い。俺も出来ることがあれば、なんでも手伝うよ」
一応、約束した身だからな

それにしても、この護符どうするか―――
狐がいらねーってんなら、俺が貰おうかな
ん?どうしたホノカ
「ああ。いいけど…"使う"?」
うーん、気になる所だがまあ詮索する所でもあるまい
そういう事なら、いっそ譲るよ

98仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/06(日) 01:29:41 ID:T0YCDSjI0
>>97

「いえ、一度でいいわ」

 彼女は護符をランプに入れると数秒で取り出す。光だけのランプだからか護符には焦げ後一つついていない。

「はい、もう十分よ」

 そんな様子に依頼主も不思議そうにしているが、それよりも埋葬できることが嬉しいらしい。
彼女が言うには、一度お墓参りにきて欲しいと。墓を参るものがいるというのはそれだけで霊にとって救いになると。
たとえまだ現世に残る霊であっても、生者の正の心は救いなのだと。

 今回の検定は、これで万事が解決したのだろう。

99:2015/09/06(日) 01:31:07 ID:KL6S02l60
>>97
「あの話はお前の分だよ!」
おつかれおっさん

100帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/09/06(日) 01:32:00 ID:NMJ2OxJI0
>>98

「終わったのか?」
何をしたのかようわからんが、このまま貰っとくよ

「ああ、墓参りに必ず行くよ」
あいつの事は、忘れないさ

101帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/09/06(日) 01:32:44 ID:NMJ2OxJI0
>>99

「俺はおっさんじゃねえ!」
―――まあいいか、またな狐

102 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/12(土) 19:15:22 ID:T0YCDSjI0
【カフェのスクリーン】
本日の検定内容_
‘戦場の後始末’
〔ジャンル〕
整備
〔推薦適性値〕
土木作業B+
戦闘C
雑用D
〔開催地〕
第九擬似戦争体験グラウンド

〔概要〕
戦争シミュレートで有名な擬似戦争体験グラウンドが占拠されました。
占拠犯は既に捕獲されていますが召喚された魔物がまだ好き勝手しています。
アリの魔物ばかりですが落とし穴などが大量に発生し大変なので駆除しましょう。
そして落とし穴を埋めて問題ないレベルまで整備してください。

〔ヒント、その他〕
戦闘に専念するのも穴埋めに専念するのも他の参加者のサポートに回るのも自由です。
アリは基本的に攻めてくるより集団で守りを固めていますが落とし穴に落ちた獲物には群がります。
落とし穴は範囲攻撃で簡単に場所が分かるかもしれません。
落とし穴に落ちた場合に救助を求めるための信号弾は配布されますが助けは期待しないでください。

〔失格行為〕
・現場を著しく破壊する行為、多少の破壊行為は認められますがその後の後始末は徹底しましょう。
・他の参加者や現地スタッフの妨害行為、これは基本的に認められていません。

〔BOSS〕
・肉蟻兵隊
まるで甲殻ではなく剥き出しの筋肉組織で形作られたような人間大の蟻の大群。
実は透明で薄いビニールのような甲殻はあるようですが基本的にはあまり強くありません。
人工的な魔物であり質が悪いのであまり知能は高くありません。
攻撃手段は落とし穴以外では体当たりや圧し掛かりなどの質量攻撃です。噛み付きません。

《PRESENT》
☆肉蟻作成キット☆
分類:生産
適当な生き物の肉を寄せ集めて付属の薬品と混ぜミキサーにかけると肉蟻が作れる道具一式。
この分量の薬品で五体までなら作れますが肉蟻自体が低級の人工的魔物なのでほぼ使い捨て用。
犯人からの押収品なので数に限りがあり肉蟻を二十体討伐した参加者のみの報酬です。

☆落とし穴専用シャベル☆
分類:工作用具
落とし穴を作るために魔導具化された軍用の折りたたみ式シャベル。
掘り返した土を所有者の魔力でシート状に固めることで落とし穴を隠しやすくする機能がある。
肉蟻討伐以外の雑用や落とし穴への対処などに貢献した参加者へ与えられます。

《検定開始時刻》
>>20:00
《終了予定時刻》
>>0:00

103帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/09/12(土) 19:36:16 ID:NMJ2OxJI0
>>102

「純粋な疑問なんだがそんな所占拠して何がしたかったんだ?」
まあ犯罪犯す奴なんてそんなもんか

アリの魔物ねえ…踏みつぶせる程に小さいといいんだが、
人がひっかかるくらい大きな落とし穴を作れたり、体当たりやのしかかりで襲いかかって来る程度にはサイズがあるようだな
俺は虫属性攻撃が弱点なんだが、特殊な属性攻撃を使ってくる様子はないみたいだしそこは安心だな
あと問題は落とし穴を埋める方法だな…。クオンがいれば楽勝なんだが、いざという時は自分でなんとかしようか
はい転送転送

104クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/12(土) 19:43:35 ID:T0YCDSjI0
>>103

【第九擬似戦争体験グラウンド】

 予想の通り、肉蟻はちょっとした大型犬よりも一回りは大きいようであった。
そんなアリが、しかも外見が筋組織の塊のようなアリが大量にひしめいていた。
まだ検定開始時刻ではないが観察するならばいくつかのグループに固まっているアリ達が見える。

 そんな光景を見ていると後ろからまた参加者が転送されてきた。

「あっ、どうもこんにちはです」

 惜しかった。クオンに瓜二つのほうだった。

105帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/09/12(土) 19:50:06 ID:NMJ2OxJI0
>>103

【検定会場】

「めっさうじゃうじゃおるやんけ」
こりゃ虫嫌いじゃあなくてもノイローゼになりそうだ

あと土が盛られている位置も確認しておこう
穴を掘ったのなら、掘り起こした土が何処かにあるはずだ。
それをPSIで丸ごと穴の上から落とせば埋め立てできるだろう。

そんな感じで採算を立てていると、背後から参加者が現れた。
記念すべき二番乗りは…クーか

「おっす、クーちゃん」
そういえば彼女がどんな魔術を使うのか俺はまだ知らないんだよなあ、戦えるのだろうか?

106クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/12(土) 19:59:40 ID:T0YCDSjI0
>>105

 土が盛られている場所を探すと、妙な形で土が積まれている一角があった。
どうやら肉蟻の外殻と同じようなビニールに詰められて土嚢として積まれているらしい。
落とし穴の見えていない場所に土嚢が詰まれていてフィールドがある程度制限されているらしい。
もしくは待ち伏せのために積まれている土もあるかもしれない。

「ん〜……最近は短距離探知とかも勉強していますけど、落とし穴を埋めるのには役立てそうにないです」

 どうやら戦闘の方向で参加するらしい。クオンよりは万能ではないのだろう。

107トーム:2015/09/12(土) 20:04:36 ID:J5ZUlMko0
【グラウンド】
後始末ねぇ…俺向きじゃないが、やってみっかね
蟻をぶっ潰すぐらいならできるだろうしな(^ω^ )

108帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/09/12(土) 20:07:58 ID:NMJ2OxJI0
>>106

軽くスキルについて質問してみると、戦闘はできるが落とし穴を埋める事はできそうにないらしい
「まあ落とし穴を埋める作業なら、力技になるができん事はない。任せておけ」
あとクオンが来れば完璧な布陣なのになーと思ったんだが、結局来なかった。
……何でも人頼みはいかんよな

検定時間開始
ど派手な広範囲攻撃でアリを殲滅したいのは山々なんだが…。
連中はどうやら掘り起こした土を土嚢にしたようだ。
あまり暴れると、ご丁寧に集めてくれた土嚢を破壊して散乱させかねない。そうなると埋め立て作業が面倒だ

「結局虫を潰すようにプチプチやるしかなさそうだな」
掌に気を溜めて、早速烏合の衆に突っ込む帽子
「幸いにも小隊となって固まっているみたいだし、そう手間はかからな――――」
ずぼっ

あー落とし穴早速踏みましたー埋まりましたー^^
助けてクーちゃん!!!!

109OT:2015/09/12(土) 20:09:31 ID:KL6S02l60
【第九擬似戦争体験グラウンド】

《ターゲットハアリノヨウダナ
幾ラ穴ヲ修復シテモ元ヲ断タナケレバ意味ガ無イダロウ》

全長240cmのロボットが転送されてきた

110OT:2015/09/12(土) 20:12:54 ID:KL6S02l60
【第九擬似戦争体験グラウンド】

《ターゲットハアリノヨウダナ
幾ラ穴ヲ修復シテモ元ヲ断タナケレバ意味ガ無イダロウ》

全長240cmのロボットが転送されてきた

111OT:2015/09/12(土) 20:15:44 ID:KL6S02l60
【内部に繋がる縦穴】

《ココカラ入レルヨウダナ》
(誰か先に入っているのだろうか?)

112クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/12(土) 20:16:03 ID:T0YCDSjI0
>>107

 アリ達は陣地に陣取るように攻勢に出てくる気配がない。
こう見ると防衛ばかりしていてあまり危険性がないとも思える。
だがこうも多数で待ち構えられると確かに面倒ではあるかもしれない。

 どうやら落とし穴と土嚢でフィールドが色々仕切られている。
入り口から見て右方向には土嚢、左方向には落とし穴が多い印象だ。
どちらのアリの方が戦いやすいだろうか。


>>108

「早めに倒せれば単純に体一つで穴を埋めますよー」

 案外脳筋な考え方だった。そして早速落ちてしまう落とし穴。
しかしクーの扱える魔法は火と闇だった! このままでは救助できない。少し考えた結果、声をかける。

「襲い掛かってくるアリは任せてください!」

 落とし穴に群がろうとするアリを火で焼いたり刀で叩き飛ばしたりしている。
根本の解決になっていない。


>>109

 落とし穴の大きさ的には多少大柄でも落ちそうではあるが、アリの攻撃方法は体当たり等。
ロボットの装甲相手には相当の数が必要かもしれない。

113トーム:2015/09/12(土) 20:23:31 ID:J5ZUlMko0
>>112
二チームは穴に向かったか…なら俺は土嚢担当って事で、せっかくだから右を選ぶぜ!(^ω^ )

114フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/12(土) 20:27:11 ID:6qDA5LR20
【グラウンド】
「とりあえず埋めればいいんだよな。まぁ、なんとかなるだろ」

能天気な感じで疑似戦争体験グラウンドに来たものの、実際どうするかを考える。

「とりあえず穴を探せばいいだろ。うん」

適当に地面の下に空洞がある場所を空間感知で探知を始める。

115帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/09/12(土) 20:30:24 ID:NMJ2OxJI0
>>112

「ぐ…ぐぐ…!」
下界の様子は見えんが、地面の足音がめっさ聞こえる。
群がってるのが聞こえる。クーが戦ってるのが分かる。

「こんなコントみてーな罠にやられるもんかーい!!」
ずぼっと気合いで抜け出す帽子!!
とはいえクーが足止めしてくれなかったらちょっとヤバかったのは内緒だ

筋肉むき出しのアリ達だが、気を練った拳技や蹴りで用意にひねり潰せるようだ。
更に言えば、空中から雷弾や炎で攻撃し続ければ、落とし穴にも填まらず、アリの攻撃も届かない。

「浮遊さえ使えれば、一方的な試合になるな。」
参加者もちょいちょい増えてるみたいだし、攻撃は彼らとクーに任せて、俺は落とし穴に填まった奴の救助でもするかな?
あと、落とし穴を埋める作業な。
土嚢を念力で解体したのち、つい今お世話になった落とし穴を埋め立てて別れを告げる。

116OT:2015/09/12(土) 20:32:12 ID:KL6S02l60
>>112
【縦穴】
次々と現れる蟻達をアームガードのついたマニピュレーターで殴り殺しながら進んでいく
まだ背中のタンクの容量は残っているがどこまで持つかはわからない

:誰かおいで(゚∀゚)

117クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/12(土) 20:38:48 ID:T0YCDSjI0
>>113

 右の方には土嚢が多く積まれている。そしてその間を縫うように肉蟻が巡回する。
もしも土嚢に近づいたのならば、何故か土嚢の中から肉蟻が一匹飛び出してきて体当たりしてくる。
あるいは探知魔法などで知り踏みとどまってもいい。どうやら肉蟻は土嚢の中に隠れて奇襲してくる個体もいるようだ。


>>114

 右方向には土嚢を使って防衛をしているからか、土嚢が場所をとるから無理なのか、落とし穴は少なかった。
入り口から左方向、そちらに落とし穴は偏っているらしい。しかしどうやら大半の参加者は左方向に向かっているようだが。
探知魔法にジャミングはないらしく普通にそういった結果を知ることができた。


>>115

 落とし穴から抜け出しても今襲ってきている分のアリは攻撃体勢のままであった。
浮遊する相手に対しての攻撃方法はないのか、クーに対して集中的に攻撃を行っている。
そのクーはというと、闇魔法で自分の周囲を暗闇に包んでは縦横無尽に刀を振るっているらしい。
球体の闇から肉蟻やら炎やらが吹き出るのがたまに見える。

 上空から見ると、わりと地上を動いているアリも多い事に気がつくだろう。
うまく土嚢の近くを通り、気付かれづらいように移動しているらしい。


>>116

 そのまま先に進んでいくと、地上への道があった。
どうやら結構地上へ続く道も多く、別に地下はアリの居住スペースというわけでもないらしい。
本当にこのアリは使い捨ての拠点防衛用の存在なのだろう。数が多い割りに弱いが。

118トーム:2015/09/12(土) 20:44:30 ID:J5ZUlMko0
>>117
(探知魔法はない…が、風使いらしく風で気配でも読み取ったのか男の行動は素早かった)
ぬぅん!!(^ω^ )
(奇襲には動じることなく、手に携える槍をまるでバッドを振るかのように薙ぐ)

119フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/12(土) 20:47:28 ID:6qDA5LR20
>>117
「ふむふむ……なるほど。
 だったら左方向に行ってとりあえず落とし穴を探すかな」

そんなことを言いながら左方向に歩いていき……魔法を唱える。

「燃えよ暁 陽光の輝きよ
 我が手の中にて産まれいでよ
 凝縮し 凝縮され 更なる輝きを解き放て……ソルグレイヴ・スフィア!」

竜人の手の中に太陽のごとき強い輝きを持った拳大の珠が生み出される。
竜人はそれをボーリングのように転がし、穴に落ちるかを検証する。
ちなみに、18ポンドのボーリングの珠くらいの重さはある。

120OT:2015/09/12(土) 20:49:20 ID:KL6S02l60
>>117
《地上ダト?デハ今地表ニイルノガ全テの戦力トイウコトカ?》

身体を素早く冷却すると次の対象に向かった
1-3 土嚢排除
4-7 落とし穴を埋める
8-0 蟻排除

121ドロシー:2015/09/12(土) 20:58:24 ID:KL6S02l60
>>119
「あついあついあつい!焼けちゃううううあひいいいい!」

珠が背中に張り付いたままドロシーの背中の肉を焼き続ける
どうやら落とし穴の中にいたようだ

122クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/12(土) 20:58:46 ID:T0YCDSjI0
>>118

 襲い掛かってきたアリは肉の塊。それなりに重いがそのフルスイングで簡単に弾き飛ばされる。
その感覚からすると、確かにこの肉蟻というのは弱いと確信できる。
しかし大量にのしかかられたり体当たりされればダメージは受けそうだ。

 土嚢は低めに積まれているものの、肉蟻の姿はその隙間から窺える程度。
知能は低いのだから本能的な行動なのだろう。つまり巡回のアリと奇襲のアリ、ついでに落とし穴に気をつけるべきなのだろう。


>>119

 探せば簡単に見つかる程度には落とし穴は多いらしい。
ボールが穴に落ちるとアリ達が群がっていく。落とし穴に沢山飛び込んでいくのが見える。


>>120

 地下から出てきたのも落とし穴から出てきたと判断されているのか、今向かってきている分のアリはそのまま向かってきている。
アリ自体は簡単に対応できる程度の戦闘能力ではあるが。

 どうやらここは落とし穴が多い地帯の一角であるらしい。
長い地下を通ったからかそれなりの量のアリに目を付けられているのが結構大量にありが群がってくる。

123フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/12(土) 21:05:21 ID:6qDA5LR20
>>121>>122
「ちょっ!?
 中に人がいただと!?
 しかも蟻が入っていったんだが……」

一瞬頭の中がフリーズ仕掛けるが、直感で陽珠を爆破させると同時に穴の中にいる人物を転移させる行動に移る。
この行動が成功できるかは若干の不安があるが、やらねばいけないという信念が成功へと導く……気がする。

1-9なら成功。
0なら陽殊ごと転移させてしまい、辺り一帯が吹き飛ぶ。

124トーム:2015/09/12(土) 21:05:58 ID:J5ZUlMko0
>>122
…大した戦力じゃあなさそうだな。襲ってきたのが一匹だけって事はこのあたりは数は多くねぇのか?
一塊の奴をぶっ潰せばポイントは稼げるんだろうが…

(ちらりと視線を参加者の纏まっている場所へと向ける)
殲滅ならあっちの方が良さそうだ、俺も混ぜさせてもらうぜロボットさんよ
(そう言って男は大きく跳躍し、>>120に群がる蟻へと槍を振るう)

125ドロシー:2015/09/12(土) 21:09:13 ID:KL6S02l60
>>123
成功はしたが爆破には巻き込まれたようだ
髪の毛がボンバーヘッドになっているが次のレスをする頃には治るだろう

126OT:2015/09/12(土) 21:14:26 ID:KL6S02l60
>>124
《検定者カ 助カッタ》

機械の身体とはいえOTは火器を持たない
多勢に無勢の中での助けは好都合であった
スラスターを噴射しつつの蒸気アームパンチで槍から逃れた蟻を追撃する

127クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/12(土) 21:16:20 ID:T0YCDSjI0
>>123>>125

 転移と爆発は無事に成功したらしく、大量のアリが落とし穴から打ち上げ花火のように打ち上げられるのが見える。
ただしそのせいで落とし穴は大きく広がってしまったらしく、舞い上がる土は結構大量に周囲へ降り注いでいた。


>>124>>126

 アリは攻撃を受けるとターゲットを変更するらしいが、今のところ攻撃を受けたアリだけが向かってくる。
どうやらターゲットが攻撃可能なら攻撃を受けない限りそちらを優先するらしい。

 そして、奇襲のため潜んでいるアリには関係がないらしい。アリを叩き飛ばしたところを狙って土嚢の中から飛び掛ってきた。
大した攻撃ではないものの、それに続けて淡々とアリが近づいてきては弾き飛ばされている。

128トーム:2015/09/12(土) 21:21:06 ID:J5ZUlMko0
>>126>>127
お互いさまってやつだな
…ま、殲滅系の魔法は使えねぇから、殆ど槍一本だがよ
二人でやりゃすぐ終わんじゃねぇか?

(とはいえ、この叩き飛ばしては別のアリが襲ってくるこの繰り返し作業には
少し疲れるものがあったが)

129フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/12(土) 21:23:49 ID:6qDA5LR20
>>125
「なんか……スマン」

案外大丈夫そうな姿を見て拍子抜けし、とりあえず謝っておく。

>>127
「とりあえず、穴の中のソルグレイヴの副作用を回収しつつ、向こうの土嚢を穴の上に転移かな?」

穴の中で動き始めようとしている『異変』を空間自体を隔離することによって無力化し、遠くに見える土嚢の方に手を向ける。
強く転送することを念じ、遠くに見えていた大量の土嚢が穴のある場所の上へと転移される。

「こんな感じでやってけばいいかな?」

数秒後、土嚢が穴の中に落ちる音を響かせるだろう。

130OT:2015/09/12(土) 21:29:42 ID:KL6S02l60
>>128
《ソレモソウダナ
シカシキリガナイ・・・ドコカニ発生源ガアルノデハナイダロウカ?》

手のひらから水をジェット噴射してトームに奇襲をしかけた蟻の頭部を潰す

131ドロシー:2015/09/12(土) 21:35:36 ID:KL6S02l60
>>129
「あーあ せっかく便乗して作った落とし穴が・・・」

塞がってしまった穴を見て言葉を漏らす
そして目の前に2D画面空間を出すとツルハシ型のアイコンを操作して穴を開けていく
すると現実空間にも同様の穴が開けられていく

「ニジ○ゴケとかは出せないけど穴を掘る魔法としてはなかなかよねー」

132トーム:2015/09/12(土) 21:38:04 ID:J5ZUlMko0
>>130
あり得る話だな、そいつはよ
(同時にすぐ様、飛び出してきた横合いの蟻を撃ち抜くかのように貫く)

だとするなら奥かもしれねぇな。そうなってくると…
(男が構えて何やら唱えだしたかと思えば、一瞬嵐とも思えた衝撃が蟻たちへと吹き荒れた)

こいつらを吹き飛ばして先へ進むとすっかね
(…とは言え、グラウンドを破壊しない程度に威力を抑えてあるので、吹き飛ばし程度の威力しかない訳だが)

133クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/12(土) 21:38:07 ID:T0YCDSjI0
>>128>>130

 無限脇にすら思われるほどに襲ってくるアリを一通り撃破したところで一段落。
この一件のおかげか地上に見えるアリの多くは姿を消している。
少なくともこの周囲に関しては待ち伏せとして潜んでいるアリ以外はいないだろう。
多少離れた場所となると、まだアリは普通にいるだろうが。
ともかく両者共にアリを20体倒す程度は軽くこなしただろう。
だが落とし穴は随分と残っている気がする。


>>129>>131

 土嚢が落ちてそれなりに埋まりはするが、土嚢という形であるので埋まり方は少し歪だった。
だがとりあえず穴が埋まってはいる。この調子で穴を埋めていけば、最終的にはこの付近は整地しやすくなるだろう。

 と思わせての落とし穴追加。どんどん増えていく。
これは失格行為である他の参加者の妨害に含まれないのだろうか。平然と落とし穴が増えていく。

134トーム:2015/09/12(土) 21:42:06 ID:J5ZUlMko0
>>133
やれやれ、今ので終いか。無駄撃ちだったかね
(構えは解いてはいるが、警戒は怠らずあたりを見回している)

……やっぱり、元っつったらこの落とし穴の中かねぇ。
穴の中に直接火炎放射だかなんだかぶちこめりゃあ楽そうなんだがな

135フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/12(土) 21:43:19 ID:6qDA5LR20
>>131>>133
「オーケー……この検定での一番の強敵が誰であるか分かった気がする……」

空いていく落とし穴の上に次々と土嚢を転移させて降らし、その土嚢に向かって炎の閃光を口内から放つ。
放たれた閃光は土嚢の袋を焼き切り、中の土を出していく。

「とりあえず穴を空けるのやめれ」

136OT:2015/09/12(土) 21:47:16 ID:KL6S02l60
>>132
吹き飛ばしで多少重心がずれたが持ち直す

《地下ニハ巣ヲ作ッテイナイヨウダッタガ 見当ガアルナラツイテイコウ》

連続戦闘で関節部等から白い蒸気が上がる

>>133
元々検定参加者ではなく妨害目的できたドロシーに失格行為は伝わっていない
強制転移しか手段が無いのだろうか?

137クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/12(土) 21:50:12 ID:T0YCDSjI0
>>134>>136

 大量に残っている落とし穴。もしかしたらそのどこかに発生源があるのだろうか。
そういえば、新たに穴を掘っているアリは見かけない。
だというのにこんなに大量の落とし穴はなぜできているのだろうか。
何かしら、普通のアリ以外の何かがいるという可能性もあるのかもしれない。

 しかし、地下に何かがいるようには見えなかったが……どこを探せばいいのだろうか。
考えられる場所といえば、土嚢の詰まれた右側の奥だろうか。
それとも無数にある落とし穴のどれかの中だろうか。


>>135>>136

 土嚢は落とし穴を埋めていくが、積まれている土嚢だけで落とし穴を全て埋められるか疑問になってきた。
アリも問題なく対応できる。落とし穴も効率よく埋められる。だというのにこの徒労感。
元々参加者ではない妨害者がでることは想定されていなかったというのは、協会のミスなのだろうか。

138ドロシー:2015/09/12(土) 21:53:06 ID:KL6S02l60
>>135
「なんでー?検定参加者が苦しむのを見たいだけなのに」

アリ型の魔物を改造してムカデ型に変えてみる

遅れたがこのドロシー何故か顔が猫になっている

「でもなんかくれたら逆に協力しちゃうかも〜?」

139トーム:2015/09/12(土) 21:56:54 ID:J5ZUlMko0
>>136>>137
おっと、悪いねぇ。しかし疲れてそうだが大丈夫かい、機械の旦那よ
(あんまり悪びれる様子はない)

…検討ったって、湧いてくる場所はここか、見通しの悪いあの土嚢の方ぐらいなもんだ。
穴ならしらみ潰しに当たってくしかねぇが、土嚢側なら手間が少なくて済みそうだ、そこ行ってみっかね

140フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/12(土) 22:00:42 ID:6qDA5LR20
>>136>>137
「だったら蟻も妨害者もまとめて何とかしてやんよ……いくぜ!」

目を瞑り、魔力を溜めはじめる。
体の中を巡回するオドと周囲から体の中へと流動させるマナを交じらわせ、自分自身の魂へと込めていく。
竜人の魂が、体の中心が激しく震え、大気を大きく震わせる。

「先に言っておく、邪魔はしてくれるなよ?」

141OT:2015/09/12(土) 22:02:17 ID:KL6S02l60
>>139
《了解シタ!》

腰のブースターと脚部スラスターの出力を上げる
背部接続された大きなタンクが唸り、その巨体を土嚢に向かってまっすぐ飛ばす

142トーム:2015/09/12(土) 22:05:04 ID:J5ZUlMko0
>>141
元気じゃねぇか(^ω^ )
(そんな言葉を漏らしては、彼も続くようにして風魔法ですっ飛んでいく)

143ドロシー:2015/09/12(土) 22:06:37 ID:KL6S02l60
>>140
「断る!」

マナの中に邪念を注ぐ
中学生男子の妄想や45歳派遣社員の愚痴、さらには浮気がばれた主婦の言い訳等
その様相は混沌としていた

144クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/12(土) 22:08:32 ID:T0YCDSjI0
>>138>>140>>143

 ムカデ型になったせいで行動プログラムの誤差でのた打ち回るだけの物に成り果てた肉がビチビチ跳ねている。
そんな傍で気合の入った掛け声。まさかの戦闘が始まってしまうのか、それとも……


>>139>>141>>142

 土嚢を跳ね飛ばしながら突き進む。最奥に向かうごとにアリは増えている気がする。

【右側最奥】

 一つ、目に見えて大きめの穴が開いていた。たまにアリが入っては出てきている。
中を覗いてみると立方体のスライムのようなものが、アリを飲み込んでは吐き出している。
吐き出されたアリは何かを探すようにどこかへと去っていった。これは何なのだろうか。

145トーム:2015/09/12(土) 22:12:41 ID:J5ZUlMko0
>>144
…ありゃあいったいなんだ?
(魔物博士でもないトームにはさっぱりである)
ここが湧き所ってのは間違いなさそうだけどよ。まずは殲滅といくかね
(考えは単純そのもの。邪魔な蟻はぶっ潰す方向で。
繰り出される槍が問答無用で手近の蟻を貫く)

146フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/12(土) 22:16:26 ID:6qDA5LR20
>>143>>144
「集中が乱れるからやめ……あっ!?」

邪念によって凝縮した魔力が暴発する。
周囲一帯の重力が消え、無重力となり、地面が広範囲に爆発を繰り返し、浮かんだものを彼方へと吹き飛ばそうとする。

「とりあえず、以前なんかの検定で貰った報酬を渡すからもうこれ以上邪魔しないでくれ!」

吹き飛ばされながら叫ぶ。

147OT:2015/09/12(土) 22:17:26 ID:KL6S02l60
>>145
《ワカラヌ ナゼアノ軟体物質ガアリを飲ミコン・・・》

トームが走りだす

《・・・・・》

OTは無言で拳を構える

148トーム:2015/09/12(土) 22:21:05 ID:J5ZUlMko0
>>147
どうせ蟻は幾つかはこっちに向かってくるだろうからな。
それなら、周りを仕留めてからじっくり調べた方が楽だろ?

(この男なりの考え方らしい。もう少し様子を見てからでも…
という考えにまでは残念ながら至らなかったようだ)

149ドロシー:2015/09/12(土) 22:21:46 ID:KL6S02l60
>>146
「おっけー( ^ω^)」

邪念送信をやめたが無残な状態になったグラウンドはあちこちがボコボコだ

150クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/12(土) 22:22:13 ID:T0YCDSjI0
>>145>>147>>148

 アリを貫いたことでわかるが、反応がおかしい。
攻撃を受けてもアリは無抵抗のままだった。そのアリはあのスライムから吐き出されたもの。
試しにスライムへと向かうアリを攻撃してみれば、こちらは反撃しようとしてくる。
よくみると周囲のアリは手を出さない限り襲ってこない。どうなっているのだろうか。
スライムの方も大した反応は見せていない。


>>146>>149

 周囲のアリが吹き飛ぶ、そして落とし穴も吹き飛び広がり、少ないながらあった周囲の土嚢も吹き飛ぶ。
もうここまで大惨事だと逆に整地しやすいかもとすら思える。
だがこれが他の参加者を巻き込めば失格条件を満たすこととなる。
そして、右側へと行った参加者以外にも、一人の少女が巻き込まれそうになっていた。
必死になって逃げ惑っている。

151OT:2015/09/12(土) 22:29:05 ID:KL6S02l60
>>148>>150
《トニカクアノ四角イノガアヤシイト思ウガ》

高圧の水の弾丸をスライムに向けて射出してみる

《コレハ様子見ダ ナクテ困ラナイモノハナクテモイイ》

152フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/12(土) 22:30:41 ID:6qDA5LR20
>>149
「この検定が終わってからでいいか?
 今はちょっと手元にない」

吹き飛びながら交渉しつつも視線を周囲に配る。

>>150
その時、一人の少女が巻き込まれそうになってるところを発見する。

「やばいな……とりあえず助けなくちゃな」

身を翻して翼を広げ、宙へと舞いながら手を少女に向け、空間転移を行う。
成功すれば少女は竜人の背中の上へと転移されるであろう。

奇数なら転移成功
偶数なら少女と竜人の位置がチェンジ
0なら爆発している地面及び吹き飛ぶ土嚢が纏めて竜人の背の上に降りかかる。

153トーム:2015/09/12(土) 22:30:43 ID:J5ZUlMko0
>>150>>151
…?なんだこいつら、今までの奴らとは反応が違うな
(反撃の一つもない、という事には面食らったようで、男は攻撃の手を止めていた)

だな。あれ以上に怪しいものはねぇ
(という事で、流石に今回は様子を見ることにした)

154クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/12(土) 22:35:07 ID:T0YCDSjI0
>>151>>153

 高圧の水の弾丸により飛び散るような形で両断される。あっけなさすら感じる。
しばらく動かなかったが少しずつ修復しようと蠢いている。なんなのだろうかこれは。
それが原因なのかアリ達が完全に動きを止めている。


>>152

「はえ?」

 クオンと瓜二つ、そう評される精霊使いの少女。唐突に転移したためか戸惑い気味。
それにしても地上はとんでもない事になっている。

155ドロシー:2015/09/12(土) 22:35:38 ID:KL6S02l60
>>152
「そんなー」

声は背中の上からする
どうやら転移に便乗したようだ

156トーム:2015/09/12(土) 22:39:36 ID:J5ZUlMko0
>>154
…あの塊が蟻どもを操ってるて認識で良いんだよな?
出てった蟻が何しに行ってるかまでの検討はつかねぇが…

(修復の最中らしいが、さてどうするか。完全に消滅させる方向でいくか、それとも何か別の方法でも考えるかと。
先ほどとは違って多少の慎重さを見せるトームであった)

157フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/12(土) 22:43:46 ID:6qDA5LR20
>>154
「ん……?
 クオン……でいいのか?
 とりあえず掴まってろ!」

見分けがついていないが、それはさておきと置いておく。

>>155
「お前もかよ!?
 仕方ない……このまま降りるぞ!」

魔力の暴発もそろそろ収まりつつある。
無重力だった空間も収まり、普通になっている。
その中で完全に状況が沈黙している場所へと降りていく。

158OT:2015/09/12(土) 22:45:08 ID:KL6S02l60
>>156
《今ノトコロアノ軟体ニ戦闘能力ハナサソウダ》

機構をウォータージェットモードに切り替える
このまま両断するつもりだ

159クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/12(土) 22:50:35 ID:T0YCDSjI0
>>155>>157

「えっ? いえ私はっ」

 そこで降り始めたので中断される。流石に何もない場所、問題など起きようもない。
普通に降り立つことができた。クーも背中から降りる。

「えっと、ありがとうございました。私、クーです」

 まずはお礼。爆発の原因とか全く知らない少女の感謝の言葉。そして自己紹介。


>>156>>158

 ゆっくりとまた立方体の形になっていくスライム。
そうなるとアリが順番待ちをし始めた。完全に修復が終わったらまた同じような光景が見られるのだろう。

 攻撃を加えて両断するのは簡単だろう。しかし、また同じように修復しそうだ。

160ドロシー:2015/09/12(土) 22:51:51 ID:KL6S02l60
>>157
着陸の際に背中から飛び降り
縦に三回転半して背中からビターンしたが特にダメージは無さそうだ
わざとやったのかもしれない

161トーム:2015/09/12(土) 22:56:06 ID:J5ZUlMko0
>>158>>159
となると完全な破壊が有効…て、とこか。
破壊じゃあないが、だったら試しにこんなのはどうだ?
(ここまで分断された状態ならばと、トームは強風を操り水を四散させようとしていた。
上手くいけば再生不可能な状態となるのでは、という希望的観測)

162フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/12(土) 22:57:17 ID:6qDA5LR20
>>159
「俺の名前はフィブだ。
 いや、お礼も何も俺とそこの邪魔してきたやつのせいだし……
 まぁ、無事でよかった」

クオンとは別人なのかと思いつつ、返事をする。

>>160
「お前はお前で何をやっとんだ……ええっと……怪人猫男」

適当な呼び名でその行動について問う。
恐らくまともな答えは得られないだろう。

163クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/12(土) 23:03:23 ID:T0YCDSjI0
>>160>>162

「……えーと、そうなんですか」

 凄く微妙な表情を見せている。もうここまでくると検定とかどうでもよさそうだ。


>>161

 いくらかは強風により完全霧散していく。このままならば全体が完全に再生不能となるだろう手応えを感じる。
しかしこのままこのスライムを排除したらアリたちはどんな反応をするのだろうか。

164OT:2015/09/12(土) 23:05:50 ID:KL6S02l60
>>161
その時だった
《水ノ残量ガ少ナイ・・・ウォータージェットハ大量ニ水ヲ使ウンダ・・・》
頼れるのはトームの地力である

>>162
「あれ?私そんな名前だったっけ?」
どうやら記憶が混濁しているようだ

165トーム:2015/09/12(土) 23:07:38 ID:J5ZUlMko0
>>163>>164
乱発は厳禁って訳か。だが…どうやら一応はやれたみたいだぜ?
(蟻どもがどう反応するかは、わからないが。いつでも撃退できるよう構えるだけはしていたが)

166フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/12(土) 23:09:28 ID:6qDA5LR20
>>163
「まぁ、なんというかな……すまんな」

頬を掻きながら謝る。
表情はとても気まずそうである。

>>164
「いや、多分ドロシーだと思う。
 声は少なくともそのはずだし」

顔が猫だから声判断。

「さて、ここまで荒しちゃうと検定どころじゃなくなってきそうだなぁ……」

明後日の方向を向いて今日はこのままリタイアして帰ってしまうか考える。

167クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/12(土) 23:14:20 ID:T0YCDSjI0
>>164>>165

 スライムが肉蟻を包み込める大きさを保てなくなった瞬間に、スライムは弾けて消えた。
それによりアリたちは防衛から攻勢に切り替わったのか、普通に襲い掛かってきた。
おそらくは隠れていたアリも全て地上に出てきているだろう。
ターゲットを見つけていないアリは周囲をうろつくだけなのだろうが。


>>164>>166

「……これってどうにかできるのでしょうか」

 左側落とし穴ゾーン全域が穴の開いた平地になってしまっている。
これは評価に入るのか、減点対象なのか。アリはもう左側には残っていないが。

168ドロシー:2015/09/12(土) 23:15:52 ID:KL6S02l60
>>166
「そうか たしかにそんな気がしてくるぞ」

しかし顔は戻らない
元の顔まで思い出せなかったようだ

「まったく こんなめちゃくちゃにしちゃって・・・」
右手の人形「ねー」
左手の人形「野蛮な呪文なんて使うから・・・」

自分のことを棚に上げて責める

169トーム:2015/09/12(土) 23:19:08 ID:J5ZUlMko0
>>167
大将失った所為か知らねぇが、随分ご立腹のご様子だな。
ま、今度こそ遠慮なくやらせてもらうとするか。
(そう言って、相手との距離を詰め、一気に仕留めにかかる)

残量に余裕がないなら帰った方が良いぜ、機械の旦那よ。数がちと多そうだ

170OT:2015/09/12(土) 23:21:10 ID:KL6S02l60
>>165>>167
ウォータージェットがなくても2トン以上の重量は動くだけで凶器になる
手足と腰に装着された小型タンクが全身に水を供給し、OTに戦闘を続行させる

171フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/12(土) 23:23:43 ID:6qDA5LR20
>>167
「穴だけならなんとかなるかな……
 遥か地下の方ならある程度固まってるから、そこから転移させて来ればなんとか……」

しかし、何かしらの衝撃で再び陥没することを考えると現実的ではないかもしれない。

「全体の地表を削って、その分で埋めてみる?」

>>168
「そんなに言うならさっきの魔法の応用とかで穴を元に戻せないのか?」

キャンセルみたいな仕様を期待する。

172クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/12(土) 23:27:28 ID:T0YCDSjI0
>>168>>171

「たぶん、平らになればあまり文句はないと思います。たぶん」

 こんな時にクオンさんがいればと少々落ち込み気味。


>>169>>170

 アリたちは連携すら考えずにただ突撃してくる。そして攻撃を受けては跳ね飛ばされる。
相変わらず弱いままであった。それも最初の方のラッシュに比べれば大したことはない。
程なくして周囲のアリは簡単に蹴散らすことができるだろう。
他の検定者の行ったこともあるがもう全体のアリの4分の3は駆除できていた。

173ドロシー:2015/09/12(土) 23:28:13 ID:KL6S02l60
>>171
「おいおい なんでもできると思ったら大間違いだぜ?
私にできるのはロードローラーを出す事くらいだよ」

本来の用途は停止した対象の真上から落とし、車体を殴りまくってダメ押しをするためのものです

174トーム:2015/09/12(土) 23:30:38 ID:J5ZUlMko0
>>172
ふぅ……今度こそ終いか?…遠くの奴は知らねぇが、周囲の奴は片付いたみたいだぜ
(顔には多少疲労の色が出てはいたが、余裕の態度は依然保たれたままだ)

175OT:2015/09/12(土) 23:34:41 ID:KL6S02l60
>>174
《ソウデアッテホシイナ》

機械なので表情は無いが
3次元カメラアイの下で考えていることは似たようなものだろう

176フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/12(土) 23:36:34 ID:6qDA5LR20
>>172
「平らにすれば問題はないのか……」

顎に手を当てて思考する。
穴を埋めるための何かを持ってくるその方法を。

>>173
「真上から落とすようのロード……ああ、そういえば出来たわ!?」

いきなり思い出したかのように空へと飛びあがり、竜の姿へと体が変化する。
そして、くるりくるりと円を描くようにまわり、「来いやぁぁぁあああ!!」と叫びをあげる。
すると、空からはるか上空に転移された半径30mの隕石が一つ出現し、それを竜となったフィブが受け止める。
そして受け止めた状態でゆっくりと着地する。

「そういえば隕石落としを以前覚えたんだった……」

かなり前に火山で覚えた事があったのだった。

177ドロシー:2015/09/12(土) 23:39:31 ID:KL6S02l60
>>176
巨大な隕石を見て好奇心が刺激される

(も し あ の 隕 石 に 亀 裂 を い れ た ら ど う な る ん だ ろ う ?)

0なら実行

178クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/12(土) 23:40:10 ID:T0YCDSjI0
>>173>>176

 クーがポカンとした表情で「またこの領域の方々です」と呟く。
ともかく隕石を用いれば失われた土を何とかできるかもしれない。


>>174>>175

 アリの気配はもうあまり感じない。探せば見つかるかもしれないが。
残されているのは大量の土嚢とある程度の落とし穴ばかりだった。

179OT:2015/09/12(土) 23:44:19 ID:KL6S02l60
>>178
《イナイ・・・ヨウダナ》

熱源感知索敵を行い安全を確認する

《ミッション終了ダ 帰ルゾ》

トームに告げる

180トーム:2015/09/12(土) 23:44:53 ID:J5ZUlMko0
>>175>>178
気配も感じねぇな。討伐に関しちゃこれでクリアだろうよ。
俺は報告済ませてとっとと帰るとすっかねぇ

181トーム:2015/09/12(土) 23:45:57 ID:J5ZUlMko0
>>179
OK、機械の旦那。名前は…なんだっけか?名乗り忘れてたが俺ぁトームだ
(そんな自己紹介をしながら帰路へとつくのであった)

182クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/12(土) 23:47:53 ID:T0YCDSjI0
>>179>>180

 帰る際に報告すると、当然文句なしにクリアとされた。
というよりも合計で半数近くを討伐していたらしく、報酬である肉蟻生成キットを3人分ずつもらえた。
特に何事もなく、平和なままに、今回の検定を無事クリアしたようだ。

183OT:2015/09/12(土) 23:48:36 ID:KL6S02l60
>>181
《俺ハOT(オーティー)ダ コウミエテ魔法使イノ端クレヨ》

184フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/12(土) 23:49:01 ID:6qDA5LR20
>>177
「おい、待て、やめろ」

鋭く直球に阻止する言葉を投げる。

>>178
「まぁ、大きさゆえにこの姿にならなきゃ無理だけどな」

隕石をおろし、爪と拳を使って表面を削って細かくしていく。
細かくなったものを穴へと次々放り込んでいき、順々に埋めていく。

185トーム:2015/09/12(土) 23:52:05 ID:J5ZUlMko0
>>182
波乱がないってのも少々退屈かもしれねぇなぁ。…ま、いいさ

>>183
OTねぇ。略称か何かか?…しっかし、魔法使いって柄には見えないな。

ま、俺は見てのとおり風使いの端くれってとこだ。機会がありゃまた会おうぜ旦那

186クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/12(土) 23:53:29 ID:T0YCDSjI0
>>184

「……こう見てるとやっぱりこちらのカフェメンバーの方は次元が違いますねー」

 検定終了時刻まであとわずか。そんな中物凄い勢いで埋まっていく落とし穴。
まさに人知を超えた土木工事だった。

187フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/13(日) 00:01:06 ID:6qDA5LR20
>>186
なんということでしょう。
穴だらけだったグラウンドが瞬く間に平地へと変わっていきました。

「よし、出来上がったしさっさと報告しちまおう!」

188クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/13(日) 00:04:58 ID:T0YCDSjI0
>>187

 丁度よくそれらが終わり、報告に行く。
当然クリア扱いとなり渡されたのは肉蟻作成キットと落とし穴専用シャベルの両方。
どちらの方向でも活躍したと評価されたらしい。

 ちなみにクーはどちらにも届いておらず失敗扱いであった。本人は仕方なさそうな表情をしている。
彼女の見る先のグラウンドは、最初と比べれば別物のように平らなものとなっていた。

189フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/13(日) 00:09:42 ID:6qDA5LR20
>>188
検定合格で両方の報酬をうけとる。

「ヒントがなかったら詰んでたし、これ持ってってくれ」

不愛想にシャベルをクーに向かって差し出す。
せめてもの礼のつもりではあるが、ぶっきらぼうすぎて伝わらなさそうである。

190クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/13(日) 00:20:54 ID:T0YCDSjI0
>>189

「えっ? えっと……」

 実際のところ完全に巻き込まれただけなので受け取るべきか迷っている。
しばらく悩んだ結果、彼女は受け取りを拒否した。

「いえ、今回の事は私の実力不足です。それに穴を埋める力とかは元々ありませんでしたから」

 無愛想とかお礼とか関係なしにどこかマイペースな感じにそう答えた。

191フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/13(日) 00:27:27 ID:6qDA5LR20
>>190
「そうか、ならこれは俺がこのまま貰ってく。
 そのうちまた検定で一緒になるときがあるかもしれないし、その時はよろしくな」

それだけ言うと、転送装置で去って行った。
今回の合格で魔法学校での試験は免除されるであろう。
もうそろそろ単位が足り始めてくるに違いない。

192クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/13(日) 00:31:07 ID:T0YCDSjI0
>>191

「はい、そのときはよろしくお願いします」

 こちらも転送装置でカフェへ、そしてそのまま帰っていった。

193 ◆DUSK/kzn02:2015/09/19(土) 20:23:12 ID:eRkB3tXk0
【カフェのスクリーン】
本日の『依頼』内容_
黒髪さんと遊ぼう!

〔ジャンル〕
戦闘・整地

〔推薦適性値〕
純粋な戦闘能力
罠を張る場所を考える建築士技能

〔開催地〕
擬似現実空間”ステージ 1-1”

〔概要〕
本日は協会と黒髪の女の共同依頼です。
先日修復が完成した重力の槍の使い心地を試します。
限りなく現実に近づけた電脳空間なので致命傷を負っても互いに修復されます。
魔法や超能力、格闘能力もラグなく行えますので安心して思う存分やっちゃってください。

『プログラミング空間』ということで、(便宜上)検定者の左腕に取り付けられる機器で
ブロックや土管、雑魚敵といった『アイテム』を設置することができます。
何を置けるかは最近はやりのゲームからお察しください。インクは違います。


〔失格行為〕
検定者同士の戦闘
(黒髪の女が怒ります)

〔BOSS〕
――――・――――――


《PRESENT》
☆障害物設置キット☆
分類:消費
5つほどとっさにブロックを出せる程度には現実化できた罠設置アイテムです。
これからの開発に期待。


《検定開始時刻》
今から
《終了予定時刻》
程よく満足するまで




などといろいろ書いてあるが

『挑戦者募集』

と大きく書かれた紙が転送装置のそばの壁に貼ってある。

194帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/09/19(土) 20:41:55 ID:NMJ2OxJI0
>>193

(WiiUで出たアレが楽しかったんだろうな)
オホンオホン
黒髪さんと遊ぼうって…トモリと遊ぶ(物理)か…
まあ死にはしないらしいし、転送装置へ入ってみるか。レッツィゴーwwwwwww


【会場】
「一つ聞いておくが、食らったダメージは即座に回復するのか?」

195黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/09/19(土) 20:46:41 ID:eRkB3tXk0
【ステージ1-1】
手にした槍を振ったり回したり突いたり。
体になじませているようです。

>>194
「一発が重症と判断されん限りは蓄積よ」

小さいダメージを重ねても治らないが動きを鈍ったところをどーん!とすると治癒が始まるようです

196帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/09/19(土) 20:54:33 ID:NMJ2OxJI0
>>195

「なるほど」
なら早速始めようではないか。
と、まずは噛ませ犬をぶつけてトモリさん(槍装備)の実力を図らねばな


「ジュゲム25匹投入…っと」
いきなり雑魚敵を湯水のように出現させてゆく帽子!
計25匹の雲に乗ったカメはトゲトゲしいカメを黒髪の女に向けてじゃんじゃん投下し、さながら休むこと無く続く爆撃のようである

197フィリス ◆AHS2YvOTP6:2015/09/19(土) 21:01:49 ID:dXmGaKZw0
>>193
「これってつまり……暴れ放題ってことなのですか?」

検定内容を見て目を輝かせている龍神が一柱。
らんらん気分で電脳空間へとダイブする。

【会場】
「ここが電脳空間……現実みたいですね」

龍神が電脳空間へ入ると、黒髪の女性と超能力者を発見する。

「とりあえず、様子見しながら魔法の準備でもしましょうか」

198黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/09/19(土) 21:03:47 ID:eRkB3tXk0
>>196
罠設置機械の動く音に黒髪の女は愉しそうに震えた。

「1,2,3……ええい、最初から豪勢に使うじゃないか、ええ?」

「操作、食虫植物!!」
上空に向かって槍を振る。多少軌道から外れかけた棘付きカメさえ引き寄せて、天へ弾く時には反重力。
踊っているかのようにステップを踏みながら腕の上に柄を巡らせ弾いて
――帽子の人にも飛ばした!

199黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/09/19(土) 21:06:10 ID:eRkB3tXk0
>>197
カメとの舞踊のさなか、その姿を捉える。

「これはこれは。此の場でないと危うい対戦カードだ、な」

サングラス越しの瞳には挑発をこめて

200帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/09/19(土) 21:16:41 ID:NMJ2OxJI0
>>197

「フィブに似てるな。姉か妹か何かか?」
カメを投入しながら傍目で彼女を見る
2VS1か…それでも不安が拭えぬ相手だが


>>198

「ははは、やっぱ雑魚連打じゃあ1%の損傷も与えられんよなあ」
弾き飛ばされたトゲつきカメを、これまた念動力で弾き飛ばす
この動作、平然とやってるけど、結構威力ついててキツイんだよなあ…

まあ今のは試運転みたいなもんよ。ここから先は俺自ら突撃して、臨機応変に戦おう
ファイアバーつきのブロックを二つ召喚し、念動力で傍らに浮かせる。
「いっちょ見せてもらおうか、トモリの実力ってやつを」
黒髪の女にダッシュし、真っ向から突撃。
ある程度距離が狭まると、近距離攻撃を仕掛けると見せかけ、足下にあった手頃なトゲつきカメを蹴り飛ばし、カタパルトのように黒髪に射出する。
その間に腕に溜めた気力を解放し、電撃の球をいくつも飛ばした。

201フィリス ◆AHS2YvOTP6:2015/09/19(土) 21:18:03 ID:dXmGaKZw0
>>199
「こちらにも気づかれたみたいですし……いきますよ、『お兄ちゃん』!」
 アンヒューガ!!」

左腕についている機器に取りつくように、小さな竜人の姿が現れる。
ちび竜人は龍神に向かってこくりと頷くと、機器の操作に集中する。

「それでは私も動き出しますか」

龍神はくるりと回転し、白い短剣を『宙』に突き刺す。
その数は15本。
3本ずつ陣を形成し、計5つの陣が形成される。

「準備は完了。では、私も動き始めますか」

202フィリス ◆AHS2YvOTP6:2015/09/19(土) 21:21:37 ID:dXmGaKZw0
>>200
視線を感じたので目だけを帽子へと向け、ウインクする。
意味合いとしては、巻き込んでしまったらごめんなさいというところだろうか。

203黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/09/20(日) 00:15:43 ID:eRkB3tXk0
>>200 >>201

「槍に向かって飛び込んでくるとは好い度胸――!?」

蹴り出されたカメ。
それを槍の石突で払ったまではよかった。
続く電撃を槍の穂先が受けてしまう。

バリッ!バリバリバリバリッ!

肉の焦げる音。
手の皮膚が柄に張り付いて厭な音と共に離れる。

だが女はまだ『死んでいない』

システムが仇になったか、此れでは戦えない

「……チッ。始まったばかりだと云うのに――」
女は肉の見える両手を挙げて胡坐をかくように座り込んだ。

204 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/26(土) 20:45:25 ID:T0YCDSjI0
【カフェのスクリーン】
本日の検定内容_
‘とある経営者の恩返し’
〔ジャンル〕
配達
〔推薦適性値〕
探索A
運搬A
海上移動手段B
〔開催地〕
モウカル海

〔概要〕
昔々あるところに海の家の貸しボート屋を経営している女性がいました。
なんとなく流れで父親の後を継いだ彼女は実は泳ぐことができませんでした。
だというのに沖に流れていくお客さんを助けるためにボートを出したのです。

お客さんであるカップルと経営者の女性は三人仲良く海で遭難してしまいました。
運よく島に流れ着いたかと思えばその島はサンゴや海草ばかりが生い茂る島。
しかも島はどんどん動き、やがて見慣れた岸の近くにまでたどり着きました。
三人がボートに乗り岸を目指すと今までいた島は沈んでしまいましたとさ。

後から知ったところによるとこの島はアカエイと名づけられた妖怪なのだそうな。
どうやらクジラを食べるようなので三人は恩返しに少量ながらクジラ肉を送ろうと思った。
こうして恩のあるアカエイを探し出しクジラ肉を届けてもらおうという恩返し検定が生まれました。

〔ヒント、その他〕
経営者の女性は海がトラウマになったのか今は登山インストラクターを目指しています。
なのでボートは借りられないので海での移動手段は自分で確保しましょう。
噂によると近々格安でヘリを借りられるキャンペーンが付近のどこかで予定されているそうです。
当然ヘリには魚群探知機など一切積んでいません。
運搬するクジラ肉の一人あたりの目安は25キロです。

〔失格行為〕
・海の環境を大規模に破壊する行為、貸しボートはやめてもマナーはやめません。
・恩のあるアカエイに対しての敵対行動、正当防衛以外認められません。
・クジラ肉の横領、一人前をつまみ食いする程度なら黙認しますが基本禁止です。
・現地住民への過剰な迷惑行為や他の参加者の殺害、これは基本的に認められていません。
・検定に関係のない犯罪行為全般、常識の範囲で行動しましょう。

〔BOSS〕
・アカエイ
妖怪アカエイは背中に砂がたまると砂を落としに海面に上がってきます。
海の上ということもあり目撃証言は少ないでしょうが頑張って発見してください。

《PRESENT》
☆アカエイの毒☆
分類:毒物
アカエイに助けられた後日に岸に流れ着いていた毒針の欠片。
妖怪の毒ではあるようですが量打ち込むこと前提の毒なので毒性は低いそうです。
ですが曲がりなりにも妖怪の毒としての特性はあるのでいい値で売れるかもしれません。

《検定開始時刻》
>>21:00
《終了予定時刻》
>>1:00

205フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/26(土) 21:00:40 ID:dXmGaKZw0
【カフェ】
「つまりは、恩返しにクジラ肉をアカエイに届けたいってことか」

大事なのは探す方法とその手段かなと呟きつつ、コーヒーを啜る。
カフェインが脳を満たし、興奮作用によって覚醒状態へ。
無い頭をフル回転させ、方法を考える。
海の上を移動する方法を。
スクリーンにはヘリというものも書いてあったが、使用できるのか。
自分の翼で飛ぶのも疲れるだろうし、何かないだろうか。

竜人は唸りつつ考え事に夢中になっている。

206小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/26(土) 21:03:35 ID:T0YCDSjI0
>>205

「海だぁああ! 光合成だぁああ!!」

 妙にテンションの上がっている青年が転送装置に突撃していった。
竜であるのに植物としての性質の強い彼にとって海はまさに癒しなのだろう。
どこか目的を忘れていそうで不安ではあったが。

207フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/26(土) 21:08:04 ID:dXmGaKZw0
>>206
ふと目を開けた際に転送装置へと突撃する青年を目にする。
彼の姿を見て、悩みがすっ飛んで行く。

「考えすぎても始まらないな……俺も行くか!」

青年の後を追うようにして竜人も転送装置へと入っていくのであった。

208小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/26(土) 21:12:49 ID:T0YCDSjI0
>>207

【モウカル海沿岸】

 この季節だからだろう、人はほとんどいない。釣り人がいくらか見える程度だ。
しかし綺麗な砂浜によく目を凝らせば魚影すら見えそうな海。知る人ぞ知る、といった印象を持つことができるだろう。

 そんな中、竜の青年が翼を出して準備運動をしていた。完全に場違いに見える。

209フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/26(土) 21:18:42 ID:dXmGaKZw0
>>208
【モウカル海岸】
「これじゃあモウカラナイ海岸だな」

皮肉めいたジョークを言いつつ竜人が海岸に現れる。
そこで翼を出して準備運動している青年を発見し、飛んでいくのかと若干不安になる。

「まぁ、そこらに休憩できるような岩礁とかクジラの背とかきっとあるだろ。
 なにも、不安がる要素なんてないよな……」

自分を落ち着かせるために言葉に出して状況を口に出す。
心が落ち着いてくると、自分もそれで行こうかと翼を広げて準備運動を始める。

210小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/26(土) 21:25:13 ID:T0YCDSjI0
>>209

「よし、じゃあ船作るか」

 何のために翼を出しているのか、光合成のためなのか、近くにある木を魔法で加工し始める。
植物の加工ならお手の物らしい。落ちても大丈夫だからか、早く海に出たいからか微妙に雑だが。

 周囲を見回してみてもやはり釣り人しか見えない。しかも造船に対して全然注目していない。

 幸い空は晴れていて飛ぶのには全く支障はなさそうだが。

211フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/26(土) 21:34:18 ID:dXmGaKZw0
>>210
ズコー!!

準備運動の最中に結局造船をし始める青年を見てギャグ漫画のごとくこける。
しかし、それでもと竜人は海の方へとダッシュし、飛び始める。
とりあえず、マップ上のA1に当たりそうなところから虱潰しに探していくことに決めたらしい。
探す技能は……空間把握が一応使用可能だろう。

212小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/26(土) 21:41:35 ID:T0YCDSjI0
>>211

 A1地点。そこは探索範囲の端。空間把握で海中まで把握していけば調査も簡単かもしれない。
今のところ他の参加者は見ることができず、船なども見当たらない。
どうやら主に大人しい魚が多く生息しているようだ。

技能探索ダイス。
15なら確認完了
26なら失敗
37なら確認完了
48なら失敗
9ならアカエイ反時計回りに移動
0ならアカエイ時計回りに移動

213フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/26(土) 21:48:39 ID:dXmGaKZw0
>>212
「なるほど……人がいないな」

辺り一面を見渡し、自分ひとりなのを改めて確認する。
では、それではといいながら空間を――周囲一帯の海中を把握しようとする。

技能探索ダイス
15なら確認完了
26なら失敗
37なら確認完了
48なら失敗
9ならアカエイ反時計回りに移動
0ならアカエイ時計回りに移動

214小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/26(土) 21:50:50 ID:T0YCDSjI0
>>211>>212

 確認できず。どこかで大きな何かが動いたような気がした。
このままここを調べ続けるか、別の場所を調べるか。どうするべきか。


 一方小松菜は、

「……極楽だな」

 現在船に乗り光合成中だった。海に尻尾をつけて指先に黄色い葉っぱをつけて日を浴びている。

215クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/26(土) 21:51:43 ID:T0YCDSjI0
>>214>>213あてです。ごめんなさい……

216フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/26(土) 21:55:47 ID:dXmGaKZw0
>>214
「なんかどこかでなにかが動いたような……?
 よくわからないが、次行ってみよう!」

【B1】
速攻で移動してきた竜人は、先ほどと同じように空間把握を行ってみる。
とりあえず片っ端から調べ、当たればいいなという心づもりなのであろう。

>>212
「なるほど……人がいないな」

辺り一面を見渡し、自分ひとりなのを改めて確認する。
では、それではといいながら空間を――周囲一帯の海中を把握しようとする。

技能探索ダイス
15なら確認完了
26なら失敗
37なら確認完了
48なら失敗
9ならアカエイ反時計回りに移動
0ならアカエイ時計回りに移動

217小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/26(土) 21:59:26 ID:T0YCDSjI0
>>216

 確認成功。どうやらここにはアカエイはいないようだ。
水面は静かに揺れている。波は緩やかであり日差しは強い。

218フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/26(土) 22:02:21 ID:dXmGaKZw0
>>217
「ここにはいない……いいね?」

懐からお手製のマップを取り出しここらのエリアに×印を描く。
そして、次の場所へと向かう。

【C1】
「こんなに飛ばしてて大丈夫かな……」

疑問に思いつつも、段々とコツを掴んできた海中把握をまたまた行う。

>>212
「なるほど……人がいないな」

辺り一面を見渡し、自分ひとりなのを改めて確認する。
では、それではといいながら空間を――周囲一帯の海中を把握しようとする。

技能探索ダイス
15なら確認完了
26なら失敗
37なら確認完了
48なら失敗
9ならアカエイ反時計回りに移動
0ならアカエイ時計回りに移動

219小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/26(土) 22:06:52 ID:T0YCDSjI0
>>218

 確認完了。どうやらここにはアカエイはいないようだ。
水面は静かに揺れている。少し活動的な魚が増えてきている気がする。


 一方小松菜は、

【C2】

 案外近くで探索を始めていた。まず中央よりから調べていくらしい。
しかし海での調査を行うには向かない能力であるため苦戦している様子。

デフォルト探索ダイス。
15なら確認完了
26なら失敗
37なら失敗
48なら失敗
9ならアカエイ反時計回りに移動
0ならアカエイ時計回りに移動

220フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/26(土) 22:10:30 ID:dXmGaKZw0
>>219
「ここにもいないか。
 とりあえず、もう少し東にも行ってみよう」

【D1】
「さっきの海域、活動的なのが少し多かったな。
 アカエイと関係してるのかな……?」

物思いしながらも腕を組んで空間把握。
首をかしげながらもやることはやる。

>>212
「なるほど……人がいないな」

辺り一面を見渡し、自分ひとりなのを改めて確認する。
では、それではといいながら空間を――周囲一帯の海中を把握しようとする。

技能探索ダイス
15なら確認完了
26なら失敗
37なら確認完了
48なら失敗
9ならアカエイ反時計回りに移動
0ならアカエイ時計回りに移動

221小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/26(土) 22:16:17 ID:T0YCDSjI0
>>220

 探索失敗。どこかでまた大きなものが動いた気がした。
ここでの魚の様子はB1と似ていた。ただこちらは気配が少なく、大きめの魚が増えているらしい。


 小松菜サイド、探索失敗。再びチャレンジするようだ。

「よくわからん。でもとりあえず続行」

デフォルト探索ダイス。
15なら確認完了
26なら失敗
37なら失敗
48なら失敗
9ならアカエイ反時計回りに移動
0ならアカエイ時計回りに移動

222小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/26(土) 22:35:04 ID:T0YCDSjI0
 再び失敗する小松菜。流石に素人が探索するのは厳しいのだろうか。
マーキングを行うことができるが故にクジラ肉を置いて海に出ることができているのはプラスなのだが。

「もう少しで探索できそうなんだけどなぁ」

デフォルト探索ダイス。
15なら確認完了
26なら失敗
37なら失敗
48なら失敗
9ならアカエイ反時計回りに移動
0ならアカエイ時計回りに移動

223フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/26(土) 22:39:22 ID:dXmGaKZw0
>>221
大きめの魚を確認しつつも、海中の探索を失敗する。
間違えても、まずはと、次の場所に移動する。

【E1】
「とりあえず一列は完了したのかな……?
 いや、失敗も含めちゃいかんのか……」

効率の良い方法はないかと考える。
とりあえず探索は続ける。


技能探索ダイス
15なら確認完了
26なら失敗
37なら確認完了
48なら失敗
9ならアカエイ反時計回りに移動
0ならアカエイ時計回りに移動

224小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/26(土) 22:43:18 ID:T0YCDSjI0
>>223

 失敗。このあたりでは魚の気配すらあまり感じなかった。
一列を確認してみたところ、どうもアカエイの気配は遠くないが、この列にはいなさそうな、予感はする。しかし確信は持てない。

225フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/26(土) 22:51:04 ID:dXmGaKZw0
>>224
「ふむ……」

地図を確認し、今までの魚と状態なども書いてみる。
そこから予測するにはまだ情報が足りないと考え、次へと向かう。

【E2】
「情報が足りないが……虱潰しに行くよりも、しっかり考えた方がいいのかねえ?」

言うまでもなく同じ方法で海中を探る。

技能探索ダイス
15なら確認完了
26なら失敗
37なら確認完了
48なら失敗
9ならアカエイ反時計回りに移動
0ならアカエイ時計回りに移動

226小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/26(土) 22:54:14 ID:T0YCDSjI0
>>225

 失敗。ここではE1と大して変わらない印象を得た。


 一方の小松菜タイム。未だにC2に拘り続けていた。

「意地でも調べてやる!」

デフォルト探索ダイス。
15なら確認完了
26なら失敗
37なら失敗
48なら失敗
9ならアカエイ反時計回りに移動
0ならアカエイ時計回りに移動

227フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/26(土) 23:00:25 ID:dXmGaKZw0
>>226
「西の方が魚が多いような気がするな……ここには……多分いないんじゃないかな?」

適当に済ますと、西の方へと飛んでいく。

【D2】
「そう考えると、もう少し南でちょい西くらいにいるかも……?」

とりあえず一帯の空間を把握する。
飛行するのも少し疲れてきているようだ。

技能探索ダイス
15なら確認完了
26なら失敗
37なら確認完了
48なら失敗
9ならアカエイ反時計回りに移動
0ならアカエイ時計回りに移動

228小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/26(土) 23:04:16 ID:T0YCDSjI0
>>227

 確認完了。どうにもここにはアカエイはいないらしい。
大型の魚が少し見えるようだが、魚の気配はD1より多少多い程度であった。


 一方C2では、小松菜が落ち込みながら海を漂っていた。

229フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/26(土) 23:09:47 ID:dXmGaKZw0
>>228
「この感じは……直感的に
次の場所を選んでみるか……そろそろ一休みしたいし」

【C4】
一気に飛ばして南の方までやってくる。

「とりあえず、ここら付近を見てみるか」

空間把握を行い、周囲の状態を確認する。

技能探索ダイス
15なら確認完了
26なら失敗
37なら確認完了
48なら失敗
9ならアカエイ反時計回りに移動
0ならアカエイ時計回りに移動

230小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/26(土) 23:15:13 ID:T0YCDSjI0
>>229

 確認完了。ここにもアカエイはいない。しかし魚はなかなか増えているようだ。
雰囲気的にはC1と似ている雰囲気を感じる。E列よりもC列の方がアカエイに近い気がする。

231フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/26(土) 23:26:03 ID:dXmGaKZw0
>>230
「やはりこっちの方が近そうだな……」

少しふらふらしながら北に飛ぶ。

【C3】
「こっちはどうだろうか……」

空間把握してみる。長時間飛行で大分疲れているのか、肩をがっくり落としている。

技能探索ダイス
15なら確認完了
26なら失敗
37なら確認完了
48なら失敗
9ならアカエイ反時計回りに移動
0ならアカエイ時計回りに移動

232小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/26(土) 23:29:16 ID:T0YCDSjI0
>>231

 確認完了。ここにもアカエイはいない。
この場所は特に魚が多いのか魚影がはっきりと確認することができる。
しかしB1と雰囲気が近いが、この付近にアカエイの回遊領域があるのだろうか。


 小松菜。未だに粘る。

デフォルト探索ダイス。
15なら確認完了
26なら失敗
37なら失敗
48なら失敗
9ならアカエイ反時計回りに移動
0ならアカエイ時計回りに移動

233フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/26(土) 23:36:40 ID:dXmGaKZw0
>>232
「ここでもないか……もう少しあっちか……」

南西へと向かう。

【B4】
「回遊場所を特定しないことには何も始まらないか……」

ぐったりしてはいるが、探索開始。

技能探索ダイス
15なら確認完了
26なら失敗
37なら確認完了
48なら失敗
9ならアカエイ反時計回りに移動
0ならアカエイ時計回りに移動

234小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/26(土) 23:39:54 ID:T0YCDSjI0
>>233

 失敗。どこかで大きなものが動いたのを感じた。回遊場所が近いのだろうか。
雰囲気としてはこの場所もB1やC3に似ているが、ここの方がB1に近い雰囲気だ。

235フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/26(土) 23:48:04 ID:dXmGaKZw0
>>234
「なんだろう……穏やかなこの感じ……気になるな」

足元の空間を固定し、一旦その場に着地する。
何かが気になったので再び空間把握。

技能探索ダイス
15なら確認完了
26なら失敗
37なら確認完了
48なら失敗
9ならアカエイ反時計回りに移動
0ならアカエイ時計回りに移動

236小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/26(土) 23:52:44 ID:T0YCDSjI0
>>235

 失敗。しかし回遊ポイントではないものの付近に回遊ポイントがありそうではある。
そんな雰囲気の場所を纏めると、B1、C3、B4だ……

237フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/27(日) 00:03:16 ID:dXmGaKZw0
>>236
「可能性と考えてあそことあそことここに山を張るとして……」

次に行く場所を考える。
ここにはいなく、二回ほど移動を行ったと考えると……。
北へと飛んでみる。

【B2】
「ここはどうだろうか?」

疲れも忘れながら空間把握を行う。

技能探索ダイス
15なら確認完了
26なら失敗
37なら確認完了
48なら失敗
9ならアカエイ反時計回りに移動
0ならアカエイ時計回りに移動

238小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/27(日) 00:05:51 ID:T0YCDSjI0
>>237

 失敗。水面は少し荒れている。ここは回遊コースなのだろうか? 魚の気配は少ない。

239フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/27(日) 00:11:58 ID:dXmGaKZw0
>>238
「失敗したか……だが、ここは粘っておきたいところだな……」

手がかりだけでもと思い、空間把握を行う。

技能探索ダイス
15なら確認完了
26なら失敗
37なら確認完了
48なら失敗
9ならアカエイ反時計回りに移動
0ならアカエイ時計回りに移動

240小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/27(日) 00:14:07 ID:T0YCDSjI0
>>239

 失敗。相変わらず水面に変化はない。しかしどこか他とは雰囲気は違う。
ここが回遊コースであるような予感を覚えてもいい。

241フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/27(日) 00:25:54 ID:dXmGaKZw0
>>240
「これ以上調べるのは断念するか」

しかし、回遊コースということが予感めいてはいる。
そうなると、次に気になるのは……。

【B5】
「ここかな……」

再び南の方へとやってきた。
空中を滑空しながら空間把握を行っていく。

技能探索ダイス
15なら確認完了
26なら失敗
37なら確認完了
48なら失敗
9ならアカエイ反時計回りに移動
0ならアカエイ時計回りに移動

242小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/27(日) 00:28:10 ID:T0YCDSjI0
>>241

 再び失敗。水面は静かに揺れている。それなりに魚がいるようで船で釣りに来ている人を少し見かけた。
そして見覚えのある植物っぽい翼が浮いている。水死体のように浮いているが、たぶんマイペースに光合成しているだけだ。

243フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/27(日) 00:34:38 ID:dXmGaKZw0
>>242
「外したかな……なんか浮いてるけど……まぁいいか」

見なかったことにして次の山はっている場所に行ってみる。

【A4】
「ここはどうだろうか」

やはり疲れているのか、覇気も元気もない。

技能探索ダイス
15なら確認完了
26なら失敗
37なら確認完了
48なら失敗
9ならアカエイ反時計回りに移動
0ならアカエイ時計回りに移動

244小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/27(日) 00:38:08 ID:T0YCDSjI0
>>243

 疲れが脳に来ているのか、またもや失敗。水面は静かに揺れている。
大人しい魚が海底付近にいるのか、魚影は見えないが気配は感じる。

245フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/27(日) 00:40:54 ID:dXmGaKZw0
>>244
「もう一回試したら次に行くか……」

頑張ってもう一回やってみる。

技能探索ダイス
15なら確認完了
26なら失敗
37なら確認完了
48なら失敗
9ならアカエイ反時計回りに移動
0ならアカエイ時計回りに移動

246小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/27(日) 00:45:32 ID:T0YCDSjI0
>>245

 やはり失敗。失敗続きだが水面は穏やかなまま。
北側に目を向けると何故かそちらの波が少し荒く、南に目を向けるとそちらの波は大き目だが、波長が長い。

247フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/27(日) 00:54:16 ID:dXmGaKZw0
>>246
「これは北の方から……?」

ふらふらと北へ移動。

【A3】
疲れ切っており、これが最後の移動になると思われる。

「そろそろ見つかってほしいな……ああ」

技能探索ダイス
15なら確認完了
26なら失敗
37なら確認完了
48なら失敗
9ならアカエイ反時計回りに移動
0ならアカエイ時計回りに移動

248小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/09/27(日) 00:59:58 ID:T0YCDSjI0
>>247

 が、駄目! 最後の最後でも、探索失敗! 水面は荒れている。
しかしB2と比べると比較的大人しい荒れ方に思える。魚の気配をかすかに感じた。

 だが、少数の不利を覆すことはできなかったらしい。検定終了時刻となってしまった。
エイに恩返し、失敗! ついでに小松菜も失敗したらしい。

249フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/09/27(日) 01:04:45 ID:dXmGaKZw0
>>248
「今回もダメだったよ……」

力尽きて海の中へと落ちていく。
水面に激突する直前でカフェへと強制転送される。
次からは準備を怠らないようにしようと心の中で決めたのだった。

250 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/03(土) 19:01:55 ID:T0YCDSjI0
【カフェのスクリーン】
本日の検定内容_
‘写真へダイブ’
〔ジャンル〕
討伐
〔推薦適性値〕
除霊B
戦闘B
〔開催地〕
心霊写真内部または某々(それがしなにがし)リゾートビーチ

〔概要〕
写った景色の中に入り込める魔法の写真に悪霊が写りこんでしまいました。
リゾート体験用の写真なのですが砂浜が全て腐った血で染まっています。
新しく写真を作るのは季節的に来年になってしまうので悪霊を退治してください。

〔ヒント、その他〕
写真内部では全然探索していなくても悪霊は向こうからやってきたりします。
なので基本的に戦闘一辺倒の検定ですが悪霊に対しての攻撃手段は必要です。
一応写真内部には以前依頼した除霊師が撤退したときに放置した除霊道具がどこかに残っています。

あるいは写真内部ではなく実際のリゾート地に沈む遺体を弔えば浄霊も可能かもしれません。
実際のリゾート地の方にも転送装置で行くことができますが今の季節も観光客などが多数います。

〔失格行為〕
・写真自体を破損させる行為、写真が駄目になると依頼の意味がありません。
・写真内部の大規模な環境破壊、リゾート体験用ですのでゴミの放置もいけません。
・実際のリゾート地での迷惑行為、一般の方々がほとんどなので注意しましょう。

〔BOSS〕
・悪霊
海に沈んだまま死体の内部で血が腐りきったことで血を撒き散らす呪いを得た悪霊。
腐った血の染み込んだ砂浜はそれだけで歩きづらく時に砂と血の塊を弾丸として飛ばしてきます。
目は腐り落ちていて見えていない様子ですが何らかの方法で侵入者を感知しているようです。

《PRESENT》
☆手作りリゾット☆
分類:食品
リゾートとリゾットって似ていますよねという理由で選ばれた報酬です。
解決に協力してくれた方全てにリゾート会社の社長が手作りリゾットをご馳走してくれるそうです。
噂ではこのリゾットを食べると心霊体験ができるようですが今回の検定の原因ではないそうです。

☆某々(それがしなにがし)リゾートホテルスウィートルームベッド付近内部拡張写真☆
分類:簡易住居
こちらが本命報酬であるスウィートルームのベッド付近を撮影した魔法の写真。
スウィートルームですがベッド付近しか写っていないので写真の内部空間もその程度の広さです。
写真が破損した場合外部から持ち込んだ代物は外に放り出されますので倉庫には向きません。

《検定開始時刻》
>>20:00
《終了予定時刻》
>>0:00

251仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/03(土) 19:45:17 ID:T0YCDSjI0
>>250

 最近見るようになった仮面の少女。カフェの転送装置の前に立っている。

「写真と、転送装置」

 リゾートへ続く転送装置、そこに貼り付けられた写真に触れれば悪霊に支配された写真内部。
この少女はどちらに行くべきか迷っているようだ。

252フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/03(土) 20:16:22 ID:dXmGaKZw0
【カフェ】
前回の反省から入念に体力回復用のポーションと魔力回復用のポーションを懐に隠し、
万全の準備をした竜人がスクリーンを眺めていた。

「悪霊って優位に立てそうな検定ではないか……?
 いや、もしかしたら裏があるかもしれない……が、行ってみるしかないか」

戸惑いを見せながらも、転送装置へと向かう。
準備はした。
最悪、妹にまかせるという禁断の方法もある。
多分大丈夫だろう。

253仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/03(土) 20:20:18 ID:T0YCDSjI0
>>252

「……あら? この検定受けるの?」

 転送装置の前で悩んでいるらしい仮面の少女。やはり手にはランタン。
冷たい印象ではあるものの、普通に話しかけたりといったことはしてくるらしい。

「ちなみにリゾート地と写真内部、どっちに行くつもり?」

254フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/03(土) 20:24:35 ID:dXmGaKZw0
>>253
ふと、仮面の少女に声をかけられ、そちらの方に体を向ける。

「ああ、受けるつもりだが……」

リゾート地と写真内部。
己の能力の使いやすそうな方は写真内部ではないかなと考える。

「写真内部かな。あいにく、これでも神主でもあるからな。
 こういったものに対してはいくらか理がある」

255仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/03(土) 20:30:55 ID:T0YCDSjI0
>>254

「……神主? そう、なら、私もそっちに行くわ」

 神主という言葉に少々動揺したようにも見えたが、仮面のせいでよくわからない。

「とりあえず写真内部に突入したらすぐに戦闘になるらしいから今の内に準備しておきましょう」

 そうは言うものの彼女は大して準備するものがないらしい。何もないならこのまま突入となる。

256フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/03(土) 20:36:55 ID:dXmGaKZw0
>>255
「すぐに戦闘なのか……なら準備しとくか……」

とは言うものの、こちらも準備自体は終わっている。
敢えてするというのなら、魔法や術の詠唱をストックしていつでも使用できるようにしておくぐらいだろうか。

「まぁ、柔軟に対応するためにもそれは後ででいいか。
 じゃあ、行こうかね?」

突入の合図を促す。

257仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/03(土) 20:46:58 ID:T0YCDSjI0
>>256

「なら、突入よ」

 そういうと写真に手を伸ばし、「3、2、1、GO!」と合図し写真に触れた。


【写真内部】

 そこはまるで本物のリゾートビーチだった。いくつかの部分に目を瞑りさえすれば。
まるで放射線状に広がる、扇型、いや四角錐型の結界で閉ざされた海と砂浜。
太陽も見えないのに結界の一部、空の部分が太陽の光を再現し青空を再現している。

 何よりも異様なのは、砂浜。その砂は赤黒い、いや赤茶けた血が全体に染み込んでいた。
腐った血で練られた砂のみで構成された砂浜は恐ろしい臭気を放っている。
そしてなりより、その大地に降り立った瞬間に砂が蠢き始めていた。海からも腐臭が漂ってくる。
間違えようもない敵意がその血に、砂に宿っていた。海にはっきりと波が現れる。

「!? 悪霊はどこに……? 敵意は感じるのに!」

258フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/03(土) 20:54:30 ID:dXmGaKZw0
>>257
「なんとも不思議な空間だな」

四角錐の世界を眺め、興味津津といったところだが、
異様な光景の前では不快な気持ちが優先される。

「これはいるな。つか、目に見える部分大体が汚染されてるような……」

若干面倒くさそうに頭をわしゃわしゃと掻き、戦闘態勢を取る。

259仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/03(土) 21:02:27 ID:T0YCDSjI0
>>258

「とりあえずこの入り口は、写真の撮影地点ね。
カメラで撮った地点から放射線状に広がる空間、写真の中に入ったら確かにこうなるでしょうね」

 そう言いながら小走りにその場所を離れる。その直後には蠢いた砂が槍のような形となり突き上げられる。
槍、というよりは単純な形状であり大きな鉄串といった外見だが、それが次々と砂浜から突き上げられる。

「逃げ場の少ない端の方だと狙い撃ちされる、っ」

 逃げ場を確保するためか血砂の串をランタンの炎で焼き払う。その度に異様な臭いが充満する。風など吹いていない。

260フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/03(土) 21:11:55 ID:B.JCSUEc0
>>259
「こりゃ危ないな……端から浄化していった方がいいのかね?」

翔んでくる鉄串を、いつの間にか抜いた御神刀で薙ぎ払いながら、前進していく。
空いている手で印を結びつつ、詠唱を始める。

「この世に留まりし霊よ 驕れる残りし残思の念よ
我が名の元に 思いの全てを世界に散らし
未練も残らぬ 標の果てへと誘わん……」

印も結び終え、胸の前につき出す。

261黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/10/03(土) 21:20:56 ID:eRkB3tXk0
【カフェ】

「ふむ」

張り出された写真の中には仮面の少女とフィブがみえる
となると……

「戦闘のほうが性に合ってるが序に浄化されたら困る」

→転送装置へ

262仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/03(土) 21:25:14 ID:T0YCDSjI0
>>260

「っ!? その詠唱は駄目!! その詠唱には『逃げ道』がある!」

 霊を浄化する為の術、その詠唱。しかし呪いにまで足を踏み入れた霊は、少しの逃げ道をも通ってしまう。
その術により周囲の怨念が世界に散らばっていく。そう、世界に。この狭い写真の中の世界に。
世界が一瞬怨念に包まれ、浄化の力もまた世界の中に分散していく。
写真の中の怨念を少しずつ浄化する。まるで拳の一撃が体中に分散してしまったかのように、受け止められる。

「くっ、この霊、まるで霊から怨念と呪いだけ切り取ったみたい……」

 ランタンの炎が血砂を燃やす時間が長くなってきた。どうやら砂に血以外にも海水を含ませてきたらしい。

263 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/03(土) 21:30:18 ID:T0YCDSjI0
>>261

(「リゾート地へ向かうということであってますよね?」)

 そこはリゾートホテルのエントランス。どの季節でも観光客がいるからか中々に豪華なホテルだ。
受付も笑顔で対応している。案内役らしいホテルマンが一人近づいてきた。

「ようこそ! 某々リゾートホテルへ! 今日はカフェでの検定についてのご用でよろしいですか?」

264黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/10/03(土) 21:35:13 ID:eRkB3tXk0
>>263
(YESYES わかりにくくてごめんね!)

「おっと」

人と会話することになるとは思っていなかったようだ。
サングラスをはずし、営業用の笑顔を浮かべた。

「そう。カフェから来た者です。此処に飛ばされたということは何かお話が?」

心なしか口調まで変わっている。

265フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/03(土) 21:37:40 ID:B.JCSUEc0
>>262
「厄介な……ならば仕方ないな。
目には目を。霊には霊を」

浄化をやめ、術を切り替える。
死霊術を使用し、霊なき怨念を操ろうという方法を試す。

「死霊共よ……嘆きを……叫びを……
俺の心に訴えてみせろ……
俺はそれを受け止める!!」

もう一本の御神刀を抜き、胸の前で交差させる。
それとともに、御神刀の刀身に光が生まれ、円上に広がっていく。

266仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/03(土) 21:49:22 ID:T0YCDSjI0
>>264

 そう問いかけるとホテルマンは不思議そうな表情を浮かべ、

「いえ、今回の検定ではこちらにいらっしゃる方は霊の根源を探す方、
もしくは何かしらの質問がある方、というのを当方は想定しておりました。
ですので何かご質問があれば私どもに、と思い転送装置はここに置かせていただいております」

 そう丁寧に答えてくれた。といっても遺体の場所に心当たりはないようだが。


>>265

 意志自体はともかく、霊から分かれた怨念と呪いは案外簡単に操ることができた。
そのおかげで砂浜は動きをやめ、静けさを取り戻す。
海には波があるものの、それ以外の音は聞こえてこない。
ただ足元の血ばかりの砂の感触の気持ち悪さと悪臭だけの世界だった。

 静かだ。怨念は消えない。呪いの記憶からは断片的な光景しか拾えない。
夜のバーベキュー、焼かれる肉と野菜、片付けを後回しにされた調理器具、
暗い洞窟、夜空を隠していく暗幕、赤く鈍く光る鉄串、揺れる水面、月を隠す雲。
悪霊はまだこの写真の内部で呪いを撒き散らしている。

267黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/10/03(土) 21:55:30 ID:eRkB3tXk0
>>266
「そう、ありがとうね」

礼を言うとサングラスをかけつつ外へと向かう。


【ビーチ】

「……さて」

スクリーンの情報によると根源は海に沈んでいるらしい。
しかしここはリゾート地。浅瀬にはいないだろう

奇数なら沖へととりあえず海に入る
偶数なら岩場を探しに

268フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/03(土) 21:56:03 ID:B.JCSUEc0
>>266
「とりあえず、動きは止めた……
怨念を消す方法がどこかにあるかもしれない。
まずはそれを探そう」

何かのヒントになるかもしれないと、呪いの記憶の断片を仮面の少女にも話す。
やはり根元的な部分からどうにかしないとならないだろうか。

269仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/03(土) 22:04:16 ID:T0YCDSjI0
>>267

 岩場は釣りスポットとなっている二箇所、内一箇所は灯台がある。
そして三箇所目は随分と険しい場所であり立ち入り禁止となっていた。
海の方から回ろうにもその付近は波が荒く遊泳禁止になっているらしい。
検定参加者であることを提示すれば立ち入り許可は貰えるかもしれないが、どこを調べるべきか。


>>268

「……多分だけど、霊の本体は海の中ね。波が止まないのはきっとそのせい。
風はないのに波があるのも変だから間違いはないと思う。けど……引っ張り出すなら何かが必要ね。
それこそ、怨念を引き付ける何かが」

 どうやら彼女は、少なくともこの悪霊を消すこと自体は可能だと確信しているらしい。
その手段については微妙なようではあるが。

270黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/10/03(土) 22:08:43 ID:eRkB3tXk0
>>269
どうやら岩場は三箇所あるようだ
釣りをしている場所――魚がいる。餌となる死体があるかもしれない。
灯台――登ることさえできれば飛び降りることができる

立ち入り禁止の岩場――外側から見た限りでは未知数にあふれている

黒髪の女は思考する。

思考する。

そして、飛び降りから餌になったかもしれない、灯台へ向かうことにした。

271フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/03(土) 22:13:21 ID:B.JCSUEc0
>>269
「怨念を引き付ける何か……」

何かを考え、とりあえず試しにと思ったものを実行に移してみる。

「ここに一本の釣り竿がある」

空間転移で持ってきた竿が一つ。

「糸に混ざり気の無さそうな魂をくくりつけ……」

魂は自前みたいだ。
正確には自分の魂の分体。

「そんでもって海のなかにシュートっていうのはどうよ?」

さも名案と言いたげな顔だが、自分自身への安全性は度外視しているみたいだ。

272仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/03(土) 22:20:17 ID:T0YCDSjI0
>>270

 灯台の岩場は少し釣り人が少なめだった。通な観光客が灯台をバックに写真を撮っている。
調べてみるとどうやら鍵がかかっていて灯台内部には入れないらしい。
だが海側には小さな螺旋階段があり、灯台の中腹ほどで小さめの展望台が外付けされていた。
こちらは誰でも登っていいらしくいい眺めが楽しめた。柵はあるが飛び降りるつもりなら越えられそうではある。


>>271

「……それ、そんな方法でいいの?」

 何やら全然話がかみ合っていないかのような気の抜けた返事が返る。

「純粋な魂、は確かに幽霊からすれば美味しいかもしれないけど……え? 怨念を食欲で釣るの?
私はもっとこう、何か怨念を刺激する挑発行為とか、生前で執着しそうなものでとか、そんなのを想像していたんだけど」

 何やら凄く複雑そうな声で確認をしてくる。神主を名乗ったからか一応信用はしているっぽいが。

273黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/10/03(土) 22:28:38 ID:eRkB3tXk0
>>272
灯台に着くと何組かの観光客から写真撮影を頼まれた。
先ほどと同じ笑みで快く引き受けながら、

「(こうして人が写真を撮りに来るということは此処から落ちたということは無いか……それとも、知られてないだけか)」
まさか観光客にうわさがあるかなどとは聞けずに普通にカメラを返して終わった。

裏手に回ってみると螺旋階段があった。
黒髪の女はサングラスをはずして展望台をじっと見つめる。細まる瞳孔。

「(怨霊化すると云う事は余程の恨みを持って死んだか――不慮の事故で浮かばれていないか)」

す、と視線を戻すと『飛び降りたらこの辺だろう』という岩場に近づいていく。

274フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/03(土) 22:31:08 ID:B.JCSUEc0
>>272
「なんとかなるだろ。
なんなら、焼肉とかも一緒につけてみるか」

とか言いながら、自分の尻尾の先を痛がりながら切り、それを炎のブレスでこんがり焼き、糸にくくりつける。
こんなので釣れるのか微妙な線ではあるが、そのまま海の中へと投げ入れるのであった。

275仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/03(土) 22:38:04 ID:T0YCDSjI0
>>273

 岩場を注意してみてみるが、不自然に削れていたりといった形跡は確認できなかった。
下の方を覗き込んでみると、しっかりとした崖、というと変な表現ではあるがゴツゴツとした岩肌がよく確認できた。
もしも人間が衝突し血が飛び散ったのなら掃除が大変そうではある。血のあとは確認できない。


>>274

 水面は静かに揺れている。なんとなく、この前の検定を思い出す静けさだった。

「……ねぇ、そういえば検定の情報で悪霊は目が見えてないって書いてなかった?
もしも、仮にあの血の砂で侵入者を感知していたのなら……水中にエサを置いても幽霊には感知できないんじゃないの?」

 今更過ぎる思い付きが語られた。

276黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/10/03(土) 22:44:52 ID:eRkB3tXk0
>>275
「……認めたくはないが、外れか」

もうひとつの釣り場も考えたが、そもそも魚の餌になったのなら海のほうに異常が出るのでは?

黒髪の女は立ち入り禁止の岩場に行くことにした。

277フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/03(土) 22:45:36 ID:dXmGaKZw0
>>275
ふとそのことを思い出し、冷や汗を垂らす。
ただ、波動のようなものも感じるだろうと思い、表情を崩さずに落ち着いて話す。

「だったら目以外で気が付くようにすればいいだけだろ?
 目がだめなら匂い。匂いがだめなら音。
 きっと気が付くに違いないさ」

釣り続行。
念のために、自ら切り離した魂からやんわりと波動を放つ。
ソナーのような形で場所を探るようである。

278仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/03(土) 22:53:45 ID:T0YCDSjI0
>>276

 立ち入り禁止の岩場、そこは波が強いからか崖が削れ洞窟ができていた。
波に偏りがあるのか洞窟はいくつかが横並びになっている。波も強く狭いそこはとても調査しづらそうだった。
少なくとも、飛び降りたときに途中の岩に引っかかりそうにはないほどに反り立つタイプの崖であることはわかった。


>>277

「元人間なら水中で音とか臭いとかまともに機能しないと思うけど……霊波なら気付いても、不思議じゃないわよね」

 どことなく無言のまま。釣りが再開される。ソナーにより水底の様子がわかってきた。
ふと、何か違和感を感じた。海底のとある位置、そこに手を伸ばす人の形をした何かが沈んでいる。
まるで何かに縛られているように、重しがついているように、海底の砂に埋もれたまま動かない人型。
そんな何かが純粋な魂に向かい手を伸ばしたまま固まっていた。

「……引いてる? 浮きがないから傍目じゃ全然わからないわね」

279フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/03(土) 23:00:53 ID:dXmGaKZw0
>>278
「見えたッ!!」

叫ぶと同時に力がこもる。

「ファイトォォォ……イッパァァァアアアツッ!!」

純粋な魂のそれからうにゅりと手の形のようなものが伸びて人型の手を掴み取る。
そこからそれを引き上げようと竜人の手にも力がどんどんこもっていく。

「いける気がするッ!!
 この海の主が釣れる気がするッ!!」

趣旨が若干変わっている気もする。

280黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/10/03(土) 23:04:22 ID:eRkB3tXk0
>>278
「抉れている……」

サングラスをはずす。岩場の全景を捕らえる空色の瞳に金色がかすかに宿る。

これは人間を超えた瞳。何か見つけられるだろうか。

281仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/03(土) 23:16:28 ID:T0YCDSjI0
>>279

「引いてるのね? 食欲で釣る作戦成功しているのね?」

 マジでかかったのか、とでも言いたげな声だった。
釣竿をいくら引いてもそれは浮かんでこない。ただ海の底を引き摺るように、地引網のように引き上げられていく。
そして、その人型の何か、女性のような何かが砂浜にまで引き上げられるとその全貌が見えた。

 体が針金で縛られている。縛られている……? いや、それはそんな次元ではなかった。
針金は肉体を縫うように突き通しながら縛られている。肉が腐り落ちても骨で縛られた針金は解けない。
肉体のいたるところから腐敗が進んでいる。そして内側から皮膚が破裂したようにはがれている場所もある。
それは体中いたるところに開けられた穴のせいで腐敗する肉体のガスが抜けたからなのだろうか。

「……ヤバイ、あの怨念は霊波での感知はできてる。しかも、」

 その肉体が、実体のない肉体が針金の拘束を無視して起き上がる。
そして周囲の砂の呪いを奪い返し、激しい憎悪を撒き散らし始めた。

「少しでも混ざりっ気のある魂は、みんな敵扱い。純粋な魂にしか助けを求められないほどの不信感が染み付いてる!」

 血を含む砂が巨大な包丁の形となり、女性の怨念の手に握られる。
霊であるからこその慣性を無視した動き、重い砂の包丁、悪霊との直接対決だ。


>>280

 洞窟の一つ、そこに何やら異様なものを感じた。
それに近いものを思い浮かべるならば、血の臭いが妥当だろう。
目で見ているというのにそれが嗅覚を刺激する。景色に臭いがつく。
死体があるようには見えないが、何かしら関係があることは確定だろう。

282黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/10/03(土) 23:23:14 ID:eRkB3tXk0
>>281

『――見えた』

というか、捉えた。
血の気配は――よく見知っている。厭というほどに。

イブニングドレスが波に激しく引かれる。それさえ振りぬいて、その洞へと向かった。

283フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/03(土) 23:26:43 ID:dXmGaKZw0
>>281
「出てきたか……」

海底より現れた針金の悪霊を目にし、目を細める。
奪い返された呪いに気づき、小さくチッと舌打ちをする。

「できれば助けてやりたいが……やれるか?」

仮面の少女に目配せをして突っ込む。
釣り竿から魂を回収しつつ、自分自身の気を刃に乗せて御神刀二本で十字に切りかかる。

284仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/03(土) 23:35:12 ID:T0YCDSjI0
>>282

 ゴツゴツとした岩肌は、簡単に掃除することはできないだろう。
だからこそなのだろう、岩の窪みなどには黒く固まった汚れペンキのようなものがこびりついていた。
ここまであからさまであるならば誰でもわかる。これは血だ。
どうやってこの洞窟に来たのかはわからないが、ここで大量の血が流れたことは確かだ。


>>283

「……無理ね、『この写真内部の世界では救えはしない、消滅が最良結果』よ」

 どこか感傷を感じさせる声。しかし闘志は十分。ランタンから炎があふれ出す。
砂の巨大包丁が振るわれると血で固まった砂が弾丸のように射出される。
しかし弾丸程度なら軽い。ランタンから溢れた炎が爆発を起こし弾丸を弾き飛ばす。

 すかさず近づいてきた悪霊が包丁を振り下ろしてきた。
どうやら仮面の少女よりも脅威度の高いほうを優先して襲う事にしたらしい。

285フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/03(土) 23:39:49 ID:dXmGaKZw0
>>284
「そうか……なら仕方がないな。
 リゾート側で供養をしてくれるであろう人に期待かな」

悠長なことに言葉を挟みつつも、戦闘を続けている。
振り下ろされた包丁は、片方の御神刀で弾き、その勢いでくるりと回って斬りつける。

286黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/10/03(土) 23:40:59 ID:eRkB3tXk0
>>284
潮に混じる乾いた湿った固まった血の臭い。

「拐かわされたか……或いは……」

指を鳴らせば、白い炎が浮かぶ。
灯火を携えて、穴の中へと入っていく――

287仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/03(土) 23:50:38 ID:PDDjtCvg0
>>285

 包丁は簡単に弾かれる。斬りつけてみたものの、それに対して大した反応は見せなかった。
簡単に怨念の体を削られダメージを受けた悪霊。ただただ力任せに包丁を振り下ろしていた。
これは、戦闘経験のない者の動きだ。圧倒的タフネスと大きな質量を振り回すだけ。

「……元となった女性は、一般人……?」

 炎を放つと砂と共に海水を巻き上げ防御してみせる。やはり技巧ではなく力技だ。


>>286

 洞窟の奥、そこには処分に困ったのだろうか、かなり大き目のブルーシートがあった。
証拠になるからか洗われているのだろう、海の中、岩に引っかかりながら揺られていた。
そして放置され錆びた複数の鉄串、針金の切れ端と思わしき金属片、そして刃を折られ錆びた包丁。
……どことなく、何があったのか想像できる光景であった。

288黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/10/04(日) 00:00:13 ID:eRkB3tXk0
>>287
現れた物に、素直な嫌悪の表情

「……そして、甚振られた」

ぼ、ぼぼぼぼぼぼぼぼ
女を取り巻くように白い灯がともる。

「此れ等は責任持って警察へ届けよう」

白い明かりは洞窟の入り口へ、そして空へ。

――セントエルモの火


「だから、導かれて――眠れ」

289仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/04(日) 00:05:03 ID:T0YCDSjI0
>>288

 この場の怨念は問題なく祓われた。だが、霊魂の導かれる感覚がない。
……死体の眠る場所、そこに霊が縛られている。そう直感してもいい。
ただしそれは死亡する前の認識が『そこにあった』ということ。
ここに死体がない。ならば、その誰かは生きたまま何処へ運ばれたのか。
この惨状の中、それでも生かされたまま海の何処に運ばれたのだろうか。
目撃者を避けるためならそう遠くはないはずだが。それは当然ながら助けも期待できない場所。

290黒髪の女:2015/10/04(日) 00:12:56 ID:eRkB3tXk0
>>289

「後は……棄てられたか」

洞を出る。岩場を海へと進む。
びしょびしょのブーツの下の感覚が岩から砂に変わる頃、
荒れ狂う波に流されることなく、潜った。
白い灯火は消えぬまま水中を照らす。そうして、水底を泳ぎ始めた。

291 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/04(日) 00:19:21 ID:T0YCDSjI0
>>290

 海はどうにも暗く見づらい。しかし照らされる海底からは先ほど感じた怨念に近い気配をどこかに感じる。
水底に沈む何か。砂ではなく濁った泥の被さった塊。とても人には見えないただの塊。
ほんの少しだけその塊から細かい泡が海面に向かい伸びていくのが見えた。これだ。

292黒髪の女:2015/10/04(日) 00:29:35 ID:eRkB3tXk0
>>291
すい、と白い炎が『同類』を関知したのか方向を変える。
女がその方向を見やれば、焔は先へ進み、泥の塊を照らす。
棚引いているのはガスだろうか。
水底を歩くように泳ぎ塊へ近づくと、屈みこんで、その表面を払い出した。

293仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/04(日) 00:37:57 ID:T0YCDSjI0
>>292

 泥を払いのけるとそれらが水中を舞う。波のせいで落ち着かないそれの隙間から見えるのは網だった。
網の感触でわかりづらいが、それは腐肉の感触。人が包まるには短く、厚みがある。
まるで体が腰で折り曲げられた、そんな状態で網に包まれ沈められていた。
網の隙間から崩れた顔が、空洞の目が水面を見上げている気がした。

 セントエルモの白い火が縛られた魂を導いていくのを感じる。
怨念と呪いが祓われていくのが見て取れた。

294黒髪の女:2015/10/04(日) 00:45:00 ID:eRkB3tXk0
>>293
焔が魂を導いて行く。
それが女にできる精一杯のことだった。
囚われた魂が解放されたのを感じると、海面に顔をだし今の己の位置を確認する。

後は洞窟とこの位置のことをホテルの者に伝えればよいのだろうか。

願わくば、体も帰るべき処へ帰れるようにと、祈りを込めた。

295仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/04(日) 00:51:46 ID:T0YCDSjI0
>>294

 ただ海の波の音が響く。ホテルの者にそれを伝えれば適切にことが運ぶのだろう。
海に沈んだ彼女。彼女は浮かばれた。このリゾート地では観光客達がそれを知らずに楽しんでいる。
ホテル側は弔ってくれるだろう。しかしそれは表に出ることはない。当然の話だ。

 ただただ、静かに全てが終わった。

296黒髪の女:2015/10/04(日) 00:56:27 ID:eRkB3tXk0
>>295

始めは現れたびしょ濡れ女にホテル側は慌てたが検定の者、真実を暴いた者として風呂や乾燥機を貸してもらった。

検定開始時の姿に戻った黒髪の女。
そのサングラスの奥の表情は誰にもわからない。



297仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/04(日) 01:00:06 ID:T0YCDSjI0
>>296

 状況を話せば文句なしに解決だと判断されたのかスウィートルームの写真が手渡される。
風呂上りには手作りリゾットが出された。この検定の中で、温かみを感じられた唯一の物は、皮肉にもそのリゾットだった、かもしれない。

298 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/10(土) 19:50:40 ID:T0YCDSjI0
【カフェのスクリーン】
本日の検定内容_
‘歯ブラシ職人達からの挑戦状’
〔ジャンル〕
素材調達
〔推薦適性値〕
職人魂C〜S
〔開催地〕
虫歯研究所二階虫歯対策課職人部門

〔概要〕
あなたは歯を大切にしているでしょうか。
虫歯は最悪死に繋がる恐ろしいものだからこそ歯ブラシは進化し続けました。
それは自分の技に人々の健康への願いを籠めた職人達の歴史です。

そして今宵職人達はカフェに挑戦状を送りつけました。
素晴らしい歯ブラシの誕生に関わり歯ブラシの素晴らしさに触れてくれと。
さあ思い思いに様々な素材を調達し職人へと手渡し最高の歯ブラシを手に入れよう。

〔ヒント、その他〕
基本的にブラシ部分と柄の部分の素材を調達しましょう。
カビに強い素材、丈夫な素材、柔らかい素材、アレルギーが起きにくい素材と自由に選びましょう。
ただし素晴らしい素材は素材として手に入れるまでに様々な苦難が待ち受けているかもしれません。

〔失格行為〕
・立ち入り禁止区域への立ち入り、許可されていないので強行突破はしないでください。
・無駄に命を奪う行為、自らの物となる歯ブラシの歴史を血に染めることは避けましょう。

〔BOSS〕
・苦難
素晴らしい素材は手に入れるために様々な苦難を乗り越えましょう。
研究所の裏で飼育されている動物の毛を刈るなら策を練る必要があるでしょう。
遥か遠くの国の樹脂を手に入れるなら転移装置を使うためお使いをこなす必要があるでしょう。
欲する素材によりその苦難は千差万別です。

《PRESENT》
☆特注歯ブラシ☆
分類:日用品
あなたの集めた素材で作られた特別な歯ブラシです。
職人からの評価がつけられますがそんなものは目安です。

《検定開始時刻》
>>20:00
《終了予定時刻》
>>0:00

299リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/10(土) 20:07:43 ID:T0YCDSjI0
>>298

 なんとなく平和な検定。そんな印象を受けたからこそ自分でもできるかなと少女が思ったのは無理もない。
しかし転送装置の先は奇妙な事になっていた。何人もの職人が思い思いに怪しげな儀式を行っている。

「できた! 毛先が広がる前に毛が生え変わる生きた歯ブラシの理論ができたぞ!」

「何? でかした! さあよこせ!」

 誰かが研究結果を自慢してはそれを周囲に公開して踊り狂っている。
大人しすぎる気質のリゼッタが馴染むには少々酷な雰囲気が漂っていた。
とはいうもののリゼッタもまた異様な雰囲気を纏っていることには変わりないのだが。
この少女の馴染む雰囲気の場所というものがそもそもあるのだろうか。

300フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/10(土) 20:22:08 ID:dXmGaKZw0
>>298
「素材が大事なんだろうなぁ。
 何の素材を使うかで毛の硬さ、毛の接合部の汚れの溜まり、持つ部分の持ちやすさとか……。
 いろいろ変わってくるに違いない」

カフェでスクリーンを見ながらぶつぶつと呟いている竜人が一人。
行ってみないことには分からないだろうと転送装置へと足を運ぶ。

【虫歯研究所】
そこには想像以上に異常な研究者たちの群れがあった……!

「検定をパスするか一瞬悩んだが、なんとかしてみるしかないか」

観念して検定に専念しようと頭の片隅に思うのであった。

301リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/10(土) 20:30:23 ID:T0YCDSjI0
>>300

 とりあえずのところ素材の手に入れ方は自由であるらしい。
一応研究所の裏手には一部の幻獣なども放し飼いにしているようだが。
あとは洞窟で鉱石を掘ろうが植物から繊維を採取しようが樹脂を買いに行こうが自由らしい。

 同じく話を聞いていた異形の少女はどうやらブラシ部分に幻獣の毛を狙っているようだ。

302フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/10(土) 20:36:45 ID:dXmGaKZw0
>>301
「割と自由みたいだな」

研究所の裏手で厳重を放し飼いにしていると聞き、
幻獣の角を手に入れられれば歯ブラシの柄にできるのではないかと考える。

「とりあえず、角のある幻獣でも狙うか。次点で爪」

裏手に移動していき、とりあえず何の幻獣がいるかを観察してみる。

「ユニコーンとかはさすがにいないよな……?」

303リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/10(土) 20:41:57 ID:T0YCDSjI0
>>302

「呼んだ?」

 何か馬のような何かが近寄ってきた。角が生えている。しかも大量に。
頭部から四方八方に角が伸び、しかも背中からも角らしきものが沢山伸びている。
これは明らかに別の種族だ。ユニコーンではなくウニコーンだ。

304フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/10(土) 20:46:55 ID:dXmGaKZw0
>>303
「呼んでねぇ!
 しかも探してたのはお前らじゃないから!」

ちくちくと角で突かれながら群れの中に巻き込まれる。
ウニっぽい馬の角で妥協することも考えたが、
よく分からない物は使わないほうが良さそうだと判断する。

「お前ら……ユニコーンとか見たことないか?
 頭から角が一本だけ出てる、気高そうな馬なんだが……」

305リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/10(土) 20:52:25 ID:T0YCDSjI0
>>304

「えっ? 流石にそんな保護が必要そうな幻獣は飼われてないと思うけど。な?」

「おう」

 そういって話かけた馬は一角獣だった。つやつやの毛並み、しかし気高さなど欠片もなくなんか軽い若者風だった。

「じゃあ俺ら役に立てないみたいだからもう行くわ」

「じゃあな〜」

 そして普通に帰ろうとしている。

306フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/10(土) 20:59:02 ID:dXmGaKZw0
>>305
「すまん、ちょい待った」

帰ろうとする馬達を引き留める。

「そこの一本しか角のないやつ……ほかのやつとは違うけど、お前らは同じ種族なのか?」

もしかしたらユニコーンなのではないかという推測が、当たっているとすれば……今回の検定の半分はクリアしたも同然と考える。
だが違ったとしても、案外突然変異種の可能性もあり、もしかしたら素材に適している可能性もなくはない。
まずはそれを確かめようと画策する。

307リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/10(土) 21:02:56 ID:T0YCDSjI0
>>306

「え? 俺? 俺は……ごめんよくわからん」

 呼び止められて驚いたものの、実は自分でもよくわかっていなかった。
この研究所本当に大丈夫なのだろうか。合法なのだろうか。

「他の馬より角は硬い気がするけど」

 本人はそんな程度の認識らしい。

308フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/10(土) 21:11:52 ID:dXmGaKZw0
>>307
ユニコーンの可能性が生まれてきたので、早速交渉を行う。

「出来ればでいいんだが、お前の角を貰えたりしないだろうか?
 俺の推測が正しければまた生えてくるはずなんだ」

推測があってればの話ではある。
交渉というからには代価が必要ではある。
その代価をどうするか……そこが問題である。

309リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/10(土) 21:17:04 ID:T0YCDSjI0
>>308

「え? いや別にいいけど……餌食うのに邪魔だし」

「お前角をそんな風に思ってたのかよ」

「あぁ、えっと、じゃああれだ。可愛いメス紹介してよ。それかほうれん草たくさん」

 恐ろしく軽いユニコーンもあったものである。本物かどうかは知らないが。
さて、そのどちらかに何か当てはあるだろうか。

310フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/10(土) 21:27:07 ID:dXmGaKZw0
>>309
「いいんか-い!!」

思わず突っ込む。

「じゃあ大量のほうれん草と交換でいいか?
 メスに関しては馬の知り合いは少なくて無理そうなんだ……」

ほうれん草自体は空間転移を使って取り寄せられるから問題はない。
商店街のタイムセールで買い溜めしたものがあったはずである。
わざわざ店に買いに行ったりする必要は断じてない。はず。

311リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/10(土) 21:31:32 ID:T0YCDSjI0
>>310

 角竜の村の現在の情報フラグが折れました。

「おっ、まじで? ほうれん草美味いよね、じゃあいいけどこの角硬いよ? どうやって取るの」

 物凄くあっさりと交渉が成立してしまった。あの森のユニコーンにも見習わせたい態度である。
こちらはこちらで密猟者が心配になる能天気さではあるが。ともかくほうれん草に大喜び。
大量のほうれん草を皆で分け合ってもしゃもしゃ食べている。

312黒髪の女:2015/10/10(土) 21:37:32 ID:eRkB3tXk0
【カフェ】
「マイ歯ブラシ……悪くないな」

(転送。)

313リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/10(土) 21:40:32 ID:T0YCDSjI0
>>312

 転送先は異様なテンションの職人達が高笑いしながら歯ブラシの設計をしていた。
素材を渡して作りたい歯ブラシの概要を話せばマイ歯ブラシを作ってもらえるだろう。
素材に関しては調達方法は自由であるらしい。研究所の裏の動物や幻獣から採取したり遠くの国に買い付けに行くことも可能だ。

314黒髪の女:2015/10/10(土) 21:47:04 ID:eRkB3tXk0
>>313
職人に問う事にした。

「固めでコシがある、尚且へたれにくいといったら何の毛が適している?」

土台の方は握り心地と香りの良い、そして風呂にも使われぬ黴難さのヒノキを使いたいようだ

315フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/10(土) 21:48:23 ID:dXmGaKZw0
>>311
「考えてなかったな……そういえば、ユニコーンの角って神経繋がってんのかな……。
つか、待てよ……ユニコーンの角……確かどこかで……」

頭の中でよぎる角竜の里の検定。
あの時、蹴りでユニコーンの角を折った際、叫び声をあげていたはず。

「待った。もしかしたら凄く痛いかもしれないからやめておこう。
 その代わり、角の先を少し削らせてくれ。表面をやすりでこすって丸くするだけだから多分これなら大丈夫だろう」

計画変更。
歯ブラシの素材そのものではなく、虫歯にかからなくする仕掛けのほうに使おうと考える。

「以前の検定で手に入れたものを使っていいんだったら良かったんだけどなぁ……
 確認し忘れたからどうにもなぁ」

316リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/10(土) 21:57:00 ID:T0YCDSjI0
>>314

「そりゃ……炭素系形状記憶繊維だろ!」

「いやなんだかんだで魔導樹脂こそが固めブラシの王道!」

「硬質化させた山羊蜘蛛の糸とか最新だ!」

「馬鹿古き良き豚の毛を魔法強化するべきだろ!」

 何人かの職人が言い争いをはじめて何故かカラオケ対決が始まった。
しかも無駄に美味い軍歌と若干調子ハズレのボカロソングが響き渡る。


>>315

「え? いや俺はいいけど……え? この角折れたら痛いの?」

「お前の角不便だな」

 いい感じに角を削ることができた。一応普通に削ることができるらしい。
深いところはともかく表面は岩などで研磨できる程度には柔らかいらしい。
ユニコーンの粉薬を手に入れた!

317黒髪の女:2015/10/10(土) 22:05:46 ID:eRkB3tXk0
>>316
最近流行りのポップスで乱入した。
本人かと思うばかりに上手い。

ある程度歌ってスッキリしたところで(歌いたかっただけだ!)
山羊蜘蛛が一番自然な素材かと目をつける。
礼を言いながら外への道を聞き、ついでに山羊蜘蛛がいそうな場所へ移動する

318フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/10(土) 22:11:18 ID:dXmGaKZw0
>>316
「多分ね」

綺麗に研磨していき粉末を手に入れる。

「じゃあこれ、ほうれん草な」

大量のほうれん草をどさりと転送させてくる。

「さて、じゃあ改めて素材を探すか」

最悪、自分の体を削るしかないかと考えつつも探そうとしてみる。
探そうとしてみるが、もう一つ今の馬に頼んでみる。

「ちなみに、毛も欲しいって言ったらダメか?」

「ほうれん草追加するよ?」と、条件の上乗せも提案してみる。

319リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/10(土) 22:19:24 ID:T0YCDSjI0
>>317

 歌により友情が芽生えた気がする検定の夜。
さて山羊蜘蛛はどうやら崖などで野生動物を捕らえるトラップを仕掛ける蜘蛛らしい。
しかもそのトラップはくくり罠で、獲物の血を吸ったら罠を外し逃がすのだという。
そんな山羊蜘蛛の糸はとても丈夫であり、解してから溶液に浸すと硬質化する。
最近様々な分野で注目を集めていた。

 さて、そんな山羊蜘蛛が今、

「やめて! 俺の糸を搾り取るつもりでしょ! 薄い本みたいに!」

「……薄い本? 絵本とかですか?」

 異形の少女と何やら愉快な会話を楽しんでいた。


>>318

「お〜太っ腹! ばら肉!」

「毛なんて何に使うんだ? 別にいいよな?」

 別にいいらしい。みんなでほうれん草を食べるのに夢中になっている。
さてどの部位の毛を使うべきか。タテガミ、尻尾、背中、腹部、臀部、それぞれ毛の強さが違いそうだ。
タテガミと尻尾は柔らかい毛であり、その他はそれなりに硬そうだ。

320黒髪の女:2015/10/10(土) 22:23:03 ID:eRkB3tXk0
>>319
(崖に近付いてみればなんだかアダルティな展開の予感)
近くの茂みに隠れ、様子をうかがっている。

(俺以外にも山羊蜘蛛に目をつけたものが居るとはな)

321フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/10(土) 22:28:52 ID:dXmGaKZw0
>>319
「尻尾の毛を貰うぞ?」

尻尾の毛のほうが水に強く、コシもあって歯茎を傷つけにくい。
歯ブラシの毛にするには申し分ない素材である。
それを刀でぱらりと切り、鞄の中に入れる。
ほうれん草の量を増やし、次の素材を今度こそ探しに行く。
毛は手に入れたので、次は柄にするための素材だ。
生命力に溢れた木にしようと思い、森のほうへと歩いていく。

322リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/10(土) 22:33:08 ID:T0YCDSjI0
>>320

「えっと、できればお仲間さんの遺体とかから糸の生成器官を貰いたいのですが」

「想像以上にバイオレンスなプレイ!? というかネクロフィリア!!?」

 話がかみ合っているのかかみ合っていないのか、奇妙な会話だ。
しかし確かに四肢がなく首が二つ、前半身だけのゾンビ犬な使い魔のセット相手なら取り乱すのも仕方ないかもしれない。
別に少女は全然暗い雰囲気とかは出していないのだが。


>>321

 森の木は、なにやらいい香りを放っている気がする。
ふと木陰を探してみればマツタケを探し当てられるかもしれない。
ここは今は減ってしまっている赤松の森だ。
少し遠くにはこれまた減っている黄葉の景色。イチョウの森だ。

323フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/10(土) 22:44:42 ID:dXmGaKZw0
>>322
「適してそうな木がないな……出来れば檜が欲しいな……」

あるのか分からない木を探して歩き続ける。
マツタケの匂いがするものの、マツタケ自体はそこまで好きではないので今回は無視。
時間があったならば探して換金用に持って帰っていた可能性も高い。

324リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/10(土) 22:50:05 ID:T0YCDSjI0
>>323

 少し探してみたのだが、見つかるのは松とイチョウと竹、そして樫などだった。
あとはアザレアなどが見つかったが、檜は近くにはないようだ。
遠くへ調達しにいくべきだろうか。それとも案外近くの町で買えるだろうか。

325フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/10(土) 22:54:35 ID:dXmGaKZw0
>>324
「仕方ない……近くの町に買いに行くか」

町のある方角を空を飛んで確認。
町のほうへと転移する。
木材屋さんがあればいいのだが……。

326リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/10(土) 23:01:23 ID:T0YCDSjI0
>>325

 あった。しかし何故か店内も工房もショッキングピンクで目に悪い。
だというのに店番をしているのはヒゲを蓄えた頑固者そうな人物。ドワーフっぽい出で立ちだ。

「何を探している?」

 低いガラガラ声。几帳面なまでに木材が並べられた店内に響く短い言葉。

327フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/10(土) 23:10:56 ID:dXmGaKZw0
>>326
「丈夫な檜の根が欲しいんですけど、あります?」

ショッキングピンクな世界に目をくらくらさせながらも髭の旦那に物があるかを聞いてみる。

328リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/10(土) 23:16:55 ID:T0YCDSjI0
>>327

「檜の根か。癖のない丈夫なものだと値が張る」

 それなりの金額を提示される。歯ブラシ一本分なら大して問題にならない金額ではあるだろうが。
その他にも深く根を張るよう品種改良された檜なども置いてあるようで、こちらは相当高い。

329フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/10(土) 23:26:15 ID:n1rhxxxo0
>>328
「根を張るものは値を張ってる訳か。
 とりあえず、癖がない丈夫なものであればいいかな。大きさは小さめでいい」

袖口からがま口を取り出し、世界共通通貨の銀貨10枚を取り出し、店主に見せる。

「このくらいあれば足りるかい?」

330リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/10(土) 23:32:13 ID:T0YCDSjI0
>>329

「その程度の大きさなら十分だ」

 そういって棚の引き出しに行くとそこから長く横に伸びた根を取り出す。
空間拡張がかかっているのだろう。取り出した根は奥でカットされいい感じの大きさになった。
とはいえ根は細くなく、繊維や節の方向的に歯ブラシなら何本か作れるだろう量になっているが。

「間違いないか?」

331フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/10(土) 23:37:32 ID:dXmGaKZw0
>>330
「ああ、間違いない。
 じゃあお代はこれでいいんだな?」

銀貨をテーブルの上に置くと、「またいつか利用させてもらうわ」と言い捨て店を出る。

「さて、素材は集まったし、制作に入るか!」

332リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/10(土) 23:42:18 ID:T0YCDSjI0
>>331

 色彩以外は普通にいい店であった材木店。とくに深い設定もないまま普通にそこを後にする。
さあ次はどんな歯ブラシを作って欲しいか、である。素材を用いてどんなコンセプトでどんなブラシを作るべきか。

333フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/10(土) 23:57:30 ID:dXmGaKZw0
>>332
素材は檜の根、ユニコーンの尻毛、ユニコーンの角の粉末。
檜の頑丈さとユニコーンの尻毛は非常に丈夫で長持ち。
檜の手触りは非常に滑らかで触り心地も抜群。
ユニコーンの尻毛で作られた歯ブラシの毛は歯茎を傷つけることなく快適に磨ける。
尻毛の付け根に練りこんである粉末で歯のばい菌を一網打尽。
粉末が切れてしまった際の詰め替え用粉末付き。これで歯磨き粉要らず!

「大体こんな感じで頼む」

上記のコンセプトが書かれた紙を技師に渡す。
テーマとしては、『末永くあなたの歯をお守りします』である。

334リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/11(日) 00:09:29 ID:T0YCDSjI0
>>333

 職人、それを見て一言。

「詰め替え用粉末付き? 斬新だ!」

「いや粉末切れ気にする時点で気にならないように加工するべきじゃ?」

「簡単に変えられるようにブラシの根元厚くしてカートリッジ式にしよう」

「なんでパーツ増やすんだよコスト上がるだろ!」

「コスト気にするのかよ」

 一言どころではなく言い合いになっていた。そして始まるカラオケ大会。
それでも歯ブラシは普通に作るようで人間をやめているような手早さで仕上げていく。

「できあがった! 聖なる檜の歯ブラシ亜麻色のサイクロン+2!」

「こいつの付けた名前は無視してどうぞ〜これかあなたのマイ歯ブラシです」

 できあがった歯ブラシは檜にユニコーンの尾の毛、17センチの柔らかめ。
柔らかい毛先を使うためブラシの長さはコンパクト。小回りの効くいい歯ブラシが出来上がった、かもしれない。

335フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/11(日) 00:21:06 ID:dXmGaKZw0
>>334
「すげぇ……」

職人たちの神業に目を見張り、感嘆の声を上げる。
出来あがったマイ歯ブラシを受け取り、様々な角度から見てみる。
職人たちによる技巧の表れか、+2である理由がどことなく分かってくる。

「ありがとうございます。この亜麻色サイクロン+2は大事にします」

珍しくも紳士的にお礼を言って頭を下げる。

336リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/11(日) 00:32:03 ID:T0YCDSjI0
>>335

 一つの物を作るのに物凄い勢いで分業を行い仕上げた神業はこの検定の意義を満たしたと確信できた。

「次、私の番です」

「はいはい。ってか亜麻色サイクロン+2は正式採用なの?」

 名前を引き摺る若い職人。そして異形の少女の出した素材は……何かの牙と革の切れ端だった。

「噛んでも大丈夫なようにエナメル質を、これは鬼の牙だそうです。
そして山羊蜘蛛の糸生成器官と一緒に死霊術で維持して、魔力を流すと毛が伸びるブラシにしたくて。
毛先の形状は整うように擬似アポトーシスプログラムもつけて……」

「歯ブラシに死霊術持ち込むとは思わなかった何この子こわい」

 他の参加者の提出したものでざわつきながらもプロらしく仕事はこなしていた。まさに職人芸。

337 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/17(土) 19:09:29 ID:T0YCDSjI0
【カフェのスクリーン】
本日の検定内容_
‘JRA人間コスプレ杯’
〔ジャンル〕
競技
〔推薦適性値〕
走行A
コスプレC
理不尽耐性B
〔開催地〕
JRA障害物マラソン特設フィールド

〔概要〕
マラソンをしましょう。
途中でコスプレする指示があったり障害物があったりします。
コスプレ内容も障害物の内容も一切不明です。

〔ヒント、その他〕
マラソンとなっていますが、指示内容によっては乗り物に乗ることとなります。

〔失格行為〕
ありません。今回は検定全体がギャグ補正空間で覆われます。

〔BOSS〕
・他の参加者
妨害ありです。

《PRESENT》
☆魔法少女のステッキ☆
分類:魔導具
これであなたも魔法少女に! 歌と共に宙に光でルーンを描けば色んな魔法が使えます。
掛け声は「○ステル○ッ○ル○ッ○ン○」です。変身機能のない珍しい魔法少女系アイテムです。
マラソンで賭券の予想が見事的中した方に差し上げます。観戦で予想をあてても貰えます。

★初代ハリボテエレジー紙片★
分類:呪物
優勝者に与えられます。逆転優勝でなくても貰えます。

《検定開始時刻》
>>20:00
《終了予定時刻》
>>0:00

338フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/17(土) 20:07:16 ID:7IqeaDCY0
【カフェ】
「なんだろうな……頭痛がする……」

カフェでイチゴ大福を食べている竜人は頭を左手で押さえていた。
原因不明の頭痛に頭を悩ませているのだ。

「今日の検定は……レースみたいなものか……?
 とりあえず出るだけ出てみるか……」

少しふらついた足取りで転送装置へと歩いていく。

339クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/17(土) 20:15:17 ID:T0YCDSjI0
>>338

「さあ始まりました今回の検定は全編ギャグのノリのみ検定。
実況解説は参加した直後に爆発でオートガードごと弾き飛ばされた私ことクオンでお送りします」

 実況解説のためか砂の獣型ゴーレムにカメラを乗せて自分は実況席に引き篭もっている。

「ちなみに私と同じく吹き飛ばされた小松菜さんは今現在空を飛んでこちらに戻っている途中だそうです。
さあレースが始まります、おーっと! レース開始直後にまた新たな参加者が現れました!
今から賭券を購入していると先頭集団から引き離されますので口頭での購入が可能であることを補足させていただきます。
ちなみに私は『カメラ運搬用実況ゴーレム』の券を買っています。そうです私のこのゴーレムもまた参加者です」

 何やら随分と展開の速い状態らしい。少ないながらも先頭集団が既に走り出したところだったようだ。

340フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/17(土) 20:20:28 ID:7IqeaDCY0
>>339
「なにこれ、もう始まってるのか!?」

走り出している先頭集団と、実況の声を聴いてハッとする。
いまだ頭痛はするものの、とにかく走らなければと足を動かし始める。

「普段飛んだりしてるせいで走りづらいな……」

腰の御神刀二本を揺らしながらがっちゃがっちゃとは走り始める。
まず、走るための格好ではないから遅いのは当然なのだろう。

341クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/17(土) 20:31:29 ID:T0YCDSjI0
>>340

「さあ先頭集団コスプレ内容の書かれた紙を箱から引き抜いた!
今回の検定では紙を引いて中身を見た時点でその格好へと変更されます。
さあそれぞれ一体どのような姿に……おっと? 2番ドエムドリームまさかの亀甲縛り!?
持久力が持ち味の馬でしたがこれは痛い、興奮の嘶きを発しながらも全くロープは解けません! 悶えています!」

 コスプレじゃない。というよりもどんな名前の馬だ。というか馬が参加していた。

「その他1番ゴールドアローは馬であるにもかかわらず乗馬スタイルで騎乗!
4番マイケルアークの上にライドオン! マイケルアーク潰れたー!
その間に3番クー選手がカンガルーのきぐるみで勢いよく跳ねていく!」

342フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/17(土) 20:42:37 ID:7IqeaDCY0
>>341
先頭集団よりそこそこ遅れて竜人がコスプレ内容の紙の入った箱の前にたどり着く。

「やっとここまできたか……つか、馬いるのかよ」

突っ込みつつも箱の中に手を伸ばし、紙を手にする。
それを引き抜き、中身を見る前に深呼吸をする。

「ここで良いものを引けなければ逆転はきついな……」

意を決して、紙を開いて括目する。
そこに書かれていたものは……!

1,4,7なら陸ガメの着ぐるみ
2,5,8ならバドワイザー(ビールの缶)の着ぐるみ
3,6,9ならF-1の着ぐるみ
0ならつ○九郎の着ぐるみ

343クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/17(土) 20:51:41 ID:T0YCDSjI0
>>342

「ドエムドリーム、騎手が縄を解こうとするのを嫌がっています。
ゴールドアローがクーを追い抜きました! 人と馬の種族差は残酷です。
おっと6番フィブ選手こちらもきぐるみだ! それも陸亀です、遅さをイメージさせる嫌がらせのようなコスプレ!」

 クオンが好き勝手言ってる。

「おや、後方から5番小松菜が追いついてきました! 飛んでいます速い速い! そして落ちたー! 体力切れでしょうか?
そしてクー選手刀を抜き去り炎を走らせた! 精霊を宿らせた魔法を新規に選手登録です! 7番カセンヒバシリ! 速いです!
あっと障害物ゾーンで爆発!? ゴールドアローを巻き込んだー!!」

 やりたい放題の混沌レース。

344フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/17(土) 21:00:13 ID:7IqeaDCY0
>>343
「陸ガメ……これは勝てる気がしない」

そう、遅さの象徴である亀の着ぐるみ。
ずんぐりした体に四方にある手足を出すための穴。
首を引っ込められるが体にフィットしがちな頭。
完全にフィットしている尻尾。
こんな着ぐるみで走っていたらビリは愚か、最悪全身が攣る。

「だが、この形状なら……あれが出来なくはないか……?」

まず手足を引っ込める。
そして首を引っ込め、体の内側に向かって……全力の炎のブレスを射出する。
穴の開いた手足の部分から炎が噴出し、クルリクルリと回り始める。
高速回転の末に、宙へと浮き始めて……空中を飛び始めた。

「いっけぇ、シャイニングソードブレイカァァァアアア!!」

どこぞのホビーアニメの必殺技を叫びながら先頭集団の方へと突っ込んでいく。

345クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/17(土) 21:09:22 ID:T0YCDSjI0
>>344

「改めまして現在トップは3番クー。2馬身遅れて復帰した2番ドエムドリーム。
おっと速い! 6番フィブがまるでガメラのごとく飛びながら先頭集団に向かっていきます!
耐火性が高いのかきぐるみは燃えない! そして硬そうだ! このままではマリオカート真っ青な事故が起こる!」

 先頭集団も必死に逃げる。そして逃げる先には更なる障害物ゾーン!
内容はどうやらコースの一部を狭め更に上下に波打つコース、そして中に何か入ってそうな壷が少々。

「本格的な障害物ゾーン突入です! 先頭集団の足が鈍ります! 危ない!
そして後ろでは5番小松菜、愛らしい少女のイラストの描かれた痛々しいダンボールによる電車ごっこだ!?
惨い! 心なしか目が死んでいるように思えます。空を飛ぶ痛電車が最後尾から追い上げます」

346フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/17(土) 21:18:02 ID:7IqeaDCY0
>>345
「おんどりゃあああああ!!!」

外の様子が分からず、先頭集団の気配のみを追って空中を滑走する。
そしてそのまま先頭集団を超えて壺へと激突していく。

347クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/17(土) 21:26:33 ID:T0YCDSjI0
>>346

「先頭集団を越えフィブ選手トップに、あっと!? 壷に激突しました!」

147ならきぐるみが初代プリ○ュアの黒い方のきぐるみに!
258なら広範囲ねるねるねるねトリモチ爆弾
369なら某配管工アクションゲームで見かけるスター
0ならコスプレ内容がバニーガール化

348フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/17(土) 21:31:13 ID:7IqeaDCY0
>>347
「盛り上がってきたぁぁぁあああッ!!!」

体中が光り輝き、最早無敵といっても問題がなさそうな状態になる。
ついでに、頭痛も治る。

「よし、このまま……!? コントロールが効かない!?」

空中飛行の制御が利かなくなり、空中を縦横無尽に駆け巡る。
さながら、コース中を暴れまわる緑甲羅のようである。

0なら一位の頭上に落ちて爆発する。

349クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/17(土) 21:38:23 ID:T0YCDSjI0
>>348

「障害物だけではなくボーナスアイテムなどもあったようです。
あっ! 恐ろしい勢いで暴れています! ピンボールでもまだ規則的な動きをしていそうなほどの暴れようです!
3番クー吹っ飛ばされたー! 2番ドエムドリーム自ら突っ込んでいったー! 当然玉砕。
6番フィブ選手トップに躍り出た! 続いて5番小松菜が空から少しずつ追い上げる」

 どうやら後続は小松菜一人になってしまったようだ。
空を飛んでいるからか小松菜は障害物を無視して安全な飛んでいる。
もっともスターの影響で障害物を粉砕し続けているから条件はイーブンかもしれないが。

350フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/17(土) 21:45:30 ID:7IqeaDCY0
>>349
「これでトップに……うっ。
 なったんだな……うぷっ」

激しい回転により、酔った様である。

「だが、これで残るはあと一人か……?」

無敵状態が切れ、目が若干死んでいるが、新しい走法で走り始める。
今度は甲羅の縁でタイヤのように転がり続けている。
どちらにせよ酔うしかないようである。

351クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/17(土) 21:51:20 ID:T0YCDSjI0
>>350

「おっとここでスターの無敵状態が途切れた! それを見計らい5番小松菜が近づく。
足を竜のものにしている! ゆっくりと転がる甲羅へと近づいていく。これはまさか掴むつもりか?」

 バッサバッサと羽ばたく音が近づいてくる。掴まれたとしたら逆転を許す事になりそうだ。

352フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/17(土) 22:01:53 ID:7IqeaDCY0
>>351
「うっぷ……ここで掴まる……?
 ここで勝ちを譲る……?
 そんなのは……嫌だね!」

全身で、全感覚で小松菜の位置を把握しようと意識を傾ける。
場所。位置。座標。存在の定義。情報。
深く。深く捉えようと。
そして、詠唱を口ずさむ。

「其は七つの色彩……一は全で全は一……
 理解せよ……定義を固めよ……存在の……
 揺らぎの中に……見るは幻想……」

静かに、重く詠唱を続ける。

353クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/17(土) 22:07:43 ID:T0YCDSjI0
>>352

「詠唱が開始される! 小松菜には隠蔽系の魔術は植物を使った物理的な擬態のみです。
はたして小松菜はここからどう対応するのでしょうか」

 小松菜が前方に種を放ち、植物による小さめの障害物を生み出していく。
妨害の方向に切り替えたのだろうか。それでもまだ飛行する高度はあげていない。

354フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/17(土) 22:18:40 ID:7IqeaDCY0
>>353
「揺らげ……揺らげ……存在よ、その在り方よ……
 揺らげ……揺らげ……自らの在り方に疑問を持ちて
 心・知・身を疑念で満たせ……Hue-g・A[ヒューガ]……Noise[ノイズ]……」

詠唱の終了と共に、妙な波動が周囲に広がる。
それは物質を透かして周囲に影響を与えていく。
波動が通り過ぎた後に残りしは、生物、無生物関わらず、
不気味に歪んで相がずれたかのようにぶれる世界があった。

355クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/17(土) 22:24:17 ID:T0YCDSjI0
>>354

「これはどうしたことか? 周囲が歪みまるで複雑な手振れを起こした写真や映像のようになっています。
小松菜選手も困惑してか真っ直ぐ飛ぶことができていません! というよりも真っ直ぐなのかどうかすらわかりません!」

 障害物は放ち終えたがどの程度自分が障害物に近づいているのかもわからなくなってきたのだろう。
小松菜は飛行高度を上げ始めた。ある程度順位は横並びではあるが。次は最後のコーナーと直線だ。

356フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/17(土) 22:40:12 ID:7IqeaDCY0
>>355
「うっぷ……ふふふ……はははは……この歪みは副次効果……
 この魔法の主とするところは通常なら受けないはずの効果を受けてしまうという驚異の効果よ……!」

気持ち悪そうに転がりながらセリフを言い終えると、次の魔法に取り掛かる。
妨害を行う土台は仕上がっている。

「大いなる月の光よ、我が名のもとに、愚かなる者達に異変を起こせ!
 脳の許す限りの狂宴が今始まらん!!
 ――ルナティックパラライズ!」

小松菜がいるであろう方向に状態異常魔法を放つ。
怪しい輝きが五感の機能を狂わせ、脳を混乱させようとする。

357クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/17(土) 22:46:17 ID:T0YCDSjI0
>>356

「これは感覚攻撃! 幻惑の森出身の小松菜選手は少しだけこういった攻撃に耐性がありますが」

 その耐性を貫通するように、いやすり抜けるように小松菜の脳に混乱が叩き込まれる。
味覚は希薄だ。しかしそれ以外の感覚がかき回される。こうして小松菜は三度墜落する。

「決まった! これでもう残るは一人6番フィブ選手のみ! あとはゴールするだけだー!」

 さあ、どのようにゴールしてもいいと言わんばかりにゴールが輝いている。

358フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/17(土) 22:57:42 ID:7IqeaDCY0
>>357
「決まった……これで一位はおそらく確定だ!」

亀の甲羅の中から空間転移で甲羅の上へと移動し、そのまま乗る。
甲羅自体は横回りだったのが倒れ、通常の向きへと戻る。
そして、亀の甲羅の後ろに斥力波を打ち込み、光速で横滑りを開始する。

輝くゴールが視界に迫る。
大きく深呼吸し、目を見開き、最後の逆転が無いように周囲に気を張り巡らし、
口元に大きな笑みを浮かべて――ゴールをくぐる。

359クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/17(土) 23:06:51 ID:T0YCDSjI0
>>358

「ゴール! 今回の検定優勝者は6番フィブさんです! 皆さん盛大に拍手を!」

 観客は微妙だが拍手はそれなりに響いている。

「優勝者のフィブさんには初代ハリボテエレジー紙片が与えられます。
賭券の購入はされていませんので今回は配当者なしです」

 そうして与えられたのは、ダンボールの切れ端だった。

360フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/17(土) 23:10:40 ID:7IqeaDCY0
>>359
「段ボール……」

どうしたものか分からず、とりあえずそれを掲げてガッツポーズをとる。
優勝者としてのアピールである。

この段ボールを何に使うか。
今後の発想にそれはかかっているのであった。

361クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/17(土) 23:14:04 ID:T0YCDSjI0
>>360

「ちなみにその呪物の効果は『コーナーで曲がれない呪い』と『奇跡的逆転の祝福』らしいですよ」

 いつの間にかクオンが実況席から降りてきていた。
そして傍らには実況カメラ持ちの獣の砂ゴーレム。そういえばこのゴーレム最終的には全然見なかったが……

362フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/10/17(土) 23:38:57 ID:.bSxU5AY0
>>361
「完全に呪われてるじゃないか、それ」

今思うと、ひっそりとゴールしていたのではと思ったり。
とりあえず、今回の検定はこれで終わりであろうか。
竜人はほっとため息をつくのであった。

363クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/17(土) 23:45:27 ID:T0YCDSjI0
>>362
「それはまあハリボテエレジーですから。詳しくはJRAの動画を検索すればいいのではないでしょうか」

 (「実際にあります」)

「ついでに脱落者の回収に行って来ますね〜」

 そういってクオンは医務チームに加わり始めた。

364 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/24(土) 19:03:14 ID:T0YCDSjI0
【カフェのスクリーン】
本日の検定内容_
‘掛け替えのない一組’
〔ジャンル〕
奪還
〔推薦適性値〕
調査B
戦闘B
力加減A+
〔開催地〕
輝黄村(フェイファンツン)

〔概要〕
火山から流れる川の近くに作られた小さな村ではガラス細工が文化として強く根付いていました。
川に流れてくる砂はガラスの材料に最適であり、火山の魔法石は高い火力でガラス作りを助ける。
良質な粘土も採れるのでコアテクニックでガラス細工を作る技術が今も受け継がれています。

そんな村であるからか婚姻の際には二人の両親が協力して一組の夫婦グラスを作って夫婦に送る。
細工の細部にまで自分の子供の幼い頃からの思い出全てをこめて作られるグラスは家族の象徴です。

ところが今回夫婦の契りを結ぼうとしている花婿のグラスが結婚前に盗まれてしまいました。
粘土で作る芯の形を整える粘土型も壊されており再び作ろうにも時間がかかります。
そもそも失くしたらまた作ればいいという軽いものではありません。
どうか無事にグラスを取り戻していただきたい。

〔ヒント、その他〕
奪われたグラスは結婚予定日までは多少の加護で守られるそうです。
ですがそれでも割ろうと思えば割れる可能性もあり、結婚予定日以降は少々の加護しか残りません。
結婚予定日ギリギリで盗まれたため検定終了時刻が過ぎれば割られてしまうかもしれません。

〔失格行為〕
・村やその周囲を大規模に破壊する行為、多少であれば黙認しますが基本的に認められていません。
・現地住民への過剰な迷惑行為や他の参加者の殺害、これは基本的に認められていません。
・検定に関係のない犯罪行為全般、常識の範囲で行動しましょう。
・奪われたグラスの破壊、当然失敗です。

〔BOSS〕
・不明
目撃証言などもなく誰がグラスを盗んだのかは不明です。
ですがガラス細工に必要な道具等は破壊されていなかったため村の内部犯の可能性が高いそうです。
ちなみにこの村には火と地の属性に適正の高い者が多く暮らしています。

《PRESENT》
☆ハートの小瓶☆
分類:食器
ハートを象った細工の施されているガラスの小瓶。
粘土で作った型にガラス棒を巻き付け冷やしながら薄く削り細工を施し中の粘土を掻き出して作る。
そしてこれはあなたがもう一つの報酬を受け取るために必要な証でもあります。

☆夫婦グラス☆
分類:食器
あなたが結婚するときにはハートの小瓶を持ってこの村を再び訪れてください。
夫婦二人に相応しい夫婦グラスを送り祝福させていただきます。
幼い頃から共にいる家族でなくてもきっと思いの伝わる代物を仕上げて見せます。

《検定開始時刻》
>>20:00
《終了予定時刻》
>>0:00

365仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/24(土) 20:54:05 ID:T0YCDSjI0
>>364

「……結婚、ね」

 素顔を晒さない仮面の少女はどんな気持ちでスクリーンを見つめているのだろうか。
ガラス。今自分の持つランプは透明度が高いガラスを使っている。
しかしコアテクニックでのガラス作りは、今や吹きガラスに淘汰されたに等しい希少技術。
だがそれ以上に少女が口にした言葉は結婚という単語。

「……」

 無言のままに転送装置へ。いつも以上にテンションが落ちているように見えた。


【輝黄村】

 のどかな村、と言うには少々綺麗なガラスに溢れた村だった。
吹きガラスに比べると透明度は低く分厚い。そんな器が村に溢れていた。
器といっても風鈴のような物であったり、インテリア性の高い物であったりするものばかりだ。

 転送装置のすぐ傍にある民家から一人の男性が出てくる。
三十代前半程度であろうか、体はある程度戦士としても鍛えられている。
彼こそが今回の検定の依頼主だ。

366仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/24(土) 21:27:12 ID:T0YCDSjI0
>>365

 民家に招かれ見せられたのは砕かれた粘土型。
時魔法により時間を巻き戻すなり元に戻す方法はあるのだろうが、ことはそう単純なものでもない。

「まずは状況を聞かせてくれる?」

「わかった」

 男が語るにはグラスを作り終えて加護も与え終わった後は大事に保管されていた。
しかし結婚式の準備のために取り出したところ、眠り薬が散布され皆が寝入ってしまった。
気がつけばグラスはなくなっており、粘土型が壊されていたのだ。

「犯人に心当たりは?」

「……内部犯を疑うならば、数人ほど」

 彼の妻となる女性は奇運の星の下に生まれたようだ。
彼女の妹は心が幼いままに育ち、姉を取られまいと男に敵意を抱いている節があった。
彼女の幼馴染は自分が彼女と結ばれるものだと妄信していたらしく、未だ部屋にこもり現実逃避している。
最近村に出戻りしてきた男は同じく出戻り組みの彼女を意識していたようで、今でも彼女を意識する素振りを見せる。
そして男の祖母はこの結婚に反対していて、結婚式にも出席しないと家族の前で宣言していた。

 村という小さな社会の中で内部犯を疑うには、男にとって容疑者が多かった。
彼にはどうすればいいのか全くわからなかった。しかし何もしないほど彼の中の愛は曇ってはいない。

「なるほど、状況は理解できた」

367仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/24(土) 21:41:02 ID:T0YCDSjI0
>>366

 仮面の少女は考える。誰が犯人であるかではなく、まずは誰を疑うべきかを。

「まず夫婦の身内である妻の妹と夫の祖母は無視する」

 動機があるのだから疑われることがわかりきっている。それも共に暮らす家族にだ。
当然グラスを隠し持つにはリスクが高い。そして別の場所に隠しておくにしても見張られてしまえば意味がない。
仮に犯人だとしても家族が見張ればいい話だというならば、検定参加者は別の人物をマークするべきだ。

「幼馴染、そして出戻り男、どちらか……」

368仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/24(土) 22:08:34 ID:T0YCDSjI0
>>367

 仮面の少女が選んだのは、出戻り男。
引き篭もっている幼馴染は外に出れば目立つだろう。
ならば普通に振舞っている者を優先的に疑うべきだと判断したのだ。

 見ている限りでは、普通の青年だ。彼もまた戦士として鍛えられている。
ガラスを作るために必要な、ガラスの融点を下げる薬品の在庫を確かめ炉に火の魔法石をセットする。
この村ではよく見かける光景。なんでもない日常を過ごしている。

 強いて違いをあげるならばその数だろうか。他の家に比べより多くを作っているように見える。
大量に使われる粘土はもう残り少なくなっているほどだ。火の魔法石もあまり在庫がないように見える。
先ほど薬品を確認していたが、そちらの在庫は十分なのだろうか。

369仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/24(土) 23:08:13 ID:T0YCDSjI0
>>368

 粘土型に粘土を詰め、棒を差し込み型から外す。そして熱した細いガラス板を巻きつけていく。
そして更に熱し少し溶かし、少しずつ冷やしながら形を整えていく。
吹きガラスとは違うその工程を経て、ガラスが固まれば中の粘土を掻きだして器の完成だ。
所々で地属性魔法で形を整えたり火属性魔法で温度を上げたりして、型を組み合わせより複雑な文様を形作る。

「……ん?」

 何故か、金属を打つ音が聞こえる。見ると何か金属を加工している。
ガラスばかりではなく何か鍛冶で金属製品を作っているようだ。
どうやら作っているのは長柄武器のパーツであるらしい。
柄は硬い樫に細い鉄の針金を巻きつけた物。今作っているのは太い三角錐に近い金属パーツ。

「武器も作っている、あぁだから戦士のように鍛えてたりしたんだ」

 火山などで戦うための武器は自分達で作っているのだろう。

370仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/24(土) 23:18:40 ID:T0YCDSjI0
>>369

 程なくして完成したそれは長柄のハンマー。いや、複合武器なのか槍のような穂先もあった。
そしてそれを背負い、濡らした布を敷き詰めたカゴと背負い袋をもって出かけるようだ。
向かう方向は火山。取りに行くのは粘土か火の魔法石だろうか。

 仮面の少女がそれをコッソリと追う。目立つ異様な姿を控えようかと仮面に手をかけるが、見つかれば同じこと。
仮面のままにできる限り気付かれないように追って行く。

 たどり着いたのは火山の坑道。魔法石の採掘場だ。
採掘といっても村人の分を賄うなら掘らなくても火山の魔力が自然に結晶化する分で十分だそうだ。
流石に坑道の中までついていけば気付かれる可能性は高くなってしまうのだが。

「……」

 坑道を補強する木枠に触れる。ランプに光の球をいれ木行竜の姿になると探知魔法を駆使した。
姿の見えない位置から魔法で監視しながら坑道へと入っていく。

371仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/24(土) 23:25:37 ID:T0YCDSjI0
>>370

 時間は、そろそろ結婚式の予定であった時刻、加護が切れる時刻に近づいてきた。
坑道は道中にもそれなりに魔法石があるというのに男は少しずつしか拾わない。
あれほど大量にガラスを作るなら、それに理由があるならもっと手近な場所でさっさと採集を済ませるのが自然なのだが。

 坑道の中で地属性魔法が発動する。男が壁の向こう側に消えた。
このような怪しげな場所、そしてこのタイミング、どう考えても怪しい。
時間がない、踏み込むべきだろう。間違っていたならば今から村に行ってもどうせ間に合わない。今できる事をする。

 その角を壁に触れさせる。地で育つ植物の魔力が地属性魔法を弱め、壁を崩した――

372仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/24(土) 23:35:56 ID:T0YCDSjI0
>>371

「……一人しか検定を受けなかったって聞いてたから安心してたんだけどな」

「一人でもいるなら、運ゲーになるのは不思議じゃないの。特にカフェは一人で完勝もありえるわ」

 一枚岩のように岩を加工して作ったテーブルの上には乱雑にグラスが置かれている。
どれが本物のグラスかわからない。グラスは複数あった。あれほど大量に作っていた理由がこれだった。

「家族が見れば一目瞭然。私でもあんたを倒して全部持って帰ればいい。無駄な工作ね」

「戦わずにグラスだけ持ち逃げされる危険をなくしただけで十分さ」

 ランプから光の球が飛び出て同時に炎が溢れる。
そして男が武器を、ルツェルンハンマーと呼ばれるそれを構える。
打撃武器として一種の完成形とも言われたそれは認めたくない現実を破壊する執念すら宿っているように思えた。
魔法使い型の仮面の少女と、長柄武器を持った戦士の戦い。それが今始まった。

373仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/24(土) 23:50:28 ID:T0YCDSjI0
>>372

 舞う炎を振り払い力強い薙ぎが仮面の少女を掠める。
ハンマーヘッドとは反対側についている鉤爪状のピックは貫くためだけの物じゃない。
相手を引っ掛けて体勢を崩すためにも使われる。体勢を崩した相手に今度は本命の一撃を叩き込むのだ。

 なんとか距離をとろうとする少女に追いすがるように槍の穂先、スピアーヘッドで攻撃してくる。
それを一瞬だけ木行竜の姿となり木材で防ぐがそれは簡単に燃やされる。
火の力を宿す一撃は鋭さも、重さも、魔法的攻撃力も持ち合わせていた。
すぐに燃やされるからこそ木行竜の姿にはほぼ意味がないことが確認できた。

 彼女の方が炎に関しては上だ。
一度出して制御を放棄した炎は全て少女のランプが支配下に置いた。
彼がハンマーに宿す分の炎しか使っていないのはそのせいだ。
しかしながら、ギリギリで避けていくと柄で叩き伏せられる。角度によってはその際にピックに引っかかり肌が裂かれる。
近づきすぎると石突と蹴りで迎撃される。圧倒的にこの距離での戦闘は少女に不利であった。

374仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/25(日) 00:04:16 ID:T0YCDSjI0
>>373

 男は少女を追い詰めている。しかし彼には対人戦闘の経験が少なかった。
今圧倒しているのは相性の差と基礎能力の差でしかない。もっともその差は大きく戦況に影響しているが。

 だが男は焦ってしまう。ハンマーを振り下ろすたびに、ピックを薙ぐたびに、穂先で突くたびに、決められない事に焦る。
だから更に次の手を考える。近距離戦闘で圧倒しているにもかかわらず、他の手を考えてしまう。

 ――魔法戦なら、少女に勝ち目が生まれてしまうというのに。

 石突で地を突くと地面に溝が刻まれる。それと同時に少女へとハンマーを振るう。
少女が後ろに下がり逃げるとそれを追う様にハンマーを振るい、石の弾丸を放つ。

「……それ、貰うよ」

 石の弾丸が彼女の体を穿ち、血を吹き出させる。
しかしその血はまるで炎で、いや炎のような陽炎を纏う溶岩のようであった。
ランプの中はまるで溶岩か溶けたガラスが注がれたようで、腹部から流れる血はまた陽炎を生み出した。
異様な光景、人間とは思えない現象。それに一瞬男は眼を奪われた。

375仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/25(日) 00:13:05 ID:T0YCDSjI0
>>374

 男は自分の両腕と片脚が焼かれているのに気がついた。
あの後、自分が負けたということを検めて思い出す。心にそれ以外何も浮かばない。
ただただ空虚な気分だけが残る。何故かあんなに愛した女性の顔すら思い出せない。
足元に転がる、爆発で折れてしまったハンマーは熱で変形してしまっていた。

 仮面の少女が歩み寄る。腹部から流している血が、今は普通の血だ。
ランプの中には炎だけが見える。化学繊維の服は燃えてもいないし溶けてもいない。
この少女はなんなのだろうか。テーブルの上に置いたグラスからは、いつの間にか加護が消えていた。
どれが本物であるかがわからない少女はその全てを持っていくのだろう。無論割れないように注意深く。

 何故、何故あの少女が起こした爆発で割れてくれなかったのだろうか……

376仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/25(日) 00:18:44 ID:T0YCDSjI0
>>375

 報告と納品を済ませると、感謝の言葉と共にハートの小瓶が渡された。
どこか悲しそうな表情と嬉しそうな表情がない交ぜになった顔の理由はわからない。
全てが語られたわけではないのだろう。それでももう検定は終わりを告げたのだ。

 結婚式には、参列しない事にした。仮面の少女は転送装置でカフェへと帰っていった。


【カフェ】

「……家族、か」

 ハートの小瓶を見つめ、複雑そうな声を上げた。
彼女はしばらくの間、ただそうしているだけであった。

377 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/31(土) 19:13:19 ID:T0YCDSjI0
【カフェのスクリーン】
本日の検定内容_
‘ハス狩り’
〔ジャンル〕
討伐
〔推薦適性値〕
釣りC
水魔法B
〔開催地〕
オーウィーク村の泳ぐハス畑

〔概要〕
オーウィーク村原産の「泳ぐハス」はその実が独立して池を泳ぐ魔法のハスとして知られます。
決して有名ではありませんが味は良く根強い人気があり村を支えてきた特産品です。

ですが最近何者かが放流したのか「魚のハス」がハス畑である池で増えています。
ハスは鯉科の魚類としては珍しく完全な食魚性の魚なのですがこれらが泳ぐハスを捕食しています。
このままでは泳ぐハスが魚のハスに全て食べられてしまうので皆さんはこれに対処をお願いします。

〔ヒント、その他〕
泳ぐハスと魚のハスはとても似ていますが泳ぐハスは物を食べないので釣りにはかかりません。
魚のハスは警戒心や力の強い魚ですのでルアー釣りなどの対象として人気ですし食用にもできます。
釣りをする場合ハスの葉が邪魔ですが植物をすり抜ける釣り糸とルアーが貸し出されます。
魚のハスは何故か肉食のはずなのにハスばかり食べているので通常の餌にはかかりません。
貸し出されるルアーは泳ぐハスと同じ波長の魔力を発する特別な物ですので大事に扱いましょう。

〔失格行為〕
・池や周囲の環境を著しく破壊する行為、とてもデリケートな作物なので気をつけましょう。
・他の参加者や現地作業者への傷害行為や殺害、当然認められていません。
・池での窃盗行為、作物は商品なので食べたいなら検定をクリアするか買いましょう。
・池への魚の放流行為、持ち込みはもちろん釣ったハスもリリースは禁止です。
・池にゴミを残す行為、根がかりしたルアーや釣り糸などもしっかり回収していただきます。

〔BOSS〕
・ハスの主
泳ぐハスを捕食しているからかこの池に住む魚のハスは半ば魔法生物化しているようです。
主と呼ばれる一番大きな個体やそれに近いサイズのハスは水の魔法を撃ってくるようです。
水魔法を使うときには何故かシログチのように浮き袋を振動させて「ぐぅぐー」と鳴きます。

《PRESENT》
☆ハス☆
分類:食材
釣り上げた魚のハスはそのままお持ち帰りが可能です。
いらないという方はカフェのマスターが引き取ってくれるそうです。
神経質な割に力の強い魚ですので飼育には向きません。

☆泳ぐハス☆
分類:食材
池を泳ぐ魔法のハスの実です。
主かそれに近いサイズの魚のハスを釣り上げた方には泳ぐハスが数キロほど与えられます。
特にテンプラにすると地下茎であるレンコンのテンプラよりも美味であるといわれているそうです。

《検定開始時刻》
>>20:00
《終了予定時刻》
>>0:00

378帽子 ◆iG.8/BousI:2015/10/31(土) 19:33:31 ID:kdynnyOo0
>>377
ハスの実って…アレか?
目玉がいっぱいついていて気持ち悪い奴だったか…?
しかし魚の方のハスとよく似ているらしいし、習性以外は魚そのものなんだろうか?

「魔法検定っていうか、魔導具を使った魚釣り友の会になりそうだな」
そういうコイツはいっつも魔法使ってないんだよなぁ…
そして水属性の適正が全くないので、これはもはや釣り技術のみの勝負になる訳だ…

まあ、飯が稼げるというならやってやろうじゃあないか
さっさと転送っと

379 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/31(土) 19:43:10 ID:T0YCDSjI0
>>378

【オーウィーク村】

 そこはハス畑のすぐ傍だった。周囲には防犯のためなのか犬のような獣が複数うろうろしている。
近くには管理小屋だろう、扉が開けっ放しになっている建物がある。
中を覗きこんでみるなら釣具を手入れしている初老の男性の姿があった。彼が責任者なのだろうか。

 ハス畑を見るならばそこは立派なハス畑であり、その葉の大きさが既に魔法植物的印象を与えていた。
水面を覗き込むと少なくとも数匹の魚影は確認できるだろう。

380帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/10/31(土) 19:49:31 ID:kdynnyOo0
>>379

わんこがいっぱいおる…
警備している番犬なのか?―――まあ、どこぞのアホが畑に魚を放流したからこんな事になっているんだろうが…。

           ・ ・ ・ ・ ・
畑の傍にあったこぢんまりとした小屋の中にいるおっさんに声をかける。
「こんばんは。畑を管理しているのはあんたで、ハス釣りを依頼したのもあんたで間違いないか?」

381 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/31(土) 19:55:19 ID:T0YCDSjI0
>>380

「ん? いや、ここの管理者に頼まれて釣具を持ってきた者だ」

 釣具はレンタルです。ということで貸し出し側の人がここで出迎えているらしい。

「ここの責任者は今怪我していて自宅で休んでいる。
水魔法を撃たれて、あたらなかったがコケて右足首を捻挫したらしい」

382帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/10/31(土) 20:08:35 ID:kdynnyOo0
>>381

「ん?ああすまん」

それにしてもおいおいなんてこった
既に人的被害(物理)も出ている訳か
なおさら早めにシメて俺の晩飯になってもらわねば…!

と言うわけで、釣り具は借りていくぜ
「俺、釣りとかあんましたことねえんだけどなあ…」
ルアーも借りたが、特に何も感じない。…俺では当然か

小屋を出て畑に向かうと、大きなハスの葉と、その下を泳ぐいくつかの魚影が目に入った。
あれが泳ぐハスの実というものなのか、それとも――

あれこれ考えるのは、釣り糸を垂らしてからにしようか

383小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/31(土) 20:17:12 ID:T0YCDSjI0
>>382

「隣、いいか?」

 隣にお馴染み竜の青年が腰掛ける。釣りをする様子は見られない。

 風で揺れるハスの葉。ルアーはさすが何にも引っかかる手応えはない。糸もハスの葉をすり抜けている。
浮きは葉で隠れないようになのだろうか、代わりに釣り糸に一定感覚で色がついている。見づらい。

「……釣竿ってさ、弁償するならいくらぐらいなんだろうな」

 ……季節に似合わない湿った風が吹いた。やはり隣人は釣りをする様子が見られない。

偶数ならハスがかかる。
0なら主クラスのハスがかかる。

384帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/10/31(土) 20:24:18 ID:kdynnyOo0
>>383

お前はいつぞやの…別に隣に座るのは構わんが、俺のおまんまに手を出すなよ?

「って、釣り具持ってねーのか。あそこの小屋で貸してもらえるぞ?」
それとも釣る気がないのか…
っていうか釣り竿の弁償って何の話だ?

「……………まさか……もう折ったのか?」

―――っとこんな話をしているうちに一匹ヒット!!
「引きを見るにサイズは普通くらいか、別に地の文に感嘆符をつけるまでもない獲物だった」
そのままリールをぐりぐりと引き上げる

385小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/31(土) 20:33:57 ID:T0YCDSjI0
>>384

「いやだって、ルアー投げ入れた瞬間に水魔法が飛んできて、避けようと力んだら」

 そんな会話をしている間に問題もなく釣れたそれは、大きめではあるものの思っていたよりかは小さい魚だった。
小さくても力は強めのようで、小物でこの手応えなら大物がかかったら苦戦しそうにも思えた。

「俺、リールを巻くこともできないままに竿が折れたんだけど」

 だからどうしろというのだ。素直に謝りに行けばいいものを。
小松菜が植物魔法で木製の水槽とその上に被せる蔦の蓋を作ってくれた。
一時的に魚を数匹入れておく分には問題なく運用できそうな大きさだった。

「魚は単体で転送装置に乗せたらカフェの生簀に転送されて数がカウントされるらしいぞ」

386帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/10/31(土) 20:42:33 ID:kdynnyOo0
>>385

「やっぱり折ったのかよ!!」
釣れた獲物は、引きの割には小さい魚だった。
―――予想以上に骨があるみたいだな。流石は魔魚というべきか

あと、即席の水槽は助かったぜ。
釣った後の事を考えてなかったし、そこは素直に感謝しよう。

「けどなあ…俺に竿の事を言われても困るんだが。忠告として受け入れておく以上のことはできんぞ」
ま、まあ多めに釣れたら少しくらい魚分けてやらんこともないが

387小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/31(土) 20:50:06 ID:T0YCDSjI0
>>386

「……よし、じゃあ俺追い込みやる。向こう岸で水中にちょっかいかけてこっちに魚少し追い込む。
で予定より多く釣れたら分けてくれ」

 役割分担? を買って出た。今のところ他の参加者もいないから追い込みも自由にやれそうだ。
というかハスは植物だから小松菜の植物魔法で操れば魚のハスの誘導にはうってつけかもしれない。

偶数でまたハスがかかる。
0ならこのタイミングで主クラス。
1なら水面から水魔法が飛んでくる。

388帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/10/31(土) 21:00:40 ID:kdynnyOo0
>>386

「ああ、そりゃあ願ってもない申し出だ。恩に着るぜ」
多く釣れるに越したことはないからな
せいぜい水魔法に気をつけろよ

―――っと…また魚がかかったか
今度は先ほどより大きい引きだ。だが単純な腕力であれば、俺はそこらの魔法使いよりは強いぞ
「案外、いいペースで釣れるものだな。あっちが首尾良くいけば、もっと釣果は上がりそうだ」
だがそれほどまでにハスの食欲は侮れないな…
植物の方のハスはいつ食べ尽くされてもおかしくないぞ

389小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/31(土) 21:06:46 ID:T0YCDSjI0
>>388

 向こう岸に飛んでいく小松菜。蔦を水中に向かい伸ばして何かやっている様子。
ハスの葉が風とは関係のない方向にザワザワ動いている。
心なしか釣り糸の先のハスの葉が動いて魚影が見やすくなっている。
見える魚影はそのどれもが活発なものだった。

素数以外でハスがヒット、数字が大きければサイズも大きい。
9で主がかかる。
2で水面から水魔法が飛んでくる。
3で小松菜に水魔法が飛んでいく。

390帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/10/31(土) 21:11:01 ID:kdynnyOo0
>>389

特に何も釣れぬまま数分が過ぎた。
ふと畑の中を覗いてみると、魚影の数はまだまだ多い。

「これを俺一人で釣るのは流石に骨だが…。こういう時隣に可愛い女の子でもいれば談笑して過ごせるんだが」
女の子はこんな作業5分で飽きてどっか行きそうだけど

偶数ならハスがかかる。
0ならヌシ

391小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/31(土) 21:18:27 ID:T0YCDSjI0
>>390
(「素数以外なので1、4、6、8、9、0でヒットですよ〜
確立が奇数偶数に比べて5割が6割にアップですよ! 小松菜の活躍は1割分です」)

 小松菜が水面をバシャバシャと叩いている。傍から見れば遊んでいるようにも見える。
追い込みの場所は小まめに変えているようだが。たまに飛んでくる水魔法を避けている。

素数以外でハスがヒット、数字が大きければサイズも大きい。
9で主がかかる。
2で水面から水魔法が飛んでくる。
3で小松菜に水魔法が直撃。

392帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/10/31(土) 21:23:51 ID:kdynnyOo0
中:「以外」を見落としていました…

>>391

小松菜は向こう岸で魚に喧嘩を売っている。
たまに魔法が飛んできている所を見るに、何匹かは宣戦布告を買っているようだ
あいつにはともかく、俺に飛び火しないことを祈るまでだ
もっとも、水上の俺はかなり大人しくしているので、狙われる要素があるかはそもそも微妙なんだが…

素数以外でハスがヒット、数字が大きければサイズも大きい。
9で主がかかる。
2で水面から水魔法が飛んでくる。
3で小松菜に水魔法が直撃。

393小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/31(土) 21:31:01 ID:T0YCDSjI0
>>392

 少し間が空いて掛かった獲物は、小さかった。それが遠目でもわかったらしく小松菜が指差して大げさに笑って見せている。
そんな事をしていたら小松菜の鼻先を水魔法が掠め、驚いた小松菜が水中に落下した。自業自得である。

 とはいえ追い込み効果はあったのか魚影の数は眼に見えて増えている。

素数以外でハスがヒット、数字が大きければサイズも大きい。
9で主がかかる。
2で水面から水魔法が飛んでくる。
3で小松菜が水魔法で畑の外にたたき出される。

394帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/10/31(土) 21:38:16 ID:kdynnyOo0
>>393

(馬鹿かあいつ…)
後でピチピチの小魚を分けてやろうか

魚影は確かに増えているようだな。
あいつが水中に落ちたおかげでますます拍車がかかったと見たぞ

素数以外でハスがヒット、数字が大きければサイズも大きい。
9で主がかかる。
2で水面から水魔法が飛んでくる。
3で小松菜が水魔法で畑の外にたたき出される。

395小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/31(土) 21:44:26 ID:T0YCDSjI0
>>394

 そういえばあの竜は植物としての特性が原因か肉や魚などは全然食べられなかったはずだが。
何故この検定に参加しているのだろうか。泳ぐハスの実に興味があったのだろうか。
水から這い上がった小松菜が何事もなかったかのように追い込み作業を再開する。

 そうしているとやはり追い込み効果のおかげかそこそこ大きい魚がかかる。
中々に力が強いためか引きが強烈ではある物の、どうやら主以外なら十分釣ることができそうだ。

396帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/10/31(土) 21:52:20 ID:kdynnyOo0
>>395

「おっと、またかかったか」
これまた割と大きめの当たりだが、二度見た引きだ。
これも難なく引き上げた。力技で。

結構釣れたので、ケージがいっぱいになってきたな。
ひとまず転送装置に入れてこよう。

戻ってまた腰を下ろす。
「小松菜が水中を見易くしてくれたのはいいんだが、普通サイズの魚影しか見えんな…」
さっきから暇ばかりであったので魚影を眺めていたのだが、主らしき影は未だ見えず
うーん、まあ気長に待つか

素数以外でハスがヒット、数字が大きければサイズも大きい。
9で主がかかる。
2で水面から水魔法が飛んでくる。
3で小松菜に水魔法が直撃。

397小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/31(土) 21:57:54 ID:T0YCDSjI0
>>396

 何故か、急に手応えが重くなった。まるで根がかりしたかと思わんばかりの手応え。
だが引き自体はそう強くない。ただただ重い手応え。何事だろうか。
力を入れて引き上げてみると、今回で一番の大きさ。まさに主といえそうな大きさ、いやそれ以上だった。
その一匹だけで小松菜の水槽がいっぱいになってしまうほどの大きさ。なんというか、太かった。

「ぐぅぐー」

 鳴いた。しかし水魔法は発動しない。これが魚界にも広がるメタボの輪の結果なのだろうか。
これには小松菜もドン引きである。

398帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/10/31(土) 22:06:00 ID:kdynnyOo0
>>397

魚影はやはり普通のサイズばかり。
期待しないで待っていたが、そこにずん、と重い引きが俺の腕にのしかかった。

「ぬ、重い、重いぞ!」
ヌシか!?来たか!?と、思ったが、あくまで重いだけだ。
俺の腕力の敵ではなかった。

「……とはい、かなりでかいぞ…。」
腕で抱えて、直接転送装置に運んだ。特別待遇だ、感謝してくれ
さぞやたくさんのハスの実をその身に蓄えたのであろう。次は俺のごはんになる番だな。俺こそ食物連鎖の頂点よフヘヘ

素数以外でハスがヒット、数字が大きければサイズも大きい。
9で主がかかる。
2で水面から水魔法が飛んでくる。
3で小松菜に水魔法が直撃。

399小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/31(土) 22:13:39 ID:T0YCDSjI0
>>398

(「00なのでさらに特別なイベントでアドリブ入りま〜す」)

 ふと、あたりがあったと思ったらすぐにその感覚が消えた。
一瞬特大の魚影が見えたかと思えばハスの葉に隠れる。いや、ハスの葉は小松菜が操作していたはずだ。

 水面からまるで東洋の龍とサメの合いの子のような、しかし小松菜と同じように植物と融合したような外見の異形の魚が飛び出てくる。
その大きさは主というレベルではない。明らかに水槽に入らない。その咆哮は鳴き声とかのレベルではない。小松菜も異常を察知して戻ってくる。
こんな存在が今の今までこのハス畑で泳いでいたというのだろうか。

「これ検定詐欺クラスだろ!? 何釣り上げてんの!!」

400帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/10/31(土) 22:22:16 ID:kdynnyOo0
>>399

ヌシか…?
いや、情報によるとヌシはあくまでハスの筈だ
「おいおいおいおいおい突然なんだコイツは?こんなの聞いてねーぞ」
もしかしてコイツは植物の方のハスなのか?
頑張って仇敵を釣り上げてくれた俺に感謝の意を込めて俺の晩飯になってくれるとでも言うのか?
ていうかこれ食えるのか?

「えーと…カフェの生け簀に入れといて大丈夫な存在なのかこいつ?」
一応、念力パワーで持ち上げ持ち運びは容易なんだが

401小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/31(土) 22:29:04 ID:T0YCDSjI0
>>400

「いや持ち運ぶのはいいけどさ、凄い暴れてるじゃん」

 転移装置にぶち込めばカフェのマスターが瞬時に三枚卸にしてくれそうだが、凄い暴れている。
ハスの葉を丸ノコのように飛ばして警備の犬を斬り飛ばし紙くずに変えている。
警備の犬は式紙かなにかだったようだが、水魔法の砲撃やらはっぱカッター(物理)やらあばれる(物理)やらで大変な事に。

「グァアアアアッ!!!」

 そんな咆哮と共に口からは空飛ぶハスが放たれ空中を自在に泳ぎながら迫る。
咄嗟に水槽でその突撃を防御した小松菜が爆発で吹き飛ばされる。
爆発する、宙を泳ぐハスの実ミサイル。なんだろうこの危険生物は。

「ヤバイこいつヤバイ! 早く! 早くなんとか!」

402帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/10/31(土) 22:41:00 ID:kdynnyOo0
>>401

小松菜は星になった。尊い犠牲を背に俺が今立ち上がる!!

「うおお!!ねんりき(特殊)!!」
―――が、直接PSIで働きかけて動きを封じようとしたが無理だ。

「クソッ…あまりにも活きが良すぎる…(真剣な顔で)」
ハスの実ミサイルを躱しながら、釣り具やのおっちゃんに心の中で謝る。
釣り竿折られるわこんなモンスターと遭遇するわであの人とばっちりも良いところだよ全く

「水・植物属性の魔獣であれば、氷属性攻撃で攻める!」
霧の様なエネルギーを、空飛ぶ魚に重ねるように飛ばす。
重ねさえすれば、パワーを解放し霧を巨大な氷塊に変え、串刺し&氷漬けの刑にできるのだが…空中を自在に泳ぐ特性のせいで、解放しても空振るだけだ。
空中に氷塊の残骸が増えていき、それを巧みに躱し魚は泳ぐ。

「くそ!なんとかして小松菜が動きを止めてくれるといいんだが、無理か?」

403小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/31(土) 22:46:59 ID:T0YCDSjI0
>>402

「流石にサイズの大きい奴は、半分植物でも無理! 前衛で時間稼ぎなら出来ると思う!」

 案外色々な距離で戦える小松菜だがさすがにこのサイズを押さえ込むのは丈夫な網でもない限り難しいらしい。
頑丈な蔦で網を作ればいいのだろうが、それを作るのに時間が必要という本末転倒な状態。
はっぱカッター(小)の広域攻撃で少しは魚ミサイルを撃ち落しているが、精密射撃ができないためか全ては落としきれなさそうだ。
水魔法による砲撃はこちらも水大砲で相殺し、水はハス畑から補給している。だがはっぱカッター(ハス)は避けている。

 なんとかこの戦力で制圧するしかないのだろうか。

404帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/10/31(土) 23:05:11 ID:kdynnyOo0
>>403

小松菜が撃墜し損ねたミサイルをビームで撃ち落とす。
「なら前衛に出てくれ。俺は援護しつつ好機を待つ。」
タイミングさえ合えば一撃で仕留められる自信はある。
魚風情がいい気になるなよ…。

再び霧のようなエネルギー塊を放出し、照準を合わせる。

405黒髪の女:2015/10/31(土) 23:06:45 ID:IfXbTsOc0

「はーっはっはっはっはっはっは!」

「諸君ら苦労しているようだな!!」

魔女帽に大きく突き刺さったボルト、顔を半分覆った包帯、白衣、黒いワンピースドレス、
何より両手にカボチャランタン。

正しくあり限りなく場違いな女が現れた!

406小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/31(土) 23:15:07 ID:T0YCDSjI0
>>404

「よっしゃあ!」

 そう叫ぶと強引に前に出て消火器のような大きさの水大砲から何かのパーツを取り外す。
そして大きく息を吸った。これはまさか、木行竜には存在しないはずの、

「これが俺の! ドラゴンブレスッ!!」

 火を吹いた。そう長い時間ではないが広範囲に炎を撒き散らす。木行竜なのに。
というかよく見ると炎は短時間ではあるものの巨大鮫に纏わりついて燃えている。
これは、植物性油を霧状に勢いよく吹いて火をつけた簡易火炎放射器的な何かだった。

 そんなのでも一応効いているのか巨大鮫は空中で物凄い勢いで暴れている。
暴れながら攻撃を撒き散らしているのだからハス畑が無茶苦茶になっていってるが。


>>405

「――? ブッ!?」

 その場違いな雰囲気に感化されてか、小松菜がむせた。ドラゴンブレス(偽)が中断されてしまう。
巨大鮫が纏わりつく油と炎を振り払いながら怒りに任せて暴れまくる。

407帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/10/31(土) 23:21:46 ID:kdynnyOo0
>>406

うおおおお効いてる!!!!けどできれば動きを止めて欲しいっていうか被害が甚大に!!!

「だが動きは読めた!!食らえPKフリーズγ!」
氷のエネルギーを解放し、巨大鮫を氷塊で串刺し&氷付けの刑にした筈だった―――が、燃えているせいで効き目が薄い!!

「しまったァァァァ!!!ドジこいた!!」
おめーもか!!!!

>>405
大の男二人が大真面目に頑張っている中、何処からか聞き覚えのある高笑いが響いた。
こ…この声を俺は知っている!!

「まさかこの声の正体は!!トモリ(ハロウィン限定コスチュームver)!!!!」
頼むトモリ!!
燃えながらちょっと溶けた氷塊がぶっ刺さってる空中遊泳植物キメラ鮫をなんとかしてくれ!!

408黒髪の女:2015/10/31(土) 23:30:48 ID:IfXbTsOc0
「仕事帰りだからな!着替えずに着た!」

胸を張る黒髪の女のその手にはいつかの重力の槍。
刺されば地上に引き寄せることができるだろう。引き寄せるための鎖も黒い氷で石突きに拵えてある。

二三歩下がり、構えるとーー数歩走り、暴れる鮫蓮に投擲した!!

409小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/10/31(土) 23:36:29 ID:T0YCDSjI0
>>407>>408

「星のカービィの64のソフトで火と氷を同時にコピーすると役立たずになるアレを思い出した!」

 もう燃えてるのか凍ってるのか植物なのか魚なのかわからないそれに槍が突き刺さる。
形状的には一般的なその槍は、やはり突き刺さるという機能が高い。
元々の自重が重いからか、槍の力に感化され高度を下げる鮫。相変わらず暴れてはいるが。

「ついでに!」

 刺さった槍が抜けづらいように黒い氷の鎖と鮫に軽く蔦を絡ませた。小松菜は案外多芸である。

410帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/10/31(土) 23:49:05 ID:kdynnyOo0
>>408>>409

「おまけに!!」
雷球を幾つも発射し、槍が深く刺さり、蔦が絡みつき弱り始めた鮫にトドメを刺そうとする。
予定より少々グリルにするのが早くなってしまったがまあ仕方あるまい

411黒髪の女:2015/11/01(日) 00:04:25 ID:IfXbTsOc0
所々芳ばしい香りがする。
黒髪の女は蔦さえも手に絡め、鎖を大きく引いた。鮫蓮が

ぐらりと


落ちてくる!!

412小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/01(日) 00:12:41 ID:T0YCDSjI0
>>410>>411

 その巨体がダメージと重力と鎖の牽引により、強引に引き落とされる。
生命力が恐ろしく強いようでありまだ暴れているようだが、大地に落ちたのならば。

「終了だ」

 小松菜が植物操作により大量の植物を生やし拘束する。
口も強引に閉じ、体を拘束する。これでもう鮫は一方向へのはっぱカッターくらいしか攻撃手段を持たなくなった。
この状態なら三人でかかれば完全な拘束も問題なくできるだろう。
あとは転送装置に放り込めばいい。既にボロボロのハス畑だが、これはもう不可抗力というより他ないだろう。
もっとも、戦利品はあのキメラシャークの素材になりそうだが。
この有様のハス畑からハスの実を貰うなんていう追い討ちは、小松菜にはできなかった。

413帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/01(日) 00:21:09 ID:kdynnyOo0
>>411>>412

「終わったか」
トモリ(ハロウィン限定コスチュームver)が駆けつけていなかったらもう少し苦戦していただろうが

では、あとはコイツを転送装置へ放り込もう
「しかしなあ…結局ヌシが釣れてないというか」
とりあえずこれを転送したら、俺は畑の片付けを手伝うとするよ…。

414小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/01(日) 00:37:54 ID:T0YCDSjI0
>>413

「一応植物魔法でフォローするけど……思ったより繊細だから半分以上はもう駄目だな。
魚のハスも衝撃でプカプカ浮いてるし、たぶん実はほぼ全滅してる……」

 思っていた以上の大惨事。このキメラティックシャークは主としてカウントされないだろうか。
これが主だといわれても困るとは思うが。

415帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/01(日) 00:44:31 ID:kdynnyOo0
>>414

ま、手伝える事は手伝うさ…
「鮫は…そうだな、三人で分けて食うか」
食えるのか…?

中:乙でした

416小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/01(日) 00:55:34 ID:T0YCDSjI0
>>415

 素材を見てみると、武具にも向かないし食材にも向いていなかった。泥臭かった。
だというのにその腹部に蓄えられていた大量の卵は恐ろしく美味しいようだ。
卵。つまりこれがあの魚ミサイルの元か。

 何より恐ろしいことが、このハスキャビア。突然変異なのに早速カフェのメニューに追加されたことだ。
中々に高いが数量限定などの表記は見当たらない。これは……?

(「お疲れ様でした〜参加ありがとうございます」)

417黒髪の女:2015/11/01(日) 00:57:53 ID:IfXbTsOc0
もう少し早く来ていれば助かった蓮もあっただろうか……否、己が能力を鑑みる限り他の蓮も巻き込んでいただろう。
また名所になるように、祈りを込めることしかできなかった。

418小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/01(日) 01:20:15 ID:T0YCDSjI0
>>417

 軽くは手が入り修復されたハス畑。しかしハスの実が全滅し、開き直って全ての魚影をも全滅させた。
デリケートな作物だ。元の風景に戻るには時間が掛かるだろう。災難であったといえる。
時に検定とはこのような結果を残す。幸福ではなく、不幸こそが不平等であると、なんとなくそんな言葉が似合いそうな寂しげな風景であった。

 一方小松菜は釣竿を折ったことでお叱りを受けていた。

(「お疲れ様でした〜参加ありがとうございま〜す」)

419 ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/07(土) 19:04:53 ID:T0YCDSjI0
【カフェのスクリーン】
本日の検定内容_
‘銀行強盗’
〔ジャンル〕
シミュレーション
〔推薦適性値〕
演技C
犯罪立案C+
制限行動A
〔開催地〕
地方地方銀行銀行支店支店

〔概要〕
銀行強盗に対応するのは警察の役目。
とはいえ皆さんは警察ではないものの解決する側に位置しています。
ですがそれでは警察は育ちません。
なので今回皆さんには銀行強盗シミュレーションの犯人役をお願いしたい。

〔ヒント、その他〕
警察はひのきのぼうで武装しています。
割と頑張っていますが警察はギャグ補正抜きではチート級には絶対に勝てません。
戦闘訓練ではなく犯罪者への対応訓練です。

〔失格行為〕
・警察や銀行へ過度な被害を与える行為、それ以外は比較的自由ですが常識の範疇でお願いします。

〔BOSS〕
・カフェ付近変質者対策課第一班
その昔からカフェ付近で変質者を主に取り締まっている選ばれし警察官達です。
今回は不測の事態に備えるためか変装して一般警察に紛れています。

《PRESENT》
☆ひのきのぼう☆
分類:武器
警察で正規採用されているとてもいい香りの檜でできた棒術用六尺棒。
魔法により補強されていて一尺の長さに縮めることができる魔法もかかっている。
参加賞として全員に差し上げます。

☆ひのきのぼう☆
分類:武器
火の力を宿した木製の棒術用魔導六尺棒。
魔導的補強と耐燃加工に加えて炎を纏ったり火の魔法を補助する杖にもなります。
銀行のどこかに一本だけ隠してありますので見つけた方に差し上げます。

《検定開始時刻》
>>20:00
《終了予定時刻》
>>0:00

420リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/07(土) 19:52:15 ID:T0YCDSjI0
>>419

「銀行強盗といえば覆面」

 覆面をするのはいいが四肢がなく頭部が二つある少女などそういない。
覆面を被っても明らかに個人が特定されそうな感じだが。
というよりも機動性が全然ないのに逃げなければならない銀行強盗の犯人役などできるのだろうか。

「やっぱり銀行強盗といえば銃?」

 トランクを死人蔓であさって色々探している。中の武器はどれも不気味な死霊術ベースで作られている。
今ここにネクロマンサー銀行強盗という微妙に聞いたことのない存在が誕生しようとしていた。

421リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/07(土) 20:12:38 ID:T0YCDSjI0
>>420

【地方地方銀行銀行支店支店】

 銀行強盗のシミュレート。その犯人役としてあの悪名高いカフェメンバーが雇われた。
銀行側はどんな恐ろしい存在が来るのかと緊張していた。そして今、場の空気は一つになった。

「(恐ろしいは恐ろしいでも、恐ろしい違いだコレーェ!?)」

 明らかに異形の少女が何か楽しそうに巨大な何かの心臓と一体化したような銃を浮遊させながら歌を歌っている。

422帽子 ◆iG.8/BousI:2015/11/07(土) 20:13:26 ID:K8fgis5w0
>>419

「賞品はひのきのぼうか」
正直言って、ゆかりのある伝説の剣とか云々みたいな小洒落た武器より欲しいぞ
なんせ俺のメイン武器は"そこら辺で拾ったフツーの木の棒"だしな。素朴な棒きれの方が性に合っている。
なんだかんだで使い慣れて愛着が湧いているとはいえ、アップグレードするに越したことはない…か?

しかしなあ…作戦とか正面突破しか思いつかんぞ?いいのか?
何か策を弄したり、人質を取ったりしなきゃいけないの?

423リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/07(土) 20:25:31 ID:T0YCDSjI0
>>422

 転送装置の先には、妙に引かれてどう銀行強盗すればいいかと戸惑っている異形の少女の姿があった!
一応銀行強盗のやることという紙が参加者には渡されるようでそれに眼を通しているようだが。

「一、まず銀行内の一般人の数の確認。数が少ないほど人質として運用しやすい。
今回は一般人役を十人、銀行員を十人用意しています。多すぎると思った場合はその分を追い出しましょう……」

 その他にも武器を突きつけての金の要求、カメラや通報装置の処置、警察が来るまでの人質の完全無力化などが示唆されていた。
警察がきてからの動きは大してかかれていない。ここは臨機応変にということらしい。

424フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/07(土) 20:29:08 ID:L68FpGdg0
>>419
【カフェ】
「相手は警官だしなぁ。殺傷能力高い物とかは確実に控えなきゃな……」

検定に持っていくものを厳選中。
メイン武器もサブ武器もおいて、自己の専用隔離空間へと収納していく。

「とりあえず、強盗が使いそうなものと言ったら銃とナイフとかか?
 この街だったらもっとやばい物も売ってるし、そちらを考えたほうがいいのか……?」

もしかしたら魔法使い等もいるかもしれないしと言いながら、小振りの杖と苦無を懐に入れる。

「後は……服装は出来るだけ目立たず、闇に紛れやすい黒で統一。
 顔も隠れるようにして……後は動きやすくシュッとした感じで可動域が広いように……」

物陰に隠れてごそごそと着替えはじめ、準備が完了する。
黒装束の竜人は自身の角、翼、尻尾を幻術で見えなくし、いざ転送装置へ向かう。
その姿は完全に忍者だった。

425帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/07(土) 20:34:29 ID:K8fgis5w0
>>423

「む、どっかで見たな彼女」
罰ゲームの時だっけ?まあいいや

『銀行強盗のやること』?何?犯罪者も誰かの敷いたレールに従わなきゃあならんのか?
(全員追い出してえ…)
やっぱパワーだよ、パワーこそ力。
パワーで金庫破ろうよ。

426リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/07(土) 20:37:54 ID:T0YCDSjI0
>>424

 出た先は既に銀行内部だった。今回は他に参加者が二人ほどいるようだ。
一般人役は十人ほど、銀行員も同数。そして>>423に書かれているような警察到着までの基礎手順が書かれた紙が配布される。

 銀行員の人はやけに気合の入った銀行強盗役、あれ? 忍者? みたいな表情を見せている。


>>425

「すみません、金庫は修復に大金が必要になるので、そこは破ったというテイでお願いします。予め開けておきますので……」

 銀行員の一人がそんな感じで少しビクビクしながら提案してきた。

「あと、人質抜きですと警察としても強行突入になりますので、よろしくお願いします」

427フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/07(土) 20:44:51 ID:eP1u7Y2g0
>>425
「あれは帽子さん……彼もこの検定に来ていたのか」

ちらりと見て呟き、渡された紙に目を通す。

>>426
「とりあえず一般人と銀行員の人数は……10人ずつか……
 人質運用するのだったら複数人は確実に必要かな」

紙の通りにまずは人質の選定に取り掛かる。
それぞれの人質候補の特徴を捉えていく。
女子供は優先的に。
反抗できそうな人間はいざというときに逃げられる可能性があるから人質には適さないだろう。

428帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/07(土) 20:46:09 ID:K8fgis5w0
>>424>>427

「………」
こいつ…忍者…!?忍者?なんで?

フィブだと気づいてはいない模様

>>426

「あ…そうか…うん」
やっぱ策を弄するパターンか…俺には向いてねえなあ
でもひのきのぼうは欲しいし、真面目にやるか

なお覆面などはしていない模様
だって…だって訓練だし…

429黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/11/07(土) 20:54:24 ID:eRkB3tXk0
【銀行】




なぜ黒ストッキングをかぶってきた
顔は(変なことになって)隠れてはいるが

430リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/07(土) 20:55:38 ID:T0YCDSjI0
>>427

「あの、私が人質にとる人ってどうすればいいでしょうか?」

 異形の少女が銀行員に尋ねている。四肢のないあの体では成人男性を人質にと言うのは厳しそうだ。
かといって逃げられる危険の少ない女子供には、その容姿が異形すぎる。銀行員もどうすればいいか困りきっていた。
この少女は人質管理以外を任せた方がいいかもしれない。

 選別を行うと残った人質は銀行員の女性二名、一般の女子供七名の計九名ほどが残った。


>>428

 リゼッタが近づいてくる。アンデット犬の位置が低いのでそれだけで結構不気味。

「あの、でしたら隠されている方のひのきのぼうを探してみたらどうですか? 見つけたら貰えるみたいですし」

 そういった方向にするべきだろうか。最悪警察の突入フェイズのみで活躍するという手もあるが。
しかしながら人質達は今回の参加者の中では一番格好がまともであるためか期待に満ちた目を向けている。

431リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/07(土) 21:02:24 ID:T0YCDSjI0
>>429

 恒例の警察到着までの基本テンプレが書かれた紙が渡される。
人質は今現在女子供中心により分けられているらしい。
他の参加者は顔を隠していない青年、忍者、異形少女の三名であるようだ。

 銀行内部は結構広さはある物の見通しはいい。
受付の正面には座る場所が設けられているが、これは動かせるようになっているらしい。
壁には間隔大きめで観葉植物の鉢があった。ATMのある場所はシャッターで区切れるようになっている。

432フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/07(土) 21:04:32 ID:L68FpGdg0
>>428
とりあえず挨拶はしておかなければなと思い、手を合わせてお辞儀する。

「ドーモ。帽子=サン。魔術師スレイヤーです」

ノリのせいで自分の名前を完全に偽り、声も若干変えている。
まるでニンジャのようである。

>>429
(見た目的にヤバい人が入ってきた……!?)

覆面タイツが強烈すぎて誰だかわかっていないようである。

>>430
「ふむ……だったら、警報装置等の無力化や警報装置が鳴った場合の警察がくるまでの見張りなどがいいかもしれぬな」

四肢が使えずともやれることはいろいろあると言いつつ役割を考える。
それならば、自分は何をするかなとふと考え始める。

433帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/07(土) 21:14:53 ID:K8fgis5w0
>>429
「あ…あの気配は…」
間違いねえ
トモリ(銀行強盗コスチュームver)だ!!!!

>>430
…むう
「それなら荒事以外は任せてもいいかな…。俺だけ仕事してねーのにお宝探しってんのも悪いが」
どうせ俺以外ひのきの棒とかいらんだろうけど
まあ突入時には少し気合い入れるよ

>>432
「あっ…はい。」
聞き覚えのない声だ…一体何者なんだ?
とりあえず挨拶を返しておいた…ってなんで挨拶する前から俺の名前知ってるんだ!?
知り合いにこんなクレイジーな忍者いないぞ

434黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/11/07(土) 21:17:43 ID:eRkB3tXk0
>>431 >>432

頭が二つあるリゼッタの姿に肝を抜かれたような思いをするが潰された表情には表れない。

銀行内の監視カメラの様子を伺う

435黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/11/07(土) 21:22:58 ID:eRkB3tXk0
>>433
丁寧に黒いジャンパーと……いや、丁寧というには程遠い。
ジャンパーの下にはイブニングドレスが伸びている。

自分に向けられた声で検定者と、そして記憶の中から帽子の氏だろうと見当をつけたようだ。
エアガンを持っていない手を軽く上げた

436リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/07(土) 21:26:47 ID:T0YCDSjI0
>>432

「あっ、ならついでに逃走経路の確認とかしておきます」

 死霊術の偵察用フレッシュゴーレムなのか小型の蝶を放して警報装置を確認している。
銀行員を脅す前に確認して無力化した設定にするつもりなのだろう。監視カメラは蝶をレンズにとめて無力化。
あとは地図の確認だろうか、パソコン周辺へ向かっていった。


>>433

「はい、任せてください」

 さて、宝探しとなるのだろう。銀行を軽く見て回るといくつかわかることがあった。
どうやらお客様用のトイレと職員用のトイレがあり、入り口は離れているが実際は壁一つで仕切られているらしい。
ロビーには座る場所や観葉植物、あとはパンフレット入れなどがあるばかり。
カウンター内部はパソコンなど事務関係の物が置かれている。金庫は本物ではないらしく大き目の金庫に「検定用」と張り紙されている。
ATMのある場所は今現在全然人がいない。そして物もあまりない。パンフレット置きや振り込め詐欺注意喚起ポスターが貼られる程度。


>>434>>435

 監視カメラは蝶のようなものが群がってその視界を覆い隠している。
人質の方も軽くは拘束されているようだ。さてどうするべきか。

437フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/07(土) 21:26:53 ID:L68FpGdg0


>>433
「よろしく頼む。貴殿のジツには期待している」

会話を短く切りあげ、メンポを外れないようにしっかりと固定する。
もう完全にどこかの世界のニンジャみたいになっている。

>>434
「監視カメラの位置は全て把握できるか?」

中をうかがっているタイツ頭の女性に確認をとる。
情報の確保は作戦において実に大事なのだ。

438フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/07(土) 21:35:35 ID:L68FpGdg0
>>436
「手慣れている……相当の手練れといったところか……よろしく頼む」

さてと言いながら、銀行員の女性を一人拘束から解放して、持ってきたバックにありったけ金を詰めろと脅す。
その際に、懐にしまっていたクナイ・ダートを突きつける。

439黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/11/07(土) 21:36:37 ID:eRkB3tXk0
>>436 >>437

「どうやら其処な少女が塞いでくれているようだ」

人質に見えないようにしてタイツを引き抜く(これもものすごい顔をしていた)と、
変相のつもりなのか丸いレトロなサングラスを懐から取り出し装備した

「では俺らは金を詰めでもしようか?」

440帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/07(土) 21:41:19 ID:K8fgis5w0
>>437
「は、はい喜んで。」
まずい!こいつに該当するアトモスフィアの人物が俺の記憶にいない!!
相当うまく変装しているのだろう
さぞ活躍してくれるだろうと期待しつつ、こいつとトモリに別れを告げ一旦別行動させてもらおう。御達者で

>>436

「まさに貸し切りって感じだな…」
銀行を貸し切りっていうのもなんだか変な気分だが

うーん、何処を調べるべきか
「あんまり荒らしたらアカンよなぁ…勤務中の風景そのままっぽいし」
引き出しの中等を調べるのも忍びない。どうするか…

偶数:とりあえずカウンター内部から調べるか
奇数:今のうちにロビーを調べよう
0:まずトイレから調べる

441リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/07(土) 21:48:43 ID:T0YCDSjI0
>>438

「はーい」

 異形の少女は某地図サイトから現在位置をプリントして持ってきた。
流石に監視カメラなどの情報は得られなかったが、とりあえず海岸までの逃走経路を調べたらしい。

 銀行員の女性は言われたとおりにお金を詰めていく。使われるのは検定用偽装金銭だ。

>>439

「私は、これだとあまりお金を扱うのには向かないので手伝えないです……」

 死人蔓の蔓は紙幣を扱うのには向かなそうだ。四肢のない弊害と言える。
とりあえずいい感じに銀行強盗シミュレートは進んでいる。


>>440

 ロビーを調べると、人質達が目にはいる。それは今のところ除外されている男性陣が待機している光景。
彼らは一般人役としてきているようだが、彼らは人質に向かないとして軽く除外された。よって、詳しく調べてはいない。
なにやら一塊になって待機しているが……

442ドロシー:2015/11/07(土) 21:50:19 ID:ZEYjqs3g0
巨大な掃除機のようなもので札束を吸い取っている
掃除機の接続先はバッグに繋がっている

検定に紛れ込んではいるが返すつもりは毛頭ない

443リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/07(土) 21:54:01 ID:T0YCDSjI0
>>442

 検定用偽装金銭がどんどん吸い込まれていく。返すつもりはないようだが、何に使うのだろう。
いや、むしろこれは検定の邪魔をするためだけに取られているのかもしれない。
誰も気付いていない。そのまま一つの鞄の中身が空になってしまった。今他の鞄につめている最中なのに。

444黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/11/07(土) 21:55:33 ID:eRkB3tXk0
>>441

「ああ、先ほどの術を見ていた。そのまま監視カメラを塞いでくれ」
「それと視覚共有ができるのならば外の様子が知りたいのだが……できるか?」


>>442
あっ それは にせものの……

「おお、如何にも強盗といった道具だな」

かかか、と笑っている

445フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/07(土) 21:55:34 ID:L68FpGdg0
>>439
「そうだな、とりあえず銀行員の女を一人使って、金を出させている」

そう言いながらも銀行員の女性と残りの人質に目を光らせ、
いつ動かれても大丈夫なように気を張り巡らせている。

「とりあえず、どのくらい詰める?
 銀行と言ったらとりあえず札束もをバッグ一杯なイメージなのだが」

>>440
「貴殿はとりあえずひのきのぼう探し重点だな。
 見つかることを祈っている」

ロビーを探すようなので、念のため、そちらの動きにも気を配る。
人質から省いた者たちがそこにいるのだ。嫌な予感がする。

>>441
「なるほど、逃走経路はこうすればいいか……もしや乗り物が必要だったか?」

警官から逃走すると考えると、それ以上の速さが必要である。
念のため用意するべきだったかと少し反省する。

「つか、擬装金銭が用意されていたのか。これって材質はなんだろうな……紙?」

疑問に思って擬装金銭を触ったりしてみる。

446太ったおばはん:2015/11/07(土) 21:59:51 ID:UYw.Kn9Q0
「キャア〜〜ッ銀行強盗よ!銀行強盗だわぁ!誰かケーサツ呼んでぇ〜〜〜〜!!」
(銀行の客の一人らしい太ったおばはんが、甲高い叫び声を上げている)
(カネモチなんだか分からないが、全身金ピカで巨大な宝石が付いたアクセサリーをまとっている)
(もう取ってください!お宝ここですよ!いっぱいありますよ!みたいなレベルでまとっている)

447ドロシー:2015/11/07(土) 22:00:29 ID:ZEYjqs3g0
>>443
鞄の中身がなくなると今度は銀行の書類や機器等を吸い込み始めたようだ

>>444
掃除機が轟音を唸らせる
銀行員を吸い込み始めたようだ

448帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/07(土) 22:02:03 ID:rQC/bSf20
>>441

ああ…人質役の人達か。
どうやって集めたんだろ、この人達も職員なのか?協会から派遣されたのかも?
うーん…俺一応強盗らしいけどコンタクト取るべきなのか…?

「まさかこいつらが持っている…とかじゃあねえよな」
でもヘタに人質に手は出せないしなあ…そんな分かりづらい所に設置するだろうか

0〜3:座る場所(イスの下)などを調べる
4〜6:観葉植物を探ってみる
7〜9:人質に話しかけてみる

449ドロシー:2015/11/07(土) 22:03:29 ID:ZEYjqs3g0
>>446
チラ見だけして女性銀行員の下半身を吸い込む作業に戻った

基準が不明

450フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/07(土) 22:04:46 ID:L68FpGdg0
>>447
「妨害者か……やらせん!」

銀行員を吸いこもうとしたあたりで、数本の苦無を同時に掃除機の本体へと投げる。
苦無の投げ終わりとともに手の内からスリケン(形を十字状に変えた灼熱の手裏剣)を銀行員に当てないように連続で投げる。

451太ったおばはん:2015/11/07(土) 22:07:58 ID:UYw.Kn9Q0
>>449
「…ちょっとアンタッ!!今アタシのことチラ見したけどスルーしたでしょお!?」
(横っ面をハンドバッグ(※重い)でぶん殴ってきた)
(怖い)

452リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/07(土) 22:11:40 ID:T0YCDSjI0
>>444

「外ですか? はい。じゃあこのパソコンのモニターに繋げますね」

 一つ特別なフレッシュゴーレムなのか蜘蛛のようなものを取り出す。
尻から糸を出しているがそれをモニターにつなげると蜘蛛の背から見える光景が映し出された。
まさかの有線式カメラ的フレッシュゴーレム。一つしかないらしい。

 外の様子は今のところは普通であるようだが、検定だからだろう。人は全然見かけない。


>>445

 場合によっては乗り物を要求しなければならないかもしれない。リスクはあるが。
ロビーに目を向けているとなにやら>>446のおばさんが新たに銀行に入ってきた。
このまま逃がしてしまえば通報と同じ効果となってしまうだろう。

 偽装紙幣は一応紙で作られているようだが、何枚かには追跡用の魔法が掛かっているように見える。
よく観察しなければわからないが、手の込んだ話だ。紙幣というより辞書のページに近い紙質によくこんな魔法を仕込んだものだ。


>>447>>449>>450

「検定の失格条件、銀行へ過度な被害を与える行為に接触すると思われる行為を確認しました。
警告です。機材の持ち出しはご遠慮ください。エキストラの連れ出しは説明の上行ってください」

 警告の放送が流れる。続けたら失格としてカフェへと強制退去となるだろう。
スクウェアスリケン(四方手裏剣)が間に合うだろうか。


>>448

 椅子の下は、何故か無線式の何かが仕掛けられていた。盗聴器か何かだろうか。
警察が特定周波で内部状況を把握するために仕掛けていたのだろうか。
小さく「検定用」と書かれているから壊しても構わないだろう。

453帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/07(土) 22:19:21 ID:K8fgis5w0
>>452

「…"検定用"?」

機械か…何の機械だろ
まさか爆弾じゃあねーだろうな?
でもそういうの設置するのは普通俺達側の仕事だよなぁ

調べてもわからんし、ひのきの棒とは関係なさそうだし、スルーしておこう。
後であのニンジャにでも存在を教えておくか

次に観葉植物の方を見て回る。
「インテリアと見せかけてひのきのぼうぶっ刺さってたりしねーかな」
あるあ…ねーよwwww

454黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/11/07(土) 22:21:03 ID:eRkB3tXk0
>>452

「ほう、できるじゃないか」

「誰も……いない……?」
警察はまだ来ていないのだろうか
それとも既に建物内に入ってきているのか!?

女の警戒レベルが上がる。

455リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/07(土) 22:27:09 ID:T0YCDSjI0
>>453

 ロビーにある分の観葉植物を調べてみるが、何も見つからなかった。ただのオブジェのようだ。

>>454

 と思えば、なにやらパトカーが銀行の前に止まる。それも複数。何か連絡を取っている。
これは明らかに銀行強盗前提の動きだ。通報されている。いつ通報された。
通報装置はリゼッタが無力化しているはず。監視カメラも無力化。監視カメラの異変の調査にしては、最初から対応が物々しい。

456フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/07(土) 22:28:55 ID:L68FpGdg0
>>452
「なんだろう、あのおばさんはそのままにしていても大丈夫そうな気がしてきた」

擬装紙幣に掛かっている魔法を見て、手の込んでいることに感嘆。
実際凄いと感じる。
職人技だろうか?

だが、それでも今は目の前で行われている行為を止めることが優先である。

457帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/07(土) 22:33:09 ID:K8fgis5w0
>>455

「…何もない、か」
うーん、そろそろロビーから離れて行こうかな…

「カウンター内部は書類やらPCやら、いかにもヘタにいじったらまずそうなアイテムが勢揃いだし、トイレに行ってみるか」
トイレをくまなく調べるっていうのも気が引けるが、まあやるしかないな
探す場所探して無かったら、みんなの所に大人しく戻るかな…

そんな訳で銀行にあるトイレにやってきた云々
まず職員用トイレに入るか

458ドロシー:2015/11/07(土) 22:42:16 ID:ZEYjqs3g0
>>450
「GYAAAAAA!!」
肩からかけられた生体バッグが悲鳴を上げる
銀行員が吐き出された

>>451
さらにおばさんスマッシュ
ドロシーの首が180度回転!「グワーッ!」

459フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/07(土) 22:46:20 ID:L68FpGdg0
>>458
「救出成功!!」

銀行員は助けたのだが……目の前の妨害者であるドロシーの首が180度回転したことで逆に心配になる。

「大丈夫……なのか?」

メンポで隠れて見えないが、冷や汗をかいているみたいだ。

460リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/07(土) 22:48:00 ID:T0YCDSjI0
>>456>>458>>459

 とりあえず追跡魔法付き紙幣は後々取り除くべきか。
なにやら銀行の外に違和感を感じた気がするが、緊急性でいうならば目の前の妨害行為の方が高い。

 結果、スクウェアスリケンは見事命中! ワザマエ! という言葉がどこからか聞こえた気がするが。
ともかく銀行員は吐き出される。これで妨害は阻止できたのだろうか。首が180度回転したが。
その様子に銀行員の女性は顔を真っ青にしている。リゼッタをみた時よりも酷い顔だ。


>>457

 職員トイレを見に行くと、なんとそこには小さな窓からこちらを窺う警察官らしき男の姿が!
警察が様子を見ている。つまりは通報により銀行強盗が伝わった、という設定であるのだろう。
いつ通報が行われたのだろうか。というよりもこの状況をどうするべきだろうか。

461黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/11/07(土) 22:49:59 ID:eRkB3tXk0
>>455

黒髪の女はこれが予定された訓練だと思っている。
が、実は相手はそうではないのかもしれない。

「来たか」

人質を盾に足を要求する段階か?

462フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/07(土) 22:54:55 ID:L68FpGdg0
>>460
「とにかく、外が騒がしくなってきたし、さっさと詰めてとんずらするしかないぞ!」

目の前の首180度も気になるが、この人物なら多分大丈夫なんだろうなぁと希望的観測で完結させる。
この追跡魔法付きの紙幣だが、うまく利用すれば逃げるのに役立つと考え、ほかのお札とは別のバッグに専用で詰めていく。

盗聴器などもあれば攪乱に使えたかもしれないが、贅沢は言ってられない。
おそらくすでに撤退フェイズに入っているはずだ。

463帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/07(土) 22:57:34 ID:K8fgis5w0
>>460

「………」
探しても特に何か見つかる訳でもなし…か

「む?」
小窓から外の様子を何気なしに見ていると、どうやら既に警官に囲まれているようだ
「俺ももう行った方がいいのかな…」
現在何が起こっているんだろう…強盗の一味がトイレで宝探ししてるってのもあっちは調子狂うだろうし、一旦皆と合流するか
今行くぞみんな!!!ところでみんな何処!!!!!

464リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/07(土) 22:59:18 ID:T0YCDSjI0
>>461>>462>>463

 逃走を視野に入れた参加者たち。しかし外には警察官。パトカーも複数台。
銀行を取り囲むようにしている。全員がひのきのぼうで武装している。
さあここからがクライマックスだ。逃走手段はどうするべきか。

 ロビーには人質達。そして検定参加者たち。

465黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/11/07(土) 23:18:10 ID:eRkB3tXk0
>>464

サングラスを外し再び黒タイツをかぶると
一番手前にいた女行員の腕をつかむ。
人質から悲鳴が上がる!

「黙れ」

(変な顔なので怖くない)凄んでも引かないざわめきに右手のエアガンで天井を撃つ!

そして女は銀行の表へと足を進める――

466フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/07(土) 23:18:15 ID:L68FpGdg0
>>464
「とうとう来たか……」

取り囲み始めている警官たちを撒く方法を模索する。
目立つ偽物を使うか、それとも……。

>>462
「こっちだ!
 要求と撤退が勝負のカギだ……気を引き締めるんだ!」

467リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/07(土) 23:23:22 ID:T0YCDSjI0
>>465>>466

「パソコンには閲覧記録が残るので逃走経路はある程度はバレちゃうこと前提です。ある程度は」

 リゼッタも合流。人質をとることはある程度確定しているようだが……


「大人しく人質を解放しなさい!」

 警官が外から呼びかけてくる。

468フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/07(土) 23:25:29 ID:L68FpGdg0
>>465
「要求の方は任せた……俺は今のうちに細工だけしてみる」

追跡魔法のかかったバッグを持って裏口の窓付近へと持っていく。
その窓を少し開け……魔法を高速詠唱で発動する。

「カリバカルマデビラウム……窓からこのバッグを掴んで気球状に形を変え、合図とともに飛んでいけ……」

宙に生まれた黒くて丸い蝙蝠みたいなものがこくりと頷き、バッグを持って窓から出ていく。
準備の一つはこれでいい。

469帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/07(土) 23:26:33 ID:K8fgis5w0
>>465>>466
トロい仲間が加わった!!

「今北産業!!」

470黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/11/07(土) 23:31:00 ID:eRkB3tXk0
>>467

「うるせぇ!こいつも、中にいるやつも生きて返してほしければ車を用意しろ!」

>>469
銀行の表からトモリの声が聞こえる。

471リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/07(土) 23:33:06 ID:T0YCDSjI0
>>468

「……ん?」

 帽子さんがトイレで見かけた警察官は無事であった。そのためその様子を見られてしまった。
陽動の成功率が少し下がった。しかしそれを今は誰も知らない。


>>469

「何故か通報あって宝探しタイム終わり。
今囲まれてるからそろそろ逃げる。
ちくわ大明神」

 リゼッタの三行による説明!


>>470

「わかった! だが時間が掛かる! その間になるべく人質を解放しろ!
お前らもそんなに沢山の人質は邪魔なだけだろう!」

 交渉フェイズ。この流れではまともに車を用意するとは思えないが。

472フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/07(土) 23:37:54 ID:L68FpGdg0
>>469
「要求
撤退
Wasshoi!!」

>>471
気づかないまま元の場所に戻ってくる。
いつもならば空間把握で気づいていたはずなのだが、
今回はチート能力に近い空間能力は出来るだけ使わないようにしているのだ。



>>

473帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/07(土) 23:38:17 ID:K8fgis5w0
>>470
「うわぁ…トモリが完全にヤクザモードに入ってるよ…」
コワイ!!

>>471
OK!要点はちくわ大明神だな!!
何か俺が気づいていないところですごい迷惑をかけた気がするがまあ許してくれ!!!

いくら魔法検定の面子とは行っても、乗り物無しでこの外へ脱出するのは骨が折れるってレベルじゃあねえよな…
皆が飛行手段を持っていれば蒔けるんだがな

474帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/07(土) 23:43:13 ID:K8fgis5w0
>>472

「こちらの要点はWasshoiか」
産業どうも皆

「そういえば報告するの忘れてたけど、さっき宝探ししてたらイスの下に"検定用"と書かれた発信器?みたいなものがあったんだが…」
何か心当たりないか?

475リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/07(土) 23:44:23 ID:T0YCDSjI0
>>472

 仮に使っていたならば、警察に通報が除外した人質達の携帯から行われたと気付けただろうが。
いや、あの時は様々なことが重なっていた。通報は結局許す事になっていたかもしれない。


>>473

「ごめんなさい。飛べないです」

 飛ぶどころか走れない四肢無し少女。乗り物は必要だろう。
あるいは、地下からゆっくり逃げられるのなら話は別かもしれないが。
こんな時に地属性の参加者がいれば便利だったのだろう。

476フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/07(土) 23:50:36 ID:eP1u7Y2g0
>>474
「それは恐らく、警察側の盗聴器ではなかろうか?」

手に入れば撹乱に使えるが、さてどうするか。
その場にいって気付かぬ振りで嘘を伝えるのもありだろう。

「ちなみに何処にあっただろうか?」

>>475
今となっては仕方のないことなのだろう。

「しかし、地下からか……手がないわけではないだろうが……難しいな」

下水道とかを通る方法等を考える。
このくらいの銀行がある場所なのだ。
下水道も当然のようにあるだろうと考える。

477黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/11/07(土) 23:54:03 ID:eRkB3tXk0
>>471

ゆがんだ女の顔に獣の笑みが浮かぶ

「貴様らは何に乗ってきた?その車をよこせばよかろう!」

「それとも……血が見たいか?」

人質の頭にエアガンをあてがった

478リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/07(土) 23:57:51 ID:T0YCDSjI0
>>476

 下水道なども無論ある。ただしそこが銀行強盗に使いやすいように配慮されているはずはない。
やはり問題となる部分は出てくるだろう。直接銀行から下水に進入する方法、形跡の消去法など。
やはりベースとなるのは普通の陸路なのだろうか。あるいは、もう強硬手段にでてみるのも選択肢かもしれない。


>>477

「わっ、わかった。だがパトカーは精々運転席助手席後部座席で五人程度が限界だ。
『お前達は四人だろう』なら人質は一人だけになる。他は解放できるだろう!」

 あくまでも多くの人命を救うことを優先している対応。
ともかくパトカー一台は即座に得られそうだ。

479黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/11/08(日) 00:03:07 ID:eRkB3tXk0
>>478
女の瞳孔が細まる
監視カメラは押さえた。なぜ内情を知っている?
何かがおかしい

「聞き入れよう。荷物も在る!」
「一度戻って相談する。突撃でもしたら惨劇を目にすることになるぞ、心得よ!」
「俺と貴様らの間!空間にパトカーを置くこと!」


【銀行内】
警察官から見えない場所まで戻ってくると「すまんな」といいながら女性行員を解放する。

「車を確保した。其方は如何だ?」

480リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/08(日) 00:09:32 ID:T0YCDSjI0
>>479

「なんだか、帽子さんが検定用って書かれた小さな機械を見つけてたみたいです」

 緊急用盗聴器っぽいものの存在が明らかに。
実際のところは人質除外組みが通報した時人数も伝えただけなのだが、今一番怪しいのはそれだった。
他には逃走経路はやはり陸路がベターらしいということなども共有情報となる。

481フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/08(日) 00:10:17 ID:L68FpGdg0
>>478
「こうなれば陸路しかないよなぁ」

強行突破も一つの方法。
最悪、これにかけるしかあるまい。

>>479
「こっちも大体の準備は出来た……
どうかしたのか? 少し様子が変だが?」

中に警官が紛れ込んだり、してることはまだ気が付いていない。

482黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/11/08(日) 00:15:57 ID:eRkB3tXk0
>>480

「……成程、通りで人数を知られていたわけだ」

人質の選別時には黒髪の女はいなかった。おそらく盗聴器だろう、と予測を立てる

「娘、先ほどのルートはまだ覚えているか?覚えているなら車でその道を行く」


>>479
「こちらも車を出させることに成功した。だが盗聴器があったようだ」

483リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/08(日) 00:21:44 ID:T0YCDSjI0
>>481>>482

「これが逃走経路です」

 プリントした逃走経路を蔦で手渡す。
遣り残したことがなければ今人質にとっている女性をつれて脱出しますか?

484帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/08(日) 00:33:26 ID:K8fgis5w0
>>475

「了解っと、"足"で行くしかないな」
まあ、そもそも飛んだりテレポートしたりは反則だよなあ

>>476
「ロビーのイスの下だ」
盗聴器だとすれば、あそこにだけ仕掛けられているとは考えにくい
恐らく至るところにあるかもしれん…くそっ、機械を発見した事くらい小声で話せばよかったか

>>479>>483
「車を確保したか」
罠ではない…か?

やり残したこと…火の木の棒は惜しいが、俺には駄々をこねる権利などない!
撤退できるなら、しめやかに退散以外ありえないな

485黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/11/08(日) 00:35:46 ID:eRkB3tXk0
>>483
「此方が四人であることが割れている。後パトカー故に……」

地図を受け取とり、一番近い町を指す

「此処で車を変え」

それから指先を動かす

「先のこの町で分かれて単独行動に出る」


「それでいいか?」

人質は本人の心身負担を考えて変えるようです。

486リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/08(日) 00:43:13 ID:T0YCDSjI0
>>484>>485

 配慮によりもう一人の銀行員の女性が新たな人質役となった。
方針としては次の町で車を変える。これは別に盗難車でいいだろう。
追突して出てきた運転手を気絶させ奪う、という設定で新しい車にという流れだ。

 既に表にはパトカーが用意されている。鍵は刺さったままのようだが。
警察は一応遠巻きに取り囲んでいる様子ではある。

487黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/11/08(日) 00:53:49 ID:eRkB3tXk0
>>486
検定者同士での確認が終わると黒髪の女(人質にエアガンを突きつけている)を先頭に固まるように外に出る
他の面子を後部座席に乗せ黒髪の女はパトカーの周りを一周し、
人が隠れていないことを確認すると自身も運転席に(人質は助手席に)乗り込み、逃走を始める

488帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/08(日) 01:00:13 ID:K8fgis5w0
>>485-486

「俺はその計画に依存はないが、急造の設定で新しい車を手配してくれんのかな…」
まあ四の五言わずにさっさと行こう
為せば為る!協会パワーで

>>487
(なんだかんだ言って脱出まで俺何もしてねーな)
後部座席に乗りながら思う
まあ、本当の脱出はここからよ

489リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/08(日) 01:04:59 ID:T0YCDSjI0
>>487>>488

 アクセルを踏む。その瞬間車内は爆音と閃光に包まれた。
続いて展開されるのは魔法構成阻害結界。一緒に乗り込んだリゼッタの操作する蔦が力なく落ちる。
もっとも、リゼッタはフラッシュグレネードで既に気絶していたが。

 車の周りではない。内側に細工されていた。
後部座席のドアを開けるとフラッシュグレネードのピンが抜ける。
全員乗り込めば時間差でフラッシュグレネードが起爆するように罠が仕掛けられていた。

 罠、その言葉が過ぎったというのに、それには気付かなかった。
警官が取り囲みタイヤを銃で撃ちパンクさせた。わざわざパンクするタイヤに付け替えられている。
ドアのガラスが特殊な器具で叩き破られる。完全に備えていた動きだ。

490黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/11/08(日) 01:19:33 ID:eRkB3tXk0
>>489
「ぐっ!!」

車の外にいた黒髪の女は光には耐えられたものの耳をやられる。
怯んだ隙に組み伏せられる。『解除』していないから魔法が使えないのだ。

黒髪の女は一度建物内に残るべきではなかったのだ

491帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/08(日) 01:29:45 ID:K8fgis5w0
>>489>>490

「グッ…!」
フラッシュグレネードに目が眩み、うずくまる帽子

「無事か、皆!?結局罠だったか…いいぜ、上等だ」
これは正面突破してもいいって事なのかな?(脳筋思考)
言っておくが俺に魔術を妨害する結界は効かんぞ!!

492リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/08(日) 01:42:28 ID:T0YCDSjI0
>>490>>491

 クルマの内部から人質が引きずり出され警官に囲まれる。
これは手加減した状態では抜け出せそうにない。警察側の勝利、だろう。

 結果。警察は一応優秀である、ということが判った。
参加賞として伸縮性ひのきのぼうは貰えるが、この勝負、負けに終わる。

「……流石にここから強行突破選んだら、私が出ざるを得ない」

 ……いつもカフェで変態組を追いかけているっぽい警察官が出てきた。
勝負は終わっていない……? コマンド?

493帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/08(日) 01:51:50 ID:K8fgis5w0
>>492

フッ…よかろう!見たところただの警察官では無いようだが、魔術師以外の敵が強盗に乗り出す事も想定しておくべきだったな!!
「上等だッ!!休んでろみんな!ここは俺一人で全員ブッたお


【カフェ】

(死体)
普通にボコボコにされました。
お宝も見つけられず…無念でした

中:お疲れ様でした

494黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/11/08(日) 01:53:58 ID:eRkB3tXk0
【カフェ】
無茶しやがって……
帽子に合掌

黒髪の女も伸びるヒノキの棒に興味があったので残念そうだ。

それでも警察の頭が回るうちはこの街も平和なのだろう。いいこと……だと思おう

495【カフェのスクリーン】:2015/11/14(土) 20:02:00 ID:UYw.Kn9Q0
【カフェのスクリーン】
本日の検定内容_
‘My best partner!’

〔ジャンル〕
飛行、競争あり

〔推薦適性値〕
絆と連携力A、負けず嫌い

〔開催地〕
飛竜保護区ドラゴンバレー

〔概要〕
ドラゴンバレーでは、ドラゴンの保護と人間との共存を目的として様々な営みが行われています。
今回は、騎乗用に訓練された飛竜を一匹選び、地区内を1周していただきます。
地区内の3ヶ所のエリアを、無事に回ってくることができたら合格です。

〔ヒント、その他〕
◎ドラゴンについて
この地区には、いろんな個性を持ったドラゴンが保護されています。
1匹1匹の性格や能力はそれぞれですので、ご自分が相性の良いと思う相手を選んでみてください。
性格なら…無邪気で人懐っこい、お調子者でマイペース、好戦的で喧嘩っ早い、臆病だけど頑張り屋…などなど。
能力なら…スピードが早い、体力がある、物理攻撃が得意、回避能力が高い、ブレスの威力が高い…などなど。
※ブレスは、ドラゴンの属性に依拠したものになります。
 属性はどのドラゴンも1種類のみ有しています(地、水、火、風、光、闇、氷、雷、無)

◎ドラゴンバレーについて
今回の検定で巡っていく、3つのエリアについてご紹介します。
1:森林地帯
…巨木がそびえ立つ地帯です。巨木の間を飛行していただきます。
見通しは良いので、最初にとりあえず飛んでみる場所としてはちょうどいい地帯でしょう。
2:鍾乳洞地帯
…広大な鍾乳洞の中を進んでいただきます。
飛行するには十分の広さを有していますが、薄暗く、あちこちから棘のような鍾乳石が突き出ています。
障害物の多い地帯です。
3:底なし谷地帯
…最後のエリアです。
障害物は何もありませんので、ひたすら飛び続ければクリアできます。
が、この谷底には、ドラゴンたちの亡骸が葬られています。
ここに葬られているのは、
『かつて人間に虐げられていた』り『捨てられた』りした末に命を落とした者達です。
彼らは死して尚死にきれず、この谷を通る生者を襲うらしいと噂されています。

◎必須事項:【名付け】
もし相性の良さそうなドラゴンを見つけ、今回のパートナーに選ぶ場合は、
名前をつけてあげて下さい。
ノリと勢いで名付けていただいても、ご自身にとって思い入れのあることばを名付けていただいてもOKです。

〔失格行為〕
・過度の暴力、破壊行為
 ちなみに検定者とドラゴン同士の競争や戦闘は可です。
 今回は検定者同士は皆ライバルにもなり得ますので、
 負けず嫌いな方はこちらから仕掛けていっちゃいましょう。
・飛行竜の密猟
 ダメゼッタイ。
 見つけたら、お腹をすかせたドラゴンの目の前で宙吊りの刑です。

〔BOSS〕
(※今回はいわゆるボスキャラクターになる存在はいません。代わりに、弊害となる要素をご紹介します)
・天候
 ドラゴンバレーは天候が変化しやすい場所です。
 急な雷雨や突風、スコールにはご注意ください。
・彷徨う亡骸
 先述した底なし谷に棲まう、ドラゴンの成れの果てです。
 骨だけの脆い姿ですが、生者に気付くと容赦なく襲い掛かります。
 防御力は極端に低いので、骨の体を吹き飛ばしたりしてしまえば逃げ切れるとのことです。

 が、ここで万が一にでもドラゴンとの連携が崩れれば、谷底まで堕ちてしまうでしょう。

《PRESENT》
☆飛竜の翼鱗☆
分類:素材
参加していただいた方々全員にお送りします。
丈夫で、あらゆる武具に使用できる汎用性の高い素材になります。
☆ドラゴンバレー通行証☆
分類:転送アイテム
ドラゴンバレーを一周できた方々にお送りします。
転送の術式が施されているので、ドラゴンバレーまでテレポートできる機能があります。
帰りの手段をあらかじめご準備いただければ、いつでも遊びに来れます。
☆☆風詩の小笛☆☆
分類:召喚アイテム
ドラゴンバレーを、いちばん早く一周できた方一名だけにお送りします。
木で作られた、ちいさな笛です。
吹くと、今回パートナーに選んだドラゴンを呼び寄せることができます。

《検定開始時刻》
>>20:00
《終了予定時刻》
>>0:00

496バイト試験官:2015/11/14(土) 20:04:08 ID:UYw.Kn9Q0
(カフェのカウンター席には、黒いローブを纏った試験官がいる)
(『検定内容の不明点や質問がある方はこちらまで』と書かれた看板が、隣に立て掛けてある)

497フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/14(土) 20:24:40 ID:DK.mY7/I0
【カフェ】
「ドラゴンバレーか……」

飛竜保護区の名の通り、数多くのドラゴンがいるその谷の名を見て、頭に微かな痛みを奔らせる。
ドラゴンという単語を見ては思い出す、故郷ごと封印された九匹の懐刀。
家族と友人、護れなかった仲間達、抗えぬ敵、そして妹の泣き顔。
あらゆることが脳裏を掠め、全てを取り戻すために強くならなくてはいけないことを思い返す。

それはさておき、今回の検定はパートナーとの連携がものをいうはず。
自分に合うパートナーを見つけるのも大事だが、そのパートナーの力を引き出してあげることが一番大事なところ。

「さて、今回も荒れそうな気がするな」

竜の属性の中に重が無かったのは、希少な存在なのだろうかと考える。
考えるが、それも時間の無駄だろうなと思い転送装置へと足を動かす。

498黒髪の女:2015/11/14(土) 20:31:40 ID:eRkB3tXk0
【カフェ】
女は黙々と掲示内容に目を通していた。

「さて、パートナーときたか……」

呟いたのはそれだけで。サングラスの奥に表情は隠れる。

499【ドラゴンバレー】:2015/11/14(土) 20:44:02 ID:UYw.Kn9Q0
【飛竜保護区ドラゴンバレー】
 
(転送先の今回の検定地は、見渡す限り草原が広がる雄大な大地のようだ)
(草原を見渡すと、あちこちでドラゴンが草を食んでいたり昼寝をしたりしている光景が見える)
(まずはここで、自分の相方になるドラゴンを選んでね)

500フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/14(土) 20:48:18 ID:DK.mY7/I0
【飛竜保護区ドラゴンバレー】
とりあえず来てみたところ、様々な飛竜食事をしたり休んでたりしている。
その飛竜たちの中から相性の良さそうな者を見極めるしかないと考えると普通に難しすぎるはずである。
だが、フィブは竜人である。
生まれからして竜に囲まれた生活をしていた彼にとっては表情の差異もわかるし、大体の性格も判別できる。

「出来れば心に芯があってやり遂げるという覚悟を持ってるやつがいればいいんだけど……いるだろうか?」

保護されて育っているはずなので、そこまでの覚悟を持っているものがいるかどうか。
心に牙を隠し持っている位が丁度いい。
最悪、己の力に酔いしれて自己顕示欲に浸っているような者でなければいいか程度のことで考える。
竜人はそんな魂の――心に芯の通った若い飛竜の逸材を探していた。

「さて、この中にいるかな……瞳の中をぎらつかせている芯のある若者は」

問題なのはパートナー選びというよりは、会社の面接官みたいな雰囲気であった。

501フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/14(土) 21:12:16 ID:DK.mY7/I0
寝ている者の筋肉の付き方、細かな動作一つ一つの癖。
その他諸々を観察しつつ、ある程度の能力差を見極めつつ適性を探っていく。
ある程度の視察が終了したので、次は面接フェイズに入る。
深呼吸して大きな声を上げ、飛竜を募らせることを試みる。

「俺と一緒にこの谷を一周してくれる者を探しに来た!
 我こそはと言う者は俺のもとへと飛んで来い!
 来たものの中から一名決めさせてもらう!」

例え言葉が分からずとも、意味が頭の中に入ってくる。
そういう類の魔法が込められた叫びである。
恐らくは周囲一帯に響き渡っているはずである。

502黒髪の女:2015/11/14(土) 21:16:20 ID:eRkB3tXk0
【ドラゴンバレー】
竜語を解する地元人に通訳をしてもらった。

「求めるは小柄なもの。力は問わない。否、守ろう」

通訳してもらった途端ドラゴンのいくらかは怪訝そうな唸りを漏らす。
それでも、スタートの時間まで。名乗り出るものがあるならと手頃な木に登っては呑気に木漏れ日を浴びていた

503リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/14(土) 21:23:55 ID:T0YCDSjI0
>>496

「……質問、いいですか? 選ぶドラゴンの事なんですけど」

 四肢はなく、頭部は二つ。移動手段はトランクから前半身だけ飛び出し地を這うゾンビ犬に死人蔓で巻き付いて行う。
首はまるで太めの脊柱に皮を被せただけであるような細さ、首の後ろから垂れ下がるもう一つの頭部は暗い表情を変えない。
明らかにネクロマンシー技術により生まれたような異形の体、だが不思議とその瞳に邪気は窺えなかった。

「谷地帯の、仔達を選ぶのでは駄目ですか? このままじゃ、可哀想だから……」

 死霊術。死者を冒涜するようなその技術は禁忌として扱われる地域も少なくない。
しかし、それは力だ。使う者によってその表情は一定ではなくなる。
救いたい。その一心で自分の命を繋ぎ止めてくれた父親と親友を知る彼女は、自分もまた誰かを救いたいと思ったのだろう。

「あっ、駄目なら、闇でお願いしたいのですけど」

 無理を言っている自覚があるからか、そんな言葉を付け足す。

504フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/14(土) 21:31:38 ID:DK.mY7/I0
竜人の元に集まった竜は九匹。
全員属性がバラバラで、性格もそれぞれ違うようである。
この様子を見て、ふと懐かしいものを思い出す。
しかしそれでも涙はこらえ、各竜を一匹一匹選別する。
陽気な者な風、熱血漢な漢、冷静で自信家の地、おっとり美人の水、
委員長気質の光、おどおどしつつもやる気に満ちた闇、周り全員を見下しているような氷、速さ自慢の雷。
そして、先に述べた八匹より少し離れた場所で、叫びで起こされて文句を言いに来た無。
どれも捨てがたい。おそらく、なんだかんだで誰を選んでも谷を一周できそうな予感はある。
八匹は確実にそんな予感がする。だが、最後の無属性の竜だけはそのビジョンが見えない。
予測不可能な可能性。だからこそ面白いし、修行にもなる。
そう、ここで敢えて選ぶのは可能性の無属性の竜。
予測できない決定的な未来が『無』の竜。

「お前に決めた……お前にきめたぞ!」

当の本竜は「え? なに?」と寝ぼけ眼の奥に光をぎらつかせた無属性の竜は唸っていた。

505バイト試験官:2015/11/14(土) 21:33:53 ID:UYw.Kn9Q0
>>503
「はいはーいv……わあーすごーい一年中ハロウィンって感じー」
(リゼッタの容姿を見て、軽口を叩いていやがる試験官)
 
(可哀想、という一言に試験官の目は色を変えた)
「……。…んー、そうねえ。ちょーっと待っててね?」
(そう言うと、何やら懐から魔法石を取り出した後に「もしもしー?」と話をし始めた)
(数分が経過した後)
「ごめんねー、やっぱりムリだって。でもね、闇属性の仔はいるみたいよ。それでも良いかしら?」

506フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/14(土) 21:46:14 ID:DK.mY7/I0
無属性の竜を選んだ竜人は今のうちに仲良くなっておこうとスキンシップに勤しんでいた。
他愛もない会話をしたり、家族構成、年齢、趣味、今回の検定に対する意気込み等を聞いた。
他にも、竜としての自分の姿を見せて上下関係をはっきりさせたり、緊急時の合図や飛行時の意思疎通方法などを細かく決めていた。

「脇を叩いたらそちらに注意を向ける。一回で脅威となる攻撃。二回で敵。三回でそちらに対する移動だ。
 脅威的な攻撃に対しては他のよりも強く叩くからそこだけ気を付けてくれ。
 ちなみに、頭上なら背中で、下なら両脇、後ろなら尻の方を叩くからな」

ミーティングの説明に対してガゥガゥと返事をしながら学んでいく無属性の竜。
傍から見たら珍しい光景であろう。
何せ、どこからか持ってきた黒板に図を描き、それを地面に爪でメモをしている竜がいるのだから。

507リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/14(土) 21:49:17 ID:T0YCDSjI0
>>505

「はい、大丈夫です」

 少しだけ、悲しそうな色の混じる残念そうな表情を浮かべながら転送装置でドラゴンバレーへと向かっていった。


【飛竜保護区ドラゴンバレー】

 連絡が行っていたからか闇属性のドラゴンがリゼッタに寄ってくる。
最初はやる気を見せていたドラゴンだったが、リゼッタの姿を確認すると急に挙動不審となった。
竜すらもおどおどさせる容姿。いや竜の個性が一番大きな要因なのだろうが。

「名前、なまえ……」

 リゼッタの頭の中で「ドラゴンバレー? リザードン? 竜の風詩?」といったワードがグルグルと回り始める。
真剣に悩んでいるようなのだが、このままではシュブニグラスとかアジダハーカとか不吉な物を名付けかねない。

508黒髪の女:2015/11/14(土) 21:50:06 ID:eRkB3tXk0
『あのっ!』

女の居る枝まで首を伸ばしてきたのは、木の下に収まる小柄な竜。

『ぼく、本っ当に逃げることくらいしかできなくて、いつもバカにされてて』
『それでも』
『お姉さんと組めば、見返す事はできますかっ!?』

声が裏返る。若い竜のようだ。
サングラスを外して氷の瞳で竜を見る。

「……属性は」

『ひっ、光です!』

検定者にさえ臆病な竜。
黒髪の女は悪人めいた笑みを浮かべた。



「その心にはもう火はついている」
「『トモリ』。お前に名前を与えよう」

509バイト試験官:2015/11/14(土) 21:56:59 ID:UYw.Kn9Q0
>>507
「ごめんなさいね。でも…もしかしたら…」
(もしかしたら)
(貴方にしかできない事があるかもしれない)
 
(と言いかけた言葉は口に出さず、転送装置に向かうあなたに「いってらっしゃーいv」と軽い口調で見送った)

510【アナウンス】:2015/11/14(土) 22:02:38 ID:UYw.Kn9Q0
(ドラゴンバレー入り口の草原に声が響く…)
<相方になる仔を見つけて名前をつけた人から、順次飛び出してってみて下さいねー>
<最初のエリアは、ここから東に飛んですぐの【森林地帯】になりまーす。まずはイージーモードのエリアって感じでーすv>

511黒髪の女:2015/11/14(土) 22:12:18 ID:eRkB3tXk0
「なっ!?もうスタートして良かったのか!」

格好良く決めてる場合じゃないね!

「トモリ!鞍とゴーグルと手綱はある!着け次第飛ぶぞ!」


トモリ(人)&トモリ(龍)
スタート

512リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/14(土) 22:16:36 ID:T0YCDSjI0
>>509

「――うん。わかった、君の名前は、『シーレル』誰かのために泣くことができる。
誰かのために不幸になれる。そんな優しい、天使の名前……押し付けちゃってごめんね。
でも、闇は――夜闇は神様の優しさでできているって、思いたいから」

 ラファエルの右腕、医療を司り、人々に月の運用を教えたがために堕天した、神の命令の名を持つ天使。
死を司る天使でもあり、死した仲間を思い血の涙すら流す。そんな、優しい天使の名前。

 その思いを感じ取ったのか、闇のドラゴンはその名前を受け入れた。
言葉が不自由なく通じているわけではない。それでもシーレルは、その名を受け入れて首を寄せた。

「実はね、優勝できる自信はないんだ。それで通行所を貰っても帰ることができなくて。
だから、たぶんこの検定でもうお別れになると思う。だからさ、少しだけ私のわがままに付き合ってくれる?」

 そう言ってリゼッタが死人蔓の蔦を伸ばし指し示した方向は、コースのゴール地点。
底なし谷地帯。リゼッタはコースを逆走し一周することを選んだ。確かに一周だが、それはルール的にいいのだろうか?
後ろめたさからかキョロキョロしながら死人蔓を使い自分の体をシーレルに縛り付けていく。

「……ごー」

 GO! じゃない。か細い声を更に潜めて、ごーと伝えた。

513あなうんす:2015/11/14(土) 22:18:27 ID:UYw.Kn9Q0
<あらごめんなさいね、もしかしてお待たせしちゃってたかしら?>
<もーどんどん飛んだりばんばんエリア進んだりどんぱち競争したりしてオッケーでーすv>
<あ、途中でちょっとしんどいかもーって感じになったら、遠慮せずリタイア宣言してねー。ドラゴンバレーの管理担当の人が迎えに行ってくれるってー>
<みんな頑張ってねv>

514フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/14(土) 22:21:02 ID:DK.mY7/I0
あらかたミーティングも終わり、準備も完了といったところである。
竜人は無属性の竜に改めて向き直ると口を開いて言葉を発する。

「そういえば、まだ名前をやってなかったな……。
 まだ共通言語は喋れないみたいだが……確か、名を与えることで言語を与える術があったな……」

そう言うと、竜人はぶつぶつと詠唱をはじめ、両手で印を組む。
詠唱をすぐさま終え、印を次々に結んでいき、最後に竜の額に手を着いて言葉を発する。

「《あらゆる災いを跳ね除け、自分を貫き通す輝き――否殃、転じて『飛凰』(ヒオウ)》
 これがお前の名だ」

印が額から脳髄へと流れ込み、竜の瞳の奥に新たな光の色を刻む。
飛凰はフィブを加えて背中へと放り、空へと飛び始める。

『どうやら既にレースは始まっているようですよフィブさん。
 私の力、とくとご覧くださいな!』
「え? 始まってんn」

竜人が言い終えることなくひたすらに加速して森林エリアに向かっていく。
スタートが若干遅れたが、この速度なら割と追いつけそうであると安心して一息つくのであった。

515バイト試験官:2015/11/14(土) 22:26:32 ID:UYw.Kn9Q0
>>512
<…へえー、なるほどねえ>
(リゼッタの頭上から突如、先ほどのバイト試験官の声が響く)
<逆走する気なのね。ん〜、ホントはみんなと同じルートで競争してもらうのがいちおー想定だったんだけどー、
 いいわ、オッケーにしちゃう。貴方にしか出来ないコト、見せてね?>
(どうやら逆走しても大丈夫のようだ)
(コースのゴール地点ーー西側に位置する底なし谷地帯は、心なしか薄暗く曇っている)

516黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/11/14(土) 22:31:54 ID:eRkB3tXk0
「前方に生き物の気配はない。今のうちに距離を稼いでおくぞ」

この子はいわゆる「逃げ」の子だ。
しかしスタートダッシュは肝心だ。飛ばしておいても大丈夫だろう。

517リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/14(土) 22:35:49 ID:T0YCDSjI0
>>515

 飛行する速度により発生する風は、それだけでリゼッタの呼吸を蝕む。
死人蔓を伸ばし口元に巻きつけてマスクのようにし、風を和らげることでなんとか呼吸ができている。

「自分を犠牲になんて考えなくていいよ。だけど、その優しさで少しでも救いたいと思うなら――」

 仄暗い谷でコースを逆走しながら、竜の亡霊、彷徨う亡骸が襲ってくるのを待つ。
その存在こそが最も救われるべき存在であると信じて。リゼッタは死霊術のため魔力を開放する。

518フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/14(土) 22:45:07 ID:DK.mY7/I0
【森林エリア】
「とりあえず小手調べか」
『そうですね。ただ、この程度の森林で力が推し量れるかは疑問ですけど』

森林の中を悠々と飛んでいく姿はさながら燕のようである。
飛凰自体は中型より少し小さめの竜ではあるものの、そのようには見えないような覇気が備わっていた。
ただし、現在は誰にも気づかれないようにすの気配を潜め、完全に消している。
これも無属性の竜の特性の一つだろうか。乗っている竜人も同じく気配を潜めている。
木々の中を飛んでいる姿を視認されないようなルートを3回叩いての合図で確実に進んでいく。
地面すれすれを飛ぶことによって木の葉が舞い、それもまたこの竜のステルス性を高めているのであろう。

「コースの三つ目……底なし谷にいる竜の亡者か……。
 誰かが救わねばならないな。
 確か、逆走していく死霊術士がいた気がするが……それでもまだ亡者がいるようだったら俺もやらなきゃならないな。
 そのために一応力を溜めておくから、援護はできないからお前に完全に任せる。いけるか?」
『そのための私なのでしょう? 任せてください!』

自信に満ち溢れた返事に安堵する竜人。
いざとなったときの術の為に力を蓄えつつ、森の中を進む。

519黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/11/14(土) 22:46:28 ID:eRkB3tXk0
【森林地帯】

何度か左右を確認するも翼がぶつかる様子はなさそうだ

出来れば後続とやりあうならこのあたりだが……

520【森林地帯】:2015/11/14(土) 22:46:40 ID:UYw.Kn9Q0
【森林地帯】
 
(巨木が聳え立つ東の森林地帯は、天候は晴れのようだ)
(木々の他には障害物になりそうなものは、何もない。問題なく飛行ができるかのテストにはちょうど良さそうだ)

521【底なし谷地帯】:2015/11/14(土) 22:49:27 ID:UYw.Kn9Q0
>>517
【底なし谷地帯】

(天候は曇り。気温は低い。)
(何もない。何の音もしない。何の気配もない。)
(唯、飛行する下に底の見えない谷が広がるばかりだった)
 
(ーーそんな殺風景の中、魔力の反応を感知した蠢く骨が谷底から這い上がってくる)

522フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/14(土) 22:52:02 ID:DK.mY7/I0
>>519
「近くにいるな……気配は断ってるとはいえ油断はできない……慎重にいくぞ?」
『そこまでいうのでしたら従いますけど……やられたらやり返しますよ?』
「ああ、それでいい。手加減して勝てる勝負ではないしな」

地上付近すれすれと飛びながらひそひそと話す。
ここで消耗するわけにもいかないので隠れていこうという寸法である。

523黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/11/14(土) 22:59:58 ID:eRkB3tXk0
>>522
黒髪の女は同程度の高さに意識を払っているようだ。
フィブの作戦が効いていると言ってもいい

「……他に誰もいないのか……?」
「ああ、トモリ、大丈夫だ。お前の真価が発揮されるのは――。」

ささやくように自分たちの作戦を確認する。

『うん!』

524リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/14(土) 23:01:35 ID:T0YCDSjI0
>>521

「――きた」

 死霊術に関しては高い適性を持つリゼッタ。その感覚は特に死者を捉える方向に適している。

「ブレスは殺傷? 非殺傷?」

 シーレルは縦に頷き、その次に横に首を振る。つまりは高い攻撃性を持つブレスだといいたいのだろう。
実際にシーレルのブレスは光を遮断する酸を霧吹きのように吹き付けるタイプのブレスだ。
これはどちらかといえば捕縛用攻撃用というよりは、足止め用拷問用といった感じだ。

「なら、多少無茶な動きをしても私はしがみ付いているから上に打ち上げて。骨は私が拾うよ」

 骨は拾う。その正しい意味ではなく骨は拾う(物理)となった。
シーレルはその言葉を聞き、一瞬戸惑ったものの積極的に体当たりしに行く。

 ……ところでこれは正規ルートの参加者たちとすれ違う時どのようなことになるのだろうか。
リゼッタたちはそのことを全然考えていないようだが。

525亡骸の思念:2015/11/14(土) 23:03:20 ID:UYw.Kn9Q0

(どうして)
 
(どうして捨てられた?)
(どうして痛いことをされた?)
 
(「自分に合わない」)
                       (「出来が悪い」)
(「言うことを聞かない」)
                            (「代えはいくらでもいる」)
         

            ( 「また良いのを捕まえてくれば」 )
          

               (   許 さ な い !  )

526フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/14(土) 23:09:02 ID:DK.mY7/I0
>>523
「どうやら気づかれていないようだ……よし、このまま次の鍾乳洞エリアまで行くぞ……」
『鍾乳洞エリアは低空飛行出来るような空間はありませんので、通常の高さでいかれますか?』
「ああ、それで行く……(タンタンタン」

割と大きな巨木の張り出している根っこの間をギリギリの空間を確保して進む。
体が当たりそうな時には体を叩いて位置を修正。
このまま行ければ順調なペースで鍾乳洞エリアにつくだろう。

527彷徨う亡骸:2015/11/14(土) 23:09:05 ID:UYw.Kn9Q0
>>524
(ーーその数は、尋常ではなかった)
 
(骨だけの姿になった、かつてのドラゴンが四方八方から飛び上がってくる)
(もうブレスどころか息を吐くこともできない身体が、リゼッタとシーレルに襲いかかってきた)
(脆い骨は一人と一匹に体当たりをする度に欠けていくが、その勢いはカラスが死体を啄むように容赦がない)

528リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/14(土) 23:18:25 ID:T0YCDSjI0
>>525>>527

「痛みは、消えないよ。だって心の痛みだから」

 心の痛みは亡霊にとっては身の痛み。心を癒す言葉がなければ癒えることはない。
だが言葉は痛みが邪魔をして届くことがない。だからこそ言葉を直接叩きつける手段が必要なのだ。
直接痛みを癒す神聖術、痛みを無視し言葉を叩きつける死霊術。どちらが救いとなるだろう。

 リゼッタには死霊術しか使えない。

「捨てられても、終わりじゃない。痛いのはまだ進める証。
捨てられたなら拾ってあげる。痛いなら癒してあげる。

『ソノ死ハ時ヲ越エル奇跡ナリ。ソノ意志ヲ共ニスル者ヲ待ツ魔法ナリ。
時ハ移ロイ世ハ朽チ果テル。残酷ナ世モ汝モ消エタ。全テハ今ニ成リ果テタ』」

 詠唱と共にシーレルの体に巻きついた死人蔓に魔力が宿る。
死は終わりではない。だからこそ今ここにいるのだ。だから救われることもできるのだ。そんな意志が宿る魔法。

 シーレルはどこか恐怖を感じていた。自分が自分でなくなるような感覚。
だがそれでも目の前の、仲間であった者達を救いたいという気持ちが怯えを拭い去る。

 蔦に触れた骨に魔力を伝え、死霊術を駆使しようと集中する。救おう。共に歩もう。その一心で。

529黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/11/14(土) 23:22:29 ID:eRkB3tXk0
>>526

「さて。鍾乳洞の入り口が見えてきたわけが、ここで確認しよう。か」

「お前の翼ではアレは断ち切れまい。俺の槍も届かない……というか過度な破壊に当たってしまう」
「ここで話を戻そう。このスピードで飛び続けて羽を打ちつけてしまえば?」

『……痛い。痛いのは、厭だ』

「ならばその身を生かせ。舞って飛んで翻れ。俺は鞍から落ちることは無いと約束しよう」

『……よし、がんばるよ、おねーさん!』

530彷徨う亡骸:2015/11/14(土) 23:29:48 ID:UYw.Kn9Q0
>>528
(ーー共に歩むだと?)
 
(嘘だ)
(また、いいように利用されるだけだ)
(こいつは俺たちを、死を操る術で乗っ取ろうとしてるんだ)
(ーー戯言だ!)
 
(ばん、という音が響く)
(リゼッタとシーレルに、ゼロ距離から爆ぜた亡骸の骨が弾け飛んだ)
(ーー自爆したのだ。)
(骨の身体を突き刺すような意志の強さに、死霊術師でありながら併せ持つその眩さに)
(人を信じない一心で今の身に成り果てた彼らは、耐えうることができなかった)

(天候が暗くなってくる。遠くから、雷の音が聞こえる)

531【鍾乳洞地帯】:2015/11/14(土) 23:33:00 ID:UYw.Kn9Q0
【鍾乳洞地帯】
 
(洞窟の入口には、薄ら寒い空気が流れている)
(内部の気温は低く、体力の低下を招く可能性があるようだ)
(仄暗い中、魔力を帯びた鍾乳石が煌めく幻想的な空間が広がるエリアのようだ)
(障害物がそこそこある、難易度としてはノーマルモード的な感じ)

532フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/14(土) 23:33:18 ID:DK.mY7/I0
「なんだ……何処かで竜の嘆きが聞こえる……例の第三エリアか?」

鍾乳洞の入り口が見えてきた。
さすがにこれ以上隠れているのは無理だろうが、鍾乳洞の中を利用すれば攻撃は切り抜けられるだろう。

>>529
「このままだと見つかるな……」
『私がいれば大丈夫ですよ。衝撃があるまでは気づかれることのないそういう能力が私にはありますから』
「なんだそのニンジャみたいな能力」
『ただ、時間制限がありますので、これを使っている間に一気に抜いて離しますので掴まっていてください』
「そんなん言われなくたって掴まってるよ!」

話が終わるとともに急加速。
共に姿、気配が瞬時に掻き消える。
潜めるのでなく完全に消える。
この瞬間だけ飛凰は無へとなっているのだ。
完全なステルス状態で鍾乳洞の中へと突っ込んでいく。

533バイト試験官:2015/11/14(土) 23:43:20 ID:UYw.Kn9Q0
【一方その頃カフェ】
「あらやだ、もうこんな時間?
 う〜ん、終了予定時刻に終わるのは難しそうねえ…。……。
 …まあ、予定は予定だし。うんうん。スッゴイ遅くならないうちには多分どーにかなるわよねーマスターv」
(呑気か)

534リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/14(土) 23:47:06 ID:T0YCDSjI0
>>530

 悲しそうな声を上げるシーレル。だが、リゼッタはシーレルと共にボロボロになりながらも笑っていた。

「死霊術は、優しい技術じゃないです」

 それはリゼッタが優しく使っていただけだ。その本質はやはり禁忌に近い。
シーレルの体に突き刺さった骨、それは亡霊たちのほんの一部ずつだ。リゼッタの体に刺さった骨も。

 かすかなダメージでもリゼッタにとっては無視できない。なんといっても体は頭部と胴体だけなのだから。
だがそれでも魔法の駆使はやめない。

「信じられないならそれでもいいよ。この術は君たちをこの世に縛り付ける呪いだから」

 その骨に魔力が浸透し、弱った亡霊の精神を無理やりにつなぎ合わせる。
ボロボロの精神がつなぎ合わされ、骨が結合し変形していく。それはシーレルの体を覆う骨の鎧となった。

「信じられないままなんて嫌だから、世界を呪ってもいい、私を憎んでもいい。
ただ新しい世界を見て。きっと恨みは嫉妬に変わる。なんで幸せになれなかったのにお前達だけ幸せなんだって。
でもそれは世界が変わった事を受け入れられた証拠だよ。それに気付けたら、君達だって変われるんだから」

 リゼッタに突き刺さった骨は変形し、カチューシャの形となりリゼッタの頭部に収まった。
シーレルと共に背負った呪い。不安はあってもそのどちらにも後悔はなかった。
厳密に言えばこの骨の装備に宿っているのは残留思念に近い。だが、リゼッタはたとえ残留思念だけであっても救いたいと思った。
歪みに歪みきった、死者を冒涜するような手段。だがそれは思う気持ちの強さに突き動かされたが故の、諦めきれないが故のことであった。

 ……このエリアはそろそろ終わりに近づいているのだろうか。

535黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/11/14(土) 23:53:08 ID:eRkB3tXk0
>>532
さて、先に洞窟に入ったのは――

奇数 フィブペア
偶数 黒髪ペア

536亡骸の幻想:2015/11/14(土) 23:58:43 ID:UYw.Kn9Q0
>>534
(もう、周りには何も無かった)
(まるで今しがた起きた出来事など、最初から無かったように、谷は最初の静けさに満ちていた)
 
(痛みを抱えながら、鎧と頭飾りに姿を変えたその思念体は、今や何を想うのか)
(言葉を紡がない骨の装具は、しかしシーレルとリゼッタから剥がれ落ちるようなことは無かった)
 
(雷の音は徐々に大きくなってくる。これからこのエリアは、天候が荒れるだろう)
(しかし既に、あなたたちの視界には鍾乳洞の入口が見えている。急げば、嵐に追いつかれずに移動できるだろう)

537フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/14(土) 23:59:02 ID:DK.mY7/I0
>>535
「抜けなかったか……仕方ない。
 鍾乳洞の間を縫うのは難しいからな。おそらく洞窟である以上分かれ道があるはずだ。
 そこをついて最短距離で突破する」
『ではそれまでは後ろについておきますよ』

黒髪ペアの後ろに張り付くように飛ぶ。
トモリの軌道に合わせ、体を上手く操り、軌跡が重なるように飛ぶ。

538黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/11/15(日) 00:03:39 ID:eRkB3tXk0
>>537
さて、そううまくいくかな?

トモリは小柄で出来る限りの直線で加速、
鍾乳洞の垂れの直前で旋回してかわす極めてハイリスクな飛行を行っている!

539リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/15(日) 00:06:37 ID:T0YCDSjI0
>>536

 鎧の重みの分か、翼の稼動域の問題か、はたまた怪我の問題か多少スピードは落ちたようだが飛び続ける。
きっとその呪いの鎧も、呪いの装飾品も今は呪いしか発さないのだろう。だが、救うと決めていた。だから飛び続ける。

「ギリギリ嵐と同じくらいで鍾乳洞エリアに行けそうですね」

 かけた時間を考えると鍾乳洞に突入すれば正規ルート組とすれ違う事になるだろう。
だが、リゼッタたちはそのことをすっかり忘れていた。最悪、呪いの鎧を纏ったまま正規ルート組と正面衝突しそうだ。

 宣言どおり、リゼッタたちは嵐に追いつかれるギリギリで鍾乳洞エリアへと突入した。
闇属性の竜は夜目が利く。障害物は普通に避けている。ここは得意エリアか。

540フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/15(日) 00:10:18 ID:DK.mY7/I0
>>538
『少し狭いみたいですが……!』

狭い鍾乳洞垂れの間を力技で押し込んでいく。
が、ここで力を使いすぎると最終的にばてる恐れがあったので、ここは一旦退き、
垂れの少ない道を的確な騎手の合図で躱すように飛ぶ。
多少スピードは落ちるものの、この方が安全で速い。
脇を叩く音がタンタンッタタッタンタンッとリズムを刻むように木霊する。
その曲がる速度の中で出来うる限りの速度を出す。
恐らく、最初の鍾乳洞の垂れとの激突の際に気配遮断は途絶えているはずなので、そこはもう気にしないことにした。

541あなうんす:2015/11/15(日) 00:11:41 ID:UYw.Kn9Q0
【現在の鍾乳洞地帯】
 
リゼッタ/シーレルペア→     ←トモリ/トモリペア、フィブ/飛凰ペア
 
(衝突…はたぶん大丈夫のはず。鍾乳石はあちこち突き出ているものの、洞窟自体はけっこう広いようだ。)

542黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/11/15(日) 00:21:54 ID:eRkB3tXk0
>>540
「……『居る』ッ!」

「トモリぃッ!【溜めろ】」

【溜めろ】

デコボコとしている視界でも拓ける場所がある。
一瞬のスポット
その奥にある『ルートから離れた一本』

其処を指差して黒髪の女は宣告を下す

「【ブレス!】」

光の目を持つトモリは爆発の横をひらりとかわして飛んでいく!

543リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/15(日) 00:22:22 ID:T0YCDSjI0
>>540>>541>>542

 洞窟で反響しているからだろうか、進行方向から何かが聞こえる。

「? あっ、正規ルート」

 ようやくリゼッタはそれを思い出した。そしてシーレルの方は更に検定前に伝えられていた検定内容を思い出す。
曰く、ライバルを蹴落とすのもまたよし、と。シーレルはこれでもリゼッタに心を許していた。共に呪いを背負うその心に。

 シーレルは妨害用のブレスを吐こうとしている。が、リゼッタが気になっている。
その結果シーレルは、クシャミの振りをして細かく鍾乳洞内部に酸の霧をまいた。逆走して罠による妨害とはなんと卑怯な。

 さてそろそろすれ違うだろうか。

544黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/11/15(日) 00:28:15 ID:eRkB3tXk0
『お姉さん、前から何か来る!』

>>543
『ぁああああっ!痛い!げほっ!げほおぅえっ!』
はじめに影響が出たのはトモリの目と鼻腔

偶数なら泣きながらもトモリは飛ぶ
奇数なら近くの突起の上に不時着する(リタイア判定はまた後にする)

545黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/11/15(日) 00:35:10 ID:eRkB3tXk0
>>543 >>544
黒髪の女の肌にもひりつく痛みが走る

「くっ、毒霧の類か!?」
「それよりも今のは一体……!?俺達よりも先に進んでいた奴等が居たのか!?」

フィブ組より先に飛んでいたのが仇なした。リゼッタ組を避けたかと思えばトモリに異常が出た。
黒霧に微細な氷を混ぜた濃霧をトモリの鼻先に出して吸気に混ぜたり拭ってみたりするが、果たして――

0.5ならリタイア
偶数なら何とか楽になったようだ。再開。
奇数ならもう1レスかかる

546フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/15(日) 00:37:39 ID:DK.mY7/I0
>>542
「ちぃ……このままじゃ離される! 飛凰、お前の力を見せてみろ!」
『ブレス、撃ちますわよ?』

滑空しながら口の中にエネルギーを溜め……放つ。
目標は拓ける場所……とは真逆の鍾乳洞の垂れが多く固まって生えている場所。
その方向に絞って――放つ。

「そこだ!」
『ハァァァァ……――……ッ!!』

声にもならない優れた聴覚を持つ者のみが聞こえるであろう超高音の叫びと共に前方にボール状の光が打ち出される。
大きさは拳一個分。速度は竜の飛ぶ速度とは比較にならないほど速く、線の様な残像が見えるほどである。
その球は前方にある鍾乳洞の一角へと吸い込まれるように当たり……付近の垂れを巻き込んで消し飛ばした。
言葉通りに跡形もなくである。

「よしこのまま、突っ込め! 道は出来てる!」

危険ゆえにあまり打て撃てないが、いざというときに切り札となる。
それほどの力をこの竜は群れの中で隠し持っていたのである。

>>543
「それにしても……なんだろうか。
 似た気配を持つものが近づいてきている気がする……それも、多くの霊を共に……。
 まさか……アイツ……!!」

呟きながら竜人の額には青筋が立っていた。
だが、それは仮説に過ぎないと心を落ち着かせる。
ここで出会ったらその時である。

547黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/11/15(日) 00:41:37 ID:eRkB3tXk0
>>545
『見えないよ……目が、目がぁ……』

「守ると行って来てくれたというのにこの様か。すまん……」

鞍から身を乗り出し氷のかけらで指先を切る。
滴った血が白く濁り始めたトモリの蒼い目に落ちていく。
この血液には修復機能があるが人間とドラゴンの身体構成は異なる。時間がかかるだろう、
何より約束を違えてしまった子竜にこれ以上無理させたくはなかった。

「審判!降伏だ!」

548バイト試験官:2015/11/15(日) 00:45:12 ID:UYw.Kn9Q0
>>547
<はーい了解ですー、ちょっと待っててねー>
(トモリペアの足元に魔法陣の光が輝いたかと思うと、転移の術式が展開された)
(転送された先は、スタート地点の草原のようだ。程なくしてドラゴンバレー管理担当が駆けつけ、治療に当ってくれるだろう)

549リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/15(日) 00:47:19 ID:T0YCDSjI0
>>544>>545>>547

「……? 何か後ろで聞こえた?」

 リゼッタが不思議そうに呟くとシーレルは知らん顔をしている。
微妙に意思の統一ができていない、ということなのだろうか。
逆走したり死霊術使ったり罠張ったり、明らかに悪役のやることだった。さすが闇属性。


>>546

 そんなこんなで再び正規ルート組。流石に双方向から飛んでいるからかすれ違うのも速い。
闇属性だからか夜目が利くためその姿を確認する。ブレスにより鍾乳洞の一部が吹き飛ばされたその光景も。

「大丈夫かな?」

 シーレルは調子に乗っているのか問題ないとでも言いたげだが。

550黒髪の女 ◆DUSK/kzn02:2015/11/15(日) 00:54:46 ID:eRkB3tXk0
>>548
専門的な治療を受けている間、黒髪の女は無力だった。

やがて、遠くからざわざわとした一団がやってくる。
その声に女が手を添えていたトモリの腹がびくりと震えるのを感じた。
おそらく「馬鹿にしている仔竜達」なのだろう。

「貴様ら、こいつは――「おーい「見「すごかったなあ!」てた「お前足速いんだな!今度勝負しようぜー!」ぜ!」

わいわいとトモリと治療団を囲む様子を見て、黒髪の女は口を噤んだ。


――なんだ、お前、やっていけそうじゃないか

551バイト試験官:2015/11/15(日) 00:58:39 ID:UYw.Kn9Q0
「やだ…何これ微笑ましい…」
(カフェから中継映像を見ていたバイト試験官は、ひとり瞳を潤ませハンカチで拭っていたという…)

552フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/15(日) 00:59:30 ID:DK.mY7/I0
>>547
「なんだ、先の方でなんかあったのか?」

何かがおかしいなと感じるが、すぐさますれ違うであろう竜に気を向ける。

>>549
「お前ら……その竜達はどうした……?
 まさか独善的な感情で魂を弄んでいるのではないのだろうな!!」

竜人がすれ違いざまに吠える。
それとともに飛凰も一旦停止し、後方に向かってブレスを連続で放つ。
決して直に当てないように進行方向の先にあるであろう鍾乳洞に当て、爆発を持続的に発生させる。
これによって爆発の壁を作り、シーレルの進行先を確実に塞ぐ。

「答えろ、お前は一体この先で何をやってきた!」

威嚇の意味を込めて腰の御神刀に手をかける。
その眼には悲しみと怒りが混ざりあっていた。

553リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/15(日) 01:09:39 ID:T0YCDSjI0
>>552

「死霊術、です」

 細い喉のせいでか細い声となるリゼッタ。それでも反響する洞窟内では声は届く。

「この世を呪うのは悪いこと。だけどこの仔達には世界を呪う権利があります。
だけど世界を呪ったまま旅立つなんて、私は嫌」

 リゼッタは慣れていた。死霊術は人からいい感情を向けられることなどほとんどない。
だからこそカフェのあるこの街にやってきた。死霊術により繋ぎ止められた自分の命、父と友の思いを捨てないために。
それでも彼女は胸を張る。決して優しくはない呪いのような技術でも、誰かを救えるということを自分自身がよく知っているから。

「今はまだ呪うだけ、でも、それで終わりじゃないから」

 それこそが彼女の信念。とても幼い彼女なりの思い。彼女だけではない、父と友の思いでもある。

554フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/15(日) 01:22:11 ID:DK.mY7/I0
>>553
「ああ、そうだ。俺だってそれは嫌さ。なんだかんだ、死霊術が使えるからな」

呪いの技術というのは嫌でもわかっている。
行使するたびに感じている霊の感情、魂の重みが心にのしかかる感覚。
忘れられるわけがない。
だからこそ、その恨みを発散させることで浄化を促し、次の時代へと廻していく。
そのためにも術の研究を続けてきたし、自分なりの答えも見つかった。

「ならば、だ。それで終わりじゃないならばそれを示して見せろ!
 ゴールでまた会おう。その時までにお前のその答えをまとめておけ。
 そしてぶつけて見せろ……この俺に!!」

それだけ言うと、飛凰を反転させて再びコースに戻る。
飛凰は飛凰で竜人の剣幕に圧倒されて何も言わずに従っている。
次に出会うのはゴールか、それとも。

555リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/15(日) 01:30:07 ID:T0YCDSjI0
>>554

「……簡単に示せるなら、そんなの神聖術の方がいいに決まってるよ」

 神聖術は、神の与えた奇跡だ。だからこそ強制的に呪いを浄化する。
死者は死者として正しき輪廻へと戻る。死者にこの世の時間を与える死霊術は、人の呪いだ。
だからこそ簡単ではなく、容易に闇に染まり、悪に染まる。人と同じく永い時をかけ歩み納得するしかない。

「行こう、シーレル」

 若干飛びやすくなっている入り口方向へと再び飛行を再開する。
シーレルもリゼッタもまだ幼い。シーレルは本当にコレでよかったのかと思い悩む。
だがリゼッタは違う。否定されたくない、父と友の愛情と言う名の祝福が心に宿っているから。

 シーレルも鎧に慣れてきたのか飛び方が安定し始める。森林エリアに入ればあとはもう全力で飛ぶだけだろう。

556【アナウンス】:2015/11/15(日) 01:39:10 ID:UYw.Kn9Q0
(検定者の頭上に声が響く…)
 
<えー、検定者の皆さま、いつの間にかお時間がけっこう経ってしまいました>
<竜人さんチームは第3エリア、死霊術師さんチームは第1エリアを突っ切るべく頑張ってねー>
 
<なんか第3エリアはさっきまで嵐とかイロイロ大変だったみたいだけど、今は落ち着いてるみたいですー>
<たぶん二人とも、鍾乳洞を出たらあとは突っ切るだけってカンジかしら?ラストスパートがんばってねーv>
 
(とのことだ)

557フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/15(日) 01:41:21 ID:DK.mY7/I0
>>555
「さっさと行くぞ!」
『いいんですね? さっきの話、多分誤解されるところとかあると思いますよ?』
「……何の話だ?」
『検定前に軽く語ってたでしょう? 神聖な力による浄化は貴方が妹を内包した以降で使用可能になったって』
「それがどうした……?」
『そう、ならもう何も言わないわ……抜けるわよ?』

飛びながら会話を繰り返す。
途中の毒を竜人が察知してブレスで掻き消して間を縫い、出口へとただ進んでいく。
恐らく、もうすぐ出口が見えてくる。
第三エリアだ。
恐らくそこにはすでに脅威はないだろう。

558リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/15(日) 01:49:26 ID:T0YCDSjI0
>>556>>557

「出口が見えてきたよっ」

 こちらも出口にまでたどり着いた。元々障害物のない第一エリア。
骨の鎧の分少し遅いが、洞窟を抜けたタイミングは少し早い。どちらが勝つのだろうか。

「ここから全力で、いくよ!」

 死人蔓の蔦を風防代わりに使っていても全力で飛べばリゼッタは苦しむだろう。
しかしそれでも、無理をしてでも優勝を狙いたくなったのは、父親と親友を否定されたような気分になったからである。
慣れていることであり相手は事情を知らないのだから被害妄想でしかない。それでも、少しだけ負けたくないと思ったのだ。

 シーレルは今までセーブしていた分の力を振り絞り全力で飛ぶ。
恐らくはコースの反対側でもまたスパートがかけられているのだろう。はたして、勝つのはどちらか。

559フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/15(日) 01:59:18 ID:DK.mY7/I0
>>556>>557
障害となるはずだった谷はすでに静かになり、飛びやすく、今ならば森林エリアよりも飛びやすいだろう。

「よし、スパートをかけるぞ!」
『私の全速力……今こそご覧くださいな!』

今までは隠密性やら旋回性に重点を置いてきた。
しかし、今回はそんなものは関係ない。
ただひたすらに、まっすぐに。
飛凰と名付けてもらったその名前に恥じない飛行を十二分に発揮する。
パートナーとなっている竜人は先ほどの少女の答えを聞きたいのであろうか、そちらに意識が向いている。
それに若干の嫉妬を覚えつつ、そんな相手に負けてたまるかと、意識をこっちに向き直してやろうと竜は奮起する。

『私は絶対に負けません……だから見ていてください!』
「ああ、全力で頼む」

――だからそれだけのためだけでも、限界を超えて加速する。

560バイト試験官:2015/11/15(日) 02:04:28 ID:UYw.Kn9Q0
「うふふ、今回はみんなステキだったわね。今日の検定参加者は全員が優勝!っていうコトにしたいくらいv」
「え、そんなの参加者と仔竜たちに失礼?ん〜、それもそうねえ…それじゃ、勝敗をしっかりと見届けなきゃね」
(マスターと会話するバイト試験官)

561リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/15(日) 02:16:01 ID:T0YCDSjI0
>>559>>560

 それは、必然のような展開だった。残った二組が同じく死霊術使い。
それも形は違えど自分の信じる善の方向へと進んでいく同士。

 一人は竜として、生きた同族にまず目を向けた。当然死者への愛も忘れる事はなかった。
もう一人はまず死者へと目を向けた。彼女の中でもっとも大きな愛に従い、死者を生きる竜と共に背負った。

 竜たちもまたパートナーとして全力を尽くした。短い検定の時間の中でも絆の種が育まれた。

 ただ、最初からレースに目を向けていたものと死者を救うことに目を向けたものでは、結果が異なるのも当然だった。

562フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/15(日) 02:28:43 ID:DK.mY7/I0
>>560>>561
それは本当に寸分の差。
傍から見ても接戦とも思えるタイムの差。

ただ、ここで称賛されるべきはレースの勝者なのか。
それとも、竜の亡者を自分なりの方法で救いに行った敗者なのか。

竜は恐らくレースの勝利に喜び、そのことを考えることもないだろう。
竜人は、レースが不利になることを分かっていても、敢えて救いに行った少女をリスペクトした。

そのことをすでに観客としてみていた飛竜達は分かっていたのだろう。
皆が皆拍手していた。
全ての選手に。絆を紡いだ選手たちに。

563バイト試験官?:2015/11/15(日) 02:40:21 ID:UYw.Kn9Q0
 
(勝敗が決した中継映像を見届けたローブ姿の人物は、不意にその口元を僅かに釣り上げて笑みを浮かべた)
 
「ーー今回の『サンプリング』対象はこの人、と。『協会』への報告は、決まりね。」

564バイト試験官:2015/11/15(日) 02:40:51 ID:UYw.Kn9Q0
>>561-562
(そう、いつの間にか草原には、たくさんの飛竜たちが取り巻いていた)
(二人の帰還を祝福するように、周囲をぐるぐると回ったり声を挙げたりしている)
(ドラゴンバレー管理役の人間の方も拍手の音を立て、草原には人と竜の不思議な一体感が広がっていた)
 
(再び、検定者の頭上から声が響く)
<検定者のみっなさーん、お疲れ様でしたーv>
<これにて試験は終了でーす。カフェへの転送方陣はもう開通してるから、今回のパートナーとお話を済ませたら皆さん戻ってきてねー。
帰還した人から順番に今回のプレゼント品をお渡ししまーすv>

565リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/15(日) 02:42:43 ID:T0YCDSjI0
>>562>>564

 正規ルートと逆行ルート、それ故に判定は写真判定ではなく映像記録の表示時間の比較で行われた。
それぞれが思いを抱えて飛んだこの空の下、祝福の竜の声が轟いていた。

『接戦だったじゃん!』『お前寄り道しなきゃ勝てただろ!』『あの罠はどうかと』『口だけじゃなかったんだな』

「ん、ごめんね無理させちゃって」

 思い思いの祝福の言葉。優勝者を称える声も大きく響く。少し残念ではあるが元々彼女は優勝を狙っていなかった。
後から目指しはしたが、それだけだ。彼女の信念は揺るがない。

「これからも呪いは続くと思う。少しの呪いだけど、中々変われない。でもきっと救えるから」

 だから、競争だ。今度はどちらが先に呪いを笑顔に変えるか。
リゼッタは一度カフェに帰還して賞品を受け取った後、もう一度通行証を使って戻ってきた。
賞品の通行証、それは機能的にリゼッタには使えない。帰還手段が用意できない。だから、それを差し出す。

「ここに戻ってこれるんだって。君の翼ならきっと遠くまでいけるから。帰るときにはコレを使って」

 リゼッタの差し出すそれはシーレルの行動範囲が広がれば、より遠くへ行くことのできる片道帰還切符となる。
それだけで十分だ。分け合った呪いがあるのだから。

566フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/15(日) 02:54:33 ID:DK.mY7/I0
>>564>>565
祝福の歓声の中、優勝した二人は互いに笑顔で語り合っていた。
それぞれの思いが交差したレースはこれで終わったのだ。
終わったからこその始まりもある。そんな意味のあるレースだったのだ。

『ええ名前貰ったやん、友達として嬉しいわ』『お前ももう少しみんなと仲良くしろよ。距離はもう縮まってるはずだぞ?』『やおナワ!』

「またそのうち呼ぶわ。その時はうちの妹とも仲良くしてやってくれ」
『仕方ありませんね……少しくらいなら手伝ってあげてもいいですよ?』

お互いの拳をコツンと合わせ、笑顔で別れる。
別れの挨拶はこのくらいでいいのだ。


そして……通行証で戻ってきたリゼッタに近づき、話しかける。

「お前の考えを、感情を、想いを俺にぶつけてみせろ」

567リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/15(日) 03:03:21 ID:T0YCDSjI0
>>566

 その言葉に振り向くため、トランクから使い魔のゾンビ犬を再び取り出す。

「私の考えじゃないです。私達、家族の考えです」

 それこそがリゼッタの根源。このような身になっても家族を誇り続ける魂。

「死霊術はただの押し付けです。神聖術とは別の物を押し付けているだけ。
でも、それでもいいんです。だって世界は変わっていくから。誰もが変わっていくから」

 この世界の中で、消えるときは変わった自分に満足して消えるべきだ。
だからこそ強引に救う神聖術ではなく、強引につなぎ止めて人の力で救う死霊術を選んだのだ。

「最初は何でもいいんです。ただ幸せになる権利はこの世にいる限り続くから」

 だから今は不幸でもいい。それでも縛り付ける。幸運を手にできるように変わるまで。

568フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/15(日) 03:21:35 ID:DK.mY7/I0
>>567
「つまりは、自分……いや家族なりといった方が正しいか。
 家族なりに幸せというもの考えてのことか。ならそれはそれでいいさ」

彼女なりの、いや、彼女の家族なりの答えがそれというわけかと納得はする。

「まぁ、なんだかすまんな。
 てっきり、そのまま現世に縛り付けるつもりかと勘違いしてたこちらに不義がある。
 ただ、誤解してほしくないところだけはある。俺の浄化するときの方法は三つある。
 一つはいわゆる神聖術。もう一つは死霊術。
 死霊術の方はなんとなくわかるだろ?
 まぁ、俺の場合はその怨念自体を俺の中に保持して、怒りや憎しみの肩代わりをする感じだ。
 神聖術の方は、強制的に浄化する方法。そして、落ち着くまで一緒に居てやるって感じの方法かな。
 聞いてみた感じ、お前のやり方は三つ目のやり方に酷似している。そのことについて詫びさせてくれと言う訳だ」

自分語りが長くなってすまんなと再三の謝罪を行う。

「これからもその信念を貫いて見せてくれ。例え誤解されようと蔑まれようといつかは理解してもらえるさ」

569リゼッタ ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/15(日) 03:30:19 ID:T0YCDSjI0
>>568

「、いえ、お詫びなんてする必要はないんですよ。だって死霊術は間違っているんです。
ただ間違った死に方をした誰かを、間違った方法で助けようとしている。本当は悪いことだと思いますよ。
でも、それでいい。理解されないのは寂しいけど、これが私達の愛だから」

 これだけ幼いというのに、客観的な見方も自分の思いも、その矛盾も受け入れている。
それなのに揺らがない。それは、歪ながらも力強いその死霊術の使い方にも似た生き様だった。

「でも、同じことを考えてる人がいるって、ちょっと嬉しいですね」

 その異形の肉体に似合わない満面の笑みは、何故か違和感の欠片もなく彼女に合っていた。

570フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/15(日) 03:38:01 ID:DK.mY7/I0

>>569
「確かに、同じ考えを持っている人がいるとなんか嬉しいな」

少女の笑みに笑い返し、そのまま背中を向ける。

「それだけ自分の中に確固たる『自分』がいるなら大丈夫だな。
 出来れば、そのままの君であらんことを。また会おう!」

それだけ言い残すと翼を広げて、カフェのあるいつもの街の方角へと飛んでいく。
どこか懐かしい空気がする此処を観光しつつ帰ろうというのだろう。
竜人は飛竜と戯れながら影を小さくしていく。

571 ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/21(土) 19:05:09 ID:T0YCDSjI0
【カフェのスクリーン】
本日の検定内容_
‘最終鬼畜全部カフェのマスター’
〔ジャンル〕
体感型短編恋愛シミュレーション
〔推薦適性値〕
恋愛Unknown
〔開催地〕
カフェの電脳特設レイヤー

〔概要〕
あのカフェのマスターがヒロインとなった恋愛シミュレーションゲームがついに出た。
様々な個性を持つ百飛んで八人のマスターとの恋愛を楽しみましょう。
ルートによってはまさかのハーレムルートも用意されているかもしれません。
今すぐカフェの電脳空間にダイブして君も体験してみよう。

〔ヒント、その他〕
このゲームは全年齢対応版ではなくR‐カフェメンバーです。

〔失格行為〕
・ゲームオーバー、それ以外は自由にプレイしてください。
・ゲームデータ改変などのチート行為、誤作動の原因となりますので禁止です。

〔BOSS〕
・カフェのマスター
失格になればカフェのマスターが冷たい目線を向けてきます。

《PRESENT》
☆感動☆
分類:プライスレス

★製品版前売り券★
分類:金権
製品版が発売される場合真っ先にあなたへ無料でお届けいたします。

《検定開始時刻》
>>20:00
《終了予定時刻》
>>0:00

572小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/21(土) 20:15:07 ID:T0YCDSjI0
>>571

「……うそだろ?」

 今回の検定に参加した記憶は小松菜には無かった。
だというのに気がついたら電脳世界に叩き込まれていた。何故か。

 ありていに言えば仮眠室から起きてきた一人のマラソンランナーの悪戯の被害である。

 見渡す限り電脳世界特有の狭い縮尺に沢山の要素を詰め込んだようなマップ。
そして行き交う顔のないマネキンのようなモブ。ヒロインである様々な個性を持ったカフェのマスター。
オープンカーで走っているマスターもいた。ヒッチハイクでフラグを立てるのだろうか。
竜の青年もさすがにこのような質の理不尽は経験したことが無く、完全に棒立ちになっていた。

「結婚したクオンはまだしも、クーとか女にやらせろよ! あいつ恋人いないだろ!」

 自分も恋人などいないくせに轟く叫びは、電脳空間に響いていった。

573フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/21(土) 20:19:49 ID:gKQdk.6Q0
【カフェ】
竜人はスクリーンを見ながら思考を停止していた。
恋愛シミュレーション。
竜人は恋愛をしたことなどない。
慕われたことは昔あったが、恋愛の「れ」の字すら分からなかった時期故そのフラグすら気づけなかった。
今になっても恋愛というものがあまりよく分かっていないので、完全に専門外なのであった。

「いやいや、それでも前の人魚関係の検定では心なしか心が傾いて気がしなくもないし……だが……」

竜人は激怒した。必ず、かの難攻不落のマスターを攻略せねばならないと決意した。
竜人には恋愛がわからぬ(二度目)。竜人は、里の神主である。剣の腕を磨き、妹と遊んで暮らしてきた。
けれども、恋愛には人一倍鈍感であった。

574ウェイデン ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/21(土) 20:23:23 ID:T0YCDSjI0
>>573

「ささ、旦那! 検定はこちらでやんす」

 いつもは暑苦しいだけの熱血ランナーが奇妙な口調で電脳ダイブ端末へと手をこまねいている。
その表情は明らかに人の不幸を楽しむ悪戯小僧の表情であった。むかつく。

575帽子 ◆iG.8/BousI:2015/11/21(土) 20:27:55 ID:AVEkdnGo0
>>571

「なんだこのふざけた検定は(驚愕)」
この…なんだこの言ってしまえば罰ゲームみたいな検定は
俺は可愛い女の子なら誰でも好きだし、キャッキャウフフできる恋愛ゲームだってなら全力で受けて立つが、マスターとキャッキャウフフしたい願望は死んでもねえよ!!ていうか男だろ!!!
しかもクリアしたとして、このゲームの製品版とか…わざわざ届けに来なくていいよ!!いらねーよッ!!!

くっ…参加前から俺にここまでツッコませるとは…
しかし、しかしだぞ?
そうやってこの様な試練(意味深)から逃げ続けているからこそ、俺には彼女ができないのでは…!?
―――よかろう!ならばこの検定で、俺は恋愛力()を鍛える!

576フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/21(土) 20:29:20 ID:gKQdk.6Q0
>>574
「決意したけど行きたくねぇ! 俺の最初の恋愛がマスターっていうのが嫌だ!
 意地でも俺は行かねぇぞ!」

大人げもなく駄々をこね始める。
なんとこの竜人は思春期すら来ていないピュアボーイだったのだ。

577ウェイデン ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/21(土) 20:33:50 ID:T0YCDSjI0
>>575

「ささっ、端末はタップリあいてますぜ旦那!」

 ダイブ端末は物凄くあいてる。しかも既に参加者がいるようだ。
どうやら登場地点を「自宅」「学生寮」「病院」などから選ぶことができるらしい。


>>576

「いやいや、これはシミュレーターですぜ旦那! 本物じゃないから、ノーカンだから」

 そんな事をいいながら脚力に任せグイグイ端末へと引っ張っていく。
人間の腕力、脚力程度振りほどけそうだが……

578帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/21(土) 20:40:26 ID:AVEkdnGo0
>>577

「……学生寮で」
隣でフィブが駄々こねてる
無理もない。俺もなんか決意を後悔し始めた
俺が1/11000000000000000000000くらいの確率でマスターにときめいちまった日には俺の初恋はマスターに決定されるのだ
これからどんな顔してカフェ行けばいいんだよ!!!おいマスター何か言えよ!!!!カフェの売り上げ落ちるだろ!!!なんでいつも通りニコニコしてんだよこえーよ!!

579レオナ:2015/11/21(土) 20:41:33 ID:HG8PhVgA0
「恋愛……ね〜……面白そうね」

一人の魔女がそんなこと言ってスクリーンを眺める

「ふふ、んじゃいっちょ、少女に戻って恋愛とか楽しもうかな〜……っと」

そう言って、魔女は光に包まれると、15歳相応の見た目になりました

「だいたいこんなもんよねー、あー、あとは……服装もーっと」

するとふりふりフリルの、またまた可愛らしい服装に変身します

580フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/21(土) 20:44:35 ID:gKQdk.6Q0
>>577
「ノーカン? ほんとにノーカン?」

諦めたかのように抵抗することなく端末へと引っ張られていく。
最早そこに気力という文字はなかった。

581ウェイデン ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/21(土) 20:47:54 ID:T0YCDSjI0
>>578

 学生寮に設定すると、主人公としての身分が学生で固定された。
おそらく学校を舞台に様々なマスターがヒロインとしてでてくるのだろう。
いや、何やら主人公の身分を教師に変更することもできるようだが……
どちらにしろ攻略対象となるマスターの方向性は大体決まっただろう。


>>579

 ダイブ用端末は様々な設定を行うことができるらしく、スタート地点を自宅や学生寮、病院など様々な場所に変更できるらしい。
それにより様々なマスターとの恋愛シミュレーションが始まるのだろう。


>>580

「ノーカン! しかもゲーム! 大丈夫」

 そういって端末の設定画面までこぎつけてしまった。
デフォルトの設定では自宅で開始し、暇な大学生という身分でスタートするようだ。

582レオナ:2015/11/21(土) 20:50:05 ID:HG8PhVgA0
>>581
「スタートとか決めれんのね……とりあえず……学校……とか面白そう、通ったことないからねー」

学校からスタートを選びました

583帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/21(土) 20:55:53 ID:AVEkdnGo0
>>581

自宅や病院よりかはマシだろう
寝ている俺を起こしにくる幼なじみのマスターなど見たら夢に出てくるだろうし、パンを加えながら全力疾走する転校生のマスターと衝突した日にはたとえシミュレーションでも俺の肉体は消滅するだろう
ましてやナース姿のマスターなど、それこそ永眠レベルのインパクトだ……

「ホラーゲームなのかなこれ…」
方向性を見失いそうになり、ついマスターを侮辱してしまったが、許せ。
このゲーム以上にマスターの存在を侮辱しているものは無いだろう
ともかく、良くも悪くもマスターと出会わねば何も始まらない。目覚めたらまず探さねば……

「俺の身分は学生か」
教師に変更するなど、多少融通は効くようだが、今のところ特に不満はない。

584 ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/21(土) 20:57:00 ID:T0YCDSjI0
>>582>>583

 学生寮で目を覚ます「あなた」は、この聖カフェ学園に通う極一般的な生徒。
「あなた」は今日夢の中でお告げがありました。神様から貰った恋愛運のおみくじが大吉だったのです。
近いうちにいい出会いがありそうだと「あなた」は胸を高鳴らせます。

 おっと、そろそろ登校する時間です。朝食は簡単に済ませ身支度をして登校しましょう。
この先「あなた」にどんな出会いが訪れるのでしょう。

 そんなナレーションが流れた。もしかしたら待っていたら幼馴染なマスターが起こしに来るかもしれない。

585フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/21(土) 20:58:30 ID:gKQdk.6Q0
>>581
「え? なに? 暇な大学生? それって今とあまり変わらないようn……あ」

こうして端末の前で意識を失い、死んだように深く眠った。


【電脳空間:自室】
眼が覚めたのは翌る日の薄明の頃である。竜人は跳ね起き、南無三、寝過ごしたか、いやいやまだ大丈夫、
これから出発すれば一限目の講義までには、十分間に合う。
きょうは是非とも、あのマスターに、人を愛するところを見せてやろう。
そうして笑って伝説の木の下に行ってやる。竜人は悠々と身仕度をはじめた。雨も、いくぶん小降りになっている様子である。
身仕度は出来た。さて、竜人は、ぶるんと両腕を大きく振って、雨中、矢の如く走り出た。

586レオナ:2015/11/21(土) 21:01:23 ID:HG8PhVgA0
>>584
「うー……ん………………」

とりあえず、目を覚ますとむくりとベッドから起き上がる

「ここが学生寮……か〜……つーかえらくまたリアルね……ゲーム内……ま、魔法だから仕方ないかな」

と呟くと、とりあえず着替え始めました

「学生っつーんだしとりあえず学校行かないとはじまらないっしょ」

とかいいながら制服をロッカーから取り出して今の服を脱ぎ脱ぎ

587帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/21(土) 21:06:08 ID:AVEkdnGo0
>>584

【学生寮】

まるで本当に睡眠していたかのように身体がだるい。
とりあえず夢の中で神から恋愛運のおみくじ(大吉)を貰ったのは覚えてる。
ありがとよ。クソ大きなお世話だ。こんな世界を創り上げた神様には、首あたりにおみくじを巻き付けてやりたい。
どうやら俺の悪夢はここかららしい。確かに恐怖で胸が高鳴っているのを感じる

起きて飯食って出かけるか


偶数か0なら手始めに幼なじみのマスターが起こしに来る

588 ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/21(土) 21:09:59 ID:T0YCDSjI0
>>585

 「う〜講義講義〜」と雨の中を全力疾走する「あなた」は極普通の大学生。
強いて違いをあげるとすればマスターに興味があることです。

 「あなた」は何度か起きたというのに二度寝してしまい遅刻寸前です。
夢の中で神様に恋愛運のおみくじで大吉を貰い、念願の恋人ができるという夢を見てその幸福感に浸っていたのです。
さてさてその幸せな夢は正夢となるのでしょうか。

 そんなナレーションが走る最中に流れる。このまま走っていたら誰かマスターとぶつかりイベントが始まるかもしれない。
あるいは近道として公園を通ると知り合い設定のマスターにバイクで送ってもらえるかもしれない。


>>586

 すぐに行動に移したからか幼馴染マスターは出てこない様子。どうやら二度寝がフラグのようだ。
とりあえず登校に関しては問題はなさそうだ。

 学生寮を出ると何やら顔のないマネキンのようなモブが話しかけてきた。

「よっ! おはよ」

 どうやら親友設定らしい。顔の部分に「新七」とデカデカと書かれている。なんと読むのだろうか。
しんしち、だろうか。にいな、だろうか。ともかく一緒に登校するらしい。


>>587

「よっ! おはよ」

 どうやら親友キャラはテンプレらしい。こちらには「新一」と書かれている。
もしかしたらマスターとのつなぎ役になるのだろうか。共に教室に向かっていく。

589レオナ:2015/11/21(土) 21:14:28 ID:HG8PhVgA0
>>588
「まーったいかにもーなモブ出て来たわね…………」

と、呆れ顔で呟いて

「おはよー、しんしち……?」
と、名前呼んだのに疑問系です
「んじゃいこっかー、朝ごはんはいらないしー、ちょっとダイエット中なんだよねー」

とか笑顔でその親友設定に話しかけてみる

590フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/21(土) 21:21:18 ID:gKQdk.6Q0
>>588
「なんだろう、ナレーションと共に嫌な予感が……」

だが、その時、ナレーション以外に頭の中に響いてくる声があった。

『お兄ちゃん、恋愛シミュレーションしてるみたいだけど、アドバイスいる?』

妹の声である。
どうやら、魂ごと繋がっているために思考もリンクしているみたいである。

「お前がアドバイス? 出来るのかそんなこと?」
『私だって女の子なんだよ? おまかせだよ!』

そんなことを脳内会話していると、そのまま走っていたおかげでマスターとぶつかってしまう。
私の冒険はここで終わってしまった。正確には終わってはいないが。

591帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/21(土) 21:23:50 ID:AVEkdnGo0
>>588

「久しぶりに人間と会った気がする…」
なんだろう…新一君を見ていると涙が止まらない
顔はのっぺらぼうだけどなんかもういいよ…マスターの顔してないってだけでいいんだよ……

偶数だったが幼なじみのマスターが朝一で使徒襲来する事はなかった。よかった。
とりあえず教室にたどり着くまでのささやかな時間に俺は新一君とのおしゃべりを楽しみたい。もうなんか俺は君とだけおしゃべりしてたい。

592 ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/21(土) 21:33:35 ID:T0YCDSjI0
>>589

「ダイエット? へぇいつやめるか賭けようかな」

 中々に薄情なやり取り。気軽にこんなやり取りができる仲なのだろう。
そうして教室へと向かっていった。

【教室】

 教室には大量のモブがいた。顔に何もかかれていないようなタイプのモブだ。
そして攻略対象なのだろう様々なマスターがいた。
眼鏡をかけおさげ髪のマスター、気の強そうなポニテのマスターは何故かハリセンでモブのボケに突っ込みを入れている。
そして不良か何かの設定なのか金髪で足を組んでいるマスターまでいた。

「おはっす」

 モブやら委員長やらからの挨拶。自分の席には何故かネームが貼り付けてある。


>>590

 ぶつかったのは、やはりというか自分と同じ学生であった。
年下の設定なのか制服を着ている。そしてわざとらしい尻餅。あざとい仕草。間違いない、攻略対象だ。

 テンプレの見たでしょ、はなくまずは謝罪からだ。そして時間を確認して落胆。
どうやら元気っ娘属性のマスターなのだろう。寝癖なのか髪が跳ねているし近くに朝食ゼリー飲料の容器が落ちている。


>>591

【教室】

 さて、教室に着けば大量のモブと三人の攻略対象なマスター。
眼鏡な委員長キャラにスポーツ突っ込み属性なマスター、金髪一匹狼キャラのマスター。

 挨拶もそこそこにチャイムがなると先生、役のマスターが入ってくる。
教師も攻略対象らしい。出席簿で教卓を叩き場を鎮める。そして出席確認だ。

593レオナ:2015/11/21(土) 21:40:49 ID:HG8PhVgA0
>>592
「あは、辞める訳ないじゃんー、私の意志たっかい」
なんて言って、教室に入るとマスターだらけなのを確認して

「ほーほー……とりあえず…………この親友モブが男の子の時点で察してはいたけど……」

と、マスター達を見渡す、みんな、女だ

「……このゲームは男の子がやる前提なのね……こんなの攻略したら私ただのレズじゃん……」

と、溜め息一つして

「…………どーしよっかなー」

と考えてます

594帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/21(土) 21:42:01 ID:AVEkdnGo0
>>592

うわ〜〜〜実際に見ると中々強烈だね〜〜〜
男性としてならまあ普通の存在なんだけどね〜〜〜〜
問題は完全に女子の制服着てることだよね〜〜〜〜〜

「何をどう選べってんだよ!!!」
と叫びたい気持ちをぐっと堪える。堪えるんだ俺。とりあえず新一君を視界に入れて俺は正気を保った。

先生役のマスターが出席を取る。
女性女性した服を着ている以外は普通の教師だ。喋り方もいつものマスターっぽい。

こいつらと真面目に恋愛シミュレーションさせられる俺の顔色は最悪なので今すぐ保健室行きを命じられてもおかしくないが、
行った先でマスターと二人きりで介抱された日にはマジで倒れて舞台が病院になるのは目に見えていたので、必死に堪える。笑顔を作る。ぼくえがお。

595フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/21(土) 21:44:34 ID:gKQdk.6Q0
>>592
「まじかぁ……」

ぶつかって尻もちを着いた相手を見て涙を流しそうになったのを堪える。
あまりの出来事に脳の処理が追いついていないが、脳内に響き渡る妹の声で正気に戻る。

『お兄ちゃん、ぼーっとしないで! 相手は時計を見て落胆してる……。
 つまり、ここでなんとかしてあげれば好感度アップだよ!』
「え? つまり何をすればいいんだ?」
『いいから私の言うとおりに合わせて!』

落胆している少女(?)に近づき、ハンカチを差し出しながら口を開く。

「『ごめん、大丈夫? ケガとか……してないかい?
 もしかして、僕のせいで遅刻しそうなのかい?
 困ったな……ちょっと待っててくれるかい?』」

そう言って、近くの駐車場に停めてあった自分用の車を持ってくる。

「『さぁ、乗って! すぐに君の学校まで送っていくよ!』」

竜人は妹によって突き動かされた自分自身の行動に対して、「え、なにこれ?」と困惑している。

596 ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/21(土) 21:56:31 ID:T0YCDSjI0
>>593>>594

 先生がきて出席をとった。マスターは普通にマスターらしい。何故区別がつくのだろうか。
マスターといっても誰を指すのかが明確にわかるらしく同姓同名扱いではないらしい。

 そして一時間目が始まると教師マスターと入れ替わりモブが授業をした、ということになった。
流石にそのまま本当の授業に突入することは無いらしい。授業が二時間目まで終わり短い休み時間が入る。

 親友キャラが「やっぱマスターの授業の方がわかりやすい、他の教師は駄目だね」とボヤキ三時間目四時間目を通過。
そして昼休みになった。教室の時計は時間が止まっている。何がなんでもイベントを起こすつもりだ。


>>595

 パッとマスターの表情が華やぎお礼を言う。向かう先は聖カフェ学園だ。学生寮を利用していないらしい。
車の中で自己紹介フェイズ。やっぱりマスターらしい。遅刻の理由は自転車がパンクしてしまったからだとか。

 なんだか明らかに急接近だ。初登場から随分と距離感が近い。明らかに初期フラグが立っている。
当人の困惑は無視され学校に着き、そしてまた例を言って学校へと走っていった。

 システムメッセージ、放課後以降まで時間を飛ばしますか? とでた。

597レオナ:2015/11/21(土) 22:01:09 ID:HG8PhVgA0
>>596
「大体わかった……よし、私は他のプレイヤー探すかな…………」

なんて呟いて

「男の子用の恋愛ゲームなんてやってもつまらないし……」

「私も……"このゲームのキャラ"って事で他のプレイヤーに接触してやろっと、んで色々掻き回す……と」

などと言って
「そーと決まればとりあえず……屋上でもいくかな〜……っと」


あ、堂々と箒に乗って屋上に飛んでった!!

「人の恋路を邪魔するのも一興だしね」

598フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/21(土) 22:07:08 ID:gKQdk.6Q0
>>596
「いや、明らか絶対におかしいだろ! これ、通報されて御用の可能性あったろ!」
『そこはゲームだし、ある程度は都合のいいように出来てるんですよ、きっと』

竜人は困惑しつつ、このノリについていけないようであった。
むしろ、なぜ妹がこういうのに詳しいのかを謎に思うばかりである。

「で、なにこれ、飛ばせばいいの?」
『恐らくは飛ばしても大丈夫なイベントなんでしょ?
 それじゃあ、自転車を直しに行ってあげたりとかして好感度をあげていきましょうか』

そんなこんなで放課後までスキップするのであった。

599帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/21(土) 22:12:32 ID:AVEkdnGo0
>>596

新一…お前もマスターの区別がつくのか…だいぶ毒されているんだなこの世界に…
新一君を見ていると涙が止まらない

そんなこんなで昼休み。
これは、あれだな。屋上あたりで攻略対象とお昼ご飯を食べるあれだな。予想通り、まさに予想通りだ。
眼鏡委員長マスター、スポーツ属性マスター、金髪クールマスター…。誰と一緒に昼飯を食いたいかは最初から決まっている!!



新一君に決まってるだろうが!!!
―――あ、ダメですか、そうですか…

0〜2:委員長を誘う
3〜5:スポーツ属性
6〜9:金髪

600小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/21(土) 22:19:08 ID:T0YCDSjI0
>>597

「俺は一体どうすればいいんだよ……」

 屋上には先客がいた。飛んできたのであろう竜の青年は男子の制服を着たマスターを目の前に黄昏ていた。
これは男装マスターなのだろうか、それとも男の娘マスター、はたまたBL系の需要を見越したマスターなのだろうか。
ともあれ完全にそんなマスターとのフラグが立ってしまい立ち尽くすプレイヤーらしき青年の姿があった。
これはもう恋路を邪魔したら感謝されそうな状況だが……?


>>598

 放課後までスキップされた時間、どうやら自分もちゃんと大学に行った事になっているらしい。
スキップしなければ大学のサークル仲間とフラグが建ったりしたのだろうか。それはともかく脳裏に神託が舞い降りる。

 「あなた」は自宅の冷蔵庫の中身を思い浮かべます。たしか納豆が切れていた、それを思い出しました。
ついでにネギと少なくなってきた卵を買おうと商店街に向かいます。

 そんなナレーションと共に視点が商店街へと飛んだ。そして商店街の中には、自転車の修理をやっている店もあった。フラグの臭いがする。


>>599

「おっ、もしかしてお前委員長が好み? よしよしわかった。お邪魔虫は退散してやるよ」

 親友キャラ新一はしめやかに緊急離脱! パンを求め群がる者達が築地めいた光景をみせる購買へと向かっていった。

 そして委員長マスターとの交渉はまとまった。誘うと普通にオッケーがもらえた。
どうやら決まった相手とお昼を共にすることはあまり無いらしい。地味な委員長キャラの宿命、なのだろうか。

601レオナ:2015/11/21(土) 22:22:42 ID:HG8PhVgA0
>>600
「お……さっそく…………他プレイヤーはっけーん」
と、にっこり笑顔になると箒から降りて
(とりあえず修羅場にでもしてあげよーかな)
とか考えて

「ちょっと!!私とは遊びだったわけ!?」

いきなりそちらに向かって叫びます、涙目で

602小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/21(土) 22:28:42 ID:T0YCDSjI0
>>601

「はいぃ?」

 いきなりの事に目を白黒させる小松菜。そして反応はマスターの方が早かった。
やっぱり女の子の方がいいのかと言わんばかりの表情を見せ、でも諦めきれないような顔を見せてダッシュしていった。

「……え?」

 助かったのだろうか。たまたま高いところに飛んできただけなのにイベントに巻き込まれた小松菜。
唐突に現れた他のプレイヤーを見て呆然と安堵により体の力を抜く。

603黒髪の女と ◆DUSK/kzn02:2015/11/21(土) 22:29:11 ID:eRkB3tXk0
【カフェ】
スクリーンを見る

退店する


数分後

『いーやーだー!はーーなーーーせーーーー!!』


黒に近い赤いくせっけをポニーテールにした少女を引きずって再来店してくる黒髪の女。

「これも修行のうちだ。鍛えて来い」

転送装置へぽーい

604フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/21(土) 22:30:00 ID:gKQdk.6Q0
>>600
「ふむ、納豆と葱と卵……韮も欲しいところだな」
『そこまで行くと味噌汁を作りたくなってきますね』

脳内妹と雑談しながら歩いていると、自転車修理店を発見する。
朝の会話からすると恐らく、ここに彼女(?)はいるであろう。

「攻略のためだ……入ってみよう」
『笑顔で爽やかにを心掛けてくださいね』

言われて表情を作り変える。
心は奥底に封印しての全力である。
なぜ自分はこのような理不尽な戦いをしているのだろうと頭の片隅で考えてしまったが、なるようになるであろう。

605帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/21(土) 22:31:51 ID:AVEkdnGo0
>>600

待って!行かないで新一君!それは誤解なんだ!!(力説)
本当に求めている友は遠ざかってしまうものなのか。このゲームはたまに人生の核心たるものを教えてくれる
ヒョットコ・クラン達が群がる購買を渋々後にしながら、委員長マスターを誘った。人は何かを捨てて前に進む。
とりあえず教室で食うか

弁当をこしらえた覚えはないのだが、弁当を作ってきたという設定なのかカバンの中に入ってた。
これはあれか…おかず交換とかしなきゃいけないのか…。いややるけどさ。
―――やだマスターのごはんおいしい…///
料理の腕も変わらないのか。でももうちょっと別の所再現してほしかったな。世界観のリアリティとか。

しかしまあ、無口だな…。
おしゃべりはできるんだが、いかんせんオリジナルのマスターが無口だからか、委員長地味系の彼女…いや彼は輪を掛けて無口だ。
のべつ幕無しに喋るマスターというのも困るがな…。
だいぶSAN値は削られたが、何事も無く(?)食事を終えた。

606レオナ:2015/11/21(土) 22:33:59 ID:HG8PhVgA0
>>602
「まっまく…………浮気するなんてさいってーー!」

とか言って

(しまった……こいつの名前知らない!!…………て、テレパスで読んでみるか……)

ちょっと間が開きます

「小松菜君がそんな人とは思わなかった……」

わざとらしく涙目、ゲームキャラになりきっとる

607 ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/21(土) 22:53:39 ID:T0YCDSjI0
>>603

 設定されているデフォルトは自宅スタートの暇な大学生。

 「あなた」は目が覚め、自分のみた夢を思い返します。
夢の中のお告げで、神様から貰った恋愛運のおみくじの大吉の文字。
何故か本当のことに思えた「あなた」はいい出会いがあるかもと、胸躍らせます。

 そんなナレーションが流れた。なんだろうこれは。


>>604

 自転車屋の目の前を通ると、中からあの元気マスターが出てきた。
どうやら買い物の途中偶然再会したというストーリーらしい。
送ってもらえて遅刻せずにすんだと感謝の言葉を改めてあらわすマスター。
自転車はどうやら普通のママチャリであるらしい。

 そしてどうやら放課後はいつも自転車で川原を走っているという情報も聞けた。
あとはこの後買い物があるらしい。買うものも被っている。何か作為的な運命を感じる。


>>605

 そして授業が再開するが、何やら委員長を誘ったとしてちょっとだけ噂になっているようだ。
授業中ノートの切れ端にそんな連絡網が書かれてクラスで回っていたらしい。授業はスキップ状態だったが。
これは初期フラグ、なのだろうか。親友キャラな新一君は心なしかニヤニヤしているようにもみえる。顔は物理的に文字だが。


>>606

「いや、竜だし」

 そんな問題ではないのだがあまりに身に覚えのない事にそんな返ししかできないらしい。
そもそも小松菜は故郷では腫れ物扱いだった。一番身近な女性は妹、里を出てからは腐れ縁の竜仲間程度だった。
今でこそ女性が周囲に多い生活ではあるが、浮いた話はない。
こんな時どんな表情をすればいいのかわからないの、と言いたげに困惑している小松菜。

「というか浮気? えっと、俺なんか大学生設定らしいけど、君ここの生徒?」

 何やら接点が少ないようなと不思議そうにしている。そこが気になるのか、もっと別のところを気にすべきではないのだろうか。

608リアテア ◆DUSK/kzn02:2015/11/21(土) 23:00:02 ID:eRkB3tXk0
>>607
気がつくと布団の中でぽやーんとしていた。

「こ、これが検定なんだね……!」
「僕は大学生……はっ!身長は!伸びてないかな!?」

飛び起きると部屋の隅の姿見の下へと駆け寄り――そこに移る136cmに肩を落とす。

「でも……何か、あるんじゃないかな」

夢(こんな記憶の残滓があることに少女――リアテアは感動した)の中身が気になる。とりあえず出かけてみよう


0カフェ
1〜3 大学(ゼミ)
4〜6 コンビニ
7〜9 バイト先

609フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/21(土) 23:01:05 ID:gKQdk.6Q0
>>607
「やぁ、また会ったね」

冷や汗をかきながら雑談を交わしていく。
このストーリーは無理があるのではないかと考えつつも、口に出したりはしない。

「買う物も同じみたいだし、一緒に買い物しようか?」

ここは自分からリードすべきだろうと歩み始めるが、ここで妹から忠告が入る。

『お兄ちゃん、歩くときは車道側ね。エスコートするんだからそこら辺は間違えちゃだめだよ?』

うっかりしていたが、細かい気づかいにキュンと来るものなのだろう。
言うとおりにしておく。

610帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/21(土) 23:01:15 ID:AVEkdnGo0
>>607

くっ…この世界はどこまで俺を苦しめるんだ!!
新一君だけは味方だと思っていたのに!!
だが…だがこれも修行だと考えれば……いやこの修行で俺の何が報われるんだ…!?

―――我に返ってはいけない。
5限目も終わり、このまま放課後になるか…?
そういえば俺って部活何やってるんだろ

611レオナ:2015/11/21(土) 23:06:26 ID:HG8PhVgA0
>>607
「えーっと……しまったーーー!!!、初歩的なミスしちゃった……」

とか言いました

「いきなりこんなこと言ってもフラグもなんもないからおかしいに決まってるじゃん……はぁ、やっちゃったなー」

と一人落胆してる

「あ、私さっきまでゲームキャラになりきってたけどふつーにプレイヤーの一人だからよろしく」

あっさりと白状した!

「名前はちょっと頭の中魔法で覗いて知っただけだから気にしないでねー」

とんでもないことさらっと言った

612小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/21(土) 23:16:02 ID:T0YCDSjI0
>>608

 大学へと行くと、どうやら講義やらは大幅にスキップされるらしい。
何やら親友キャラが出ることもない。どうやら大学生キャラは自由度が高いらしい。
サークル活動、バイト先、あるいは一人で旅行した先での出会いなど、何処にでもいけるらしい。
自由に町を散策する、それこそが大学生キャラとしての特性なのだろう。


>>609

 いい雰囲気での買い物が進む、細かい気遣いに柔らかい雰囲気、それが頼りになる雰囲気と優しさを演出する。
二人の仲は急激に近づいていく。買い物も、ただいい品物を選ぼうとすることすらとても楽しいといわんばかりの表情を見せるマスター。
明らかにゲームの後半レベルで進行しているような好感度である。

 なんだろう、ゲームであるからか、もう落ちそうな気配すらある。


>>610

 どうやら部活はフリー設定であるらしい。
委員長を選んだ場合はとりあえず帰宅部という事になるようだが。

 委員長が、やってくる。曰く新一が二人で帰るシチュエーションをセッティングしたらしい。


>>611

「……」

 理不尽に離れたものだといわんばかりに遠い目を見せる小松菜。

「……うん、俺、小松菜、以後よろしく」

 諦めた。色々。そんな声だった。
しかしシナリオ進行で放課後になったらしいが、またあの時のマスターが扉の隙間から見ている。
好感度が下がっていそうだ。

613リアテア ◆DUSK/kzn02:2015/11/21(土) 23:19:52 ID:eRkB3tXk0
>>612
どうやら試験期間が終わったらしい
かばんに入っていた手帳には汽車の切符と、海の写真。
ついでにかばんから【仕事に関する要綱】を手に入れた。

どうやらこの夏はリゾート地でバイトするらしい。それも明日からだ。
要綱の裏に書かれている持っていくものリストの消されていないものを買いに
駅前のトラベルショップとハ○ズへ行こう

「海の家でバイトかー!楽しそうだなっ」

614フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/21(土) 23:25:02 ID:gKQdk.6Q0
>>612
「なんか展開が早いような……」
『そこはゲームなので気にしたらダメなのです』

買い物は続いている。
その最中で妹が脳内で叫ぶ。

『今、このタイミングです!
 偶然を装って同じ品物をとろうとして手を触れあってください!
 ここでドキドキして、自分の気持ちを改めて認識するはずです!』
「え、なにそれ怖い」

そう脳内で突っ込みつつも品物を取ろうとするときに手を触れ合わせる。
ごく自然に、無駄のない動きで。
触れ合うと同時に引っ込めて謝る。ごめんなさいと。

『お兄ちゃん高いところにある品物を取ってあげるとかもときめくので効果的ですよ?』

竜人は内心、妹の将来を不安に感じるのであった。

615帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/21(土) 23:25:18 ID:AVEkdnGo0
>>612

……帰るか。委員長マスターと。

それにしても、八つ当たりと言われても仕方が無いのだが、新一こいつ…この世界は余計なお世話&余計なお世話で出来ているみたいだな
たかが一度昼飯に誘った程度でそこまでやるコイツの短絡的神経を褒めてやりたい
よくもまあこんな迷惑な奴と親友やってたな
明日会ったら殴りたい…。

―――いかん、俺の心が荒んでいる…。
それはそれ、これはこれだ
今はマスター攻略(仮)を行わねば…

「帰り道、どっか寄ってくか?」
って、委員長キャラなら怒られる所だろうか
第一、寄るあてもないのだが

616 ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/21(土) 23:35:24 ID:T0YCDSjI0
>>613

 とはいってもバイト先の情報はそれこそいくつもあった。
選択肢により経歴設定すら変えてそうであった予定になるように組まれているのだろう。
現に選択肢を増やすためか財布の中に免許書が増えていた。
車で行くならレンタカーすら配備されるのだろう。バスもツアーが組まれるだろう。
汽車の切符はその一部でしかない。なんというゲームだろうか。

 何やら買い物客にもマスターが混じっているところを見ると、ここにもフラグがあるのだろうか。
買い物を済ませると汽車内部へ時間を飛ばしますかというシステムメッセージが聞こえてくるのだが……


>>614

 お約束のようなイベントをこなしていくと照れ顔のマスターが見られた。
大人な異性への憧れと、大人というには何かが足りない自分への不安が見え隠れする赤面。
先輩よりもさらに一歩進んだ相手への恋というのは、人によっては同世代への告白以上に勇気が必要なのだ。

 何やら自分の指先を気にしながらチラチラと目線を向けるマスター。
展開の速さと合わさって既に憧れのお兄さん以上恋人未満な雰囲気が漂い始めている。
何故か八百屋さんでニラをおまけしてもらえた。カップル扱いで。さらにマスターが赤面し慌てながら挙動不審な様子を見せる。


>>615

 普段あまり寄り道をする事がないのか、あまり行くべき場所にピンと来ていない様子のマスター。
出かける場所といえば本屋かたまに外食チェーンで新メニューを食べたり、その程度らしい。
あとは映画館だろうか。創作内創作というのだろうか、宇宙が全て水で満たされている平行世界での人類を描いたSF恋愛映画が上映しているらしい。

617リアテア ◆DUSK/kzn02:2015/11/21(土) 23:45:26 ID:eRkB3tXk0
>>616
店の前で財布を取り出すためにかばんを開けるとバスツアーなどのパンフレットが増えていた、

「こ、これが魔法……」

買い物をしていると顔の無いモブの中に一人だけ顔が描かれた男がいた。
彼が『マスター』だろうか。
ひときわ浮いて見えるだけにその顔は胸に焼きついた。
しかし近づこうとすると決まって道をふさがれ、ついには見失う」
今はその時ではないのだろうと思いを改め、手早く買い物を済ましていく。

ニア YES

618帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/21(土) 23:52:58 ID:AVEkdnGo0
>>616

「委員長やってる割には乗り気みたいだな」
冗談めかして笑う。しかしまあ、いきなり映画館などに誘うのもなんだな。
適当に軽食でも奢って、帰ることにした。
もっとも、料理において神の腕前を持つマスターにその程度の飯をおごるっていうのも変な話だが…。
まあ、今後の事は明日から考えよう。

619 ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/21(土) 23:53:00 ID:T0YCDSjI0
>>617

 汽車の中、流れる景色が都会から山へ、山から海へと移っていく。
するとイベントが発生する。マスターが現れた。
隣の席は空いてるかと訊ねたマスターは返事ををきかないままに荷物を膝に置いて座る。
少々強引ではあるが、明るくサバサバとした性格は毒気が抜かれそうだ。
どうやらこのマスターは同世代である設定らしい。

 この先スキップは任意タイミングであるらしいが、何か話していればフラグが立つのだろうか。

620 ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/21(土) 23:58:02 ID:T0YCDSjI0
>>618

 委員長曰く、息抜きせずに勉強を学んでも身につくかどうかは別、
まず心にゆとりを持ち、それでも揺るがない道徳を身につけるのが学生の一番の仕事だと主張。
堅物キャラかと思えば柔らかい表情を見せる、ギャップ萌えの世界なのだろうか。

 割と自然なプチデートが終わり、次の日までスキップする選択肢が現れる。
また明日も同じような日常が始まる……かと思えばどうやら休日らしい。どうするべきか。

621リアテア ◆DUSK/kzn02:2015/11/22(日) 00:03:23 ID:eRkB3tXk0
>>619

(わわ、わー!イレクス以外の男の人とこんなに近いの初めてだよーっ!)

「ままままま、まさかマスター君も海に良くなんてね!それもおんなじ汽車で!」
「あっ今茂みの間から海が見えたよ!」

既に頭の中はグルグルだ。だから修行なのかもしれない。
話をつなげようと何度かあわあわしながら試みている。

622帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/22(日) 00:06:08 ID:AVEkdnGo0
>>620

「……なるほどな」
そこいらの女子学生よりも、初老の紳士の発言として捉えると説得力はある
―――それより明日は休日なんだって?新一君を殴れないじゃあないか!!…って、彼も悪気があってやった訳じゃあないんだ。
ともかく、明日も彼女……彼を誘ってみようか。

いきなり積極的だが、まあ、一日目にしてSUN値が限界なので、そこそこ距離を近づけてクリアしたい…。
新一の直感も、あながち間違っていない事に気づいたが、だからどうした。さっさと寝た。次、神が出てきたら新一の代わりに殴る。

623 ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/22(日) 00:14:02 ID:T0YCDSjI0
>>621

 慌てた様子も愛嬌として写ったのか小さく笑うと目的地の話になる。
なんと、というのもおかしいが、同じ汽車に乗っているのだから当然同じ海が目的地だった。
しかも働きに行く理由も場所も同じだった。狭い世界の偶然、という設定に朗らかに笑って見せるマスター。

 なんなら泊まる部屋も一緒にしちゃうか? と冗談まで飛び出している。
この分なら多めにとられた休憩時間で一緒に海を楽しむ約束までこぎつけられそうだ。


>>622

 スキップにより即座に次の日となる。何処に向かうべきだろうか。

 「あなた」は神託でラッキースポットを教わりました。
そこは「本屋さん」「映画館」「新しくできた喫茶店」です。そのうちのどこかに行ってみるといい事があるかもしれません。
そんなナレーションがまた流れた。殴る以前に情報を流し込まれただけだった。

624リアテア ◆DUSK/kzn02:2015/11/22(日) 00:22:41 ID:eRkB3tXk0
>>623

「ええーっ!?マスター君も海の家のバイトなの!?」
「へへへへへ部屋ぁ!?」

車内の視線を集めるような大声。
笑みを引き出せた喜びよりも笑われた恥ずかしさが勝り
海がちらちらと見え始めてからは真っ赤になってうつむいていた。

が、目的の駅に着けば目の前は海。
数歩先に走るように出てくると興奮してきらきらした瞳でマスターを振り返った。

625帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/22(日) 00:23:03 ID:AVEkdnGo0
>>623

おい!!神託ってなんだ!!反則だろ!!出てこい神!!!

またもや神に精神的ダメージで一杯食わされた。朝飯を食って回復しよう……
時間に間に合う程度にスキップし、待ち合わせの場所に決めていた公園へと向かった。

「やあマスター」
慣れた。
マスターが眼鏡に女の子っぽい私服を着ている姿には慣れた。

ともかく、ラッキースポットとやらを消化するか。
なんか宇宙が真空ではなく水で満たされてる映画があるらしいからそれ観に行こうぜ!
太陽の周りとか湯気で満たされてるんだろうな!!嫌だわー常に曇った日差しとか嫌だわーでも宇宙が水で満たされてるからって人類史には何も影響がない気がしてきたわー

626 ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/22(日) 00:35:47 ID:T0YCDSjI0
>>624

 海に着くと、どうやら昨日まで強風が酷くて今でも海の家が開けられない状態であるらしい。
どうやら連絡は忘れられていたらしく、部屋は問題なくあいているから今日のところは自由に遊んできてくれとのことだった。
海の家の準備を手伝えばいいだろうに何故かそんなストーリーが組まれていた。

 ということで、強風の後だからか人が少なめの海を堪能できるようになった。


>>625

 あまりこういった経験はないようだがそれでも自然なデートができている気がする。

 映画の内容は、宇宙が水に満たされている……いや、星まで水に満たされていた。
人間は水の中で呼吸するように進化して行き、足も蛙とイルカの中間のような外見の二本足だった。
人々は水で満たされた空で暮らし、光は水で遮られるからか超音波による知覚が発達しているらしい。

 そんな世界では当然空気は死の象徴だ。呼吸をするための水が存在しない場所なのだから。
だがひょんなことから世界中で気泡が大量に発生する事になってしまう。
愛する人のため、主人公はこの異常事態へと立ち向かっていく……

 そんな内容なのだが、割とマスターには受けているらしく手に汗握る表情でスクリーンに目が釘付けだった。

627リアテア ◆DUSK/kzn02:2015/11/22(日) 00:42:41 ID:eRkB3tXk0
>>626

「えっいいの!?」
「お仕事前に遊べるなんてラッキー!」

タンクトップにショートパンツ……所謂タンキニに身を包んで砂浜に飛び出すリアテア。
要綱に丁寧に「学校で使う水着は避けること!」と印刷されていたのだ。

波打ち際で遊んでいる。


奇数ならおーっと大波が!

628帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/22(日) 00:46:09 ID:AVEkdnGo0
>>626

映画を鑑賞し終わった俺達は、劇場から出た。

「――――面白かったな」
これマスターとの恋愛シミュレーションゲーなんだよな
劇中劇のくせに気合い入れすぎだろ
もうちょっと別の所に気合い入れてくれ。このゲームの世界観のリアリティとか。
本当に、このゲームを作った人達にとってのマスターはなんなんだ…??

ともかく、神託の通りウケは良かったみたいだ。マスターは嬉しそうだ。
正直マスターが嬉しそうなのは内心どうでもいいが俺もタダで映画が見れて嬉しい。神託もバカにならない。

さて、ここらで昼飯時だな。
次の神託()を処理したいが…。マスター、近所に新しく出来た喫茶店知らない?

629 ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/22(日) 00:54:11 ID:T0YCDSjI0
>>627

 大きな波に足をとられてバランスを崩す。
海の波というのは意外と小さく見える波でもその実、力が強かったりする。
だから少しの違いでも実は大きな波である場合もあるのだ。

 ふと、バランスを崩したものの誰かに抱きとめられて転ぶのを免れる。
マスターだ。仕方のない奴だといわんばかりの表情でまだ膨らませる前の浮き輪を見せる。
これもまたフラグイベント、なのだろうか。


>>628

 興奮冷めやまないといった様子のマスターが少し落ち着き、以前から気にしていたというお店を教えてくれた。
まだ新しいことと、あまり人通りがないことからか人は少ない静かな喫茶店。
何故こんな店を知っているのかというと、マスターの実家がこちらの方向なのだとか。

 折角だからと入店し注文となる。軽い昼食としてか苺サンドと紅茶だけ注文するマスター。
実は気合を入れてお弁当も二人の分作ってきていたらしく、とりあえず量は避ける事にしたらしい。
いつものカフェの如く注文すると即座にテーブルに品物が現れるのだが。

630フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/22(日) 00:57:55 ID:gKQdk.6Q0
>>616
買い物も終わり、帰り道の中で、竜人は速攻で終わらせるためというか、
フラグが確実に集まってきていることを感じたので勝負に出た。
帰り道に町全体が見通すことができ、夕日に映える丘の上の公園に一緒によってもらう。
そこには他に人は影も形もなく、誰も載ってないブランコが静かに風で揺れていた。

「あ、あそこに俺の家がある……君の家って……へぇ、あそこなんだ」

他愛のない会話、ただそこに、自分が一人であること、そして料理が若干苦手であることを示唆させていく。
そして、お互いに話を盛り上げていってる中で、一言だけ漏らす。

「君の作る味噌汁を毎日飲めたら、きっと幸せなんだろうなって……いや、ごめん。今のは失言だったね」

慌てて取り消すような感じで。頬を赤らめて、体裁を整えようと必死になる風に演じる。
全力全快の演技力を発揮する。

631リアテア ◆DUSK/kzn02:2015/11/22(日) 01:06:24 ID:eRkB3tXk0
>>629
「あっ――」

転ぶ、と思ったら誰かに支えられていた。
肉付きは男の人のもの。どきどきしながら顔をあげればマスターが見下ろしていて。
一瞬で顔が赤くなるのが分かる。
浮き輪を受け取るとそれに隠れたいとばかりに顔の下半分を隠し。

言わなければ!

「あ、あの、その……ありがとう!」

少し砂浜をあがり浮き輪を膨らませよう。
マスターはどうするのかな、ってつい視線が追いかけてしまっている!

632帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/22(日) 01:08:06 ID:AVEkdnGo0
>>629

マスターに連れられるまま、俺達は喫茶店へと移動した。
カフェの店主と向き合って別のカフェで飲食するとは、貴重な体験ではあるな

「弁当も作ってきたのか」
昼飯をここで済ませるつもりだったが、失敬だったな。
彼の料理の腕は俺も色眼鏡抜きで認める。
俺もコーヒーと、彼に習い苺サンドだけ注文した。うん、これもうまいな

彼は無口だが、話しかければ他愛の無い話に付き合ってくれる。
新一よりは良い子だ。(子っていう年齢ではないけど)
話をしているうちに、気がつけばコーヒーを飲み終えていた。
昨日までツッコミを入れまくっていた俺がここまでヤキが回るのだから、慣れというものは恐ろしいものだ

「しかし、折角作って貰ったのはいいが……弁当をここで食う訳にもいかんな。何処で食べる?」

633 ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/22(日) 01:12:53 ID:T0YCDSjI0
>>630

 思いもよらない、というよりはただ妄想していただけの台詞を聞き唖然とするマスター。
からかいの一部かとも思っても、もしそうだとすれば、今どんな返事をしても冗談で済ませられる。
なら、答えてもいいはずだ。そんな葛藤の末に出した答え――

 「あなた」は、このまさに急激過ぎる運命に感謝をした。
ただ、後の笑い話となることですが、「あなた」はこの時のマスターの返事を覚えていません。
ただ真っ白になった思考と、覚えていることはその後に抱きしめた体の温もりだけです。
そして、秋を「あなたたち」は過ごしていきます。

 ゲームクリア! そんなシステムメッセージと共に現実世界へと舞い戻ってきた。
端末から出るとそこには見慣れたマスターの姿が。そう、マスターだ。いつものカフェのマスターだ。


>>631

 借りてきてくれたのかバルーンアート用の空気入れを持ってきていたらしく手早く膨らませてくれるマスター。
随分と頼りになる。たぶん、頼りになるお兄さん枠の攻略キャラだからだろう。それも本来BL想定の。
いやむしろ本当に男性設定なのだろうか、確認はしていないがただのサバサバした姉御肌なマスターなのかもしれない。
そんなことも関係なしにトキメキイベントが進んでいくのだが。

 浮き輪を膨らまし終えると手を引いて海に入っていく。
速く浮き輪に掴まらないと危ないぞといわんばかりの悪戯めいた表情だ。


>>632

 丁度いいから待ち合わせの公園で食べようという提案があった。
とりあえず移動はスキップできるようだ。スキップすればそのまま後援での食事風景に移るだろう。

634リアテア ◆DUSK/kzn02:2015/11/22(日) 01:18:54 ID:eRkB3tXk0
>>633
「すごーい!どんどん膨らんでいくね!ってわわ、ボクが膨らませるべきだったのに!ごめんなさい……」

背が(とても)低いので自然と上目遣いになる、のは長所だろうか。

と思えばおもむろに手を取られて再び海へ。

「今度は大丈夫だよ!だってマスター君の浮き輪があるもんね!」

笑顔には笑顔を持って浮き輪につかまって引っ張ってもらう。
掛け値なしに楽しい時間だ。

635 ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/22(日) 01:23:16 ID:T0YCDSjI0
>>634

 こうして恋愛シミュレーションというよりは青春シミュレーションな一時が過ぎていく。
だが自動進行なのか、そろそろ部屋に戻ろうという事になった。
明日からは泊り込みでバイトの日々となる。本格的に遊ぶのは夕方以降となるだろう。

 どうやら明日は砂浜で花火をやる予定だったのだとマスターは語る。
これは、花火のお誘いだ。フラグが進行していたということなのだろう。
上目遣いやら花の咲くような笑顔やらでも同じように普通の笑顔で返していたマスターだが、フラグは進行していたらしい。

636リアテア ◆DUSK/kzn02:2015/11/22(日) 01:30:14 ID:eRkB3tXk0
>>635

リアテアの部屋に遊びに来たマスターが花火の計画を教えてくれた。

「花火!ねえ僕もしていいかな?」
「もちろんお仕事もがんばるから!」

637帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/22(日) 01:36:04 ID:AVEkdnGo0
>>633

「うむ、マスターの料理はやはりうまい」
あたかも昨日知ったかのような口調で。
そうして俺達は、また談笑した。

俺は、そろそろこのあたりで一つの結論を出すことにした。

確かに慣れたといえ、ハッキリ言わせて貰おう。

俺がマスターを恋愛対象として攻略するのは無理。無理です。
そりゃ俺が女性だったらウキウキだっただろうが、この通り可愛い女性が好きなただの兄さんだ。
ましてやそっちの趣味などない。山田にサンオイルを塗られた経験は思い出すだけでも身震いする
と言うわけで、俺は彼とイイ感じの関係になるなどというのは死んでも無理だ。こういった検定という形で課されても、だ。

「―――マスター」

だが俺は気づいた事が一つだけある。

「俺は、あんたに対して色々思うところはある。だが、俺は今日マスターと喋ったり、映画を見に行ったり、一緒に食事したりするのは楽しかった。」
だからだ。

「友達になってくれ。」
これなら、悪くない。

638 ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/22(日) 01:43:00 ID:T0YCDSjI0
>>636

 もちろんと快承するマスター。花火イベントまでスキップしますかと出ている。
どうやら花火を選ぶイベントもあるらしいが今回は設定で花火タイムまで飛ばせるらしい。
買う花火は、デフォルトでは手持ち花火が大半で打ち上げ花火と線香花火が少々だった。
設定を行えば煙玉や蛇花火、パラシュート花火まで楽しめるらしい。

>>637

 唐突で真剣な雰囲気、そこから語られるあまりにもスケールの小さい言葉にきょとんとした表情を見せる。
しかし、急に笑い出すとハイハイと返事をしてくれた。
恋愛シミュレーションとしては、これはまだ物語の途中なのだろう。
だが当人が真剣に考えた飢えでの結果は、しっかりと形になるものだ。

 こうして、新たな形の青春が「あなた」に訪れた。
ストーリーエンド、そんなナレーションと共に現実世界へと戻ってきた。
端末から出るとそこには見慣れたカフェのマスター。
仕方のない奴だとでもいわんばかりの様子を見せてはいるが、咎める様子は無く穏やかに微笑んでいる。

639リアテア:2015/11/22(日) 01:45:26 ID:eRkB3tXk0
>>638
ニア花火を選びにいく

(お風呂入ってきます……!)

640 ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/22(日) 01:52:41 ID:T0YCDSjI0
>>639

 花火を選ぶため近くの土産物屋へと赴く。
とはいっても大したお土産はないようで、精々が海苔の佃煮が評判であるという程度らしい。
花火は海水浴の客が買っていくから置いてあるのだろう、意外と品揃えがよかった。

 どれにするかと楽しそうに選ぶマスターの表情はまるで子供のように輝いていた。
花火がどんなものなのか想像しながら選んでいるのだろう、とても迷いながら決めている。

(「いってらっしゃ〜い」)

641帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/22(日) 01:55:30 ID:AVEkdnGo0
>>638

ああ。これが俺の答えって事にしておいてくれ。
端末から戻されながら、そう呟いた。

「――――見ていたのか。俺があっちで何をどう選択していたのか知っているというのかマスター。
俺やフィブがどんな目にあっていたのかも全部観ていたというのかマスター?」

なんでそこで『やれやれ』とでも言わんばかりの顔をするんだ?
女装した自分と検定参加者がゲームで結ばれていたらあんたはどんな顔をするんだ?
まさかと思うが、嬉しがるのか?
ていうか、この検定、誰の差し金なんだ?どうしてあんたはこんなゲーム作られてニコニコしたままなんだ?

マスター、あんた、ただの変態野郎じゃあねえか……

642 ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/22(日) 02:02:34 ID:T0YCDSjI0
>>641

 しかしマスターは態度を崩さない。そして忘れてはいけない。このゲーム、届きます。
さてマスターはどんな気持ちでこのゲームを見ていたのか。それはマスターのみぞ知る。

 ただ、どんなに自分の常識で図りがたいものであっても、本気で向き合えば自分なりの答えは出せる。
改めて自分と向き合った、そうじゃないのかと静かにグラスを拭いている。

643帽子【検定】 ◆iG.8/BousI:2015/11/22(日) 02:07:45 ID:AVEkdnGo0
>>642

「―――やれやれ」

マスターは戦闘力、料理の腕、素材収集力だけでなく、卓越した精神も持ち合わせていたな
元からマスターが何を考えているかなど、俺達カフェのメンバーの誰一人として辿り着ける事ではないか
邪推するだけ、一人相撲という訳だ

「―――ゲームいらんから、ゲーム代のぶんなんか飯サービスしてくれない?」
あ、無理ですか、さいですか。
あ、それよりツケ払えって?
……………………

(中:おつかれさまでもうした)

644 ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/22(日) 02:13:07 ID:T0YCDSjI0
>>643
(「お疲れ様でした〜最初の方から遅くまでフル以上になってしまいましたね。
申し訳ないのとありがたいのとが両方あります。機会があればまたよろしくお願いします」)

645リアテア ◆DUSK/kzn02:2015/11/22(日) 02:14:04 ID:eRkB3tXk0
>>640

「これ、投げるのかなっ!」
「こっちは地面を走るみたいだよっ!」

と、店内をうろついて見繕ってきた花火を見せようとしたところで、
マスターの無邪気な顔に息が詰まる。
強引だし頼れるところもあるけど、こんな顔も出来るんだ。

646 ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/22(日) 02:32:13 ID:T0YCDSjI0
>>645

 そんな、どこか違う意識を持ちドギマギしそうな買い物は、結局色々な花火を少量ずつ買う方向になった。
一時一時を大事に目に焼き付けるのだろう。そうして、バイトがスキップされ夜の浜辺の場面となった。

 まずは花火の開始の合図、とでもいいたいのかいきなり打ち上げ花火。
電脳世界の花火は、淡さが鮮烈さに変わったかのような、しかしそれでもリアルな光景だった。
マスターははしゃぎながら寝転がりそれを眺めて、次には手持ち花火の袋を開け始める。
火をつけるためのロウソクもしっかり用意してあった。コレが終わったらネズミ花火もしようと言い楽しんでいる。

647 ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/28(土) 20:00:05 ID:T0YCDSjI0
【カフェのスクリーン】
本日の検定内容_
‘ゴーレムレース’
〔ジャンル〕
作成・指揮
〔推薦適性値〕
生産知識C+
構成B+
指揮B+
〔開催地〕
第九擬似戦争体験グラウンド

〔概要〕
皆さんには今回自分ではなく自分の組み立てたゴーレムを用いて検定に参加していただきます。
ゴーレムの材料、武装、加工技術、組み立て技術などはこちらが提供します。
むしろ用意された材料以外は用いないでください。
ルールは簡単。ゴーレムを製作し、障害物を乗り越えさせ、ボスゴーレムを倒す。
障害物コースは「平均台」「壁」「大玉転がし」が待ち受けています。
様々なオリジナリティー溢れるゴーレムを作りましょう。

〔ヒント、その他〕
ゴーレムの材料は「木」「土」「鉄」「鉛」の四種類が用意されています。
順番に重くなり、それぞれ「軽さ」「修復力」「強度」「重さ」が特徴です。
ゴーレムのパーツは「頭部」「上半身」「下半身」「右腕」「左腕」「武装」です。
頭部は急所となり、上半身は基本耐久力、下半身は機動性、腕は攻撃力防御力に関係します。
便利な形状や複雑な形状になるほど各パーツの耐久度は脆くなります。
ゴーレムの武装は稼動しない単純構造の物を多く取り揃えています。
基本的なものでは「剣」「長柄武器」「弓」「鎖分銅」などです。
稼動タイプの武器は「ドリル」「ノコギリ」「パイルバンカー」「大砲」のみです。
パイルバンカーと大砲は単発式です。ただし稼動武器は腕などに仕込むことが可能です。

〔失格行為〕
・ゴーレムのレギュレーション違反、定められた範囲でゴーレムを作ってください。
・ゴーレムの頭部の破損、国際条例により頭部を破壊されたゴーレムは失格となります。
・検定会場の大規模破壊や検定関係者への傷害行為、フェアな勝負をしましょう。
・今回作成のゴーレム以外での検定への干渉行為、ゴーレムへの指令以外は認められません。

〔BOSS〕
・ボスゴーレム
ボスとして用意されたゴーレムです。検定参加者と同じレギュレーションで作られています。
頭部は鉄、上半身は木、下半身は鉄の多脚、右腕は土、左腕は土、武装は鉛の鎖分銅です。

《PRESENT》
☆ゴーレム板☆
分類:乗り物
魔導無限軌道を搭載したただの板。速度は遅いしカーブは苦手だが重いものを運ぶとき便利。
障害物コースまでをクリアした方に与えられます。

☆ゴーレムーン☆
分類:楽器
月明かりの魔力を蓄えゴーレムを修復する音色を出せるようになる三日月形のオカリナ。
ボスゴーレム撃破までをクリアした方に与えられます。

《検定開始時刻》
>>20:30
《終了予定時刻》
>>0:00

648レオナ:2015/11/28(土) 20:04:02 ID:hFzXVMjM0
>>647
「へー、ゴーレム……ね」
スクリーン見て考えて

「ゴーレムを操作はできるのかな?」
と尋ねてみる

649クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/28(土) 20:07:33 ID:T0YCDSjI0
>>648

「はい、専用の魔導具で誰でも作成と操作ができるようになります」

 ゴーレムだからか地属性の魔法使いとして試験官側で雇われたらしい。

「あと材料は持ち出せませんが破損しても弁償の必要はないそうです」

650レオナ:2015/11/28(土) 20:10:00 ID:hFzXVMjM0
>>649
「ほーほー、ゴーレムーンっての欲しいしちょっと頑張ってみようかな〜」
と、伸びをして言いました

「どーんなゴーレム作ろ……やっぱドラゴンの形がいいよね、可愛いし」

651フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/28(土) 20:12:56 ID:gKQdk.6Q0
【カフェ】
スクリーンを見ながらぼそっと呟く。

「これってゴーレムレースじゃなくてガン○ムファイト……?」

しかし、よく見ると競争のように書かれているので、違うものだということが分かる。

「とりあえず、頑張ってみるか……」

重い腰を上げて立ち上がり、背伸びをする。
分からないことは後で考えればいい。
むしろ、現況では何が分からないのか分からない可能性もある。

「それに、おそらくこれが今の俺が受けられる最後の……」

若干ふらつきながらも転送装置へと向かうのであった。

652レオナ:2015/11/28(土) 20:18:18 ID:hFzXVMjM0
「ま、私も検定いこかな、とりあえずゴーレム作らないとっと」

そう呟くと、転送装置に向かいました

653クオン&クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/28(土) 20:22:06 ID:T0YCDSjI0
>>650>>652

「はい! 砂はないんですかー?」

「それは私ので、しかも私が砂を使うのは儀式魔法の影響だから、再現したいなら土使って」

 双子のように瓜二つの少女達が色々やっている。ただし方や試験官、方や参加者。
しかし髪の色も瞳の色も違う。服装も違えば魔法適正も違うのか参加者の少女は四苦八苦しながらゴーレムを作っている。


>>651

「……? 大丈夫ですか?」

 ふらついている様子を捉えたのか話しかけてくる。そして試験官としての意志確認。

「体調が悪いなら今回のところはやめておきますか?」

654レオナ:2015/11/28(土) 20:25:36 ID:hFzXVMjM0
>>651
「あの人…………ま、別に個人がしたいようにすりゃいいし、ね」

フィブの様子に気付いてはいるがスルーしてます

>>653
「ゴーレム作りもなっかなか楽しいもんね〜」

とか言ってゴーレム製作に取り組んでます

「とりあえず武器は弓……と大砲をっと」

弓と大砲を武装に選ぶようだ

655フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/28(土) 20:28:22 ID:gKQdk.6Q0
>>653
「いや、大丈夫だ……まだ大丈夫」

実際に大丈夫ではある。
もうすぐ冬が来るということで体調管理自体には気を使っており、肉体的な症状はほぼないと言っていいだろう。
だがその内側、精神やら魂の方に問題があるのだが、そこは身内の事情なので隠す。

「とりあえず、ゴーレムを作って操ればいいんだろう?
 いつもよりは負荷はかからない訳だ。つまりは、問題ない」

そうだけ言うと、転送装置の中へ入っていく。

656クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/28(土) 20:35:26 ID:T0YCDSjI0
>>654

 大砲は安全のためか鉄製以外がないようだ。砲弾は土か鉛の二択らしい。
鉛は完全な単発、土は土の補給でまた撃てるようになるがその分威力が低い。

 弓は材質自由、ただし矢は持つ量を増やすだけ重くはなる。
木の矢は軽く沢山持てる、土の矢は低威力で回収可能、鉄の矢は貫通力、鉛の矢は打撃力が特徴らしい。

 随分と工夫の幅が広い検定であるようだ。素早くコンセプトを決めていかないと競技時間を圧迫してしまうかもしれない。


>>655

 渡された魔導具で簡単に簡易作成と操作ができるように設定されているらしい。
様々な材質とそれによる特徴、パーツの形状など凝ればきりがないほどだ。
既に作り始めている参加者がいるようだが。どう作るべきか。

657フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/28(土) 20:48:25 ID:gKQdk.6Q0
【第九擬似戦争体験グラウンド】
「……まずはゴーレム作成か」

冷や汗をかきながらも、どうゴーレムを作成するか考える。
まず考えるのは頭部。
急所である頭部の配置だが、これが破壊されなければ事実上失格はなさそうではある。
ならば頭部を平たくして、胴体の形を変えて覆ってしまえばいい。
そうなると使うべき素材は……。

「頭に木。上半身に土。下半身は機動力の要で破壊されるとやばいから鉄。
 右腕は土で左腕は鉄。武器は鉛だ」

頭の位置をどうしろとは言われていない。
ならば場所を変則的にすればいい。
足は安定性も考えて四脚。土台が安定していれば安定しているほど威力も乗りやすい。
左腕でガードを兼ねて更に剣を装備。右は左腕で受けた後にキツイお返しのドリル。
念のために左腕の中にパイルバンカーを装備させておく。
剣を落とされた後に、手首の先を落とし、パイルバンカーを一発分使える仕組みだ。
これなら一回限りとはいえ裏をかけられる。

そこまで考えて組み始める。
四脚は、腰部から放射状に四本の脚が広がり、その中心点に上半身が垂直に載せられる形にする。
足自体もある程度稼働できるようにする。これによって少しくらいの態勢なら立て直せる。
おそらく出来上がるとケンタウロスみたいな感じにはならず、何とも言えない形状になるであろう。
四脚の蜘蛛の上に人間の胴体があるような感じだろうか。

後の問題は頭部の位置のみ。

658レオナ:2015/11/28(土) 20:51:44 ID:hFzXVMjM0
>>656
「ふふ、できた、これがレオナ様スペシャルゴーレム!!」

そして、できたゴーレムは

頭は木製、身体は木製で翼を持ち、左腕は鉄製で大砲が仕込まれ、右腕は木製で弓を持ち、足は木製

基本的に軽くして、機動力を持たせて飛翔能力も持たせて、遠距離攻撃特化型のコンセプトです

矢は木製の矢が大量に三本だけ鉄製
大砲の球は鉄製です

「ま、私が操作するんだし?当たるわけないからねー」

と自信満々ですね

659レオナ:2015/11/28(土) 20:52:24 ID:hFzXVMjM0
>>658
あ、いい忘れたけどドラゴンの形してます

660レオナ:2015/11/28(土) 20:54:12 ID:hFzXVMjM0
>>658
大砲の球は鉄製×
土製

661クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/28(土) 21:03:55 ID:T0YCDSjI0
>>657

 そのように組み立てていくが、どうにも左腕の動きがよくない。上半身からもげ落ちそうだ。
鉄製で鉛の剣を持ち、パイルバンカー装備では重過ぎるらしい。右腕と比べたバランス差も考えどこかを軽量化することをオススメする、と魔導具の画面に表示される。
逆に下半身などは平然と問題なしと表示されている。重量に気をつけていさえすれば構築自体はかなり自由にできるようだ。


>>658

 何とか飛行能力まで持たせることができたが、随分と脆い構造になってしまっているらしい。
土の砲弾は補充するために地上へ降りる必要があるため運用は考える必要のある玄人向けの構成だろうか。

 完成品として認識されたらしくレースに参加できるらしい。これを完成形として登録すればレースがすぐに始まりそうだ。

662レオナ:2015/11/28(土) 21:06:53 ID:hFzXVMjM0
>>661
「あー、あとは……遠距離特化なんだから無限の矢も欲しいし……土の矢も補充して、あと鉛矢一本と、これでおっけーね」

と、それで完成品として登録します

663フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/28(土) 21:15:47 ID:gKQdk.6Q0
>>661
「ふむ、腕部積載過重状態か。
 なら、材質を変えて、剣は土にする。あとは……」

移動力を上げるために足の裏に車輪を付ける。
正面のみに速度を特化した機構である。
ついでに真下へ杭を打てるようにして、踏ん張りが利くようにする。
足先を細かく作ってしまったが、元々の足で普通に戦えるため、いざというとき使えればいいだろうという心持である。
とりあえずこうやって作っておけば、最悪、後ろ足で踏ん張って前足で蹴ればいい。
武器がなくなっても一応戦えるのは強みであろう。

あとは、頭部の位置であるが、胴体の内側に入るように設置し、ダミーで頭部に似た部位を上半身のパーツを流用して作る。

「これで完成かな……?」

664クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/28(土) 21:18:08 ID:T0YCDSjI0
>>662

 さて、レースが始まった。矢を大量に持ったからかドラゴンゴーレムは飛ぶ速度が思ったよりも遅い。
最初の関門は平均台。重量バランスの悪いゴーレムはここで脱落するのだろう。
だが空を飛べる以上はここでは脱落のしようがなかった。あえて飛ばなければわからなかったが。
そして第二関門の壁、これも飛べるのだから意味が無かった。最後の関門は大玉転がしだ。

 大玉転がしはあの運動会で行いそうなアレだった。
あまり強いパワーで押したりすれば大玉はあらぬ方向へ飛んでしまうだろう。
ここは飛ばず、繊細な操作が要求されそうだ。


>>663

 今回は大丈夫のようだ。完成形として登録すればレースが始まりそうだ。
ふと見ると周囲の参加者は皆既にレースに行っているらしい。出遅れただろうか。
他の参加者がフライング気味にゴーレムを構成していたことが原因なのだが。

665フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/28(土) 21:21:57 ID:gKQdk.6Q0
>>664
「よし、これで登録だな」

これで追いつけるかははなはだ疑問だが、やってみるしかないだろう。

666レオナ:2015/11/28(土) 21:22:56 ID:hFzXVMjM0
>>664
「ふっふ、流石私、ま、ここはいままでの障害を有利に進めてるんだから慌てる必要皆無よね」

と、地道に押してますね

「待っててねゴーレムーンちゃん……と」
とか言って

667クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/28(土) 21:32:16 ID:T0YCDSjI0
「いっそのこと腕も足も要りません! これがクオンさん直伝のゴーレム術!」

「贔屓はしてないです。教えてないです」

 平均台を大蛇型の土のゴーレムがまき付きながら進んでいく。


>>665

 まずは平均台、これはゴーレムの重量バランスと安定性を試す場所のようだ。
車輪はここで有利に働くだろうが、多脚は不利な要素になりかねない。
片方の腕が重いのは不利、重心の低いほうが有利、そんな競技であるらしい。


>>666

 パワーは少なめであるからか少し時間は掛かっているが確実に押していく。
ゴール地点の台座に大玉を持ち上げればレースはクリアだ。その後はボスゴーレム戦が待っている。

668レオナ:2015/11/28(土) 21:34:16 ID:hFzXVMjM0
>>667
「さてと……もしかして一番乗り?」
とか言って、どや顔してますね

「やっぱ私って天才だわ……あとはボスゴーレムと闘ってって……ボスゴーレム一体?」

ふと考えます

「他の参加者待った方が得策だったりするのかな?」

669フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/28(土) 21:36:32 ID:gKQdk.6Q0
>>667
「なんのこれしき、左腕を前に出して剣先でバランスを取れば……いけるはず!」

早速の平均台で躓くわけにもいかないだろうと集中力を一層増して動かす。


0なら平均台から落ちて爆発。

670クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/28(土) 21:42:08 ID:T0YCDSjI0
「壁、一応掴むための突起があってよかったです」

 蛇型だがなんとか突起を縫うように壁を登っていく。


>>668

 ボスゴーレムはそれぞれに一体ずつ用意されているらしい。
一応希望すれば他のゴーレムへの妨害行為や乱入しボスゴーレムを横取り撃破できたりするようではあるが。


>>669

 なんとかバランスをとり渡りきった。次は壁の障害だ。
これは聳え立つ壁を登りきることが求められるようだ。パワーと軽さがあれば有利になりそうだ。

671フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/28(土) 21:46:55 ID:gKQdk.6Q0
>>669
「左腕で壁の上部を掴みつつ……四脚のパワーを舐めるなぁ!!」

四脚ゴーレムの前足を大きく上げ、後ろ足で踏ん張る。
そして、前足を壁の上に乗せて次に後ろ足を引き上げつつ、左腕と前足の車輪を使用して一気に登る。

「すこし無茶したか……?」

0なら左腕に軽微の損傷。

672フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/28(土) 21:47:29 ID:gKQdk.6Q0
安価ミス >>669じゃなくて>>670

673レオナ:2015/11/28(土) 21:47:44 ID:hFzXVMjM0
>>670
「……なるほどね〜……なら……さっさとボスゴーレムと闘うかな」

そう言うと、球を持って、台座に置きました!

674クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/28(土) 22:01:44 ID:T0YCDSjI0
>>671

 少々無理をしてゴーレムにダメージが入った気はするが、壁攻略。
最後の障害は大玉転がしだ。こちらは力強さだけだと時間をとられる競技だ。
手早く丁度いい力加減で運ぶことが求められる。


>>673

 ボスゴーレムが現れた。重量級の近接戦タイプであるらしい。
鉛の鎖分銅を振り回し威嚇をしながら距離をつめようとしている。

675レオナ:2015/11/28(土) 22:04:16 ID:hFzXVMjM0
>>674
「出たわねボスゴーレム……重量級の近接タイプ……こっちからすると一番カモなタイプよ!」

そして、ゴーレムを飛翔させて、挨拶変わりに左腕の大砲から、土弾を一発、発射する!

676フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/28(土) 22:06:50 ID:gKQdk.6Q0
>>674
「最後は大玉ころがしか。だったらしっかり押さえて車輪でゆっくり移動すれば……」

複雑な道でない限りならば大丈夫なはずである。


0なら力がこもりすぎてあらぬ方向へと大玉が飛ぶ。

677クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/28(土) 22:12:33 ID:T0YCDSjI0
「押さえながら、滑るように……」

 蛇型ゴーレムが大玉を慎重に運んでいる。そろそろクリアしそうだ。



>>675

 放たれた砲弾はボスゴーレムの左腕を打ち砕く。いや、左腕でガードされた。
崩れた左腕は徐々に回復していくが、その回復速度は遅い。左腕全壊は流石に即時回復が難しいようだ。

 多脚の足により積極的に近づいていき、鎖分銅を振り回す。

素数ならギリギリ掠める
それ以外なら攻撃は飛行ユニットに届かない。


>>676

 おっと、力強さを意識するあまりか大玉が明後日の方向へと転がって行く。
慌てて追いつきコースに戻すが、その分時間をかけてしまった。

 このコースをクリアすれば次はボスゴーレム戦だが、どうするべきか。

678フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/28(土) 22:15:27 ID:gKQdk.6Q0
>>677
「時間はかかったけど、なんとかなったか」

慎重かつできるだけ早く大玉を台座に納めに行く。
ボスのゴーレムのタイプにもよるが、ここは先手必勝に賭けてでるしかないだろう。

679レオナ:2015/11/28(土) 22:19:07 ID:hFzXVMjM0
>>677
「あっぶな………なかなか器用ね……」

そして、今度は右腕に装備された弓を使う
まずは、鉄の矢を持つ、そして、ボスゴーレムの真上から狙う
「三本の鉄のうち一本、使っちゃうよ、身体から下まで、貫通破壊できたらもうけもんっと」

更にこっちのゴーレムの重量も少し軽くすることも狙いの一つ

そして、鉄の矢を放った!

680クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/28(土) 22:29:30 ID:T0YCDSjI0
「ボスゴーレム、さあ一発限りの大技です!」

 クーの大蛇ゴーレムは頭部に大砲を仕込んでいたらしい。しかも鉛の砲弾だ。
防御したゴーレムの両腕を打ち砕き、武器を失ったボスゴーレムへインファイトに持ち込みに行った。
撒きつかせて腕が再生できないようにして頭部に負荷をかけ続ける作戦らしい。


>>678

 何度か力加減を誤りながらもなんとかコースをクリアした。
ボスゴーレムは全て共通のようで、タフさと力強さを重視した近距離戦タイプのゴーレムのようだ。
鉛製の鎖分銅はかなりの打撃力を誇っている。直撃は避けたい。


>>679

 ボスゴーレムが鎖分銅を頭上に構え盾にする。
鉛の分銅は鉄の矢が簡単に刺さる。が、貫通しない。つまり刺さった矢の分リーチが伸びた。

 ボスゴーレムは武器を得たとばかりに伸びたリーチを活かして鎖分銅を振るい攻撃を行う。

681レオナ:2015/11/28(土) 22:34:40 ID:hFzXVMjM0
>>680
「ちっ、鉛は鉄では貫通できないのね……」
真上に居たのを、ボスゴーレムの背後に移るように移動して、攻撃を回避する!
そのまま、弓を構えながらボスゴーレムの背後に行くように移動して、
もう一発、鉄の矢を放った!

「……三本でいけるかどうかわからないけど……二本目っと」

682フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/28(土) 22:35:59 ID:gKQdk.6Q0
>>680
「近距離で鎖分銅……若干厄介だが勝機がないわけではない……!」

敢えての相手への挑発の意味を込めての行動ではあるが、じりじりといつでも回避できるように間隔を取る。
相手の出方次第で対応を決めるようだ。
後の先をただ狙うのみである。

683クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/28(土) 22:46:32 ID:T0YCDSjI0
>>681

 流石に今回は避けられなかったようで、木製の上半身が鉄の矢に貫かれる。
その損傷が原因なのか土の左腕の再生が完全に停止した。

 矢が少なくなる分少しだけ飛行能力が上がるようだが、まだ矢付きの鎖分銅の届く高度までしか飛べないようだ。
が、木の矢を半分か鉄の矢と鉛の矢の二本を使うか破棄すれば十分な高度が確保できそうだ。
今のところはボスゴーレムが鎖分銅を振り回している。


>>682

 ボスゴーレムはとにかく近づいて高威力の鎖分銅を振るうことを優先する行動パターンらしい。
単純であり強い。そんなコンセプトで作られているのだろう。攻撃、防御、リーチにばかりリソースが振られている。

 大きく薙ぎ振るうように鉛の鎖分銅を振るう。

684レオナ:2015/11/28(土) 22:52:15 ID:hFzXVMjM0
>>683
「んで、三本目の鉄の矢は……狙うのはっと…………」
また飛翔させて、鉄の矢で狙う
狙うのは……鎖分銅!


「刺さるってことは脆くなってるって事……二本も刺されば結構脆くなるっしょ」

とか言って、鎖分銅狙って鉄の矢をまた放った!

685フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/28(土) 22:56:15 ID:gKQdk.6Q0
>>682
横からくる分銅に目を奪われがちだが、ここで大事なのは鎖の部分である。
分銅が通過するであろう道筋を予測し、それよりもボスゴーレム側へと剣が深々と突き刺さるように投げる。
そのまま粉砕されたらそれまでだが、壊れなければそれだけで鎖分銅は絡めとられるはず。
鎖分銅がどうなったのかを最後まで見ないまま、車輪を全力で回してボスゴーレムへと突っ込む。
狙うは頭部だが、そのままいっても防がれるだけだろう。

接敵できたならば、前足で相手の肩の上から抱き着き、頭部をドリルで狙う。
まずはこの一点のみを狙ってみる。
防がれた場合はその時だ。

686クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/28(土) 23:09:09 ID:T0YCDSjI0
「むむむっ」

 ボスゴーレムの頭部は鉄、なかなか破壊できない。しかし蛇型ゴーレムはほぼ完封ができている。
時折ボスゴーレムがもがき体を叩きつけるが、土の蛇は腕がない分なのか少し速めに再生していく。
このまま巻付いたまま頭を粉砕するのも時間の問題だろう。逆に言うと時間はかかりそうだ。


>>684

 鉄の矢は簡単に鉛の分銅に突き刺さる。まだ壊れない、がそれでも結構脆くなっていそうだ。
後一発、鉛の矢を叩き込めれば鎖分銅がただの鉛の鎖に成り果てるだろう。
それまでに鎖分銅にあたってしまえば、やはりダメージを受けそうだというのには変わりない。


>>685

 流石に脆い土の剣では鉛の鎖分銅の打撃力に耐えられなかったようだ。
簡単に粉砕されるが、その土煙を突っ切って零距離まで接敵。

 ドリルは頭部に命中するが、鉄製の頭部は一度では破壊されない。
ドリル仕込の土の右腕に土の左腕をぶつけてお互いに粉砕。鎖分銅を使うため距離をとろうとする。

687レオナ:2015/11/28(土) 23:12:57 ID:hFzXVMjM0
>>686
狙い通り、あとは仕上げの鉛矢を構えて

「こっちの身体は軽くなる、敵の武器は弱くなる……一石二鳥よ……」

と、狙いは鉛分銅
しかしただ鉛分銅を狙う訳じゃない


鉛分銅の延長戦上に、ボスゴーレムの頭がある、そのポジショニングから、狙う
もし鉛分銅を動かせば、頭を貫いてゲームセット
そんな狙いも持って、鉛の矢を放った!

688フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/28(土) 23:14:05 ID:gKQdk.6Q0
>>686
「逃がすか!!」

すぐさま追い打ちをかけるためにスピードを上げて絡みつこうとする。
一度で壊れないのならもう一度ぶつけるのみである。
ただし、今度はドリルではない。
なぜならばドリルは壊れてしまったから。
ならばとっておきを使うまでである。
追い打ちの走行を仕掛けるとともに左腕の手首から先が外れる。

いくぜ、「パイルバンカーだ!!」

689クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/28(土) 23:20:25 ID:T0YCDSjI0
>>687

 しかしながら、さすがにそこまで都合よくはいかなかったらしく鎖分銅が砕けるだけに終わる。
だが、リーチの短くなった鉛の鎖と軽くなったドラゴンゴーレムでは戦力差が酷い。
既にボスゴーレムの攻撃は届かない。あとは残った持ち札でどうボスゴーレムを撃破するかだけを考えていればいい。
こちらが撃破されることはない。だが、こちらの勝ちが決まったわけでもない。


>>688

 流石に無理な体勢から放ったためか、パイルバンカーはボスゴーレムの上半身を深く貫く。
砕けた左腕の再生が停止、それどころか無事な右腕すらも崩れ去るボスゴーレム。武器を失った。
目の前には無防備な頭部。しかしボスゴーレムの頭部は鉄製。今、ここで仕留めたい! どうするべきか?

690レオナ:2015/11/28(土) 23:23:54 ID:hFzXVMjM0
>>689
まずは火力が欲しい、地に立ち、土の砲弾を補給する
そして、また飛翔を開始

「あとは木の矢でいたぶってから大砲かませば終わりっしょ」

等と言いながら、木の矢を構える

691フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/28(土) 23:24:58 ID:gKQdk.6Q0
>>689
「ここまで来たらやることは変わらん!!」

鉄杭が刺さったままなのならば好都合。
そのまま押し倒そうと後ろ足に力を込める。

692クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/28(土) 23:40:14 ID:T0YCDSjI0
「いい事を思いつきました。もう撃てない大砲なら鈍器にしましょう」

 大蛇ゴーレムが大口を開けて空の大砲をボスゴーレムの頭部に叩きつけ始める。
攻め方が変わった為かそろそろ撃破できそうだ。


>>690

 木の矢は鉛の鎖を振り回しなんとか大部分を弾いているようだが、完全ではない。
残った矢は右腕を盾にして何とか防いでいるようだが、何度も射られるとその右腕もボロボロと崩れ落ちる。
これならば矢を撃ち尽くした後はもうボロボロだろう。不安ならば土の矢も射ればいいだろうか。

 確実なのは土の砲弾だが、地上に何度も降りれば体当たりをかまされるかもしれない。
このまま安全に削りきるべきだろうか。


>>691

 しかしボスゴーレムはパワータイプ、簡単には押し切れない。
だが、この状態ならばまず逃がすことはない。このまま押し切るべきだろうか。

 足元には、ボスゴーレムが右腕の崩壊時に落とした鎖分銅。使えるだろうか。
いや、このゼロ距離でならばいっそパイルバンカーをパージして鉄の拳で殴った方がいいだろうか。
だが崩壊パーツと最初のコンセプトが重量タイプだったこっちは押し合いで負けるリスクは低い。このまま続けるべきか。

693レオナ:2015/11/28(土) 23:46:05 ID:hFzXVMjM0
>>692
木の矢を何度も何度も打ち込み、機動力も上がってくると

「そろそろ頃合いね………」

と、なんと、特攻します、ボスゴーレムに左腕を前に出しながら特攻!
そして左腕の大砲をボスゴーレム頭に直接当てて

「これで、チェックメイトよ」

そしてその至近距離から大砲をぶっぱなした

694フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/28(土) 23:46:14 ID:gKQdk.6Q0
>>692
「仕方がないか」

時間をかけても腕が再生したら意味がないので、パイルバンカーをパージする。
そして、鉄の腕を振りかぶり、何度も何度も殴りつける。

「お前が壊れるまで……殴るのを……やめない!!」

695クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/28(土) 23:55:52 ID:T0YCDSjI0
>>693

 流石に度重なる攻撃の前にはタフなボスゴーレムも限界だったのだろう。
土の砲弾により頭部が一気にひしゃげる。飛行の勢いも追加されたのかもしれない。
宣言どおり、ボスゴーレム撃破!


>>694

 武器のないままのボスゴーレム。殴られ始めてから多脚の足で何とか引き離そうとする。
しかし鉄の腕と鉄の頭、何度も殴られれば耐えられるものではない。
パイルバンカーを仕込んだ分脆くなっている腕だが、十分だ。腕は、頭部と共に砕け散った。
ボスゴーレム、撃破!


 一方クーも地味にボスゴーレムを撃破していた!
さて一位に輝いたのは……?

15ならレオナさん一位フィブさん二位
26ならレオナさん一位クー二位
37ならフィブさん一位レオナさん二位
48ならフィブさん一位クー二位
9ならクー一位レオナさん二位
0ならクー一位フィブさん二位

696フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/28(土) 23:59:58 ID:gKQdk.6Q0
>>695
「やっと倒れたか……」

ボスゴーレムを倒した時点で順位を見てみるも、自分が3位であることを見て肩をすくめる。

「最後の最後で時間がかかったし仕方ないか」

ボスゴーレムを倒した時点で報酬は貰えるのだからいいかとは思う。
素直にレオナに対して拍手をする。

697レオナ:2015/11/29(日) 00:01:03 ID:hFzXVMjM0
>>695
「ま、こんなもんよね〜♪」
と、どっから出したか扇子広げて扇いで、どや顔してますね

「これでゴーレムーンちゃんゲット〜♪あー、家事とか楽になるわ」

とか今後はゴーレムに家事とかさせる気です、ダメ人間丸出しですね

698クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/11/29(日) 00:07:34 ID:T0YCDSjI0
>>696

「おめでとうございます。三位ですけどちゃんと賞品はありますから。
三位の人はこの銅のゴーレムーンとゴーレム板を差し上げます」

 赤金色に輝く三日月型のオカリナがコタツの天板程度の大きさの板と一緒に手渡される。
オカリナは強化陶器で作られているようだがどうやってこんな自然な金属光沢を出しているのだろうか。


>>697

「優勝おめでとうございます。飛行能力に眼をつけたのはとても個性的でした。
あれのおかげでコース中時間を短縮できたのが勝因でしたね。
それではこの金のゴーレムーンとゴーレム板を差し上げます」

 こちらは金色に輝く三日月形のオカリナだ。こちらも強化陶器だが金属光沢の輝きが凄い。

699フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/29(日) 00:13:22 ID:gKQdk.6Q0
>>698
「地味にゴーレム板が便利だよな」

金属光沢に不思議がりながらも少しだけ名残惜しそうに転送装置へと乗る。
そしてカフェへと帰るのであった。

700レオナ:2015/11/29(日) 00:14:57 ID:hFzXVMjM0
>>698
「賞品きたきた、これがゴーレム板か〜……」
とか言ってちょっと乗ってみます

「ま、そこは私、天才だし?まあ軽くする必要はあったから脆くなったけど、当たらなかったら問題ないかなと思ってね」
と、インタビューにどや顔で答えて

「応援ありがとねー!」

と、右手で賞品を持って、ゴーレム板に乗ってみて
リップサービス的に左手をふりふりして観客に言ってます

701レオナ:2015/11/29(日) 00:15:56 ID:hFzXVMjM0
そして転送装置でカフェに帰って行きます

【カフェ】
「ふぅ…………初めて真面目に検定受けたかも」

そんなこと呟いた

702フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/29(日) 20:44:05 ID:gKQdk.6Q0
【カフェ】
「きっとまた会うときは前みたいに姿が変わってるだろうし、
 この姿で挨拶するのはこれで最後になるだろうな……それじゃあマスター、またな」

カフェのマスターに別れの言葉を残し、カフェから出ていく竜人。
その姿をマスターは無言で頷き見送った。

703フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/29(日) 20:44:50 ID:gKQdk.6Q0
【ドラゴンズバレー】
『貴方の頼みなのだから断る訳にはいかないだろう?』
「ああ、協力してもらってすまないが、信用できる者の中で、"これ"を預けられるのはお前だけだからな。
 正確には、お前にはその適性がある。一応、本人には話してある。だから……頼んだぞ?」

ドラゴンズバレーの片隅で、竜人は無属性の竜――飛凰と話していた。
大事な何かを預ける。今回はただそれだけの訪問だ。
わざわざ呼び出さずにここまで来たのも、頼みごとであるための誠意なのだろう。

「それじゃあ、またな」
『いつでも待ってますよ、フィブさん』

そういうと竜人は自分の胸の中から白い繭を抜き出し、竜へと預けてまるでそこに最初からいなかったかのように消え去る。
転移でまた別の場所へと跳んだのであろう。

704フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/11/29(日) 20:47:21 ID:gKQdk.6Q0
【???】
何処かもわからない謎の空間。
竜人はそこで腰に差していた二本の御神刀を逆手で抜き、刀身をまじまじと眺める。

「さぁ、始めよう……フィリス、すまないな……今まで躊躇してた。
 一歩を踏み出すのが怖くてな……。でもそれも今日で終わりだ。
 俺は今までの俺を脱ぎ捨てて新たな俺になろう。この儀式を以って……」

それは後悔か、踏みとどまるなら今だという自制心か。
それらを振り切って、竜人は二本の御神刀を自らの腹部へと突き刺し、腹の中央で交差するように貫いた。
苦虫を噛み潰したような顔で吐血し、地に落ちた血は地面の上を迸り、陣を描いていく。
尾は割け、角は歪に分かれ、翼は骨を残して千切れていく。
その度に体中から血が流れ、陣の輝きを色濃く濡らしていく。

あらかた血を流れつくすと、干物のように乾いた竜人を、陣の形成に使われていた血が包み込んでいく。
卵のように丸く、体全体を包み込み、酸化して赤かった姿は黒ずんで固まっていく。
そこでこの儀式は終わったのだろう。空間に静けさが戻る。
だが、落ち着いたと思った次の瞬間に卵の下に穴ができ、虚空へとその身を投げ出された。
上を見れば星空、下を見れば一面に広がる色鮮やかな地上。その狭間を縫うように真横に落ちる。正確にはわずかに地上に向いてはいるが。
やがて地上に落ち、その卵が割れた時、竜人はその姿を再び見せるだろう。
姿は変われどその心は依然と変わらぬその姿を。

705レオナ:2015/12/02(水) 22:10:24 ID:CLkZeIuQ0
【浮遊島ラグナルクス】

「……よく来たわね、私こそ炎の精霊神にして偉大なる魔術師、レオナ・セレナーデよ」

なんか尊大な態度で、浮遊島の中央っにある台座に立ち、ポーズとって言ってます

「…………こんなもんかな」

などと言ってると、ペットのドラゴンや獣達は「何してんだこいつ」て目でレオナを見る

「あんたたち何よその目…………」
そう言ってペットをじと目するがペット達は呆れてる様子

「な、何よいいじゃんこー見えても私ほんとに偉大ですんごい大魔法使いで強い力持った精霊なんだから!ほら、力を求めた冒険者が尋ねてくるかも知れないっしょ!?そんときの為の練習よ練習!!」

と、ペット達に必死の言い訳するが、呆れたペット達は各々どっかいきました

「む〜…………あいつら……明日の餌は手抜きしてやる……」

そう呟く魔女

とある浮遊島の日常でした

706 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/05(土) 19:12:01 ID:T0YCDSjI0
【カフェのスクリーン】
本日の検定内容_
‘後悔の折れ弓’
〔ジャンル〕
解決
〔推薦適性値〕
調査C+
心理B+
戦闘B
祝福B
呪術耐性B-
〔開催地〕
果実の町プルスード

〔概要〕
果実の町プルスードは果実を使った料理やお菓子作りが盛んな町。
果物自体は輸入に頼っているということもあり、ここは様々な出会いのある町でもあります。
空間魔法の適性を持つ者も何故か多く生まれ昔から輸出入と出会いを元に縁結びでは有名です。

ですが出会いが多く結ばれる縁があればその分報われない心もまた多く存在するのが当然です。
だからこそこの町はその多くの報われない心が呪いとなり時に悪性の憑喪神と成り果てます。
今までは自警団や独自のコネで対応できていましたが今回はどうも手強いので対応をお願いします。

〔ヒント、その他〕
憑喪神への対応はなにも戦闘で済ませる必要はありません。
戦闘以外にも呪いの浄化や対話による説得などどのような方法で解決しても構いません。

〔失格行為〕
・町を大規模に破壊する行為、多少であれば黙認しますが基本的に認められていません。
・現地住民への過剰な迷惑行為や他の参加者の殺害、これは基本的に認められていません。
・検定に関係のない犯罪行為全般、常識の範囲で行動しましょう。

〔BOSS〕
・後悔の折れ弓
大好きな弓を極めることを諦めてまで応援した親友の恋路があっさり破局してしまった。
細かく調べればドロドロの恋模様に翻弄された少女の後悔を核に生まれた悪性の憑喪神。
本体の折れ弓を杖として矢の魔法をどんどん放ってくる実力者です。

《PRESENT》
☆こだわりの水菓子詰め合わせ缶☆
分類:食品
地味に通販でも数ヶ月待ちという老舗のお菓子が一通り入った詰め合わせ缶。
一段目にカットロールケーキやクッキーサンド、二段目にフルーツゼリーや水羊羹、
三段目には果物の缶詰等徐々に保存の効く物を選んで詰めた豪華な代物。

☆後悔の折れ弓☆
分類:武装
壊さずに無力化できたならばそのまま所有しても構いません。
ただし呪いが残ったままならば呪物取り扱い免許の提示をお願いします。

《検定開始時刻》
>>20:00
《終了予定時刻》
>>0:00

707仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/05(土) 20:16:23 ID:T0YCDSjI0
>>706

【果実の町プルスード】

 転送装置から現れたのは最近見かけるようになった仮面の少女。
どうにも彼女はこういった霊や怨念の関わる検定には多く顔を出す傾向にあるのかもしれない。

「で? 憑喪神が悪さをしているのはわかったけど具体的な被害とかは?」

「はい」

 転送装置の傍で控えていたのは、どうやらこの町の門番であるらしい。
彼の話ではどうやらこの町には若いフリーランスの傭兵が多く集まるとか。
商人が集まり、護衛のために傭兵が集まり、出会いが恋愛に発展する。

 ところが最近では傭兵が狙われ怪我をし、護衛ができず流通が控えめになっているらしい。

「つまり、辻斬り的な被害ね」

708レオナ:2015/12/05(土) 20:27:59 ID:CLkZeIuQ0
>>706
「憑依神が悪さね〜……」
一人の女性が街の、とある民家の屋根の上で座っていて

「ま、暇潰しにはなるかな〜……どーやって解決するのか、じっくりみーとこっと」

と、のんびりしとる

709仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/05(土) 20:29:21 ID:T0YCDSjI0
>>708

 話をつめて行くものの、辻斬りらしく犯行現場は綺麗にバラバラで何か特徴があるようには見えなかった。
強いて言えば綺麗にバラバラであることから、一度犯行現場となった場所では事件が起きていないことくらいか。

「まだ犯行現場に選ばれていなくて、傭兵が多く訪れる場所……」

 彼女に思いつくそんな場所といえば、薬局付近くらいだろうか。
実際に足を運んで調べているようなのだが、彼女は仮面が原因か悪目立ちしている気がする。

710レオナ:2015/12/05(土) 20:41:53 ID:CLkZeIuQ0
>>709
「傭兵と言えば武器、武装してるよね〜」

ふと、仮面の少女の後ろからそんな事を言って現れた魔女

「こーゆーのってさ、調査する人が、襲われる側に偽装すんのが手っ取り早いんじゃない?」

とか言いました

711仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/05(土) 20:49:25 ID:T0YCDSjI0
>>710

「……なるほどね」

 振り返る仮面の少女、だが、彼女の関心が検定以上に高まっているのを感じる。
なんとなく、直感してもいい。この仮面の少女は精霊、火属性の精霊であると。

「とはいっても私の武器はコレだし、あんまりいい武器買えるほど裕福ではないけど、どうする?」

 左手に持つランタンを見せる。このランタンは本体と言えるほどまでに彼女と特に強いつながりを持っているようだ。
とはいえそんなものを持っているようであれば、確かにこの少女に武器を持つことは期待できなそうだ。

712レオナ:2015/12/05(土) 20:58:16 ID:CLkZeIuQ0
>>711
「うーん…………ランタンじゃ傭兵に見える訳がないよね…………」

とか言って考える女

「つーか精霊だったら武器とかいらないし…………」

こんなことを言った、彼女もまた炎の精霊であるからか直感したようで

「まあ、武器なら私は持ってるけど…………ま、憑依神さんに見せびらかしておくために持っとくかな」

そう言うと、左手にたいそうな飾りついた古い杖が現れました
ただ、この杖は"無限"の魔力が秘められている"神杖アポカリプス"
神が昔この地に残したとされる神器の一つ
そこらの傭兵が持つ物とは到底思えない代物ですね

713仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/05(土) 21:03:09 ID:T0YCDSjI0
>>712

「どちらかといえばどこかの宮廷魔導師に見えるんじゃない? それ」

 精霊に武器は要らないという部分に若干ながら共感している様子だが、戦闘タイプ的にはあまりよくないかもしれない組み合わせだ。

「目をつけていた場所は薬局付近なんだけど、不安なら囮用の傭兵でも雇う?」

 それともこの二人であっても襲われるだろうと踏んでいってみるべきだろうか。

714レオナ:2015/12/05(土) 21:09:40 ID:CLkZeIuQ0
>>713
「ま、そだよねー……んじゃあ、お金もかけないで簡単に傭兵に変装しちゃえる裏技あるけどやってみる?」

女は軽く言いました

「まあ、やることっつったら私が変装魔法やるだけなんだけどね」

にっこり笑顔で言うと、ぼんっと煙を立てて、あら不思議
レオナは髪を縛って、軽鎧を来て、なんか細い剣腰に提げた傭兵みたいな女剣士の姿になりました

「杖はまあ隠しといてっと」

左手の杖はぼんと音を立てて消えて

「ざっとこんなもんよ」

にっこり

715仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/05(土) 21:17:53 ID:T0YCDSjI0
>>714

「ふぅん、私より随分格が上なわけね」

 さすがと言わんばかりに軽い拍手。これで行こうと目をつけていた薬局へと向かうことにした。

【薬局付近】

 まず薬局に来たのだが、すぐにでも襲われるといった事態にはならない。
張り込むならば雇い主との待ち合わせ、という設定にするべきだろうか。

「あとは待つだけね」

0なら犯人来襲
偶数なら何かトラブル、大きな数字ほど危ないトラブル
奇数なら平和

716レオナ:2015/12/05(土) 21:24:21 ID:CLkZeIuQ0
>>715
「元々人間だったわけだけど……まあそりゃもう超天才魔法使いだったわけだし?こんくらい軽いもんよ」

とか言って、薬局の方まで着いてきました

【薬局】

「まあ、すぐにはなんか起こらないよね…………」

とか言って退屈そうに薬草の類いを見てます

「今度の仕事は北の砦の奪還戦争に加わるから……あの砦は堅守で知られてるから薬草も沢山用意しといた方がいいね……」

とかいきなり言い出して

「なんて傭兵っぽいこと言ってみたり(笑)」

ふざけてんのか?

0なら犯人襲撃
偶数ならなんかトラブル、数字が大きいほど大きなトラブル
奇数なら平和

717仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/05(土) 21:30:16 ID:T0YCDSjI0
>>716

「……案外、気が合いそうかもね」

 そう言って軽く笑うような気配。仮面で素顔はわからないが。

「ここの町はやっぱり魔法薬の味もよかったりする、のかもね」

 こちらもさほど固い雰囲気ではない。しかし張り込みを続けても中々何も起こらない。

「……『中々来ないし、待ち合わせ場所間違えたかしら?』」

 他の場所に行ってみようかという提案。今はとにかく囮となるしかない。

718レオナ:2015/12/05(土) 21:34:16 ID:CLkZeIuQ0
>>717
「かもね」
にっこり笑顔でそう答えてから


「うーん……傭兵が集まりそうな場所手当たり次第行ってみる?」

とか言って

「思い付く場所と言えば……酒場、武器屋、防具屋、鍛冶屋あとは宿とかだけど」

とかそういう場所を挙げていく

「あー、あとは闘技場とか賭博場もありかもね、傭兵とかギャンブル好きっしょ」

719仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/05(土) 21:39:36 ID:T0YCDSjI0
>>718

「先に話を聞いた限りでは酒場と武器屋と防具屋と宿屋、そして賭博場は既に被害現場になってた。
だからその中で可能性が高い場所なら、鍛冶屋か闘技場だと思う」

 あとは病院と劇場と各門などが現場となっているらしい。

0ならこの話し合いのタイミングで犯人来襲、話を聞かれて逃げられる
9ならこの場で張り込み続行
偶数なら鍛冶屋へ
奇数なら闘技場へ

720レオナ:2015/12/05(土) 21:42:31 ID:CLkZeIuQ0
>>719
「じゃあ鍛冶屋ね」

そう言って、鍛冶屋の方へと足を運んでみます

【鍛冶屋】

そこはずらりと、新しく打たれた剣等もあって、まあよくある鍛冶屋ですね

「やっぱ鍛冶屋って基本温度高いよね」

とか呟いて

偶数なら犯人襲撃
奇数なら平和

721仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/05(土) 21:45:42 ID:T0YCDSjI0
>>720

「火の精霊といっても私、そんな高温が得意なわけじゃないし、頼むものもないし、あまり長時間は張り込めない」

 そうは言いながらも砥ぎに出されたものなのか、刀系の武器を興味深そうに見ている。

偶数なら犯人来襲
奇数ならトラブル

722レオナ:2015/12/05(土) 21:48:18 ID:CLkZeIuQ0
>>721
「おっと…………おでましみたいよ」

憑依神の気配を感じ取ったのか、外に出て

「さーって、どんな感じにいたずらしてくれるのか楽しみ」

とか言ってます

723仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/05(土) 21:53:40 ID:T0YCDSjI0
>>722

 気付かれた、と理解したのだろう。矢の形に固定化された魔力が無数に飛んでくる。
咄嗟にランタンの炎を軽く爆発させて起動をそらすが、襲撃失敗を感じてか犯人の気配が遠ざかる。

「追いますよ」

 でもこの仮面の精霊あまり速くない。完全後衛職な遅さだ。

724レオナ:2015/12/05(土) 21:56:06 ID:CLkZeIuQ0
>>723
「ち、逃げ出したか…………」

そう言うと、変装を解きます

「て、あんまり速く無いのね…………」

そう言うと、本人は杖に乗って飛んで
もうひとつ、箒を出しました

その箒を操って、仮面の少女を拾うように乗せます、そして飛びます

「これで追いかけられるっしょ」

とか言ってにっこり

725仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/05(土) 22:01:12 ID:T0YCDSjI0
>>724

「あっ、ありがとう。やっぱりこっちは精霊も凄いのね」

 空を飛びながら追いかけると地上から牽制で矢が飛んでくる。
なんとか避けながら追いかけていく。結構町の注目を集めている気がするが。

0なら直撃してしまう
それ以外なら追いつけそう

726レオナ:2015/12/05(土) 22:03:14 ID:CLkZeIuQ0
>>725
「よーし、もうすぐ犯人に追い付くわね!」

そう言うと、変装を解いて、普段の魔法使いの姿に戻りました

「まちなさーい!逃げるとお仕置きするわよー!」

とか言って、追い付くとそう隣で言います

727仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/05(土) 22:11:51 ID:T0YCDSjI0
>>726

 もう逃げ切れないと悟ったのか、犯人が足を止め振り返る。
その少女は左手に折れ弓から作られた指揮棒を持っている。あれが本体であり杖なのだろう。
表情は嫉妬と八つ当たりに支配されているような、怨念や悪霊よりも生々しい感情を感じられるものだった。
服装は何故か狩人の軽装備とウェディングドレスを組み合わせたようなチグハグなものであり、違和感が酷い。

「……なんとなく、思ってたけどね。彼女も元人間ね」

 何故わかったのだろうか。この仮面の少女からは混ざり者の気配はしても人間の気配はない。
仮面の少女まで元人間というわけではないのだろうが、元は他の何かだったのだろう。似た種族の存在が三名、ここに揃った。

728レオナ:2015/12/05(土) 22:18:03 ID:CLkZeIuQ0
>>727
「ほーほー……大方あれじゃない?結婚間際に殺された……とかかな?」

その姿を見てそう言って

「それか結婚相手を傭兵に殺されて、復讐してる……とか……?」

と言って

「ま、とりあえず聞いてみよ、なんで傭兵襲ってるの?」
尋ねます

729仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/05(土) 22:24:25 ID:T0YCDSjI0
>>728

「……うるさい、リア充なんて全員滅びろ。予備軍であろうとも! 恋愛どころか出会いもないままに! 引退して逝け!!」

 何やら、どちらかというと恋人ができずに色々拗らせた感じのノリに近い。
しかしあの格好にも意味はあるはずだが。何やら変な事情を抱えてこんな姿になっているようだが。

730レオナ:2015/12/05(土) 22:28:44 ID:CLkZeIuQ0
>>729
「リア充?……へー……リア充に見えんの?」

そんなこと言ってます

「私かれこれ800年くらい浮遊島でぼっちしてるんだけどー、友達とかペットどもだけよ」

にっこりしてこんなこと言った!

731仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/05(土) 22:36:06 ID:T0YCDSjI0
>>730

「今が満足ならリア充だ! 幸せな奴は紛争地帯でも幸せだ! だからこそ、不幸な奴が生まれる」

 折れ弓を構える。一振りするとその周囲に何本も矢が出現する。
臨戦態勢に対して仮面の少女もランタンに光の球を入れる。すると火の精霊のはずが植物の竜のような姿に変化した。

「あんた達幸せでしょ? だから分不相応の幸せに憧れる奴が生まれるんだ……消えてしまえ、全て」

 会話自体はできているが、話が通じているかどうかは微妙なところだ。
悪性の憑喪神となるとこれくらいの負の感情は当然なのかもしれない。

732レオナ:2015/12/05(土) 22:46:11 ID:CLkZeIuQ0
>>731
「これは重症ね…………」

と考える女性

「てあれ?炎の精霊じゃなかったの!?」

そっちにびっくり

「えっと、不幸だったのはわかったわ、で、あんたはどうなりたかったの?」

憑依神にこんなことを聞いて

「生前、何が嫌だったの?」

733仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/05(土) 22:54:22 ID:T0YCDSjI0
>>732

「火の精霊だけど、ちょっと出自が特殊なの。出自だけがね」

 タイプ被りよりはタイプを変更するほうが役に立てると判断したらしい。

「……せめて、幸せになれよ。何であたしが諦めたのに、あいつら……」

 直球で訊いたからか、一番深い部分での言葉が聞けた。
何のことはない、自分の為ですらない、ただやりきれない感情を純粋に悪意にしたまま八つ当たりしているだけ。

 これ以上は何も聞けそうにない。後悔の折れ弓が矢の弾幕を放ってきた。

734レオナ:2015/12/05(土) 23:04:06 ID:CLkZeIuQ0
>>733
「そう…………ようは八つ当たりしてんのね……」

そして、矢を……回避しない!

全部当たります!当たります!

「そうやって八つ当たりして、気がすむなら好きにやればいいわ
私相手に……どーせ死なないし」

と言って見つめて

「まあいくらやっても気が晴れないから未だに通り魔してるんだろうけど……いい加減気づいたら?あんたのその行動は無意味なんだって」

735仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/05(土) 23:09:02 ID:T0YCDSjI0
>>734

「……これ、私いる?」

 自分の必要性に疑問を感じたためか仮面の少女が後ろの方に下がっていく。
援護できるようにはしているが、余計なことはしないようにすることにしたのだろう。

「無意味でも、そんな感情から生まれたあたしの存在意義はこれだけ。
あんたを倒せないなら、なんとしてでも逃げて、もう一度繰り返すだけよ」

 大量の矢を周囲に纏いまるで回転するヤマアラシのような姿になる。
そして再び矢を大量に放ちながら後退していく。決め技としてなのか背中に巨大な矢も準備している。

736レオナ:2015/12/05(土) 23:19:19 ID:CLkZeIuQ0
>>735
「んーっと、彼女が逃げないようにして欲しい……かな?」

と、そう仮面の少女であった竜に言います

「繰り返させる訳にはいかないんだよね〜…………でも、ただ暴力で解決するのはつまんない、ぶっちゃけそんなの…………」

と、一瞬間を置いて、左手を天に翳すと

ヤマアラシの隣
ーーーーーーズガシャァァアアアン

巨大な雷が落ちる!!!それは雷の大魔法ーーーーーー"インディグネィション"であった

「楽勝すぎるからね…………因みに、わざと外した」

と、脅すように言います

「せめて、あんたが言う、幸せになれなかった人の詳細わかったらな〜……教えてくんない?」

と、聞きます

737仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/05(土) 23:27:14 ID:T0YCDSjI0
>>736

 雷が落ちた後も、それでも逃げようとしているが退路は大量の蔦で塞がれている。

「……もう死んだよ。相手方はもう忘れて今も傭兵」

 逃げられないと悟ったのか矢の展開をやめて座り込む。

738レオナ:2015/12/05(土) 23:34:36 ID:CLkZeIuQ0
>>737
「なるほど……それで傭兵を襲う訳だ、了解」

ふと考えると、魔法の球を出しました

それを渡して

「その球を持って、強くその傭兵さんを思ってみなさい、そしたらその傭兵さんが映し出されるから、そこに連れてってあげる」
と、いきなりこんな事言った

「ほんとに忘れてしまってるのか、確認してみない?無差別に傭兵を襲ってるってことはまだ、直接合ってないんでしょ?」

739仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/05(土) 23:38:56 ID:T0YCDSjI0
>>738

「……見たくない! あいつ他の女とハネムーンでこの町離れたんだ!
新婚生活とか誰が見てやるもんか! 強制するなら今ここで本体叩き折って死んでやる!!」

 物凄く屈折してねじくり曲がった精神状況らしい。事実かは知らないが。

「……恋愛って怖いわね」

 どうやら仮面をつけているだけあってこちらも恋愛遍歴はない様子。

740レオナ:2015/12/05(土) 23:50:08 ID:CLkZeIuQ0
>>739
「別に強制はしないよ、私としてはたんたの暴走止めたいんだけど〜…………」

と考えて

「ならさ、そいつの新婚生活を…………めちゃくちゃにしてみない?
あんたがそんな怨念めいた原因はその男にあるじゃないだから、もうこの街で無関係な傭兵襲うのは辞めなさい」

なんて言って、指ぱっちん

「ここで、その男に好きなだけ八つ当たりして、それで成仏しなって」

にっこり
あ、記憶覗いたのか、傭兵男の家の中に、三人連れてワープしやがった!
「まあこれは失格行為かも……」

ぼそっとそんなこと呟いて苦笑

「恋愛って楽しかったけど、恨みとか起きやすいのは確かね〜…………あんまり経験はないの?」

仮面の少女に聞きます

741仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/05(土) 23:55:16 ID:T0YCDSjI0
>>740

「私は村で味方が兄さんしかいなかったし、というか私のせいで兄さん村から追放されたし、その後私殺されたし……」

 今明かされる衝撃の経歴。憑喪神の少女はそれでも今は幸せなんじゃないのかと言いた気な表情だが。
ともかく移動してきました家の中。無駄に天井裏だが新築なのかとても綺麗だ。

「見たくない、見たくない」

 憑喪神は現実逃避している。一時期自分の惚れた相手だから余計辛いのかもしれない。

742レオナ:2015/12/06(日) 00:02:22 ID:CLkZeIuQ0
>>741
「え…………殺されたの?…………辛い人生送って来たのね…………」

なんて呟いて

「てか私もお兄ちゃんいたんだよ、優しくて、会ったらいつも甘えてたかも、お兄ちゃんに」

恥ずかしそうにそう言って、顔をポリポリ掻いてます

「こら、現実と向き合いなさいって!むしろ、あんたがそうなった元凶とまともに対峙しないとなーんもならないでしょ!?」

と、怒鳴るように言います

「それとも無理矢理成仏させられたいわけ?まったく…………」

743仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/06(日) 00:09:58 ID:T0YCDSjI0
>>742

「まあ殺されずにあの村で終わっていた未来とか寒気通り越して凍りつきそうだから結果オーライよ。
後々滅ぼす予定だし……心残りは、兄さんとあの子くらいだから」

「いいよ今すぐ成仏させろよあたしがなんでこんな苦行を、苦行じゃなくてくぎゅぅでいいから」

 凄く物騒な事を言ってる。中々に厄介な事情を抱えているのはどこも変わらないらしい。
そして心の準備のできていない憑喪神を置いて家の主が部屋に入ってきた。
防音はさほどでもないのか普通に天井裏からでも声が聞こえる。仮面の少女が憑喪神の口を塞ぐ。

「よっし、しばらくは依頼もないしゆっくり家で過ごそうぜー」

「新婚旅行でお金使っちゃったんだからほどほどで働いてよ?」

 極普通の夫婦の会話のようだ。

744レオナ:2015/12/06(日) 00:17:09 ID:CLkZeIuQ0
>>743
「ふーん、滅ぼすってなかなか物騒な……」
また小声で苦笑いして言って

「あら、帰って来たみたいね…………ま、ごくごく普通の夫婦って感じ?結婚したばっかりって感じね〜……」

じーっと見てます

「にしても、恋人無くなってからよくすぐ次の女ってなるわね〜……私の経験上、男ってなっかなか女の事忘れずに引っ張るんだけどね〜……」

745仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/06(日) 00:23:34 ID:T0YCDSjI0
>>744

「……あいつ、私と会う前も他の女と別れたって言ってた。あの子死んだのもあいつと別れて……」

「思った以上にろくでもない奴っぽいけど、噛まないでくれる? 叫びそうになった」

 仮面の少女の手を噛んで自由になった口で事情を話す。普通に痛そうだ。
話の流れからすると失意のままに、事故に遭ったのか、自殺したのか。

「ここらだと依頼多そうだと思って家借りたんだけどな、ちょっと失敗したか」

「場所が中途半端すぎて新規の仕事はなさそうなんだって?」

 一応普通の夫婦のようだが、どこかにそんな歪みを抱えていたりするのだろうか。

746レオナ:2015/12/06(日) 00:31:16 ID:CLkZeIuQ0
>>745
「…………くずじゃん」
ばっさり言いました

「むしろあんた、そーんな男と一緒にならないで良かったっしょ…………幸せとか無理よ無理」

呆れた感じに言います

「いい?そーゆー女をとっかえひっかえする男ってね、もう病気なの、一生変わらないし、結婚したところで浮気されて離婚すんのが落ちよ」

なんか偏見持っとる?

「ま、こー言う男に限って口説くのが上手いからたちわるいんだけどさー……」

747仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/06(日) 00:37:13 ID:T0YCDSjI0
>>746

「やっぱり恋愛なんてろくなものじゃないんだ……」

「……だってあいつ、寂しそうにしてた。あの子にもそんな顔を見せて、だからあたしが諦めて……」

 何か一人の精霊に物凄く悪いケースで偏見を植え付けてしまった感があるが。
ある種この憑喪神達も病気だったのだろう。駄メンズウォーカーと呼ばれる、マイナスに目が眩む人種。
下では相変わらず夫婦がテレビを見ながらくつろいでいる。

748レオナ:2015/12/06(日) 00:48:24 ID:CLkZeIuQ0
>>747
「もちろん、こんな事ばっかりじゃないよ、ちゃんと幸せになれる場合もあるし……」

呟いて

「てか、それがあの男の手口でしょ…………ほらそんな男の為に怨念振り撒くのバカらしいよ…………」

とか言ってなでなでします

「まあ、あいつの事はきれいさっぱり忘れて、霊界とかで新しいいい男見つけるのもいいかもね〜……
ちなみにね、悪いことも無理矢理良いことに考える、ポジティブなイメージ持って生きるのが幸せになる秘訣よ」

と、びしっと指差してどや顔します

749仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/06(日) 00:55:10 ID:T0YCDSjI0
>>748

「……そういえば『あたしの元になった娘、まだ生きている』んだけど、あたしって成仏できるの?」

「!?」

 とうとう憑喪神が諦めたと思えば再び衝撃の真実。
元々憑喪神とは強い思いが道具に意志を与えることで生まれる存在。
その思いは死者の念である必要はなく、ここにいる存在は生霊ということなのだろう。

「というか怨念から生まれたのにポジティブにとかなれるものなの?」

「……駄目なら強制浄化でいいでしょ。苦しむよりは」

750レオナ:2015/12/06(日) 01:05:20 ID:CLkZeIuQ0
>>749
「あんた、生霊なのか〜……」

と、少し笑って

「てことは…………うーん…………あんたは怨念から産まれたからもう、強制除去しかないのかな」

と、呟いて

「元になった娘はまだ怨念持ってるのかなー?そっちの方が気になった……また第二第三の怨霊産まれたらねぇ」

と、仮面の少女に苦笑いしてます

751仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/06(日) 01:11:07 ID:T0YCDSjI0
>>750

「さあ? 大分前から別の怨念ばかり取り込んできたから」

「はた迷惑な、でもまあ元となる品物がなければ同じことは起こらないでしょ」

 さすがにここまで使い込まれた弓以上の媒体があるとは思えない。
危険性はゼロではないが少なくはあるのだろう。

752レオナ:2015/12/06(日) 01:19:50 ID:CLkZeIuQ0
>>751
「そっか、んじゃあとりあえず…………もう人襲わない?襲わないってなるとぶっちゃけ私的にはおっけーなんだけど」

とか言って、左手で杖くるくる回します

753仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/06(日) 01:23:28 ID:T0YCDSjI0
>>752

「、一時的に襲わなくなっても無駄、だって元から怨念から生まれたし、また怨念取り込んで人を襲うよ」

「……難儀ね、生まれから逃げられないなんて」

 特別な手段が無ければ無理なのだろう。今のところは諦めて大人しく成仏しようとしているが。
仮面の少女もどこか同情的だ。場所が屋根裏であることが少々雰囲気を外しているが。

754レオナ:2015/12/06(日) 01:27:00 ID:CLkZeIuQ0
>>753
「じゃあ仕方ないか…………はぁ」

溜め息して

「んじゃあ、痛くないよう一瞬で浄化してあげるよ」

なんて言って左手前に出して光の浄化魔法を使用しました

「またね……また君みたいな子が産まれないように……」
とか言って

755仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/06(日) 01:32:10 ID:T0YCDSjI0
>>754

「そう、本当にそうなのに、馬鹿みたい」

 最後の言葉は、やはり負の感情に溢れていた。
後に残ったのは核となっていた折れ弓の杖のみだった。

「……私も、ああなるのかな」

 どこか寂し気に呟く声、その表情はやはり仮面に隠されていた。

756レオナ:2015/12/06(日) 01:40:11 ID:CLkZeIuQ0
>>755
「うーん……なりたくないって気持ちがあればならないと思うよ?」

仮面の少女にはそう言いました

「結局、弱い心が原因であーいうの産んじゃうんだよね」

757仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/06(日) 01:44:57 ID:T0YCDSjI0
>>756

「……そうでもないでしょ。悪人は、破滅した同族を見て自分はああはなるまいと思いながら自分も破滅するんだから」

 まるで、自分がそうだとでもいうニュアンスで語る。
弱い心は、自分でも承知の上なのだろう。そして自分は弱さからこの世に縛られているのだとも。

「検定、クリアしたし帰りましょう。この折れ弓も貰えるはずだし貰っておいたら?」

758レオナ:2015/12/06(日) 01:48:20 ID:CLkZeIuQ0
>>757
「そだね〜……折れ弓か…………治したらいい感じになるかもね」

そう言って、弓を持って

「んじゃ帰ろっか」

と言うと、カフェへと転送されました

759仮面の少女 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/06(日) 01:53:38 ID:T0YCDSjI0
>>758

【カフェ】

 戻ってきた二人。仮面の少女はあまり手伝っていなかったが、一応報酬は出た。
しかし水菓子の詰め合わせは異様に豪華で重い。彼女の分はカフェの冷蔵庫で保管となった。

「あんまり役に立てなかったけど、勉強になったわ」

 そう言ってランタンから球を取り出し元の姿に戻った。その内、彼女も復讐を果たすのだろうか。

760レオナ:2015/12/06(日) 02:02:49 ID:CLkZeIuQ0
>>759
「うーん……復讐なんて、ろくな事じゃないからやめといた方がいいよ」

そう言って

「復讐果たした所で、得られるのは自己満足だけだから、ね」

そう続けて箒に乗ると

「んじゃあ、今日はもう帰るけど、またね、浮遊島に遊びにきてもいいよ、気晴らしにでもなるだろうし」

にっこりそう言って、窓から飛んでいきました

761 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/12(土) 19:13:15 ID:T0YCDSjI0
【カフェのスクリーン】
本日の検定内容_
‘自警団の訓練指導’
〔ジャンル〕
教育
〔推薦適性値〕
指導A-
指揮C+
〔開催地〕
闘技場

〔概要〕
魔法技術は常に進歩していますが人々の実力もまた進歩しています。
そんな中犯罪から市民を守る自警団にこそ特に目覚しい進歩が必要なのです。

今回自警団の新人も交えて大型訓練を行う事になりました。
名高いカフェメンバーの方々にはその訓練の手助けをお願いしたい。

〔ヒント、その他〕
教育方針は自由ですが内容は自警団としての訓練指導です。
自警団として役に立つ能力を引き出す形の指導でなければ人はついてきません。

〔失格行為〕
・自警団構成員の殺害や過剰な重症を負わせる行為、簡単に治療可能な範疇で止めましょう。
・検定に関係のない他者に対する迷惑行為、自警団にお世話になるのではなくお世話する検定です。
・その他関係のない犯罪行為、自警団にお世話になるのではなくお世話する検定です。
・自警団構成員に対するセクハラ、恋人になりたければ後にプライベートで口説き落としましょう。

〔BOSS〕
・なし
今はまだ平和を乱す者こそが敵というだけの平和な日常です。
ですがこの先に立ちふさがる困難の中で命を守れるようにならなければいけません。
強いて言うならば我々にとっては皆さんの課す訓練こそがこの検定でのボスなのでしょう。
我々は皆さんが立派なボスであることを強く望みます。

《PRESENT》
☆受講料☆
分類:金銭
カフェメンバーの方々の役に立つような道具があれば我々で使っています。
なのでここは単純に受講料を支払いますので訓練を受ける者達と相談してください。
受講料は好きに設定していただいても構いませんが、自警団は金持ちではありません。

《検定開始時刻》
>>20:00
《終了予定時刻》
>>0:00

762レオナ:2015/12/12(土) 20:02:41 ID:NZOn40NU0
>>761
「……訓練指導……ね〜、仕方ない、ここは1つレオナ様が一肌脱いであげるかな」

とか言って、転送装置へ

763クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/12(土) 20:12:29 ID:T0YCDSjI0
>>762

 転送装置は自警団の訓練所の入り口へと通じていた。
カフェメンバーであるということで受付表にサインをすればネームプレートが手渡されるようだ。
ネームプレートのサンプルには検定参加者特別教導役と書かれその下に氏名と書かれている。端には番号も書かれるようだ。

 そして訓練所内部は、何故かバザーのような雰囲気だった。
好きな場所で好きな値段を提示し、好きな内容で教導役をこなすということなのだろう。

764レオナ:2015/12/12(土) 20:30:51 ID:NZOn40NU0
【自警団】

「へー、なるほど……こー言うシステムね」

まあ軽くサインを済ませて
「この数字はなんだろ……7番?」
端の数字に注目しますね

「とりあえず、お金で訓練したらいいのね」

なんて呟くと

「なら私は魔法でも教えようかな〜」

と、看板になんさ書いてる

"大魔法使いレオナ様が魔法を教えてあげる"
だそうです

「値段は…………うーん、とりあえず5000とでもしといてっと」

765クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/12(土) 20:34:39 ID:T0YCDSjI0
>>764

 検定参加者特別教導約ナンバー2と書かれたナンバープレートをぶら下げた少女が準備をしている姿が目に入る。
どうやら定価でより効果的な防御魔法に関する講座を行う予定らしい。

 しかし、どうにも双方共に最初は誰もよってこない。
防御魔法は地味と思われているのか、ただ魔法と書くだけでは具体的な内容がわからずしり込みしているのか。
微妙に遠巻きに見られている気はするが、何かしらの実演を行いアピールをした方がいいのだろうか。

766レオナ:2015/12/12(土) 20:41:55 ID:NZOn40NU0
>>765
「…………うーん……誰も来ないな〜…………」

呟いて

「えっと、看板書き直そうかな……」

今度は
"基本的な攻撃魔法教えます"

と書き直しました

「全く……この私が魔法教えてあげようってのによってこないなんてなんて贅沢なのかしら……む〜……」

若干機嫌悪そう

767 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/12(土) 20:46:38 ID:T0YCDSjI0
>>766

「あの」

 看板を修正すると幼さを残した顔立ちの少年が一人。

「僕、射撃の魔法が全然使えなくて……使えるようになりますか?」

 どうやら射撃魔法で躓いている少年であるらしい。新人なのだろう。
そして相変わらず隣の防御魔法のところには人が来ていない。

768レオナ:2015/12/12(土) 20:52:05 ID:NZOn40NU0
>>767
「射撃魔法っねってこんな少年も参加してるんだ、自警団に」

と、ちょっと呟いて

「とりあえず、料金は後払いでいいよ
、使えるようにならないと詐欺になるからね」

とか言ってから

「んで、射撃の魔法ね、うーんっと、まずこうやって、魔力球出して見なさい」

そう言うと、左手の人差し指から魔力球を出しました、それは赤色ですね

「別に特別なことはいらない、ただ魔力の塊だせばいいから」

と、そう少年に伝える

"さーって、何色の球が出るかな〜"

とか考えながら、わくわくしてる

769 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/12(土) 20:57:09 ID:T0YCDSjI0
>>768

「こうですか?」

 それなりに練習はしていたのだろう、あっさりと右手に魔力球を出してみせる。
色は水色だった。氷属性というよりは水と光の属性に近い。
ただし魔力球は右手につけたまま。接触していないと霧散してしまうのかもしれない。

770レオナ:2015/12/12(土) 21:02:28 ID:NZOn40NU0
>>769
「水色……水属性ね、了解」

と、レオナは魔力球を霧散させます

「まずあんたは水属性の適性が高いから〜……水属性の魔法の練習からはじめよっか」

にっこりとそう言いました

「んで水属性の基本的な射撃魔法って言うとスプレッドとかウォーターボールとかね、こんなんか」

左手を翳したら、レオナのちょっと前の空間に水圧が降って来ました

「こんなん」

今度は左手から、水球が飛んで行きました


「まあ、後者の方が簡単かなー?」

とか言って

771 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/12(土) 21:06:53 ID:T0YCDSjI0
>>770

「じゃあ、やってみます……」

 右手をかざし水魔法を駆使、そこまではいいのだが何故か手から離れた瞬間に水の球が弾けた。
弾けたその空間から水が小さな滝のように流れ落ちていく。
魔法を放出した瞬間に魔法の形を維持することができなくなっているようだ。

772レオナ:2015/12/12(土) 21:16:25 ID:NZOn40NU0
>>771
「ま、最初はこんなもんよねー」

とか笑いながら言って少年の頭をなでなで

「まずはね、こんな基本的な魔法でも"詠唱"やってみたらいいんじゃない?詠唱破棄では、基本的に魔法の効果完全に出せないからね、そうとう魔法極めてないと
ま、私は余裕だけど」

最後の一言は余計ですね

「とりあえずこう、魔力溜めるイメージで、詠唱するの」

と、今度は左手を前に突き出しながら

「青き水よ、その力を示せ、ウォーターボール!」

すると、さっきと同じように水球が飛んで行きました

「まずね、詠唱とか魔法陣とか、そう言う媒体使ってから使うのが魔法の基本だからね」

らしいです

773 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/12(土) 21:21:28 ID:T0YCDSjI0
>>772

「でも先輩達が……いえ、わかりました」

 自警団の先輩にいざという時に詠唱していたら間に合わないとでも言われたのだろうか。
とにかく一応素直に話を聞こうと、言われたとおりに詠唱を行う少年。

「青き水よ、その力を示せ、ウォーターボール!」

 水の球が手元で肥大化し、同じように小さな滝になった。今度は規模が大きくなった分少年も巻き込まれている。
右腕と靴がビショビショになってしまっている。これは成長なのだろうか。

774レオナ:2015/12/12(土) 21:31:57 ID:NZOn40NU0
>>773
「…………あは、魔法の才能ないねー、あんた」

笑いながらこんなこと言いやがりましたよ

「とりあえずこういうのはできる?」

水の剣を出してみました

775 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/12(土) 21:36:05 ID:T0YCDSjI0
>>774

 物凄く落ち込んだ様子の少年。ストレートな言葉にはストレートに落ち込んでみせる。
水の剣を出す事に関しては、何度か挑戦したことがあるのか小さい水のナイフならば無詠唱でもスムーズに出せるらしい。

「剣に纏う形なら大きくもできるのですけど、魔力消費が……」

 魔力はあまり豊富ではないらしい。ただ、そういった形なら少しは使い慣れているようだ。

776レオナ:2015/12/12(土) 21:52:19 ID:NZOn40NU0
>>775
「あんた、手から魔力を離したらその維持ができない、苦手みたいね、そこで!」

と、なんか空間に手を突っ込んでごそごそしてます

「これあげるわ、流石に修行方法なら教えてあげれるけど、ここまで苦手な感じだと、"今すぐに出来るようにする"ってのは普通にやってたんじゃ無理だわ」

となんかブレスレットを差し出して言いました

「多分あんたはそう言う、"魔力放出"に対しての適性が低いのね」

とも言って

「だから長い時間、地道に修行するしかないよ」



「あ、このブレスレットはね、レオナちゃん特性のブレスレットで、魔力をこれに翳すだせでファイアボール発動してくれる優れものよ
ファイアボールは火属性だけど、水属性得意なあんたが敢えて使うならいいっしょ」

と、そんな事をいいはなつ
"ま、もっと魔力翳したらイラプション、さらに魔力翳したらエクスプロード発動するんだけどね"

なんて思って

「んで!修行方法なんだけど、こんな感じに」

と、ただの魔力の塊を出しました

「これを真上に投げて、キャッチ、この繰り返し、これが一番基礎的な事ね」

と、そう言って真上にに投げて、キャッチを左手でしてます

「んで大体、3メートルくらいまで上に投げても球が安定してきたら」

と言って、魔力球をキャッチしたら

「それを思いっきり投げるの」

と、大体30メートルくらい飛びましたね
んでそこら辺で魔力球が転がってます
んだ、レオナが左手翳したら消えました

「とりあえず、思いっきり投げて、その魔力球が安定して地面に落ちたらおっけーよ、そんくらいになったら放出系の魔法使えると思う」

にっこり

「でも、あんたの適性なら、あんまり高度なのは使えるようにならないかもね」

ともつけたして

777 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/12(土) 22:01:41 ID:T0YCDSjI0
>>776

「えっ? でも、これ高いんじゃないですか?」

 自警団はそう実力者も優秀な魔導具も豊富にあるわけではない。
新人にまでこういった魔導具は回ってこない、そして多くは自腹で変える値段ではない。

「僕、まだまだ新米ですし、使いこなせる自信がないです。
正しい訓練方法を教えてもらって自分が強くならないと、団長には認めてもらえない気がして……」

 団長に対して憧れを抱いているのか、顔を赤らめて真っ直ぐな目を向けて話す少年。

「僕だと限界はあまり高くないと思いますし、それは残念だとは思いますけど……」

778レオナ:2015/12/12(土) 22:06:27 ID:NZOn40NU0
>>777
「だから、正しい訓練も怠らない事ね」

と、そう言います

「それは高くないよ?私がそこらで買ったブレスレットに魔力込めて改造しただけだから」

とも言いました

「ほら、暇潰しに魔道具作った感じよ、あ、そうだ、じゃあもうひと改造しちゃおう」

とか言ってから、魔道具に魔力込めました

「はい、もう1つ改造しちゃった、さっき私が言った訓練、それサボった次の日は効果発揮しない、ただのブレスレットになるってね」

と、笑いながら言いました

「ま、ただの下方改造なんだけど仕方ないね」

779 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/12(土) 22:11:34 ID:T0YCDSjI0
>>778

「……わかりました! 僕、これを使いこなせるようになってみせます!」

 そこまで言われたら素直に受け取るしかない。少年は笑顔で宣言する。

「ありがとうございました! ……もっと強くなったら、きっと団長も僕に振り向いて……」

 財布から受講料を取り出しながら、何かぶつぶつと夢見心地の様子で呟いている。

780レオナ:2015/12/12(土) 22:14:52 ID:NZOn40NU0
>>779
「よろしい、いい?訓練サボったらだめだからねー、多少の適性もあるけど、基礎的な魔法くらいなら、魔力ある人なら誰でも出来るようにはなるからね、がんばれ!」

と、少年にそう笑顔で言って、見送りました

781クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/12(土) 22:21:06 ID:T0YCDSjI0
>>780

「はい! ありがとうございましたー!」

 その様子を見ていたのであろう周囲の団員達、彼らも揃って並び始めた。
半分以上品物目当て的な現金さを感じる目をしている。どいつもこいつも魔法使いというよりは戦士向きの体つきの者達ばかりであった。

 一方隣の防御魔法の方は医務班の団員が二名ほど受けに来ているだけの様子。
教えている内容は自分の視覚による防御魔法の強度低下や、展開形状や固定方法による運用の違いなど座学的な内容が多い。

782レオナ:2015/12/12(土) 22:23:36 ID:NZOn40NU0
>>781
「…………えっと、あなた達攻撃魔法とかいるの?」

戦士のような人達に苦笑いしながら言って

783 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/12(土) 22:27:49 ID:T0YCDSjI0
>>782

「そりゃ俺らだって魔法は使いたいに決まってるさ。弓は使えないし、投擲は物が重いし限られる」

「遠距離攻撃ができるのとできないのとじゃ全然違うからな。無手に近い状態で魔法攻撃できるなら願ったり叶ったりだ」

 魔法を覚えたいという部分に関しては、一応本気であるらしい。
便利な攻撃手段を増やしたいというだけであるようだが。前々から軽くは魔法について悩みを抱えていたのだろう。

784レオナ:2015/12/12(土) 22:36:05 ID:NZOn40NU0
>>783
「よーし、ならあんた達には自警団ってことでいい魔法教えてあげよう!」

と、立ち上がって、左手回すと光の輪があらわれました

「えっと、そこのチョビヒゲでいいや、ちょっと来なさい」

並んでる戦士一人を指名して、前に出させました

そして、その輪をチョビヒゲ戦士に投げると、なんと、そのチョビヒゲ戦士の両手、身体を光の輪が拘束しました

「自警団的にこー言うの使えたら便利っしょー」

にっこり

785 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/12(土) 22:42:23 ID:T0YCDSjI0
>>784

「……それって普通にロープで縛るんじゃ駄目なのか?」

「ロープなら結び方教わるし、無力化の手段なら麻痺とかの魔法教えてもらって検めてロープで縛るとか」

 当人達は思っていたのと違っていたのか戸惑い始める。
拘束魔法の有用性や汎用性を理解していないということは、この男達は素人上がりか何かだろうか。

「というか俺いつまで縛られてなきゃいけないの? チョビヒゲ俺だけじゃなくね?」

「縛られるとか羨ま」

 妙に騒がしくなってきた。複数人が集まると騒がしくもなるのかもしれない。

786レオナ:2015/12/12(土) 22:52:30 ID:NZOn40NU0
>>785
「あんたら素人?あ、ごめん」

と、チョビヒゲの拘束を解いて

「例えばこの魔法使えばさー」

と、光の輪を人数分出して、それぞれ全員に投げました

そして全員拘束しました

「こーゆー風に、敵の無力化と拘束、同時に出来るんだよ?いきなり
犯罪者捕まえる必要あるあんたらにとったらいっちばん便利な魔法と思うけど……
それに…………」

今度はなんか、等身大の人形を魔法で出して、それを光の輪で拘束して

「こんな縛られた敵なら」

それに手を当てて、ばん!!人形は内部から爆発した

「こんな風に、一方的に殺すのも楽勝よ」

787 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/12(土) 22:56:45 ID:T0YCDSjI0
>>786

「えっ……いや、国からデッド指定含む指定を受けているような凶悪犯以外は殺しちゃ不味いというか」

「いやそう。ほんと。決して殺す度胸がないとかじゃなく」

「あっ、でも一応教えてもらっていいですか?」

 一気に静かになった男達。若干怯えているようにも見えなくもない。

788レオナ:2015/12/12(土) 23:11:37 ID:NZOn40NU0
>>787
「まあ殺すのは魔物の類で別に人殺すなんて言わないわよ〜、やだな〜」

と、笑いながら言いました

「んじゃあ、簡単な講座ね、この魔法はまず手錠をイメージするの、そのイメージをまあ、光賊で具現化する感じに魔力放出して、それを、捕獲対象に投げる、そしたら勝手に拘束してくれるわ」

と、簡単に説明会

「バインドって名前だから上手くいかない場合は術名言いながら魔力放てばいいよ
それでも上手くいかない場合は影響ね」

「悪しき者よ、光の輪により束縛されん……バインド!」

すると光の輪が表れて、またチョビヒゲ戦士を拘束しました

「こんな感じにね」

そして指ぱちん、団員達の拘束を解いて

「まあ、ぶっちゃけ、簡単な攻撃魔法なら…………えっと、あった、これね」
また空間に手を突っ込んで、ごそごそ、なにやら本取り出した

それは、著者レオナ=セレナーデ
で書かれた魔法基本書だった

「これにやり方懇切丁寧に書かれてるから買ってね♪そこらの本屋で売ってるよ〜♪」

宣伝しましたよ

789 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/12(土) 23:14:39 ID:T0YCDSjI0
>>788

「練習すればできるか?」

「俺闇属性と風属性で光の資質マイナスの方の測定不能なんだけどどうしたらいいっすか?」

 普通に生徒になっている。そして質問が多くなってきた。本は買わず今聞けるだけ聞こうとしている。貧乏性なのだろう。

790レオナ:2015/12/12(土) 23:34:32 ID:NZOn40NU0
>>789
「練習すればできるよ」

と、答えて

「光と闇と風が-か〜…………それなら別の教えてあげる、得意な属性は何?」

「一応、拘束魔法なら土属性でも重属性でも水属性でもいけるからね」

とか言って

「ちなみに私適性全部+の方の測定不能だった超天才だから」

かなりどや顔です、でも今は水と氷がA+までなっちゃってますけど

791クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/12(土) 23:45:35 ID:T0YCDSjI0
>>790

「あれ? なんか絡まった」

「あっ俺雷属性」「俺も雷と火」

 ドヤ顔は完全に流されて好き放題言っている。カフェの住人はこんなだろうともう諦めている感が漂う。
そして一人だけ自分の出した拘束魔法に絡まってこけた不器用な男がいた。というか的にしたチョビヒゲだった。

 そのほかの者も見よう見まねで試してみては成功したり、鞭のようにしかならなかったりと大忙しである。

「他人に対して防御魔法をかけて保護する場合は絶対に空間固定タイプにすること、そして必ず障壁の一面は開けておくこと。
空間固定タイプじゃないと素人相手にかけたら衝撃受け止められないと失神しちゃいます。そして全方位タイプだと逃げ道がなくなり保護し続けなければならなくなります」

 隣の方ではそれぞれの防御魔法の欠点を説明し時折実際に試させている。
まず身につけるよりも先に活用を見せて自分に必要な魔法を見極めさせる方向性なのだろう。

792レオナ:2015/12/12(土) 23:54:09 ID:NZOn40NU0
>>791
「雷と火か〜…………私も得意としてたのはその二つね、測定不能の中でもその二つは更に飛び抜けてたから」

とかまたどーでもいい自慢話しますね

「まあどっちか言うと攻撃って要素が強い属性だけど…………そうだ、なら二人には別な魔法教えてあげよう!」

と、そう言うと

「雷を身体に宿すイメージで魔力を纏うと…………」

と、レオナが黄色いオーラに包まれて

「ほら、めっちゃ速く動けるよ!」

と、どうやら速度上昇魔法みたいです

「んで、今度は火のイメージで同じ事すると」

すると今度は赤いオーラに包まれて
その状態で岩をつえで叩くと砕けました
どうやら攻撃力上昇魔法のようです

「あとチョビヒゲ君は不器用すぎ…………とりあえず、ゆっくりやって慣れていきなさいな」

793 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/13(日) 00:03:19 ID:T0YCDSjI0
>>792

「よっしゃ! やってやるぜ!」

 そして早速速度を上昇させて、足を縺れさせ転んでシャチホコのような有様に。
チョビヒゲの方もゆっくりとやって今度は成功したと思ったら棘が無数に生えて恐ろしい事になっていた。

 そのしっちゃかめっちゃかな状態は、人に教えることの難しさと楽しさが混在している気がした。
この分であればこの検定は十分成功と言えるのではないだろうか。

 今まで魔法は独学か自警団独自の経験則でばかり語られていた。それが今では楽しそうに魔法に触れている。

794レオナ:2015/12/13(日) 00:11:49 ID:NZOn40NU0
>>793
「よし、とりあえずおっけーかな…………んー、まあ魔法習得させておしまいは寂しいし……」

と、さっきの魔法書を人数分出して

「これ、教科書代わりにただであげるわ、あんたら思ったより貧乏そうだし」

なんて言って配りました

795 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/13(日) 00:18:50 ID:T0YCDSjI0
>>794

「いやっほーぉおぅっ!!」

 喜びの野太い声が響き渡る。物凄く貧乏性なのだろう、凄くありがたがっている。
なんとなくだがこのまま自警団の先輩から後輩に受け継がれそうな空気だ。
それなりの人数が受講料を払ってお礼を言う。

 一方の防御魔法側は随分とまともな内容ではあったものの、人気はなかったようだ。

796レオナ:2015/12/13(日) 00:24:21 ID:NZOn40NU0
>>795
「…………自警団ってそんなに給料低いの?」

と、きょとんとした

「あ、そっちも終わった?てか教えるの……以外と疲れる……」

と、溜め息です

「魔法でこれできないー!なんてなった経験ぶっちゃけないし…………」

嫌みですか?そんな事を呟く

797クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/13(日) 00:28:48 ID:T0YCDSjI0
>>796

「それは羨ましいですね〜私は一神教系の神聖術とかとは相性が悪くて上達しなくて……」

 自警団は回される税金がほぼ備品と最低限の給料に成り果ててしまうのだそうですよ〜等といろいろ裏事情も聞いていたらしい。
この少女は随分とマイペースに教えていたようだ。

798レオナ:2015/12/13(日) 00:36:56 ID:NZOn40NU0
>>797
「まあ、何はともあれ検定は終わりね!お疲れさま!」

と、上機嫌にカフェへともどる

799フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/12/13(日) 00:55:36 ID:sQuM9zww0
【街はずれの湖】
その夜、闇夜を引き裂くように流れ星が湖の中へと吸い込まれるように落ちた。
目撃者は「白かった」やら「生き物の様な形をしていた」やら証言が異なっていた。一つを除いて。
そのただ一つだけ、皆が共通したことを言っていた。
「着水した瞬間だけは全く覚えてない」と。

800アート:2015/12/13(日) 19:55:54 ID:UYw.Kn9Q0
【カフェ】
 
「(^ω^ )マスター、昨日の夜に星が落っこちてったんだお!見たんだお!」
「(^ω^;)え?星じゃなかった?じゃあ何が落っこちたんだお……?」
「(^ω^ )もしかして:UFO」
「三 ^ω^)やべー宇宙人!?宇宙人!?!?ちょっと探してくるお!!!!」
(ダッシュで出て行った)

801フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/12/14(月) 22:53:36 ID:cAaCOgvE0
【街はずれの湖】
深夜、人気もなく静かな湖面に仄かに光る輪に嵌った卵が浮かび上がってくる。
そして、ぐらりぐらりと揺れた後、卵の殻が広がるように翼を模していく。
輪は殻の翼が展開する間に外れ、翼の後ろにふよふよと浮いている。
殻の翼の内側から現れたのは……角と尻尾、四足がある発行体。
恐らく、姿としては一番近いのは竜であるだろうが、そうとも言えないようでもある。
一言でいうと、ただただ違和感の塊なのである。
違和感の塊は翼を広げたまま湖の中へと再び沈んでいく。
深く。深く。
まるで、まだ早すぎたと言わんばかりに。

802 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/19(土) 19:08:57 ID:T0YCDSjI0
【カフェのスクリーン】
本日の検定内容_
‘蹴落とせ! 落とし穴レース’
〔ジャンル〕
レース
〔推薦適性値〕
持久走A-
妨害B
〔開催地〕
レースゲームの電脳空間

〔概要〕
コースには落とし穴が大量、後ろからは巨大ロードローラーが迫ってくる。
そんな状態でレースを行っていただきます。
最終的にコースに残っていた参加者に賞品は与えられます。
多くの分け前が欲しければ蹴落としましょう。

〔ヒント、その他〕
ロードローラーに轢かれても現実に戻るだけですが、凄く痛いです。
落とし穴に落ちただけでは失格になりませんがロードローラーに追いつかれると失格です。
落とし穴の中にはボーナスとして何かの乗り物がある場合があり、引き上げれば使用できます。

〔失格行為〕
・ロードローラーに引かれたり追い越される、失格です。
・飛行行為、落とし穴からの脱出以外で飛行することは禁止です。

〔BOSS〕
・巨大ロードローラー
壊れない設定になっているので攻撃は無意味です。
足止め用のアイテムがどこかの落とし穴の中にあるかもしれません。

《PRESENT》
☆清掃砂☆
分類:魔法薬
部屋に撒くと埃や汚れを引き離し吸着してくれる砂状の魔法薬。
吸着後は市販の掃除機で砂を吸い取りましょう。武器に振り掛けると血脂も落とせます。
最終的にコースに残っていた参加者全員での山分けとなります。

★命令★
分類:罰ゲーム
脱落してしまった参加者は最終的にコースに残っていた参加者の命令を一つ聞きましょう。
ただし罰ゲームの範疇に収まらない命令は無視しても構いません。

《検定開始時刻》
>>20:00
《終了予定時刻》
>>0:00

803ウェイデン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/19(土) 20:17:37 ID:T0YCDSjI0
>>802

 レースというならばこの男が参加しないはずがなかった。
しかも今回はお得意の耐久走。いつも以上の気合の入りようであった。

「気合十分、この俺の本来の走りを皆に見せ付けてやる」


【電脳空間】

 後方からロードローラーが迫るデジタル空間に放り出される。
数秒だけロードローラーが止まるがすぐに動き出す。
新しく参加者がエントリーした場合すぐに轢かれないように数秒だけロードローラーが止まるようだ。

「ヒートラン!」

 火属性の爆発を足元に起こし爆発を踏むように急加速、そして落とし穴を避ける。
荒々しいもののかなり安定した走りを見せていた。

804ウェイデン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/19(土) 20:38:33 ID:T0YCDSjI0
>>803

「楽勝楽勝」

 今のところ全く問題ない様子でコースを独走している。
落とし穴内部のお助けアイテムなどには一切目もくれずに走り続けている。

 余裕があるためかロードローラーを観察してみると、何やら巨大化しているだけではない。
破壊不能設定らしいが装甲が追加で貼られており、機銃らしきものがいくつか見える。
……攻撃もしてくるのだろうか。メタルマックスのネタ戦車のような外見になっているが。

805ウェイデン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/19(土) 21:07:46 ID:T0YCDSjI0
>>804

「……」

 無言で走り続ける。時折コースの右に寄ったり左に寄ったりしてみる。
しかしどうもロードローラーの機銃の銃口が常に向けられている気がする。
念のために氷の刃を飛ばして攻撃してみるがやはり機銃も破壊不能設定されているようだ。

 奇妙な感覚だった。得意の持久走だというのに爽快感を覚えない。
ただ走るという作業をさせられているかのような感覚だけがウェイデンを追い立てる。

806ウェイデン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/19(土) 21:33:58 ID:T0YCDSjI0
>>805

 走る。走る。ただ一人走る。何のために走るのか、ただ走ることこそが目的なのか。
落とし穴はそこにあるだろうか。ある。だが本当にそれは落とし穴だろうか。
もしかしたら走り続けているランナーの妄想の産物なのではないだろうか。
あるいはランナーを騙すために作られた幻影データなのではないだろうか。
そんな事を思いながらもただ魔法で加速しながら走り続ける。
後ろには巨大なロードローラー。これは本物のデータだろうか。機銃は。
それとも距離だろうか。ロードローラーとの距離は正しいだろうか。今感じる距離は錯覚で歪んでいないだろうか

「……ホキャーっぁあああああっっ!?」

 ウェイデンは混乱している。

807ウェイデン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/19(土) 22:05:57 ID:T0YCDSjI0
>>806

「いや〜電脳空間ですけどいい天気ですね〜ローラさん」

 虚ろな目をしながら一人のランナーが後方の巨大なロードローラーに対して話しかけている。
何気ない日常の話、カフェの仮眠室でたまに変に強い奴を見かけること、ランナーに誘ってみたい逸材も多いこと、
カフェのメニューの栄養バランスと味が素晴らしいこと、楽しそうに語っている。

「ローラさんは軽油とかお好きそうですよね」

 ディーゼルエンジンなのだろうか。そもそも重機に燃料の好物があるのだろうか。

808ウェイデン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/19(土) 22:43:50 ID:T0YCDSjI0
>>807

「あははーほーら、捕まえてごらーん」

 無駄にスキップしながらロードローラーと砂浜のカップルの如く追いかけっこしているランナーの姿があった。
検定内容の映っているスクリーンをみた人はどう思うだろうか。
あるいは気付かないうちに錯乱するトラップでも踏んでいたのかもしれない。

809ウェイデン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/19(土) 23:13:54 ID:T0YCDSjI0
>>808

「なあ、俺達ってさ、結婚してもこんな風に走り回れるかな?
家を持って、子供がいて、それでもこんな風に楽しく走れるかな?」

 恐ろしい急加速でランナーとロードローラーの一方的な恋物語が展開されていく。
妙に決意を固めたような、落ち着いた表情で語りかける一人の男がいた。
傍から見たらただ錯乱しているだけなのだろうが、偽りであっても彼の中には愛が芽生えていた。

810フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/12/19(土) 23:18:13 ID:cAaCOgvE0
【電脳空間】
電脳空間の中に新たな影が現れた。
今となってはすでに遅いと思われるが、そんなことお構いなしと入ってくる。

その影は小さかった。
幼い子供位の背でコース内を四つん這いで爆走し始める。
シルエットからして竜であろう。
二本の尻尾を揺らしながらロードローラーから逃げていく。

811ウェイデン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/19(土) 23:35:43 ID:T0YCDSjI0
>>810

「なあ、子供は何人欲しい? 俺は、そうだな……やっぱり男の子がいいな。
一緒に走って世界中で綺麗な景色を見せてやりたい」

 何やら錯乱したランナーがいる。

「あんたはどう思う? やっぱり子供は男の子がいいって思わないか?」

 錯乱したまま新しく現れた竜っぽい影に話しかける。
錯乱したままでも見事な走りを見せているところは貫禄を感じる。

812フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/12/19(土) 23:44:43 ID:cAaCOgvE0
>>811
「ぐるぁぁぁごごご……」

鳴き声の様な声で言葉を返す。
意訳としては、「娘と走るのも良さそうだと思うけど……生まれてきた子供の性別に関係なく愛情を振りまくべきでは?」と言っていると思われる。

一応、今回の検定モニターの事項に邪魔していいと書いてあったことをふと思い出す。
返事はしたものの、相手は恐らくライバルなのである。
口から炎のブレスをウェイデンの進行方向に放つ。

813ウェイデン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/19(土) 23:54:39 ID:T0YCDSjI0
>>812

「そうかぁドライ、シャワー」

 極々自然に地属性の魔法で砂の紙を作り出し纏い水を含ませて炎を突っ切った。
走る事を続行する本能が無意識レベルでそれを可能としているようだ。

「性別関係なく愛情を振りまくのは前提条件だぜ。いい男ならそうだろ?
こうだったらいいなって夢を膨らませるってのは愛情を注ぐか注がないかじゃないと思う」

 何やら夢や理想という物に並ならぬロマンを感じているらしい。

814フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/12/20(日) 00:15:44 ID:cAaCOgvE0
>>813
防がれた攻撃の跡を見て、このまま倒すのは無理だと考える。
どうにかして隙を突かないといけないなと心の奥底で思う。

「夢を膨らませるのもいいが、それをする暇があるのか?」などと忠告するように罠を作る。
元々あったものに何を追加するかを考えて並走をしている。

815ウェイデン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/20(日) 00:31:33 ID:T0YCDSjI0
>>814

「やっぱり幸せな家庭ってさ、現実も理想も両方大事だよなー
仕事と妻とどちらかが大事か訊く奴に子供の将来と土地の権利書どちらが大事か訊いてみたいなー」

 そんな事をいいながら、爆発により地面から少し浮いたり急激なカットにより罠を避けていく。
向かってくる罠は槍で弾き、時には氷で体表に薄く装甲を作り、時には風魔法で大きく飛び上がって捌いていく。
相手の邪魔とかはもう考えていない。走る事に特化した思考回路だ。思考しているのかも怪しいが。

 というよりも検定終了時刻は過ぎているためクリア扱いになっているはずなのだが。
この電脳世界から脱出する方法が提示されるわけでもなく、ファンファーレもならない。
どうしたものか。

816フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/12/20(日) 07:30:46 ID:cAaCOgvE0
気づいた時にはカフェの中だった。
恐らく、途中で力尽きてロードローラーに轢かれたのだろう。
周囲を見ても先ほどの男の姿は見えない。
既に出ていったか、それともまだあそこでロードローラーと……。

それ以上考えても仕方ないと判断してか、カフェのマスターにぺこりと頭を下げ、カフェの仮眠室に入っていく。
今のままではコミュニケーションすら取れない。
仮眠室のベッドの上で再び睡眠<セイチョウ>に入る。
次こそはと胸に秘めながら。

817クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/26(土) 00:18:03 ID:T0YCDSjI0
【カフェ】

 クリスマス。聖夜である。本来は一神教圏以外では関係のない行事だが、今となってはそんなことこそ関係ない。

「しかし、それももう終わりました」

 時に、袋状の物に固く重い物を詰めたブラックジャックという武器がある。
サンタクロースの持つ白く大きな袋。関係ない。サンタの服の赤は返り血ではない。とある企業のイメージだ。
見覚えのある少女がハンマー投げのようにぶんぶん振り回しているが、関係ない。サンタ服っぽい格好だが、関係ない。

818レオナ:2015/12/26(土) 14:49:39 ID:7hqgaH6I0
【カフェ】

ここには二日酔いで机に突っ伏してる女性が一人いた

「あぁ〜…………へつにへんはいにゃんえふゆほしひゃひゃいへほ〜…………ひほひははみひぃ〜〜〜〜……ひいへんほまふはーーー!!」

そして、お酒飲もうとしてマスターに取り上げられます

「ひょっにゃんへーーー!?」

とか言ってまた突っ伏して

819 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/26(土) 20:28:25 ID:T0YCDSjI0
【カフェのスクリーン】
本日の検定内容_
‘怪しげな商隊の正体’
〔ジャンル〕
追跡
〔推薦適性値〕
尾行B
戦闘C+
〔開催地〕
病院都市

〔概要〕
病院都市と呼ばれる全体が巨大な医療施設である都市。
そこには医療に関係する様々な魔法薬や魔導具が集められる聖地でもあった。

しかしここ最近とある里から仕入れていたユニコーンの角が届かなくなった。
その代わり同時期に見慣れない商隊がユニコーンの角を小売しにきた。
どうなっているのか協会に調査を依頼したところ、その里は荒らされ人一人すらいなかったという。

商隊がどこからユニコーンの角を仕入れているのか疑問なので皆さんにはそれを突き止めて欲しい。
仮にその商隊が間違いを犯していて、それが手遅れでなかったのならば対処もお願いしたい。
もしもその商隊が間違いを犯していて、それが手遅れであったのならば処理をお願いしたい。

〔ヒント、その他〕
ユニコーンの角の産出地は角竜の里と呼ばれる場所でした。
調査したところ竜人やユニコーンはおろか他の角を持つ動物や特産のヤシの木すら消えていました。
住宅なども焼き払われており倉庫なども希少な品は持ち去られていました。
血液などの痕跡も見当たらず目撃証言すらなく里が消失しているようです。

〔失格行為〕
・病院関係者や患者への迷惑行為、病院ではお静かに。
・他の参加者や現地協力者の殺害、これは基本的に認められていません。
・商隊等への情報漏洩、潜入などの調査や尋問目的以外で行われると困ります。
・その他基本的に不必要な犯罪行為、常識の範疇での行動を心がけましょう。

〔BOSS〕
・靴下バナナ盗賊団?
最近できたにもかかわらず色々な場所で盗みや密漁を行っている小規模盗賊団。
目撃情報はあるようなのだが、今回の事は今までの彼らの手口とはかけ離れている。

《PRESENT》
☆定期健診☆
分類:医療サービス
検定をクリアした参加者の方々は月に一度の定期健診が無料で一年間受けられます。

☆?☆
分類:戦利品
もし商隊の背後が違法な組織で正統な所有者のない物があれば戦利品としていただいて構いません。

《検定開始時刻》
>>21:00
《終了予定時刻》
>>1:00

820レオナ:2015/12/26(土) 20:36:27 ID:7hqgaH6I0
>>819
「……むにゃ……いつのまにか寝てたようね…………検定…………?」

と、立ち上がると

「よくわかんないけどとりあえず行こ……」

ふらふらしながら二日酔いの女性が転送されていきました

821 ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/26(土) 20:46:23 ID:T0YCDSjI0
>>820

 転送先は病院都市と呼ばれる場所、その門だった。
門の時点で不自然なほどに空気が清浄化されているのがわかる。
しかしそれは門の周辺、いや都市の周囲だけであるようで都市の中は普通であった。
これは病原体を持ち込ませないための仕掛けなのだろうか。

 周囲を見回すと病院とは思えないほどにカラフルな町並みだった。
耐震強度を重視した頑丈な作りの建物、色は白や緑、そして暖色系。
植物が多い区域もある様でリハビリ用なのか野球すらもできそうな広い広場もある。
食料品を売る店はIDの提示で食べられない食品は抜かれたり購入制限があったりするようだ。

 そう、そこはまさに病院が理想とする都市だった。
転送装置の横には案内地図が置かれていた。近くの薬局までの道が記されている。
おそらくはそこで詳しい話を聞けるのだろう。

822レオナ:2015/12/26(土) 20:50:37 ID:7hqgaH6I0
>>821
「…………地図…………薬局…………うぅ……気持ち悪い…………」

とか言って、ふらふらして

「丁度いいや…………薬局いって……二日酔いの薬もらお……」

と、地図に示された通りの道を行きます

823クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/26(土) 20:54:34 ID:T0YCDSjI0
>>822

「あの、大丈夫ですか?」

 そろそろ薬局にたどり着こうかというときに後ろから、なんとなく覚えのある雰囲気を感じる。
声をかけられた。振り向いたならば腰に刀を下げた黒髪の少女がいる。
以前共同訓練の検定で隣で防御魔法を教えていた少女に瓜二つだ。彼女は茶髪だったが。

824レオナ:2015/12/26(土) 20:57:14 ID:7hqgaH6I0
>>823
「…………大丈夫じゃないかも」

苦笑いで答えて

「…………双子ちゃんかなにか?」

一瞬きょとんとします

「とりあえず……二日酔いに効く薬ついでに貰えたらいいかなって……」

と言って

825クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/26(土) 21:05:01 ID:T0YCDSjI0
>>824

「あっ、クオンさんに会ったんですか? 双子じゃなくて平行世界存在ってやつらしいですよー」

 さらりと重要そうで重要なのかよくわからないことを言う。

「二日酔い、そういえばクオンさんがアルコールを分解する魔法薬を作ってた気がします。同量の銀と同じ値段で」

 価格の高さが一般的じゃない対急性アルコール中毒用の魔法薬。(座薬あり)
そんな話をしていると薬局にたどり着く。薬局の局員は二日酔いっぽい症状を見て首を傾げる。
病院都市で二日酔いになるほど酒を飲める存在は稀有なのだ。

「すみませーん。検定参加者なのですけど二日酔いの薬ってありませんか?」

 普段では聞くことのない注文に戸惑いながらも薬を処方してくれるようだ。
さて、検定に関しては何から聞くべきだろうか。

826レオナ:2015/12/26(土) 21:09:42 ID:7hqgaH6I0
>>825
「平行世界…………ふ〜ん…………異世界か〜……異世界の私ってどうなってんだろ…………気になるかも…………」
とか呟きます

「あ、ありがとー……言っとくけど……一杯しか飲めてないからね…………」

と、恥ずかしそうにそんなこと言います

「検定の事については…………とりあえずある里ってのと……見慣れない商隊のことをお願い」

827レオナ:2015/12/26(土) 21:16:02 ID:7hqgaH6I0
レオナさんはお母さん大好きっ子だったけど
お母さんは幼い頃に亡くなる
そのお母さんに
女の子は美容に気を付けなさいと言われてたから
めっちゃ美容には気を使ってしまいには自分が世界一可愛いなんて本気で思ってた事がある少女時代、てか人間時代
精霊になった今は食べても太らない肌も荒れない髪も荒れないで楽に思ってる様子

828クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/26(土) 21:23:45 ID:T0YCDSjI0
>>826

「あっ、クオンさんと似たタイプなんですねー相性の悪さの形は違うみたいですけど」

 クオンは二日酔いにならない代わりに即座に昏倒する。(例外あり)
薬局とはしっかりと処方する薬を確認する。しかし今回は簡単に二日酔いの薬を売ってくれた。

 ある里、角竜の里とは竜人の住む里であり、ユニコーンの角を輸出している里だった。
だがとある時期にユニコーンが竜人に協力しなくなり、その事態収拾が過去に検定にもなっていた。

「……そういえばクオンさんがその検定受けたって言っていたような……他には帽子さんとフィブさんが受けていたんでしたっけ?」

 その検定の結果竜人とユニコーンの間で話し合いが行われる事になったのだが、その後の事は検定記録には残っていない。
いつまでたっても協会に調停を求める連絡はない。そして今回病院都市側からの依頼で調べると里が焼き払われていた。

 商隊については、最近というには少し前から現れ始めた者達。何故かユニコーンの角を売りにきている様子なのだとか。
尾行するようなことはしていないが、現れたタイミング的には少し怪しいと一部の医者は思っているようだ。
それと病院都市内では常に伝染病を避けるため、といってマスクを外さないのも不自然ではないが怪しさの元と見られているようだ。

「何か根拠といえる根拠はそんなにない、ということですねー」

829レオナ:2015/12/26(土) 21:30:17 ID:7hqgaH6I0
>>828
「あー、あのこもお酒弱いのね……」
と、その二日酔いの薬を飲んで

「うん、これでもーすぐ楽になれるのね……ありがとー♪」

にっこりとして

「とりあえず…………」

830レオナ:2015/12/26(土) 21:32:09 ID:7hqgaH6I0
>>828
途中送信
「とりあえず…………その商隊と接触ひてみないことには始まらないんじゃない?」

と、そんなことを言って、商隊と接触の案を出します

「まあ特別根拠はないっちゃないけど、調べるからには何もしないと始まらないっしょ」

831クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/26(土) 21:36:49 ID:T0YCDSjI0
>>829>>830

 どうやら検定開始の日は事前に調整して商隊がくる日になっているらしい。
つまり今日来ているのだとか。

「接触でいいんですか? あーでも変に下手な尾行するよりはいいのかもしれません」

 商隊が角を売りに来る製薬施設へと行ってみますか?

832レオナ:2015/12/26(土) 21:39:21 ID:hFzXVMjM0
>>831
「うん、行ってみよ〜……あ、聞き込みの類は任せてもいい?
さすがに二日酔いの女が声かけてもまともに相手してくれないっしょ〜……」

苦笑いでそんなこといいますね

「んで、尾行もしてみたらいいんじゃないかな〜……」
呟きます

833クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/26(土) 21:46:27 ID:T0YCDSjI0
>>832

「……大丈夫ですかね?」

 少々自信はないようだが、頑張ってみるらしい。

 ふと、薬局を出ると妙に大量のフルーツを乗せたワゴンを押している少年がいた。
少年は二人に気付くとフルーツを手に近寄ってくる。

「可愛い女の人にはお裾分け!」

「えっ? えっと、はい。ありがとうございます」

 二人に蜜柑とバナナが手渡される。あとゴミを入れるためのビニール袋も。
どうやら歩きながらでも食べやすいフルーツを選んでくれたらしい。

「じゃあ、頑張ってね? 応援してるよ」

 そういって少年はワゴンを押していく。なんだったのだろうか。

834レオナ:2015/12/26(土) 21:50:37 ID:hFzXVMjM0
>>833
「やだ、可愛い女の人って、見る目ある子供ね」

とか上機嫌で言います

「ありがとーね♪」

と、少年を見送ると、蜜柑とバナナを見て

「ま、後で食べようかな、尾行するときにでも」

なんて言ってます

835クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/26(土) 21:55:51 ID:T0YCDSjI0
>>834

 製薬施設につくと、あからさまに怪しげな集団がいる。全身で怪しさを体現している。
ベージュ色のボロボロなコート、フードも被り使い捨てマスクをしている。
むしろここまで怪しいと無実なのではと思ってしまうほどには怪しい。不審な動きは一応していない。

「あやしーですね」

 傍にはユニコーンの角らしきものが積まれている。この商隊に間違いなさそうだ。
さて、どう聞き込みをするべきか。

「すみませーん。なんでそんなに怪しい格好をしているんですかー?」

 訊いた。ストレートに訊いた。正面から直球を投げた。

836レオナ:2015/12/26(土) 21:57:35 ID:hFzXVMjM0
>>835
「うお!?ど直球ね!?」

と、驚いてますね

「あ、ごめんなさいね、あんまりにも変な格好してるもんだからつい」

とか苦笑いでその集団に言います

837クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/26(土) 22:07:04 ID:T0YCDSjI0
>>836

「いやぁお恥ずかしい。実はうちの村の者は疫病で全滅しかけた過去があるのですよ。
だから病人にはなるべく近づくな、近づくなら肌を露出するな、そんな村の掟ができてしまったのです」

「そうなんですかー……?」

 確かにそう不自然ではない気はする。が、どこか違和感を覚える。
ユニコーンの角の入手は最近に近いのだろう。ならば疫病はそれよりも前に流行ったはずだ。
ならばどのようにユニコーンの角を安定供給できるようにしたのだろうか。
そして安定供給後にもその掟を守っている理由は。話しているのは、この男だけだ。

「私共も少々異質な衣装であるとは思っているのですがね、今では半ば民族衣装ですよ」

 特に決定的なボロは出さない。

「でも今はユニコーンさん達がいるから安心ですね、お洒落も大事ですよ?」

「はっはっは」

838レオナ:2015/12/26(土) 22:12:57 ID:hFzXVMjM0
>>837
「……ユニコーンが居て、安心できるならそんなボロじゃなくて新しい、綺麗なコート買えばいいのに」

と、そんなこと呟きます

「お洒落が大事なら尚更ね」

と、続けて言って

「それともまだ、服も買えないくらいしか儲かってないのかな?」

839クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/26(土) 22:17:46 ID:T0YCDSjI0
>>838

「実はそうなのですよ。意外とうちの村は住人が多く、食料が最優先となってしまって。
今も使える衣類はしっかり使う。それが現状なのですよお恥ずかしい」

 嘘はついていない。が、疫病が流行った村が、しかも変な風習で食費すらカツカツの村の住人が多い?
ユニコーンが来る前は? 食費の捻出はどうしていたのだろう。

 話を聞いた結果、確かにどこか怪しい。

840レオナ:2015/12/26(土) 22:25:09 ID:hFzXVMjM0
>>839
「なるほどね〜…………」

と、それだけ答えて

「えっと、クー?」

小声で話しかけます

「なんかおかしいわ、尾行、やっちゃお」

なんて言います

841クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/26(土) 22:29:54 ID:T0YCDSjI0
>>840

「了解です」

 少々程度は相手からも怪しまれたかもしれない。相手にやましいことがあるならば少々でも刺激となるが。
その後は適当に話を打ち切って離れて門の近くで様子を見る。
病院都市から出るには協会の転送装置か門以外にない。飛べれば別だが、積荷があるのに飛ぶことはないだろう。

「売り終わった後ですし、すぐにでも門から出て行くと思いますしその時に尾行しましょう」

842レオナ:2015/12/26(土) 22:35:04 ID:hFzXVMjM0
>>841
「だね…………あー、ちょっと待って!さっきの人達のとこ、私もっかい行ってくるわ」
と、そんな事言って、商隊員のところまで行っちゃいましたね

どうやら、そして、まあやったことは偶然装ってぶつかったようです
そして、戻って来ました

「ま、尾行準備かんりょー、ちょーと商団員の一人に、私の匂いつけてきた(笑)」

と、そんなこと言ってます

843クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/26(土) 22:40:54 ID:T0YCDSjI0
>>842

「匂い……?」

 ちょっと疑問に思ったらしいがそんな能力があるのだろうと自己完結した。
しばらく待っていると商隊が門から出て行く。尾行が開始された。

 普通に街道を行く集団を、なるべく遮蔽物に身を隠しながら、足跡や荷車の跡を追う様に追跡する。

奇数なら何事もない
偶数なら商隊に何やら怪しい動きが
0なら……?

844クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/26(土) 22:44:20 ID:T0YCDSjI0
>>843

 商隊が突然わき道に逸れ始める。わき道、といっても狩人の作る大型の獣道のようなところ。
どう考えても積荷を抱えたままに入っていく場所ではない。その先に村があるならもっと道は整備されるはずだ。

「森の中、なら遮蔽物が多くなりますしもっと近づいて尾行しないと駄目ですよね……?」

 尾行を続けよう。

845レオナ:2015/12/26(土) 22:45:37 ID:hFzXVMjM0
>>843
「…………なんか怪しい動きしてるね……」
とか呟いて

「とりあえず……えいっと」

ポンっと音をたてて、小さな赤色の子供ドラゴンが出てきました

『きゅう〜』

「このリアムちゃんがいる限り、見失うことはないから、この子は私のペットでね、鼻がいいの」

と紹介します

846レオナ:2015/12/26(土) 22:46:46 ID:hFzXVMjM0
>>844
「まあ、慎重に追いかけよ」
とか言って

『きゅう〜〜』

「とりあえず静かにしなさい……」

と、ドラゴンをなでて言います

847クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/26(土) 22:50:27 ID:T0YCDSjI0
>>845>>846

「なるほど、それなら森の中でも離れて尾行が続けられますね」

 尾行を続けていると、どうやらその先には岩場がある。
崖の下だ。ここに洞窟でもあれば似合うだろう場所。そこで商隊は消えた。
調べてみればすぐにわかる。そこには洞窟があった。だが幻術により入り口が隠され偽装されていた。
洞窟内部には転移用の魔法円。村を守るための処置としては、後ろ暗い方法だ。

「……どうします?」

848レオナ:2015/12/26(土) 22:53:50 ID:hFzXVMjM0
>>847
「とりあえず……goよgo!」

と、積極的ですね

「せっかくここまで来たんだし、尻尾掴んでやろうじゃないの」

なんて言って、魔方陣に入りました!

849クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/26(土) 23:01:56 ID:T0YCDSjI0
>>848

 転移先は、広い、ただ広い空間だった。ここもまた洞窟なのだろう。
だがただの洞窟ではない。人工的に作られた洞窟だ。元は鉱山だったのだろうか。

 そこは住居。転移と同時にアラームがなる。侵入者を知らせるために。

「協会も随分執念深い」

 その声は正しく聞き込みの時のあの男の声だった。
突入と同時にクーの傍に青白いリュウグウノツカイのような外見の火の精霊が現れる。
あからさまにその精霊は男を睨みつけていた。
その精霊の気配、どこか知っている気がする。がそんなことも意に介さずに精霊はクーの刀の傍に控える。

 男がタクトタイプの杖を構える。戦闘開始だ。

850フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/12/26(土) 23:02:03 ID:bVzMQztc0
【カフェ】
仮眠室から出てきた小さな竜がスクリーンを少し眺め、そのまま転送装置へと飛び込む。
転送される瞬間、マスターの方を振り向いて言葉を話す。

「行ってくるぜ、マスター」

言葉を喋った竜はそのまま転送されていった。

【病院都市】
病院都市と呼ばれる都市の門の前に転送されてくる。

「すっかり出遅れちまったしなぁ……先に来たはずの検定者がいるだろうし、そっちの方に行ってみるか」

独り言をしつつ、何をすべきか整理すると、鼻をスンスンと鳴らし、魔力の大きな方へと歩いていく。
どうせ、魔力がでかい方にいるのだろうと適当に当たりをつけながら。

851レオナ:2015/12/26(土) 23:05:56 ID:hFzXVMjM0
>>849
「とりあえずあんたは危ないから、後ろにいときなさい」

子供ドラゴンを後方へ避難させて

「クー、準備はいい?」

なんて言います

「…………そっちの精霊さん、あったことあったっけ?」

ちょっと気になったのかそんなこと呟いて

「まあいいや、殺さない程度に相手してあげるわ」

と、愛用の杖、アポカリプスを出して、突っ立ってます

852クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/26(土) 23:16:02 ID:T0YCDSjI0
>>850

 カフェで何度か感じたことのある魔力の残滓がとある方向に伸びている。
途中で折れ曲がり、森に入る。進めば洞窟のある場所にたどり着くだろうが、洞窟は幻術で隠されている。


>>851

 男はタクトを振るうと風と重属性の合成魔法による球体が複数ばら撒かれる。
着弾した地面は砕かれ、吸い込まれていく。破片が残らない。高威力の魔法攻撃だ。

「闇夜!」

 クーがそう宣言すると闇の精霊がクーの周囲の光を蝕み、虫食いのようにクーが闇に包まれる。
闇に視界を遮る以上の物理的効力はないようだが、細かい狙いは付けられないようになった。
クーはというと、実はこの魔法感知魔法なのだ。闇の内部の事はよくわかる。
狙いを付けられないようにうまく避けているが、近づくのは難しそうだ。

853レオナ:2015/12/26(土) 23:21:35 ID:hFzXVMjM0
>>852
「…………しゃらくさいわ!」

こんなこと言うと、レオナ自身に向かってきた魔法弾に、同じ魔力量を込めた炎弾で相殺します

「んでもって…………えい!」

杖を翳すと、きらきら光った小さな欠片のような物が、飛び散りました

854フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/12/26(土) 23:26:57 ID:bVzMQztc0
>>852
「ここで途絶えてるな……」

森に入ってしばらく歩き、岩場のある崖の下――行き止まりへと辿り着く。

「こういう場合って幻術とかで何かが隠されてるんだよな……よし」

行き止まりの壁から少し離れ、すぐさま詠唱を始め、魔法を紡ぐ。

「トゥルースアイ!」

瞳が輝き、真実を見渡すことができる魔法を行使する。
これで一定時間は幻覚に惑わされずに済む。

「さて、なんか洞窟があるし、中に入って……転移用の円?
 とりあえず転移してみるか」

魔法円の中へと入って転移していく。
恐らく、この先では戦闘が起こってたり起こってなかったりするに違いない。

855クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/26(土) 23:30:11 ID:T0YCDSjI0
>>853

「しかしまあ単純なことだ。相殺ばかり選択するのだからな」

 相殺された魔法弾はその場で下に落ち、へばり付いた炎のように足場を制限する。
だがこの場にこの火のトラップがそこまで有効な存在はいない気はするが。

「(あのキラキラ、何をしたのでしょう? 私なんだかあまり役立てていない気がしますけど)」

 魔法弾が相殺されたので一足飛びに特殊走法でトップスピードにのり斬りかかる。
刃のない刀だが、火の精霊を宿し振るわれるそれを男は器用に魔法弾で弾く。
弾くたびに炎が床にへばりついているが、多少ならばクーは精霊の守護で炎のダメージを軽減できる。
そのまま切りかかり続けているが、男は平然と捌いている。


>>854

 アラーム音が鳴り響く。しかしそんな音など関係ないほどに派手に戦闘が始まっていた。
風と重属性の魔法弾、炎のトラップ。ばら撒かれたキラキラ。男に襲い掛かっている闇の球体。
洞窟の内部は酷い有様だった。

856レオナ:2015/12/26(土) 23:34:24 ID:hFzXVMjM0
>>855
そして、きらきらは男に向かって飛んでいくと
レオナは指をパッチンします

すると、男の周囲に漂う大量のきらきら、そのすべてから男に向かって
光のビームを発射!!
四方八方からビームが飛びます!

857フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/12/26(土) 23:37:38 ID:bVzMQztc0
>>855>>856
物陰からその有様をじっと見る。
凄惨すぎる光景だったので、息を潜めて隠れていることにした。

「いや、あの中に飛び込むのは勇気がいるね。うん」

858クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/26(土) 23:40:22 ID:T0YCDSjI0
>>856>>857

 何かしらの戦士の感だろうか。男は即座に自分の周囲に大量に魔法弾を出し盾にする。
圧縮された風と重力による屈折で光が捻じ曲がるが、それでも大量の光線の全ては捌ききれない。
明後日の方向、というには屈折率が足りない方向に飛んでいくいくつもの閃光。それにより男は両足を負傷していた。

 男は膝をつき厳しい目で睨みつけてくる。そして魔法の弾幕の密度を上げた。

「!?」

 クーはそれを捌くため火属性の爆発でそらしたり、何故切れるのかは知らないが刀で切り捌いたりしている。
しかし攻撃に移る余裕を完全に失っていた。

859レオナ:2015/12/26(土) 23:49:46 ID:hFzXVMjM0
>>857
「おっ使えそうなの発見」

なんかそんなこと呟いてなんか光の球を、フィブに飛ばしました

「あんた、そのまんま、あいつに気付かれずに不意討ちしなさい、居間から私がド派手な魔法かますから、その隙にね」

その光の球からそんな声が

>>858
「はぁ…………なかなか粘るね〜、ま、それなりにできると分かったし」

また杖を翳して

「ちょーっと強力な魔法、いっくよ、クーちゃんは炎の精霊のお陰で多分大丈夫と思う」

すると、男の周囲の空気が熱くなっていきます

「炎の精霊神様の魔力、舐めんじゃないわよ…………フレアバースト!」

すると、その熱気が高温炎球になり、大爆発を巻き起こしました
更にその爆発が降り注いだ地面からは火柱上がるおまけつき

860フィブ ◆AHS2YvOTP6:2015/12/27(日) 00:01:09 ID:bVzMQztc0
>>859
光の球から声が届き、「仕方がないな」とため息をつく。

>>858
「確かに、やばそうな雰囲気だし……いくか」

息を軽く吸い込み、止める。
白き繭で上半身を包み込み、フォルムチェンジの準備を行う。

瞬間、二本の足に力を込めて弾丸のように飛び出す。
距離は20、10と足早に縮めていく。
その間も音は一切出さず、姿勢を低くして気付かれないように背後へと回っていく。
派手な魔法のおかげで恐らくこちらへ気付く可能性はかなり下がっているはずである。

「――ッ!!」

白き繭を翼のように広げ、繭の中から出てきた顔には眼がなく、ただ虚ろな闇が渦巻いているだけである。
欠獣。そう呼ばれるこのフォルムは、対象の感覚を欠落させる力を持っている。
そのまま男へと突っ込み、足元へと噛り付く。

この噛り付きが成功すれば、感覚を一つ欠落させるだろう。
まずはその感覚の一つ、目を奪う。

861クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/27(日) 00:04:21 ID:T0YCDSjI0
>>859

「!!」

「!?」

 男は自分の前面に二層ほど魔法弾を並べる。敵の魔法と反応して設置魔法となるそれは盾としても使える。
だが爆発の威力が高く相殺しきれない。しかも既に追加効果のある魔法だった。男の魔法は敵の魔法の追加効果は消せない。
自分の周囲に自分の設置魔法が着弾し、火柱が吹き上がる。直撃ではないが、

「グィイッ!!」

 軽く全身に火傷を負ったのだろう、堪えきれない悲鳴を上げる。
一方のクーは連続で爆発を起こし何とか火を近づけなかった。
当然一介の火の精霊では火の精霊神の火から完全に守る加護は無理なので凄く焦っていた。

 そして今まで火を使っていても大丈夫だった洞窟内の酸素が一気に消費され、大変な事になった。
しばらくはまともに呼吸が出来そうもない大惨事な状態が作り出されていた。
男は、唯一種族として人間だ。ダメージも受け、低酸素状態の悪影響を一番に受けるだろう。
かなりの実力者ではあったが、今明確に男に隙ができた。


>>860

 そして、そんな状況下では男にそれを避ける術など残されていない。
男は視界を失う。だが半ばパニックになったのだろう、男は周囲にランダムに最大の弾幕を放ち始めた。
既に洞窟内はボロボロ、さらに風の圧縮で残り少ない酸素が消滅していく。
どこかに繋がっているはずだから完全に酸素が亡くなることなどないはずだが、これではいつ落盤が起きるかわからない。

862レオナ:2015/12/27(日) 00:09:45 ID:hFzXVMjM0
>>861
「あり、ちょっと派手にやりすぎたか、まあいいや、その男縛って脱出するよ!」

とか言って、先の検定で教えてた光の輪を男に向けて飛ばします

>>860
「ナイスってか竜人だったのね〜、可愛い」

なんかフォルムチェンジしたフィブにこんな事言っとる

863フィブ<竜・欠獣> ◆AHS2YvOTP6:2015/12/27(日) 00:14:53 ID:bVzMQztc0
>>861
「五月蠅い!」

もういっちょ噛んで、全身の触覚を奪う。
次は何を奪ってやろうかと歯をギチギチと鳴らす。

>>862
「まぁ、今はちょっと竜の姿でしかいられないけどな」

虚ろな瞳を向けて普通に喋る。
目は見えてないようだが、声の方向で位置を特定しているようだ。
可愛いという言葉に首をかしげつつも、男の方を瞳の無い目で睨む。

864クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/27(日) 00:19:03 ID:T0YCDSjI0
>>862

 光の輪は男の弾幕にあたりその場で落ち熱線のトラップとなってしまう。
どうにかして止めなければ事故につながりかねないが。


>>863

 男の弾幕は止まらない。何故だろうか、男の精神状況に関係なく戦闘を続ける行動が実行できているかのような様子だ。
急所を魔法弾で覆うように庇いながら魔法弾で暴れ続ける。酸欠で気絶寸前だというのに。

 あとクーも酸欠で苦しそうだ。人間ではないとはいえ辛いものは辛いらしい。

865レオナ:2015/12/27(日) 00:35:07 ID:hFzXVMjM0
>>863
「うんうん、やっぱドラゴンは……可愛いわ」
にっこりとして言います、ただのドラゴン愛好家ならぬ愛竜家ですね

「て、こいつなかなかしつこい…………」
と、ちょっといらっとして
>>864
「むぅ………………なかなか……こうなったら…………」

すると、珍しい属性の魔力を練り上げますね

「これ、魔力消費激しくって疲れるのよね、まあ魔力はアポカリプスのお陰で大丈夫だけど、疲れるもんは疲れる」

とかぼやいて、詠唱を……すっとばして

「でも、私動くのやだから竜人さんお願い、この魔法受けたら簡単に縛れるはず、オーヴァドライブ」

なんのフィブにその、時魔法をかけた!

フィブの時間の流れを加速させる
すなわち、フィブからしたら、周囲の動きはスローモーションに移るだろう
その対称以外の人からすれば、フィブの動きにはついていけない……はず

そして、レオナは膝つきます
「はぁ…………しんど……」

866フィブ<竜・欠獣> ◆AHS2YvOTP6:2015/12/27(日) 00:39:18 ID:bVzMQztc0
>>865
「ありがとな……後はそこで休んでてくれ。期待には応えてみる」

>>864
「これじゃ埒が明かないしな、仕方がない……ならばこっちだ!」

白い繭が体を包み込み、再びフォルムチェンジさせる。
繭が瞬時に解き放たれ、腰の辺りからヒレが生える。尻尾の先も魚のようになっている。
星喰と呼ばれるフォルムで、この姿の時は魔力そのものを食し、吸収する力を持つ。

「魔法弾がなんぼのもんじゃあ!!」

打ち出される魔法弾ごと、周囲一帯の魔力を瞬時に吸い上げていく。
そう、この部屋の中の一帯のである。
魔法弾自体も吸収を行い、魔力枯渇区域を作り出そうとしているのだ。
通常ならばそれを行うにはかなり時間がかかる。
しかし、今は時魔法による加速が掛かっている。
それ故に、男の周囲の魔力を即座に食いつぶし……男本体に蓄えられている魔力をも食さんと頭部に食らいつく。

867クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/27(日) 00:46:01 ID:T0YCDSjI0
>>865>>866

 多少抵抗はあったものの、男は急激に魔力を吸い出され戦闘手段を完全に失った。
手からタクトタイプの杖を取り落とすとそのまま気絶してしまう。

「……あの、噛み付けるなら杖を奪えばよかったんじゃ……?」

 クーの素朴な疑問。杖を取り上げて魔力を残すより魔力を抜く方が安全です。
杖を取り上げてから魔力を吸い取れ? その質問は管轄外です。

「とにかく、外に出ましょう。流石に息が苦しくて」

 転移魔法円の魔力も吸収されました。クーの魔力も尽きています。
あまり役に立てなかったこともあってかクーは既に涙目だ。はやく魔法円に魔力を注がなければ泣くかもしれない。

868レオナ:2015/12/27(日) 00:48:45 ID:hFzXVMjM0
>>866
そして、オーヴァドライブの効果は切れて
「ナイス……そいつ運んで!」

と言ってます

>>867
「て、魔法円の魔力切れてるじゃんーーー!!!たくっ」

と、無限の魔力を持つ杖、アポカリプスを魔法円に突き立てました

「これでいけるしょ」

と、楽観的にそう言って

869フィブ<竜・星喰> ◆AHS2YvOTP6:2015/12/27(日) 00:55:12 ID:bVzMQztc0
>>867
「杖が無くても撃てる可能性も考慮したのだ」

多分、考えてなかったのだろうけど。

「そんなことよりも脱出だな」

男を腕から引っ張り上げ、背中の上に乗せて引きずる。
この竜の大きさだと完全に乗せきることはできないみたいだ。
それでもズルズルと魔法円の方へと向かっていく。

>>868
「運んできたぞ……」

ズルズルと男を背中に乗せつつも引きずる形となっている。

「よし、早く脱出しよう。
 そこのクーの酸素が危なさそうだ」

自分自身の酸素はなんとかなっているみたいで、クーの心配をしている。

870クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/27(日) 01:02:11 ID:T0YCDSjI0
>>868>>869

 無事魔法円が起動して元の洞窟に転移する。
この洞窟は後に協会に調べられるのだろうが、残党にはもう逃げられているだろう。
流石にあれだけの戦闘があれば逃げられているはずだ。

「……結局、角竜の里のこととかわからずじまいでしたねー」

 泣きかけていた事をごまかしたいのかそんな話題を振ってきた。
なにはともあれ、首謀者であろう男は捕らえた。その男の胸には靴下にバナナがギッチギチに詰まった絵のバッチがついている。
検定終了条件、クリア。男の杖はどうやらユニコーンの角製で無意識を気休め程度最適化する術式の入った物のようだ。
何故これがあそこまでの効力をもっていたのだろうか。謎は深まるばかりだ。

871レオナ:2015/12/27(日) 01:10:56 ID:hFzXVMjM0
>>869
「ありがと、やっぱ力仕事は男の人にやってもらわないときっついよね、来てくれて助かった〜♪」

と、にっこり笑顔でそんな事言ってフィブをなでなで

>>870
「あーーー!そー言えば!!」

とか言って騒ぐ

「くっそ、本気でやってこの男とっとと捕まえればよかった……あ〜〜……洞窟もたないか」

さらりと本気ではない宣言です

「ま、洞窟への被害0にもできるんだけどね〜……あはは」

なんか笑ってる

「で、なにこのバッチ……あとこの杖……そんなに強力には見えないよね……」

872フィブ<竜・星喰> ◆AHS2YvOTP6:2015/12/27(日) 01:15:38 ID:bVzMQztc0
>>871
「感謝の言葉は素直に受け取るが……ええい、撫でるな!」

なんかぷりぷりと怒っています。

>>870
「角竜の里か……あそこのやつら、結局無事だったのかな……そのうち調べてみるか」

そこまで言うと、小さく欠伸をかく。

「ぐ……眠くなってきたな……そろそろ帰ろうか?」

873クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/27(日) 01:20:29 ID:T0YCDSjI0
>>871

「バッチは、ただのバッチのようですね。杖も、珍しい効果ですけど微妙です」

 試しにセットで装備しても何も起きないだろう。本当にそれ以上の物はなさそうだ。
そして確固たる盗賊団としての証拠は、この洞窟とこの男とバッチくらいなもの。

「……そういえば、私の精霊見て会ったことがあるかどうか訊いてませんでしたか?」

 急にクーの傍に火の精霊が現れて睨みつけ始めた。どんな意味の目線なのだろうか。


>>872

「そう、ですね。とりあえず帰りましょうか」

 リタイア用の処置を流用すればすぐにでもカフェに帰ることができるだろう。
男は縛り付けて協会行きの転送装置に放り込んでおけばいいかもしれない。

 靴下バナナ盗賊団。ふざけた名前とは裏腹に奇妙な動きを見せているようであった……

874レオナ:2015/12/27(日) 01:26:40 ID:hFzXVMjM0
>>872
「けちー!いいじゃんちょっとくらい…………」

とか呟いて

『きゅう〜……』
小さな子供ドラゴンがレオナ足元に来ます
「あ…………ごめんごめん、忘れてた」
なでなで
ひでぇ

>>873
「…………精霊さん?……もしかして、あの憑依神の時の?」

と、そんなことを聞いてみる

875クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/27(日) 01:31:23 ID:T0YCDSjI0
>>874

「憑喪神?」

 精霊の動作がピタリと止まり、汗のように青い炎が鱗を通り越して獣が毛を逆立てるかのように噴出す。

「え? 私の知らないところで何かあったんですか?」

 精霊はソッポを向いた。クーにとってはいつもの事なのだが……

876レオナ:2015/12/27(日) 01:39:38 ID:hFzXVMjM0
>>875
「うん、いつぞやの検定で一緒になったよ〜」

と、指を立てて、にっこりしながら話します

「あれもなかなか辛い検定だった、というか重かった」
とか言う

877クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/27(日) 01:42:53 ID:T0YCDSjI0
>>876

「単身で検定に行っていたなんて……気付きませんでした」

 精霊はなんとかこのまま話しよ終われと言わんばかりにじっとしている。
精霊にとって不都合な情報はまだ出ていないということなのだろうか。

「一緒じゃ駄目なんですかー?」

 クーは少し不満気だが。

878レオナ:2015/12/27(日) 01:50:11 ID:hFzXVMjM0
>>877
「あ、まあ、検定は終わったし、そろそろ帰ろっか」

と、精霊に睨まれて苦笑いで言いました

『多分復讐の事、言われたくないのかな?大丈夫、言わないよ〜……まあ、何度も言うけどやめといた方がいいよ』

と、クーには聞こえないように精霊の心に直接、話しかけます

そして、帰路につきますね

879クー ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/27(日) 01:58:21 ID:T0YCDSjI0
>>878

「そうですねー」

 どことなくクーが精霊に追及しそうな感じではあるが、精霊はほっとしている。
というよりも「違うそうじゃない。けど助かった」みたいな目つきだ。

 こうして色々あったこの検定も終わりを告げた。次はどんな検定となるのだろうか。

880レオナ:2015/12/31(木) 17:28:58 ID:f1Nzk4d60
【カフェ】
「今年も終わりね」

と、一人あまーい紅茶を飲み、マスターと話したりしてますね

「ん?こんなところにいていいのかって?別に問題ないない、そもそも私がそんな大層な精霊と思ってる人居ないって」

と、普段からこんなにおちゃらけてるので誰も思ってないだろうと本人は笑いながら言いますね

「ちなみに私の『想い』ってなんだと思う?」

ふとマスターにそんな事を尋ねます

「え?『怠惰』?しっつれいね〜…………まあ確かに怠け者なのは否定しないけど〜……『慈愛』よ『慈愛』」

とか言うとマスターはくすりと笑う

「あーー!似合わないとか思ったでしょ!?全く……」

まあ大晦日だと言うのに何時もと変わらない様子でした

「ま、来年もよろしくね、先に言っとくわ、あけまして、おめでと」
小さな声で

881クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/31(木) 21:35:20 ID:T0YCDSjI0
【カフェ】

「クリスマスはヤキニークーや〜、ワインの代わり〜濁り酒」

 クリスマスは既に終わっています。今は年越しです。
そんなことはわかっていると言わんばかりに普段のローブ姿で歌っている。現実逃避だろうか。

「週末に出かける〜の〜は〜、愛犬の散歩、コースにお供、この年になって赤い糸〜」

 本人は酒は飲めないし自宅にいるのは犬ではなくタヌキだ。

882レオナ:2015/12/31(木) 21:39:20 ID:Jo6KF7Rk0
>>881
「あら、クオンちゃんじゃない、こんにちは」

手をふりふりしてます魔女
「ここも平和で、なによりね〜♪」
とか言って

883クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/31(木) 21:42:00 ID:T0YCDSjI0
>>882

「はい、こんにちは〜」

 挨拶は基本。

「最近はカフェもあまり爆発しないですし、平和ですね〜」

 平和の基準が少々おかしい。

884レオナ:2015/12/31(木) 21:43:54 ID:Jo6KF7Rk0
>>883
「ま、窓割ったりする野蛮人もおらんしね」

と、こいつが野蛮人とか言う

「あ〜…………でもなーんか事件起きないかな〜、平和過ぎるのも結構退屈かも」

とか冗談半分で言った

885クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/31(木) 21:47:00 ID:T0YCDSjI0
>>884

「最近は窓が強化されたりとかもありますからね〜」

 フラグが立っても事件が起きるとは限らない。どうしたものだろうか。
基本的にそこまで好戦的ではない雰囲気を纏うタイプが集まってもトラブルは起きづらいものだ。

「平和、平和、対義語……戦乱?」

886レオナ:2015/12/31(木) 21:49:02 ID:Jo6KF7Rk0
>>885
「平和の対義語…………戦争?」

とか言う

「そいや検定でクオンちゃんにめっちゃ似てる女の子にあったよ、クーちゃんってこ」
と、思い出したように人差し指立てて言います

887クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/31(木) 21:52:10 ID:T0YCDSjI0
>>886

「あっ、そうなのですか。あの子も最近結構頑張ってて、結構強くなっているんですよ?」

 私も油断できませんとちょっとだけ誇らしげに言ってみせる。
とはいっても基本的には相性の問題でクーがクオンに攻撃する場合は火一辺倒となってしまい、まだまだクオンが負けることはない。

888レオナ:2015/12/31(木) 21:57:02 ID:Jo6KF7Rk0
>>887
「ほー、なるほどね、てかあのこ、火の精霊使うけど、それぞれ独立して戦えたらもっと色々できるんじゃないかなー」
と、こんなこと言います

「その火の精霊のホムラちゃんとも一緒に検定いったこともあるんだよねー、なんか仮面被ってる女の子の姿になってさ」

と、居ないところでにっこり話す魔女

「だからそれぞれが独立して動けたら、戦略に幅が出るでしょ」

889クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/31(木) 22:02:00 ID:T0YCDSjI0
>>888

「ほっ、ホムラちゃん?」

 時を繰り返す魔法少女的な名前に聞き覚えがなくキョトンとした表情を見せる。
そして仮面を被った女の子、という状態にも身に覚えがないのか首を傾げる。

「確かにできたら面白いのかもしれないですけど、ん〜?」

 不思議そうにしている。名前間違い以前にクオンは仮面の少女と直接の面識がないようだ。

「でも強い自我があることは知ってましたけど、人型になれたのですね〜」

890レオナ:2015/12/31(木) 22:06:53 ID:Jo6KF7Rk0
>>889
「ありゃ?知らなかったの?」

きょとんとしましたね

「まあ、あのこも私と同じように元人だから人型なれるっしょ」

と、さらりと言いました

「ま、精霊になるってなかなか良かったと最近感じるわ」

なんかこんなこと言うと

「だって、髪も痛まないし!太らない!!肌も荒れないんだよ?」

目を輝かせてます

「わざわざ毎日髪の手入れに一時間かける必要もないし、化粧水を入念にする必要も!日射し強いところで日焼け止めとかアームカバーも要らないし!
……ま、ここら辺は精霊なって良かったーと思う」

らしいです

891クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/31(木) 22:14:20 ID:T0YCDSjI0
>>890

「髪が痛まないとか肌が荒れないとか結構高性能自己修復持ちと同じ恩恵を受けているのですね〜」

 クオンの場合は痛んだり荒れたりしても簡単に修復されるというだけなのだが。
ただし設定を意図して変えないと髪を切っても同じ長さにまで修復されてしまう。

「……って、元、人?」

 その言葉に、強い違和感を覚えたらしい。

「クーちゃんとあの精霊が出会った場所は、確か雪妖精か木行竜か吸血鬼、あとはエルフしか住んでいなかったはずですが……」

 既に雪妖精とエルフは滅んだ後ではあるが、あの場所は確かにそうであった。それはクオンも聞いている。
つまりは、あの火の精霊もまた元はどれかの種族だったのだろうか。

892レオナ:2015/12/31(木) 22:18:32 ID:Jo6KF7Rk0
>>891
「そゆこと〜♪これってまぁ、ようは美容約束されてるじゃん」

にっこり笑顔ですね

「ま、人かはともかくとして、精霊以外の何かってことね」

と、指立てて言います

「別に珍しいことじゃないけどね、アルベスとかセレス、光と闇の精霊神も元々は精霊じゃなかったみたいだし」

とかなんとかいってます

893クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/31(木) 22:25:01 ID:T0YCDSjI0
>>892

「でもガンとかになると大変なんですよね〜わざわざ自分で設定しないと切除したガンまで再生するから……」

 その場合は自分で自分のガン手術をするという恐ろしい状態になってしまう。

「意外とあるものなのですね〜」

 ふむふむと関心したような様子。

894レオナ:2015/12/31(木) 22:28:59 ID:Jo6KF7Rk0
>>893
「ガン…………なったら確かにやばいかも」

苦笑いしました
「まぁあの子も同じようなもんじゃないかな」

と楽観的に言います

「私もいっつも人の姿になってるけどほんとの姿は火の鳥だよ、火の鳥」

らしいです

「街とか出歩けたもんじゃないわ〜……あとせっかく美人な姿も台無し」
と溜め息ですね

895クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/31(木) 22:34:21 ID:T0YCDSjI0
>>894

「一応私は自己修復に対抗する術式を入れたメスを作りましたから多少は手術も受けられますが……」

 とりあえずのところガンにはなっていない。健康とは尊いものだ。

「……精霊も自由に歩き回りたいのですね〜やっぱり」

 あの闇の精霊も人の姿になれるのだろうかとも考えたりしている。
割と美形の多い種族というのにはそんな事情があったのだろう。

896レオナ:2015/12/31(木) 22:41:10 ID:Jo6KF7Rk0
>>895
「闇の精霊?」

ときょとんとしましたね

「まあ精霊なんて、この街じゃあ珍しくないよね〜♪」

にっこり笑顔でいいました

「まあ、私もこんなにうろちょろ徘徊してるけど実は炎の精霊……あぁうん、なんでもないや」

なんかいいかけて辞めた

897クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/31(木) 22:44:11 ID:T0YCDSjI0
>>896

「? クーちゃんは闇の精霊とも一緒にいますよ?」

 そういえば戦いの時に自分の姿を闇で隠しながら刀で切りかかっていた。刃はなかったが。

「実は私は人間です!」

 何故か成長が遅いし高性能な自己修復持ちだが一応人間です。そう主張し始めた。

898レオナ:2015/12/31(木) 22:47:10 ID:Jo6KF7Rk0
>>897
「闇の精霊?気づかなかったな〜……」

と、あちゃーっと言った表情です

「え?人間なの!?」
とびっくりした様子を見せた後に

「なーんてね、あるある、私も人間の時、そんなだったし」

にっこり

「まあ、とある紋章宿してそうなったって感じで」

899クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/31(木) 22:50:01 ID:T0YCDSjI0
>>898

「……じゃあ私も、やっぱり気付いていないだけで何か抱えているのでしょうか?
死んだら精霊になっちゃったりするのでしょうか? やっぱり地属性の精霊になるのでしょうか?」

 うむうむと悩んでいる。死ぬ事を考えるなんて年越しにそぐわない不吉さだが。

900レオナ:2015/12/31(木) 22:56:29 ID:Jo6KF7Rk0
>>899
「うーん……呪いの類いの可能性あったり……」

考えてる

「ちなみに私のは完全に、紋章の呪いだったかなー、まぁ、精霊になるかどうかはわかんないよ」

にっこり

「その紋章、宿主が死ぬと、その宿主の魂取り込むんだけどねー、私は逆に取り込んでやったら精霊神になっちゃった……あ」

ちょっと、間の抜けた顔になって

「今のは忘れて」

にっこり

901クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/31(木) 23:01:01 ID:T0YCDSjI0
>>900

「別に言いふらす趣味はないです。けど……それならあの火の精霊の子も何かしら、精霊になる要素があったのでしょうね〜」

 奇妙な因果をもつ者ばかりが集まるカフェ。その因果に例外はないのかもしれない。

902レオナ:2015/12/31(木) 23:06:15 ID:Jo6KF7Rk0
>>901
「そか、良かったなー」
ほっと一安心します

「かもね、それがなんなのかはわかんないけど〜……」

「あ、そーだ!私の正体知っちゃったクオンちゃんにクイズしてみよー!」

なんか言いました

「光のアルベスが『希望』、闇のセレスが『欲望』、んで地のベヒーモスが『勇気』、星のユニヴェルは『正義』と、精霊神には司る『想い』があるのよね」

とか言ってます
「炎の私は何だと思う?」

と、質問

903クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/31(木) 23:10:00 ID:T0YCDSjI0
>>902

「炎……熱さ……激情、は思いというより感情ですよね。ん〜……執着、ですか?」

 どことなくマイナスな間違え方だ。なんとなくカフェのメニューの甘い物を見てから言った気がする。ちょっと失礼。

904レオナ:2015/12/31(木) 23:12:21 ID:Jo6KF7Rk0
>>903
「『執着』……かまあマスターの言った『怠惰』よりマシだけど」

がっくりしました

「やっぱ私ってそんなイメージなのね〜……」
ちょっといじけた

「ヒント言うとね、女性らしい感じよ!女性らしい!」

ビシッと指差して

905クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/31(木) 23:19:00 ID:T0YCDSjI0
>>904

「? 執着ってとっても人間らしいし女性らしい気がするのですが」

 駄目だこの娘も大概独特だ。

「というよりも司る思いを体現していたのですか? ……火、火……火の思い……
……官能、は違いそうですし、欲系も違いそうですし、焦燥は女の子っぽくないですし……愛情?」

 散々悩んで色々言いまくっている感はあるが。

906レオナ:2015/12/31(木) 23:21:20 ID:Jo6KF7Rk0
>>905
「体現……?してないと思う」

と、あっさり言いました

「愛情!そう、まあ正解でいいや、『慈愛』よ、一応ね……」

と苦笑いしました

907クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/31(木) 23:25:10 ID:T0YCDSjI0
>>906

「個人的には火のいい所も悪い所も含めての思いだと思ったのですよ〜」

 愛情がいい方向に偏っているのはわかるが、執着は悪い方向に偏っていないだろうか。

「ちなみに私が精霊だと仮定したら、何の思いを司る事になると思いますか?」

 中々に楽しそうな表情で今度は正解のない逆問答。

908レオナ:2015/12/31(木) 23:32:48 ID:Jo6KF7Rk0
>>907
「なるほど……まあ欲望とかもあるくらいだからね〜……」

とか言って

「精霊神になれたら……か〜……うーん……クオンちゃん……」

考えてます

「『思慮』とかかも」

と、なんとなくで答えました

909クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/31(木) 23:36:00 ID:T0YCDSjI0
>>908

「思慮、ですか。割と嬉しいかもしれません」

 そんな事をいいながらも内心は思慕、なども悪くないとか思っている。意外と恋愛脳だ。

「たぶん精霊神になれることはないでしょうけど、夢が広がりますね〜」

 広がるのだろうか。

910レオナ:2015/12/31(木) 23:37:58 ID:Jo6KF7Rk0
>>909
「まあ夢は広がるね〜……つーか、クオンちゃんの身体なんで成長しないのかな、気になるね」

とか言う

「まあ、命に別状ないならいいけど〜…………呪いの類で不老なってる人ならカフェでちらほらみる気もするし……」

らしいです

「あー、今年もあと、23分で終わりね」

911クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/31(木) 23:41:59 ID:T0YCDSjI0
>>910

「一応普通の手段で感知できる呪いにはかかっていないみたいなのですけど……」

 本人も不思議そうだ。存在感がなくなるのはいろいろな意味でどうしようもないある種の呪いかもしれないが。

「成長していることには成長しているのですよ? 遅いだけで」

 今現在は十代半ば程度の外見。どうにもクーの成長速度と不自然に同期している感はある。

912レオナ:2015/12/31(木) 23:45:52 ID:Jo6KF7Rk0
>>911
「ふーん……確かクーちゃんとは平行世界の同一人物……だっけ?」

とか言って

「もしかして……二人が出会ってしまったからその影響かも知れないね……そんなこと有り得るの?って話だけど」

考えながら言ってます

913クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/31(木) 23:48:00 ID:T0YCDSjI0
>>912

「……そういえば10歳くらいまでは普通に育っていたような……?」

 平行世界存在と出合った影響である、が公式設定となりました。

914レオナ:2015/12/31(木) 23:49:21 ID:Jo6KF7Rk0
>>913
「…………なんか…………ビンゴっぽいね」

と、苦笑いして言ってます

「んじゃああれかな?クーちゃんと年齢的に、同じなったら普通に成長していくよーになるのかも」

と、そう続けて

915クオン ◆YJMWmO4ZS6:2015/12/31(木) 23:54:00 ID:T0YCDSjI0
>>914

「えっと、たぶん既に同じだと思います。正確な誕生日とかわからないですけど」

 この二人どちらも誕生日不明である。一応経歴に色々と違いはあるようだが。
とはいえ完全に成長が同期しているならこのまま寿命の長いクーと同じ時を生きるようになるのかもしれない。

「そもそもテロメアが自己修復で劣化していない可能性すら……」

916レオナ:2015/12/31(木) 23:56:34 ID:Jo6KF7Rk0
>>915
「テロメア……うーん……生物学的なことはよくわかんないけど……」

とか言ってます

「まあ、若い期間が長いっていいことじゃん、前向きに捉えよー」

にっこり、楽観的にいいました

917クオン ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/01(金) 00:03:30 ID:T0YCDSjI0
>>916

「若い頃は大人っぽさが、大人になったら若さが欲しくなるものなのですよ〜」

 隣の芝生は青いの法則。本来は年齢に見合った容姿が一番なのだろうが。

918レオナ:2016/01/01(金) 00:17:36 ID:Jo6KF7Rk0
>>917
「そーいうもんかなー?」

考えて

「あ、あけまして、おめでと」

とにっこり

919クオン ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/01(金) 00:21:59 ID:T0YCDSjI0
>>918

「だって自分と同じ何かに魅力は感じないですよね? それは同族意識とか共感です」

 個人の価値観というものは結構しっかりとしたものを持っているのだろう。

「はい。あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いしますね?」

920レオナ:2016/01/01(金) 00:29:03 ID:Jo6KF7Rk0
>>919
「確かにそれは……あるかも」
納得しました
「でも私は老けるのは嫌かな〜……」
なんて言ってます

「あ、まあ精霊どもに魅力は感じないわ確かに」



921クオン ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/01(金) 00:34:20 ID:T0YCDSjI0
>>920

「美しい老け方、というのもありますけど、今のところは若くいたいですね〜幼いのはちょっと、ですけど」

 そしてふと、何かを思い出す。

「そういえば以前先生がこんな事を言っていました。
『ゲームというのは昔のハードでも愛されていたりする。けど基本は新しい物が喜ばれる。
つまりはゲーマーというのは潜在的なロリコンだという説、どう思う?』って……」

 どう思う? といわれても困る。

「……癖の強い人相手って、恋愛感情を抱きづらい気がしますね、確かに」

922レオナ:2016/01/01(金) 00:36:49 ID:Jo6KF7Rk0
>>921
「どう思うって言われてもこまるねそれ」

とか言って苦笑いします

「まあ、癖が強いことに関しては人のこと言えないけど」

とか言ってわらってます

923クオン ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/01(金) 00:40:30 ID:T0YCDSjI0
>>922

「実際に困ったので『じゃあ仕組みは古いけど物は新しいTRPG派は何に含まれるんですか?』って訊き返しました」

 質問に質問で返したが、自分は悪くないといわんばかりの表情だ。

「それはまあ、カフェメンバーだから仕方ない、の範疇ですよきっと」

 癖のないメンバーなんていない。

924レオナ:2016/01/01(金) 00:44:35 ID:Jo6KF7Rk0
>>923
「なるほど、クオンちゃんはワルくない」
頷いてますね

「クオンちゃんはそんなにあくつよく無さそうね」

とか言って

925クオン ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/01(金) 00:49:00 ID:T0YCDSjI0
>>924

「ん〜一応悪くても泣きながら自傷行為とか、火炎瓶抱えて心中図る程度のアクで済んでます」

 アク……?

926レオナ:2016/01/01(金) 00:50:13 ID:Jo6KF7Rk0
>>925
「……結構ディープね」

とか言って

「なんか悩み事でもあんの?なんでも話きいてあげるよ?」

と、神妙な顔になって

927クオン ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/01(金) 00:54:55 ID:T0YCDSjI0
>>926

「悩み、というほどの物ではないですよ? ただ性格が歪んでいるのか悪感情の現し方が歪なんです。長続きしないですし」

 これもまたあまり戦闘向けでない雰囲気の理由の一つなのだろう。

「悩みといえば、最近旦那様と全然会えないことくらいですかね? 信じて待ちますけど」

 既婚者。

928レオナ:2016/01/01(金) 01:12:09 ID:Jo6KF7Rk0
>>927
「……悩みはないんだ」

と、呆れた様子ですね

「て……既婚者なの!?まじ!?」

と、めっちゃ驚いてる、驚いてる

「……はは、なんか疲れてきた、今日はそろそろ帰るね、またね」

と、手をふりふりして帰りました

929クオン ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/01(金) 01:14:02 ID:T0YCDSjI0
>>928

「……そんなに意外だったのでしょうか」

 さようなら〜と見送る。一応結婚できる年齢には届いているはず、と一人唸っている。

930 ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/02(土) 19:05:40 ID:T0YCDSjI0
【カフェのスクリーン】
本日の検定内容_
‘大乱闘ボディビルブラザーズ’
〔ジャンル〕
対戦
〔推薦適性値〕
肉体美A
ポージングB
魔法運用C
〔開催地〕
カフェ提供マッスルマニア・マジカルボディビル特設演習場

〔概要〕
何故か調合事故で詠唱をポージングとポージング名の発言で代用できる魔法薬ができました。
どうやら肉体美やポーズのクオリティにより出力が変わる仕様のようです。
折角なのでこの薬を利用して参加者同士対戦を行ってください。
当然ポージング以外の詠唱を利用した魔法は検定開始時に封印状態となります。

なおこの魔法薬の提供元であるクオン氏は使用した感想を求めているそうです。

〔ヒント、その他〕
リラックスやサイドリラックスは直後の詠唱を強化する効果があるようです。
その他はフロントダブルバイセプスは火属性、バックダブルバイセプスは氷属性、
フロントラットスプレッドは地属性、バックラットスプレッドは水属性、
サイドチェストは風属性、サイドトライセプスは雷属性、
アブドミナルアンドサイは光属性、モストマスキュラーは闇属性のポーズであるようです。
重属性など他の属性のポーズはまだ判明していません。

〔失格行為〕
・検定に関係のない犯罪行為全般、今回は対戦系検定なので自由度が高いです。
・魔法や魔法薬を使用せずに三勝、今回の検定の目的に反しますので二勝までです。

〔BOSS〕
・ギャグパート
ボディビルとは自分との戦いですが今回最大の敵はギャグパートそのものです。

《PRESENT》
★マッスル詠唱薬★
分類:消耗品
使用した感想を提出すれば今回の検定で使われた魔法薬が1ダース貰えます。
参加賞扱いなので誰でも貰えますが感想を書かなければ貰えません。
なお優勝した参加者の感想ならばさらに5ダースが追加されます。

☆破邪弾丸☆
分類:縁起物
新年ボーナス参加賞。銀で作られた弾丸。「なかきよの」の回文歌が小さく刻まれている。

《検定開始時刻》
>>20:00
《終了予定時刻》
>>0:00

931レオナ:2016/01/02(土) 19:24:28 ID:RLIvNJZ20
>>930
「なにこの検定…………まあ、魔法封印されるのなら………………たまにはいいかもね」

とか言って転送!

932クオン ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/02(土) 19:35:55 ID:T0YCDSjI0
>>931

「どうもです」

 物凄く見覚えのある少女。今回の提供元である。

「こちらがマッスル詠唱薬です。大体一本で300ミリリットル、効力は四時間、副作用は、多分ないです」

 魔法薬が手渡される。色は不透明な水色。少なくともおいしそうな色ではない。
しかしこんな色でも香りはなく、味は安っぽいスポーツドリンク風であるらしい。

933レオナ:2016/01/02(土) 19:38:26 ID:RLIvNJZ20
>>932
「……なんか怪しい液体」

ジーっと見つめて

「まあいいわ、飲めばいいんでしょー?」

と、それを飲み干した

934クオン ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/02(土) 19:43:07 ID:T0YCDSjI0
>>933

「これでも気を使ったのですよ? 最初は無色透明無味無臭で香料も調味料も味が変質しちゃう物だったので」

 それは本当に薬なのか疑問に思える代物だ。飲んだからには効果は確認できるが。

935レオナ:2016/01/02(土) 19:48:02 ID:06q4N3y20
>>934
「これでポージングとポーズ名で魔法出るんだっけ?」

とか言って

考えてます
「ポーズ……ねぇ…………うーん……思い当たらない……あ、一個だけあった、あれやってみよ」

といって

「エビ反りミッドナイ!!」

例のポーズしてみた

936クオン ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/02(土) 19:51:18 ID:T0YCDSjI0
>>935

「えっ? それボディビルじゃ」

 重属性魔法が発動した。

「嘘!?」

 発動した。重力子線の照射で爆発を引き起こした。

937レオナ:2016/01/02(土) 19:55:18 ID:06q4N3y20
>>936
「…………これで魔法出るんだ(笑)」

とか苦笑いしました

「とりあえず……ポージング魔法で戦えばいいのね!なんか面白そう」

と、わくてかしてます

「んじゃあ対戦相手探せばいいのかな?」

938クオン ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/02(土) 19:58:41 ID:T0YCDSjI0
>>937

「あ〜でも変なポーズで発動すると何が起こるかわからないので気をつけてくださいね?」

 そんなわけで検定は開始される。対戦者を探そう。あるいは相手側から来るかもしれないが。

939レオナ:2016/01/02(土) 20:07:20 ID:06q4N3y20
>>938
「りょーかいー♪」

と、にっこりしていいました
多分忠告は無駄ですね


「じゃあ対戦相手探してくるわ〜……」

と、歩き出して

「しっかし、どんなポーズでどんな魔法出るか……把握はしときたいし」

考えて

「とりあえず……試行してみるかな……説明になかったポーズはこれとか?」

と、オリバーポーズして

「オリバーポーズ!」

といいました

940ウェイデン ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/02(土) 20:14:55 ID:T0YCDSjI0
>>939

 今度もまた爆発が起きる。しかしどうやら無属性の魔法が発動したようだ。めでてぇという声が聞こえた気がする。

 ふと、その爆発音に誘われたのか目の前に一人の男が立ちふさがる。
シンプルな槍を持ち、サイドリラックスポーズで停止している。妙に暑苦しい雰囲気を感じる。

「いざ、尋常に勝負だ!」

941レオナ:2016/01/02(土) 20:18:48 ID:06q4N3y20
>>940
「あら、きたわね!とりあえず先手必勝!アブドミナル&サイ!」

いきなりポージングしてみます

942ウェイデン ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/02(土) 20:24:51 ID:T0YCDSjI0
>>941

「なんの! バックラッドスプレッド!」

 サイドリラックスからのポージング。バックタイプのポーズはフロントリラックスからではスムーズに行えない。
この男は既にリラックス、サイドリラックスを前提としたポージングの組み合わせを調べていたようだ。

 水属性の水の壁が光属性の光線を屈折させながら小さな津波のように向かってくる。

943レオナ:2016/01/02(土) 20:29:35 ID:06q4N3y20
>>942
「むぅ……つか…………肉体的に私この検定不利……て水ーー!!!」

必死に水から逃げます

水は弱点だからしかたないね

「くぅ…………普段なら魔法でどうってことないのに…………」

とか言って逃げます!逃げます!

944ウェイデン ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/02(土) 20:34:15 ID:T0YCDSjI0
>>943

「逃がすかー!」

 即座に追いかける。ランナーなだけあって素早い。むしろ魔法より走る方が情熱が強い気がする。
槍を構え走る。むしろ逃げるだけテンションが上がっているかもしれない。
傍から見れば女性に襲い掛かっている変態に見えなくもないかもしれない。無駄に暑苦しい様子だが。

945レオナ:2016/01/02(土) 20:37:54 ID:06q4N3y20
>>944
「……あの津波に対抗できそうなの……一か八か!」

そして、逃げてたのをやめて振り返り、ポージングします

「エビ反りミッドナイ!!」

と、エビ反りミッドナイします、重子線を津波にうつ!

946ウェイデン ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/02(土) 20:42:28 ID:T0YCDSjI0
>>945

「何っ!?」

 与えられたポーズこそ試したが、それ以外は知らないのだろう。対応ができなかった。
即座に水が爆発を起こし津波は霧散する。走りながら追いすがる男はその爆発に巻き込まれて吹き飛ばされる。

「グオッ!? なっそれは何だ!?」

 地面に叩きつけられながらも体勢を立て直し、動揺をあらわに問いかける。

947レオナ:2016/01/02(土) 20:44:34 ID:06q4N3y20
>>946
「助かった…………水コワイ水コワイ水コワイ……」

とか言ってはっとします

「ふふん、説明にないやつでも試してみるの、当たり前でしょ?
もう一個!オリバーポーズ!」

今度はオリバーポーズの、無属性爆発でウェイデンを狙う!

948ウェイデン ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/02(土) 20:52:04 ID:T0YCDSjI0
>>947

「グアーッ!! そんな常識があったとはぁああ!!!??」

 持ち前の反射神経でギリギリ離脱しようとするが、まるでアクション映画のように吹き飛ばされる。
直撃は避けたようだが、ダメージは隠せない。そして反応は素直だ。

「サイドトライセプス!」

 屈んだ状態からも出しやすい雷属性のポージング。牽制のつもりなのだろう電撃が放たれる。

949レオナ:2016/01/02(土) 21:01:40 ID:06q4N3y20
>>948
「くっ」
普段なら魔法で防いだり、消したりしてますが
今日ばかりはそうも行かず、身体で対処するしかない訳で

流石に全て回避なんて出来ずに、雷玉により少しダメージを受けます

「痺れる…………くっそ、ならこれならどう!?」

と、今度はフロントダブルバイセプスをします

「フロントダブルバイセプス!!」

そして、火玉を複数飛ばす!

950ウェイデン ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/02(土) 21:05:36 ID:T0YCDSjI0
>>949

「バックダブルバイセプス!」

 サイドトライセプスから少々強引にポージング。氷の刃で相殺を狙う。
そしてその結果を見ることなく距離をつめるため走り出した。

951レオナ:2016/01/02(土) 21:13:17 ID:06q4N3y20
>>950
「ち、やっぱこの程度じゃ…………接近されたらまずい!!いちかばちかよ!」
火玉は軽く相殺されますね
そして、女豹ポーズをとります

「女豹ポーズ!」


すると……?

偶数なら何も起こらない
奇数ならなんとクエーサーのような光がウェイデンに襲い掛かる!

0なら隕石落ちてきました

952ウェイデン ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/02(土) 21:19:53 ID:T0YCDSjI0
>>951

「せめて、せめてもっとかっこいいポーズで負けたかったあああああああっ!!!!!」

 星の領域すら飛び越えそうな光の奔流に飲み込まれながらそんな叫び声をあげる。
その身が焼かれては凍りつきを繰り返しながら、吹き飛ばされる。周囲の被害もまた相当な物となっていた。

「ハッ……ハッ……あれ? いっ、痛い、けどまだ立てそう……?」

 どうやら見た目の派手さに結構なリソースが振られていたらしい。それでも重症だが。

953レオナ:2016/01/02(土) 21:30:16 ID:06q4N3y20
>>952
「…………今のポーズなかなか使えるじゃない」

なんて呟いて

「て、まだ立つのね!?くっそ、なら追撃のーーー!」

と、ちょっと考えて

「ジョナサン立ち!」

ジョナサン立ちしました

偶数なら何も起こらない
奇数なら岩がふってきます
0なら自爆

954ウェイデン ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/02(土) 21:37:45 ID:T0YCDSjI0
>>953

「……何もおきない、信頼性のある手段を選ぶべきだったな!」

 槍を杖代わりに頑張って近づいていく。しかしそんなことをいいながらも既存のポーズはできない程の重症だ。
即興で何かしらのポーズを考えてそれに賭けるしかない。信頼性など選べない。
そして一人のランナーが選択したポーズとは。

「オーアールゼット!」

 そう、この世の全てを嘆くかのようなそのポーズだった。もうポーズからして敗北の香りが漂っていた。

偶数なら何もおきない
奇数なら木属性の桜吹雪カッター
0ならツンデレ属性魔法で二人とも全てがツンデレな言動に変換される

955レオナ:2016/01/02(土) 21:55:08 ID:06q4N3y20
>>954
「な…………!?まさか!!やばい!!フロントダブルバイセプス!」

と、また火玉を出して、桜吹雪カッターを相殺はするが、全てを相殺しきれずに結構切り刻まれます

「うぅ……私の炎魔法がなんて情けない威力なの……」

と、がくっとしてますね

「こんなに怪我したの、駆け出しの時以来だわ……」

とか言って

「ならもっかい!これで!!オリバーポーズ!」

と、無属性爆発を選びました

956ウェイデン ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/02(土) 22:02:22 ID:T0YCDSjI0
>>955

「くっ、ここまでか……」

 今度こそ満足いくポーズで負けたと満足したのか、単に限界だったのか、とうとう一人のランナーが地に伏す。
そしてリタイア機能によりカフェへと強制帰還となった。

 後に吹く風は勝利の風だ。

957レオナ:2016/01/02(土) 22:05:35 ID:06q4N3y20
>>956
「ふぅ……恐ろしい検定だわ……とりあえず……使えそうなポーズ一個増えたし」

とか呟いて

「今のうちにリラックスしとこ」

と、リラックスポーズしてます

958タート ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/02(土) 22:17:08 ID:T0YCDSjI0
>>957

『……』

 一匹のタヌキがこちらを見ている。こんな場所にタヌキ?
まさか、この検定はポージングが重要だ。そんな人型以外の者が参加しているはずが、

『アブドミナル&サイ!』

 そのまさかだった。ほとんどこのポーズくらいしかできないだろうが。

959レオナ:2016/01/02(土) 22:21:33 ID:06q4N3y20
>>958
「…………?」
たぬきをきょとんとしてみて

「!?ぎやぁああああ!!」


レーザーでうたれた!

そしてぷすぷす黒くなりながら

「いきなりなめたまねしてくれんじゃないこのたぬき…………」

と怒ってますね

「モストマスキュラーー!」

と、闇属性ポーズします!
リラックスで増幅すみ
暗黒の空間がたぬきをつつもうとします!

960タート ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/02(土) 22:31:18 ID:T0YCDSjI0
>>959

『種族の違いは封印されない!』

 獣特有の素早さ。かなり大きめのタヌキが全力疾走で避けていく。
言葉に関しては幻術が封印されているので獣言語だが。
そして一目散に逃げ出す。ヒットアンドアウェイを狙う作戦らしい。遠くから狙撃してきそうだ。

961レオナ:2016/01/02(土) 22:36:48 ID:06q4N3y20
>>960
「まて!たぬきーー!!!こうなったら!」

と言って、また新しいポーズ試しますね

「付に変わっておしおきよ!」


例のあのポーズします

偶数なら何も起こらない

奇数なら、なんか月みたいな球体が現れます、その月がだんだんと欠けて行きます

0ならなんと!皆猫になります

962タート ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/02(土) 22:39:11 ID:T0YCDSjI0
>>961

 しかしなにもおこらなかった。タヌキが振り返る。

『アブドミナル&サイ!』

 再びレーザー攻撃。隙あらば削りに来るらしい。

963レオナ:2016/01/02(土) 22:46:43 ID:06q4N3y20
>>962
「ひゃ!!」

と、飛びついてなんとか回避

「この私がたぬきごときに…………」

とか言って、リラックスポーズします

964タート ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/02(土) 22:49:46 ID:T0YCDSjI0
>>963

『ふん』

 尻尾を揺らし再び逃走。どうやらまともに対峙する気はないらしい。
貴様はそのタヌキ如きに倒されるのだ、とでも言いたげに全力疾走だ。

965レオナ:2016/01/02(土) 22:53:56 ID:06q4N3y20
>>964
「かっちーん、たぬきごときにこの私が倒される訳ないでしょ!?むっかつくーーー!!!」

と、たぬきの挑発に乗るのる

「だめだ、落ち着け……狙うのはまだ……あいつは光のポーズしかできない……なら…………」

なんかぶつぶつ言ってますね

966タート ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/02(土) 22:57:27 ID:T0YCDSjI0
>>965

 どうやら隙ができない限りは攻撃しないらしく逃げ続けている。
考えがどうとか完全に無視して単純な一撃離脱を決め込んでいる様子だ。
何やら尻尾を振って挑発している気もするが。

967レオナ:2016/01/02(土) 23:05:05 ID:06q4N3y20
>>966
「………………そう、なかなかしたたかなたぬきちね」

にっこりして

「上等じゃないの!!そっちが逃げまくるならこっちは…………無理矢理吸い込んでやるわ!!リラックスポーズで強化した重力魔法なめんじゃないわよ!!」

と、ポーズとります、かなり真剣に

「エビ反り!!ミッドナイ!!!!」

メチャクチャ真剣にエビ反りしました

すると、強化された重力場が現れる…………ブラックホールに近い強力な重力場です、それは、周囲のものを無差別に吸い込んでいく!!

「あ…………しまったーー!!」

レオナも

968タート ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/02(土) 23:08:28 ID:T0YCDSjI0
>>967

『ぬわーっ!?』

 吸い込まれそうになり近くの物に噛み付いて踏ん張るが、やっぱり駄目で吸い込まれる。
しかしこのタヌキもただのタヌキではない。飛ばされながらポージングをとる。

『倒れろ!』

 光線だ。どうやら術者を倒して魔法を強制停止させようとたくらんでいるらしい。

969レオナ:2016/01/02(土) 23:11:25 ID:06q4N3y20
>>968
「ふん!そんな光線…………!この重力場でまともに狙えると思うの?」

と、自ら出した重力に吸い込まれながら謂う

そして……

偶数なら光線クリーンヒット!
奇数なら光線は当たらない
0ならそのまま…………

970クオン ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/02(土) 23:13:47 ID:T0YCDSjI0
>>969

『くっ、あたらない! このまま共倒れか……!?』

 打つ手なしといった様子で吸い込まれていくタヌキ。さて、どうなるだろうか。

971レオナ:2016/01/02(土) 23:21:11 ID:06q4N3y20
>>970
「ふふん、言った通りっしょ?」
どや顔してます、しかしちょっとつらそうで
なぜならレオナは既に重力場の中に
そしてそこにたぬきは突っ込んで来た訳で

ゴチーーーン!!

衝突しました

「あいたーーーーー!!!」

と、気がぬけますね

そして

「う………………やばい………………このままじゃ耐えきれ……」

と、彼女の身体にも重力場は負担な訳で

「とりあえず…………これでいいわ…………もう逃げられないわよ!たぬきち!」

たぬきの尻尾をつかんで魔法を解除

972タート ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/02(土) 23:25:56 ID:T0YCDSjI0
>>971

『くっ、かくなる上は、魔法以外で勝つしかないな。二回までは認められている』

 尻尾をつかまれぶらんとぶら下がる状態で、まるで体操選手のように体を捻り腕に噛み付いてこようとする。
尻尾を離せば、隙あれば魔法攻撃、なければ急所目掛けて噛み付きにかかるだろう。

973レオナ:2016/01/02(土) 23:31:11 ID:06q4N3y20
>>972
「いた!!」
と噛みつかれて

「こんの…………!」

と、たぬきを上にぽいっと

そして、すかさずポージング!

「そこなら俊敏性意味ないでしょ?フロントダブルバイセプス!!」

火の玉で空中のたぬきを狙い打つ!

974タート ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/02(土) 23:34:47 ID:T0YCDSjI0
>>973

『タダではやられん!』

 上空に放り投げられながら、なんとか光のポージングでレーザー攻撃を行う。
この攻撃に成功しても失敗しても、タヌキは火に飲まれるだろう。

975レオナ:2016/01/02(土) 23:37:55 ID:06q4N3y20
>>974
「な……!」

まさか空中でポージングするとは思わなかったのか反応できずに

レーザーが直撃!

そして…………
奇数 なら倒れる
偶数ならなんとか堪える

976タート ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/02(土) 23:40:43 ID:T0YCDSjI0
>>975

『見たか、タヌキは、届き得るのだと!』

 そしてタヌキも火に飲まれた。同士討ちだった。
タヌキはカフェへと転送されていく。この恐ろしい検定は、こんな戦いを生んだのだ。

977レオナ:2016/01/02(土) 23:43:08 ID:06q4N3y20
>>976
「…………たぬきに超苦戦……笑えない」

ぼそっと呟いて、リラックスポーズします

「でも結構……負傷したかな…………はぁ、こりゃ次はきつそう」

とか言ってます

978クオン ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/02(土) 23:46:21 ID:T0YCDSjI0
>>977

「あっ、もう優勝みたいです。参加者が本当に少なかったみたいで」

 クオンが出てきた。どうやら他の参加者はもういないらしい。
あとは使い勝手の感想文などを提出すれば報酬を受け取れるだろう。

979レオナ:2016/01/02(土) 23:48:21 ID:06q4N3y20
>>978
「ほー、もう終わりか〜……よかった〜……」

と、安心します

「ひっさしぶりにこんなぼろぼろなったわー…………」

とか苦笑いして言って

感想文はとりあえず、使いにくいってことを書いてますね

「まあたぬきちが水のポーズしてこなくて良かった」

とか言ってます

980クオン ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/02(土) 23:50:24 ID:T0YCDSjI0
>>979

「種族により不可能なポーズができてしまうという欠陥があった、ということですね」

 何やらこちらもメモをとっている。流石に使いにくかったかと唸っている。

981レオナ:2016/01/02(土) 23:55:14 ID:06q4N3y20
>>980
「まあ、どっと疲れたわ〜……」

と苦笑いしてます

「とりあえず…………報酬もらったら帰ろうかな」
とか言って

982クオン ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/03(日) 00:01:51 ID:T0YCDSjI0
>>981

「それではマッスル詠唱薬5ダースと破邪弾丸です。破魔矢の代わりにどうぞ〜」

 そういってアレな薬5ダースなどが差し出される。使う日はくるのだろうか。

983レオナ:2016/01/03(日) 00:05:38 ID:06q4N3y20
>>982
「ありがとー」

と、報酬は一応受け取って

「…………何かに使えないかな」

考えてます

「ま、とりあえず帰るね、またねー」

と、手をふりふりして、カフェに転送されていく!

984ウェイデン ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/03(日) 00:12:29 ID:T0YCDSjI0
>>983

【カフェ】

「……なんで俺よりタヌキに苦戦しているんだよ……」

 既にリタイアしていたランナーがそんな事を言ってきた。

985レオナ:2016/01/03(日) 00:19:04 ID:06q4N3y20
>>984
「いや…………あのたぬきちなかなかしたたかで厄介だったよ」

と苦笑いします

「動きも速かったし〜……」

と、テーブルでつっぷします

986ウェイデン ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/03(日) 00:24:10 ID:T0YCDSjI0
>>985

「俺だって速さじゃ負けていない!」

 走り馬鹿が対抗意識を燃やしている。

「元々どの属性も使えていたが、走るのと両立できないあの薬は不便だったな」

 移動と同時に使えないという欠陥が気に入らなかった様子。

987レオナ:2016/01/03(日) 00:27:08 ID:06q4N3y20
>>986
「ま、いい暇つぶしになったわ〜……」

とか言って

「そもそもふつーに魔法した方が速いし…………余興よこんなん」

と、またまた苦笑い

「あとたぬきは可愛くない」

いきなり

988ウェイデン ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/03(日) 00:32:56 ID:T0YCDSjI0
>>987

「戦いの上では仕方ないだろうよ、確かに可愛げなかったが」

 余興であるからこその暇潰し。そして戦いであるが故のしたたかさ。その犠牲となったのだ。

989レオナ:2016/01/03(日) 00:57:45 ID:06q4N3y20
>>988
「まっその通りか……」

と溜め息です

「しっかし危なかったわ〜……危うく私がたぬきに敗北するとこだったわ」

と苦笑い

「もしたぬきなんかにやられてたら笑い者にも程があるわ〜……」

990ウェイデン ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/03(日) 01:01:23 ID:T0YCDSjI0
>>989

「まあこのカフェではタヌキ相手でも油断ならないってことだな」

 そんな言葉で今回の検定は締めとなった。参加賞の破邪弾丸をカフェのカウンターに飾り、ウェイデンは仮眠室に入っていった。

「次は負けないからなー」

991レオナ:2016/01/03(日) 01:05:02 ID:06q4N3y20
>>990
「あ、おつかれー!」

と、にっこりして手をふりふり、見送りました

「さって私も……今日はカフェで停まろ」

とか言って二階へと

992 ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/09(土) 19:47:37 ID:T0YCDSjI0
【カフェのスクリーン】
本日の検定内容_
‘G級ラビリンス’
〔ジャンル〕
シミュレーション
〔推薦適性値〕
持久力B+
体力B
対応力C+
〔開催地〕
有志からの提供による特設迷路

〔概要〕
壁が粘着剤で覆われていて床が勝手にあらぬ方向に動き続けている迷路です。
床の速度は場所により様々ですが壁の粘着力は一定です。
その他にも粘着弾が飛んでくる罠やロープ型の使い魔などがあります。頑張ってクリアしましょう。

〔ヒント、その他〕
壁だけではなく天井も透明な粘着剤で覆われています。
明かりは迷路全体に届きます。
動く床は動く方向がわかりやすいようにチェック柄です。
乗ったら速度や方向の変わる床もあります。

〔失格行為〕
・検定に関係のない犯罪行為全般、今回はシミュレーション系検定なので自由度が高いです。

〔BOSS〕
・接着鎧土竜油虫ホホイホホイ
体が粘着剤で覆われている巨大なヨロイモグラゴキブリ型の使い魔です。
ゴール地点を塞いでいますので突破しなければクリアできません。

《PRESENT》
☆粘着グレネード☆
分類:武器
以前の検定で用意した海水で溶ける粘着剤が大量に余ったので今回の検定に再利用されました。
クリアした方に半ダースほど与えられます。

☆粘着グレネードG☆
分類:武器
上記の粘着グレネードの魔導強化タイプであるゴキブリ型自立行動グレネードです。
自動で指定した相手に向かっていき自爆する高性能の粘着爆弾ですがデザインが原因で不人気。
優勝者に半ダースほど与えられます。

《検定開始時刻》
>>20:30
《終了予定時刻》
>>0:30

993エトナ:2016/01/09(土) 20:04:37 ID:dCo.4QtQ0
【カフェ】
からんからーん

音を立てて入ってきたのは大きくなった翼人の少女です

「ひっさびさに来てみたよ……と、検定?丁度いいや、行ってみよっと」

そう言って、転送されます

994小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/09(土) 20:10:57 ID:T0YCDSjI0
>>993

 転送先は既に迷路の中だった。入り口は閉じられ転送装置があるのみ。
この迷路から出る方法は、リタイアかクリアか。

 後ろの転送装置から追加の参加者が出てきた。

「お? 見慣れない顔だな」

995エトナ:2016/01/09(土) 20:12:45 ID:dCo.4QtQ0
>>994
「うっわ、もう迷宮か…………」

ぼそっと呟くと翼人の少女

「ん?」

小松菜の声に振り返り

「初めまして!エトナ・シルヴァンス、魔法剣士です、よろしくお願いします」

ぺこりと

そう言うわりには武器らしい武器何も持ってないけど

996小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/09(土) 20:17:43 ID:T0YCDSjI0
>>995

「ん、丁寧で常識的な挨拶どうも。俺は、小松菜って名乗っている。木行竜だ」

 木行竜と言って戦闘スタイルが通じるわけはないだろうに。
しかし小松菜は戦士ではないが魔法使いでもない、魔法戦士というのにも微妙、どう名乗ればよかったのだろうか。
こちらは腰に消火器のような大きさの水大砲を持っている。羽根や尻尾は邪魔だから仕舞っているのだろう。

997エトナ:2016/01/09(土) 20:20:19 ID:dCo.4QtQ0
>>996
「もっこうりゅう…………?」

きょとーんとしてますね

「ええっと、竜になったりするのかな??…………まあいいや、一緒に参加する人ですよね!よろしくね!」

と、握手求めます

998小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/09(土) 20:24:34 ID:T0YCDSjI0
>>997

「もくぎょうりゅう、だよ。今はもうこっちの世界じゃ絶滅してるけどな。植物を操ったりする」

 握手に応じる。まともなやりとりができていると内心とても安心している小松菜であった。

「さて、とにかく迷路を攻略していこう。何かこの段階で意見はあるか?」

999エトナ:2016/01/09(土) 20:28:40 ID:dCo.4QtQ0
>>998
「へー、植物操るんだ……てことは水操るの得意な私と相性いいんじゃない?」

とか言ってちょっと嬉しそう

「意見は特にないかな〜……ま、この翼は飾りでもないし、移動床とかの攻略は任せてっと……とっておきもあるし」

と、張り切ってる様子

「じゃあとりあえずれっつごー」

と、歩き方始めました

1000小松菜 ◆YJMWmO4ZS6:2016/01/09(土) 20:33:32 ID:T0YCDSjI0
>>999

「かも知れないな、でも俺は水使いと一緒に戦った経験はないから過度には期待しないでくれ」

 それ以外に関しては了解といい後ろについて歩く。

 最初の方は床の速度も遅いらしくゆっくり壁の方向に流れる程度だ。
速度は遅いが意外と歩きづらい。気をつけていれば問題ない程度ではあるが。


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