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禁断の果実を、かじりながら。
1
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/04/29(月) 22:04:33 ID:EYd3.WX.
いくら愛し合っていても、赤い糸が存在するわけではない。
もし赤い糸があったとしても、どちらかが切らなければいけない。
必ずしも、良い運命に導かれるとは限らないんだ。
男と男の愛が許される世界で。
いったい、どれだけの人が傷つくのだろう…
ーーーーーーーーーーーー
どうも、赤哀です!
二つ目のスレ立てちゃいました!
スレタイがおかしい所には触れないでください(笑)
こっちは禁断の愛系で、初めての短編に挑戦したいと思います。
コメリクの方は、混雑しだいコメリク用のスレを立てます。その時にはご報告しますが、今のところはこのスレでにお書きください。
よろしくお願いします!!
25
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/05/29(水) 23:37:01 ID:EYd3.WX.
次は、風磨メインでやります!
少し長くなるかもです!!
26
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/05/31(金) 22:26:46 ID:EYd3.WX.
※「」の前にする名前表示を無くします。
【左の果実】
マリウスは、果実のように甘かった。
果実のようにはじけていた。
いるだけで心が癒されて、俺という存在が神がかっていくような感覚に包まれる。
「風磨くん、これあげる!」
「え…」
左の手のひらにのせられた、少し大きめのクローバー。でも、普通のクローバーではなくて、葉が四つある幸福のクローバーだった。
「風磨くんが幸せになれるプレゼント。僕とお揃いなの!」
顔に似合わない大きな右手で、俺のより少し小さめのクローバーをひらひらさせる。すごく幸せそうな笑みを浮かべて。
「ありがとう、マリウス。」
絶対、俺も幸せな顔をしている。マリウスといて幸せにならないことなんて、ありえないから。
27
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/05/31(金) 22:37:50 ID:EYd3.WX.
「…ん」
マリウスの右手が、俺の左手を掴んだ。指を絡めて、いわゆる恋人繋ぎになる。
「そろそろいくか」
「そうだね。いこっか!」
左にはマリウス。
左手にはマリウスの手。
左ポッケにはクローバー。
左、左、左………。
『左』という言葉をこんなにも幸せに感じたのは初めてだった。左ききに生まれた時点から、左に恵まれていたのだと思う。
俺の左はマリウスで出来ている。
こう言っても、おかしくないんじゃないだろうか。俺は、左のマリウスに狂っていたのかもしれない。いや、離れられなくなったのだ。
服を着るように、夜寝るように、習慣となって左にいる。
その習慣も今日で終わるのかなと、左手に力をこめた。
28
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/05/31(金) 22:55:40 ID:EYd3.WX.
次の日。俺は、この地を去った。
簡単にいうと、引っ越しをした。
この狭い狭い世界を抜け出し、ただっ広い都会に行った。
……というのも、理由がある。
それは、二年前のこと。
俺とマリウスで、東京へ旅に行った。ほんの軽い気持ちで行った旅だったが、その旅で運命を変えることになった。
俺は、山のような名刺をお土産として持って帰ってきたのだ。
最初は歩くたびに名刺を貰うものだから、何が何だか分からなかった。しかも、俺ばかり名刺が来る。
でも、旅を終えてその名刺を読み返して気づいた。芸能界へのお誘いの紙きれだってことを。
悩みに悩んだ俺は、マリウスに相談した。すると、マリウスは『一枚でも使わないと紙が可哀想』だと言った。もちろんマリウスの考えに背きもせず、その中で一番目のついた名刺の所に翌日電車で行ってみた。
すると、何てことだろう。
マリウスレベルの美しさを持った男が、踊って歌って輝いていた。
その瞬間、この場に一目惚れしたんだ。
俺は毎日のようにそこに通った。すると、気持ちの良いくらい輝けた。
気づけば、俺の耳にはデビューを告げられていたのだ。
29
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/06/03(月) 22:05:35 ID:EYd3.WX.
「you達、今日からデビューだよ」
皆、ぽかんとしていた。
なにせいつもの口調で、いとも簡単に口にするのだから。そりゃ、言ってる側の方にしたら言い慣れているのかもしれない。でも、俺達は、初めてサングラス越しに目を見て、デビューと告げられたのだ。
「ほっ本当ですか!?」
北斗が、ドンと机に手を置いた。すると、あの人はこくんと頷く。その意味がどれだけすごいことか。感じたことのない達成感と解放感につつまれ、4人でそのキラキラした目を合わせて一晩中そわそわしていた。
デビュー曲はなんだろうか…
やっぱりララリラなんだろうか…
衣装は新しく作られるのか…
イメージカラーはこのままなのか…
語り語って語り明かし、それでも語りたらず、俺達は仕事場への移動中までも語り続けた。
そして、仕事を終えて田舎の故郷に帰る時、頭の中にぽんと浮かんだ。
『上京』の文字が。
そこで初めて、俺は頭を抱えた。
30
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/06/07(金) 23:12:51 ID:EYd3.WX.
俺の左は、どうなってしまうのか……
左を失えば、左右が分からなくなる。
箸の持ち方さえも、忘れてしまいそうになる。
北斗は、「上京する」と家事の練習をしている。
俺は、俺は………
上京しなければ、俺への格差が決まったようなものだ。
それだけは嫌だ。
絶対に嫌だ。
でも、左を失うことも、嫌だ。
悩みに悩み、ノート一冊分真っ黒になるまで考えを書き込んだ。
そうして、決めたのだ。
上京する。
家族にも話し、当然メンバーにも話した。
でも…、左にだけは。
マリウスだけには、話せなかった。
『マリウス』と『仕事』なら、迷わず前者を選ぶのが俺。
でもそんな俺が、『マリウス』と『格差』で後者を選んだことを知ったら、きっとマリウスは悲しむだろう…
伝えなかったことを、正解だと信じていた。
でも、それは人生最大の、大ハズレのくじ引きだったのだ。
31
:
ココナッツ
:2013/06/11(火) 18:25:34 ID:n7rBy5Dk
赤哀さん、こんにちは!!来ちゃいましたww
コメ書かないほうがいいんですかね?ダメだったら言ってください。
続き待ってます!!
32
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/06/12(水) 23:24:56 ID:EYd3.WX.
>>ココナッツさん。
おおおお!
来てくださって嬉しいです!!!!
コメ書いても大丈夫ですよ!Yes♪
続きは、明日らへんに書きますね。
33
:
ココナッツ
:2013/06/13(木) 17:36:51 ID:x59LSgk6
は〜い、頑張ってください!
34
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/06/14(金) 23:08:38 ID:EYd3.WX.
ガタガタ、ガタガタ……
大荷物をまとめて、電車に乗る。
寂しくその故郷を眺め、改めて緑が多いなと思う。
俺は、今マリウスに軽い手紙を書いている。やっぱり、上京してからは教えた方がいいかな、と。
『マリウスへ。
俺、実は今東京にいます!
なんと、上京しました!
え?悲しい?そう言うなよ〜(笑)
住所も書いとくし、たまに遊びに行くから。
CD買えよ!あ、映んないテレビは某動画サイトでぐぐれよ!
イケメンジャニーズな菊池風磨様より』
書きながら、俺はにやにやしていた。
でも、少し心配だった。
いつものふざけテンションで大丈夫なんだろうか。飽きられるかも…。
それでも俺は手紙を握りしめ、東京についた途端、すぐにそれを送った。
この手紙を、マリウスが見たらどう言うだろう……。
小さなため息をついて、俺はマンションに向かった。
35
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/06/17(月) 17:43:24 ID:EYd3.WX.
〜赤哀から大切なお知らせ〜
予告です!!
この風磨が終わったら、勝利の激裏かきます!
初めての激裏なので、多目に見てくださいね。
36
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/06/17(月) 17:51:30 ID:EYd3.WX.
マンションで、ここは俺の部屋。
このうえない解放感で、透き通ったような気分で風を受けていた。
そして、荷物を整理していると。
ヴー、ヴー……
バイヴ音に設定しておいた俺の携帯がなって、スマホを出した。
メールが届いていた。
宛先は、『マリウス葉』
急に胸がドキドキして、泣きたくなった。スマホを胸にあて、目を瞑り深呼吸をする。息を吸って………はいて……
決心をつけて、目は瞑ったままスマホを胸から離した。
ただの世間話かもしれない。でも、悲しいメールかもしれない。
俺はゆっくりと、目を開いた。
ーーーーーーーーーーーーー
題・引っ越します。
ーーーーーーーーーーーーー
37
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/06/17(月) 18:01:27 ID:EYd3.WX.
自分の目を疑った。
絶対、俺の目、どうかしてる。
見間違えだ!
そう思って目を何度もこするも、同じ文章しか見えない。
ただ、涙がにじむだけで……
ーーーーーーーーーーーーー
風魔くんには秘密にしてたんだけど、ぼくドイツに戻るの。
でも、年に一回戻るから安心してね。
いつも、右には風魔くんがいました。
この右は、一生忘れません。
また、会えるから。待っててね!
ーーーーーーーーーーーーーー
「改行しろよ!」とも、「いい加減俺の漢字覚えろよ!」とも言えない。
きっと、もう会えない。
俺の左は、マリウスの右は、
消滅してしまったんだ。
涙が止まらなくて、全身が痙攣する。俺は震える手でマリウスにメールを送った。
何て書いたかは覚えてない。
でもそれは、あきらかに酷い言葉遣いを使った、残酷な文章だった。
そして、俺は、またショックを受ける。
38
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/06/17(月) 18:18:39 ID:EYd3.WX.
送信ボタンを押したとたん、俺の左ポケットから音楽が聞こえた。
嘘だろ……!そういえば、さっきから左ポッケに違和感を感じてた。
胸騒ぎがして、焦りながら左ポッケをまさぐった。中にあったのは2つ。
マリウスからの小さな手紙と、
マリウスのスマホ。
『風まくん、ぼくのスマホを、ぼくだと思って使ってね!ドイツに行ったら手紙で住所とか送るね!それまで、我慢して待っててね!』
ねえ、マリウス。無理だよ。
俺は待てない。待てないんだ…
マリウスの丸く可愛い手書きの文字に、俺の涙がポタポタと落ちた。
これ以上、何も手放したくない、悲しみたくない。秘密なんて作らない……
手紙を、俺の涙が当たらないところにさけた。
完全に消えてしまった、左。
どこかで存在しているということが、余計にもどかしく切なくなる。
時を戻して。
何でもするから、時を戻して。
マリウスに、伝えさせて。
時を戻してよ…
時を戻してよ……
時を、もど…して……
気がつけば、俺は心配するメンバーに囲まれながら、病院にいた。
39
:
ココナッツ
:2013/06/17(月) 22:11:42 ID:tu1dpl5M
激裏ですかー。なんか
40
:
ココナッツ
:2013/06/17(月) 22:14:11 ID:tu1dpl5M
↑何かおかしくなりました。
激裏ですかー。何か聞いたただけで興奮してきましたww
勝利くん攻め何ですかねー、受け何ですかねー。楽しみに待ってます!
続きも頑張ってください!!
41
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/06/19(水) 17:39:31 ID:EYd3.WX.
>>ココナッツさん。
勝利は受けです!
でも、まだ攻めが決まってないんですよね…
今回はただのエロになると思うので、題名に果実って言葉はつかないです!
42
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/06/19(水) 18:03:17 ID:EYd3.WX.
「風磨…」
最初に声をかけてきたのは中島。ほっとしたように息をはき、北斗と高地も続けて息をはいた。
俺が今ここにいるってことは…さっきのは夢?
もしかして俺は電車の事故に合った?
いや、怪我はないし…
もしかして、電車で倒れた?
ああ、きっとそれだ。そうだそうだ。
なんて思って信じてたけど、北斗がもっている2つのスマホを見たとたん、やっぱり現実だったんだって知らされた。
とたんに体が重くなって、何であんなことをしてしまったのだろうと後悔ばかりが頭に浮かぶ。
何で、何で、何で…
「風磨、どうした?」
高地が目を見開いて俺を見て、やっと気づいた。
「しかた、ねぇだろ……」
そう言いながら上半身を起こして目をこする。止まれ止まれ!と思うのに、涙はいっこうに溢れだす。俺の中にある水分が、からんからんになる気がした。
43
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/06/19(水) 18:19:15 ID:EYd3.WX.
「風磨、何があったの?」
そう眉を寄せる中島の腕をつかんで、俺は「マリウス…」と呟いた。
中島がハッとした表情で、北斗の持っているスマホを見る。中島は、マリウスを知っていた。というか、メル友だった。しかし、1ヶ月前に繋がりを切ったと言っていた。きっと、ちょうどマリウスの引っ越しが決まったころだろう。
左の名を口にして、あの笑顔をまた思い出して、余計に涙が止まらなくなった。声をあげて泣く俺を、中島は優しい目で見つめてくれた。中島の大きな手が、俺の頭を撫でる。
「マリウス、言えなかったんだな…」
その言葉に、また後悔が重なった。
マリウスだって、きっと、今ごろ…
想像しても浮かばない、ドイツにいるマリウス。マリウスはいつまでも、手紙を待っているのだろうか。
そう思ったら、もっともっと、もっと、もっと。自分が情けなくなった。
44
:
ココナッツ
:2013/06/19(水) 21:51:21 ID:KRfjT3VI
おお!勝利くん、受けですか!
あのですねー、私ですねー、勝利くんの受け、だぁぁぁいすき何ですよ!もう、ありがとうございます!!
頑張ってくださいね!
45
:
しほり
:2013/06/21(金) 00:55:44 ID:9ykWx9gk
面白いです^ ^
続き、待ってます!
46
:
風海人
:2013/06/21(金) 18:36:59 ID:sTFDruFc
赤哀へ、
ひさーここって感想をコメントしてもいいのかなぁ?
いいなら今度からするねぇ!駄目なら違うところで感想のコメントするねぇ!
まぁとりあえず・・今書いてる小説の続き待ってるよw
47
:
あやね
:2013/06/25(火) 16:36:59 ID:m4OKDJOQ
やっぱり、赤哀の小説おもろいわ〜!
48
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/06/30(日) 12:35:28 ID:EYd3.WX.
>>ココナッツさん。
7月から勝利受け始めるつもりです!!
只今構成組んでます!
長くなりそうですね……(´⊂`)
短編なのに(笑)
>>しほりさん。
初めまして!!面白いと言っていただけて光栄です(^∀^*)
亀更新ですが、よろしくです!!!
>>風海人。
感想OKだよ!!!
コメもOK!!!!!
コメを実現するのは遅いけどね…
今の小説はあと1レスくらいで終わるよ!
でもその1レスが書き込めない…
テスト期間なんでw
>>あやね。
うおーーー!お久☆
面白いって言ってくれると本当に嬉しい♪
これからも読んでねー(><)/
49
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/06/30(日) 13:22:43 ID:EYd3.WX.
あれから3年。
俺は休みの日を狙い、生まれ故郷に戻った。意図はないけど、なんとなくまたあの土地を眺めたくなったからだった。
「おい!親父ー!母ちゃんーー!いるかー!!」
鍵が閉まってたから、連続でチャイムを押しながら叫ぶ。すると、足音が聞こえて……
親父が出てきた。
「あ、ひさしぶ…」
「おいお前!マリウスに上京するってこと言わなかったのか!!」
「………は?」
3年目の再開での一言がこれかよ、と思った。
けど、何で親父がこのことを知ってるんだ?言わなかったってこと…
「マリウス、昨日ここに来たんだぞ!それで、お前のことを伝えたら東京に行くって…」
なに、それ……
入れ違いって、こと……?
膝からガックリと崩れ落ちそうだった。
どこまでこの世はずれているんだ。
でも、でも、でも……
もしかして、会えるかもしれない…
「すまん、俺、また来るから。今日は東京に戻るよ。」
それだけ言って、また電車に乗った。
50
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/06/30(日) 13:35:20 ID:EYd3.WX.
東京についたとき。もう日は暮れかかっていた。
こんがりとしたオレンジの空が、ビルのてっぺんより高いところで絵の具を広げている。
マリウスも、この空の下にいる…
俺は走りまくった。
首をひねりにひねって隅から隅まで見渡した。
「どこにいるんだよ!」
もどかしくてもどかしくて、仕方ない。雨かと思えば、俺の涙だった。
足が痛み、ビル風が薄着の俺を震えさせる。もう動かないくらいに痛んだ足を悔いながら、それでも走り続けた。
そして、やっと。
時刻、11時37分。
ベージュのジャケットにカラーパンツをはいた、背の高いスレンダーな男の人の後ろ姿。髪色に歩き方、服の着こなし方までマリウスそのものだった。
そして、決定的証拠が、右手に持たれた、俺が上京してすぐにマリウスに当てた手紙。
興奮以上の何かが芽生えた。全ての痛みがすっとぶ。俺は足を弾ませ、左肩を掴んだ。
ーーENDーー
51
:
風海人
:2013/06/30(日) 13:56:03 ID:sTFDruFc
赤哀へ、
あいかわずいい小説だねぇ
次もまってるよw
期待するねぇ
52
:
ココナッツ
:2013/07/01(月) 18:26:39 ID:iIRjIimM
終わりましたね!さ最後の終わり方がハンパなく神ってましたww
次の勝利くん受けの小説も待ってます!!テスト頑張ってくださいね!
53
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/07/05(金) 22:31:40 ID:EYd3.WX.
>>風海人。
毎度毎度とありがとう!!
期待してくれるのは凄く嬉しいけど、あんまりハードルあげないでね(´△`)
裏には自信がないものでしてねぇ…
>>ココナッツさん。
終わり方を褒めてくださり、嬉しいです♪
想像とは違う展開になったんですけど…
良かったです(○^∀^○)
勝利受け頑張りますね!って……
まだ攻めの人考えてないです!!
Σ(・O・)/
54
:
風海人
:2013/07/06(土) 13:54:24 ID:sTFDruFc
赤哀へ、
それは大丈夫からさぁ
ハードルはあまり高くしないよ!
つか、低くするからさぁ(笑い)w
だから大丈夫よw
55
:
ココナッツ
:2013/07/11(木) 20:12:17 ID:ugewkqnk
楽しみに待ってます♪勝利くん受け頑張って下さい!!
56
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/07/15(月) 23:03:20 ID:EYd3.WX.
>>皆さんへ。
本っっ当に本当にすみません!!!!!
勝利受け書こうと思ったのですが、男の人の生態もよく知りませんし、どうすれば良いか分からなくて書けません。書くって言っときながら本当にごめんなさい。
どうしても思いつかなくて、女の人の受けなら思い浮かぶんですけど、男の人になると本当にどうしても思い浮かばなくて…
違う話を書くことにします。
違う話は思いつき次第投稿しますので、それまで待っていてください。
本当にごめんなさい。
57
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/07/16(火) 00:11:25 ID:EYd3.WX.
投稿します。メインは勝利です。出てくるキャラの年齢が違います。サマヌを見て思いついた作品です。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
【夏の果実】
冬の海じゃ、春の海じゃ秋の海じゃ。同じ海でも、ビクともしなかったのに。俺は、夏の海になるといつも思い出す。
君のことを。
Tシャツのまま溺れた子供を助けようと海にもぐった君は、子供の身代わりになった。そのまま、海から出てくることはなく。
泳げる君が溺れるなんて、思ってなかった。
地に流れてくる子供と君。あと少し、というところで君は顔を歪ませた。
泳げない俺は目を点にしながら自力で泳ぐ子供を救い、自分の無力さに涙した。
君はきっと右足をつっていたんだ。「最近、右足つりやすいんだよね」なんていう君の一言を笑って返したのが、その時になって妬ましくなる。
何もできず、助けられず、辛そうな君をただ見つめながら、泣き、泣き、泣いた。
そして、姿が見えなくなった時。俺は無意識にその子供を抱きしめた。今ごろ沈んでる君を思い浮かべて、震えが止まらなかった。
あの季節も、あの約束も、全て全て終わった。
それから夏の海は、変わった。
58
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/07/16(火) 00:31:13 ID:EYd3.WX.
そして時は過ぎ。俺は高3、子供は小6になった。
その子供は溺れたショックで記憶がなくなり身元が分からなかった。だから、俺の家で育ててるんだけど…見事な生意気に育った。内弁慶で他人には大人しいのが幸いだけど。
でも、根はいい子だって分かってる。命を救った君には深い感謝があって、毎日お参りしては真剣な顔をする。
その顔を見るたび、君が助けたのがこの子で良かった思う。
そして、助けた日の後日分かったことだけど、名前は“倉本郁”というらしい。
洗濯時に気づいた名前のフダ。郁の着ていたTシャツに書かれた名前が、ぼやけながらもその名前を示していた。
…ということで。
俺は夏になってはうつ病になる、そういうよう現象が起きるようになった。
しかし、今年の夏。郁がぽつんと呟いた。
「今年の夏って、何かある気がする。」
スイカで顔をでろでろにして、うつ状態の俺の顔を除きこむ。
「きっとなんかあるよ」
そう言って俺の分のスイカまでバクバクと食べ始めた。食べる気なかったからいいけど。
でも、そうして夏はおきたんだ。
59
:
ココナッツ
:2013/07/16(火) 19:40:14 ID:rSWv8JlY
赤哀さんへ
全然大丈夫ですよ!ていうか小説思い出すだけで凄いですから!
違う話でも勝利くんがメインで
とても嬉しいです!
頑張って下さい!!
60
:
ココナッツ
:2013/07/18(木) 19:09:35 ID:W2cnGVC2
すいません!間違えました!
↑思い出すじゃなくて、思い付くです。
何かすいません!
赤哀さん、小説頑張って下さい!
61
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/07/22(月) 23:04:49 ID:EYd3.WX.
>>ココナッツさん。
ありがとうごさいます!!!!
本当にすみません。
それでも、喜んでもらえて光栄です!
頑張りますね!!
ーーーーーーーーーーーーーーーー
じりじりと、体を舐めまわすようにねっとりとした暑さ。夏って、こんなんじゃなかった。もっと、輝いて、海と太陽が宝石のようで…。涼しいような、暑いような、キラキラしたものだったのに。いや、変わったのは俺なんだ。
「ねぇっ!いつまでじとじとしてんの!!いい加減外出れば?」
「うっさいなぁ…」
「そうやって寝転がってるから泳げもしないんだってば……っもう!!!」
その瞬間、視界がぐるっとまわった。
「ちょっ…郁何してんの」
「わ、勝利くんほっそい!ガリガリ!」
「あの、おろして」
「えーやだ」
何でここまで腕力があるんだ。郁は俺を軽々と持ち上げ、お姫様抱っこをした。おろせと言うのにおろさないし、結局おろされたのは家の外だった。
「僕のサンダル貸すよ」
足に無理矢理サンダルを被せられる。いやいや言うものの、怪我だけはしたくないから仕方なくはいた。
62
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/07/22(月) 23:16:17 ID:EYd3.WX.
「じゃあ、コレ買ってきて」
「は?」
渡されたのは一枚のメモ。『チョコアイス…3』とだけ書いてあった。
「そこの海の家でアイス売ってるでしょ。買ってきてよ」
「…だれが食べるの」
「僕が」
黙って紙をながめていると、郁が俺を押し立たせた。
「はいっお金。じゃ、いってら!」
そう言って背中を押される。ズボンの左ポッケに小銭の違和感を感じる。
俺はけだるさをひきずって、一刻も速く寝るために軽走りした。
「20円のお釣りです」
渡された小銭を、また左ポッケにつめる。アイスは意外とでかくて、重かった。
郁は、俺をどうしたいんだ?
そんなことを考えながら、歩く。
静かだな…って思った瞬間、全てがゆっくりになって、木々のゆする音や波の音、カモメのなく音や歩く音、崖の上から見下ろした透明な海。全部、愛せる気が、一瞬だけした。
何かを取り戻したような、ドキドキが、一瞬だけ胸に灯った。
とたん、俺の右隣に誰かがいた。
さっきまでいたっけ?
そう思いながら、顔をのぞくと、
それは
『君』
だった。
63
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/07/25(木) 21:57:07 ID:EYd3.WX.
今管理人さんからの新ルールが出たので、少し書き込みをストップします。
64
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/07/29(月) 00:14:19 ID:EYd3.WX.
この話を書き終わったら、名前の件でどうすればいいのか悩んでいます。
誰かアドバイスください!!
65
:
ココナッツ
:2013/07/29(月) 09:57:53 ID:6n9Bk/3Q
名前の件って何ですか??
66
:
あやちん
:2013/07/30(火) 16:45:22 ID:m4OKDJOQ
お久☆
旧あやねでーす。
名前変えてみちゃった♪
セクストの方終わっちゃうんや〜
寂しいけど、此方でも応援してるから。
また、遊びに来るわ。
67
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/07/30(火) 21:30:54 ID:EYd3.WX.
>>ココナッツさん。
2次制作と分からないように、例えば『さとうたろう』であれば『さとうた/ろう』というように、名前を変えるということなんですが……
どうすればいいか分からないんです。
>>あやちん。
うぉっ!!あやねだぁ!!!
お久だね★
名前変えたんだ!!
うん、セクストの方は終わっちゃった…
でも応援してくれるとか嬉しいっ!!
また遊びに来てね♪
68
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/07/30(火) 21:41:51 ID:EYd3.WX.
※この話を書き終えてから、名前の件を考えようと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
嘘だろ……?
アイスの入っている袋をぎゅっと握りしめ、もう一度その顔を見つめた。
そっくりさん、なんてことはないだろう。
ちょっと前歯が出てるところとか、ホクロの位置とか、髪色まで。いくらそっくりさんでもそこまでは似せられないだろう。
俺は半信半疑で、肩に手を近づけた。
その途端、手に氷水が当たったような、冷たい感覚がした。
もしかして、幽霊…?
君は少し顔を動かして、ゆっくりと俺の目を見た。
「やっぱり……俺のこと見えるんだ」
あ、夢…みたい…
目からぼろぼろと涙が流れて、声にならない感情が胸をよぎった。
これは何だ。幻か、真か。
それとも、幽霊…
「ふふっ、びっくりした?」
君が綺麗な指で俺の涙を拭おうとしたら、また目のあたりが冷たくなった。
「あ、ごめん。俺、幽霊なんだ」
そう言って笑う君は、『中島健人』自身だった。
69
:
あやちん
:2013/08/02(金) 08:14:46 ID:m4OKDJOQ
遊びにきたよ。
今日から3日間、部活off♪
まぢ、天国!!!
でも.....宿題が。
赤哀の小説、あたし大好きやから、
1つでも書き続けてくれて嬉しいで。
じゃあ。
70
:
no name
:2013/08/22(木) 13:52:00 ID:EYd3.WX.
>>あやちん。
遅くなってごめんね!ちょっと家の都合で色々あって……。今から少しだけ続き書くよ!もう夏休み終わっちゃうね…。なのに宿題たくさん残ってる(笑)
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「も、何それっ……分かんないよ…っ」
止まらない涙に動揺したように、君はあわただしく微笑んだ。
「本当にごめんね?あの、一ヶ月だけこの姿でいれるの。」
「そ…なの?」
「うん。それでさ、今から連れてってよ、家」
「え?」
「あの子に、会いたいんだ。」
「…分かった」
誰に会いたいか、それはすぐ分かった。何をしたいかも、すぐ分かった。でも、ここに来た目的だけは分からない。
一ヶ月間。
これが本当ならば。一生のうちのこの短い短い時間を、どうやって過ごせばいいのかな…
71
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/08/22(木) 13:53:48 ID:EYd3.WX.
>>70
は私です。
72
:
ココナッツ
:2013/08/25(日) 21:56:21 ID:iDlzm/ng
赤哀さんっ、お久しぶりですっ**
待ってましたっ(*^ω^*)
これからも頑張って下さいっ☆
73
:
赤哀
◆3zNBOPkseQ
:2013/09/17(火) 22:28:33 ID:EYd3.WX.
>>皆さんへ
最近忙しくなって、このスレを見れることが減ってきました。
なので、この掲示板をやめることにします。
『少年愛@シェルター(改)』というところで、名前を変えていつかまた書きます。
見つけてくださると嬉しいです。
今ツイッターをしていて、アカウント名が
【g e n sh o _○○○○○】です。
空白をなくして、○のところに愛哀を英語の小文字を入れてください。
しばらくこのスレを見ますので、挨拶等ありましたらうけつけします。
今までありがとうございました!
あなたが見つけてくださる日まで。
74
:
ココナッツ
:2013/09/27(金) 18:12:54 ID:mLzB31AA
赤哀さんへ
やめちゃうんですか。゚(゚´Д`゚)゚。
でも、赤哀さんが決めたコトですもんねっ!
赤哀さんの小説、いつも楽しく読まさせて頂きましたっ。
こちらこそ今まで、楽しい小説をありがとうございました(o^∀^o)
また会えることを楽しみにしています。
少年愛シェルターで探しまくるんでっ!!
ホントに今までありがとうございましたっ。゚(゚´Д`゚)゚。
赤哀さんのことは忘れませんっ(*≧∀≦*)
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