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盗作検証スレ
37
:
名無しさん
:2013/06/24(月) 21:26:30
>>34
ハイスクールD×D 〜銀白の剣士〜 作者:strik
第1話 終盤
「あら、祐斗。遅かったじゃない?」
「すみません」
あの試合の後、僕は剣道部の部長さんにお礼を言って、オカルト研究部にきていた。室内のいたるところに文字が書き込まれている。普通の人からしたらかなり変わった部屋だ。
「どうかしたの?」
出迎えてくれたのは、部長にして僕の主のリアス・グレモリー。見ると、僕以外の眷属は僧侶の一人を除き全員そろっていた。
「いえ、僕もまだまだだなと」
確かに、騎士ナイトとしての力は使ってないけど、彼と僕では地力が違いすぎる。以前に悪魔の身体能力も使わないでやったことがあるが、彼は僕の初撃をカウンターで合わせ、一本を取っている。おそらく、騎士ナイトの力を使っても、ギリギリ勝てると言ったところだろう。いや、もしかしたら勝てないかもしれない。うぬぼれではなくて、僕には才能があるだろう。しかし、渚の前ではその才能は霞む。
「・・・・・・どういうことですか?」
この子は、塔城小猫ちゃん。小柄で無口な子だ。駒は戦車ルーク。
「うん。部長? 兵藤渚って知っていますか?」
「ええ、知っているわ。女の子みたいな男の子でしょう。去年は剣道の全国大会で優勝していたし、彼、有名ですもの」
どうやら、知っていたようだ。確かに、渚はいろんな意味で有名なので知っていてもおかしくはない。
「あらあら、その子がどうかしたのですか?」
この女性は、オカルト研究部副部長の姫島朱乃。ポニーテールが特徴のいつもニコニコ笑っているが実はドSな先輩だ。駒は女王クイーン。
「実は、彼と剣道で試合をしてきたんですが、結果はボロ負けでしたよ」
全員が驚いた顔で僕を見てくる。
「もちろん、騎士ナイトの力は使ってませんが使っていませんが、それでも彼は僕の竹刀を受けることはありませんでした。全部見切られて、体捌きだけで避けられたんです。地力の差、才能の差を感じました。全国大会優勝は伊達じゃないですよ」
「・・・・・・・・それは、事実なの? 駒の特性を使用しなかったということは、悪魔自体の身体能力で戦ったのでしょう?」
みんな、「驚愕」という言葉がぴったりな表情をしている。
「はい。周りに剣道部員もいましたから、間違いありません」
「・・・・・・・・・・・・・・・祐斗は決して剣の腕は悪くないわ。その祐斗の剣を竹刀で受けることすらしないで、全部避けたですって・・・・・・・・」
「・・・・・・・びっくりです」
小猫ちゃん、そんな無表情で言っても説得力がないよ。
「だとしたら、その子欲しいわね」
部長が、あごに手を当てて言う。
「そうですわね、部長。いい騎士ナイトになるかと」
同意するように朱乃さんがそう言う。
「いいと思います。彼が味方になってくれるのは心強いです。それに本人は気づいてないようですが、かなりの魔力を持っているように感じます」
「本当に? だとしたら、かなりの逸材ね。」
そして、彼をどうやってこちら側に引き込むかの話し合いが始まった。
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