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発掘野球ものスレ

37名無しさん:2016/11/15(火) 07:47:27
宮篠「やっ」
伊月「御塚さん」
宮篠「……今日のヒーローだね、おめでとう伊月くん。綺麗なセンター返しだったよ」
伊月「見ていたんですか?」
宮篠「今日は休養日だからね」
伊月「そうですか……わざわざありがとうございます」
宮篠「あはは、そんな畏まらないでよ。私が好きで見にきてるだけだから」
伊月「光栄です。御塚さんに認められてる……ってのは自信になりますから」
宮篠「そう? そう言われると照れちゃうな……」
伊月「……大学時代も相当な実力だったけれど、こっちに来てより一層実力をつけている……」
伊月「ましてあのティターンズのローテに食い込んでいるんだから、尊敬しない理由がないくらいですよ」
宮篠「……ありがとう。そう言われると、私も俄然燃えてくる」
宮篠「今の私があるのは伊月くんのお陰だからね」
伊月「俺の?」
宮篠「君とのライバル関係が私をより強くしてくれた、ってこと」
伊月「ライバルだなんてそんな烏滸がましい……御塚さんの方が俺より数段上にいますよ」
宮篠「そんなことないよ。伊月くんは自分を卑下しすぎ」
伊月「そうですか……?」
宮篠「入団1年目でハーツの3番打者を任されてるんだから。自信持って」
伊月「自信……」
宮篠「自分にプライドを持ってほしいな、私としては」
伊月「プライド……」
宮篠「まあ、言われなくとも持ってはいると思うけど」
宮篠「強烈なプライド意識がしのぎを削り合って、勝者と敗者を生むからこそ、勝負事ってのはすごく燃えるし、すごく楽しい……じゃない?」
伊月「ええ」
宮篠「当然私にもプライドがあるよ。王者ティターンズの先発としてローテの一角を守っていることってさ」
伊月「……」
宮篠「君も君だけの強いプライドを見つけて……そして私にぶつけてきて」
宮篠「私はね、伊月くん。もっともっと、君と燃え上がりたい。魂まで焦がすような勝負をしたいんだ」
宮篠「私の球を初めて真芯で捉えた人だもの。君を完全に捻じ伏せるのは私の野球人生至上の命題だよ」
伊月「御塚さん……」
宮篠「あはは、ちょっと言い方がきつかったかな。でも、それだけ私、君には負けたくないんだ」
宮篠「ううん……違うかな、君にカッコ悪いところは見せたくないってのもあるかもね」
宮篠「ま、結局は勝負が好きなんだけどね。勝つか負けるか……心の芯から燃え上がるような戦いはたまらないね」
伊月「……なんだか意外でした。御塚さんって熱血なんですね」
宮篠「そりゃあそうだよ。そうじゃなきゃ、こんな世界に飛び込んできたりしないもの」
伊月「確かに……」
宮篠「さってと……言いたいことは言ったし、こんなところかな。改めて言うけど、今日のヒーローおめでとう。……カッコよかったよ」
伊月「あ、ありがとうございます……」
宮篠「あ。照れてるな? 初い奴めー」
伊月「そういう御塚さんも顔赤いですよ」
宮篠「え、ええっ、そうかなあ……?」
伊月「……」ポリポリ
宮篠「……へへ」


恋歌「…………」
湊「……おい誰か後で恋歌のフォローしとけ」
千藤「いや無理っしょ……っつーか橘テメェ御塚ちゃんにまで手ぇ出しとんのか!」


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