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発掘野球ものスレ

35名無しさん:2016/11/15(火) 04:45:38
鯛子「それにどうだい? 最近登板も多くなってきてねえ!」
渋沢「俺もヒヤヒヤですよ、下が育つのは嬉しいけど怖いもんですね」
セイ「……いや、僕はまだまだですよ」
渋沢(三岸はどうも否定から入るな……)
鯛子「そうかい? どう? そろそろファンなんてついてねえ、黄色い声援を浴びる頃じゃないかい?」
セイ「いや、僕はそういうファンがついたことなんて……」
セイ「……なく……はない?」
渋沢「お?」
鯛子「おやあ?」
セイ「……と言っても一人ですよ、一人……それもかなり昔……」
渋沢「昔といえる程にはいないだろ?」
セイ「ううん……三年前ですよ。初完封した日」
渋沢「そりゃあなんというか……一生モノの日だな。俺もまだ覚えてるよ」
セイ「そう、球場の外で……震えながら『ファンです』とだけ言って……逃げられちゃいましたけど」
鯛子「やだよおお〜〜青春よお〜〜死んじゃうわあ〜おばちゃんそんなの聞いたら死んじゃう〜」
渋沢「それだけ? 何か話さなかったのか?」
セイ「ええ、まあ……僕も色々高揚してたし、感極まったのは覚えてますけど」
セイ「だからやっぱり、あの日は忘れられないんですよ」
鯛子「いいじゃあないのお……それからは? 会ってないの?」
セイ「そうですね、ぱったり」
渋沢「ま、どっかで元気にしてるといいけどな。出来ればキンズ……いや三岸のか? ファンのままで」
セイ「はは……そうですね」
鯛子「あぁら大丈夫よお、運命ってのは、結びつくべきとこで結びつくようにできてんだから!」
渋沢「ああタイさんと旦那さんみたいに?」
鯛子「いやそれは神様のエラーだわ。大トンネルもいいとこ」
セイ(らしくもなく語ってしまった……ペースに乗せられて……)
鯛子「ああそうそう……そういえばねえ、ノリさんが倒れて新しい子が入って……あれ?」
鯛子「なにしてんのおそんなとこでしゃがみこんでえ!」
鯛子「なに? だめ? なにがだめなの!! ちゃんと挨拶しないとねえ、縁が結びつかないの!」
渋沢(なに?)
セイ(さあ……)

若菜「……っ」
セイ「……え……?」
若菜「あ、あ、……あーっと……私、あの……」
セイ「……あの日の……」

渋沢「なに?」
鯛子「なになに?」


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