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迷宮と女冒険者IF 3

60第二話『出会い』 ◆29oZBU0BL2:2021/10/31(日) 01:02:38 ID:S1rFne3A
市内某所にある喫茶店。
そこへと入るクリムと晴暁。
小さな店ではあるが木製の建物は派手さはないものの落ち着いた建物で、装飾品なども趣味が良く、クリムの目に叶うものだった。
その喫茶店内の一角にあるテーブルに案内され、二人は注文を頼む。
冷房が効いていて涼しく、そして出されたお冷はレモンが入っていてとても美味しい……

そんな中、まずどうして出会った場所と同じあの場所で聞いてみると……

「実は買い物に来ていてね……」

どうやら買い物に来ていて、あのクリムとの出会いのあと色々店を回っていたようだ。
そしてお昼が近づき、どこかで食べようか帰ろうか考えているときに、ナンパされているクリムを発見したとのこと。

「まあ、そんな感じでね。
どうしようかと思っていたらクリムさんを発見したんだ。
ところで、クリムさんこそ、一体何を……」

晴暁の言葉を聞きながらも、さんづけで呼ばれたくないクリムは、クリムと呼び捨てで呼ぶようにとまず言う。
すると少し顔を赤くしながら、ハルはうん…良いよと返してくる。
それに嬉しさを感じながらもクリムは出歩いている理由を語る。
その大きな理由は人探し。
山吹という人物を探していると伝え、師である悠美から教えられた山吹の特徴を伝える。

「うーん…見たこと無いなぁ……山吹さんかぁ。
見つけたら教えるね…あ、でも……
その…クリムさ……クリムの連絡先を教えて頂ければと…点」

二人は当然お互いの連絡先を知らない。
恥ずかしながらもハルは顔を赤くしながらクリムに連絡先を聞いてくる。
それに対して、クリムとハルはお互いの連絡先を交換するのだった。

「ところで山吹さんって日本人っぽいけど、金髪ってことは外国の人なのかなぁ
そういえば、クリムは外国の人…だよね?
日本語…すごく上手いね」

それに対し東欧が故郷と答えるクリム。
日本語はかつて眠りにつく前に家庭教師が日本人だったこと、親が日本語を話せたことと、
目覚めた後は師である悠美とその悠美の知人に教えられたのだが、そこを吸血鬼であることを仄めかす部分を除いて、説明していく。
そしてハルについても聞いていくが……

「ここが生まれたところというわけじゃなく、もうちょっと東の方……らしいかな」

なんか変な言い方をされた。
どういうことか聞いていくと

「実は僕は養子で、両親は幼いときに亡くなったんだ。
だから生まれた場所とか知らなくて……」

どうやら実の両親は亡くなっっており、引き取られたようだ。
少し空気がしんみりしていく。

「そ、そうだ!
クリムって何歳なの?僕と…同じくらいなのかなぁ。
僕は…今中二で…まだ誕生日迎えていないから13だけど」

それに対しクリムは実年齢を伏せて同年代ということにしていく。
ちなみに誕生日を聞いたら6月だった。
そしてそこから学校のこと、その他雑談をしていくのだった。


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