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迷宮と女冒険者IF 3

56山吹 ◆NXDHWWcMxw:2021/10/31(日) 00:52:18 ID:ynkKPLZY
>>55

「なるほどのう、それはそれは……中々の好条件じゃなぁ? 良いじゃろう、それを受けようか……では――」

(条件自体はまぁいい、しかしコヤツ、少々図に乗っておらぬか? ……少し脅しておくかのぅ)

――にやり、口元にあくどい笑みを浮かべた山吹は、その身の内に秘めた妖力を一斉に解き放つ!
人の身に押し込められていた莫大な妖力が間欠泉の如く吹き出し、山吹の身体を覆い尽くしていく

「ヒッ!!」

ギシギシと音を立てて結界が軋む、室内の温度が冷えたような感覚をたぬ吉に感じさせるほどの圧力が満ちていく
ネズミが猫に見下ろされているかのような絶対的な格の違いがたぬ吉を襲う中、山吹の姿が瞬きの間に変じていた
元は150cm半ばであった身長は一回り程伸びて160cm半ばに、手足はスラリと長く、顔付きも成長している
スタイツは大人顔負けでありながら童顔で幼げな雰囲気を宿す美少女であった美貌は、すっかり大人びて美女そのものという顔付きへ
それに合わせて元々良かったスタイルはますます肉感を増していた
バストに至ってはメートルオーバーであろう圧巻の量感を見せつけ、それでいて垂れることなく衣服を押し上げている
括れを維持した腰はほぼ変わらず細いままで、乳房とお尻との落差がより一層官能的なラインを描いていた
そこから視線を下れば、最早雄を誘う意図を隠しもしないムチムチのお尻がそこにある
雄であるのならば――否、雌であろうとも視線を吸い寄せられる、正しく傾国の美女の姿がそこにあった
しかし、それよりもたぬ吉の視線を吸い寄せたのは他でもない、山吹のお尻から後方に伸びる狐の尻尾だろう
その数、9尾――――かつて山吹が大妖怪として君臨し、人間も妖も纏めて山吹を恐れていた当時の姿……それが、この姿である

「ふふ……どうじゃ、懐かしい姿じゃろう…? ほれ、これだけ尻尾を増やせば十分な量の体毛が取れようなぁ?
 早う始めるのじゃ……なぁに、取って食いはせんとも……くふふっ♪」

「は、はい……採取させていただきます。
山吹…様……」

多少は加減しているが、それでも結界を軋ませるほどの妖力、威圧感はたぬ吉を委縮させている
それに楽し気な笑みを零しながら、山吹は9尾となった尻尾を揺らす
たぬ吉から感じる畏れの感情、それを心地良く思いながら、伸びてきた粘液状の触手に尻尾を絡み取られ――ピクンッ、と山吹の身体が震えた

「……っ、んぅ❤ ふ、っ…………っ❤」

(こ、これ、は……っ、う…♥ 巧い……妙に、的確に….じゃが、それだけではない……っ❤
 尻尾が、いやに敏感で……っっ♥ ぜ、全身敏感になったとは、思っておったが……尻尾まで、じゃったか……く、ぅ…!❤)

粘液状の身体を活かし、染み入るように、かつ念入りに絡みつき、それでいて一切の苦痛を取り除いた快感のみを与えてくる触手達
9本もの尾に絡みつく触手がそれぞれ独立した動きを見せつけ、それぞれ違った快感が山吹の腰を甘く震わせる
余裕の笑みはぎこちなく固まり、弧を描いていた口元はキュッと引き結ばれる
頬は紅潮し始めて、眉根が寄り、零れる吐息が甘みを帯びる
恐れ戦き、委縮していたたぬ吉もやがて気付くだろう、山吹が快感に打ち震え、必死に堪えているのだと――

「グフフ……流石は山吹殿の尻尾。
美しい毛並みと触り心地だ。
ほれ…ほれ!すごく良いですぞ」

「んぅっ!?♥♥ 貴、様っ、調子、にぃっ♥♥♥ っく、ふぁ……んんっ!?❤❤❤」

――それに気付かれてからは、たぬ吉の表情が凄まじい勢いで緩んでいく
たぬ吉からすれば恐怖の象徴である9尾の山吹が、自身の手で快楽に身悶えているその姿は、どんな美食や酒精よりも甘美なものであった
絡みつく触手にピクピクと震え、声を出さないように必死に耐え、顔を赤くして汗を流す極上の美女
それも、やろうと思えば容易く自分の命を奪える絶対的な上位者が、自分の手で快楽に悶えているという事実は……麻薬が如き陶酔感を齎していた

「ふ、っく、ぅ…!?♥♥♥ んぅっ!?♥♥♥ っ……!!?❤❤❤❤」

「グフフフフフ、これなら充分……
この量の毛ならば山吹殿にピッタリの鞭を作れますぞ」

(こやつ……っ❤❤❤ っく、おの、れぇ……!❤❤)

――長い様で短く、短い様で長い時間が流れた
触手は山吹の尻尾を余すところなく味わい尽くし、それが生み出す快楽に山吹は顔を真っ赤にして耐え忍ぶ
唇は声を漏らすまいと強く引き結ばれ、赤い顔は汗に塗れ、瞳は潤んで切なげな印象を感じさせ……
それでも大妖怪の矜持故か、決定的な喘ぎ声を終始零すことなく、その瞳はたぬ吉を睨み付けていた
それは山吹の身体から妖力が枯渇するまで続き……やがて一本ずつ尻尾が消え、身体が縮み、元の少女としての姿へ戻っていく
それを惜しむように、無数の触手は残された一尾に集まり、ギュッと強く絡みつく
それに眩暈を感じるほどの快楽を覚えながら……山吹は怒りと悔しさを前面に押し出し、快楽に弱った心を覆い隠して……


【おまたせしたのじゃ〜】
【今後儂がキツイ態度を取っても、たぬ吉は(でもそんな山吹殿が尻尾を弄られて悶えていたんだよなぁ)となってしまう】
【むむむ……何時かどこかでガツンとやってやらねば】


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