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退魔譚 其の参

117風間悠美 ◆NXDHWWcMxw:2020/04/25(土) 18:31:47 ID:OwvR.B4o
>>114

「狐火――行ってッ!」
(これだけ力を籠めたんだもの、十分通じるはず…!)

悠美は小物入れから左手を離し、右手の木刀を灯篭の淫魔に突きつける様に構える
身の内の霊力を抽出し、練り上げ、燃え盛る火球として生成、煌々と燃える二つの狐火が、悠美の声に応える様に向かって行く
……少々霊力を籠め過ぎではないかの?
あの程度の相手ならば、牽制の一撃でさえ致命傷を与えられそうじゃが……ふむ、この辺の観察眼は今後の課題じゃな

・狐火:▽「霊力」-6(21) ▽「精神」-1(12)

「……よしっ! やりました、倒しましたよっ!」
『うむ、問題なく焼き払えたのう、とは言え気を抜くでないぞ、勝って兜の緒を締めよ、じゃ』
「あ、は、はいっ! そうですね、私ったらつい……」
『何時だって隙を生むのは油断から、じゃ。残心を忘れぬようにの』
(いけないいけない、私ったら……もうっ! 山吹さんの言う通り、油断しちゃいけなかったのに……気を引き締めなくちゃいけませんねっ!)

灯篭に着弾した狐火は、内に宿した霊力を基に轟々と燃え盛り、淫魔を瞬く間に消滅させて行く
制御はまずまずといったところか、大分形になってきたようじゃな
後は乱戦の最中でも同じくらいの制御ができるようになれば完璧じゃが、そこはこの先で確かめる機会があるじゃろう
いきなりの敗北と凌辱、それで少なからず落ち込んだはずじゃし、心に影を落としたことじゃろう
勝利の喜びに浸らせてやりたいのは山々じゃが……さすがに無防備にさせることが出来る状況でもない
悠美を戒め、次の標的へ対処させる必要がある

・淫魔の気配:▲「快楽値」+2(27)
・身体が火照る(×2):▲「快楽値」+3(30)
・ウィル・オ・ウィスプ*2を撃破!

『解っておると思うが灯篭はこの先にもある、見えるな?』
「はい、きっとあれにも、同じ淫魔が居るんですよね?」
『恐らくは、じゃ、確定ではない……で、こういう時はどうするべきじゃと思う?』
「え? ……牽制してみる、とか?」
『ではやってみせい』
(牽制、かぁ……となると、潜んでいるかもわからない所に全力攻撃するのは……牽制じゃないですよね
 まずは様子見、距離はあるし、あぶり出せたら追撃でトドメを刺せるようにしておいて……うん、これで行きましょう!)

百聞は一見にしかず、百見は一考にしかず、百考は一行にしかず、そして百行は一果にしかず
話を聞くよりも自分の目で見て、目で見ても自分で考えて、考えても自分で行動し、そしてその上で結果を出さねば成長には繋がらない
雑魚相手で危険は高くない、今の内に経験を積ませるのが吉じゃろう
敵が都合よくこちらの成長に合わせてくれる保証はない、出来る時に成長せねば敗ける
そして敗ければ……無事助かるとは断言できん
些細な経験も糧とし、成長を続けねばならん
……未熟な若人を育て、導く、か
儂がそのようなことをするようになるとは、これも時の移ろいというものじゃろうかのう……
……ともあれ悠美は、儂の言葉を受けて数秒考え、狐火を行使すべく霊力を練り上げ始める
お手並み拝見と行こうかの、何、あの程度の相手ならばどうとでもなろうさ


行動選択
狐火(霊力消費1)×2を発動、淫魔が隠れていると思われる灯篭を攻撃する
即座にカマイタチで追撃出来るように身構えておく

思考
弱めの狐火で攻撃し、灯篭から飛び出したところでトドメを刺そうと考えている
山吹の言葉に気を引き締め、警戒を忘れない様にしている
『敵が雑魚しかいない内に、戦いにおける心構えを実感させようとしている』
『再びインプが襲来しないか、周囲を警戒している』

体勢
木刀を指揮棒の様にウィル・オ・ウィスプに突きつけて身構えている
左足を引き半身の構え、乳房を庇うように左手を胸元で握りしめている

肉体
肌が若干火照っている
全身に汗が滲み、薄っすらと濡れている
ショーツは愛液でぐっしょりと濡れて張り付いている

乱数:1


【罠の様にジッと動かない脆い敵、場所さえ分かっていれば術師型のカモですね】
【とは言えこのダイス値は怖い、当たれば倒せるでしょうけど……うーん】
【増援も怖いので、確実に倒していきたいですね】


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