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本スレ転載用スレ

398Wake up people! ◆m0aVnGgVd2:2012/12/08(土) 22:48:16 ID:mX4RIBk.
そして、彼にとっての最大の幸運。
それは隣を歩く青年、橋沢育朗と出会った時期がベストなタイミングで会ったこと。

もしも育朗と放送直前に出会っていなっかったら、嬉々として人を殺して回っていた時期に出会ったら。
彼の持つ邪悪の気は橋沢育朗にとってのトリガー。秘められた力を引き出すためのスイッチ。
仲間を喪った怒りと悲しみのみで攻撃を加えたからこそ、育朗も激情に燃えるビットリオに対して説得を行おうとしたのだ。
邪悪な気配が混ざっていなかったからこそ、橋沢育朗はバオーに変身して戦うことを選択しなかったのだ。
麻薬の禁断症状により思考を奪われたこともプラスに作用している。
考えることができなくなってしまえば、さしものバオーであっても本質を見ぬくことは不可能なのだから。
バオーと万が一戦う事態になってしまった場合、断言できる。
彼の命はなかったと。
『ドリー・ダガー』の弱点は複数あるが、バオーとの相性は最悪と言っても良い程のものである。
足がもがれようとも容易く癒着させるような回復力を持った相手に対し、自身の負ったダメージの7割を転嫁する程度のことが如何に不毛であるのかは想像に難くない。
だからこそ、本性がバレる前に彼の側から逃げ出せたというのは幸運であったという他無いだろう。

幸運は幸運を引き寄せる、そう感じた事のある者も多いのではないだろうか?

当然、無限に続く豪運などという夢物語を信じるものは少ないだろう。
しかし、今のビットリオはまさにこの状況。
続いている幸運によって4人もの参加者を殺害しながらも、状況は一向に悪くなることがない。
ならば彼が怪物から逃げ去る際、無意識に手にしていた育朗のディバッグの中、エニグマの紙に収められていた支給品の中に彼の最も望むものが入っていてもおかしくはないだろう。
そう、人を狂わす禁断の白い粉末が入っていようとも。


だが、何時まで続くかも分からぬ幸運しか持たぬこの少年は、誇りすらも持つことが出来ないこの少年は勝者たりえるのだろうか?
ビットリオ・カタルディは、果たして何かを掴み取ることが出来るのだろうか?
幸運にまみれているはずの彼はある意味では最も不幸な人間なのかもしれない―――――。




【C-5 地下/ 1日目 午前】

【ビットリオ・カタルディ】
[スタンド]:『ドリー・ダガー』
[時間軸]:追手の存在に気付いた直後(恥知らず 第二章『塔を立てよう』の終わりから)
[状態]:全身ダメージ(ほぼ回復)、肉体疲労(中〜大)、精神疲労(中)、麻薬切れ
[装備]:ドリー・ダガー
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜1(確認済)、マッシモ・ヴォルペの麻薬
[思考・状況]
基本行動方針:とにかく殺し合いゲームを楽しむ
0:ヤクが切れているのでまともな思考が出来ない。目的地も不明瞭
1:兎にも角にもヴォルペに会いたい。=麻薬がほしい
2:チームのメンバーの仇を討つ、真犯人が誰だかなんて関係ない、全員犯人だ!
[参考]
1:彼の支給品はバイクとともに置いていかれました。
  現在持っているのは橋沢育朗のディバッグに入っていたものです
2:名簿を確認しましたが、自分に支給されたものは持ってきていません
3:行動の目的地は特に決めていません。というよりも考えられません






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