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カオスロワ避難所スレ3
622
:
創造と帰滅の蒼
:2020/05/06(水) 22:14:47 ID:3k2I6frk0
「なっ……ニアラでは無く、ニアラに化けていた都庁軍の!?」
「成程、中身が奴ならばさっきの測定器の振り切りも納得できるが……なんでまたニアラなんかに?」
「皆、馬鹿にしがちではあるがニアラもまた宇宙を駆ける真竜の一員だ。
奴は宇宙空間まで瞬間的に飛翔し、そこから正確に敵対象目がけての超急降下爆撃が可能。彼はそれを利用し、沖縄の黒き獣を狙ったのだろう」
兵士達はなんとか戦況を理解しようと、必死に頭を回転させる。
そして黒き獣の言葉もあり、おおよその見当はついた。
レストが用いるエーテルリンクは身体の一部を誰かに模したものであったが、それはテラカオス化進行に際して手に入れた能力。
人型を維持し身体の部位をそれぞれ違った魔物に変化させる……より応用の効く万能性を得る前、本来の術はどうであったかと言えば答えは簡単。
取り込んだパーツの持ち主と、全身全く同じ姿になる。つまり今回は、ニアラそのものに変化したのだ。
そして兵士の言う通り、宇宙空間からでも獲物を捕捉しピンポイント爆撃できるニアラの能力を使用した。
しかし汚染された宇宙までは飛び立てず成層圏止まり、メテオが不完全な威力であり黒き獣への打撃にはならなかった。
ここまでは推理できたが、それでも兵士達の疑念は尽きない。
むしろ正体がわかったからこそ、余計に混乱してしまう。
「しかし、結局最大の謎がわからんぞ! どうして彼は、蒼の空間を耐えきれている!?」
「奴はわざわざ黒き獣を……そもそも、どうして黒き獣という名称を知っているのだ!?」
「黒き獣は先程、自らをシャドウと名乗っていました。状況整理の為、このままシャドウの観測を続けます!」
兵士達は、理解が追いつかない戦いの観測を続ける。
それが、きっと後の世の為になると信じて。
--
「ふむ、何故お前がここにいるのか、何故まだ無事でいられるのかはわからんが……お前が馬鹿なことだけはわかるぞ?」
「なんだって?」
「全ての根源たる蒼、TCの前には完全な属性耐性、バステ耐性、防御無視耐性、即死耐性を持つお前であってもまるで意味をなさない。
もしお前がテラカオスとなった状態で我が前に立ち塞がっていれば、私を倒す可能性は数パーセントはあっただろうがな」
「……僕の耐性、エーテルリンクの知識、テラカオスになりかけたこと、全部知っているんだね」
「ああ。……お前のその格好、未練がましくしがみついているサクヤの魂を取り込ませてもらったからな」
「っ……!!!」
「あれも実に愚かな娘だ。お前をテラカオスにさせていれば、私を倒せたかもしれないというのに。
挙句、取るに足らない魂を庇いこうして私に取り込まれるのだからな」
にたりと黒い笑みを浮かべるシャドウに対して、レストは奥歯を噛みしめる。
確かにテラカオス化できていれば、シャドウも倒せたのかもしれない。
だがあの状態の自分がテラカオスとなっていれば、確実に世界樹の仲間達も襲い殺めていただろう。
既に血に塗れた道を歩んできた自分を正してくれた少女の行動を愚かとされるのは、我慢ができなかった。
「悔しいか? だがお前には何もできんさ。お前は何も出来ぬまま、自らの力を過信して、ここで朽ち果てる。
いや、むしろ喜ぶべきだろう。お前達の祖先のグンマ―の民は、蒼によって滅ぶことを望んでいたのだから」
「悪いけど僕は、この災害が起きる前から生命の理を捻じ曲げることを街ぐるみでやったこともある異端者だよ?
過去のグンマ―なんて知るか。僕は僕の意思で抗う!
小町さんにほむら、サウザーさん、みんなはきっと乗り越えてくれる。だから予言完成最後の障害のお前は……」
「――死者を狙い、フロワロを撒くお前は! この場で僕が倒すっ!」
「あはははははははは! 自惚れが過ぎるぞ、グンマ―の盾風情が!」
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