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カオスロワ避難所スレ2
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それの理由は、すぐにわかった。
「ち、ちなつ!?」
あっという間に久保帯人に返り討ちにされ、地面に転がされていたちなつの屍が釘バットを久保帯人の股間へ振り上げたのだ。
断空はドラゴンズの猛攻から久保帯人を救ったが、同時に彼の側にいたちなつも救っていたのである。
そしていくらさほど強くはないとはいえ、屍兵の一撃を人体の急所に、しかもとびきりえげつない武器で強打されたともなれば。
「あひ、あひぃぃぃん!?」
どれだけ残酷で絶対な力を持つとはいえ、人間の男であれば悶絶しないわけがない。
さらにいえば、今の一撃はタマだけでなくホモには欠かせない大事な竿にすらも致命的なダメージを与えていた。
野望のためだったとはいえ、野球チームの監督が男の誇りをバットにより打ち砕かれるのはなんという皮肉だろうか。
「うおおおおおおお! くらえ久保帯人ォォォォォォ――――――ッ!!!!!!」
そんな悶絶する男に、絶叫しながらナッパが殴りかかる。
最高の技で跡形もなく消し飛ばすことも考えたが、彼の中には純粋な怒りがあった。
仲間を裏切った男を、この手でぶん殴りたいという強い怒りが。
そして戦闘民族サイヤ人の本能が、断空が気による攻撃も防ぐ可能性を見出していた。
この一瞬の戦闘、刹那の時ながらも視界に映った元ちなつと思われる少女には、手を出したくないという思いも。
「ひぎっ、ば、縛道の八『斥』……!」
結果として、ナッパの選択は正しかったと言える。
もし強力な技で攻撃して、倒し損ねてしまえば相手は土煙に乗じて退避、完全催眠で安全圏まで逃げてしまうだろう。
そして久保帯人の操る鬼道は強力ではあるが、接近戦で純粋な物理攻撃を防御する盾を生み出す術は断空よりも遥かに弱い。
ナッパの剛腕が、防御に使用された鏡花水月を粉々に粉砕する。
その勢いのまま鬼道で生成された盾も貫き、久保帯人の腕を破壊した。
「――ッ」
鬼道を唱えようとしたのか、それともなっさけない悲鳴でもあげようとしたのか。
しかしそのどちらも実現する前に、ナッパのもう一方の拳が久保帯人の顔面へ叩き込まれる。
ボッ!という音が響くと同時に、裏切りの監督はこの世を去るのであった。
「はぁ……はぁ……や、やったぜ……!」
「霊圧も感じないし、あのゲス○チンポが起き上がる気配もない。どうやら倒せたとみていいようですね」
「おい、伏せる位置ちがくね!?」
肩で息をするナッパに、ドラゴンズの面々が駆け寄る。
鏡花水月が破壊され、久保帯人が死んだことで完全催眠も解かれたのだ。
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