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カオスロワ避難所スレ2
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「よくわからねぇが……とりあえず俺の歌を聴けえぇぇぇぇぇぇ!」
しかし、赤竜には今までにない希望があった。
熱気バサラ、この人間の素晴らしい歌があれば、いかに冥闇に堕した者であっても浄化される。
好みの女性以外の人間に対する憎悪の塊であった自分を、この男は救ってくれたのだから。
「グオオオォォォウ!」
「さあ、相手が誰であろうと僕らがやるべきことは一つ! 歌おう!」
「グルルルルル!」
バサラの歌声にあわせて、竜と使徒も歌い始める。
ワルプルギスの夜と同じように、冥竜を浄化しにかかる。
「 は は は は は は ! く だ ら ぬ ! そ ん な も の が 歌 だ と ! ? 」
「なっ!?」
しかし冥竜は浄化されるどころか、笑い始めた。
「愚かなリ、愚かなリ赤竜よ! どこまでも愚かなリ! その程度の歌、我の心にはまるで響かぬわ!」
「ば、馬鹿な!?」
「よいか……? 歌というのはだな……! こ う い う も の だ !」
突然、冥竜の咆哮にあわせて1000はいるであろう人間が飛び出してきた。
そして……
「「 俺 は 地 獄 の テ ロ リ ス ト !
昨 日 は 母 さ ん 犯 し た ぜ ! 明 日 は 父 さ ん 掘 っ て や る ! 」」
「な、なんだこの吐き気のする歌詞はぁ!?」
「「 殺 せ 殺 せ 殺 せ ! 親 な ど 殺 せ ! 殺 せ 殺 せ 殺 せ ! 全 て を 殺 せ ! 」」
世にも恐ろしい歌詞の大合唱が始まった。
彼らはDMCの狂信者であり、敬愛するクラウザーさんの歌を歌い続ける。
「っ! そんな歌より、俺の歌を聴けっ……!」
「愚かなリ人間! 貴様如きが、神聖なるクラウザーさんの歌を妨害するなど赦されぬ!
しばし黙るがいい…… 冥 闇 の 呪 縛 ッ ! 」
「がっ!?」
歌い返すことにより反撃を試みるバサラ。
しかし彼の歌声は圧倒的な物量差に飲み込まれ、さらに冥竜の放った闇の鎖で口を塞がれてしまう。
いや、腕にも脚にも鎖は絡みついていた。
見れば赤竜もカヲルもフレクザィードも、どこかしらを鎖で封じられていた。
「バサラ! 不味い、ここは一旦退くんだ!」
「……! ……!」
顔には鎖が巻きつかなかったカヲルが叫ぶが、バサラは自分の鎖を外そうと、歌おうともがき続ける。
「く、ハァ! どうだ、こうやって身体を縛られると、堪らなく気持ちいいであろう……!?」
自分自身にも鎖を巻きつけた冥竜は、興奮した様子だ。
「その状態で……クラウザーさんへの生贄になって貰おうっ!」
それでいて、振るわれた冥竜の死の爪、デッドクローは。
「「 S A T S U G A I せ よ ! S A T S U G A I せ よ ! 」」
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