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カオスロワ避難所スレ2
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「ほら、ほむらちゃん! もう一回!」
「うっ……く、殺そうとして申し訳なかったわ、桃園ラブ……」
「だーかーらー、駄目だってば転校生! 謝る時はもっとちゃんと謝る! ほら目ぇみて目を!」
「だ、だからさっきから何度も謝っているでしょう!?」
「私なんかのために、誰かを殺してまわろうだなんて、そんなの絶対おかしいよっ! おかしいよっ!
大事なことだから二回でも何回でも言うよ!」
「うぐぅ……わ、私はまどかのために……」
1時間以上に渡り、暁美ほむらは正座の姿勢であった。
彼女の探し人であったまどかと、魔法少女仲間のさやかに何度もダメだしを受けながら。
「ふ、二人ともその辺にしてあげて? その子ちょっと涙目だし……」
「確かに殺されかけたけど……ほら、ワドルディ共々元気だからさ!」
「当人がいいって言ってるし、そろそろいいんじゃないさやか?」
その様子に、三人のプリキュアも思わず苦笑い。
特にほむらに殺されかけたラブは、ほむらへの印象を大きく変えていた。
対峙した時こそその態度に驚いたものの、いまやほむらは別人のようにしょげかえっている。
おそらくこちらが本来の姿なのだろう。あの執念も、大切な友達を思っての行為かと思うと憎めない。
……恐怖心が完全になくなったかと言えば、嘘になるが。
なにしろ彼女の使用武器が武器なだけに。
「ほ、ほらまどか? 本人が水に流してくれて……」
「駄目だよほむらちゃんっ!」
「あの子、普段からあんな感じ?」
「いや、普段はもっとクールというか、愛想がない感じ。ただあのまどかがあそこまで怒ってるからねぇ……
……マミさんがいたら全身縛られてもっと怒られてただろうけど。正義の魔法少女が殺し合いに乗るだなんて言語道断だーってね」
「そうだよ、私達と、あの子と、みんなで殺し合いを止めないと」
「あ、あなた達は考えが甘すぎ「ほむらちゃん?」……ごめんなさい」
この場にまどかがいたのは大きい。
いなかった場合、再びプリキュアと魔法少女の殺し合いが起きていてもおかしくはない状況だったのだから。
この場の全員が、ある種和やかな空気を作り出してくれたまどかに感謝をしていた。
怒られ続けているほむらさえも。
「ガアアアアアアアアアァァァァァァァァァァ!!!!」
「「!!?」」
そんな空気は一瞬で凍りつき、そして破壊された。
ライブハウスの壁を粉砕し乗り込んできた、巨大な蒼き竜の咆哮によって。
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