[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
修正SS投下スレ
189
:
壊れゆく常識(修正版)
◆LuuKRM2PEg
:2014/04/22(火) 21:51:30 ID:r9Nmo5jM0
『ないと思う奴らだけが固まって、あると思うならこの部屋で静かに待つ……これでいいんじゃないか? その後に、休憩を取ればいい』
「それもそうだが……」
『もしも何か便利な力があるのなら、さっさと使えるようにした方がいいだろ? 出し惜しみをしたせいで死んだら、情けねえぞ?』
ザルバの言うことは尤もだった。技が使えなかったせいで危機に陥るようになっては意味がない。
『鋼牙。お前も何か制限とやらがかかっているはずだ。確か、轟天が呼びだせなかっただろう? もしかしたら、敵さんのボーナスとやらで呼べるようになるかもしれない……お前の仲間と再会した後なら、試す価値はあるだろう』
「ああ……だが、俺はまだいいが、他のみんなはどうなんだ? 一也の言うように、敵は他にもいる」
『なら、交互に部屋に入ればいいだけだ。三十分ごとに二人ずつで待機をして、戻ってきたらまた別の二人が行動をする……時間はかかるが、一度に大勢が単独行動を取るよりはマシじゃないのか?』
「それなら、あたしからやるよ」
鋼牙の指で提案を続けるザルバに頷いたのは、杏子だった。
「代わりばんこなら、後回しにするのは面倒だ。さっさと済ませてやるよ」
「杏子、あなた……!」
「おっと、説教ならなしだ。三十分くらい、すぐに過ぎるだろ? ちょっとくらい、心配するなって……何かあったら、すぐに戻るからさ。それとザルバ、色々とありがとな……あんたも気を付けろよ」
美希は止めようとするが、杏子はそれに構わず背を向ける。そのまま軽く手を振りながら廊下に去っていった。
今から呼んだとしても、絶対に戻ってこないだろう。
「全く……」
『やれやれ、性急なこった……で、美希のお嬢ちゃんはどうするんだい?』
「あたしは……大丈夫。さっきも言ったように、特に心当たりはないから」
『了解。それなら、俺達も行くとするか』
「ああ」
ザルバの言葉に鋼牙は頷いた。
そのまま、部屋を後にしようとするが、その前にザルバは言葉を続ける。
『それと、沖の兄ちゃんもやってみたらどうだ。何かあるかもしれないぜ?』
「そうですよ。ここは僕に任せてください」
ザルバの提案を進言したのは孤門だった。
辺りを見渡すと、特に誰も不満を抱いているようには見えない。
「……わかった。だが、もしも何かあったらすぐに叫んでくれ」
「当然ですよ。でも、ここは僕達に任せてください」
「頼んだぞ」
孤門の言葉に頷いた後、沖は鋼牙の方に振り向いて来る。
「それと、冴島さん……結城さんやゼクロスの力になってくれて、ありがとうございます」
「そういえば、お前も仮面ライダーの一人だったな」
沖一也という男は、村雨良や結城丈二と同じ仮面ライダーの一人だ。その名を、仮面ライダースーパー1。
聞いた話によると結城の後輩であり、村雨にとっては先輩らしい。しかし、彼もまた零のように、村雨のことを知らない時間から連れて来られたようだ。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板