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仮投下スレ

1 ◆OCD.CeuWFo:2011/10/21(金) 00:00:06 ID:UbGMEgSk0
文字通り、SSの仮投下する場所です
ご利用は各々の判断に委ねます

43魔法、魔人、悪魔 ◆gry038wOvE:2012/01/11(水) 21:04:48 ID:NlMREnaQ0
「この中で何かがあったみたいだな……」


 照井はただでさえ廃れた教会に、真新しい焦げ痕が残っていることに気づいた。
 いや、おそらく誰であっても気づくだろう。
 まるで大砲でも発射されたかのように教会の壁や天井が吹き飛んでいる。

 ティアナによるものだろうか?
 確かに彼女は銃を使うし、トリガー・ドーパントにもなった。
 しかし、これはあんな小さな銃の口径によるものじゃない。これは間違いなく、彼女よりも強い武器の持主がやったことだ。
 少なくとも、今この惨状によりわかるのは、殺し合いに乗った人間もしくは大量破壊を厭わない危険人物は、照井が思ってい居る以上に多いということだけであった。
 推理をしようにも、参加者全体に関するデータが少なく、それは難しい。大砲やそれに準ずるものを武器として持つ変身能力者がいる可能性が高くなったとして、それがこの傷跡から大雑把にしかわからないならば、対策も立てられない。
 それでも現場から少しでも手がかりを得ようとする照井を心配して、ミユキが口を開いた。


「崩れたりしないでしょうか……?」


 その心配や不安に満ちたミユキの顔を見て、照井も無茶をやめる。他人を心配してこの顔ができる少女の表情を少しでも変えようと思ったのだ。
 それに、テッカマンに変身するたびに危険が伴う彼女を、兄との合流まで護ることができるのは仮面ライダーアクセルである自分だけなのだという責任も簡単には放棄はできない。
 戦闘でもないのに無茶して死んだら世話がない。


「可能性は否定できないな。ここは離れた方がいい」


 場合によっては生死が関わる質問であったためか、照井はいつもの台詞を言わず、少し未練ある現場を眺めつつミユキとともに離れていく。流石にここで「俺に質問するな」と返してしまうのは無責任だ。
 ふと気にかかる点が浮かぶ。
 この攻撃の痕は気にかかるが、ここで何かがあったというのなら、照井たちも気づいたっておかしくないはずだと思った。大砲に値するだけの武器で痕を作るならば、それ相応の轟音もするだろう。
 と考えると、ここで何かが行われたと推定されるのは照井たちの戦闘中だ。あの戦闘から教会に向かうまでの時間は轟音をかき消す声で喋ったりはしていない。
 やはりティアナは違う。それは確証に変わった。
 

(見たところ、死体のようなものはなかった……戦闘というより、誰かが暴れた痕か……?)


 或いは、これだけの砲撃を受けても生存できるような特殊な変身体質の者だったか、被害者がこの攻撃によって死体ごと消滅してしまったか……。
 いや、後者ほどの威力があるのならば戦闘中でも気がついたかもしれないし、この場からは焼肉のような匂いはしない。人の体が焼けたような匂いは残っていないのだ。
 とはいえ、説が複数あり、どれも証拠がない以上は詳細不明と同じ。深く考えてわかることでもないので、今はこの教会から遠ざかることを優先する。
 どちらにせよ、仲間たちが此処にいないならばすぐに村へと向かう予定であったが。


(もしかしたら、この痕はテッカマンの力によるもの……?)


 一方、ミユキもまた己の経験を活かして考える。
 ミユキもこのように壁や天井に大穴を開けることができる能力をもつ戦士の一人だ。だかr、真先に、テッカマンのことを考えた。
 さらに特定するなら、テッカマンたちの究極の技、ボルテッカだ。
 それを使えば確かに天井に穴を開けることなど造作もない。あれだけの威力を持つ攻撃を使えば教会ごと吹き飛ぶ可能性が高いが、ボルテッカを放つ際に威力を調整すればいいだけの話だ。
 そして、威力を調整するということは、大きな破壊や殺戮を生みたくないという意思であるとも考えられる。
 本気で他人を殺すつもりで撃ったなら、教会ごと破壊するだろう。

44魔法、魔人、悪魔 ◆gry038wOvE:2012/01/11(水) 21:05:37 ID:NlMREnaQ0
(威力を調整するっていうことは、相手を殺したくなかったっていうこと……? もしかして、これはお兄ちゃんが──)


 これが兄・相羽タカヤ──テッカマンブレードによるものならば、相手にトドメを刺さないようにボルテッカの出力を抑えることもできるのではないかと思えた。
 精神支配されたテッカマンたちやラダムには容赦はないだろうが、相手が先ほどのティアナのようなドーパントであったなら多少の手加減はするかもしれない。
 その他の理由でエビルやランスが手加減した可能性や、テッカマンでない者がやった可能性も否めないが、やはり一番考えたいと思う理由がミユキの思考の大半を占める。

 本当に兄がここにいたのなら、兄は何処へ向かっただろう。
 わざわざ村に向かう道路があるのに、森林側に向かうだろうか?
 逆方向に向かったならば自分たちとすれ違っているはずだし、村側に向かうに決まっている。


 向かう方向はおそらく間違っていない。
 ミユキはそう確信し、期待に胸を膨らませる。
 できるだけ早く移動して兄に追いつきたいという気持ちであった。

 そうして感情が村へと向かっていて、周囲を見ることを忘れていたミユキに照井が叫んだ。


「……危ないっ!」


 ミユキはその声が聞こえた方向を見る。
 と、同時に目の前で「仮面ライダーアクセルへ」と黒色の気弾がぶつかった。
 一瞬、何が起こったのかはわからなかったが、自分の命が今危なかったことに気がついた。
 そして、今自分を庇って深いダメージを受けたアクセルに、焦って声をかけるのが二番目の行動。


「だ、大丈夫ですか!?」


 何者かに襲撃され、照井が咄嗟にアクセルへと変身して助けてくれたのだと理解したのは彼女の中では三番目の行動となった。
 だとするなら、アクセルの怪我の程度はどうだろうか。
 ミユキを助けたせいで、ろくな受け身もとれなかったのではないかと、心配は増していく。


「俺に質問するな」


 片手にエンジンブレードを構え、それを盾としていたため、アクセル自身の体もほぼ無傷であった。
 ミユキは安心するが、敵がいるだと気づくと即座に不安に見舞われた。安心して息をつくより以前にそれに気づいたせいで、変な息が漏れる。
 また何者とも知れない敵が現われたのだ。
 テッカマンでも、ドーパントでも、ラダムでも、仮面ライダーでもない。二人は心当たりのない相手に息を呑む。

 三本の角の生えた不気味な模様の怪人。
 赤と黒が左右に交互に彩られた奇怪なマークや、胸元に輝くクリスタル状のものが厭でも目を引いた。
 目元に化粧をしたかのような姿は、まるでクラウンのようである。

 ダークファウスト。
 操り人形である闇の魔人であった。


★ ★ ★ ★ ★

45魔法、魔人、悪魔 ◆gry038wOvE:2012/01/11(水) 21:06:09 ID:NlMREnaQ0
 溝呂木眞也は、先ほど手に入れた都合の良い操り人形で遊んでいた。
 ダークファウストは本来、骸である人間が溝呂木の手によって変貌した姿である。
 ゆえに、既に肉体が生存していない「魔法少女」はファウストにする事に都合の良い存在であった。
 溝呂木は知らないが、この場において死者の蘇生は禁じられているゆえ、溝呂木が殺した人間がファウストとなることはない。
 魔法少女という特例中の特例が、この場では唯一ファウストとなることが可能なのである。


(コイツは闇に堕ちるには打ってつけの存在だった……こんなにも簡単に欲しかった物が手に入るとはな……!)


 そのうえ、さやかの胸に秘めたる負の心は溝呂木が今最も求めるものだった。一体、何が理由であそこまで心がすさんでいたのかは、溝呂木が知る由もない。
 思春期という特殊な時期が彼女をおかしくしたのかもしれないし、元から乱れやすい精神状態だったのかもしれない。
 とにかく、闇の中にある彼女の姿は何よりも輝いて見えた。


 さあ、ファウスト そいつらを殺せ


 斎田リコがファウストになった時は、人間である時にファウストとしての記憶を亡くしていた。
 この女に関しても恐らく同じだ。
 だからこそ、尚更面白いと思えた。
 もし彼女が自らの行動に気づいたら…………?
 それを考えると面白くて仕方が無かった。


 ただ、残念ながら今はあのファウストを眺め続けられそうにはなかった。
 五代と凪を見逃してはならない。いずれも、溝呂木にとってはより面白い実験材料となりそうだからだ。
 五代と凪、新たなるダークファウスト────二つの存在を見守ってやりたいと思ったが、二兎を追う者は一兎も得ず。彼にとっての優先順位は因縁ある凪の方が高いのである。
 そのため、彼女のその後は溝呂木の中では想像に任されることとなった。
 自らが生み出した魔人を放し飼いにする────溝呂木はそんな無責任な親だった。


(まあ、今はヤツが参加者を減らしてくれればそれでいい……)


 ファウストは参加者を減らしてくれるだけでも充分便利だ。
 どちらにせよ、弧門や凪、五代もあのようにする気だったため、さやかの元を離れる溝呂木も別に未練はない。
 むしろ、さやかは闇が大きすぎて、「完成されすぎ」だったとも思えた。
 最初から概ね完成しているものは、作り上げていく楽しみというものがない。


(じゃあな、ファウスト……俺の分まで働いて面白く死んでくれよ)


★ ★ ★ ★ ★

46魔法、魔人、悪魔 ◆gry038wOvE:2012/01/11(水) 21:08:06 ID:NlMREnaQ0
「……?」


 先ほどから凪の様子がおかしいことに、五代も気がついていないわけではなかった。
 何かが気にかかっているかのように、突然止まったり周囲をきょろきょろ見回したりしているのだ。
 常に全身の神経を周囲への警戒に務めていて、笑顔を一瞬も見せない彼女に、五代は少し困惑しつつも問う。


「一体どうかしたんですか?」

「尾行されている気がする……勘違いかもしれないけど、念のため警戒した方がいいわ」


 五代もクウガであるがゆえ感覚は鋭敏な方だが、バイオレンス・ドーパントを追うことを最優先と考えていたため、背後にはあまり気を向けなかった。
 目を向ける場所がそれぞれ違う二人は、ある意味で良いコンビネーションを発揮できるかもしれないが、いずれ単独行動を強いられる時は明らかに凪の方が生存に大事なものを持っているだろう。
 言われても尚、どこか緩い五代に、凪は少しだけ苛立ちを覚えた。
 ナイトレイダーにも石堀や平木のようにどこか面持ちが緩い人間はいるが、彼らは任務となると高い技術を活かしてそれぞれの仕事をやってくれる。それに対して五代はそれほど切り替えが見事な性格にも見えない。


「追ってるつもりが、追われてるっていうことですね」

「あのドーパントもあなたのせいで見失ったのよ。既に追っているようには思えない」


 あれからしばらく歩いているが、バイオレンス・ドーパントどころか人間の面影すら見ていない。
 それは当然である。溝呂木が現在、同じように五代と凪を見張っているのだ。もし五代たちにも追っている自覚があるというなら、醜くもお互いに同じ場所をぐるぐると回ることになる。
 そのうえ、本当にその「バイオレンス・ドーパント」に追われているとは彼らも思っていないのだ。


「確かに見逃したかもしれません……けど、俺はあの人がいるなら下山したあたり……地図だと教会のあたりじゃないかと思います」


 とはいえ、五代は自分なりに相手がどこに行ったのかを推測しようとしていた。
 見逃したならば、相手がどこに向かうのかを考えてみればいい。
 凪はバイオレンス・ドーパントの行動が人間としての意思をもってのものとは思えなかったたため、少し五代の考え方には戸惑う。


「どうしてそう思うの?」

「あの人がガイアメモリの副作用に侵されているだけなら、まず人が集まりやすい場所は避けると思います。たとえば、村とか街……いくらこの島が無人だからって、村や街って言ったら人がいそうな気がするじゃないですか」

「彼がどう思うかは知らないけど、確かに人間不信や疑心暗鬼ならわざわざ人が集まるところには行かない。だけど、そういった精神状態は時折私たちに理解できない極端な行動に出るわ。
 例えばだけど、逆に人間そのものを全部消そうとして人が多い場所へ向かうとか。必ずしも他人を避けるという考え方は早計ね」

「けど、わざわざこの位置からかなり距離が遠い村エリアまで行くとは思えないんですよね。彼が向かった方向も、教会の方でしたし」

「確かに、向かった方向も教会の方ね。そして私たちは見失った」

「それに、夜の森ってなんだか怖いじゃないですか。普通の人ですら、いつまでもこんなところにいたいと思わないと思います」

47魔法、魔人、悪魔 ◆gry038wOvE:2012/01/11(水) 21:08:43 ID:NlMREnaQ0
 彼の向かった方向を考えても、途中にある道路からどこかへ去ったとも考え難い。
 二人とバイオレンス・ドーパントの距離感を考えても、見渡しの良い道路にいたらすぐに気づくはずだ。
 身を隠してくれる木々のある森エリアを逃げている可能性が高い。


「とにかく、教会に向かうのは私も賛成だわ。あそこは図書館からも村エリアからも離れてるから、この付近で山から降りてきた人間があそこに向かうと考えるのもわかる」

「でしょう?」

「それに、周囲に障害物がないエリアに出れば、隠れて私たちを狙う何者かも姿を現さなければならなくなる」

「確かに。けど、それって本当に俺たちの命を狙ってるのかなぁ……」

「どういう意味?」

「ほら、西条さんって結構綺麗だから」


 セクハラ紛いの発言ともとれるが、五代は軽い冗談のつもりで悪意はない。その笑顔を見ればそれは確かだ。
 ただ純粋に、「殺人者でなくストーカー」と追っ手のレベルを低めることによって安心感を持たせようとしただけなのだろう。


「ふざけないで」


 彼なりに何かを考えているのはよくわかったが、凪にはまだ彼という人物がはっきりと見えない。
 ただ、ひたすら楽天的で、ポジティブで、緊張感がない。
 そんな性格と見て取れるが、どうすればそんな性格になれるのか──それを知らないのだ。いや、知ってはならないのだろう。
 厳格なナイトレイダーの副隊長は、冷酷さを捨ててはならない。
 ビーストという人の常識を超えた外敵への復讐を果たすためには、人の感情を抑える必要があるのだ。


★ ★ ★ ★ ★

48魔法、魔人、悪魔 ◆gry038wOvE:2012/01/11(水) 21:09:20 ID:NlMREnaQ0
(結局、あいつらも教会に向かうわけか……)


 物陰の溝呂木は、この奇に塗れた偶然に笑みを零した。
 五代、凪、ファウスト──歩測が合えば、彼らは鉢合わせることとなるのだろう。
 ファウストが教会側に向かったのは何となく見えていたし、おそらくはそのまま真っ直ぐに教会に向かっただろう。
 戦いだけの空っぽな人形がランダムに歩いていくとは思えないし、彼女が真っ直ぐに向かっていった可能性は高い。おそらくは、彼らはファウストと合流することになるだろうと思えた。
 そうすれば少なくとも、邪魔なクウガとファウストの戦う様を見ることが出来る。


(まあ、凪が教会に向かうのは確定というわけだ。先回りしてファウストの様子を見てみるか)


 凪の向かった先がわかれば、彼らを追う必要はない。
 突然行き先を変えるとも思えないし、ファウストの様子は気になった。
 溝呂木は凪たちに気づかれぬよう、影に黒衣を紛らせて走っていった。


★ ★ ★ ★ ★


 常人が引きずるほどのエンジンブレードを振り上げて、アクセルはファウストに向かっていった。
 懐までの距離は既に十メートルもない。そこにエンジンブレードヒットが加わることで、敵に一撃を与える。
 ファウストは振り上げられたエンジンブレードを腕で防ぐ。腕も体の一部なのだから、無論防御しようとダメージは大きい。しかし、あのままだと脳天に直撃していたということを考えると正しい判断だろう。
 切れ味以上にその重みによって腕は軋むが、ファウストはエンジンブレードを防いでから数秒間、互いの体感時間が停止していたことに気がつき、アクセルの足元に蹴りをかます。


「ぐっ!」


 ファウストはダメージらしいダメージを与えられなかったが、アクセルはそれによって少し後退した。
 エンジンブレードも彼女の腕から突き放されていった。
 開いた右腕は、即座にダークフラッシャーを発射した。一度突き放せばこちらのものだ、とばかりに何度かダークフラッシャーを放つ。
 アクセルの肩やわき腹に命中した闇の弾丸は、彼の上半身のバランスを崩す。
 彼の上半身はエンジンブレードを持つ指先がただ、必死に離すまいと握り締めるのみで、それ以外の部位はダークフラッシャーの威力に飲まれて体を震わせていた。


(前進は危険だが、避けるわけにもいかない……!)


 彼の真後ろには生身のミユキがいるゆえ、真横に飛ぶわけにもいかない。
 かといって、ミユキもまた動けない。ここでアクセルという盾に守られながら、彼らの戦いを見守るしかないのである。
 ミユキが左右に移動すれば、敵はそれを狙ってくるだろう。この怪物と因縁があるわけでもないのに突如襲ってくるようなヤツだ。アクセルでなくても、参加者を見れば襲撃するだろう。
 照井の言った通り、兄に会うまで生きろというのなら、ここから迂闊に離れるわけにはいかなかった。


(いや、『危険』を選ぶほうが少しマシだ!)


 アクセルは渾身の力を振り絞って、先ほど襲撃されたときのようにエンジンブレードを縦に構える。
 次に自分の体を狙ってきたダークフラッシャーはそちらに命中した。反動で後ずさりしたが、衝撃を覚悟した分、ダメージは小さい。


 ――Engine――

 ──Jet──


 アクセルはエンジンメモリを使い、エンジンブレード本来の力を繰り出す。
 ジェットの力により、切っ先からエネルギー弾が発射され、ファウストの体に命中する。
 それはダークフラッシャーの弾丸よりも遥かに速く届き、アクセルはすぐさま前方のダークフラッシャー弾を切り落とす。
 悠々とダークフラッシャーを回避したアクセルに対し、予期せぬ一撃を受けたファウストは手を大きく振りながら後方に吹き飛んだ。

49魔法、魔人、悪魔 ◆gry038wOvE:2012/01/11(水) 21:10:14 ID:NlMREnaQ0
 ──Electric──


 電気エネルギーを帯びたエンジンブレードを持ったまま、アクセルはまっすぐに駆けて行く。
 ファウストはそれに気づかぬまま、わざわざ狙いやすいように立ち上がってしまう。本能的に撤退しようとしたのだろう。

 ファウストが懐で輝く剣に気づいたとき、彼女の身体は右肩から左腕にかけて斬りつけられていた。
 アクセルのように装甲をまとっているわけではなく、まして元が肉弾戦経験の少ないファウストは、負う傷が大きかった。傷口を伝い、全身に電気エネルギーが流れる。
 そもそも、ファウスト自体は魔法少女としてのさやかと比べても、弱弱しい存在なのだ……。

 深いダメージを負ったファウストの身体を、アクセルは無情にも蹴り飛ばす。
 ファウストの正体を知らないのだから無理もない。彼にとってファウストは、生命の有無さえ曖昧な、不可思議な存在に他ならないのだ。無論、殺害する気は無いが。
 その一撃にファウストは、っまたしても後方に吹き飛ぶ。体制を整えようとするファウストに、彼は好機とばかりにマキシマムドライブを繰り出そうとしていた。


 次の瞬間────


「フハハハハッ!!!!」


 そんな笑い声とともに、アクセルの身体を、不意打ちのビームが吹き飛ばした。真正面からの攻撃ではなかった。
 ファウストではない。真横からの不意打ちであった。
 
 アクセルとミユキは、同時にそちらを見た。
 そこには、ファウストと似通った、不気味な怪人が佇んでいる。


 先回りをした溝呂木──ダークメフィストである。五代、凪の行き先が把握できた以上、わざわざ彼らの後ろをコソコソと歩いていく必要はないのである。
 ファウストの行き先を確認するという意味も込めて、彼は教会に向かっていた。そして、この激戦に入り込む隙を狙っていたのだ。


「仲間がいたのかっ!!」


 勝利を確信した瞬間の不意打ちに転げた体を起こしつつ、アクセルは自分の迂闊さを呪う。
 つかつかと歩いてくる二人目の魔人を前に、アクセルは戦慄した。メフィストの威風堂々とした立ち振る舞いは、ファウストとは違って剛健に見える。


「相羽ミユキッ! 逃げろ!」


 アクセルは己の声の限りを振り絞り、ミユキに叫ぶ。
 二人同時に相手にするのは難しい。ましてや、ファウストとメフィストは遠距離型の攻撃ができるため、ミユキを守りきる自信がなかったのだ。
 ミユキは一度、クリスタルを構えた。この状況で、背を向けて逃げるよりもテックセットしたほうが生存率は高いと判断したのである。
 しかし、メフィストはそれを見逃さない。


「死ねぇ!」


 メフィストの腕が闇の弾丸を作り出す。
 それは二つの個体に分裂し、アクセルとミユキを同時に狙った。
 一直線に向かっていった二つの「それ」が、避ける暇さえ与えずに爆発する。


★ ★ ★ ★ ★

50魔法、魔人、悪魔 ◆gry038wOvE:2012/01/11(水) 21:10:53 ID:NlMREnaQ0

 ミユキにはテッククリスタルを翳す暇さえ許されなかった。
 ある意味で、それは照井が原因でもある。
 彼女は他人を護るために自分の命を捨てることも厭わないほど優しい少女だった。
 しかし、彼の叱咤はどこかでミユキの胸を打っていたのである。


 いや、彼が相羽タカヤに似ていたのが悪かったのである。
 彼の願いは、タカヤの願いに共通しているかのような……そんな感覚がミユキにはあった。


 それがミユキの心に迷いを生んだ。
 この時迷いがなかったとしてもテックセットする暇はなかったかもしれないし、テックセットしたとしても二人に勝つことはできなかったかもしれない。
 闇の弾丸に包まれたとき、彼女はもはやそんな事など考えずに、生を諦めた。


(もうすぐ会えると思ったのに……お兄ちゃん……)


 彼女は優しいから。
 クリスタルを残して消えていくまでの僅かな時間を、兄を想うことだけに使ったのである。


(アキさんと幸せに────)


 強いブラザー・コンプレックスを抱いていた彼女は、実の兄に対しても特別な感情を持っていた。
 だが、それは許されないことだと理解していたし、兄の幸せを彼女は誰よりも願っていた。
 死ぬ瞬間も、自分が兄と結ばれようなどと考えることはなかったのである。


【相羽ミユキ@宇宙の騎士テッカマンブレード 死亡】
※相羽ミユキの消失した付近には、テッククリスタルが落ちています。
※デイパックの状態に関しては不明です。


★ ★ ★ ★ ★


 闇の一撃に全身を呑まれ、既に前も見えないアクセルの身体に、カギ爪が食い込んだ。
 メフィストクローである。硬い装甲をも破る鋭いツメに、アクセルの中で照井が血を吐く。
 続けて、メフィストが一歩後退したかと思えば、別方向からビームが飛んでくる。


「ぐああああっ!!」


 アクセルはボロボロになり、反撃する暇もなかった。
 気がかりなのは、ミユキがどうなったのかである。彼女が今のうちに逃げているというのなら、照井も今、やられ損ではないが、照井はまるで彼女の気配が消えたような不安を感じた。
 悪い予感であってほしいのだが、それを確認する術は今、ない。


(俺自身も、無事ではすまなそうだな……)


 アクセルという仮面の中で、照井の意識は朦朧とし始めていた。
 もはやこの力さえも無意味なほど甚振られているのだ。
 痛みを感じなくなりつつあった身体に、確かな激痛が走る。
 メフィストクローが殻を破って、照井竜の体へと突き刺さったのだ。


 勝ちたい。
 せめて、彼女がどうなったのかを見届けたい。
 そんな思いを裏切るかのように、照井に手招きする何かがある。

51魔法、魔人、悪魔 ◆gry038wOvE:2012/01/11(水) 21:11:23 ID:NlMREnaQ0
『──お兄ちゃん』


 ──春子……──


 兄という単語を聞いて、ミユキという少女の声を自らの妹と錯覚したのかと思ったが、それは間違いなく自らの妹の声であった。
 甚振られ、もはや抵抗する気力さえ失い、痛みさえ感じなくなってきた頃に、その声は聞こえた。


 いや、見えた。


 父が、母が、春子が、照井の目の前にいた。
 竜が育ったあの家の前で、そこに足りない一人を待っているかのように。


 それは異世界において、同じように家族を失った仮面ライダーが見た夢に似ている。
 何より温かく、一人の人間にとって何処よりも安心できる場所が、照井竜を誘惑していた。
 本来ならばいずれ、照井も家庭を持っていくはずだったのだろう。
 彼らはそれを見届けたいはずだった。
 しかし、甚振られて傷ついていく息子を、兄を見て、「もうやすめ」と言っているようだった。


 だが、そんな彼らの想いに気づいた竜は答える。


 ──ごめん、父さん、母さん、春子。俺はまだ、そっちには行けないよ……──


 彼が出す答えもまた、ある仮面ライダーと同じであり、それを見送る者たちの表情をまた、その仮面ライダーの家族と同じであった。


「うおおおおおおおおおおおおっ!!!」


 握力さえ失ったかのように思われたアクセルの体は、意地によって動かされていた。
 エンジンブレードを地面にい突き刺すと、今度は命をかけて迎撃しようという覚悟でメモリを挿入する。


 ──Trial──


 挑戦の記憶を宿したメモリがアクセルの体を青く染める。
 既に紙細工同然とばかりに壊されていた装甲も、よりいっそう薄いものとなった。
 それは死をも覚悟した行動に他ならない。先ほどまでこれを使おうとしなかったのは、その装甲に守られている方が死期が長くなる……という安心感があったのかもしれないと、この時初めて自覚した。


 同じく敗北し、死ぬ未来があるというのなら、「挑戦」してみようではないか。


 先ほどの小さな臨死体験は照井の心を振り切らせた。


(こいつらを倒すまでは、まだ行けない……!)


 音速を超える幾度もの攻撃が、硝煙さえかき消してメフィストとファウストの体を傷つけていく。
 アクセルと比べて弱弱しいとしても、速さがウリのトライアルは幾度もの攻撃を二つの体の同じ箇所に繰り返した。

52魔法、魔人、悪魔 ◆gry038wOvE:2012/01/11(水) 21:16:37 ID:NlMREnaQ0
 ――Trial maximum drive――


 ────しかし


 蒼き流星が知覚できないスピードを見せたのはいつにも増して短い時間であった。
 僅か2秒。普段の1/5、或いはそれに満たないほどの時間である。


 アクセルの装甲の中で照井竜が胸に受けた傷は深かった。
 青い装甲の内側は、既に致死量に近いだけの赤が充満していたのである。


 メフィストは、突如として視界から消え、自らの体に謎のダメージを残し、そして眼前で倒れ付す戦士を不思議に思いながらも、彼が限界に達して、もう死ぬのだということだけは理解した。


(ゴール…………いや、途中棄権か…………)


 メフィストとファウストの撃退をやり遂げることができなかった自嘲を心の中で済ませる。


(相羽ミユキ……彼女は無事か……?)


 彼は彼女が一足先に家族の下に向かったことなど知らない。


(どちらにせよ、守るという約束は果たせなかったか…………すまない)


 彼はすぐに、この世への未練を悔いることさえできなくなった。
 心臓も、脈も、脳も、全てが途切れ、彼は全ての人間がたどり着くゴールへと向かった。


【照井竜@仮面ライダーW 死亡】
※照井の遺体は現在アクセルの装甲に包まれていますが、数分と経たずに変身は自動解除されます。


★ ★ ★ ★ ★


 ダークファウストの身体は既に限界を迎え、美樹さやかとしての身体に戻っていた。
 トライアルのマキシマムドライブが、不完全ながらファウストの戦闘能力に皹を入れたのである。
 もし、彼がマキシマムドライブを果たしていたのなら、彼女は死んでいたかもしれない。
 そんなさやかの身体を見て、メフィスト──いや、既に溝呂木の姿に戻っている──は、少しばかり笑みを失う。

 二人始末できたのはいいが、それはファウストより溝呂木自身の功績であった。クウガやウルトラマン、アクセルなどと変身能力者の多い現場で、彼女の使い道は非常に限られる。
 他の参加者と比べて能力が劣っているのである。
 無論、マーダーである以上はたとえ弱くても殺しはしない。溝呂木に牙を剥かない限りは、抹殺対象とはならないのだ。それは効率的に生き残るための手段であった。


「凪たちもすぐに来る……あいつらがどういう反応をするか、コイツ自身もどういうリアクションをしてくれるか……それが見られるだけでも良しとするか」


 溝呂木はすぐに教会の陰に姿を隠した。
 彼はこれから、二人の参加者が死体を発見するのを待っている。
 潜在意識にファウストが存在する少女が、これからどうなるのかも楽しみにしている。


 そして、二つの足音が聞こえてくると、男は口元を歪ませた。

53魔法、魔人、悪魔 ◆gry038wOvE:2012/01/11(水) 21:18:48 ID:NlMREnaQ0
【一日目・黎明 F-3/山間部】

【五代雄介@仮面ライダークウガ】
[状態]:疲労(小)、胸部を中心として打撲多数
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、ランダム支給品1〜3個(確認済)
[思考]
基本:出来るだけ多くの人を助け、皆でゲームを脱出する。
1:西条凪と情報交換。
2:教会に向かう。
3:西条凪と共に協力者を集める。
4:バイオレンスドーパントを止める。
5:人間を守る。その為なら敵を倒すことを躊躇しない。
[備考]
※参戦時期は第46話、ゴ・ガドル・バに敗れた後電気ショックを受けている最中


【西条凪@ウルトラマンネクサス】
[状態]:健康
[装備]:コルトパイソン+執行実包(6/6)、T2ガイアメモリ@仮面ライダーW
[道具]:支給品一式、ガイアメモリ説明書、.357マグナム弾(執行実包×18、神経断裂弾@仮面ライダークウガ×8)
[思考]
基本:人に害を成す人外の存在を全滅させる。
1:五代雄介と情報交換。
2:教会に向かう。
3:バイオレンスドーパントを倒す。
4:孤門、石堀と合流する。
5:相手が人間であろうと向かってくる相手には容赦しない。
6:五代の事を危険な存在と判断したら殺す。
[備考]
※参戦時期はEpisode.31の後で、Episode.32の前
※所持しているメモリの種類は後続の書き手の方にお任せします。


【一日目・黎明 F-2/廃教会】
※タイガーロイドの砲撃により、廃教会の天井と一部の壁が吹き飛ばされました。


【溝呂木眞也@ウルトラマンネクサス】
[状態]:腹部にダメージ(小)
[装備]:ダークエボルバー@ウルトラマンネクサス、T2バイオレンスメモリ@仮面ライダーW
[道具]:支給品一式、ランダム支給品1〜2個(確認済)
[思考]
基本:より高きもの、より強きもの、より完璧なるものに至り、世界を思うままに操る。
1:姫矢准からウルトラマンの力を奪う。
2:その他にも利用できる力があれば何でも手に入れる。
3:弱い人間を操り人形にして正義の味方と戦わせる。
4:西条凪を仲間にする。
5:ファウスト(さやか)の様子を見るのも面白い。
[備考]
※参戦時期は姫矢編後半、Episode.23以前。
※さやかをファウストにできたのはあくまで、彼女が「魔法少女」であったためです。本来、死者の蘇生に該当するため、魔法少女以外の人間をファウスト化させることはできまえん。


【美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ】
[状態]:気絶、ダメージ(極大)、疲労(極大)、ソウルジェムの濁り(大)、裏にファウストの人格があります
[装備]:ソウルジェム
[道具]:支給品一式、グリーフシード1個、ランダム支給品0〜2
[思考]
※あくまで気絶前(ファウスト化前)の思考です。
基本:自分の存在意義が何なのかを教えてほしい
1:正義って……何なの?
2:この世界に、守る価値ってあるの?
[備考]
 ※参戦時期は8話、ホスト二人組の会話を聞く前です。
 ※『癒し』の魔法の効果で回復力が高まっており、ある程度ならば傷の自然回復が可能です。
 ※ソウルジェムが濁っていますが、この会場内で魔女化の条件を満たすと死亡します。
 ※正義の味方として戦う事が本当に正しいのかと、絶望を覚えています。
 ※まだ名簿は確認していません。
 ※溝呂木によってダークファウストの意思を植えつけえられました。但し、本人にその記憶はありません。

54 ◆gry038wOvE:2012/01/11(水) 21:21:58 ID:NlMREnaQ0
以上で投下を終了します。
前回のさやかの状態表で「この会場内で魔女化が出来るかどうかは不明です」とありましたが、今回の状態表ではルールに則って記述を変更しています。
何か問題があれば、こちらに指摘をお願いします。

55名無しさん:2012/01/11(水) 23:25:17 ID:rlxwSDZQ0
仮投下乙。
一つ気になったんだけど、溝呂木のファウスト化って、魔法少女以外にも該当する奴がいる気がするんだけど。
NEVERの二人とか、魔弾撃たれた人とか。

56名も無き変身者:2012/01/11(水) 23:25:23 ID:79jL0yyAO
投下乙です。
気になる所は個人的に見られませんでしたね。
感想は本投下の後で

57名も無き変身者:2012/01/11(水) 23:54:58 ID:4LAs9c0A0
ひとまず仮投下乙です。
恐らく、今回仮投下とした理由はファウスト化に関する所ですね。
個人的に少々難しい所があるとは思います。
理由としてはファウストの意思を植え付けたとなると実質ファウストというキャラ追加になる懸念を感じます。
溝呂木が操っている為それはないと言えばそれまでですが、それなら溝呂木が近くで指示を出さないとファウスト化できない事になると思うのですよね。
遠くから操れるとなると、リレーで展開するのが厳しいのでそれは無いとは思うのですがどうでしょうか。

また、何より一番気になるのは幾ら「魔法少女」だけという条件があるとはいえ、何の支給品も無しに溝呂木自身の素の力で参加者を全く別キャラの操り人形にするのは抵抗を感じます。
少々洗脳を安売りしすぎているのではないでしょうか。
同時に、この理屈が通るならば何かしらの理由付けで今後も同じようにファウスト化などの洗脳が横行する様な気がするのですがどうなのでしょうか?


後、内容的に2点ほど気になったのですが、幾らファウスト化したとはいえ既に三影戦で大きなダメージを負っているさやかがここまで戦えるでしょうか(確か原作でもファウストのダメージとリコのダメージは連動していた筈)?
もう1点は照井の支給品は照井の近くにあるという解釈でよろしいでしょうか?

58名も無き変身者:2012/01/12(木) 00:21:07 ID:79jL0yyAO
>>57
>また、何より一番気になるのは幾ら「魔法少女」だけという条件があるとはいえ、何の支給品も無しに溝呂木自身の素の力で参加者を全く別キャラの操り人形にするのは抵抗を感じます。
>少々洗脳を安売りしすぎているのではないでしょうか。
>同時に、この理屈が通るならば何かしらの理由付けで今後も同じようにファウスト化などの洗脳が横行する様な気がするのですがどうなのでしょうか?

えっと、この部分必要なんでしょうか?
大変失礼ですが他の部分はともかく、これはただ展開が気に入らないと言っているように聞こえるのですが……
矛盾があるならまだしも、抵抗があるからと言って指摘してはキリが無くなると思います。

59名も無き変身者:2012/01/12(木) 00:32:04 ID:4LAs9c0A0
>>57
確かに言い方が少々感情的すぎでした。
ただ、それでなくてもソレワターセや魔弾などといった既存キャラのキャラとしての意思を消す洗脳道具が数多くある事を考えると洗脳絡みのネタが多すぎるとは感じています。
安易にキャラを崩壊させてしまう洗脳を簡単に出してしまうのはキャラ物企画では好ましいとは思えないので指摘させていただきました。

60名も無き変身者:2012/01/12(木) 00:32:53 ID:4LAs9c0A0
>>57ではなく>>58に対してのレスです。

61名無しさん:2012/01/12(木) 00:51:25 ID:rlxwSDZQ0
>>57
>同時に、この理屈が通るならば何かしらの理由付けで今後も同じようにファウスト化などの洗脳が横行する様な気がするのですがどうなのでしょうか?

この部分は無視できないと思うけど。
書き手さんも空気読んでそんな展開にはせんだろ…と思ったから>>55で指摘しなかっただけで気になっていた部分ではある

まあ、複数ファウスト化禁止と一定距離でないと操れないって制限つければギリギリ許容範囲かな、と思う。
さやかの戦闘については…メフィストの介入が無かったらあっさりやられてた感があるし、照井もミユキさんかばいながら戦ってたし

62名も無き変身者:2012/01/12(木) 12:14:48 ID:prc9ZAHE0
仮投下乙です。
自分もファウスト化に関するところで疑問があります。
原作・ウルトラマンネクサスでのファウスト化は
死人、躯からしか行われていなかったはずです。
(溝呂木眞也が生きている人間を直接洗脳、操った描写はなかったはず)
さやかが特殊な存在で、肉体・精神状態が極端に弱っていたとしても
このロワで、初めてファウスト化を行おうとする溝呂木が、
さやかをまずは殺す→そしてファウスト化を試みる、
という行為が飛ばされているのは疑問を感じます。
(もし、溝呂木が他の参加者を殺害して、ファウスト化を施す、そしてロワのルールに
よって失敗する、それならばこの特殊な存在ならどうなる、という段階を踏んでいれば、
アリかなとは考えますが…)
そして、さやかの闇の感情を通じて、
なぜ肉体が生存していない存在=魔法少女と見抜けるのかも
疑問を感じます。(哲学的な問題にはしたくありませんが)

また、それならば特殊な存在で、肉体・精神状態が弱っているとはいえ、
殺さずにファウスト化すると考え付く溝呂木が、
前話で、より執着のある凪、さやかと同じく赤の他人である五代を
ファウスト化することを試みていないのと比べると
かなり整合性を欠くと思います。

あともう一点、内容的には、
相羽ミユキがテッカマンブレードや他のテッカマンが近くにいたのなら、
何故自分はブレードや彼らを感知できなかったのか、疑問に思わないのか、
という点も、指摘します。

それにしても、gry038wOvE氏の
素晴らしい着想、原作を昇華しての感情・戦闘描写にはいつも感服します。
以上、長文すいません。

63名も無き変身者:2012/01/12(木) 16:27:29 ID:Q/QP2Ydg0
とりあえず、必要と思われる描写は

・溝呂木がさやかと接触してファウストにする際に、さやかの殺害を試みる。
・複数ファウスト禁止及び遠距離からのファウスト洗脳は不可能。
・何故、溝呂木がさやかを魔法少女であるのかを見抜けたこと。(闇の力で見抜けた……)
・溝呂木が凪と五代をファウスト化しようとしない事の理由。
・ミユキがテッカマンを感知出来ないことに対する疑問。
・照井の支給品に関する描写。

こんな所でよろしいでしょうか?
個人的に、今回のgry038wOvE氏の作品は発想や描写は素晴らしいですし
没にして欲しくないので、頑張ってください。

64 ◆gry038wOvE:2012/01/12(木) 20:08:43 ID:NlMREnaQ0
>・溝呂木がさやかと接触してファウストにする際に、さやかの殺害を試みる。
>・何故、溝呂木がさやかを魔法少女であるのかを見抜けたこと。(闇の力で見抜けた……)
作中では弧門を精神的に追い詰めることで闇に落とそうとしています。
実際は未遂に終わりましたが、未遂にしても溝呂木はそれを行おうとしていましたし、実際できないにしても闇化させようとすることはあるかと。
ザギが三沢にしたように生きている人間に闇化を行おうとし、偶然彼女が魔法少女だったためファウストとなった、というのはダメでしょうか?
また、一応自分も「溝呂木は魔法少女については知らない」という前提で書いていたので、溝呂木が彼女が死人だと知っているような描写はないと思いますが…。
解釈次第ではそうとれてしまうかもしれないシーンはあるかもしれません。できれば、そのシーンを教えてください。

>・複数ファウスト禁止及び遠距離からのファウスト洗脳は不可能。
確かにこのくらいの制限は必要だと思うので、状態表に付け加えておきます。
また、照井の支給品に関する描写も書き忘れですので、こちらも照井の死亡表記の直後に付け足します。

>・溝呂木が凪と五代をファウスト化しようとしない事の理由。
前回の状態表から「弱い人間を操り人形にして正義の味方と戦わせる」というのが目的のひとつとなっています。
溝呂木は本命にはすぐには手を加えない性格だと思いますし、状態表にあるとおり、そのあたりは前回の描写を見ても違和感がないと思います。

>・ミユキがテッカマンを感知出来ないことに対する疑問。
これは考察描写を入れようかと思います。
そんなに大きくない島で互いを感知できないことにも多少の疑問を抱くでしょうし、能力制限や能力減衰の可能性を考える描写を入れることで対応します。

>・さやかのダメージ
さやかの『癒し』の力は健在ですし、ある程度ダメージは回復しています(前回ラストでも魔法少女の変身は説いていないので、今回までにある程度回復していた可能性は高い)。
どちらにせよ、回復には限界があると思ったので、今回のさやかは激しい戦闘というより、攻撃を受けたり、遠距離から技を放つ程度の描写で、敵の攻撃を避けたりなどの激しい動きはありません。

6562:2012/01/13(金) 00:07:30 ID:prc9ZAHE0
>64 gry038wOvE氏、丁寧な補足説明、乙です。

>また、一応自分も「溝呂木は魔法少女については知らない」という前提で書いていたので、溝呂木が彼女が死人だと知っているような描写はないと思いますが…。
>解釈次第ではそうとれてしまうかもしれないシーンはあるかもしれません。できれば、そのシーンを教えてください。

どうも個人的に引っかかっているのは次のくだりです。
スレ番45

>ダークファウストは本来、骸である人間が溝呂木の手によって変貌した姿である。
>ゆえに、既に肉体が生存していない「魔法少女」はファウストにする事に都合の良い存在であった。
>溝呂木は知らないが、この場において死者の蘇生は禁じられているゆえ、溝呂木が殺した人間がファウストとなることはない。
>魔法少女という特例中の特例が、この場では唯一ファウストとなることが可能なのである。

>(コイツは闇に堕ちるには打ってつけの存在だった……こんなにも簡単に欲しかった物が手に入るとはな……!)

>そのうえ、さやかの胸に秘めたる負の心は溝呂木が今最も求めるものだった。一体、何が理由であそこまで心がすさんでいたのかは、溝呂木が知る由もない。

この、{既に肉体が生存していない「魔法少女」}という表記が、
自分の認識である、「魔法少女の肉体は魂を引き抜かれて異質なものに変質している」と異なっており、
「異質なものに変質している」=「既に肉体が生存していない」、は違うのではないか、と思いました。
また、「本来、骸である人間」の「骸」が、骸=骸骨や遺体 という私の認識とも合わさり、
これが、さやかが、「既に肉体が生存していない」=骸骨や遺体、と溝呂木は外見で認識した、で良いのか、という疑問を感じた次第です。

まあ、「魔法少女という特例中の特例」という表現、もしくはその雰囲気で、OKにする、というのもアリかもしれませんが…。

あと、新たに、スレ番64(gry038wOvE氏の補足説明)の

>ザギが三沢にしたように生きている人間に闇化を行おうとし、偶然彼女が魔法少女だったためファウストとなった、というのはダメでしょうか?

で、自分のこのファウスト化への疑問、懸念の正体が分かったのですが
ここまで溝呂木眞也=ダークメフィストは強キャラだったのか、という疑問が、自分のスレ番62や上記の指摘につながったのだと思います。
強さ・能力的にはダークザギ=ダークメフィストなのか?
また、負の心を秘めていても、ある程度ダメージを回復している魔法少女を、骸にしなくともファウスト化できるものなのか?
ダークメフィストは生きている人間(このロワでは凪や一条薫が対象になるのか?)を闇化できるのか?
(ちょっと今、記憶や映像や確認できないのですが、原作でこの溝呂木眞也=ダークメフィストの能力の描写はありましたっけ…)
そして、他のロワ参加者に、この能力はどれほど通用するのか?

ただ、この新たな疑問・指摘は、個人の解釈の違いだと思うので、gry038wOvE氏にこれ以上説明を求めることはしません。
自分は一読者でしかないので、違う書き手さんや管理者さんが、どう感じるか・解釈するか・判断するかに、お任せたいと思います。

以上、またしても長文になりすいませんでした。

66名も無き変身者:2012/01/14(土) 12:42:22 ID:WIyKdxW.0
さやかの状態や溝呂木やファウスト化の能力について、どうももめているみたいですが
62=65さんの、65の最後の方の書き込みは少しまずいのでは。
書き手さんや管理人さんの意見は大きなウエイトを占めると思うけど
もっと自由な意見、議論があってもいいと思います。

6762:2012/01/14(土) 17:20:35 ID:prc9ZAHE0
私の書き込みの表記のせいで
他の人の書き込みを妨げていたのであれば、謝罪します。
この件については、あとは皆さんにお任せします。自分はこれ以上書き込みません。

68 ◆gry038wOvE:2012/01/14(土) 17:39:50 ID:NlMREnaQ0
>>65の箇所も含めて修正中です。
書き込まないなど言わずに、まだ修正すべき点があるなら言ってください。
丁寧で参考になりましたし、自分の意見に応じてくれて嬉しく、そして有難く思っていますので、違和感のあるシーンなどは是非とも教えて欲しいです。

69 ◆6r5Ga0lL6k:2012/03/07(水) 14:07:41 ID:wPfLfpwk0
BBQ規制とかで向こうに書き込めなかったのでこちらで投下します

70 ◆6r5Ga0lL6k:2012/03/07(水) 14:08:22 ID:wPfLfpwk0
美希と一輝。
二人はこの数時間灯台付近で隅々まで隈なく慎重に他の参加者の捜索を行っていた。
だが二人の努力も虚しく、未だに他の参加者との出会いは果たせていない。
ただただ不運としか言いようがなかった。
それでも二人は決して諦める事はなかった。
次なる目的地は眼前にそびえるホテル。
果たしてここで他の参加者との出会いはあるのだろうか。

【1日目/早朝】
【B-7/ホテル前(東側)】

【蒼乃美希@フレッシュプリキュア!】
[状態]:疲労(小)
[装備]:リンクルン@フレッシュプリキュア!
[道具]:支給品一式、ランダム支給品1〜3
[思考]
基本:こんな馬鹿げた戦いに乗るつもりはない。
0:ホテルで捜索。
1:今は孤門と行動し、みんなを捜す。
2:プリキュアのみんなが心配(特にラブが)
3:ノーザには気を付ける。
[備考]
※本編後半以降(少なくともノーザの事は知っている時期)からの参戦です。
※ハートキャッチプリキュア!からの参加者について知っているかどうかは、後続の書き手さんにお任せします。

【孤門一輝@ウルトラマンネクサス】
[状態]:健康、ナイトレイダーの制服を着ている
[装備]:ディバイトランチャー@ウルトラマンネクサス
[道具]:支給品一式、ランダム支給品1〜3
[思考]
基本:殺し合いには乗らない。
0:ホテルで捜索。
1:美希ちゃんを何としてでも保護し、この島から脱出する。
2:副隊長、石堀さん、美希ちゃんの友達と一刻も早く合流したい。
3:姫矢さんに溝呂木眞也……。
[備考]
※溝呂木が死亡した後からの参戦です(石堀の正体がダークザギであることは知りません)。

71 ◆6r5Ga0lL6k:2012/03/07(水) 14:09:24 ID:wPfLfpwk0
投下終了です
タイトルは「暗中模索」です

72 ◆6r5Ga0lL6k:2012/03/07(水) 14:10:44 ID:wPfLfpwk0
投下します

73隔世之感 ◆6r5Ga0lL6k:2012/03/07(水) 14:11:40 ID:wPfLfpwk0
(あれ……?)

どうするか悩んだ結果、二人の前に姿を現した黒岩。
もしこのまま素通りして後で発覚した場合『東京都知事は我が身かわいさに一般人を見捨てた!?』といった噂が立つ可能性を考えたからだ。
だが「黒岩省吾」の名前を告げても二人の反応は鈍かった。
まるで「誰それ?」状態。
それもそのはず。
黒岩と二人の住んでいる世界は同一ではない。
だから「東京都知事の黒岩省吾」と言われても石堀とつぼみは困惑するだけだった。

【1日目/黎明】
【E-4/森】

【黒岩省吾@超光戦士シャンゼリオン】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:支給品一式、ランダム支給品1〜3
[思考]
基本:周囲を利用して加頭を倒す。
0:あれ……?
1:あくまで東京都知事として紳士的に行動する
2:涼村暁との決着をつける
3:人間でもダークザイドでもない存在を警戒
[備考]
※参戦時期は東京都知事になってから東京国皇帝となるまでのどこか。
※NEVER、砂漠の使徒、テッカマンはダークザイドと同等又はそれ以上の生命力の持主と推測しています。

【石堀光彦@ウルトラマンネクサス】
[状態]:健康
[装備]:korrosion弾@仮面ライダーSPIRITS
[道具]:支給品一式、メモレイサー@ウルトラマンネクサス、110のシャンプー@らんま1/2
[思考]
基本:今は「石堀光彦」として行動する
0:東京都知事?
1:周囲を利用し、加頭を倒し元の世界に戻る
2:今、凪に死なれると計画が狂う……
3:表面上はつぼみを保護
4:孤門、凪、つぼみの仲間を捜す
5:都合の悪い記憶はメモレイサーで消去する
6:加頭の「願いを叶える」という言葉が信用できるとわかった場合は……
[備考]
※参戦時期は姫矢編の後半ごろ。
※今の彼にダークザギへの変身能力があるかは不明です。
※ハトプリ勢の名前を聞きましたが、ダークプリキュアの名前は知りません。

【花咲つぼみ@ハートキャッチプリキュア!】
[状態]:健康、加頭に怒りと恐怖
[装備]:プリキュアの種&ココロパフューム
[道具]:支給品一式、鯖(@超光戦士シャンゼリオン?)
[思考]
基本:殺し合いはさせない!
0:東京都知事、さん?
1:仲間を捜す
2:石堀と一緒に行動する
[備考]
※参戦時期は本編後半(ゆりが仲間になった後)。
※溝呂木眞也の名前を聞きましたが、悪人であることは聞いていません。

74隔世之感 ◆6r5Ga0lL6k:2012/03/07(水) 14:12:19 ID:wPfLfpwk0
投下終了です

75 ◆6r5Ga0lL6k:2012/03/07(水) 14:13:31 ID:wPfLfpwk0
投下します

76一日千秋 ◆6r5Ga0lL6k:2012/03/07(水) 14:14:05 ID:wPfLfpwk0
相羽シンヤは待っていた。
ただ待っていた。
ただひたすら待っていた。
その時が来るのを待っていた。

だが待ち人は未だ現れず。

【1日目/早朝】
【E-5/冴島邸】

【相羽シンヤ@宇宙の騎士テッカマンブレード】
[状態]:ブラスター化の副作用による肉体崩壊
[装備]:テッククリスタル@宇宙の騎士テッカマンブレード
[道具]:支給品一式、バットショット&バットメモリ@仮面ライダーW、スタッグフォン&スタッグメモリ@仮面ライダーW、ランダム支給品0〜1個(確認済)
[思考]
基本:タカヤ(ブレード)と決着を着ける。
1:冴島邸に留まり、バットショットで周囲の様子を探りつつタカヤに呼びかけ続けタカヤが来るのを待つ。
2:タカヤと戦う時以外は出来るだけ戦いを避ける。
[備考]
※参戦時期はブラスター化完了後〜ブレードとの決戦前(第47話)です。
※ブラスター化の副作用により肉体限界が近いです。戦い続ければ命に関わります。
※参加者の時間軸が異なる可能性に気付きました。

77一日千秋 ◆6r5Ga0lL6k:2012/03/07(水) 14:14:35 ID:wPfLfpwk0
投下終了です

78魑魅魍魎 ◆6r5Ga0lL6k:2012/03/07(水) 14:16:15 ID:wPfLfpwk0
投下します



延々と続く森を抜けると、眼下には市街地が広がっていた。
当初ドウコクは当てもなく森の中を彷徨っていた。
だが偶然にも市街地に向かっている最中の涼邑零を発見していた。
一瞬だったのですぐに見失ったが、目的地はだいたい勘付いたのでこうして川伝いに移動してきたのだ。
ここまでの道中様々な音が聞こえてきたが、生い茂る木々の葉のせいで正確な位置までは把握できなかった。
だからとりあえず市街地に行く事を優先した。
後の事はそれから決めるつもりだ。

もちろん姫矢の尾行付きで。

【1日目/早朝】
【F-8/市街地手前】

【血祭ドウコク@侍戦隊シンケンジャー】
[状態]:健康
[装備]:降竜蓋世刀@侍戦隊シンケンジャー
[道具]:支給品一式、ランダム支給品0〜2
[思考]
基本:その時の気分で皆殺し
1:追ってくる男に少し苛立ち。殺すか…?
2:昇竜抜山刀を持ってるヤツを見つけ出し、殺して取り返す
3:シンケンジャーを殺す
4:加頭を殺す
5:アクマロ、十臓なども殺す
[備考]
※第四十八幕以降からの参戦です。よって、水切れを起こしません。

【姫矢准@ウルトラマンネクサス】
[状態]:健康
[装備]:エボルトラスター@ウルトラマンネクサス、ブラストショット@ウルトラマンネクサス
[道具]:支給品一式、ランダム支給品1〜3
[思考]
基本:殺し合いには乗らない
1:ビースト(ドウコク)の様子を伺い、危険とみなせば倒す
2:孤門やTLTの者と合流する
3:溝呂木を倒す
[備考]
※参戦時期はダークメフィストとの最終決戦直前です。
※制限によりストーンフリューゲルの召喚、メタフィールドの発現は禁止されています。
※ドウコクを自分が戦ってきたビーストと同種とは考えていませんが、未知の生物の総称としてビーストと呼ぶことにしました。



投下終了です

79一触即発 ◆6r5Ga0lL6k:2012/03/07(水) 14:17:40 ID:wPfLfpwk0
投下します



仮面ライダー2号とタイガーロイド。
彼らは共につわものだ。
その二人が今燃え盛る志葉屋敷前でにらみ合っている。
この二人ほどとなれば一挙一動の重みが半端ない。
だからお互いに迂闊な動きは出来ず、自ずと開戦の機を探る展開になった。

そして。

ガラッ

屋敷が焼け落ちたのを契機に二人は同時に動いていた。
その様子を逐一観察している者がいるとも気づかずに。

【1日目/早朝】
【B-2/志葉屋敷前】

【一文字隼人@仮面ライダーSPIRITS】
[状態]:疲労(中)、胸部に斬痕、仮面ライダー二号に変身中
[装備]:不明
[道具]:支給品一式、姫矢の戦場写真@ウルトラマンネクサス、ランダム支給品0〜2(確認済み)
[思考]
基本:仮面ライダーとして正義を果たす
0:まずは三影英介を倒す
1:他の仮面ライダーを捜す
2:暗黒騎士キバを警戒(但しキバは永くないと推測)
3:もしも村雨が記憶を求めてゲームに乗ってるなら止める
4:元の世界に帰ったらバダンを叩き潰す
5:この場において仮面ライダーの力は通用するのか……?
6:バイク(ビートチェイサー2000)に乗って南から市街地に向かう
[備考]
※参戦時期は第3部以降。
※この場に参加している人物の多くが特殊な能力な持主だと推測しています。
※加頭やドーパントに新たな悪の組織の予感を感じています(今のところ、バダンとは別と考えている)。
※園咲霧彦、園咲冴子が園咲来人の関係者である可能性が高いと考えています。
※参加者の時間軸が異なる可能性があることに気付きました
※18時までに市街地エリアに向かう予定です。
※村エリアから南の道を進む予定です。(途中、どのルートを進むかは後続の書き手さんにお任せします)

【三影英介@仮面ライダーSPIRITS】
[状態]:疲労(小)、タイガーロイドに変身中
[装備]:無し
[道具]:支給品一式、ランダム支給品0〜3
[思考]
基本:殺し合いに勝ち残り、加頭の命を断つ。
0:まずは一文字隼人を抹殺する
1:殺し合いを止めようなどと考える『偽善者』の抹殺
2:邪魔をする者には容赦しない
[備考]
※参戦時期は仮面ライダーSPIRITS第7巻、村雨との一騎打ちの直前からです
※タイガーロイド変身時は、全身から銃口・砲身を出現させて射撃を行うに当たり、体力を消耗するようになっています。
 疲労の度合いは、放つ射撃の威力・大きさに比例して大きくなります。 また、破壊力に関しても通常時と比較してそれなりに落とされています。

【バラゴ@牙狼─GARO─】
[状態]:胸部に強打の痛み、顔は本来の十字傷の姿に
[装備]:魔戒剣、魔弾(1発)+銃@牙狼
[道具]:支給品一式×3、ランダム支給品0〜2、冴子のランダム支給品1〜3、顔を変容させる秘薬、インロウマル&スーパーディスク@侍戦隊シンケンジャー、
    紀州特産の梅干し@超光戦士シャンゼリオン、ムカデのキーホルダー@超光戦士シャンゼリオン、『ハートキャッチプリキュア!』の漫画@ハートキャッチプリキュア!
[思考]
基本:参加者全員と加頭を殺害し、元の世界で目的を遂行する
0:あの二人の戦いをまずは監視する
1:仮面ライダーに魔弾を打ち込みホラーにする
2:今のところ顔を変容させる予定はない
3:仮面ライダーと怪人に隙が出来るのを待つ
[備考]
※参戦時期は第23話でカオルに正体を明かす前。
※顔を変容させる秘薬を所持しているかは不明。
※開始時の一件で一文字のことは認識しているので、本郷についても認識していると思われます。
※冴子と速水の支給品はまだ確認していません。

[全体備考]
※焼け落ちた志葉屋敷前にビートチェイサー2000@仮面ライダークウガが設置されています(無事かどうかは不明)
※周囲の建物は壊滅しました(どの程度の規模かは、後続の書き手さんにお任せします)



投下終了です

80前途多難 ◆6r5Ga0lL6k:2012/03/07(水) 14:19:04 ID:wPfLfpwk0
投下します



当面の目的地をホテルに定めた沖一也。
その理由は道路上にあって尚且つ人が集まりそうな場所だから。
そしてあわよくばホテルに向かう途中で誰か遭遇できないかと期待していた。
だが期待に反して誰とも遭遇できぬままもうすぐホテルに到着してしまった。
果たしてここで他の参加者との出会いはあるのだろうか。

【1日目/早朝】
【B-7/ホテル前(西側)】

【沖一也@仮面ライダーSPIRITS】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:支給品一式、ランダム支給品1〜3、サイクロン号@仮面ライダーSPIRITS
[思考]
基本:殺し合いを防ぎ、加頭を倒す
0:ホテルを調べてから東に向かい、殺し合いを止める為に仲間を探す
1:仮面ライダーとして人類を護る
2:先輩ライダーを捜す
3:鎧の男(バラゴ)は許さない。だが生存しているのか…?
4:仮面ライダーZXか…
[備考]
※参戦時期は第1部最終話終了直後です
※一文字からBADANや村雨についての説明を簡単に聞きました
※参加者の時間軸が異なる可能性があることに気付きました
※18時までに市街地エリアに向かう予定です。



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81権謀術数 ◆6r5Ga0lL6k:2012/03/07(水) 14:20:42 ID:wPfLfpwk0
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優勝を目指して次の行動について考えを巡らせていたノーザ。
だがその前にノーザには一つ片づけておきたい案件があった。
それは傍らに控えるスバルではない。
少し前からこちらの様子を窺っている誰かだ。

「そろそろ出てきたらどうなの」

その声に応じて木々の向こうから姿を現したのは。

「……………」

不気味な微笑みを湛える筋殻アクマロだった。

【1日目/黎明】
【C-5とC-6の境目/森林】

【ノーザ@フレッシュプリキュア!】
[状態]:健康
[装備]:双眼鏡@現実
[道具]:支給品一式×2、ランダム支給品0〜1個、シャンプーの不明支給品1〜3個、水とお湯の入ったポット一つずつ、ソレワターセの実(一個)@フレッシュプリキュア!
[思考]
基本:この殺し合いに優勝し、一切の希望がない世界を作る。
1:まず目の前の相手に対応する。
2:利用出来る参加者と出会えたら、プリキュアの悪評を出来る限りで広める。
3:ソレワターセの使用は出来るだけ慎重にする。
4:プリキュア達はここで始末する。
[備考]
※プリキュアオールスターズDX2でボトムによって復活させられた後からの参戦です。
※花咲つぼみと来海えりかの存在は知っていますが、明堂院いつきと月影ゆりとダークプリキュアに関しては知りません。
※ソレワターセはある程度力が押さえられている上に、もしも首輪に憑依させたらその瞬間に爆発するかもしれないと考えています。
※DX2からの参戦なのでソレワターセの実を食べなくても変身できます。
※奪った説明書からガイアメモリの特性を知りました。

【スバル・ナカジマ@魔法少女リリカルなのは】
[状態]:疲労(大)、ダメージ(中)、ソレワターセによる精神支配、シャンプーの肉体を吸収
[装備]:マッハキャリバー、リボルバーナックル@魔法少女リリカルなのは、カートリッジの弾薬セット(残り14発)@魔法少女リリカルなのは
[道具]:支給品一式、スモークグレネード@現実×2
[思考]
基本:ノーザ様のしもべとして働き、参加者を皆殺しにする
1:ノーザ様の指示待ち
2:あの女の人(高町なのは)は・・・・・・誰?
3:あの子(アインハルト)はどうして私の名前を知ってるの・・・・・・?
[備考]
※参戦時期はstrikers18話から20話の作戦開始前までのどこかです。
※シャンプーの姿を前回の任務の自分(strikers17話)と重ねています。
※『高町ヴィヴィオ』は一応ヴィヴィオ本人だと認識しています。また、彼女がいることからこの殺し合いにジェイル・スカリエッティが関わっているのではないかと考えています。
※ソレワターセに憑依された事で大幅にパワーアップしています。
※シャンプーの遺体を吸収し、彼女に関する情報を入手しました(首輪も含まれています)。

【筋殻アクマロ@侍戦隊シンケンジャー】
[状態]:健康
[装備]:無し
[道具]:支給品一式、ランダム支給品1〜3
[思考]
基本:地獄をこの身で味わう為、十臓と共に脱出を試みる。
1:ノーザと交渉する。
2:裏正、太夫の三味線の確保及び十臓を探す。
3:ドウコクに関してはひとまず放置。
4:条件が揃うならばこの地で裏見がんどう返しの術を試みる。
[備考]
※参戦時期は第四十幕『御大将出陣』にてシタリから三味線を渡せと言われた直後。
※アインハルトが放った覇王断空拳の音を聞きました。


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82茫然自失 ◆6r5Ga0lL6k:2012/03/07(水) 14:25:43 ID:wPfLfpwk0
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仮についさっきまで死闘を繰り広げていた怪人が人間の姿になって泣き始めたらどうするべきだろう。
しかも這いつくばり地面をを叩いて涙で顔をグシャグシャにするほどの嘆きようだとしたら。

「グゴザ ゴンバボドーーーッ!!!」
「……………」
「……………」
「……………」

少なくとも戸惑う。
仮面ライダーとしていくつもの激戦を潜りぬけていた本郷も。
覇王として戦いを挑み続けていたアインハルトも。
況してや少し前まで一般人だったまどかも。
どうすればいいのかすぐには対処の仕方が思いつかなかった。

【1日目/早朝】
【C-6/森林】

【本郷猛@仮面ライダーSPIRITS】
[状態]:疲労(小)、ダメージ(中)、腹部に切り傷
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、ランダム支給品1〜3(移動に使える物はない)
[思考]
基本:この殺し合いを終わらせる
0:まずは怪人蝙蝠男(ゴオマ)の対処を決めないといけないが……。
1:まどかを保護する、彼女を絶対に魔法少女にはさせない
2:一文字、結城、沖の三人と合流する
3:他の魔法少女を探す
4:村雨がもし復讐に走るようならば見つけ次第止める、三影は見つけ次第必ず倒す
5:アインハルトを信頼
6:まどかを戦わせてしまった事に後悔を感じている
[備考]
※参戦時期は7巻最終話、村雨と共にライダー車輪を行った後〜JUDO出現前までの間です。
※他のライダー達とは通信ができません。
 これは、加頭が会場に何かしらの妨害装置を置いているためではないかと判断しています。
※まどかの話から、魔法少女や魔女、キュウべぇについての知識を得ました。
※加頭の背後にはキュウべぇがいて、まどかを追い詰め魔法少女にする事が殺し合いの目的の一つではないかと考えています。
※死んだ筈の魔法少女達が生きている事は、まだまどかには話していません。
 これもキュウべぇや加頭の仕業ではないかと睨んでいます。
※スバルが何者かに操られている可能性に気づいています。

83茫然自失 ◆6r5Ga0lL6k:2012/03/07(水) 14:26:19 ID:wPfLfpwk0
【鹿目まどか@魔法少女まどか☆マギカ】
[状態]:ダメージ(小)、疲労(小)、若干の混乱
[装備]:T2サイクロンメモリ@仮面ライダーW(説明書紛失)
[道具]支給品一式、ランダム支給品0〜2(移動に使える物はない)
[思考]
基本:この殺し合いから脱出する。
0:これが戦い・・・・・・
1:本郷と一緒に行動する。
2:他の仮面ライダー達を探す。
3:キュウべぇの思い通りにならない。
4:もし生きてるならみんな(ほむら、さやか、マミ、杏子)に会いたい・・・・・・
5:私が仮面ライダーに!?
[備考]
※参戦時期は11話、ワルプルギス襲来前になります。
※本郷の話から、仮面ライダーや改造人間、ショッカーをはじめとする悪の組織についての知識を得ました。
※加頭の後ろにはキュウべぇがいて、
 自分を追いつめて魔法少女にすることが殺し合いの目的の一つではないかと考えています。
※名簿を一瞬だけ見て、ほむら、さやか、マミ、杏子の名前があることを確認しました。
※サイクロンメモリの説明書紛失のため、ガイアメモリ使用のリスクを知りません。

【アインハルト・ストラトス@魔法少女リリカルなのはシリーズ】
[状態]:魔力消費(中)、ダメージ(大)、疲労(中)、背中に大怪我
[装備]:アスティオン@魔法少女リリカルなのはシリーズ
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1〜3個(確認済み)
[思考]
基本:皆(ヴィヴィオ、なのは、フェイト、スバル、ティアナ)を守るために戦う
0:蝙蝠男(ゴオマ)の対処を決めないといけないのですが……。
1:誰がスバルさんをあんな風に・・・・・・!
2:スバルを追いかけたい
3:皆に害を及ぼす者に容赦しない
4:人の命を奪うことに迷い
5:本郷を信頼
[備考]
※スバルが何者かに操られている可能性に気づいています。

【ズ・ゴオマ・グ@仮面ライダークウガ】
[状態]:ダメージ(大)、疲労(大)、体内のアマダム不調、混乱、悲嘆
[装備]:ダグバのベルトの破片@仮面ライダークウガ
[道具]:バグンダダ@仮面ライダークウガ、支給品一式、ランダム支給品0〜1
[思考]
基本:自分のゲゲルを行う
0:変身できない? 嘘だ、そんなことーーー!!
[備考]
※36話、ダグバの力を取り込む前からの参戦です。
※ダグバのベルトを取り込んだことにより強化態への変身が可能ですが、
 時間が経てば究極態への変身も可能です。ただし・・・・・・
※アマダムの不調により現在は怪人態への変身ができません。
 これが一時的なものか、永久的なものかは次の書き手さんにお任せします。
※本郷(仮面ライダー1号)と、まどか(サイクロンドーパント)をクウガと同じものだと思い込んでます。


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84神出鬼没 ◆6r5Ga0lL6k:2012/03/07(水) 14:27:42 ID:wPfLfpwk0
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D-3の採掘場跡から北東に位置する呪泉郷に向かおうとして南東に向かっていた良牙。
しかしいつのまにかE-4エリアをなぜか南西に向かって走っていた。

【1日目/黎明】
【E-4/森】

【響良牙@らんま1/2】
[状態]:負傷(顔と腹に強い打撲、喉に手の痣)、疲労(大)
[装備]:なし
[道具]:変身アイテム(水とお湯の入ったポット1つずつ)、支給品一式、秘伝ディスク@侍戦隊シンケンジャー、ガイアメモリ@仮面ライダーW
[思考]
基本:天道あかねを守る
1:天道あかねとの合流
2:1のために呪泉郷に向かう
3:ついでに乱馬を探す
[備考]
※参戦時期は雲竜あかりと出会った後、原作30巻以降です。
※南西へ向けて驀進中。本人は呪泉郷に向かっていると思っています。(途中で方向転換する可能性があります)
※良牙のランダム支給品は2つで、秘伝ディスクとガイアメモリでした。なお、秘伝ディスク、ガイアメモリの詳細は次以降の書き手にお任せします。
 支給品に関する説明書が入ってる可能性もありますが、良牙はそこまで詳しく荷物を調べてはいません。
※シャンプーが既に死亡したと知りました。
※シャンプーの要望は「シャンプーが死にかけた良牙を救った、乱馬を助けるよう良牙に頼んだと乱馬に言う」「乱馬が優勝したら『シャンプーを生き返らせて欲しい』という願いにしてもらうよう乱馬に頼む」です。


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85無用之用 ◆6r5Ga0lL6k:2012/03/07(水) 14:29:12 ID:wPfLfpwk0
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大道克己はコンパスを頼りに森の中を黙々と進んでいた。
目指すはC-7にあるという呪泉郷。
途中冴島邸があったが無視してきた。
というのも静かだったからだ。
もしあの男(良牙)や京水だったら外から見ても分かるぐらい騒々しいはずだ。
そうではなく静かだという事は少なくとも冴島邸にはいないという事だ。
だから無視して呪泉郷に先行する事を優先したのだった。

【1日目/早朝】
【D-6/森】

【大道克己@仮面ライダーW】
[状態]:健康
[装備]:ロストドライバー@仮面ライダーW+エターナルメモリ、エターナルエッジ
[道具]:支給品一式、細胞維持酵素×4@仮面ライダーW、グリーフシード@魔法少女まどか☆マギカ、命の闇の種@超光戦士シャンゼリオン
[思考]
基本:優勝し、自分の存在を世界に刻む。
1:呪泉郷へ行く。
2:T2ガイアメモリを集める。
3:京水と会ったら使ってやる。もしくはメモリを奪う。
[備考]
※参戦時期はマリア殺害後です。
※良牙を呪泉郷出身者だと思ってます。


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86吃驚仰天 ◆6r5Ga0lL6k:2012/03/07(水) 14:30:41 ID:wPfLfpwk0
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早乙女乱馬は走っていた。
その足が向く先にあるのは呪泉郷。
そこに知り合いがいるかもしれないから。
そしてこういう時真っ先に頭に思い浮かぶのがあかね。
そのたびに頭を振って必死に走る姿は見ていて初々しい。
そのせいだけというわけではないが、市街地での探索は大雑把に済ませてしまった。
具体的には道路沿いに一回りしただけで建物は外から見ただけ。
もしかしたらもう少し注意していれば色々な事に気が付いたかもしれないが、もう後の祭り。
こうして今は収穫皆無だった市街地探索を切り上げて知り合いがいそうな呪泉郷に向かう途中。
そして身体にかかる疲労を無視して森を突っ切って進んだ先で乱馬は信じられない光景を目の当たりにした。

ニギニギ
モグモグ
モグモグ

「な、なにしてんだ?」

それは探し人が寿司を食べている光景だった。
しかもなんか噎せていた。

【1日目/早朝】
【D-7/森】

【早乙女乱馬@らんま1/2】
[状態]:疲労(中)
[装備]:無し
[道具]:支給品一式、ランダム支給品1〜3、水とお湯の入ったポット1つずつ、ショドウフォン、丈瑠のメモ
[思考]
基本:殺し合いからの脱出
1:あ、あかね!?
2:呪泉郷へ向かう
3:池波流ノ介か梅盛源太に出会ったらショドウフォンとメモを渡す

【天道あかね@らんま1/2】
[状態]:ダメージ(小)、背中に痛み、驚いた拍子に寿司がのどに詰まった
[装備]:T2バードメモリ@仮面ライダーW
[道具]:支給品一式、ランダムアイテム0〜2個
[思考]
基本:乱馬たちと合流して殺し合いから脱出する
0:らん――ン、ゴホッ!?
1:源太と行動し、首輪を解除する
2:バードメモリを使うかどうか悩んでいる
3:自分が役に立ちそうに無いので落ち込み中
[備考]
※参戦時期は37巻で呪泉郷へ訪れるよりは前で、少なくともパンスト太郎とは出会っています

【梅盛源太@侍戦隊シンケンジャー】
[状態]:全身に軽度の痛み
[装備]:スシチェンジャー、寿司ディスク、サカナマル@侍戦隊シンケンジャー
[道具]:支給品一式、寿司屋の屋台、ランダムアイテム0〜2個
[思考]
基本:殺し合いの打破
0:今は客に寿司を振舞う
1:より多くの人を守る
2:自分に首輪が解除できるのか…?
3:ダークプリキュアへの強い警戒
[備考]
※参戦時期は少なくとも終盤で十臓と出会う前です(客としても会ってない)

【腑破十臓@侍戦隊シンケンジャー】
[状態]:健康、体力消費(小)
[装備]:昇竜抜山刀@侍戦隊シンケンジャー
[道具]:支給品一式、ランダム支給品0〜2
[思考]
基本:強い者と骨の髄まで斬り合う
0:寿司を喰う
1:裏正を探す
2:2を達成した後、丈瑠と心行くまで斬り合う
3:他にも興味を惹かれる強者が存在するなら、その者とも斬り合う
4:邪魔者は容赦なく斬る
[備考]
※参戦時期は、第九幕『虎反抗期』以降、丈瑠を標的と定めた後です。
※流ノ介を斬るのは、丈瑠との戦いを邪魔してくるのが明らかなためです。
※他の参加者の支給品に裏正が紛れていると考えています。


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87烏之雌雄 ◆6r5Ga0lL6k:2012/03/07(水) 14:31:58 ID:wPfLfpwk0
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E-2のT字路を左に曲って南進して廃教会の近くまでやってきた村雨は後悔していた。
村の方角に目を向けると火事が起こっていたので、当初の予定通り廃教会の方へ向かった。
だが遠くからは確認できなかったが、廃教会の天井と壁の一部は崩壊していた。
廃教会で何かあったのは明白だ。
村雨はこのまま廃教会に入るべきか大いに悩む羽目になった。

【1日目/黎明】
【F-2/廃教会付近(北側)】

【村雨良@仮面ライダーSPIRITS】
[状態]:負傷(右肩に切り傷、左胸から右わき腹までの深い切り傷、左前腕貫通、顔面と右脇腹打撲、胸部破損)、疲労(大)、回復中
[装備]:電磁ナイフ、衝撃集中爆弾、十字手裏剣、虚像投影装置、煙幕発射装置
[道具]:支給品一式、生命の苔@らんま1/2、ランダム支給品0〜2個
[思考]
基本:カメンライダーを倒す
1:エターナルを倒す。
2:落ち着いて治療に専念できる場所を探す。
[備考]
※参戦時期は第二部第四話冒頭(バダンから脱走中)です。
※衝撃集中爆弾と十字手裏剣は体内で精製されます。
※良牙は死んだと思っています。
※能力制限は一瞬しかゼクロスキックが出来ない状態と、治癒能力の低下です(後の書き手によって、加わる可能性はあります)。
※本人は制限ではなく、調整不足のせいだと思っています。
※名簿はまだ確認していません。


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88先入為主 ◆6r5Ga0lL6k:2012/03/07(水) 14:33:29 ID:wPfLfpwk0
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溝呂木は二つの足音が聞こえてきたので、口元を歪ませていた。
もうすぐここに五代と凪がやって来ると溝呂木は思ったからだ。
だが溝呂木はある可能性を見落としている。
それは足音の主が五代と凪以外の者である可能性だ。
溝呂木の予想が当たっていたかどうか分かるまであと少し。

【1日目/黎明】
【F-2/廃教会】

【溝呂木眞也@ウルトラマンネクサス】
[状態]:腹部にダメージ(小)
[装備]:ダークエボルバー@ウルトラマンネクサス、T2バイオレンスメモリ@仮面ライダーW
[道具]:支給品一式、ランダム支給品1〜2個(確認済)
[思考]
基本:より高きもの、より強きもの、より完璧なるものに至り、世界を思うままに操る。
1:姫矢准からウルトラマンの力を奪う。
2:その他にも利用できる力があれば何でも手に入れる。
3:弱い人間を操り人形にして正義の味方と戦わせる。
4:西条凪を仲間にする。
5:ファウスト(さやか)の様子を見るのも面白い。
[備考]
※参戦時期は姫矢編後半、Episode.23以前。
※さやかをファウストにできたのはあくまで、彼女が「魔法少女」であったためです。
 本来、死者の蘇生に該当するため、ロワ内で死亡した参加者をファウスト化させることはできません。
※また、複数の参加者にファウスト化を施すことはできません。少なくともさやかが生存している間は、別の参加者に対して闇化能力を発動することは不可能です。
※ファウストとなった人間をファウスト化及び洗脳状態にできるのは推定1〜2エリア以内に対象がいる場合のみです。

【美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ】
[状態]:気絶、ダメージ(極大)、疲労(極大)、ソウルジェムの濁り(大)、裏にファウストの人格があります
[装備]:ソウルジェム
[道具]:支給品一式、グリーフシード1個、ランダム支給品0〜2
[思考]
※あくまで気絶前(ファウスト化前)の思考です。
基本:自分の存在意義が何なのかを教えてほしい
1:正義って……何なの?
2:この世界に、守る価値ってあるの?
[備考]
※参戦時期は8話、ホスト二人組の会話を聞く前です。
※『癒し』の魔法の効果で回復力が高まっており、ある程度ならば傷の自然回復が可能です。
※ソウルジェムが濁っていますが、この会場内で魔女化の条件を満たすと死亡します。
※正義の味方として戦う事が本当に正しいのかと、絶望を覚えています。
※まだ名簿は確認していません。
※溝呂木によってダークファウストの意思を植えつけえられました。但し、本人にその記憶はありません。
※溝呂木が一定の距離にいない場合、彼女がファウストとしての姿や意思に目覚めることはありません(推定1〜2エリア程度?)。ただし、斎田リコのような妄想状態になる可能性はあります。


投下終了です

89 ◆6r5Ga0lL6k:2012/03/07(水) 14:35:01 ID:wPfLfpwk0
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殺し合いのために用意された孤島。
行き場のないフィールドだとしても会いたい人に会う事は中々難しい。

「あ、一条さん!?」
「五代か!」

だが中には期せずして再会を果たした者達もいた。

「……………」

そしてそれを離れた場所から見ている医者が一人。

「……チッ」

さらに殺害のチャンスを見極めているうちに付いてきてしまった銃士が一人。

【1日目/黎明】
【F-3/山間部】

【五代雄介@仮面ライダークウガ】
[状態]:疲労(小)、胸部を中心として打撲多数
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、ランダム支給品1〜3個(確認済)
[思考]
基本:出来るだけ多くの人を助け、皆でゲームを脱出する。
1:一条さん!
2:教会に向かう。
3:西条凪と共に協力者を集める。
4:バイオレンスドーパントを止める。
5:人間を守る。その為なら敵を倒すことを躊躇しない。
[備考]
※参戦時期は第46話、ゴ・ガドル・バに敗れた後電気ショックを受けている最中

【西条凪@ウルトラマンネクサス】
[状態]:健康
[装備]:コルトパイソン+執行実包(6/6)、T2ガイアメモリ@仮面ライダーW
[道具]:支給品一式、ガイアメモリ説明書、.357マグナム弾(執行実包×18、神経断裂弾@仮面ライダークウガ×8)
[思考]
基本:人に害を成す人外の存在を全滅させる。
1:教会に向かう。
2:バイオレンスドーパントを倒す。
3:孤門、石堀と合流する。
4:相手が人間であろうと向かってくる相手には容赦しない。
5:五代の事を危険な存在と判断したら殺す。
[備考]
※参戦時期はEpisode.31の後で、Episode.32の前
※所持しているメモリの種類は後続の書き手の方にお任せします。

【一条薫@仮面ライダークウガ】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、ランダム支給品1〜3、警察手帳
[思考]
基本:民間人の保護
0:五代!
1:警察として、人々を護る
2:魔戒騎士である鋼牙の力にはある程度頼る
3:他に保護するべき人間を捜す
4:未確認生命体に警戒
※参戦時期は少なくともゴ・ガドル・バの死亡後です

【冴島鋼牙@牙狼─GARO─】
[状態]:健康
[装備]:魔戒剣
[道具]:支給品一式、ランダム支給品1〜3
[思考]
基本:護りし者としての使命を果たす
1:加頭を倒し、殺し合いを終わらせ、生還する
2:再びバラゴを倒す
3:一条と共に行動し、彼を保護する
4:零ともできれば合流したい
5:未確認生命体であろうと人間として守る
[備考]
※参戦時期は最終回後(SP、劇場版などを経験しているかは不明)。
※魔導輪ザルバは没収されています。他の参加者の支給品になっているか、加頭が所持していると思われます。
※ズ・ゴオマ・グとゴ・ガドル・バの人間態と怪人態の外見を知りました。
※殺し合いの参加者は異世界から集められていると考えています。

90合縁奇縁 ◆6r5Ga0lL6k:2012/03/07(水) 14:35:52 ID:wPfLfpwk0
【井坂深紅郎@仮面ライダーW】
[状態]:健康、腹三分
[装備]:ウェザーメモリ@仮面ライダーW
[道具]:支給品一式(食料残2/3)、ランダム支給品1〜3(本人確認済)
[思考]
基本:殺し合いを打破して、主催者を打倒する。
0:しばらく様子見。
1:首輪の解除方法を探す
2:手駒を見付ける
3:リスクのある戦闘は避ける
4:空腹に備えて、できるだけ多くの食料を確保したい。
[備考]
※仮面ライダーW第34話終了後からの参戦です。

【ティアナ・ランスター@魔法少女リリカルなのはシリーズ】
[状態]:ガイアメモリによる精神汚染(小)、疲労(小)、魔力消費(中)、断髪(スバルより短い)、下着未着用
[装備]:ガイアメモリ(T2トリガー)、クロスミラージュ(左4/4、右4/4)@魔法少女リリカルなのは、小太刀のレオタード@らんま1/2
[道具]:支給品一式、ランダム支給品0〜1(確認済)、機動六課制服@魔法少女リリカルなのは、下着
[思考]
基本:優勝する事で兄の魔法の強さを証明する。
1:スーツの男(井坂)を遠巻きから尾行し泳がせ手の内を探り、チャンスがあれば殺害する。
2:引き際は見極める。
3:スバル達が説得してきても応じるつもりはない。
[備考]
※参戦時期はSTS第8話終了直後(模擬戦で撃墜後)です。その為、ヴィヴィオ、アインハルトの事を知りません。


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91四海兄弟 ◆6r5Ga0lL6k:2012/03/07(水) 14:37:15 ID:wPfLfpwk0
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警察署を出た一行が向かった先は南。
市街地には中学校や風都タワーがあるが、具体的にどうするかは歩きながら決めるつもりだ。
その道中、泉がタカヤにアプローチを掛けてせつなが困惑するのはお約束だった。

【1日目/早朝】
【F-10/市街地】

【相羽タカヤ@宇宙の騎士テッカマンブレード】
[状態]:健康
[装備]:テッククリスタル@宇宙の騎士テッカマンブレード
[道具]:支給品一式、メモリーキューブ@仮面ライダーSPIRITS、ランダム支給品0〜2
[思考]
基本:主催者を倒す。
1:他の参加者を捜す。
2:俺はいつまでコイツ(京水)と付き合わなければならないんだ……
3:シンヤ、モロトフを倒す。ミユキと再会した時は今度こそ守る。
4:克己、ノーザ、冴子、霧彦を警戒。
5:記憶……か。
[備考]
※参戦時期は第42話バルザックとの会話直後、その為ブラスター化が可能です。
※ブラスター化完了後なので肉体崩壊する事はありませんが、ブラスター化する度に記憶障害は進行していきます。なお、現状はまだそのことを明確に自覚したわけではありません。
※参加者同士が時間軸、または世界の違う人間であると考えています。

【泉京水@仮面ライダーW】
[状態]:健康
[装備]:T-2ルナメモリ@仮面ライダーW
[道具]:支給品一式、細胞維持酵素×4@仮面ライダーW、克己のハーモニカ@仮面ライダーW、ランダム支給品0〜1
[思考]
基本:剛三ちゃんの仇を取るために財団Xの連中を潰す。
1:タカヤちゃんが気になる! 後、シンヤちゃんやモロトフちゃんとも会ってみたい! 東せつなには負けない!
2:克己ちゃんと合流したい。克己ちゃんのスタンスがどうあれ彼の為に全てを捧げる!
[備考]
※参戦時期は仮面ライダーオーズに倒された直後です。

【東せつな@フレッシュプリキュア!】
[状態]:健康、困惑
[装備]:リンクルン@フレッシュプリキュア!
[道具]:支給品一式、伝説の道着@らんま1/2、ランダム支給品0〜2
基本:殺し合いには乗らない。
1:友達みんなを捜したい。
2:ノーザを警戒。
3:可能ならシンヤを助けたいが……
[備考]
※参戦時期は第43話終了後以降です。


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92同音異義 ◆6r5Ga0lL6k:2012/03/07(水) 14:38:43 ID:wPfLfpwk0
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「ところで名簿に載っている『涼村暁』という者は知り合いなのか?」
「いや、知らん」
(同じスズムラだからもしかしたらと思ったが、漢字が違うから当然か)
(涼村暁か……)

【1日目/早朝】
【F-9/警察署付近】

【結城丈二@仮面ライダーSPIRITS】
[状態]:健康
[装備]:ライダーマンヘルメット、カセットアーム
[道具]:支給品一式、カセットアーム用アタッチメント六本(パワーアーム、マシンガンアーム、ロープアーム、オペレーションアーム、ドリルアーム、ネットアーム)
[思考]
基本:この殺し合いを止め、加頭を倒す。
1:殺し合いに乗っていない者を保護する
2:零の向かう先についていく。
3:本郷、一文字、沖、村雨と合流する
4:加頭についての情報を集める
5:首輪を解除する手掛かりを探す
6:三影は見つけ次第倒す。
7:タカヤたちとはまた合流したい。
[備考]
※参戦時期は12巻〜13巻の間、風見の救援に高地へ向かっている最中になります。
※この殺し合いには、バダンが絡んでいる可能性もあると見ています。
※加頭の発言から、この会場には「時間を止める能力者」をはじめとする、人知を超えた能力の持ち主が複数人いると考えています。
※NEVER、砂漠の使徒、テッカマン、外道衆は、何らかの称号・部隊名だと推測しています。
※ソウルジェムは、ライダーでいうベルトの様なものではないかと推測しています。
※首輪を解除するには、オペレーションアームだけでは不十分と判断しています。何か他の道具か、または条件かを揃える事で、解体が可能になると考えています。
※カセットアームの全アタッチメントが支給されている代わりに、ランダム支給品は持っていません。また、硬化ムース弾は没収されています。
※NEVERやテッカマンの情報を得ました。また、それによって時間軸、世界観の違いに気づいています。

【涼邑零@牙狼─GARO─】
[状態]:健康
[装備]:魔戒剣、魔導火のライター
[道具]:支給品一式、スーパーヒーローセット(ヒーローマニュアル、30話での暁の服装セット)@超光戦士シャンゼリオン、薄皮太夫の三味線@侍戦隊シンケンジャー
[思考]
基本:加頭を倒して殺し合いを止める。
1:牙狼を見つけ出し、この手で仇をとる。
2:鋼牙が向かう可能性があるため、冴島邸に向かう
3:殺し合いに乗っている者は倒し、そうじゃない者は保護する。
4:会場内にあるだろう、ホラーに関係する何かを見つけ出す。
[備考]
※参戦時期は一期十八話、三神官より鋼牙が仇であると教えられた直後になります。その為、鋼牙が恋人と師の仇であると誤認しています。
※魔導輪シルヴァは没収されています。他の参加者の支給品になっているか、加頭が所持していると思われます。
※シルヴァが没収されたことから、ホラーに関係する何かが会場内にはあり、加頭はそれを隠したいのではないかと推察しています。実際にそうなのかどうかは、現時点では不明です。
※NEVER、仮面ライダーの情報を得ました。また、それによって時間軸、世界観の違いに気づいています。


投下終了です

93青天霹靂 ◆6r5Ga0lL6k:2012/03/07(水) 14:40:13 ID:wPfLfpwk0
投下します


戦況に変化を与えるものはいろいろある。
味方or敵のパワーアップ、味方or敵のパワーダウン、武器や防具の影響。
だが最も代表的なものと言えば伏兵が挙げられる。

「な!?」

だがこれは霧彦にとっても想定外だった。
まさか火災現場を目指して森を突き進んでいたら魔法少女と超光戦士と侍の戦闘現場に出くわすなんて。

【1日目/早朝】
【G-7/三途の池付近】

【暁美ほむら@魔法少女まどか☆マギカ】
[状態]:全身にダメージ(極大・回復中)、疲労(大)、ソウルジェムの濁り(中・濁り進行中)、暁に対するイライラ、魔法少女に変身中
[装備]:ディバイトランチャー(シューター・ガンナー)、ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ
[道具]:無し
[思考]
基本:鹿目まどかを守る。
0:何とかして丈瑠を排除したい――って、誰!?
1:鹿目まどかを発見する。
2:早急にグリーフシードを確保し、バカ(暁)と離れたい。それまではやむを得ないので利用する。
3:他の参加者から情報を集める。
4:ダグバ、ガドル、ゴオマは発見次第排除する。
5:鹿目まどかを守る目的以外の争いは避ける。
[備考]
※参戦時期は第11話キュゥべぇとの会話シーン後〜ワルプルギスの夜戦前。
※制限をある程度把握しました。一度に止められる時間は数秒程度、ソウルジェムの消耗がいつもより激しいです。
※プリキュアに関しては話半分に聞いていますが、「特別な力を持つ存在」だとは解かりました。
※未確認生命体及びクウガについてある程度把握しました。

【涼村暁@超光戦士シャンゼリオン】
[状態]:健康、シャンゼリオンに変身中
[装備]:シャンバイザー@超光戦士シャンゼリオン、スカルメモリ&ロストドライバー@仮面ライダーW、ウィンチェスターライフル(14/14)
[道具]:支給品一式
[思考]
基本:願いを叶えるために優勝する。
1:丈瑠をどうにかしたいけど、なんだいったい!?。
2:ほむらと一緒に行動する。
3:可愛い女の子を見つけたらまずはナンパ。
[備考]
※第2話「ノーテンキラキラ」途中(橘朱美と喧嘩になる前)からの参戦です。つまりまだ黒岩省吾とは面識がありません(リクシンキ、ホウジンキ、クウレツキのことも知らない)

【志葉丈瑠@侍戦隊シンケンジャー】
[状態]:健康、メタル・ドーパントに変身中
[装備]:裏正@侍戦隊シンケンジャー、T2メタルメモリ@仮面ライダーW
[道具]:支給品一式
[思考]
基本:殺し合いに乗り、戦う
0:新手か?
1:暁、そしてほむらを斬る。
2:十臓は最優先に探し出し、決着を着けたい。
3:流ノ介や源太が相手でも容赦はしない
[備考]
※参戦時期は、第四十六、四十七幕での十臓との戦闘中です
※流ノ介や源太と戦うことに、迷いがあります

【園咲霧彦@仮面ライダーW】
[状態]:疲労(中)、ダメージ(中)、内臓にダメージ(小)(手当て済)
[装備]:ナスカメモリ@仮面ライダーW、ガイアドライバー@仮面ライダーW
[道具]:支給品一式、ランダム支給品1〜3、ヒートメモリ@仮面ライダーW
[思考]
基本:この殺し合いを止める
0:これは……!?
1:火災現場へ向かう
2:冴子は可能なら説得したい
3:本郷猛、一文字隼人に興味
4:ガイアメモリは支給された人次第で回収する 
[備考]
※参戦時期は18話終了時、死亡後からです。
※主催者にはミュージアムが関わってると推測しています。ゆえにこの殺し合いも何かの実験ではないかと考えています。


投下終了です

94白河夜船 ◆6r5Ga0lL6k:2012/03/07(水) 14:41:31 ID:wPfLfpwk0
投下します


子供の寝顔。
それはまさしく至福の光景。
誰もが一目見ただけで心癒されるのは間違いない。
そんな天使のような寝顔を見続ければたいていの人物の緊張感は緩んでしまう。
もちろんそれが基本的には一般人の女子中学2年生なら尚更だ。
しかも本当なら夜の0時以降などいつもなら眠っている時間帯だ。

「……私ぃ、信じてるぅ」

となれば、祈里が寝てしまっても責める事はできないだろう。

【1日目/早朝】
【G-8/中学校・保健室】

【山吹祈里@フレッシュプリキュア!】
[状態]:健康、睡眠中
[装備]:リンクルン
[道具]:支給品一式(食料と水を除く)、ランダム支給品1〜2
[思考]
基本:みんなでゲームを脱出する。人間と殺し合いはしない。
1:霧彦が戻ってくるのを信じて待つ
2:ヴィヴィオの様子を看る
3:桃園ラブ、蒼乃美希、東せつなとの合流
4:一緒に行動する仲間を集める
[備考]
※参戦時期は36話(ノーザ出現)後から45話(ラビリンス突入)前。
※「魔法少女」や「キュゥべえ」の話を聞きましたが、詳しくは理解していません。
※ほむらの名前を知りませんが、声を聞けば思い出す可能性はあります。

【高町ヴィヴィオ@魔法少女リリカルなのはシリーズ】
[状態]:疲労(小)、上半身火傷、左腕骨折(手当て済)、気絶中
[装備]:セイクリッド・ハート@魔法少女リリカルなのはシリーズ
[道具]:支給品一式、ランダム支給品0〜2
[思考]
基本:殺し合いには乗らない
1:気絶中
2:みんなを探す
[備考]
※参戦時期はvivid、アインハルトと仲良くなって以降のどこかです


投下終了です

95抜山蓋世 ◆6r5Ga0lL6k:2012/03/07(水) 14:42:50 ID:wPfLfpwk0
投下します


ダグバは市街地にも向かわず図書館にも向かわず、森の中を進んでいた。
どちらに向かうか悩んでいた時にチラッと森の中に降り立つ大きな影を目にしたからだ。

その影の正体であるパンスト太郎は道に沿って当座の目標としてI-7のT字路を目指していた。
どちらかに曲がるかは着いてから決めるつもりだ。

こうしてダグバがパンスト太郎に追い付く形で二人の参加者は出会った。
仮に戦う気でいる者同士が出会ったとすればどうなるか。

「ねえ、君は僕を笑顔にしてくれるのかい?」
「それなら天国に送って笑顔にしてやるよ」

戦闘に突入するのは当たり前だ。

【1日目/早朝】
【I-6/道路(北東部)】

【ン・ダグバ・ゼバ@仮面ライダークウガ】
[状態]:疲労(小)、ダメージ(小)
[装備]:無し
[道具]:支給品一式×2(食料と水は3人分)、グリーフシード@魔法少女まどか☆マギカ、ランダム支給品1〜4(ダグバ0〜2、ほむら1〜2(武器ではない))
[思考]
基本:この状況を楽しむ
1:目の前の男と遊ぶ。
2:クウガ(五代)、ヴィヴィオ、ほむら等ソウルジェムの持ち主(魔法少女)、暁のような存在に期待
[備考]
※参戦時期はクウガアルティメットフォームとの戦闘前です
※発火能力の威力は下がっています。少なくとも一撃で人間を焼き尽くすほどの威力はありません。

【パンスト太郎@らんま1/2】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:水とお湯の入ったポット1つずつ(変身一回分消費)、支給品一式、ランダム支給品1〜3
[思考]
基本:殺し合いに勝利し、主催も殺す。奪った技術を用いて自分の名前を付け替える
1:目の前の男を殺す。
2:適当に参加者を殺して回る
[備考]
※参戦時期は不明です。


投下終了です

96 ◆6r5Ga0lL6k:2012/03/07(水) 14:45:21 ID:wPfLfpwk0
以上、投下終了です
どなたか本スレに代理投下お願いします

作品に対して意見が出ればすぐに対応したいところですが、諸事情によりすぐに返事できるか分かりません
それによって皆様に迷惑はかけたくないので、さしあたって誤字・脱字程度の修正なら収録後に対応したいと思います
ただ内容を変更するような矛盾点があったなら該当作品は破棄にしてください
では一書き手として変身ロワのさらなる発展を祈っています

97 ◆7pf62HiyTE:2012/03/07(水) 16:53:48 ID:eyHpTaKY0
投下した所悪いのですが、氏のSSを全て通すわけにはいきません。
まず、最初のSSである『暗中模索』からして殆ど話が進んでいません。目を引くほどの面白いシーンがあるわけでもなくただ1レス程度申し訳程度に描いただけです。
勿論、これは氏が投下した全てのSSに言える事です。
クオリティーが多少悪くても仕方ないとはいえど、ものには限度というものがあります。

とはいえ、クオリティー云々だけではありません。
このSSだけを見ても問題があります。ざっと見ただけでもこの3点がありました。
1.情報交換をした描写も見られない。情報交換を行ったなら色々疑問点もあり話が脹らむはず。
2.灯台からホテルで移動したのならばその道中でプリキュア3人の戦闘音を聞きつける可能性がある。それならば2人が反応しないのはいささか奇妙では?
3.ゆりの目的地が灯台→ホテルである以上、遭遇する可能性はあるはずでは?

最低でも、以上の疑問点がSS上で解消されない限りは認めるわけにはいきません。

また、その『暗中模索』が通らない内に、下手すれば修正要請があるかもしれないのに次のSSを予約し投下するのはルール上認められません。
その為、現段階で『暗中模索』以外、つまりは蒼乃美希、孤門一輝全ての予約は認めません。

その為、氏にはまず『暗中模索』に対する疑問点を解消し完成させた上で再投下して下さい。そのSSが認められない限りは他の予約及びSSは一切認めません。

98 ◆IdwfK41Ttg:2012/03/07(水) 17:38:41 ID:79jL0yyAO
投下乙です……が、今回は通しを認めたくないです。
これらのように1レス程度の話を認めては、真剣に書いている人に失礼でしょうし、何よりも予約のルールを破るのはいけないです。
まずは最低限、最初の話を修正してからにしてください。

99 ◆LuuKRM2PEg:2012/03/07(水) 17:53:26 ID:xphsgFlQ0
自分も◆6r5Ga0lL6k 氏の投下したSSを通すのは反対です。
『暗中模索』を始めとして、全てのSSが短すぎます。短い事は悪いわけではありませんが、◆7pf62HiyTE氏が仰るように限度があります。
時にはキャラがその場にいながら、何もしていないケースがあるのも問題だと思います。
もしもこれらのSSを本当に投下したいのなら、今は『暗中模索』を修正する事が最優先です。

100名も無き変身者:2012/03/07(水) 21:37:09 ID:mbgF79Ug0
wikiの予約のルールの項目には「投下後すぐに別の予約をしてはならない」に類する内容がないので、それを理由にルール違反とは言い難いと思う
だから破棄理由は「短すぎる」になるのですが、そもそも「短すぎる」って破棄理由になるのでしょうか
長い話ばかりではなくこういう短い話を積み重ねていって展開を進めるのもありなのでは?
そうしないと書き手のハードルが上がる一方だと思う

と言いましたが、書き手の皆さんが全会一致で破棄というのなら名無しの自分が言うことはありません
ただこういう考えを持った人もいるということで

>>97
1.情報交換をした描写も見られない。情報交換を行ったなら色々疑問点もあり話が脹らむはず。
→そもそも前話で情 報交換するとは言っていないから後回ししたまま行動していても不思議ではない
2.灯台からホテルで移動したのならばその道中でプリキュア3人の戦闘音を聞きつける可能性がある。それならば2人が反応しないのはいささか奇妙では?
→何も反応していないという事はプリキュアの戦闘の前にホテル付近まで行ったと判断できる
3.ゆりの目的地が灯台→ホテルである以上、遭遇する可能性はあるはずでは?
→2のことから遭遇していなくても不思議ではない

ざっと見たけど、この辺りの問題はこの解釈で問題ないように見える

101 ◆7pf62HiyTE:2012/03/07(水) 21:53:19 ID:eyHpTaKY0
>>100

確かにそういう解釈が出来ないとはいわないもののその辺りの説明すら十分に行わず読み手の解釈に丸投げしてしまうのはSSとは言いません。
最低限描かれるべき内容が描かれてすらいない以上、そのまま認めるわけにはいきません。
また、>>97の指摘以外にも問題点があります。

まず数時間も灯台を捜索したというのに大した移動シーンすらなく次の瞬間にはホテルに到達しています。
灯台付近は散々くまなく探したのに道中の捜索はおざなりにするのは不自然では無いでしょうか。
更に言えばその道中で何も遭遇しない何も発見しないならばちゃんとその辺りを描写する必要はあります。

それと、本文中には一切説明が無いのに到達地点がホテルの東側になっています。普通にホテルで良かったのではないでしょうか。
どちらにしても、今回作者本人から何故大量の予約を一斉に行ったのか、SSについての疑問に対する返答が無い限りはSSを通すわけにはいかないでしょう。

102名も無き変身者:2012/03/07(水) 22:00:41 ID:Pj1pc3xg0
部分的には同意出来るけど、ほとんどいちゃもんクラスの意見もあるような…
まぁ書き手の言うことだから、それがこのロワのやり方って事でいいんだろうけど

103名も無き変身者:2012/03/07(水) 22:45:26 ID:gs1lvij.0
正直これはひどすぎると思う。
というかこれは最早SSじゃなくてただの状況説明でしかないよ。
一つ目のSSに問題点があるかもしれない中で二つ目以降を連続投下するのもどうかと思うし、破棄すべきだと名無しの自分でも思いますが。

104名も無き変身者:2012/03/08(木) 00:41:28 ID:K0fM1wCc0
さすがに今回のはおかしいよ
明らかに嫌がらせレベルだよ
なんで作品として首をかしげる作品を連発して作って載せようとするのか

105名も無き変身者:2012/03/09(金) 21:44:03 ID:0o.MoKGE0
>ただ内容を変更するような矛盾点があったなら該当作品は破棄にしてください
◆6r5Ga0lL6k氏もこのように言っていて、大多数の書き手が短すぎるので破棄と言っているのなら「暗中模索」は破棄で決着でいいのではないでしょうか
あとこの流れなら以降の作品も全部破棄になるのでしょうね

それと思ったのですが、今後このような混乱を防ぐためにも「最低限認められるSS」について定義しておいた方がいいのではないでしょうか
もし新規の書き手が来た時に目安になるような
今回皆さんの反応見ていてそう思いました

106名も無き変身者:2012/03/10(土) 09:57:31 ID:Iz.szo1w0
いやあ、こういうのはガチガチに定義付けするべきものでもないよ?

107名も無き変身者:2012/03/10(土) 11:03:45 ID:1oA.PnCU0
でもまた今回みたいにせっかく書いたのにSSと認められないから破棄してくださいなんてかわいそうだと思う
そういう事態防ぐためにも目安があった方がいいのでは

108名も無き変身者:2012/03/10(土) 17:58:46 ID:7JcmFJ7.C
このロワでリレーの中の一話としては認められないって言うならまだしも、
これはSSじゃないから認めませんって理由はおかしい
一応SSとして最低限の体裁は守ってると思う
実際、これより短いSSが問題なく通ってるロワもあるんだし

今回問題なのは、その内容や長さよりも、正式に通しになる前に複数のSSを投下するという行為のほうじゃないの?

109 ◆7pf62HiyTE:2012/03/10(土) 23:00:01 ID:0Sek.EVM0
僕個人の考えとしては、今回仮投下されたものはそれこそ何でもありのカオスロワならば何の問題も無いとは考えています。
ただ、それら以外の多くのロワではそこまでなんでもありではないのでそういうわけにはいかないと思っています。
ここでは明文化されてはいないものの、小説の体を成していないもの、それまでの流れから考えて辻褄の合わない話、重要な出来事の描写が無い等内容の不備があるものはNGとなるという風に明文化されている所もあります。

今回のSSはそこに抵触していると考えています。
僕だけではなく他の書き手や名無しの中でも>>103,104辺りは同じ様に考えていることからも通すというわけにはいかないでしょう。

また、誤解されがちですが、『ルールとして明文化されていない』=『ルール上問題は無い』という意味ではありません。
明文化されていないのは明文化する必要がないぐらい常識的な事柄であり、起こった場合はケースバイケースで対応する事ではないでしょうか。

最低限認められるSSの定義についてですがこればかりは僕個人も決められるものではありません。
どれぐらい書けばOKというものでもないと思っています。
過去に投下されたSSの長さを参考に空気を読んで、としか言いようがありません。

ただ、今回の場合問題なのはSSの内容もそうですが、むしろ◆6r5Ga0lL6k氏の態度の方に問題があると思います。
1つのSSが通らない内に次のSSを予約&投下、それを十数回繰り返す。
書き手とて完璧でない以上、1つのSSが通らない内に次のSSを予約するのは明文化されてはいないものの当然の如くNGです。
仮に最初から複数のSSが完成していたのならば、予め仮投下スレか議論スレ辺りで相談すべきでした。
また、プライベートの事情があるでしょうからすぐに反応出来なくても仕方ありません。
ですがそのSSの作者である以上は何かあったときの為に動ける用意は必要です。
幾らプライベートがあるとはいえ数日もの間全く反応すら出来ないのならば書き手としては無責任ですしそれなら具体的に何時なら反応出来るのかを書くべきでしょう。
本当に企画の為を考えているのであればそうするべきでした。

さて、長々と書きましたが、何時までも仮投下されたSSをこのままにするわけにもいきません。
全て破棄で決着でも良いのですが、このままでは納得されない方もいると思います。

そこで期限を決めて◆6r5Ga0lL6k氏の反応を待ち、反応がなければ蒼乃美希、孤門一輝のパートを含めた全てのパートを破棄というのはどうでしょうか。
期限としては氏の最後の予約時刻の7日14時42分02秒から延長を加味した期限である12日14時42分02秒頃を考えています。
当然、反応すればOKというわけではなく、現状のままでは『暗中模索』を通すわけにはいかないし他の予約はそもそも無効だと考えています。
この提案で皆様よろしいでしょうか?

110名も無き変身者:2012/03/10(土) 23:10:03 ID:j.5OgLAo0
元々、あの連作自体が大きな釣りかと疑ってるよ
これ以上議論して荒れるのも嫌だなあ

もうスルーした方がいいのでは?
「最低限認められるSS」について定義とかも荒れそうなんだが

111名も無き変身者:2012/03/11(日) 10:41:46 ID:HLIbc3hk0
たぶん◆6r5Ga0lL6k氏もこういう事態になる可能性を考慮した上で「内容を変更するような矛盾点があったなら該当作品は破棄にしてください」と言っていると思う
修正して直す間拘束するのならいっそ破棄してフリーにしようと
だから待つ必要ないと思う

私見だが、◆6r5Ga0lL6k氏は「19話作ったけど通る話だけ通してくれればいい」と考えていなんじゃないかと
最初から否定されたらそれまでと割り切っているからこその>>96の発言だと思う

>>109
氏が言いたいことは分かるけど、言葉が攻撃的過ぎると思う(前々から薄々思っていたけど)
ともすれば他のロワや書き手を貶すような言い方は控えた方が氏のためかと
作品ならいざ知らず議論で反感買うような行動しても良いことないですから

あとこの場合「明文化されていないのは明文化する必要がないぐらい常識的な事柄」という論は苦しいと思う
氏はそう思っているかもしれないけど、そう思っていない人には揚げ足取りにしか聞こえないかもしれない
パロロワという分野だとなおさらだと思う

112 ◆7pf62HiyTE:2012/03/11(日) 11:13:08 ID:13/FSMmA0
>>111
常識的な事柄云々については事前議論の時に色々ルールを決める時に規制するまでもない常識の範囲については話し合う必要は無い、ケースバイケースで対応する旨の発言があります(念の為、この発言をしたのは僕ではありません。)。
その発言を踏まえるならばそこまで苦しい論でもないと考えています。
今回の件にしても実際に問題が起こった時にルールにないから認めるのではなく、ケースバイケースで対応するという流れになってはいますので。

とはいえ、自身の攻撃的過ぎる部分については思う所もあるので気をつける様にはします。

113名も無き変身者:2012/03/12(月) 09:35:36 ID:dH0lzI/20
>>109
>最低限認められるSSの定義についてですがこればかりは僕個人も決められるものではありません。
>どれぐらい書けばOKというものでもないと思っています。
>過去に投下されたSSの長さを参考に空気を読んで、としか言いようがありません。

この部分の二行目と三行目が既に矛盾してるよね
結局、長さを基準にSSかそうでないかを判断するんでしょ?
だったら空気読めなんて中途半端なこと言わずに数値設定すればいい

>1つのSSが通らない内に次のSSを予約&投下、それを十数回繰り返す。
>書き手とて完璧でない以上、1つのSSが通らない内に次のSSを予約するのは明文化されてはいないものの当然の如くNGです。

これが理由なのであれば、「SSの内容による破棄」ではなく
「投下そのものを無効」として扱えばいいんじゃないの?
で、今後同じような事態を防ぐために予約ルールに一文添えとけばいいでしょ

>全て破棄で決着でも良いのですが、このままでは納得されない方もいると思います。

たぶんだけど、「通しにできない」という点では意見は一致してる
ただ、短いからダメ、描写がないからダメって理由が、通さないためにでっちあげたとしか思えない
それだけが理由なら破棄じゃなく修正要求ですむんだし

問題は、通すかどうかじゃなく、通せないor通さない理由がなんなのかじゃないの?
この件は前例として残って、おそらく今後の破棄や無効の基準になるだろうから
とにかくダメなものはダメ、みたいな説明では不味いと思いますよ

114名も無き変身者:2012/03/12(月) 12:31:00 ID:w2RaNqtg0
>>113
数値設定しないのは『○○文字あるいは○○KB以上ならOK』という風にした場合、容量だけクリアしたけど内容的に不備があるSSが投下される事を懸念しての事じゃないのかな。
空気読んでというよりは、必要な内容を十分に描けていればそこまで長くなくてもOKという話だと思うけど。

それに書き手3人とも本心では破棄を望んでいるんだろうけど、みんな破棄ではなく修正要求から入っているはずだけど。
このまま破棄になった場合は、件の書き手が要請したにもかかわらず現れなかったからという理由になると思う。

115名も無き変身者:2012/03/12(月) 12:56:35 ID:dH0lzI/20
内容に不備があれば、それこそきちんと問題点を指摘して修正要求を出せば済む話でしょ

◆7pf62HiyTE氏以外の書き手氏の意見に基づけば
「本来ならば修正要求だが◆6r5Ga0lL6k氏の事前の申請により破棄」ということになるかもしれませんけど、
その場合は連続予約による投下という行為や内容の不備よりも
短さが最大の要因と読めるんですが、その解釈でいいですか?

それならそれでやっぱり、「短すぎたら問答無用でアウトです」ということの明文化は必要でしょう

◆6r5Ga0lL6k氏のSSよりも短いSSが採用されているロワもあります
あれがSSかそうでないかと聞かれれば、私はSSだと思います

書き手氏の総意による決定なのであれば別に破棄でかまいませんが
「この短さは常識的に考えてNG」とはいえないと考えます
あくまでも、「このロワではNGです」とすべき事柄ではないですか?

116名も無き変身者:2012/03/12(月) 13:02:03 ID:zXdylLsI0
>>115
明文化は必要なのかもしれないけど、ルールがガチガチだと困るという人もいるからなぁ。
こういうのはそれこそケースバイケースだと思うが。

117名も無き変身者:2012/03/12(月) 13:29:18 ID:2ZW4ubM20
もう作者本人も他の書き手も破棄と言っているから破棄でいいのでは
破棄理由は疑問が残るかもしれないけどこれ以上議論すると薮蛇になりかねない

118名も無き変身者:2012/03/12(月) 17:59:57 ID:jycPXoSUC
いくら書き手の総意とはいえ、理由を説明できない破棄っておかしいだろ

119名も無き変身者:2012/03/12(月) 19:15:31 ID:4NODKBx60
何か今日になってから破棄にするなと言っているけど……疑問を感じる気持ちはわかるけど、
破棄理由としては、『書き手が一切姿を見せずに指摘に応じなかったから』、それでもう十分じゃないかな。
SSに対して無責任、それは十分破棄に出来る範囲だけどなぁ。

120名も無き変身者:2012/03/12(月) 19:29:19 ID:Pj1pc3xg0
最初から駄目なら破棄でお願いしますって言ってるんだから、破棄なのは問題ないけど
駄目出しする理由のところで揉めてるんでしょ
短いから駄目、何もしてないから駄目――この辺の要求を取り下げてもらって、
予約が常識外れなので認められないって事にしたほうがスマートだと思う

121名も無き変身者:2012/03/12(月) 23:22:48 ID:UrFZZBTMC
>>119
破棄にするのであれば理由の説明が必要で、その理由次第ではルールとして
明文化する必要があるんじゃないかって話であって、破棄にするななんて誰も言ってないと思う

122名も無き変身者:2012/03/13(火) 00:46:38 ID:DBeHl7b.0
理由の説明ってちゃんと指定した期日までに書き手が反応しなかったから、そしてそれに対して明確な反対意見も出なかった。だから理由の説明としては十分だと思うが。
大体、既に指定された期日まで待ったのに反応がない以上、破棄確定で問題が無いと思うのだが。
他の書き手が口出ししないのは来ないのももうその提案でOKという意味じゃないのだろうか? 本当に破棄がダメなら他の書き手も反論していると思うが。

123名も無き変身者:2012/03/13(火) 01:08:55 ID:cRwqyoNU0
内容に不備のある(短すぎるというよりも必要な所が書かれていない)SSを書いた為、書き手数人が修正すべきだと指示した。
また、SSが通っていないにもかかわらず連続で十数ものSSを投下したのは無効だと指摘した。

だが、問題の書き手はそれから3日経過したにもかかわらず反応しなかった。
プライベートの問題があっても何時までも反応しなくて良い理屈にはならない。
その為、あと2日待って反応がなければ破棄というのを提案。

理由としては、『SS作者は投下したSSの不備を無くす努力を怠ったから』という事になるのではなかろうか?
ルールとして明文化しないのは明文化するまでもない事だから、事前議論でケースバイケースで対応する旨の発言があったから、これも明文化する事も無く今後もその時々に応じて対応する方向で良いのではなかろうか。

というかもうこれ以上は同じ事の繰り返しで決着が着きそうにない。
もう件の書き手が来ないから破棄で良いのではなかろうか。

124名も無き変身者:2012/03/13(火) 07:03:53 ID:n7TkZM/sC
このロワでは5行しかないようなものはSSとは呼びません
短文の投下は長文を投下している書き手の癪にさわる行為なので絶対にしないでください

最低でも一ヶ所は読者の目を引く面白いシーンを入れ、後続の書き手の手を煩わせないよう
その時に起こった出来事はひとつ残らず漏らさず書くことは必須です

その他、他の書き手の機嫌を損ねるSSは破棄になります
ここは1レス程度のSSが通るようなロワとは違いますので、面白い長文の書けない人は参加しないでください


もう、ルールにこれくらい書いとけよ

125 ◆7pf62HiyTE:2012/03/13(火) 08:11:51 ID:zRutMbjQ0
◆6r5Ga0lL6k氏からの反応がなかったことで該当パートは破棄・無効ということでよろしいでしょうか。

破棄・無効理由としては自分を含めた3人の書き手及び数名が問第があると指摘したにも拘わらず◆6r5Ga0lL6k氏本人が対応しなかったから。
指摘があったにも関わらず5日以上も全く反応しないというのは投下したSS作者として無責任です。破棄するには十分に値する理由だと考えています。

ルールへの追記の議論についてはこれ以上は議論スレの方で行うべきではないでしょうか。
ただ、自分の意見としては今回守るべき事は常識的な範囲内だと考えているので明文化の必要は無く今後もケースバイケースで対応すべきだと考えています。

他の書き手氏も含め皆様これでよろしいでしょうか?

126 ◆LuuKRM2PEg:2012/03/13(火) 09:20:26 ID:WsrgJI0g0
それで問題ないと思います。
◆6r5Ga0lL6k氏にも事情があるかもしれませんが、これだけ時間が経って反応がないのは流石にまずいと思うので。

127 ◆6r5Ga0lL6k:2012/03/13(火) 17:48:13 ID:wPfLfpwk0
このたびは拙作のせいで手間を取らせてしまってすいませんでした
思った以上に書き込めるまでに時間がかかり、反応が遅れてしまいました
事前にこのように遅れる可能性があるかもしれないと思ったので、
あらかじめ修正などの問題になるようなら破棄してくれるよう言っておいたつもりでしたが、どうやら上手く伝わっていなかったようです
それと予約の件ですが、今までロワは基本的にまとめwikiで読んでいたので気づきませんでした
ルールのページにもそれらしきものはなかったので、常識とは全く知りませんでした
何話も進んでいるキャラがいる中で登場話で止まっているキャラが何人もいたので、
少しでも動かしたほうが書きやすいのかと思ったのですが、長文でないと認めてもらえないということで余計なお世話でしたですね
今度はその辺りの事情を理解して、リベンジしようと思います

遅ればせながら改めて3/7に投下した作品の破棄を宣言します
もし流用したい方いればどうぞご自由にしてください

128 ◆7pf62HiyTE:2012/06/24(日) 00:03:38 ID:fE6f0bJU0
それでは、放送案投下期間となりましたので。僭越ながら当方から放送案を投下いたします。

129 ◆7pf62HiyTE:2012/06/24(日) 00:04:36 ID:fE6f0bJU0
 放送――一般的にはテレビ局やラジオ局等の送信所から受信装置へと受信されそこからモニターあるいはスピーカーを使い届けられるものである。
 だが、広い意味で言えば不特定多数に向けて送られる音声や映像等全てが該当すると言って良い。
 つまり、モニターやスピーカー、あるいはアンテナ等の装置にこだわる必要は無いという事だ――

 では、この殺し合いにおける放送はどのように行われるのか?
 舞台となる島は非常に広くたった1つのスピーカーでは追いつかず、森などが多い場所にスピーカーを配置するわけにもいかず、破壊される手間を考えるならばあまり適しているとはいえない。
 また、放送の為に飛行船を飛ばすというのも超常的な力を持つ者が多い状況ではリスクが大きい。
 首輪を使う――という手法が割と一般的だが、激闘で破損する恐れも無視できず、他にも必要な機能がある以上、その装置ばかりを肥大化させるわけにもいかない。
 更に言えば首輪を首ではなくソウルジェムに嵌められているパターンもあることを踏まえれば得策とも言えないだろう。

 では――俗に言う念話、つまりは頭の中に直接呼びかけるという手法ならどうだろうか?
 魔法少女達はその技術を習得しており仮面ライダーの技術力でも心で会話する術を身につけている故可能な手法だ、
 また、スピーカーという装置を必要とせず、直接呼びかけるという性質上、耳を塞ごうとも意識さえあればほぼ確実に情報を伝える事が可能だ――
 例えそれが、直視するには耐えがたい非情なる現実であったとしても――まず逃れる事は出来ない――



     ▼▽



 おはよう、そしてごきげんよう。
 私はシュラウド、今回放送を担当する者――
 何故、私がこちら側で放送を行っているのか疑問に感じる者もいるだろうけど、その問いに答えるつもりはないわ。
 この放送を聞いている貴方達がそれぞれ推測した上で判断する事――

 貴方達の目的が殺し合いへの優勝であれ、こちら側を打倒して脱出する事であれ、全く別の目的であれ、それは決して容易ではないわ――
 この放送による情報は今後における大きな鍵になる、それを忘れない事――


 まず、禁止エリアについての説明を行うわ。
 これから3時間後、8個のエリアを発動するわ、その場所は――


 7時に【C-8】
 9時に【I-5】
 11時に【E-2】


 以上よ、この情報をどう使うかは貴方達次第、
 次に、この6時間で脱落した者の名前を発表するわ――

 相羽ミユキ
 暁美ほむら
 池波流ノ介
 鹿目まどか
 来海えりか
 シャンプー
 ズ・ゴオマ・グ
 園咲冴子
 高町なのは
 照井竜
 巴マミ
 ノーザ
 速水克彦
 フェイト・テスタロッサ
 腑破十臓
 本郷猛
 三影英介
 ユーノ・スクライア


 以上、18人よ。これが多いか少ないか、その判断も貴方達に任せる――
 これで今回の放送は終わりよ。また6時間後、再びこの放送を聞ける事を願うわ――
 貴方達の目的がどうであれ、状況を打開する切り札は貴方達の中に――



     ▼▽



「――言われたとおり放送は流した。それから、私の事はシュラウドと呼びなさい」


 放送を終えたシュラウドに何者かが話しかける。


「何? ヒントを与えすぎている? 何故絶望を煽らないのか?
 彼等がこちらの言葉程度で動揺する様な弱い連中だと本気で思っているの? その程度で堕ちる様な連中など、こちらの言葉があろうと無かろうと簡単に堕ちるわ……
 それに、ヒントを与えたと言ってもあからさまな事は何も言っていない。さらに言えばこの情報が正しく使われる保証なんて何処にもないわ。
 想定外の悲劇を巻き起こす事だって……かつての私が犯した様に……勿論、貴方達はそれが望みだろうけど……」


 相手は更に問いかける。


「何か勘違いしているから今一度言っておくわ、
 確かに私は技術を提供はしている。だが元々私は既にゲームを降りた身であり戦いに介入するつもりはなかった。
 事情が事情だからこそこうして出てきたまで。それを忘れないで……
 私はこちら側にいるがお前達の味方というつもりはない。もちろん、積極的に向こう側に肩入れするつもりもないわ――」


 シュラウドは目の前の人物に対しても一歩も退かずそう答える。

130 ◆7pf62HiyTE:2012/06/24(日) 00:05:33 ID:fE6f0bJU0


「加頭順? さぁ、さっきから別室で引きこもったきり……あの男の考えている事に私は別に興味は無い」


 しかしその言葉は真実ではない――


「(冴子の死について思う所でもあったのかしら……園咲琉兵衛に対する牽制だけの為にあの子を保護したのだと思ったけど……あるいは……)」


 シュラウドの正体――それは園咲琉兵衛の妻にして園咲冴子、そしてフィリップこと園咲来人の母、園咲文音である。
 それ故、シュラウド自身にも冴子の退場については思う所がないわけではない。
 だが、シュラウドはそれを表に出すつもりはなく、先の放送でも一切動揺を見せなかった。
 あの日、琉兵衛そして園咲家と袂を分かち、来人を取り戻すと共に琉兵衛打倒を誓ったあの瞬間から――
 何れは娘達とも戦う事など分かっていたのだ――だからこそ今更母親面して嘆く資格などないし、そのつもりもない――


「それにしても想定外の自体が起こったわね。まさかこちら側が送り込んだ刺客ともいうべき彼女が早々に退場するなんてね……」


 シュラウドが言う人物はノーザの事だ。
 ノーザ本人は最後まで気付く事はなかったが、彼女には主催側が送り込んだ刺客としての立場が与えられていた。

 彼女への支給品を今一度考えてみて欲しい。彼女の手元にはソレワターセの実が2つ支給されている。
 ラビリンス時代の彼女ならば、超獣化する為にはソレワターセの実が必要であったがボトムによって蘇生されている彼女にはその必要は無い。
 つまり、本来ならば彼女にソレワターセの実が支給される筈が無いのである。
 そしてこれまでの本編を見ればわかるが、
 ソレワターセの実は1つでも強力な洗脳能力に加え、制限付きとはいえ周囲の物体は言うに及ばず参加者を取り込みその情報をダイレクトに入手する事が可能なのだ。
 そう、参加者に支給するにはあまりにも過ぎた力であるのだ。
 勿論、支給品は若干の作為はあってもある程度のバランスを考慮した玉手箱的なものでしかない。
 だが、元々の彼女の所持品である彼女にそれをそれも2つも支給するのは明らかにやり過ぎでは無かろうか?
 ほぼ死にかけに近い相羽シンヤにソレワターセの劣化版(厳密には違うが)ともいうべきナキワメーケのシンボルが1つしか支給されていない事を考えても彼女にその上位版ともいえるソレワターセを2つというのはバランス無視以外のなにものでもない。

 これが示すのは彼女が主催側からジョーカー、つまり殺し合いを促進させる役目を与えられていたという証明である。
 実際に彼女はその想定通り大きな成果を上げてくれた、ソレワターセがもう1つあった事を踏まえ今後も期待されていただろう。
 しかしその彼女は敗れ去り、貴重なソレワターセも全て消費された。言うまでも無く、この地にはもうソレワターセもナキワメーケも支給されていない。


「それでもある意味では自業自得……あれだけソレワターセの力を見せられていて警戒しない方がどうかしている……いうなればこの結果も必然、彼女も所詮は只の道化だったということ」


 そうシュラウドは語る。


「……貴方にとっては大した問題ではないみたいね。何しろ刺客はまだ他にいるのだから……」


 その言葉に相手は僅かに反応を見せる。


「……気にしなくても良いわ、私に貴方を咎める資格もなくそんなつもりなど毛頭無い……それとも違うのかしら?」


 シュラウドは言葉を進める。


「あの地にいる2人の娘……それも刺客では?」


 シュラウドもまた主催側を全て把握しているわけではない。だが、参加者の動向や情報からある程度の推測を立てている――


「サバーク博士――いえ月影博士とでも呼ぶべきかしら?」

131シュラウドの私が第1回放送をお送りしたら…裏方サバーク ◆7pf62HiyTE:2012/06/24(日) 00:07:14 ID:fE6f0bJU0


 その言葉に反応を示す白髪の男――


「さっきのお返しよ」


 これは裏方の物語――
 表舞台に上がる事の無い――
 それ故に今はまだ大した意味を成さない――
 だが、裏方なくして表舞台は成り立たない――
 そして――この舞台の謎を解くには裏を暴く事が必然となる――
 誰も知り得ない真実の物語――真実の姿を――



     ▼▽



「(照井竜……貴方も散ったのね……)」


 一人シュラウドは退場者の1人、照井竜へ想いを馳せる――
 息子への愛からくる復讐の為とはいえ、ウェザー・ドーパントという悪魔を生み出し多くの人々を哀しませ、照井竜の家族を犠牲にし照井の人生を狂わせた事に良心の呵責はある。
 確かに照井はシュラウドにとって琉兵衛を倒す最大のカードだったし、結果として彼の復讐心を利用していた。しかし最初からそんなつもりだったわけじゃない。
 いや、もしかすると、それだけの犠牲を出したからこそ彼女自身退く事が出来なかったのだろう――
 それはきっと、十何年も前に幼馴染みである鳴海荘吉をスカルの力を与えた時からずっと――
 余談だが、この地で暁美ほむらがスカルに変身した時ほんの少し荘吉がスカルに変身した時の事を思い出していた――


「(あの時、貴方は言った――)」
『今から証明してやる、オールド・ドーパントを倒し闇の力に打ち勝つのが憎しみなんかじゃないという事を……俺達3人で』
「(貴方達はその言葉通りそれを成し遂げ見事に証明した――サイクロンアクセルエクストリームにならず、WとAの力で……)」
『もう貴方は……誰も傷付ける必要はない……俺達が園咲琉兵衛を倒す、仮面ライダーとして』
「(そして私は何もしないと約束した……もっとも、その約束はこうして破ってしまったけど……)」


 だが、その照井も退場している。しかも照井を仕留めたのはある意味では闇の体現者なのだ。
 これは照井の言葉が間違いだったという事を示すのか――


「(それでも貴方の答えは変わらないわね……そう、あの戦いで証明されたのは貴方の言葉だけじゃない――)」


 先のオールド・ドーパント戦において、Wの片割れである左翔太郎はオールド・ドーパントの力で老人化しており戦える状態では無かった。
 オールド・ドーパントの力は琉兵衛の変身するテラー・ドーパントの力と似ている、その事情もありシュラウドはその力への耐性を持たない翔太郎に価値を見いだしていなかった。
 元々、翔太郎がフィリップと共に仮面ライダーWになったのも偶然によるものでしかない事もあり、シュラウド自身は翔太郎がWであるべきだとは思っていなかった。

 だが、あの戦いでもまともに戦えない筈の翔太郎は何とかWに変身した。
 Wはフィリップと合わせなければその力を発揮しない。老人化しているにもかかわらず、それをやってのけ照井の変身したAを見事に援護したのだ。


「(そう、左翔太郎の力も証明された……そして……)」


 仮面ライダーエターナルこと大道克己率いるNEVERとの戦いにおいて、
 フィリップを奪われ、エターナルの力により仮面ライダーの力であるガイアメモリの力を失い最大の危機に陥りながらも、翔太郎は運命的に導かれたT2ガイアメモリ・ジョーカーをその手に、照井と共に戦い最終的に大道達を打倒した。


「(その名の通りあの男が切り札となった……何の力も無い、荘吉と違いハードボイルドになりきれない半熟卵……ハーフボイルドのあの男が……最後の切り札となって……)」


 今現在、翔太郎はダメージを受けながらも未だ健在だ。
 無論、彼のいる市街地は危機的状況が迫っており、次の瞬間には無残な死を迎えても不思議では無い――
 つまり、切り札は失われる――否、


「(切り札は彼だけでは無い……あの地にいる者達全てがこの状況を打開する切り札になり得る……それでも……)」

132シュラウドの私が第1回放送をお送りしたら…裏方サバーク ◆7pf62HiyTE:2012/06/24(日) 00:08:34 ID:fE6f0bJU0


 だが、それは等しく希望を意味するわけではない。切り札=ジョーカーという名が示す通りそれは時に最強最悪のカードともなり牙を向く――


「(切り札だけでは決して勝てない――)」


 更に――クリアしなければならない問題は数多い、無論殺し合いに乗った敵対勢力を全て打倒しなければならないのは言うまでも無くそれは決して平坦な道では無い。
 また、仮にそれを成し遂げても首輪を解除しなければどうにもなりはしない。


「(もっとも、それ自体はそこまで難しいものでもない――答えが分かった上で悪魔の力を使う勇気さえあれば十分に可能――技術者すら必要ないわ――でも)」


 他にも問題はある、今現在シュラウド達のいる主催陣の本拠地にたどり着かなければ打倒すら不可能だ。
 そして仮にそこに辿り着いても――


「(そう、連中はもう1つ最強最悪のカードを握っている……来人だけじゃないのよ……)」


 主催側の戦力と戦わなければならない。
 その筆頭となるのは加頭ことユートピア・ドーパント?
 それとも、サバーク博士?
 いや、その程度ならシュラウドもそこまで言葉にしない――ここまで警戒するという事は――


「(気付いている? 来人と連絡を取れた所で検索が十分に行えない事を――
 考えてもみなさい、検索能力に介入できる者が早々いると思う? そう――)」


 某所にて――1つの卵がある――
 刷り込みという言葉を知っているだろうか?
 孵化した雛鳥が最初に見た者を親と思う現象である――
 この卵もそれと同じ――
 つまり、孵化した後、最初に見た者の忠実なしもべとなる――
 そして、卵に眠る人物は地球の本棚に介入できるもう1人の人間にして、
 シュラウドこと文音と琉兵衛のもう1人の娘にして冴子の妹、同時にフィリップこと来人の姉、園咲――


「(若菜……彼女も連中の手中にあるのよ――)」


[全体備考]
※主催側に【シュラウド@仮面ライダーW】、【サバーク博士@ハートキャッチプリキュア!】、【園咲若菜@仮面ライダーW】の存在が確認されました。
※シュラウド及び若菜の参戦時期は劇場版(A to Z)以降です。
※若菜は今現在すりこみタマゴ@らんま1/2に囚われています。

133 ◆7pf62HiyTE:2012/06/24(日) 00:09:38 ID:fE6f0bJU0
投下完了しました。
禁止エリアが既に入っていますが、これは僕が禁止エリアを指定するならの意見ですので、違う場所及び時間にして欲しいのであれば対応いたします。

ポイントとしては
・放送担当はシュラウド、加頭はある理由から別室に引きこもったきり。
・放送は念話に近いシステムで行われる。
・裏方にサバーク博士、及び若菜の存在を確認。
・シュラウドが語る様々な伏線と解説。

何か問題点や疑問点等があればご意見の方お願いします。
可能な限り(禁止エリアの場所と時間の変更、一部描写の修正など)此方でも対応致します。

134 ◆LuuKRM2PEg:2012/06/24(日) 09:49:22 ID:WsrgJI0g0
これより、自分も放送案を投下します。

135 ◆LuuKRM2PEg:2012/06/24(日) 09:51:13 ID:WsrgJI0g0

 現在時刻、午前六時。
 漆黒の闇に覆われていた殺し合いの舞台となった孤島に、ようやく日の光が差し込んできた。あれだけ煌いていた星達の光も太陽の前では飲み込まれるしかなく、空の色がゆっくりと青で染まっていく。
 冷たい空気は清々しくなっていき、呼吸をする全ての人間に気持ちよさを感じさせるかもしれない。しかし、この世界はそんな優しい世界ではなかった。
 それを象徴するかのように、全てのエリアの上空に映像が映し出される。それらの映像は全て立体的で、所謂ホログラフィーと呼ばれる三次元映像だった。

「ご機嫌よう、参加者の諸君。この度は六時間という長きに渡る時間をよく生き残ってくれた。それについてはおめでとうと言っておく……おっと申し遅れた、私の名はサラマンダー。訳あって、この企画の協力者を務めさせて貰っている。以後、よろしく」

 映像に映し出されている背丈の高い男の声は首輪から発せられている。そのおかげで、例え放送を行っている男の姿が見えなくとも内容だけは把握出来た。
 炎のように赤い髪はウェーブがかかっていて、右目だけは白い仮面のような物に覆われている。黒いシルクハットと仕立てのいいスーツ、それに胸元に飾られた宝石のような緑色のブローチからは、紳士という雰囲気を醸し出していた。
 その男、サラマンダーは不敵な笑みを浮かべながら一礼し、そのまま言葉を続ける。

「さて、この島に集められた66人で行う生き残りを賭けた戦いを、君達はどう乗り越えただろうか? これより、オープニングの際に加頭順が予め告げた放送の時間に入る。
 君達は分かっているかもしれないが、これから呼ばれるのは戦いの勝敗を分ける禁止エリアだけでなく、諸君らの大切な知人も含まれているかもしれないから心して聞いてくれ。
 聞きたくなければそれでも構わないが、その結果どうなろうとも我々は一切の責任を負わないから、そのつもりでいて欲しい」

 そうして、サラマンダーによって呼ばれていく。
 この殺し合いに集められて、無情にも生き残る事が出来なかった者達の名前が。

「相羽ミユキ、暁美ほむら、池波流ノ介、鹿目まどか、来海えりか、シャンプー、ズ・ゴオマ・グ、園咲冴子、高町なのは、照井竜、巴マミ、ノーザ、速水克彦、フェイト・テスタロッサ、腑破十臓、本郷猛、三影英介、ユーノ・スクライア
 以上、18名だ。戦いが始まってまだ六時間しか経過していないと言うのに、これだけ進んでいるとは流石の私も驚きだ……みんな、よく頑張ってるじゃないか」

 やや大げさに両目を見開きながら、サラマンダーは言葉を続ける。

「それから続いて、禁止エリアを発表しよう。念の為に行っておくが、メモに残しておいた方がいい。うっかり聞き逃して、それが原因で負けてしまっては目も当てられないからな……
 それでは、発表する。七時に【B−10】、九時に【E−5】、十一時に【I−5】……以上、三つだ。どうか、気を付けたまえよ」

 それから数秒の間を空けたサラマンダーは、不敵な笑みをそのままに最後の言葉を告げた。

「そして、最後に君達へのちょっとしたボーナスがある事を教えてあげよう。もしも君達が勝ち残るのならば、午前十一時から地図で目立って描かれている全ての施設に君達の移動に役立つある物が用意される。
 それさえあれば、遠く離れた施設まで一瞬で着けるだろう。何が用意されるのかは、見つけるまでのお楽しみだ……それでは参加者の諸君、健闘を祈る」

 そうして、サラマンダーの姿はこの世界より消滅する。
 殺し合いの第二幕は、こうして始まった。





 一切の光が差し込んでこない暗闇の中を掻き分けるように、サラマンダー男爵は歩いている。長きに渡る間、キュアアンジェによって封印されたからこのような場所は慣れていると思ったが、この闇は見ているだけで気分が悪くなった。
 砂漠の使途の王、デューンが持っていた威圧感を遥かに上回っており、ここにいては一秒先の命すらも保障されないと嫌でも思い知らされてしまう。尤も、逃げ出す事なんて出来るわけがないが。
 やがて歩を進めるサラマンダー男爵の前に、この殺し合いの案内人である加頭順がその姿を現す。

136第一回放送 ◆gry038wOvE:2012/06/24(日) 09:53:11 ID:FFfJQo0g0
ただいまより、放送案を仮投下します。

137第一回放送 ◆gry038wOvE:2012/06/24(日) 09:53:41 ID:FFfJQo0g0
被った!スミマセン

138 ◆LuuKRM2PEg:2012/06/24(日) 09:54:11 ID:WsrgJI0g0

「ご苦労様です、サラマンダー男爵」
「加頭君……こういう事は慣れてないので少し不安だったが、何か不備があったかね?」
「いえ、上出来ですよ。我々が指定する条件を全て満たしてくれたのですから」

 順は労いの言葉をかけてくるが、その表情は能面のように感情が感じられないので胡散臭いことこの上ない。それどころか、あのデューンが嫌う『心』という物が欠片も感じられなかった。

「脱落者、禁止エリア、そしてボーナスの正体を隠す……これで充分です」
「そのボーナスとやらで、反撃される恐れはないのかな?」
「いえ、あの首輪がある限りは不可能ですよ……ボーナスの前で役割以外の何を願おうが」

 ボーナスとは、サラマンダー男爵の生きる世界とはまた別の世界に存在する、時空魔法陣という物らしい。詳しいシステムは知らないが、その上に乗れば行きたい施設まで一瞬で行けるようだ。しかしあくまでも施設間の移動であって、特定のエリアに飛ぶ事は出来ないらしい。
 だが、サラマンダー男爵にとってはどうでもよかった。

「それではサラマンダー男爵、引き続きエクストリームメモリの監視をお願いします。私はこの辺りで失礼させて頂きますので」

 そう言い残すと、用件は全て伝え終えたからなのか順は背中を向けて闇の中に溶け込むように消えていく。彼の動作がまるで血も涙もないロボットのように思えてしまい、サラマンダー男爵の警戒心が更に強くなった。
 無論、それを表に出すつもりはない。向こうが最低限のコミュニケーションすら取る気がないのなら、こちらも積極的に関わるつもりはなかった。今は順から頼まれた、園咲来人という少年が閉じ込められたエクストリームメモリの監視を続けるしかない。
 気に入らない連中ではあるが、それと同時にあまりにも強大でおぞましすぎる。だからサラマンダー男爵は順の言葉に従わざるを得なかった。
 一体何時から、私はこんなに不甲斐なくなってしまったのか……自嘲するように溜息を吐きながら闇の中を進むサラマンダー男爵は、その耳で足音を察知する。
 振り向いてみると、薄汚れた白衣を身に纏った眼鏡の男が不敵な笑みを浮かべていた。箒のように逆立った金髪は闇の中では酷く浮いているが、決して輝いてはいない。
 慇懃無礼という言葉が似合う笑顔を向ける男、ニードルの前でサラマンダー男爵も同じような表情を浮かべた。

「これはこれはニードル君、私に何か用でもあるのかな?」
「クク……サラマンダー男爵、貴方も中々酷いお方だ。この状況にいても、まだそのような態度でいられるとは」
「何?」
「キュアムーンライト……月影ゆりと言いましたっけ? 彼女はとても面白い事をしてくれましたね。仮面ライダーと同じ正義の使者でありながら仲間を殺すとは、素敵な余興ですよ」
「……ッ」

 その名を出された事で、サラマンダー男爵の表情はほんの少しだけ歪む。その瞬間、彼は自身の迂闊さに後悔してしまった。
 こうして感情をむき出しにしてしまったせいで、ニードルの笑みが余計に邪に染まってしまったからだ。

「おや、貴方ともあろうお方がどうなされたのです? まさか、彼女がキュアマリンを殺した現実を未だに受け入れてないのでしょうか?」
「……それが彼女の意思ならば、私は何も言わないさ。参加者である彼女達がどうしようが、ゲームマスターである我々は基本的に干渉しないのが、マナーではないのかな?」
「それもそうですね。いやはや、これは失敬」
「それよりも、君こそいいのかな? タイガーロイド……いや、三影英介という男は君の仲間だったと聞いたが」
「あんなガチガチの思想家、私とて愛想を尽かしています。むしろ、一文字隼人には感謝しなければなりませんよ……いい厄介払いをしてくれたのですから」
「そうか。ならば君は私に負けないくらいの薄情者だね」
「お褒め頂き、光栄に存じ上げます」

 サラマンダー男爵が何を言っても、ニードルが動じる気配はない。
 むしろ、サラマンダー男爵の反応を楽しんでいるかのように、ニードルはニタニタと吐き気を催すような笑顔をずっと向けていた。

139第一回放送 ◆LuuKRM2PEg:2012/06/24(日) 09:55:16 ID:WsrgJI0g0

「それにしても、まさかあの本郷猛も早々と敗れ去るとは……いやはや、この戦いは私の予想を遥かに超えている事態ばかり起こりますよ。まあ、あのゼクロスすらも凌駕しかねない参加者がこれだけ集まったのですから、今更驚いても仕方がありませんが……!」

 一言一言が紡がれる度に、目の前の怪人に対する嫌悪感が募っていく。
 加頭順とはまた違うベクトルで不愉快極まりない男で、できるならばこの場で捻り潰してやりたい。しかしここで騒ぎを起こすなんて愚か極まりないし、何よりも無駄な争いはサラマンダーの主義に反する。

「もういいかな? 私はそろそろエクストリームメモリの監視に戻らなければならないからね」
「これは失敬。余計な時間をかけさせたようですね……ただ、最後にもう一つだけ」
「まだ何かあるのかな?」
「あまり妙な事は考えない方がいいですよ。我々を束ねているあのお方の恐ろしさは、貴方自身がご存じでしょうから」

 それだけを言い残すと、ニードルは再び闇の中へと消えていった。
 何を今更、なんてサラマンダー男爵は口にするつもりはない。ここで余計な事を言ってはニードルに付き合わされて無駄に時間を浪費するだけでなく、気分が更に悪くなってしまう。そうなるならここで別れた方が遥かにマシだった。
 やはりデューンや順、それにニードルのような内面の読めない輩はどうしても好きになれないとサラマンダー男爵は思う。何故、BADANという組織を裏切って主催者に加担したのか。そしてその果てに、ニードルは何を得ようと考えているのか。
 だが、そんな事を気にしても仕方がないと思ったサラマンダー男爵は、エクストリームメモリが封印されている場所に歩を進める。

「それにしても、まさか君が砂漠の使徒と似たような道を進むとはね……驚いたよ、キュアムーンライト」

 かつて必死にサラマンダー男爵を説得したプリキュアの一人、月影ゆりが褒美目当てにこの殺し合いに乗ってしまい、来海えりかの命を奪った。その直前に起こったデューンとの戦いを考えればそれも仕方がないかもしれないが、サラマンダー男爵を驚かせるには充分だった。
 そして、その事実を知ったサラマンダー男爵の心に、得体の知れないざわめきが生まれている。失望か、怒りか、恨みか、悲しみか……その正体は、彼自身にもわかっていない。
 ただ、確かな事は一つだけ。キュアムーンライトがキュアマリンを殺したという事実を受け入れる事を、サラマンダー男爵の心は抵抗していた。無論、それに意味などないのは彼自身承知しているが。

「他のプリキュア達……それにルー・ガルーが今の君を知ったら、さぞ嘆くだろうな」

 そう呟くサラマンダー男爵の顔は、何処か寂しげな雰囲気を放っていた。



【全体備考】
※主催側には【サラマンダー男爵@ハートキャッチプリキュア!】及び【ニードル@仮面ライダーSPIRITS】がいます。
※サラマンダー男爵の参戦時期は劇場版終了後で、ニードルの参戦時期は少なくともBADAN脱走後からです。


【ボーナスについて】
※午前十一時より、地図上に書かれた全ての施設(志葉屋敷、翠屋、ホテル、灯台、冴島家、グロンギ遺跡、廃教会、警察署、中学校、風都タワー、図書館)付近に【時空魔法陣@仮面ライダーSPIRITS】が設置されます。具体的な場所は、後続の書き手さんにお任せします。
※時空魔法陣で移動できるのはあくまでも施設間であって、首輪がある限り施設のない特定のエリアに移動する事は出来ません。

140 ◆LuuKRM2PEg:2012/06/24(日) 09:56:47 ID:WsrgJI0g0
以上で投下終了です。
ボーナスや禁止エリアなどについて、何かご意見がありましたらお願いします。
そして◆gry038wOvE氏、大変失礼致しました……

141『第一回放送』 ◆gry038wOvE:2012/06/24(日) 10:04:23 ID:FFfJQo0g0
先ほどは失礼しました(汗)
では、改めて投下します

タイトルも被ったので、区別のために『』でくくります。
投票の際は、gry版とか書いてもらえれば、よりわかりやすいと思います。

142『第一回放送』 ◆gry038wOvE:2012/06/24(日) 10:04:59 ID:FFfJQo0g0
「ピンポンパンポ〜ン♪」


 放送を鳴らすうえで、最もベターとも言える、あの軽快な音が鳴る。
 音にせずとも、既に多くの人には文字でも伝わるほど単調だったが、少なくとも喪に服すべきこの場には似つかわしくなかった。
 いや、似つかわしくないからこそ、余計に恐怖を煽るものとなったのかもしれない。
 まあ、何にせよ、これを読んでいる人間の多くは────この他いくつものバトルロワイアルを見届けた者たちは────、この音を知っているだろうし、既に恐怖の音と認識するくらいに感覚が麻痺しているかもしれない。


 このバトルロワイアル、最初の放送が響く──────



【】



「皆さん、おはようございます。最初に申しあげたとおり、六時間ごとに当局から放送を行います。
 お忘れだった方のために、一分間だけメモの準備を行うための時間を取るので、既に準備を行っている方は少しだけ待ってください」



【】



 ……音に方角もないような放送であった。しかし、その肉声とは程遠い言葉やエリア中に響く大きな音の感じから、加頭順はマイクを使っているのだろうとわかる。どこかにスピーカーがあるのだろうか。
 スピーカーから漏れる加頭の声は淡々としていた。────が、その一分の間、彼も多少の動揺はしていたのだろう。

 これから読み上げる名前の一つに、彼にとっても無視できないものがあったのだ。
 とはいえ、まあここで「彼女」が亡くなったのもまだ仕方のないことといえる。
 大局的に見れば、この戦いはおおよそ元締めの計画とおり進んでいる。だから、計画の一端に過ぎない彼は、黙っているしかない。
 第一、彼一人が歯向かったところでどうにもならないこともある。
 無論、彼の冴子に対する執着は、それで割り切れるものではないのだが、まだ彼は彼女の命を諦めきってはいない。彼女は死んだが、それでも生還の可能性はゼロではないと思っていた。



 それでも、一分間だけ深呼吸をした。
 その音は、スピーカー越しには聞こえず、参加者の誰も、彼の想いなど知ることもなかっただろう。



【】



「──────それでは、第一回放送を始めます。

 まずは、残念ながらこの六時間で退場となってしまった死亡者の発表です。五十音順に発表するので、名簿の上から見て行ってください。
 人数も多いので、発表は一度だけとなります。準備はよろしいですか? 
 …………それでは、発表します。

 相羽ミユキさん、暁美ほむらさん、池波流之介さん、鹿目まどかさん、来海えりかさん
 シャンプーさん、ズ・ゴオマ・グさん、園咲冴子さん、高町なのはさん、照井竜さん
 巴マミさん、ノーザさん、速水克彦さん、フェイト・テスタロッサさん、腑破十臓さん
 本郷猛さん、三影英介さん、ユーノ・スクライアさん

 以上18名、残り生存者の人数は48名です」



【】


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