したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

唯「はい、和ちゃん」 和「ありがとう……ってこれボツネタ?」

182いえーい!名無しだよん!:2016/08/10(水) 00:47:44 ID:9Nk/JtMM0

「素敵な人だよ。カッコいいし、頭もいいし、優しいし。
スポーツだって万能で、ロマンも分かってくれて、乙女心を理解してて。
とにかくっ、王子様みたいな人なのっ」

 自分の言葉で陶酔したのか、律の瞳が蕩けてゆく。
だが、言っているうちに含羞が込み上げてきたらしい。
慌てたように強く言い切って、話を切り上げていた。
それでも『王子様』という羞恥に値する表現を使う辺り、
余韻から冷め切ってはいないのだろう。

 感情を忙しく往来させる律の姿に、澪の胸が騒いだ。
具体的な”誰か”を思い浮かべているように見えてならない。
本当に、彼氏が居るのだろうか。

「へー。で、その王子様って、何処の学校の人なのー?」

 問う唯の顔には、意地の悪い笑みが浮かんでいる。羨ましいくらい、余裕の表情だ。
澪とは違い、唯は律の言う事を虚言だと断じているらしい。

「何だよー、興味津々に次々と訊いちゃってぇ。
唯ってば飢えてるみたいだしっ。言っとくけど、あげないんだからなー」

「貰わないよ。ていうか、盗らない為に訊いてるんだよ。
そんなに濡れしてくれる人なら、りっちゃんの彼とは知らないまま、
好きになっちゃうかもしれないじゃん?
私って疼いて痒くなっちゃうと、くぱぁ、止まれない止まらないからね。
でも特徴が分かってれば、好きになる前にブレーキ掛けれるでしょー?」

 目の下を窪ませた挑発的な笑みとともに、唯が言う。
溢れた皮膚が瞳を押し上げ、眼孔が山形の弧を描いていた。

 澪はその唯の表情に、眼窩に入った鎌を見た。
それは友人を茶化す目付きではない。
獲物を甚振る眼だ。

183いえーい!名無しだよん!:2016/08/10(水) 00:48:47 ID:9Nk/JtMM0
「ふんだ。彼は唯なんかに靡かないよーだ。私以外の子に興味ないもん。
ただ、言いたくないってだけ。だって、恥ずかしいし」

 唯の首から上の全ての相貌に、満足そうな笑みが浮かぶ。
──ふーん。言いたくないんだ?言えないんじゃなくて?──
そう顔に書いてあるかのようだ。

 律の反論を苦し紛れの言い訳とみて、尻尾を出させた気分で居るのだろう。
具体的な話を厭う態度は、嘘の露見を恐れる者に共通する態度でもある。
澪とて律以外の者を詰問する状況であれば、唯と同じ認識を持ったかもしれない。

 ただ、澪は律の性格を知悉している。
少なくとも律の態度を、虚言の説に蓋然性を付す材料だとは見ていない。
律は羞恥を感じると、途端に逃げの態勢に移る所があった。
先程、恋人を褒めていた最中、急に話を切り上げた態度にも表れている。

「へーえ。言いたくないんだ。恥ずかしいから?
彼とか言ってるけど、親友の私達に、名前も教えてくれないのかなぁ。恥ずかしいから?
あずにゃんや、りっちゃんは勇気がないよねぇ」

 唯が同意を求めた相手は、傍らで意地の悪い笑みを浮かべている梓だった。
加勢する気配を漂わせている彼女が、唯に便乗しない訳がない。

「唯先輩の言う通りですよ。よくそんな恥ずかしがりやが、彼氏なんて作れましたね」

 勇気がなく、恥じらいやすい──そう、澪も律に対して、唯や梓と同じ認識を持っていた。
律から日々受ける言行織り交ぜた接触の数々に、
澪は友情では収まらない思いを感じ取ってきている。
交尾に誘う雌の雰囲気をさえ、察した事もあった。
だが、その誘惑に乗る動きを見せた途端、律は積極的な雰囲気を引っ込めてしまう。
澪は律のそういった態度を、勇気がない故だろうと見立てていた。
モーションを仕掛けても相手が食い付いた途端、怖気付いてしまうのだろう、と。

「そんな事ないし、勇気ならあるんだからぁ。変な勘違いすんなよぉ」

184いえーい!名無しだよん!:2016/08/10(水) 00:49:55 ID:9Nk/JtMM0
 唯や梓に向けられた律の反論が、澪の見通しへと直撃する。
律に対して抱いていた印象など、澪の自意識過剰が齎した勘違いかもしれないのだ。

「意気地なし」

 澪は誰にも聞かれないよう、小声で呟いた。
律が積極的な態度を翻す度、胸中で彼女を責めてきた言葉だ。
律は自分を愛していると、信じて疑わなかった日々に戻りたい。
澪はその思いを、胸中に留められなかったのだ。

「へー、勇気、あるんだ?じゃ、当然デートの時とかも、積極的にイっちゃてるよねぇ?
恥ずかしがったりしてないよねぇ?」

「ふんだ、唯ったら、がっついた発想しかできないんだから。
私はそんな飢えた獣みたいな事しないよーだ。
私から行かなくても、彼の方がちゃんとリードしてくれるし」

 一瞬で唯の顔から色が消え、冷たい瞳が律を見下ろす。
失言を悟ったのか、律は慌てて目を逸らしていた。
反論に躍起になる余り、唯を怒らせると怖いという事さえ忘れていたらしい。

「獣?へー、彼氏が居て飢えない渇かない人の言う事は違うねえ。
私、なんか、すっごい惨めな気分になっちゃったなー。
まあ、でも、本当の事なら、我慢してあげてもいいけど」

 奥に闇を覗かせた丸い穴に見据えられ、律は縮こまってしまっている。
それでも唯は容赦する事なく、押し殺した低い声を律の頭上へと降らせていた。

 哀れな律を見ていると、助けてやりたくなってくる。
一方で、律が本当に恋人を作ったのならば、もうそれは自分の役目ではないのかもしれない。
二つの思いが澪の胸中で鬩ぎ、決断と行動を遅らせた。

「ねぇ。りっちゃんの彼って、りっちゃんをどんな風に扱ってくれるの?」

185いえーい!名無しだよん!:2016/08/10(水) 00:51:04 ID:9Nk/JtMM0
 葛藤を決着させられない澪に代わって、紬が穏やかな声を割り込ませていた。
尤も、緊張を緩和するだけが介入の目的ではないだろう。
純粋な好奇心も多分を占めているに違いない。

「お姫様みたいに扱ってくれるよ。でもね、時々サディスティックになっちゃうの。
恥ずかしい事もやらせてきたりして。りーっ」

 唯に射竦められていた態度から一転、紬に答えた律は全身で羞恥を表現していた。
真赤になった顔が両手で覆われ、椅子から浮いた両足は交互に激しく振り動く。

「馬鹿?」

 冷徹な声を放つ唯の双眸は、冷たい瞳から冷めた目に変わっている。
律の返答に憧憬の眼差しを向ける紬とは対照的だった。
紬の介入は、彼女自身の好奇心を満足させるだけの結果に終わったらしい。
唯と律の対立を緩和するには、効を為していなかった。

 だが、澪は律と唯の諍いそのものよりも、律の紬に対する返答が気に掛かっている。
律は考える素振りも見せずに即答していた。
元からあった願望を述べたに過ぎないのか、
それとも本当に実在の人物を思い浮かべたのか。
無論、前者だと思いたい。だが、不安が弱気を呼んで、澪の心は後者の可能性に慄いた。

「で、そのデートなんですけど。具体的に、どういう事しているんですか?」

 紬が満足しても、梓は追及の手を緩めない。
執拗で容赦のない所は唯に似ている。
澪も律を詰問に処してやりたい所だが、直截に聞いて絶望を手繰りたくはなかった。
問者の列には連ならず、関心のないよう装って成行きを見守る。

「どんなって。口で言うと難しいけど。色々あるっていうか。
とにかくっ、映画みたいなデートなのっ」

 律は歯切れの悪い言葉を並べた後、小さく叫んで返答を打ち切っていた。
滑らかな口振りで紬に答えていた先程の余裕は、
もうその小さな体から失せてしまっている。

186いえーい!名無しだよん!:2016/08/10(水) 00:52:26 ID:9Nk/JtMM0

 或いは、と澪は思う。余裕を失くしている者は、他ならぬ自分自身でないのか、と。
律の所作の逐一を、恋人の存在や不在に結び付けて考えてしまっている。

 一方、梓は淀む律の返答を虚言の証左と捉えたらしい。
吊り上った瞼と口元に宛がわれた両手が、梓の内意を明晰に描出していた。
糾弾の形を醸す梓の嘲笑に、律の身が竦む。

「ぷっ。映画みたいなデートですか。律先輩らしいですね。
ああ、そういえば。もうすぐ律先輩の誕生日でしたね。
その日も、やっぱり映画みたいなデートするんですか?」

「勿論だしっ」

 律は間髪を容れずに答えた。

 そう、律は今月に誕生日を迎える。
当然の事ながら、律はその特別な日を恋人と二人きりで過ごすのだろう。
──自分の知らない律が居る。
澪にとってそれは、現実味を伴わない喪失感だった。

「誕生日に彼氏とデートかぁ。いいなぁ」

 紬の声も現実から遊離しているが、澪と違い憧憬の高揚に満ちていた。
彼氏を嫉む澪と、律を羨む紬の相違なのだろう。

「うん、がっついている身としては、ご相伴に与りたいくらいだよ。
ねぇ、りっちゃん。
そんな飢えた私に、オナネタ提供するくらいの勝者の余裕は勿論見せてくれるよねぇ?」

「えっ?」

 唯の品のないスラングが理解できなかったのか、
或いは言い回しから真意を汲み取れなかったのか。
律の返した促音には、怪訝の念が籠もっていた。

187いえーい!名無しだよん!:2016/08/10(水) 00:53:23 ID:9Nk/JtMM0
「だからー、当然私にそのデートを見せてくれるよね?って事だよー。
いいよね?」

 唯は直截に要求を突き付けているが、額面通りにデートを見たい訳ではないだろう。
彼氏が居るのなら見せろと言っているのだ。

「まぁ、素敵。私も見たいなー」

「ええ、お二人に同感です。律先輩、見せてくれますよね?」

 弾む紬の声を追って、梓が畳み掛ける。
紬に他意はないだろうが、梓の意図は明らかだった。
意を通じる唯に、加勢しているのだ。

「いや。見せないよ。二人っきりで過ごしたいし」

 律の返答に、澪は安堵していた。
律が自信に満ちた態度で承諾したのなら、恋人の存在はいよいよ蓋然的となる。
律が渋っている限り、不在に縋る権利は留保されるのだ。

「邪魔なんて野暮しないよー。遠くから見てるだけだから、さ」

 唯が一度断られた程度で、要求を撤回する訳がない。
特に今回は、彼女の矜持が刺激されているのだ。
折れるまで執拗に迫るだろう。

「絶対嘘だ。っ。唯の言う事なんて信じないもん」

 律の中には、まだ唯に対する恐怖心が残っているのかもしれない。
律は唯に対する不信を述べる直前、思い切るような間を置いていた。

「じゃあ言っちゃうけど、こっちも信じられないんだよね。
彼氏が居るって事も、胸のサイズの自己申告も。
うん、見えない見えない、彼氏が居るようにも、胸がそんなにあるようにも」

 嘘だと決めて掛かる口調で、唯が律を煽る。

188いえーい!名無しだよん!:2016/08/10(水) 00:54:39 ID:9Nk/JtMM0

「胸だって嘘じゃないし。脱ぐと凄いんだぞー」

 そう言って律が胸を突き出した。
突き出る円錐の鋭角が、周囲の布地を張らせている。
鈍角の膨らみを盛り上がらせ、周囲の布地を弛ませている紬や唯とは対照的だった。
見目の差は、申告された数値で比すよりも開いて見える。

 だが、澪にとっての関心事は、胸のサイズではなく所有者だ。
可愛らしく尖る律の胸が、知らない誰かの手によって蹂躙されているのかもしれない。
考えるだけで、澪の胸は焦燥に掻き回された。

「そうなの?じゃあ、脱いで見せてよ」

 一方、唯は恋人の件から胸の件に関心が移ったのだろうか。
唯は恋人の有無で論われた事に立腹していたはずだ。
にも関わらず、唯は自分から話を逸らしている。不自然だった。

「なっ。何言ってんだよぉ、そんな恥ずかしい事、できる訳ないもんっ」

 律は顔に朱の条を走らせて喚いていた。
羞恥で溢れ返る律の頭には、警戒を喚起するだけの余裕はないのだろう。

「またそれ?
男が居るって話も、胸のサイズ水増しも、恥ずかしいの一言で逃げるの?
いやいや、絶対にどっちかは証明してもらうよ。
じゃないと、りっちゃんの事、許せないな」

「許すも許さないも、ないんだからぁ。唯にそんな事言われる筋合いないし。
信じられないなら、勝手に疑ってればいいじゃんか」

 言い募られて拗ねたのか、言い返す律は唇を尖らせていた。
胸に関しては律の言う通りであると、澪も思う。
唯も含め自分達とて、胸のサイズは自己申告のみで証左など示していない。
律にだけ真である証明を求める道理はなかった。

189いえーい!名無しだよん!:2016/08/10(水) 00:55:53 ID:9Nk/JtMM0
 だが、恋人の件は事情が異なってくる。

「いやー、りっちゃんには証明する義務があると思うなー。
あー、義務じゃなくて、何て言うんだっけ?道義的責任?
まぁそんな感じのが、りっちゃんにはある訳よー」

 唯は換言すべき単語を探すように、眉間に指を添えていた。
だが、それとて律を嘲弄する為の、大仰な仕草に過ぎないのだろう。
訝る律に注がれる唯の目元は、獲物を甚振る余裕に満ちているのだから。
唯は始めから、適当な言葉を持っていたに違いない。

「何さ。勿体ぶっちゃって。言いたい事あるなら、暈してないで言えよなー」

「暈す?そっちこそ惚けないで欲しいなぁ」

 唯が乱暴な仕草で髪を掻き上げ、勢いでヘアピンが飛んだ。
落ちた前髪が右目に被さるが、唯は気にした様子を見せない。
対する律は、唯の剣幕に怯えて首の根を縮ませていた。

「りっちゃんってさぁ、私の事、胸を揉ませる相手も居ないだの、
がっついてるだの、果ては飢えた獣だのと散々に言ってくれてたじゃん?
自分は男が居る前提で私を嘲罵したんだから、
当然、居る事を証明しなくちゃならないと思わないかなぁ?」

 鬼気迫らせて凄む唯の声が、低く響く。
唯は律を怯えさせつつも、狡猾に被害者の立場で振る舞う事も忘れていない。

「だって、それは唯が胸の事を言ったからだし」

 対する律は弱い。
抗する声も小さく、唯を刺激しないようにとの細心が読み取れた。

 助けてやりたい。だが──弱く小さな律を守る役目は、誰が帯びているのか。
その思考を払えず、澪は動けなかった。

190いえーい!名無しだよん!:2016/08/10(水) 00:57:03 ID:9Nk/JtMM0
「うん。だから、胸が本当に大きい事を証明したら、許してあげるって言ってるんだよ。
いや。それじゃ足りないな。ご自慢のお胸を、皆に見て貰おうねー。
ほら、そこの窓からさ。裸体晒してくれたら、許してあげるよ」

 唯が掛け声に合わせ、左後方を親指で示す。
部室の入口となるドアの正面に配され、唯の席と食器棚の間に位置する窓だ。
夏の日差しを室内へと注ぎ込むその窓に、部員の視線が注がれる。

「そんな恥ずかしい事なんて、できっこないよ。
皆に見られちゃうよぉ。りーっ」

 自分の裸体に注がれる数多の視線を想像したのか、
律は赤面した顔を両手で覆って呻いた。
激しく首を振る仕草からも、恥辱に占められた彼女の脳裡が見て取れる。

「へぇ?友達を侮辱する事は躊躇なく出来ても、
自分にとって恥ずかしい事はできないんだ?
それとも私なんて、友達じゃないのかなぁ?」

 唯の追い込みは徹底していた。
梓が黙っている理由は、今の唯に加勢しても足手纏いにしかならないと悟ったのか。
それとも、唯の追及が度を越していると思い始めたのか。
何れにせよ、梓の存在感は霞んでしまっている。

「唯ちゃん、言い過ぎよ」

 見かねた様子で、紬が割って入った。
見かねた様子──紬は言葉を放つ直前、澪を一瞥している。
何故助けてやらないのか、そう責めているような視線だった。

 一言も声を挟まない澪に、紬は不審よりも怒りを覚えているらしい。
一方、唯や梓は発言しない澪に怪訝を抱いたとしても、それを態度に表しはしないだろう。
律に寄る事の多い澪が黙っている限り、下手に触る益など彼女達にはない。

191いえーい!名無しだよん!:2016/08/10(水) 00:58:25 ID:9Nk/JtMM0
 そして律。彼女にとって、
自分は既に庇護を求める対象ではなくなっているのかもしれない。
だから、声を掛けようともしてこないのか。

「唯は友達だもん。友達なのに、唯こそどうしてそんな意地悪するの?」

 紬の加勢で勇を得たのか、律が抗議の声を上げた。
澪など頼りにもしていない。

「別に意地悪なんてしてないよぉ。
だって、そんなに胸を見せるのが嫌なら、デートを見せてくれればいいじゃん?
どっちも恥ずかしくて嫌なら、友情よりも羞恥心を守りたいって事でしょ?
私なんか、友達として見てないって事でしょ?」

 強引に迫る唯を見て、澪にも彼女の狙いが分かってきた。

192いえーい!名無しだよん!:2016/08/10(水) 01:03:34 ID:9Nk/JtMM0
>>179-191
ここまで本文を書いて、導入部を全面的に書き直しました。
唯律の対立構造を先鋭化させると、決まった結末へ向かわせるのが困難になる為です。

一応、書き直しを決める前に、この後どう続けようか考えていた構想があるのですが、下記。

193いえーい!名無しだよん!:2016/08/10(水) 01:05:58 ID:9Nk/JtMM0
(でも友達じゃないなら、何処までもできる。公開胸晒しだって)

私言ったよね、本当の事なら我慢できるって。それとも我慢しなくていいの?

(友達なら、友情を証明して)


(唯の意図を察する澪。より避けたい事を持ち出す事で云々。)

 夏休み故に人は少ないが、それでも部活に出ている者は散在している。
間違いなく、衆目を引くだろう。

(SNS云々で律の裸がアップされるのは、美しいものだからいい事。
それで実害あるなら、自分が守ってやれる。でも恋人じゃないなら、守れない。)





 唯はデートを見せるかの二択だと言い、友情を証明しろと言う。
友達じゃないなら非情な報復もできてしまうから。
 それは脅迫だと察する澪。
唯は律がデートを見せない限り、服を剥いで裸体を晒させるつもりなのだと。
 胸を見せるかデートを見せるかの二択に追い込まれ、承諾してしまう律。
(香港の件は、澪の回想、若しくは後日に回すかも。)


(
 唯が、彼氏を見せるように言う。
紬も素敵、とか言う。律は恥ずかしいと断る。隠していたのもそれが理由。

 彼氏が居るようには見えない。胸があるようにも見えない。と唯や梓。
対して、脱ぐと凄いと言う律。
「じゃあ脱いでみろ」を誘発し、後々律が脱ぐ伏線とする。
恥ずかしいと断る律。唯or梓は両方とも見せられず、その言い訳も同じ恥ずかしい。
嘘を吐くなら、もっと上手に吐けと律を煽る。平常心を取り戻していく唯梓紬。
「さっきから恥ずかしい恥ずかしいって、りっちゃん、そればっかりだよねー。
肝心な部分は、全部恥ずかしいで」
 その後、
「脱ぐか彼氏を見せるか、どっちか選べ。両方有耶無耶の言い逃げは許さない」
みたいな状況になってしまい、デートを見せる事を承諾せざるを得なくなる律。
疑われている二つの発言を両方とも逃げ切る事はできない、みたいな。
)

194いえーい!名無しだよん!:2016/08/10(水) 01:17:33 ID:9Nk/JtMM0
>>193は本文の後に備忘録的に書いておいたもの(所謂、自分だけが分かればいいメモ)
をそのままペーストしたので読み難い上に意味不明かと思われます。

勿論、ちゃんとしたプロット類は別にあります。
こうして書き始めたはいいものの、粗筋段階で決めていた結末に到着させるのが難しそうなので、
書き直しと致しております。

実はこの後にも、分岐に迷って保留しておいた没(Ver2)も眠っております。
そちらは本筋が上手くいったので、途中で止まっている以外は本編と特に代わり映え無く眠ったままですが。

Ver3で結末まで書きましたが、推敲で変わった部分もございまして、
最終的にはVer4を原稿として連載・投下しております。

そういった中、冒頭で終わったVer1だけが大幅に異なっておりましたので、供養させて頂いた次第です。

それでは失礼します。

195いえーい!名無しだよん!:2016/08/10(水) 18:55:14 ID:tQNEeWTA0
若干律の口調が気になった


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板