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唯「みんなで1レス投下をしようよ!」
482
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/08/09(日) 06:18:48 ID:Pf6PHQCE0
律「最近透視能力に目覚めてな」
梓「早く目が覚めるといいですね」
律「私あっち向いてるから、このノートに絵でも言葉でも好きなものを書きたまえ」
梓「……でもそういうの、透視とか本当にできたらおもしろそうですよね」サラサラ
律「書けたら閉じて、私に見えないように」
梓「はい、いいですよ」
律「……ふんふん、ふーん、ほーん」
梓「なにか見えますか?」
律「うーん、ごはん……」
梓「残念、違います」
律「ごはんと、たまご焼きとハンバーグ、いやミートボールかな……」
梓「……ん?」
律「弁当はもうちょっとよく噛んで食べたほうがいいぞ」
梓「ちょ、待って! 見るな!」
483
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/08/09(日) 21:58:56 ID:OrwgTXqA0
>482
律「最近透視能力に目覚めてな」
梓「早く目が覚めるといいですね」
おもしろい。毎週たのしみにしてます。
484
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/08/16(日) 06:17:17 ID:NIKROGWo0
唯「はうあう〜……」
和「頭痛?」
唯「今日の私はいつもの私じゃないのです」
和「そんな風には見えないけど」
唯「長い付き合いなのにぃ! ほらここ」ペシペシ
和「うん、頭?」
唯「ほらいつもほら、ここがピタッとほら!」
和「……ああ、ヘアピン? どうしたの?」
唯「もう! すぐ気付いてよー!」
澪「あれ? 和、メガネどうしたんだ?」
和「今日は試しにコンタクトにしてみたの」
澪「へえ、どんな感じ? 怖くなかった?」
和「そうね、まだちょっと慣れないわね」
唯「あの、ごめん」
和「気にしてないわ」
485
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/08/16(日) 06:17:53 ID:NIKROGWo0
梓「わ、おっきいトラック」
憂「ドラッグ!?」
純「トラックでしょ。タイヤもでっかいなー」
憂「大麻!?」
梓「タイヤだってば」
純「トラックと普通の車ってやっぱ運転の感覚違うのかな」
憂「ドラッグと普通のクスリ!」
梓「普通の車! “ク”しかあってないって!」
憂「そういうの、話だけでも危ないよ、だめだよ」
梓「危ない話してるのは憂だけだよ」
純「ほら、あっちの駐車場にトラック停まってるでしょ」
憂「注射!?」
純「音はあってるけど」
憂「あってる!」
梓「あってないって!」
486
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/08/16(日) 06:19:00 ID:NIKROGWo0
唯「おーいしー」
律「ほーひひー」
紬「それ、唯ちゃんのマネしてるの?」
唯「えっ、私こんなんなの?」
澪「そんなんだよ。こう、両手でカップ持って」
紬「唯ちゃんいつもこうやってるよね」
梓「そうですね、いつもこういう感じで飲んでます」
唯「みんなしてマネしてー」
紬「今日はみんな唯ちゃんね」
唯「もうどうにでもするがいいよ」
梓「こう見比べてみると、みんなちょっとずつ違いますね」
律「この中だと……梓が一番似てるな」
澪「逆に唯のはちょっとわざとらしいっていうか」
唯「えー、そう? こうだっけ?」
律「もっと本物よく見ろって」
梓「ほらこうですよこう!」
澪「アゴ引けアゴ!」
487
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/08/16(日) 17:14:38 ID:/uWoIqkI0
>>485
憂ちゃんいいね!
488
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/08/16(日) 23:59:56 ID:97MB/lq20
いつの間にかお手本=本人じゃなくなってるww
489
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/08/21(金) 06:22:26 ID:xgNW8exg0
澪「100ml中2.5g未満で微糖だって」
律「そもそも100mlとか2.5gとか言われてもわからん」
紬「カップ一杯が150ccくらいで、ティースプーン一杯で5gくらいよ」
律「いつもはどれくらい砂糖入れてんの?」
紬「スプーン一杯より少ないくらいかな」
律「微糖くらいか……今日は試しに二杯入れてみるか」
紬「二杯ね。みんなはどうする?」
梓「私はいつもと同じ、一杯でお願いします」
澪「私は砂糖いいや」
律「無駄なあがきを」
紬「微糖と無糖ね」
唯「私は一杯だけ」
紬「唯ちゃんも微糖」
唯「カップで一杯」
紬「砂糖ね」
490
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/08/21(金) 06:23:06 ID:xgNW8exg0
唯「おいしいやつおいしいやつ!」
律「私にも私にも!」
紬「はいは〜い」
梓「もういい加減にしてください! ここ軽音部ですよ!」
唯「あずにゃん大爆発」
澪「でも梓の言うとおりだ。最近はお茶が九割に練習が一割くらいだぞ」
律「数字にするとひどすぎるな」
唯「さすがに楽器がかわいそうだね」
梓「じゃあ練習ですね!」
澪「よかったな」
唯「おやつ〜♪」ジャカジャカ
律「私も〜♪」ドコドコ
紬「どうぞ〜♪」テレレー
梓「そうじゃないんですよ!」
491
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/08/21(金) 06:24:00 ID:xgNW8exg0
澪「サプライズってただ驚かせるだけじゃなくて、こう、嬉しくて驚くみたいな」
唯「じゃあすっごくおっきなケーキとか」
紬「生まれ年のワインとか」
唯「おっきなケーキの中に生まれ年のワインとか」
紬「生まれ年のワインを開けたら大きなケーキが入ってるとか」
澪「どういうことなんだ」
律「そもそも高校生がワイン貰って喜んでいいのか」
澪「ワインはともかく、大きいケーキだったら用意できるかも」
紬「食べきれないくらいの?」
唯「食べきれなくて困ってるところにサプライズゲスト! 憂!」
律「それ憂ちゃんが困るだけだろ」
澪「まあ律の誕生日までまだ時間あるし、続きはまたあとで考えよう」
律「なあ、ちょっといい?」
澪「どうした?」
律「なんで私呼んだ?」
492
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/08/30(日) 06:19:44 ID:sEhlr6o60
紬「田井中さん、あなたが、あなたが犯人だったんですね」
律「なんだって? どうして私が梓を……証拠は?」
紬「それに関してはこちらの秋山さんに証言していただきます」
澪「梓がその……殺された午後四時頃、律が部室から出てくるのを見たんだ」
紬「そして現場に残された遺留品から田井中さんの指紋が検出されました」
和「ちょっと待って。午後四時頃なら、澪は私と一緒に図書室にいたはずだけど」
紬「……いたはずなの?」
律「とんだ目撃者だな! 指紋もなにかの間違いなんじゃないか?」
唯「ねえ、教室で和ちゃんにノート見せてもらってたのが四時じゃなかったかな」
澪「ほ、ほら見ろ! 私の証言が正しいんだ!」
憂「お姉ちゃんと一緒に職員室に行ったのが午後四時なんですけど」
さわ子「その時間は職員室にいたけど誰も来なかったはずよ」
紬「どうやら誰かが嘘をついているようね……」
純「あー、四時頃っていうと、憂と梓と一緒にラーメン食べてた時間ですね」
梓「はい、ちょっと小腹が空いて」
紬「一体誰が中野さんを……」
493
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/08/30(日) 06:21:00 ID:sEhlr6o60
紬「秋山さん、あなたが、あなたが犯人だったんですね!」
澪「なんの話ですか」
紬「昨日の夜、どこにいました?」
澪「夜は家にいました」
紬「それを証明できるような人は?」
澪「いません」
紬「昨日の夜分遅く、刃物のようなものを持ったあなたのような人が、
ベランダのような場所から侵入しそうなのを目撃したような人がいるようなんですよ」
澪「え、はあ」
紬「現場のような場所に、揉みあったときに外れたようなボタンのようなものが」
澪「なんですかこれ」
さわ子「どのような感じ?」ガチャ
紬「知らない、わからないで押し通すようです」
さわ子「強情なようね」
澪「あの、ちょっとふわふわしすぎてて」
さわ子「どう? カツ丼のようなものでも食べる?」
澪「なんですかそれ」
494
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/08/30(日) 06:22:00 ID:sEhlr6o60
紬「平沢さん、あなたが、あなたが犯人だったんですね」
唯「ちちちちちち違っ、ちが、みんなのケーキなんて食べてないよ」
紬「ケーキを食べる唯ちゃんが監視カメラに映ってたのよ」
唯「うむむ……面目ない……」
澪「監視カメラの映像見てもいい?」
唯『わふー』パクパク
律「こりゃ見事に食べてますな」
澪「あっという間に全員分完食した」
唯『』ゴソゴソ
律「お、これ別のケーキ出してますね」
澪「持ってたならまず自分のを食べろよ」
唯『ふぅ』プフー
律「ちょっとキツそうだけど完食したぞ」
澪「また別のケーキが」
唯『うぐ……』ゴクゴク
澪「お茶で流し込んでるな」
律「また別の……どんだけケーキあるんだ」
唯『うっぷ……』モグ…
澪「おい、大丈夫か」
律「なんだこのひとり大食い大会」
495
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/09/06(日) 06:05:58 ID:KeSzF84I0
律「なんかあそこのショッピングモール完成したらしいじゃん。なんていったっけ、あの」
澪「ああ、なんだっけあの……土曜にでもみんなで行ってみようか」
紬「ごめんなさい、今週は家族で出かけることになってて」
梓「すみません、私もちょっと……」
律「あー、んじゃ来週か」
澪「あ、来週は親戚が遊びに来ることになってて」
律「再来週だと土曜日はもう予定入っちゃってんだよなー」
澪「じゃあ日曜?」
唯「ごめん、私その日は一日中ゴロゴロすることになってて」
律「四人もいるとなかなか予定合わないなー」
唯「ねー」
496
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/09/06(日) 06:07:00 ID:KeSzF84I0
唯「ねえ憂ー、蚊に刺されたー」
憂「蚊がいるの? やだなあ。あ、かゆみ止めあるよ」
唯「ううん、かゆくはないんだよね」
憂「そうなの? じゃあよかった、のかな……」
唯「むしろ痛いんだよね」
憂「よくなかった! ねえ、蚊じゃないんじゃない?」
唯「いやあ、蚊だね。間違いないよ、ほら」
憂「たしかにこの腫れ方は蚊っぽいけど……」
唯「間違いないというか、蚊だと思うというか、蚊であってほしいというか……」
憂「ああ、まあ、知らない虫よりは蚊のほうがいい……かも……」
唯「ねー……ん? あ、あっ! だんだんかゆくなってきたー!」
憂「本当!? じゃあ蚊だったんだ! よかったあ!」
唯「やったー! かゆいよー!」
憂「よかったねお姉ちゃん!」
唯「蚊、最高!」
497
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/09/06(日) 06:08:00 ID:KeSzF84I0
律「ムギと唯来るまでしりとりでもするか」
澪「ん、いいよ」
律「じゃ澪が勝ったら部長の座をやろう」
澪「え、いいよ」
律「よーし、ポン菓子!」
澪「あ、いや、承諾のいいよじゃなくて……」
律「承諾、く、クレープ! “ふ”でも“ぶ”でもいいぞ」
澪「待ってってば、部長とかいいから」
律「部長! くっそ澪がやる気だ……う、う……?」
澪「もう詰まるの!? えっと、そういえば合宿楽しかったなあー」
律「え? ああ、海で……海!」
澪「みりん! ふう、これで終わりだな部長」
律「みりん風……“う”で攻めてきやがったな……」
澪「ああもう! ほらポテチの!」
律「ポテチ……う、うすしお!」
澪「黄金! 律が部長でいいから」
律「黄金律ときたか……」
澪「違うって!」
律「つ……だめだわからん……」
澪「もっとがんばってよ部長になっちゃう!」
498
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/09/13(日) 06:13:15 ID:WTAgKb860
憂「部活まだ迷ってるなら、こういうのとか参考にどうかな」
梓「部活診断? へえ、やってみようかな」
純「なにそれ? 混ぜて混ぜて」
憂「じゃあ第一問。計画を立てるのが好き」
梓「好きっていうか、まあ、YES」
純「んー、立てはするけど好きってわけじゃ」
憂「直感よりもデータを重視する」
梓「うーん……YES」
純「どっちかというとNO」
憂「これで最後だよ。メロンパンが大好き」
梓「え、なにその、え、NO?」
純「好き」
憂「じゃあ梓ちゃんがBで、純ちゃんがDで……」
梓「一途で真面目なあなたには軽音楽部がおすすめ」
純「素直で情熱的なあなたには軽音楽部がおすすめ」
憂「出題を担当したあなたには軽音楽部がおすすめ」
499
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/09/13(日) 06:14:00 ID:WTAgKb860
唯「……あ、もしもし澪ちゃん? 今って平気?」
澪「うん平気、なに?」
唯「本当に平気? 明日テストとかじゃない?」
澪「え、違うけど……次のテストって中間が来月だろ?」
唯「明日とかじゃないんだよね? 大丈夫だよね?」
澪「うん……どうしたの?」
唯「急に部屋の掃除したくなって……」
澪「うん……? すれば?」
唯「だってほら、掃除したくなるときって大体テスト前だし……」
澪「大丈夫だってば」
唯「部屋の掃除始めた途端にテストの予定が早まったりしないかな……」
澪「しないから掃除しろよ」
唯「気付いてないだけでもうテスト中だったりしないかな……」
澪「もう掃除したくなくなったんだろ」
唯「テストがないとわかった途端これだよ……」
500
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/09/13(日) 06:15:00 ID:WTAgKb860
唯「カブトムシをわらしべでパワーアップ!」
憂「ツノ長っ!」
梓「わあ! なんですかそれカッコイイ!」
唯「うむ、このカッコよさがわかるなら、これはあずにゃんにプレゼントしよう」
梓「いいんですか!? 今えっと……こんなものしかないですけど!」
憂「わらしべが二本」
唯「よーし、これでハサミムシをトングムシにしよーっと」
憂「せめてクワガタにしようよ」
和「そのわらしべ、よかったらこっちのわらしべ四本と取り換えてくれない?」
唯「え、いいけど、なんで?」
和「ちょうどこれくらいの長さのわらしべが欲しかったの。ありがとう、じゃあね」
唯「ふーむ、あっという間に一本が四本に。これが噂のわらしべ長者……?」
憂「ちょっと間違ってるし、なんだか悪い予感がするよ」
純「なんの理由もないですけど、このわらしべ3840本とそっちの四本、よかったら交換しません?」
憂「ほらひどいのが来た」
501
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/09/17(木) 21:33:05 ID:Nb5Qz7kg0
どれも水準以上。
無理にしりとりを進めようとしてるのも好き。
502
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/09/20(日) 06:40:45 ID:xCKq3aPM0
唯「このドア、ギィギィ言う」ギィー
澪「建て付け悪くなってきたな」
唯「ねね、どうかな、ドア、新しい部員に」ギッ
律「どうもこうもねえよ」
唯「ギター、ベース、キーボード、ドラム……ドア」ギィ
梓「ガスコンロ叩くのに比べれば、まあ……」
唯「騒がしくも耳障りなドアソロ」ギギギィ
澪「耳障りじゃだめじゃん!」
紬「ライブの時はどうするの?」
唯「ね、どうしよう? 中継?」ギィ
律「でも大事なメンバーをひとり置き去りってのはちょっとなあ」
唯「わかった! ずっとここでライブすればいいんだよ!」
澪「ああ……いや、しかし根本的な解決策とは」
紬「やっぱりドアを持ち歩けるようにして」
梓「……いつの間にかドア加入してません?」
503
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/09/20(日) 06:41:20 ID:xCKq3aPM0
律「……あ、もしもし、澪? 今どこ? 家?」
澪「うん、家にいるよ」
律「悪いんだけどさ、傘持ってきてくれない?
近くなんだけど急に雨降ってきちゃって……」
澪「うん、まあいいけど」
律「やった! さすが澪! 毎日寝る前に拝むからな!」
澪「なんだよそれ……で、どこにいるの?」
律「家」
澪「は?」
律「家」
澪「は?」
律「家にいたら雨降ってきちゃって」
澪「もう切っていい?」
504
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/09/20(日) 06:42:48 ID:xCKq3aPM0
律「砂漠なめてた」
澪「女子高生二人で来るところじゃなかったな」
律「本当にな……。お? な、ちょ、見ろあれ! オアシスだ!」
澪「やった! 水だ水だ!」
律「って砂じゃねーか! 幻だ!」
澪「うう……。う? あ、あれは! 今度こそオアシスだ!」
律「やった! 水だ水だ!」
澪「って砂だこれ! もうやだ、水ーっ!」
律「お、おい、あれ、あれ自販機じゃねえ!?」
澪「やった! いろはすいろはす!」
律「って幻だよちくしょう! ああもう暑いな!」
澪「ねえ律、あの自転車押してる人、あれってアイス売りじゃない!?」
律「おっちゃん! 一本くれおっちゃん!」
澪「って幻だ! そんな気はしてた! はあ、せめて日陰に入りたい……」
律「なあ、見ろよ向こうのあの青いの、あれコンビニだろ!?」
澪「砂漠のほっとステーション!」
律「ってオアシスかよ!」
澪「コンビニどこ行ったコンビニ!」
律「からあげクン!」
505
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/09/20(日) 19:58:54 ID:JJYZGHXE0
毎回ハズレがない。日曜が楽しみです。
506
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/09/23(水) 06:14:52 ID:XnfBWi9.0
唯「机……ああ、机ぇ……」グデー
梓「なんですかだらしない」
律「澪なんかほら見てみろ! 背すじピンとして!」
澪「ん?」
梓「目もパッチリして!」
律「髪もサラッとして!」
梓「制服もピシッとして!」
律「メガネもクイッとして!」
澪「メガネ?」
梓「日射しがギラッとして!」
律「めまいがクラッときて!」
梓「蕎麦屋にフラッと入って!」
律「日本酒クイッとひっかけて!」
澪「待って?」
507
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/09/23(水) 06:16:21 ID:XnfBWi9.0
律「ムギと唯、もうちょっとで来れるって」
澪「二人来るまで三人で合わせない? 確認したいとこあるんだ」
梓「やりましょうやりましょう! どこですか?」
律「えー? 来るまで待ってりゃいいじゃん」
澪「サビのとこだけだから」
律「しょうがねえなあ」
澪「あぁカミサマお願い 二人だけの」
唯「Dream Timeくだーさい☆」ガチャ
律「まさかの本人登場」
憂「お気に入りのうさちゃん抱いてー」ガチャ
梓「続いて偽物登場」
紬「今夜もオヤスミ♪」ガチャ
梓「さらに漬物登場」
さわ子「ふわふわターイム」ガチャ
梓「今度は干物が!」
律「お前つまみ出すぞ」
508
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/09/23(水) 06:17:50 ID:XnfBWi9.0
律「なんだっけ、デス、いやダイモス? フォボス?」
唯「あの人に聞いてみよっか。ちょっといいですか?」
紬「はい?」
律「山中さわ子が所属してたバンド名なんですけど、フォボスだったかダイモスだったか」
紬「ええと……あ、向こうに知り合いがいるので、聞いてきますね」
律「すいません、わざわざ」
唯「やたら親切な人だね」
紬「ねえ梓ちゃん、山中さわ子って人、知ってる?」
梓「さわ子……あ、ダイモスのですか?」
紬「そうそう、それが聞きたかったの! ありがとう!」
梓「いえ、なんかお役に立てたようで」
澪「あの、ちょっといいですか?」
梓「はい?」
澪「さっき話してるのが聞こえて……山中さわ子ってデスデビルじゃなかったですか?」
梓「そうでしたっけ……? ダイモスだと思ってたんですけど……」
澪「ダイモスは衛星で……あ、すみません、山中さわ子って知ってますか?」
律「ん? ああ、ダイモスの?」
梓「ほら! やっぱりダイモスですよ!」
澪「あれ……? デスデビルだと思ったんだけど……」
律「あー、思いますよねー。でもダイモスなんですよ、これが」
509
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/09/27(日) 06:46:32 ID:k4OZKYGA0
紬「部長会議の内容によっては、クーラーが設置できないかもってこと?」
唯「えー! 絶対欲しいよ、クーラー」
澪「よし、会議のリハーサルでもしておくか」
律「なにそれ、なんで?」
澪「反対意見を予想して、その答えを用意しておくんだ」
律「なるほど! それいいじゃん!」
梓「じゃあ会議だから……議長ですかね。誰がやるんですか?」
澪「……ムギ、どう?」
紬「私はちょっと、プレッシャーが……唯ちゃんどう?」
唯「うっ、持病の複雑骨折が……ぶ、部長!」
律「いや私はほら、今回ほら、そういうんじゃないし、その……梓やるか?」
梓「でも後輩の立場で議長ってちょっとあの、その、やっぱり澪先輩が適任じゃ……」
澪「無理無理無理無理、胃がもう……」
律「そもそも部長会議に出るってだけでキツイわ……」
唯「あきらめよっか、クーラー……」
510
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/09/27(日) 06:48:00 ID:k4OZKYGA0
梓「はい、新歓でライブ見て、あ、ライブよかったです」
澪「ありがとう」
紬「ギターはいつから?」
梓「小四からですね。両親の影響で」
律「大型新人だぞ、唯!」
紬「ご両親、音楽が好きなの?」
梓「あ、ジャズバンドやってて、それでちょっとステージに立たせてもらったり」
律「え、ジャズバ……お、おおー」
紬「ステージって、大人に混ざって?」
梓「はい。ジャンゴの再来とか呼ばれてました」
澪「ねえ、結構すごい子みたいだけど、こんな軽音部で大丈夫かな、この子」
紬「そうね、でも本人がいいなら……」
律「あの、中野さん、ここ軽音部だけどいいの? ジャズ研とかもあるけど」
梓「いえ、大丈夫です」
律「そっかあ、大丈夫かあ」
紬「そうだ、ジャズ研といえば、たしか去年のフェスで」
澪「ああ、うんうん、そう、たしかトロフィー貰ったって」
律「そうそう、ジャズ研すごいぞお、うちのジャズ研は、なあ唯?」
梓「いえ、大丈夫です」
律「そっかあ、大丈夫かあ」
511
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/09/27(日) 06:49:25 ID:k4OZKYGA0
紬「澪ちゃんがいなかったら、ご一緒にポテトも買っちゃってたかも」
澪「私もひとりだったらアップルパイ買っちゃってたかも」
純「なによこの女! ねえどういうこと!?」
梓「待って、違うんだってば、これは……そう誤解だって!」
澪「おっと、修羅場……」
紬「まあ大変……と、ごめんなさい、家から電話が……」ピリリリ
澪「ああ、じゃああっちの席にいるから」
紬「すぐ戻るね」
澪「うん」
唯「あ、澪ちゃん! 澪ちゃんもバーガーチャレンジしにきたの?」
澪「え、いや、今ムギとそこで……ていうかなにそのハンバーガーの山……」
唯「前は17個目でギブアップしちゃったけど、でも今日は絶対20個食べきるんだ!」
澪「え、この、20!? これ、ひとりで……?」
唯「よーし、顔洗ってくる!」
澪「ちょ、あの、待って」
紬「お待た……なあにこのハンバーガー? ねえどういうこと?」
澪「あ、これはさっき唯が……」
紬「一緒にダイエットしようって、二人でがんばろうって、あんなに、私……」
澪「待って、違うんだよ、これは……そう誤解だって!」
唯「あらやだ、修羅場」
512
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/09/27(日) 06:52:25 ID:k4OZKYGA0
自分のスレじゃないのでレスしてないですけど感想とか励みになってます
ありがとうございます
513
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/09/27(日) 18:09:42 ID:3ccTFMtk0
お世辞抜きでめちゃおもろいよ。毎回このクオリティ保ってるのほんとにすごい。いつもたのしみにしてる。
514
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/09/29(火) 22:33:38 ID:.tQPLYxM0
このスレのクオリティには正直嫉妬する
515
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/09/30(水) 18:14:56 ID:OcWj.NOs0
あんまりレスしないけど見てる人は多い…と思う
516
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/09/30(水) 19:16:47 ID:Kyd2uGow0
毎回更新を楽しみにしております。
517
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/10/04(日) 06:55:59 ID:Coi2Ee4g0
律「なあ優等生、千円貸してくんね? すぐ返すからさあ」
梓「オラ早く出せよ」
澪「ど、どうぞ……」プルプル
律「悪いな」
梓「へへへ、律さん今日はどうするんすか」
律「ちょっとゲーセンでも顔出してくっか」
梓「いっすねいっすね!」
律「軍資金も入ったしなあ」
梓「あれさっきの千円どうしたんすか?」
律「ん、あれ、どっかいった」キョロキョロ
梓「えっ、ちょ、失くしたんすか?」キョロキョロ
律「あいつの右ポケット」
澪「えっ? うわほんとだ! いつ!?」
梓「すげー! しかもちゃんとすぐ返した!」
律「ははは」
518
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/10/04(日) 06:57:00 ID:Coi2Ee4g0
澪「そういえばママが……」
梓「ママ?」
澪「お、お母さ……そう、ママが。ママはママだろうママ?」
梓「いいんですけど……あと私ママじゃないですけど……」
澪「そうだよ、みんなママって呼べばよかったんだ。
みんなママだからママもママのままでいいよね、ママ」
紬「ママを隠すにはママの中というわけね」
律「なに開き直ってんだよ」
唯「違うよ、澪ちゃんは目覚めたんだよ!」
さわ子「おやつ」ガチャ
澪「あっ、ママ」
さわ子「マ、え、私……? 澪ちゃん……?」
澪「今から練習するからママは見てて。ママたち準備して」
さわ子「澪ちゃんったら、学校では先生って呼びなさいって、いつも言ってるでしょう?」
梓「うわあ、さわ子先生の中のなにかも目覚めちゃった」
519
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/10/04(日) 06:58:35 ID:Coi2Ee4g0
和「お邪魔するわね」ガチャ
唯「あ、和ちゃん。どうしたの?」
和「特にこれといって用はないんだけど……」
澪「なんか珍しいな。いつもは唯とか、生徒会の用事とか」
唯「まあゆっくりしていきんさい」
紬「お菓子用意するね」
梓「律先輩、これひょっとしてあれじゃないですか? なにかの視察とか……」
律「なるほど抜き打ちで。ありうるな」
梓「今のうちにポイントを稼いでおきましょう」
澪「ちょっと待ってて、イス用意するよ」
律「いやいや、和さんにはこっちの上座に座っていただかないと」
梓「たまにはお誕生日席とかどうですか?」
和「別にどこでもいいわよ」
律「なにかしてほしいことあるか? カバン持つし靴も磨くし、肩だって揉むぞ」
梓「和先輩が歩いた地面拝んでいいですか?」
紬「そうだ、これクッキーなんだけど、よかったら生徒会の皆さんで食べて」
和「いいの? ありがとう」
梓「で、出たー! ムギ先輩の生徒会コロリだーっ!!」
律「一網打尽にする気だ!」
和「なんなのこの二人は?」
520
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/10/04(日) 08:20:59 ID:0xxtGoMM0
梓が律の腰巾着になってるのは何か面白い
521
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/10/11(日) 06:59:47 ID:OaC682aI0
律「そのギター、25万円もするぞ」
唯「ん……? ほんとだ! さすがにこれは手が出ないや……」
紬「このギターが欲しいの?」
唯「うん……」
律「……お? これ二本で40万、三本で50万だって!」
唯「へえ……? それって、じゃあ三本買うと一本タダになるってこと?」
澪「ん、まあ、そうなるな……」
紬「そう、そうね……」
律「お得だな……」
澪「お得、いや、お得……」
紬「お得なの……?」
律「よし! じゃあみんなでバイトして三本買おう!」
澪「え、でも、50万円て」
律「だって一本タダだぜ?」
澪「一本タダだけども」
522
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/10/11(日) 07:00:32 ID:OaC682aI0
律「それなに?」
梓「これですか? ジャズ研の練習メニュー作ってるんです。ギターの分だけですけど」
律「ふーん、なんでジャズ研」
梓「純に頼まれて、たい焼きと交換で」
律「たい焼きに釣られたのか」
唯「おいすー」ガチャ
梓「あ、揃いましたね。じゃあ練習しましょうか」
律「おお、するする。すぐ来るんだろ?」
唯「うん、ちゃんと頼んできたよ」
梓「誰か来るんですか?」
唯「さわちゃんに練習の代行を頼んでおいたんだよ」
さわ子「代わりに練習しろって言われて来たんだけど……」ガチャ
律「私たちダラダラできる。梓練習できる。みんな幸せ」
さわ子「私が練習しても意味ないと思うんだけど、でも芋ようかん貰っちゃったし……」
梓「そこは芋ようかんなんかで釣られないでくださいよ!」
523
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/10/11(日) 07:01:52 ID:OaC682aI0
唯「ここすごいおいしいんだよ」
憂「そうなんだ」
紬「いらっしゃいませ。こちらのお席へどうぞ」
憂「素敵なお店ですね」
紬「ありがとうございます」
唯「今日のオススメなんですか?」
紬「ただいま季節のフェアを開催中でして、そちらがオススメとなっております」
唯「この、季節のパスタってなんですか?」
紬「きのことカキをトマトソースで合わせたものです」
唯「おー、おいしそう! じゃあ豆腐サラダとクリームパスタで」
憂「この、季節のピザってなんですか?」
紬「まいたけのソテーとスモークサーモンをトッピングしたものです」
憂「わあ、いいですね! じゃあ、このスープランチセットをレアチーズケーキとアイスティーで」
唯「この、季節のケーキってなんですか?」
紬「梨と巨峰を贅沢に巻き上げたロールケーキです」
唯「すごい! じゃあフルーツパフェとピンクレモネードと、あとドライカレーとミートパイも」
紬「かしこまりました。少々お待ちください」
憂「結構ガッツリ行くね」
唯「だってここすごいおいしいんだよ」
524
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/10/12(月) 20:24:07 ID:uxof7dwc0
これだけおもしろいんだから、スミノにまとめてほしいなぁ
525
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/10/18(日) 06:51:19 ID:kqIpBxOA0
唯「着いたー!」
律「頂上だー!」
唯「記念写真撮ろうよ記念写真!」
律「出番だぞ澪!」
澪「まったくこんなときだけ……ほらカメラ」
律「よっしゃあ! 私一番!」
唯「二番!」
律「ナイス風景!」パシャ
唯「あっぱれ風景!」パシャ
紬「エクセレント風景!」パシャ
梓「ファンタスティック風景!」パシャ
唯「いやー、撮った撮った」
律「澪も私たちなんかより風景撮れよ。景色すげえぞ景色」
澪「うん、でもここの風景はもうみんなが四枚も撮ったし」
唯「えー? せっかくの記念なのに」
526
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/10/18(日) 06:52:17 ID:kqIpBxOA0
唯「りっちゃん澪ちゃんおはよー」
律「おー」
唯「今日って……あれ? なんで澪ちゃんカバンふたつ?」
澪「ああこれ、律とゲームして負けちゃって」
律「それで今日一日だけ私のカバン持ちってわけ」
唯「ふーん。あ、じゃあついでに私のカバンも持ってください!」
澪「いいよ」
唯「へっ、いや、いいよ冗談だよ……?」
澪「律」
律「はいはい、ほら持ってやんよ」
唯「えっ、うん、ありがとう……?」
律「気にすんなよ。実は澪に別のゲームで負けちゃってさ」
澪「一週間ほどカバン持ち以外全部やってもらうことになったんだ」
律「わかりやすく言うと今週は澪の奴隷ってわけ」
唯「どんな負け方するとそうなっちゃうの?」
527
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/10/18(日) 06:53:47 ID:kqIpBxOA0
さわ子「ちょっと着替えるだけじゃないの。嫌よ嫌よも好きのうちなんでしょ?」
澪「本当に嫌なんです!」
唯「風流だねえ……」ピリリリ
紬「唯ちゃん、携帯鳴ってるみたい」
唯「へ……あ、憂からだ。はいはーい」ピッ
さわ子「……」
澪「……」
唯「うん、わかったー。はーい」ピッ
さわ子「少しだけ! ちょっと袖を通すだけでいいから!」
澪「いーやー! いやだあ!」
和「ちょっといい?」ガチャ
唯「和ちゃん!」
さわ子「……」
澪「……」
和「唯、教室にプリント忘れてたわよ」
唯「届けてくれたの? ありがとう!」
和「気を付けなさいね。それじゃ、お邪魔したわね」
唯「じゃあねー」
さわ子「じゃあもう羽織るだけ! いや合わせるだけでいいから!」
澪「無理ー! やだあ!」
528
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/10/25(日) 06:50:25 ID:a0K.7rmg0
梓「トリック・オア・トリート!」
純「トリック・オア・トリート!」
唯「トリック・オア・トリート!」
さわ子「はいお菓子」
律「トリック・オア・トリート!」
澪「トリック・オア・トリート!」
さわ子「はいはいお菓子お菓子」
紬「トリック・オア・トリート!」
唯「トリック・オア・トリート!」
さわ子「唯ちゃんさっきも来なかった? 梓ちゃんと純ちゃんと一緒に」
唯「あずにゃんと純ちゃん? じゃあ憂じゃないかな」
さわ子「ああ、そうかもしれないわね、ごめんね」
憂「トリック・オア・トリート!」
唯「トリック・オア・トリート!」
さわ子「一体どう言い訳するつもりなの」
529
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/10/25(日) 06:51:36 ID:a0K.7rmg0
唯「んー……ギターって、なんか選ぶ基準とかあるのかなあ」
澪「もちろんあるよ。音色とか、重さとか、ネックのグリップとかスケールとか」
唯「ね、ねっとすけーぷ……?」
澪「この部分なんだけど……あ、このギター試しに持ってみて」
唯「ん……」
澪「太くて持ちにくいなーとか、重いなーとか、どう?」
唯「大丈夫みたい」
澪「そういう大丈夫なやつで選べばいいんだよ」
唯「なるほど……。じゃあこれでいいかな、大丈夫だし」
澪「え、でもそれほら、適当に選んだやつだし……こっちのはどう?」
唯「ふむ……こっちも大丈夫だー。これにしよっと」
澪「ちょっ、えっ!? 待ってよ、そんな適当なの!」
唯「適当じゃないよ、大丈夫なやつだもん」
澪「だってなんか、それじゃ私が選んだみたいな……違う意味で重いよ!」
唯「んー……じゃあ次どれにする? どれが重くないかなあ」
530
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/10/25(日) 06:52:48 ID:a0K.7rmg0
さわ子「そう、じゃあしょうがないわね。じゃあまたね」ピッ
唯「澪ちゃん忙しいって?」
さわ子「なんか隣の犬預かってるとか……ちょっと唯ちゃん電話してみてくれる?」
唯「へ、うん……あ、もしもし澪ちゃん? 今大丈夫?」
澪「うん平気。どうした?」
唯「本当? お隣の犬は?」
澪「犬? 隣で犬なんか飼ってたかな……」
唯「ふうん? あ、それで今ね、学校にいるんだけど、澪ちゃんもよかったら」
澪「ちょっと待って、犬って、もしかしてさわ子先生いるの?」
唯「うん、今二人で学校にいて」
澪「あ、ごめん、急に親戚の子を預かることになっちゃって」
唯「そっかー。澪ちゃん親戚の子ども預かるんだって」
さわ子「ちょっと私帰るって言ってみて」
唯「さわちゃん帰るって」
澪「そうか。親戚の子も用事できたって」
さわ子「嘘って」
唯「嘘だって」
澪「あ、ごめん、急にパパが仕事辞めてラーメン屋やりたいって言いだしちゃって」
唯「そっかー。お父さんがラーメン屋を」
さわ子「しばらくこれで遊べるわね」
531
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/11/01(日) 06:39:19 ID:pkk/6RiM0
律「あー、唯おっせーなー」
紬「電話も出ない……」
澪「あ、ごめん。さっきメール来てて20分くらい遅れるって」
律「伝達も遅刻かよ。さっきっていつだ?」
澪「あ……五分前だからあと15分くらい」
紬「なにか飲み物でも買ってこようか」
律「そうすっかー」
澪「待って、時計ずれてた。あと10分だ」
律「なんだよ時計も遅れてんのかよ」
澪「ごめんって。もう直したから」
紬「えっと、さっきっていうのが五分前のことで20分が……」
律「どした?」
紬「わかった! 時計は五分遅れてた!」
律「こっちは理解が遅れとる」
澪「向こうの物陰に見慣れたヘアピンが隠れてるんだが」
律「気後れして出てこられないとでも言うつもりかあいつは」
532
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/11/01(日) 06:40:14 ID:pkk/6RiM0
梓「じゃあ……これで」
紬「ハートの8。澪ちゃんかな、結構前にスペードの8引いてたね」
澪「そうだっけ」
梓「たしかこれじゃなかったですかね……あー、スペードの32でした」
唯「私の番ー、これー! ダイヤの94!」
紬「すごーい! 唯ちゃんさっきも90台だった」
梓「その辺、90台が固まってるんですかね」
唯「これ! あーダイヤ! 92!」
律「惜しい!」
澪「惜しいとかないだろ……じゃあこれ、ハートの2603」
律「もうそんな数字見たかどうかも覚えてないわ」
梓「……わ! 大変ですよ、外真っ暗です!」
紬「そろそろ下校時間ね」
澪「もう一巡で終わりにしようか。これは……あー、スペードの9711」
唯「せめて一組くらいは揃えたいよねー」
533
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/11/01(日) 06:41:14 ID:pkk/6RiM0
澪「ほんとにひとりで……?」
律「しょうがないだろ、じゃんけんで負けたんだから」
紬「あの交番で道を聞くだけだから大丈夫!」
唯「ポリスマンきっと優しいよー」
澪「とはいえ、ひとり……どどどどうしよお律うぅ……」
律「お、おい……。そうだ澪、あの木、見えるか? 私があそこの陰から見守っててやるから」
澪「う、うん」
律「なんかあったらすぐ駆けつけてやる!」
澪「頼もしい!」
律「とはいえ、見守るのって慣れてないし不安っちゃ不安だな……」
紬「りっちゃん、あそこに自動販売機があるでしょう? 私、あの陰から見守ってるから!」
律「百人力!」
紬「とはいえ、ひとりで見守るのってちょっと心細いかも……」
唯「大丈夫だよムギちゃん! 向こうに澪ちゃんがいるでしょ? 私があそこから見守ってるから!」
紬「心強い!」
唯「そういうことだから、私のことはお気になさらず」
澪「ついてきてくれるのはありがたいけど、なにか変だと思わないのか」
534
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/11/08(日) 06:43:00 ID:l1KPKBWE0
憂「ちゃんと着替えてきてね。もうすぐごはんの準備できるから」
唯「ほーい」
憂「お姉ちゃん!」
唯「うわあ! な、なに? どうしたの?」
憂「落ち着いて聞いて。私は二年後の未来から来たの。世界を救うために」
唯「に、二年後? なに言って……」
憂「待ってお姉ちゃん! 騙されちゃだめ!」
唯「ひいいいい! 増えたあ!?」
憂「私は二年半後の平沢憂、そこの半年前の私が先走ったせいで世界が大混乱なの!」
唯「二年後と、二年半後の憂……」
唯「あーあ、世界じゃなくて私が混乱してるじゃん」
唯「わ、私!?」
唯「私は二年前の私。私が正しい判断を下すために、未来の私によって送り込まれたの」
唯「二年前の……待って過去? あの頃の私?」
憂「あの、ごめんくださーい」
唯「また憂……? 憂はいつ頃の憂なの?」
憂「へ? 今の憂だよ」
唯「なんだ、今のか……」
憂「あ、いや……私は二分前の憂。話は聞かせてもらったよ」
唯「さっきの憂!」
535
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/11/08(日) 06:44:29 ID:l1KPKBWE0
律「梓! ちょっと梓ー! おーい!」
梓「あの、なんですか? なにしてるんですか、外で」
唯「今日はみんなでお外でお弁当食べようって言ってたじゃん!」
紬「忘れちゃったの?」
梓「いえ覚えてますけど、でも」
唯「今日はお外で食べようって先週からずっと言ってたじゃん!」
梓「いや言ってましたけど、だって」
唯「外で一緒に食べるの楽しみだねって何度も言ってたじゃん!」
梓「だから覚えてますから! 覚えてますけど雨降ってるじゃないですか!」
律「雨天決行だっ! 来いよ!」
梓「雨天順延でいいじゃないですか。こっちで一緒に食べましょうよ」
澪「え、下級生の教室で食べるの……?」
梓「雨の屋外よりよっぽどいいでしょう……」
律「外がいやならここで食べろよ、窓際で。憂ちゃんと鈴木さんも呼んで来いよ」
梓「もう、わかりました。呼んできます」
唯「待ってあずにゃん、私カルピス持ってきたから」
梓「あ、はい、交換ですか。私ポカリですけど……」
536
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/11/08(日) 06:45:59 ID:l1KPKBWE0
純「はい、誕生日プレゼントのプッキー」
梓「プッキーて。まあ貰うけど」
憂「純ちゃんと二人で作ったんだよ」
梓「すごい」
憂「あっ、そろそろだよ。さん、にい、いち」
純「ぜろ! お誕生時いえーい!」
憂「プレミアムな60分にするからね」
梓「あはは、ありがと」
憂「さん、にい、いち」
純「ぜろ! お誕生分いえーい!」
憂「ラグジュアリーなろくじゅ」
純「秒おめ」
憂「秒おめ」
梓「秒あり」
憂「ラグジュアリーな60秒にするからね」
537
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/11/11(水) 00:04:00 ID:gdV4vM/k0
どっと来たなぁ。
最後のレスで何かほのぼのした。
538
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/11/15(日) 06:43:17 ID:vWkSDewI0
唯「あ、和ちゃん。風邪どう? 大丈夫?」
和「熱は引いたんだけど、ちょっと頭痛するわね」
憂「今年の風邪はしつこいらしいよ」
和「らしいわね。気を付けるわ」
唯「桃缶食べなよ桃缶!」
和「それより憂、ちょっと顔が赤いわよ。熱でもあるの?」
憂「え? 平気だけど……」
和「唯もちょっと鼻声じゃない? 風邪ひいたの?」
唯「そう?」
和「今誰か咳しなかった? 憂? 風邪?」
憂「してないよ」
和「唯、耳痛そうな顔してるけど大丈夫? 風邪でしょ?」
唯「それどんな顔?」
和「二人とも関節どう? 痛いんじゃない? 風邪なんじゃない?」
憂「今年の風邪は本当にしつこいなあ」
539
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/11/15(日) 06:44:40 ID:vWkSDewI0
紬「待って、落とし物。ハンカチみたい」
唯「ほんとだー。これうさぎかなあ?」
紬「かわいい〜。こういうの、澪ちゃんとか好きそうじゃない?」
唯「好きそうだねえ。こういうのってどういうお店に置いてそうかなあ」
紬「そうねえ……あ、じゃあ次の土曜日に探しに行きそう?」
唯「いいねえ! みんな誘って行ってみそう」
紬「あ、と。そうだ、これどうしそう」
唯「職員室みたいなとこなら、落とし物っぽいもの預かってそうなものじゃない?」
律「お、ムギっぽいのと唯っぽいの」
唯「あ、ちょうどよさそう。りっちゃんみたいなの、次の土曜日って暇そう?」
律「おお、土曜日みたいなやつなら、っていうかそれ! 私のっぽい!」
紬「えっ」
唯「うそ」
律「そのうさぎのハンカチみたいなやつ失くしたっぽくて、ずっと探してたらしくてさー」
唯「でも、りっちゃんみたいなの、こういうの好きそうじゃなさそうなのに」
紬「うん。りっちゃんタイプの人はこういうの好きそうじゃなさそうなキャラなのに」
律「そう言われても、それ子どもっぽい時から使ってそうなイメージみたいなんだけど……」
540
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/11/15(日) 06:45:56 ID:vWkSDewI0
紬「お願い座敷童子さん! 四人いないと廃部になっちゃうの! でも三人しかいないの!」
律「座敷童子さん頼む! ひとりでいい、新入部員を!」
梓「ですから、座敷童子じゃないんです。こんな見た目ですけど悪魔なんです」
律「新入部員を! 部活ライフを! どうか青春をー!!」
梓「そこで気絶してる黒髪ロングを生贄に新入部員を生成するというのはどうです」
紬「それだとプラマイゼロで結局廃部になってしまいます」
梓「ではあなたがたの残り寿命、半分ずつを代償に新入部員を生成するというのは」
律「半分て! 一年ずつくらいに負けてくれよ」
梓「たったの三年では500年くらい待っていただかないと」
律「理屈はわからんが、それ私たち損しかしないな」
紬「そうだ! 座敷童子さんが入部してくれない?」
律「それだ! 解決した!」
梓「いやいや、待ってくださいよ。入るとしても代償に寿命の半分を」
律「それ寿命以外でなんとかならない?」
紬「お茶とケーキなら用意できますけど……」
梓「お茶とケーキでは一年くらい待っていただかないと」
律「寿命換算で何十年くらいなんだそれは」
さわ子「入部希望者がいたわよー」
律「本当ですか!? おい、座敷童子さ……あれ? どこ行った?」
紬「あら? ケーキがない……」
541
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/11/22(日) 06:47:58 ID:Hj.wwtX.0
紬「握手してください!」
唯「私も私も!」
澪「こっち目線ください!」
律「サインくださいサイン!」
唯「私も私も!」
純「はっはっは、持ってけ持ってけー」
紬「どう? ギタリスト体験」
純「いいですね! ギタリストいいですね!」
律「お、もう入部しちゃうか?」
純「いやー、どうしよっかなー」
憂「ねえ、ちょっとこれ見て」
純「なに? ネットオークション?」
憂「純ちゃんのサインが出品されてるの」
純「さっきの今でもう!?」
唯「どう? ファンの裏切り体験」
542
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/11/22(日) 06:48:33 ID:Hj.wwtX.0
唯「もういいよ! 憂のばかーっ!!」
憂「どこ行くの!?」
唯「出てくの! 家出!」
憂「どこへ!」
唯「教えないもん!」
憂「和ちゃんとことかだめだよ! 急に行ったら迷惑なんだから!」
唯「行かないもん! 荷造り手伝ってよ!」
憂「反省するまで許さないから!」
唯「憂が謝るまで帰らないから!」
憂「どうせ朝ひとりで起きられないんでしょ!」
唯「大丈夫だもん! それよりお弁当作ってよ!」
憂「私のお泊りセットも持ってくるからね!」
唯「当然だよ! 一緒に行くんだからね!」
憂「お風呂だってひとりじゃ寂しいんでしょ! もう知らない!」
唯「朝起きて憂がいないとか嫌だもんね! ふんだ!」
543
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/11/22(日) 06:49:46 ID:Hj.wwtX.0
律「倉庫のどっかにあると思うんだよなー。変な着回しの記事がさあ、なんかの雑誌で」
梓「雑誌っていっても結構ありますよ、これ。ここから発掘するんですか?」
律「お、見ろよこれ。ページにテスト挟まってる。唯のだ」
梓「なんでこんなところに。隠してたってことですかね」
律「すげえ。選択問題全部間違ってる」
梓「あ、こっちのにもプリントが……落書きしてますから唯先輩ですね」
律「これにもシールが。なんでも挟むなあいつは。リスかなんかか」
梓「あとで返してあげますか……あ」
律「どした?」
梓「あ、いえ、現金が二千円ほど」
律「え、あ、こっちも……五千円」
梓「これもやっぱり、返してあげないとですよね」
律「まあ、そりゃあ……」
梓「私、欲しいエフェクターがあるんですよね」
律「待て待て!」
梓「わかってますよ。これは、唯先輩のあれです」
律「そうだ。唯のだ。たぶんな」
梓「だから、ちゃんと半分は返しましょう」
律「そうしよう」
梓「雑誌を中心に漫画やアルバムにも調査範囲を広げてみましょう」
544
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/11/23(月) 23:53:42 ID:Kh2f5Ir60
唯憂姉妹とリスの唯が可愛い!
545
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/11/27(金) 06:33:00 ID:4vIvhRUc0
唯「あわわわ……」
さわ子「どうしたの? さっきすごい音したけど……」ガチャ
律「あー、唯がふざけてて譜面台壊しちゃって」
さわ子「あら、まあ、どうしたらこうなるのよ」
唯「ごめんなさい! ちょっと上に乗ろうとして、りっちゃんは悪くないんです!」
律「え、うん」
澪「唯の言う通りで、律は悪くないんです」
唯「仮にりっちゃんがやったとしても私が悪いんです」
梓「律先輩を叱らないであげてください」
紬「りっちゃん無罪なんです」
さわ子「ええと、りっちゃんは関係ないのね?」
梓「でも律先輩ならやりかねないんです」
紬「それでも悪気があったわけじゃないと思うんです」
澪「律にも事情があったんだと思います」
律「あれ、私やってない、よな……」
546
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/11/27(金) 06:34:56 ID:4vIvhRUc0
澪「繰り上がる気持ち桁あふれ……」カキカキ
梓「うんうん」
澪「なー!!」クシャクシャーッ
梓「まだ途中じゃないですか」
澪「ああ、でもこれはだめだ。私くらいになるとここまで書けばもうわかる」
梓「そういうものですか」
澪「胸の内が想いでいっぱい……」カキカキ
梓「いいじゃないですか」
澪「なー!!」クシャクシャーッ
梓「まただめですか」
澪「私くらいになるとわかるものなんだ」
梓「そういうものですか」
澪「なー!!」クシャクシャーッ
梓「まだ一文字たりとも書いてないのに」
澪「なー!!」クシャクシャーッ
547
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/11/27(金) 06:36:35 ID:4vIvhRUc0
澪「もしもし律? いやさっき着いて、え、まだ家なの? いやいいよ、待つよ。うん」
憂「そんな大きいの食べきれないよ。ほら、こっちのも十分大きいよ」
唯「えー、絶対こっちがいいよお。ちゃんと全部食べるから! ね? ね?」
憂「うーん……。そうだ、じゃあねえ、あっちに髪の長い女の人がいるでしょ?」
唯「うん。誰か待ってるみたい」
澪「……ん、私?」キョロキョロ
憂「その待ってる人が来たら、大きいほうのケーキ買おっか」
唯「やったー! 早く来い来い!」
澪「……」
憂「そんなにこっちがいいの?」
唯「だって誕生日だもん。大きいほうがいいよー」
澪「……。あ、もしもし律? まだ家? うん、やっぱりちょっと急いでもらっていい?」
憂「お父さんが迎えに来るまでだからね」
唯「ゆっくり来てってメールしとこ」
澪「迎え……って行かないよ、動けないし。あんまりゆっくりしてないで、すぐ来てよ」
憂「お茶飲んだら出発します、だって」
唯「いっぱい飲んでってメールしとこ」
澪「もうタクシーでもなんでも……おい、お茶飲んでる場合か! こっちは誕生日なんだぞ!」
唯「なんか揉めてるね」
憂「なにかあったのかな」
548
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/12/01(火) 00:09:25 ID:H2qo9lq.0
発狂する澪ちゃんと冷静に見つめてるあずにゃんの対比がいい。
それと、3つ目途中で分からなくなった。
549
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/12/02(水) 19:57:20 ID:LG5BnNNI0
>>548
わかりにくくて申し訳ないです
550
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/12/06(日) 12:08:29 ID:qJRlhNcI0
憂「お姉ちゃーん」
梓「憂」
唯「ういー」
梓「唯」
唯「憂の真似〜」
梓「憂」
さわ子「違うでしょ! これは唯ちゃん!」
梓「すみません! すみません!」
さわ子「もっと全体をよく見て、髪型だけで見分けようとしないの!」
梓「すみません! すみません!」
さわ子「これが唯ちゃん、こっちが憂ちゃん! ちゃんと聞いてるの!?」
梓「すみません! すみません!」
さわ子「何年この仕事やってるのよ! えー……、澪ちゃん?」
梓「梓です」
さわ子「ごめんね! ごめんね!」
551
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/12/06(日) 12:09:13 ID:qJRlhNcI0
澪「付箋切れてる……誰か持ってない?」
唯「んー、ないー」
澪「しょうがないな、帰りにコンビニ寄ろう」
唯「あると思ったのになかったってこと、結構あるよね」
澪「そういえばヘアゴムとかすぐなくなるな」
唯「アイスとかもすぐなくなっちゃうもんね」
澪「ああ、うん、マヨネーズとか」
唯「いっぱいお菓子残ってると思って食べてたら一袋空けちゃってたりとか」
澪「うん、まあ」
唯「地震かなと思ったら自分が揺れてるだけだったとかね」
澪「……うーん」
唯「絆創膏があると思って怪我したのになかったりね」
澪「……それはないかな」
唯「あると思ったんだけどなあ」
552
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/12/06(日) 12:10:18 ID:qJRlhNcI0
律「お、ムギと梓じゃん」
紬「二人とも早いね。待ち合わせまでまだ時間あるよね?」
澪「ちょっと早めに来てその辺ブラブラしてたんだ」
梓「時間まであと10分、唯先輩が来るまであと30分くらいですかね」
律「どっか入ってるか」
梓「そうですね」
澪「いや、待って、あそこにいるの唯じゃないか?」
紬「唯ちゃん!?」
唯「あ、みんなー」
律「ブラブラしすぎたか!?」
梓「あれ? あれ? 時計ずれて……あってる!?」
紬「太陽がこっちで……」
唯「今日はちゃんと時間通りに来られたよー」
紬「え? あ、そうなんだ、よかったあ……」
梓「もう! 驚かせないでください!」
律「次からちゃんと遅れてこいよ!」
唯「えー」
澪「これからは唯の集合時間だけ30分遅らせることにしよう」
唯「えー」
梓「もう唯先輩には集合時間知らせませんから勘で来てください!」
唯「えー」
553
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/12/06(日) 17:29:08 ID:Q4xElwF20
>>549
いや、わかったよ。面白かった。
554
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/12/07(月) 06:32:27 ID:G7veWew.0
>>551
がすごい上手い
555
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/12/13(日) 06:41:25 ID:H78HOwVs0
紬「絵本?」
梓「あ、いえ、ウォーリーが見つからないんですよ」
紬「ウォー、リー……?」
梓「知らないですか?」
紬「聞いたことはあるような……」
梓「ウォーリーっていうのは、メガネで帽子で紅白のおめでたい……あ、この人です」
紬「この人を探してるの?」
梓「はい、ここにいる人なんですけど、でもこれがなかなか見つからなくて」
紬「これだけ人が入り乱れてると探すのは大変ね」
梓「そうなんですよ、もうさっきから全然見つからなくて」
紬「あ、この人は?」
梓「あー……帽子が黄色いですね。ほら、この人ですよ」
紬「ここにいるこの人がどこかにいるのね?」
梓「ここにいるこの人がどこかにいるんですけど、どこにもいないんですよ」
紬「いないわ……」
556
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/12/13(日) 06:42:24 ID:H78HOwVs0
紬「あ、唯ちゃん道順とか大丈夫?」
唯「わかりません!」
紬「まず駅の西口から出て、そのまま真っ直ぐ行ってT字路を右ね」
唯「ふんふん」
紬「しばらく進むとガソリンスタンドがあるから、そこの十字路を左ね」
唯「ふんふん」
紬「その先の五叉路で向かって右側の一番細い道に入って」
唯「ふんふん」
紬「直進して立体交差をくぐると、緩いカーブと急なカーブがあるの」
唯「ふんふん」
紬「抜けたら長い右コーナーに入るからそこで加速、続く複合コーナーのあとでまた加速」
唯「ふんふん」
紬「ストレートからの左コーナーはほとんど減速せずに突入するの。有名な超高速コーナーよ」
唯「ふんふん」
紬「それを過ぎればあとはもうクランクだけね。どう?」
唯「やってみる」
紬「期待してるわ」
557
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/12/13(日) 06:43:30 ID:H78HOwVs0
唯「うーん……」
和「なに唸ってるのよ」
唯「あ、和ちゃん! 実はどの部活に入ろうか迷ってて……」
和「まだ決めてなかったの!? もう学校始まって二週間も経ってるよ!?」
唯「でもでも、私、運動音痴だし、文科系のクラブもよくわかんないし……」
和「そんなことだろうと思って、もう出しといたわよ。軽音楽部に入部届」
唯「へえー、和ちゃんは軽音楽部かあ。じゃあ私もそこにしよっと」
和「なに言ってんの。入るのはあんただけよ」
唯「えっ」
和「とりあえず、軽音楽部ってところに入れてみました」
唯「勝手に決めないでよー! 軽音楽部ってなに? どんなことするの?」
和「さあ?」
唯「……えっ!?」
和「でも軽い音楽って書くから、きっと簡単なことしかしないわよ。ほら、口笛とか?」
唯「なにそのやる気のないクラブ。やる気出てきた」
558
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/12/14(月) 00:00:13 ID:iUdq.Kw.0
555:懐かしい、堂々巡りなのも○
556:唯は路上教習の豪華版みたいなのを受けるの?
557:こういう和ちゃんもいい。
559
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/12/20(日) 06:42:36 ID:WYFj.Ebg0
紬「あのー、見学したいんですけどー」
律「軽音部の!?」
紬「いえ、合唱部の……」
律「軽音部に入りませんか!」
紬「あの、合唱部に……」
律「お願いします! 後悔はさせませんから!」
澪「そんな強引な勧誘したら迷惑だろ!」
紬「あの、合唱部はここだと聞いてきたんですけど」
律「へー、じゃあ合唱部も部員がいないんだ」
澪「部員の少ないところは、人数が集まるまで音楽室に押し込められるらしくて」
紬「そうですか……」
澪「それより文芸部に入りませんか?」
紬「え」
律「文芸部なんてひとりで本読んでればいいだろ」
澪「軽音部だってひとりでドラムソロしてればいいだろ」
律「なんだと!」
澪「なんだ!」
紬「あの、よかったら合唱部に入りませんか?」
律「合唱部なんてひとりで……できないな」
澪「入るか……」
560
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/12/20(日) 06:43:31 ID:WYFj.Ebg0
律「新入部員だ! 軽音部の! ほれほれ新入部員だぞ!」
澪「む……」
唯「あ、あの私……」
律「平沢さんはぁ、軽音部のぉ、新入部員だもんねー?」
唯「あの、実は入部するのやめさせてくださいって言いにきたんです!」
律「へ?」
唯「難しい楽器とか、軽音楽とかよくわからないし……」
紬「それなら合唱部はどうかしら? 一緒に歌を歌いましょう」
唯「歌、くらいなら……」
澪「待って! 文芸部はどうかな。一緒に本を読んだり、書いたり……」
唯「本はあんまり……」
澪「漫画でもいいから!」
唯「いいなら……」
紬「待って! ほら、お菓子! 歌ってお菓子を食べましょう!」
唯「お菓子……、っていうか、みなさん違う部活なんですか?」
紬「部員がひとりしかいないクラブは音楽室で活動することになってるんです」
唯「へえ……」
律「そんなことより軽音部! 入ってくれたら、あっしが子分になるでやんすよ!」
唯「そういうのはちょっと……」
律「平沢親分!」
561
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/12/20(日) 06:44:46 ID:WYFj.Ebg0
梓「あのー、入部希望なんですけど」
律「軽音部の!?」
澪「文芸部の!?」
紬「合唱部の!?」
唯「昼寝部の!?」
梓「その、軽音部の……」
律「よっしゃああああ!!」
澪「ねえ文芸部にしない? 今部員がひとりしかいなくて」
紬「合唱部はどうかしら? 今部員がひとりしかいなくて」
唯「一緒に昼寝部やろう? 今部員がひとりしかいなくて」
梓「すみません、軽音部で……。というか、ここ軽音部じゃないんですか?」
律「私たち、部員がひとりしかいないからこの音楽室に一纏めにされてるんだ」
梓「でも新歓では四人でライブしてましたよね? ビラもたしか四人で配ってて」
澪「ああ、そういうのは持ちつ持たれつだから」
紬「それぞれひとりしかいないから、そこは協力して」
唯「去年の学園祭も一緒にライブしたんだよ」
澪「あの時はボーカルまでやらされた」
律「唯のギター買うときにみんなでバイトもしたっけ」
紬「みんなで合宿も行ったのよ」
梓「もはや軽音部なのでは」
562
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/12/23(水) 06:48:47 ID:ayBLdb3I0
唯「へへ……」
律「おい、もう弁当って。まだ二時間目だぞ」
唯「食べてないよ。お腹空いたから、せめて視覚的にお腹いっぱいになろうと思って」
律「ああ、食べたつもりになって」
唯「そうそう、つもりつもり」
律「それ逆にお腹空くだろ」
唯「この空腹が後のお弁当を引き立たせるんだよ」
律「どれ食べたつもりなんだ?」
唯「ブロッコリーを片付けて、たくあんでごはん攻めてるつもり」
律「まだ序盤だな」
唯「次はこのポテトサラダ食べたつもり」
律「プチトマト貰ったつもり」
唯「あー! それ最後に食べるつもりだったのに!」
律「へへー! もう食べちゃったつもりだもんねー!」
563
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/12/23(水) 06:49:43 ID:ayBLdb3I0
唯「南通りにクレープ食べに行こうよ」
澪「あ、クレープならこの雑誌のとこ行ってみたい」
唯「駅の近くの?」
律「どうせ駅まで行くなら、この前言ってたとこは? 電車乗って」
唯「三駅だね」
紬「もうちょっと足を伸ばして、テレビ局の近くまで行ってみない?」
唯「バスで行けるね」
律「そこまで行くなら、バス乗り継いでテニスコートのところのクレープ屋は?」
唯「もう交通費のほうが高いね」
澪「あ、待って。そこから少し歩いたところにももう一軒、ちょっと高いけど」
唯「クレープ逆転したね」
紬「そこまで行くなら、ちょっと前に話題になった空港のクレープ屋さんとか」
唯「おやおや?」
律「そこまで行くなら、飛行機乗って本場フランスまで行こうぜ」
唯「はい中止クレープ中止」
564
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/12/23(水) 06:50:33 ID:ayBLdb3I0
さわ子「もうこんな時間ね。片付けましょうか」
律「うわ真っ暗だ」
憂「あの、今日のパーティーはご満足いただけたでしょうか?」
唯「楽しかった?」
さわ子「なんだかんだクリスマスだったし、楽しかったわ」
律「これ満足しなかったって答えたらどうなんの?」
唯「満足してもらえるまで憂がご奉仕します」
憂「泊まっていってください」
律「なるほどそうなるのか。帰らせろや」
さわ子「私、やっぱり満足できなかったかも」
唯「なにか憂に至らない点が!?」
憂「お風呂沸かしますか? お背中流しますか!?」
唯「マッサージどうですか! 憂のマッサージ!」
さわ子「その前にちょっと一回帰っていい? 衣装とか、小道具とか」
律「なにをさせる気だ。いたいけな中学生に」
565
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/12/26(土) 06:47:29 ID:gZlO.me.0
憂「ねえ、あれかな? 純ちゃんがさっき言ってたお店」
梓「なんか暗いし人いないし、今日お休みなのかな……」
純「あー、先週閉店したみたいだね」
梓「なんでそんなのわかるの」
純「入口に張り紙してあるじゃん。長年のご愛顧ありがとうございました、って」
梓「張り紙……って、え、見えるの? この距離で?」
純「へへ、目だけはいいんだよね」
梓「じゃあその隣の喫茶店、メニューボードの上から三つ目は?」
純「ケーキセット、550円。コーヒーor紅茶」
梓「すごいじゃん! 正解わかんないけど」
純「昨日の憂の晩ごはんも見えるよ。八宝菜とシュウマイでしょ?」
梓「それは目の良さと関係な……」
憂「あってる……!」
梓「あってる!?」
純「ついでに今日の晩ごはんはラザニア」
憂「今朝仕込みしてきた……!」
梓「嘘でしょ!?」
純「ちなみに来週の水曜は近所のスーパーで牛スネ肉が半額」
憂「半額……!」
梓「一体なにが見えてるの!?」
566
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/12/26(土) 06:48:04 ID:gZlO.me.0
唯「澪ちゃん、そわそわしてどうしたの?」
澪「うん、なんか視線を感じて……」
紬「澪ちゃん人気者だから」
澪「そういうのじゃなくて、監視されてるみたいな」
律「自意識過剰なんじゃないの?」
澪「ほんとなんだって! どこからかこっちを見てるような視線を……」
さわ子「だーれだ?」
澪「ひゃあ! 誰!?」
さわ子「さあ誰でしょう?」
澪「こんなことするの、さわ子先生くらいしか、だけど……」
紬「ええ、さわ子先生、体調の悪い子を家に送ってくるって」
律「さっき出たところだよな、車で」
さわ子「……え?」
唯「あの、誰ですか……?」
さわ子「私は……だーれだ?」
567
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/12/26(土) 06:48:56 ID:gZlO.me.0
憂「まずはお誕生日、おめでとうございます」
和「ありがとう」
唯「わーわーのどかちゃーん! おめでとー!」
憂「この大声援を聞いて、どうですか?」
和「素晴らしいわね」
憂「前回の誕生日から一年。この一年は長かったですか?」
和「迎えてみればあっという間ね。唯の誕生日あたりで、そろそろかなって」
憂「そこから姉の日、双子の日、クリスマスと乗り越えてここまできましたね」
和「またクリスマスに勝てなかったわ」
憂「誕生日を迎えてみて、なにかやってみたいことはありますか?」
和「年末だし、そうね、しばらくはゆっくりしようかしら」
憂「では最後に、次の誕生日へ向けてファンのみなさんに意気込みをお願いします」
和「今年はひとつしか取れませんでしたが、来年はもう少し、二つ三つと歳を取りたいと思います」
憂「本日、見事誕生日を迎えた、真鍋和さんでした!」
唯「わー!」
568
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/12/26(土) 06:53:09 ID:gZlO.me.0
気付けば一年もほぼ占有状態でした。定期投下は今日で終わります。ありがとうございました。
加えて
>>495
の本文中に誤りがございましたので、以下の通り訂正いたします。
下から二行目
(誤)律「四人もいると
(正)律「五人もいると
皆様ならびに数え忘れられた梓様に大変ご迷惑おかけしました事を深くお詫び申し上げます。
569
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/12/26(土) 22:47:55 ID:IPjRQxag0
今年1年楽しませてもらいました
570
:
いえーい!名無しだよん!
:2015/12/26(土) 23:33:45 ID:85BBLdvQ0
すげーおもしろかったです。
来年もたのしみです。
571
:
いえーい!名無しだよん!
:2016/02/26(金) 22:53:11 ID:Yt.b/of.0
1レス職人さん、もう書いてくれないのかな。
いっつもおもしろかっただけにさみしい。
572
:
いえーい!名無しだよん!
:2016/02/27(土) 06:32:32 ID:InjgCZTc0
充電期間だと信じてる
573
:
いえーい!名無しだよん!
:2016/02/27(土) 20:13:18 ID:hNGB1P6Q0
誰か書いたら本気出す
574
:
いえーい!名無しだよん!
:2016/02/27(土) 22:57:10 ID:m1vRhZnk0
律「唐突ですがお弁当つくるよ!」
一同「オー!」
唯「これっwwwくらいのwおべんとばこwwwにw」
律「おにぎりwwwおにぎりwちょいwとつwめて」
澪「きざみしょうがにwwwwwごましおwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwふっwwwwwてwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
梓「」イラッ
紬「にんじんさんwさくらんぼさんw」
梓「しいたけさんwwwごぼうさんwwww」
さわ子「穴wwwのwあいたwwコンwドーwムwww」
律澪梓紬「!?」
唯「すじwのとおっwた…ってあれ皆どうしたの?」
澪梓「///」モジモジ
律「そ、それでさわちゃん、どうなったの?///」
紬「ずばりホームランですたい!?」フンスフンス
さわ子「ふふ…さて、どうなるしら」チラッ
俺(ま、まさかあの時の…!?)
…その後色んな意味で吹っ切れた俺は、さわ子と無茶苦茶セクロスした。
そして堀込のカツラが弾けとんだ
HAPPY☆END
575
:
いえーい!名無しだよん!
:2016/02/29(月) 02:38:42 ID:M626NJSQ0
堀込関係ないだろww
576
:
いえーい!名無しだよん!
:2016/05/27(金) 21:55:02 ID:Mp6g9n620
職人は何処に行ってしまったんだ……
577
:
いえーい!名無しだよん!
:2016/06/09(木) 00:01:47 ID:zPKpWfKM0
こちらも再開が望まれる。
578
:
いえーい!名無しだよん!
:2016/07/16(土) 14:24:05 ID:yPhU020E0
>>540
の座敷童子の話が一番好き
579
:
正月は論理クイズ
:2025/01/04(土) 19:57:58 ID:zWuHqGYg0
憂「問題でーす! ケーキを食べたのは私たち三人のうち誰でしょう?
三人の中には嘘しか言わない嘘つきが混ざっています」
律「おーし」
憂「じゃあ梓ちゃんから」
梓「憂はケーキを食べてません」
憂「純ちゃんはケーキを食べていません」
純「梓は嘘つきです。あと青色LEDはハチミツの味がします」
梓「ちょっと! いいんだってば、余計なこと言わなくて」
純「だって嘘つけって言うから」
梓「嘘ってそういうのじゃなくて、わかった、配役変えよう」
純「じゃあ梓が嘘つきやる?」
梓「いいよ。純と憂が正直者ね」
憂「すみません、やり直しますね」
紬「どんとこーい」
憂「純ちゃんはケーキを食べていません」
純「梓は、ウェイトレスはネコミミ着けるものだと思ってたらしいです」
梓「おわあああ!? 嘘! 嘘ですからね!?」
580
:
正月は論理クイズ
:2025/01/04(土) 19:59:51 ID:zWuHqGYg0
和「そうなんだ」
和「私」
和「生徒会行くね」
唯「ねえ憂、なんで和ちゃんいっぱいいるの?」
憂「うん、その、この前作った人間コピー機で……うっかり八人になっちゃった」
唯「う、うっかり……? うっかりで増やしちゃったの……?」
憂「ででで、でも、でも大丈夫! 人間コピー機はメガネをコピーできないから、
本物和ちゃんは複製和ちゃんに比べてメガネの分だけちょっと重いの。
この大型コイン天秤を使えば簡単に本物和ちゃんを見つけられるよ!」
唯「コイン、天秤……?」
憂「一回100円で量れるんだけど、でも今300円しか持ってなくて……」
唯「えっと、本物はメガネ掛けててその分重いの?」
憂「うん、人間コピー機はメガネをコピーできないからね」
唯「じゃあこのメガネ掛けた和ちゃんと、そこの適当な和ちゃんで比べてみよ」
憂「えっ? えっ? 三回しか量れないんだよ? ざっくり適当に即決で大丈夫?」
唯「大丈夫大丈夫、ほら傾いた」
憂「わあ、すごいすごい! お姉ちゃんすごーい! どうしてわかったの?」
唯「伊達に幼馴染みやってないからね」
和「で、残った私たちはどうするの?」
581
:
正月は論理クイズ
:2025/01/04(土) 20:00:48 ID:zWuHqGYg0
憂「これで一つ残ったのがシェリルの誕生日ってこと」
梓「なるほどー」
純「これさ、日付変えたら私の誕生日でもできそうじゃない?」
梓「そういえば純の誕生日って知らないかも」
憂「私も」
純「じゃあ、んーと、紙に書こっか。
3/3、3/12、4/8、4/13、4/18、5/8、5/13、5/18、8/22、8/31、と」カキカキ
梓「この中にあるんだ?」
純「で、憂には月だけ……」ヒソヒソ
憂「うん、わかったよ」
純「梓には日にちだけ……」コソコソ
梓「ふむふむ」
憂「えっと、私はまだわからなくて、梓ちゃんもわからないと思う」
梓「私もわかんないし、それを聞いてもわかんない」
憂「……ん? あれ? 解けないね?」
梓「ねえ純、誕生日わかんないんだけど」
純「実は私もわかんないんだよね」
梓「なんでわかんねんだよ」
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