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アニメキャラ・バトルロワイアルV

41ペットは飼い主を選べない ◆koGa1VV8Rw:2019/04/30(火) 17:19:28 ID:jxgFL.CQ0
そういえば名簿に関する情報を全く聞いていない。
怯えて所持品の確認もしていなかったのかと思い、
ゲイツは自分の所持品から名簿を取り出し見るように促した。

「あんた、もしかして支給品をまだ確認してないだろ? ここに思い当たる奴がいないか見てみろよ」

「これは、どのようなことが書いてあるんですか?」

「はぁ? まさか字が読めないのかあんたぁ?」

無学さにイラッとするがそこはまだ堪えてやる。

「ああっ、すみません。私はイエイヌのフレンズなので、文字を読むのは苦手なんです」

まあ世界の識字率から考えれば、読めないやつなんていくらでもいる。
それにしてはちゃんとした教育を受けてそうな小奇麗な格好だが。

「ちっ、私の読みでは知り合いの名前が近くに集まっている可能性が高い、
 あんたの名前の周りの名前を言ってやろう」

「伊集院隼人、キュルル……はさっき言ってたな、G・ロードランナー、雨宮蓮、明智五郎」

「キュルルさんが来てるんですね!」

「G・ロードランナーもきっとフレンズの仲間です!
 もし会えたら、フレンズ同士得意なことを活かして協力できるはずです!」

「なるほど、やはり知り合いの名前は纏まって集められているようだ」

「他の人たちはわからないです。お役に立てずすみません……」

イエイヌが謝るが、ゲイツは気にしていない。
だがイエイヌは名簿を見ることで、多くの人たちが巻き込まれていることを実感する。

「こんなところに急に連れてこられて、きっとみんな怖いはずです」

「皆を元のお家へ帰らせてあげなきゃいけないのです」

まあ自分はそうじゃない方の人間なんだがなとゲイツは思う。
名簿に載っている自分の知る参加者たちはどうしているだろうか。
相良宗介、千鳥かなめ、テレサ・テスタロッサは自分に敵対する側の人間だ。
出来るだけ殺しはせず主催者を打倒するとか、正義じみたことをしようとするのだろう。
恨みはあるが、まずは有利に動ける状況を作ることの方が先だ。同じ失敗はしない。

元同僚のガウルンはアマルガムを抜けた後死んだはずだが奴のことだ、
実は生きていたとか言い出すのかもしれない。
もしくは、想像でしかないがやはり何らかの異能により延命されているのかもしれない。
異能について考えたところで、ゲイツはふと先ほど全く役立たなかった支給品のことを思い出した。


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