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版権作品+オリジナルキャラバトルロワイアル

1 ◆IRWq076pt2:2018/11/15(木) 19:05:50 ID:d6gvlLiU0
当企画は版権作品のキャラクターとパロロワテスト板でキャラメイクされたオリジナルキャラクターによるバトルロワイアルパロディリレーSS企画です。
企画の性質上キャラクターの死亡、流血等残酷な表現を含みますので閲覧の際は十分ご注意ください。

wiki
ttps://www65.atwiki.jp/hankenoriginal/sp/
したらば
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/subject.cgi/internet/24906/
地図
ttps://www65.atwiki.jp/hankenoriginal/pages/53.html

参加者名簿

6/6【Fate/Grand Order】
○藤丸立香/○オルガマリー・アニムスフィア/○クー・フーリン〔オルタ〕/○マリー・アントワネット/○レジスタンスのライダー/○新宿のアヴェンジャー
6/6【仮面ライダーアマゾンズ】
○水澤悠/○鷹山仁/○千翼/○前原淳/○御堂英之助/○マモル
5/5【仮面ライダー剣】
○剣崎一真/○橘朔也/○上城睦月/○キング/○金居
4/4【魔法少女リリカルなのはシリーズ】
○高町なのは/○闇統べる王/○星光の殲滅者/○雷刃の襲撃者
4/4【ゴブリンスレイヤー】
○ゴブリンスレイヤー/○女神官/○女魔法使い/○妖精弓手
4/4【鬼滅の刃】
○竈門炭治郎/○我妻善逸/○妓夫太郎/○累
4/4【星のカービィ】
○カービィ/○メタナイト/○アドレーヌ/○マルク
3/3【五等分の花嫁】
○上杉風太郎/○中野一花/○中野四葉
2/2【結城友奈は勇者であるシリーズ】
○結城友奈/○犬吠埼風
4/4【書き手枠(2票勢から)】
○/○/○/○
15/15【当企画オリジナルキャラ】
○エルフフェイス/○アルマ/○ニコラ(エラスモテリウム・アンデッド)/○ギノミドス/○長門カイ(模造品typeG)/○ナーダシュディ・フェレンツ二世/○女騎士ヴィクトリカ/○白野(はくの)/○ゼラ/○暴虐怪人ネメシス/○鈴木浩二/(ここから書き手枠、2票勢から)○/○/○/○

57/57

2 ◆IRWq076pt2:2018/11/15(木) 19:09:12 ID:d6gvlLiU0
執筆時は以下のルールを参照してください。

ルール・制限
ttps://www65.atwiki.jp/hankenoriginal/pages/54.html

【基本ルール】
全員で殺し合いを行い、最後まで生き残った一人が勝者となる
生き残った一人は願いを叶えることが出来る。
参加者の間でのやりとりに反則はない

【初期装備】
※各キャラ所持のアイテムは没収され代わりに支給品が配布される。
開始時に、以下の道具がバッグに入れて全員に支給されます。
「地図」「食料」「水」「コンパス」「デジタル式時計」「懐中電灯」「筆記用具」
「名簿」→書き手枠の参加者の名前は登場次第浮きあがる仕組み。
「ランダム支給品」→何らかのアイテム1〜3個。参加作品、現実、当企画オリジナルのものから支給可能。

【侵入禁止エリアについて】
放送で主催者が指定したエリアが侵入禁止エリアとなる。
禁止エリアに入ったものは首輪を爆発させられる。
禁止エリアは最後の一名以下になるまで解除されない。

【NPCについて】
会場にはゴブリン@ゴブリンスレイヤーが存在します。
どれだけの数がいてどのように扱うかは書き手の裁量に任せます。

【放送について】
6時間おきに「死亡者」「残り人数」「禁止エリア」が主催者から発表される。

【状態表】
キャラクターがそのSS内で最終的にどんな状態になったかあらわす表。

生存時
【現在地/時刻】
【参加者名@作品名】
[状態]:
[装備]:
[道具]:
[思考・行動]
基本方針:
1:
2:
※その他

死亡時
【参加者名@作品名】死亡
残り○○名

【作中での時間表記】(基本的に0時スタート)
深夜:0:00〜2:00
黎明:2:00〜4:00
早朝:4:00〜6:00
朝:6:00〜8:00
午前:8:00〜10 :00
昼:10:00〜12
日中:12:00〜14:00
午後:14:00〜16:00
夕方:16:00〜18:00
夜:18:00〜20:00
夜中:20:00〜22:00
真夜中:22:00〜24:00

3 ◆IRWq076pt2:2018/11/15(木) 19:09:38 ID:d6gvlLiU0
投票によって選ばれたOPを投下します。

4オープニング ◆IRWq076pt2:2018/11/15(木) 19:10:15 ID:d6gvlLiU0
先も見えぬ辺り一面の暗闇。その床に倒れ伏している五十数名の人物。
彼らあるいは彼女達は次第に起き上がり、
『どうしてここへ?』 『いつの間に?』 と口々に話し出す。

「え〜皆さん、騒がしいですよぉ〜お静かに〜お静かにぃ〜!」

唐突に間延びした声が響き、暗闇の中から白いローブを被った男がパンパンと手を叩きながら現れる。

「私はハイネスと申します。皆さんに集まってもらったのは〜他でもありません。
アナタたちには〜殺し合いをしてもらいますです!」

ハイネスと名乗った男による突然の宣言。
その言葉に周囲からはどよめきや困惑の声が上がる。

「もちろんタダとは言いませんよぉ〜最後の1人となった者には〜元の世界に帰してあげますしぃ〜これも差し上げます!」

ハイネスが懐から手にかかげたもの、それは『金色に輝く杯』であった。

「これは『聖杯』といいましてぇ〜何でも願いが叶う杯ですぅ〜私の殺し合いを勝ち抜いた暁には―――」
「その必要はない」

突如、群衆の中から髑髏の仮面を被った黒ずくめの男がハイネスの前に躍り出る。

「どうやって聖杯を手に入れたのかは知らぬが、貴様の野望はここで潰える」

髑髏の仮面の男は右腕に巻かれた包帯を解く。すると燃えるような禍々しい赤い腕が現れ、
ハイネスの胸元に掴みかからんと一直線にに突き進んでいく。

「苦悶を零せ。『空想心――――」
「ジャマですよ、アナタ」

パァンと音が響いたと同時に、髑髏の仮面の男の頭は真っ赤な血を出しながら吹き飛ぶ。

「全く、説明の途中で乱入するヤツがありますかぁ!」

1人の男が死に、辺りに悲鳴が上がるのをよそにハイネスは他人事のように腹を立てる。

「まぁいいでしょう。アナタがたには首輪をつけさせてもらいましたぁ。なのでぇ〜私に逆らえばその男のように死んでしまいます。
それは英霊だろうが、モンスターだろうが、何だろうが関係な〜いことなのです!」

参加者達は首元を見ると、いつの間にか付けられていたのか。
銀色に光る首輪が彼らの首元で光っていた。

「それと禁止エリアに入っても同じようにドカン!ですよぉ〜私が殺し合いで死んだ者の名前と一緒に
放送するので耳をかっぽじって聞くようにぃ〜」

ハイネスは手ぶりを交え、演説する。自らの命があのローブの男に握られているということもあってか、
誰もが押し黙り、彼の独擅場を見守るしか術はなかった。

「さて、そろそろ殺し合いの舞台に転送して貰います。殺し合いの場所にはゴブリン共もいますのでぇ〜
奴らの餌食にならないよう注意することですねぇ〜」

ハイネスの言葉と同時に両手を上げる。すると、参加者の足元に魔法陣が浮かび上がった。

「最後にアナタ達のそばには地図や食料、それから殺し合いに役に立つアイテムを用意したので
有効的に使うように〜それでは健闘を祈ってますですよぉ〜!」

魔法陣から放った光に包まれた参加者たちは次々と転送され、消えていく。
そして、暗闇にはハイネスと、物言わぬ黒い死体だけが残っていた。


【呪腕のハサン@Fate/Grand Order 死亡確認】
【主催:魔神官ハイネス@星のカービィ】

5 ◆IRWq076pt2:2018/11/15(木) 19:12:05 ID:d6gvlLiU0
投下終了です。
予約はこちらで、11/17(土)0時からお願いします。
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/24906/1542187380/

6名無しさん:2018/11/15(木) 19:44:00 ID:ZR3tsuxM0
スレ立て、OP投下乙です。

7 ◆IRWq076pt2:2018/11/17(土) 22:03:54 ID:xMtXQBIM0
鈴木浩二投下します。

8あるゴブリンたちの結末 ◆IRWq076pt2:2018/11/17(土) 22:06:34 ID:xMtXQBIM0
獲物だ。




男を見定めたゴブリン達は結論付けた。
その男は鞄を背負ってはいるが武器は携えていない。
同行者もおらず、こちらに背を向けている様は完全に隙だらけだ。
対して、こちらは5匹で棍棒も携えている。
どう考えても負ける筈はない。殺して荷物を奪い取ってしまう。

早速ゴブリン達は行動に移った。
声を殺し、物陰から棍棒を振りかぶって飛び出す。
五人がかりで叩き殺してやるのだ。
男との距離はどんどん縮まっていく。

5m。

4m。

…なにか違和感がある。

3m。

…2mまで来たところで気が付いた。


くさい。


この男、とてつもなく臭いのだ。
普段から清潔とは言い難い場所に生息するゴブリンでも思わず一瞬立ちすくんでしまうほどに。


それが命取りになった。


「クゥーン…」

その瞬間、男の身体から突然蒸気が吹き出した。
なんだ!?とゴブリン達が思った時にはそこに人間だった男の姿はなく、代わりに犬を人間の頭身に合わせたかのような不気味な怪物がいた。


超くさい。


その怪物は、臭かった。

「行きますよーイクイク」

鮮血が吹きあがった。
気付いた時には怪物はゴブリンの内一匹を押し倒しており、喉笛にその鋭い牙を深々と突き刺していた。
潰れた断末魔が口から漏れ、そのゴブリンは生命活動を停止した。
残り4匹。

「ヌッ!」

次の行動もゴブリン達より怪物の方が速かった。
五匹中一匹を絶命せしめた怪物は即座に跳躍すると、また一匹のゴブリンの背後に着地した。
振り向こうと思った時にはもう遅く、怪物は両手でゴブリンの頭部を挟み込み、力を加え始めた。

グシャ

と、音が一面に響き、ゴブリンの頭は見るも無残に破裂したものに変わり果てていた。
残り3匹。


ゴンッ、と今度は怪物の後頭部から音が上がる。
残ったゴブリンの内の一匹が、頭割りに集中している怪物の隙を付いて棍棒で殴りつけたからだ。

「アーイキソ」

だが、怪物にまるでダメージは無い。
殴りつけたゴブリンはとても後悔をした。
何故、俺がこの魔物を殴る役目を買ってしまったのか。
あの二人の内どちらかがやればよかったじゃないか。
そんな自分本位な恨みを同胞に抱きながら、そのゴブリンは怪物に頭を掴まれ、そのまま持ち上げられた。
手足をバタバタと振るが、当然空を切るだけで何の効果もあろうはずがない。

「見とけよ見とけよ〜」

その哀れなゴブリンの腹部目掛け、怪物は渾身の正拳突きを見舞った。
想像を絶する激痛と、強烈な吐き気が自分を襲ったのをゴブリンは感じとった。
口から血泡が出てくるが、怪物はそんな事で手を止める事は無かった。
一発、二発、三発。次々に正拳突きを打ち込んでくる。
内蔵はもう破裂しているだろう。
怪物は息も絶え絶えになったゴブリンをその場に放った。

「オォン!」

そして、サッカーボールをシュートするかの如く、ゴブリンの頭を蹴り上げる。
とてつもない脚力を見舞われた首の付け根がブチブチと音を立てて引き千切れ、結果、首が中途半端にもげた無残な屍が一つ出来上がった。
残り2匹。

9あるゴブリンたちの結末 ◆IRWq076pt2:2018/11/17(土) 22:07:26 ID:xMtXQBIM0

「(野獣の眼光)」

残った二匹は既に逃げ出していた。
ゴブリンも勝ち目のない戦いをするほど愚かではない。

あの魔物はしかるべき準備を用いて殺すべきであろう。
たかだか棍棒を持っただけの自分達で相手をするべきじゃなかったんだ。
お前囮になれよ。
なんだと、お前こそ囮になれよ。
待て、何か来るぞ。

いた。
怪物はすぐそこまで来ていた。
速い。
自分達よりも遥かに足が速い!

「ホラホラホラホラ」

一匹が、捕まった。
そのゴブリンの顔には絶望が浮かんでいた。
自分の生殺与奪権は、今やこの醜悪なバケモノに握られているのだ。
再び鮮血が吹きあがった。
怪物はそのゴブリンの右足に噛り付き、膝から下を食い千切った。
痛みにゴブリンは絶叫するが、怪物は特に動じる事もなく今度は左足の膝下を食い千切る。

だが、ここで怪物は不可解な行動に移った。
脚を食い千切り終えた怪物はゴブリンを放し、どこかへと走り出したのだ。
両脚を失ったゴブリンに対し興味を失ったのであろうか。

とにかく自分は助かった。
あの怪物の気が変わる前に、どこかでせめて止血しなくては…。

混乱した頭を抱えながらも、ゴブリンは匍匐前進で進みだす。

……………………………

………………………

…………………

……………

………





10あるゴブリンたちの結末 ◆IRWq076pt2:2018/11/17(土) 22:08:33 ID:xMtXQBIM0

…建物が見えてきた。
ひとまず、あそこに逃げ込もう。

「お待たせ!」

絶望だった。
さっきの場所からは大分離れたと思うのだが、それでもこのバケモノには場所が分かるようだった。
見れば、その手には下半身が千切れ、内蔵がはみ出し、眼球は飛び出し、頭蓋が破れ脳漿を垂らした同胞の死骸が抱えられていた。



残り1匹。




「ホラ行くど〜」

怪物はゴブリンに飛びかかり、馬乗りの体勢になった。
最早ゴブリンには抵抗する力さえ残っていない。
怪物は大きく口を開くと、ゴブリンの背中に喰らい付き―貪り始めた。

―喰ってる。

ゴブリンは、泣いていた。
背肉を喰われる激痛もそうだが、糞の擬人化のようなこのバケモノに圧し掛かられる事で、吐きそうな程の悪臭から逃れられない現実がどうしようもなく圧しかかる。
畜生、なんて臭さだ。
そして自分はこのうんこに殺されるのだ。
あまりにも絶望的な現状だった。

「まずっ」

暫く咀嚼していた怪物はそう言って、口の中のゴブリン肉を吐き捨てた。
どうやらお口にめさなかったらしい。
もういい。早く殺ってくれ。早く俺を楽にしてくれ。
そんな絶望的な考えだけがゴブリンの脳を支配していた。

「しょうがねぇな〜」

ジーッ。と何かを引き下げる音が怪物から聞こえてきた。
ゴブリンが恐る恐る首だけ振り向くと、怪物は履いていたズボンをずり下げ、己の剛直を露わにしていた。
理解が出来なかった。このバケモノは一体何をしようというんだ。
ゴブリンならば、アレを出すのには二つの用途がある。
一つは放尿。そしてもう一つは…。
そこまで考えてゴブリンは戦慄した。

まさか…このバケモノは俺を「孕み袋」にしようとしている!?
ありえない。ゴブリンは雄しかいない種族なんだぞ。だから他種族に産ませるのだ。
だが、その行為には無論快楽を目的とするものもある。
まさか、まさか…。

「オォン!」

そのまさかであった。
ゴブリンの履いている物は強引に破り捨てられ、怪物の剛直が菊門に深々と突き刺さる。
ゴブリンは叫んだ。
しかし怪物はお構いなしに腰を振る。

痛い痛い痛い痛い痛い臭い痛い!

明らかに怪物のそれはゴブリンの穴に入るサイズのものではなかった。
強引に穴が押し広げられ、ゴブリンは切れ痔になった。
もう滅茶苦茶だ。

11あるゴブリンたちの結末 ◆IRWq076pt2:2018/11/17(土) 22:09:25 ID:xMtXQBIM0

「んまぁ、そう、よくわかんなかったです」

そう言い捨て、怪物はいきなりモノを穴から引き抜いた。
無理矢理押し広げられた穴から血が噴き出す。
とても痛い。
だが、ようやく終わってくれたのか。
ようやく楽になれるのか。
ゴブリンは一切の思考を放棄した。
しようとした。

「頭いきますよ〜」

えっ、とゴブリンは顔を上げる。
馬乗りになっていた怪物はいつの間にか正面に回っていた。
そしてゴブリンの額に牙を押し当て、顎に力を入れ始めた。
牙は額の皮を突き破り、頭蓋に達する。
更に力が加えられ、嫌な音を立ててゴブリンの頭蓋骨は砕けた。
怪物が牙を引き抜くと、ゴブリンの額には穴がぽっかり空いていた。

「じゃけん脳姦しましょうね〜」

先ほどまで己が穴を貫いていた剛直は、今度は額の穴に押し当てられていた。
怪物の両手はゴブリンの頭をがっしりと掴んでいた。
ゴブリンは今や額の激痛の事など完全に忘れ去っていた。

おいやめろ。信じられない事をするな。
こんな死に方は嫌だ。
やめろ。やめてくれ。頼むから。

「オォン!」

やめ















残り0匹。



12あるゴブリンたちの結末 ◆IRWq076pt2:2018/11/17(土) 22:10:04 ID:xMtXQBIM0

「Foo↑気持ちぃ〜」

怪物は射精していた。
ゴブリンの脳髄から陰茎が引き抜かれ、後には精液が糸を引く。
絶命したその小鬼にはもう興味が無いのか、雑に遺骸は放り捨てられた。
そして冷気を発しながら怪物は人の姿へと戻った。

鈴木浩二。24歳。学生。
今は彼こそがゴブリン達を蹂躙しつくしたこの怪物、「コイヌアマゾン」の正体であった。

鈴木は、オーガズムに達しながらも、しかし満足しきれないでいた。
確かにゴブリンのケツ穴は大して気持ちよくもなく、脳姦でもしなければ性的使用には適さなかった。
それが不満なのだろうか?
否、彼の不満はそれより前、ゴブリンの肉が不味かった事その一点に尽きる。

「んにゃぴ…やっぱり、人間…の方が一番いいですよね」

鈴木は人喰い怪人『アマゾン』である。
人を食べたい。そう思った矢先に遭遇したのがあの小鬼達である。
首輪を付けていない事から彼らが主催者の言う『ゴブリン』である事はすぐに察しがついた。
もしかしたら人肉の代わりになるのではないか…そう思ったから試しに一匹に口を付けてみたのだ。
結果、不味かった。
やはり、ゴブリンでは人間の代わりにはならない。

ならば、食欲の代わりにせめて性欲を満たすしかない。
そう思って脳姦し、それなりの快感は得られたのだが、やはり食人で得られる幸福感には到底及ばない。
性欲では食欲の代わりにはならないのだ。

「肉も不味いしケツも駄目。全く価値の無い生き物だってはっきり分かんだね」

ゴブリンについてはもういいだろう。
それより他の参加者を探さなくては。
何故?決まっている。
喰い殺すためだ。

「じゃけん皆殺しにしましょうね〜」

今の自分は性欲よりも食欲の方が上回る存在になってしまった事は鈴木も認めている。
前々からレイプしようと計画していた水泳部の後輩、『七夜先打』を睡眠薬で昏睡させて地下室に連れ込み、事に及ぼうとした瞬間に犯すよりも食べたいという衝動が湧き上がり、今のアマゾンとしての姿を得た。
一体何が原因だったのか。そんな事はどうでもよかった。
七夜を喰い殺した時の満足感と幸福感は、今まで食べたどんな食材よりも、今までしてきたどんな自慰行為よりも、ずっとずっと遥かに素晴らしいものだったのだ。
ならばこの殺し合いの場において鈴木が取るべき行動は一つ。
喰らう事だ。

「(負ける気は)ないです」

鈴木には勝ち残る自信があった。
先程ゴブリンを全滅させたことで分かったが、やはり怪物となった自分は強い。
この怪物の力と空手があれば負ける相手などいる筈がないと思えた。
優勝した暁には、主催者に一生分の食用人間を注文すると鈴木は決めていた。

「(人のいる場所に)ホラ行くどー」

ゴブリンの追跡にも使ったコイヌアマゾンの嗅覚でなら他参加者を探すのも容易いだろう。
クソハゲキモステロイダーは、ゴブリンの死体を一瞥もせずに歩き出した。

【D-1 ふれあい動物パーク跡地/一日目 深夜】
【鈴木浩二@当企画オリジナルキャラ】
[状態]: 健康
[装備]: 無し
[道具]: 基本支給品一式、不明支給品×1〜3
[思考・行動]
基本方針:全員喰い殺して優勝する。
1:ゴブリンは襲ってきたら殺す。不味いので食べない。

13 ◆IRWq076pt2:2018/11/17(土) 22:12:15 ID:xMtXQBIM0
投下終了します。

14名無しさん:2018/11/17(土) 22:40:57 ID:Hn4zci2A0
投下乙です

何だこのアマゾン!?(驚愕)。口調は野獣なのに行動と思考から溢れ出る狂気がアーサイコサイコ…
こんな汚物はさっさとHRKかJNさんに狩られて、どうぞ

15名無しさん:2018/11/17(土) 23:00:34 ID:u.r8F5MI0
投下乙です
鈴木先輩!何してんですか!マズイですよ!
ゴブリンを食ったり犯したり、やりたい放題でたまげたなぁ

16 ◆IRWq076pt2:2018/11/28(水) 22:56:59 ID:2XDGvqP60
上杉風太郎、書き手枠でユーノ・スクライア、ユリケンジャー投下します。

17淫獣とニンジャ ◆IRWq076pt2:2018/11/28(水) 22:58:32 ID:2XDGvqP60
「ドーモ。淫獣=サン。アイアム忍者オブ忍者、虹の弾丸、百合忍者ユリケンジャーです」
「ど、どうも…」

無限書庫司書長ユーノ・スクライアの眼前にいたのは異様な風貌の男であった。
緑色の覆面を被ったその男はこちらを見るなりお辞儀をしてきた。
いきなり人を淫獣呼ばわりとは無礼千万ではあるが、一応殺し合いには乗っていないのであろうか。
それにしても忍者と言う割には少々目立ちすぎな格好のように思える。
ユーノは困惑しながらも警戒を緩めようとした…その時である。

「チンポ…殺すべし!」

突然ユリケンジャーは刃を抜き出し、ユーノへと斬りかかってきたのだ!
慌ててユーノは身を翻してその一撃を避ける。
反応があと一秒遅れていれば彼の体は両断されていたであろう。
空を切った刃を持ち直し、ユリケンジャーはユーノへと殺意を込めた視線を投げつける。

「な…何をするんですか!」
「オヌシからは百合に挟まる男的アトモスフィアを感じる。よって殺す!」

ユリケンジャーはハッキリと言い切った。ユーノを殺すと。
意味が分からない。何故花の名前がそこで出てくるのか。
だが、ともかくこの男は自分を殺そうとしているという事は分かった。
ユーノには勿論殺されてやるつもりなど毛頭無い。
この殺し合いを打破し、なのは達と共に生きて元の世界へ帰らねば。

「イヤーッ!」
「やめてください!僕はこの殺し合いに乗っていません!」

ユーノの声に聞く耳持たず、ユリケンジャーは再び刃を振り下ろす。
それに合わせてユーノはすかさず防御魔法を展開した。
緑の障壁に刃先が触れた途端、硬いものにぶつかったかの如く刃は弾かれる。

「イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」

一撃、二撃、三撃と刃が振るわれるが、応じて防御魔法が展開され、刃先がユーノに触れることは叶わなかった。
この楯を操る主に消耗した様子はない。
埒が明かないと判断したユリケンジャーは刃を鞘へと納めた。

「…?」

不可解な動作にユーノは一瞬戸惑う。
説得が通じたのだろうか。

「ユリケンズバット!イヤーッ!」

否。そうではない。
ユリケンジャーは収めた刃の鍔を回転させ、鞘ごと腰からそれを引き抜いたのだ!
太い鞘が被せられたその刃は、まるで野球に使うバットのようであった。
ユリケンジャーはそのバットを大きく振りかぶり、ユーノへと飛びかかった。

(来る…!)

ユーノは再び正面へと障壁を張る。
が、バットが障壁に触れる事はなかった。

「うわっ…!」

振り下ろされたバットはユーノの立つ地面に打ち付けられる。
衝撃でクレーターが出来あがり、ユーノは足を取られた。
その隙を見逃すユリケンジャーではない。

「イヤーッ!」

態勢を崩したユーノの身体目掛けバットの一撃が飛ぶ。
慌てて障壁を張り直すが、タイミングが少し遅れた。

「かはっ…」

衝撃を完全には殺せず、ユーノは後方へと跳ね飛ばされた。
木に背を打ち付け、鈍い痛みが襲ってくる。
しかし堪え、目を上げると追撃の為ユリケンジャーが迫ってきていた。

「くっ、チェーン!」

ユーノはチェーンバインドの術式を構築しユリケンジャーへと放った。
翠色の鎖が伸びていき、ユリケンジャーの身体を縛り上げる。
鎖に全身を縛られた彼はその場に立ち尽くすしか出来なくなった。
なんとか無力化に成功できた、とユーノは安堵する。

「さあ、これで…!?」

が、次の瞬間にはユリケンジャーの姿は消えていた。
代わりに人型を模した藁人形が翠の鎖に縛られている。
それを確認したユーノの脳裏に一つの単語が過ぎる。

「変わり身…!?」
「イヤーッ!」

今度は後方からユリケンジャーが飛びかかって来る。
ユーノはなんとかこれを身を捻って回避する事に成功した。
ユリケンズバットの一撃を受ける事になった大地には、やはり大きな打撃の跡が残される。

18淫獣とニンジャ ◆IRWq076pt2:2018/11/28(水) 22:59:03 ID:2XDGvqP60

「こうなったら…はあっ!」
「グワーッ!?」

プロテクションスマッシュ。
ユーノはバリアを纏った突進攻撃をお見舞いする。
攻撃態勢に入っていたユリケンジャーはこれを防ぐこと叶わず、今度は彼が後方へと跳ね飛ばされた。
やはり樹木に背を打ち付け、鈍い痛みに襲われることとなった。

「どうしても剣を収める気は無いんですか!?」
「聞かぬ!チンポは殺す!」

立ち上がり、バットを再び構えるユリケンジャー。
彼には静止の言葉は届かないのか。
睨み合いの状態になり、一触即発の空気が二人の間に流れる。
その時であった。

「なんの音だ!?」
「!?」

木々の間から一人の少年が現れた。
恐らく自分達と近い初期位置に転送されてきたのだろうとユーノには瞬時に察しがついた。
たまたまこの戦いの音を聞きつけてしまったというところであろうか。
下がるんだ、とユーノは咄嗟に声をかけようとした。
だが、

「グググ…」

突然、ユリケンジャーは胸を抑えてその場に蹲ってしまった。
ユーノも、少年もこれには困惑するしかなかった。

「く、苦しい…男と同じ空間の空気を吸うのは…苦しい…」

呆気に取られた。
やはり意味が分からない。突然何を言いだすんだこの男は。
何とか顔を上げ、呆然とする二人に対してユリケンジャーは殺気だった視線を向ける。

「オヌシらはいずれ殺す…オタッシャデー!」

そして飛び上がり、背を向けて走り出し、一瞬にして二人の視界から去っていった。

「何だったんだ…あいつ」

少年―上杉風太郎が呟く。
ユーノも心の中で頷いた。
危険人物である事は間違いないであろうが、その行動原理は彼には理解不能なものであった。

【C-2 森/一日目 深夜】
【ユーノ・スクライア@魔法少女リリカルなのはシリーズ】
[状態]: 疲労(中)、背と腹に打撲傷
[装備]: 無し
[道具]: 基本支給品一式、不明支給品×1〜3
[思考・行動]
基本方針:殺し合いを打破する。
1:なのはと合流したい。
2:ユリケンジャーに警戒。
3:目の前の少年と話す。
※「StrikerS」の時系列からの参戦です。

【上杉風太郎@五等分の花嫁】
[状態]: 健康
[装備]: 無し
[道具]: 基本支給品一式、不明支給品×1〜3
[思考・行動]
基本方針:この殺し合いから生きて還る。
1:なんだったんだあいつ…?



19淫獣とニンジャ ◆IRWq076pt2:2018/11/28(水) 22:59:34 ID:2XDGvqP60

ユリケンジャーは走っていた。
1秒でも長くあの空間にはいられなかった。
ユリケンジャーは百合忍者である。
故に、男が放つ百合に交わる的オーラには人一倍敏感なのだ。
最初に会った金髪の淫獣のソウルからは強烈な百合の間に挟まるオーラを感じ取れた。
実際に挟まっているかいないか、そんな事はユリケンジャーにとっては些末事だ。
可能性を持つ、それだけで万死に値する。
百合を心から愛するユリケンジャーにとってそれは不変の真理なのだ。

だから殺さねばならない。

愛刀ユリケンズバットは運良く自分の手元に支給されていた。
これは天啓に違いないと彼は確信していた。

「百合を…百合を摂取せねば!」

だが、後からやって来たもう一人の少年の存在は予想外だった。
彼のソウルからは圧倒的女惹きつけフェロモン的オーラが感じ取れた。
これがいけない。
百合に挟まるオーラだけでもキツいのだが、これにモテオーラが加わる。
百合とは対極のこのオーラが作り出すアトモスフィアはユリケンジャーにとっては毒なのだ。

あの二人はいずれ殺す。
だが、まずは百合分を摂取して回復を図らねば。
百合を求めて走れ!ユリケンジャー!

【ユリケンジャー@当企画オリジナルキャラ】
[状態]: ダメージ(小)、精神的ダメージ(大)
[装備]: ユリケンズバット@当企画オリジナル
[道具]: 基本支給品一式、不明支給品×1〜2
[思考・行動]
基本方針:チンポ殺すべし!
1:淫獣は殺す!ラブコメ主人公も殺す!
2:百合を摂取せねば!

【支給品解説】
【ユリケンズバット@当企画オリジナル】
ユリケンジャーの愛刀。
鞘から抜けば百合に挟まる男の陰茎を斬り落とすソードモードになり、鞘ごと構えれば男を撲殺するバットモードになる。
これを用いてユリケンジャーは百合を守ってきた(本人主観)なのだ。

20 ◆IRWq076pt2:2018/11/28(水) 22:59:53 ID:2XDGvqP60
投下終了します。


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