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新西尾維新バトルロワイアルpart6

509三魔六道 ◆mtws1YvfHQ:2015/01/02(金) 00:57:48 ID:IG39iMCA0

相手の返事も聞かず、ボタンの一つを押しました。
保留でしょう。
音楽が流れ始めてすぐにわたしを見ます。

「今の残った人数と私達、それに向こうの二人の名前を知れればそれぞれの概ねの動向が分かるわ」
「なるほど、メリットはそれですか」
「デメリットはこっちの人の名前が知られること。当然、彼女達の口から主戦肯定派に情報が漏れる可能性もあるかな?」
「その彼女達ですか? 肯定派の可能性はないんですか?」
「あるわね」

平然とそう言われてしまいました。
いや、その答えは予想外なんですけど。
そう思ってみても笑ったままです。
わたしの反応はどうも予想通りのようです。
人が悪い。
悪い人。
どっちが正しいんでしょうか。
はてさて。

「その場合だと彼女達は反対派の中に飛び込んできた肯定派になる訳だけど、困った事に私達の中にそのどちらでもない人が二人紛れ込んでいるわ」
「……球磨川禊さんと、鑢七実さんですか」
「そう。あの二人は、まあ、変な言い方だけどどうあっても死にそうにない二人。そして球磨川さんといーちゃんさんは妙に繋がり有った所があるみたいね」
「問題点が二つ有ります。お分かりでしょうけど」
「えぇ。今話している二人が来るまでの間に戻ってくるのかどうか。戻ってきたとしてもその二人に対する対抗馬みたいに動いてくれるか」
「問題だらけじゃないですか!」

問題だらけじゃないですか!
とは言ったものの。
デメリットばかりを考えるのもどうかとも思います。
あの二人がきた場合のメリットを考えてみましょう。
いやまだ合流すると決まっている訳ではないですが。

「メリットは本当に先程の物だけですか?」
「……んー。言い辛い所では二人の関係者を説得し易くなる、とか?」
「説得の後に物理が付いてる気がするんですが」
「違うわよ」
「違うんですか?」
「物理じゃなくて脅迫よ」
「余計にタチが悪くなってますよそれ!」

え、何ですかこれ。
ここまでアグレッシブな人でしたっけ。
まるでわたしの心を読んでいたように、また小さく笑いました。
少しばかりぞっとするような。


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