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雑想 【CP色々】

1:2011/04/29(金) 09:06:03 ID:???

サタンより引越させて頂きました。

酉想というものを書いていた たこ(現:凧)と申します。
酉想の続きやら、思い付いたCPでの妄想話を載せようと思っています。

場所をお借り致します。

258:2012/03/10(土) 13:31:39 ID:???


確かに今のままでは、色々と支障が出てきてしまう
敬浩もそうなのだろうとネスは腹をくくった

「分かった」
「ありがとうございます」

敬浩は頭を上げると、そこにはキラースマイルと言われる満面の笑顔

「この後、ちょっと仕事が入っているので、それが終わったら連絡します」
「…うん」

今度こそとネスは、敬浩に背を向けた

走り出したい衝動を何とか堪え、高鳴る心臓に困惑しながら歩き出した

259:2012/03/10(土) 13:40:36 ID:???
>>252 コメントのお返し
>>253-258 更新分

お久しぶりです。
ある日、更新分を書いていましたら、wordがいきなり閉じて、しかも復元できず…
それに愕然としてしまい、妄想が止まってしまい、こんなに亀になってしまいました。
いきなりのアクシデントに弱いらしいです…
本当は今回の更新分はもっと長いものでしたが…
って、愚痴からはじまり、すいません。
間を空けないよう、なんとか妄想して、早くこの吸収CPを終わらせて、あのCPに移りたいと思っております。
また変なCPを思いついてしまいましたwww
こんな凧ですが、これからもよろしくお願い致します。
お目を止めて頂き、ありがとうございました。

260名無しさん:2012/03/20(火) 22:12:21 ID:???
復元できないワード…ヒイィィィ!
同じものは二度書けないし
最初のテンションには戻れないし
へこむし…大変でしたね!

そんな苦難を乗り越えての今回の更新ありがとうございます!
TK動き出しましたね
先日、オーデ出身者ライブのビューイングに行って来て
左なSKやNEを仕入れたい、と思っていたのですが
帽子&蝶タイが可愛かったせいか
右位置なネッさんを受信

思惑は外れましたが、それはそれでいいもの観ました。

楽しく歌う6人がとっても素敵な夜でした///

続きをお待ちしています!
楽しみです!

261:2012/04/19(木) 22:20:21 ID:???
>>260
コメントありがとうございます。
分かって頂けて良かったです。
もう、あれのせいか、サッパリ進まずこんな亀更新になってしまい、すいませんでした。
ようやく、ひと段落致しましたので、少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです。

ビューイング行かれたのですね!!羨ましい限りです。
凧は行けなかったので…見たかったです。
それもDVD出るのか、出たら確実に買います。
帽子に蝶ネクタイNE…どうやっても可愛いです。
モバの方で画像は見ましたが、本当は生で見たかった。

260様は、もうライブは行かれましたか?
凧は西武初日です。
そこで何を受信できるのか!できないのかw
萌等がありましたら、こそっと教えて下さいね。

また、お立ち寄りくださるのをお待ちしています。

262:2012/04/19(木) 22:21:29 ID:???


トレーニングも終わり、シャワーを浴び終わったネス
着替えていると哲也が近付いてきた

「飯食いに行こうぜ」
「ごめん、今日はちょっと…」
「そっか…ネス、なんでそんな微妙な顔してんの?」
「えっ?」

自分の顔に手を当ててみても、どこが微妙なのか分からない

「…ふ〜ん、そっかっ、じゃあ仕方がない。直人もまだだし、ケンチでも誘うか」

何かを納得し、ネスに背を向ける哲也

前も報告してと言われていたが、何も報告もできないでいる
けど、無理強いする訳でもなく、そばにいてくれる哲也と直人にいつか何かお礼でもしなくてはと考えたネスは、帰り支度を始めた

263:2012/04/19(木) 22:22:44 ID:hUgP4Acw


結局、またどこかの店で待ち合わせるにも、人の目が気になり、自宅で待つことにした
マロの可愛らしい仕草に癒されながら、時間の過ぎるのを待つ

『ピンポーン』

来たっ!
急ぐことでもないのに、慌ててインターホンを押す

「はいっ」
「遅れてすいません、敬浩です」
「どっどうぞっ」

ロック解除ボタンを押す指が震えていたことは、マロしか見ていない

264:2012/04/19(木) 22:24:52 ID:hUgP4Acw

「自分からお願いしたのに、遅くなってすいません」
「いやっ、大丈夫…」
「おじゃまします。マロ久しぶりーっ」

近付いてきたマロを愛撫する敬浩は、思い出したように立ち上がるとネスに袋を渡した

「これ、マロのお土産とこっちはネスさんに」
「…ありがとう、あっ何か飲む?大したものないけど」

目を合わせられないネスは、袋を受け取るとキッチンへ逃げるように進んだ

「あの…それネスさんが前に好きだって言ってた焼酎なので、それ飲みませんか?」

意外と小ぶりな袋でズッシリと重さを感じたのは、そのせいだったらしい
中身も見ずに受け取り、キッチンに逃げ込んだネスは、落ち着けと大きく深呼吸
袋を開くと、前に敬浩の自宅で頂いたことのある長崎の焼酎とネスのおやつが入っていた

265:2012/04/19(木) 22:25:35 ID:hUgP4Acw

「あっ、ありがとう…あっ、用意するから、これは敬浩君がマロにあげて…あれ?」

おやつを手にキッチンを出ると、居間には敬浩の姿はなく、振り返るとまだ廊下でマロと遊んでいた

「そっちじゃあ、寒いでしょ入りなよ」
「あっ、すいません…マロ、あっちでおやつ食べよう」

マロを抱き上げ、ネスにニコリと微笑んだ敬浩にネスはおやつを渡す

「…っ、なんか…食べる?って、前に、てっちゃんが置いてったお菓子くらいしかないけど」

不意の笑顔にネスの心臓は跳ね上がる

「…つまめるものならなんでも」

敬浩はネスの差し出したおやつを受け取り、ソファへ移動した
その様子にネスは、溜息が出る
マロのように無条件で接することが出来ない
ふとした表情に、仕草に身構えてしまう
不自然さをどうにか消そうと、ネスは大きく伸びをして意識を切り替えた

266:2012/04/19(木) 22:26:21 ID:hUgP4Acw


ネスの溜息が敬浩の耳に届き、無意識に敬浩のマロに向ける視線が沈み、撫でる手が弱くなる
その変化に気付いたマロは、もっとと敬浩の手に頭を擦りつける

「おっと、マロありがとう、今から沈んでちゃいけないよな」

マロにしか聞こえない声で、礼を言い、撫でてからおやつを与えるとマロを下ろし、立ち上がった

「ネスさん、手伝います。運ぶものとか渡して下さい」
「あっ、そう?じゃあ、コレとこっちも持ってて」
「コップはいつものでいいっすよね」
「うん、お願い」

何度も訪れているネスの家、勝手も知っているが、ネスの普段使い用のコップと飲み用の違いまで覚えた敬浩
二つコップを取り出し、テーブルまで運んでいく
そのいつもと変わらない光景にネスの張っていた肩の力が抜けていった

267:2012/04/19(木) 22:27:59 ID:hUgP4Acw


飲みつつ、他愛のない話で時間が過ぎていく
いつの間にか、マロはネスの足の上で体を丸めて目を閉じていた


敬浩は、ふっと息を吐き、コップのアルコールを飲み干した

「ネスさん、少し俺の話聞いてくれますか?」
「あっ、うん…」

ネスは敬浩の顔を仰げず、手元のコップに視線を落とした

「俺、どうしても欲しくて得ることのできないものがあるんです」

予想とは違う言葉に思わず視線をあげると、真剣な眼差しに目が離せなくなる

「それはあなたの声です」
「えっ?」
「篤志さんの声でも、将吉の声でも、他の誰の声でもなく、あなたの声が、歌声が欲しかった」

ネスは、突然の告白に頷くことさえ忘れる

「最初は篤志さんの声に近付こうとしました、けどあなたの歌声を間近で聞いていたら、この声が欲しいって」

辛そうに喉に手を当てる敬浩は、雰囲気も声もいつもとは違う

「けど、俺には出せない、どんなに頑張っても出すことができない声で歌うあなたが羨ましかった」

どう答えていいのか分からず、ただ敬浩の視線を受け止めることしかできないネス

268:2012/04/19(木) 22:29:14 ID:hUgP4Acw


「オーディションで選ばれて、けど影では色々と言われて、その原因が俺の声だってことは分かってます」
「っそれは…確かに色々とあったけど、敬浩君の歌が好きだって人は多い」

あまりに自分を卑下する敬浩に慰めのような言葉をかけるが、それが慰めにもならないのは分かっていた

「俺の外見のおかげです、この顔に生まれてよかったって思ってますよ、じゃなきゃココにいることはできなかった」
「…っ」
「自分なりに勉強して、けどネスさんの本物の声を聞く度にどうしても…最初はずっとあなたの声に嫉妬してました。あんな声になりたいって、でもそんなことはできなくて、欲しい欲しいってずっと思ってました。そうしたら、声だけでなく全て欲しいって思うようになって、それが恋愛感情だって気付いたんです。それでこの間寝ているあなたを見て、どうしても我慢ができなくなって…」
「っ…やっぱりアレは敬浩君…?」
「…はい…、気が付いたら服を脱がして跡付けて…」

やっぱりと思う反面、どう反応していいか分からず、目線を彷徨わせた

「あの時のことを覚えてないでしたよね、なのでもう一度言います。俺は、あなたが好きです」

真摯なまでの視線と声が、ネスに突き刺さる

269:2012/04/19(木) 22:30:12 ID:hUgP4Acw
「っ…言ってたんだ…俺、その時のこと本当に何にも覚えてなくて…」
「あの時、結構酔っていたのにそれを忘れて、責めるようなことを言ってしまい、すいませんでした」
「いやっ、あれは俺が覚えてなかったから…」

「覚えてないのは、仕方がないです。色々と順番とかおかしくなってしまいましたが、俺やっぱりネスさんが好きなんです。何度も忘れようと思いましたでも、気持ちが変わらなかった。俺はネスさんが好きです、…この気持ちを受け取ってもらうことはできませんか?」

270:2012/04/19(木) 22:31:24 ID:hUgP4Acw


ここ数日、敬浩の見たこともないような表情を色々と見たが、これはまた次元が違うような言葉にし難い表情で見つめられ、ネスはなぜか頬に熱を感じた

「…あの…俺も敬浩君も男でして…あっ…そういう人がいるのは知ってるけど…えっ?」

しどろもどろに言葉が出てこないネスはふっと影と気配を感じ、顔を上げた
デジャブのように敬浩の顔が近付いてきて、焦点が合わなくなると唇に圧がかかる
ネスが反応するよりも早く敬浩が離れ、ニコリと微笑む

「前も思ったんですけど、ネスさん嫌がってないですよね」
「…はっ?えっ…なっなんでそうなるの?」
「じゃあ、イヤでした?」
「そりゃ…あ…?」

敬浩に言われて気が付く
それはある意味、嫌悪感が出てきてもよい行為であるのに、それが嫌悪感とは違うような気がする

「だからどんなに諦めようと頑張っても無理だったのは、諦めなくていいって本能が言ってたんですね、これでスッキリしました」
「えっ?あ…あの、自己完結されても…」
「俺、ネスさんが分かるまで待ちます。この間のように暴走はもうしないと思うので、けどなるべく早く分かって下さいね」
「なに?えっ?っど…どういうこと?」
「飲みましょ飲みましょ、あっマロ起こしちゃったね、ごめんねぇ」

膝の上のマロが敬浩に抱き抱えられる

敬浩はそれ以上聞いても答えてくれず、焼酎の瓶を差し出し、杯を進めてくる
結局、早い内に瓶は空になり、敬浩は勝手にネスのストックアルコールを持ってくると、更に杯を進めさせる

271:2012/04/19(木) 22:33:44 ID:???


朝目覚めたネスは、また言葉にならない叫びを押し殺した
そして、すぐにほっと息を吐く
前回のように何も着ていない状態ではなく、ちゃんと寝間着に着替えている

そして瞬間女性のようにも見えてしまうくらい綺麗な面立ちの敬浩がネス側に顔を向けて寝ていた
また静かにベッドを抜け出そうとすると、敬浩の瞼がパチリと開き、ネスを仰ぎ見て微笑む

「おはようございます」
「…おっおはよう」

赤くなる必要はないのに、頬に熱を感じたネス
敬浩は、起き上がるとすっと身体を前に倒し、ネスの唇を奪う

「なっ…たっ敬浩君!」
「すいません、あまりにも可愛い顔で、今日はもうしません」
「…かわいいって…んっ?今日は?はい?」
「ほら、起きて飯食いましょう」

敬浩にペースを乱されっぱなしのネスは、もうどうしていいのか分からず、結局諦めた

「朝飯買ってないよ」
「あっじゃあ、ちょっと時間ずらして会社の近くに数日前にオープンした店があるんでソコ行きません?」
「また?ホントあの辺、新店多いね」
「今月開店したの、もう三軒目ですし」
「それに、よく知ってるよね」
「あの周りは把握しときたいじゃないですか」
「確かに」

ネスが、色々なことに気付くにはもう少し時間が必要
けど、それは遠くない

272:2012/04/19(木) 22:41:47 ID:???
>>261 コメントのお返事
>>262-271 更新分

こんばんわ。お目に止めて頂き、ありがとうございます。
ようやくひと段落させることができました。
読んでお分かりのように、正式CPにはなっておりません。
NEには、急展開は無理かと思いまして、悩みに悩みこんなんできあがりましたが、
少しでも楽しんで頂ける内容になっているかは…凧は楽しんだんですがw
なんだかんだと、もう少し続きます。
やっぱり、ちゃんとCPにしないと!

読んで頂き、ありがとうございました。
毎回楽しむだけで終わていますが、西武初日で諦めず萌探ししてきます!

273:2012/04/25(水) 04:29:12 ID:???


【 酉想 〜六〜 】

『アキラ熱愛発覚』
その見出しをデカデカと掲げた週刊誌が発売された


マネージャーに電話で地下駐車場に降りてくるように言われたアキラは、車に乗り込むとすぐ週刊誌を渡された

「えーっと、事実確認するよ。これはアキラ君?」
「…なんすかコレ?…有り得ないっすよ」
「じゃあ、これはナニ?」
「俺が聞きたいっす」

望遠レンズで撮ったと思われる少々荒い写真には、サングラスをかけたアキラっぽい男が女性の肩を抱いていた

「そうっか、事務所の前に記者さん達が来てるから、事務所に寄らないから」
「行って、それ俺じゃないって言えば済むんじゃないんすか?」
「それが、その写真の女性がアキラと付き合ってるって、言いまくってるらしい」
「はっ?」
「アキラ君が浮気するタイプじゃないのは知ってるけど…」

274:2012/04/25(水) 04:30:33 ID:???


その時、携帯が震え、画面を見てみると広からの着信

「広さん、コレ俺じゃないっす」

通話ボタンを押してすぐに、一番に信じて欲しい人に自分の無実を伝える

『おっそうか。でも状況が悪い、今日はホテルに籠ってろ』
「えっ?でもっ」
『幸いなことに今日の仕事は、替わりがきくから他の奴に回す、だからホテルに…』
「っ…広さん家じゃダメですか?」
「…分かった。今日付いてるの誰だ?まあいい、替わってくれ」
「広さん、替わってって」

マネージャーは、アキラから携帯を受け取り話し始めた

「はい、替わりました。…はい…はい…分かりました。…はい…」

少しの会話で、携帯を返されアキラは携帯に耳を付ける

「広さん…」
「鍵は持ってるな」
「はい、持ってます」
「玄関ホールは通らずに地下から直で来い」
「あっ、はい」
「アキ…キャッチだ、切るぞ」
「はいっ」

切れた電話を眺めると同時に溜息が漏れた
発進した車が地上に出ると、そこには何人もの記者の姿
スモークを張っていても見えてしまうからと、後部座席で寝そべる形でマンション前をやり過ごした

275:2012/04/25(水) 04:32:20 ID:???


アキラは広の家に着くと、安堵からか何からのか分からない溜息が出た
玄関を開け入ると、かすかに聞こえる話し声
進むとそれは、この家の主の声
ドアを開けると携帯で何かを話している最中だった

「ああ、そうしてくれ…それはない…ああ、おっ来たな…ああ、アキラはこっちに着いた…じゃあ、頼んだぞ」
「…広さん、なんでいるんっすか?」
「ここは俺んちだぞ」
「それはそうっすけど…」

嬉しい気持ちと、デマを書かれた苛立ちとが、ごちゃまぜにアキラを襲う

「…あれは、アキラじゃない」
「俺じゃないっす」
「じゃあ、気にすんな」
「でも…」
「知り合いに調べさせてる、そうだな…うまくいけば、今日中には片が付くんじゃないか」
「えっ?」
「専門外は専門家に頼んだ方がいいだろう」
「あのっ…」
「それで、ホテルよりここを選んだのはなぜだ?」

いきなりの方向転換な質問に、一気に心臓の音が早くなる

276:2012/04/25(水) 04:33:40 ID:???


「えっ、いやっ、広さんにはちゃんと言いたくて、俺じゃないって」
「それで?ベッドも一つしかない俺のとこに来たってことは?」

広は、アキラの前まで進んできた

「いやっそれは、あのっ」
「朝一でトレーニングのつもりだったんだか、予定が替わった。手伝ってくれるか?」
「えっ、それって…」

広は、アキラの後頭部を引き寄せ、アキラに口付ける

「っ…ひ、ろ…さん…っ…」

抗議しようとするアキラを更に引き寄せ、唇を貪るとアキラも応え始める
思う存分、互いに互いを貪り、唇を離す

「広さん、こんな時にこんなことしちゃって、いいんすか?」
「そう言う割には、お前の息子は元気なようだが?」
「…だから、聞いてるんすよ」
「俺らが動けるわけじゃねえんだし、後は専門家に任せて、報告を待つだけだ」
「いいんすか?」
「俺は社長で、社員の安全は守らなきゃならない。それ以前にお前の無実は晴らさなきゃ気が済まない」
「広さん」
「それに、ただ待ってるのもつまらないだろう」

広は、アキラから離れ寝室へと歩き、ドアを開けた

「どうする?」

アキラは考えるよりも先に、足が動いていた

「…頂かせていただきます」
「ばーか、食わせっかよ、俺が食うんだ」

冗談も出てきたアキラに、広はニヤリと口端を上げ、アキラを通すと自分も寝室へと入っていった

277:2012/04/25(水) 04:51:02 ID:???
>>273-276 更新分

こんばんわ。
目を止めて頂き、ありがとうございます。
吸収CPを少々お休みし、とある読み手様からリクエストにお応えして、書いてみました。
久しぶりの酉想!!
ちょうど、九州CPの今後の展開に煮詰まっていたので、
本当に良いタイミングでリクエスト頂き、ありがとうございます。

ご存じない方もいると思いますので、ちょいと説明します。
酉想は、主体はHとAKのCPです。サブCPに、SKATとNKKCがいます。
社内でちゃんと報告しているので、主な社員はCPだと知っています。
…という設定の話です。
それを念頭に見て頂けると良いかと思います。
本編を知りたい方がいましたら、>>2-3をお読みください。

読んで頂き、ありがとうございます。

278名無しさん:2012/04/25(水) 11:53:50 ID:???
お帰りなさい酉想ヽ(´ー`)ノ
凧様更新有難うございました!リクに答えていただけて幸せです。
懐かしさもありつつ変わらないH+AKの雰囲気ににこにこしました。
Hさんの対応の冷静ぶりやらAKのぷんすか不貞腐れぶりが目に浮かびました。
ちょっと波乱かな?と思いきや堂々の安定感がまたらしくて良いです。
酉CP達はそれぞれの付き合いに強く自覚と責任(笑)を持っている感じが素敵ですね。
正部D行かれるとのことで!楽しまれて来てください。

279名無しさん:2012/05/05(土) 17:11:10 ID:???
お久しぶりの酉CP
二人の関係はどっしり安定して、夜の生活も楽しく過ごしてそうで
頬が緩んでます〜

せえぶはいかがでしたか?
お話への萌えがありましたか?
また、よろしければお話を聞かせてください。

280:2012/05/15(火) 10:20:00 ID:???
>>278
コメントありがとうございます。
そして、改めてリクエストありがとうございました。
久しぶりに書いたら、それはまた楽しく書けましたw
今回の更新で、またちょっと楽しんで頂けるように色々と書き足しました。
それが、278様の予想と反してたら、これまた嬉しいですw
倉庫に少々Rも書きましたので、合わせて楽しんで頂けたらと思います。
もう少し続きますので、またいらして下さいね。


>>279
コメントありがとうございます。
久しぶりに酉を書いてみました。
楽しんで頂けたようで、うれしいです。
更に頬が緩みそうなRを少々倉庫の方で書きましたので、
良かったらそちらも読んでみてくださいね。
まだ、話は続きますのでまたいらして下さい。
コメントありがとうございました。

281:2012/05/15(火) 10:21:26 ID:???


互いに存分に満足しあうまでラウンドこなし、ようやく一息付いた時には、トレーニング後のように息荒く汗だくとなっていた
バタリとベッドの上に寝そべり、髪をかきあげ息を整えていく

「ふぅ〜…あっつー、エアコン付けてもいいっすか?」
「ああ、好きにしろ、シャワー浴びてきてもいいぞ」
「そうっすね、先いいっすか?」
「ああっ」

アキラはベッドから起き上がると、裸体のまま違和感の残る腰を押えながら寝室から出て行く

282:2012/05/15(火) 10:24:25 ID:???

広はぐっと腕を高く上げ背を伸ばし、ふっと今朝の一連を思い出した

記事の話を聞いた時点では、来たかと多少の諦めのような複雑な心地になった

そして、朝のかけた電話での開口一番が、『広さん、コレ俺じゃないっす』それで、違うかもしれないと息を吐いた

ホテルに行けというと、『広さん家じゃダメですか?』の言葉で、完全に違うのだと分かった

そして、家に来たアキラの表情で、あの記事の当事者達に対して憤りを感じた

283:2012/05/15(火) 10:25:13 ID:???

それに先ほどアキラの言葉

『ひっ、ひろ、さん、なんか、いつもよりでかく、っないっすか?』

驚きと衝撃に眉間に皺を寄せていたアキラを思い出すだけで、ツキンと腰に疼きが走る

諦めから始まり、憤りにまで達した精神の変化
それらが、アキラに分かられてしまうほどの正直に下半身に表れたことに笑みが零れた

「俺もまだまだ、だなっ」

広は、携帯を掴むと、立ち上がりもう一度伸びをした
携帯の着信がないことを確認してから、広は電話をかける

「お疲れ、食事頼めるか?…ああ…頼む…そうだな、そうしてくれると助かる…ああ、ありがとう」

早々と電話を終え、散らばっている二人分の衣服の中から自分の服を拾い上げ、ふっと思い留まる

「…俺も浴びるか」

持ち上げた服をその場に落とすと、全裸のまま浴室へと歩き出した

284:2012/05/15(火) 10:26:39 ID:???

「えっ…びびったーっ、広さんどうしたんすか?」

いきなり開いたドアに、浴槽に座っていたアキラはビクリと肩を震わせ、広を見上げた

「これで服着たくないしな、風呂も入ってるのか」
「…なんとなく」

そういうと、視線を逸らしたアキラに広は首をかしげた

「腰キツいのか?」
「…ちょっと…ダルいっす」

明らかに照れているようなその表情に、広まで照れてしまうが、浴槽のお湯を見ていたアキラには気が付かれなかった

「針でも呼ぶか?」

コックを捻り、お湯を浴びながら聞く

「いいっす…あっ、そういえば、広さん今日仕事は?」
「ああ、お前がこっちに来るって言ったら、休みにされた」
「へっ?いい、んすか?」
「あいつらが休めって言ったんだし、いいんじゃないか。それにここでもできることがあるしな」
「それって、さっきの電話?」
「ああ、逆上せるなよ」

広は、体を一通り流すと、コックを閉めるとドアを開けて出ようとする

「入らないんすか?」
「腰がダルイやつに無理させるのは目に見えてるから、やめておく」

その意味に、一瞬間をおいてから気が付いたアキラは口を開けた
だが、閉じられた扉のスモーク越しの広のシルエットに見とれ、言葉は湯気と共に消えていった

285:2012/05/15(火) 10:28:05 ID:???

アキラが脱衣所から出て、リビングに戻るとまた広は通話中

「そうか…分かった…」

広は、戻ってきたアキラに気付くと話しながら、キッチンへと移動し、冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出す
それをアキラに投げ、受け取ったアキラはぺこりと頭を下げ小声で礼を言った

キャップを外し、飲みながら寝室へ入ると、落としたままだった服を拾う

だが、このままここにいるのだと、クローゼットを開けアキラ用となった一角から部屋着にしているジャージを取り出し着替えた

286:2012/05/15(火) 10:29:22 ID:???

リビングに戻ると広の電話は終わっていた

「アキラ、今ノリが玄関に来るから受け取ってくれ」
「えっ?あ、はい。なんすか?」
「昼飯」
「ああ〜って、もうそんな時間っ」

広の家に着いてから、もう数時間も経っていることに驚きと共に、恥ずかしさも出てくる

「?」
「いやっ、なんでもないっす」

赤くなっているだろう顔を隠すように、両手で抱えた洗濯物を抱え直し、脱衣所へと逃げると息を吐いた

「そりゃあ、んな入ってたんだから、まだ広さんが入ってる感じするよなぁ」
「なんだっ、そんなことか」
「えっ!!」
「変な顔してっから、何事かと思った」

そう言って、驚くアキラを残してリビングに戻っていく

「気配ないしーっ…ああ〜余計にハズい…」

アキラが大きく息を吐き、驚いた瞬間に落ちてしまった洗濯物を洗濯籠に入れた

「あっ、広さーん。広さんのも持ってきたんですけど、良かったっすか?」
「ああ、助かる」
「洗っちゃいます?」
「どっちでもいいぞ」

287:2012/05/15(火) 10:30:11 ID:???

その時、玄関のチャイムが鳴り、アキラは玄関の鍵を開けた

「はいは〜い…お疲れさまでーす」
「おっアキラ君っ、広さんが出てくるもんだと思ってたからびっくりしたよ」
「貰ってこいって広さんが」
「そっか、ちょっと広さんに聞きたいことあるから、呼んでもらってもいいかな」
「広さーん、ノリさんが聞きたいことあるってー」

アキラの声に、かすかに応えた声が聞こえ、広が玄関に出てきた

「ノリさん、コレありがとう」

そう言うとアキラは、広と入れ違うようにリビングに戻って行った

「どうした?」
「えっああ…まずはコレと…」

288:2012/05/15(火) 10:31:15 ID:???

広との話が終わり、玄関の扉が閉まると、ノリは大きく息を吐いた

二人が付き合っていることは知ってはいたが、分かってはいなかった

それを見せつけられるように、アキラが玄関口に出てくるわ
メンバー同士は親しいが、それを超えて親しげに広を呼ぶアキラ
広が玄関に来ると、入れ違いに離れるアキラが、奥さんかと突っ込みを入れたくなった
そして、アキラだけかと思ったら、明らかに広も風呂上り様子を見て、うろたえてはいけないと活を入れていた

「あー、見てはいけないものを見てしまったような、良いものを見たような…複雑な気持ちだぁー」

そう呟きながら、広宅をあとにした

289:2012/05/15(火) 10:48:11 ID:???
>>280 コメントのお返事
>>281-288 更新分

こんにちわ。
今回もお目に止めて頂き、ありがとうございます。
残念ながら、西Dで確実な萌を見つけられなかった凧でございます(+o+)
Hの横はAKの確立が高くて嬉しいかったことと。
移動途中にTAがNKに何かを言い、それに対しての笑いながらTAの肩を叩くNKが可愛かったこと。
くらいしか、見つけることができませんでした。
それにしても、NKが所々可愛く見えてしまうのは、凧眼のせいなのかw
あの全開の笑顔のせいですよねw
行かれた方がいらっしゃれば、ここで萌投下してくださってもOKですので。

P.S.
メールを下さった方、ありがとうございます。
R指定は、あちらで書きますので、その時はRありますと書きますので、覗いてみて下さい。
ちなみに、今回少しですが、R書きましたので楽しんで頂けたら嬉しいです。

290:2012/05/15(火) 11:08:43 ID:???
【倉庫へのお知らせ】

表示されているE-mailアドレスに連絡下されば、倉庫のアドレスをお送りします。
PC等の場合、>>290の凧の名前をクリックすれば、E-mailアドレスが出てきます。
R指定は、こちらでは書かないと決めていますので、ご了承下さい。
倉庫にRを書いた時は、こちらに一言書きますので、お手数ですが倉庫までお越し下さい。
ランキング等には入れていませんし、加入もしていません。
凧単独のHPとなりますので、他の方のHPへのリンク等もございません。
ご承諾の上、ご連絡頂けると嬉しいです。
凧倉庫のお知らせでした。

291:2012/05/17(木) 22:23:17 ID:???


アキラは、携帯を見てウンザリと溜息を吐いた

「どうした?」

リビングのテーブルの上で、仕事の資料を読んでいた広は、その溜息に気が付き目線を上げた

「あ〜、微妙な知り合いの人からあの記事は本当かって」
「今日は誰にも何も返すなよ」
「はい…」

大きく溜息を吐いたアキラの携帯ではなく、次は広の携帯が震えた
今度はメールだったらしく、すぐに打ち始める

「それも、俺がらみっすか?」
「んっ?これは違う」
「…そうっすか」

アキラの携帯もいつも以上に鳴っているが、広の携帯もアキラよりは少ないがいつもよりは多い
それも明らかにアキラがらみの案件が多いことに、アキラは情けなくなってくる

「ホント、すいません」

今日は、何度も謝っているなと、アキラは頭を下げた

292:2012/05/17(木) 22:24:04 ID:???

一度伸びをしてから、椅子から立ち上がった広は、アキラの座っているソファに腰を下ろした

「…知ってるか、アキラ」
「はい?」
「俺が解決させたいんだよ」

持っていた携帯をソファに置き、アキラを見る広の目が少し苛立っているかのよう
その言葉と強い瞳にドキリと心臓が高鳴るアキラ

「これが本物だったんなら、俺は何も言わないがデマをこんな風に書かれるのはムカつく」
「本物って、俺っ広さんと…その…付き合ってるんすよ」

広はその照れながらも反論するアキラに、広は頬がやけていくのが分かる
それを隠すように、アキラの後頭部をかっさらうように引き寄せ、口付けた

驚いたアキラも、すぐに瞼を閉じ、口内に入ってきた舌をこちらからも巻き込むように舌先を動かした

そして、たっぷりとお互いを味わう

広は離れた瞬間に引いた糸を舌先で切り、アキラを離す

「可愛いこと言ってっと、歩けなくするぞ」
「…それ、ありそうで怖いっす」

どちらともなく笑いだし、場の雰囲気が和らいでゆく

293:2012/05/17(木) 22:25:33 ID:???

その時、アキラの携帯が震えた

せっかくの笑顔もたちまち消え、ウンザリと携帯を見下ろすと仲のいい友人からのメールと分かり、すぐに携帯を持ち上げた

「んっ?」

文章を読み、口をパクパクさせながら広を見た

「どうした?」
「っ、えっとこれっ読んで下さい」

広に携帯を渡し、広は怪訝な顔でメールに目を通した

『この間、クラブでアキラに声かけたのにシカトされたって言ったじゃん。
アキラは行ってないって言ってたから、違うやつかと思ってたんだけど、あれ、あの記事のやつかも。
しかも、そいつっぽいのが近くにいるんだけど。
どうする?シメッか?』

294:2012/05/17(木) 22:26:22 ID:???

目を見開いた広は、すぐにアキラに携帯を返す

「アキラ、こいつに電話かけてくれ、話がしたい」
「あっ、はいっ」

アキラは言われるまま電話をかけた

「もしもし、俺っアキラだけど…ちょっと広さんが話したいって…うん、その広さん…変わるよ…」

「突然すまん…ああ、そうだ。まだシメないでくれよ…ああ、そうだな、今いる場所を教えてもらえるか?…近いな、そいつは動きそうか?…そうか、知り合いに君の電話番号を教えてもいいだろうか?…ああ、すまない。田中というやつから電話させる…ああ…では、切るが、アキラに何か言うことあるか…そうか、アキラはいい友人を持ったな…」
アキラに切れた携帯を返し、広は自分の携帯を取り出すと、どこかにかける

「彼の電話番号出してくれ」

アキラは、番号を表示させ、広に見せる

「アキラの友人から情報が入った、近くにそれっぽいのがいるらしい、彼と連絡を取りつけてくれ…ああ、頼む…言うぞ。080……」

295:2012/05/17(木) 22:27:10 ID:???

広は田中に伝え終わると、広は大きく伸びをした

「よっしっ、これで後は待つだけだな」
「あの〜、田中って誰っすか?」
「んっ?知り合いの専門家だな、ヤバい奴じゃないから安心しろ」

それでアキラはホッと息を付いた

「探偵っとかっすか?」
「…まあ、そんなもんだな」

ホッとしていいのかと一瞬迷ったが、広が危ない橋をわざわざ渡る人ではないことは重々承知だ

296:2012/05/17(木) 22:28:00 ID:???

「ホントっこれが解決したらなんでも聞きますんで、何でも言ってください。仕事増やしてもいいんで」
「…そうだな、考えておく」

頭の中で思い付いたことに、ニヤリとしそうになったが、どうにか押える広

立ち上がるとキッチンへと向かい、冷蔵庫を開けるとアルコールを持ち上げた

「飲むか?」
「えっ…あーっ…はいっ」

飲んでいいのかと思いつつ、広が飲むと言っているのだから飲もうとアキラもソファから立ち上がった


しばらく飲んでいると、アキラの携帯に先ほどの友人からのメールが来た

「『あとは任せろって言われたから、帰る。どうなったか、あとで教えろよ』って言ってますけど」
「ははっ、そうか。今度お礼しなきゃな」

笑う広の横で、アキラはメールを打った

自分こそ、どうなっているか知りたいが聞いても、教えてはくれなそうと友人にメールを返した

297:2012/05/17(木) 22:33:29 ID:???
>>291-296 更新分

こんばんわ。
目を止めて頂き、ありがとうございます。
昨日思いついたことを書いてみたら、結構書けましたので載せてみました。
話が進んだだけですが、少しでも楽しんで頂けたらと願っています。
お立ち寄り、ありがとうございました。

298:2012/05/18(金) 21:33:05 ID:???


テレビを見ながら、アルコールを干してゆく

アキラへのメールは返信がないことで徐々に数を減らしていた
広の携帯は絶えずメールが届いているが、いつの間にか広の苛立ちはどこかに消えていた
その変化に気が付いたアキラは、伺いを立てる

「…広さん、そろそろ聞いてもいいっすか?」
「いやっ、まだだ」
「むーっ…」

そう笑顔で返されて、アキラは手元のグラスを空にした

299:2012/05/18(金) 21:34:21 ID:???

今見ているのは、関西の有名アナウンサーの情報番組
アキラもこのアナウンサーが好きでタイミングが合えばよく見ているが、こんな形で自分を報道されることに溜息が漏れる
そんなアキラを横目に、広は楽しそうに口元を緩めた

『…アキラ君の事務所からは、そのような事実はないと…なに?…今、速報が入ったようです。えっ?これホンマ?』

アナウンサーが動揺したように、スタッフに目線を送った

『たった今、アキラさんの熱愛発覚をお伝えしたばかりですが、この報道に新事実です。先ほどの報道はアキラさんとは全く違う一般男性だったとのこと。その男性により、あれは自分でアキラさんではないとの証言が入っているとのことです』

300:2012/05/18(金) 21:35:04 ID:???

「えっ?」

広を見るとニヤニヤと意地の悪い笑みで迎えられた

『男性によると、その写真は紛れもなく自分であり、なぜアキラさんとして記事にされているのかと困惑していると。女性についてはその日初めて会い、ホテルに入ったことも証言しています…』

「…どっどういう、ことっすか?」
「そいつ、大のアキラファンらしくてな、見た目も似てるからって髪型も真似ているらしいぞ」
「はぃぃ?」

開いた口が塞がらないとはこのことと、広がようやく話し始めた事実にまともな返事も返せない

「事情を話したら、喜んで手伝ってくれるってさ」

301:2012/05/18(金) 21:36:28 ID:???

『…えっ、その男性と電話も繋がってんの?…どうも、みっ』

『アキラさん、すいません。紛らわしい恰好して、アキラさんに迷惑かけました』

繋がるとすぐにアナウンサーの挨拶も潰す勢いで話し始め、アナウンサーが動揺する

『…ちょっ、アキラ君が見てるか分からんって…』

『見て欲しいって、事務所に連絡入れてもらいましたから、多分見てくれているはずです』

『っそう…なん?』

『アレは俺です。逆ナンされて、ホテルに行きました。記念にと思って彼女を隠し撮りした写メもあります。アキラさんは無実です。アキラさん、本当にすいませんでした』

『タンマっタンマ。あれは、アキラ君ではないと、アキラ君見てますかーっ…』

予想外の展開に、アナウンサーもゲストも苦笑してしまっている
まだ話し足りないと必死にアキラの無実を伝えようとする男性の声は、アナウンサーとスタッフの配慮で切られ、仕切り直しとCMへと移行していった

302:2012/05/18(金) 21:37:08 ID:???

「アキラのファンって、熱度高いな」

笑っている広に、何かを言おうと思うが混乱した頭では舌が動いてくれない

「どうした?これで解決だぞ」
「…はぁ…」
「大丈夫か?」
「…なんっか、一気に力が抜けたって感じっす」
「彼が隠し撮りなんて最高の証拠残してくれて助かったな、女性の方はまだ見つかってないが、証拠の写メですぐに見つかる、しばらく今日とは違った意味で騒がしくなると思うが、こんなんめったにないんだから、楽しめよ」

303:2012/05/18(金) 21:37:47 ID:???

広の笑顔の意味がようやく分かる
アキラへのドッキリもかねて、この番組を見せていたのだ
鬱々としていた気分もどこへやら、広の笑顔につられ、いっそ笑えてくる

「…広さん、分かった時点で教えて下さいよ…」
「それじゃあ、面白くないだろうが」

そう笑う広に、吹っ切れたとアキラも一緒に笑い出す

「俺っ、彼に会ってみたいっす」
「俺もどんだけ似てんのか、見てみたいっ」

広はグラスを上げ、アキラも笑いながらグラスを合わせた

304:2012/05/18(金) 21:39:17 ID:???

芸能人のニセモノにされた人物からの釈明を生電話で生放送
前代未聞の、この放送はテレビ史に刻まれることとなるが、それはまた別のこと


そして、アキラへのメールの内容が変わった
大抵が、今回の記事になにも触れなかった親しい友人達
そのメールの内容のほとんどが、『面白かった』と
アキラは、携帯を買い替え、アドレス帳を整理することにした

305:2012/05/18(金) 21:47:41 ID:???
>>298-304 更新分

こんばんわ。
目を通して頂き、ありがとうございます。
こんなにスムーズに打てたのは、初めて…酉を書き始めた時以来くらいな気がします。
今回はまた楽しかったーっ!
自分で書きながら、脳内のHさんと一緒にニヤニヤしてました。
少しでも楽しんで頂けたら、嬉しいです。
読んで頂き、ありがとうございました。

306:2012/08/10(金) 23:01:12 ID:???

先ほどの放送を話の肴にアルコールを重ねていく
全く酔えなかったのが嘘だったように、いつもよりもアルコールが美味しく感じるアキラ

「俺、いつか広さんにドッキリしかけたい」
「ふ〜ん…」
「何すかっ、ニヤニヤして…あっ、まだ何か起こるとか?」

広のニヤけた表情に、急に背筋がヒヤリと周りを見回す

「もうこの件に関しては、ねぇよ」
「本当っすかー?」
「疑うのか?」
「だってー、広さんドッキリ大好きっじゃないっすかー」
「それは否定しないな」

笑う広に、瞳を細く疑う表情で見るアキラだが、すぐに笑顔になる

「それにしても、生放送でアレってすごくないっすか?」
「前代未聞だろうな」
「アレ、みんなも見たっすかねぇ」
「見れる奴は見たんじゃないか?伝えといたから」
「まじっ、あ〜…明日行ったら、絶対にイジられるー」
「だろうな」

広はニコニコが止まらないとばかりに、始終笑顔だ
その笑顔に言葉を返そうと口を開くが、思うような言葉が出ずにアルコールで誤魔化した

307:2012/08/10(金) 23:03:18 ID:???
そんなアキラに、広は笑顔のまま零す

「まあ、それでアイコってことにしといてやる」
「えっ?アイコって?」
「んっ…ああ…まあ、アイコはアイコだ」

言葉を濁し、バツの悪いような表情になった広にアキラは詰め寄った

「なんっすか?言って下さいよ、気になるじゃないっすか」
「…教えねぇ」
「えーっ、なんだろ?アイコって…今回のことっすよ、ね?」

知らんぷりを決め込んでアルコールを飲む広の顔色を見ながら、アキラは、ふっと頭に出てきたことをまさかっと思いながら呟く

「まさか、アレ真に受けたんっすか?」

ピクリと動いた眉毛に、アキラは畳み掛けた

「俺が、あの女とホテル行ったと思ったんっすか?…そりゃあ、あの写真はパッと見は似てますけど、俺には広さんがいるのに女とホテル行くような奴だと思われ…」

言っている内に、悔しさと苛立ちとでアキラは、口を噤んだ

「アキラ?」
「…俺、嬉しかったんっすよ。ここに来たとき、真っ先に『あれは、アキラじゃない』って言ってくれて」
「…分かった、言うから泣くな」
「泣いてなんて…っ…」

言われて瞬きした瞬間、溜まった涙が頬を伝った

308:2012/08/10(金) 23:04:02 ID:???
それを恥ずかしいと拭うアキラに苦笑しながら、広は吐息と共に口を切った

「はーっ…ちょっとは思ったことは認める。とうとう来たかってな」
「そんなっ…」
「それも、お前が電話に出た時『俺じゃない』って言われるまでの間だ。その後、俺んちに来るって言うし、違うのかって正直ホッとした」
「広さん…」
「それほど、俺の中でお前がでかくなっているのも確認したし、アキラをこんな情けない顔させた奴らにムカついた。それらをひっくるめて、あいつらにイジられるお前を見たいって気になるだろう」
「…んっ?なんか、最後のおかしくないっすか?」
「そうか?おかしくはないだろう」

イジられるところが見たいなんて、ドSな敬浩君のようだと思ったが、それは言わずに腹に収めた

「…俺。広さんに愛されてるんすねぇ」
「っ…バカかっ」

少し照れているような広のそぶりに、アキラの腰に甘い疼きが走る

「…広さん…」

アキラの声音が変わったと気付いた広がアキラを見ると、目に欲情の色
広は、アキラのその目が気に入っている
フッと、口の端で笑った広は、アキラの後頭部に手を回し、引き寄せた

唇を触れ合わせる瞬間に変わった広の目の色を見たアキラは思う
広さんのこの目が好きだ

309:2012/08/10(金) 23:04:39 ID:???

数日後には、事の真相が明らかになった

女性は、アキラ似の男性を逆ナンし、その日の内にホテルへと行った
それを女性の知り合いの男性がホテルに入る所を見て、完全にアキラと勘違いしコッソリと写真を撮った
そして写真を撮ったことを隠し、女性にアキラと歩いているところを見たと聞くと、女性は勘違いされていることが嬉しくて、それはアキラだと嘘を吐いた
確証を得た男性は、電話だと一端話を切り、スマホを取り出し録音機能を起動させた
それを知らずに女性は、ホテルに行った、ダンサーってやっぱり凄いなどと、嘘を重ねて吐いた
男性は、それらを小金欲しさに雑誌社へと持ち込んだ

それが今回のことの発端

その事実が雑誌に載ると、また昼過ぎの情報番組で取り上げられ、今度はアキラが電話で出演という珍事が起きた
司会者が広のメル友だった為、出演を広を通して依頼してきたのだ

そして広は、電話しているアキラを真横で見て楽しんだのは言うまでもない

アキラは脳内で、グループ内のドSランキングを書き換えた

310:2012/08/10(金) 23:08:41 ID:???
>>306-309 更新分

お久しぶりです。
ようやく、酉六は終了となります。
なかなか終わらず、すいませんでした。

次は、あちらにかかりたいと思います。
あちらこそ進めないと…

お立ち寄り、ありがとうございました。

311名無しさん:2012/08/11(土) 00:31:57 ID:???
凧さま、更新ありがとうございます。

凧さまの酉六が大好きです!エンディング楽しみにしています。
ずっと応援します♪

次回の更新、お待ちしています。

312:2012/08/11(土) 12:21:37 ID:???
>>310

こちらの掲示板からすいません


凪さん、こんにちは

私は酉想の最初が読みたくて2度ほどメールさせていただいたのですが、返事が無く教えてもらえないんでしょうか?

313:2012/08/11(土) 16:03:58 ID:???
>>312 友 様

申し訳ありません。
凧のところには、友様のメールは一度も届いておりません。
お手間と思いますが、今一度、メールを送って頂けますでしょうか?
お待ちしています。

314:2012/08/11(土) 22:40:41 ID:???
>>313

メールをもう一度送らせていただきました。

ちゃんと届いたでしょうか?

315<削除>:<削除>
<削除>

316:2012/08/11(土) 23:36:21 ID:???
>>315

送りました。

どうでしょう?

携帯ではダメなのでしょうか?

317:2012/08/11(土) 23:38:59 ID:???
>>315

届きました。

何度もすいませんでした。

ありがとうございます

318:2012/08/11(土) 23:54:30 ID:TOI8ZrDk
友 様

何度もお手間をかけさせてしまい、申し訳ありませんでした。
メールありがとうございました。

319:2012/10/17(水) 15:30:06 ID:???
>>311 名無し様
コメントありがとうございます。
酉六は、いったん前回の更新で終了となります。
酉CPは、何があっても凧の中ではまだ続きます。
次回、いつになるか分かりませんが、酉七でまた楽しんで頂けるよう妄想します。
読んで下さり、ありがとうございました。

320:2012/10/17(水) 15:35:06 ID:???
    
     『 near and far 2 』

心地よい揺れが身体を熱くする

暗闇だと思っていた視界が、体の上で揺れ動く身体がぼんやりと捉える

白く、しなやかな姿態

ぼんやりとした視界の中、やがてゆっくりと見えてきたのは、綺麗な面立ち

いつも優しさと力強さを湛えている瞳は、艶やかで欲情的な色でどこか遠くを見ている

ふわりと笑うと老若男女をドキリとさせる唇は、薄く開き荒く艶やかな息を吐く

その綺麗な面立ちに感嘆の息を吐くと、ゆっくりと瞳がこちらを向いた

薄く開いていた唇が閉じ、妖艶な笑みを浮かべる

そして、ゆっくりとその綺麗な面立ちが近付くと、耳元に唇を寄せた

『ネスさん…』

321:2012/10/17(水) 15:37:35 ID:???

「えっ?」

パチリと瞳が開いたネスは、ゆっくりと周りを見渡した
見慣れた自分の部屋

ボーっとする頭が、先ほどの光景を思い起こさせる

バサリと音を立てて、起き上がると視界の端にマロが驚いたようにこちらを見ていた

フォローする気も起きないほどの動揺が身体を駆け抜ける
片手で口元を覆い、視線を彷徨わせる

「なっ…えっ?なんで…」

耳元で聞こえた、いつもよりも艶やかな音は、先日聞いたあの声音
ぼんやりとした視界で見ていたのは、よく見る彼の身体
身体の上で揺れるあの動きは、まさにあの状況

「なん…で?…えっ?」

322:2012/10/17(水) 15:38:35 ID:???

先ほどの光景を思い浮かべただけなのに、下半身が朝の現象以上の痛いほどの張りを示した

その熱に無意識に手を伸ばそうとしたら、マロが細く鳴いた

「はっ…、待て、待て…待て待て、落ち着け…俺」

マロのおかげでようやく視界が良好になる
ドキドキと高鳴る鼓動に手を当て、大きく深呼吸

だが、さきほどの光景がチラつき、その度に下半身に心臓があるかのように血が集まる

「アレは夢で、そう夢であって…けど…なんで…」

その時、そばでこちらを見ていたマロが、伸びをするとネスに背を向けて歩き出した

その行動を見ていたネスに、一瞬視線を送るとマロは薄く開けてあるドアから出て行った

「…マロ…こんな時に出て行くの?」

マロがいるからと押えていたものが、いなくなると途端緩む

してはいけないと思いつつ、下半身の熱に耐え切れなくなり、ネスは自身に手を伸ばした

323:2012/10/17(水) 15:39:31 ID:???


「おはようございまーす」

聞こえてきた声に心臓が大きく高鳴る
こちらに近付く前にと、深呼吸を繰り返した

「あっ、ネスさんっおはようございます」
「…おっおはよう…」

上ずってしまう声を押え、顔に笑みを張り付け、振り向きざまにどうにか挨拶を返した
敬浩は、いつもの笑みを返すとそのまま歩いて行った

気付かれてないと敬浩の後ろ姿を見送ったネスは、敬浩に向けていた顔を元に戻すと大きく息を吐く

先日の告白だけでも気まずいのに、今朝はあんな夢を見てしまった
更に、耐え切れずそれをオカズに自身を慰めてしまった罪悪感

「なんなんだ、俺…」

もう一度、大きく息を吐いた

324:2012/10/17(水) 15:40:06 ID:???

ネスが顔を戻したことにより、ネスの死角に入った敬浩はポスターを見ているかのように歩みを止め、その様子を見ていた

口元をペロリと舐め、来た道を戻ろうと周りを見渡すと視界の端にスタッフの姿を見つけ、諦めた

「…今日はまだダメってことか。焦るな、俺…もう少し時間をかけないと…」

自分に言い聞かせるように小声で呟くと、止めていた歩みを元に戻す

今、焦ってはせっかくの計画がダメになると敬浩も自分を落ち着かせるために大きく深呼吸した

325:2012/10/17(水) 15:57:12 ID:???
>>319 お返事
>>320-324 更新分 『near and far 2』
ちなみに『near and far 1』は、>>183-271 です。

お久しぶりでございます。
もしかしたら、初めましての方もいるかと思いますので、初めまして。
亀更新の凧と申します、お見知りおきを。

前回更新の酉想は一端終了となります。
書こうと思ったんですが、あれはあれでキリのいい感じと思いまして。

それで今回は、九州CPです。
ふっと、思いついたのを書き留めて、ようやく更新できました。
この二か月、妄想しないで某「竜試練十」なんてやっているせいで、こんなに遅くなってすいません。
でも、せっかく思いついたのだから、竜試練ばかりではなく、妄想も頑張ります。

それと、Hさんおめでとうございます。末永く、お幸せに。

と書いておきながら、凧の中ではHさんの横にはAKなんですよ!
いつか、この出来事を凧風にしてやろうと画策しております。
長い目でお待ち頂けたら、いつか書きます。
プロットなる構想的なものはできております。
ですが、まずは九州CPを片付けます。

また長い目で、お待ち頂けたらと嬉しいです。
お立ち寄り、ありがとうございました。

326名無しさん:2012/10/23(火) 19:13:18 ID:???
凧様、更新ありがとうございます!!!

待ってました九州CP−−(嬉)
この前げっかんのお2人のコラボを見て、超萌えました(笑)
NEさんしか見れないTKの姿・・・ずるいです←

これからの展開とても気になります(笑)
次回の更新、気長く楽しみにしています♪

327:2013/02/08(金) 19:40:42 ID:???
>>326
お久しぶりでございます。
せっかく、待って頂いたのに、長々と更新せず、申し訳ありません。
ようやく、前進しましたので、更新させて頂きます。

私もあの月刊のコラボには、ニヤニヤしっぱなしでした。
いろんな角度から、TKを撮るNEがまたっ!
それに普段のカメラマンにはなかなか撮られない角度からの
カメラワークにも動じず撮られているTKがNEに心許し過ぎっとw

こんな凧ですが、また見て頂けるよう、頑張りますのでよろしくお願い致します。

328:2013/02/08(金) 19:42:59 ID:???


「…っ…ネス、ネス」
「えっ?あっ、はいっ」

呼ばれていたことに気付かず、ハッと顔を上げると、目の前に紙カップが差し出されていた

「心ここにあらずってな、はいっ落とすなよ」

哲也がネスにコーヒー渡し、またコップにコーヒーを注ぐ

「おれらの前だからって、気抜き過ぎっ」

哲也のコーヒーを受け取った直人が、からかうように言うと哲也にたしなめられる

「直人、おれらの前だから気を抜いてられるの、意味合いが違う」
「あっ、そっか…じゃあ抜いていいや…あっ、てっちゃん特製コーヒーはこぼさないように」

ネスは、そんな二人の穏やかな空気に、少し張っていた肩の力を抜いた

「ごめんっ、考え事してて」
「それは知ってる」
「しかも誰のことを考えてるのかも知ってる」
「直人っ」

哲也のたしなめをイタズラっ子のような顔でかわすと、ネスの前にずっと顔を近付ける

「何があったのさ、言ってみなって」
「あっ…、えっと…」

ネスの頭に出てくるのは、リアル過ぎるあの夢の映像
日が経っても色褪せるどころか、なまめかしさが際立ち、思い出すだけで腹に力が入る
分かりにくいがネスの色黒な肌に朱の色が入るのを見逃さない二人は、何があったのか聞きたくてしょうがないが、どうにか我慢している

数日間、こんな他愛もないやりとりをしていた

329:2013/02/08(金) 19:43:52 ID:???


状況的にもしかしたら、あれは夢ではなかったのかと、そのくらい、現実味のある夢だった
しかも、敬浩君の肌に痕を付けたのは自分だと
敬浩君はそう言ってはいないが、そんな行動をとっていたし

もしかしたら空想で補っているのかもしれないが、日に日に夢の内容がハッキリとくる

敬浩君がどこに口付けたか、
敬浩君のいい箇所はあの部分だとか、
そこに当たった時の敬浩君の表情…


なんとなく圧を感じ、飛んでいた頭が現実に戻る

「あっ…」
「直人ーっ俺たちって、ここにいる?」
「いると思う…いるよね?」
「こんな時はあれだ、抓ってみよう、直人顔貸して」
「あっ、ずりーっじゃあ俺も」

じゃれ合いながら、お互いの頬を抓る二人に、頭を下げた

「ごめん、飛んでた」
「「知ってる」」

同時に笑顔で返され、頭をポリポリと掻くネスであった

330:2013/02/08(金) 19:45:11 ID:???


ろくな話もすることもなく二人と離れ、スタジオにヴォイストレーニングに向かうネスが、前から歩いて来た敬浩に気付く

「おつかれっす」
「っ、おつかれ」

いつもの笑顔で挨拶され、瞬時に張ってしまった肩の力を抜く

「ネスさんこれからっすか?」
「うん、ちょっとやってこうかなって」
「よかったら、なんすけど」
「んっ?」
「聴いてもいいっすか?」
「いいけど…」

ふっと、前に敬浩に言われた言葉が蘇ってきた
『俺、ネスさんの声が…』

「あっ、気が散るならいいっすよ」
「えっ、あっ…いいよ。そういえば、前もよく聴いてたね」
「そりゃあ…っね」

照れているような笑顔付きで、ねっと言われ、自分で振ってしまったと後悔するネス

「あっ、ああ、…ねっ」

多分こっちは変な作り笑い感満載な笑顔になっているだろうと思いながらネスも、ねっと返して、スタジオへと入っていった


ここは切り替えが大事と、敬浩がいることは頭から消し、歌うことに集中するネス
たまに目が敬浩を捉えても、静かに目を閉じて聴いているのは、前と変わらない
おかげで、対して気になることもなくトレーニングが進んでいった

331:2013/02/08(金) 19:46:09 ID:???


トレーニングが終わり、スタジオを出るといつの間にか、いなくなっていた敬浩が飲み物を手に近付いてきた

「ネスさん、お疲れ様、はいっ」
「あれ?あっ、ありがとう、いなくなってたの分からなかったよ」

敬浩は、ニッと笑み飲み物を渡してくる

「ネスさん、このあとは?」
「んっ?ないけど」
「聴かせてもらったお礼っていうか、なんかテンション上がっちゃって、飲み行きません?」
「えっ?」
「やっぱ、ネスさんの声最高だなって…」

目を見開いているネスに今、気付いたとばかりに、ネスを直視し、すぐに目をそらす敬浩

「ああ、…そっか、すいません…ちょっと、調子こきましたね」

明らかに笑顔が苦笑いに変わるその落胆ぶりに、気の毒になりつい言ってしまう

「…っ、いっ…いいよ」
「えっ?いいんすっか?」

一変して、キラキラと輝く瞳に見つめられ、言ってしまっては後悔してもどうしようもないと、目を泳がせながらコクリと頷いた

「ありがとう、ネスさん」
「うっ、うん」
「あっ、良さそうな店見つけたんすけど…」

ネスに背を向け先を歩く敬浩に、ネスは後ろ髪が引かれるまま、後を付いていった

付いて歩くその道が、ネスが終わるのを見計らって、敬浩がスタジオをわざわざ出て確認した道であり、それはメンバーや事務所の面々に極力会わない道とは、若干の戸惑いが残るネスが気付くはずはなかった

332:2013/02/08(金) 20:07:00 ID:???

>>327 お返事
>>328-331 更新分

お久しぶりでございます。
今回は、最長記録くらい未更新で、本当に申し訳ありませんでした。
やっぱり、電車内っていい妄想が浮かんでくれます。
久しぶりに一人で電車に乗ったのですが、妄想できなかった吸収CPがやっと
進むことができました。
頼みのミニーズは、電車前でミニーズから後は電車の行き帰りで携帯でプチプチと。
たまには、一人で電車に乗るべきですね。

それはそうと、月曜日のラウンジが『キングの朝昼食』で宣伝された回をご存知でしょうか?
もし自分が女だったら、ラウンジメンバーで誰を選ぶということをやっていて、
その時の、NEが恋人なら誰をを引き、みごとTKを指名
しかも、TKが父親なら誰をを引き、みごとNEを指名
もう萌えました、NEは恋人はTKがいいと、しかもTKはNEを父親に!!!
最高にいろんな意味で萌えました!

それと、先日UさんBDの地球踊を見てきました!
まさかのUさんパパとママ、ゲストはELと、楽しい二時間を過ごせました。
ちょいと音が大きかったのが難でしたが、みなさんのダンスが素晴らしくて最高でした!
TEの二の腕が美味しそうって思って見ていたのは、多分凧だけでしょうw
しかも近くに演出のあの方が座って、メモを取りながら演技を見てて、ドキドキしました!

そんな凧ですが、
とっくに明けてしまいましたが、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

333:2013/02/26(火) 01:39:09 ID:???


ピピッピピッピピッ

アラームが、夢からネスを切り離す
いつものように飛び起き焦るようにアラームを消すと、ハァ〜と大きく息を吐き出した
今、見ていたのはいつもの夢

敬浩がネスの上で妖しく乱れているあの夢

こうも何度も見てしまうと淫魔にでも取り付かれたのかとさえ思ってしまう

そして朝の恒例行事のように、スエットを下げ、自身へと手が伸ばす

ダメだと思っていても、思い描くのは先程まで見ていた夢
見たことがないほど妖しく淫らな敬浩
夢を思い出しては、何度オカズにして慰めてきたのかもう分からない

敬浩のきめ細やかな素肌に手を滑らせると、二の腕の女神に妖しくほんのりと色が入る
気持ちよさそうに薄く唇を開き、息を吐く敬浩
時折、コクリと動く喉仏が噛みつきたくなるほど、妖しくネスを誘う

「…っ…はっ……たかっひろ君…」
「はぁい」

334:2013/02/26(火) 01:40:51 ID:???


ネスの動きが止まる
閉じていた瞳はパチリと開き、大きな瞳がゆっくりと声のした横へと移動する
そこにあるのは布団のふくらみ
首をゆっくりと枕の方へと動かすと、たった今オカズにしていた張本人がいたずらっ子のような笑みでこちらを見ていた

「続き、どうぞ。それか俺、手伝う?」

「たっ敬浩君?」

はっと思い出し、急な展開にもめげず萎えることのない息子をズボンの中へと押し込もうスエットに手をかける

「あっ、ダメだって、体に悪いっ、出さないとツラいのネスさんだって」
「いっいい、いい、大丈夫だから。あれっなんで敬浩君がいるの?」
「昨日泊まったじゃん、あっ、ダメだって」

腕を掴まれ、邪魔されるのも構わず、スエットを上げようとするネス
敬浩は起き上がると、スエットを掴みあげるのを阻止する

「ダメだって出そうよ」
「いい、いいっ」
「そんなこと言うと…」

敬浩がニヤリと笑んだ気がしたが、スローモーションのようにゆっくりと頭が下がって顔が見えなくなる
次の瞬間、ネスは息を飲んだ
一瞬にして下半身には力が入り、上半身の力が抜ける

335:2013/02/26(火) 01:42:29 ID:???


「なっ、たかっ…ひろくん…」

窺うようにネスを見ると、敬浩は力の抜けたネスの肩をグッと押し、ベッドへ倒す

「うぉっっ、なっ…」

すぐに起き上がろうと肩肘を付くが、そんな時に弱い箇所を刺激され、また力が抜けてしまう

「さっき、ナニ考えながらやってたの?」

器用に舌で刺激しながら、ネスへ問いかけてくる敬浩

「っ…えっ?…っ…」
「俺のこと考えたんでしょ、俺ってネスさんにどんな感じにされてんの、教えてよ」
「うっ…そんっつ…」

応えることもできないほど、いい箇所を刺激される
起き上がって止めさせたいのに、心地よさに身を任せてしまう
心と体が一致せず、混乱しながらも、ダイレクトな刺激に翻弄される

ふっと、ネスの下半身が自由になり、敬浩が膝立ちで身を起こした
離された解放感としびれる様に残る刺激に、ネスは下半身に手が伸びる
伸びてきた手を掴み、ベッドに縫い付け、覆いかぶさる

336:2013/02/26(火) 01:43:26 ID:???


「…俺にさせて、ネスさんは寝てていいから」

これは夢の続きだろうと思ってしまうほど、夢で見る瞳と同じに欲を溢れさせながらも妖しく微笑む敬浩
どうしようかと、目が泳ぐネスの唇に一度軽く触れ、抵抗しないネスに満足した敬浩は、ネスの唇を割り開き舌を絡ませる

「っ…たったか…」

敬浩をひき剥がそうと敬浩の腕を掴むと、そこは彼の女神が刻まれている場所
それを思い出し、なぜか手を離してしまう
その手も敬浩の手に掴まれ優しくベッドに押し付けられた

「ねっ…」

唇だけがうっすらと重なったまま、昨日も聞いた『ねっ』とは違う妖しい投げかけにコクリと唾を飲んだ
それを肯定と取った敬浩は、もう一度ネスの口を割り開き、舌を絡ませる
最初はネスもオズオズと応えたが、すぐに熱く応酬がはじまる

ねっとりと激しく時間をかけて互いを味わい、ゆっくりと離れる
離れた敬浩の唇が艶やかに濡れていることにドキリと大きく心臓が跳ねるネス

「寝てていいから、ねっ」

敬浩だけが動き、再びネスを優しく掴むとゆっくりと口に含んだ

337:2013/02/26(火) 01:44:23 ID:???


「えっ?…飲んだ?」
「うん。ごちそうさまでした」

敬浩は体を起こすと食事後のように合掌すると、一度伸びをしてからベッドを降りた

「えっ?あっ、敬浩君…あっそれっ」
「んっ?ああ、シャワー浴びちゃえば治まるでしょ」

スエットの上からでも分かるほど、敬浩の下半身は盛り上がっている

「…でもっ」
「これ以上したら、まじで遅刻する」

そう笑顔で言うと寝室を出て行った

「…はーっ、どうしよう、夢じゃない…」

ようやく頭がハッキリと事態を飲み込んでゆく
途中で事態を把握はしたが、それを先延ばしにしたのはネス自身
止めなければと思いながらも、夢の時のあの心地よさや快感を求めた
ただ流されたのではなく、自分から流れに乗ってしまったのも事実

「どうしよう…」

ネスは、スエットを履き直し、溜息を吐くといつも通り洗面へと向かった

338:2013/02/26(火) 01:45:18 ID:???


洗面所のドアを開けると、シャワーの音が出迎えてくれた

「あっ、そっか…んっ?」

歯ブラシを取り、歯磨き粉を取ろうと伸びた手が止まる

「…んっ…はぁーっ、ネスさんっ…んっ……」

明らかに色の違う吐息に、治まったはずの下半身に熱が戻る
気付いた時には、歯ブラシが洗面台に落下していた

「あっ…」

カタンと落ちた音が大きく響く
そのまま固まっていると、浴室の曇りガラスのドアに影ができるのが横目に見え、ドアが開いた

「あっ…ごめん、出るとこだった?今出るっからっ」

何も聞いていないと思わせたいのに、下半身の熱のせいでか、千鳥足のようにあちらこちらにぶつかりながら、洗面所を出た
ここは自分の家なのに、落ち着かなくなり、なぜか寝室へと逃げ帰る
ベッドに座り、息を吐いて落ち着こうと試みるが、先ほど聞いた敬浩の吐息と声が何度も耳に蘇ってくる
その吐息を吐く口内に先ほどまで自身が出入りしていたことさえ、生々しく思い出してしまう

「やばいって…落ち着け、落ち着け…」

何度も深呼吸しても、心臓は早いビートを刻み、下半身は痛いほど張り詰める

339:2013/02/26(火) 01:46:22 ID:???


ドアの開く音がいつも以上に大きく聞こえ、心臓を揺らした

「ネスさん…」
「っ、あーそういやあ、朝飯どうするっ」

誤魔化そうと敬浩を見ない様に斜め上を見ながら言うと、敬浩はネスの前方に立ちふさがる

「ネスさんって、そういうとこ可愛いよね」
「えっ…んっ…」

最初から熱全開の熱いキスが降りてきた
止めようと敬浩の身体を押すと、それはしっとりと肌触りのいい湯上り素肌

「えっ、うぉっ」

驚いているところをまた肩を押され、ベッドに倒された
何も着ていないのかと目線をずらすと、かろうじて腰にタオルが巻かれていたが、ベッドに足を上げたときに中が丸見えになった
先ほどはスエットに隠れて見えなかった敬浩の雄は明らかに熱を持っている

「ねっ、俺も治まらないし、ねぇ、ネスさんの夢では俺はどんな?」

夢よりも妖艶な敬浩に、ネスの理性が飛びそうになる

340:2013/02/26(火) 01:47:03 ID:???


「やっ止めようっ、ヤバイって」
「俺で抜いてたのに?…ねぇ、俺ってどんな感じでされてんの?」

応えられない質問をする敬浩に、ネスが狼狽してしまう

「ネスさんにされるって、どんな感じなのか知りたい、教えてよ」

倒されたままの状態のネスの上に敬浩がまたがるその体勢は、まさに夢と同じ

「う〜ん、じゃあっさっ、ネスさんは寝てていいよ、俺が勝手に動くから」
「えっ?」
「ねっ?いいでしょ、ネスさんは何もしなくていいから」
「でっでも…」
「うんって言って、ねっ」

上げ膳据え膳食わぬは男の恥と言った人は、こんな状況だったのだろうとネスは困惑しながら思った

「ネスさん」

夢で聞いていた声よりも熱と色を持った声音と瞳に誘われネスは、好奇心に似た感情に負け頷く

「うっ、うん」

頷き応えた時の敬浩の笑顔にネスの迷いは消え、下りてきた敬浩の口付けを受け止めた
ネスがずっと夢で見ていた光景が始まった

341:2013/02/26(火) 01:58:15 ID:???
※色々とこちら用に割愛しています※ほぼ言葉のみで一応Rです※

「うっ、たかひろ…くんっ…」
「ふっ…っ…」

しっかりと強度を示したそれを確認すると、敬浩はおもむろに起き上がるとベッドの下へと腕を伸ばす
ベッド脇に置かれていたバックの中を漁り取り出しのは、ゴムとプラスチックのボトルとタオル
タオルを脇に置き、袋を破るとネスにかぶせた
そして、ボトルの中身を片手に出し、ジェルのような液体を両手でヌチャヌチャと音をたてながら揉み込む
その音につられるようにゴクリと唾を飲むネスへと塗り込んだ

「うっ…」
「まだ冷たかった?大丈夫、すぐに温まる」

そこにいるのは、敬浩ではなく敬浩似の高級ソープ嬢なのではないかとさえ思うほど、敬浩は妖艶にネスを導いていく

「っ…やっぱ、まだ冷たっ、っ…さっき、さっ、シャワー浴びながら、何してたと思う?」
「えっ?…うっ」
「コッチでオナってた。ネスさんとの、んっ…するの想像しながら、おかけで…っすぐに入れれそう…っ…」
「っ…んっ…っはっ…っ」
「くっ、キツっ…」
「んっ…っ…っ…」

342:2013/02/26(火) 01:59:24 ID:???


「んっくっ、はぁーっ…」

眉間に皺を作り息を吐く敬浩に、ネスは心配になってしまう

「敬浩君、あの、大丈夫?」
「えっ?プッ…はっはっはっ…」
「っ、敬浩君笑うと更に締まってキツいっ」
「ごめん、ごめん、大丈夫なんて言われるなんて思ってなかったから」
「だって、あの、想像以上に締まりが…」
「キツくていいってこと?」
「っ、まあ…」
「襲われてる気分はどうよ?」
「あー、そういうとこになるのか、でもっここまでして寝てるだけっての、無理」
「えっ?」
「なっ、…んっ、ネスさんっ…」
「敬浩君、キツかったら言って、じゃないと止まらないっ」
「はっ…んっ、いいっ、ネスさんっ…んっっ…」
「敬浩君っ」
「んっ、はっっ…んっんっ…」

343:2013/02/26(火) 02:00:33 ID:???


「んっ…はっ…もうっ、やばっいっ」
「そろそろ、イクっ…」
「俺も、んっ…イキそう」
「…イックっっ…」
「んっっ…」


「「はぁーっ」」

詰めていた息を吐き出しのは同時で、そのことに互いを見た二人はプッと吹いた

「ネスさんとセックスしちゃった」
「うん…」
「まだ入ってるし、まだまだ元気そうな息子さんですねぇって俺もかっ」
「うん、まだ足りないって思うくらい」
「する?ってか、俺も足りない」
「…あの、こんな状況でってのは、違うかもだけど、あの…」
「俺は、ネスさんがすげー好き、ネスさんは?」

迷いを断ち切るような敬浩の強い瞳が間近でネスを見上げる

「この一回で終わらずに、またセックスしたい、あっ順番違った。付き合おう、それでセックスしよう」

敬浩のストレートな言葉にネスは目を見開き、ゆっくりと一度目を閉じた

344:2013/02/26(火) 02:01:28 ID:???


「…俺…」
「ネスさん考えてみて、男は穴が有れば立つ生き物だと言われてるけど、そんな少年期も過ぎてるし、今はそんなに簡単じゃない、ついでにオナる時は好きなものしか思い浮かばない」
「うん…」
「で、ネスさんは俺をおかずにしてた」
「…うん」
「しかも、俺相手でも立ったし、俺とセックスできた」
「…うん」
「ってことは?」
「好きだよ、敬浩君のことは、けどこれってそういう意味なのか…」

敬浩は手を伸ばし、ネスの頬に手を当てるとその手をスルスルとネスの身体のラインを辿る

「俺とセックスしてどうだった?」
「それはっ、すごくて…」
「で、またやりたい?もう二度としたくない?俺はしたいよ」
「…それは…したくないっとは言えない」
「だったら、話は早い。セフレなんかイヤだし、付き合って恋人としてセックスしよう」

畳み掛けられ、ネスはうんと言いそうなところをギリギリのところで飲み込んだ

345:2013/02/26(火) 02:02:47 ID:???


「ああー、そこ、うんって言うトコなのに」
「あの…疑問が残ってて」
「んっ?」
「初めてじゃないよね、敬浩君とするの?」
「どうしてそう思う?」
「ずっと疑問に思ってた、俺が夢で見てたのが現実過ぎて、あれって夢じゃないってやってて気が付いた」

ネスは、一度身体を引くと一か所目掛けて突き刺す

「なっ?…っんっ…」
「ここが敬浩君の感じるポイントでしょ、俺が知ってるのおかしくない?」
「んっ、ネスさんっ、それ意地悪くない?」
「でも、ここでしょ」

トントンっとその箇所だけに刺激を与えると、二の腕を掴んでいた敬浩の手に力が入る

「はっ、…なっ、んんっ…分かった…からっ」
「教えてくれる?」
「話すから、ゴム替えてもう一回してからにしよう」
「今は?」
「この状況で?それはいくらなんでも酷でしょ」
「うん、俺も正直キツイ」
「っ、っんっ…」

敬浩から引き抜くとゴムを交換し、今度はネスが自ら敬浩の中へと押し入った

346:2013/02/26(火) 02:03:20 ID:???


2ラウンドを終え、ようやく落ち着きを見せた息子に安堵したネスは、時計を見て愕然とした

「ヤバいっ、遅刻するっ、迎えがくるって」
「あららー、シャワーおっさきー、かなりベタベタ、ってコレ俺んだけど」
「そういうことは言わない、あっ、着替え…俺の着てく?」
「うん、上がったら適当に借りる」
「あっ、マローっおはよう、今ご飯出すから…」

バタバタと動きまわるネスに、胸を撫で下ろす敬浩は鼻歌を歌いながら浴室へと入って行った

347:2013/02/26(火) 02:09:35 ID:???
>>333-346 更新分

こんばんわ。お立ち寄りありがとうございます。
意外と早く書けました。
楽しんで頂けるよう、一度更新をせずにRも書いて一気載せしてみました。
毎度のことながら、凧の拙いながらのRは倉庫にて開示いたします。
こちらは、言葉以外はほぼ割愛させて頂きました。
こちらでも一応楽しめると思いますw

では、次の更新を頑張ります。
またいらして下さいね。

348名無しさん:2013/02/26(火) 14:41:27 ID:???
黒人受けって新鮮ですね!
普通黒人は攻めだし。
可愛い顔の方が攻めなんて新鮮!
あと、人気最下位メンバー×人気No.1メンバーも新鮮ですね!

349名無しさん:2013/02/26(火) 21:48:44 ID:???
>>348
えっ!ネスが攻めじゃない?

350名無しさん:2013/02/26(火) 22:08:03 ID:???
>>348
最下位ってわざわざ言わなくても…

351名無しさん:2013/02/27(水) 12:13:48 ID:???
>>348
なんか失礼ですね

352:2013/02/28(木) 00:44:01 ID:???
>>348 様 お立ち寄り、ありがとうございます。
申し訳ありません、残念ながら、NE攻TK受です。
その視点でもう一度見て頂けると嬉しいです。
348様的には、NE最下位なんですね、残念。
凧ランクだと、1位Hさん、2位NEさんなんです!
しかも人気一位のTKは凧ランクの上位にはいませんw
なのにこのCPにした凧w
自分の妄想が面白くて書いてる感じです。
だから進みにくいんだ、納得!
348様にまた見に来て頂けるよう頑張りますので、またいらして下さいm(_ _)m

353:2013/02/28(木) 01:01:20 ID:???
>>349
お立ち寄りありがとうございます。
おっしゃる通り、NE攻めでごさまいます。
楽しんで頂けましたでしょうか?
また、いらして下さいね。

>>350
お立ち寄りありがとうございます。
わざわざということは、350様的にも最下位なんですね、残念。
NEさんの可愛いところを見て頂けるとランクは上がると思いますw
驚いた時のおめめクリクリとかw
350様のランクを変えられるように頑張りますので、また、いらして下さいね。

>>351
お立ち寄りありがとうございます。
お気を悪くさせてしまい、申し訳ありません。
けど、凧的には348様の最下位と一位というのは、嬉しい誤算的なお言葉でしてw
カップリングされない二人だからこそ、自分の発想が楽しく、これを書いたようなもんでw
351様にまた見てもらえるよう、頑張りますのでまたいらして下さいね。

354:2013/04/02(火) 15:09:36 ID:???


マネージャーから、あと10分ほどで着くとの電話を受け、バタバタと支度を終えた

「マロ行ってくるから」
「じゃあ、またね、マロ」

真っ白なマンチカンは、尻尾をくねらせ二人を見送った

玄関で並んで靴紐を結ぶ
敬浩は立ち上がろうと足に力を入れたネスの肩を掴み止めた

「んっ?」

どうしたのかと、顔を向けたネスの首筋を引き寄せ、敬浩は唇を重ねる

「たっ…」

チュッと音を立て、少しだけ離れた敬浩は、ネスをジッと見つめた
キスされたことよりも、その視線に心臓が音を立てる
気付いた時には、自分から敬浩を抱き寄せ、深く唇を交わしていた

「…っ、っあっ…ごめん」
「なんでそこで謝るかなぁ」

敬浩を離し、敬浩から目をそらす

「いやっ、なんか…」
「はぁーっ分かった。待つ、ネスさんがハッキリするまで待つよ」
「えっ?」

敬浩は降参というように両手を広げた

355:2013/04/02(火) 15:11:13 ID:???


そして、立ち上がりネスに手を伸ばす

「返事は待つから。ほらっそろそろ来るって」

ネスは、差し出された手を掴むと力強く引かれ、立ち上がると敬浩に引き寄せられ、またキスをされた

「返事だけは待つ、他は待たないけどね」
「えっ?」

ニコリと妖艶な笑みを見せると、もう一度軽くキスをしてから、玄関を出た

「朝飯どうする?」

玄関を出た敬浩には、つい今見せたような妖艶さはなくなり、いつもの憎らしいほど爽やかなイケメン敬浩
その切り替わりの早さに、ふっと先日までウジウジと悩んでいた自分に溜息がでてしまう
ネスは、一度目を閉じてから、ふぅーと大きく息を吐き、負けじと切り替える

「新しいテイクアウトの店が近くに出来たみたいだから、そこはどう?」
「なに系?」
「まだ食べたことない」
「朝から冒険?」
「評判はいいみたい」
「じゃあ、そこに寄ってもらおう」

エレベーターに向かって、並んで歩き出した

356:2013/04/02(火) 15:12:01 ID:???


控え室を開けた哲也と直人は、目を見張り、見間違えかと目をこすった
そこには、楽しそうに談笑しているネスと敬浩
前まではよく見ていた光景であり、この頃は見れなくなっていた光景である

「あっ、おはよう」
「んっ?あっ、てっちゃん、直人、おはよう」

先にこちらに気付いたのは敬浩、すぐにネスもこちらを向いて挨拶する

「おっ、おはよう」

なんとか挨拶を返した直人の前にずいっと哲也が立ちふさがった

「おはよう、哲也特製コーヒーいかがっすかぁ」
「一杯おいくら万円ですか?」

ニッコリと笑顔で聞く敬浩に、哲也も笑顔で返す

「キリマン円ブレンドとなります」
「おっ、まじっすか」
「なんと今日のコーヒーは、俺特製キリマンジャロ産ブレンド、冴えてるぅ今日の俺」

驚く敬浩にしてやったり顔でバックから水筒を出す哲也
昨日までは、三人で行われてた朝のお茶会は一人増え、今日は四人での開催

357:2013/04/02(火) 15:13:20 ID:???


他愛のない話の中

ネスは、時折感じる哲也と直人の視線が、どうなっている?と問いかけているのが分かりながらも、明確な答えがまだ自分の中にないから苦笑いでやり過ごしていた


そしてそんな三人の無言のやりとりに敬浩は、気付いていながら気づかぬふり

敬浩は、この頃三人でひそかにミーティング室などに籠っているのも、ネスが何も話していないのも知っていた

素直過ぎるネスの表情を見れば一目瞭然

頑固な面もあるせいで、起きた状況を逐一、二人に報告などはしていないことも

最初の、何も分かっていないあの時のことは話したのは二人の甘すぎる探偵まがいの行動で察した

だが、その後のことは話していない様子

あれを夢と思っているネスが、この後どのような行動に出るのか

敬浩は楽しみで頬が緩んでしまうのをキラースマイルに置き換えて、時間が許すまで三人と他愛のない話を続けていた


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