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やらない夫は約束を守るようです54
┏━━━━━━━━━━┓
┃ ご注意・ご留意事項 ..┃━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━──────
┗━━━━━━━━━━┛ ・この物語はGURPS、ソード・ワールドなどのTRPGやロマサガその他のコンシュー
マーRPGに代表される剣と魔法のファンタジーをちゃんぽんにして食べたい作者の
/ ̄ ̄\ 妄想です。
/ ノ ヽ /\'ー、 ,, ..,、
| ( ●)( / .\` 、 . // / ・登場人物は殆ど原作設定に準拠せず、他の設定や改変が加わっており、原作
. | (__人/ \ヽ、,.// ../ スキーの方には合わない可能性があります。
| ` / ``77 / (特に口調、一人称、二人称などは時と場合により差が大きい場合があります)
. ヽ / 54 / / /
ヽ.. / fヽ、/ / , -,./ ・地の文多めです。閲覧中に動悸、息切れ、めまい、原作アレルギーなどに襲われた
/./ r-、 ヽ ∨,ノ / 方は早めにスレをお閉じください。
|. \ 〈\.\,〉 `, f
| . \ (ヽ ヽ `.. | ・雑談、合いの手などは次スレの時期(990以降)以外ご自由にどうぞ。
| .\ \ ノ
「それでも良い」って方には是非楽しんでいただきたいだろ、常識的に考えて。
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【小説版:英雄は約束を守るようです】
ttp://ncode.syosetu.com/n0588eb/
※感想、雑談については向こうのことは向こうで、こちらのことはこちらと棲み分けをお願いします
【前スレ】
やらない夫は約束を守るようです53
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/14429/1472367736/
纏めサイト様および時系列まとめは>>2
過去ログ一覧は>>3 以降
──────━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【本編・短編・小ネタなどをまとめてくださっているサイト】
やらない夫オンリーブログ様
ttp://yaranaioblog.blog14.fc2.com/blog-category-97.html
【関連物をまとめてくださったサイト】
やる夫短編集 阿修羅編様
・「やらない夫は約束を守るようです 予告編」
ttp://mukankei151.blog47.fc2.com/blog-entry-1806.html
・短編「できる夫は苦悩する勇者のようです」
ttp://mukankei151.blog47.fc2.com/blog-entry-1805.html
やるトラ!様
・「やらない夫は約束を守るようです 予告編」
ttp://yarutra.blog72.fc2.com/blog-entry-1740.html
【時系列早見表】
総歴 1992年 →|← 1993年 →|← 1994年 →|← 1995年 →|
☆本編および幕間
①Episode.I |――|
②Episode.II |-|
③Between EpII & III |
④Episode.III ||
⑤Between EpIII & IV ||
⑥Episode.IV |―
☆ダンセニア関連
a.ダンセニア復興記 |――――――――――
☆サイドストーリー
b.サイドストーリーI(キョン)|――――|
c.サイドストーリーI(イツキ) |
d.サイドストーリーIII(賢狼隊) |-|
e.サイドストーリーIV |
f.サイドストーリーIV
☆できる夫組(記号の話に登場または顔見せ)
できる夫&クラフト&ルイズ ②③a ④ ⑥
【過去ログ】
・できる夫は苦悩する勇者のようです→リメイク済
・予告
yy過去ログ消失→リメイク済
【Episode I.二人の騎士】
yy過去ログ消失
【Episode II.大盗賊団ティターンズの挑戦!】
1〜25までyy過去ログ消失
共通部分○ ttp://jbbs.shitaraba.net/otaku/14429/storage
26 ○/1295157743.html
27 ○/1297511613.html
28 ○/1299396294.html
29 ○/1301838259.html
30 ○/1306070884.html
31 ○/1308489431.html
32 ○/1309785226.html
【EpisodeIII.キラの恐怖(32スレ-546〜41スレ-133まで)】
32 ○/1309785226.html
33 ○/1312104248.html
34 ○/1314539206.html
35 ○/1318160698.html
36 ○/1322042390.html
37 ○/1326541667.html
38 ○/1329745725.html
39 ○/1336303757.html
40 ○/1342443754.html
41 ○/1344768733.html
42 ○/1346582177.html
43 ○/1348048989.html
44 ○/1349259365.html
45 ○/1351429965.html
46 ○/1362777561.html
【EpisodeIV.竜の力(47スレ-312〜)】
47 ○/1375180515.html
48 ○/1380030359.html
49 ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/14429/1393926084/
50 ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/14429/1416049116/
51 ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/14429/1442135640/
52 ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/14429/1455444637/
53 ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/14429/1472367736/
スレ舘乙。
早速お気に入り。
感想はネタバレにならないように気を付けて書かないと・・・。
たて乙、そして投稿乙
せやな、向こうは向こう、こっちはこっち
誰だって「初めての視聴」は唯一度きりなんだから努々気をつけないと・・・
向こうで初めて見る人が羨ましくもあるなぁ。「初めてこの物語に出会った」あの感動を味わえるんだろうから
そうだねぇ
続きを読むのが楽しみで眠れないなんて、遠足でも、旅行でも体験したことなかったから
他の人にとってのその楽しみをつぶさないように気をつけねば
たて乙!
楽しみやのー
わたしゃ基本感想は書かない人間なんでそこは大丈夫やな……
主人公が白長じゃないのは表現が難しそうだ
こいつの顔つきがいい味出してるし
たて乙です!
>>8
白長もだけどほかのキャラもどんな風に描写されていくのか気になるわ
立て乙ー
やる夫系はAAのキャラに引っ張られてるからかなりわかりやすいからねー
文章のみになると見てる人間がキャラを把握しづらいから何処かでさらなる個性を付けなきゃいけないのが面倒よね
見た目がリアルな描写で厳しいのは白長くらいだよな
その程度ならSS向きに別の特徴立てれば済むんじゃないかな
トンファーは出るのでしょうか。
パンツ脱いだ
208
━━━━━━━━━━━…
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
――――――――――――――――――――――――――――
皮をとりに行った二人があっさりと帰ってきたその日の午後。
食欲がないから、とお昼ご飯を食べなかった水銀燈と
クリムゾンを連れたやらない夫が工房に行ってしまった後、
残されたシモンはダディ達に囲まれていた。
――――――――――――――――――――――――――――
__--v斗r斗、
ー≦:::::::::::::::::::::::::::≧、__
フ:::::::::::::::::斗v、、::::::::::::::::く
ノ::::::/' ´'´ ` '`ヾ:::::\
ィ::::{' __ '):::::ト
ノ:::! ァ≦三ミ、 ィ≦-ミ:{ !:ト
ノハ ~ ,芹ミ、 芹-ミ ` !:ト
/`,八vタ , ___ vタ ,ノ /r}
{ ム=`~´ .{´~` `~´= 'rタ
ヽ ' ` ̄' '/ 「なあシモン、
ヽ , -、 ,.イ あの人はどうやって皮を手に入れたんだ?」
_j:\ = , イ、
/ニ≧  ̄r≦ニ!
斗≦<ニニ! ,ニ>ニ≧s。_
斗r七'"ニニニニニニfニニニニニニニ≧s。__
/ニニvニニニニニニニニ!Oニニニニニニニニニ!ニ',
⌒>: : : : : : : : : : :`>: .、
>'´: : : : : : : : :>彡===‐-ミ丶、
': : : : : : : : :>' / ヽ `<:\
/: : : : : : :/ { } ヽ: \
/: : : : : :/___. ヽ ノ 「ヽ: : ヽ、___,
イ: : : : : : : : : : : : : : : > ミ辷ニ彡イ⌒ヽ ', ' , t- イ
/: : : : : : : : : : : : : >'´/: : : : : : : : : : : : 从 l.:',
/: 弋7: : : : : /: :/-─/イ、: : : : : : : : : : : :弋ヽノ: :',
/: : : ムイィヽ// ___/: :.><}: : : : : : : : : \ |: ハ
イィ: : : :/r Y / /イミ、 /: : : :从: ;イ: : : :ソ: : :}
}: : : { { ( l O } / : :/ }∠/: : : : : :.:ハ:|
|イ: : :ヽ `Y ヽ //彡' /⌒ソイ: : : : :/ リ
. |: _: x< ̄ヽ 丶 ___/ /0 //: : : : /
_, < >∧ 弋 ノ彡イ: :/
ィ r< ∧ \ _ ノ / ハ/
∨ >ヘ | } ヽ、 ´ /
∨ ', ', | ㍉. ` ー ∠ 「へっへへー、
∨ ', ヽ |\ ' ヽ, 教えて欲しい?」
∨ 〉 / | > 、 __ , < /
r< ニニ--- て. ( 从 / /
/ ノ /ヽ ̄ ̄ ̄ `ヽ \ /
. / / / `ヽ Y く弋
{ { イ { イ |
209.
/( _ノ}
ゝ:::::: ̄::::ミ、{Y ⌒ア
__}>- 、/::/::::::::::ヽ::::::::::::〉⌒.Yヽ
\ ̄ ̄/:::::/!::::::::::::::ハ:::::}:人_ {:::∧
/ゝァ/:::::{:{_{ノ:::::::/ノ}_:_|::::::Vl|\:::∧
/::::/{::::八{ィzx¨´ ィ符ア:::::::V\|:::::::}
/::::《/|::从《 Vソ 、 `¨从::::}:}::::::::::::::|
′::::::::人:::∧ _ /}:::::::ハ|:::::::::::八 「別に口止めされてるわけじゃないんでしょ?」
′::::::::/{:::::::{∧ ´` .八::/八::::/::::::∧
′::::::::/人:::::{ 个o。 _ .ィ }/(. ∨:::::/::∧
′::::::/ ト、ト、:{_ヽ_Y__ム--く>--くて::/::∧
′:::/ > `{: :_:}:_{_:_:_:ノ て、:::::::ヽ
/::::::/ > ´て 《:_:_/ ヽ_:_:〉 <. `〉≪}:\
/> ´\\ て レ{ ヽ / ヽ ヽ/´ /:/ ` <
Y´ 〉: ヽ / .レ{ .′ }ヽ} ∨`/:/ `Yミ、
/:{ r<´ ヽ\ { 人 {.ノ{ノ .} }/´ ≧=- .}::::::\
,. :´: : : : : : _「 ̄\_: : : : : : : : : : :`: : .、
, :´: : : : {: : : 「o (_) _o]: : : : : ヽ、: : : : : :\
/, : /: : : ∧: : : ̄\__〉: : : : : : : : : \___: : :.、=-
ー イ: : :|: : : ,|--V: : : : : :\: : : : : : : : : : : : : : : : >: \_
': :.l: |: : : :| ∨:|: : : : : :\: :\、__: : :\ ̄: : \ ̄
|: /{: V: : :{ィ雫ミヽ|: : :,: : :、_:、: :\: : :  ̄ : : : : 、___,
{/ V: 、: : | )ハ } ' : //}:∧r、 、: 、: :\: : : : :\⌒\
∨{\{ ヒリ /: イ/: : : : V ∧}:\: : 、: : : : : :
`ノ ' / |: : : : :| |: :': : : : ̄: 、:\⌒\
「おーしーえーてーよー! 、 _ |: : : : :| |: |: : ,:∧_>- 、〉
ねーったらーー!! 、V:.:} |: : : : :| |:∧/ニ=  ̄ ̄ \
\´ |: : : : :|//ニ= 、
/≧=- <|: : : : :|/ニ= ,.ィ⌒ }
{: : : : | /: : : :从= / ∨ ノ
|∧: : | ': イ/ニ= イ ∨イ
} 、:|/ //../ニ _ / | \
始まった!(正座)
210.
/.: .::::::::::::::::::::::::::::. .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'、
'.: .: .::: i:,:::::::::::::::.: :::::::::::::::::::::::::::::::::. :::::::::::::,
'.: .: .::..........l::,:::::::::::::::::. .:::::::::::::::::::::::::::::::::. ::::::::::::,
,:.: .:::..:::::::::::::‘,::;::....::::::::::::.. :.::::::::::::::::::::::::.....i ::::::i'.:::i
i:::::::::::::::::i::::::::‘,:;::::::::::::::::::::::.. ::::::::::..................l ::::::l Ⅵ
|:::::::::―-、::::::::‘:;::::::::::::::::::::::::::.. ::::::::::::::::::::::::l:::::::l ゙:}
|:::::::i‘.::::|、\::::::::::::::::::::: i::::::::::::::::..::::::::::::::::::::::::::; j
|∧::| Ⅵト、、:::::::i、:::::::_|_:::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::;'
辷 ヒ_l ≧一\ :::::|、 ̄::T::::::::ト:::::::::::::::/
}::|~ - ノ-i 刋:.Ti¨¨ツ:::::l>⌒i:::/
}∧ , ,乂_ └- 」 ./::/ .ム'
、  ̄ --/::/ ./
丶、 _ ./イ イ/ 「ボクも興味あるな」
/^≧x、 }::::ヽ、 ` イィフ}:::/V
/\___/ヽ
/ '''''' '''''' \
│:::::::(ー), 、(ー) l
│/') ,,ノ(、_, )ヽ、,,, │
/‐::: `-=ニ=- ' / 「本当に一日で戻ってくるとは驚きですね」
_,,,l ;! |:::______/
, -‐'゙゛ i::.. | .ヽ/;ヽj! `‐-、_
l ノ::. .:|、 .ヽ,:ヽ| <゛~ヽ、
,:''`` ''"゙.|;;:‐''゙|.ヽ、 ヽ;::| / .|゙l
,: ヽ::il;;! ヽ、ヽ| / | :|
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
彼らも昨夜、闇天馬の護衛がてら
どうやって銀水蛇の皮をとるかの再検討をしてみたのだが。
魔法騎士が一人で、となるとまったく予想がつかず、
魔法の道具有りでと条件を緩和したところで
異界産物っぽいバスタード・ソードが不可思議な力を持っているのではと言う
ある意味常識的な結論に落ち着いていたのである。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
211.
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
自らも『獣の槍』と呼ばれる、自己変化の魔法や能力解放の魔法などが付加された
―――ものとしては某国の王城お風呂番の仮面に近い―――武器を持つウシオなどは
あの剣に秘密があるに違いなどと考えていたのだが、
それはあっさり否定されてしまう。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ヾ:、_ヽ:、,/斗---ノ
-=:≦~:::::::::::::::::::::::::::::::::≧x、
-=≦-----,::::::::::ヽ、,、_ヽ::::::::≧=-
-=≦:::/::::(:r--':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ、
,ィ::::::::::::::::::::::::::::、、:::::::::、:、:::::::::::::::::::::::::::::く
/ノ::::::::::::::::{ j' ` ヽ `` ^` `ヾ\:::::::::::::::ヽヽ
-=≦:::::::::ハ{` ヾ::::::::::::::ヽ
ノ::::::::/` ,斗r七≧、 }::::,=ミ:::ト
/´):::! ____ ,.ィア'ニ二, ̄ V/r {::{
ハ:j,イ竓竺≧、 〃 / fうムヾ, {ゝ Y!
!' 〃笊v ゞ:ソ丿 rソ/
ム {! 乂ソ _ ..., `~~ '" {_,ノ
ム ー‐' ~ }: : ! ,'::く
:、' __,j>' , -、 八!,...、 「あのすっげぇ剣を使うと変身できるとか
人 、 - '" ノ ,.イ }' } ビビビーって光っただけで蛇が死ぬかなんかしたのか?」
ヽ 、 `ー '" / >'" V
>..、 `""" />'" j≧s。
≧===≦'" /:::::::::::
(ヽ ヽ'. . }ハ /::::::::::::::::
) \ }. .,j jム / ̄ ̄ ̄ ̄
. /: : : :/ ノ ヽ \: : : : ヽ
/: : : :/ / ,-―‐-、 \ \: : : :',
/: : : /( / ,イ : : : : : : ヽ、`ヽ、_ハ: : : ::',
/: : : :/ 二二_ィ´/: ;ィ : : : : : : /`ー┬---、ゝ: : :',
∠: : : :/レ: : : ::/ ̄l//: : /j::/ ̄ ̄|: : : : ::ヽ: : ::',
/::/: :/: : : : :/ ,--- /::/ ,リ ,--- j∧: : : : :l: : : ',
" |: : /: : : : :/ ,/ /イ / ヽ ',:: :: ::|: : トヽ
. |: : l: :/ヽ| { O j l 0 } }: /ヽl: ::j ゛
l: : l: l ´てl ヽ、__ノ ヽ __ ノ ,!/く }:/
|: ∧{ ヽ l { /ノ ノ/
レ' V\. ', 、____, / //
Vハ\ ノ<__/7 「ううん、あの剣はぜんぜん使わなかったよ。
/ ヽ \ //V / /
ヘ V `iヽ、__ イヽ | / /. いろんな怪物の皮を持ってるみたいだし、
ヘ | | / / 解体も手慣れてたし、
\ ノ | / / 話を聞いた感じかなり狩りなれてると思う」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
また、モルティナには怪物や動物を斃して
素材を売って生計を立てる冒険者が少ないためにうわさ話程度でしか知らないが、
知識や技術という意味ではおそらく一流どころと比べても
遜色ないだろうというのがシモンの感想だった。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
212.
,. : : ―: : :
/:_: :,: : : : : : : `ヽr,、_
. :': : _|ロ}_: ': : :|: : : V{ロ()ロ]
/:_,. [ロ(_)ロ]|: : :| : : : }: :{ロ|:\
,:-:,:/: :{ロ_|:∧-∧: |:/|-:|: :\:.\
/:<:_,.ィ:l : :|,ィ斧ミV/},ィ斧: :,「:\
---/: : : :,|∧: |{ Vり ヒリ}イ:|: 「 `
/イ|: /{|: : \ ' } : |、:〉
|イ/、|: : :| 、 ´ ィ|\〉` 「そもそもさー?
,--、_,. |: : :|,}_≧=- く : |-、 フェッターケアンに行って戻るだけでも
{ \.、从: :V-_--r'_}.} l : |}.} ヽ もう二日はかかるはずじゃん。
\ `ー \}、 |.|/:イ,./ ノ
| ` _ \=TT/ イ イ{ 実は売ってくれる商人のアテがあったとかじゃないの?」
| r-、 | r:r- \:|{r イ「| ',
| 乂}}, --r、::| r ⌒r-、|l|_∧
|- | ||r-く- V-、{「>「\ヽヽ- r〉
|==∧ /¨´ ̄ `} }_ノ`ヽ|
 ̄´ 、 , < ´ |
` r-<:::l:::::| |:::: ̄:::T ´
/::::::::::: |::: | |:::::|:::::::::
/.:::/ / }:::::::::::::::::::::::::::::,、:\ \:::::::::::::::::::::::::::::
,'.:::::|`''´ ,ィr´ヘ:::::::|ヽ、:::::::| \::.Y'"'ヽヽ,:::::::::::::::::::::::
,'.::::::| ,ィ''"´.:::| \::|,.、 \::::},∠..ヽ ..、 l:::::::::::::::::::::::
,'.:::::::|/.::::::::::::::ト、___>! }ヽ',`ヾi´ ヽ、!λ::::ハ:::ト::::
,'./|::::::::::::::::::l:::::|/´ ̄ヽ | O } '´ ∨ `' ヘ
{' |::::::::::::::::::|ヽ:| O ', `、 / ヽ ,'
「ちゃんと狩ったってば! ',:..ヽ:::::::::| { l ` ´ /.:
',:::..\:::ト、ヽ、 .r' ____ J r-イ. :
首をフェッターケアンの詰め所に見せて.. ',::::lヽヾ ヘ ` ,.. '´ ,イ `ヽ、 //.: : :
報奨金をもらってるし、 ',::| ヽ:::::{ ,∠ - '''´ } /. : : : : :
要らない部分は埋めちゃったけど. 'l \ヽ i,イ ,...ノ/. : : : : : : :
土に戻るまえに掘り返せば残ってるよ!」 `'`ゝ、.__ゝ ー---─ '"´イ. : : : : : : : : :
213.
―――――――――――――――――――――――――
ずるなんかしてないよ、と大きな声をだした少年は
自分を取り囲む大人たちがだいぶ焦れているので
いい加減に話してやることにした。
―――――――――――――――――――――――――
/:.:.:.:.:/ /:.:.:.:.:.:.:,ィ:.:.:.:./ /:.;ィ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ ヽ:.:.:、:\
':.:.:.:.:.:.:/ ./:.:.:.:.:.:.: /斗-≠=ム< !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ }:.:.ハ ` ヽ
':.:.:.:.:.:.:./ /:.:.:.:.:.:.:.:.:./ l∠-- 、、 ` !:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ:.:.| .}:.:.:ハ
/イ:.:.:.:.:../ /:.:.:.:.:.:.:.:.:./ / ヾ l:.:.:./l∠. l:ハ/:.:.:.:.ハ
i:.:.::.:.:.:.l ム:.:.:.:.:.:ハ:.:l. { 0 l l:/ ,-、 `、1:.ヽ:.:.:.:.:.:',
.l:.:.:.:.:./r、 ヽ:.:.:/ V ! / / ヾ. ,':.:.:.ヽ:.:.:.:.:.i
l:.:.:.:.:ノ ,ヒ ヽ V ―-- ' ,'0 l ,':.:.:,ヘ:i:.:ハ:.:.l
.l:.:.:.:〈 ( `( _ ``` ! ,',':.:.:/:.:.:l/ ヽ:|
l∧:.:.:.ヽ、`ー ,, - '' ¨: : | 〉` '.ハ:.∧:.:/
∨_:. -`ー '': : : : : : : : :l ```! V |/
, ィ´: : : : : :_.. -‐ ''' ¨ ̄l , -、 .ノ
. f: : :_ ィ: : : :l ./  ̄ / 「まず、移動なんだけどさ―――」
. l/ l: : : :l i , '
! l: : : l l 、...__..、-
ゝ ';.:.:.:', l / `ー―――‐‐―ァ
ノ, --‐二:.:.:__ヽ l / /
―――――――――――――――――
もちろん情報料はただではない、
昼飯食べ放題が交換条件である。
―――――――――――――――――
┌─────────────────────────────────────┐
└─────────────────────────────────────┘
┌───────────────┐
└───────────────┘
┌───┐
└───┘
214.
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ジーハ亭の前でやらない夫と合流したシモンは
駅馬車の運賃や途中の宿泊費で小遣いがどうなるか、
場合によっては野宿も覚悟しないと、と財布の中身を考えていたのだが、
南の門を出た彼は駅馬車の発着場で立ち止まらずにどんどん先へ行ってしまう。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
/ \ヽ. ____ ノ .:.:.:.ハ
/ ヽ、________.:.:.ハ
/ ム {ヽ `:.、:\
| |弋ハ__\ :.:.:.:.:
| /∨ | イvハ-x 丶 :.:.:.:.:
'V ∨ ハハ│ヽ{ ヽ \ j :.:.:.:.:
\{ }ヽ ',0 ', ヽ{ヽ ハ:.:./
_lノ ヽ } ∨ j/:.:.:
く .:.:.:.:.:.. ` ー―彡 .:.:.:.:.:
ヽ , '  ̄ ̄
{__ u /
(あれ、二人乗りで馬かな?). (`こ⌒) / /.:
∧( ) ' ⌒ヽ ´ / .:./.:.:.:.:
{ ( ) .:.:.:', / .:.:./:.:./:
ヽ_____ .:.xー┴'ー‐ .:.:.イ,.:.'.:.:.:
215.
――――――――――――――――――――――――――――
たしかにこの時間だと南に行く便が残っていないので、
馬を買って途中の村まで急ぐのかと思ったのだが。
発着場の向こうにある博労の小屋や厩舎も通り過ぎた彼は
翡翠街道を歩いていこうとするではないか。
――――――――――――――――――――――――――――
__
_,..-'''" , '´
_,..-'''"  ̄~""''' ‐――――
/ _,,..-‐< ̄ ̄~""'''ー- 、 ,<´
/| / / ./ ,r'´ ̄`'''‐-. ヽ __ \
.l.l|/.../ / / .ヽ ヽ `ヽ. ̄
.| ,イ___/ //`ヽ ヽ \ヽ ヽ
./ / ._,..-'''" /--、 | .| |、 ヽ ヽ
/ l/ / ../| ./ ̄ ̄.| .,'| /~ヽ|、 .l .ヽ ヽ
./ 〈 / /...| ./ ̄ヽ .|/ | ../.r‐-、.ヽ| .|`ヽ.|
./ .ヽ./ / ./ |/ .l |/ .| l.| |ヽ|
/ lヽヽ| / .l | | l.| |
| ヽ.|/ | ヽ (ソノ /////// ヽソ.ノ |`、...|
| |/| .|  ̄ ̄ ゝ ヽ ヽ|
| .//ヽヽ| ー l
| .|.ー/l U l
| .人 .|`ヽ ._ / (えーーーー!?
|/ヽ .ヽニニ_,..-'''" | ,.-‐―‐、 ./___ まさか歩き!?)
\|ヽ_,..'''"_,..-'''"´..|  ̄ ̄ ̄ / /
/ー‐''´ _,..'" | __ / ./
ヽーt ヽ |  ̄l ̄ / ̄`ヽ
/ ̄/ ̄´~"''‐- 、..,,,_ . | | ヽ ./ .ヽ
./ / | |ヽ、| /l \
――――――――――――――――――――――――
まさかの徒歩か。
旅慣れないシモンは愕然としたが、
せっかく一般人がめったに見られるものではない
怪物退治に連れて行ってもらえるのだから
足手まといになることだけは避けねばならない。
――――――――――――――――――――――――
216.
――――――――――――――――――――――
途中で追い返されないよう、
離されたり疲れたそぶりは見せないぞと
拳を握り気合いを入れ直した、のだが―――
――――――――――――――――――――――
___
/ ヽ
/ ノ ヽ、_ 「向こうまで走っていくからシモンは俺に負ぶわれてくれ。
| (●.)(●」 寒いだろうからマントにくるまっているといい」
| (__人_}
/ __|__/`ヽ.__
... __/ヽ__ノ---、__/___r'´::::}::::ヽ::::::}::::::`Y´ヽ
.../:::::::/::::/::{:::::::`::::ー::::::::_У::::::::/:::::::::i:::::|::::::::::|:::::::\
..{:::::::::/:i:::::/:::::ヽ::::::::::::::::ノ/::::::::::::/::::::::::::::::::!::::::::::!::::i:::::∧_
::i:::::::/:八::::::::::::::::::::ー:::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::!::::|::::{::::}'
::i::::::i:::{:::::i:::::\:::::::::::ー=::::::::::::/:::/::::::::::::::::::l::::::::::|::::::::::|::∧
::i::::::i::::::::::\::::::\:::::::::::::::::::/:::/:::::::::::::::::::::l::::::::::|::::::::::l/::::ト...._
::l:::::::::::::::::::::::\::::::`::::ー=:::::::-'::::::::::::::::::: /:::::::::::::::::::::::|:::::!::::::|:::/
_:::::::::::ヽ:::::::::::::::\::::::::::::::::::-==:::::::::::::/:::::/::::::::::::::::::::::::!::::::iハ
/.:::/ / }:::::::::::::::::::::::::::::,、:\ \:::::::::::::::::::::::::::::
,'.:::::|`''´ ,ィr´ヘ:::::::|ヽ、:::::::| \::.Y'"'ヽヽ,:::::::::::::::::::::::
,'.::::::| ,ィ''"´.:::| \::|,.、 \::::},∠..ヽ ..、 l:::::::::::::::::::::::
,'.:::::::|/.::::::::::::::ト、___>! }ヽ',`ヾi´ ヽ、!λ::::ハ:::ト::::
,'./|::::::::::::::::::l:::::|/´ ̄ヽ | O } '´ ∨ `' ヘ
{' |::::::::::::::::::|ヽ:| O ', `、 / ヽ ,'
',:..ヽ:::::::::| { l ` ´ /.:
',:::..\:::ト、ヽ、 .r' ____ J r-イ. :
「……は?. ',::::lヽヾ ヘ ` ,.. '´ ,イ `ヽ、 //.: : :
走って???」. ',::| ヽ:::::{ ,∠ - '''´ } /. : : : : :
'l \ヽ i,イ ,...ノ/. : : : : : : :
`'`ゝ、.__ゝ ー---─ '"´イ. : : : : : : : : :
217.
――――――――――――――――――――――――――――――
軽く屈伸した彼は背中の剣を腰に吊してマントを手渡してくると、
戸惑うシモンに向けてさあ、と背を向けてしゃがみ込んでしまい、
夢にも思わぬ移動手段に目をしばたたかせても
大したことじゃないとばかりに軽く笑うだけだ。
――――――――――――――――――――――――――――――
/ ̄ ̄\
/ _,ノ `⌒
| .( ⌒)(⌒)
. | (___人__)
| ノ
. | | 「早めに戻りたいしこれも訓練だよ。
人、 | 大丈夫、日が落ちるまでにはフェッターケアンにつくさ。
,イ:. ト、ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ーー -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7 ただ、移動中は揺れるから
/..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: メ、. 舌を噛まないように気をつけてくれな」
{ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 、_
| ::::::::::::::::::::::..`、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..`ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ト、:::/ / ̄`` ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ヘ ´:::::::::::::::::. ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rー'、
}:,∨ :::::::::::::::::: ト、:::::::::::::::::::::::::>< ̄\::..\
. }:::∨::::::::::::::::、-''゙~ ̄ ̄ ̄ ̄:::::::::...\ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.、/...:::::::::ヽ}
{::::::\,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/" ̄:::::::::::::::::::::::::ノ
, ィ
、ー‐-_':.:.:=== ..-- .._
/, -''-、 r‐`ヽ、>
/ィ_../ _, 、 ` ー ' ヽ、
/:.:/ _ -:.¨:.:.:.:.`ヽ、__」ヽ
/:.:.:ー‐:.'' ¨/ !:.:.:.:.:.:.:.:.:.ト、:.:.:.:.:.ハ:.:\
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ l:/l:.:.:.:.;.:./ V:.:.:.:.:.:ハ``
lイ:.:.:.:.:.:.:/lム--'' l / l/ー-Ⅵ:.:./ヾ!
l r‐、:.:/ - l:/ - V-、ヘ
l:.l ヽV ===・= =・== !/ l
V 、へ 彡 ,、'┐、ミ l'/
ー-、 N/´
「え〜〜〜………」. V \ __ 二.. __` ./'
r ''¨ `ーi- .. - , イ `丶、
ゝ、 rヘ  ̄ ハ /
,, - '' ヽ l-ヘ- 、 ,-ナl /ー─、
l¨ ヽ l ヘ / ! / i
l ヽ ヽ! ヘ / l/ / l
――――――――――――――――――――――――――――
この人はなにを言っているんだろう。
やっぱりついて来なきゃよかったかな、と後悔しかけたのは
一般的な感覚のはずだ。
――――――――――――――――――――――――――――
218.
――――――――――――――――――――――――――――――
カリラからフェッターケアンまでは、
石畳の翡翠街道を使ってほぼ平地の直線とは言え
約百十キロの道のりとされている。
日の短い今の時期、天気や風向きに恵まれれば
組合の重種四頭立て駅馬車で一日半、
荷物の多い隊商や徒歩であれば片道三日の行程が平均的だし、
街道沿いの村もその辺りに存在しているというのに。
たとえ、危険な夜間移動が可能な冒険者といえど
いざと言う時に支障がでるような過度な消耗は避けるはず。
――――――――――――――――――――――――――――――
!ll圭l;;;;;lll]El’ !
バ......lll;;;;;;;;;;llll. ┌────────┐ 亅
ル゙;;;llll;;;;;[lll]|ll │ モルティナ王国 │ 〈
ト. l|ll][;;;;;lllll′ └────────┘ 〈.゙┌──────┐
ラ. |}|[llllllllllln、 │ 聖刻の地 │
イ.圭llllll;;;;;lll||ll] │.└──────┘
ビ|l圭l;;;;;il{l;;;;;l、 ○カリラ 〈
山圭ll|;;;;;;;;;;lllll{ || !
脈....;;;;;;;;;;lll|ll|l○ロングモーン || バルベニー○. │
上;;;;;;;;;;llllllllll; _ || !
Elllll;;;;;lllll;;;;;llllllllllt.._ || !
〒;;;;;;;;;;|l;;;;;llllli|F<lll-..,, フェッターケアン○ _..x<l[ll;;;;;l聿{エ聿聿;;;;;llIrキ
J圭;;;;;ll;;;;;;;;;;lll´ `¬;;;;;IlコllllfllllコllllllllllllllコllffllllllllllllllllllllllllllllllllllllllIll)‐''" ヴィーテ河 ヽ、!、
!;;;;;l圭ll;;;;;llllll'  ̄^ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ホワイトマッカイ○´ せli
∃llllll;;;;;;;;;;l[l{]l │ll!
⌒勹;;;;;圭lllllll|l' ;;;;;l、
聿lllll;;;;;}|lllヤ . ┌──────────┐ _JヘEl‐..、
手|l[El;;;;;l|I!.. │ ブレンディーオ王国   │ / `ーヒlllr.._
"゙^'''''''''′. └──────────┘ ノ `'''''''
219.
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
なのに。
訝しむ少年を背負ったやらない夫はぐんぐんと加速を続け、
追い抜かされた人、すれ違う馬車などを驚かせながら街道を駆けてゆくではないか。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ―――― ==  ̄ ̄ ̄ ――_―― ̄___ ̄―
 ̄___ ̄―===━___ ̄― ==  ̄ ̄ ̄ ――_――__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐―
___―===―___ ―――― ==  ̄ ̄ ̄ ――_―― ̄ ̄―‐―― ___
 ̄ ̄―‐―― ___ ̄ ̄――― ___ =―  ̄ ̄___ ̄―===━___ ̄―
―――― ==  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ―― __――_━ ̄ ̄ ――_―― ̄___ ̄―=
/.:.:.:.:.::::::::::::::::::厶=-‐-.、_
/.:.:.:.:.:.::::::::::::::::/.:::::::::::::::::| ハ
/.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::/.:::::::::::::::::::jこ jリ
/.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::/.:::::::::::::::::ィヨ {{
l.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::..<´ |主 }ト、
\.:.:.:.:.:::::::::::::::::/ \'「 `ヽノリ.::',
` ー一'´ ̄ ヽー彡'.::::::\
`ヽ.:.::::::::::::丶
∨.:::::::::::ハ
∨/.:::::::::::}
V.::::::::::::::ヽ
〈.:::::::::::::::::::}
__ __ __ __ Y.::::::::::::::入
/ム―7 [][] /ム―7 [][] /ム―7 [][] /ム―7 [][]. ` ー=≦∨〉
. //ニ7/ //ニ7/. //ニ7/ //ニ7/ }主}`ヽ/
/' ̄7/. /' ̄7/. /' ̄7/. /' ̄7/ j主j_ ,ノ|
// // // // /ー‐ヘ.ノ
{ー‐彡'
__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ―――― ==  ̄ ̄ ̄ ――_―― ̄___ ̄―
 ̄___ ̄―===━___ ̄― ==  ̄ ̄ ̄ ――_――__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐―
___―===―___ ―――― ==  ̄ ̄ ̄ ――_―― ̄ ̄―‐―― ___
 ̄ ̄―‐―― ___ ̄ ̄――― ___ =―  ̄ ̄___ ̄―===━___ ̄―
―――― ==  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ―― __――_━ ̄ ̄ ――_―― ̄___ ̄―=
220.
___ 00 ___ 00
| ∟ [][]「l | ∟ [][]「l
|_厂 くノ |_厂 くノ
___ 00 ___ 00
| ∟ [][]「l | ∟ [][]「l
````ミ ミ ```ヾミミ㌣㌣㌣ .: .; :;,.゙゙ヾミミ爻冬冬ミ...i|||l::::ill:::/ .>i、:::i:::::::::|::、 y゙|_厂゙-ミxxxくノ. zzzzz、 |_厂 くノ
ー- ヾ;.:.:. ノミミミ芹=ミ㌻゛..:゙ .;.゙:. ゙.:,゙.: 、_)(´..゙'㍉ミミ....iliil:l|iilll ハililiヘ:|;;;;;;i::::::i ミミhミh。,ミ=ーミミミミ冬冬亥
トwwフ从:;:jレyぇぇミ゙゙ .: ,:;':, ゙:, :. ゙.゙`Y^、.':. ;.. ,.^.ll:|:||:||| ハliiillli> --|-'ミミミミミミ、`ヾミ、.,^^^''ミミミ冬冬
wwyyуノW}h、ミミ .: .: .;,:..':. :. ゙;:, ゙' :..,丶.゙.;. i|l||i:::ll `ー´...从レレ从VハyyWWwwwwyyミミミミミ
:;//yyУィイィィィミミ .: .; .';:;,. :. ゙;:__てゝ,_ _. |!:l::|:|'^:. .,゙/ ′...レ彡イィ (州'"j{yyV从从ミミミミh、、ミ
イイィ从い:;:.:.xxミミ .: .:';:;,. :. ;:.,  ̄)'⌒Y :!!||:|i ,;,..ノし/゙, :.. ⌒゙゙彡yyWv., w., x X川XX从VVw
;:;:;:;Vヾヾミ.:.ヾミ .;. .';:;,. :. .:.:゙:,. :.. ゙:;;: !lii l..゙゙':;, } て__ , ^゙''ーミミ、ゝWwy,,.、``ィィ:'从i;
;:;::ヾ```:. :. :.ミ .,゙;:,. .:. .';:;,. :. ..:.:.:゙:,. : !i|| :....._ノ √ ̄ ,;.;;,.:;.,. '.;,. ,. ^゙㍉㍉WミXX::;:从从
从V:::j}iミミ::.:.ミ .;. .';:;,. :. ..:.:.:゙: :.. .:.゙l|.,:゙:;.;:;:;:,. .:. ゙.;,;;. .;..゙゙:,.;. .:. ゙ ., ゙ ^゙''ヾミミ
jヽ人し/
ソ て
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
方向転換や急停止を必要とする戦闘機動と異なり、
一歩一歩で数メートルを跳ぶような走法は
内功の熟練者なれば修得することは難しくない。
軽装で内功に優れた高位の武闘家などは馬よりも早く数十分走る事も可能だそうだ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
221.
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
だとしても、彼の速度はさらに速いし、
金属の鎧の戦士が一人を背負って百十キロを走りきることなど考えられない。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
\\\ | | // //
\\\ | | // //
. / _ イ Y \\..., - '' , ィ'::::::::::::::::: | / /
<´ ,ゝ、 l、__.\..゙ィ' l:::::::::::::::::::::|..:::::::i`ヽ、_ / /
. ヽ /:::::::ヽ!:::::::::::::::::::/_ u !:::ハ::::::::::::,' ヽ::::! ',::::::::::::::::::::::::::i
V::::::::::::::::::::::::::/!::/´ ` V-'ヽ:::::::,v‐_-ゝl'´`ヽ、,:::::::::::::::::::::::::l
`>::::::::::::::::,'/V , --- 、 u \i `´ ゞ--- 、 ヽ:::::::::::::::::::::l
、:::::::::::::::,' / ヾ 7´ ヽ ヽ:::::::::::::::::ヘ
ー ゝ:::::::::::::l.u/ i i ヽ ,::::ィ::::::ト、:ヘ
_ _ 、:::::i、:::::,ヘ::l il ◎ l ! ◎ .! !/ レ'` ,-ヽ
_ _ _ _ _ _ _..:i ,-ll ヾ、 / ', // u /
─ ─ ─ ─ !l l ``ー--= " u `、、__ __ ノイ' ゝ ./
ヽ、l u 〈 `u` ̄ u '´ , イ 「ひえええぇぇ……!」
ト、_ __ , 、_/ハ!
/ /::, ニ=‐-- ‐‐ '''''ヽ、ー、 U , イ ヽ
、 V |. i:::l } /. \
>`. /.....-- 、_,.゙|.....ノノ イ _,, - ' ` ー\
/ `丶-----.|゙' ´ ! ,, - '' \\
/ / | | \\
. / / | | \
/ / | | |
// // | | |
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
そもそもだ。
シモンは知らないが、やらない夫はまだ繰気技術を再修得していない―――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
222.
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
―――のに、景色はどんどん流れてゆき、
空が茜に染まる前に二人はフェッターケアンの入り口に立っていたのである。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
/|________
.-―'''´ ____ `>
. /| / , ', -‐― 、 `ヽ <
|. |、´ , '. / l ,..--.\ \
| 、´ | l /. \―
、-ー. /. ヽ____ノ / \
/ / /|. ,、. ヽ. |
 ̄ッ /. /. |/ \...... |ヽ |
,r'. |. /| |. / ̄ヽ\ | ヽ|
|. |. /... | | . l {l| |ノ
| l /.. | | ヽ____ノ ヽ__
|. ヽ . | ∧. /レ. l
|. /ヽ|./ |. /. __ |
|. | ,-‐....|/ U.. / >ー '
|. |. 丿 {___〈 / ̄ ̄
|/ヽ. \___ 〈
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.'''―-、/ ヾ、
__ | ̄ ̄ヽ ___ . ̄ ̄ `ヽ > 「ほ、ほんとについちゃった………!!」
`>-.., |... | `'''―――ノ. /
,r'´ ゛''... |. / '  ̄ 、
\ \ ,イ/ >
\ \. 〈..l /
Y . Y.. | . V|.. /
|.. |. | ∨ /
/ ̄ ̄ \
/ __,ノ `⌒
| ( ●) (●)
| (___人__)
|. ` ⌒´ノ
| | 「このまま市場に行こう」
iヽ |
}:::.`> ー-´-くヽ- 、___、
_/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 7¨:.ヽ
__/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.::::::::::\
,.-<:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
r´.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:::ヽ
}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:::::::::::::::::::\
f:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i: /.::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/.:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V::::::::::::::::::::::::::::::::::::.\
/.:::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::rヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
――――――――――――――――――――――――――――
汗一つかかず、息も乱れていないやらない夫は
北の門の衛兵たちに軽く会釈をすると
ぽかんと口を開けたままのシモンを促して市場へと向かった。
――――――――――――――――――――――――――――
┌─────────────────────────────────────┐
└─────────────────────────────────────┘
┌───────────────┐
└───────────────┘
┌───┐
└───┘
223.
―――――――――――――――――――――――――――――――
店じまいを始めた屋台もちらほらでている市場にて。
シモンがおごってもらった温かい飲み物をすすりながらついていくと、
雑貨屋に寄った彼は肉屋の前で立ち止まっていた。
―――――――――――――――――――――――――――――――
/:::::/{_ ,. イ ,.イ:::::::::::::::::::::\ `ヽ、 }、:::::∧
/::::::::/ _,.x<:::::::::::::::::::::::::::::::::::>x_  ̄ ∨::ヘ:ヽ
./::::::::7 /::::::::::::/ |::::::∧::::::::::::::∧::::::|',:::::::::ー:、 V::∧ヾ
7:::::::::::| /:::::::::::::::/ i:::7 ∨:::::: / ∨::! V:::::::::::ハ i::::::::',
i:::::::::::::'´::::::::::::::/ -─:7= ∨:::/==- V{ __V::::::::::::::ヾ|:::::::::',
;::::::::::::{:::::::::::::::7 , -─=、 V,′,. --- 、 V:::::::::::::::::::::::::ハ
イ::::::::::::::V:::::,'!::7 / 9 ! 7 9 ヽ∨::::::::::::::::::::::::::}
/ー‐ |::::::::,.}::::,' |:| .{ i { } V ∨,、:::::::::::::::!
|::::::{ Ⅵ, ヾ 、___. ' ` ___ノ 〃- {::::::::::::7
|::::::| ( ハ i '〃 ' 丁 }::ハ::::,'
レハ:、`ヽ ', , - ' ,ィ/ V
V>--', ___ ,'__,.イ/
/V:::::::ヽ ´──` ,ィ:::::::/、 「解体前の豚一頭と血を桶一杯ぶん。
x<: : : :Ⅵヽ::::> 、 , イ:::/Ⅳ: : :∧. 手ぬぐいに麻袋………
/: : : : : : : : }!: : \::::|: :> <::::|:/}:,': : : : : : :∧
厶-----z__: : : : : : : :ヾ{: : : : :  ̄: : : : : : :.|: : : : : : : : : : :∧ 兄ちゃん、釣りでもするのかい?」
―
/ \
/_____ノ::}
|:::::::::::::::::::::::::::::≦|
{>-----≧´ィ句|
∧ ー ´ ¨ i 「当たらずとも遠からずだ。
く:::ハ _冫_ . 針や糸は使わないけどな」
レ' ∧ ` ´ .|::: ̄〉},.〜:、
-‐, 〜//::> _ イ:厂八/::::::::广
/ 〈::::::∧∨ / //:::::/ \
/ ハ8{ \`ー― / , く:8::イ ' ,
く Y >v < Y:{ 〉
く `ー 、 / V\ 八
く__ `ー ∨ ノイ i!::::!> ― - イ:::::\
/_/:::::::::∧く_メ≧ 八:::\`ー --〈|:::::::::ハ
/_/:::::::::/:::∧ー―< ̄>―― イ /〉::::::\___/::::::::::::::}
{:::::::::::::::::::イ ト、 Y ノ _ノ::::::::::::::::::::::イ :::::::::::::::ノ
234.
/:::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::>:
/:::|:::::::::::::::::::::\´ ̄ ̄¨弋::::::::::::::::::::::>::
{:::八::::弋:::::::::::::::ハ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::
V{:::::ヽハ rミ ̄ ̄`/´ ̄ `ヽ ∨::::::::::::::::::::::::
弋::代:::.| '. '. )イヽ:::::::::::::::
`ヾハ| .| | } |::::>'⌒
| 0j O ノ レ'./>
ノ`¨ ,;, ー─=ニ 〃 〈⌒ヽ
弋 ,,, ミ ''′゙' )__ノ__
「これでおびき寄せようってのは.. 从 r─‐- -一≦三三三ミ
分かるけど。 ト、 丶 r‐-、 ├气ミ三三三三三三ニニ
| ヽ \`¨´ |  ̄ ̄ |三|
問題は出てきた後だよねぇ」. | `ー彡\ ', j三j
j `¨¨¨´V {三{
{ V l三ミ辷
人 人 / `ヾミ
――――――――――――――――――――――――――――
水生怪物の退路を断ち、なるべく傷つけないようにしとめる。
口にすれば二言だが、多くの冒険者達がその方法に
頭を悩ませるはずなのに、
買い物を済ませた彼は落ちつつある太陽を見て
さあいこう、と市場を後にする。
――――――――――――――――――――――――――――
235.
―――――――――――――――――――――――――――――――
急ぎ足の駅馬車や商人とすれ違い、
フェッターケアンとホワイトマッカイを結ぶ
ダブルマリッジ大橋の袂に来たときにはすでに夕闇が迫っていた。
―――――――――――――――――――――――――――――――
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| 張り紙にあった目撃情報によると |
| ここから五キロほど上流が縄張りになるようだ。 |
| |
| 橋からも離れているし都合がいいな。 |
乂_______________________ ノ
:.:.. .:. ...:..::::::...::..:: .:: : .. .. . .. ,,、、,,,,;;;´"
...::..:::..:::.. . ..::...::.: .: . ... ,;;'":::.:.....::.::
,.,, :.. . ..::...::.: .: . ... ,,.r'":::.:.....::.::....::
;;;,;ヽ、 ,,、、-'';":`::::::.:.....::.::...:...,..::
;;;;,';;;;ヽ;, ,..-''"::::::.:.:.:..:....::..::...:...,..:..:....::...::
======================,;;r''"::::::.:.:.:..:....::..::...:...,.:...:...,..:..:....::...::
;;;ii ;;;;;ii,;;;;;,ii.;;;;;ii.;;;;;.ii .;;;;;,ii.;;;;;( ::::::.:.:.:..:....::..::...:...,:...:...,.,,..:..:....::...:..:....::
''_'''''_'''_'',.'''_''''_''_'''''_'',.'''_''''_''_''''',;;;"''ー-l、,,'""'゙,゙'""'"、.wiルv,iルwviw.:
__- =_≡ _- _-_=_ = - _-_ -_ =≡_-;`--_ _、., _,__  ̄`¬.,v:.:
^ _ _ -_ ^ _ _=_ -_^__ =_ - _ - ≡ Y,.,lji,; 丱
=__-_ -__= - _-_ -_ =_ -_ ^__-_= -ー"`゙ i ,.,...ユiW
_ -_ __ -_^__ =_ -_ ^__ _,,、。"`゙ ::: ::: ∥,,::iリv,i
_ = _ -_ _ _ = __ __,,、。-ー''"`゙::: 」:.::.vノiVi
_,,.,..、。v-ー''"゙~ :: ' ::: : ::: ::: :: :::: :: ::: 「;;,,;;:yハiW
`"゙ :::: :: :::' ,:: :::: : ::: : /,:.;,:.;,:.ナwy
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
やりやすい、とやらない夫が言ったのも当然だった。
街道の通行者を巻き込む心配もだが、
人の良い―――あるいは分け前を期待した―――冒険者たちに
割り込まれたりして作戦通りにいかなくなるのも面倒なのである。
実際に少年のころにやった討伐依頼では
斃した怪物を解体しようとしたところで
横取りしようとするがらの悪い冒険者に絡まれたり
石を一回投げただけで援護したから分け前をよこせと言われた経験もあった。
―――もちろんすべてご遠慮いただいたのは語るまでもないことである。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
236.
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
また、どちらかと言えば街のすぐそば、
交通の便も悪くない街道から微妙に離れた場所を縄張りにする怪物の討伐依頼が、
それなりに長いあいだ残っているというのは少々妙だと思っていた。
適正レベルの冒険者が失敗するような理由があるかも知れない、と心に留めた彼は
枯れススキをかき分けて岸辺を進むと
目撃情報の目印となる古い桟橋に到着し、後ろのシモンに隠れる場所の指示を出す。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
/ ̄ ̄\
/ _,.ノ ヽ、__ 「あの岩の後ろから動かないように。
| (● )(●)
| (___人__) あいつらは音には鈍感で熱感知もしないから、
| ` ⌒´ノ 近くに寄ったり動かなければまず狙われない」
| | ,rー、=-、
人、 | ,イに) | l
_,/( ヽ、.,ヽ., ___ ,__ノi´ `ー' | |ヘ
_, 、 -― ''"::::::l:::::\:::::::::::::::::r'゙´~~ ', jー,i 〉
/.:::::::゙:':、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'ー-‐え__ ゙ン'゙ /`i
丿;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;((、ヽ (ハノ /lヽ、
i ;;;;;;::::::::::::::::|;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;ハゞニΤヘ_/;i l:: l
/ ;;;;;:::::::::::::::::::!;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::\::::::::::::::::;;;;;;;ハ ::;;;;;;;;::::::::. ',/
/:::::::::::∠彡弋三三彡'´::::::::::::::::::::ヾミ三三彡へミヽ::::::::::.
/イ:::::::::::::::::::::::::::::::::/ V::::::::::::::::::::::::N::::::|ヽ::::::::::::::::::::::::::::::小
/ |::::::::::::::,:::::::::X::イ V:、::::::::::::::::::| ヽ:::| ヽ:::|ヽ::::::::::::::::::::|
|:::::::::::::ハ::::::/ リヘ、 レヘ::::::;ィ::::::::| ソ __ハ|弋:::::::::::::x::::ト
|::::::ハ::∧:::/ / ヾミ弋∨ |:::::::j 三彡'ー、 ヽト;:::::ハ'
|::::/小 ∨ / {}ヽ. |:::::ノ イ {} ヽ j ハ:/ /
レイ:::::ヽ. ハ. { } レ' { / / ./
|::::ィ::ゝ-', ヽ、 ___ ノ ww 弋___ ノxx/</
レ′::::::::::',wX 、 , /:::::イ
ハ::::l、:ヽ i;メ, ,ィー───t、 イ:::::/ 「う、うん!」
-─--ームイ ソリヽ、 (::: ̄ ̄ ̄ ̄::j /レイVヽ、_
,ィ< {{ >.、ヽニニニニニニノ ィ≦ }}  ̄ ̄ ¨'''<
. / ヽ、..{{ ィニ三三≧、.. ..<三三ミ. }} ___ノ ヽ
/ `{{ヾミ三三三三三三三三三三三}}彡´
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
酒場で冒険者たちの武勇伝―――多少盛られているかもしれないが―――を耳にしていただけで、
実際の戦闘を見るのは初めてなのに怖いと感じていないのは、
あまりにもやらない夫が平然としていることにあわせてシモン自身も肝が据わっているのだろう。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
237.
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
言われた岩陰にしゃがみこみ、どうするのかと見ていると
水辺まで下りていったやらない夫はホールディング・バッグから取り出した麻袋に
手ぬぐいを何本もつっこむと、口を縛ってから桶に沈め血をしみこませていた。
それを豚の死体とともに半分ほど水に浸かる位置に置いており、
血の臭いを嗅ぎつけた水生怪物は
怪我をした動物が水を飲みに来て力尽きた、とでも勘違いするだろう。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
. ¨ ̄ ̄\
/ ‘,
/ ‘,
/ r '
{ (
',. __) 「こんなものかな」
r<. ヽ _/
/ニ二二三{ ハ三/
///////////77ニニニ7
. /////////////// :|////∧\____
. く/////'//////////:::::|///∧/`ーく/
〈/Ⅳ∧//////////{:::::::|//∧////∧
j∨//∧/////////ハ、: |/∧//////∧
. l'/////∧'/////////,\l∧/rーュi///∧ .<>´
l'///////i////////////h//,|//,|j////∧ .<> ´
l'///////l/////////////{/////ハ////ハ .<> ´
. l'///////l/////////////ハ////,ト、//////\ ,イ三ミY_> ´
l'///////l////////////// |////| ヽ'///////,\、、 ,、<≫}))))}
. l'///////l///////////////|////l \//////彡ヘへー────=ァァ、.... ィ⌒つ<≫'"´ー==彡′
l'///////l\/////////////,|////| \///∧///////////////.... __r<二 `YY
. l'///////l: ∨///////////,|////ハ ヽ ////////////////厶、 戈..| 〉//
l//////才〉 く////////////{////〈 `ー──────一 ′ `ー‐┴'´
. {////////〉 く////////////ノ/////
∨//////∧厂//77≦三三{{___}}三しヘ、
. ∨//////∧////////////∧///\入
∨//////∧/////// //V//V////ハ:::ヽ.
. ∨//////∧'///////∨///∨////!:::::::\
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
相手の空腹度により期待度は異なるが、おびき寄せとしては一般的な方法であり
討伐にしろ、皮取りにしろ、ここまでは他の冒険者たちとさほど変わらないはずだ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
238.
―――――――――――――――――――――――――――――――
ただ、おびき寄せたところで豚に食いつくかどうかは未知数だろう。
罠だと見抜かれてしまうかも知れないし
手早くやらないとだめなはず、と固唾を呑んでいると。
―――――――――――――――――――――――――――――――
. _ _. _ _
/ / / // // /
. / /_/ // // /
/ _ // // /. _、.-‐-=厶::::::::::::::::::.:.:.:.:.゙i
. / / ./ ./  ̄  ̄ ハ |:::::::::::::::::.゙i::::::::::::::::.:.:.:.:.:.゙i
/ / ./ ./ リj こj:::::::::::::::::::.゙i::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.゙i
. / /ニ" / }} モィ:::::::::::::::::.゙i::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.゙i
/-'' / ./ _ 、イ{ 主| `>..::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.l
. / ./ __ / / ||(,,r'´ 「' /}ヽ\::::::::::::::::.:.:.:.:./
/ ./ / / / / ヾミ_ーノ /::|::::::::::: ̄>一ー ` }
. / ./ /_/ / /.,.. ..._______,、/:::::l:::::::::.:.:./ ,,.. ''"
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'ミ_‐ー}.゙,,.. ''" ll:|:||:||| ハliiillli> --|-'
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!lii l ,勹00 n
!i|| く..く . /厶__ ___
l|. \) └'^ー┘ `つ_)
jヽ人し/
ソ て
239.
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エストック
魔符と、刃渡り七十センチほどの刺突剣を取り出したやらない夫は
桟橋から大きく跳び上がった瞬間に浮遊の魔法を使うと
それを足がかりにさらに上に跳ぶことを繰り返して
あっというまに上空へ駆け上ってしまうではないか。
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☆ o + o 。 + ☆
゚ 。 o ☆ ゜ ゜ +
+ ° 。 ★ ゜ 。
゚ + ゜. f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
゜ ☆ ノ 、 、 | レビテーション。 |
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(人__) |
゜ ゜. ヽ ノ ゜
゜ ゜ (ξ ヽ ゜
( ) 《ン ゚
゚ `´ \ \
ヽ_,)
_,ノて
/^Y^\
| 、
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| レビテーション。 |
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_ _ - ― =ニニ=ー - - ― ==.....\、ノし ’ = ≡ ≡= = ― ==≡≡=' - ― _
__ _ - == = ≡ ≡ ー==≡≡. ___)(⌒..゙-- _  ̄_ _-.,. 、.、_ _  ̄ _
_  ̄ _゙ ̄ ̄^\. - . ,. ´ .`: .、  ̄ -
 ̄ _ -  ̄ _ - _  ̄ - _ -  ̄ _ - _
- _  ̄ ―  ̄ _ ー = ≡ 三 三 ≡= ≡三 ≡ = = ミ ー= ≡= ミー 、
 ̄ = _ ー  ̄ - = - = - 三 = ー = = ≡ = = ミ 、ー 三 ≡ 、 _ ー _ 二ニ
ー = _ -  ̄ = - ,,ー = ≡ミ 、_ , - _ _゙_ノて....三 ≡ = , - = 二 = -,,'´゙ ゚ ゙ ゚  ̄´:
,、 _ ,,、 _,,、 ,,= '´ 三 - = ≡三 ミー = 、... Y^\=≡=≡ _三>= - '’  ̄: : : : : : : :
゙ ゚゙ ゚゙゚ ゙ ゚  ̄ ゙ ゚  ̄ ゙ ゚` ̄  ̄ ̄ ` ー=' ´ ̄` ̄  ̄ ゙ ゚ ´  ̄: : : : : : : : : : : : : : :
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. /| / , ', -‐― 、 `ヽ <
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、-ー. /. ヽ____ノ / \
/ / /|. ,、. ヽ. |
 ̄ッ /. /. |/ \...... |ヽ |
,r'. |. /| |. / ̄ヽ\ | ヽ|
|. |. /... | | . l {l| |ノ
| l /.. | | ヽ____ノ ヽ__
|. ヽ . | ∧. /レ. l
|. /ヽ|./ |. /. __ |
|. | ,-‐....|/ U.. / >ー '
|. |. 丿 {___〈 / ̄ ̄
|/ヽ. \___ 〈
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.'''―-、/ ヾ、 「えーーーーーーっ!?」
__ | ̄ ̄ヽ ___ . ̄ ̄ `ヽ >
`>-.., |... | `'''―――ノ. /
,r'´ ゛''... |. / '  ̄ 、
\ \ ,イ/ >
\ \. 〈..l /
Y . Y.. | . V|.. /
|.. |. | ∨ /
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雪華綺晶が修得していたように、戦闘時、大きな隙となりがちな空中での方向転換用に
浮遊の魔法を無詠唱で繰り出す練習をする魔法騎士、と言うのは少なくない。
だがそれも一回、多くて二回のことであり
階段を数段飛ばしにあがっていくような真似はできないはずである。
消耗もゼロではないし、浮遊の熟練を高めるのにも多くの修行を要する。
武器の修行だって必要な魔法騎士は、一つの戦術ばかりに時間をかけてはいられないからだ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
240.
――――――――――――――――――――――――――――――
とはいえ、目の前の現実を幻と片付けるわけにもいかないので、
瞬きも忘れていたシモンは自分の知識を総動員して
いちおう納得できそうな答えを出しておいた。
――――――――――――――――――――――――――――――
_
__,,.. .-‐ '''"/
_,..-''" ,..-‐,―‐-、 ̄`'''―- .
/| ./ ,.'´ /,r'´ ̄ >
./ .|/ ,イ //,イ l ヽ
/ ./ ー‐''/ ./__| .∧ .|ヽ ヽ
l ./ / /, -.|/、.゙、 .∧.|,r.ヽ .ヽ
.人 / / | .// lリ.ヽ ゙、 / ヾr、 ゙、 ,、_ヽ
,'´ / /....|∨ l | `  ̄ノ、|
./ .| / ...| ,,,ヽ -‐'´ ´ ヽ
/ | ./ | ´ ,r―‐‐ 、 l
|/ ヽl .| l、l /、,‐‐‐<_l .|
| .ヽ_r‐ヽ....| u / .| .,l
| ノー lヽ| 、 /'´ ̄`ヽ、 | /
| l r‐'ヽ>'´ヽ ヽ、 ヽ/ / 「霊薬を飲まずに走ったとか
|/ヽ >'''´_,..-''" | `ー――' / 今の魔法とか………
.ヽ / ./ |、 /
./ / | ヽ 、___/ めちゃくちゃ基礎力とか魔力とか
__,,.. .-‐―-、 | | /__,..-'''" ̄/ 地力のある人なのかな?」
ヽ | | / /
`丶、 .| / /
ヽ ...| / ヽ /
\ ヽ、 ヽ、 l /__
| .ヽ| ./ `ヽ
――――――――――――――――――――
―――それが常識的かどうかや、
あり得る話なのかは知らないことにして。
――――――――――――――――――――
相変わらずすぎるwww
241.
―――――――――――――――――――――――――――――
ヴィーテ河の上空に立ったやらない夫はそこで浮遊を維持して
獲物が出てくるのを待つつもりらしい。
―――――――――――――――――――――――――――――
_ --―==ァ
/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ /
/i:i:i:i:i:i|i|i:i:i:i:i:i:i:i:/ /
/i:i:i:i:i|i|i|i:i:i:i:i:i:i:i/ /
. /:i:i:i:i:i|i|i|i|i:i:i:i:i:i:/ /
/:i:i:i:i:i|i|i|i|i:i:i:i:i:i:/ / _____
. /i:i:i:i_i:i|i|i:i:i:i:i:i:i:i/ / `ヽ____~"'''‐-..
_/- f´ ノi:i;.ィTi:i:i/ / _,..-'''" `ヽ ̄l´`ヽ `ヽ、
. r '´ ,.ィi;.´ ノ:i:i/ /. _,..-'''" / \.\ \ \
. | r≦;.´ /┬‐′.. /  ̄ ̄/ ,、 .\ \ \ .\ ,'l
. | |/ , イ ! / / .l/ | ,ィ .\ ヽ___.lヽ .ヽ'..|
. j ,/ /,.、 ヽ '、. / /,イ __...人 ./`| .`、 `、 .|
/ __ノ '´ \ノ 、...... / l/ ./ `、 / | l `、 l ノ、
.. ヽ. ,.-ヘ `こフ ヽ..゙/ / .ヽ' .| .人l `、 . | .\
. i -'´ i ` 、-'′. / / __ .| ../ | l .| ,>
. | _ノく. 〈_)、..../ / '  ̄`ヽ | ./ ....| .∧ .| / .|
\. } ` ー' `/ / |/ |/~ヽ、 | ./ |
. \. / l j´-`、 .|/ .|
. 丶 /. (あの魔符は l __ ,、 ー- ノヽ.|ヽ, . .|
/.... なんの魔法だろ?). `ヽ、 ____ / `ヽー‐'´ /-、 .|
/ |`ヽ、 /~"'''‐..`ヽ、_ .| lヽ|
/ ___ |/l/l/ヽ | `丶、  ̄`ヽ、l .ノ
/ ヽ  ̄ ̄ ̄~.| .| / /ヽ,_ヽ__/
`、 | .| /_,..-'''"‐‐、 ヽ
`、 /.| .| ./ / \ \
`、 /...| ./ .// .\ \
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
右手に持つ魔符が皮に傷がついてしまう攻撃魔法とは考えにくかった。
また、麻痺や睡眠などの状態異常が通ったとしても、
動けなくなった水蛇は水中に没してしまうために次の手が必要になるはず。
貫通力に優れたエストックにしたってよほどの戦技を繰り出さない限りは
簡単に致命傷を与えられはしないだろう。
蛇の生命力というのは想像以上に凄まじく、
切り落とされた頭に噛まれるとか暴れ回る胴体にはね飛ばされるといった例もあるほどだ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
理想であり空論では可能だが
誰もやろうとは思わない
242.
――――――――――――――――――――――――――
息を潜めて待つこと三十分。
曇天の隙間から三日月が水面を照らし出したそのとき、
岸から五十メートルほど離れた水面が妙に波立った。
――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――――――――――
/::,;:/そ|_:_:_:_:_:_/_:_:_:_:_:_:_:_:_/_:_:_:_:_:_:_|
./:/V l ,‐-,.._ ゞ
.V. l l 弋心 l
. l 冫.ー く
. l l ノ!
. l `ー‐ f r' (来た)
l ノ'
! /
――――――――――――――――――――――――――――――――
,イ , イ , イ ,イ ヽ、 } ヽ、
,イ ∧ , イ , イ ,、 ,、 ,  ̄ ゙̄ヽ ヽ
.,イ / ゙ニニ - '" / ! ,' .', !', ゙,ヽ、 ゙,
/ ,' ,イ / ! ,' ', ! ', , ! ヾ
/ !' ,イ ! / ', ., t- ', ! !
./ ,イ ! , / ,イ ! ', ! !
イ ,, / / 、 .! /,'/ /, ', !、 ', , - 、 !
,イ i! / / /ー,->、/ / / ゙ーイ!・i .', ! ゙, 〉イヽ i !
i! ,' i ,' /イ. !・!/! i ゙" i! / 、/ /、 !
,' ,イ ,! ./!' ! ゙ .! " ,' イ ,イ、ヽ!ヽ (来た………?
.,' ./,' ,イ.! ,',. ゙ , ゙ ー ''' i, イ ヽ、 ヽ 、 ――――けど!?)
/イ /イ i .,' ゙、 ー‐ ''". i} ! ./ ヽ、 ヽ、 > 、
,イ,,,! ゙ヽ、 ー ', , イ , ゙ヽ、 ゙ヽ、 ゙',
" /゙ ー-'、 ,ー---_-, , イ ./ ヾ,ヽ、 ゙'、 !
,' ゙ヽ、 "  ̄ ̄ , イ / / ゙ヽ,ヽ '、 !
,' ヾ> 、 _ イ./ / / ヾ、', !
i i ヽ、 i ./ " 〉' ゙ゞヽ
i ,! ヽ、 , -! ! , ,イー, i
243.
/.:::/ / }:::::::::::::::::::::::::::::,、:\ \:::::::::::::::::::::::::::::
,'.:::::|`''´ ,ィr´ヘ:::::::|ヽ、:::::::| \::.Y'"'ヽヽ,:::::::::::::::::::::::
,'.::::::| ,ィ''"´.:::| \::|,.、 \::::},∠..ヽ ..、 l:::::::::::::::::::::::
,'.:::::::|/.::::::::::::::ト、___>! }ヽ',`ヾi´ ヽ、!λ::::ハ:::ト::::
,'./|::::::::::::::::::l:::::|/´ ̄ヽ | O } '´ ∨ `' ヘ
{' |::::::::::::::::::|ヽ:| O ', `、 / ヽ ,'
',:..ヽ:::::::::| { l ` ´ /.:
',:::..\:::ト、ヽ、 .r' ____ J r-イ. :
',::::lヽヾ ヘ ` ,.. '´ ,イ `ヽ、 //.: : :
',::| ヽ:::::{ ,∠ - '''´ } /. : : : : :
'l \ヽ i,イ ,...ノ/. : : : : : : :
「ででで、でかっ!?」 `'`ゝ、.__ゝ ー---─ '"´イ. : : : : : : : : :
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暗くて影しか確認できないが、
顔を出した何かのあまりの長大さに思わず声が漏れる。
普通の銀水蛇なら直径四十センチ、体長二十メートルがいいところで
大物が退治されたと騒ぎになっても、直径五十センチ、体長二十五メートルが良いところだというのに。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
244.
――――――――――――――――――――――――――――――
水面をかき分けて悠々と近づいてくる影の全長は分からないが、
直径は少なくとも六十センチはあるだろう。
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 ̄ _ -  ̄ _ -..../⌒ / - _ -  ̄ _ -
- _  ̄ ―  ̄ _..../ o Y..三 ≡= ≡三 ≡ = = ミ ー= ≡= ミー
 ̄ = _ ー  ̄ - = - = - V二Vフ _ ノ . ≡ = = ミ 、ー 三 ≡ 、 _ ー _ 二ニ
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∧.:.:.{ ー//|.:.:.:.:.// //ヾ、/ィ': : /.:.:.:.:.:.:/:/.:./イ⌒ヽ :∨.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
: : ヽ.:ヽ{ ' ヽ |.:.:.:/ __{_ /イ (;j}≧._/.:.:.:.:./ z/., 仞 }: :ハ.:.:.:.:/\.:.:|_
: : : : ̄≧ー┴≠:': : / /.:.:.:/: : :/イ / ム∧.:./: : :ヽ;|: :
|: : : : : : : : : : : : : : : :代、 _/.:./: : : : : ヽ 彡/ : : ∨: : : : : : : :
| : : : : : : : : : : : : : : : |: : : 三三三j/: : : : : : : : : 三三三 : }: : : : : : : : : : /: 「う………ぐ……!」
ヽ: : : : : : : : : : : : : : / > /: : : : : : : : /: : :
: : \: : : : : : : : : : :,小、 /: /: : : : : : /: : : : :
: : ヽ: : : : : : : : / : : : \ ⊂ニ==ー‐- , イ: : /: : : : : /: : : : : :
: : : : : : : : :/ : : : : : : :>.、 < : : : : / : : : /: : : : : : :
: : : : : {: : : : : : : : : : : : ≧ 、 , ィ: : : : : : ヽ: :/: : :/: : : : : : : :
――――――――――――――――――――――――――――――――
威圧感も並ではなかった。
遠く離れたシモンでも無意識のうちに震えがくるほどで、
あの冷たく白い瞳に睨まれたら
動物などは硬直して身動きが取れなくなってしまうだろう。
巻き付かれでもしたら、象でも簡単に絞め殺されてしまうに違いない。
――――――――――――――――――――――――――――――――
245.
―――――――
ところが。
―――――――
―― [] ] / ̄ ̄\
| l ̄ | | / \ /\
|_| 匚. | 三 ( ●) ( ●)
| | 三 (__人__)
|_| ≡ ` ⌒´ノ (良い皮がとれそうだ。
二 }. 水銀燈が喜ぶだろう)
r⌒ヽ }
[] [] ,- 三 __ ノ
// 三 / )≡
匚/ 三 ニヘヘヘ / ≡
三ーヽJJJJ / ̄、⌒)
三 / ̄  ̄
ニr / ̄ ̄ ̄ヽ
三 ニ_/ |
三 三 三 /
' .三. . 三 三 三 ̄ヽ
三三 ニ≡ ニ _ノ
二 三 / 三_ノ
ヽ ニ ニヽ_ ノ
ノ 二
ヽ
ニ
ヽ l
ヽ\ | ノ/
ヽ\ ノ/
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
周辺は見回せど、上空に警戒などしていない怪物の大きさに微笑んだやらない夫は
餌に注目している様子の頭に向かって跳んだのだ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
246.
――――――――――――――――――――――――――――――
あとの事は、あまりの早業すぎてシモンにはよく分からなかった。
解体しながらの解説によると、
放物線を描いて落下したやらない夫は
加速度と自身の体重を乗せたエストックの一撃を
シルバー・サーペントの頭頂部に突き刺して離脱し、
怪物が怯むよりも早く招雷の魔符を使ったとのこと。
――――――――――――――――――――――――――――――
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| サーペント系はあそこが急所でね。 |
| 脳に直接雷撃を撃ち込めばしばらく気絶させられるんだ。 |
乂__________________________ ノ
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| 兄ちゃん、 |
| それで無事なほうが不思議だよ。 |
乂________________ ノ
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| そうでもないぞ、スライムみたいに不定形の奴や |
| ゴーレムとか魔法生物だとそもそも脳がない。 |
乂______________________ ノ
≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐
_ニニニニニニニ゙/ ̄/゙ニニニニニニニニヽiニニニニニニニニ゙\ヽ人_从人__从_人__从_从人__人_人/
.ニニニニニニニ / /. ニニニニニニニニニ`i|ニニニニニニニ ≧ <
゙ニニ __/ /___.ニニニニニニニ| !ニニニニニニニ.゙≧ コール・ライトニング!! ≦
_二. /___ ___ /.゙ニニニニニニj´ |ニニニニニニニ..≧ ≦
゙ニニニ..../ / / /. ニニニニニニニ} /ニニニニニニ.゙/Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒W⌒Y\
_ニニニ./ /ニ.../ /゙ニニニニニニニノΛニニニニニニニニ... / ___rf^^ヘ,
゙ニニ../ /.゙ニ / /_....ニニニニ/〆ニ`ヽ、、ニニニニニ... / /.:ヾ:::::冫-‐′
.ニニニ.゙ ̄.゙ニニ.. ̄//./ _ニニ/ !ノニニニニニ`'、ニニニ / ヽ.:.:.:::ゝ, __
_二ニニニニニニニニ  ̄//......ニ| '、ニニニニニニヽ、ニ.. / ヽ.:.:.::..::::.、," ヽ
゙ニニニニニニニニ....//....ニニニ;!{| lニニニニニニニニヽニ../ 丶.::::.:/.::::、--、/
_ニニニニニニニニ  ̄...{ニニニニ;l';;ゝヽニニニニニニニニ|../ __ \/.:.:.:::::::::`ヽユ_
_二ニニ、_;;;┬-;'"´;;/ニニニニ;{ニニ| {ニニニニニニニニ./ ______,、/\ ̄…'-=: ::::/: ::::::::::.丶.
゙ニ_;;;-‐ー-┘ノニ/ヽ、、ニニ|ニニゝヽ、ニニニニ. /.゙:¨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ ヽ.:.:.:.:.::::::::::/: : :::::::::::::::::::::`.....―――<ー、
.ニニニニニニ/ニニ|ニニニノニニ;ト、;ニニ`l {ニニニニニ/.゙:ミヾ::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::ヽ.:.:::::::::/: :::::;' ――-=._::::::::::::::ooo廴ζ
_二ニニノ7′ニニ/ニニニニ;/;;{;ヽニニニ} }ニニニ. /.゙:.:.:.:::::ヽ____ . ,イ ,イ ,イ::/: :/  ̄ ̄ ̄
_二ニニ/ニニニ;;イニニニニ;′ニ';;Λニニ! |ニニ /::\.:.i::::::::ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.// ト, レ レ ::::/"
゙ニニニニニニイ;;ノニニニニニニニニ;|ニニニニ| |ニ /. ̄ ¨`|::::::::::::ヽ‐―-..// l | ∥∥/7
.ニニニニニニニニト;ニニニニニニニニ;;|ニニニニ〉{ /. |:::::::::::::::`、 // l l //
_二ニニニニニニ|ニニニニニニニニニ;ノニニニニ| /. |::::メ,:::´:ヾ'...../´ Y /´
_ニニニニニニニ!ニニニニニニニニニ{ニニニニ|/ '"¨フ:::;:',ニ!
_二二ニニニニニニニニニニニニニ!ニニニニ./. ノ;ノ ,ヽノ
_ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ / 〈"´_ノ'
_二二ニニニニニニニニニニニニニニニニ../
≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐
247.
――――――――――――――――――――――――――――――――――
雷光が闇を貫くと、エストック伝いに雷撃をたたき込まれた水蛇は
死にはしなかったものの気を失ってずぶずぶと沈んでいき、
空中で方向転換したやらない夫は倒れ込もうとする頭にもう一度飛び乗ると
水面すれすれで浮遊の魔法をかけたのだ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐
. { ,ィ ヽ/ /ヽ_/ //
V / /'"´ ̄ | |´ 「レビテーション!」
ヽ、__,,,,,......../ / | |
ヽ / / | .|
ヘ i / l l
r―- 、 ヘ i .Λ | |
| `ヽ、___ マ .| .l ', | |
. 〉. `ヽ_マ | . | .Λ l l
/ _ .ヽ,| . l Λ. へ.l l
. 〈 〈´..゙、..`ヽ、 l l Λ..//..l...._,,...,,_
\_〉. \、. `ヽ、 | ,r‐‐ヽfニ‐´/. ,*'"... ヘ. ゚'*, ヴンッ
_ ゞ、_ `ーlイ.. /≠l_.l \....〈ノヽ ヘ %
 ̄) { `ー―//....._ $ \〉〉..$
-=''''^ヽ \_...: : :.゙//..: : : : : ":''%, ,:°
,,∠: : /⌒) ¨=ー-。.、...: : : : : : :,:..゙゚*。.,,_ _,,.。*°..._
_ __ ___:::::::::;;;;;;;;;::::::::: : : : : : : ::, _:;;:'': : :;;:;: : '': : : : :'=z,
辷l /7 コ L く,ニ ! [][]「l ;;: : : : : : :;;;i };;;;;;;;;;;;;ir-:::;;:::::::::::::i::::}
゙ェ=''.゙くノ  ̄ ̄ くノ くノ='':"":" :''≡'=''---=z廴,,,_ :::::::;;i 从ノ...__ ー二__ ___
_::: :: : : : : : :: :::::;;;;iiiiiii!iiiiii!ii!iii;;;;y'" :-=tzzzz'=tz'=='==-"ュ」__;;,,z=="/゛..゙ ̄ ─____  ̄ ̄  ̄ ̄ __
...: : : : : : : : : ::: :::::::iiiiii!iiiiii!iiiiⅣ,,,:: :: ___,,,,,,,,, ;; -===== =-''"......_ ー─ ____ 二 _
゙;;;;;;;;;::: : : : : : : : ::::::iiiiiiiiiiiiiiiiⅣ___y==-=''"". ー一 ~
゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;: : : : :iiiii=''": : /''"  ̄ ̄ ーー-. __ _
゙iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii=;; ;:::''"; ;;''´ノ´.... ---=二二一 __ 〜〜
二二一  ̄ ̄ ̄ ___二 ̄ ̄ ー-__ 人 __
____──── ー  ̄ ̄ ̄ ̄──二___  ̄ ̄ ̄ ̄´__二-
≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐
吸血鬼の弱点は心臓に白木の杭をだな・・・
248.
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
(●)(● ) │
....「さすがに全身を浮遊の魔法で ┌ z=、._.__゙(__人__) |───────────────
. 支えることはできないが、. ___,-、.|rk.| | |\‐- | │ ______________
. 浮力が働く水中で、 ┬┬┬「.!.}.}.ノhコ }| |―|――ヽ }  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
. 気絶して抵抗もできない頭だけを  ̄ ̄ ̄Tフ-ハ.ノト〈| |__⊥ ---‐ ヽ ノ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
. 浮かせることならできる。 }ニニニ! ゙―゙‐' /´ ̄l| ̄l__l ̄ ̄l | ̄`ヽ
. 精霊魔法の水面歩行でも似たようなことが..... ヘ ヘ、 _ / ┌‐‐┬──‐┐ \
. できるかも知れないな。 k // ̄ \ // / .l\ /ヽ
ヽ// ノl .l l ゝ \
. あとは沈まないうちにロープをかけて `=== '''" l .l l >=====〉
. 岸に引っ張り、とどめを刺せばいいわけだ」
\
、___,..-‐'''" ̄ ̄``ヽ、
ー・、 > .ヽ、_____丿
`>´ ヽ /ヽ '-'
/ / ,' `ヽ |___
 ̄/ ,' ヽ<‐‐‐`
/ | |、 "'''・ ._
| 从 、 |>・'´ ̄ |、 ヽ。「 ̄
・ ̄| ∧.土弍|ヽ ´|ー‐ヾ .| ヽ、 |`
//| .|、 .|、 i:j \ |.ij_,ヾ .| 》ヽ|
.'´ `、ヽ_| .ー'' 、ヽl uヽ| ,、|
.|/| |、 ,.‐'´|`l 「ナルホドナー?」
..ヽ| `ゝ._―- _,..'.||| .〉、
|~``ヽ  ̄|二彡.||ヽ /./‐ヽ、 (なんかポンポンと輪切りにしてるけど、
ヽ|.| | , '.ー‐'''丿ヽ_/``ヽ、~ヽ、 死んだからって物理防御力が下がるわけじゃないぞ?)
/<ソ| `-' .).| `ヽ .~.|
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
結局、軽々と岸辺に引き上げられてしまったシルバー・サーペントは
競売で競り落とした広刃大剣で首を落とされ、
数メートルおきの輪切りにされてからぺろり、ぺろりと皮を剥かれてしまったのである。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
┌─────────────────────────────────────┐
└─────────────────────────────────────┘
┌───────────────┐
└───────────────┘
┌───┐
└───┘
249.
. /: : : :/ ノ ヽ \: : : : ヽ
/: : : :/ / ,-―‐-、 \ \: : : :',
/: : : /( / ,イ : : : : : : ヽ、`ヽ、_ハ: : : ::',
/: : : :/ 二二_ィ´/: ;ィ : : : : : : /`ー┬---、ゝ: : :',
∠: : : :/レ: : : ::/ ̄l//: : /j::/ ̄ ̄|: : : : ::ヽ: : ::',
/::/: :/: : : : :/ ,--- /::/ ,リ ,--- j∧: : : : :l: : : ',
" |: : /: : : : :/ ,/ /イ / ヽ ',:: :: ::|: : トヽ
. |: : l: :/ヽ| { O j l 0 } }: /ヽl: ::j ゛
l: : l: l ´てl ヽ、__ノ ヽ __ ノ ,!/く }:/
|: ∧{ ヽ l { /ノ ノ/
レ' V\. ', 、____, / //. 「―――というわけ。
Vハ\ ノ<__/7
/ ヽ \ //V / / 慣れた人でも数時間はかかる解体と皮剥ぎが
ヘ V `iヽ、__ イヽ | / / 一時間ぐらいで終わっちゃったのには驚いたね」
ヘ | | / /
\ ノ | / /
―――――――――――――――――
シモンの話がそう締めくくられると。
―――――――――――――――――
見極めとタイミングがシビア過ぎるすごい曲芸かな?
250.
――――――――――――――――――――――――――――――
揃って頭の中で吟味していた護衛達の表情はさまざまであった。
ウシオなどはそんなんありか、と呟いたほどである。
――――――――――――――――――――――――――――――
____ j)
/ γ⌒ヽ --―‐彡=‐</⌒ー=ァ
___ ノ ):::::::::::::::::::::::::::::::::`:::.....\
:::::: ∧\/:/::/:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::ヾ〉
:::::/:::/\::ィ:::/::::::::::::::: }:::::::::::::::::::}::::::::::.
:: ′:゙ ヘ│:::::::::::::::::::::}:::::::::::::::::::}:::::::::::::
/{:/ /:i::|::::::::::::::: /:::::::::::::::::: }:::::::::::::i
八\/:::::::|::|::::::::::::::/ }_ノ:::::::ゝ/1::::::::::::|
゙::::::::|:::::::L{::::::::::::/ L::::::::::::/ L:::::::: ノ
::.-|:::::::: |┯‐┯━ '┯‐┯=「: |
{ ::::::::::{└宀 └宀 /::::|
\_{::::::::ハ -‐ァ) {:::::|
乂r:::::} 〈++{ ..::::::|
/ \:!>- .. __ ヽ_} イ::::::::| 「………ハァー?」
|: : : : : |: : :> 〔`ー′j|::::::: |
|: : : : : |: :/、ヽ ヾ:、 j|:::: : |
|: : : : : |:/ ヽ }ノ).:) .j|::::::::|
_,.. -──- 、,
,/ // 丶
/┌┐ . l \
/ [○] /l ∧ │ \
/ 凵 /\l/ 丨 ∧ il
. イ , /! イ \ l / /l │
/ / / 〃/ ◯ V ○ il ∧ \
∠イ / │ ミミ ミ /Vl il\l ̄
_/ _ノ| ,i │ U / ̄/ │ l/>
 ̄ ∨| , \ / / / l/> 「シモンを背負って走ったって
Y|ヘlヘ≧/_/≦ l│ ∧l スレイプニル(※)の化身かなにかデスか?」
│>──冫 /\/
※八本の足を持ち空を駆ける馬型の神獣で、普段は天界にいると言われている
過去に他の大陸で実在が確認されているため
闇天馬ほどではないが、かなりの希少種にあたる
251.
/\___/ヽ
/ '''''' '''''' \
│:::::::(ー), 、(ー) l
│/') ,,ノ(、_, )ヽ、,,, │ 「あのですねぇ………
/‐::: `-=ニ=- ' /.. 理屈は分かるんですよ、理屈は。
_,,,l ;! |:::______/
, -‐'゙゛ i::.. | .ヽ/;ヽj! `‐-、_ 効率的で無駄もありません、が………」
l ノ::. .:|、 .ヽ,:ヽ| <゛~ヽ、
,:''`` ''"゙.|;;:‐''゙|.ヽ、 ヽ;::| / .|゙l
,: ヽ::il;;! ヽ、ヽ| / | :|
、 ,__ ___,
___ 斗::::≦:::::::::::::::::::≦=-_
__,斗:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::≧=-
-≦:::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::::::::::::::::::::::≧-
ノ::::::::::::::::::::::::!::/!// }//j/ }ヾ{v:、:::::く
7::::::::::::::::::::::/j' ' ` vトヽ
フ:::::::::::::::::::{' __、,__ V!
7:::::::::::::::::ハ ≡===≧x、_, 、_,ィ三
'j:::::ア⌒V ,ア´笊v`'"´ ァ芹 7
j/:;' // } 八 V:タ ' {:リ}.{
´ム, {::く -- ` ー' /"",ー' i
ノヽ__,、 -- ヽ _ -} 八
ノハ:!', ___ ./
__}:ゝ、 ´――' ,.イ 「急所に雷撃をたたっこむって、
/ヾ 、 >..、  ̄ ´ ,イ. 導雷針は別に弓矢で狙ったって槍だっていいんだろ?」
_/ ` -- ≧s。--く
>:≦/ /´ }: : :/ /´}
>:≦:::::::::::::::::ヽ / | 、:.{ ! , {::< _
./ ヽ:::::::::::::::::::::\ ./::::ヽ }:' , ヽ v:::::::{ヽ
' V:::斗-----ヽ /'^~´ v { // \!---v V
v v{ f´ !} v
252.
.. /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
. /: : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :、: `、
. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ : : : : ',: : :'、: ヽ
. ': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : i : : : : : ',: : : : : ', : : ヽ::'
... { : : : : : : : : 、: : : : :i:. : : : : : :.ト、: : : : :}: : : : : :}: :} '::. 「動きを止めるのは麻痺でも、
l:. : : : : : : :.:| \: : :', : : : : : : | _\: -ト;‐:i: : :,': :' ',!... ボクらがやったような睡眠でもいい。
' i: : : : : : :‐l: ‐-\、\ : : : : |'´ \|_ヽ}: :/ Y j
. ',ト : : : !: : :|Ⅴ_ _\| \: : :| , 斥zシ 》 } f } ボクらができなかったのは
.. ヽ`、: :r、: : 《 乂rシヽ - \| ¨¨~ ノ: !/ ' 沈まないようにすることだけで、
. Ⅴ、 Y: ¨¨¨ ノ  ̄ ̄ ̄ ,: :j_ノ それはヘスティアのウォーター・ウォーキングでも
. ゝ',ヘ  ̄  ̄ i:. : :ハ;ゝ 良かったわけだ」
_ ':ハ ハ'-_-_、___
.. / ``〜;、、 - ‐- ィ::::}-_-_ハ-_〕iト-_‐_-_-_、
/ \ イ/::/l-_-_-_ヘ-_-_-_-_-_-_-,
/ \ ` ー┐´-::::::/', !-_-_-_-`、-_-_-_i-}_-_}
゙_-´/_\ \ ノー-----tイ;iー :}ー‐ ´ }!|-_-_-_-_-',-_-_-j-!_-_}
.゙-:/_-_-_\ \-_-_-_ハ Ⅴj / / :| \!-_-_-_-_-:}!-_-:j!-!:-_}!
.゙:/_-_-_-_-_\ 〉-_-_-ヘ ( ((ノ 乂 ヽ_-_-_-_-_}!-_-j!-|_-_}i
_____
,. . : :´: : : : : : : : : `: : : .
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ、
': : _: : : : : :,: : : : : : : : 、: : : : : : : ヽ
/: __「 |_: : : /: : : : : : : : : V: : : __「 ̄|__:、
': :[_ (_) _]: /: : : : ,|: : : : : : :V: :L__ () _」:\
/: : : :廴_/: : ': 、:/ |: |: : : : ,: |ヽ,: : 廴_〉:、: : \
/: : : : ,: :|: : : :|: , \_, |: |: : : /://} : |: : : |: \:、 ̄´
<__ : : : : /:|: V: : :|/,ィ≠ミ}∧: :/}:ィ≠ミ、:∧: :∧: ー: :\
//: ://:∧: :、: : イ_):::ハ ∨ _)::ハ }' ,|: :ハ: 、- __:、
---/:イ: :/:イ: :|: :∧: { Vzり vzソ l}:イ: |: ::.
|: : :/| : |:イ: : \ ' {: : : |\}
|: ://://|: : : :|、 ,.::v 人: : :|
|:/ lイ:|:/: |: : : :|:> ゝ ' イ: : |: : | 「言われてみればそーですかーって感じだけど
' /⌒`| : : : ∨{:/|> r </⌒ V : : | 一人でやれって言われたら困るよ」
{ | : : : : ∨乂二二_'ノ-く`} /: : : |
乂r 从: 、: : :∨\- 、 r--}:/: イ: ,
/ }:∧:\:} 、 ヽ /' ̄ /:/∧
{ , --、} \:}\ =-V:v/=- /'V / ∧
| {(__) } V |:|>=-=< |:| } \
―――――――――――――――――――――――――――――――
流通のない特別な道具を使うわけでもない。
魔符の費用はさておき、やり方さえ知ってしまえば
自分たちも真似ができることの組み合わせでしかない―――
だが、そこに行き着くためにはどのような経験や閃きが必要なのか。
そして、一人で実行するために必要な実力は。
――――――――――――――――――――――――――――――――
253.
―――――――――――――――――――――――――――――――
城に名を覚えられているほどの彼らには分かる。
力とは単純な技能だけではない。
それらを活かす知識と経験の下積み、
冷静な判断力、広く、しかし穿つような観察力、
そして知恵と発想による転換で効果は何倍にも膨れあがるものだと。
―――――――――――――――――――――――――――――――
. /:::ー-/ ̄/:::::,'::::::::::/;イ:::::::::::::::l:::::i!::::::::::::゚。::::゚。 ゚。::::::::::゚。
/:::::::::::/ /!::::,':::::::::/:/ {:::::::::::::::i:::::;}゚。:::::::::::i::::::::', ',:::::::::::',
,'::::::::::::{_,':::i::::i:::::::://ー ト::::::::::/:::斗一:::::::::!:::::::}', ,::::::::::::}
. {:::::::::::::::::::∧l::::{:_:/:/ _ ー ゚。::::::/:::::/ 一 _\:}::::::::' ',ー'´::::::::::::i
. i!:::::::::::::::::,' '!: ::::::::i一==- ̄ ̄´-==ー-l::::::::::i! i!:::::::::::::::::|
i::::::::::::::::i! ゚。::::i!::lヾ 泛:::リ ヾ泛リノ !:::::::::: 。:::::::::::::::i
|::::::::::::::::l ';:::l:::l ´ ` i!:::::;イ i:::::::::::::::l
l|:::::::::::::::! ;::{:::ト ` u /!::::' i! i!:::::::::::::!
!::::::::::::::l !i!:l ヘ ○ ' i!::! l|::::::::::::i 「………敵に回したら駄目な人だわ」
}::::::::::::::; 、 'i! >ヽ、 _, イ i!' , i!:::::::::::i!
|::::::::::::`マー-` ¨ ´ i.iヽ_ヽ` - '´|ノ!/!` ¨ ´ー-一ア;;;:::::::::i!
i!::::::::::,´ \_, ,ゝ-一{¨}ー--、 _/゚。:::::::::::|
i!:::::::::i >_´_, , /ヽ_ ' ´i¨!` ヽ_ノ、 \ i:::::::::::l
__z≦:::::::::::::::::::::::::/ i:/.!:::::::/:|::/ |:i !:::::!::::::::!::::i::::::::!V:!v::::::
>::::::::::::::}::::// / |::// |/ jハ::::|ヽ::::|ヽ:!ヽ:::| V!ヽ::::
フ:::::::Nハ/ ' ' ヽ! ヽ ヽ ヽ! ` V
/:::::::::::! _,.ィニ
7::::::{ -=ミx、 ,イニニニ
/ム::{ -=ニニ≧x、 ,.ィニニニ>'
//ヽム -‐‐ァ<ニ≧x,、__ 、 , ,.ィニニ>'"
'(_,、ヽ': /.:' ⌒`<ニニニニ} {r≦ニニ>'" `
{ ノvハ zzzzzzzzzzz≧‐‐‐' ゝー≦zzzzzzzzzzzz
八 く: : :} ' { 乂rタ j: : :ノ______':,: :{ 乂rタ
ヽ V: `', -=≧s。___ ..s≦: /: : : : :!:\ ≧s。. __.s≦
ヽヽ: ' -=ニ=  ̄ ̄  ̄ ̄ !::::::|  ̄ ̄` ミ
`ー'-=ニ= |::::::i
八 ___,」:::::」
/:..、 ` ー‐ '"´
>r≦' / {ヽ\ ______ / 「………そういうトコってさ、
> '"´ / /! ,: : :ヽ:\´  ̄ ̄`' /:/ 気配じゃわっかんねぇんだよな」
> ' ´ /: ! {: : :(: :ヽ:ヽ、 ---------- __ /,.ィ: : /
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
だから、たとえ人の何倍もの力をもち
一撃で致命傷を受けそうな攻撃をしてくる巨人でも
振り下ろしや薙ぎ払いなど、素直な攻撃しかできないならたいして怖くはないし、
一撃は痛くなくとも、フェイントやだまし討ち、
毒などの搦め手を使ってくる知恵あるものの方がよほど気をつかう。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
254.
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
士位、匠位の高みに上った者が口を揃えるのが
一定のレベルに達してくると怖いのは単純な戦闘力や、
戦技の威力だけではなくなる、と言うことだ。
どれほど鋭い刃を手にしようとも、
複数の魔法が付加された魔剣を握ろうとも、
それらを振るう術を知らねば意味がない。
手にした刃を幅広に活用できる観察力、発想力、判断力、反応速度などなど―――
いわゆる戦闘考察力、戦闘応用力の重要性が高くなるのだ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
/\____/ヽ一-ヽ、 __r‐- 、
/ _,ノ ヽ、_\7 7 } : : : :\__
|:::::: (─), 、(─)|...` ‐ / /: : : : : : : : : :` '' ‐-、_
|:::: U ,,ノ(、_, )ヽ、,,..|‐-─≦/.:.:.:.:.: : : : : : : : : : : : : :丶
|:::: `-=ニ=-' | └‐-、__:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : : : : : : ヽ
(誰かに教わった、にしても―――) \ `ニニ´ /. __,. -<`丶、.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : :}
\_ _ /---─一⌒V : : : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:r´
_ ,.-=〈:.:'、`ヽ、___ ヘヽ:.\: : : : : 、: : i:: : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:/
_< : : : : ∧ :ヽ /:::ヽ Vヽ:ハ : : : : :ヽ: : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:./
, -‐ '´: : : : : : : : : : :∧、 ∧::::::∧ l: : <:_: : : : :i: : : : : ::.:.:.:.:.:.:.:_r'´
/: : : : : : : : : : : : : /: : l V !::::{ `!: : : : : : l゙f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
f : : ヽ : : : : : : : / : : : : l l::::::i l: : : : : /. | ダディさん。 >
ゝ: : : i: : : : : : :〈: : : : : : : l {::::::i !: : : : /: :.゙乂_______ ノ
j : : : : i: : : : : : : ヽ: : : : : : ゙、 !:::::::i l: : : :./ : : : : :!
――――――――――――――――――――――――――――――――
あるいは自分達同様に他者からやり方を学んだのかも知れないが、
複数人で分担するのと独力でやるのには大きな違いがあるし、
手順通りにいかなかった場合の代替やいざと言う時の退避についても
用意があったと考えるべきだろう。
――――――――――――――――――――――――――――――――
255.
―――――――――――――――――――――――――――――――
だが、怪物狩りを専門とする狩士―――特定の仕事を専門とする
冒険者の一種だ―――とも匂いが違う。
いったい何者なんですかね、と言う思考を遮られたダディは
珍しく神妙な表情のシモンに視線を向けた。
―――――――――――――――――――――――――――――――
/\___/ヽ
/ '''''' '''''' \
|:::::: (●), 、(●)|
|:::: ,,ノ(、_, )ヽ、,,..|
|:::: `-=ニ=-' | 「なんでしょう?」
\ `ニニ´ /
. __ __ ,.〈\ _ /
/: : < : : : : : : \ /゙i ゙i、
, ' .: : : : : : : : : : :l: : : .∨',:::::ト|゙i \_
. { : : : : : : : :゙i : : :」 : : ::', Y´゙i. |: : : : .\
|: : : : : : : : :\ : : :\ : ',|::::::i |: : : : ',: : `,
', : : : : : : : : : | : : : : : : :.',:::::゙i|: : : : . ',: : }
/:::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::>:
/:::|:::::::::::::::::::::\´ ̄ ̄¨弋::::::::::::::::::::::>::
{:::八::::弋:::::::::::::::ハ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::
V{:::::ヽハ rミ ̄ ̄`/´ ̄ `ヽ ∨::::::::::::::::::::::::
弋::代:::.| '. '. )イヽ:::::::::::::::
`ヾハ| .| | } |::::>'⌒
| 0j O ノ レ'./>
「………東の…英雄、. ノ`¨ ,;, ー─=ニ 〃 〈⌒ヽ
って聞いた事ある?. 弋 ,,, ミ ''′゙' )__ノ__
从 r─‐- -一≦三三三ミ
あのヤガミを斃した人. ト、 丶 r‐-、 ├气ミ三三三三三三ニニ
らしいんだけどさ」. | ヽ \`¨´ |  ̄ ̄ |三|
| `ー彡\ ', j三j
j `¨¨¨´V {三{
{ V l三ミ辷
人 人 / `ヾミ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
一年ほど前、大陸全土で広域手配された妖術師は
半年ほど経って対応済みとなった。
当時は、いったい誰がどうやってと討伐者を知りたがる声があがったものの、
東部で斃されたとしか分からずじまいだったのだが。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
256.
/\___/ヽ
/ '''''' '''''' \
│:::::::(ー), 、(ー) l
│/') ,,ノ(、_, )ヽ、,,, │ 「先日カリラに戻ってから何回か耳にしていますが、
/‐::: `-=ニ=- ' / 人物像ははっきりしませんね」
_,,,l ;! |:::______/
, -‐'゙゛ i::.. | .ヽ/;ヽj! `‐-、_
l ノ::. .:|、 .ヽ,:ヽ| <゛~ヽ、
,:''`` ''"゙.|;;:‐''゙|.ヽ、 ヽ;::| / .|゙l
,: ヽ::il;;! ヽ、ヽ| / | :|
/ \ヽ. ____ ノ .:.:.:.ハ
/ ヽ、________.:.:.ハ
/ ム {ヽ `:.、:\
| |弋ハ__\ :.:.:.:.:
| /∨ | イvハ-x 丶 :.:.:.:.:
'V ∨ ハハ│ヽ{ ヽ \ j :.:.:.:.:
\{ }ヽ ',0 ', ヽ{ヽ ハ:.:./
_lノ ヽ } ∨ j/:.:.:
く .:.:.:.:.:.. ` ー―彡 .:.:.:.:.:
ヽ , '  ̄ ̄
「あのさ。 {__ u /
向こうの宿屋でさ―――」 (`こ⌒) / /.:
∧( ) ' ⌒ヽ ´ / .:./.:.:.:.:
{ ( ) .:.:.:', / .:.:./:.:./:
ヽ_____ .:.xー┴'ー‐ .:.:.イ,.:.'.:.:.:
―――――――――――――――――――――――――――――――――
一流集団のリーダーをしているだけあってダディもそうとうに頭が切れる。
この流れでそんな話を持ち出したからには
おそらくやらない夫君に関係がと推測してから尋ねると、
少し言い悩んだ少年が口にしたのはやはり
東の英雄と彼との類似点だった。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
- - -- ── ────────────────── ── -- - -
- - -- ── ──────────── ── -- - -
- - -- ─ ── ─ -- - -
- - - - -
257.
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
皮取りを終えたその日。
二人はフェッターケアンで一泊することになった。
まったく疲れていなかったし今日中にカリラに戻ることもできたが、
河で洗ったとは言え血だ脂だ体液だで汚れており
臭いで夜行性の怪物を引きつけてしまう懸念があったことと、
死体を埋めたり詰め所における討伐依頼の処理手続きに時間がかかったせいである。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
/ ̄ ̄ \
/ __,ノ `⌒
| ( ●) (●)
| (___人__)
|. ` ⌒´ノ 「じゃあ俺は部屋に戻るよ。
| | 明日は六時朝食、七時に出発な」
iヽ |
}:::.`> ー-´-くヽ- 、___、
_/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 7¨:.ヽ
__/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.::::::::::\
,.-<:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
r´.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:::ヽ
}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:::::::::::::::::::\
f:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i: /.::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/.:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V::::::::::::::::::::::::::::::::::::.\
/.:::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::rヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
. /: : : :/ ノ ヽ \: : : : ヽ
/: : : :/ / ,-―‐-、 \ \: : : :',
/: : : /( / ,イ : : : : : : ヽ、`ヽ、_ハ: : : ::',
/: : : :/ 二二_ィ´/: ;ィ : : : : : : /`ー┬---、ゝ: : :',
∠: : : :/レ: : : ::/ ̄l//: : /j::/ ̄ ̄|: : : : ::ヽ: : ::',
/::/: :/: : : : :/ ,--- /::/ ,リ ,--- j∧: : : : :l: : : ',
" |: : /: : : : :/ ,/ /イ / ヽ ',:: :: ::|: : トヽ
. |: : l: :/ヽ| { O j l 0 } }: /ヽl: ::j ゛
l: : l: l ´てl ヽ、__ノ ヽ __ ノ ,!/く }:/
|: ∧{ ヽ l { /ノ ノ/
レ' V\. ', 、____, / // 「うん、分かった」
Vハ\ ノ<__/7
/ ヽ \ //V / /
ヘ V `iヽ、__ イヽ | / /
ヘ | | / /
\ ノ | / /
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
風呂と食事のあと、やらない夫は勉強があるからと自室に引っ込んでしまったのだが、
冒険者達の話が好きなシモンは一人酒場のカウンターに残って周囲に耳をそばだてた。
最初は喧噪の方が上回ってよく聞き取れなかったのだが、
普段はなかなか食べられない高級甘味を食べながら時間が過ぎるのを待つと。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
258.
―――――――――――――――――――――――――――――――
人が半分ほどはけたところで三組ほどの会話が聞き取れたのだが、
三組ともが東の英雄なる青年のうわさ話をしていたのである。
―――――――――――――――――――――――――――――――
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| ………で、その人の目印は青いマントにバンダナ、背中の両手剣らしい。 .|
乂________________________________ ノ
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| へー…… |
| こっちに来て悪い連中を掃除してくれんかねぇ。 |
乂______________________ ノ
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| ―――しかも魔族合成された |
| 高位邪竜も斃したって聞くぞ。 .|
乂_______________ ノ
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| なんですと!? |
| 妖術師はともかく、魔族合成の高位邪竜相手って |
| それ人間に成せるワザなのでありますか!? .|
乂_______________________ ノ
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| フリート騎士団じゃなくてその人が斃したって言うのなら、 |
| 聖技や豪技の使い手って事なのかしら……… |
乂_________________________ ノ
│ /
/ /:::::/ `ー‐' /:::::::::::::::::::::l::::::トー―l‐'´::\ l|::::', ′/
´ /:::::/ /`ー―‐':::/l::::::::::::::::::::∧:::|=、:::::::|:::::::::::::ヾ::::::',
l:::::/ソ:::::::::::l::::::::/‐ヘ::ト、:::::::::::|´l::| ヽ:::ト、:::::::::::/l:::::::',
|:::::/:l:::::::::::l::::::/ l l \::::::l .∨ ヽl ',:::::::::l::l:::::::;ゝ
|::::|:::l:::::::::∧::/ `ヽ \| ,.. ,,‐―-、_',:::::/、ソ:::::|
r-、 |:::/:∧::::::l、∨ ,,.-―-、 ´ ',/ヘ l::/ソ
(ヽ .\ ∨',::::::\:l-、 / ⊂⊃ l) l l,'
\\ \ ',:::::/ / l⊂⊃ ヽ __ ol- ノl
\/\ r‐ヘ lヽヽ l 。 ___/,_丿 ゚。,イ::/ 「へへへ、帰りも走りだろうし
| ヽl |レ´`ヽ_.、 o --‐' ´ 。 /::/`ヽ、_ このぐらいの贅沢はいいよな」
l ハ >、 ヽ ヽ::ヽ ./:/∨  ̄`ヽ
r' `  ̄`ヽニノ、', `レ、:>:..... <l:ル' / /
/ ヽ、_ \\\ヽ `'´`ヽ::l ` ‐ ´ ソ / /
l `ヽ、. \\\ /rl´ ヽr/ /ー-、_
i' ´ ‐-、_ソ-/ \\\ l、l l /l / ̄ ̄`ヽ \
ヽ _ ノ r'ー、.\\\ l_l l ` ヽ -― / ノ r‐'´ \ ヽ
259.
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| 東部の話だってのに、こっちでもちょくちょくカタリが出てるってさ。 .|
| 名前もはっきりしないし王都でも前金の持ち逃げがあったって話だよ。 .|
乂_______________________________ ノ
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| ポックンは護衛を依頼したら |
| 護衛対象ごと消えて脅迫状が届いたって聞いたでしゅ。...|
乂________________________ ノ
/:.:.:.:.:/ /:.:.:.:.:.:.:,ィ:.:.:.:./ /:.;ィ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ ヽ:.:.:、:\
':.:.:.:.:.:.:/ ./:.:.:.:.:.:.: /斗-≠=ム< !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ }:.:.ハ ` ヽ
':.:.:.:.:.:.:./ /:.:.:.:.:.:.:.:.:./ l∠-- 、、 ` !:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ:.:.| .}:.:.:ハ
/イ:.:.:.:.:../ /:.:.:.:.:.:.:.:.:./ / ヾ l:.:.:./l∠. l:ハ/:.:.:.:.ハ
i:.:.::.:.:.:.l ム:.:.:.:.:.:ハ:.:l. { 0 l l:/ ,-、 `、1:.ヽ:.:.:.:.:.:',
.l:.:.:.:.:./r、 ヽ:.:.:/ V ! / / ヾ. ,':.:.:.ヽ:.:.:.:.:.i
l:.:.:.:.:ノ ,ヒ ヽ V ―-- ' ,'0 l ,':.:.:,ヘ:i:.:ハ:.:.l
.l:.:.:.:〈 ( `( _ ``` ! ,',':.:.:/:.:.:l/ ヽ:|
l∧:.:.:.ヽ、`ー ,, - '' ¨: : | 〉` '.ハ:.∧:.:/
∨_:. -`ー '': : : : : : : : :l ```! V |/
, ィ´: : : : : :_.. -‐ ''' ¨ ̄l , -、 .ノ
. f: : :_ ィ: : : :l ./  ̄ / (妖術師ヤガミや高位邪竜を斃した
. l/ l: : : :l i , ' 東の英雄―――)
! l: : : l l 、...__..、-
ゝ ';.:.:.:', l / `ー―――‐‐―ァ
ノ, --‐二:.:.:__ヽ l / /
―――――――――――――――――――――――――――――――――
最近この近辺を騒がせている雷神エネルなど足下にも及ばない、
大陸全土に悪意を振りまいた超越者を斃した青年がおり、
目印は青いバンダナとマント、背中の両手剣という話で。
その特徴は、一緒にフェッターケアンまできた青年と一致していて―――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
260.
―――――――――――――――――――――
しかし、英雄の称号の重みを知るからこそ
シモンは単なる偶然と片付けた。
―――――――――――――――――――――
/ /:::::/ `ー‐' /:::::::::::::::::::::l::::::トー―l‐'´::\ l|::::',
´ /:::::/ /`ー―‐':::/l::::::::::::::::::::∧:::|=、:::::::|:::::::::::::ヾ::::::',
l:::::/ソ:::::::::::l::::::::/‐ヘ::ト、:::::::::::|´l::| ヽ:::ト、:::::::::::/l:::::::',
|:::::/:l:::::::::::l::::::/ l l \::::::l .∨ ヽl ',:::::::::l::l:::::::;ゝ
|::::|:::l:::::::::∧::/ `ヽ \| ,.. ,,‐―-、_',:::::/、ソ:::::|
r-、 |:::/:∧::::::l、∨ ,,.-―-、 ´ ',/ヘ l::/ソ
(ヽ .\ ∨',::::::\:l-、 / ⊂⊃ l) l l,'
\\ \ ',:::::/ / l⊂⊃ ヽ __ ol- ノl
\/\ r‐ヘ lヽヽ l 。 ___/,_丿 ゚。,イ::/
| ヽl |レ´`ヽ_.、 o --‐' ´ 。 /::/`ヽ、_ 「はは、まさかねぇ」
l ハ >、 ヽ ヽ::ヽ ./:/∨  ̄`ヽ
r' `  ̄`ヽニノ、', `レ、:>:..... <l:ル' / /
/ ヽ、_ \\\ヽ `'´`ヽ::l ` ‐ ´ ソ / /
l `ヽ、. \\\ /rl´ ヽr/ /ー-、_
i' ´ ‐-、_ソ-/ \\\ l、l l /l / ̄ ̄`ヽ \
ヽ _ ノ r'ー、.\\\ l_l l ` ヽ -― / ノ r‐'´ \ ヽ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
地元で一番名が知られているダディ達ですら二つ名がある程度なのだし、
確証もなしにあなたは英雄ですかなんて聞いた日には
笑い飛ばされるなら御の字で、
泥酔や正気を疑われるか、神殿に行くことをお勧めされてもおかしくないから。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
- - - - -
- - -- ─ ── ─ -- - -
- - -- ── ──────────── ── -- - -
- - -- ── ────────────────── ── -- - -
261.
/:::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::>:
/:::|:::::::::::::::::::::\´ ̄ ̄¨弋::::::::::::::::::::::>::
{:::八::::弋:::::::::::::::ハ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::
V{:::::ヽハ rミ ̄ ̄`/´ ̄ `ヽ ∨::::::::::::::::::::::::
弋::代:::.| '. '. )イヽ:::::::::::::::
`ヾハ| .| | } |::::>'⌒
| 0j O ノ レ'./>
ノ`¨ ,;, ー─=ニ 〃 〈⌒ヽ
弋 ,,, ミ ''′゙' )__ノ__
从 r─‐- -一≦三三三ミ
ト、 丶 r‐-、 ├气ミ三三三三三三ニニ
「その人、青いマントとバンダナ、 | ヽ \`¨´ |  ̄ ̄ |三|
両手剣なんだってさ」 | `ー彡\ ', j三j
j `¨¨¨´V {三{
{ V l三ミ辷
人 人 / `ヾミ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/7/ノィ:::ィ::;:::::::::::::::::::::::::::::::::く_
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ _,、 ' j//!/!:::::::::::::::::::::::::ヽ
7::::::::::::::::::::::::::::::::/j/ -=ニニ≧x、 ノハ!V:!::::::::::::::::ト:、
ノ::::::::::::::::::::::::::::::/{  ̄ ~^'マニム U Vハ::::::::::::ハ
j::::::::::/r⌒V::/|' u ,≫ =ミxニ', jハ!::::::ハ`
ノ::::::::/' (ハ V f' ,.-, }Vハ ! ノ ,.--- _ }::::!`ヽ
)::::::{ / ノ ____ {.(タ / ヾィノ/くr七斗-ミメヽ{
ヽ:::ム ! ) -=ニ= ァ ≧s。,ノ / ア_´⌒V /`
ヾ::ム`ー  ̄ ! r‐‐ ,, (タ ノ ,
)::::7⌒! :.、 .: :i: : :. V:.、_/ ,
}ハハ! } ' \‐‐ ァ  ̄ミ '
_ --- ミム r r‐―― ‐ 、 ー' ミ'
( \:.、 、 ヽ __, { 八
) -==-- ヾ:, --- `⌒ ー - 、 )ノ ,イ 「おいおい。
/斗r七 斗r七/ ` 、 7' ,. ィ" そりゃあの人そっくりじゃないか」
r  ̄ >'" \ ,.ィ"
ィ'" / ヾ、
/ / V
./ / V
262.
. /\___/ヽ
./ _ノ '''''' \
|:::::: (一), 、(●)|
|:::: ,,ノ(、_, )ヽ、,,..|
|:::: `-,.<))/´二⊃
.\... / / '‐、ニ⊃ 「その人の名については?」
... \ l ´ヽ〉
''"::l:::::::/ __人〉
:::::::::|_/ヽ. /|||||゙!:゙、-、_
:::::::/´∨/`ー'〉゙||i l\>::::゙'ー、
:::y′.: ',ゝ、_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::!
/: ://: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i::|
/ \ヽ. ____ ノ .:.:.:.ハ
/ ヽ、________.:.:.ハ
/ ム {ヽ `:.、:\
| |弋ハ__\ :.:.:.:.:
| /∨ | イvハ-x 丶 :.:.:.:.:
'V ∨ ハハ│ヽ{ ヽ \ j :.:.:.:.:
\{ }ヽ ',0 ', ヽ{ヽ ハ:.:./
_lノ ヽ } ∨ j/:.:.:
「なんかカタリだらけで く .:.:.:.:.:.. ` ー―彡 .:.:.:.:.:
はっきりしないみたいだよ。 ヽ , '  ̄ ̄
出回ってるの全部偽名なんじゃないかって。 {__ u /
(`こ⌒) / /.:
ダルモアやグレンフィディックなら. ∧( ) ' ⌒ヽ ´ / .:./.:.:.:.:
もっと詳しい話が分かるかも」 { ( ) .:.:.:', / .:.:./:.:./:
ヽ_____ .:.xー┴'ー‐ .:.:.イ,.:.'.:.:.:
―――――――――――――――――――――――――――――
情報の流入口であるタオ砂漠に近い街ならもう少し詳しいかもと
シモンは自分にできない調査を促すが、
―――――――――――――――――――――――――――――
263.
―――――――――――――――――――――――――――
どこかに聞いたり調査依頼をするにも金が掛かるので、
ヘスティアとネプテューヌは
たんなる偶然だと片付けたがっているようだ。
二人とも早いところ資金を貯め終えて
冒険者を寿引退するという野望があるからかもしれない。
―――――――――――――――――――――――――――
:: ′:゙ ヘ│:::::::::::::::::::::}:::::::::::::::::::}:::::::::::::
/{:/ /:i::|::::::::::::::: /:::::::::::::::::: }:::::::::::::i
八\/:::::::|::|::::::::::::::/ }_ノ:::::::ゝ/1::::::::::::|
゙::::::::|:::::::L{::::::::::::/ L::::::::::::/ L:::::::: ノ
::.-|:::::::: |┯‐┯━ '┯‐┯=「: |
{ ::::::::::{└宀 └宀 /::::|
\_{::::::::ハ -‐ァ) {:::::|
乂r:::::} 〈++{ ..::::::| 「はーーー?
/ \:!>- .. __ ヽ_} イ::::::::| あんた英雄様の称号がどんなもんか知ってるの?
|: : : : : |: : :> 〔`ー′j|::::::: |. 自称じゃ済まないのよ?
|: : : : : |: :/、ヽ ヾ:、 j|:::: : |. 民衆や複数の国家が認めるだけの実績がないとプークスクスされるのよ?」
|: : : : : |:/ ヽ }ノ).:) .j|::::::::|
_,/ ̄ ̄` ̄\
「l: : : : : : /\ 「 l\
[ 0 ] ∠ム/ ー[ O ] >
/l」l :!● ● il 」: :\
--イ.:l〈 ワ /l: :l: :、「
∧ハ`ーゥ t-!∧从ム 「ヘスティアの言うとおりダヨー。
f^ 、-ィ ノー だいたい、それほどの成功者が
/ ` 个ー1 \ なんでこっちにいるのヨー」
,/ー、(N )/ー、!==\
264.
/ : : : : / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ハ: ',
/: : : : : :{: : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : : : : : :'; : : :ハ:}
': : : : : : :V: : : : : : :ヽ: :ヽ: : :ヽ: : : : : : : i : : :} !!
{: : : : : : :∧: : : : : : ヽ\:\:_:ヽ: : : : : :/: : : , i}
{ : : : : : l`ヽV: : :、: : :レイ:´_ヽ:ヽ、: : : /ヽ: :/ j
V: : : : :V〒7z,ヽヽ\:.i イ//ハ〃/ : / }:/
Vヽ: :ヽ 二二ノ´⌒ゝ 二二 ノ l: ' 〃
` ヽ: ゝ !:レ〃
Vハ 〈 ィ: : :〈
「お前らはその顔やめろ。 Vハ r―、 /j: : :ハ
彼氏に捨てられても知らないからな」 V \  ̄ ハVハ
V>― ´_.-‐:.:.}: : \
/_ヽ:. ̄:.:.:.:.:.:.:.:イ,': : : : :i`ヽ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
自身も結婚を約束した恋人がいる―――じつは護衛組で恋人がいないのは
ダディだけだ―――ケイマは、変顔でだよねー、と頷き合う二人を窘めたが、
ネプテューヌの言い分はもっともだと思っていた。
過去の逸話を振り返っても、複数の国の後ろ盾を正しく得られるほどの傑物が―――
つまり、政治利用のための引き留めや強制的な王侯との婚姻、いくつかの理由による引退などがなく、
まだ自由に動き回れる者が、自らその実績を捨てて他の地域に行った例はほとんど無く、
大陸内で三本の指に数えられる竜戦士シュウジの話ですら
被害の中心や規模、後ろ盾という意味では大陸北部に限定されるのだ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
265.
>::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::イ:::/|ハハ:i、:i、::iV!:{:v::≧=-
7::::::::::::::::::::::::::::::::i::/!/!ハ:ハ| ハ{ ' ` ` ` V:::く
7::::::::::::::::::::::::::::/j' Vト `
ノ:::::::::::::::::::::::ハ!v 、 , ,ィニニ
ィ::::::::::::::::::::!' -=ニニ≧x、 ヽ 、 く,ィニア⌒''
}:::::Y⌒V:::! ニ斗‐‐‐=ニニニ7 /ア笊vV{ 「それに高位邪竜を斃したって、
}:::::/)_ム V! ,ィア T7:}:}ヽ~´ i' {」:リ } ! 装備はともかくそんな強いようには見えないぜ?
´i::{ /: :)` ヾ ,__Vr'タノ ,.--、 ー‐' '_ ! 銀水蛇とはワケがちがうだろ」
人 ヽ:く、 -=ニ= i '"" V ミ i
ノ}ヽ ___ -=ニ= _ ィ:::ァ
´iハ::::ム '"  ̄´ /
ハ{ム、 , --ァ /
,斗} s。 ' ´ ̄/ イ ___ /
, { :! s。 ~´ /! Y_ ,.ィ≦ニニニ! `/ ,
, ィ7 V ! ≧s。 _ ィノ |ニくニニニニニ| , /
------==≦ニ/ V__ / |ニニ\ニニニニ! '
ニニニニニニニ| r‐r‐! '  ̄! {ニニニヽニニニニ| ' ,
/ ,.'" -‐‐、 `丶、 `、
./ /./ ノ .r''´ ̄ ヽヽ .`、
./ // ./ | ヽ`、 `、
/ /人___,..'´ _,..-―‐、 ヽ .ヽヽ `、
./ ,ィ |' _,..''" \ `、 `、`、 .l
.|/ | . | ,r―'''´ .\ ヽ __ノ .`、 ..|
| . |/ .∧ \____ | |
| | ./ .`、 .lヽ `ヽ、 l .|ヽ|
| | ./‐‐-`、 、 /ヽ . | `、 .`、 | ..|
|/| / r‐‐-.、ヽ|ヽ . l ̄.ヽ| ̄ `、 r'´ヽ . |
.|,イ /、 .|.lリ ヽ `、 .|.r‐‐-、 ヽl、 //{~)|.∧|
.//|/ `.ヽ | . `、.|.|.lリ ヽ \/( .ノ// 「や、やっぱりそうだよね?
// l  ̄ ヽ | .// はは、はははは………」
|.| ヽ , ――' ./ ̄ ./`ヽ
|.`ヽ、 ヽ /./ /\ .\
ヽ ヽヽ、 |>、 ―-、 /l/ |、 .\ .\
.`、 .`、 `ヽ..| 、 ヽ __ , '´/ .| \ \ .\
ヽ lヽ...ヽl ヽ | ./ ___.ノ \ \ .\
――――――――――――――――――――――――――――――――――
世の中には小手先の技術や、ちょっとした戦闘応用力では絶対に覆せない
圧倒的な力の差というものがあり、高位邪竜などはその範疇に含まれる。
前提条件が違いすぎるというウシオに賛成だったシモンも
常識的に考えればそうだよね、と自分を納得させて
偶然の一致という結論でこの話は終わりになるも、
――――――――――――――――――――――――――――――――――
266.
――――――――――――――――――――――――――――
青年の装備や立ち振る舞い、依頼調整のときのやり取りと
実力の不一致に感じていた違和感が明確になったダディは
なじみの深い盗賊ギルドに情報収集を依頼する事にする。
――――――――――――――――――――――――――――
/\____/ヽ
/ _ノ´ ヽ、\
. |::::: . (─), 、(●)|
. |:::: ,,ノ(、_, )ヽ、,,..|
. |::::::: `-=ニ=-_ | (………洗ってみますか)
\ `ニニ_/__゙ヽ_
\.... (〈_r- ヽ ヽ、 「話が落ち着いたようなので
√::::::...`ミュ、r'、〈`ヽ、 |. ちょっと出かけてきます。
/.::7 ̄ ̄. : : .:.:.ヽ_ヽ ト、
/ .:::/.:::::::::::::::::::::::::::::..\Yー‐ソ, すぐ戻ってきますので護衛をお願いします」
,' .::::/.::::::::::::::::::::/ ⌒ 、ヽ,:::::::::|
i .:::::::::::::::::::::::. ::::::::::::::..ヽ::.',::::::::|
i ::::::::::::::::::::::/ .:::::::::::::.::::: }::::;::::::::|
i ::::::::::::::::::::::l .::::::::::::::::::::: ,.:: i::::::::|
', :::::::::::::::::::::;i .::::ヽ::::::::::::::l_:::|:::::::|
267.
―――――――――――――――――――――――――――――
―――が。
いくら金を積んだと言うのか、盗賊ギルドから身辺調査はおろか
なにも情報提供できないと断られて立ち尽くす羽目になった。
―――――――――――――――――――――――――――――
,.-=三三三=- 、
/||||||||||||||||||||||||ヽ
|ミ 」」」」」」」」」」」彡i
|= | |_=|
|_「゙ニ-_,. _-ニ"|_|
( !| ` ゚ ´ |` ゚ ´ !! )
ヾ!ト 、_,. イ!/ 「ああダメダメ。
,|ll\ =- /!l|、 いくらダディさんでもその人の調査は受けられないし
,.イ | :`ー‐'´/ |ヾ.ト、 なにも話せないよ」
_,. - '´ | | 弋 ノ l | `` - .,_
/! '个 、ヽZzzZ/ ,.个 ,ヘ
. / !. | ̄否 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄否 ̄l i ヘ
l l / | ー- .., ___ ,. -‐ | '; | |
! }ノ/ | | ヽ、〉 !
. |'; 〈ノ ,' ______ ', l |
. | '; | / // _,. .,_ \ ヘ. ! // !
/\___/ヽ
/ ,,,,,,,ノiヽ,,,,,,:::i|li:\
|(○), 、(○)、 :|
| ⌒,,ノ(、_, )ヽ⌒ u.:::|
|.u (^・^> 。.:::::::|
「根回し済み………!?」 \ ゚ ⌒´ u .::::/
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | ||
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━…
268.
━━━━━━━━━━━…
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
――――――――――――――――――――――――――――――――
シモンがダディ達に囲まれていたそのころ、
やらない夫が持ち込んだ麻袋を開いた製革業者は
まずその品質に驚き、次にたっぷりとついていた脂肪に目を見開いた。
――――――――――――――――――――――――――――――――
´ / \
/ / / :ヽ .:| ヽ
. / / / .:.∧ i
′ : / ‘, !.:. i
| /__ x≦i|.:. |
‘, .:. l 〈 x<i}刀|.:. :
, .:/ \ トヽ  ̄´ |.:. .:
〉′ ∧/\! ! ,/ :.: 「これを見ればどれほどの大物だったのかが分かります。
/.: 〈 ` ' |/il / .:.∧{
. //} ':.:. zzzzz彡' /} ∧|.:./. 周辺の主だったのでしょうな、
‘,∧f<\ .. ィ : :/' }i/ 見てくださいこの脂。
/ `z≦ ____く. なめすのには苦労しそうですが
 ̄}ィヘ/\√::iヽ{ニニ} 最高品質の革をお約束しますよ」
__.. ___ ,ィニ}:::} i::::::|ニニzニ\___
イ:::::::f:ィニニ/\_ _} .ィニニニ/ニ/〉へ
::::::{::|::::::::l:::|ニニi:::::l i::::::|ニニ/ニ/=/::::::::::
::::::{::{::::::::{::::ニニ::::::| :::::::ニ/ニニニ7:::::::::::::
, - ' ´孑ヌ -` : 、
/j⌒__{ 辷杉'r' ̄ヽ-ヽ
. ,:'イ ,:: r--t____, 、 t::.. ヘ
/i , _r' ̄ ゝ'´Y `Y
. _,.--}〃/ ' /!' }| !廴ヾ}
Y::>'´ィ:::}| | { i / }|.| ., /}| /イ } }:ヽ
.... _ zV/:/:::/.{ i ===x. j |/イ.x===/ リ::::ハ
...゙r≦´<./`/:::/ 八 Vi {゚::リヽ '´{゚:::リ〃 ./::_:::/
.゙彳 / /´ ! | \ヘ `¨ , `¨厶イ/{:{ヾ.',
, ' ≠/ { {', ヽ , 、 / { i:| |:| , 「ほんと、ぶるんぶるんしてるわね」
.. / /' ハ ヾ、 {:> . . <:{∧{ i | | ∧
. / // / ∧ V\ V:ノヽ 孑 'ハ_,、!:::ヘ-:| | ',、 }',
/ // / 〈 ヽ ∨ \ / j}、ヽi}⌒イ :り!∧V} ',
.. / ,:' ./ {_, : ´ \ Y{ ヾ:/><ニニニ≦ } ',}.ト, ',
... ィ' ./ / r ∨{r===t_j⌒ー'´ヽ>リ Vハ
... / /./ 〈 , -- 、_:. ::{ 7、 ヽ 〈薔〉 }{ヘ! }
..../ /./ ヽ r==x i Y__,.、 V 7 /_ノリ }7
゙/ / ,′ , イ /フY T ー─-vィ / /∧
,' { ,:'./ , '〈:/ }::', |ヘ -:::::::::::::' r≦::::ヽ: } i .∧
....' | ' / / ノ/}/ ! j:ヽ ヾ≠i∨',::i | }
゙′ .!/ i / r彳 //! |//Y r/ };i ',:ヾ:/! .'
| j / ヾ' ! | {_j ヽ// /
――――――――――――――――――――――
乾いてもいない裏側を眺めた水銀燈は、
つい美味しいのかしらなどと考えてしまったが。
――――――――――――――――――――――
269.
, <: : : /: : : : : : : . ヘ
f : / : : /: : : : : :/ : : : . ∧
| / : : /: : : : : :/`ヽ、: : . ',
|: : : : i: : : : : : ′ , ヘ、: . ' 「古傷なんかが上半身に集中してますが
|: : ヘ.:|: : ヽ: : :| ,イ--x∨:. ∧ 傷を避けても留め具やベルト用なら十分取れるでしょう。
|: : iハ : : │: :|〃_迂)_人: . ' }
', : |: :ヘ : : |ヘ :! ゛ー '"、}: i/ ′ 明日には買いとりとなめしのお見積もりをご用意しますが
ァ:ハ : |\:{: ヘ{ ヽ/ / ' 期待してくださっていいですよ」
ノ∧:ヽ{ __, -r‐ァ=-ムイ /
{/ ヘ: :ヘ ヽ}>'¨´ /j/j{ __.. -…¬¨>、
{: : :\ / ≦.:./_....,イ¨ : : : : /´ : : ヽ
ヽ{\イ`ヽ - ' ,ィー'/´: :/ ,/⌒} : /: : /⌒V
{ヘkー'Y⌒}.:.:.:.:{:(ノ: :{: :{/⌒/: /: : /.:.:.:.::.:ヘ
-― 、 ,} };i} i.:.:.:.:{: : : :ノ: : ー' /: /.:.:.:.:.:.:.:.:}
___,ィ´.:.:.:.:.:.:.:.:.:Y.:.:/ }! }.:.:.:.:`一'.:`ー―.:':¨¨´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:j
,.:.:.'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{ 〃 ,/..:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.::.:.:.:.:.:.::.::.:.:.:.:.:.ヽ、
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. /: : : ://: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/: : : : : : : :/l/__: : : : : : :l
/: : / / : : : : : : : /: : : : : : : : : : : ;ィ: : : : : : : : /´ `ーァ : : : l
: / ./ : : : : : : : ,': : : : : : : : : :/ /: : : : : : /:/ ,イ : : : : L _
´ /: : : : : : : : ,' : : : : : : : / /: : : : : 〃:/ 〈ミ: : : : : <_
/: : : : : : : : :,': : : : : : : /\ i: : : :/// /`ヽ !ヽ. \---‐´
. /: : : : : /! : i: : : : : : :/ァ云≧!: : / ´ z=≦.._ l_ : ヽr-`
/: :〃 / .l: : !: : : : :.:/、弋タ_ l : / ´ ´{rネハヽ, ハ/
.//// l: /l : : : : / " ̄ l:./l / ``ニ"- ゛ ,'イ !
" ´ ,, l/-l: : : :,イ. l/ .l ,' ,'〉 !ノ
,, '' l: : ∧_! l ,'/,ィ`丶、 「おい、卸価格もちったぁ
,, '' l: / .l ` - ,'_/ `丶 、 勉強してくれよ?」
'' l/ i、 、______,、 ,' \
!ヽ、 、 , ,イ \
`丶、 l ヽ  ̄ ̄ / l \
`ヽ, / l ', ヽ / l .l , - ... _ \
_ .. -' ,' /!. ', ヽ、____/ / ト、! / ¨ ‐ -
ヘスティアのAAひどいなwとおもったら
突っ込み入っててワロス
270.
: : : : : : : ! // /: : : : : _.',
: : : : : : :l: / ,' ,': : : : : / ̄ ',
: : : : : : l: : ' ' , : : : / ___',
: : : : : : !: : ! !.: : : /,,ニ_''¨ ̄ : : : : , !
: : : : : : !: : : l l l: : //: /llヽ ハ !
: : : : : : !: : : ! / ! l: : ,//: : : ! !!ノ / , ! .!
:l:./: : : : : : : : l. l i /l lヾー': : / . `´ /. : : : ! ! l .!
.l∧: : l: : : : : : ! l ,イ ./ヽ!. !: : : : :ヽ、ミ=_---―彡: : :_ , l l l ム
.l ヘ: l: : : : : : : l / /:l l: : ヽ !: : `丶、 二: :-‐ '' ニ....__ M .l ,'
ヘ:l: : : : : : : : !. ,' /: :l .l:. ト、! `` : : : ./:.:.! ,l
l: : : : : : : : : /! ! ./ : : l/ _ /:.:.:.:! / !
l: :l: : : : : : : ;': :! /l /: : ,ィ l ./:.:.:.:.:l ∧l 「もちろん、鞍の分はお安くしましょう」
l ∧ : : : : : ;':.:.:! /: l./: , , ' / / /:.:.:.:.:.:.! ム .!
l/ '; : : : : ;、:ヘl/ ヽ、 ` ' _,, - '/∨' ,イ:.:.:.:.:.:.:.l /
'; : : : :!l:.:.:.ヽ、 ヾ、iヽ.ー-- , 、--―ァヽ'' ¨./ヽ':/ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.K
'; : : :l !:.:.:.:.:.ヽ、 \::\/::::\/:::::::;` ':::,ヘ/ /:.:.:.:.:.:.、――-`
/::/:/::::::::::::::|::::/::::::::::/ \ |::::::::::::/ \::::::::::|
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 ̄/:/:::::::::::::::::::!:::::::::::/ 行示リ リ:::::/´ _i____ !:::、>::|
. /:/:::::/⌒Y:::/!::::::::/`¨` ̄´¨ |:::/ / r==、 \ |:::::::::リ
/:/:::::/(丶/∨ !:::::/ |/ ! !イ示\ } /:::::i::/
:/:::::/ /V^ |:::/ i ヽリ } //::::::::!:!
:::/|{{ \ |:/ ' ヽ ' /::::::::::|:|
´ |::>、\ } ' /::::::::::∧!
. i/ ヽ_i| r 二二二 丶 //}:::/i/
{ 、 \ヽ イ/´¨
| \ i/ // 「チッ、しっかりしてやがるな」
| \ /-'
271.
――――――――――――――――――――――――――――――――
肩をすくめたカミナはバジリスクの皮を水漬け中の桶をちらりと見た後、
やらない夫に向き直っていった。
――――――――――――――――――――――――――――――――
/;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.; ノ>ー--- 、__
/;.;;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;x─'''''´
/;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;ヽ
/.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;/.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;|
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;∧;、;;_xv.;.;.;.;.;.;.;.|
. /;;;;;;;;;彡´{ ソ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ィ ;;;;; ;;;;;;;;;;;;/ `}.;.;.;.;.;.|
/ィ´ {./;;;;;;;;;;;;;;;;ィ;;;;;;;;;;;//;;;;ィ ;;;;;;;;;;/ }.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;ヤ´
/;;;;;;;;;;;/l;;;;;;;;;;;/ /;/i ;;;;;;/ }.;.;.;.;.;<,,_
/;;;;;;;/メ).j;;;;;;;/ `メ、 j ;;;/ ,ィ、 /;;;;;;jー--ー'´
. /;;;/{. i マ. j;;;;/モ キf;;;;;シ、i ;;/ _,,/ ヘ /;;/
/ィ´ {. ヽ ソj' `ー゙゙゙゙' j;;/ r'´zオ;;ッ、 /)
} `メi ノ' i `¨ー ' /,'
{ / i ,ィ. | j
レ .ヽ ヽ、` 、 ノ j'
{ '. ` 、 ` 、 /
ヽ '. 、` ー 、`_フ /
ヽ '. `゙゙ / 「あんたが狩士として
i ' , / 居着いてくれると助かるんだがなぁ、ハハハ」
`i、 ` rー一'ヽ
i ヽ、 | ヽ、
/  ̄ ̄\
_ノ ヽ、_ \
(⌒)(⌒ ) |
(__人___) │
「すみません、 '、'ーー´ 'J |
この後も護衛がありまして」... | |
ヽ 、 イ
ィヽ-ー ≦ノ7
_, 、- ― '´ヘ:::::::::::::::::::::::::ト、__
/..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.... 、
丿;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..ヽ、
/ ;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'、:::: !
/;;;;;:::::::::::::: !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i:::::: |
/ ;;;;;:::::::::::::: /;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |:::::: |
272.
. /: : : ://: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/: : : : : : : :/l/__: : : : : : :l
/: : / / : : : : : : : /: : : : : : : : : : : ;ィ: : : : : : : : /´ `ーァ : : : l
: / ./ : : : : : : : ,': : : : : : : : : :/ /: : : : : : /:/ ,イ : : : : L _
´ /: : : : : : : : ,' : : : : : : : / /: : : : : 〃:/ 〈ミ: : : : : <_
/: : : : : : : : :,': : : : : : : /\ i: : : :/// /`ヽ !ヽ. \---‐´
. /: : : : : /! : i: : : : : : :/ァ云≧!: : / ´ z=≦.._ l_ : ヽr-`
/: :〃 / .l: : !: : : : :.:/、弋タ_ l : / ´ ´{rネハヽ, ハ/
.//// l: /l : : : : / " ̄ l:./l / ``ニ"- ゛ ,'イ ! 「それかエネル団を蹴散らしてくれても
" ´ ,, l/-l: : : :,イ. l/ .l ,' ,'〉 !ノ. いいけどよ、ってのは冗談だが。
,, '' l: : ∧_! l ,'/,ィ`丶、
,, '' l: / .l ` - ,'_/ `丶 、 明日、見積もりが出るんで
'' l/ i、 、______,、 ,' \... 鞍の代金もそんときにな」
!ヽ、 、 , ,イ \
`丶、 l ヽ  ̄ ̄ / l \
`ヽ, / l ', ヽ / l .l , - ... _ \
_ .. -' ,' /!. ', ヽ、____/ / ト、! / ¨ ‐ -
,. -ー' 二二二 ー- 、
//: ̄__:::::::::::::::: ̄`:::ヽ
/〃'::::::/´ノ〉):_ノ_ノ::::::::::::::::::\
//´::::::__,ィ:ゝ-':__,:::-──- 、::::::::::ヽ
/゙::::::::::/ ̄ ̄\ ヽ\ ヽ \::::::::ハ__
!:::::::/ヽ ヽ ', ヽ \ ヽ>,仁》
_ |::::ハ ', l } ! ! ',<ノ||\
《ニハ_ゞ、 \ \ ! || | |__ || l | \>
|| \\ \ \ | .从,ィ匕Lィ|| | | 〈´
.| ', \\,.>一ゝ, |/ /,ィチzノノ | | l |ヾ
ハ \ \ィチ乏ラミヾ' ` ̄ / // l ',)
. 〈/|:} ヽ,\ \ ̄ 、 / // / l ヽ
//| |\\ `ゝ -= ' /!// / ! ∨ 「ええ、分かったわ」
. ∨ム'〉 「`::ゝ,\_个 ーtヽ_ /─ヘ,ィ' l |l /
/:::::| |::::::::::ヘ !:::::| |::::ハ;:::::_::_:::ヽl l| 〈:
./::::::::::: ! / :::::::::::::} |:::::::l! !/ ∨ } /::::/ / ハ`ゞ
!:::::::::::::::| /:::::::::::::::::| |::::ノ| ト-ーく 〈_」:::/ / /::::ヽ:::ヽ
|:::::::::::::::レ ::::::::::::::::::| |::_〉 } ─ー、ヾ才/} /:::::::::::\:\
ヘ::::::::::::::::::::::::::::::::::::! /:::〉ヘ!  ̄\ヽ)=::、/ /::::::::::::::::::::::::::\
...人::::::::::::::::::::::::::::::::|/::{ `入_ ゝ}_ソ/`´}/::::::::::::::::::::::::::::::::::}
. ::::::::::::::::::::::::::::::::::::(\__  ̄Z_r、_「| ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト
ヽ;__::::::::::/:::::::::::::::〔 ゝ,>、 _,ィ'7´}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! ゝ
斗、:::::::::::::::\r 、 Y 厶ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ )
―――――――――――――――――――――――
それで一通りの話を終えた彼らは作業場を出て、
カミナは自分の工房に戻っていった。
―――――――――――――――――――――――
273.
――――――――――――――――――――――――――
この後の予定は、とやらない夫が水銀燈を見るなり
ずっと黙っていたクリムゾンがバンダナを引っ張ってくる。
どうやらずっと我慢していたらしい。
――――――――――――――――――――――――――
―
/ \ 「さて、俺達は………」
/_____ノ::}
|:::::::::::::::::::::::::::::≦|
{>-----≧´ィ句| /ヘ:r=、:ヾ、
∧ ー ´ ¨ i //rィソヾiュノハ 「ボク!
く:::ハ _冫_.... /r屯ゝ,!ヾ//∧ 今度はボクの番!」
レ' ∧ ` ´ .|::: ̄〉} //ヾヘ!´=、}///∧
-‐, 〜//::> _ イ:厂八 /イ=-ゝ!三}ソ/´ ヾゝ
/ 〈::::::∧∨ / //:::::/. ^ ^ `ヾ=,
/ ハ8{ \`ー― / , く:8::イ ' ,
く Y >v < Y:{ 〉
く `ー 、 / V\ 八
く__ `ー ∨ ノイ i!::::!> ― - イ:::::\
/_/:::::::::∧く_メ≧ 八:::\`ー --〈|:::::::::ハ
/_/:::::::::/:::∧ー―< ̄>―― イ /〉::::::\___/::::::::::::::}
{:::::::::::::::::::イ ト、 Y ノ _ノ::::::::::::::::::::::イ :::::::::::::::ノ
274.
_ _―_‐
. 〈乞}〉:::::::::::::::::::::....、 \
. /..::>‐  ̄ ̄ ̄ `丶::..\ \ 「ふふふ、お待たせ。
. /.::/ \::.ヽ ヽ 可愛いの選んであげるわね」
lイ | | lヽ::l_ l_
|| | l | | l | | | 〈匸[}匸)〉
|| | |、 \ | | |/斗┼ | フイ|冂| /三三
|| | | \ ヽ| イ | ___ l | |レ八」| ___/三三三
| l| l | \\ | 〃 ̄ || Τ l/..:::::::::::::.`Ⅵ三三
|八 l へ ̄___ || |/..::::::::::::::::::::::: |三三
. /\ ヽ〝 ̄.゙|v、. ノ|/ .:::::::::::::::::::::::::::: |三三
. ヽ_〉\ \...N>'ヽ、 /.::/.::::::::::::::::::l:::::::::|/ ̄
. ∠二二、\. <个 'i!. / /.:://..::::::::::::::j::::::::ノ
. /...:::::::::::::..\-.....ヽr┬'..゙ヘノ ̄/..:::::::::::::::::/.:://
......./ .:::::::::::::::::::::::::..\゙,`゙'`i'r'、.... /..::::::::::::::::::::://..:/
. | :::::::::::::::::::::::::::::::::: r、_ノ }:i::/...::::::::::::::::::::::/..:::::::l
. | ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..\/..:::::::::::::::::::::::/..::::::::::: |
. | ::::::::::::::::::二>、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/..::::::::::::::::::|
. | :::::::::::::::::::::三三\:::::::::::::::::::::::::::::/..::::::::::ノ .::::::: |
... ヽ::::::::::::::::::::::/..:::::::>―‐┬‐<:::::::::::::/..:::::::::::::|
... \:::::::::::/\:::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l
...  ̄ `丶:::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..\
―――――――――――――――――――――――――――――――
クリムゾンを抱き上げた水銀燈と
いろいろ我慢させちゃったしな、と申し訳なく思っていたやらない夫が
目的の店に行ってみると、
―――――――――――――――――――――――――――――――
275.
――――――――――――――――――――――――――――
姉の帰宅について確認に来ていたというシモンと出くわした。
――――――――――――――――――――――――――――
, - ' ´孑ヌ -` : 、
/j⌒__{ 辷杉'r' ̄ヽ-ヽ
. ,:'イ ,:: r--t____, 、 t::.. ヘ
/i , _r' ̄ ゝ'´Y `Y
. _,.--}〃/ ' /!' }| !廴ヾ}
Y::>'´ィ:::}| | { i / }|.| ., /}| /イ } }:ヽ
.... _ zV/:/:::/.{ i ===x. j |/イ.x===/ リ::::ハ
...゙r≦´<./`/:::/ 八 Vi {゚::リヽ '´{゚:::リ〃 ./::_:::/
.゙彳 / /´ ! | \ヘ `¨ , `¨厶イ/{:{ヾ.',
, ' ≠/ { {', ヽ , 、 / { i:| |:| , 「あら、シモンじゃない」
.. / /' ハ ヾ、 {:> . . <:{∧{ i | | ∧
. / // / ∧ V\ V:ノヽ 孑 'ハ_,、!:::ヘ-:| | ',、 }',
/ // / 〈 ヽ ∨ \ / j}、ヽi}⌒イ :り!∧V} ',
.. / ,:' ./ {_, : ´ \ Y{ ヾ:/><ニニニ≦ } ',}.ト, ',
... ィ' ./ / r ∨{r===t_j⌒ー'´ヽ>リ Vハ
... / /./ 〈 , -- 、_:. ::{ 7、 ヽ 〈薔〉 }{ヘ! }
..../ /./ ヽ r==x i Y__,.、 V 7 /_ノリ }7
゙/ / ,′ , イ /フY T ー─-vィ / /∧
,' { ,:'./ , '〈:/ }::', |ヘ -:::::::::::::' r≦::::ヽ: } i .∧
....' | ' / / ノ/}/ ! j:ヽ ヾ≠i∨',::i | }
゙′ .!/ i / r彳 //! |//Y r/ };i ',:ヾ:/! .'
| j / ヾ' ! | {_j ヽ// /
/:.:.:.:.:/ /:.:.:.:.:.:.:,ィ:.:.:.:./ /:.;ィ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ ヽ:.:.:、:\
':.:.:.:.:.:.:/ ./:.:.:.:.:.:.: /斗-≠=ム< !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ }:.:.ハ ` ヽ
':.:.:.:.:.:.:./ /:.:.:.:.:.:.:.:.:./ l∠-- 、、 ` !:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ:.:.| .}:.:.:ハ
/イ:.:.:.:.:../ /:.:.:.:.:.:.:.:.:./ / ヾ l:.:.:./l∠. l:ハ/:.:.:.:.ハ
i:.:.::.:.:.:.l ム:.:.:.:.:.:ハ:.:l. { 0 l l:/ ,-、 `、1:.ヽ:.:.:.:.:.:',
.l:.:.:.:.:./r、 ヽ:.:.:/ V ! / / ヾ. ,':.:.:.ヽ:.:.:.:.:.i
l:.:.:.:.:ノ ,ヒ ヽ V ―-- ' ,'0 l ,':.:.:,ヘ:i:.:ハ:.:.l
.l:.:.:.:〈 ( `( _ ``` ! ,',':.:.:/:.:.:l/ ヽ:|
l∧:.:.:.ヽ、`ー ,, - '' ¨: : | 〉` '.ハ:.∧:.:/
∨_:. -`ー '': : : : : : : : :l ```! V |/
, ィ´: : : : : :_.. -‐ ''' ¨ ̄l , -、 .ノ
. f: : :_ ィ: : : :l ./  ̄ / 「あれ、姉ちゃんたちどうしたの?」
. l/ l: : : :l i , '
! l: : : l l 、...__..、-
ゝ ';.:.:.:', l / `ー―――‐‐―ァ
ノ, --‐二:.:.:__ヽ l / /
276.
{ilililililillilil/ノ / / ヽ \
{Ⅶilililili/ノ il i ヽ ハ ',
{Ⅶil≦イ il .il ト、 i V
_,彡イ 水 ̄ミヾ=.il .il ハ ヘ i .il
イイ //ハヽ // il i ト ハ il il
ヾ .// Ⅶ_/ il .升 | リハ il リ イ 丿
. Y / iliイ. iト ハト>K彡' }/ イ.//
// 川 .il ヽK' / ィ= / i、 il
.// ハi.l 人} ィ匕r:j `ー,
Ⅵ i i.l .ハリ  ̄ ̄ /
illi} il il il il _ _イ
ilil} il Ⅵ/ ノ - ' ノilリ 「ちょっとお買い物にね」
人 ヾ≧ ' / /
ilililゝ, - - 、 \\ r、___ /i./
ィ三三三三三ミ、ヽⅦミ=、_
三三三三三三三ミ、 \iミミ、
/:::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::>:
/:::|:::::::::::::::::::::\´ ̄ ̄¨弋::::::::::::::::::::::>::
{:::八::::弋:::::::::::::::ハ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::
V{:::::ヽハ rミ ̄ ̄`/´ ̄ `ヽ ∨::::::::::::::::::::::::
弋::代:::.| '. '. )イヽ:::::::::::::::
`ヾハ| .| | } |::::>'⌒
| 0j O ノ レ'./>
ノ`¨ ,;, ー─=ニ 〃 〈⌒ヽ
弋 ,,, ミ ''′゙' )__ノ__
「オイラはアネキが外食なのか. 从 r─‐- -一≦三三三ミ
聞きに来てたんだよ。 ト、 丶 r‐-、 ├气ミ三三三三三三ニニ
| ヽ \`¨´ |  ̄ ̄ |三|
アニキも晩飯要らないっていうし………..... | `ー彡\ ', j三j
どうしよっかな」 j `¨¨¨´V {三{
{ V l三ミ辷
人 人 / `ヾミ
――――――――――――――――――――――――
一人分だけ作るにしてもなぁ、と考え込む少年は
三人暮らしである家の食事担当でもあるのだが、
有名革工房の工房長である兄はもちろん、
有名服飾工房で修行中の姉も帰ってくるのが遅く、
最近の夕食はほとんど一人になっている。
――――――――――――――――――――――――
277.
――――――――――――――――――――――――
なんとなく市場に行く気にもなれずに
頭の後ろで手を組んで眺めていると、
水銀燈は色とりどりのリボンを手にとっては
やらない夫の使い魔だというトカゲの尻尾にあてて
ああでもないこうでもないと選びあぐねているようだ。
――――――――――――――――――――――――
, __-,=====〔{〈回ヘ
/_f〆::::::::::::::::::::::弋之ソ::::\
/ jf7::::::::/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \:::::\
/ {i7:::::/ i \:::::ヽ
;′ {|::::/ l i | ヽ:::::
,′ {|:/ l | || | | | | Y|
. | {|| | ||l十¬ | /| | |
. | ゙| | 斤==ミハ || /ト、j | ||
| | | | tしソ リ| /癶〈| | ハ
| | | ヽ \ ̄ '(レリル | ,∧|
| || \ \ , ` /! |〃ハ_i
| l |  ̄ __ _ /|/″
. / 厂 ̄\ l l\ イ|l/ーく 「う〜ん。
. / /::.::.\ \ l l:::::::::r‐<ヘ l 〈::.::.::ヽ\ この紅に合うとしたら灰とか緑………?」
. | l::.::.::.::.::.\__ ヽ l l::::::::ト\__∧ Y::.::.:l \
. | l::.::/::.::.::.::.::\|::l l:::::/ ̄ >ヘ l::.::.j_
j j/::.::.::.::.〈 ̄ ̄}レヘ ∨ ヘ l::.l::.::.::〉 〉
〔 L::.::.::.::.::.::.j___ノ::::::ヘ ',____ _jヘ V::.::./ /
` ト /::.:: ヘ :::::::∧ ∨ー┴;ヱ、::', ';:.:/ /
| i く::.:/::.::.::.\/:::::', i 匸{〈回}くl| |〈 〈
| i \ヽ .::.::.::.::\:::| |―-ゞーヘ/〉| |ヽ:i ,
ノヘヘ、rヘヘ
/i,ノi,/i,ノi,
/i;//:ニ〉=;;
人 ,,、/;;/,/:::ニ=;;〉
♪ / i´ ゙/^ /;;ニ=〉:ニ=
\ i/ ..</\/::ニ=;;ニ=)
入:::∠>:::;; ≪\フ;;ニ i
ノ::,,,,,__ノVi ト;;;フニ一 ノ
V ):::ノ从ノ i
iノノ
278.
___
, 〆;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`;;,,,、
//;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
/ :/;;;;; 〆~^~^~^~^~^ ' ヾ、
/ :/;;;〆 ; l!'
/ :/;;;/ l ! l! l l ', l!
,' イN;! !_l! |! i l! l! l |!l
,. 从レ |!_l! l!l !: /,/__/ l! l !
, ルリ lヽ. トソ`i l! ! / /__//l イ!
:l! 《_l!__! ヽ ゝ , ヘソ/./ /l!
| /; ; ;:;:| ト.ゝ _ .イ/ //|l! 「おそろいの青……黒も良いわねぇ。
./; ; ; ; ; ;ヘ ヘ> ._ <=./ // l!!
/; ; ; ;;: ; ; ; ;:;ヽ∨弋 乂1;:;/ノ/ヽ.j:|. なんだかメイメイにもつけてあげたくなっちゃったわ」
/; ; ; ;:;:; ; ;:;: ; ; そヘ 辷1 .》;:;:;:/;:; ;1:|
〈; ;:;:; :;:;i;: ; ;:;:;: ; ; 弋,、,、,,ソ; ;ヽ;:/; /!.|
ヽ;:;:;:;:;f=-,..、;:;:;: ; ノ; ; ;丱; ; ;.;l!; /;:l |
下从丱;:;:;:ヽノ; ; ; く;ル ; ;:; l;:/;ノl.ト、
| |くル; ; ; ヘ; ; ; ; ; ハ;:; ; ;.|;:;| z弋
__
/ ヽ
/ __,.ノ 、
| ( ●)(
| (__ノ`,
| ン′ 「そう言えば、騎手団では任務ごとに
_ノ `、 7 小隊を組むと言っていたが、
,イ:. ヽ、<ヽ,、___ ノ 指物みたいな目印はないのか?」
,. -ーー -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
/..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. { :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 、_
'| ::::::::::::::::::::::..`、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..`ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ト、:::/ / ̄`` ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ヘ ´:::::::::::::::::. ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rー'、
}:,∨ :::::::::::::::::: ト、:::::::::::::::::::::::::>< ̄\::..\
. }:::∨::::::::::::::::、-''゙~ ̄ ̄ ̄ ̄:::::::::...\ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.、/...:::::::::ヽ}
{::::::\,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/" ̄:::::::::::::::::::::::::ノ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
騎馬と違って、同じ兵種が敵味方で入り乱れることは無さそうだが、というやらない夫に
良いところに気がつくわね、と頷いた水銀燈は
どぎつい桃色のふりふりリボンを棚に戻して言った。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
279.
,. ,,,,,-;;{@};;;;-,,、
/;;;,'''- ― - 、;ヽ丶
/,.ri ! ト l ヾ,.ヽ lヽ ヽ
i| !ト、ヽl、| '´!レ;=ミ | lY,‐!
|l l レイ,=ミ、 ´ ゞイl ! !.:i
ヾヽlゝゞ' 、 __ |l l rj| 「飛行部隊も、地上部隊も、
!lヽ < j l |イ|,| 味方内の混乱防止のために
| i ヽ、__`´ ,iィ !_j | 鞍の後ろに小隊と番号を意味する
| | i!ゝ>,.二=レ' >‐-,. =、 長短二つの帯を結んでおくわ。
|_ii >-- 、 /::フニ--、j
_, -― 、 _|,.- ィ薔7/.: .\_/.\_//!r'⌒丶r 団長のウォードッグ隊みたいに半固定の隊だったり、
ァ:::::::::::::::::丶r' '7.::..::| _j/::. .:::::::::::::::.:.: |シj{_ - ┴、. 青竜なんて目立つ騎獣ならいいのだけど
´イ:::, -ャ/:::::|.::::. :「l.::::. :..::::::::、::/ヽl//7´ ヽ、 `ーァ... 毎回何人か入れかわる小隊もあるし、
レ / \:::::ヾ:::..ヽヽ::::.. .:::::::.l ::. ::ヽ | ヽ._ l ̄ 天馬騎手だけでも大勢いるしで識別が大変だから。
´しイ:::::::ゝ=oゝ>:::.-- ' :::::::| !:i::.:::::jヽ、_ __ , j
ィ'::::::::::::::j.://:.. .::::::::::::. :::.!j.::::/ ! l l l ! l l | 長いのが赤と黒ならガルム隊、白と金ならガルーダ隊、
/- 、:::::::://ハl::::::... .:. :.:::::::.. / ヽj ! !l j | |. 短いのが黒なら一番、白なら二番、赤なら三番みたいに」
「 ̄二!〈ィ::::// !l:::::::::::::.:.___:/ 丶'ヽ! ´
/ ̄ ̄\
/ _,ノ `⌒
| .( ●)(●)
. | (___人__)
| ノ
.| |
人、 | 「なるほど」
,イ:. ト、ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ーー -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
/..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、
.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. \、_
::::::::::.\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..... ヽ
:::::::::::::...ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...ヘ、
:::::::::::::::::...ヽ::::::、-─────- 、_,. --──ー、
::::::::::::::::::::::::::::// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ー´ ̄ ̄ ̄ ̄/
:::::::::::::::::::::::::// / / /
:::::::::::::::::_//__ ./ / /l
:::::::::::::::{ _____ `ヽ / / /:::.l
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ふむ、と頷いた彼はさっそく手帳を取り出して色と小隊名を書き留めており、
あらゆる事を聞き流さずに書き留めておくその姿勢を
半分感心、半分呆れで眺めた水銀燈は
ふと思いついた事があって人差し指を立てる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
280.
,. -ー' 二二二 ー- 、
//: ̄__:::::::::::::::: ̄`:::ヽ
/〃'::::::/´ノ〉):_ノ_ノ::::::::::::::::::\
//´::::::__,ィ:ゝ-':__,:::-──- 、::::::::::ヽ
/゙::::::::::/ ̄ ̄\ ヽ\ ヽ \::::::::ハ__
!:::::::/ヽ ヽ ', ヽ \ ヽ>,仁》
_ |::::ハ ', l } ! ! ',<ノ||\
《ニハ_ゞ、 \ \ ! || | |__ || l | \>
|| \\ \ \ | .从,ィ匕Lィ|| | | 〈´
. | ', \\,.>一ゝ, |/ /,ィチzノノ | | l |ヾ 「じゃあ、ここで問題よ。
ハ \ \ィチ乏ラミヾ' ` ̄ / // l ',)
. 〈/|:} ヽ,\ \ ̄ 、 / // / l ヽ 目視での識別は帯を目印にするけれど、
//| |\\ `ゝ -= ' /!// / ! ∨.. そもそも空中でどうやって指揮系統を維持しつつ、
. ∨ム'〉 「`::ゝ,\_个 ーtヽ_ /─ヘ,ィ' l |l / 連携を取り合うのでしょうか?」
/:::::| |::::::::::ヘ !:::::| |::::ハ;:::::_::_:::ヽl l| 〈:
. /::::::::::: ! / :::::::::::::} |:::::::l! !/ ∨ } /::::/ / ハ`ゞ
!:::::::::::::::| /:::::::::::::::::| |::::ノ| ト-ーく 〈_」:::/ / /::::ヽ:::ヽ
|:::::::::::::::レ ::::::::::::::::::| |::_〉 } ─ー、ヾ才/} /:::::::::::\:\
ヘ::::::::::::::::::::::::::::::::::::! /:::〉ヘ!  ̄\ヽ)=::、/ /::::::::::::::::::::::::::\
... 人::::::::::::::::::::::::::::::::|/::{ `入_ ゝ}_ソ/`´}/::::::::::::::::::::::::::::::::::}
. ::::::::::::::::::::::::::::::::::::(\__  ̄Z_r、_「| ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト
ヽ;__::::::::::/:::::::::::::::〔 ゝ,>、 _,ィ'7´}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! ゝ
斗、:::::::::::::::\r 、 Y 厶ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ )
/ ̄ ̄\
/ _,ノ `⌒
| .( ●)(●)
. | (___人__)
| ノ
.| | 「想像でしかないんだが………」
人、 |
,イ:. ト、ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ーー -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
/..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. { :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 、_
'| ::::::::::::::::::::::..`、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..`ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ト、:::/ / ̄`` ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ヘ ´:::::::::::::::::. ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rー'、
}:,∨ :::::::::::::::::: ト、:::::::::::::::::::::::::>< ̄\::..\
. }:::∨::::::::::::::::、-''゙~ ̄ ̄ ̄ ̄:::::::::...\ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.、/...:::::::::ヽ}
{::::::\,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/" ̄:::::::::::::::::::::::::ノ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
大声で叫ぶとかじゃないからね、と質問者は笑っており、
もしも自分がそういう部隊を指揮するとしたらどうするか、と考えた回答者は腕を組んだ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
281.
「………まず前提として、飛行騎手は
弓、および弓技を基本とした
遠距離攻撃が主体なんじゃないだろうか?
/ ̄ ̄\
/ _,.ノ ヽ、_. 剣を含めた他の武器にも遠距離戦技はあるが消耗が大きいし、
| ( ●) (●) 消耗を抑えたら危険度が高まる近、中距離戦が中心になってしまう。
| (___人__)
| ` ⌒´ノ 飛べない地上の相手に接近戦を挑む意味は少ないし
| | すべての騎獣がブレスや魔法を使えるわけでもないだろうしな。
|、 |
[::.ヽ、 __ ,_ ノ だがそうすると、味方同士の距離は
_, 、-一 :::"\ ::::::::::::::::7、___. 地上よりも離れていると考えざるを得ない」
/ .:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ヽ__
/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::..\ __
. i :::::::::::::::::、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::.. \_
i ::::::::::::::::::: i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. `::...、
l ::::::::::::j:::::: i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::/::/::::::::::::::::::::::.. `ヽ
l ::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i::´::::::::::::::::::::::::::/::::::::: l
l :::::/::::::::::::ソ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l>ーーー-、r-‐:'::::´::::::: l
i :::::::::::::::::::〈:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l l´:/::::::::::::::: ノ
V .:::::::::::::::: lヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l ノ .:::::::::::::::::: /
l ::::::::ー::::::: |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. 、 /..::::::::::::::::::: /
282.
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| ならば、単独から少数の行動以外、 |
| 連携、周辺警戒、現場管制の部隊を置いた方がいい。 .|
| |
| 地上からの攻撃が届かない高高度なら風の精霊力が強いから .|
| 腕のいい精霊使いが居れば風の声でかなりの距離まで .|
| 相互、複数会話が可能だ。 .|
| .|
| 視力拡大の魔符か魔法使いが一人、二人いれば .|
| 周辺の警戒や各地の戦局を把握できるだろう。 |
乂_____________________________ ノ
≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐
、 t--ニニュ,,,_ ,,,,,___、 __,,,.... --ー''''''' ̄´
.`''-、,`'-..〟 .` `゙'''''`-二,゙¨゙゙゙'''''''' ▲ --‐=ニニニニ`-―‐;;ニニ`-! ̄ _,,,
`゙''―- ==ニニ¬'''''''゙゙゙゙´. /\ ―=`-―¬'''''''"゙ ̄´ ''!冖'゙,゙
.- ..,,_、  ̄¬r--ー. `| |´. :::::: _,,..ニ二
. `゙゙'''''―- ....,,,_ | . | ウインド・ボイスで各小隊に指示・連携
ー=tニニ==‐--' -=`- | |  ̄ ̄´ .''''''゙゙ ̄ ̄゛
―――――‐==ニニ二二ニ=-冖' __|. |__ ,,、 __r--―…
\. / ー¬''''゙゙゙ ̄´
● \. /
__,,.. .-‐ '''""`゙''ー-、,_.... \/ ○
, -'""'''- .._ `'' ●
_,..-'''" ``丶、.___,,.. .-‐ '''""~~""''' ‐- ...,,;;;;;;;;;,,, ●
_,..-'''" ``丶、._ _,,..-‐''~""''' ‐- ...,,__
`゙''ー-、,_ _,,..-‐'' ~""''' ‐- ...,,__
~""''' ‐- ...,,__
▲:空中管制部隊(指揮を兼務する事も想定)
○:指揮官小隊
●:その他小隊
≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐
――――――――――――――――――――――――――――――
フリートでの魔竜戦において、エルの風の声による連携が
大いに有効だったことを覚えている彼は
魔石の他に風の精霊石があれば安定するだろうな、と補足する。
――――――――――――――――――――――――――――――
283.
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
| ただ、視力拡大を使っていると視野が狭くなって近場が目に入らなくなるし、 |
| 魔法の集中を保ちながら空中戦をこなせというのも厳しいから |
| 飛ぶ怪物を相手にすることも考えて護衛をつけておくといいだろう。 |
乂__________________________________ ノ
┌─────────────┐
│ やらない夫が想定した .....│
│ 空中管制部隊 .│
└─────────────┘
△:管制隊長(一騎)
□:風の声による騎手間連携担当(作戦規模により一〜二騎)
○:視野拡大による周辺警戒、戦局確認担当(作戦規模により二〜四騎)
◆:護衛(一小隊)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
そして、その推測はおおむね当たっていた。
実際にグレイランド騎手団では二つの空中管制小隊―――飛行部隊と地上部隊にそれぞれ―――がおり、
微妙に異なる部分はあるものの、彼の言うような編成、手段で運用されているのである。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
284.
-r=y=y=y、、
/z〆..::::::::::{f勾::::::..ヽ
/x<..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/.f7.:::::刈ー'^ー'^ー'^ー'ヘーマ}:::ヽ
. / xリ::xFノ l l .l .l. l マヘ
/ {{l::/ノ .i .| ll | l| |! | ! | l| ハ
. / {{:/ノ l .l l l l || |l | | | l| ! llハ
/ ィリ{ l| 十 t .⊥l l| ハ.} , ィ 千 l l| .|
. /, .//|:}トヽlヘlr=tzぅミヽリ リj 斗 T7/ハ l、
.、 .// 〈〈_}小ノハ ヾ弋ン` ゞ ' 〃イ リヘヽ 「………もしかして、知ってましたぁ?」
l:ト:. // 〈.{ /ハ、}.〉\__ ' u イ / l .l::|//
、 ヘ!:V./ ゞイ 1トム‐イ \ 、-.. _, // / l.l:}.1 ._
i;\ヽ;i〉./ _〃∠ノ1 / }| ノ1 ヽ - イ / / /千1!|Yチi;i;i;i卞z,,_
i;i;i;i;Y// //⊥ー |||_ノ´ } ヘ.:::::´:y:::ム/ / /ム!|:!||;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i≪_
i;i;i;i;i;{/ 〈〃::::::ヽゝン⌒ ,、 Y`ーt:::/イ〃/::::\トi;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;≪,
i;i;i;i;i/ ノ:::::::::::::::≧ x _, -、く \ヽ }|´__ //:::::::::::::\i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
i;i;i;/ /::::::::::::::::::::::::〈 \ 「 ヽ _ く. l ||:::::::::::::::::::::::::l;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
i;i/_ 、|__::::::::::::::::::::::ヽ__,. -< ヽー"' ||:::::::::::::::::::::::/;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
l:t- 水ー::l:}::::::::::::::::::::ヽ \ ` _>--ハ才1::::::::::::::/i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
|:|/ィ|トヽ:l:l::::::::::::::::::::::::\ へ__> ヽ |::::::::::::/;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
,  ̄
/ ヽ
. | ‐ - -‐
| ( ●) (●)
.| (___人__)
j / ', 「いや、今までの経験や知識を踏まえた予想だよ。
_..ノヽヽ ハ ヽ
,r¬;;――''゙::::::::::::::≧=-、_ノ、_/ ̄ V 自分だったらどうするかって考えてみたんだ」
/ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧、〈´/::::::Λ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>、ヤ:::::::::::::Λ
::::::::::::::::::::,!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.::::::::::::::::Λ
::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::v.::::::::::::::Λ
:::::::::::::::::: l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:.::::::::::::::::∧
゙)::::::::::./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|、:::::::::::::::::∧
::: ゙ヽ<`'、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l∧::::::::::::::::::ハ
:::::::: \ ',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l゙:::::::、:::::::::::::::ノ
:::::::::::: `'、l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〔 `::--‐==::イ
――――――――――――――――――――――――――――――――――
驚く水銀燈はその返事で絶句した。
まるで、過去に部隊を率いた経験がある―――
あるいは部隊を率いる立場であるのが当たり前のような思考は果たして、
一騎手として体験したがっている冒険者が持ち得るものなのだろうか。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
285.
――――――――――――――――――――――――――――――――――
冒険者の戦術と騎士や衛兵の戦術には大きな隔たりがあるが、
騎手にはもっと大きな隔たりがあるはずなのに。
それは職に就けば自動的に身につくものではない、
それぞれにきちんと学ばねばならないし、運用にも資質や才能が問われる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
// /, ,
. // // // /, ,
// // // // /.:'
; // // // // // / ,
// // // // // / /' / ,
/;ト、:'/ // // // / /' / / , ;
7/,/\;// // // / /' / / // 川
/ン_厶ィ\;// , イ{ / /' / / // /// '
「7::ヾ:、\/ |!ハ/' / / // / ' / イ ,
{う}::::\、\jl |{ / / // / / /' / .:
ヽ弋こツ ゞv/\}f/, .:′,〃 , / / / '
` - `Y{`ーク / ィ // / ' / ,′
//ィ/ ハ/ィ/ / / / /
r-:zL」_厶イ彡 ィ /
ィチう≧ァx // ' / /
‘代こツ /く 爪// ,
` _」 `ー ,ィ/彡 /
`丶、 // イ } //
、 ` イ / / | / '
::\ ____ . . ´ハ{ 〃{ }/ |
≫x:ー:7_「 ̄} 川 爪{/ | l i l// ヾイ | (そういえば、東の英雄って………)
//フイ/ム、 j/ l !/ |i/ | l i l{ 川 |
才///「`ヾ:{′| ′L__ ;/| l i l | !{ '
//〈/:∧ }:} _」ァ7///7ァLi」_l_ |八 |
厶///小.///////////////ハ | ヾ;:. |
マ「{マ「{マVヽ//////////////∧i }} |
|:| |:| {'///////////////\イ |
{:{ ヾ:, }'/////////////////\ |
―――――――――――――――――――――――――――――――
妖術師退治が中心だったものの、東の英雄のうわさ話には
魔族合成された邪竜を斃しただとか、
とある国の親衛騎士団長として内乱を収めたという話もあったはず。
―――――――――――――――――――――――――――――――
286.
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
でもでも、いやいや、またまたご冗談を、と首を振っていると。
念のため全部の色と名称を教えてくれ、と面倒な事を言われそうだったので
疑念を頭から追い出し遮った。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
/ ̄ ̄\
__ノ ヽ、,_ \
(●)(● ) |
(__人___) |
| | 「もし体験入団できたら俺達にも
| | 識別名が割り振られたりするんだろうか?
ヽ .イ
__「ヽー'ーー"/ L 念のため全部の色と―――」
_, 、 -― ''":::\::: ̄ ̄::::/::::::ヽ、 f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
/;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'ー、 | こらこら、待ちなさぁい? |
/ r二\;;;:::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、 乂____________ ノ
i ;;;::::::::\\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'、:::: !
/;;;;;:::::::::::::У ̄\ー, :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i:::::: |
l ;;;;;::::::::::::// ̄}<r´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |:::::: |
287.
,. -ュ,ニニ弌垳ト、
/r'^ _rヘ-ヘ/^ヽr宀、
/!7ト、7′ 〃 l ヽ ヽ
、 / l//L」| ∧l | ! |l | ! ヽ
|:l / 〃 ||丁l トH、lV| |l /l } l |
ヾヽ / 〃 |l | l抔卞`ヽ{ /-ト/ //リ
\ ヽ:∨ |」 /l| lトヽ ̄ レ'戎シ' / ′
⌒ヽ!ヽ._j\\ / 八 |ヽ __ ' ∠r1=彳 「たとえ竜騎手でも
::..::..::..::..::..`::..::ヽ/ ハ ヽ‐ >、 ,. イ| }::..`ヽ、 まずは候補生に混じって座学からよ。
::..::..::..::. /⌒ヽ、ヽjノヽ.∨r 芥、/:./ /::..::..::.、\
::..::..::.::./:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ⌒Tlヽ}l,ハ/-/ 〈::..::..::.`ヾ\ヽ そこでたっぷり教えてもらいなさいな」
::..::../:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨_ || ヽ:レ':.:ヽ::..::..::.くヽ.j
::.r'´.:.:.:..::.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨_ ||ーrヘ.:.:、:.:.\ヽヽ:〉
仆、 :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨_l〉 ri心:.:',:.:.:.:.:ヽ}
′ \_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ∨_ ゞ=仆ヽ.:.:_ノ
, 〉个、:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.∨_ l }〉:.}'´
| く_/^ト、>:.∧:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨_リ 〈|:.ハ
| //:.:.:||:.:./ ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨┐r':.:{ 、ヽ
!| //:.:.:.:||:./ }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨.:.:.:.| l |
/ ̄ ̄ \
_ノ `⌒ \
(●).(● )
(__人___) |
, =二ニニヽ、 |
「水銀燈は違うのか?」 / 二 ヽ、V ト、_____
/ -、 }、j´ /:::ノ::::::::.`' ー- 、
/ /{_/_、____,. "/::::::::::::::::::::::.. ヽ
_/___ ノ:::::「、::::::::::/ :::::::::::::::::::::::::::::::::.. '、
_/ ::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::. '
l :::::::::::::ヽ〈:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i :::::::::::::::::::|
,' .::::::::::::::::::}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| :::::::::::::::::::|
,' .::::::::::::::::::ハ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| :::::::::::/ ||
,' .:::::::::::::::::/::/ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::| :::::::::::::::: |:|
288.
-―- _
/r辷}厂:::::::::{弐込リ
/rア.::::::::::芸云芸=ミx:::.ヽ_
' f7.::::_j厂 艾::::V{
′f7.::_j{., // / ハ艾:ハ
{{二}/_j{ / // / ' /// /, } iハ:}
;ffく{i{〉.:{:{芹ミメ、/ /// // /|| :}!
/イハ{≫ iハ.r=ミ心/// /厶斗リ/ !介
. / :{i{ハ从|{杙 {r::リ^ }イ云zx才 .从{
/ :}i} i:八乂 , , , 弋fリイ /イ:i:}. 「私が特例の持ち込み試験中なの忘れたの?
. / / | :八 _ ′'' ' 彡イ{:リ |乂.... その辺りは全部終わってるのよ。
. / / / /, |{从\ ` イ ハi :i|{
ー-=ミ`ヾメ. 从i:乂 }:≧=-<(/ /, /‐-ミ 八. 正規に入団しようと思ったら
才 ̄. : : : : : :ハ __ハ 辷刈り.:::::jア.//.:.:.:.:.:.∨.... 騎士団、神殿、学院、大学といった
≧=ー. : : : : : : : /.:.:.:.:ア/八{i{.:.:.:乂 /イ.:.:.:.:.:.:.. ∨ 各機関から若手を集めた候補生からよ。
7. : : : : : :-‐. : : }.:.:.:r弌x__ _ ̄乂{{/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ:
⌒7. : :ィ : : :乂イ.:}:/i fr爻ィ⌒} .く.:.:.:.:.:_彡.:.:.:.:}. ただ、全員が騎手になれるわけじゃないし、
. /才f. ; 彳( {.:.:.:/.:{ ⌒} , ノ }.:ー-.:.:.:.:.:._彡'. 見込みの有る人に空いた騎獣を割り当てるのだけど」
}/ }//.:.:.:{:.:.乂 ____ .才゛.:.:.:.xf斗く !
. />'"´才ーァーf.:.:.:>‐-ミ.:_//{/{iメ ' i:|
. /.:.{ {{_ .ノ_厂 {f \-く:ハ八/ :从
八:.∧ _jj {{ ⌒7八 、`Y7゙イ}i}./
/ ̄ ̄\ー-、 _r‐- 、
__ノ ヽ、,_ \. 7;:::::::::\__
(●)(● ) | 〃:::::::::::::::::::` ''‐-、_
(__人___) |‐≦イ::.::::::::::::::::::::::::::::::::::丶、
「騎獣の空き待ちまであるのか。 |` ⌒´ | └‐-、__::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
| | `ヽ.::::::::::::::::::::::::::}
………繁殖も簡単じゃないだろうし. ヽ .イ __,. -<丶、.:::::::::::::::::/
仕方ない、のか?」 __「ヽー'ーー"/7一^V::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r´
_, 、 -― ''":::\::: ̄ ̄:::::/::::::::::::.、::::::::::::::::::::::::::::::::::/
/;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::./
丿;;;:::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::_r'´
i ;;;;;:::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::_、-'゙´
/;;;;;::::::::::::::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!/
l ;;;;;::::::::::::::::::|;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l′
――――――――――――――――――――――――――――――――
交代要員の確保は重要だが
順番待ちはつらいだろうなと言うやらない夫に
本当に狭き門なんだから、と水銀燈は改めて入団の難しさを説いた。
――――――――――――――――――――――――――――――――
289.
___
, 〆;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`;;,,,、
//;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
/ :/;;;;; 〆~^~^~^~^~^ ' ヾ、
/ :/;;;〆 ; l!'
/ :/;;;/ l ! l! l l ', l!
,' イN;! !_l! |! i l! l! l |!l... 「割り当てられる順が
,. 从レ |!_l! l!l !: /,/__/ l! l ! 候補生全体の成績順じゃないのもね。
, ルリ lヽ. トソ`i l! ! / /__//l イ!
:l! 《_l!__! ヽ ゝ , ヘソ/./ /l!.. 前衛が不足したら前衛が補充されるし
| /; ; ;:;:| ト.ゝ _ .イ/ //|l!.. 司祭が不足したら司祭が補充されるし、
. /; ; ; ; ; ;ヘ ヘ> ._ <=./ // l!!. 精霊使いが不足したら精霊使いが補充されるし。
/; ; ; ;;: ; ; ; ;:;ヽ∨弋 乂1;:;/ノ/ヽ.j:|
/; ; ; ;:;:; ; ;:;: ; ; そヘ 辷1 .》;:;:;:/;:; ;1:|. かわいそうなのは管制候補の子よぉ。
〈; ;:;:; :;:;i;: ; ;:;:;: ; ; 弋,、,、,,ソ; ;ヽ;:/; /!.|. 副団長………団長の奥さんが飛行部隊の管制なんだけれど
ヽ;:;:;:;:;f=-,..、;:;:;: ; ノ; ; ;丱; ; ;.;l!; /;:l | もし子供ができたら休まざるを得ないからって
下从丱;:;:;:ヽノ; ; ; く;ル ; ;:; l;:/;ノl.ト、 馬にも乗ったことがない子を
| |くル; ; ; ヘ; ; ; ; ; ハ;:; ; ;.|;:;| z弋 大学から引っ張って来ちゃったらしいわ」
_______
/ \,-、__
/_,ノ `⌒ ヽ.,__ ヽ
| (● ) (● ) ,.! ┴-'、
「なかなか順番が回ってこない候補生もいれば、 | (___人___) 〉-‐‐´ l
希望したわけじゃないのに | u 〉--‐´ l
現場に突っ込まれそうな候補生もいるってことか。. | iヽソ l
Λ ∧`;" '、
その辺は強権発動なんだな」 __,. ィ仏 ___、___ ィ_ノヘヽ、 _,.‐ー、_
_,. -= ''' .:::::::}:::::::::::::::::::::::/::::::::>´..:::::::.. ヽ`.、
ノ´ ...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈 :::::::::::::::...\::ヽ
/ ...:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::', ::::::::::::::::::.. ヽ:}
――――――――――――――――――――――――――
そこで出会ったころの冷徹な表情を浮かべた水銀燈は、
副団長の後任育成計画については、
『そもそも女なんかを騎手にするからだ』って
いろいろ凄かったんだからと低い声で言った。
――――――――――――――――――――――――――
290.
, - ' ´孑ヌ -` : 、
/j⌒__{ 辷杉'r' ̄ヽ-ヽ
. ,:'イ ,:: r--t____, 、 t::.. ヘ
/i , _r' ̄ ゝ'´Y `Y
. _,.--}〃/ ' /!' }| !廴ヾ}
Y::>'´ィ:::}| | { i / }|.| ., /}| /イ } }:ヽ
.... _ zV/:/:::/.{ i ===x. j |/イ.x===/ リ::::ハ
...゙r≦´<./`/:::/ 八 Vi {゚::リヽ '´{゚:::リ〃 ./::_:::/
.゙彳 / /´ ! | \ヘ `¨ , `¨厶イ/{:{ヾ.', 「結局、引っ張ってきたのも女の子だけどね」
, ' ≠/ { {', ヽ , 、 / { i:| |:| ,
.. / /' ハ ヾ、 {:> . . <:{∧{ i | | ∧
. / // / ∧ V\ V:ノヽ 孑 'ハ_,、!:::ヘ-:| | ',、 }',
/ // / 〈 ヽ ∨ \ / j}、ヽi}⌒イ :り!∧V} ',
.. / ,:' ./ {_, : ´ \ Y{ ヾ:/><ニニニ≦ } ',}.ト, ',
... ィ' ./ / r ∨{r===t_j⌒ー'´ヽ>リ Vハ
... / /./ 〈 , -- 、_:. ::{ 7、 ヽ 〈薔〉 }{ヘ! }
..../ /./ ヽ r==x i Y__,.、 V 7 /_ノリ }7
゙/ / ,′ , イ /フY T ー─-vィ / /∧
,' { ,:'./ , '〈:/ }::', |ヘ -:::::::::::::' r≦::::ヽ: } i .∧
....' | ' / / ノ/}/ ! j:ヽ ヾ≠i∨',::i | }
゙′ .!/ i / r彳 //! |//Y r/ };i ',:ヾ:/! .'
| j / ヾ' ! | {_j ヽ// /
/ ̄ ̄\
__ノ ヽ、,_ \
(●)(● ) |
(__人___) |
|` ⌒´ u. |
| |
「えっ、そうなのか?」 ヽ .イ
__「ヽー'ーー"/7_
_, 、 -― ''":::\::: ̄ ̄:::::/::::::ヽ、
/;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'ー、
丿;;;:::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
i ;;;;;:::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'、:::: !
/;;;;;::::::::::::::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i:::::: |
l ;;;;;::::::::::::::::::|;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |:::::::: |
――――――――――――――――――――――――――――――
騎手団に女性がいる、といっても
魔術師や管制など補助的な立場に女性が含まれるというだけで、
実戦闘を行う前衛は男性ばかりなのが実情であるが。
――――――――――――――――――――――――――――――
291.
―――――――――――――――――――――――
むふん、と大きな胸を張る水銀燈は
私がその前例になってみせると力強く宣言する。
もう二度と、目的を見誤ることはないとばかりに。
―――――――――――――――――――――――
_ ... _
-_,.ニ -――- ::.::.::..\
// \:.::.::.:.ヽ
// ヽ::.::.::.::.l\
/ ヽ ヽ '. ヘ::.::.::.::| ヽ
/ | | |l | | ヽ::.::.:」__ ', 「努力や才能は性別や前例を超えて特例を作るのよ。
. / | i | |l | |,lイ丁 | 7::/::.::ヽ ,
' ! | | |'. | ! |/| ,,ィ二寸 | |_」::.::.::.::| 、. それに、部外の体験入団者を
| l | | | | ヽ | l |ヽ〃( 勺刈 | |_」::.::.::.::| \. 任務に出すような真似はしないでしょ。
| | | l 仁≧\l l >'´|,/| |_」::.::.::.::| 丶 \. 偵察一つとったって、何かあったらどうするの」
| | l∥ | ト"(で)ヽ ノ´/| |::.:l:.::.::.∧ \ \
、l lハ |ヽ|ハ `'´' ィ //| `ーァ‐く ヽ \ \
\ |∥ ヽ|∧ <__/ イ 厶…-、 \ 、 \
l |! | ト ., / / /.:.::.::.::.::..\ \ \ \
|!ヘ | | i` ー _>イ/ /.:.::.::.::.::.::.::.:..\ \ \
∧| | l ,.「:::Y{:::/ /|::.::.::.::.::.::.::.::.::.l::ヽ \
/ 〉 | l /´厶イ「V /.::|::.::.::.::.::.::.::.::.::..\l ヽ
/ _厶ィ:| ィ′ / /.::.:|::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:` ー- 、
' /.::.::.::.::jイ`〜i⌒Y^7 /.::.::.|::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:.ヽ
/ /.::.::.::/r〜'⌒7⌒V ;'::.::.::.:|::.::.::.::.::.::.::.::./::.:__::.::.::.::.::.ノ
/ イ::.::.::./.::.:|⌒Y^ー'⌒,| i::.::.::.::|::.::.::.::.::.::.::./:/..::.::..ヽ::.:/
___
/:::::::::::::::::ヽ ____
/ :::::::::./ ̄ ̄ \____ ,. --ー.....:::::::::::::::::::.. \
/ :::::::::: ⌒´ ヽ、,_ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i
i :::::::::::(●).(● ) |::::::::::::::::::γ::::::::::::::::::::: ノ
| ::::::::::::(__人___) |:::::::,. -ーy::::::::::::::::::::: /
| :::::::::::/::'、 | ̄ _/::::::::::::::::::::: /
| :::::::/::::: | | /...::::::::::::::::::::: /
「それもそうだな」. | :::::::::::::/| /レ-,.イ:::::/::::::::::::::::: /
i:/:::::::::::: ヽ__、____,. "//::ノ.:::::/:::::::::::::::: j
r:::::::::::::::::::「二二二 ::::::::::/::::::ノ::: 、:::: //
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::r
―――――――――――――――――――――――――――――
こういう場合、部外者が失敗などなにかしでかす可能性もだが、
良いことをしてしまった時の体裁も問題なのである。
―――――――――――――――――――――――――――――
292.
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
正規の騎手を差し置いて、体験入団者が活躍―――ましてや彼は竜騎手だ―――なんてしたら
沽券にかかわるのは、他国所属の天馬騎手に野盗団のことを頼めない領主と同じなのだ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
>セ乞アト ニ _
. /..::.:.ヾごソ.::.::.::.::.::.`:..、
. / ^⌒^⌒^⌒⌒^丶、:::.::..\
// / \::.::.:.ヽ
/ / ′ 〃 l |\::.::.l_
. / | | 〃| | | /ィ[}ぃ
′ l | | / | | | / 〈:{_ノ八ノノ (竜騎手の体験入団、か。
. | | |ヽ | ¦ | |/_」/| ヾイ|:トrく l... 国民は正式加入を期待するでしょうし
. | | |l |⊥ミメ、 | /ノィ厶斗┤ / | |:| ヾ:、 上も簡単には離さないでしょうけれど………
. |lノ八 lヾヘ リ \/ ヘ リ丿.′ ' | |:| }::〉
|:トヘ ` {  ̄  ̄ / / | |:| く/ |. 貴族の派閥闘争に巻き込まれる可能性も濃厚ね)
レ |\ヽ_ ヽ ∠/| || レ |
| ト __ /| |l | /
、_ \__ | | // )、_ <_j リ\ | /厶イ{ノ廴__,,
.... _ーz三≧三≧| |_{ '´ / 〉介ト-、.′ ∧_>―<三三三三三三ご_
ご三三三三三| |::| /_ノ:| |:|`/ / /.::厶-― 、\三三三三二ニ
_二三三三三三/| r‐ヘ jーr゙| |:|/ / /.::.:|::.::.::.::.::.::..\\三三三三≧===ァ
_=ニ二三三三/.::.::| ノ | Г|ノ厶l/ , /.::.:: |::.::.::.::.::.::.::.::.>`ヾ三三三三{ ̄
 ̄え三三∧::.:〈 ̄ト‐┴√| ト、__/ /「`7.::.:::/L. -― __ ――〉三三三三二
....=彡ベ彡イ⌒ヽ「\l / ノ.::|/ /} /.::.::.〈ー―::.:: ̄::.::.::.:.::/三三三≧一
. / /^Y⌒ト-イ ̄厂〉 イ ̄ , /.::.::.::.::〉::.::.::.::.::.::.::.::.:/\ ̄`ヾミ⌒ヾー
/ / ト--rヘ_r-イ/ j| / /ニニ二/.::.::.::.>‐[}‐く \ ヽ
/ ∧ | | | /|\_/..::.::.::.:/l::.::.::〈〈__ノ八_〉〉 lヽ
293.
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ただ過去には、そのような事情を飛び越えてでも手を借りなければならない状況や
自分の負担や被害を減らそうとする思惑、
あるいは事後の体裁をとり繕うために
英雄だの勇者だのに祭り上げられてしまった者の話も少なくない。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
____
/ \
/ \ / \
/ ●) (●) \
| ´ |
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./ー-.l`‐-‐< ̄の) \ __
( /⌒⌒ ̄ ̄r:| !ヘ / \
ノ` / ,. |_ / / \
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/ Y/ ゞヽ ,ノ ヘ| / \/
/ ,〈______;;λイ\ ,| / /\__/
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ヽ´ _,,ゝ-ゝへ〈,,,,,,,,,,};; \∠_/
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――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
その背景には、称号を持つほどの者ならば
あらゆる枠組みを飛び越えて人や国、平和のために尽くして当然という―――
いわゆる、力には義務も伴うというやつだ―――期待があるのも理由の一つだろう。
また逆に、才能あるものが自ら英雄であろう、勇者であろう、
人々の期待に応えようとする意識に絡め取られやすいというのもあるに違いない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
294.
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
言い換えれば、それらは一般を飛び越えて化け物じみた力に人々が安心したいがための心理であり、
本人らにとっては恐怖、排斥されないための処世術でもある。
そうやって祭り上げられたものの多くが
早くに命を落としたり、使い潰されて消えていく中、
ごくまれに大化けして後の世に名を残す者がいる。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
/
∠. /
, ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄` 、 / /. /
/ \ / / /
. ′ \ / / /,..<
/ ヽ / / ,...<::::::::::>
/ ヽ、 ,∠_ '. / / ,...<:::::::::::>´
.′ , =-≧ミ、 ィ爪 ヽ l _ /`Lイ<:::::::::::> ´
i ({ 弋り} {弋り ノ | / ヽ'<//.::::::> ´
'. `ー ''´ 、 `ー ''´ / ̄`ヽ \7>´
>、_ _ / _ \ \ __
/ `ー 、 '´ ___` -‐'7 '. } } ̄ゝ.__ `ヽ
/ / ̄ / ー-、 i / /、r‐‐-ミ'. V
i __ | V--‐' {__ ', j
| ,ィ気;ミ;} | ./ /,-‐ 、__ヽ }-‐ '
`、 ,ィ気:ミ/ /´ {. ゝ、 \`ー /
i >── 、 /-;ミ;/ー‐'´ / ', r‐=ミ、 `「´
', `ー-‐‐,イ=、 / ト、 { `ヽ. ∀T
ヽ {⌒', / | \ `ー' |
', `ー´ | ヽ /
ヽ | ` _ .ィ
i |
―――――――――――――――――――――――――
それこそが、フリートの冒険者養成学校校長の言う、
人に選ばれて、人に磨かれた存在なのだろう。
―――閑話休題。
―――――――――――――――――――――――――
295.
――――――――――――――――――――――――――――――
それからもう十分ほど、
水銀燈は色とりどりのリボンを取り出しては
紅の尻尾に当てたり結んだりしていたのだが、
どうにも選びきれなくてクリムゾンの意見を聞いてみる事にした。
――――――――――――――――――――――――――――――
_r=ァ=、ィfZァ、,、
, ´fフ:´-=_:三ー_ー^ヘ
/ _r//'_ァ'='^ー'`´` ^ー\
/r=、ソィー'7´ ヽ
ハ L/イ| ヽヽ ヽ l
, ソ/ l ハレ´イ{ { |{. | | ハ
//:/ ノj `´i |`ヽト 、 |:ヽ. } , リ |!
ハ:{/イ: { 小7テミト、 {ヽ!: / / / l l
ヽ._ヽー 、 / // |:. ヽ. { '赳ハ\ }:/_オメリ イ/
 ̄二ニヽヽ/ -ヘ、:.. l:... lト\` /ィ亙フ'´//′
ヽ、_ _-ァ.:´__::.::.::.:ヽ::\ j:〉..:.l:... l! ,! 7´ | /
_,._-ニ-ァ‐´ィ二;:-- 、::.::..`ヽ、..:∧:.. lト_、 ` ー イ.: j| /{ ノ′
‐ ´/´ /´ ̄´/::.::.::.::.::..‐.-_、::\:.ヽ:.. l::.::>ー<l!:..:.|:. リ‐//レ 「ねえクリムゾン。
/′ /-‐ァ::´::, ァ::/.::.: ̄:.`ヽト、.V/::}:ハ:{トヽ/!:. !:/‐'::/ あなたはどれが良いと思う?」
/´ /::.:/ノ/..::..::.::.::.::.::.:..:ヽヽヽ=l:| ト='イ-!: /::;∠ イ_
i!
i''i
, /:::i
'i, /':: i
'i'i, /':: 'i,
}::ヽ、 〈〈 _,.、-‐ゝ
ノ,.、-‐ヽ |v、 ヽ 、, {
ヽ、 ハ!. N>'ヽ、}}::.\,i,.
'i/ ヾ、<个 'i!||:::::..ノ (あれがいい!)
. ヽ、 ヾvヽr┬';/::/
``ヽ'i,`゙'`i'r'、/ r,
`r、_ノ }:i::\ //
{介> ri/.゙'功〉...、 //.
i`ーπY,', `ー-‐‐'´/
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
シモンには聞こえない囁きに、きょろ、きょろと紅玉のような視線が棚やテーブルの上をさまよった後、
小さな爪が指し示したのはやらない夫のバンダナやマントと同じ、青色のリボンだった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
296.
_r=ァ=、ィfZァ、,、
, ´fフ:´-=_:三ー_ー^ヘ
/ _r//'_ァ'='^ー'`´` ^ー\
/r=、ソィー'7´ ヽ
. ハ L/イ| ヽヽ ', ヽ ',
, ソ/ l ハレ´イ{ { { | ', ハ ',
. //:/ ノj `´i |ムト、ト、 | } リ i !
. ハ:{/イ: { 乂yニミ、ヽ ノ メ ノ/ } !
.. ヽ._ヽー 、 / // |:. ヽ. { ´ ̄¨` `}イ,ィミxイ / ノ/
....  ̄二ニヽヽ/ -ヘ、:.. l:... lト\`' ´ ¨// ./
..._-ァ.:´__::.::.::.:ヽ::\ j:〉..:.l:... l! 、_ __′"/´ | / )
. -ァ‐´ィ二;:-- 、::.::..`ヽ、..:∧:.. lト_、 イ.: j| /{ ノ′ 「おそろいが良いなんて可愛いわねぇ。
/´ ̄´/::.::.::.::.::..‐.-_、::\:.ヽ:.. l::.::::>ー<l!:.:.|:. リ‐//レ じゃあこれにしましょ」
. /-‐ァ::´::, ァ::/.::.: ̄:.`ヽト、.V/::}:ハ:{トヽ/!:. !:/‐'::/
..../´ /::.:/ノ/..::..::.::.::.::.::.:..:ヽヽヽ=l:| ト='イ-!: /::;∠ イ_
´ /イj/イ'/.::.::_.::.::.::.::.::.::.::.::.`トi`j:|__ヽ\ノ人::.::.::∠´
.゙イ/ // ノ/:.‐..´...::.......ー ::.::.::.::.::.::.:K/:ハ.「jフス::.:.`:くヽ
.../ /イ.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.{_j jァzく::.::..::..`ヽ、
ヽ 丁  ̄ノ{_  ̄ミヾ \ f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
,ー---、、,,____. ´ ̄\ \.. 〉、 | はい、でーきた♪ |
{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:... ゙゙̄二ニ>-‐''"゙ヽ ̄iー-、 乂_________ ノ
ヽ __,,,-―''" ̄ / _,'ニニ;}__」─-\
'ヽ ..:.:.:.:.:.:.:.:.< / .\ ヽ
'''''''''----,,___.... `>-‐'''′  ̄ ̄`
ヽ }=彳^=イ==ヘ / \
}\ト、 } .} _ }=´ /
ヽ 〉⌒ー=彡 ̄=〈_ __/ \
`イ / / 〉== __<
`イ_ノ _j_,,ノ === ̄ \
} \==ク __,,==ミ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
いちおうクリムゾンも雄っぽいので、ちょうちょ結びではなく
やらない夫のバンダナのように根本に巻き付けて結ぶ形にしてやると、
首を巡らせて確認していた小竜は得意げに尻尾を立ててご満悦になっている。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
297.
i!
i''i
, /:::i
'i, /':: i
'i'i, /':: 'i,
}::ヽ、 〈〈 _,.、-‐ゝ ♪
ノ,.、-‐ヽ |v、 ヽ 、, { /
ヽ、 ハ!. N>'ヽ、}}::.\,i,. ―♪
'i/ ヾ、<个 'i!||:::::..ノ
. ヽ、 ヾvヽr┬';/::/
``ヽ'i,`゙'`i'r'、/ r,
`r、_ノ }:i::\ //
{介> ri/.゙'功〉...〃 .//.
i`ーπY,', |ー-‐‐'´/
`ーi (_`-'、/ ,/
/i.(  ̄ ̄
. `^^´
/ ̄ ̄\
/ _,ノ `⌒
| .( ⌒)(⌒)
. | (___人__)
| ノ
.| | 「良かったな。
人、 | 振り回して破かないように気をつけろよ?」
,イ:. ト、ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ーー -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
/..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: メ、
{ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 、_
| ::::::::::::::::::::::..`、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..`ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ト、:::/ / ̄`` ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ヘ ´:::::::::::::::::. ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rー'、
}:,∨ :::::::::::::::::: ト、:::::::::::::::::::::::::>< ̄\::..\
. }:::∨::::::::::::::::、-''゙~ ̄ ̄ ̄ ̄:::::::::...\ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.、/...:::::::::ヽ}
{::::::\,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/" ̄:::::::::::::::::::::::::ノ
298.
/ ̄ ̄\
/ _,ノ ヽ、_
| ( ●) (●)
. | (___人__)
| ` ⌒´ノ
.| | 「ではこれをいただきます」
人、 |
,イ:. ト、ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ーー -‐ ´::::::::::::::::::::::::::::::::7
/..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、
.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. \、_
::::::::::.\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..... ヽ
:::::::::::::..ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...ヘ
:::::::::::::::::::V:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |::
:::::::::::::::::イ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l::
::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |:|
. /: : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:./Vヽ:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:._.. - _
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.:ト'ーz_ヘ:.:.:.:.:.:.:.ハ-‐_''ニ¨- '' ¨、
. /: : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:/l:.:.:.:.:.:.:.:l ';.:.:.:.:.:.:.:ハ¨: : : : : : : : :ヽ
__∠ -:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/__!:.:.:.:.:.:.:.l ';.:.:.:.:.:.:.:.:`丶、:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
ヽ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/__-';.:.:.:.:.:.:.:',._ -―-';.:.:.:.:.:.:.:.、- ‐`:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ
`ーァ:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.ん::}`ヽ:.:.:.:.:lヾ、‐_ニ _ .i:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ
〈:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:〈::rィリ \:.:l ´トイ::} `!:.:.:,、:.:.:.:.:.:` 、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ
';.:.:.:.ll:.:.:.:.:.:.ト、`"- ヽ! 弋シ /:.:/、ヽ、___:.>:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
';.:.:ハ:.:.:.:,, - ''7 l `` 'イハ }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
ヽトl>´ ,'\ ′ ,'ノ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
,, - ''¨ _...-,'  ̄ `ー--- /- ' ヽ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. 「毎度ありがとうございました」
r ¨ ,, -'' ,'、 / ヽ_ ... - ァ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
| ,, - ¨ i `ヽ、 , イ__... - '' ¨ ┌────────┐
. l''¨ !`ヽ、 ` ー ´ ,' _.. - │ シモンの姉 │
l l::::::::::` ー-- ‐7:;-――‐ ''¨ │ ヨーコ │
', l:::::::::::::::::::::::::::::ll:l. /└────────┘
299.
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
途中から店番を変わっていたシモンの姉に料金を支払い、
三人と一匹は夕暮れの街に出た。
これからどうするか、と向かい合ったところで、
ふと思いついたことがあった水銀燈がシモンを夕食に誘い、
帰って一人飯かな、と考えていた少年は戸惑いながらもご一緒することに決める。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
_r=ァ=、ィfZァ、,、
, ´fフ:´-=_:三ー_ー^ヘ
/ _r//'_ァ'='^ー'`´` ^ー\
/r=、ソィー'7´ ヽ
ハ L/イ| ヽヽ ヽ l
, ソ/ l ハレ´イ{ { |{. | | ハ
//:/ ノj `´i |`ヽト 、 |:ヽ. } , リ |!
ハ:{/イ: { 小7テミト、 {ヽ!: / / / l l
ヽ._ヽー 、 / // |:. ヽ. { '赳ハ\ }:/_オメリ イ/
 ̄二ニヽヽ/ -ヘ、:.. l:... lト\` /ィ亙フ'´//′
ヽ、_ _-ァ.:´__::.::.::.:ヽ::\ j:〉..:.l:... l! ,! 7´ | /
_,._-ニ-ァ‐´ィ二;:-- 、::.::..`ヽ、..:∧:.. lト_、 ` 丶 イ.: j| /{ ノ′ 「さて、と。
‐ ´/´ /´ ̄´/::.::.::.::.::..‐.-_、::\:.ヽ:.. l::.::>ー<l!:..:.|:. リ‐//レ お腹すいちゃったから宿に戻りましょ。
/′ /-‐ァ::´::, ァ::/.::.: ̄:.`ヽト、.V/::}:ハ:{トヽ/!:. !:/‐'::/
/´ /::.:/ノ/..::..::.::.::.::.::.:..:ヽヽヽ=l:| ト='イ-!: /::;∠ イ_ 夕食、良かったらシモンも一緒にどう?
/´ /イj/イ'/.::.::_.::.::.::.::.::.::.::.::.`トi`j:|__ヽ\ノ人::.::.::∠´. 今日はお兄さんもお姉さんも遅いのでしょう?」
/' イ/ // ノ/:.‐..´...::.......ー ::.::.::.::.::.::.:K/:ハ.「jフス::.:.`:くヽ
/// /イ.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.{_j jァz く::.::..::..`ヽ、
/:::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::>:
/:::|:::::::::::::::::::::\´ ̄ ̄¨弋::::::::::::::::::::::>::
{:::八::::弋:::::::::::::::ハ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::
V{:::::ヽハ rミ ̄ ̄`/´ ̄ `ヽ ∨::::::::::::::::::::::::
弋::代:::.| '. '. )イヽ:::::::::::::::
`ヾハ| .| | } |::::>'⌒
| 0j O ノ レ'./>
ノ`¨ ,;, ー─=ニ 〃 〈⌒ヽ
弋 ,,, ミ ''′゙' )__ノ__
从 r─‐- -一≦三三三ミ
「えっ、いいのかい?」. ト、 丶 r‐-、 ├气ミ三三三三三三ニニ
| ヽ \`¨´ |  ̄ ̄ |三|
| `ー彡\ ', j三j
j `¨¨¨´V {三{
{ V l三ミ辷
人 人 / `ヾミ
300.
,. -ー' 二二二 ー- 、
//: ̄__:::::::::::::::: ̄`:::ヽ
/〃'::::::/´ノ〉):_ノ_ノ::::::::::::::::::\
//´::::::__,ィ:ゝ-':__,:::-──- 、::::::::::ヽ
/゙::::::::::/ ̄ ̄\ ヽ\ ヽ \::::::::ハ__
!:::::::/ヽ ヽ ', ヽ \ ヽ>,仁》
_ |::::ハ ', l } ! ! ',<ノ||\
《ニハ_ゞ、 \ \ ! || | |__ || l | \>
|| \\ \ \ | .从,ィ匕Lィ|| | | 〈´
.| ', \\,.>一ゝ, |/ /,ィチzノノ | | l |ヾ
ハ \ \ィチ乏ラミヾ' ` ̄ / // l ',)
. 〈/|:} ヽ,\ \ ̄ 、 / // / l ヽ
//| |\\ `ゝ -= ' /!// / ! ∨ 「もちろんよぉ。
. ∨ム'〉 「`::ゝ,\_个 ーtヽ_ /─ヘ,ィ' l |l / 皮取りの話も聞きたいしね。
/:::::| |::::::::::ヘ !:::::| |::::ハ;:::::_::_:::ヽl l| 〈:
./::::::::::: ! / :::::::::::::} |:::::::l! !/ ∨ } /::::/ / ハ`ゞ あなたも構わないでしょう?」
!:::::::::::::::| /:::::::::::::::::| |::::ノ| ト-ーく 〈_」:::/ / /::::ヽ:::ヽ
|:::::::::::::::レ ::::::::::::::::::| |::_〉 } ─ー、ヾ才/} /:::::::::::\:\
ヘ::::::::::::::::::::::::::::::::::::! /:::〉ヘ!  ̄\ヽ)=::、/ /::::::::::::::::::::::::::\
...人::::::::::::::::::::::::::::::::|/::{ `入_ ゝ}_ソ/`´}/::::::::::::::::::::::::::::::::::}
. ::::::::::::::::::::::::::::::::::::(\__  ̄Z_r、_「| ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト
ヽ;__::::::::::/:::::::::::::::〔 ゝ,>、 _,ィ'7´}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! ゝ
斗、:::::::::::::::\r 、 Y 厶ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ )
/ ̄ ̄\
/ _,ノ `⌒
| .( ⌒)(⌒)
. | (___人__)
| ノ 「ああ」
.| |
人、 |
,イ:. ト、ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ーー -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
/..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: メ、
{ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 、_
| ::::::::::::::::::::::..`、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..`ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ト、:::/ / ̄`` ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ヘ ´:::::::::::::::::. ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rー'、
}:,∨ :::::::::::::::::: ト、:::::::::::::::::::::::::>< ̄\::..\
. }:::∨::::::::::::::::、-''゙~ ̄ ̄ ̄ ̄:::::::::...\ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.、/...:::::::::ヽ}
{::::::\,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/" ̄:::::::::::::::::::::::::ノ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
本人に聞いても簡単だったと言われるだけで
細かいことを教えてくれないので、唯一の同行者に聞くことにしたのである。
やらない夫もそれを分かってはいたが、隠すほどのことでもないと笑顔で頷いており、
三人の予定がそれで決まった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
301.
, - ' ´孑ヌ -` : 、
/j⌒__{ 辷杉'r' ̄ヽ-ヽ
. ,:'イ ,:: r--t____, 、 t::.. ヘ
/i , _r' ̄ ゝ'´Y `Y
. _,.--}〃/ ' /!' }| !廴ヾ}
Y::>'´ィ:::}| | { i / }|.| ., /}| /イ } }:ヽ
.... _ zV/:/:::/.{ i ===x. j |/イ.x===/ リ::::ハ
...゙r≦´<./`/:::/ 八 Vi {゚::リヽ '´{゚:::リ〃 ./::_:::/
.゙彳 / /´ ! | \ヘ `¨ , `¨厶イ/{:{ヾ.', .「あなたのおかげで材料は揃ったけれど、
, ' ≠/ { {', ヽ , 、 / { i:| |:| ,. できあがるまでは結構かかるわね。
.. / /' ハ ヾ、 {:> . . <:{∧{ i | | ∧
. / // / ∧ V\ V:ノヽ 孑 'ハ_,、!:::ヘ-:| | ',、 }', メイメイとお喋りして
/ // / 〈 ヽ ∨ \ / j}、ヽi}⌒イ :り!∧V} ',, クリムゾンを撫で撫でするのは当たり前として、
.. / ,:' ./ {_, : ´ \ Y{ ヾ:/><ニニニ≦ } ',}.ト, ', 他になにして過ごそうかしらぁ?」
... ィ' ./ / r ∨{r===t_j⌒ー'´ヽ>リ Vハ
... / /./ 〈 , -- 、_:. ::{ 7、 ヽ 〈薔〉 }{ヘ! }
..../ /./ ヽ r==x i Y__,.、 V 7 /_ノリ }7
゙/ / ,′ , イ /フY T ー─-vィ / /∧
,' { ,:'./ , '〈:/ }::', |ヘ -:::::::::::::' r≦::::ヽ: } i .∧
....' | ' / / ノ/}/ ! j:ヽ ヾ≠i∨',::i | }
゙′ .!/ i / r彳 //! |//Y r/ };i ',:ヾ:/! .'
| j / ヾ' ! | {_j ヽ// /
/ ̄ ̄\
/ _,ノ `⌒
| .( ●)(●)
. | (___人__)
| ノ 「約二ヶ月、だそうだな」
.| |
人、 |
,イ:. ト、ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ーー -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
/..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. { :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 、_
'| ::::::::::::::::::::::..`、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..`ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ト、:::/ / ̄`` ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ヘ ´:::::::::::::::::. ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rー'、
}:,∨ :::::::::::::::::: ト、:::::::::::::::::::::::::>< ̄\::..\
. }:::∨::::::::::::::::、-''゙~ ̄ ̄ ̄ ̄:::::::::...\ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.、/...:::::::::ヽ}
{::::::\,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/" ̄:::::::::::::::::::::::::ノ
302.
. /: : : :/ ノ ヽ \: : : : ヽ
/: : : :/ / ,-―‐-、 \ \: : : :',
/: : : /( / ,イ : : : : : : ヽ、`ヽ、_ハ: : : ::',
/: : : :/ 二二_ィ´/: ;ィ : : : : : : /`ー┬---、ゝ: : :',
∠: : : :/レ: : : ::/ ̄l//: : /j::/ ̄ ̄|: : : : ::ヽ: : ::',
/::/: :/: : : : :/ ,--- /::/ ,リ ,--- j∧: : : : :l: : : ',
" |: : /: : : : :/ ,/ /イ / ヽ ',:: :: ::|: : トヽ
. |: : l: :/ヽ| { O j l 0 } }: /ヽl: ::j ゛
l: : l: l ´てl ヽ、__ノ ヽ __ ノ ,!/く }:/
|: ∧{ ヽ l { /ノ ノ/. 「姉ちゃん達、良かったらオイラが
レ' V\. ', 、____, / // カリラを案内しようか?
Vハ\ ノ<__/7 この辺は初めてなんだろ?」
/ ヽ \ //V / /
ヘ V `iヽ、__ イヽ | / /
ヘ | | / /
\ ノ | / /
___
, 〆;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`;;,,,、
//;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
/ :/;;;;; 〆~^~^~^~^~^ ' ヾ、
/ :/;;;〆 ; l!'
/ :/;;;/ l ! l! l l ', l!
,' イN;! !_l! |! i l! l! l |!l
,. 从レ |!_l! l!l !: /,/__/ l! l !
, ルリ lヽ. トソ`i l! ! / /__//l イ!
:l! 《_l!__! ヽ ゝ , ヘソ/./ /l!
| /; ; ;:;:| ト.ゝ _ .イ/ //|l!
./; ; ; ; ; ;ヘ ヘ> ._ <=./ // l!! 「あら、良いの?」
/; ; ; ;;: ; ; ; ;:;ヽ∨弋 乂1;:;/ノ/ヽ.j:|
/; ; ; ;:;:; ; ;:;: ; ; そヘ 辷1 .》;:;:;:/;:; ;1:|
〈; ;:;:; :;:;i;: ; ;:;:;: ; ; 弋,、,、,,ソ; ;ヽ;:/; /!.|
ヽ;:;:;:;:;f=-,..、;:;:;: ; ノ; ; ;丱; ; ;.;l!; /;:l |
下从丱;:;:;:ヽノ; ; ; く;ル ; ;:; l;:/;ノl.ト、
| |くル; ; ; ヘ; ; ; ; ; ハ;:; ; ;.|;:;| z弋
―――――――――――――――――――――――――――――――――
今度は逆に、思わぬ申し出をされてにそうねぇ、と考え込んだ水銀燈は。
バルベニーでの経験を思い出し、
知らない土地の見聞を広めたり住民の話をきくことは
きっと自分の身になるだろう、と誘いを受けることにした。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
待ち時間に仕事に行くのも難しいし修行フェイズ?
303.
――――――――――――――――――――――――――――――――――
もちろん、そう言いだしたシモンにも下心はあったのでおあいこの話である。
水銀燈のように綺麗なお姉さんと仲良くするのは男として嬉しいことだし、
やらない夫の話を聞くことはきっと冒険者を目指す自分にとって
大切な経験になる、と直感していたからだ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
_r=ァ=、ィfZァ、,、
, ´fフ:´-=_:三ー_ー^ヘ
/ _r//'_ァ'='^ー'`´` ^ー\
/r=、ソィー'7´ ヽ
. ハ L/イ| ヽヽ ', ヽ ',
, ソ/ l ハレ´イ{ { { | ', ハ ',
. //:/ ノj `´i |ムト、ト、 | } リ i !
. ハ:{/イ: { 乂yニミ、ヽ ノ メ ノ/ } !
.. ヽ._ヽー 、 / // |:. ヽ. { ´ ̄¨` `}イ,ィミxイ / ノ/
....  ̄二ニヽヽ/ -ヘ、:.. l:... lト\`' ´ ¨// ./
..._-ァ.:´__::.::.::.:ヽ::\ j:〉..:.l:... l! 、_ __′"/´ | / )
. -ァ‐´ィ二;:-- 、::.::..`ヽ、..:∧:.. lト_、 イ.: j| /{ ノ′ 「良かったらお願いするわぁ」
/´ ̄´/::.::.::.::.::..‐.-_、::\:.ヽ:.. l::.::::>ー<l!:.:.|:. リ‐//レ
. /-‐ァ::´::, ァ::/.::.: ̄:.`ヽト、.V/::}:ハ:{トヽ/!:. !:/‐'::/
..../´ /::.:/ノ/..::..::.::.::.::.::.:..:ヽヽヽ=l:| ト='イ-!: /::;∠ イ_
´ /イj/イ'/.::.::_.::.::.::.::.::.::.::.::.`トi`j:|__ヽ\ノ人::.::.::∠´
.゙イ/ // ノ/:.‐..´...::.......ー ::.::.::.::.::.::.:K/:ハ.「jフス::.:.`:くヽ
.../ /イ.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.{_j jァzく::.::..::..`ヽ、
______ ヾz、
~""''' ‐- .. `゙'''‐‐ `、 _
,..-'''" ____ `''''''´.''"
.,.'" ,..< >、  ̄`ヽ、
., ' / ) .( .` 、 `、
,' / ./ __ `、 `、 `、
/ / / ./ ` .、 `、 `、 l
./ /、__/ / \ .` 、__.ノ`、 |
/ / ___./ ヽ 、 | |
| .| , ´ /| l .....|、 `ー-、 .| |
| .ll .,ィ ./ .| |、 lヽ .l_ヽ 、 ヽ .| |
| .ll / | ./.....| ./ ヽ l'´.ヽ| .`、|`、 ヽ| |
| .|l ./ . |/ |/ .\ | `、 |l |
|. ∧/∧../ ,r===z、 ヽ | ,r===z、 .〉、 |....ヽ|
|/ .| l>|/ } .ヽ| .// ヽlヽ./
l <ヽ.ヽ ///// ////// ' フノ//
`ー、-、 .l 、 l-‐ノ、/
/ヽ .`、 、_______,,,,, ノ''´/、
/ ヽ,、 .ヽ `ー----------''´ ./ /l/ `、 「へへへ、任せときなって」
く ヽ、l ヽ、 イ、/ /
.ヽ ヽ___ノ ̄ ー'''´l__/ ./ ̄ ̄ヽ
/´ ヽ ヽ ./ ../ ヽ
./ 、 `ヽ、 .ヽ ー― 、 .__,/ . / l ヽ
/ .ヽ ヽ ヽ ./ /
304.
/:.:.:.:.:/ /:.:.:.:.:.:.:,ィ:.:.:.:./ /:.;ィ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ ヽ:.:.:、:\
':.:.:.:.:.:.:/ ./:.:.:.:.:.:.: /斗-≠=ム< !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ }:.:.ハ ` ヽ
':.:.:.:.:.:.:./ /:.:.:.:.:.:.:.:.:./ l∠-- 、、 ` !:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ:.:.| .}:.:.:ハ
/イ:.:.:.:.:../ /:.:.:.:.:.:.:.:.:./ / ヾ l:.:.:./l∠. l:ハ/:.:.:.:.ハ
i:.:.::.:.:.:.l ム:.:.:.:.:.:ハ:.:l. { 0 l l:/ ,-、 `、1:.ヽ:.:.:.:.:.:',
. l:.:.:.:.:./r、 ヽ:.:.:/ V ! / / ヾ. ,':.:.:.ヽ:.:.:.:.:.i
l:.:.:.:.:ノ ,ヒ ヽ V ―-- ' ,'0 l ,':.:.:,ヘ:i:.:ハ:.:.l
. l:.:.:.:〈 ( `( _ ``` ! ,',':.:.:/:.:.:l/ ヽ:|
l∧:.:.:.ヽ、`ー ,, - '' ¨: : | 〉` '.ハ:.∧:.:/
∨_:. -`ー '': : : : : : : : :l ```! V |/
, ィ´: : : : : :_.. -‐ ''' ¨ ̄l , -、 .ノ
. f: : :_ ィ: : : :l ./  ̄ / 「兄ちゃんも一緒に来るよね?」
. l/ l: : : :l i , '
! l: : : l l 、...__..、-
ゝ ';.:.:.:', l / `ー―――‐‐―ァ
ノ, --‐二:.:.:__ヽ l / /
/ ̄ ̄\
⌒´ ヽ、,_ \
(●)(●.) |
(_人___) |
'、 │
} { チリッ
「俺は―――」.... !、______ .ィ-ート、
V/:::::::::::::::::ヽ
{::::::::::::::::::::::::::::::.、
/ー-:::::::::::::::::::::::::::::::,
「r'、 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,
} r'、 ヘ、 /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i
i/ ム、} .{ i:::::::::::::::::::::::::V:::::::::::::::::::::: |
{ い、{ Y::::::::::::::::\::::V:::::::::::::::::::: |
\ ヽ {|V.::::::::::::::: \V:::::::::::::::::: |
\ ノ|:.V.::::::::::::::::::::::〉.:::::::::::::::::|
―――――――――――――――
と口を開きかけた、その刹那。
―――――――――――――――
305.
/ ̄ ̄ \
/ \
\ \ | \, ,/ | / /
\ \ | (○) (○) | / /
\ \ | (__人__) | 「!」 / / _,...-
| `⌒´ | _,.. -
- _ { } n
ヽ ノ l^l.| | /) _, ,イ,イ ____
__ /⌒ ´ ` ⌒ヽ| U レ'//) ,イ .| | レ'レ'  ̄ ̄
/ ノ / / / | |. ____
ヽ、 j rニ ノ / / .| |.... ̄ ̄ ̄ ̄
} l !ヽ、_,__/ / / | l.... ___
__ /つゝ、! } /, ' |/
 ̄ {〈〈〈ゞヘ l __
____ ` ̄´ ノ 〈. ,イ,イ ,イ.  ̄ ̄ ̄
/ ,r、 \ レレ //
/ / \ \. /'
/ / \ \
( く´ \ ヘ \ \
\ \ ヽ ヘ \ \
\ \ ヽ ヘ
(´________ノ ヽ ヘ
` ̄  ̄ ∨______`)
 ̄ ̄ ̄´
306.
/
//
/ /
/ /
,. - ァ<iiXK〉 、 / /
/ rハ/`∠}^'´ \ / /
/ _{i;;;;}∠} l l \ヽ / /
/ ,.イ!しi7 | ハ| l│N l l / /
/ //l| l l N-ヽヽト l 从 / /
_,. - '´/イ/ / ハl lヽl 弋ti`{ヽl / /
/ /-ニ彡 ' < lヽヽ __ ,.ィ リ. / / 「なに!?」
/ / / ∠ V ><ヽヽ_,.イ ヽ / /
. / / // /:::::::V_ V介,ハ l \ ヽ .../ /
//l/ /::::/l //:.... V }元vィrV N lヽ. \ / /
. 〃 V:::l::::::l ハl l:::::::: __Vi }大彡 リ!N / / - , ァ┐ ,イ ,イ ,イ,イ
/l l ヽ/ l::|l:::l N/::::/:::::::::::\7心l′ ,//l/, ュィ7//.... __/.ム_/./ レ'レ'
N ; l ;,,l:lヽ:l く- ':::::::::::::::::: __ l∠、 }.、 Kハ7//-<ノ/. ヽ=, ,.--., .二7
ミュ::::::: ,r'^i´::::::><ヽ Vkz/l イ/ ´ ̄ノ /″ .//
/::::::::ヽ'´-} 7´ 7ハl/<z┴ < //
/`ー-. riこ }-'┴i__フ 、ニ7`¨´i ̄. /´ ,イ,イ ,イ
/::::::::::::::i}、 〉ミ-{\{:: / /ニュ:::r' レレ //
/::::::::::::::::::::lノ_人/-< 〉^ヽフ/´:::ム _ /'
. /::: ::::::::::::::::::::| 弋 〉く _ハ/- う::::/V /7- 、
/:::::::::丶、:::::::::l,.イ/} Y L ィ^V:::::::/X  ̄ `Y  ̄ ヽ
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\ :::l_⊥/´ 丁 ヽ_`^´∠ \ ミ{-‐ ´ i}
|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`¨´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ̄ `丶、 二フ}__
l;;;;;;;;;/´Y 〉、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\ ̄ iヽ.
____ヾ-、
ヾ、_, -‐:::::::::::::::::::::::::::ヽ:::\ヾ
\::::::::::::::::::::::::, ------::、::::::ヽ、
, ィ::::::::::>'"¨7 i, \:::::\
/:::::::::::/ /::::,---、 ヽ, ハ',:::::',
//::::::::/ヽ--_'>'":::::::::::::::ヽ, `'ー-、.i::::::',
/::::::::::´¨:::::::::::::y::::::::::::::::::/:::::>-、.i::::::::',
,.=':::::::::::::::::::::/::/Z::::::::::::://::::::::::::i:::::::::::::iヘ,
i:://::::::::::::/ニ、|::::/〃 //',::::/i::::::::::::::i
〃 i::::::::::::,' .i. 9ヾ -t''9´i/ヽ:::::;;;::::::i
ノ:::::::i.=ハ ヽ--- ' ヽ-- '_/ ア/ヾi,
/:::::i:\__', , 、 ', __>、__ 「兄ちゃん!?」
 ̄7/',:::ヘヽ , -- 、 ヽ 7: : 7
, --ヘi---> . .ノ .-': : :-.、
`' <, ヘ>- イ_,/ ヘ: : :ヘ
\ ::| .| ',: : :.',-'" ̄ ̄ 7___
\ /-'y-'".i ヘ: : :ヘ _ ヘ
-) /-、 ', ヘ: : :ヘ /: : :ヽ、 .\
―――――――――――――――――――――――――――――――――
斜め後方を振り返ると同時に戦闘態勢に入った彼の視線を、
思わず町中であるのに抜いてしまった水銀燈が追いかけるも、
背の高い男性が目を丸くしているだけでとくに怪しい気配は感じられない。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
307.
―――――――――――――――――――――――――――――――――
通りがかった住民も何事だとやらない夫と向こうの男を見比べているが、
一番戸惑っていたのは身体が勝手に動いた本人だった。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
/ ̄ ̄ \
/ \
| \, ,/ |
| (●) (●) |
| (__人__) | (―――今のはなんだった?
| `⌒´ u. | 殺気とは違う……違和感?)
{ } n
ヽ ノ l^l.| | /)
/⌒ ´ ` ⌒ヽ| U レ'//)
/ ノ /
ヽ、 j rニ ノ
} l !ヽ、_,__/
/つゝ、! }
{〈〈〈ゞヘ l
` ̄´ ノ 〈
/ ,r、 \
/ / \ \
/ / \ \
( く´ \ ヘ
\ \ ヽ ヘ
\ \ ヽ ヘ
(´________ノ ヽ ヘ
` ̄  ̄ ∨______`)
 ̄ ̄ ̄´
――――――――――――――――――――――――――――――――
普段肉体が感じるような、殺気や闘気を含んだ全般的な気配とは違う、
どちらかと言えば直感や予感にちかい感覚。
戦闘中に先の先をとるときに見切る未発の気の、
さらに手前とでも言えば良いのかは分からないが、
言葉にできないなにかを感じたような気がしたのだ。
――――――――――――――――――――――――――――――――
308.
――――――――――――――――――――――――――――
しかし、驚いた様子の相手もそのまま向こうに行ってしまって
挙動不審な彼らだけが残されたので、
衛兵を呼ばれる前に構えをといて勘違いだったと謝った。
――――――――――――――――――――――――――――
_______
/ \,-、__
/_,ノ `⌒ ヽ.,__ ヽ
| (● ) (● ) ,.! ┴-'、
| (___人___) 〉-‐‐´ l
| u 〉--‐´ l
| iヽソ l
「ごめん、気のせいだったみたいだ」... Λ ∧`;" '、
__,. ィ仏 ___、___ ィ_ノヘヽ、 _,.‐ー、_
_,. -= ''' .:::::::}:::::::::::::::::::::::/::::::::>´..:::::::.. ヽ`.、
ノ´ ...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈 :::::::::::::::...\::ヽ
/ ...:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::', ::::::::::::::::::.. ヽ:}
/.:.:.:.:::::::::::::::弋辷ソ::::.``ヽ
,.イ.:::::::, . "´  ̄ ̄  ̄``ヽ::.\
//:.:::,r'´ `ヽ\
,. イハ:〈 , ', ``\
く ./l1 |::|:i .i l:. l .:.:.::::.:.ヽ
V .:l1 |::|:|l:. .::|i .:.:l.::i .:l .::i.:::!:::| |:|
/. lレ'ノ.:|l.:. .:|| .:.:|:::|:.:. .:.::!.:.:.:イ.:::!::::!:::l |:|
./.::! !1 i |l.:.:.:::l:| .:.:l.::|::.:.:. .:.::/.:.:/.:!.:::!.:::!:::l l::!
/.:.:.:| |::| i ト、_.:_|:ト、.:ト、ト、::.:.:.::::/l::./_/:.:/:::/::/ リ
./ .:.:..:| |::| i | \仁lニ=心ハ.:.::/ィイ l/`/.::/.:/ ′
/ .:.:.:| |::| i | 弋_辷'フ` ';/ ィチ斗l/.::/イ
./ .:.:.:.::! |_| i |  ̄  ̄ !:/ .l
.:.:.:.::! | l l , ,:::| i 「もう、おどかさないでちょうだい!
.:.:.:.:.! | l |\ _ .._′ /.l::| i. びっくりして抜いちゃったじゃないの!
li.:.:.:.:.! | l l::::.:.ヽ、 ´ ..イ.::::l::| |
li.:.:.:.:.! | l l::::::厂  ̄|ー- <::::::l::::.:l::| | 通報されたらあなたのせいよ!」
li.:.:.:.:.! | l l::ノ.:.:::::::ノ.:Ⅹ:\|::::::l:::.:.l::| |
_ノ ̄l .:.:| l l.::::::::/.::::::八:::::::|::::::!::::::!:| |
虫の知らせってやつか
309.
. /: : : :/ ノ ヽ \: : : : ヽ
/: : : :/ / ,-―‐-、 \ \: : : :',
/: : : /( / ,イ : : : : : : ヽ、`ヽ、_ハ: : : ::',
/: : : :/ 二二_ィ´/: ;ィ : : : : : : /`ー┬---、ゝ: : :',
∠: : : :/レ: : : ::/ ̄l//: : /j::/ ̄ ̄|: : : : ::ヽ: : ::',
/::/: :/: : : : :/ ,--- /::/ ,リ ,--- j∧: : : : :l: : : ',
" |: : /: : : : :/ ,/ /イ / ヽ ',:: :: ::|: : トヽ
. |: : l: :/ヽ| { O j l 0 } }: /ヽl: ::j ゛
l: : l: l ´てl ヽ、__ノ ヽ __ ノ ,!/く }:/
|: ∧{ ヽ l { /ノ ノ/
レ' V\. ', 、____, / // 「まあまあ、姉ちゃん落ち着いて。
Vハ\ ノ<__/7
/ ヽ \ //V / / 実は男色で、兄ちゃんの尻に興奮したとか
ヘ V `iヽ、__ イヽ | / /. だったかもしれないだろ?」
ヘ | | / /
\ ノ | / /
_rxvxvxvxャ―- 、
,ィf>^厂{爻}勹⌒^下ミ `ヽ、
rfフ::.::.::.:_`ー'^ー'::.::.::.::.::.::.::ヽ>、ヽ
_fヲ::.::.rxtタ^⌒^⌒^X≧z::::.::.::.::.:::圦ハ
/r‐v':r彡 |l| l|l| l il li l l| !l| l|トミk::.::.::.:Vfハ
{〈 ィ/^ ,1l l|l !|l| |l|| |l | l | l |l| ! |ヽ>、::.:V! l|
`7/ // ll| |l| |l!| |l!| l| l | l | |l| ! |//^ヽ:/⌒》
/丁7 l| l l|l |l| |l!| |l!| |l |l l|l | |l| | |トミ=彳|厂´|
レ⌒l| l| | |l| !l| !l| |l | || |l |l| | l|! | |レ⌒ヽ|レ⌒!
/|l |l! |仆ミ」l l| l |、」 斗 ヒて {{ィ/77ハ\j
. //lハト、ヽf予tぇミ xfぞ牙ァ '/// l |! | | 「まったく。
/// 7∧ヽハ ゙ー'′ ゙ー' //ハ /! j l | | なにかちょっとした事があったのかもしれないけれど、
〃 // ハ/小. 、. " /〈// l|| | ! | そんなにぴりぴりしてるとお腹が痛くなっても知らないわよ?」
″{ { ,' // |l ヽ、 - /// ハ | | | ト、 , =彡
⌒ヾメ、/,'_川 |`丶、 , イ // ,'l lル' l| | ∨∠/三
:―::.::厂:.:.:/// |!| l|l /`fT!^ヽ ̄} ' / | |l \_!」 / 彡竺三
ー=彳:.:.:.///:`Yヽルヘ /」ト、/:/ /ハ/⌒7:´:.:.:.:`ヽ三三三
'⌒V:.:.:.:.{ l {:.:.:.:\ <ヽ:.:.jj:.:.:.:./ //ノ:.:.:.;':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\三三
―――――――――――――――――――――――――――――――
神経が細そうには見えないけれど、と口を尖らせた彼女が言うので
苦笑したやらない夫はシモンの肩にぽん、と手を置いて言った。
―――――――――――――――――――――――――――――――
310.
/ ̄ ̄\
/ __,ノ ヽ、_
| (● ) (● )
| (___人__)i
| ノ
「俺は護衛だからな。 | |
水銀燈が行くなら俺も行くよ」 人、 |
_,/(:::::ヽ、 __ ,_ ノ
_, 、 -― ''"...:::::::\ ::::::::::::::::::7、
/.;;;;;::゙:':、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..-、_
丿;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙'ー、
r ;;;;;;;;;;;;;;;;:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |:: !
/ ,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i:: |
/ ,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::|;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |:: i
/ ,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:'''丿;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l:: !
/:.:.:.:.:/ /:.:.:.:.:.:.:,ィ:.:.:.:./ /:.;ィ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ ヽ:.:.:、:\
':.:.:.:.:.:.:/ ./:.:.:.:.:.:.: /斗-≠=ム< !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ }:.:.ハ ` ヽ
':.:.:.:.:.:.:./ /:.:.:.:.:.:.:.:.:./ |/ ` !:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ:.:.| .}:.:.:ハ
/イ:.:.:.:.:../ /:.:.:.:.:.:.:.:.:./ l:.:.:./l∠. l:ハ/:.:.:.:.ハ
i:.:.::.:.:.:.l ム:.:.:.:.:.:ハ:.:l ___ ヽ l:/ `、1:.ヽ:.:.:.:.:.:',
.l:.:.:.:.:./r、 ヽ:.:.:/ V 彡三三三ミ . ,':.:.:.ヽ:.:.:.:.:.i
l:.:.:.:.:ノ ,ヒ ヽ V ィ≡ョ、.,':.:.:,ヘ:i:.:ハ:.:.l
.l:.:.:.:〈 ( `( _ ``` i ,',':.:.:/:.:.:l/ ヽ:|
l∧:.:.:.ヽ、`ー ,, - '' ¨: : | 〉` '.ハ:.∧:.:/
∨_:. -`ー '': : : : : : : : :l ```! V |/
, ィ´: : : : : :_.. -‐ ''' ¨ ̄l 「 ̄7 ノ
. f: : :_ ィ: : : :l ./. ー '′ / 「じゃあ、ご飯食べながら
. l/ l: : : :l i , ' 明日の事を決めようよ」
! l: : : l l 、...__..、-
ゝ ';.:.:.:', l / `ー―――‐‐―ァ
ノ, --‐二:.:.:__ヽ l / /
―――――――――――――――――――――――――――――――
それで空気を入れ換えた三人がやった、と腕を振るシモンを先頭に
宿屋に向かい始めるのとほぼ同時、
―――――――――――――――――――――――――――――――
311.
―――――――――――――――――――――――――
一行から離れるように歩いていた、先ほどの男性が
ぶるっと身体を震わせて立ち止まる。
―――――――――――――――――――――――――
l \ ヽ、 /
、 \\ | l、 ヽ ヽ \ | }
\ \\ 、\ゞ=-| い } \ |i | |
\ \ \_ \`ー -ン ゝ \ ヽ | ヽ `. |i 乂ノ〉
丶 \_\ ` ァ彡'′ \} } l、 } i| i | i 〃 __
\ \ ,}_」│{ 〃 ` V j| | ノ }i{ン'"⌒ヽ
\ \ 、 ヽ/二Ⅵ } リ …‐- 、 ″}| // i|
、\\ いV′-气リリ/ 、ー- \ 弋i|// リ
‐-ミ `冖x,从 i 癶.|j{/ 弋ト、 ヽ .i|/. ィ′
\,_\\ヽル小 i弋{_j/ ト ィ ヾツヽ_}い、 i| ノ
`ー=ミメ、刈、i:人 { ∠///>、 `弋ー .i|,厶=--
.. \ヽ》、i、i个ト ∨ ̄ _, i|
. 》’i、i、i、i、|i _ 〈ッン’
/ 、i、i、i、i、|i \ ‘《`
. x<i、 、i、i、i i、>、 丶、__、⌒ rッi'′
k \_ 、i、i、i i、i、i、>、 \ゝご ノ
Vk \ 、i、i i、i、i、i、i、i、 \ )´/
. Vk \ 、i、i、i、i、i、i、i 、 / 「………まさか試すより先に気づかれるなんてね★」
Vk ` 、i、i、i、i、i、i、i、i、i、 /
. Vk `'<i、i、 x=‐-. _,,ノ
Vk \ \_i、 ∧
. Vk \ `'く/ハ
\ \ \ ヽハ
\ \ j}\
――――――――――――――――――――――――――――――――
通りすがりの町で気になった青年と再会し、
その腕を試そうとした矢先に反応されて心底驚いた。
そして、飢餓状態のところへ
豪勢な食事を差し出されたのも同然の出会いに全身が興奮したのだ。
――――――――――――――――――――――――――――――――
312.
| | | | | ////////////
|| | | | /////////:::::::::::::::::://
ヽヽ| | | ///;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::://
\ヽ|_/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ___::,:::::::::::::::
/;;;;;;;;;;;;;;;;;; /;;;;;;;;;;;;;;;
|::::::::::: /;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::
/:::::: /;;;;;;;''' ,, ,,,;;;:::::::::::::
/::::: /;''" ィ'/;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::
/;;;;; /;' //;;;;;;;;;;;;; :::::::
/;;;;;; /; /ノ/;;;;;;;;;;;''"|
\ (`/;;;;;;;;;;;''' |
) ,,, ;;;;;;;;'':::: |:|
/:::::::::::::;;;;;''::::::: |::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::: |::::::`,
/:::::::::::::::::::::::::: |:::::::::}
/:::::::::::::::::: ::::: \:::ノ
_ /::::: :::: ::
i ' "
ヽ、 -‐─ヽ ...... _,,、
` ヽ 、 ノ::::::::::::::::::::::/ \
):::: ::、:::::::::::::::::::/ _,/~
/" ,、__/ _, -‐'~
く / / ~
「運命を感じるなぁ。. \___ /~ ..:::
実に楽しみだよ◆」 / .::::::...::::::
/ .::::::::::::::::
\:::::::::::::::::::::::::::::::::::
`ヽ:::::::::::::::::
|:::: :::::
|
―――――――――――――――――――――――――
どんな味がするのかな、と腰を振った男は
飢えた獣のように紫色の舌で唇をなめ回すと、
邪魔が入らないところで思い切りやりたいね、と呟き
闇に溶け込むように姿を消していく―――
―――――――――――――――――――――――――
ホモってのもあながち間違ってない
313.
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
そして、夕食の後のことである。
良い時間になってしまったので、水銀燈を宿に残したやらない夫は
恐縮するシモンを家まで送り届けたのだが、
ジーハ亭に戻ってきたところでなにやら緊張した様子のダディに出迎えられた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
/\___/ヽ
/ '''''' '''''' \
│:::::::(ー), 、(ー) l
│/') ,,ノ(、_, )ヽ、,,, │
/‐::: `-=ニ=- ' / 「お帰りなさい。
_,,,l ;! |:::______/ 少々、お時間をいただいても?」
, -‐'゙゛ i::.. | .ヽ/;ヽj! `‐-、_
l ノ::. .:|、 .ヽ,:ヽ| <゛~ヽ、
,:''`` ''"゙.|;;:‐''゙|.ヽ、 ヽ;::| / .|゙l
,: ヽ::il;;! ヽ、ヽ| / | :|
/ ̄ ̄ \
_,ノ ヽ、,__ \
(●)(● ) |
(_人___) .|
'、 │
、 イ
「ちょうど良かった、 ゙、 ___,. イ i
実は俺からも話がありまして」 ,r... __>ーメ.┴ュ
_,. ,i´::::::::::::::::::::::_::::::>、__
,.<::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>-.、、
「::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::.`、
/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.}
/ y::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
/:::::.i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ/:::.:::::::::::::::::::::j
ノ.::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ィ
――――――――――――――――――――――――――――――――
ちょうど追加の依頼について話そうと考えていた彼も大丈夫ですと頷き、
宿の主人に空いている一室を借りた二人は
飲み物を挟んで数時間も話し合うことになる。
――――――――――――――――――――――――――――――――
314.
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ほとんどダディが一方的に驚き、汗をかき、言葉を失うような時間であったが、
未明になってやっと落としどころがつき、疲れ果てた彼は肩を落としながら厩舎へと戻っていった。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
/ ̄ ̄\
⌒´ ヽ、,_ \
(●)(●.) |
(_人___) |
'、 │
} {
!、______ .ィ-ート、
V/:::::::::::::::::ヽ
{::::::::::::::::::::::::::::::.、
/ー-:::::::::::::::::::::::::::::::,
「r'、 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,
} r'、 ヘ、 /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i
i/ ム、} .{ i:::::::::::::::::::::::::V:::::::::::::::::::::: |
{ い、{ Y::::::::::::::::\::::V:::::::::::::::::::: |
\ ヽ {|V.::::::::::::::: \V:::::::::::::::::: |
\ ノ|:.V.::::::::::::::::::::::〉.:::::::::::::::::|
/\___/\
/ /u |l ヽ ::: \
. | ( )ill、( )、ι|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,,U |
. | il| ,;‐=‐ヽ .:::::|
\ `ニニ´ .::/
/`ー‐--‐‐―´´\
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
そして翌朝。
仮眠もできずにげっそりした顔で仲間を集めたダディは、
私たちはとんでもない依頼を受けてしまったようです、とぽつりと呟いたのだった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━…
本日の投下は以上になります
閲覧、合いの手誠にありがとうございました。
なお、すでに多くのかたがご存じですが
本日から小説家になろうのサイトのほうで、
この作品の原案を投稿し始めました
(原案 → スレ化 → スレ化したネタをもとに原案を再構成)
このようにいろいろやってみようかな、と気になるのも
長年お付き合いくださる読者の皆様の反応があってのことです
のんびりほそぼそですが、今後ともよろしくお願いします(´・ω・`)
乙でした
乙でした
変態のせいでダディのメンタルがごりごり削られた!?
乙したー
乙でしたー。
なろうの方も楽しみにしております。
乙
小説の方も読ませて貰います
なろうの使い方よく分からんけども
乙でした
だれかダディに胃薬を
乙
団長がウォードッグ隊なら管制官はサンダーヘッドばりに厳しそうだな
乙。
帰ったと思ったらまだいたのかよ。こりゃエネルとヒソカを
同時に相手にしなきゃならないのか?
なろうで投稿された作品が出版社の目に留まって書籍化してアニメ化するかな。
乙!
やらない夫も名無しも応援するお!
乙
なろう版で過去の親父の所業で相手の寸法測る訓練がさらっと加筆されてて思わず笑うw
乙様です
途中のモブにおぼっちゃま君がいたなw
乙
ゼンラー解除!
これから小説版読んでこよう
乙!
乙でした
やらない夫のメビウスワンに期待
向こうもとても楽しんでます
ヴァルベニーのオールドボトル飲みたくなってきた
乙
向こうも読んできました
良作とわかってる先入観があるから安心して楽しめたけど
あっちの住人もあれを読んでこっちにもきてくれたら良いですね
乙ー
来たぞ!新人だ、囲め―!の流れになるんですね!
そしてモヒカンたちに囲まれ茶を出される新人
一気にいっぱい投稿してるじゃないですかやだー!
課題終わらないじゃないですかやったー!
乙でした!
小説のほうも楽しんで読ませて頂きます!
乙でしたー
乙でした
小説見つからんぜ・・・
>>144
>>1 にリンク貼ってあるよw
乙でしたー
>>144
しょぼさんが明言しないから明確には言わないけど
ここのタイトルなんだと思う?
お気に入りに入れさせてもらった
転生しない純粋ハイファンタジーのほうが珍しいぐらいな界隈だが
乙でした
おつでした。
俺もお気に入り。
ってこたぁ、いつぞやの表紙の絵、あれがひな形として採用されることもあるんじゃないか?
と色々妄想が
おつでした!
相変わらずクオリティ高いなー
あと感想書いてる人は>>1 のリンクの下の文章もちゃんと読もうな
おつでした。
今日も面白かった!
おぉ、まさかのなろう投稿
ぜひ読ませて頂きます
御身自ら小説化だと?嬉しいぜ
今、読んでるーー
やらない夫の顔で脳内再生されるw
>>154
多分昨日と同じ人だろうけどsageの位置違うぜ
名前欄じゃなくてメール欄だ、専ブラ使えば早い話なんだがな
ない夫、レビテーション乱打して留まってるけどフライト単発とは効果が変わってくるのかな
しょぼさんの報告にコメしようと思ったら、しょぼさんからお気に入りにしてもらわないと書けない仕様っぽい。
どうしてそっと一読者で収まらず、俺俺!俺のコメント読んで!と自己主張したがるのだろうか
あっちも感想はかける、評価は投げれる、こっちでも連絡はできる
わざわざ報告に何かを書き込もうとする意味がわからない
まぁカリラの一杯でも飲んで落ち着こうぜ
>>159
が無限の財布を持っていそうな件について
>>158
前から俺はこの作品を知ってるぜ!って言いたいのと
出版社の目にとまらせて本を買いたいのとのどっちも
案の定変なのが湧いたな
ワシが育てたとか言い出しそう
まだ残ってる読者なら多少ヤンデレててもまあ…まあね
大分前から割と先鋭化してるけどまぁ外で節度守れるならいいんでないかな
とりあえず憶測であれこれ言うのは止めておこうぜ
>※感想、雑談については向こうのことは向こうで、こちらのことはこちらと棲み分けをお願いします
遅ればせながら乙でした
毎回楽しく読ませてもらってます
乙
あっち見てこっちを1から読み直す。時間が足りない。
しかし話のテンポが少し遅くなった気もするのぅ
早く続きが読みたい気の焦りなのかな
なろうランキングで見かけてWTF!? 騙り?とか思って来たら本家で安心しました
今年は(なろうの中では)ガチめのファンタジーが結構続いてたやつも新規もエタりまくってて
飢えてたからマジうれしす
小説見て思うのはAAの力ってすごいなと
登場するだけで悪役かどうかわかるし
乙乙
AAというか絵の力よな
ライトノベルなら挿絵である程度フォローできる部分ではあるけど
伏線があったりすると話が遅くなったりするもんだよ
なんてことを言うとプレッシャーになったりしてw
あっちで読むとどうしても続きが気になってこっちをまとめサイトで読んでしまうわ
《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉 《〉
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【小説版:英雄は約束を守るようです】
ttp://ncode.syosetu.com/n0588eb/
※感想、雑談については向こうのことは向こうで、こちらのことはこちらと棲み分けをお願いします
棲み分けでって言うけどあっちは雑談できないんだが
2chのなろうスレに行けと言う意味なのだろうか・・・?
感想ならともかく、雑談したいならここかなろうスレしかないな
でも棲み分けをショボン玉が望んでる以上、なろうスレに行くしかないんじゃね?
おうふ それはすまんかった もの知らずで申し訳ない
最初だから仕方ないんじゃね
今後も向こうの更新のたびに騒ぐようなら考えなくちゃならんけど
まあつまりはスレ立の案内>>1 をよく読もうって事だ。
なろう含めて読者が増えること自体はショボさんにとっても嬉しいことじゃんね
向こうの話だけどこっちにも関係あるからあえて書かせてくれ
全10部になってる!!!どういうことですかショボさん!!!
あれって投稿した数じゃないのか?
投稿数だよ、落ち着け
そうだったのか
すまん早とちりしたてた
おとなしく全裸待機しとくわ
こっちじゃこの時期の割には全裸待機がちとつらい。
寒暖の差が激しいからな。
寒いときはさらに扇風機を浴び
暖かいときは暖房の上にストーブでもかけないと耐えられん。
北海道だが、今日はくそ暑いので上半身裸です
ランキング見てたけど前後10件近くが全部ラノベ化されててここに食い込めるんだなぁとしみじみ
やっぱりしょぼさん凄いなぁ
小説版も見ると、絵の情報量の大きさがわかるね
手間も相応にかかるのだろうけど
正直むこうのことよく分からんのだけど健闘できてるの?
ここで散々宣伝してあの程度としか…
ちょっと上のスレを読もうぜお二人さん
なろうの流行から外れてるしなぁ
それでもブックマーク300以上されてるしランキングに乗ってなくても評価はされてるだろうよ
俺このスレで嫉妬乙っていうことになると思わなかったわ
普通に上位陣やぞ
なんでこっちで話し続けるんだよ
>196
向こうが基本的に感想欄での作者以外とのやりとり禁止だからじゃね?
守ってないヤツ山ほど居るけどw
キャラ使わずの小説化しちゃったのか。まったく別物だし、たいへんだろうな。
でも元々はショボさん、自称黒歴史の小説って言ってなかったか?
キャラに置き換えたからかもしれないけど、それでも黒歴史なんてとんでもない。
とりあえずここでは、Lとこなたのやりとりは面白いのもあったし。
痛快な場面もあったし、悲しい場面もあったし・・・
でも向こう、作者の報告欄での読者同士のやり取りならいいんじゃね?とか思うけど。
とりあえず裸待機が楽な季節になった。
タイトルとあらすじをキャッチーに、
投稿は一回につき5000字ほどを目安にして引きを意識、
一日一回の更新ペースをスタートダッシュでは維持
が、なろうで巧くやるコツだというけど、あらすじもうちょっと改良の余地があるかもしれないっす
あらすじが、初見だと文量多いし話の筋が見えづらいので
自称編集者様が増えてきたな・・・あっちはあっちでって読めないんじゃろか
ローカルルール守れない荒らしだらけだな
管理者がいるところに移転したらどうかな
そもそもショボンさんがこっちはこっち、向こうは向こうって言ってるのに
向こうは雑談できない・・じゃあこっちでするか。って発想がね・・
個人的にはあっちで変な編集に目を付けられて酷い事にならないか心配だけどね
それを考えるのはショボさんであって俺らが心配することじゃない
>>195
最初の作品であの順位は普通に凄いと思う。
これ以上上げようと思ったら、組織票でレビューと感想書きまくってポイント上げるしかないような
正直雑談出来ないのが辛い
今なろうの方読んでたけど今日も修正してたのね(^ω^)改行とかの細かいところ。
ショボさんほんま乙
これ毎日10ポイントごと評価上げれるのね
いつまでやってんだコイツら
興奮状態だししゃーない
少しすれば落ち着くだろう
へー、このスレを小説にしたのか。
そういや、最初の方をリメイクしたいって言って気がしたが
これはその代わりかな?
そんな感じかも知れません<リメイク
作り直そうとおもって見直したらひどかったんです
それで再構成してるうちに投下しちゃえポチーみたいなところもあったのかしら(´・ω・`)
もっと投下しちゃえーポチポチポチ
羊羹マンの出番かと思ってたら、まさかの本人降臨www一通り盛り上がって落ち着くまで静観か
まとめでしょっちゅう読み返してたから、そのつもりで読んでる
原作小説のようにもノベライズのようにも思える不思議な感じですな
向こうこそ、完全ご新規さんが多かろうから、こっちの話はタブーなのかな
だとすると両方にまたがる雑談は、こっちでしかできないなぁ
そもそもあっちは雑談できない仕様?
読者が群れて雑談するとかろくな事にならないのは
やる夫界隈でも分かり切ったことじゃん
集団でポイント稼ぎとか
しょぼさんにランキング操作とか工作の疑いとか
よけいな疑念がかかるようなこと言ってるバカも出始めてるしな
向こうが雑談禁止だから向こうのことはこっちでも雑談禁止は当たり前
我慢できない荒らしだらけだし
このスレも管理人がしっかりいる板へ移転をおすすめする
リメイクはどっちのほうなんだろう?
やっぱAAスレに立てる前の原作?
ずっと前にショボさん自分で黒歴史みたいに言ってたけど、AAの力を借りてるにしても面白い。
テロップも考えてたんでしょ?
でなきゃAAの地図とか持ち出さないだろうし。
ショボさんさり気なくツイッター始めてる
始まってるか?
検索にひっかからないんだが…
>>216
君凄いな
テロップw
そういえば編集って何?
なろうって好き勝手に投稿できないの?
編集って人達が跋扈しててその言うとおりにしないと削除されるとか?
「ここはこうしたほうが良くなります」ってただの読者でありながら
自信満々に他人の作品に有識者ぶって口出ししてくる人を
揶揄して「自称編集者さま」って言ってるだけだよ
>>216
棲み分けしようってショボンさんも言ってるよ?
宣言がない以上ちゃんと分けて考えような。
>>216
少しずれてるんだよ
変な編集ってのは自称編集様のことじゃなく、出版社の話だろ
書籍化目的の出版関係の人間に目をつけられて、
そっちのゴタゴタでこっちのストーリーまで影響出るんじゃないかみたいな皮算用だ
このスレが面白いのは事実だが、向こうで人気出るかは運が絡む
あまり過剰に評価されることを期待しても失笑を買うだけだぞ
ショボンさん自身が書籍化したいって言って投稿始めたわけでもあるまいに
こっちとあっちの棲み分けしたくて控えてたんだが
編集機能ってのがある。
文章の書き方はネットでのコメの書き込みとちと違う。
段落つけたり場面変わるところでは記号並べたりして。
リアルの会話と回想の会話との違いを出すためにカギカッコを変えたりとか。
うわ、しかもマジレスまでして俺恥ずかしすぎる。
ない夫だと少年より青年って雰囲気なのは顔が長いからもある気がする
>>228
おいおい・・やらない夫は整った目鼻立ちをして、
町娘の注目を浴びるほど美形なんだぞ(Episode II:序章より)
顔が長いなんて事はないだろ。きらきーに怒られるぞ
>>229
はいエア読者か悪意のある情報操作乙
514 名前なんて無いだろ常識的に考えて 10/12/01 22:07:27 ID:yEAf3A/7
乙
やらない夫ってイケメソ設定なのか?
517 ショボン玉 ◆FrtuoSIf66 10/12/01 22:09:33 ID:Bzh1DU7h
>>514
やらない夫は二枚目と言うよりは、
目立つ顔立ちと思っていただければ
380 ショボン玉 ◆FrtuoSIf66 10/12/01 21:03:07 ID:Bzh1DU7h
整った目鼻立ちと、
百八十五はあろうかと言う、人間の成人男性の平均から頭一つ飛び抜けた身長、
そして少し低いがよく通る声。
町行く娘達の視線を確実に集めながらも、それに気づかない様子の彼は
黒曜石のように艶やかで底の見えない瞳を巡らせ、
小綺麗な町並みや穏やかな雰囲気の街路を見回していた。
と、あったから美形だと思い込んでしまったわ、スマンな
エア読者は否定できないが、情報操作のつもりはないぞ
美系って言うと悪意があるのか・・・(曲解
>>230
ニッカツスターの目力ある役者みたいな感じか
そりゃラオウがパパだもんなw
これ読んだら美形って勘違いしてもしょうがないだろ…
しかも書き込みクッソ古いし
俺もやらない夫は美形だと思ってたわ
初期の頃はそーゆー描写が多かった気がする
美しい・キレイ系というより男らしい・格好いい系?
ラオウの息子だし、藤岡弘でイメージしてた
やらない夫の顔で固定されてしまって、美形も何もアレしか出てこない
でも目力はありそうだw
向こうの主人公だと青年と少年の間の凛々しい感じなんだろうな
まあ美醜なんて文化形態で変わってくるもんだし。例えば飢餓の心配があるような所だと健康的に贅肉ついてる人が美人ってされたり。
でも俺も読んでてない夫の顔から中々離れられないw
普通にケンシロウイメージだったは
眼力も鍛えられたからな
銀ちゃんの装備選定にも大いに役に立った!
トンファーもかっこいいんだよ!
そういや、ラオウの息子っていたな
作中では可愛い系の少年で、どっちかっていうとトキの子供時代のほうに似てたたな。
叔父と甥なんだから似てて当たり前だし、育ったらトキみたいになるのか?
サウザー系はやだなぁ
大人のハート様も赤ちゃんみたいで可愛かったけど少年時代はもっと可愛かったから多少はね
Ep.1読み返してて気づいたけど
オークション会場で注文したブランデーって
お財布がぴーぴーのヤン先生に飲ませてた銘柄だったのね
こういうの見つけるとちょっと嬉しい
よく銘柄から製造年まで覚えてたよな
描写は無かったけどそういう話も真面目にメモって頭に入れてるやらない夫が目に浮かぶ
第四騎士団は西方警備じゃね?
>>231
精悍や凛々しい格好良さと、美形は違うものだからしゃあない。あまり気にすんな
我慢できなくなって読み返し始めたけどやっぱキラ編は凄まじいな
小説版で追加されてる情報は、AA版にも反映されてるんでしょうか
団長とエンジュが幼馴染だったような話はなかったと思うけど
別の世界線の話にかみつくなよ
別にかみついているわけでなく、情報の補完になってるのかなと
ミツカミの話とか含めて
ノリがママンになってる件も補完なのかと
それから向こうの話はこっちですんな?
だから別物として扱えばいいわけでAA版はAA版、小説は小説って言ってたでしょ
大筋は同じだろうけど細かいところは小説にするにあたってショボさんが色々手を加えてるんだろう
小説版の話は全部感想の方に書けよ
全てショボンさんの負担になるがな!
(´・ω・`)テンプレ読めない子増えた?
テンプレ読めない子はしまっちゃおうね
読んでもスルーしちゃう子もしまっちゃおうね
ぶっちゃけシャボンさんが自治しないとこれからも小説版の話をすると思うから雑談所作った方がいいぞ
・・・雑談所ってないよね?
名前間違えたごめんよ><
なぜ雑談所があればそこで話すと思うのか、これが解せない。
>>1 テンプレ読もう、な?
この作品に関する雑談はフリー
向こうは別の世界なのでお断り
向こうの規約だからリンクしているだけで
ここは向こうの雑談場所でも質問受付場所でもないです(´・ω・`)
なんか書き込みがトリガーになっちゃったみたいでごめんなさい
最近強く注意されないと行動に反映できない人が増えてきた印象がある
世代の違いなのかね
レス>>1 を読んでないだけだろ。見慣れたスレだと読み飛ばす奴は良く居るし
それが悪いことなのは間違いないが、もう暫くは作者が繰り返しアナウンスするしかない。
小説版作って、こっちとあっちを分けたい以上その責任は有る
あと自分が悪いと思ってるならその言い訳染みた愚痴はダサいな
あ、愚痴の件は>>264 宛てね。念のため
管理人いない板でテンプレだけで自衛できるなら誰も苦労しないよ
まぁ嫌な人間追い出したかったら自分で板立てるしかないわな
なんでもいいけど雰囲気悪くするのだけは勘弁な
>>最近強く注意されないと行動に反映できない人が増えてきた印象がある
ブーメラン乙
やらない夫の成長が気になって夜も眠れないせいで朝に寝て夕方起きてる
>>264
自意識過剰乙
ようやくオブリとスカイリム一段落ついたけどやっぱTESみたいな剣と魔法のファンタジー物は面白いな
スカイリムやってて思ったんだけどやらない夫達の世界では国家間戦争ってないんかね?
EP1ではクーデター、EP2、3は悪役魔法使い、EP4では賊系、かな?
もしあるとしたら調停役で入るのか、片方に加担するのか…EP5以降であるのか期待してる。
あとスカイリムやってて思ったのは先天的後天的どちらであってもやっぱりドラゴン要素は外せないよね
やらない夫は後天的みたいだけど。でも名前に「D」が入ってるから先天的なのか?
モンスターとかの外敵が危険すぎて、基本戦争やってる余裕ないんじゃね?
とはいえ、オロナインはエゥーゴに戦争仕掛けようとはしてたみたいだが
>>273
第一章でクーデター軍が戦争仕掛けようとしたけど頓挫してたな。
それ以外だとちょっと記憶にないな。
戦争に関しては銀ちゃんと一緒にいる時にいろいろ話が出てた気がする
スカイリムをプレイ中
スタミナ回復薬をがぶ飲みして深夜街道を走っていたとき
このスレを思い出してにやりとしたわ
1から読みなおしてるんだけどきらきー死ぬんだよなこれって考えたら読み進めるのが辛い……
きらきーは死んだんだ
いくら呼んでも帰っては来ないんだ
もうあの時間は終わって、君も人生と向き合う時なんだ
今こそ銀ちゃんと向き合う時
まだ慧音さんのことすら吹っ切れてもないのに…
雛莓 誰か忘れて無いかしら?
雛苺?知らない子ですね
だわ・・・だわ・・・
janeがぶっ壊れて再取得してから
久しぶりに見たらなんかすごい事になってるー
以前見かけた富士見からの文庫化がついに実現するのか(違います
書籍化しても見捨てないでね
ダンセニア村が大都会になるまでは見捨てない
そんなことになったら神聖樹がだなw
まだあわてるような時間じゃない
はい
いいえ
連休に動きなしか
忘れているかもしれんが今日はコミケ最終日…いや違ったお盆だ
暇は暇なのですがオヴォンヌが出勤に関係ない仕事なのです(´・ω・`)
次回のシナリオは八割出来ってところですが
一部没にするかどうか悩ましい部分が出ててうーんうーん。
あせらず納得のいくものを作ってくれ。
全裸で待機しとくから
中ボス・オヴォンヌ出勤
ゆっくり待ってるよ!
そうやって進捗状況を教えてくれるだけでも、私たちは歓喜の鳴き声をあげるのですブヒィー
全裸待機余裕よー
暑いし無理しないでショボンさんのペースでおながいします
涼しくなってきたねー
服着た上で全裸待機してるからまだ余裕
ちょっと何言ってるか、よくわからないですwwww
素っ裸の下に服を着ているのはわかった。
紳士たるもの靴下は履かんといかんぞ
ネクタイとハンカチも忘れてはいけない
紳士たるもの何時如何なる時も身だしなみには気を使わないと
台風も来てる〜
まだ余裕
書籍化が内定してるのか知らんけどこっちのほうが感想や感謝が多いと思う
スルー検定のお時間です
小説のほうが忙しくてもうこっちの投下もないよ
のんびり待ってます
読み返したらまたわくわくが蘇ってくるよ!
もう帰ってこないのか
コイツ本当にわかりやすいな
ここまで積み上げた作品だ。心配するな
数ヶ月〜半年の空白なんか何度合ったと思ってんだ
ボリュームあるから読み返すにはちょうどいいよね
読み返すには辛い話もあるんだよなぁ・・・。
きらきー・・・。
同意、きらきーの部分は読み飛ばしてるわ…
読み飛ばしたまでは書かないほうが良いんじゃね。好き嫌いは人によるんで
嫌いなんじゃなくて感情移入して辛くて読めないから飛ばしてるんでない?
そっちの意味でも読み飛ばしたまで書いちゃダメだって
読み返し始めると日常生活に支障が出てくるから困る
切りのいい所でやめられないんだよなぁ
きらきーのところ辛いけどあえて読み返す奴もいる
読み込みすぎて改めて悲しいところを読まなくても思い出せちゃうんだよ
敏感になり過ぎだろ、まぁ気持ちはわからんでもないが。
逆に好きなところと言ったら、やっぱ流石兄者のワカメ討伐と村復興編だな
読み返せないほど辛いって言うのの何が問題なのかわからん
それだけ感情移入できるほど作品が面白いってことだろ
昔の話だが
ばあちゃんと蛍の墓を見てたら、婆ちゃんの疎開先の思い出スイッチが入ってボロボロ泣き出して困った事がある
やっぱり辛いもんは辛いんだと思った
いやたぶんお婆ちゃんはあの主人公の不甲斐なさに泣いたんだろう
あの年齢なら仕方ないと思うがなあ
さてさて、次回はいつになるのやら・・・・・・
こっちの話が進まないのは残念だけど
小説が更新されているとショボさんが健在だとわかってちょっとうれしい
スマホだと触る時間があるって言っててたからな
さすがにやる夫スレはスマホではつくれないw
元々オリジナル小説だったらしいしそれをなろう向けに加筆修正するんなら割と楽にできそうな気もするしね
ぶっちゃけ今のペースだと終わるの何年先になるの?
5年先なのか50年先なのかによって見る頻度変えようと思う
好きにしろよ
そんな個人の呟きまでスレに書き込まなくて良いんで黙って好きにしろよ
>>334
200光年先になるから自分のペース見極めるんだぞ
>>334
次の投稿は100年先になるからもう来ないでいいよ
君ら議論にならんなあ?
投稿ないんだから雑談しろよ
議論になる話題ってなにかあったっけ?
水銀燈が生きて無事やらない夫と別れられるか、それとも新たな傷になるのか・・・とか?
>>335
キッモwww
>>336
光年は時間ではなく距離の単位だぞ東ジョーさん
議論するよりショボンさんが書いた方が面白いし
遥かなる宇宙へ飛び立ってウラシマ効果を使えば読める可能性があるぞ
宇宙行ってくるから始まったらメテオストライクで呼び戻してくれ
分かった、始まったらお前さんに向けて火焔直撃砲ぶっぱなして合図するわ
世界観無視すんなw
やはり宇宙には愛が必要であると確信した
そう、彼こそが宇宙の心だったんですね!
小説つまらないからやめて欲しい
>>350 は>>1 を100回読んでから書き込みをどうぞ
そいつ先日からああだこうだとかまってちゃんしてる荒らしだよ
管理放棄板だからって粘着してんのさ
すげーな、久しぶりにこの界隈で基地外見たわ
他人の趣味になに言ってんだこの毒者
(オモローしてるがいかんのか)
やらない夫のほうが面白いからこっち書いてほしい
といいたい気持ちはわかる
お、久々にこういうのが出てきたか
出退勤時に小説版読もうと思ってるけど
寝て起きると忘れてるんだよなあ
そろそろ文句も言う輩が出るのは想定済み
クリスマスまでに投下が無かったら暴動に発展するゾ
休出してるショボさん見た上で暴動とか考える奴いたらそいつは救いようないね
変なのに釣られてるのを見ると恥ずかしいな
ヤンが女に、ホロが猫獣人になったのは意外だった
小説でもいいから東方胃聞録を読んでみたいな
人物紹介でトンファーって出てきてるんだが、誰の事だろうなー(棒
>>362
グルメリポートやんけ!
>>364
う、鬱フラグを折れるかもしれないし(いわれるまで気づかなかったという表情
6節を6章と空目して、ショボさん筆早すぎだろと思いました
最近現れないとおもったら書き起こすのが忙しいのかww
本として商売になるのに、苦労して無料で公開する意味が無いからじゃ?
そんな穿ってみなくてもいいじゃん。復興記書いてたころだって、本編は止まってたろ?
いちいち反応して返すお前が凄いと思う
復興記は本編じゃなかった……?
小説とこっちは分けてって言ってるのに理解出来ないガイジがおるな
リメイクしたいってた一章が終わるまで正座して全裸待機しとけ
1章が今大体6割程度まで進んでて、そこまでに4ヶ月かかっているから、
全裸待機の期間はだいたい来年の1月中旬あたりまでか
あっちで読んでて、ページの一番下までスクロールしたら、たまたま出てきた広告バナーが
ESETファミリーセキュ○ティとかいうのだったんだが、やらない夫にしか見えねぇwwwwww
とりあえず貼っておきますねー
263: ショボン玉 ◆Shobon64HI :2017/07/15(土) 22:48:10 ID:4qtsBGYI
この作品に関する雑談はフリー
向こうは別の世界なのでお断り
向こうの規約だからリンクしているだけで
ここは向こうの雑談場所でも質問受付場所でもないです(´・ω・`)
↑これはショボンさんが悪いな
掲示板となろう小説読者を舐めてるw
その程度ではいそうですかになるわけねーよw
なめてんのはテメーだガキが
? なるならないは結果の問題で
スレ主が「こうしてください」って言ってるのを悪いって馬鹿なの?
>>378
ガキしか言えないとかガイジかよwww
>>379
現実にそうなってないだろうが馬鹿かよwwwwww
クズが屁理屈こねたところでなろうじゃ作者によるコメ消しブロック可能だからな
ここもスターミーが管理放棄してるのであってローカルルール指定と削除依頼は作者の権利だ
管理板に移転されたらアク禁されるだけのキッズが喚いたところで善悪と決まりが変わるわけがない
>>381
お前も釣られている時点で同類だぞガイジwwwwwwwwww
馬鹿が大量に釣られまくってやがるwwwwwwwww
ショボさん管理人のいる板に引っ越した方がいいね
>>381
基本的に自分が悪いと思わない人種に何言っても無駄よ。
スルー安定。
その点ショボさんスルー力高いんだよなぁ
何も感じないわけじゃ無いだろうから察するに余りあるけど
ここで続けるなら荒れるのはしゃーない
嫌なら掲示板作ればいいだけだし
趣味の創作で荒らしの相手や板管までしろとかどんだけ乞食が多いんだ
別の板に引っ越せばいいだけの事だろ
スレ民発狂でワロタwwwwwww
>>388
乞食乙ww
お前らそんなに元気なら普段から雑談してくれよ
投下が無いとネタがないし無理して雑談してもねえ…
雑談つってもねぇ
読み返す方が面白いし泣けるし
雑談してもいいスレだけど雑談板じゃないから関係ない話もしづらいしな
突然冷静になりだして草
どうでもいいんだが、なんでトンファー流行らないんだろうな。
使いこなすには熟練を必要とするし、構造上、強度に難があるんじゃないか?
イチローが創始者でまだできたばっかの技術だから
魔トンファーが少ないってどっかで言ってたな
魔ンファーは少ないじゃなく、あるのか怪しいレベルの筈
エンチャンターが付与武器製造してた時代以降にトンファー武術出来たとかそんだったような
強大な敵には只の武器では対応できないのもあって余計人が増えない
やらない夫が買ってたトンファーがいつ流石兄弟に渡るか楽しみ
兄弟で奪い合うんだろうなぁ
トンファーって二刀流のイメージあるから、兄弟で4本いるなぁ
一本ずつ、対になるように持って合体技とか…素敵やん
一対で使うとしても、一つは魔ンファー
一つは普通の業物で良いんじゃね?
他の武器だと二刀流するからって二本とも同一の武器使うほうが珍しいよな
ソウイエバストライダー飛竜も確かトンファ ーの剣だったけ?トンファーって凄いよな
掛け声とともに全然関係ない技繰り出すから片方普通の方が都合よさそう
何いってんだ、かけ声の技名にトンファー使ってるだろ!
>>402
ヨーロッパ剣術での二刀流だと左右で長さの違うものを攻撃用と防御用で使い分けるけど
東洋(日本に限らず)系の剣術だと同じ長さの武器を使う場合がそこそこあるみたいだよ
西洋の二刀流は二刀流って言うより
片手は剣の形をした盾って考えた方がより近いからなー
>>403
いえ、彼の刀はサイファーって名前でトンファーとは何の関係もございません(マジレス
早くしょぼさん戻ってこないかなー
やっぱりAAがないとイメージつかみにくい
そも魔法武器って再現出来てないのかね?
材質はミスリルとかそんな感じっぽいが。
製法か材料が失伝してるんでしょう、現代にだってダマスカスソードみたいな作り方再現できてないのあるし
技術って現物作れる人が生前に伝授してかないと今でも意外にあっさり断絶するのぜ
>>現在の技術で魔法の武具を作るのは大変な費用と労力が必要であり、殆ど行われていないのだ。
無限の財布なら魔トンファーも製作可能?
ドラゴンの角とか魔獣の骨とかを削り出したりするのかね
流石兄妹が魔旋棍の存在を疑ってたから再現は無理なのかあるいは一般的でないだけか・・・
俺としてはイチ=ローも叫びと共にキック食らわせてたのかどうかが気になる
バントの構えからホームランくらいはやるだろう
最初スルーしてたが金糸雀の仲間に戦士イっちゃん(イチ)がいるんだな
千年前の話だからトンファーのイチ=ローと同一人物か
何周しても新しい発見があるからこのスレ読むのはやめられない
マジか気づかなかった
俺も読み直すか
俺も投下までにもう一度読み直してくるか
>>417
どこらへんだっけ?
>>420
チルノから金糸雀の情報を聞き出すところ スレ52の72
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/14429/1455444637/72
千年前という話も近くにある
ついでにイチ=ロー旋棍術の話は少年達は大志を抱くイツキ編 スレ33の931あたり
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/otaku/14429/1312104248/
寒くなってきたねー
ダンセニアどうなるか気になるわ〜
続きまだか?
うろたえるな小僧ども!
へくし!
>>425
お前は何様?
あれでしょ
聖闘士星矢の…名前忘れた
キキ
の師匠の師匠
なんだ。
ジブリの猫の宅急便か
板が大変なことになってるな
sage外さないと落ちるか
なんだろな
こわいな
もう止まってるの見ると、過去ログ送りにしたいスレでもあったんですかね。
よくわからんがスレの危機をお前らが救ったんだな?よくやったぞ
これはもう移住不可避か
スレは守れたけど、新スレが立てられなくなってしまったか
そもそも管理放棄の板に居続ける意味も分からんかったし
つかショボさん見てるんかな
見てない可能性あるんじゃ…
>>438
タイトルに難があるが、荒し立てされたスレを乗っ取って、次スレに利用してる作者の人がいるみたいだな
長年こちらにお世話になって心苦しいのですが
さすがにお引っ越し先を探さないとですかね(´・ω・`)
他の見てたスレは引っ越したみたいだし流石に限界が近い
ううむ
決まったら教えてくださーい
まぁそれが良いよね
ある程度ルール守って欲しいみたいだし
ダンセニア村が引っ越すと聞いて
これ強制移転狙った荒らしだと思うんだよな。
何かそういう奴の思惑通りになるのは癪だ・・・
>>447
変にこじれてスレが汚されるほうが嫌かも
>>447
勝手に勝ち誇らせていればいいのさ
そして出て行く時のこう言えばいい
「お前はそこで乾いていけ」
>>447
君が板作ってもええんやで
ひさびさにショボンさんの書き込むきっかけになっただけでうれしい
思惑通りでもなんでもいい
おらお前ら早く 良い移転先案を奏上しろ
引越し先案:個人板
普通のやる夫板あたりでいいでないの
後はヒロイン板?
狐版も方舟もあるぞ!
できればjuneとかで見られるのが良い
普通板は見られないし
見れるぞ
June・・・?
>JUNE (雑誌) - 女性向けの漫画小説混合雑誌。男性同性愛がテーマ
Wikipediaより
普通板はjaneで見れるというか
専ブラじゃないと書き込めない
したらばで新しい板が欲しいなら別に自分が立てても構わないけど
ヒロイン板やシェルター狐普通があるから別に需要ないだろうな
狐とか箱舟とか知らんかった
けっこうあるんだな
シェルターもヒロイン板も古くなってきたせいかスレ主も住民もおかしな奴が増えてきたからちょっとこわい
結局どこがおすすめなんだぜ?
方舟か狐かなぁ
よくわからないけどこのスレはいつなくなるかわからないわけでしょ?
投下が無いなら移転先にスレを立てずらいだろうけど
緊急の際の避難先だけはどこにしておくか決めておいてくれたら助かる
連絡先ならもうありますしおすし
どこなの?
遅くなりましたが明けましておめでとうございます
移転先が決まりましたらアナウンスおねがいします
雑談板の避難版がいいんじゃない?1万までいけるし
無難な候補としてはヒロイン、普通、理想郷あたりかな
前回の投下からまだ半年しかたってないのか
さいきん時が流れるのが早いわ
進捗やらなんやらがわからなくてもいいので、ショボさんにそろそろ登場してもらえるとありがたい。
いや〜、スレ主が現れないと不安になるのよ・・。
どこもそうだと思うけど、地震とか大きな事件後が一番気になるんだよな…
なろう小説のアレを更新しているなら大丈夫だろう
そっちもしなくなったら心配するが
ツイッターフォローしとけよ、うざったいやつだな
アナウンスもないのに解るわけないだろ、底意地の悪いやつだな
お前ら少しは落ち着いて下剤でも飲んでろ
あれ?お茶と書いたつもりがなんで下剤になってるんだ
ツイッター見たらとんでもない文字数書いててワロタ
200文字原稿用紙にビッチリ書いても55枚分になる長大な文章が「一章7節その⑦」とかどーなってんだ
やっぱこの人スタンド使いか何かなんじゃねーの
アナウンスがない?
じゃあ何で俺はこのスレしか見てなかったのにツイッターフォローできてるんだよ馬鹿か
自分が見落としてるだけじゃねーか。ホント厚かましい奴多いな
小説なんてやめてこっち作ればいいのに
どうせあのポイントじゃ書籍化は無理だろ
スライムとか関係ない話の設定挟むからテンポが悪い
荒らしに半歩以上踏み込んでるぞ。帰れなくなる前に止すんだ
ああ、小説のほうなのね
でもこれって最初のほうで呟いただけでここの連絡先って感じなかったんだけど
連絡先らしいから一応貼っておくわ
@ShobonDama_N
おい、赤の他人が人の連絡先伏せもせずに簡単に張るなよ
荒らしとかわんねーぞやってること
マナー悪い奴増えたなホント
そもそもここの連絡先じゃねーのに何思い込んでんだろ
生存報告が欲しいだけならそっち追っかけろってだけで
作者が同じだからってAAスレの連絡先じゃないから混同すんなよ
小説は小説、AAはAAで分けろって言われてたろうが
わざとやってる奴に何言ったって通用しないよ
所詮匿名だし大事になれば捕まる時代だし放置がベスト
正直あのツイ垢がどんな立ち位置なのかわかんないわ
向こうだけかとおもったら初期にここのまとめのことをツイートしてるし
まぁ今の信者はここ見てると自分以外全部敵に見えてるんだろうなって思うよ
ID:gvZoXpT6
別にここからのリンクで行けるところだけど
マナーの問題なのにホント頭悪いのかアスペなのか……
なら上に居る「俺ツイッター知ってるわー」ってやつにいってくんない?
知らない人間からすれば連絡先知りたくなるだろうが
自力で調べろよ。調べさせろよ。アホか
なに責任転嫁してんだよ
ない夫読まずにむこうだけの読者なんかいないんだからむこうは賢者の石の話すれば良いのにね
というかやっぱりこっちの続き読みたいわ
自分の都合のいい解釈しか出来ずにあつかましい事言ってんなよ
>>490
今、管理者不在だし勝手に載せるのはちょっとまずいね。
書籍化狙ってるんだからいきなり賢者の石より王道ファンタジーやろ
こんだけ住人の質が酷いと
もうこっちに戻ってきたくなくなるだろうな
自分の目につく場所に、自ら汚物を撒き散らかす人たちにゃ、そんなことは理解できまい
なろう小説はある意味ピーク過ぎちゃたもんなぁ。
もうちょっと早く乗り込んでればもっと読者ついてたんだろうけどさ。
あとこっちで何度も読んだせいでキャラ名に違和感しか感じなくなっちまってるわ。
飽きたんでしょ
毎回必至だなコイツ
そんなにギスギスしてたらこっちに戻ってきたくなくなると思うよ。
しょぼんは約束を守らないようです
ショボンはエターナったようてす
何か湧いてるな
また信者が湧いたのか
まあなろうに手を出すと言い出したときからこういう状態になることはみんなわかってたよな
それでも応援はするよ
数あるやる夫やらない夫シリーズの中でも群を抜いて面白いよな、これ
続きが待ち遠しいんでこっちを優先で書いてくれ〜
同意
待ってようぜ
世界観が練られてるからなのかね
時折本編とちょっと外れた注釈が入るのがすごく好き
この世界観だからなのか俺はキルお達の村っくりが好きでしょうがない
分かるw
徐々にだが人が集まって行くのがいいね
特産品もまたry
まだ待ってていいの?
こっち切ってなろうだけに集中するならそう言ってくれれば諦めもつくのに
ここしばらくない夫関係のツイートだけ返信返してなかったけど
今日は珍しく反応してたな。もうどうでも良いです
どうでもよかったらわざわざTwitter見たりスレに書き込んだりしないだろう
本当は滅茶苦茶続き待ってるくせに
他人の不幸を望むだけのクズ
埋め
生め
約束埋め
守る埋め
やら埋め
ない梅
あ
お埋め
54埋め
エター埋め
未完埋め
aa埋め
埋め
AA埋め
動悸埋め
息切れ埋め
原作アレルギー埋め
閉じ埋め
英雄埋め
守らない埋め
暇なヤツだな
照れるわ埋め
このスレ以外は見てないんだけど、どっかで、ここ埋めといてってショボさんが言ってたの?
ただの荒らし
ありがとう
ツイッターとか、なろうのコメ返しとか、雑談所とか、ここじゃないソースが別にあって、俺が不勉強なのかなと思った
うめうめ
ゴミの日埋め
ちょい埋め
腹いせ埋め
土曜日埋め
月曜日のお昼埋め
火曜日の夕方埋め
週末埋め
きらきー出てきたら教えてくれ
きらきーは死んだ!もういない!
きらきー死亡埋め
早すぎた埋葬
この板って管理人不在?
ちゃんと管理されてる板なら通報もできるけど>>1 が不在じゃなんもできないな・・・
この板は管理停止状態みたいなもんやで
こんなスレでは無かったはずだがどうしてこうなった
管理人不在とか荒らしの格好の的だからな
他のスレもこんな感じで潰されたんだよな
1が居たとこは他所に避難したけど…
羊羹マンとかいたなぁ
今見たらショボン氏の投下が遅いうんぬんで荒れてたんやな
ダンセニア村はみんなが時間をかけて復興してるからな
復興を手伝えない分、投下はゆっくりまてばええんやで
GW埋め
どんな面白いものも完結しなけりゃ創作物としては0点
エタるんならさっさと宣言してほしかったな
祝日埋め
日曜埋め
GW明け埋め
生きてることさえわかってりゃ十分待てまーす!
帰ってこない埋め
土曜日埋め
水曜日埋め
金曜日埋め
土曜日埋め
水曜日埋め
金曜日埋め
土曜日埋め
管理人が居たら定期大掃除でスレストされてるけどな
いないから埋め
水曜日埋め
木曜日埋め
土曜日埋め
日曜日埋め
月曜日埋め
水曜日埋め
小説化なんて完結してからすりゃよかったのに……
完結しない埋め
木曜日埋め
金曜埋め
前回投稿が2017年6月18日。そろそろ1年になってしまう。
更新の意思があるのかどうかだけでも教えてほしいっす。
ない埋め
未練を断ち切るために埋めて落とした方が良いかもな
クオリティが高いからいくらでも待てるスレだと思うけどな
エター宣言もないのに悲観的すぎじゃない?
土曜埋め
むこうは頻繁に更新してるとなれば愚痴のひとつもでるんじゃない
でも愚痴ばかり言うよりこのスレが大好きで続きが読みたいってことをアピールしたほうがいいと思う
こんな愚痴ばかりの状態じゃ帰ってくる気もなくなる
そりゃ愚痴吐かれるぐらい放置してるからだろ
自業自得
だそうですので全力で見捨てて向こうに専念してくれ
こっちの続きも読みたいが捨て置かれても荒れちゃったのが悪いし仕方ない自業自得と思っとくぜ
なんか「続きを待ってる読者」じゃなくて「この機にエタらせたいアンチ」に見えてきた
勘弁して
向こうは更新中なのにこっちはなんもないんだから読者がアンチ化していくのもわからんでもないからなぁ
ここの場合1レスずつ埋めていくやつのせいで専ブラ使ってると嫌でも目につくしいっそ落としてくれた方が待つのが楽とかって意味もあるんじゃない?
向こうが区切りついたとこ(一章終了)まで待つことにしてるよ
待っても来ない埋め
続き読みたいなら愚痴じゃなくて読みたいアピールのが良いでしょ
って言葉に自業自得って返す時点でもうそれは会話成立していないアンチでしょ
アンチ認定厨乙埋め
アピールしてショボさん一度でもレスしたの
アピールしたらレス返すのは義務なの?
義理乙埋め
義務はないけどこの惨状放置してるっていうのは
どういうことなんだろうね
君が作者だったとしてこの状態のスレに書き込みたいと思うか
この状況作ったのは作者だろ
「作った」じゃなくて「原因」って言っておかないと作ったのはアンチ共だろっていう謎擁護されるぞwww
書き込みたいと思うも何も
通報なり次書いてるからやめてって言えば
止まるでしょ?そんくらいわかるでしょ?
金曜日埋め
土曜日埋め
本気でこの状況を作者が作ってて自業自得だと思えるなら自覚がなくてももうアンチになってるんじゃない?可愛さ余って憎さ100倍みたいな
自分みたいな普通のファンはエター宣言がない限りは待ってます
「普通」ってなんだろう
エター宣言してくれる作者ってどれくらい居るんだろ
あんまやる夫系みてないけど一人いたのは知ってる
エター宣言してプロット全公開した方がいましたね。
月曜日埋め
お前らなかよくしろよww
火曜日埋め
しばらくこっち書き込めないが向こうは空いた時間に携帯で書き込めるんでしばらくそっちやるっていってなかったっけ?
AAは作るのに環境が必要だしなあ
木曜日埋め
土曜日埋め
日曜日埋め
金曜日埋め
土砂崩れで生き埋め
荒らしと同一人物だろうがなかろうが、不謹慎この上ないな
認定厨も生き埋め
早く魔法使いのやる夫の活躍がみたい
土曜日埋め
日曜日埋め
火曜日埋め
金曜日埋め
月曜日埋め
日曜日埋め
真夏の夜の埋め
日曜日埋め
台風のう目
電気代50円て奇跡だよな
お盆埋め
ちゃんと毎日埋めろ
月曜日埋め
毎日埋めても、まだ1年もつな
紀州南高梅
埋めてる奴いなくなっちゃったな埋め
土曜日埋め
埋め
日曜日に埋め
aa
生め
オレはあと10年待てるぞ
埋沢富美男
水曜日埋め
木曜日埋め
久々に全部読み返した
やっぱり最高に面白い
夏最後埋め
そしてもう一周してこの時間になった
やっぱり面白いね
あっちは書籍化できるんかのう?
こっちの面白さがどうもむこうでは伝わってこないけど
あっちは書籍化できるんかのう?
こっちの面白さがどうもむこうでは伝わってこないけど
日曜日埋め
あのポイントじゃぁ書籍化は難しいんじゃねぇかね?
>>1
埋め
木曜日埋め
月曜日埋め
埋めてる奴、被災地域住みだろ…
水曜日埋め
>>664
それお前だろ・・・・
涙拭けよw
普通に停電の時期に書きこんでなかったからなんだが
金曜日埋め
このペースじゃ埋め終わるのに1年かかるぞ
1年後には作者は帰ってくるからギリギリ残すんだろきっと
日曜日埋め
読者との約束はまもらなかったようですね……
まだスレ覗いてるってことは本当は待ってるくせにどうしてそんなこと書くの
ツンデレ?
いつまでも待ってやるんだからね・・・(キパァ///
月曜日埋め
埋まるのと作者登場どっちが早いか見たいって意味では待ってる
話自体はもう諦めた
待てもできないなんて犬以下だな
Twitterフォローしてたけどこっちの話題は一切ないし諦めた…
まあある程度の運と実力があれば売れるんじゃないか?
商業化成功したやる夫作者も何人かいるし
そっちで成功すれば間違いなくこっちには戻ってこないだろうけど
たぶんこっちのことはアングラの黒歴史になってるんだろうね
万が一書籍化とかになったらここのことは闇に葬られるだろうさ
むこう興味無いけど
こっちはやる夫スレ特有の、キャラクターは版権キャラですでに確立してるところが読みやすくて好きだったなぁ
数年ぶりの来た
あっちは興味ないけどこっちはもう完全に過疎か
どうせなれねえよ
作品を作る能力に関しては兎も角として、媒体に合わせた表現方法の変更ってのが>>1 は
今まで小説で商業デビューしたやる夫作者よりも上手くないからな、ちょっと小説でってのは難しいかなとは
せめて偶にはこちらを投稿してくれれば
素直に応援できたのだが・・・
中途半端に次の投稿匂わせて放置だからなぁ
更新止まるにしても一言あればここまで敵を作ることはなかったと思うが・・・
敵とは
明確な敵はいるでしょ
埋めてる奴
分かってやってるとは思うんだけど本気で敵だのなんだのという発想が出てくるのならちょっと落ち着いてみた方が良いと思う
ただの匿名掲示板のやりとりである事を思い出してほしい
敵w
まあここでもTwitterでもイイから宣言欲しかったとは思う
タンゼニア復興記がすげー好きだったんだ
いつやらない夫と出会えるのかとwktkしてた
闇天馬の続きもなぁ…待ってたんよ…
まだ待ってる
土曜日埋め
生め
小説でも絵でも動画でも何でも作ってみたらわかるけどねー
自分の作品にネガティブなレスやコメにはHPMPがスゲエ削られるし
発表の場がそういう事になってたら顔を出したくなくなるからね
移転先を…から音信不通だしあっちは読んでないからここをたまに覗いてはため息の繰り返し
埋め
あっちの小説は微妙すぎて読む気がなぁ
もとより魅力があるキャラである版権キャラその他と比べると薄くてやはり見劣りが激しいんだよね
>>693
作品自体の批判なんてなくない?
なろう優先するならそう言えば良いのにそれもなく放置
そのうち書くとかでもいいのに完全放置
これで空気悪くならないほうがおかしい
発表の場がネガティブな環境になったら顔出しづらいって話でしょ
揚げ足取るのもそうだし、空気悪くならない方がおかしいって言って悪くするのも正当化
そりゃきたくもなくなるわ
月曜日埋め
ネガティブな言動を許すな
活動はしてるのにねぇ
まあ期待はせずに待つ
商業化狙ってるならこっちは版権キャラ使ってて権利関係でおかしくなるから、もう書き込みはしないでしょ。
まぁ過去に投稿した分を無かったことには出来ないが。
いい加減待ちきれなくなった連中が出てきたか
まあいっそこのスレ落として書く気になったらまた立ててくれとは思うわ
埋めてるの本人説
なんか埋めも来なくなったな
良いのか悪いのか
連休になると読み返してしまうな。
次回は10月中・・・は無理としても、11月中、いや、百歩譲って12画中の更新をお願いしたいところではあるな
おっと失礼。集われるようですと誤爆してしまった
月曜日埋め
土曜日埋め
日曜日埋め
金曜日埋め
土曜日埋め
日曜日埋め
火曜日埋め
もう水曜日だぞw
水曜日埋め
木曜日埋め
金曜日埋め
土曜日埋め
火曜日埋め
ハロウィン埋め
渋谷炎上埋め
金曜日埋め
金玉埋め
火曜日埋め
木曜日埋め
あばばば
あわびゅ
土曜日埋め
日曜日埋め
1週間ぶり埋め
火曜日埋め
水曜日埋め
毎日埋めようと思ってもついつい忘れてしまう
木曜日埋め
多分金曜日埋め
土曜日埋め
やばいな何回読み直しても泣けるわ
埋めが感動してもらえるとは、やってる甲斐があるな
11月最後埋め
埋め
12月の始まり埋め
ひたすら埋め続けているのはある種感動的だわ
頑張って1000を取ってくれ
>>743 が埋めるの手伝ってくれたぞ
一息にやらんあたり、まだ未練あるよね
埋めてるの3人くらい居るからな
年末カウントダウン
30
梅
年末カウントダウン埋め
29
28
月曜日埋め
年末カウントダウン埋め
28
年末カウントダウン埋め
27
やべ、ちょっと早かったわ
1年放置に比べたら10分程度のミスなんて誤差誤差
気を取り直して
年末カウントダウン埋め
27
管理人はどこ行ったの?
スターミーさんなら数年前からいないよ
管理人いたら定期清掃でとっくにスレ落とされてるけどな
年末カウントダウン埋め
26
産め
梅
土曜日埋め
生め
埋め
宇目
ウマルちゃん
梅沢
梅宮
年末カウントダウン埋め
20
旅行行ってて埋められなかった
水曜日埋め
荒らしのリアルなんて心底どうでもいいわ
thursday
埋め
木曜日埋め
作者すら書き込まないスレで少しずつ埋めていくのは荒らしと言えるんだろうか
管理人も居ない板だしな
一息にやってしまえばいいのにな
年末カウントダウン埋め
18
これでもしょぼさん戻ってきてくれることを期待してるんやで
埋め
金曜日埋め
梅
年末カウントダウン埋め
16
年末カウントダウン埋め
15
年末カウントダウン埋め
14
年末カウントダウン埋め
13
年末カウントダウン埋め
12
きちんとこちらを完結させてからやっていれば応援できたのになあ。どちらも中途半端だからがっかりしてる人多そうだ。
せめて今後はなろうのほうで書きますぐらいは宣言すればよかったのに…
投下中も色々雑音多かったから、思うところはあったんだろうけど
「人として高潔」な主人公を描いてる作品で、人としてどうなのっていう作品の中断と
移動の仕方してればそりゃ文句も出るわなぁと
他のやる夫作者が作家としてデビューしていく中、デビューできない理由はわかる気がする
なろうのほうみにいったら
PCに触れる時間がないから再開は未定って10月に返信してるわ
向こうそんなことになってるのか
なんかあったんかねー
金もらってるわけでもない趣味がしばらくできなかっただけで人としてどうなのとか言われる作者可哀想すぎ
年末カウントダウン埋め
11
土曜日埋め
年末カウントダウン埋め
9
年明けと共に1000行くか
面白いと思ってやってるのかね
正義は我にありとか思ってそう
「うめ」のだじゃれの時はクソ寒かった
と言いつつ書き込んでる同類ww
埋め批判しながら埋め手伝うとか素直じゃないな
だいぶ埋まってきたな
来年には終わるか
年末カウントダウン埋め
8
月曜日埋め
年末カウントダウン埋め
7
年末カウントダウン埋め
6
年末カウントダウン埋め
5
年末カウントダウン埋め
3
あ
い
う
え
お
土曜日埋め
年末カウントダウン埋め
2
日曜日埋め
年末カウントダウン埋め
1
365
2019年は続きがよめることを期待!
あけおめ
別になろうの方専念するならするでいいんだが
だったらやる夫界隈のほうの現行追い抜くくらいは書き進めてほしいわ
正月埋め
結局しょぼさんは現れなかったし、今年も埋めるか・・・・・・
364
木曜日埋め
363
何の数字かと思ったらカウントダウンしてるのかw
忘れないように頑張ってくれ
362
361
360
日曜日埋め
359
358
火曜日埋め
357
水曜日埋め
356
木曜日埋め
金曜日埋め
355
新年埋め
日曜日埋め
352
351
349
年末年始に顔出すかな〜と思ったんだけどなぁ
だいたい1年になるし
347
土曜日埋め
こんな状態のスレ放置してるからなぁ
むしろこんな状態だから放置するしかないんじゃないの
作者もアンチの巣窟みたいなとこに顔出したくないでしょう
もし気が向いたらちゃんと管理人がいるとこで新しいスレ立ててほしいけどこれまで読めただけでも面白かったよ
そんならさっさとこのスレは落として新しいスレを立ててくれるのを待った方が良いね
日曜日埋め
345
月曜日埋め
343
342
ダンセニア、というよりキル夫がどうするのか見たかったなぁ・・・
木曜日埋め
まぁ別になろうのほうでこっちの最新話超えるつもりなら別に良いわ
ペースがアレだから何年かかるかわからんけどちゃんと書いてくれるならな
341
うめ
土曜日埋め
復興記の続き、早く読みたいね
領主側が m9(^Д^) されるところ想像すると笑いが止まらん
日曜日埋め
339
338
あ
い
う
え
お
か
き
け
く
こ
うめ
火曜日埋め
337
うめ
水曜日埋め
うめ
336
335
うめ
334
な阪関
うめ
土曜日埋め
332
うめ
日曜日埋め
331
330
229
228
お
い
木曜日埋め
327
97
金曜日埋め
95
94
日曜日埋め
うめ
91
月曜日埋め
89
88
87
木曜日埋め
うめ
84
金曜日埋め
うめ
土曜日埋め
埋め
79
日曜日埋め
77
月曜日埋め
75
74
73
72
うめ
土曜日埋め
69
日曜日埋め
67
月曜日埋め
65
うめ
後一息だな
水曜日埋め
うめ
木曜
59
金曜
土曜
56
55
日曜日埋め
月曜
火曜
51
水曜
49
木曜日埋め
47
金
土
44
,, -''" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄"''- ,,
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.| | _,,,,,,,,_ _,,,,,,,_ | | 珍カスよっわwwwwwwwwww
.| } ´ _ _ .` { |
r| | <_・_ヽ .., .∠_・> | ト,
.|ヽ|. `二. .ノ ; |ヽ.. .二´ |ノ | 珍カスよっわwwwwwwwwww
', | ィ ヽ、 .| /
゙| '´ `⌒T⌒´ `' .|''
| '、 .くiココココココ.> .,' .| 珍カスよっわwwwwwwwwww
.\ ヽ, `ー――‐' / /
|\ 、 , /|
-''"´|\`\___,/´/|`"''- 珍カスよっわwwwwwwwwww
855: どうですか解説の名無しさん@転載は禁止[sage]
2014/10/23(木) 18:18:04.61 ID:ggPDF2hJ [3/4] AAS 3位で倉本なら十分だべ
858: どうですか解説の名無しさん@転載は禁止[sage]
2014/10/23(木) 18:18:05.52 ID:4ou6Qma/ [21/22] AAS 倉本キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
907: どうですか解説の名無しさん@転載は禁止[sage]
2014/10/23(木) 18:19:01.69 ID:kIUAmBKK [19/20] AAS 3位倉本は大成功だろ
364: 風吹けば名無し@転載禁止
2014/10/23(木) 18:18:21.92 ID:x5Au7UH2 [5/10] AAS 3位倉本なら上々っすわ いやー、今日はいい日だ
465: 風吹けば名無し@転載禁止[sage]
2014/10/23(木) 18:19:35.30 ID:MhMzp60U [2/6] AAS どっかのブログが3位倉本、はああ? とか言ってくれないかな
468: 風吹けば名無し@転載禁止 転載せんといてや ?
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ヽ ヽ 、,__./ __/' ┃ ┗━┛
\ ヽ__/,' _ /' ┏┛ ┃
\__.'! 〈 _, ' ┏┛┏━┛
' ┗━┛
38
批判しようがなんだろうが待ち続けたみんなお疲れ、もうすぐスレも埋まっちゃうな
本当に楽しみにしてたから残念だけど作者さんが書きたい作品なろうでかけてるように祈ろうぜ
ショボさんが続ける気があるなら、ここじゃなく違うところでスレ立て直して続けてほしいね。
35
月
良い悪いは置いといてショボンさん不在のままスレが埋まるし
勝手に次スレ立てるアホが出ないことだけを祈ってる
この板もう立てられないだろ
ショボさん以外が立てたなら放置かスルーで良いし管理人いるなら削除対象にもなるだろうし
俺はまだ本人がスレ立て&誘導してくれると信じてる
月曜日埋め
おーおーおーおーおー♪
( *^◯^)-‐‐、
( -、 ⌒`つ ♪
 ̄  ̄ ̄ ̄
ノ) ♪
や・す・あ・き!/ ノ
( *^◯^)' ./
( -、 ~⌒`つ ♪
 ̄  ̄ ̄ ̄
☢ ☢ ☢ ☢ ☢
☢ ノ⌒つ ☢
☢ (::::::::<_、 ☢
☢ 《/::::::,,::::ゝ ☢ でもカープには
☢ (●▲●),ヘ ☢ "被爆者手帳"
☢ ,ヾ ̄ヽy)~//、 ☢ があるけぇ───。
☢ 8(゙゚・゚)8 (彳从)))(二ノ.8(´゚・゚)8 ☢
☢ 《 人》 ノ━━┿》」 《´人》 ☢
☢ |8゙゙゙| <ケロ从,イドゝ |()゙゙| ☢
☢ .原原 ┷ ┷ 爆爆 ☢
☢ ☢
☢ ☢ ☢ ☢ ☢
ボカ
\ ☆
| ☆
ボカ ⌒ヽ / ボカ
\ (´⌒ ⌒ ⌒ヾ /
('⌒ ; _ ⌒ (☆…●#)::⌒ ) ボカ
ボカ (´ (#`ω') ::: ) /
☆─ (´⌒;: ::⌒`) :; )
(⌒:: :: ( :; :; ⌒ )
ボカ/( :: ::ゝ ヾ )
イェイ!イェイ!イェイ!ウォウ!ウォウ!ウォウ!
☆
-=≡ ∩ ∩
-=≡ .ヽ('ω`) /
-=≡ ( /
-=≡ ( ⌒)
-=≡ し し'
┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"
__________
[ ]
-=≡ ('ω`) / θθθθθθθθθθ\
-= /、_○==○|θθθθ胃薬θθθθ|
-= (_⌒) ||_ || |θθθθθθθθθθθθ|
- (/し' (_))) ̄(_))) ̄(_))) ̄(_))) ̄(_))) ̄(_))) ̄(_)))
⊂(*^◯^*)つ-、< なに?きみらも公式になりたいの?
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|:::|/⊂ヽノ|:::| /」
/ ̄ ̄旦 ̄ ̄ ̄/| (・´ ) ▲● )(ω` )
/______/ | | と.、 iと.、 iと.、 i
| |-----------| しーJ しーJ しーJ
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( ( ̄
GO FOR IT! 開港横浜! \\
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(*^◯^) (*^◯^) (*^◯^) (*^◯^) (*^◯^) (*^◯^) \\
\\\□( O┬O ( O┬O ( O┬O ( O┬O ( O┬O ( O┬O ) )
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`ヽ `ー-'_人`ーノ
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ポ ジ ハ メ 人 形 劇 場
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||/彡 ̄ ガチャ
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||. (*^◯^| うわっ、こっちはBクラス!?
||oと. U|
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彡 ̄ ̄ パタン、
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/ / 6三ノ
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― / ん、 \ \
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人, ’ ’, ( ̄ /
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知ってたはずだろ?ハメカス…
僕が下らないジョークが嫌いだってことをさ…
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おおおおお! おおおおおおおお! おお! おお!
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────── | やすあき | |
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|| U三二一 U三二一
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人 ,-― 、
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丶_ ノ 。 ノ、 。|/ ノ ̄ 公 ::::::::::::::::::::::) /|l 便 / |"
`ヽ `ー-'_人`ーノ ( ::::::::::::::;;;;;;;;;;;;人 ノ /、 // }
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> ファイターズがいたぞ殺せ! <
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\\ .| 公 .:|
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ゝ, ニニ⊃ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜| 》〜
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/ \ 人_ト、__ノ、_,ヘノ\_ノヽノ、
/ ヽ、 人/ \__
l /\ /\ l _ノ
__l l__ _) 絶対に許さんぞネガケロども!!!!!!!
/ ̄| | . |* γ ⌒ヽ * | | __ノ
/ | | |l i i !| | ノ じわじわとなぶり殺しにしてくれる!!!!!!!
\\ | |. |`、 ヽ ___,ノ ,/リ <
\\.| | ヾ\ /〃 | ) 一人たりとも逃がさんぞ覚悟しろ!!!!!!
、 \ノ^,ニ‐-ァ  ̄`ー-----一´ ̄/ | ^ヽ
\ // ,/⌒i、_\\_____// .| | ⌒)
{ i | iヽ`ー-----― ' | |  ̄ヽヘ/⌒ヽ/\i'\へ/⌒Yヽ'^
i } _| |
i';i
/__Y
||鬼|| (゚)(゚)ミ グエー死んだンゴ
_ ||殺|| /⌒\ つ ミ
\ ||.し|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ `./⌒ i ` /ゝ
||\`~~´ (<二:彡) \( > ('\\
||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄\`つ ⌒ _)
.|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
シュシュシュシュシュシュシュ シュッシュシュッシュシュ
(''('ω`)'') ('ω` ))) シュ・ウ・ヘ・イ…
`, -、 ,ノ と つ
(( l,___,! ヽ ヽ (⌒,ノ)
ヽ.__) l,_,ノ
/〃
(^○^* )
⊂ 〈 ヽ
ゝ _)_)/ 滑ってるんだ!
/(_ノ´`ー'./
γ⌒ヽ、、 ノ
ゝ----‐''"
∠ニ, -─-、
||{===±=} /叉\ギギッ
||i( *^◯^*) //ノL\\
||( つ¶0 ///  ̄\\
/∠|| ̄]__》 〆∠/ \\
|―‐‐\|韭|\__√@/ )夊
| ̄ ̄ ̄ ̄l二二|_ノ ________/_ノ
∠三l三l三l三l三l二 [_i;_;;i_ _,i__; i ;i_]
((◎)二二二二二(◎))=[〈 i;:;i _ i_ _,i__; i
`======='゛ i ;_ i_ _,i__,i ;;iiww
,、-‐''"´ ,','
,、-‐''"´ ,','ニニニニニニニニニニニノ コ 時 開 て
''"´ィ! , ; . ,',' ____ ) ラ. 間 幕 (_
iヽ ._ /i . . // / \ ァ だ 戦 (
レ’|/-/ iー .'7 // /∧ ∧ \ !! ! の >
/! \/∠/ . ,イ . / γ ⌒ヽ \ ,ィ⌒ヽ、. ア
 ̄/\ ,ヘ/. ,'.i .| * i i * | .( ノ k
くi k_./i,イ/ . i .| . \ ヽ ___,ノ /⌒/ i て
\k、 .リ . |.| /ヾ'ー--、,_, _,.-‐' '" \ ,'`ー '´i、 (`
r' .〉'´ iン . .| .,ィ'´ ̄`ヽ | | 'i⌒iY´⌒
tァ ̄ . 、|.l.||,,. | ./三三.互.',ヽKO|HAMA i ,′| i.|
.. \ i| ! |..`|... . i三三三三 i i | /`ヽ、', /. | i.|
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ヽヾ、 .. . ヽ、 . | ○ C ...| i.|
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('ω`) そ ∑ ∧∧∧
( ・`ω・´)彡 (●▲●) ミ(;虚;(゚);.";)<なっ…>
/ ヽ ノ ヽ / ヽ V V V
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\从人∧人∧/ \从人∧人∧从/
< ブ て > < ル >
< ッ め > (二二ニニ(*^◯^*)m) < ト 犬 >
< 殺 │ > ∩∩ ( ノ < ォ >
< す ら > ∪∪ / ∧ ヽ < ! >
/VV∨V∨V\ ○○. (_) (__) /VV∨V∨V∨\
● ● ● ● ● ● ● ●
● ,ヘ/ヽ ('ω`)_ ●
● ゝ_ )_/ヽ_| ̄ ̄ ̄|`|⌒|| ●
● ヽ_|燃えよ .| .| || ● でも名古屋には
● .|ドラゴンズ| .|__||_ ● "レゴランド"
● |____|((´`))) ● があるから───。
● 8(゙゚・゚)8 ( (( ( ̄\´ .8(´゚・゚)8 ●
● 《 人》 / /`\ ̄\ \ 《´人》 ●
● |8゙゙゙| / / / \ \ \ |()゙゙| ●
● .災災 /─┐┘/ 冫─冫 / 災災 ●
●  ̄ ̄─┘ └─┘´ ●
● ● ● ● ● ● ● ●
広島よ、これがパットン戦車団だ!
( *^◯^*)
__,,ゝ┼─┼====┐.
| □| .| |:|ヾ二二二二二(O
_____|__,|_;||___,| |:|ル-┬─┘
|ヌ/// / ~~|ミ|丘百~((==___
.└┼-┴─┴───┴──┐~~'''''-ゝ-┤
((◎)~~~O~~~~~O~~(◎))三)──)三)
..ゝ(◎)(◎)(◎)(◎) (◎)ノ三ノ──ノ三ノ
キュラキュラキュラ パットン将軍につづけー
(*^◯^*) 从 キ、、 (*^◯^*) 从 キ、、 (*^◯^*) 从 キ、、 (*^◯^*) 从 キ、、
[。 ̄ ̄]ニニニ{;)三⊃ [。 ̄ ̄]ニニニ{;)三⊃ [。 ̄ ̄]ニニニ{;)三⊃ [。 ̄ ̄]ニニニ{;)三⊃
/二二二二ゝ メメ "" /二二二二ゝ メメ " /二二二二ゝ メメ "" /二二二二ゝ メメ "
(´⌒;; 〔◎◎◎◎◎〕 (´⌒;; 〔◎◎◎◎◎〕 (´⌒;; 〔◎◎◎◎◎〕 (´⌒;; 〔◎◎◎◎◎〕
┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣" ≡=―
__________
≡=― [ 胃薬 ] ≡=―
_______.__.__ ./ θθθθθθθθθθ\
, '"――――‐ , '"――ヽ`1.|θθθθθθθθθθθθ| =―
./ //~ ̄ ̄l.|.|:|| |θθθθθθθθθθθθ|
..i (*^◯^*) .i ! .i |.|:|| |θθθθθθθθθθθθ|
.[;]__!_っ⌒'と ).0[;]l |. r‐_,.-'..|.|:|||θθθθθθθθθθθθ|, ≡=―
~l、二二二二二ノi.'ー''"~.....__.|.i:|i| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i1
. .li:-.., ___ ,..-:iコ ..::__~_!i_|i|,,____,,____,,____,,___,,!| =―
l!_} ≡≡ {_」;i..::' /⌒ヽヽll::!=イ二ll二二ll二/_/ ⌒ヽヽ(ニ(]
. {i=i::l=[二]=l::i=i::」 |i.(*).i;;;;|:lii□□:(ニ三ニ)::::|;;;;;;|ii.(*) i;;;|二l] ≡=―
 ̄ ̄ゞ三ノ ̄ ̄ ̄ゞ_ノ ̄ ゞゞ三ノ  ̄ゞゞ_ノ~
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