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作品投下専用スレッド2
189
:
ガン×ソード GUN SWORD
◆92mXel1qC6
:2011/05/12(木) 04:05:46 ID:/OglDCgg0
「お前だって軽々しくお嫁さん諦めてるんじゃねえ!
なりたいんだろが、その好色家っぽいハクオロって人のお嫁さんに!」
死後だけど! 死んじゃってるけど!
それでもあたしだって未だにこの願いを叶えたいって思ってるんだ!
諦めたくないって思ってるのよ!
ほんとのあたしなんて、歩くこともままならない身体だけど。
「お、お嫁さんっ!? い、いや、某はお側付きであってそのようなものではっ!?」
「しゃああああっらああああっぷ! 言い訳するな!
何が忠義よ、じゃかあああしいいい!
お前はハクオロさんとやらが好きだから、愛してるから、死んでほしくないから殺してんだろがああ!
だったらそんな泣きそうな顔で、鬱陶しい顔で、あたしんこと刺してるんじゃねえええ!」
それを、それを、たまたま当たりそうだったあたしの銃弾を慣れたのか回避出来ちゃうようなとんでもない身体持ってる癖して。
諦めてるんじゃねえよ!
幸せとは程遠い顔して諦めてるんじゃねえよ!
「っ、某に、某に笑って人を殺せというのか!?」
「そうよ、だってあんた好きなんでしょ、その人が! その人のためにって、アホなことやってんだろが!
なら笑えよ、喜べよよ、そんな仕方無しにやりましたなんつう顔と引換にお嫁さん諦め、るな、よ」
ぐらりと、身体が傾く。
銃弾を撃ち尽くした銃が手からこぼれ落ちる。
あー、やべ、今度こそ、だめだ〜。
再び視界が暗くなる。
なんとか視野を確保しようと、仰向けに寝返ったものの、しめたとばかりに遠ざかっていく影は、真っ先にあたしの世界から追いやられた。
待てよ、おい、待てよ。
まだまだあたし、お前にに文句、言い足りないんだよ。
ねえ、ねえってば。
「――さん、ユイさん!」
ふっと、あたしの上に影が落ちる。
うん、そうだ、そういえば。
あたし、この人にも言いたいこと、まだ沢山あったんだっけ。
どうしてハクオロさんの、お嫁さんなこと、隠してたのかとか。
トゥスクルって國は一夫多妻制なのかとか。
いっぱい、いっぱい、疑問は尽きない。
でも、怪我が治るのを待っていられないくらいに一番知りたいたいことは――
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