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16 ◆Ok1sMSayUQ:2010/09/04(土) 04:32:21 ID:vuZA0Xnc0
「大丈夫かっ!?」

 振り向く。そこには自分とは比べ物にならない体格の、ごつい男がいた。
 拳銃を片手に、大柄な体格に似合わず俊敏な動作でこちらに駆け寄ってくる。
 大丈夫か。その言葉は、つまり。
 誤解したのだ。今まさに、自分が詠美に襲われ、殺されようとしていると……
 立てない自分の側までやってきた男は「悲鳴が聞こえたもんでな」と理由を重ねる。

 ほら、やっぱり。

 怪我はないかと問いかける男の向こうで、詠美の虚ろな目がクドリャフカを嗤っていた。
 実感した。
 自分は、人殺しなのだと。
 悲鳴を上げてしまったから、詠美は殺されたのだと。

 能美クドリャフカは、日本人でも、外国人でも、友達でもなくなった。

 人殺しだった。


 【時間:1日目午後1時ごろ】
 【場所:C-2】

 能美クドリャフカ
 【持ち物:不明支給品、水・食料一日分】
 【状況:健康。精神に重大なダメージ】

 松下
 【持ち物:CZ75(15/12)、予備マガジン×8、水・食料一日分】
 【状況:健康】 

 大庭詠美
 【持ち物:スプリングフィールドXDサービス(15/15)、予備マガジン×8、水・食料一日分】
 【状況:死亡】 


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