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【頂点は】王冠奪略戦【俺だ!】
147
:
Joker (Queen of Hearts/強欲な切り札)
◆//Muo9c4XE
:2014/01/30(木) 03:34:05
>>34
Ciel=Seraphy
(ぶわりとポンチョの裾から入る冷気に身を震わせてはぁ、と一つ息を吐く。あたり一面に広がる雪景色の白も、転々と彩りを加える林檎の赤も、自国に同色のものがあるにも関わらず全く趣は違っていて、敵国に来たのだと無意識に身が引き締まった。戦争の最中である現在、わざわざ敵国に忍び込んだのは単なる自分の暇つぶし。駆り出される戦場が無ければ傭兵は仕事が奪われたも同然で、日夜何か出来る事はと探すが頭の悪い自分に出来る事などそうそうあるはずもなくて。国内ではする事が見つからなくなってしまったので、遂に国外まで足を伸ばしたのだ。意識せずに足音を消しながら、歩みを進める。一流の軍人だった父に鍛えられたお陰でこの程度の寒さに耐える事は出来るが、体に負担がかからないわけでは無い。思い立って突発的に足を運んだ為防寒対策は万全ではなく、この国に長居することは叶わないが、もう少しぐらいなら入り込んでも大丈夫だろう。ごりごりと林檎を齧り芯だけにしながら、更に奥へと足を進めた。目印になりそうな木を頭に焼き付けつつ歩いていた時に、不意に聞こえた人の声に反射的に木の影へと身を隠す。ここは雪の国SnowWhite、声の主はこの国の人間のもの以外あり得ない。戦闘になれば勿論負ける気つもりは更々ないが、慣れない土地での戦いは苦戦が強いられる事が安易に予想される。出来れば何事もなく逃げたいものだが、とここまで考えた所で違和感のある呼吸音にそっと声が聞こえた方を覗き込んだ。苦しげに身を折り曲げる華奢な後ろ姿は見覚えがあり過ぎたが、いくら敵国の人間、しかも支配者と言えど放って逃げる程自分は薄情な人間ではない。慌てて駆け寄りするすると背中を撫でてやりながら、声を掛けて)
……ほら軍神チャン、落ち着いて呼吸しな。
(/泣き虫な軍神という素敵なギャップにきゅんときちゃいました///← アホな子ですが、これからどうぞ宜しくお願いします!)
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