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【NL】竜胆学園

143藤本 恭 ◆zQ6Zbd9MzM:2011/09/11(日) 10:10:02
>>136
(PL:いやっ…死なないで!私のために生きて!←/恭自体が間違った生物なので、まずはそこから正していただけると嬉しいです`・ω・´b←待/睡魔と格闘しつつその出来栄え!神様は不公平すぎr)

橘。…答えたくなかったら答えなくても良いから、ひとつ質問して良いかしら?―――…なんで、父さんに拾われたの?
(会話中に彼がふと垣間見せるその自嘲気味な笑みと続けて零れる苦笑い。先程まで、あれほど余裕の意を露にしていたはずだというのに、今の彼の表情はとても悲しく、何処か寂しげにも見えてしまう。勿論、己の勘違いなのかもしれないのだが。さっと直ぐに表情を切り替えた彼の口元に浮かぶのは普段と何ひとつ変わらぬ歪んだ笑み。しかし己にはその笑みまでもが痛々しいものに見えて仕方がない。口を開いて言葉を紡ぐ彼を遮るようにして、彼の名を呼んだ彼女の表情は先程までの笑みは消え、真剣な表情のままつらつらと言葉を紡いで行く。彼が父に拾われた理由が聞きたい。彼の過去が知りたい。興味本位とは何か違う感情に思わず戸惑ってしまうが表にそれを出すことは無く。拾われた住人の過去を詮索してはならない、それが暗黙の掟。しかし彼女にはそんな掟のことなどは思い浮かばず、今度の機会にしようとしていた問いかけを今、このときにしようと思った。今を逃したら一生聞けないような、そんな気がしたから。緩く首を傾げた彼女は伏せ目がちな双眸に彼を映し、静かな声色と共に暗黙の掟を破って。)
って…何してるのかしらね、私ったら。悪いわね、変なこと言って。…ニコチンが足りなくて頭可笑しくなったらしいわ。――、さて、と。いつまでここに居るつもり?
(そっと包み込んだ彼の体温を噛み締めるように、そっと瞼を伏せて、静かな時間を刻む。ふわりと鼻孔を擽る彼の香りが脳をじわじわと侵食して行く最中、当然の如く告げられた返答を耳にした彼女は、ふっと自嘲気味な笑みを漏らした。突然抱きつくだなんて、まるで誘っているようなものじゃないか。僅かな反省を胸に刻み、ひとつ吐息を吐き出して、背へと回したふたつの腕をそっと彼の身体から離すと、ふふふ、と誤魔化すような笑みを携える。彼と同じ空間にいるとどうにも調子が狂うらしい。忘れて、とでも言いたげにそう述べた彼女は自らの癖のある黒髪を片手によりかき上げ、にんまりと口角を引き上げてみせると、白衣の裾をひらりと揺らげて彼へと背を向けると同時に普段と変わらぬ声色でそう続けた。こつ、とヒールの甲高い音を立て出口へ歩みを進めた彼女は視界の端に彼を映し、行くわよ、と言わんばかりに顎を引くと保健室を後にして。)


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