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◇月光裏街 =Moon Light Under the City= PartⅠ◇(

77Lolotte Marmalade ◆.LlKAkH4Jk:2011/09/02(金) 16:04:58
(p:ご無沙汰してしまいました。なんだか久しぶりで恥ずかしいやら何やら…とにかくレスを返しますね^^)

>>61エリスちゃん
そうね、この街に来て正解だったみたい。こんなに可愛い女の子にも出会えたんだもの
(街は光で満ち足りているのに、とても静かに思えた。見上げた夜空はとても遠くに感じられて、敷き詰められた星達もおもちゃのように動かなかった。朝が来る気配が全く無いのだ。でもそれがなんだかとても心地好くて、しがらみも解き放って自由になれた気がした。昔から、朝日が好きではなかったからだろうか。何にしろ街を気に入れたことに変わりは無い。それに目の前の可愛いお姫様はこんなにも自分に優しくしてくれる。美しい何の軽蔑もない目を向けてくれる。それだけで充分だった。自分のことを誰も知らない世界とは、こんなにも幸せなものなのか)
教会…素敵なお家ね。私も毎日お祈りに行かないと。…ふふ、楽しみだわ
(この街にも教会がある、それを聞いて少しほっとしたように目を閉じた。主はまだ私に許しを乞う機会を与えて下さったのね。手に持った花束をぎゅっと握りしめ、そしてまた彼女に視線を戻す。もしかしたら、彼女とこうして出会ったのも主の導きなのかもしれない。グローブの上からじんわりと伝わる人の体温。不意に思い出したのは、数時間前にも誰かに手を取られ、指輪をはめようとしている自分の光景だった。けれど今度は違う。今触れているこの手は振り払わなくてもいい。彼女の笑顔につられて自分も微笑むと、小さな手を握り返した)

>>73ひじりちゃん
(どれくらい歩いただろうか。モーテルを探して一人さ迷っているうちに、人通りの少ない路地裏まで来てしまった。ピンヒールも歩き疲れれば足が痛む。足取りも重くなる一方で、自然と深い溜め息が零れていた。一人でいると思い出す、小さい頃の自分は、無口で無愛想で可愛くない、誰にも必要とされていなかった私。あの頃の私とは違うのよ、そう自分に言い聞かせて前を向くと、また一歩暗がりへと足を踏み入れた。聞こえるのは自分の足音だけだったのが、いつの間にか金属を引きずるような音まで聞こえてくる。不気味に思いながらも息を呑んで進むと、それは月光に照らされた小さな女の子だった。こんばんは、なんて声をかけようとしたその時、目に映った少女痛々しい姿に口が歪む。言葉よりも先に、ただ涙が頬を伝っていた)


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