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【オリスタSS】或る骰子
6
:
名無しのスタンド使い
:2023/01/31(火) 22:55:00 ID:2bJ4lDNo0
マスターが早急に持ってきた、どこにでもある無色無地、余計が模様がついていない透明なグラスが一つ置かれた。
「ありがとう。さて君たち。そんなに俺の言うことが信じられないみたいじゃあないか。ではここはひとつ、ゲームで証明してみよう。」
勇人は、どこからか赤い骰子を一つ取り出した。
まるでルビーの原石かのように輝いている、されどプラスチック製の骰子を。
「2人とも、1から6の中で好きな数字を2つ。なんでもいいよ。」
2人は顔を見合わせることなく、1人考え込んだ。
この男がどう考えているかはこの際どうでもいい。ただ言われたとおりに数字を決める。
「じゃあ、4と6、4月6日はボクの兄さんの誕生日なんだ。」
自分の兄の誕生日に決めた彩華。その表情は涼やかである。
「じゃあ私は2と5で。」
「では、俺は余った1と3になったというわけだ。ではルールを説明しよう。」
そういって勇人がルールの説明をする。
「ルールはこの骰子を1回振って、さっき選んだ芽が出たらその人に1点。計7回振って先に3点手に入れた者の勝ちだ。」
シンプル極まるルール。そこに無法の立ち入る領域は存在しない。
2人は無言でこれを了承し、勝負に乗った。
「じゃあ、勝負開始だ。」
7
:
名無しのスタンド使い
:2023/02/09(木) 23:13:55 ID:0zA4wdTA0
〜ラウンド1〜
勇人、彩華、卯月の3人が向かい合い、お互いに赤いサイコロを凝視する。
やがてしばらくの静寂の後、ゆっくりと勇人の手が動き始めた。
「それっ。」
その手から今、骰子が投げられた。
空中をくるくると回転しながら、透明なグラスの中へと入っていく。
からんからん。
2回ほど硝子と硬いプラスチックが当たる音が響く。
「おっ、『3』だ。俺の一点だな。」
勇人は、先制点を取れそうなのか嬉しそうだ。
「………………!」
卯月が、何かをぼそりと呟いた。
「?」
2人とも、卯月が何かをつぶやいたのを聞いた。
淡々と卯月が自身のスタンドを出しつつ、自らの嘘を白状した。
「はは、バレちゃった。」
いい歳こいたサラリーマンが、おどけて見せる。
その様子を見て見かねた彩華が、ため息交じりにつぶやく。
「バレバレのウソをつくんじゃあねぇってんだ、つくならもっと上手な嘘をつきなよ。丸聞こえだったし……?」
「嘘みたいな真実が起きているけど。」
卯月がにちゃりと、悪い笑みを浮かべた。
その瞬間、空中に浮かぶ骰子を残る2人は見た。
8
:
名無しのスタンド使い
:2023/05/21(日) 21:46:03 ID:VDW6RuGg0
問う。遊戯王ZEXALは燃えているか。
ttps://w.atwiki.jp/kizuna1999/
ttps://www.nicovideo.jp/watch/so36847474
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