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【オリスタ】スタンドの町と奇妙な旅人【SS】
49
:
第3話
◆m6.RAaHJe6
:2019/10/04(金) 18:39:29 ID:YCm8nVgs0
「使ってるっての!なのになんで!なんで避けられちゃうの!?」
喋る度に純はどんどんと焦っている。純は戦闘向きの脳の構造を持っていないと言っていい。だからどんどん焦ってしまうのだ。
「いや、よく見えないからかもしれないけど、割と無計画だよ?ヴァルキュリアの視力で見れば、それがよく分かる…だから視力を使わせてもらったんだ」
スタンド独自の視力。存在しないこともあれば、極めて優れていることもある。「プリザーブド・ヴァルキュリア」は後者だ。それゆえの精密な動作でもある。
「邪魔になる『自分の視力』を遮断するために目を閉じて…」
「そういうこと。まあ、あれは気分だけど。それと分かったことが2つ。あのインクは『蒸発』して色も威力も時間経過で失われるということと、インクが集まりすぎて大きなシミになるとかえって威力が下がること。だから安全地帯になる場所が意外と多いみたいだね…さて、次は肉眼でも近寄れそうな気がするけど、どう?」
問われた純は一旦深呼吸をして、下を向く。そしてスタンドの拳も下を向く。
「私にはね、イーリアスちゃん…『どうもこうもない』ってことよッ!」
インクを散らし、地面を壊す。それを繰り返しながら純はイーリアスに急激に接近する。自分に攻撃が返ってこないのが不思議なほどの勢いで破壊されていく。
「あー、一番ダメなやつだ」
イーリアスは至って冷静だった。
50
:
第3話
◆m6.RAaHJe6
:2019/10/08(火) 18:08:43 ID:Mq33yQ7s0
イーリアスはフワリと飛び退き、近くの段差の下に降りる。降りた地点の周りはイーリアスを囲むように地面が盛り上がっていた。
降りてくる場所は間違っていないことをイーリアスはここで改めて確認した。
「段差の陰に隠れたって、壊してしまえば無意味!逆効果!勝ったッ!」
「そんなわけないでしょ。だから『ここ』、使ってって言ってるんじゃん」
純が崖から飛び出してきたと同時に、ヴァルキュリアの蹴りが入る。
やはりイーリアスの指は自分の頭を差していた。
「壊れ…ない…?」
「うん。壊れない。そういう運命になったから。これなあたしのスタンド…相棒の『プリザーブド・ヴァルキュリア』の能力。モノに触れる直前にあたしが喋ったことは運命として書き込まれる。この段差に運命を書き込んだ。さて、純ちゃんに問題」
「…はい?」
暴走したように地面を壊していたこと、更に重い一撃を喰らったこともあり純の頭は回らない。まともな解答が期待できるかは怪しいところだ。
「あたしが段差を登って一撃かました、その直前に…あたしは何て言ったでしょうか?」
「…あーっ!」
イーリアスは確かにこう言った。
「あたしには勝てないね」と。
「Все окончено(おしまい、だよ)…」
川端純、勝利が不可能になったことを悟り戦意喪失。
51
:
第3話
◆m6.RAaHJe6
:2019/10/11(金) 18:17:54 ID:oTuckOaw0
「あー、負けちゃった!それにしても驚いたわ、イーリアスちゃんの頭、どうなってるのやら」
「いや、純ちゃんが単純なだけでしょ?…と、そうだ。純ちゃんがスタンド使いなら、紹介してあげないとね」
「紹介って…誰を?」
「今あたしの後ろに居るスタンド…ヴァルキュリアのことをさっきあたしは相棒って言ったでしょ?それはそのままの意味なんだよ。もっと言えば、親友かな」
「スタンドと…親友?」
純にはよく分かっていない。純にとってスタンドとは「像を持った超能力」である。そう解釈するのが楽なのだ。
「こんにちは…で良いのかしら?『プリザーブド・ヴァルキュリア』、イーリアスに紹介された通りの存在です。まあ、こうして喋ればどういうことか、分かるでしょう?」
ヴァルキュリアの喋りはイーリアスほど流暢ではないようだった。
純は喋るスタンドなら見たことがある。康一の「エコーズACT3」だ。だが、それと比べればなんとも人間臭い喋り方をヴァルキュリアはしている。温かみまで感じられる。純にはそれがなんとも不思議だった。
「これからは、『3人』で。よろしくね」
イーリアスは、どことなく楽しそうな表情をしていた。
イーリアスの右腕と純の背中が、また痛みだした。
52
:
第3話
◆m6.RAaHJe6
:2019/10/11(金) 18:37:02 ID:oTuckOaw0
翌朝、モニタールーム。
「奴はどうやら昨夜、戦ったようだな…ボヨヨン岬、か」
あまり明かりが無い場所に夜間用のカメラを設置しているらしく、イーリアスと純らしい二人が岬で交戦している映像が白黒で映されている。
ここまで徹底して監視カメラを町の人々にも気付かれないように設置していることからして、もはや監視が趣味というレベルである。何を監視するためでもない…今はイーリアスを視ているが。
「相手は確か…『マーブル・コーヒー』。まあこいつくらい突破してくれないと困るな。私の敵がそんなでは困る」
彼はこのように軽視しているが、それは使い手に弱点が多いことを知っているからだ。そうでなければこのような単純にインパクトも威力も大きい能力は軽視できない。
「まあ、もう少し視てやるとするかな…そのうちどうせ殺しに行くのだ」
彼の顔には残酷な笑みが浮かんだ。
53
:
第3話
◆m6.RAaHJe6
:2019/10/15(火) 17:11:19 ID:pgVYE3O.0
オリジナルスタンド図鑑No.8582
【スタンド名】
マーブル・コーヒー
【能力】
スタンドが与えた破壊エネルギーをインクのような黒い液体(以下、インク)に変化させる。
インクはスタンドが殴ったりした場所から噴き出るように出現する。その際スタンドの攻撃による損傷は発生しない。
インクは射程距離内であれば自由に操作できるが、時間経過に応じてインクは蒸発し減少していく。
任意のタイミングで、インクを破壊エネルギーに戻せる。その際破壊エネルギーはインクが接触している物体に向かって放出される。
インクと物体の接触面積が大きい程発生する破壊の規模は小さくなり、狭いと大きくなる。また、物体に染み込ませれば内部から破裂させるかのように破壊できる。
破壊力-A スピード-C 射程距離-D
持続力-C 精密動作性-D 成長性-C
【本体名】川端 純
54
:
第3話ADD
◆m6.RAaHJe6
:2019/10/15(火) 17:40:03 ID:pgVYE3O.0
第3話ADD[p]
「ねえ、ここってどこなのかな?」
「ネガティブが過ぎておかしくなったの?」
「まさか。いや、おかしくなったのかもね…ここが自分の部屋かどうかも分からなくなるなんて」
「ここには…本来、あなたは居るべきではないからかもしれない」
「なら、どこに居ればいいの?」
「探すの。あなたに勇気があれば、それができるはず。あなたが欲しがってるものがあれば」
「自分で探せる所に…本当にあるのかな」
「誰かがあなたを肯定してくれる限り、世界は『居てはいけない』に埋め尽くされないの。そして、私はあなたの強い味方になってあげる」
「もしそうなら、本当に頼もしい限りってものだね」
そして、あたしは今居場所を探している。
仮の居場所は完全に失ってしまったから。
故郷に留まれなくなったから。
執念と共に、勇気が湧いたから。
55
:
◆m6.RAaHJe6
:2019/10/24(木) 17:19:20 ID:KAsqT4NE0
生存報告を兼ねたキャラクター紹介 その2
渡良瀬 祐一
【出身地】群馬県
【身長と体重】160cm、50kg
高校3年生。理屈っぽさのあるやや面倒臭い人物だが、友達はそれなりに居る。後輩にもよく名前を知られている。出会った人物の情報がよく覚えられるタイプなのもあってか、町の人々は「信頼できる少年だ」と評価することが多い。
スタンドは体に触れた水をほぼ自動的に吸い上げて操る「スプレッド・ユア・ウイング」。超高圧水鉄砲のような使い方をメインとする。自動的なのでプールや風呂で苦労する。
母子家庭の一人っ子。母親が教師で、転勤が多い。県を跨いで転勤することもあったが、M県に来てからはずっと杜王町に住んでいる。第二の故郷と言ってもいい。
56
:
第4話
◆m6.RAaHJe6
:2019/10/28(月) 17:37:50 ID:VgtYRmrs0
第4話「タブー&ペナルティ」
「凄い。本当に一瞬で終わるんですね」
こう落ち着いた口調で言いつつ全く落ち着かない調子で腕をグワングワンと回すイーリアスの前には、かつてこの町を救った英雄、東方仗助が居た。治すことに関しては彼の右に出る者は居ないだろう。だから康一が話をつけていた。
「クレイジー・ダイヤモンド」。損傷を治す、または直すスタンド。エントロピーの法則を逆行するこのスタンドは、この世のどんなことよりも優しい。
「お前なぁ…さっきまであんだけ嫌がっといて、態度急に変えすぎなんじゃあねーか?」
そう、イーリアスは実は涙目になるくらい仗助を怖がっていた。幼児が知らないおじさんに話し掛けられたような調子で。
一応断っておくと、イーリアスはもう17歳。決して幼児などではない。
「いやぁ、だってリーゼントのおじさんって怖いでしょう?あ、別にリーゼントが嫌いなわけではないです。アナタにはとても似合ってるし。でもちょっと…ごめんなさい。あたし、そういうの弱くって」
全くイーリアスは意識していなかったが、仗助の逆鱗をスレスレで彼女は回避している。
いや、怒りのサインのようなものが見えたのかもしれない。それはいくら所謂「神の視点」を使おうと分からないこと。
「うーん、分からん…そんなに俺ってイカツいかなァ〜?」
「体が大きいってのもあるんでしょうね…というか髪型はあんまり関係無いかも。前に日本に来たときもそうだったんですけど、日本人は基本小柄でしょう?あたしくらいでも結構ビックリされるんです」
しかし、身長が割と高めなイーリアスは小心者であった。それは仗助にビビっていたことから明らか。そこはあえて言わないだけの分別が仗助にはある。
57
:
第4話
◆m6.RAaHJe6
:2019/11/01(金) 18:18:33 ID:bqC0ZW4.0
「体格か…」
大きいものとは一般に威圧感を生むもの。190cmを超えてしまえばもう相当なものだ。しかも筋肉質。リーゼントとはあまりに関係無いが、イーリアスのビビりの理由は説明できる。
複合要因だとすればもうそれでいいと思われるし、気にする必要は本来無い。
「ところで、仗助さんって康一さんの友人なんですよね?康一さんって昔どんなだったんですかね?」
イーリアスは別に康一のことが気になる訳ではない。ただ治してもらうだけでは申し訳ないという感情があるだけだ。
「康一なぁ…アイツは確かに昔から無茶する奴ではあったんだよなァ〜…でも突然無茶なことする奴じゃあないはずなんだ、本来は!オメーに戦闘経験を無理にでも積ませる…要はそういうことを康一はやろうとしてんだろ?負傷者の治療頼まれてなんか人が変わっちまったなって実感したよ」
「確かにこの人ちょっとアブナイなって感じはしましたけど…昔からちょっとは片鱗くらいはあったんですね」
「確かに今思えば片鱗かもな。でもちっこいことと、細いことと、それでありながら結構強いってことだけはずっと変わんねーのさ」
ここで言う強いとは、精神の強さである。康一は昔よりビビらなくなったし、スタンドは強くなった。スタンドの進化の大きさからそれは一目瞭然だ。
「それじゃ、お暇しますね。多分またお世話になると思いますんで、それじゃ!」
「おう、本当はお世話にならないくらい余裕ぶっこけるのが一番いいってのも忘れんなよ!」
イーリアスが出ていった後、仗助は一言呟いた。
「マジで笑わねーんだな…」
58
:
第4話
◆m6.RAaHJe6
:2019/11/11(月) 18:57:56 ID:PZzbjllA0
「恥ずかしいって気持ちは無いの?」
ヴァルキュリアはこれを言うためにわざわざ自分から出てきた。
ヴァルキュリアはスタンドとしてあまりに自我が独立しすぎている。そのため、このように勝手に出てきてイーリアスに話しかけることがある。暴走というわけではないらしく、実際コントロールしようとすれば可能だし、本人(人ではないかもしれないが)はタイミングを見計らっている。
この現象をコントロールしないのはイーリアスがヴァルキュリアを「親友」として尊重しているからだ。親友の意思は尊重しなければならない。
「逆に、だよ。あんな状況で恥ずかしいなんて感情がブレーキになると思う?キミはあたしの目線とかそういう間に入るものを通して他人事として見てるからいいんだろうけどさ、当事者となったら…」
「あら?あんなの恐れるほどのものでもないんじゃあないの?私が人の体を持てば多分死なずに耐え続けるくらいはできるけど」
どんな自信だよ。イーリアスはそう思うと同時にどんな肉体を前提としてるんだろうと思った。
仗助と真っ向勝負することを前提として、死なずに耐えるというのは実際にぶつかり合っていないイーリアスでもどれほどの肉体が必要かは予想できる。精神では足りない。精神だけで人間は生きられない。本体の肉体が死亡すればスタンドが強制的に消滅するのがその証拠。
「とにかく、あたしは根本的な部分で危機感を覚えたってわけ。ほんとにあたしと繋がってるキミに影響が及んでないのが信じられないよ。自我がはっきり分かれてるとはいえ…あの人、味方側で本当に良かった」
「だからそんなに怖がることでもなかったんだってば。魂まで染み渡る恐怖体験してないの。結構軽いってことね。いつも通り、感情が不安定なだけ」
はぁ、とイーリアスはため息をつくのみであった。
59
:
第4話
◆m6.RAaHJe6
:2019/11/29(金) 16:32:21 ID:oA0Dp2nk0
翌朝。
イーリアスは開店準備というものをやっていた。これは別に任された仕事というわけではなく、自主的にやっていること。職務超過のようにも思われるかもしれないが、別に許されないことではない。
「わわっ!」
イーリアスがこんな声を上げたのは、積み上げて運んでいた皿を落としたからだ。面倒がって一気に運んで一気に整頓しようとするからこうなる。
幸いにも、イーリアスが落としたものはたいてい勝手にキャッチしてもらえる。
「私が居なかったら、ここで働き続けられたかも怪しいわ…」
「毎度ヴァルキュリアは言い方キツいよ…ん?なにこれ?」
イーリアスの目線の先には、明らかにさっきまで無かったものが。書き置きのようなもの。明らかにさっきまで無かった。イーリアスお気に入りの黒猫の置物の下には、紙が入るスペースなど無いはずだった。
「気を付けて、イーリアス。確実に『居る』」
「だね…そしてどうやらこれを読まなくちゃあ何も始まらないってわけだね」
イーリアスは書き置きを手に取って読んでみた。かなり上手な手書きで、日本語ネイティブでないイーリアスにも読みやすい。
『これを読んでいるということは、既に始まっているということだ
私を探し出すか、お前が音を上げるか、どちらが先か
答えは「禁忌」の中
失敗は許されない』
60
:
第4話
◆m6.RAaHJe6
:2019/12/06(金) 18:11:01 ID:mfXbvXnk0
「…なにこれ」
読めても理解は不能だったようだ。
こんな格好つけた文章、日本人でも普通に読んでいて苦しくなるので当然ではある。
「誰に聞いてるの?私?」
「なわけ。強いて言うなら自分自身にかな…まあ内容からして人を探してこいって感じだよね。かくれんぼかな?誰が隠れてるのかは分からないけど…しかも失敗は許されないって。困ったもんだね」
「禁忌…ねえ」
二人してポカンとするばかりだった。何となく内容は分かっても意味不明。
「ともかく、スタンド使いからの挑戦状と見ても良さそうだよね。突然現れたことからしてスタンドが関わらないはずがない。自動操縦型辺りと見える…とんでもない町だなあ」
自動操縦型スタンドは何だかんだ言って希少だ。イーリアスもまともに対峙したことはほとんどない。ましてこんな目立つベッドタウンで。
「なあ…どうしたんだイーリアスちゃん」
店長が本気で心配していた。思いっきり聞かれている。もちろん、ヴァルキュリアの言葉は聞こえていないし、そもそも言葉が通じていない。
「あっ!いえ、ちょっと『これから』のことを考えてまして…」
なんとか誤魔化そうとした。嘘ではないので、逆にバレづらい。こんなにあからさまでも。
「これから、ね…君みたいな境遇でも考えるのか」
「それが年頃ってものですよ。それにあたしみたいに故郷を捨ててさ迷う人間は余計に気になっちゃうんです。帰るのも嫌だし」
帰る場所が無いのもそうだが、ロシアの国柄がイーリアスには合わないというのもある。古くから続いていた帝政の名残があるロシアは純ロシア人でないイーリアスには馴染まない。
61
:
第4話
◆m6.RAaHJe6
:2019/12/18(水) 17:56:45 ID:zzZkSkMc0
「帰りたくない、という感覚を僕らは知らないからね…苦労してるなとは思うけど、理解できる気持ちではないよね」
身長に言葉を選ぶように店長はできるだけそのままに感じたことを表現した。
その配慮もイーリアスには通じていた。その一方で、イーリアスはもう少し近い「これから」を考えていた。
「そうだ。ちょっと出掛けてきますね。いつ帰れるかは分からないのでシフトの時間に来なかったら休みってことで」
「また唐突な…まあ、給料減るだけだしいいよ。用事があるなら止めない」
サラッと「給料減る」などという言葉を発しているが、時給制で働いている以上当然なので別にイーリアスは不満ではない。正当だ。
「分かってますよー。じゃあ、今から行ってきますね」
イーリアスは外に出てみてまず考えた。
(探すべき人物は…果たして自ずと近付いてくるか、それとも遠ざかるか、はたまたこちらの場所が分からないのか…)
これが全く分からない。普通なら木を探すなら森の中、手掛かりを探しつつ人の多い通りにでも出て行動をすべきなのだろうが、もしあちらから接近してくるのなら人が少ない場所の方がいい。
「いずれにしても、ひとまずは人が多い場所へ…と」
このような判断になったのは、とりあえず相手に確認されることで誘い込めるとイーリアスが考えたからである。待っていても仕方ないところはある。
62
:
おしらせ
◆m6.RAaHJe6
:2020/03/08(日) 21:16:51 ID:QAaan0fY0
やあ。
凄く久しぶりだね?何しろこのスレに書き込みをするのは今年では初だってわけだし。
報告をさせてもらうと、この春から旧帝大に通えることが決定したわけだから、このSSを久しぶりに安心して更新できるようになったってことだ。
だが!端末変えて色々アプリを再インストールしてたら設定メモ用アプリの再インストールができなくなってるのはどういうことだァーッ!?納得いかねーぜッ!まだ出してないキャラの設定が消滅したじゃあねーか!しっかり覚えてるのラスボスくらいだぞ!
と、グダグダは相変わらずだけど更新再開しますんでよろすうに…
63
:
第4話
◆m6.RAaHJe6
:2020/03/17(火) 21:26:19 ID:KC9YOFp20
「あの、イーリアス?」
駅前にやって来たイーリアスに、ヴァルキュリアは困惑した様子である。
「どうしたの?あたし、もしかして何かした?」
「いや…流石に人探しでこれは無茶じゃあ…ないかなって…」
イーリアスとヴァルキュリアの想像以上に、駅前は混んでいた。観光地であると同時にベッドタウンということなのか、観光客らしい人もそうでない人も多い。
「うん、それは思ったよ。無茶だよねー。でも自動操縦型相手だって仮定があるんだからさ、揃いそうな条件が多い環境の方がいいでしょ?」
「全く、私からしたら行き当たりばったり的にも見えるところだけど。じゃあ仮に自動操縦型スタンドが作動条件を満たして、私達に攻撃を仕掛けたとしましょう。さて…条件、やられるだけで特定できる?」
「ボコボコにされるの覚悟で実験すればいける、けど…うん、分かったよ。流石にここじゃあ無理だった」
イーリアスは理解力がないわけではない。馬鹿というわけでも本当はない。ただちょっとばかり、主に発想の面で…的外れなのであった。
イーリアスは立ち上がって、呆れるヴァルキュリアを出したままにして移動しようとした。その瞬間。
「『禁止事項』ヲ…」
「何ッ!?」
声が聞こえたのはイーリアスの背後…ヴァルキュリアとイーリアスにちょうど挟まるような位置、すぐ近くだった。
64
:
名無しのスタンド使い
:2020/07/08(水) 16:34:46 ID:3P2FtzTQ0
あぁ…多分このスタンド自分が考えたスタンドだ…
久しぶりにSS板来て良かった…
続き待ってます!
65
:
◆m6.RAaHJe6
:2021/05/10(月) 11:47:33 ID:mtw.TCS60
作者からのお知らせ
めちゃくちゃお久しぶりです。最近書き込みをしたらばになぜかブロックされておりました。
ブラウザを変えてみました。これで書き込みできてるならお知らせします。
作者は現在、他サイトで書いてる作品もある関係でかなりいっぱいいっぱいです。書き込みできていても、おそらくは亀どころでない激遅更新になります。
これからの展開の案も、消失してますからまた考える必要があるし。
ようやくここまでになって物書きの大変さを思い知った作者ですが、気長に待ってくださいね。
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