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【オリスタ】FullBlackHabit 【SS】

90d154izBE0:2015/05/09(土) 16:17:28 ID:SfqvJzjA0
 
・フィータス
 和訳すると「胎児」。ここでは同名のイギリスのインダストリアル•ミュージックに分類されるアーティストについて説明。
 ロックミュージックは当初「騒がしい」音楽として不快に思われていたが、やがて市民権を得る。しかし、それでもなお「ノイズサウンド」は大抵の人間にとって不快なものだった。初期のインダストリアルは、この不快さを悪用した実験音楽、要するに芸術という名の悪趣味な嫌がらせだった。
 しかし八十年代。工業化、人口増加、自動車、テレビの普及による騒音の拡大、そしてメタルミュージックの興隆に伴い、ノイズもまた市民権を得るようになる。フィータスこと、在英オーストラリア人のジム•サルウェルは、この時期のインダストリアルミュージック再生の先駆者だ。彼の破壊的な多文化主義の音楽は、現代の観点でも斬新でカッコいい。だが全く売れなかった。現在も活動中だが、知名度に反して赤字は膨らむばかり。代表曲は「need machine」「wash it all off」等。個人的には「street of shame」などが好みだ。
 
・スパイ、サーキット
 世界で二番目に古い職業と呼ばれるスパイだが、現代でも典型的スパイは諜報•情報戦に必要な人材である。しかし、有用性は日々低下している。理由としては(1)インターネットテクノロジーの発達(2)マスコミによる情報の過剰報道(3)外交術の洗練(4)文系学問の興隆である。このような状況においては秘密や情報は「いずれ盗まれるもの」であり、問題はいかに見つからずに盗むかではなく「どれだけ早く盗み、利用できるか」という高速化の問題となる。
 ここに出てくる秘密の高速取引機関「サーキット」はあくまでも非現実的な存在だが、既に近いシステムは存在している。それが外国人記者クラブとウィキリークスであり、サーキットもこの2つをモデルにしている。
 余談ではあるが、スパイには四種類のタイプがあり、フィータスのようなチクリ屋は伝統的にはエゴタイプ、自身の知的欲求や承認のためにスパイをするもの(実際には、させられるものの方が多数だが)と分類されることが多い。


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