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EP6 緋緑
3
:
名無しさん
:2011/07/20(水) 18:43:31
473 :緋緑:2007/03/29(木) 01:02:08 ID:yFgWcMPd
「今日は、類の全てを受けとめるつもりだから」
あたしがそう言うと、類は嬉しそうに、あたしの耳たぶを甘噛みした。
服を脱いだ類は意外に引き締まった身体をしていて、
普段のけだるそうなイメージからは考えられないほど、あたしの全身に口づけてくれる。
彼の唇があたしの足の指まで到達して、左の親指を口に含まれたとき、
今までにない感覚が全身を支配した。
類の舌は、あたしの親指を含みながらも、指と指の間を執拗になめ回している。
「そんなとこ、イヤ」
あたしは初めての感覚に戸惑いながら、類に訴えた。
「気持ちいいでしょ。たぶん司は、こんなことまでしてないはずだよね。
今まで感じたことのない快感を、俺が牧野に教えてあげるよ」
類の唇は、次第にあたしの中心に迫ってくる。
司にはもう何度も見られているけれど、類に見られてしまうと思うとやっぱり恥ずかしい。
あたしは自然に太ももに力を入れていたらしい。
「牧野、力を抜いて…」
類の両手が太ももにかかり、舌先があたしの花芯を動き回る。
あたしの一番感じやすい尖った部分にも、やさしく舌をはわせてくる。
決して力を入れたり、焦ったりしない。
こんなところまで本当に類らしい。
「ん?」
ふいに類が声を出し、動きを止めた。
「これ、司につけられたの?」
三日前に司が太ももにつけたキスマークが見つかってしまったらしい。
あたしは慌てて隠そうとしたのだけれど、類は動じていない。
「ふーん。じゃあ、もうひとつつけてもわからないよね」
そういうと、花沢類はあたしの太ももを激しく吸い上げた。
そして司につけられた愛跡の横に、噛みつくようにしながらくっきりとした痣をつけた。
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