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EP6 緋緑

1名無しさん:2011/07/20(水) 18:42:16
471 :緋緑:2007/03/29(木) 00:59:33 ID:yFgWcMPd
はじめまして。
数年間、ロムっているだけでした。
初めて投下させていただきます。
エロ板投稿、正真正銘初めてです。。。緊張!
類つく不倫ですので、苦手な方はスルーしてください。

2名無しさん:2011/07/20(水) 18:42:51
472 :緋緑:2007/03/29(木) 01:00:44 ID:yFgWcMPd
「俺、見合いの話がきてるんだ。
もう結構、いい歳だし、後継者としても妻帯じゃなきゃ、何かとマズイって言われてさ。
だけど、このままじゃ俺、牧野のこと、あきらめられない。
最後に一度だけ、あんたの全てを感じさせてくれない?
すぐに決めなくてもいいから」

あたしと司が結婚して既に三年の月日が経った。
F4の面々も経済界の若手リーダーとして、取り上げられることがたびたびだ。
そんなある日、あたしは久々に花沢類に呼び出された。
そして、いつになく思い詰めた類からそう言われたのだ。


私は考えて考えて決意した。
類はあたしの初恋の人で、兄で、一心同体で…たぶん心は一生離れない。
身体を重ねたほうが、より絆が深まるはずだし、
それにそうすることが今まで類があたしに尽くしてくれた恩返しだと思ったから。
司が出張中の昼下がり、あたしは花沢類と会う約束をした。
…安全日まで計算して。

3名無しさん:2011/07/20(水) 18:43:31
473 :緋緑:2007/03/29(木) 01:02:08 ID:yFgWcMPd


「今日は、類の全てを受けとめるつもりだから」
あたしがそう言うと、類は嬉しそうに、あたしの耳たぶを甘噛みした。
服を脱いだ類は意外に引き締まった身体をしていて、
普段のけだるそうなイメージからは考えられないほど、あたしの全身に口づけてくれる。
彼の唇があたしの足の指まで到達して、左の親指を口に含まれたとき、
今までにない感覚が全身を支配した。
類の舌は、あたしの親指を含みながらも、指と指の間を執拗になめ回している。
「そんなとこ、イヤ」
あたしは初めての感覚に戸惑いながら、類に訴えた。
「気持ちいいでしょ。たぶん司は、こんなことまでしてないはずだよね。
今まで感じたことのない快感を、俺が牧野に教えてあげるよ」

類の唇は、次第にあたしの中心に迫ってくる。
司にはもう何度も見られているけれど、類に見られてしまうと思うとやっぱり恥ずかしい。
あたしは自然に太ももに力を入れていたらしい。
「牧野、力を抜いて…」
類の両手が太ももにかかり、舌先があたしの花芯を動き回る。
あたしの一番感じやすい尖った部分にも、やさしく舌をはわせてくる。
決して力を入れたり、焦ったりしない。
こんなところまで本当に類らしい。
「ん?」
ふいに類が声を出し、動きを止めた。
「これ、司につけられたの?」
三日前に司が太ももにつけたキスマークが見つかってしまったらしい。
あたしは慌てて隠そうとしたのだけれど、類は動じていない。
「ふーん。じゃあ、もうひとつつけてもわからないよね」
そういうと、花沢類はあたしの太ももを激しく吸い上げた。
そして司につけられた愛跡の横に、噛みつくようにしながらくっきりとした痣をつけた。

4名無しさん:2011/07/20(水) 18:44:05
474 :緋緑:2007/03/29(木) 01:03:30 ID:yFgWcMPd

あたしの中心は、もうどんどんと密が溢れ出ていて、
全身のどこを触られても感じてしまう。
「…牧野」
類が真剣な目をして、あたしを見つめた。
あたしは微かに頷いた。
類があたしの膝をそっと押し広げる。
そして中心に自分のモノをあて、やさしく入ってきた。

…司のより太い。
長さは司ほどじゃないけど、
だけど…このぐらいの長さのほうが、奥にぶつかって痛くないかもしれない。

「大丈夫?」
類がささやくように言う。
「…痛くない?」
類はどこまでもやさしくて、あたしは首を横にふることしかできない。
何か言ったら涙がこぼれそうな気分になってしまったのだ。
「やっと、…俺、やっと、牧野の中に入れた…」
類がビー玉の瞳を心なしか潤ませながらそう言うから、あたしはなんだか鼻の奥がツーンってなった。

5名無しさん:2011/07/20(水) 18:50:46
475 :緋緑:2007/03/29(木) 01:04:45 ID:yFgWcMPd

「ねえ、牧野、いい? 動くよ」
そういって花沢類は小刻みに動き始めた。
決して激しく大きく突き上げるのではなく、ただ、細かく動くだけ。
それでもかえってアソコが密接に擦れ合っているようで、入り口のところがものすごく熱い。
しびれるような感覚が、身体の奥を徐々に熱していく。
司に十分開発されきったと思っていたのだけれど、類はあたしがいままで全く知らなかった快感を確実に引き出していく。

「ねぇ、あたし…あたし、もう変になっちゃう…。どうしたらいいか、わかんない…!」
「変になっちゃっていいよ。そんな牧野を見たい」
少し掠れたような声で類が言う。
こんな声の類も、こんな皮膚の温度も、今まで知らなかった…。
あんなに近くにいて、何でもわかっているような気がしていたのに…。

あたしは快感の置き場所をどこにしたらいいかわからなくなってしまって、
次第に低い唸り声みたいなあえぎ声が出始めた。
こんな声、今まで出したことないかもしれない。
あたしの変化を感じたのか、類は次第にグラインドを大きくする。
「ねえ、類…、類…、もう、もう…あたし…」
目の前に何も見えなくなって、息の仕方も忘れちゃうぐらいのあたし。
類のモノで満たされたあたしの中がヒクヒクと動くのがわかる。
もうすぐ激しく痙攣してしまいそうだ。
「牧野、ごめん。俺、もう我慢できなさそうだ。いっていい?」
ふいに類が呻くように言った。
「うん、そのまま…、そのまま出していいから…!」
類のモノが一瞬もっと大きくなったように感じた瞬間、あたしの中がもっと熱くなった。

6名無しさん:2011/07/20(水) 18:51:21
476 :緋緑:2007/03/29(木) 01:05:40 ID:yFgWcMPd

「司と比べて、どうだった?」
ベッドに横たわったまま、まったりと類が言う。
「…そんなこと聞くの反則だ…ょ。」
あたしはどう答えたらいいかわからない。
司は司、類は類。前戯から動き方まで、全てが違っていて、比べることなどとてもできなかった。
セックスって、相手が変わっただけで、こんなにも違うんだ…。
あたしは類と身体を重ねたことに、素直に感動していた。
類を愛しているってこともよくわかった。
司への愛とは明らかに違うけれど、あたしは類のことも愛していたのだ。

「ふーん、俺とのセックス、意外によかったんだ。
それに俺、牧野のこと愛してるんだなーってことが、本当によくわかったよ。
きっと全然別の人と結婚して、その人のことも愛していくんだろうけど、
俺、牧野への愛は一生持ち続けるだろうな」

類が今あたしが考えていたのと同じようなことを言ったから、
あたしはきっと真っ赤になってしまったに違いない。
「司に一生言えない、ふたりだけのヒミツができちゃったね」
類はそう言うと、背中からあたしのことをそっと抱きしめた。

7名無しさん:2011/07/20(水) 18:51:55
477 :緋緑:2007/03/29(木) 01:06:48 ID:yFgWcMPd

数ヶ月後、類は結婚した。
あたしと司も結婚式に呼ばれた。
「何だか、少しおまえに雰囲気が似てるな。やっぱアイツ、おまえのこと…」
司があたしに話しかけている。
確かに類のお嫁さんは、どことなく昔の自分を彷彿させるような、そんな雰囲気を持っていた。
あたしは類とのたった一度の逢瀬を思い出して、お嫁さんにちょっとだけジェラシーを感じていた。
そのとき、あたしと類の目が合った。
類はそんな雰囲気を敏感に感じ取ったのか、微かに笑うと、あたしに向かって軽くウインクした。


終わり

8名無しさん:2011/07/20(水) 18:52:37
487 :緋緑:2007/03/30(金) 03:32:46 ID:ztBDjwuJ
さて、472-477の類サイド行きます。
勢いで書いてしまいました。
ただしオリキャラ出ます。
類の見合い相手の女性です。
類つく不倫ですので、苦手な人はご注意を。。。
エロシーン本当に少なめなんで、ここに投下してよいのかちょっと悩みましたが、
関連しているお話ということで、ご容赦を。
文字多く、むやみやたらと長いですので、エロのみ読みたい人はスルーしてください。
何卒お願いいたします。

9名無しさん:2011/07/20(水) 18:56:26
488 :緋緑:2007/03/30(金) 03:34:18 ID:ztBDjwuJ

夢の中では何度も牧野を抱いてきた。
それでもそれを現実にしようと考えたことはなかった。
牧野には司がいたから。
司を本気で愛している牧野を理解しているつもりだったから。



もう何度目だろう。
後継者だから早く身を固めた方がいいと言われ、次々と持ち込まれる見合い話。
その場だけしなを作り、俺のブランド力に群がる女たち。
もちろん彼女たちだってそれなりのブランドだから、ぜいたくは言えないが、
それでも俺はやはり、牧野を求めていた。


その娘は意志の強そうな瞳をしていた。
真っ直ぐで意志の強そうな…そんな瞳。
今までイヤというほど女性に会ってきたけれど、この瞳には初めて出会った。
いや、正確に言うと二度目。
牧野つくしと同じ瞳を持った女…。
意志の強さと、たくましさと、そして満ち溢れる優しさをたたえた瞳…。
それが今度の見合い相手だった。


そもそも俺は自分自身を信じてないんじゃないかと思う。
牧野以外の女性を幸せにしたいという気持ちが持続することに、
どうしても自信が持てないのだ。
こいつとなら、お互いの関係を育てていけるかもしれないと思える女性に出会うことなんて、
もう不可能かもしれないとさえ思っていたというわけだ。


司と牧野が結婚した後、とりあえず、適当につきあってみた女性はいなくもない。
でもみんな、俺の心に本気で寄り添って来ようとはしなかった。
総二郎に言わせれば、女なんて、テクニックでどうでもなる…らしいが、
いくらそんなのを磨いたからって、思い通りになるものでもない。
結局、入りこんでほしくないところまで勘違い顔で入って来られるから、
俺にとってはテクニックなんて、迷惑以外の何者でもない。
そんなことまでが、はっきりとわかってきてしまった。

10名無しさん:2011/07/20(水) 18:57:07
489 :緋緑:2007/03/30(金) 03:35:41 ID:ztBDjwuJ

「牧野に似た瞳」を持つ女…。
ただそれだけで、なんとなく断りづらくて、俺は見合い相手とデートの予定を入れてしまう。
いや、入れられてしまうというのが正しいのだろう。
俺は見合い相手とのデートでさえ、情けないことに自分の意志では決めてない。
最近では結婚の日取りの話までが飛び出す始末だ。
断らない=結婚の意志
そういうふうにとられても仕方がない。

結局、初めて彼女と会ってから、既に三ヶ月が経過してしまった。
いくらなんでも、ずるずるひっぱりすぎだなと、我ながら思う。
それでも、彼女を捨てきれない。
きっと瞳が牧野に似ているから。

牧野が困っていたら、今でも力になってあげたい。
司がいるけれど、司のこともよくわかっている俺としては、
司がいたらない部分で、牧野を助けてあげたい。
それは男女の愛とかじゃなくて、もう肉親に近い感覚なのかもしれない。
…いや、それはきれい事だなって、ふと自嘲気味に思ったりもする。
牧野を抱きたいいう衝動を感じたことなんて、一度や二度じゃない。
牧野の前では、そんなそぶりは見せなくても、
何度夢の中で牧野を犯したかわからない。

俺が手出しをしなかったから、司と牧野はうまくいったんだって、
実はずーっとどこかで自惚れていた。
でもあいつらは運命だったんだって、最近になってようやく思えるようになってきた。
それでも牧野に愛された確証が欲しい。
愛した確証が欲しい。
それは、牧野と…。

11名無しさん:2011/07/20(水) 19:15:52
490 :緋緑:2007/03/30(金) 03:36:40 ID:ztBDjwuJ

見合い相手との何度目かのデートのとき、何かの拍子に、彼女が自分のことを話し始めた。
「私、連れ子なんですよ。小学生のとき、母親が今の父親と再婚したから。
それまではビンボーだったのに、周囲は手のひら返しちゃって、一夜にしてお嬢様扱い。
だから私、ちょっと人間不信のところがあるんですよね、きっと」
俺はちょっと面食らった。
「そんなこと、話していいの?」
「はい。最近では、インターネットで検索すれば、何でも出てきちゃいますからね。
そんなことより、類さんが、私のそういうこと知らなかったっていうほうが、ちょっとショックかなぁ…。
それだけあたしに…あっ、私に、関心がないってことなんですもの」
……『あたし』か。
彼女の言葉が、妙にツボに入って、俺は笑い続けた。
お酒が入っていたせいかもしれないけれど、あまりにもいつまでも笑い続ける俺を、
彼女は牧野の瞳で、でも穏やかに笑いながら、見つめていた。



数日後、さんざん悩んだ末、俺は牧野に連絡を入れた。
メールぐらいなら、今でもたまにはするけれど、
直接会おうっていう約束を取り付けるのは、本当に久しぶりだ。
今や牧野も、将来的に司の片腕となるべく、かなりのスケジュールをこなしながら勉強中だ。
時期後継者の立場の俺から見ても、かなりいい線いっていると思う。

12名無しさん:2011/07/20(水) 19:16:34
491 :緋緑:2007/03/30(金) 03:37:34 ID:ztBDjwuJ

俺が牧野と会ってから二週間が過ぎた。
その日の朝一番、牧野から直接電話がかかってきた。
「あたし…類と会う。明日水曜日の午後一時。場所は類が決めて」
そうひとこと言うと、電話は切れた。


ホテルの一室。
名目は打ち合わせ。
俺と牧野は会っていた。
高層階にあるホテルは、都会の喧噪からは全くかけ離れている。
冷房で心地よく冷やされているとはいえ、初夏の日差しは容赦なく部屋に射し込んでくる。

「この部屋、ずいぶん明るい…ね」
牧野が恥ずかしそうに言う。
俺は遮光カーテンをしめるが、それでも薄暗くなったぐらいだ。

「俺、先にシャワー浴びてくるから」
シャワーを浴びながら、柄にもなく手順を考えたりする。
初めてでもないのに、我ながら情けないな。
カシャっと音がしたので振り返ると、牧野がキャミソール姿で浴室に立っていた。
俺は牧野が濡れるのも構わず、そのまま抱きしめて唇を重ね、温かく柔らかい舌を絡め取る。
「どうしたの?」
唇を話して牧野に尋ねる。
「部屋で待ってたら、何だか不安になっちゃって…さ。
だから、来ちゃった」
俺は牧野をそっと抱きしめて、おでこに口づけた。
「先にあがってるから、ゆっくりシャワーしておいで。
牧野のこと、俺、待ってるから」
「うん」
牧野は上ずったような声で頷いた。

13名無しさん:2011/07/20(水) 19:17:16
492 :緋緑:2007/03/30(金) 03:38:55 ID:ztBDjwuJ

裸のままベッドに転がっていると、冷んやりしたシーツが火照った身体に心地よい。
ぼーっと天井を見つめていると、うとうとしてしまいそうだ。
「…類」
気がつくと牧野がベッドサイドにバスローブを着て立っていた。
「おいで」
俺は牧野の手を取ると、ベッドに引き入れる。
バスローブをはだけさせると、ブラジャーとショーツをつけている。
ベッドで牧野の上に重なり、首筋に唇を寄せた。
ブラジャーをたくしあげ、乳首をそっと口に含む。
胸に手のひらをそっとあて、ゆっくりと揉みしだく。
遮光カーテンを閉めているとはいえ、部屋はそれなりに薄暗いだけで、
牧野の表情が手にとるようにわかる。
司はたぶん、牧野の全身を丹念に愛撫するような性格ではないだろう。
俺が唇を這わすと、案の定、牧野がくすぐったがる部分があって、
でもそこを丹念に舌で刺激していると、どんどん蜜が溢れ、笑い声が切なげな声に変わっていく。
「類…ああっ、…類……」
牧野が喘ぎながらシーツをしっかりと握りしめている。
まだまだ司が知らない場所が隠されていることに気づき、俺はただ牧野を喜ばせたくて、
ますます牧野の身体に唇を這わせた。

14名無しさん:2011/07/20(水) 19:17:57
493 :緋緑:2007/03/30(金) 03:40:56 ID:ztBDjwuJ

牧野のショーツには、うっすらと蜜染みが出来ている。
流線型のそれを見ていると、隠された花びらの奥の形が見えるようだ。
ショーツをずらして、牧野の花びらに右手の中指をそっと差し入れる。
中から蜜が溢れ出ていて、かすかに甘い匂いが立ちこめる。
彼女の蜜はかなり透き通っていて、糸をひき、指以外の侵入物を欲しがって蠢いている。
「類ぃ…」
侵入させる指を増やし動かすと、牧野が切なげに俺の名を呼ぶ。
「俺が欲しい?」
牧野に意地悪く聞いてしまう。
「ん…」
牧野ははっきり答えようとはしない。
「ごめん。もう少し楽しませてね」
俺は彼女のショーツを抜き取り、足の指を口に含んだ。
一瞬、牧野の全身が固まったことがわかったが、そのまま指の間までじっくりとなめ回す。
「…イヤ」
思った通り、たぶん司にはここまでされたことがないんだろう。
足の指、足の裏、足首、膝の裏まで、丹念に唇を這わせていくと、
ついに牧野は、すすり泣きのような喘ぎ声を上げ始めた。

太ももまで達したとき、俺は牧野の右太ももの内側に痣を発見した。
「ん?」
という声をあげると、牧野ははっとしたように太ももを寄せ、それを隠そうとする。
俺は牧野の身体に残された司の痕跡を見つけ、妙にほっとした気分になった。
司と牧野、幸せにやってるんだな。
そう素直に思うことができた。
そして、牧野に対する愛おしさが募った。
一方で、自分の所有の印をつけても大丈夫という、妙な安心感も得ていた。
「もうひとつつけてもわからないよね」
そう言いながら、噛みつくように司の痕跡の隣に、よりくっきりとした痣をつける。
「痛いよ…類…!」
牧野が呻く。それでも牧野の蜜壺からは、シーツに染み出るほどの液体が流れ出していた。

15名無しさん:2011/07/20(水) 19:18:33
494 :緋緑:2007/03/30(金) 03:42:18 ID:ztBDjwuJ

全身を唇で愛撫され、牧野は軽くいってしまったようだった。
俺は自分自身を手に取ると、牧野の花びらにそっとこすりつけた。
「類…あたし、今日、そのままで大丈夫だから」
牧野がまだ少しうつろな感じでつぶやいた。
それを聞いた俺は、そのままそっと牧野の中に侵入した。
牧野の中は考えていた以上に狭く、不規則な締め付け方をする。
「やっと、…俺、やっと、牧野の中に入れた…」
俺は思わず言ってしまう。
何だかものすごく感動しているのがわかる。

一方で、名器ってこういう女のことを言うんじゃないかな…、
総二郎だったらどんな風に評するんだろう…などと、
とってもバカなことをふと思い浮かべたりもする。
そうでもしないと、不覚にもすぐにいってしまいそうだった。

少しでも長く牧野の中にいたくて、小刻みに動く。
俺の付け根の部分と、彼女の入り口が密接に擦り合わさるような感じだ。
牧野はこういう感覚が初めてだったらしく、全身で俺にしがみついてくる。
「あっ、あっ、類…類ぃ……、、、こんなのって…こんな感じって…今まで……ないっ……」
何度も俺の名を呼ぶ牧野…。
我慢できなくなると、俺の左肩に噛みつくようにしながら、吸い付いてくる。
「ねぇ、あたし…あたし、もう変になっちゃう…。どうしたらいいか、わかんない…!」
牧野が全身で感じているのがはっきりわかる。
うっすらと汗をかいた額に、黒髪が貼り付き、
首筋はうっすらと赤味を帯びている。
「変になっちゃっていいよ。そんな牧野を見たい」
そう答えたものの、変になっているのは俺のほうだ。
快感と感動と、いろいろなものがごっちゃになって、ただわけがわからず、
牧野を突き上げる。
「ねえ、類…、類…、もう、もう…あたし…」
牧野も限界に近いようだ。
俺ももういっぱいいっぱい。
「牧野、ごめん。俺、もう我慢できなさそうだ。いっていい?」
「うん、そのまま…、そのまま出していいから…!」
俺は牧野の中に、自分の全てを解き放った。

16名無しさん:2011/07/20(水) 19:19:14
495 :緋緑:2007/03/30(金) 03:43:04 ID:ztBDjwuJ

俺は牧野のことが愛おしくてたまらず、ベッドでお互い横たわったまま、指と指を絡める。
思い切って気持ちを伝えて、牧野と身体を重ねることができて…。
いろいろな思いが巡る。
俺は彼女が困っていたら、やっぱり今でも力になりたいと思っている。
それをはっきりと自覚した。
やっぱりこれは愛なんだろうなって思う。
司への罪悪感は全くなかった。もちろん優越感も。
自分勝手な考え方かもしれないけれど、
司と牧野が一緒になったように、俺と牧野もこうなるのが自然で、
それが運命なんだと素直に感じられたから。

「司と比べて、どうだった?」
思わず牧野に聞いてしまう。
牧野が答えられないことなんて、計算済み。
でも牧野は明らかにかなり感じていて、俺にしがみつき、名前を呼び続けてくれた。
だから俺は言ってみる。
「ふーん、俺とのセックス、意外によかったんだ」
牧野は明らかに慌てたようで、
「恥ずかしいこと、言わないでよ…」
と、消え入りそうな声で言って背中を向けてしまった。
俺は牧野をそっと背中から抱きしめる。
「司に一生言えない、ふたりだけのヒミツができちゃったね」

17名無しさん:2011/07/20(水) 19:19:47
496 :緋緑:2007/03/30(金) 03:44:01 ID:ztBDjwuJ

牧野と会った日、俺は例の見合い相手と、またもやデートの約束をさせられていた。
午後八時、待ち合わせのホテルのラウンジに行くと、彼女は既に待っていた。
他愛もない話の後、ホテル内の庭園を散策する。
放し飼いにされた蛍が飛び回り、ところどころに黄緑色の光がぽーっと灯る。

「僕はあなたを幸せにする自信はまだありません」
俺は正直な気持ちを口にした。
すると彼女はこう言った。
「でもあなたとだったら、幸せを育てていけると思います。
きっとあなたと私だけの、愛のカタチを見つけられると思います」
彼女はそういうと、その意志の強そうな瞳を俺からそらさず、にっこりと笑った。
いずれこいつは「牧野みたいな女」から抜け出し、俺の心の中で、
牧野とは別の存在感を放つんだろう。
俺はそのとき初めて、彼女との運命を自然に受け入れた。
俺は彼女を思わず抱きしめると、そっと唇を重ねていた。


結婚式当日、招待客の中に牧野と司が見えた。
俺は挨拶回りで結構忙しくて、ふたりとまだ、まともに話をしていなかった。
牧野が俺をじーっと見つめている。
何だか泣き笑いみたいな妙な表情をしている。
俺は思わず、牧野に向かってウインクした。
「大丈夫だよ、俺は。
牧野とはずーっと一緒だし、こいつのこともきちんと愛していくから。
だから司といつまでも幸せでいて」
そんなメッセージを込めて。


終わり

18kokoro:2011/08/31(水) 15:15:29
世の中には簡単で儲かる仕事があるもんだ(・_・)。 ttp://tinyurl.k2i.me/Afjh

19kokoro:2011/09/01(木) 15:33:02
不景気だと騒がれていますが・・・(;・ω・)!! ttp://tinyurl.k2i.me/Xxso

20名無しさん:2011/09/26(月) 16:47:45
(*^-゚)v

21名無しさん:2017/10/29(日) 04:43:31
>司を本気で愛している牧野を理解しているつもりだったから。

いや、本気で司を愛してたら裏切ったりしないでしょ。
いくら類つくの物語でもさ、
所々、類と比べて司を格下ような書き方はどうかと。
司は旦那なのに・・・よく3年も夫婦生活してたな。
なにチ○コまで類が良いとか、新しい快感を引き出すとか(汗)。
類ってつくし以外の女とセックスしまくってやたら上手いってことか。
そうじゃないならつくしは、平気で旦那を裏切る糞女でしかない。

22名無しさん:2017/10/29(日) 05:31:32
不倫話は嫌いじゃないけど、設定にかなり無理がありますね。
「花より男子」だと、牧野つくしからの裏切りはまずありえないかな。
その程度の気持ちだったら、つくしの性格からして結婚していないと思う。
また、それなら司より類を最初から選んでると思うかな。

23名無しさん:2017/10/29(日) 05:38:34
>身体を重ねたほうが、より絆が深まるはずだし、
>それにそうすることが今まで類があたしに尽くしてくれた恩返しだと思ったから。

身体を許すまで類を愛してるなら、司と離婚した方がよくない?
子供もいないことだし、好都合じゃん。
仮に以前より司を愛していないなら、夫婦でいつづける必要ないやん。

だいたい道明寺若奥様になったつくしがSPも無しで外出したら、
それだけでもすぐに司に報告いくと思う。
司には内緒にしてね♪だと、余計に怪しすぎるし。
執事もメイドさんもおかしいと感じるだろうからなぁ。

24名無しさん:2017/10/29(日) 05:45:55
マスコミ関係、パパラッチもそうそう甘くないよ。
サングラス&カツラでもバレちゃうくらいだからな・・・。
花沢物産の御曹司が道明寺若奥様と2人でホテルに会ったというだけで
ニュースや週刊誌に流れると思う。
道明寺家の財閥の力なら分かるけど、
花沢物産くらいの力ではすべてを防ぐのは厳しいと思う。
F4はもちろんのこと、司と結婚したつくしも、超有名人になってるはず。
普通の一般人ならバレないだろうけど。

つくしだけホテルのフロントをスルーしても、誰にも会わずに部屋まで行って、
類に抱かれ、帰りにまた誰にも会わずにホテルから去るって、さすがに無理。
ましてや司と結婚したつくしを妬む人だっているだろうから。
この物語は、類と浮気して、司にバレてないラッキーと、
平気な顔して道明寺家の若奥様でいつづける最悪な女でしかない。

友達思いのつくしのキャラなら、滋や桜子の気持ちも知ってるだろうから
司を裏切ることはありえないでしょ。
司が記憶を無くし、且つ、DVとか、外に女つくって浮気しまくるとかなら
つくしも耐えかねて気持ちが離れると思うけど。
そういう司を嫌悪するようなこともなく、
ただ類と不倫するってだけだと・・・類つくの話でも、設定に無理があるな。

25名無しさん:2017/10/30(月) 02:33:16
2次小説だからって、原作キャラの性格まで壊してたら意味ないです。
不倫、裏切りとか、牧野つくしって、そんな性悪女ではないので。
あまりにも極端すぎたキャラ像になってるため、しらけてしまう。
花沢類を好きだった気持ちのまま、道明寺と恋人になり、そして結婚と。
ケジメもつけずに、初恋の気持ちをいつまでも引きずったままでいる
雑草のつくしではないですよ(・ε・` )そんなの牧野つくしじゃない。

26名無しさん:2017/11/03(金) 00:28:37
つくしの性格からして司を裏切るとか、隠し事を持つとか無理じゃね?
すぐ顔にでるし不自然だとすぐバレるwww
たしか独り言も本人が気づかずして呟くしバレバレやんか。
というか美作あきらの不倫にめちゃ軽蔑してたくらいだからな。
他人を非難してて、自分が不倫する訳ないわ。
「花より男子」を汚すような2次はイカンぜよ。作者泣くぞ・・・。


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