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68jj:2015/01/18(日) 19:56:09
やがて田中が「ふっ・・・・つつふふふ・・・。あんた、調べたって?わかってんだろ?俺が本当は、継母のことが忘れられないってこと。後にも先にもおれは継母が好きで、今も忘れられない。気付いた時には実の父親に手籠めにされ継母になってた彼女を。今でも彼女のことが、彼女だけが俺の・・・・・・」
「俺も、俺のせいでつくしは独りで苦労して郁を産んで・・・俺にとって唯一、ただ一人の女はつくしだけなんです。」
「あんた。彼女の腹には俺の子がいるんだよ。いいのか?」
「つくしの子は俺の子です」
「ふーっ・・・・・はははっは…行ってくれ。早くこの場から去ってくれよ。」
司は、つくしと郁をつれそのまま東京世田谷にある邸に車を走らせた。
つくしが気がつき目覚めたとき、そこはすでに道明寺低で郁も穏やかに休んでいた。
「っ????えっ?なんで?」
「つくし。やっとみつけた。ごめんな。ほんとにすまねぇ。もうなにがあってもはなれないからな」
「道明寺???私なんで?郁は?」
「つくし。よくきいてくれ。お前たちには本当に苦労をかけた。本当にすまない。おれはどう償えばいいかと。」
「やめて。私は苦労なんてしてないよ。それより郁は?」
「隣でババァといる。タマもいる。ねぇちゃんも。」
「ぇっ?」
「つくし。俺は、あのとき、薬を盛られて、あの女と確かに関係をもった。でもその記憶も曖昧なんだ。そのあと子供ができたといわれ、企業でいう政略結婚をした。お前をないがしろにして。
おれはあの女とは結婚してからも一度たりとて寝てはいねぇ。誓って言う。あの女はそのあと子を産んだがその子はネグロだった。つまり俺の子じゃね。今じゃ遠い国で暮らしてる。俺は償うつもりであの女との婚姻関係をもったけど、結局離婚だ。おれはただただたお前にすまないという気持ちだけじゃね、お前じゃなきゃだめだという気持ちでいっぱいで、やっと探し当てた。おまえの腹の中に新しい命が宿っていると知ったとき嫉妬で死んでしまいたいくらいだった。でもお前が幸せならそれが一番、時間はかかったけど、俺の望むことだと思ったんだ。でもあの日、これを最後に確かめようと思って言ったマンションで、俺の懐に飛び込んできた郁をだきしめて、つくしをだきしめたら、無理だった。もう離すことなんてできない。田中と話をした。あいつもお前を大事にしてくれたことがよくわかった。俺たちは、男通し話し合ったんだ。つくし、おれはもうお前たちを離さない」
「・・・・・・・つかさ・・・・・ごめんなさい。私は、ここにはいれない。」
「つくし・・・。かおるも腹の子も俺の大事な子だ。お前の子は、俺の子なんだ。愛おしいこに違いないんだ。つくし。」
翌日、急遽予定を変更し日本の道明寺低に楓は帰還した。
つくし達親子に面会した楓は「やっと、やっと会えた。私のあさかさな考えがおおきな間違いをおこしました。つくしさん、身体を愛しんで丈夫な子を産んでください。かおるくんも生まれてくる子も大事な司の子ですから」
と労いの言葉をかけていった。
つくしは感謝の気持ちと安どの念と抱えながら、司に申し訳ない思いを抱いていた。


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