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身籠るセクサロイド
1
:
名無しのごんべへ
:2017/07/23(日) 23:24:14 ID:gSZVjFBM0
「フフフ…フハハ!ついに、ついに完成したぞ!自律型セクサロイド…その肉体とプログラムが!」
とある大学の研究室、その地下室で1人の男がさけんでいた。
その目の前にある作業台には、女の姿をした物体が目を閉じていた。
彼の名前は下里直士(しもざとなおし)。大学の研究員であり、ロボットの開発を行っている。
だが、その姿は表向きであり、研究費を少しくすねたり自腹を切りパーツを組み、開いている時間を費やし、アンドロイドの製作をしていた。
きっかけは母の一言。
研究ばかりしてないで、孫の顔を見たいと言う一言だった。
だが、彼に出会いはないし、人と話すのは苦手だった。
そこで思いついたのが、生殖能力を持つアンドロイド、つまりはセクサロイドを作ることだった。
「上手く作動してくれよ…」
そう呟くと直士は起動ボタンを押す。
しばらくすると、セクサロイドは瞳を開けた。
そして開口1番こう話す。
「おはようございます、マスター。私を作っていただきありがとうございます。」
無表情な顔でセクサロイドはそう話していた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
下里直士(しもざとなおし)…大学の研究員で眼鏡と白衣姿。コミュ症でセクサロイドとしかまともに話せない。
セクサロイド(名称未定)…直士に作られたセクサロイド。外見は金髪の白人。直士のことはマスター、自分は私と呼ぶ。
基本的に無口ではあるが直士の事は尊敬し、敬愛している。
セクサロイドが出産する話です。名前は決めていただいて構いません。リレーよろしくお願いいたします。
8
:
名無しのごんべへ
:2017/07/26(水) 12:41:18 ID:ZfGhD6so0
最新のメイドロボット用に開発されたプログラムを流用したおかげか、効率よくかつ重要な書類などには手を出さずに掃除を進める
(ふむ、予算の都合とはいえ、メイドロボットのプログラムとパーツをベースにしたのは問題ないな)
ほんの数分で、研究室の中は片付いた
「マスター、掃除は終了しましたが、この後はどういたしましょうか?」
「あぁ、次はコーヒーを入れてきてくれないかね?」
「分かりました」
エミリーが部屋を出ると私はエミリーの機体内に存在するある物の事を考えた
それは、人工子宮……すなわち、私の跡継ぎをエミリーの中で育てるための装置である
そもそも、エミリーに搭載されている人工子宮は、同じ大学で生殖医学を研究しているマリーという女が開発した物だ
そもそも、培養装置としての大型の人工子宮は実用化されているが、彼女が開発した物は人工臓器としての子宮である
すなわち、対象の女性のDNAサンプルさえセットすれば、子宮を取り出した女性でも妊娠を可能する夢の装置だ
その試作品と女性のDNAサンプルを私の精子を提供する事を条件に、極秘に手に入れ、エミリーに搭載した
マリーは私の精子でモルモットになる人間を合成する気かもしれないが、私には関係のない事だ
私のDNAを引き継ぐ跡継ぎは、エミリーが産んでくれるからだ
しかし、この時、私はエミリーの人工子宮にセットされたDNAサンプルがマリーの物とはこの時は知らなった「
9
:
名無しのごんべへ
:2017/07/28(金) 14:14:23 ID:dQ/ZDRPs0
「マスター、コーヒーを点ててまいりました。」
しばらく人工子宮について考えていると、いつの間にかエミリーがコーヒーを点ててくれた。
それを飲みながら再び考えにふける。
人工子宮にセットした遺伝子サンプルについては気になるが、機密情報であるためマリーが話したくなければ聞くことは出来ない。
それはマリーに提供した精子の用途についても同様だ。
だから俺はそれ以上は考えなかった。
この時俺は、マリーが提供した精子を半分は研究用、半分は私用に使うなんて考えもしなかったのだ。
エミリーのコーヒーを飲んだ後、時間を見るとすでに19時を過ぎていた。
今日は帰ろうと考え、エミリーに帰宅の準備をするように命令をしようとしてふと考える。
先ほど着替えについて説明したとはいえエミリーの着替えは大丈夫なのか、と。
少し気にはしたが、俺はエミリーに帰宅の準備をするように命令をした。
10
:
名無しのごんべへ
:2017/08/04(金) 00:05:23 ID:5kndDJCE0
しばらくするとエミリーが、私のカバンを持ってきた
エミリーの恰好は、女性用スーツ一式を身に付けていた
「エミリー、カバンをありがとう……だが、その服はどこから?」
「帰宅用の衣類を選択中に、マリー博士から給与された物です」
「あの女……余計な事を……ともかく、私の自宅へ帰るぞ」
11
:
名無しのごんべへ
:2017/12/15(金) 20:05:25 ID:k.n0aBEU0
帰宅した俺を出迎えた母は、俺の後ろに控えて立つ金髪碧眼のガイジンにびっくりしたようだ。
簡潔に、エミリーのことを母に紹介する。
見た目は金髪碧眼のガイジンなのに、流暢に日本語を話すエミリーに最初は戸惑っていたようだったが、
いっしょに晩御飯の用意をして、晩御飯を食べる時になると、だいぶと打ち解けたようだった。
晩御飯のあと、風呂に入ってから自室へと下がる。エミリーがその後に続く。
いつもなら、パソコンでネットサーフィンしたり、テレビをボーッと見たりして過ごすのだが、この日は違った。
エミリーに俺の子を妊娠してもらわなくてはいけない。
ベッドに横たわり、エミリーに来るよう手で促す。
12
:
名無しのごんべへ
:2018/05/27(日) 10:43:43 ID:azZZveP20
「エミリー、モード・Sに切り替えてくれ」
「了解しました。……モードSに切り替えました」
メイドのように直立不動で控えていたエミリーが、どことなく柔らかい雰囲気になった。
セクサロイドゆえ、古今東西の様々な生殖に関する知識をインプットしていた。
しかしそれが常にダダ漏れであるなら変態になってしまう。
そのため、セックスする時用のモードを開発していたのだ。
「んっ……。くぅうんんっ!」
覆いかぶさったエミリーの豊満なおっぱいを揉みしだく。
するとエミリーは艶っぽい声を上げ、少し顔を歪める。
もちろんそうするようにプログラムされているだけで、本当に感じているわけではなかったが、
俺のペニスは効果てきめんに反応し、その容積を肥大させていく。
「んッ……、はぁあ、ぅんン……。あふっ、ああぁ……。ぁ、あ、くぅぅうう、ぁああん!」
乳首をいじるとたちまちエミリーの声が少し高くなり、快感に身を捩りだした。
本当はもう少し経ってからのほうが良いんだろうけど、俺のほうが限界だった。
ベッドの上で四つん這いになるようエミリーに命令してから、逆に上から覆いかぶさる。
まだ童貞である俺は、顔を見合わせてするのが少し恥ずかしかったのもあるかもしれない。
13
:
名無しのごんべへ
:2018/05/27(日) 18:20:58 ID:sNI.3hBY0
「エミリー…再度命令する。俺の子供を孕め。俺の子供を産んでくれ…」
四つん這いのエミリーに覆い被さり、胸を揉みつつダメ押しをするように耳元で囁く。
「ンッ…はぁっ…マスターの音声を確認。
命令を了承。人工子宮に排卵を命令…ンッ、アアァァッ!」
喘いでいたエミリーが、一瞬機械的な口調で話すが、直ぐに再び喘ぎ始めた。
愛液も股を伝い始め、エミリーは俺のペニスを迎える準備を完了しているように見える。
俺は、それを確認して一気にエミリーのヴァギナにペニスを突き刺した。
「ンァァァッ!おち○ぽ、おま○こに入ってるぅぅ!」
モード・Sに入っているため、普段の冷静な口調はなりを潜め隠語を発言するようになっているエミリー。
俺は自分のプログラム技術を自画自賛しながら、腰を動かし始めた。
「んっ、あっ、感じるっ!ますたぁ、ますたぁ!
すき、すきです!ますたぁも、ますたぁのち○ぽもぉっ!」
起動してまだ1日も経たないが、冷静な口調とは違うモード・Sの口調のギャップに興奮する俺。
数分もしないうちにすぐに射精感は高まっていった。
「クッ…少し早いがイキそうだ…孕め!孕むんだエミリー!」
「はい!私もイキますぅ!孕ませてください!
お願いです、ますたぁの精子で孕ませてください!」
まるで本当に感じているように嬌声を上げたエミリーがそう懇願する。
それと同時に俺は射精していた。
ビュルル!ドクドク…
そんな擬音がするかの如く、俺は勢いよく白濁液をエミリーに注ぎ込む。
しばらく研究していてご無沙汰だったからか、射精はしばらくの間続いていた。
射精感がなくなり、俺はヴァギナからペニスを引き抜いた。
子宮に入りきらないが如く、エミリーのヴァギナからは白濁液が少し流れたりしていた。
「はぁ、はぁ…ますたぁ、ありがとうございます。私を孕ませてくれて…」
息を整えながら、エミリーはそう話した。
人工子宮に精液が入り、しばらくすると自動的にモード・Sは終了する。
受精を確認し、安定期に入るまではモード・Sを封印する。
そう心に誓っていた俺はエミリーとたわいもない恋人のような会話をしながら余韻に浸っていた。
14
:
名無しのごんべへ
:2018/05/28(月) 04:42:35 ID:LEW8W1uMO
「ちなみにマスター、今夜のマスターとの性交渉は排卵サイクルを考慮すると、妊娠する確立は10%に満たないようです」
「そ、そうか…なるほどな…」
排卵だののデータはマリーが組み込んだものであろう。
しかしそう言われると機械的に子作りをするようで実に味気ない。
「確立は大事だが…それを言ったらキリがない。可能性は0ではないのだから、今後は確立の事は言わなくて良い」
「かしこまりましたマスター。そして射精に至るのが随分と早いですね」
「うっ…」
エミリーは平然とデリカシーのないことを言う。
直士は女性経験が少なく、マスターベーションの回数もそう多くはない。
そしてエミリーの膣圧が予想以上に強かったのだ。
「エミリー、それには個人差と言うものがあるのだよ。それと男性の沽券に関わるから触れてはいけないよ」
「かしこましましたマスター」
「わかってくれたなら良い。今日はもう寝よう」
直士はエミリーの後頭部に触れる。
髪の毛で隠してあるスリープモードのボタンを押した。
「お休みなさいマスター」
エミリーは瞳を閉じた。
「ああ、おやすみ」
そして直士も眠りにつく。
15
:
名無しのごんべへ
:2018/05/28(月) 04:47:45 ID:LEW8W1uMO
翌日―――
いつものように大学に出勤する。
当然エミリーも一緒だ。
始業業務を済ませると、早速地下の自室に籠りエミリーのメンテナンスを始める。
「まずは充電からだな」
「はいマスター」
直士はアンドロイド用のメンテナンスコクーンにエミリーを寝かせた。
付属の専用ケーブルをエミリーの耳の裏に設置した充電用コネクタに繋いだ。
これがきちんと作動するかも重要なポイントだ。
「充電モードに入ります」
するとエミリーの瞳が碧から赤に変化した。
「お、うまくいったようだな」
そしてエミリーのスカートをずらし、鼠径部に設置したコネクタにチューブ回路を繋ぐ。
ここから子宮の保護液を補充するのだ。
この保護液は性的刺激を受けると、愛液として膣内に分泌される。
「うっすら赤い色をしているし、人の血液みたいなものだな」
エミリーは一回の充電で約4日間はフルに活動できるが、人工子宮はとある万能細胞から作られた生身の臓器であるため、保護液の補充は一日一回は必要だ。
なかなか手間ではある。
すると上の部屋からマリーの声が聞こえた。
「下里博士―?いないのー?」
「マスター、マリー博士のようです」
「早速来たか。こっちに呼ぶかな」
そしてマリーの携帯に電話を掛ける。
「はぁい?」
「ああ、マリー博士か?私だ。今私の研究室に来てるだろう?」
「ええ」
「ならば周囲を確認してほしい。誰もいないか?」
「………そうね。誰もいないわ」
「ではこちらに来てくれ」
直士はリモコンを使い、研究室の本棚を動かした。
ズズズ―――
「あら」
その奥には地下室に通じる階段があるのだ。
コンコンコンコン…
マリーの靴の音が響く。
こちらに来たのを確認すると、再びリモコンを使い扉を閉じた。
16
:
名無しのごんべへ
:2018/05/28(月) 04:49:46 ID:LEW8W1uMO
「おはよう下里博士」
「ああ、おはようマリー博士」
「おはようございます。マリー博士」
「あら、おはよう。あなたのお名前はエミリーだったかしら?」
「はい、マリー博士。私の名前はエミリーです。スーツの贈り物ありがとうございました」
「どういたしまして」
挨拶を済ませると早速直士に経過を聞く。
「どうやらうまくいってるじゃない」
「そうだな。いまのところ作動に問題はないよ。ただ、もう少し知識をインプットしておくんだったよ」
直士は昨日の一部始終を話した。
「あははは!確かにあの格好には驚いたわ!それはそれで興味深いわね。学習させることは貴方のロボットやAI研究にも役立つんじゃないの?」
「それを言われればそうなんだが。なかなか大変だよ」
「まぁいいじゃない。何だったら女性に関することは私が教えても良いわ。排卵周期は子宮に予めデータとして組み込んでおいたけど。ちなみに今日はこれを持ってきたのよ」
マリーは2つの紙袋を差し出した。
直士が確認すると、一方は女性物の下着、そしてもう一方はなんと生理用品だった。
「これは何だマリー博士!」
「何だって見ればわかるでしょう?生理用品よ。人工子宮だと思って甘く見ないで。その中で生身の人間を育てるのよ?そのためにヒトの子宮と同じに作ってあるんだから、きちんと生理は来るわ」
平然と言ってのけるマリーに直士はたじろぐ。
「貴方ねぇ。ロボットが専門かもしれないけど、子供を生ませるために彼女を作ったんでしょう?まして生殖やそのサイクルについて知らない訳じゃないでしょう?」
「うーむ。君のいってることは正論だ」
直士も生殖の理論は熟知しているが、回りに母以外の女性が居ないため実際は疎い。
17
:
名無しのごんべへ
:2018/05/28(月) 05:50:04 ID:LEW8W1uMO
「まぁ良いわ。男に無いものを教えるのって難しいわよね。性教育は私が教えてあげる」
勝ち誇ったかのようなマリー。
「それは素直に君に頼むよ、専門家だしな。ただ、保健体育の領域は越えないでくれ」
「やぁね。変なことは教えないわよ。それは貴方の好みに仕上げれば良いわ」
「ぐぬ……ということだエミリー。メンテナンスが終わったらマリー博士から講義を受けなさい」
「かしこましました。本日のスケジュールはマリー博士による講義ですね」
充電と保護液の補充が完了し、エミリーはセルフチェックをする。
「バッテリー、循環機能、その他システムに問題ありません」
「よし。じゃあマリー博士、ヨロシク頼むよ」
「ええ、任せて。その前に私があげた下着をちゃんと着けるべきよ。見たところ、昨日からパンティすら履いてないじゃないの!」
「ああ…済まない」
女性と縁の無い直士は下着すら用意してなかったのだ。
その後、マリーはエミリーを連れて自分の研究室に戻っていった。
直士はため息をつきながらコーヒーを入れ、本業のロボットについてのデータ整理を始めた―――。
18
:
名無しのごんべへ
:2018/05/28(月) 05:53:22 ID:LEW8W1uMO
昼を過ぎた頃、直士の研究室をノックするものが。
コンコン――
「はい?」
「入るわよー下里博士」
「ああ、マリー博士か」
マリーはエミリーを連れて戻ってきた。
「とりあえず一通り教えておいたわ。テストもしてみたら全問正解。データとしてきちんとインプットされてるみたいだから安心して」
「助かったよマリー博士」
「ありがとうございました。マリー博士」
エミリーも礼を言う。
「気にしなくていいわ。また何かあったらいつでも講義してあ・げ・る。それじゃ」
マリーは手をヒラヒラと振りながら研究室から出ていった。
「エミリー、マリーの講義はどうだったかね?」
「はいマスター。月経のサイクル、月経時の対処法や生理用品の…」
「ああ、内容は大丈夫だ。そうデリケートな内容は女性同士で…」
「しかしマスター、マリー博士からはマスターにも理解してもらい、きちんとサポートをしてもらわなきゃと仰せつかっています」
「なに…」
「子供を設けるつもりなら尚更だとマリー博士は仰ってました」
女性の体、さまざまな変調について、そしていたわる事をもっと理解しろと言う事らしい。
「余計な事……ではないか…。生身の子宮なら致し方ないか」
確かに、マリーの作った人口子宮とエミリーの体との相関性は未知数だ。
マリーは人工子宮の研究に着手するまでは、産婦人科医として現場に立っていたため、そういったことにはきめ細かい。
直士は納得した。
19
:
名無しのごんべへ
:2018/05/28(月) 06:08:54 ID:LEW8W1uMO
その日の晩もセックスをするためエミリーを横たわらせる。
特に変わった反応はなく、本当に余計な事は教えていないみたいだった。
直士はホッとする。
そしてエミリーと交わり精を放った。
翌日メンテナンスを済ませると、直士は サブPCの前にエミリーを座らせる。
「マスター、本日は何の講義でしょうか」
「ああ、今日はこの映像を見てもらう」
その映像とはアダルト動画だった。
一応ノーマルな物だけ何本か専用フォルダに分けておいた。
「今日はこれを見てセックスについて勉強するといい」
「かしこまりましたマスター」
音が出るとマズイのでヘッドホンを装着させる。
パソコンの操作方法を伝え、
「とりあえずこのフォルダの映像が終わったら声をかけてくれ」
「かしこまりました」
そう言い直士は仕事に取りかかる。
20
:
名無しのごんべへ
:2018/05/28(月) 06:12:50 ID:LEW8W1uMO
直士は最初から組み込んだモード以外のセックスをいかに教えるか悩んだ。
しかし人と違い、物事に興味を持つわけではないので、こちらから一つ一つ教えなければならない。
それにはアダルト動画が一番手っ取り早いという答えに行き着いたのだ。
(まあ…世の中の女性も本や映像でセックスについて学んでいるんだろうし…)
エミリーは終始無表情でアダルト動画を見ていた…。
昼頃にさしかかりエミリーが声をかけてきた。
「マスター、無題フォルダの映像が終了しました」
「ああ、そうか。もうそんな時間か」
「次の『洋ピン・金髪美女』はいかがいたしましょう?」
直士は焦る。
「いや!!それはいい!他のフォルダは触れなくていいから…」
「かしこまりましたマスター」
「私は昼食に行ってくるよ。コーヒーの仕度をしておいてくれないか」
「かしこまりました。いってらっしゃいませマスター」
直士は部屋を出るとため息をついた。
「ふぅ…」
洋物のアダルト動画は見てる分にはいいのだが、実践となるとなかなかheavyだ。
余計な知識は吹き込まない方が良い。
21
:
名無しのごんべへ
:2018/05/28(月) 15:51:17 ID:LEW8W1uMO
その日の晩―――
「エミリー、今日は見た映像の実践をしよう。仕草や行動を見たものから自分なりに選んでやってみてくれ」
「かしこまりましたマスター」
するとエミリーは直士に抱きつく。
「おっ……!」
直士は手応えを感じたが、エミリーは直士の胸をまさぐり始めた。
「なっ…!エミリー?」
さらにエミリーは少々乱暴に直士を押し倒した。
(これはイカン…)
そう、エミリーは男優の真似をしていたのだ。
「すまないエミリー、肝心なことを言い忘れていた。君は女性の方を参考にしてほしい」
「そうですか。かしこまりましたマスター」
22
:
名無しのごんべへ
:2018/05/28(月) 15:56:52 ID:LEW8W1uMO
するとエミリーは数秒間、何かを考えたようだ。
そして直士を見つめながら、少し遠慮がちにシャツのボタンを一つずつ外して行く。
シャツを脱ぐと続いてスカートを下ろす。
そして恥ずかしそうにブラジャーを外し、胸を露にさせた。
仕草の一つ一つが艶かしい。
直士もじわじわと興奮してきた。
そしてエミリーの手をとりベッドに押し倒した。
「マスター…」
息を吐くように直士を呼ぶ。
直士はエミリーの乳首に吸い付いく。
「ひゃっ…はぁ…あぁ…あんっ…」
さらにエミリーの太ももを持ち上げ、陰部にキスをした。
エミリーの太ももがビクンと反応する。
直士は間髪入れずクリトリスを舌先でくすぐるように舐めた。
「ふぁあっ…あぁぁっはぅっ…んあぁぁっ…」
エミリーは体をくねらせ、喘ぐ声も恥じらいを感じさせた。
(これは大成功だ…!)
直士はココロの中でガッツポーズを作った。
そしてエミリーの陰部にいきり立ったモノを挿入する。
「んあぁ…」
エミリーは直士の首に手を回してきた。
それに答えるようしっかりと密着しピストンする。
(うっ…もうダメだっ…)
ドクッ―ビュッビュビュッ――
直士はそれなりに興奮したためか、またしてもすぐに射精してしまった。
しかし直士は満足した。
アダルト動画による教育に手応えを感じたからだ。
それからほぼ毎日のように交わり、エミリーはアダルト動画で得た仕草や手技を自分なりに組み合わせ、ランダムに表現してくれた。
23
:
名無しのごんべへ
:2018/05/28(月) 15:59:59 ID:LEW8W1uMO
「セックスに関しては中々良い結果が得られたな」
直士は満悦した。
エミリーを起動させてから2週間…
マリーから人工子宮の検査をしたいと連絡があり、エミリーをつれて彼女の研究室を訪れた。
扉をノックし呼びかける
「マリー博士、いるかい?」
すると扉が開き、
「あら、お疲れ様。待ってたわ」
エミリーと共に部屋に通される。
「検査とは一体なんだね?」
「子宮内膜がきちんと形成されてるかの検査よ。貴方にとっても大切なことなんじゃない?」
「それもそうか」
「よろしくお願いします、マリー博士」
エミリーは挨拶をした。
「ええ、じゃあこっちに来てくれるかしら?」
マリーは別室に備えた診察台にエミリーを案内し、パンティを脱ぐよう指示した。
その間に機材の準備に取りかかる。
そしてエミリーを台に座らせ、
「ちょっと失礼するわね」
「はい、マリー博士」
エミリーの膣に内視鏡のスコープを挿入した。
モニターには子宮内が映し出される。
「いい感じに子宮内膜が厚くなってるわね。排卵もしてるようだし、周期的にも問題なさそうだわ」
マリーは満足気に言う。
「このまま上手くいけば妊娠も可能だし、妊娠しなければ月経が来るはずよ」
数日後、いつものようにエミリーのメンテナンスを終え、セルフチェックを行った。
「マスター、月経の兆候が感じられます。生理用品の準備が必要です」
「そ、そうか…」
直士はマリーに預かった生理用品を出してきた。
ご丁寧にポーチまで入っている。
「あとは私が設置をしますので」
「あ…ああ。よろしく頼むよ」
男としてはやはり生理には抵抗があるので、自分でできるならそれが一番いい。
エミリーに一任した。
その日の夕方――
「マスター。月経が開始したため、本日より一週間は性交渉はご遠慮ください」
「ああ、わかってるよ。安心したまえ」
どうやらこの一ヶ月のセックスでは妊娠しなかったようだ。
24
:
名無しのごんべへ
:2018/05/28(月) 16:01:55 ID:LEW8W1uMO
翌日のメンテナンス時、見計らったようにマリーがやって来た。
「おはよう下里博士」
「ああ、おはようマリー博士。察しているだろうが、昨日から月経が始まったよ」
「ええ、妊娠しなかったとしたらそろそろだろうと思って、様子を見にきたの。作った人間としては、子宮がきちんと機能してるかどうか確認しないとね」
「それはご最もだが…」
直士は怪訝そうな表情をした。
「なにかしら?」
「エミリーの検診をしたり、マメに様子を見に来たりするが、なんの目的があるんだね?」
直士はマリーがエミリーのことを研究し、自分の成果として世に発表しようとしてるのではと言う疑いがあった。
25
:
名無しのごんべへ
:2018/05/28(月) 16:04:39 ID:LEW8W1uMO
「あら、あなたの研究を私がかっさらおうとしてるとでも?」
「正直に言わせてもらうと、可能性は0ではないと思っているがね」
「嫌ぁね、そんなつもりは毛頭無いわよ。そうなるとエミリーのデータや研究資料も全て必要になるわ。それに今の世の中では法的にグレーゾーンだし、倫理的に大問題ね。公になったら恐らく私はこれ以上人工子宮の研究はできなくなるわね」
「たしかにな。ロボットやAIに子供を産ませる行為は認められてはいない。
これが公になれば私も同じくロボット研究の世界には居られないだろう」
「それと、妊娠に成功したら定期的な検診はどうするつもり?人間の産婦人科に連れていくわけにもいかないでしょう?」
「なるほど。それを君が買って出ようというのかね?」
「ええ。ついでに人工子宮の研究データのひとつとして欲しいところね。あくまで参考だからもちろん公にはしないし、利害は一致してるんじゃないかしら」
たしかに悪い話ではないな。
我々はそうすることで話はまとまった。
26
:
名無しのごんべへ
:2018/05/28(月) 17:19:15 ID:LEW8W1uMO
「マスター。私が妊娠することは規律に反するのですか?」
「まぁそういうことだ。だから私とマリー博士の言っていたこと、マリー博士の研究室のことも絶対他の人間に漏らしてはならない。これは命令だよエミリー」
「かしこまりましたマスター」
そしてマリーの研究室に行き、月経の状態を検査した。
それを一週間毎日観察したところ、通常の女性と相違はなく良好のようだ。
27
:
名無しのごんべへ
:2018/05/28(月) 21:47:40 ID:LEW8W1uMO
エミリーの月経も終わり、翌週から再び夜の生活を始めた。
「エミリー、舐めてくれるかね」
直士は勃起した性器をエミリーに近付ける。
「かしこまりましたマスター」
するとエミリーは直士の性器を啣えた。
しかし啣えて出し入れをするのみだ。
(そうか、映像だけでは舌使いや力加減まではわからないか…)
「エミリー、吸いながら出し入れをしてみてくれないか?」
「かしこまりましたマスター」
ジュポっ…ジュポっ…ジュポっ…
「う…ああ…イイぞエミリー」
そして前戯を終え、いざ挿入しようとしたらエミリーからストップがかかった。
「マスター、お待ちください…」
「ん?どうした?」
なにか不都合でもあったか、はたまた…
するとエミリーは四つん這いになり、こちらに尻を突きだした。
「今日は後ろから…」
尻の影から覗くように、こちらを上目遣いで見ている。
これは中々良い。
それに興奮した直士は、望み通りにと言わんばかりに性器をねじ込んだ。
ズプッ―パンッパンッパン―
「あぁっ…あっマスター…あんっ…」
「ああ…エミリー、イクぞっ」
ビクンッビュビュッ―ビュッ―
「はぁ…はぁ…実にイイよエミリー」
「私もですマスター」
この調子でほぼ毎晩のように交わった。
28
:
名無しのごんべへ
:2018/05/28(月) 22:04:58 ID:LEW8W1uMO
翌月のある日―。
いつものように直士は大学で仕事をし、エミリーは身の回りの雑務をしていた。
「ん…あっ…」
エミリーが突如、何かに気づいたような声を出した。
「どうしたエミリー?」
直士はエミリーの方に目を向けると、エミリーは下腹部を押さえるようなしぐさをしていた。
「マスター、受精卵の着床を確認しました。妊娠が成立したもようです」
「妊娠…本当か!?」
直士は立ち上がりエミリーに駆け寄る。
「はい、ヒト絨毛性性腺刺激ホルモンを検知しました」
いわゆる妊娠ホルモンだ。
「そうか!よくやってくれた!」
直士はエミリーの肩をつかむ。
「ありがとうございますマスター。マリー博士への報告はいかがいたしましょう?」
「そうか…マリーにも言って、きちんと確かめてもらった方が良いかもな」
早速マリーに電話をかけた。
29
:
名無しのごんべへ
:2018/10/19(金) 16:09:57 ID:4GamY.aU0
すぐさま駆けつけたマリーによって、エミリーの妊娠が確実となった。
おおよそ妊娠4週目に当たるだろうということだった。
まだ妊娠初期のため、正確な診断はもう少し待ってからということになった。
それからさらに一ヶ月後。
やってきたマリーの検査で、正式な診断として妊娠6週目と診断が下された。
ニッコリと微笑むエミリーに、すぐにでも母親に報告しようとした直士だったが、マリーに止められた。
通常の妊娠でも、初期には流産しやすい。
ましてや、人工子宮を使ったエミリーはなおさら未知の領域が多い。
安定期に入って、エミリーのお腹が目立つようになってからでも遅くないのではないかというわけだ。
さらにセックスも悪影響があるとかで、お預けとなってしまった。
30
:
名無しのごんべへ
:2019/01/31(木) 18:53:56 ID:v4F6sb9Q0
マリーの検査によって、エミリーの妊娠が正式に診断されてから2ヶ月が経った。
作動直後は、ランニングシャツに短パンを履いていたエミリーも、
すっかり秋めいた今は、ロングスカートに暖かそうなセーターを着ている。
見た目金髪碧眼のガイジンなエミリーは、まるでモデルのようで、街を歩くと目立つ。
目立つといえば、12週目に入ったお腹はまだ目立たない。
裸になればぽっこりとしたお腹も、ちょっと食べすぎたかなという程度だ。
「直士さん、あれ、買いたいな」
上目遣いでこっちを見てくるエミリー。
どこでそんな技覚えたのか。その手には乗らないぞと思いながらも、
足はエミリーが指差した店に向かい、頭では財布の中身を確認していた。
31
:
名無しのごんべへ
:2019/08/13(火) 21:00:30 ID:EqeYgos60
けっこう財布の中身が寂しくなってしまったが、
エミリーのはじけるような笑顔を見て、まあ、しょうがないかな。と自分を納得させる直士だった。
そしてそれから一週間後の事。
二人はマリーに呼び出されて、とある産婦人科医院の前にいた。
マリーが研究職に就くまでに働いていた医院で、現スタッフはすべてマリーの元部下に当たるので、色々と融通がききやすい。
すでに診察時間は終わっているので待合室はガランとしている。
診察室に呼ばれて行ってみると、白衣を着たマリーが待っていた。
一通り診察を終えたマリーは、エミリーにパスポートサイズの小さな手帳のようなものを手渡した。
手作りの母子手帳だという。そういえば、エミリーは戸籍を持っていない。当然正規の母子手帳も交付されるわけがない。
結構本物そっくりに作ってあるのだという。
さすが本職。二人でマリーに頭を下げた。
何だかマリーの様子がおかしい。体調が悪いようだ。
えづくような仕草が見られたし、よだれが止まらないのか、しょっちゅうハンカチを口元に当てている。
エミリーの出産まで面倒を見てもらわないといけない。重篤な病で無いといいんだが……。
32
:
名無しのごんべへ
:2019/08/16(金) 14:00:36 ID:uuhOI7dA0
「赤ちゃんの成長は順調で…人工子宮の性能も問題なさそうね」
マリーはエコー写真などの検査結果を確認しながらそう話す。
その顔はいつもより血色が悪いように見えた。
「マリー博士、質問していいでしょうか」
マリーを心配する俺の顔、それとマリーの様子を見てエミリーが診察を終えた後そう声をかけた。
「何かしら、エミリー。私は体調が優れないから早く家に戻って休みたいのだけれど。」
「その、体調不良についてです。私は広義的にはアンドロイド故に体験していないので確証はないです。
ですが、マリー博士と学んだ女性の体、そして私が妊娠に向けて学んだ事から察するに…
マリー博士の体調不良は妊娠初期の『つわり』という症状に似ている気がするのですが…」
エミリーは、そうマリーに訪ねていた。
「…そうね。たしかに妊娠の可能性はあるわ。ただ、まだ調べてはいないのよ」
「そう、ですか。」
エミリーは、どこか納得したような顔でそう呟いていた。
33
:
名無しのごんべへ
:2019/08/18(日) 01:12:15 ID:Vh.h4.VsO
「下里博士には黙っててね」
「…?かしこまりましたマリー博士」
マリーの検診から数日後の朝―――。
直士はいつものように起床しベッドから出た。
ついでエミリーも起床し、体を起こすがなんとなく動きが鈍い。
上半身だけ体を起こしたままベッドから出ないでいる。
直士は声をかける。
「エミリー?どうしたのかね?」
「マスター、吐き気がします」
そう言いながらみぞおち付近をさする。
「な!?吐き気だと!?」
直士は本気で驚いた。
次の瞬間―――
「嘔吐しますっ……ゔっ…ぉえぇぇっ…ぉえっ…」
エミリーは咽きだした。
直士は驚きながらもとりあえず背中をさする。
しかしエミリーには消化器官は搭載していないため、食物を摂取することもなければ吐き出すものも無い。
げぇげぇと空咽きをするのみだ。
ようやく治まるとエミリーは直士に言う。
「マスター、大変失礼しました。どうやらつわりが始まった模様です」
「つわりだと?」
直士もつわりくらいは知っている。
どうやらそれが本格化したようだ。
しかしエミリーはアンドロイドだ。
(アンドロイドで消化器官もないのになぜ…?)
直士が驚いた理由はそこにあった。
「これはまたマリーに相談だな…エミリー、とりあえず支度が終わるまで寝ていても構わないよ」
「かしこまりましたマスター」
34
:
名無しのごんべへ
:2019/08/18(日) 01:15:49 ID:Vh.h4.VsO
直士は早めに支度を済ませ大学へと向かう。
通勤の車の中でもエミリーはつわりの症状が現れた。
「マスター、吐き気が…」
「つわりかエミリー?」
「その様で…うぷっ……嘔吐しますっ…」
エミリーはまたげぇげぇと空咽きをしだした。
「失礼しましたマスター」
「気にすることはない。それからつわりの度に報告する必要もないぞエミリー」
「かしこまりましたマスター」
大学に着きエミリーのメンテナンスを行う間、マリーに連絡をした。
午前は講義のため、午後一で来てくれるとのことだった。
直士が仕事に取りかかっている間、エミリーにはいつものように雑用を任せていた。
「うぅっ……おぇぇっ…」
エミリーは腹をおさえてその場にしゃがみこみ、咽きだした。
「エミリー!」
直士はエミリーに歩み寄り背中をさすった。
「申し訳ありませんマスター……うぇっげほっ…」
吐くものがないとはいえ、これはさすがに不味い。
直士はハンカチを手渡し、口に当てがわせた。
「気分が悪くなったらハンカチを使いなさい。あと今日はなにもしなくていいから、横になってるといい」
「かしこまりましたマスター」
直士はソファーにエミリーを寝かせた。
35
:
名無しのごんべへ
:2019/08/18(日) 01:18:56 ID:Vh.h4.VsO
昼休みの後、マリーがやって来た。
ドアをノックした後、直士に声をかけてきた。
「下里博士?入るわよー」
「ああ、マリー博士。待っていたよ」
横になっていたエミリーも体を起こそうとした。
「お疲れ様ですマリー博士…うぷっ…!」エミリーは急いでハンカチを口に当てた。
「おえ゙ぇぇっ…」
「あらあら!」
マリーはエミリーの背中をさすった。
「今朝からこんな調子なんだよ」
「時期的に考えて典型的なつわりね。でもアンドロイドにも現れるなんて」
マリーは感心した。
「すみません、マリー博士」
ようやく吐き気が収まったようだ。
「いいのよ気にしなくて。つわりが始まったのは今日からかしら?」
「数日前より人工子宮が胎児を異物だと察知した模様です。そして今朝、ついに嘔吐中枢が働いたと見られます」
エミリーはつわりを自己解析してみせた。
「なるほど…」
直士は頷く。
36
:
名無しのごんべへ
:2019/08/18(日) 01:19:46 ID:Vh.h4.VsO
エミリーのCPUは人間の脳と同じように精巧に作られたものだ。
神経回路も同様だ。
「だが、消化器官も無いのになぜ嘔吐という症状が現れるのか…」
直士はエミリーの設計図を確認する。
「そうよね。エミリー、つわりの時にあなたの体内はどういった反応があるのかしら?」
「はい、マリー博士。換気システムの領域と、人工子宮の領域とを隔てている膜が急激に収縮を起こしています」
「そういうことね!」
なるほど。
その人工膜が横隔膜として機能していたのだ。
「これは非常に興味深いわ。人口子宮にも胎児を異物だと感じることができるのね。ましてやアンドロイドでも」
「なるほど。あまり日常生活に差し支えるなら、嘔吐中枢の感度を抑えるか…」
直士は呟いたがすかさずマリーが突っ込む。
「ダメよ!これも大切な反応なの。安定期まで安静に過ごしてもらうためにもね」
「そ、そうか…失礼した」
「エミリー、安定期まで過剰な作業は禁止よ!」
「かしこまりました、マリー博士」
37
:
名無しのごんべへ
:2019/08/18(日) 01:21:47 ID:Vh.h4.VsO
「そうそう、下里博士に渡したいものがあるの。帰りにでも私の研究室に来てちょうだい」
「ああ?わかったよ」
そう言うとマリーは帰っていった。
(エミリーはこの事で私の事も…?まさかね…)
終業後、直士はマリーの研究室に足を運んだ。
コンコン――
「マリー博士、私だ」
「……どうぞ」
随分と小さい声だ。
直士が部屋に入るとマリーはソファーに寝そべっていた。
「寝ていたのか。すまない、タイミングが悪かったようで」
「いいのよ、丁度起きたところだから」
マリーは体を起こそうとしたが――
「……っ!」
突然顔を顰め腹を押さえた。
「マリー博士?」
直士が様子を伺うが、マリーは口に手をあて給湯室に駆け込んでいった。
38
:
名無しのごんべへ
:2019/08/18(日) 01:24:20 ID:Vh.h4.VsO
「どうした!?」
直士は呆気に取られたがすぐに後を追った。
「ゔぅっ…げぇぇ〜…げぇっ…はぁ…」
マリーはシンクに嘔吐した。
直士はマリーの背中をさする。
「どうしたんだマリー博士。この間から調子が悪そうじゃないか」
「ちょっと疲れたのかしらね。先日まで学生のテスト期間もあったし…うっ…」
マリーは教鞭も取っている。
しかし直士はマリーとエミリーが同じ状況な気がした。
「疲れだけなのか?まさか君も妊娠してるんじゃ…」
マリーは吐き気が収まり、うがいを済ませるとと答えた。
「いやぁね、相手もいないのにどうやって妊娠するのよ」
まさか直士の精子を利用したなどと、少なくとも今言うわけにはいかない。
「そうか…」
「失礼したわ。それよりこっちに来て」
マリーは直士を実験室に案内する。
専用の冷蔵庫から赤い液体を取り出した。
「それはもしや血液か?」
「ええ、人工血液よ。私は血液は専門じゃないけど、精度はすごく良いはずよ」
なんとマリーは人工血液まで作っていた。
人工血液も人工子宮同様、治験にすら至ってないで非合法な代物だ。
「君はこんなものまで研究していたのか…」
直士は感心した。
39
:
名無しのごんべへ
:2019/08/18(日) 02:46:46 ID:Vh.h4.VsO
「エミリーが妊娠している今、胎児を養うために酸素と栄養素が必要よ。胎児は生身の人間だから、人工子宮の補溶液だけでは全然足りないの。それはわかるわよね?」
「たしかにな。あの補溶液の組成では生体は養えない」
「さすがね下里博士。薬液用の回路はひとつだけかしら?」
人工血液を循環させる際、補溶液と混ぜると血液が薄まることになり、ガス交換の効率が若干下がるらしい。
「万が一、回路が破損したときのために何本か組み込んである。別々に投与すれば良いんだな」
「ええ。換気システムは組み込んであるようだし、ガス交換はエミリーの呼吸で十分なはずだから」
エミリーにはECMOと言われる人工肺が搭載されている。
これは機械でできたフィルターのようなものなので特に問題はない。
40
:
名無しのごんべへ
:2020/01/20(月) 11:40:30 ID:l0UYhfK20
「エミリー、フルスキャンを実行してくれ」
直士はマリーが帰っていった後、エミリーに体の状態をチェックするよう命令を出した。
「分かりました。フルスキャン、実行します」
軽く頷いた後、エミリーは目を閉じる。
「フルスキャン、完了しました。結果を読み上げます」
数分後、再び目を開いたエミリーはフルスキャンの完了を報告した。
「チェックシークエンス、オールコンプリート。エラーシークエンスはゼロでした」
まずエミリーは全てのチェック項目が実行され、エラーが出た項目はなかったと告げた。
「現在の身長は164センチ、スリーサイズは上から92 - 68 - 88 センチです」
エミリーが計測結果を読み上げる。
メイドロボットのプログラムとパーツをベースにしているものの、セクサロイドという目的のため、
スタイルはグラビアアイドルを参考にしている。最初の設計より数センチウエストがサイズアップしているようだ。
それはつまり13週目に入った胎児の分子宮が膨らんでいるのだろう。
エミリーは次々と自己診断の結果を読み上げる。
気になっていた人工血液も、順調にエミリーの体を駆け巡っているようだ。
その他の機能も問題なく稼働していることを確認して、今日の作業は終わることにした。
エミリーのつわりが思ったよりもひどいので、明日つわりに効くグッツを買いに行こうと決めた直士だった。
41
:
名無しのごんべへ
:2020/07/14(火) 16:12:12 ID:Gv25srbw0
その後、ネット調べた悪阻対策グッズを買ってきた。
酔い止めにも使える、リストバンドタイプのものだったが、二、三日経った今でも全く効果がないようだった。
さらに調べてみるとこういう商品は、手首にある内関(ないかん)というツボを刺激するものらしい。
もちろんアンドロイドであるエミリーには、ツボは存在しない。なので効果がないようだった。
しかし、エミリーは喜々として手首に巻いているので、そのままにしておいた。
そうして瞬く間に1ヶ月が経過し、マリーの検診の日になった。
朝セルフチェックさせてみると、100-78-92とかなりサイズアップしていた。
ブラのサイズも一つ上がって、E80のブラを着けていた。
お腹も、ゆったりとしたマタニティを着ていると分からないが、裸になったりすると、ぽっこりとしたお腹が目立つようになってきた。
免許を持っていない直士は、バスを使って、マリーの元勤務先である産婦人科に向かった。
すでに診察時間を過ぎているので、待合室には誰ひとりいない。
入り口に現れたマリーに導かれ、診察室に向かった。
経過は順調であるものの、少し胎児の成長が遅れている。栄養が足りていないせいかもしれないとの事だった。
エミリーに供給している人工血液の栄養素の濃度を上げる事で解決できるようなので、帰ってから早速調整しよう。
そして気になることを聞いたのだが、それはセックスしてもいいかという事。
先週から安定期になったので、再開しても良いのではと思ったからだった。
少し呆れたような顔でうなずくマリーを見て、破顔一笑のふたりだった。
帰りのバスの中で、直士の頭の中では、栄養素の濃度をどれくらいにするかという事で一杯になっていたが、
マリーの様子も気にはなっていた。
前回の検診の時よりも、マリーの様子は悪化しているようにも見える。
いつも自分のスタイルには自信があって、身体にフィットした服装をしていたマリーが、ゆったりとしたワンピースを着ていたのも気になる。
エミリーの出産までサポートして欲しいのだが、それも難しいのかもしれない。
もしそうなったらどうするか。今から妊娠や出産の事を勉強していたほうが良いのかもしれない。
42
:
名無しのごんべへ
:2020/08/22(土) 11:44:18 ID:Q08Cw0FEO
安定気に入ったとはいえ、エミリーのつわりは治まる気配はないようだった。
帰り道のこと。
エミリーは立ち止まりみぞおちを押さえた。
「エミリー?つわりかね?」
「はい、スミマセン…ゔぅっ…」
エミリーはハンカチを口に当てしゃがみこんだ。
直士は背中をさする。
今晩から早速と思っていたが時期尚早のようだ。。。
(まあ仕方がないか)
出産までつわりが治まらない場合もあると聞いている。
人口子宮、アンドロイドの妊娠など当然のことながら前例がない。
いかなる可能性も視野に入れ観察していく必要がある。
43
:
名無しのごんべへ
:2020/08/22(土) 13:09:25 ID:Q08Cw0FEO
その頃マリーは――
「うぇっ…げぇ〜〜…げほっ……げぇっ…はぁ、はぁ…」
マリーも一向に治まらないつわりに悩まされていた。
産婦人科医として何人も妊婦を診てきたが、つわりの辛さは想像を遥かに上回っていた。
医師とはいえど、自分の身に起こって初めて実感した。
44
:
名無しのごんべへ
:2020/09/02(水) 19:23:13 ID:QVlRqMg6O
それから数週間経ったある日―――
「マスター、胎児の胎動を検知しました」
エミリーがお腹に手を当て傍に寄ってきた。
「おおっそうか!」
胎児が育っていることに安堵する。
調度数日後にマリーのところへ検診にいく予定であった。
当日になり検診に行った直士は驚いた。
マリーのお腹が数週間前より明らかに大きくなっている…
「マリー博士、失礼ではあるが…」
「ここまできたらもう隠し通せないわね」
直士の問いかけを遮りマリーは言った。
「私のお腹にも子供がいるわ」
腹を撫で大きさを強調する。
45
:
名無しのごんべへ
:2020/09/02(水) 22:52:18 ID:QVlRqMg6O
「しかし君は相手はいないと……」
すると直士は思い出した。
人口子宮と引き換えに自信の精子を提供したことを――
「まさか私の子だと…!?」
「たしかにあなたの精子よ。でもあなたに父親になってもらおうなんて思ってないから安心して」
直士はマリー自身が妊娠するために精子を使うとは露にもおもわなかった。
「しかし…」
「なんなら法的に書面を作りましょう。両親も健在だし、経済的にも私一人で十分育てていけるもの」
マリーは産婦人科医として一人くらい子供を産んでみたかった事、そして後継者を必要としていたためだったそうだ。
「まぁ細かい話は後にして、今日はエミリーの検診に来たんでしょう?」
「ああそうだった。ヨロシク頼むよ」
検診の結果は順調だった。
そして新しい人口血液を提供してもらい帰路につく。
赤血球には寿命があるため定期的に交換が必要だそうだ。
46
:
名無しのごんべへ
:2020/09/03(木) 07:21:30 ID:IQdwiul.O
後日、マリーからの希望で公的な書面を作ることにした。
マリーのお腹の子供は一人で育てること。
直士には認知も養育費も要求しないこと。
直士は複雑な気持ちだった。
「書面には残したが…私の子には変わりはない。何かあったら言ってくれ」
「あら、ありがとう。でも大丈夫よ。そのための書類なんだから」
聞いたところ、マリーは妊娠7ヶ月を過ぎたところだそうだ。
エミリーよりも大分前に妊娠している。
直士が精子を提供してすぐに受精させたそうだ。
47
:
名無しのごんべへ
:2020/09/18(金) 13:00:38 ID:WM827/rEO
マリーは世で言うアラフォーで、年齢的にも早く妊娠したかったのだ。
具合が悪そうだったり、嘔吐したりしていたのは悪阻だったのか…。
直士は納得した。
「まぁ産後一ヶ月くらいは流石に休みをもらうけど、うちの病院のスタッフのサポートは万全だし、エミリーの出産はしっかり診るから心配しないでちょうだい」
「あ、あぁ…それは助かるが」
大学はどうするつもりなのか…
マリーが講義をしている学生たちは…
(マリーのことだ。うまくやっているんだろう…私が口を出すところではない)
余計なお世話だが、直士は様々な想いを巡らせた。
48
:
ジャック
:2021/03/02(火) 16:52:37 ID:B7IxzjTI0
マリーから衝撃の妊娠という告白を受けてから2週間が経った。
11月も終わりに差し掛かり、だいぶ気温も下がって来ている。
「マスター。明日は雨だそうです」
テレビの天気予報を見ていたエミリーが驚いた声を上げた。
「そうか。じゃ、お出かけは なしだな」
明日は二人でデートの予定だった。だが雨が降ると、アンドロイドであるエミリーに悪影響があっては困る。
そのため、雨が降ればお出かけはキャンセルになる。
「そうですね……」
目に見えてシュンとしてお腹を撫で擦るエミリー。
その様子は我ながらどこからどう見ても妊娠している白人にしか見えない。
彼女がアンドロイドだと時折忘れそうになる。
「ま、一日ゆっくり家にいましょうね〜」
エミリーの手の上に自分の手を重ね、膨らみが目立ち始めたお腹に話しかける。
数日前から21週目、いわゆる6ヶ月目に入った。状況が落ち着いてくる安定期と呼ばれる期間に入ったといえる。
ゆったりとした暖かそうなコーデュロイの茶色いワンピースに包まれたお腹は、優しいふっくらとした膨らみを持っている。
ソファに座っているからかもしれないが、その膨らみは昨日よりも大きくなっているような気がする。
マリーのほうが3週進んでいるので、マリーのお腹ももっと大きくなっただろうか。
やっぱり明日マリーの元を訪ねてみようか。心の中だけでそう思った。
49
:
名無しのごんべへ
:2021/10/23(土) 16:48:14 ID:ttZox.SQ0
「マスター。あと一時間で雨が止むようですよ」
窓の外を恨めしげに見ていたエミリーがこちらを振り向いた。
おそらくネットで雨雲レーダーを確認していたのだろう。
ネットワークに接続していた事を示す、瞳がチカチカと光っている。
見た目は普通の白人と変わらないように創った。しかし、こういう所を見ると、彼女はアンドロイドなんだと改めて感じる。
「そうか……。じゃあ、出掛ける準備をしようかな」
エミリーに応えながら、窓の外を見る。
窓の外は冷たい雨が降っていて、とてもじゃないが後一時間で雨が止みそうにない本降りなのだが……。
そして一時間後。
本当に雨は止んでしまった。まだ路面は濡れているものの、ゆっくり歩けば問題ないだろう。
やはりマリーの様子が気になる。
二人してバスに乗り、マリーがいる研究施設へと向かった。
50
:
名無しのごんべへ
:2022/03/10(木) 21:55:59 ID:DAb4Ky5I0
「あら? 今日は検診の日だったかしら?」
研究室のドアをノックしてから中に入ると、マリーの第一声がこれだった。
まあ、あらかじめ行くと連絡していなかったとはいえ、皮肉屋の彼女らしい挨拶だった。
たしかマリーはエミリーよりも3週進んでいるから今は、24週目・7ヶ月目に入ったところのはずだ。
座っているからかもしれないが、そのお腹はエミリーよりも大きく見える。
白衣の下に着たゆったりとしたカットソーに包まれたお腹は、こんもりと盛り上がっており、妊娠間違いなしと言った感じだ。
「平均よりも大きな子みたいなの。その他は順調なのよ」
不躾な目線に気付いたのか、マリーはお腹をひと撫でした。
そっちは順調なの? と続けたマリーに、エミリーも順調だと答えて、エミリーの状態をプリントアウトした紙を手渡した。
やはりお腹が重いせいか、時折、お腹を気にするような素振りを見せるものの、マリーの経過も順調のようだった。
その後しばらく妊娠に関しての雑談をしてから帰宅の途についた。
51
:
名無しのごんべへ
:2022/06/10(金) 16:04:44 ID:/eQIDQCM0
「マリー博士も順調そうでしたね」
帰りのバスの車中、エミリーがニッコリと笑って言った。
揺られる車内でまるで赤ちゃんを守るように両手がお腹に置かれている。
その手が置かれたお腹は、ふっくらとした優しい膨らみを持っている。
後一週間でマリーのように目立つお腹になるんだろうか。つくづく生命ってのは不思議だなと思う。
帰宅すると、動画配信サービスを使って映画を数本観た。
エミリーが母親や母性がテーマの映画を観たいとせがんだからだった。
エミリーはアンドロイドなので感情を持たない。感情を表すことはあるが、それは精巧に作られたプログラムの結果だ。
どうやらエミリーは母性というものを学習しようとしている風に見える。
映画を観ながらおそらくは無意識だと思うのだが、お腹を撫で擦る姿は母性の塊のようにみえるんだが、違うのだろうか。
そして翌日。
長らくしてこなかったことに気付いて、エミリーにセルフチェックを行った。
スリーサイズは、103-85-95と5週間前に比べてもだいぶとサイズアップしている。
ブラのサイズもさらに上がって今はF80を着用している。
5週間でウエストが7センチもアップしている。これが通常の事なのかどうなのか分からないが、21週目のお腹としては大きめと言えるかもしれない。
胎児への栄養補給のため、エミリーに供給している人工血液の栄養素の濃度を上げた事が原因だろう。
今後どういった推移をたどるのか、気にしておく必要があるな。
つわりも終わったエミリーはかなり楽しそうだから今の所は良しとしておこう。
52
:
名無しのごんべへ
:2022/11/07(月) 15:01:37 ID:e2acIYGo0
今日は後は何も予定が入っていなかった。
エミリーがまた映画を観たいといったので、数本別の映画を観た。
どうやらかなり母性について学習できたとご満悦のエミリーだった。
「ねえ、マスター。……来てください」
晩ごはんも終えて先に寝室を整えに行っていたエミリーが、顔だけドアから出して呼んできた。
珍しい事もあるもんだなと思いながら、寝室へと向かう。
「ちょ、ちょっと! エミリーっ!」
寝室へ着くとエミリーがハニカミながら立っていた。その様子を見た俺はびっくりして大声を上げてしまった。
動きやすい格好をしていたはずのエミリーが、セクシーな下着姿になっていたからだった。
100センチを超える、Fカップのハリのあるおっぱいは、レースの赤いブラに包まれながらも強い存在感を放っている。
そのすぐ下から張り出しているお腹も、ふっくらとした優し膨らみが見て取れる。
「今日はできますよ。マリー博士もいいって行ってましたから」
エミリーはいつの間に習得したのか、ニッコリと妖しく微笑む。
元々白人をベースに創ってあるからキレイな美人なのだが、こういう表情をするとより一層美しく、エロく見える。
その表情を見ただけで下半身に血が集まり、股間がムクムクと鎌をもたげる。
据え膳食わぬは何とやら……。エミリーをベッドへと誘った。
53
:
舒龍
:2023/06/25(日) 15:39:46 ID:s22Z9Cos0
エミリーの身体を優しくベッドに横たえる。
セクシーな下着姿だからか、100センチを超える、Fカップのハリのあるおっぱいが存在感を放っている。
そして、それに負けないほどの存在感を放っているのが、白くてなめらかな質感を持つお腹だった。
元々、セクサロイドとして創ったのもあるし、母に孫の顔を見せたいと思って創ったから、お腹の皮膚はかなり伸縮性を持たせてある。
にも関わらず、お腹の皮膚はパツンパツンに張り詰めていて、破裂しそうに感じる。
今朝のセルフチェックでも、皮膚の状態は良好という事だったので、実際に破裂する訳はないのだろうけれど。
ベッドに横たわったエミリーの上に覆いかぶさり、そのハリのあるおっぱいを優しく包み込んだ。
「んっ……、んん……」
エミリーは、俺が手に力を込める度にかすかな声を上げ始めた。
ほのかに赤く染まった頬が、キレイを通り越して独特のエロスを放っていた。
俺は更に力を込めて、エミリーのおっぱいにむしゃぶりついた。
54
:
舒龍
:2023/11/17(金) 15:40:03 ID:oIB0H/lM0
俺はすでにエミリーが、創られたセクサロイドだという事はすっかり忘れていた。
人工的ながら、本物の人間の皮膚のように作ったせいで、エミリーは本物の人間と見紛うばかりだった。
実際、俺と母以外の人間にはエミリーがアンドロイドだと告げていないので、人間だと思われている。
淡いピンク色をしたままの乳首はぷっくりと勃起していて、その存在を際立たせている。
おっぱいを力を入れて揉みながら、その先端にある乳首を指でしごく。
「あんっ! んっ! んんッ!」
かすかなため息のような喘ぎ声を上げるエミリーに興奮が止まらない。
エミリーも興奮しているのか、腰をわずかに上げて、股間からは愛液が滲み出てきている。
胎児への栄養補給のため、エミリーに供給している人工血液の残滓だが、股間から排出されるととたんにエロく感じてしまう。
「あッ! ぁああッ! あんッ! あッ! あッ! ぁんん……ッ!」
少し強い目に乳首を摘むと、エミリーはより一層強い喘ぎ声を上げた。
元々セクサロイドという目的でえみりーを創った事もあって、エミリーはかなりセックスが上手い。
これだけ濡れていれば挿入しても大丈夫だろう。
股間の様子をチェックしてから、ギンギンに勃起したペニスを濡れそぼった股間に差し入れた。
55
:
名無しのごんべへ
:2024/01/11(木) 12:05:40 ID:yaxrZEi60
「……んっ。ふぅうんんッ。ふ、ふと……い」
奥まで一気に挿入すると、エミリーがうっとりとつぶやくのが聞こえた。
実際俺のペニスの大きさがどれぐらいなのか知らないが、そうやって言ってくれるとなんか嬉しい。
元々セックス目的のセクサロイドなので、性的な事に関してはかなり作り込まれている。
それに、暇さえあればAVを見て学習しているようなので、そういった自律学習の成果なんだろう。
エミリーの膣は少しキツめに創ってある。そのせいか、ギチギチに俺のペニスを包み込み、その気持ちよさと言ったらすぐにでも射精してしまいそうだった。
ゆっくりと腰を動かし、その極上の感触を楽しむ。
「ん……っ、んんっ。ふぁあ……んっ。あっ、あっ、あッ!」
時折、一番気持良い所に当たるのか、エミリーの喘ぎ声が大きくなる。
エミリーの喘ぎ声が大きくなる所を目指して腰を動かしていく。
「ああっ! んッ! ああッ! んんッ! いい……、いいよぉ……。な、直士さん……」
潤んだ瞳でエミリーが俺の名前を呼んでくれる。
それがたまらなく愛しくなって、もっと気持ち良くなってもらいたくて、腰のスピードを早めた。
56
:
名無しのごんべへ
:2024/04/26(金) 14:32:19 ID:TW0iG8u60
「ふぁああっ! ああっ! あんっ! いい……、いいぃ……。ああっ! んっ! んっ!」
腰を動かす度にエミリーからは喘ぎ声が漏れる。
腰を動かしながら、腰に置いていた手をぶるんぶるんと揺れるおっぱいに這わす。
「ああんっ! あんっ! ぅんんっ! あんっ! ああっ!」
腰を動かしながらおっぱいを揉んでいると、エミリーの喘ぎ声が一段と高くなる。
俺はすっかりエミリーがセクサロイドをベースにしたアンドロイドだとすっかり忘れてしまっていた。
AVを見て学習を繰り返したエミリーの反応はごく自然なもので、本物と見紛うばかりの精巧に作られた人工皮膚と相まって、完全に人間と思ってしまっていた。
「ああッ!! あふんっ!ふぁああんんッ!! イッちゃうッ! イクッ! イクぅううッ! イッちゃいマスッ!」
感情が高ぶったのか、多少カタコトになりながらも、エミリーの腰の動きが早くなる。
そろそろイカせてあげようと、腰の動きをさらに早める。
57
:
名無しのごんべへ
:2024/09/29(日) 08:46:19 ID:aWVqFmMU0
「イクッ! イクッ! イクぅううッ!! くぅうう……ッ! ふぁああんんッ!!」
ついに絶頂に達したエミリーは、ビクンッと大きく身体を震わせた後、その身体はベッドに沈み込んだ。
ペニスを引き抜いた後も、エミリーは荒い息を吐きながらうっとりと微笑んでいる。
その姿はとてもエロく、俺を興奮させるには充分すぎるものだった。
しかし、エミリーは妊娠している。体調には十分に気をつけなくてはいけない。
……だが、
軽く開いた口からはため息のようななんとエロい息が吐き出されているし、
ほんのり染まった頬も、パンパンに張り詰めていて呼吸の度に上下するおっぱいも、
その頂点にぷっくりとしたピンク色の乳首も、どれも俺を興奮させる。
やっぱり我慢できそうにない。
そう思ったその瞬間、エミリーのお腹が波打った。
今朝久しぶりにセルフチェックをさせた結果、ウエストは85センチと記録されている。
数字だけ見れば大きめのバストと同じぐらいのサイズと言える。
ただお腹になると、ふっくらとした優しい膨らみを見せている。
そのお腹がまるで波打つようにウネウネと動いていた。
紛れもない胎動である。
「あ……」
エミリーもそれを感じたのか、神妙な面持ちでお腹を撫でている。
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